特表-14097500IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】再公表特許(A1)
(11)【国際公開番号】WO/0
(43)【国際公開日】2014年6月26日
【発行日】2017年1月12日
(54)【発明の名称】情報処理装置および制御方法
(51)【国際特許分類】
   G10L 19/00 20130101AFI20161216BHJP
   G10L 19/20 20130101ALI20161216BHJP
【FI】
   G10L19/00 312B
   G10L19/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
【全頁数】57
【出願番号】特願2014-552875(P2014-552875)
(21)【国際出願番号】PCT/0/0
(22)【国際出願日】2013年6月21日
(31)【優先権主張番号】特願2012-274289(P2012-274289)
(32)【優先日】2012年12月17日
(33)【優先権主張国】JP
(81)【指定国】 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市中央区城見2丁目1番61号
(74)【代理人】
【識別番号】100109210
【弁理士】
【氏名又は名称】新居 広守
(74)【代理人】
【識別番号】100137235
【弁理士】
【氏名又は名称】寺谷 英作
(74)【代理人】
【識別番号】100131417
【弁理士】
【氏名又は名称】道坂 伸一
(72)【発明者】
【氏名】東谷 易
【住所又は居所】日本国大阪府門真市大字門真1006番地 パナソニック株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】乾 孝行
【住所又は居所】日本国大阪府門真市大字門真1006番地 パナソニック株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】岡田 智之
【住所又は居所】日本国大阪府門真市大字門真1006番地 パナソニック株式会社内
(57)【要約】
情報処理装置(104)は、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出し、対象符号化方式および記憶部(216)に記憶された復号可否情報に基づいて、(1)外部記憶装置(101)から再生対象のオーディオ信号を取得し、取得した再生対象のオーディオ信号を復号し、復号した再生対象のオーディオ信号をスピーカ装置(102、103)に送信する、第1の制御、および(2)再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置(101)から直接スピーカ装置(102、103)へ送信させてスピーカ装置(102、103)に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、
再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、
前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、
前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、
前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、
前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える
情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行い、
前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通信部は、
前記第1の制御において、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信するための第1の通信方式と、
前記第2の制御において、前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から直接前記スピーカ装置に送信させるための第2の通信方式とを用いて通信可能であり、
前記記憶部には、さらに、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式で通信可能か否かと、前記スピーカ装置が前記第2の通信方式で通信可能か否かとを示す通信可否情報が記憶され、
前記制御部は、前記対象符号化方式、前記復号可否情報、および前記通信可否情報に基づいて、前記第1の制御、および前記第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行う
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
さらに、
ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、
表示部とを備え、
前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、
前記制御部は、
(1)前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置の中から、前記第1の通信方式で通信可能なスピーカ装置、または、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を、前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示し、
(2)前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記複数のスピーカ装置の中から、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
さらに、
前記ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、
表示部とを備え、
前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、
前記制御部は、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記再生対象のオーディオ信号が、前記第1の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合と、前記第2の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合との両方において、前記スピーカ装置を示す同一のアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項8または9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1の制御および前記第2の制御のいずれの制御も実行できない場合に、前記再生対象のオーディオ信号が再生できない旨を前記表示部に表示する制御を行う
請求項8〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第1の通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信であり、
前記第2の通信方式は、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)を用いた無線通信である
請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するために情報処理装置が行う制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信可能であり、
前記対象符号化方式が前記情報処理装置によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部を備え、
前記制御方法は、
前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得して、取得した前記再生対象のオーディオ信号を復号し、復号した前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う
制御方法。
【請求項14】
請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号をスピーカ装置で再生する制御を行う情報処理装置および制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末で再生しているコンテンツを他のコンテンツ再生装置で継続視聴することができる携帯端末が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−060512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、ユーザーは、携帯端末、パソコン、NAS(Network Attached Storage)などの外部記憶装置に再生コンテンツをダウンロードして、音楽を楽しむことが多くなってきている。
【0005】
ここで、ユーザーが、外部記憶装置に記憶された再生コンテンツをBluetooth(登録商標)やDLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)などの通信方式を用いて、ネットワークスピーカにおいて再生するような場合が想定される。
【0006】
このような場合、再生コンテンツが再生できるか否かは、典型的には、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコルに適合しているか否かにより決まる。
【0007】
本開示は、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合にも、当該再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示の情報処理装置は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の情報処理装置によれば、スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号のコンテンツプロトコル(符号化方式)に適合していない場合でも、当該再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施の形態1のオーディオ信号再生システムの構成を示す概略図である。
図2図2は、実施の形態1のオーディオ信号再生システムの詳細な構成を示すブロック図である。
図3図3は、実施の形態1のオーディオ信号リストの一例を示す図である。
図4図4は、実施の形態1の復号対応テーブルの一例を示す図である。
図5図5は、実施の形態1の通信方式対応テーブルの一例を示す図である。
図6図6は、符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否を示す図である。
図7図7は、実施の形態1のオーディオ信号の再生処理を示すフローチャートである。
図8図8は、情報処理装置の表示部に表示される選択画面を示す図である。
図9図9は、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を選択する動作のフローチャートである。
図10図10は、オーディオ信号再生システムの適用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(本開示の基礎となった知見)
背景技術で説明したように、特許文献1には、携帯端末で再生しているコンテンツを他のコンテンツ再生装置で継続視聴する携帯端末が開示されている。
【0012】
特許文献1に開示された携帯端末は、所定領域内に存在し、かつ再生コンテンツのコンテンツプロトコルに適合する再生装置を特定し、特定した再生装置に、再生コンテンツのデータを送信する。また、携帯端末は、コンテンツ移行テーブルに基づいて、コンテンツプロトコルに適合した再生装置を特定して、候補として表示する。ユーザーは、再生装置の候補の中から所望の再生装置を選択して、コンテンツの継続視聴を楽しむことができる。
【0013】
ここで、コンテンツプロトコルとは、再生方法、データ形式、データ圧縮方式および通信プロトコルなどのコンテンツに関する規約である。
【0014】
再生方法の規約としては、ビットレート情報の規格などがある。コンテンツのデータ形式およびデータ圧縮方式の規約としては、音楽に関するAAC(Advanced Audio Coding)、WAV(RIFF waveform Audio Format)、およびMP3(MPEG Audio Layer−3)などがある。
【0015】
通信方式に関する規約(通信プロトコル)としては、Bluetooth(登録商標)、Felica(フェリカ:登録商標)、PLC(Power Line Communication)、Wireless LAN(Local Area Network)、IrDA(Infrared Data Association)、IrSS(Infrared Simple Shot)、およびWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)などがある。
【0016】
特許文献1において開示されるような構成では、ユーザーの選択の候補となる再生装置は、携帯端末が有するコンテンツプロトコルに適合した再生装置に限定される。また、特許文献1において開示されるような構成は、携帯端末内の再生コンテンツを送信することに限定されており、ネットワークに接続された、パソコンやNAS内に記憶された再生コンテンツの送信については想定されていない。
【0017】
また、携帯端末やパソコンやNASなどの外部記憶装置に再生コンテンツをダウンロードし、携帯端末や外部記憶装置内の再生コンテンツをネットワークスピーカへ送信してネットワークスピーカにおいて再生させる構成が知られている。
【0018】
しかしながら、このような構成では、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合、当該再生コンテンツをネットワークスピーカにおいて再生することは原則的にはできない。
【0019】
本開示は、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合にも、当該再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【0020】
言い換えれば、本開示は、ユーザーに、ネットワークスピーカのコンテンツプロトコルへの適合性を意識させることなく、再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することがすることが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【0021】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える。
【0022】
このような第1の制御によれば、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号できないオーディオ信号を、当該スピーカ装置で再生することができる。
【0023】
さらに、第1の制御によれば、外部記憶装置101と、ユーザーが選択したスピーカ装置が直接通信できない場合であっても、ユーザーが選択したスピーカ装置においてオーディオ信号を再生することができる。
【0024】
さらに、第2の制御によれば、情報処理装置104が復号できないオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0025】
したがって、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号の符号化方式がスピーカ装置が復号できる方式であるか否か、およびスピーカ装置が外部記憶装置と通信可能であるか否かを意識することなく、再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【0026】
具体的には、例えば、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行い、前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0027】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行ってもよい。
【0028】
このように、第1の制御は、第2の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0029】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0030】
このように、第2の制御は、第1の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0031】
また、前記通信部は、前記第1の制御において、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信するための第1の通信方式と、前記第2の制御において、前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から直接前記スピーカ装置に送信させるための第2の通信方式とを用いて通信可能であり、前記記憶部には、さらに、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式で通信可能か否かと、前記スピーカ装置が前記第2の通信方式で通信可能か否かとを示す通信可否情報が記憶され、前記制御部は、前記対象符号化方式、前記復号可否情報、および前記通信可否情報に基づいて、前記第1の制御、および前記第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行ってもよい。
【0032】
