【課題】 表示装置1000において、光源部103を備えた表示ユニット100と、電源部203を備えた本体ユニット200が電気的に確実に接続されることを目的とする。
【解決手段】 本体ユニット200と、前記本体ユニット200に取り付けられる表示ユニット100と、前記本体ユニット100に設けられた本体側コネクタ202と、前記表示ユニット100に設けられた表示側コネクタ104とを備え、前記本体側コネクタ202と前記表示側コネクタ104とが、前記本体ユニット200と前記表示ユニット100が平行に嵌合することにより、表示ユニット100と本体ユニット200が電気的に接続することができる。
前記本体側コネクタと前記表示側コネクタは、前記表示ユニットまたは前記本体ユニットの自重がかかることにより、接続状態を維持することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1を示す表示装置の斜視図である。
図2は
図1に示す表示装置のA−A’断面図であり、表示ユニットを本体ユニットに取り付けする取付工程を示した図である。
図3は
図1を示す表示装置の嵌合部の取付工程図である。
図4は
図1を示す表示装置の表示側コネクタの取付工程図である。
【0011】
表示装置1000の構成に関して説明する。
図1において、表示装置1000は、表示ユニット100と本体ユニット200から構成されており、表示ユニット100は本体ユニット200に取り付けられている。
なお、
図1の表示装置1000は、壁に据え付けられた状態を示す図である。表示装置1000は、天井に据え付けられることもある。
【0012】
図2において、表示ユニット100は、表示ケース101と、表示部102と、光源部103と、表示側コネクタ104を備えている。また、表示ユニット100に表示側嵌合部105が、表示ユニット100の複数個所に形成されている。
本体ユニット200は、本体ケース201と、本体コネクタ部202と、電源部203を備えており、本体側嵌合部204を形成している。
【0013】
次に、各構成の動作機能について説明をする。
図2において、(1)は表示ユニット100に本体ユニット200が取り付けられる前の状態を示す。
図2において、(2)は表示ユニット100の表示側嵌合部105と、本体ユニット200の本体側嵌合部204が当接した状態である。
図2において、(3)は表示ユニット100の反対面101b(
図2の(1)に記載)と、本体ユニット201の一面201a(
図2の(1)に記載)が当接した状態である。
図2において、(4)は表示ユニット100が本体ユニット200に取り付けられた状態である。
【0014】
図2の(1)において、表示ユニット100は、前面に開口部101aを有した表示ケース101の内部に表示部102と、光源部103を収納している。
表示部102は開口部101aに面するように配置されている。光源部103は表示部102の裏面に配置され、表示部102全体を裏面から照射している。
【0015】
図2の(1)において、表示ケース101は、開口部101aと反対側に反対面101bから、表示ユニット100を本体ユニット200に取り付けする為の表示側嵌合部105が上下各部にて突出している。
また、反対面101bの下側には、本体ユニットに備えられた電源部204から光源部103へ電力を供給する為の表示側コネクタ104が、表示側コネクタ104の接続部104aが下側に向くように取り付けられている。
【0016】
図2の(1)において、本体ユニット200は、表示ユニット100が取り付けられる一面201aを有した多角形形状をしており、一面201aの反対側に位置する背面201b、もしくは上枠部201cが被取付部30(例えば、天井や壁など)に取り付けられる。一面201aには、表示ユニット100が取り付けられる為の開口部201aaが形成されている。
また、本体ケースの横側面201dには、表示ユニット100の表示側嵌合部105と嵌め合いし嵌合部10を形成する本体側嵌合部204が上下各部に配置されている。 また、本体ケース201の下枠部201eには、表示ユニット100の表示側コネクタ104と接続し、電源部203からの電力を光源部103へ供給する本体側コネクタ202が、接続部202aを上枠側201cに向くように取り付けられている。
【0017】
なお、
図2の(1)に示すとおり、表示ユニット100と、本体ユニット200は別体になっている。
【0018】
次に、
図2の(2)において、表示ユニット100の表示側嵌合部105を本体ユニットの本体側嵌合部204に当接させる。
表示ユニット100の反対面101bと本体ユニット200の一面201aが正対する。
【0019】
次に、
