特開2015-222842(P2015-222842A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-222842(P2015-222842A)
(43)【公開日】2015年12月10日
(54)【発明の名称】電話システム
(51)【国際特許分類】
   H04M 3/54 20060101AFI20151113BHJP
【FI】
   H04M3/54
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-105758(P2014-105758)
(22)【出願日】2014年5月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100100310
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 学
(74)【代理人】
【識別番号】100098660
【弁理士】
【氏名又は名称】戸田 裕二
(74)【代理人】
【識別番号】100091720
【弁理士】
【氏名又は名称】岩崎 重美
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 洋平
【テーマコード(参考)】
5K201
【Fターム(参考)】
5K201BC02
5K201BC08
5K201BC29
5K201BD01
5K201CA02
5K201CB04
5K201CB05
5K201CB06
5K201CB09
5K201CB10
5K201CB11
5K201CB13
5K201CC10
5K201CD01
5K201CD05
5K201CD09
5K201DA03
5K201DC02
5K201DC03
5K201EA05
5K201EC01
5K201EC06
5K201ED02
5K201ED07
5K201EE01
5K201EE08
5K201EE10
5K201EF07
5K201EF09
(57)【要約】
【課題】
固定IP電話を複数人で共有している場合、誰宛に電話がかかってきたのかは判断がつかない。また受信者が出張している場合、第3者が電話をとり、電話対応する必要があり、電話の発信者や第3者は、手間暇がかかる。
【解決手段】
INVITEなどの呼接続要求に、電話を受けて欲しい人を識別するユーザ識別情報を含める。管理サーバでは、電話を受けて欲しい人が使用するPCなどの情報端末と、電話を受けて欲しい人が使用するIP電話機とが、同じハブ(通信装置)に接続されているかを調べ、電話転送の要否を判断する。また、呼接続要求を着信する側のIP電話機は、ユーザ識別情報を用いて誰宛ての電話なのかを通知する。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
IP電話と、情報処理端末と、複数の前記IP電話および前記情報処理端末をネットワークに接続する通信装置と、前記通信装置と前記ネットワークを介して接続される管理サーバとを備え、
第1の前記IP電話から第2の前記IP電話へ呼接続要求をする場合に、前記第1のIP電話は、前記呼接続要求に電話の受信者を識別するためのユーザ識別情報を含め、
前記第2のIP電話は、前記呼接続要求を受信すると、当該呼接続要求に含まれる前記受信者識別情報を前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記第2のIP電話から受信した前記ユーザ者識別情報により特定されるユーザが使用する前記情報処理端末と、前記第2のIP電話とが、同じ前記通信装置に接続されているか否かを調べて、前記呼接続要求を前記第2のIP電話以外の他の前記IP電話に転送する必要があるか否かを判断し、
前記呼接続要求を受信する前記第2のIP電話または前記他のIP電話は、当該呼接続要求に含まれる前記ユーザ識別情報を用いて、電話の呼び出しを行なうときに、前記ユーザ識別情報で特定されるユーザ宛ての電話であることを通知することを特徴とする電話システム。
【請求項2】
請求項1に記載の電話システムであって、
前記管理サーバは、
前記第2のIP電話から受信した前記ユーザ者識別情報により特定されるユーザが使用する前記情報処理端末と、前記第2のIP電話とが、同じ前記通信装置に接続されている場合は、前記呼接続要求を前記第2のIP電話以外の他のIP電話に転送しない判断をし、
前記情報処理端末と前記第2のIP電話とが同じ通信装置に接続されていない場合は、前記呼接続要求を前記第2のIP電話以外の他のIP電話に転送する判断をすることを特徴とする電話システム。
【請求項3】
請求項2に記載の電話システムであって、
前記管理サーバは、前記呼接続要求を前記他のIP電話に転送する判断をした場合、前記第2のIP電話に、前記第2のIP電話から受信した前記ユーザ者識別情報により特定されるユーザが使用する前記情報処理端末が接続される前記通信装置に接続されている前記IP電話の電話番号を通知することを特徴とする電話システム。
【請求項4】
請求項3に記載の電話システムであって、
前記管理サーバは、前記他のIP電話として、前記受信者の前記情報処理端末が接続される前記通信装置に接続されている前記IP電話のうち、前記受信者の前記情報処理端末が使用しているポートに最も近いポートに接続されている前記IP電話を選択することを特徴とする電話システム。