これにより、情報処理装置は、ユーザーが選択したスピーカ装置が所定の通信方式に対応しているか否かをさらに判断した上で、第1の制御および第2の制御を実行することができる。
【0033】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行ってもよい。
【0034】
このように、第1の制御は、第2の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0035】
また、前記制御部は、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0036】
このように、第2の制御は、第1の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0037】
また、さらに、ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、表示部とを備え、前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、前記制御部は、(1)前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置の中から、前記第1の通信方式で通信可能なスピーカ装置、または、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を、前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示し、(2)前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記複数のスピーカ装置の中から、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0038】
これにより、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置しか選択できない。したがって、ユーザーが選択したスピーカ装置において再生対象のオーディオ信号が再生されないことがなくなるため、ユーザーは快適に楽曲を楽しむことができる。
【0039】
また、さらに、前記ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、表示部とを備え、前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、前記制御部は、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0040】
また、前記制御部は、前記再生対象のオーディオ信号が、前記第1の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合と、前記第2の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合との両方において、前記スピーカ装置を示す同一のアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0041】
これにより、表示部には、制御方法によらず、1つのスピーカ装置に対しては、1つのアイコンが表示される。したがって、ユーザーは、通信方式を意識することなく、快適に楽曲を楽しむことができる。
【0042】
また、前記制御部は、前記第1の制御および前記第2の制御のいずれの制御も実行できない場合に、前記再生対象のオーディオ信号が再生できない旨を前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0043】
これにより、再生対象のオーディオ信号が再生不可能である旨をユーザーへ伝えることができる。
【0044】
また、前記第1の通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信であり、前記第2の通信方式は、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)を用いた無線通信であってもよい。
【0045】
また、本開示の一態様に係る制御方法は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するために情報処理装置が行う制御方法であって、前記情報処理装置は、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信可能であり、前記対象符号化方式が前記情報処理装置によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部を備え、前記制御方法は、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得して、取得した前記再生対象のオーディオ信号を復号し、復号した前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う。
【0046】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0047】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0048】
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0049】
(実施の形態1)
実施の形態1のオーディオ信号再生システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0050】
[1.オーディオ信号再生システムの構成]
[1−1.全体構成]
図1は、実施の形態1に係るオーディオ信号再生システムの構成を示す概略図である。
【0051】
図1に示されるように、実施の形態1のオーディオ信号再生システム100は、オーディオ信号が記憶される外部記憶装置101と、オーディオ信号を再生する、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103と、情報処理装置104とで構成される。
【0052】
実施の形態1では、外部記憶装置101は、NASであり、第1のスピーカ装置102は、ミニコンポである。また、実施の形態1では、第2のスピーカ装置103は、オーディオステレオシステムであり、情報処理装置104は、スマートフォンである。
【0053】
しかしながら、これらの装置は、このような具体例に限定されない。例えば、外部記憶装置101は、NASに限らずオーディオ信号を記録可能で外部との通信機能を有する装置であればよい。また、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103は、ミニコンポ、オーディオステレオシステムに限らず、ネットワークスピーカなど、通信機能を有するオーディオ機器であればよい。情報処理装置104は、スマートフォンに限らず、外部記憶装置101、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103を制御することができる機器であれば何でもよい。
【0054】
図1に示されるように、情報処理装置104と第1のスピーカ装置102とはBluetoothで通信可能であり、情報処理装置104と第2のスピーカ装置103とはBluetoothで通信可能である。情報処理装置104と外部記憶装置101とはDLNAで通信可能であり、外部記憶装置101と第1のスピーカ装置102とはDLNAで通信可能である。外部記憶装置101と第2のスピーカ装置103とは直接通信不可能である。
【0055】
なお、以下の説明では、Bluetoothを第1の通信方式と記載し、DLNAを第2の通信方式と記載することがある。
【0056】
オーディオ信号再生システム100は、ユーザーが、外部記憶装置101に記憶されたオーディオ信号を所望のスピーカ装置で再生するためのシステムである。ユーザーは、情報処理装置104を通じて再生対象のオーディオ信号と、これを再生させたいスピーカ装置とを選択する。これにより、ユーザーは、外部記憶装置101に記憶されたオーディオ信号を所望のスピーカ装置で再生することができる。
【0057】
次に、オーディオ信号再生システム100のより具体的な構成について説明する。
【0058】
図2は、オーディオ信号再生システム100の詳細な構成を示すブロック図である。
【0059】
外部記憶装置101は、記憶部201と、DLNA通信部202とを備える。
【0060】
記憶部201には、複数のオーディオ信号と当該複数のオーディオ信号のリスト(オーディオ信号リスト)が記録されている。記憶部201は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)である。オーディオ信号リストの詳細については、後述する。
【0061】
DLNA通信部202は、外部装置(第1のスピーカ装置102および情報処理装置104)とDLNAで通信する通信部である。
【0062】
第1のスピーカ装置102は、DLNA通信部203と、復号部204と、出音部205と、BT通信部206とを備える。
【0063】
DLNA通信部203は、外部記憶装置101のDLNA通信部202と同様に、外部装置(外部記憶装置101)とDLNAで通信する通信部である。
【0064】
復号部204は、DLNA通信部203を通じて外部記憶装置101から取得したオーディオ信号を復号する。
【0065】
出音部205は、復号部204が復号したオーディオ信号を出音する。
【0066】
BT通信部206は、外部装置(情報処理装置104)とBluetoothで通信する通信部である。
【0067】
第2のスピーカ装置103は、復号部207と、出音部208と、BT通信部209とを備える。
【0068】
復号部207は、オーディオ信号を復号する。
【0069】
出音部208は、復号部207が復号したオーディオ信号を出音する。
【0070】
BT通信部209は、外部装置(情報処理装置104)とBluetoothで通信する通信部である。
【0071】
情報処理装置104は、DLNA通信部210と、制御部211と、BT通信部212と、復号部213と、入力部214と、検出部215と、記憶部216と、表示部217とを備える。
【0072】
入力部214は、ユーザーのスピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)の選択を受け付ける。また、入力部214は、ユーザーの再生対象のオーディオ信号の選択を受け付ける。ここで再生対象のオーディオ信号とは、外部記憶装置101に記憶された複数のオーディオ信号のうちからユーザーによって選択された少なくとも1つのオーディオ信号を意味する。入力部214は、具体的には、情報処理装置104の表示部217に重ね合わされるタッチパネルや、情報処理装置104の入力ボタンである。
【0073】
検出部215は、ユーザーが入力部214を通じて選択した再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する。なお、ここでの符号化方式とは、上述のコンテンツプロトコルを意味する。
【0074】
復号部213は、ユーザーが入力部214を通じて選択した再生対象のオーディオ信号を復号する。
【0075】
記憶部216には、復号対応テーブル(復号可否情報)と、通信方式対応テーブル(通信可否情報)とが記憶される。記憶部216は、具体的には、FLASHメモリや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などである。復号対応テーブルと、通信方式対応テーブルとの詳細については後述する。
【0076】
DLNA通信部210は、外部装置(外部記憶装置101)とDLNAで通信する通信部である。
【0077】
BT通信部212は、外部装置(第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103)とBluetoothで通信する通信部である。
【0078】
なお、以下の説明では、DLNA通信部210と、BT通信部212とを合わせて通信部218と記載することがある。すなわち、通信部218は、Bluetooth(第1の通信方式)と、DLNA(第2の通信方式)とを用いて通信可能であり、外部記憶装置101、並びに第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103と通信を行う。
【0079】
制御部211は、検出部215が検出した対象符号化方式と、復号対応テーブルと、通信方式対応テーブルとに基づいて、第1の制御および第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う。つまり、制御部211は、第1の制御および第2の制御を選択的に実行する。
【0080】
ここで、第1の制御では、制御部211は、まず、通信部218(DLNA通信部210)に外部記憶装置101から再生対象のオーディオ信号を取得させる。続いて、制御部211は、通信部218が取得した再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させる。最後に、制御部211は、復号部213によって復号された再生対象のオーディオ信号を通信部218からユーザーが入力部214を通じて選択したスピーカ装置に送信する。
【0081】
すなわち、第1の制御は、情報処理装置104が自ら再生対象のオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置に送信することによって、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生する制御である。
【0082】
一方、第2の制御では、制御部211は、まず、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101から直接、ユーザーが選択したスピーカ装置に送信させ当該スピーカ装置に復号させる。
【0083】
すなわち、第2の制御は、情報処理装置104は、再生対象のオーディオ信号を復号することなく、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置において復号することによって当該スピーカ装置で再生する制御である。
【0084】
なお、制御部211が、第1の制御を行うか、第2の制御を行うかの判断基準については、後述する。
【0085】
なお、実施の形態1では、復号部204、207、および213が行う復号とは、符号化方式(コンテンツプロトコル)に応じた復号を意味する。実施の形態1では、通信方式(通信プロトコル)に応じた符号化・復号処理は、DLNA通信部202、203、および210と、BT通信部206、209、および212とにおいて行われるが、これについての詳細な説明は省略する。
【0086】
表示部217は、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示ディスプレイである。表示部217には、ユーザーにオーディオ信号を選択させるための選択画面が表示される。また、表示部217には、ユーザーに再生対象のオーディオ信号を再生する、スピーカ装置を選択させるための選択画面が表示される。なお、表示部217への選択画面の表示は、制御部211が行う。
【0087】
[1−2.オーディオ信号リスト]
次に、外部記憶装置101の記憶部201に記録されているオーディオ信号のオーディオ信号リストについて説明する。
【0088】
図3は、オーディオ信号リストの一例を示す図である。
【0089】
オーディオ信号リストは、オーディオ信号のファイル名と、オーディオ信号の曲名と、オーディオ信号の符号化方式(コンテンツプロトコル)とで構成される。
【0090】
具体的には、図3に示されるオーディオ信号リストにおいては、ファイル名「audio1.mp3」と、曲名「song1」と、符号化方式「MP3(MPEG Audio Layer−3)」とが対応づけられている。同様に、ファイル名「audio2.mp3」と、曲名「song2」と、符号化方式「MP3」とが対応付けられ、ファイル名「audio3.aac」と、曲名「song3」と、符号化方式「AAC(Advanced Audio Coding)」とが対応付けられている。また、ファイル名「audio4.wav」と、曲名「song4」と、符号化方式「WAV(RIFF waveform Audio Format)」とが対応付けられ、ファイル名「audio5.flac」と、曲名「song5」と、符号化方式「FLAC(Free Lossless Audio Codec)」とが対応付けられている。さらに、ファイル名「audio6.ogg」と、曲名「song6」と、符号化方式「Ogg」とが対応付けられ、ファイル名「audio7.wma」と、曲名「song7」と、符号化方式「WMA(Windows(登録商標) Media Audio)」とが対応付けられている。
【0091】
[1−3.復号対応テーブル]
次に、情報処理装置104の記憶部216に記録されている復号対応テーブルについて説明する。
【0092】
図4は、復号対応テーブルの一例を示す図である。
【0093】
復号対応テーブルは、複数の符号化方式のそれぞれについて、当該符号化方式が復号部213によって復号可能な方式であるか否かと、当該符号化方式がスピーカ装置(第1のスピーカ装置102の復号部204および第2のスピーカ装置103の復号部207)によって復号可能な方式であるか否かとを示す情報である。言い換えれば、復号対応テーブルは、対象符号化方式が復号部213によって復号可能な方式であるか否かと、対象符号化方式がスピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す情報である。
【0094】
図4に示される復号対応テーブル中の○は、情報処理装置104、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103の各装置が、対応する符号化方式で符号化されたオーディオ信号の復号が可能であることを示している。同様に、復号対応テーブル中の×は、各装置が、対応する符号化方式で符号化されたオーディオ信号の復号が不可能であることを示している。
【0095】