図2の(3)において、(2)より表示側嵌合部105と本体側嵌合部204とが当接した状態で、表示ユニット100を本体ユニット200方向へ、表示ユニット100の反対面101bが本体ユニットの一面201aが当接するまで移動させる。
図2の(3)の状態は、
図2の(2)の状態から更に表示ユニット100を本体ユニット200に当接させた状態である。
表示ユニット100の反対面101bが本体ユニットの一面201aを当接させることで、表示ユニット100は一面201aと平行に下方向へ移動可能となる。
【0020】
次に、
図2の(4)において、表示ユニット201は一面201aと平行に下方向(
図2の(3)の矢印方向)へ移動し、表示側嵌合部105と本体側嵌合部204が嵌め合いし嵌合部10を形成するとともに、表示側コネクタ104と本体側コネクタ202が接続されコネクタ20を形成し電気的に接側される。
【0021】
表示ユニット100を下方向(
図2の(3)の矢印方向)にスライドさせて表示側コネクタ104と本体側コネクタ202は接続するので、表示ユニット100の自重で、表示側コネクタ104と本体側コネクタ202の接続を確実にするとともに、その状態を維持することができる。
【0022】
表示ユニット100を本体ユニット200から取り外す工程は、取付工程の逆の手順となる。
表示ユニット200を上方向へスライドさせると、表示側コネクタ104は本体側コネクタ202から外れるとともに、表示側嵌合部105は本体側嵌合部204との嵌合状態が解除される。
【0023】
次に、表示ユニット100を正面方向へ可動させることにより、本体ユニット200から表示ユニット100が外れる。
【0024】
次に、嵌合部10の嵌め合いに関して説明をする。
図3において、(1)は表示ユニット100に本体ユニット200が取り付けられる前の状態を示す。
図3の(2)は表示ユニット100の表示側嵌合部104と、本体ユニット200の本体側嵌合部202が当接した状態である。
図3の(3)は表示ユニット100の反対面101bと、本体ユニット201の一面201aが当接した状態である。
図3の(4)は表示ユニット100が、本体ユニット201が取り付けられた状態である。
【0025】
図3の(1)において、表示側嵌合部105は、円柱形状の水平方向(
図3の(1)の矢印方向)への移動を抑制する水平嵌合部105aと、垂直下方向(
図3の(3)の矢印方向)への移動を抑制する垂直嵌合部105bから形成されている。
【0026】
図3の(1)において、本体側嵌合部204は、表示ユニット100を本体ユニット200へ誘導する傾斜部204aと、表示ユニット100を本体ユニット200が係止する係止部204bから形成されている。
【0027】
なお、表示ユニット100と、本体ユニット200は別体になっている。
【0028】
次に、
図3の(2)において、表示側嵌合部105の水平嵌合部105aが、本体嵌合部204の傾斜部204aに当接する。このとき、表示ユニット100と本体ユニット200は正対している。
【0029】
次に、
図3の(3)において、表示側嵌合部105の水平嵌合部105aが、本体嵌合部204の傾斜部204aに当接した状態で、表示ユニット100を傾斜部204aの傾斜に沿って本体ユニット200方向へ、表示ユニット100の反対面101bが本体ユニット200の一面201aに当接するまで移動させる。
図3の(3)の状態は、
図3の(2)の状態から更に表示ユニット100を本体ユニット200に当接させた状態である。
表示ユニット100の反対面101bと、本体ユニット200の一面201aが当接すると、表示側嵌合部105の水平嵌合部105aは本体嵌合部204の傾斜部204aへの当接がはずれ、表示ユニット100は一面201aと平行に下方向へ移動可能となる。
【0030】
次に、
図3の(4)において、表示ユニット201は一面201aと平行に下方向(
図3の(3)矢印方向)へ移動し、表示側嵌合部105と本体側嵌合部204が嵌め合いし嵌合部を形成される。
【0031】
次に、コネクタ20の接続に関して説明する。
図4の(1)は表示ユニット100に本体ユニット200が取り付けられる前の状態を示す。
図4の(2)は表示ユニット100の表示側嵌合部105と、本体ユニット200の本体側嵌合部204が当接した状態である。
図4の(3)は表示ユニット100の反対面101bと、本体ユニット201の一面201aが当接した状態である。
図4の(4)は表示ユニット100が、本体ユニット201が取り付けられた状態である。
【0032】
図4の(1)において、表示側コネクタ104は表示ユニット100の反対面101b下部側にそなえられており、表示側コネクタ104の接続口104aが下方向を向くように配置されている。