具体的には、図4に示される復号対応テーブルは、情報処理装置104の復号部213が、符号化方式MP3、AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号することが可能であることを示している。また、図4に示される復号対応テーブルは、情報処理装置104の復号部213が、符号化方式FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号することが不可能であることを示している。
【0096】
同様に、図4に示される復号対応テーブルは、第1のスピーカ装置102の復号部204が、符号化方式MP3、FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号可能であり、符号化方式AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号不可能であることを示している。
【0097】
同様に、図4に示される復号対応テーブルは、第2のスピーカ装置103の復号部207が、符号化方式MP3、FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号可能であり、符号化方式AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号不可能であることを示している。
【0098】
[1−4.通信方式対応テーブル]
次に、情報処理装置104の記憶部216に記録されている通信方式対応テーブルについて説明する。
【0099】
図5は、通信方式対応テーブルの一例を示す図である。
【0100】
通信方式対応テーブルは、スピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)がBluetooth(第1の通信方式)で通信可能か否かと、スピーカ装置がDLNA(第2の通信方式)で通信可能か否かとを示す情報である。
【0101】
図5に示される通信方式対応テーブル中の○は、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103の各スピーカ装置が、対応する通信方式での通信が可能であることを示している。同様に、通信方式対応テーブル中の×は、各スピーカ装置が、対応する通信方式での通信が不可能であることを示している。
【0102】
具体的には、図5に示される通信方式対応テーブルは、第1のスピーカ装置102がBluetoothによる通信とDLNAによる通信との両方が可能であることを示している。同様に、通信方式対応テーブルは、第2のスピーカ装置103がBluetoothによる通信は可能であるが、DLNAによる通信は不可能であることを示している。
【0103】
なお、復号対応テーブルおよび通信方式対応テーブルは、例えば、情報処理装置104が、外部記憶装置101、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103と事前に通信を行って機器認証(スピーカ装置の検出)を行う際に、記憶部216に記憶される。
【0104】
[1−5.制御の判断基準]
次に、制御部211が、第1の制御を行うか、第2の制御を行うかの判断基準について説明する。
【0105】
第1の制御では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させ、復号された再生対象のオーディオ信号をBT通信部212からスピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)に送信する必要がある。
【0106】
したがって、制御部211が第1の制御を行うためには、(1)再生対象のオーディオ信号の符号化方式(対象符号化方式)が、復号部213で復号可能な方式であり、なおかつ、(2)ユーザーが選択したスピーカ装置がBluetooth(第1の通信方式)で通信可能である必要がある。
【0107】
同様に、第2の制御では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101に直接スピーカ装置へ送信させてスピーカ装置に復号させる。
【0108】
したがって、制御部211が第2の制御を行うためには、(1)再生対象のオーディオ信号の符号化方式(対象符号化方式)が、ユーザーが選択したスピーカ装置で復号可能な方式であり、なおかつ、(2)ユーザーが選択したスピーカ装置がDLNA(第2の通信方式)で通信可能である必要がある。
【0109】
制御部211は、対象符号化方式と、復号可否情報と、通信可否情報とに基づいて、第1の制御または第2の制御の少なくとも一方の制御が実行可能な場合は、再生対象のオーディオ信号を、ユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0110】
符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否をまとめた表を図6に示す。
【0111】
図6は、符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否を示す図である。なお、図6において、○は、再生可能を示し、×は、再生不可能を示す。
【0112】
オーディオ信号再生システム100では、第1のスピーカ装置102では、図6に示される全ての符号化方式で符号化されたオーディオ信号が再生可能である。一方、第1のスピーカ装置102では、FLAC、Ogg、およびWMAの符号化方式で符号化されたオーディオ信号については、再生不可能である。
【0113】
なお、DLNAでは、サーバ(DMS:Digital Media Server)、クライアント(DMP:Digital Media Player、または、DMR:Digital Media Renderer)、コントローラ(DMC:Digital Media Controller)といった、デバイスクラスが各装置に設定される。つまり、各装置には、デバイスクラスに応じた機能が割り当てられている。
【0114】
具体的には、サーバ(DMS)は、コンテンツ(オーディオ信号)をクライアント(DMPおよびDMR)に配信する機能を有し、クライアント(DMP)は、サーバ内のコンテンツを検索して、再生する機能を有し、クライアント(DMR)は、コンテンツの再生機能だけを有する。
【0115】
コントローラ(DMC)は、サーバ(DMS)とクライアント(DMPおよびDMR)をコントロールする機能を有し、サーバ(DMS)にコンテンツの再生を指示して、クライアント(DMPおよびDMR)で再生させることができる。
【0116】
実施の形態1では、外部記憶装置101は、DMS、第1のスピーカ装置102は、DMR、情報処理装置104は、DMCに設定されている。したがって、制御部211は、ユーザーが第1のスピーカ装置102を選択した場合は、第2の制御をなし得る。
【0117】
なお、第2の制御は、DLNA以外の通信方式であっても、同様の制御が可能な通信方式であれば実行可能である。
【0118】
[2.オーディオ信号再生システムの動作]
[2−1.第1の選択例]
次に、オーディオ信号再生システム100の動作について、図7および図8を用いて説明する。
【0119】
図7は、オーディオ信号再生システムの動作のフローチャートである。
【0120】
図8は、情報処理装置104の表示部217に表示される選択画面を示す図である。
【0121】
以下では、ユーザーが選択するオーディオ信号およびスピーカ装置が異なる4つの選択例について説明する。はじめに、第1の選択例について説明する。
【0122】
入力部214は、再生対象のオーディオ信号と、これを再生するスピーカ装置との選択を受け付ける(S701)。
【0123】
このとき、制御部211は、まず、DLNA通信部210によって外部記憶装置101と通信を行い、図3に示されるオーディオ信号リストを取得する。そして、制御部211は、オーディオ信号リストに基づいて、楽曲選択画面を表示部217に表示する。
【0124】
楽曲選択画面は、例えば、図8の(a)に示されるような画面である。ユーザーは、表示部217に表示された曲名にタッチすることで、再生対象のオーディオ信号を選択する。ここでは、第1の選択例として、ユーザーは、「song3」を選択するものとする。
【0125】
入力部214がユーザーの再生対象のオーディオ信号の選択を受け付けた場合、制御部211は、スピーカ装置選択画面を表示部217に表示する。具体的には、制御部211は、通信部218(DLNA通信部210およびBT通信部212)が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを表示部217に表示する。
【0126】
スピーカ装置選択画面は、例えば、図8の(b)に示されるような画面である。図8の(b)に示されるように、スピーカ装置選択画面では、第1のスピーカ装置102を示すアイコン301と、第2のスピーカ装置103を示すアイコン302とが表示部217に表示される。なお、以下の説明では、アイコン301および302のそれぞれをスピーカ装置候補とも記載する。
【0127】
ユーザーは、表示部217に表示されたアイコンにタッチすることで、スピーカ装置候補の中からスピーカ装置を選択する。ここでは、ユーザーは、「第1のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0128】
次に、検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する(S702)。ステップS701では、ユーザーは、「song3」を選択しているため、検出部215は、「AAC」を対象符号化方式として検出する。
【0129】
なお、制御部211は、ステップS701では、オーディオ信号の曲名だけをDLNA通信部210を通じて取得し、ステップS702において、DLNA通信部202を通じてオーディオ信号リストを取得してもよい。
【0130】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、情報処理装置104の復号部213が「AAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S703)。
【0131】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104(復号部213)は、「AAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S703でYes)。
【0132】
続いて、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置(第1のスピーカ装置102)とが第1の通信方式(Bluetooth)によって通信可能かどうかを判断する(S704)。
【0133】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102は、情報処理装置104とBluetoothによる通信が可能である(S704でYes)。なお、ユーザーが選択したスピーカ装置が第1の通信方式によって通信不可能な場合には(S704でNo)、ステップS707動作が行われる。ステップS707の動作については、別の選択例で説明する。
【0134】
続いて、復号部213は、再生対象のオーディオ信号を復号する(S705)。具体的には、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song3」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio3.aac」を外部記憶装置101から取得する。言い換えれば、制御部211は、DLNA通信部210に、外部記憶装置101から再生対象のオーディオ信号を取得させる。
【0135】
そして、制御部211は、取得した「audio3.aac」のファイルを情報処理装置104の復号部213で復号する。言い換えれば、制御部211は、取得された再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させる。
【0136】
最後に、制御部211は、BT通信部212をBT通信部206と通信させ、復号部213が復号した再生対象のオーディオ信号を第1のスピーカ装置102に送信する。そして、第1のスピーカ装置102は、受信した復号済みの再生対象のオーディオ信号を出音部205から出力し再生する(S706)。
【0137】
以上説明した第1の選択例では、制御部211は、情報処理装置104が自ら再生対象のオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置に送信する、第1の制御を行う。第1の制御によれば、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号できないオーディオ信号を、当該スピーカ装置で再生することができる。なぜなら、情報処理装置104がスピーカ装置の代わりにオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をスピーカ装置へ送信するからである。
【0138】
[2−2.第2の選択例]
次に、第2の選択例について説明する。以下の第2の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song5」を、スピーカ装置として「第1のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0139】
まず、入力部214は、「song5」の選択と、「第1のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0140】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song5」に対応する符号化方式である「FLAC」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0141】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104は「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能と判断する(S703でNo)。
【0142】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、第1のスピーカ装置102の復号部204が「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S707)。図4の復号対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102(復号部204)は「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S707でYes)。
【0143】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置(第1のスピーカ装置102)とが第2の通信方式(DLNA)によって通信可能かどうかを判断する(S708)。
【0144】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102は、外部記憶装置101とDLNAによる通信が可能である(S708でYes)。
【0145】
続いて、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song5」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio5.flac」を外部記憶装置101から第1のスピーカ装置102に直接送信させる制御を行う。第1のスピーカ装置102は、DLNA通信部203を通じて取得した「audio5.flac」を復号部204で復号し、出音部205から出力し再生する(S710)。言い換えれば、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101に直接第1のスピーカ装置102へ送信させて、第1のスピーカ装置102に復号させる。
【0146】
以上説明した第2の選択例では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を復号することなく、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置において復号することによって当該スピーカ装置で再生する、第2の制御を行う。
【0147】
第2の制御によれば、情報処理装置104が復号できないオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0148】
[2−3.第3の選択例]
次に、第3の選択例について説明する。以下の第2の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song1」を、スピーカ装置として「第2のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0149】
まず、入力部214は、「song1」の選択と、「第2のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0150】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song1」に対応する符号化方式である「MP3」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0151】
図4の復号対応テーブルの例では、情報処理装置104は「MP3」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「MP3」で符号化されたオーディオ信号を復号可能と判断する(S703でYes)。
【0152】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置とが第1の通信方式によって通信可能かどうかを判断する(S704)。
【0153】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103は、情報処理装置104とBluetoothによる通信が可能である(S704でYes)。
【0154】
続いて、復号部213は、再生対象のオーディオ信号を復号する(S705)。具体的には、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song1」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio1.mp3」を外部記憶装置101から取得する。そして、制御部211は、取得した「audio1.mp3」のファイルを情報処理装置104の復号部213で復号する。
【0155】
最後に、制御部211は、BT通信部212をBT通信部209と通信させ、復号部213が復号した再生対象のオーディオ信号を第2のスピーカ装置103に送信する。そして、第2のスピーカ装置103は、受信した復号済みの再生対象のオーディオ信号を出音部208から出力し再生する(S706)。
【0156】
以上説明した第3の選択例では、外部記憶装置101と、ユーザーが選択したスピーカ装置が直接通信できない場合であっても、ユーザーが選択したスピーカ装置においてオーディオ信号を再生することができる。なぜなら、情報処理装置104が外部記憶装置101からオーディオ信号を取得し、さらに復号して、復号後のオーディオ信号をスピーカ装置に送信するからである。
【0157】
[2−4.第4の選択例]
次に、第4の選択例について説明する。以下の第4の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song6」を、スピーカ装置として「第2のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0158】
まず、入力部214は、「song6」の選択と、「第2のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0159】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song6」に対応する符号化方式である「Ogg」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0160】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104は「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能と判断する(S703でNo)。
【0161】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、第2のスピーカ装置103の復号部207が「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S707)。図4の復号対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103(復号部207)は、「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S707でYes)。
【0162】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置(第2のスピーカ装置103)とが第2の通信方式(DLNA)によって通信可能かどうかを判断する(S708)。
【0163】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103は、外部記憶装置101とDLNAによる通信が不可能である(S708でNo)。
【0164】
最後に、制御部211は、表示部217に「song6」が「第2のスピーカ装置」において再生できない旨のメッセージを表示する制御(第3の制御)を行う(S709)。なお、このメッセージは、ステップS707において、ユーザーが選択したスピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号できない場合(S707でNo)も、表示される。
【0165】
以上説明した第4の選択例では、情報処理装置104は、第1の制御および第2の制御のいずれの制御も実行できないため、ユーザーが選択したスピーカ装置で再生対象のオーディオ信号を再生することができない。このような場合は、情報処理装置104は、表示部217にメッセージを表示することにより、オーディオ信号が再生不可能である旨をユーザーへ伝えることができる。
【0166】
[3.効果等]
以上のように、実施の形態1に係るオーディオ信号再生システム100(情報処理装置104)によれば、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号の符号化方式がスピーカ装置が復号できる方式であるか否か、およびスピーカ装置が外部記憶装置と通信可能であるか否かを意識することなく、再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【0167】
さらに、オーディオ信号再生システム100(情報処理装置104)によれば、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号を復号する装置を選択する必要はない、同様に、ユーザーは、外部記憶装置、情報処理装置、およびスピーカ装置のそれぞれの間の通信方式を選択する必要もない。
【0168】
(他の実施の形態)
実施の形態1の説明は、実装の一例として説明した。しかしこれに限定されず、適宜、変更、書き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0169】
そこで、他の実施の形態についてまとめて説明する。
【0170】
実施の形態1では、情報処理装置104が復号可能な符号化方式を判断するステップ(図7のステップS703)と、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号可能な符号化方式の符号化方式を判断するステップ(図7のステップS707)とがそれぞれ別個に設けられたが、情報処理装置104が復号可能な符号化方式とユーザーが選択したスピーカ装置が復号可能な符号化方式とが同じであれば、これらの判断は、1つのステップにおいて行われてもよい。
【0171】
実施の形態1では、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置との通信(第2の通信方式(DLNA)による通信)が可能かどうかを確認するステップ(図7のステップS708)が設けられた。しかしながら、ネットワーク上の全てのスピーカ装置が外部記憶装置101と通信可能である場合は、このようなステップは、省いてもかまわない。
【0172】
同様に、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置との通信(第1の通信方式(Bluetooth)による通信)が可能かどうかを確認するステップ(図7のステップS708)についても、省略可能である。
【0173】
すなわち、制御部211は、少なくとも、対象符号化方式と、復号可否情報(復号対応テーブル)とに基づいて、第1の制御、または、第2の制御を行えばよく、通信可否情報(通信対応テーブル)は、必須でない。
【0174】
実施の形態1で説明した、制御部211、復号部213(復号部204および207)、検出部215は、プログラム可能なマイクロコンピュータで実現可能である。また、制御部211、復号部213、検出部215は、ハードロジックで実現されてもよく、物理的にどのように構成されてもよい。
【0175】
すなわち、実施の形態1において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0176】
また、実施の形態1では、オーディオ信号は、曲単位で選択されたが、ユーザーが再生したい曲をリスト化したプレイリストを選択するようにしてもよい。
【0177】
この場合、第1の制御により、選択されたプレイリスト中の1つのオーディオ信号が再生されているときに、次のオーディオ信号に対して第1の制御が実行できない場合、制御部211は、第2の制御を実行することで、次のオーディオ信号をシームレスに再生することが可能である。
【0178】
つまり、情報処理装置104によれば、プレイリストの再生中にオーディオ信号の符号化方式が変わっても、継続してスピーカ装置から出音することができる。
【0179】
さらに、プレイリストによって曲が連続再生される場合でなく、ユーザーが直接次のオーディオ信号を選択した場合も、制御部211は、第1の制御および第2の制御を切り替えて実行することで、次のオーディオ信号をシームレスに再生することが可能である。
【0180】
また、実施の形態1では、各スピーカ装置が対応している通信方式は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを用いて判断されたが、情報処理装置104が各通信方式を用いてスピーカ装置を検索(検出)してもよい。
【0181】
例えば、実施の形態1のような場合、情報処理装置104のBT通信部212がBluetoothによる通信が可能なスピーカ装置を検索することにより、第1のスピーカ装置102と第2のスピーカ装置103とが検出される。よって、制御部211は、通信方式対応テーブルを用いなくても、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103が、Bluetoothによる通信が可能であると判断できる。
【0182】
同様に、情報処理装置104のDLNA通信部210がDLNAによる通信が可能なスピーカ装置を検索することにより、制御部211は、第1のスピーカ装置102がDLNAによる通信可能であることがわかる。
【0183】
また、第1のスピーカ装置102は、第1の通信方式で通信可能であり、なおかつ、第2の通信方式で通信可能であるため、データ処理上は、2つのスピーカ装置として区別して識別される。つまり、データ処理上は、第1の通信方式で通信可能な第1のスピーカ装置102と第2の通信方式で通信可能な第1のスピーカ装置102とは、2つのスピーカ装置として取り扱われる。
【0184】
ここで、制御部211は、再生対象のオーディオ信号が、第1の制御により第1のスピーカ装置102において再生できる場合と、第2の制御により第1のスピーカ装置102において再生できる場合との両方において、第1のスピーカ装置102を示す同一のアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示する制御を行ってもよい。
【0185】
これにより、図8の(b)に示されるように、表示部217には、第1のスピーカ装置102を示す1つアイコン301のみが表示される。したがって、ユーザーは、通信方式を意識することなく、快適に楽曲を楽しむことができる。
【0186】
また、本実施の形態1では、符号化方式として、MP3、AAC、WAV、FLAC、Ogg、およびWMAが用いられる例について説明したが、他の符号化方式が用いられてもよい。
【0187】
また、実施の形態1では、通信方式として、BluetoothとDLNAとを用いられる例について説明したが、AirPlay(Apple社の独自ストリーミング技術)(登録商標)など他の無線通信方式が用いられてもよい。
【0188】
実施の形態1では、検出部215は、復号対応テーブルに基づいて符号化方式を検出したが、検出部215は、ファイル名の拡張子やファイル内データから符号化方式を検出してもよい。
【0189】
実施の形態1のオーディオ信号再生システム100の動作(図7)のステップS701では、制御部211は、ユーザーにスピーカ装置を選択させるために、通信部218が通信可能な全てのスピーカ装置を示すアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示した。
【0190】
しかしながら、ステップS701では、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を示すアイコンのみがスピーカ装置候補として表示部217に表示されてもよい。
【0191】
図9は、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を選択する動作のフローチャートである。
【0192】
なお、図9に示されるフローチャートの動作は、図7に示されるフローチャートのステップS701における処理の一部として実行される。具体的には、入力部214がオーディオ信号の選択を受け付けた後、スピーカ装置の選択を受け付ける前に行われる。
【0193】
また、図9に示されるフローチャートの動作は、情報処理装置104が通信可能な全てのスピーカ装置それぞれに対して行われるものとする。
【0194】
まず、入力部214がオーディオ信号の選択を受け付けた後、検出部215は、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する(S901)。
【0195】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、情報処理装置104の復号部213が対象符号化方式で符号化されたオーディオ信号を復号可能であるか否かを判断する(S902)。
【0196】
対象符号化方式が、情報処理装置104の復号部213で復号可能な方式である場合、(S902でYes)制御部211は、スピーカ装置が第1の通信方式で通信可能であるか否かを判断する(S903)。
【0197】
スピーカ装置が第1の通信方式で通信可能な場合(S903でYes)、スピーカ装置は、対象スピーカ装置として選択される(S906)。
【0198】
スピーカ装置が第1の通信方式で通信不可能な場合(S903でNo)、制御部211は、スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号可能か否かを判断する(S904)。スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号不可能な場合(S904でNo)、当該スピーカ装置は、対象スピーカ装置候補として選択されない。
【0199】
スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号可能な場合(S904でYes)、制御部211は、スピーカ装置が第2の通信方式で通信可能であるか否かを判断する(S905)。スピーカ装置が第2の通信方式で通信不可能である場合(S905でNo)、当該スピーカ装置は、対象スピーカ装置として選択されない。
【0200】
対象スピーカ装置が第2の通信方式で通信可能である場合(S905でYes)、制御部211は、スピーカ装置を対象スピーカ装置として選択する(S906)。
【0201】
制御部211は、情報処理装置104が通信可能な全てのスピーカ装置に対して図9のフローチャートに示される選択を行った後、選択した全ての対象スピーカを示すアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示する。
【0202】
例えば、再生対象のオーディオ信号が、FLACで符号化されている場合、再生対象のオーディオ信号は、第1のスピーカ装置102で再生することは可能であるが、第2のスピーカ装置103では再生できない。したがって、図8の(c)に示されるように、制御部211は、第1のスピーカ装置102を示すアイコン301のみを表示部217に表示する。
【0203】
そして、入力部214は、スピーカ装置(スピーカ装置候補)の選択を受け付ける。その後、図7のフローチャートのステップS702以降の動作が行われる。
【0204】
これにより、ユーザーが選択したスピーカ装置において再生対象のオーディオ信号が再生されないことがなくなるため、ユーザーは快適に楽曲を楽しむことができる。
【0205】
また、図7のフローチャートでは、第1の制御が可能であるかの判断が先に行われ、その後、第2の制御が可能であるかの判断が行われた。具体的には、実施の形態1では、制御部211は、まず、対象符号化方式が復号部213で復号可能な方式であることを復号可否情報が示し、なおかつ、ユーザーが選択したスピーカ装置が第1の通信方式で通信可能であることを通信可否情報が示す第1のケースに該当するか否かを判断する。そして、制御部211は、第1のケースに該当する場合には、第1の制御を行う。第1のケースに該当しない場合は、制御部211は、対象符号化方式がユーザーが選択したスピーカ装置で復号可能であることを復号可否情報が示し、なおかつ、ユーザーが選択したスピーカ装置が第2の通信方式で通信可能であることを通信可否情報が示す第2のケースに該当するか否かを判断する。そして、制御部211は、第2のケースに該当する場合には、第2の制御を行う。
【0206】
しかしながら、第2の制御が可能であるかの判断が先に行われ、その後、第1の制御が可能であるかの判断が行われてもよい。すなわち、制御部211は、まず、第2のケースに該当するか否かを判断し、該当する場合には第2の制御を行い、第2のケースに該当しない場合は、第1のケースに該当するか否かを判断し、該当する場合には第1の制御を行ってもよい。
【0207】
また、制御部211は、第1の制御および第2の制御の両方が可能であると判断される場合には、どちらの制御を優先して行ってもよい。
【0208】
なお、本開示のオーディオ信号再生システム100は、例えば、図10に示されるように、家庭内の無線ルータ400によってネットワーク接続された複数の機器により構成される。
【0209】
例えば、図10に示されるPC401を外部記憶装置として使用し、タブレット端末402を情報処理装置として使用することができる。この場合、ユーザーは、タブレット端末402を使って、家庭内の様々な場所に設置された、ミニコンポ403、並びにネットワークスピーカ404、405、406、および407において、PC401に記憶されたオーディオ信号を簡単に再生することが可能となる。
【0210】
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、出願人がベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態とを提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。
【0211】