【0033】
本体側コネクタ202は、本体ケース201の下枠部201eにそなえられており、本体側コネクタ202の接続口202aが上枠方向201c(
図2参照)へ向くように配置されている。
【0034】
なお、表示ユニット100と、本体ユニット200は別体になっている。
【0035】
図4の(2)において、表示側嵌合部105の水平嵌合部105aが、本体嵌合部204の傾斜部204aに当接する。このとき、表示ユニット100と本体ユニット200は正対している。
【0036】
図4の(3)において、(2)より表示側嵌合部105と本体側嵌合部204とが当接した状態で、表示ユニット100を本体ユニット200方向へ、表示ユニット100の反対面101bが本体ユニットの一面201aが当接するまで移動させる。
図4の(3)の状態は、
図4の(2)の状態から更に表示ユニット100を本体ユニット200に当接させた状態である。
表示ユニット100の反対面101bが本体ユニットの一面201aを当接させることで、表示ユニット100は一面201aと平行に下方向(
図4の(3)の矢印方向)へ移動可能となる。
また、表示側コネクタ104の接続部104aと本体側コネクタ202の接続部202aが直線状に配置される。
【0037】
図4の(4)において、表示ユニット201は一面201aと平行に下方向(
図4の(3)の矢印方向)へ移動し、表示側コネクタ104と本体側コネクタ202が接続されコネクタ20を形成し電気的に接続される。
【0038】
本実施形態は、表示装置1000において、光源部103を備えた表示ユニット100と、電源部203を備えた本体ユニット200は、表示側嵌合部105と本体側嵌合部204により、一面201aと平行に嵌合して取り付けられる。この取付工程によって表示ユニット100に設けられた表示側コネクタ104と、本体側ユニット200に設けられた本体側コネクタ202が接続することができる。
【0039】
また、表示側コネクタ104と本体側コネクタ202の接続は、表示ユニット100の自重により接続を確実にするとともに、その状態を維持することができる。
【0040】
本実施の形態1は、表示側コネクタ104と本体側コネクタ202は下枠部201e側にて接続されるように構成したが、横枠部201d側で接続されても良い。
また、表示側嵌合部105が突出するように構成したが、本体側嵌合部204が突出する構成でもよい。
コネクタ20の接続位置、嵌合部10の形状に関しては、表示ユニット100が本体ユニット200へ取り付けられることに伴い、表示ユニット100と本体ユニット200が電気的に接続できる構成であれば本実施の形態と同様の効果が得られる。
例えば、本体ユニット200が、表示ユニット201の一面201aと平行に下方向(
図4の(3)の矢印方向)へ移動する。この移動にともない、本体ユニット200に設けられ、且つ表示側コネクタ104と同じ構成のコネクタは、本体側コネクタ202と同じ構成であり、且つ表示ユニット100に設けられたコネクタに接続する。
上記の例の場合、表示側コネクタと本体側コネクタの接続は、本体ユニット200の自重により接続を確実にするとともに、その状態を維持することができる。
【0041】
本実施形態1は、本体ケース201の一面201が開口部201aaを形成するように構成したが、開口部は表示ユニット100が本体ユニット200へ取り付けられることに伴い、表示ユニットと本体ユニットが電気的に接続できる構成であればよい。
例えば、
図5の(1)に示すように全面が開口した開口部201aa′でもよく、
図5の(2)に示すように一部が開口した開口部201aa′′であってもよい。
開口部は表示ユニットが本体ユニットへ取り付けられることに伴い、表示ユニットと本体ユニットが電気的に接続できる構成であれば本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0042】
なお、本実施の形態1では光源部103は、有機ELなどによる面光源を想定しているが、LEDと導光板などによる面光源であっても良い。
また、
図5の(3)に示すように、表示ユニットを横方向への移動により取り付けできるよう本体側嵌合部204′・本体側コネクタ202′を配置したものでもよい。
また、電源部203は光源103に商用電源などからの電力を供給するものであり、端子台、バッテリー、点灯装置などの部品が付属されているものでもよく、商用電源から本体側コネクタへ接続させる配線でもよい。
【0043】
(実施の形態2)
本実施の形態2では、固着部300に関して詳細の説明をする。なお実施の形態1と共通部品は実施の形態1と同じ符号を用いて説明を行う。