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、それ以外の構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されているからといって、直ちにそれらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定を受けるべきではない。また、請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0212】
本開示は、装置間において無線通信を用いるオーディオ信号再生システム等に有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0213】
100 オーディオ信号再生システム
101 外部記憶装置
102 第1のスピーカ装置
103 第2のスピーカ装置
104 情報処理装置
201、216 記憶部
202、203、210 DLNA通信部
204、207、213 復号部
205、208 出音部
206、209、212 BT通信部
211 制御部
214 入力部
215 検出部
217 表示部
218 通信部
301、302 アイコン
400 無線ルータ
401 PC
402 タブレット端末
403 ミニコンポ
404〜407 ネットワークスピーカ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10

【手続補正書】
【提出日】2015年1月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号をスピーカ装置で再生する制御を行う情報処理装置および制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、携帯端末で再生しているコンテンツを他のコンテンツ再生装置で継続視聴することができる携帯端末が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−060512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、ユーザーは、携帯端末、パソコン、NAS(Network Attached Storage)などの外部記憶装置に再生コンテンツをダウンロードして、音楽を楽しむことが多くなってきている。
【0005】
ここで、ユーザーが、外部記憶装置に記憶された再生コンテンツをBluetooth(登録商標)やDLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)などの通信方式を用いて、ネットワークスピーカにおいて再生するような場合が想定される。
【0006】
このような場合、再生コンテンツが再生できるか否かは、典型的には、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコルに適合しているか否かにより決まる。
【0007】
本開示は、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合にも、当該再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示の情報処理装置は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示の情報処理装置によれば、スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号のコンテンツプロトコル(符号化方式)に適合していない場合でも、当該再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1図1は、実施の形態1のオーディオ信号再生システムの構成を示す概略図である。
図2図2は、実施の形態1のオーディオ信号再生システムの詳細な構成を示すブロック図である。
図3図3は、実施の形態1のオーディオ信号リストの一例を示す図である。
図4図4は、実施の形態1の復号対応テーブルの一例を示す図である。
図5図5は、実施の形態1の通信方式対応テーブルの一例を示す図である。
図6図6は、符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否を示す図である。
図7図7は、実施の形態1のオーディオ信号の再生処理を示すフローチャートである。
図8図8は、情報処理装置の表示部に表示される選択画面を示す図である。
図9図9は、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を選択する動作のフローチャートである。
図10図10は、オーディオ信号再生システムの適用例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(本開示の基礎となった知見)
背景技術で説明したように、特許文献1には、携帯端末で再生しているコンテンツを他のコンテンツ再生装置で継続視聴する携帯端末が開示されている。
【0012】
特許文献1に開示された携帯端末は、所定領域内に存在し、かつ再生コンテンツのコンテンツプロトコルに適合する再生装置を特定し、特定した再生装置に、再生コンテンツのデータを送信する。また、携帯端末は、コンテンツ移行テーブルに基づいて、コンテンツプロトコルに適合した再生装置を特定して、候補として表示する。ユーザーは、再生装置の候補の中から所望の再生装置を選択して、コンテンツの継続視聴を楽しむことができる。
【0013】
ここで、コンテンツプロトコルとは、再生方法、データ形式、データ圧縮方式および通信プロトコルなどのコンテンツに関する規約である。
【0014】
再生方法の規約としては、ビットレート情報の規格などがある。コンテンツのデータ形式およびデータ圧縮方式の規約としては、音楽に関するAAC(Advanced Audio Coding)、WAV(RIFF waveform Audio Format)、およびMP3(MPEG Audio Layer−3)などがある。
【0015】
通信方式に関する規約(通信プロトコル)としては、Bluetooth(登録商標)、Felica(フェリカ:登録商標)、PLC(Power Line Communication)、Wireless LAN(Local Area Network)、IrDA(Infrared Data Association)、IrSS(Infrared Simple Shot)、およびWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)などがある。
【0016】
特許文献1において開示されるような構成では、ユーザーの選択の候補となる再生装置は、携帯端末が有するコンテンツプロトコルに適合した再生装置に限定される。また、特許文献1において開示されるような構成は、携帯端末内の再生コンテンツを送信することに限定されており、ネットワークに接続された、パソコンやNAS内に記憶された再生コンテンツの送信については想定されていない。
【0017】
また、携帯端末やパソコンやNASなどの外部記憶装置に再生コンテンツをダウンロードし、携帯端末や外部記憶装置内の再生コンテンツをネットワークスピーカへ送信してネットワークスピーカにおいて再生させる構成が知られている。
【0018】
しかしながら、このような構成では、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合、当該再生コンテンツをネットワークスピーカにおいて再生することは原則的にはできない。
【0019】
本開示は、ネットワークスピーカが再生コンテンツのコンテンツプロトコル適合していない場合にも、当該再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【0020】
言い換えれば、本開示は、ユーザーに、ネットワークスピーカのコンテンツプロトコルへの適合性を意識させることなく、再生コンテンツを簡単にネットワークスピーカにおいて再生することがすることが可能な情報処理装置および情報処理方法を提供する。
【0021】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える。
【0022】
このような第1の制御によれば、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号できないオーディオ信号を、当該スピーカ装置で再生することができる。
【0023】
さらに、第1の制御によれば、外部記憶装置101と、ユーザーが選択したスピーカ装置が直接通信できない場合であっても、ユーザーが選択したスピーカ装置においてオーディオ信号を再生することができる。
【0024】
さらに、第2の制御によれば、情報処理装置104が復号できないオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0025】
したがって、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号の符号化方式がスピーカ装置が復号できる方式であるか否か、およびスピーカ装置が外部記憶装置と通信可能であるか否かを意識することなく、再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【0026】
具体的には、例えば、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行い、前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0027】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行ってもよい。
【0028】
このように、第1の制御は、第2の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0029】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0030】
このように、第2の制御は、第1の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0031】
また、前記通信部は、前記第1の制御において、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信するための第1の通信方式と、前記第2の制御において、前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から直接前記スピーカ装置に送信させるための第2の通信方式とを用いて通信可能であり、前記記憶部には、さらに、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式で通信可能か否かと、前記スピーカ装置が前記第2の通信方式で通信可能か否かとを示す通信可否情報が記憶され、前記制御部は、前記対象符号化方式、前記復号可否情報、および前記通信可否情報に基づいて、前記第1の制御、および前記第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行ってもよい。
【0032】
これにより、情報処理装置は、ユーザーが選択したスピーカ装置が所定の通信方式に対応しているか否かをさらに判断した上で、第1の制御および第2の制御を実行することができる。
【0033】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行ってもよい。
【0034】
このように、第1の制御は、第2の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0035】
また、前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行ってもよい。
【0036】
このように、第2の制御は、第1の制御よりも優先して実行されてもよい。
【0037】
また、さらに、ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、表示部とを備え、前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、前記制御部は、(1)前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置の中から、前記第1の通信方式で通信可能なスピーカ装置、または、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を、前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示し、(2)前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記複数のスピーカ装置の中から、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0038】
これにより、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置しか選択できない。したがって、ユーザーが選択したスピーカ装置において再生対象のオーディオ信号が再生されないことがなくなるため、ユーザーは快適に楽曲を楽しむことができる。
【0039】
また、さらに、前記ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、表示部とを備え、前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、前記制御部は、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0040】
また、前記制御部は、前記再生対象のオーディオ信号が、前記第1の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合と、前記第2の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合との両方において、前記スピーカ装置を示す同一のアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0041】
これにより、表示部には、制御方法によらず、1つのスピーカ装置に対しては、1つのアイコンが表示される。したがって、ユーザーは、通信方式を意識することなく、快適に楽曲を楽しむことができる。
【0042】
また、前記制御部は、前記第1の制御および前記第2の制御のいずれの制御も実行できない場合に、前記再生対象のオーディオ信号が再生できない旨を前記表示部に表示する制御を行ってもよい。
【0043】
これにより、再生対象のオーディオ信号が再生不可能である旨をユーザーへ伝えることができる。
【0044】
また、前記第1の通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信であり、前記第2の通信方式は、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)を用いた無線通信であってもよい。
【0045】
また、本開示の一態様に係る制御方法は、オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するために情報処理装置が行う制御方法であって、前記情報処理装置は、前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信可能であり、前記対象符号化方式が前記情報処理装置によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部を備え、前記制御方法は、前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得して、取得した前記再生対象のオーディオ信号を復号し、復号した前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う。
【0046】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【0047】
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
【0048】
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
【0049】
(実施の形態1)
実施の形態1のオーディオ信号再生システムについて図面を参照しつつ説明する。
【0050】
[1.オーディオ信号再生システムの構成]
[1−1.全体構成]
図1は、実施の形態1に係るオーディオ信号再生システムの構成を示す概略図である。
【0051】
図1に示されるように、実施の形態1のオーディオ信号再生システム100は、オーディオ信号が記憶される外部記憶装置101と、オーディオ信号を再生する、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103と、情報処理装置104とで構成される。
【0052】
実施の形態1では、外部記憶装置101は、NASであり、第1のスピーカ装置102は、ミニコンポである。また、実施の形態1では、第2のスピーカ装置103は、オーディオステレオシステムであり、情報処理装置104は、スマートフォンである。
【0053】
しかしながら、これらの装置は、このような具体例に限定されない。例えば、外部記憶装置101は、NASに限らずオーディオ信号を記録可能で外部との通信機能を有する装置であればよい。また、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103は、ミニコンポ、オーディオステレオシステムに限らず、ネットワークスピーカなど、通信機能を有するオーディオ機器であればよい。情報処理装置104は、スマートフォンに限らず、外部記憶装置101、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103を制御することができる機器であれば何でもよい。
【0054】
図1に示されるように、情報処理装置104と第1のスピーカ装置102とはBluetoothで通信可能であり、情報処理装置104と第2のスピーカ装置103とはBluetoothで通信可能である。情報処理装置104と外部記憶装置101とはDLNAで通信可能であり、外部記憶装置101と第1のスピーカ装置102とはDLNAで通信可能である。外部記憶装置101と第2のスピーカ装置103とは直接通信不可能である。
【0055】
なお、以下の説明では、Bluetoothを第1の通信方式と記載し、DLNAを第2の通信方式と記載することがある。
【0056】
オーディオ信号再生システム100は、ユーザーが、外部記憶装置101に記憶されたオーディオ信号を所望のスピーカ装置で再生するためのシステムである。ユーザーは、情報処理装置104を通じて再生対象のオーディオ信号と、これを再生させたいスピーカ装置とを選択する。これにより、ユーザーは、外部記憶装置101に記憶されたオーディオ信号を所望のスピーカ装置で再生することができる。
【0057】
次に、オーディオ信号再生システム100のより具体的な構成について説明する。
【0058】
図2は、オーディオ信号再生システム100の詳細な構成を示すブロック図である。
【0059】
外部記憶装置101は、記憶部201と、DLNA通信部202とを備える。
【0060】
記憶部201には、複数のオーディオ信号と当該複数のオーディオ信号のリスト(オーディオ信号リスト)が記録されている。記憶部201は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)である。オーディオ信号リストの詳細については、後述する。
【0061】
DLNA通信部202は、外部装置(第1のスピーカ装置102および情報処理装置104)とDLNAで通信する通信部である。
【0062】
第1のスピーカ装置102は、DLNA通信部203と、復号部204と、出音部205と、BT通信部206とを備える。
【0063】
DLNA通信部203は、外部記憶装置101のDLNA通信部202と同様に、外部装置(外部記憶装置101)とDLNAで通信する通信部である。
【0064】
復号部204は、DLNA通信部203を通じて外部記憶装置101から取得したオーディオ信号を復号する。
【0065】
出音部205は、復号部204が復号したオーディオ信号を出音する。
【0066】
BT通信部206は、外部装置(情報処理装置104)とBluetoothで通信する通信部である。
【0067】
第2のスピーカ装置103は、復号部207と、出音部208と、BT通信部209とを備える。
【0068】
復号部207は、オーディオ信号を復号する。
【0069】
出音部208は、復号部207が復号したオーディオ信号を出音する。
【0070】
BT通信部209は、外部装置(情報処理装置104)とBluetoothで通信する通信部である。
【0071】
情報処理装置104は、DLNA通信部210と、制御部211と、BT通信部212と、復号部213と、入力部214と、検出部215と、記憶部216と、表示部217とを備える。
【0072】
入力部214は、ユーザーのスピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)の選択を受け付ける。また、入力部214は、ユーザーの再生対象のオーディオ信号の選択を受け付ける。ここで再生対象のオーディオ信号とは、外部記憶装置101に記憶された複数のオーディオ信号のうちからユーザーによって選択された少なくとも1つのオーディオ信号を意味する。入力部214は、具体的には、情報処理装置104の表示部217に重ね合わされるタッチパネルや、情報処理装置104の入力ボタンである。
【0073】
検出部215は、ユーザーが入力部214を通じて選択した再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する。なお、ここでの符号化方式とは、上述のコンテンツプロトコルを意味する。
【0074】
復号部213は、ユーザーが入力部214を通じて選択した再生対象のオーディオ信号を復号する。
【0075】
記憶部216には、復号対応テーブル(復号可否情報)と、通信方式対応テーブル(通信可否情報)とが記憶される。記憶部216は、具体的には、FLASHメモリや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などである。復号対応テーブルと、通信方式対応テーブルとの詳細については後述する。
【0076】
DLNA通信部210は、外部装置(外部記憶装置101)とDLNAで通信する通信部である。
【0077】
BT通信部212は、外部装置(第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103)とBluetoothで通信する通信部である。
【0078】
なお、以下の説明では、DLNA通信部210と、BT通信部212とを合わせて通信部218と記載することがある。すなわち、通信部218は、Bluetooth(第1の通信方式)と、DLNA(第2の通信方式)とを用いて通信可能であり、外部記憶装置101、並びに第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103と通信を行う。
【0079】
制御部211は、検出部215が検出した対象符号化方式と、復号対応テーブルと、通信方式対応テーブルとに基づいて、第1の制御および第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う。つまり、制御部211は、第1の制御および第2の制御を選択的に実行する。
【0080】
ここで、第1の制御では、制御部211は、まず、通信部218(DLNA通信部210)に外部記憶装置101から再生対象のオーディオ信号を取得させる。続いて、制御部211は、通信部218が取得した再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させる。最後に、制御部211は、復号部213によって復号された再生対象のオーディオ信号を通信部218からユーザーが入力部214を通じて選択したスピーカ装置に送信する。
【0081】
すなわち、第1の制御は、情報処理装置104が自ら再生対象のオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置に送信することによって、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生する制御である。
【0082】
一方、第2の制御では、制御部211は、まず、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101から直接、ユーザーが選択したスピーカ装置に送信させ当該スピーカ装置に復号させる。
【0083】
すなわち、第2の制御は、情報処理装置104は、再生対象のオーディオ信号を復号することなく、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置において復号することによって当該スピーカ装置で再生する制御である。
【0084】
なお、制御部211が、第1の制御を行うか、第2の制御を行うかの判断基準については、後述する。
【0085】
なお、実施の形態1では、復号部204、207、および213が行う復号とは、符号化方式(コンテンツプロトコル)に応じた復号を意味する。実施の形態1では、通信方式(通信プロトコル)に応じた符号化・復号処理は、DLNA通信部202、203、および210と、BT通信部206、209、および212とにおいて行われるが、これについての詳細な説明は省略する。
【0086】
表示部217は、液晶ディスプレイや、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示ディスプレイである。表示部217には、ユーザーにオーディオ信号を選択させるための選択画面が表示される。また、表示部217には、ユーザーに再生対象のオーディオ信号を再生する、スピーカ装置を選択させるための選択画面が表示される。なお、表示部217への選択画面の表示は、制御部211が行う。
【0087】
[1−2.オーディオ信号リスト]
次に、外部記憶装置101の記憶部201に記録されているオーディオ信号のオーディオ信号リストについて説明する。
【0088】
図3は、オーディオ信号リストの一例を示す図である。
【0089】
オーディオ信号リストは、オーディオ信号のファイル名と、オーディオ信号の曲名と、オーディオ信号の符号化方式(コンテンツプロトコル)とで構成される。
【0090】
具体的には、図3に示されるオーディオ信号リストにおいては、ファイル名「audio1.mp3」と、曲名「song1」と、符号化方式「MP3(MPEG Audio Layer−3)」とが対応づけられている。同様に、ファイル名「audio2.mp3」と、曲名「song2」と、符号化方式「MP3」とが対応付けられ、ファイル名「audio3.aac」と、曲名「song3」と、符号化方式「AAC(Advanced Audio Coding)」とが対応付けられている。また、ファイル名「audio4.wav」と、曲名「song4」と、符号化方式「WAV(RIFF waveform Audio Format)」とが対応付けられ、ファイル名「audio5.flac」と、曲名「song5」と、符号化方式「FLAC(Free Lossless Audio Codec)」とが対応付けられている。さらに、ファイル名「audio6.ogg」と、曲名「song6」と、符号化方式「Ogg」とが対応付けられ、ファイル名「audio7.wma」と、曲名「song7」と、符号化方式「WMA(Windows(登録商標) Media Audio)」とが対応付けられている。
【0091】
[1−3.復号対応テーブル]
次に、情報処理装置104の記憶部216に記録されている復号対応テーブルについて説明する。
【0092】
図4は、復号対応テーブルの一例を示す図である。
【0093】
復号対応テーブルは、複数の符号化方式のそれぞれについて、当該符号化方式が復号部213によって復号可能な方式であるか否かと、当該符号化方式がスピーカ装置(第1のスピーカ装置102の復号部204および第2のスピーカ装置103の復号部207)によって復号可能な方式であるか否かとを示す情報である。言い換えれば、復号対応テーブルは、対象符号化方式が復号部213によって復号可能な方式であるか否かと、対象符号化方式がスピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す情報である。
【0094】
図4に示される復号対応テーブル中の○は、情報処理装置104、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103の各装置が、対応する符号化方式で符号化されたオーディオ信号の復号が可能であることを示している。同様に、復号対応テーブル中の×は、各装置が、対応する符号化方式で符号化されたオーディオ信号の復号が不可能であることを示している。
【0095】
具体的には、図4に示される復号対応テーブルは、情報処理装置104の復号部213が、符号化方式MP3、AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号することが可能であることを示している。また、図4に示される復号対応テーブルは、情報処理装置104の復号部213が、符号化方式FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号することが不可能であることを示している。
【0096】
同様に、図4に示される復号対応テーブルは、第1のスピーカ装置102の復号部204が、符号化方式MP3、FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号可能であり、符号化方式AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号不可能であることを示している。
【0097】
同様に、図4に示される復号対応テーブルは、第2のスピーカ装置103の復号部207が、符号化方式MP3、FLAC、Ogg、WMAで符号化されたオーディオ信号を復号可能であり、符号化方式AAC、WAVで符号化されたオーディオ信号を復号不可能であることを示している。
【0098】
[1−4.通信方式対応テーブル]
次に、情報処理装置104の記憶部216に記録されている通信方式対応テーブルについて説明する。
【0099】
図5は、通信方式対応テーブルの一例を示す図である。
【0100】
通信方式対応テーブルは、スピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)がBluetooth(第1の通信方式)で通信可能か否かと、スピーカ装置がDLNA(第2の通信方式)で通信可能か否かとを示す情報である。
【0101】
図5に示される通信方式対応テーブル中の○は、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103の各スピーカ装置が、対応する通信方式での通信が可能であることを示している。同様に、通信方式対応テーブル中の×は、各スピーカ装置が、対応する通信方式での通信が不可能であることを示している。
【0102】
具体的には、図5に示される通信方式対応テーブルは、第1のスピーカ装置102がBluetoothによる通信とDLNAによる通信との両方が可能であることを示している。同様に、通信方式対応テーブルは、第2のスピーカ装置103がBluetoothによる通信は可能であるが、DLNAによる通信は不可能であることを示している。
【0103】
なお、復号対応テーブルおよび通信方式対応テーブルは、例えば、情報処理装置104が、外部記憶装置101、第1のスピーカ装置102、および第2のスピーカ装置103と事前に通信を行って機器認証(スピーカ装置の検出)を行う際に、記憶部216に記憶される。
【0104】
[1−5.制御の判断基準]
次に、制御部211が、第1の制御を行うか、第2の制御を行うかの判断基準について説明する。
【0105】
第1の制御では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させ、復号された再生対象のオーディオ信号をBT通信部212からスピーカ装置(第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103)に送信する必要がある。
【0106】
したがって、制御部211が第1の制御を行うためには、(1)再生対象のオーディオ信号の符号化方式(対象符号化方式)が、復号部213で復号可能な方式であり、なおかつ、(2)ユーザーが選択したスピーカ装置がBluetooth(第1の通信方式)で通信可能である必要がある。
【0107】
同様に、第2の制御では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101に直接スピーカ装置へ送信させてスピーカ装置に復号させる。
【0108】
したがって、制御部211が第2の制御を行うためには、(1)再生対象のオーディオ信号の符号化方式(対象符号化方式)が、ユーザーが選択したスピーカ装置で復号可能な方式であり、なおかつ、(2)ユーザーが選択したスピーカ装置がDLNA(第2の通信方式)で通信可能である必要がある。
【0109】
制御部211は、対象符号化方式と、復号可否情報と、通信可否情報とに基づいて、第1の制御または第2の制御の少なくとも一方の制御が実行可能な場合は、再生対象のオーディオ信号を、ユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0110】
符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否をまとめた表を図6に示す。
【0111】
図6は、符号化方式と、当該符号化方式で符号化されたオーディオ信号の再生可否を示す図である。なお、図6において、○は、再生可能を示し、×は、再生不可能を示す。
【0112】
オーディオ信号再生システム100では、第1のスピーカ装置102では、図6に示される全ての符号化方式で符号化されたオーディオ信号が再生可能である。一方、第1のスピーカ装置102では、FLAC、Ogg、およびWMAの符号化方式で符号化されたオーディオ信号については、再生不可能である。
【0113】
なお、DLNAでは、サーバ(DMS:Digital Media Server)、クライアント(DMP:Digital Media Player、または、DMR:Digital Media Renderer)、コントローラ(DMC:Digital Media Controller)といった、デバイスクラスが各装置に設定される。つまり、各装置には、デバイスクラスに応じた機能が割り当てられている。
【0114】
具体的には、サーバ(DMS)は、コンテンツ(オーディオ信号)をクライアント(DMPおよびDMR)に配信する機能を有し、クライアント(DMP)は、サーバ内のコンテンツを検索して、再生する機能を有し、クライアント(DMR)は、コンテンツの再生機能だけを有する。
【0115】
コントローラ(DMC)は、サーバ(DMS)とクライアント(DMPおよびDMR)をコントロールする機能を有し、サーバ(DMS)にコンテンツの再生を指示して、クライアント(DMPおよびDMR)で再生させることができる。
【0116】
実施の形態1では、外部記憶装置101は、DMS、第1のスピーカ装置102は、DMR、情報処理装置104は、DMCに設定されている。したがって、制御部211は、ユーザーが第1のスピーカ装置102を選択した場合は、第2の制御をなし得る。
【0117】
なお、第2の制御は、DLNA以外の通信方式であっても、同様の制御が可能な通信方式であれば実行可能である。
【0118】
[2.オーディオ信号再生システムの動作]
[2−1.第1の選択例]
次に、オーディオ信号再生システム100の動作について、図7および図8を用いて説明する。
【0119】
図7は、オーディオ信号再生システムの動作のフローチャートである。
【0120】
図8は、情報処理装置104の表示部217に表示される選択画面を示す図である。
【0121】
以下では、ユーザーが選択するオーディオ信号およびスピーカ装置が異なる4つの選択例について説明する。はじめに、第1の選択例について説明する。
【0122】
入力部214は、再生対象のオーディオ信号と、これを再生するスピーカ装置との選択を受け付ける(S701)。