図6は、
図4のコネクタ取付工程図の固着部300に関して詳細を示したものである。
【0044】
図6において、(1)は表示ユニット100が本体ユニット200に固着される前の状態である。(2)は表示ユニット100が本体ユニット200へ固着された状態である。
【0045】
図6において、固着部300は表示ユニット100に設けられた係合爪301と、本体ユニット200に設けられた係合爪受部302から構成されている。
【0046】
図6の(1)において、係合爪301は表示ケース反対面101bからL字状に突出して形成されている。係合爪301はL部301aと、L部301aの先端に本体ユニット100の係合爪受部302に嵌合する三角形状の凸部301bから構成されている。
【0047】
図6の(1)において、係合爪受部302は本体ユニット200に設けられ本体側コネクタ202の一面201aに面する側面より、一面201a方向へ突出するように形成されている。
【0048】
また、本体ユニット200の下枠部201eには、固着された固着部300を解徐する解徐部303が設けられている。
解徐部303は係合爪受部302に面するように下枠部201eの備えられており、下枠部201eから外方向へ突出したプッシュ部303aと、プッシュ部303aから係合爪受部302方向へ垂直に突出した解徐爪部303bから構成されている。
【0049】
なお、
図6の(1)において、表示ユニット100は反対面101bが本体ユニットの一面201aを当接されており、表示ユニット100は一面201aと平行に下方向(
図6の(1)の矢印方向)へ移動可能な状態である。
【0050】
図6の(2)において、表示ユニット100は一面201aと平行に下方向(
図6の(1)の矢印方向)へ移動し、表示ユニット100が本体ユニット200に取り付けられ、係合爪301は弾性変形しながら係合爪受部302に嵌り込み固着部300が形成される。
【0051】
次に固着部300の解徐方法に関して説明する。
図6の(2)において、本体ユニット200の解徐部303のプッシュ部303aを内側方向(
図6の(1)の矢印と反対方向)に押すと、解徐爪部303bが係合爪301の301a凸部を押し上げ、係合爪301は表示ユニット100方向へ弾性変形をおこない係合爪受部の嵌合状態が解除する。
この状態で、表示ユニット100を上方向へスライドさせると、表示側コネクタ104は本体側コネクタ202から外れるとともに、表示側嵌合止部105(
図2参照)とは本体側嵌合止部204(
図2参照)の嵌合状態が解除される。
【0052】
本実施の形態では、表示ユニット100に設けられた係合爪301と本体ユニット200に設けられた係合爪受部302が、表示ユニット100が本体ユニット200へ取り付けられることに伴い、固着部300を形成し、表示ユニット100を本体ユニットに固着することができる。
【0053】
また、固着部300の固着状態を、表示装置1000外側より操作し解除できる解徐部303を有している。
【0054】
本実施の形態は、表示ユニット100に係合爪301が設けられており、本体ユニット200に係合爪受部302がもうけられる構成にしたが、表示ユニットに係合爪受部301′が設けられ、本体ユニットに係合爪部302′が設けられる構成でもよい。
係合爪と係合爪受部から構成される固着部の形状、配置位置に関しては、表示ユニット100が本体ユニット200へ取り付けられることに伴い、表示ユニット100を本体ユニット200に固着できる構成であれば本実施の形態と同様の効果が得られる。
例えば、本体ユニット200′が、表示ユニット100′の一面101a′と平行に下方向(
図6の(1)の矢印方向)へ移動する。この移動にともない、本体ユニット200′に設けられ、且つ係合爪301と同じ構成の爪部は、係合爪受部302と同じ構成であり、且つ表示ユニット100′に設けられた受部と嵌合し固着部300′を形成する。
なお、解徐部303′は固着部300′の形状により表示ユニット100′、もしくは本体ユニット200‘のどちらに設けられてもよい。
【0055】
(実施の形態3)
本実施の形態3では、実施の形態1の表示装置1000を誘導灯400として応用して用いた場合に関して詳細の説明をおこなう。なお実施の形態1と共通部品は実施の形態1と同じ符号を用いて説明をおこなう。
図7は、誘導灯400の斜視図である。
【0056】
図7において、表示装置1000は表示部100に、非常口のピクトグラム401など、誘導を示す絵柄、文字、矢印などが表示された部材を用いる。
【0057】
本実施の形態は、表示部100に非常口のピクトグラム401など誘導表示された部材を用いることで、誘導灯400として使用することができる。