【0123】
このとき、制御部211は、まず、DLNA通信部210によって外部記憶装置101と通信を行い、図3に示されるオーディオ信号リストを取得する。そして、制御部211は、オーディオ信号リストに基づいて、楽曲選択画面を表示部217に表示する。
【0124】
楽曲選択画面は、例えば、図8の(a)に示されるような画面である。ユーザーは、表示部217に表示された曲名にタッチすることで、再生対象のオーディオ信号を選択する。ここでは、第1の選択例として、ユーザーは、「song3」を選択するものとする。
【0125】
入力部214がユーザーの再生対象のオーディオ信号の選択を受け付けた場合、制御部211は、スピーカ装置選択画面を表示部217に表示する。具体的には、制御部211は、通信部218(DLNA通信部210およびBT通信部212)が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを表示部217に表示する。
【0126】
スピーカ装置選択画面は、例えば、図8の(b)に示されるような画面である。図8の(b)に示されるように、スピーカ装置選択画面では、第1のスピーカ装置102を示すアイコン301と、第2のスピーカ装置103を示すアイコン302とが表示部217に表示される。なお、以下の説明では、アイコン301および302のそれぞれをスピーカ装置候補とも記載する。
【0127】
ユーザーは、表示部217に表示されたアイコンにタッチすることで、スピーカ装置候補の中からスピーカ装置を選択する。ここでは、ユーザーは、「第1のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0128】
次に、検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する(S702)。ステップS701では、ユーザーは、「song3」を選択しているため、検出部215は、「AAC」を対象符号化方式として検出する。
【0129】
なお、制御部211は、ステップS701では、オーディオ信号の曲名だけをDLNA通信部210を通じて取得し、ステップS702において、DLNA通信部202を通じてオーディオ信号リストを取得してもよい。
【0130】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、情報処理装置104の復号部213が「AAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S703)。
【0131】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104(復号部213)は、「AAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S703でYes)。
【0132】
続いて、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置(第1のスピーカ装置102)とが第1の通信方式(Bluetooth)によって通信可能かどうかを判断する(S704)。
【0133】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102は、情報処理装置104とBluetoothによる通信が可能である(S704でYes)。なお、ユーザーが選択したスピーカ装置が第1の通信方式によって通信不可能な場合には(S704でNo)、ステップS707動作が行われる。ステップS707の動作については、別の選択例で説明する。
【0134】
続いて、復号部213は、再生対象のオーディオ信号を復号する(S705)。具体的には、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song3」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio3.aac」を外部記憶装置101から取得する。言い換えれば、制御部211は、DLNA通信部210に、外部記憶装置101から再生対象のオーディオ信号を取得させる。
【0135】
そして、制御部211は、取得した「audio3.aac」のファイルを情報処理装置104の復号部213で復号する。言い換えれば、制御部211は、取得された再生対象のオーディオ信号を復号部213に復号させる。
【0136】
最後に、制御部211は、BT通信部212をBT通信部206と通信させ、復号部213が復号した再生対象のオーディオ信号を第1のスピーカ装置102に送信する。そして、第1のスピーカ装置102は、受信した復号済みの再生対象のオーディオ信号を出音部205から出力し再生する(S706)。
【0137】
以上説明した第1の選択例では、制御部211は、情報処理装置104が自ら再生対象のオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置に送信する、第1の制御を行う。第1の制御によれば、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号できないオーディオ信号を、当該スピーカ装置で再生することができる。なぜなら、情報処理装置104がスピーカ装置の代わりにオーディオ信号を復号し、復号後のオーディオ信号をスピーカ装置へ送信するからである。
【0138】
[2−2.第2の選択例]
次に、第2の選択例について説明する。以下の第2の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song5」を、スピーカ装置として「第1のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0139】
まず、入力部214は、「song5」の選択と、「第1のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0140】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song5」に対応する符号化方式である「FLAC」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0141】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104は「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能と判断する(S703でNo)。
【0142】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、第1のスピーカ装置102の復号部204が「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S707)。図4の復号対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102(復号部204)は「FLAC」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S707でYes)。
【0143】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置(第1のスピーカ装置102)とが第2の通信方式(DLNA)によって通信可能かどうかを判断する(S708)。
【0144】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第1のスピーカ装置102は、外部記憶装置101とDLNAによる通信が可能である(S708でYes)。
【0145】
続いて、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song5」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio5.flac」を外部記憶装置101から第1のスピーカ装置102に直接送信させる制御を行う。第1のスピーカ装置102は、DLNA通信部203を通じて取得した「audio5.flac」を復号部204で復号し、出音部205から出力し再生する(S710)。言い換えれば、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を外部記憶装置101に直接第1のスピーカ装置102へ送信させて、第1のスピーカ装置102に復号させる。
【0146】
以上説明した第2の選択例では、制御部211は、再生対象のオーディオ信号を復号することなく、再生対象のオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置において復号することによって当該スピーカ装置で再生する、第2の制御を行う。
【0147】
第2の制御によれば、情報処理装置104が復号できないオーディオ信号をユーザーが選択したスピーカ装置で再生することができる。
【0148】
[2−3.第3の選択例]
次に、第3の選択例について説明する。以下の第2の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song1」を、スピーカ装置として「第2のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0149】
まず、入力部214は、「song1」の選択と、「第2のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0150】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song1」に対応する符号化方式である「MP3」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0151】
図4の復号対応テーブルの例では、情報処理装置104は「MP3」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「MP3」で符号化されたオーディオ信号を復号可能と判断する(S703でYes)。
【0152】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置とが第1の通信方式によって通信可能かどうかを判断する(S704)。
【0153】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103は、情報処理装置104とBluetoothによる通信が可能である(S704でYes)。
【0154】
続いて、復号部213は、再生対象のオーディオ信号を復号する(S705)。具体的には、制御部211は、DLNA通信部210をDLNA通信部202と通信させ、記憶部201に記憶されている「song1」に対応するオーディオ信号のファイルである「audio1.mp3」を外部記憶装置101から取得する。そして、制御部211は、取得した「audio1.mp3」のファイルを情報処理装置104の復号部213で復号する。
【0155】
最後に、制御部211は、BT通信部212をBT通信部209と通信させ、復号部213が復号した再生対象のオーディオ信号を第2のスピーカ装置103に送信する。そして、第2のスピーカ装置103は、受信した復号済みの再生対象のオーディオ信号を出音部208から出力し再生する(S706)。
【0156】
以上説明した第3の選択例では、外部記憶装置101と、ユーザーが選択したスピーカ装置が直接通信できない場合であっても、ユーザーが選択したスピーカ装置においてオーディオ信号を再生することができる。なぜなら、情報処理装置104が外部記憶装置101からオーディオ信号を取得し、さらに復号して、復号後のオーディオ信号をスピーカ装置に送信するからである。
【0157】
[2−4.第4の選択例]
次に、第4の選択例について説明する。以下の第4の選択例では、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号として、「song6」を、スピーカ装置として「第2のスピーカ装置」を選択するものとする。
【0158】
まず、入力部214は、「song6」の選択と、「第2のスピーカ装置」の選択とを受け付ける(S701)。
【0159】
検出部215は、オーディオ信号リストに基づいて「song6」に対応する符号化方式である「Ogg」を対象符号化方式として検出する(S702)。
【0160】
図4の復号対応テーブルによれば、情報処理装置104は「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能である。したがって、制御部211は、復号部213が「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号不可能と判断する(S703でNo)。
【0161】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、第2のスピーカ装置103の復号部207が「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号可能かどうかを判断する(S707)。図4の復号対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103(復号部207)は、「Ogg」で符号化されたオーディオ信号を復号可能である(S707でYes)。
【0162】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを参照し、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置(第2のスピーカ装置103)とが第2の通信方式(DLNA)によって通信可能かどうかを判断する(S708)。
【0163】
図5の通信方式対応テーブルによれば、第2のスピーカ装置103は、外部記憶装置101とDLNAによる通信が不可能である(S708でNo)。
【0164】
最後に、制御部211は、表示部217に「song6」が「第2のスピーカ装置」において再生できない旨のメッセージを表示する制御(第3の制御)を行う(S709)。なお、このメッセージは、ステップS707において、ユーザーが選択したスピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号できない場合(S707でNo)も、表示される。
【0165】
以上説明した第4の選択例では、情報処理装置104は、第1の制御および第2の制御のいずれの制御も実行できないため、ユーザーが選択したスピーカ装置で再生対象のオーディオ信号を再生することができない。このような場合は、情報処理装置104は、表示部217にメッセージを表示することにより、オーディオ信号が再生不可能である旨をユーザーへ伝えることができる。
【0166】
[3.効果等]
以上のように、実施の形態1に係るオーディオ信号再生システム100(情報処理装置104)によれば、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号の符号化方式がスピーカ装置が復号できる方式であるか否か、およびスピーカ装置が外部記憶装置と通信可能であるか否かを意識することなく、再生対象のオーディオ信号を簡単にスピーカ装置において再生することができる。
【0167】
さらに、オーディオ信号再生システム100(情報処理装置104)によれば、ユーザーは、再生対象のオーディオ信号を復号する装置を選択する必要はない、同様に、ユーザーは、外部記憶装置、情報処理装置、およびスピーカ装置のそれぞれの間の通信方式を選択する必要もない。
【0168】
(他の実施の形態)
実施の形態1の説明は、実装の一例として説明した。しかしこれに限定されず、適宜、変更、書き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
【0169】
そこで、他の実施の形態についてまとめて説明する。
【0170】
実施の形態1では、情報処理装置104が復号可能な符号化方式を判断するステップ(図7のステップS703)と、ユーザーが選択したスピーカ装置が復号可能な符号化方式の符号化方式を判断するステップ(図7のステップS707)とがそれぞれ別個に設けられたが、情報処理装置104が復号可能な符号化方式とユーザーが選択したスピーカ装置が復号可能な符号化方式とが同じであれば、これらの判断は、1つのステップにおいて行われてもよい。
【0171】
実施の形態1では、外部記憶装置101とユーザーが選択したスピーカ装置との通信(第2の通信方式(DLNA)による通信)が可能かどうかを確認するステップ(図7のステップS708)が設けられた。しかしながら、ネットワーク上の全てのスピーカ装置が外部記憶装置101と通信可能である場合は、このようなステップは、省いてもかまわない。
【0172】
同様に、情報処理装置104とユーザーが選択したスピーカ装置との通信(第1の通信方式(Bluetooth)による通信)が可能かどうかを確認するステップ(図7のステップS708)についても、省略可能である。
【0173】
すなわち、制御部211は、少なくとも、対象符号化方式と、復号可否情報(復号対応テーブル)とに基づいて、第1の制御、または、第2の制御を行えばよく、通信可否情報(通信対応テーブル)は、必須でない。
【0174】
実施の形態1で説明した、制御部211、復号部213(復号部204および207)、検出部215は、プログラム可能なマイクロコンピュータで実現可能である。また、制御部211、復号部213、検出部215は、ハードロジックで実現されてもよく、物理的にどのように構成されてもよい。
【0175】
すなわち、実施の形態1において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
【0176】
また、実施の形態1では、オーディオ信号は、曲単位で選択されたが、ユーザーが再生したい曲をリスト化したプレイリストを選択するようにしてもよい。
【0177】
この場合、第1の制御により、選択されたプレイリスト中の1つのオーディオ信号が再生されているときに、次のオーディオ信号に対して第1の制御が実行できない場合、制御部211は、第2の制御を実行することで、次のオーディオ信号をシームレスに再生することが可能である。
【0178】
つまり、情報処理装置104によれば、プレイリストの再生中にオーディオ信号の符号化方式が変わっても、継続してスピーカ装置から出音することができる。
【0179】
さらに、プレイリストによって曲が連続再生される場合でなく、ユーザーが直接次のオーディオ信号を選択した場合も、制御部211は、第1の制御および第2の制御を切り替えて実行することで、次のオーディオ信号をシームレスに再生することが可能である。
【0180】
また、実施の形態1では、各スピーカ装置が対応している通信方式は、記憶部216に記憶されている通信方式対応テーブルを用いて判断されたが、情報処理装置104が各通信方式を用いてスピーカ装置を検索(検出)してもよい。
【0181】
例えば、実施の形態1のような場合、情報処理装置104のBT通信部212がBluetoothによる通信が可能なスピーカ装置を検索することにより、第1のスピーカ装置102と第2のスピーカ装置103とが検出される。よって、制御部211は、通信方式対応テーブルを用いなくても、第1のスピーカ装置102および第2のスピーカ装置103が、Bluetoothによる通信が可能であると判断できる。
【0182】
同様に、情報処理装置104のDLNA通信部210がDLNAによる通信が可能なスピーカ装置を検索することにより、制御部211は、第1のスピーカ装置102がDLNAによる通信可能であることがわかる。
【0183】
また、第1のスピーカ装置102は、第1の通信方式で通信可能であり、なおかつ、第2の通信方式で通信可能であるため、データ処理上は、2つのスピーカ装置として区別して識別される。つまり、データ処理上は、第1の通信方式で通信可能な第1のスピーカ装置102と第2の通信方式で通信可能な第1のスピーカ装置102とは、2つのスピーカ装置として取り扱われる。
【0184】
ここで、制御部211は、再生対象のオーディオ信号が、第1の制御により第1のスピーカ装置102において再生できる場合と、第2の制御により第1のスピーカ装置102において再生できる場合との両方において、第1のスピーカ装置102を示す同一のアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示する制御を行ってもよい。
【0185】
これにより、図8の(b)に示されるように、表示部217には、第1のスピーカ装置102を示す1つアイコン301のみが表示される。したがって、ユーザーは、通信方式を意識することなく、快適に楽曲を楽しむことができる。
【0186】
また、本実施の形態1では、符号化方式として、MP3、AAC、WAV、FLAC、Ogg、およびWMAが用いられる例について説明したが、他の符号化方式が用いられてもよい。
【0187】
また、実施の形態1では、通信方式として、BluetoothとDLNAとが用いられる例について説明したが、AirPlay(Apple社の独自ストリーミング技術)(登録商標)など他の無線通信方式が用いられてもよい。
【0188】
実施の形態1では、検出部215は、復号対応テーブルに基づいて符号化方式を検出したが、検出部215は、ファイル名の拡張子やファイル内データから符号化方式を検出してもよい。
【0189】
実施の形態1のオーディオ信号再生システム100の動作(図7)のステップS701では、制御部211は、ユーザーにスピーカ装置を選択させるために、通信部218が通信可能な全てのスピーカ装置を示すアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示した。
【0190】
しかしながら、ステップS701では、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を示すアイコンのみがスピーカ装置候補として表示部217に表示されてもよい。
【0191】
図9は、再生対象のオーディオ信号を再生することができるスピーカ装置を選択する動作のフローチャートである。
【0192】
なお、図9に示されるフローチャートの動作は、図7に示されるフローチャートのステップS701における処理の一部として実行される。具体的には、入力部214がオーディオ信号の選択を受け付けた後、スピーカ装置の選択を受け付ける前に行われる。
【0193】
また、図9に示されるフローチャートの動作は、情報処理装置104が通信可能な全てのスピーカ装置それぞれに対して行われるものとする。
【0194】
まず、入力部214がオーディオ信号の選択を受け付けた後、検出部215は、再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する(S901)。
【0195】
次に、制御部211は、記憶部216に記憶されている復号対応テーブルを参照し、情報処理装置104の復号部213が対象符号化方式で符号化されたオーディオ信号を復号可能であるか否かを判断する(S902)。
【0196】
対象符号化方式が、情報処理装置104の復号部213で復号可能な方式である場合、(S902でYes)制御部211は、スピーカ装置が第1の通信方式で通信可能であるか否かを判断する(S903)。
【0197】
スピーカ装置が第1の通信方式で通信可能な場合(S903でYes)、スピーカ装置は、対象スピーカ装置として選択される(S906)。
【0198】
スピーカ装置が第1の通信方式で通信不可能な場合(S903でNo)、制御部211は、スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号可能か否かを判断する(S904)。スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号不可能な場合(S904でNo)、当該スピーカ装置は、対象スピーカ装置候補として選択されない。
【0199】
スピーカ装置が再生対象のオーディオ信号を復号可能な場合(S904でYes)、制御部211は、スピーカ装置が第2の通信方式で通信可能であるか否かを判断する(S905)。スピーカ装置が第2の通信方式で通信不可能である場合(S905でNo)、当該スピーカ装置は、対象スピーカ装置として選択されない。
【0200】
対象スピーカ装置が第2の通信方式で通信可能である場合(S905でYes)、制御部211は、スピーカ装置を対象スピーカ装置として選択する(S906)。
【0201】
制御部211は、情報処理装置104が通信可能な全てのスピーカ装置に対して図9のフローチャートに示される選択を行った後、選択した全ての対象スピーカを示すアイコンをスピーカ装置候補として表示部217に表示する。
【0202】
例えば、再生対象のオーディオ信号が、FLACで符号化されている場合、再生対象のオーディオ信号は、第1のスピーカ装置102で再生することは可能であるが、第2のスピーカ装置103では再生できない。したがって、図8の(c)に示されるように、制御部211は、第1のスピーカ装置102を示すアイコン301のみを表示部217に表示する。
【0203】
そして、入力部214は、スピーカ装置(スピーカ装置候補)の選択を受け付ける。その後、図7のフローチャートのステップS702以降の動作が行われる。
【0204】
これにより、ユーザーが選択したスピーカ装置において再生対象のオーディオ信号が再生されないことがなくなるため、ユーザーは快適に楽曲を楽しむことができる。
【0205】
また、図7のフローチャートでは、第1の制御が可能であるかの判断が先に行われ、その後、第2の制御が可能であるかの判断が行われた。具体的には、実施の形態1では、制御部211は、まず、対象符号化方式が復号部213で復号可能な方式であることを復号可否情報が示し、なおかつ、ユーザーが選択したスピーカ装置が第1の通信方式で通信可能であることを通信可否情報が示す第1のケースに該当するか否かを判断する。そして、制御部211は、第1のケースに該当する場合には、第1の制御を行う。第1のケースに該当しない場合は、制御部211は、対象符号化方式がユーザーが選択したスピーカ装置で復号可能であることを復号可否情報が示し、なおかつ、ユーザーが選択したスピーカ装置が第2の通信方式で通信可能であることを通信可否情報が示す第2のケースに該当するか否かを判断する。そして、制御部211は、第2のケースに該当する場合には、第2の制御を行う。
【0206】
しかしながら、第2の制御が可能であるかの判断が先に行われ、その後、第1の制御が可能であるかの判断が行われてもよい。すなわち、制御部211は、まず、第2のケースに該当するか否かを判断し、該当する場合には第2の制御を行い、第2のケースに該当しない場合は、第1のケースに該当するか否かを判断し、該当する場合には第1の制御を行ってもよい。
【0207】
また、制御部211は、第1の制御および第2の制御の両方が可能であると判断される場合には、どちらの制御を優先して行ってもよい。
【0208】
なお、本開示のオーディオ信号再生システム100は、例えば、図10に示されるように、家庭内の無線ルータ400によってネットワーク接続された複数の機器により構成される。
【0209】
例えば、図10に示されるPC401を外部記憶装置として使用し、タブレット端末402を情報処理装置として使用することができる。この場合、ユーザーは、タブレット端末402を使って、家庭内の様々な場所に設置された、ミニコンポ403、並びにネットワークスピーカ404、405、406、および407において、PC401に記憶されたオーディオ信号を簡単に再生することが可能となる。
【0210】
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、出願人がベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態とを提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。
【0211】
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、それ以外の構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されているからといって、直ちにそれらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定を受けるべきではない。また、請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0212】
本開示は、装置間において無線通信を用いるオーディオ信号再生システム等に有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0213】
100 オーディオ信号再生システム
101 外部記憶装置
102 第1のスピーカ装置
103 第2のスピーカ装置
104 情報処理装置
201、216 記憶部
202、203、210 DLNA通信部
204、207、213 復号部
205、208 出音部
206、209、212 BT通信部
211 制御部
214 入力部
215 検出部
217 表示部
218 通信部
301、302 アイコン
400 無線ルータ
401 PC
402 タブレット端末
403 ミニコンポ
404〜407 ネットワークスピーカ
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するための制御を行う情報処理装置であって、
再生対象のオーディオ信号の符号化方式を対象符号化方式として検出する検出部と、
前記再生対象のオーディオ信号を復号する復号部と、
前記対象符号化方式が前記復号部によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部と、
前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信を行う通信部と、
前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記通信部に前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得させて、取得された前記再生対象のオーディオ信号を前記復号部に復号させ、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および、(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う制御部とを備える
情報処理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行い、
前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記対象符号化方式が、前記復号部で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通信部は、
前記第1の制御において、復号された前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信するための第1の通信方式と、
前記第2の制御において、前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から直接前記スピーカ装置に送信させるための第2の通信方式とを用いて通信可能であり、
前記記憶部には、さらに、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式で通信可能か否かと、前記スピーカ装置が前記第2の通信方式で通信可能か否かとを示す通信可否情報が記憶され、
前記制御部は、前記対象符号化方式、前記復号可否情報、および前記通信可否情報に基づいて、前記第1の制御、および前記第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第1の制御を行う
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記対象符号化方式が前記復号部および前記スピーカ装置の両方で復号可能な方式であり、なおかつ、前記スピーカ装置が前記第1の通信方式および前記第2の通信方式の両方で通信可能であることを前記通信可否情報が示す場合に、前記第2の制御を行う
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
さらに、
ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、
表示部とを備え、
前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、
前記制御部は、
(1)前記対象符号化方式が前記復号部で復号可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置の中から、前記第1の通信方式で通信可能なスピーカ装置、または、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を、前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示し、
(2)前記対象符号化方式が前記復号部で復号不可能な方式であることを前記復号可否情報が示す場合には、前記複数のスピーカ装置の中から、前記再生対象のオーディオ信号を復号可能なスピーカ装置であって、なおかつ、前記第2の通信方式で通信可能であるスピーカ装置を前記復号可否情報および前記通信可否情報に基づいて選択し、選択したスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
さらに、
前記ユーザーの前記スピーカ装置の選択を受け付ける入力部と、
表示部とを備え、
前記スピーカ装置は、前記表示部に表示されたスピーカ装置候補の中から、ユーザーが前記入力部を通じて選択した1つのスピーカ装置であり、
前記制御部は、前記通信部が通信可能な複数のスピーカ装置を示すアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記再生対象のオーディオ信号が、前記第1の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合と、前記第2の制御により前記スピーカ装置において再生できる場合との両方において、前記スピーカ装置を示す同一のアイコンを前記スピーカ装置候補として前記表示部に表示する制御を行う
請求項8または9に記載の情報処理装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記第1の制御および前記第2の制御のいずれの制御も実行できない場合に、前記再生対象のオーディオ信号が再生できない旨を前記表示部に表示する制御を行う
請求項8〜10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
前記第1の通信方式は、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信であり、
前記第2の通信方式は、DLNA(Digital Living Network Alliance)(登録商標)を用いた無線通信である
請求項1〜11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
オーディオ信号の復号機能を有するスピーカ装置において、外部記憶装置に記憶されたオーディオ信号を再生するために情報処理装置が行う制御方法であって、
前記情報処理装置は、
前記外部記憶装置および前記スピーカ装置と通信可能であり、
前記対象符号化方式が前記情報処理装置によって復号可能な方式であるか否かと、前記対象符号化方式が前記スピーカ装置によって復号可能な方式であるか否かとを示す復号可否情報が記憶される記憶部を備え、
前記制御方法は、
前記対象符号化方式および前記復号可否情報に基づいて、(1)前記外部記憶装置から前記再生対象のオーディオ信号を取得して、取得した前記再生対象のオーディオ信号を復号し、復号した前記再生対象のオーディオ信号を前記通信部から前記スピーカ装置に送信する、第1の制御、および(2)前記再生対象のオーディオ信号を前記外部記憶装置から前記スピーカ装置へ直接送信させて前記スピーカ装置に復号させる、第2の制御のいずれか一方を選択し、選択した制御を行う
制御方法。
【請求項14】
請求項13に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】