【請求項5】
請求項1又は請求項4に記載の電話システムであって、
前記管理サーバは、
前記ユーザ識別情報と、当該ユーザが使用する前記情報処理端末を識別する端末識別情報と、当該ユーザが使用する前記IP電話に割り当てられた電話番号と、を対応付けて記憶する第1のテーブルと、
前記端末識別情報と、当該端末識別情報により特定される前記情報処理端末が接続される前記通信装置を識別する通信装置識別情報と、を対応付けて記憶する第2のテーブルと、
前記電話番号と、当該電話番号が割り当てられた前記IP電話が接続される前記通信装置を識別する前記通信装置識別情報と、を対応付けて記憶する第3のテーブルと、を有し、
前記管理サーバは、前記第2のIP電話から前記ユーザ識別情報を受信すると、
前記第1のテーブルおよび前記第2のテーブルを用いて、当該ユーザ識別情報により特定されるユーザが使用する前記情報処理端末が接続される前記通信装置の前記通信装置識別情報を取得し、
前記第1のテーブルおよび前記第3のテーブルを用いて、当該ユーザ識別情報により特定されるユーザが使用する前記IP電話が接続される前記通信装置の前記通信装置識別情報を取得することを特徴とする電話システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能である電話システムに関する。
【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、特許文献1がある。この公報には、複数の利用者が共用する電話機に着信した場合に、着信音を変化させることで誰宛の電話であるかを明らかにさせ、所望の受信者が他の利用者の手を煩わすこと無く、速やかに応答可能とするシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平2−192255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
固定IP電話を複数人で共有している場合、誰から電話がかかってきたのかは発信者の電話番号が電話に表示されるシステムが既存であるため、誰からの着信であるか判断可能であるが、誰宛に電話がかかってきたのかは判断がつかない。誰宛に電話がかかってきたのか判断するには、第3者が電話をとり、電話対応する必要があるため、電話の発信者や第3者は、手間暇がかかるという課題があった。
【0005】
特許文献1に記載の手法では、受信者が出張している場合、着信音を変化させ誰宛の電話であるかを明らかにしても受信者が在勤場所にいないため、第3者が電話をとり、電話対応する必要があり、電話の発信者や第3者は、手間暇がかかる。さらに、第3者は、電話の発信者が所望する受信者へ電話があった旨を伝える、もしくは、電話の発信者が所望する受信者へ再度、電話連絡をするという2度手間になる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の電話システムは、IP電話と、情報処理端末と、複数のIP電話および情報処理端末をネットワークに接続する通信装置と、通信装置とネットワークを介して接続される管理サーバとを備え、第1のIP電話から第2のIP電話へ呼接続要求をする場合に、第1のIP電話機は、呼接続要求に電話の受信者を識別するためのユーザ識別情報を含め、第2のIP電話は、呼接続要求を受信すると、当該呼接続要求に含まれる受信者識別情報を管理サーバに送信し、管理サーバは、第2のIP電話から受信したユーザ者識別情報により特定されるユーザが使用する情報処理端末と、第2のIP電話とが、同じ通信装置に接続されているか否かを調べて、呼接続要求を第2のIP電話以外の他のIP電話に転送するか否かを判断し、呼接続要求を受信する第2のIP電話または他のIP電話は、当該呼接続要求に含まれるユーザ識別情報を用いて、電話の呼び出しを行なうときに、ユーザ識別情報で特定されるユーザ宛ての電話であることを通知する。
【発明の効果】
【0007】
固定IP電話が「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であり、かつ、出張で通常の在勤場所で勤務していない場合においても、出張先に設置された電話の受信者の身近にある固定IP電話に「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であるため、所望の受信者が他の利用者の手を煩わすこと無く、速やかに応答可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】固定IP電話における受信者識別システムおよび自動転送システムの実施例を示すブロック構成図である。
図2】実施例における情報センタ側ネットワーク構成図である。
図3】実施例における拠点側ネットワーク構成図である。
図4】実施例における各拠点のフロアレイアウト図である。
図5】実施例で使用する端末接続先管理サーバのブロック構成図である。
図6】端末接続先管理サーバ用データベースが有する社員情報テーブルである。
図7】端末接続先管理サーバ用データベースが有するPCテーブルである。
図8】端末接続先管理サーバ用データベースが有する固定IP電話テーブルである。
図9】実施例で使用する固定IP電話の構成図である。
図10】固定IP電話が有する電話帳テーブルである。
図11】実施例における固定IP電話およびSIPサーバのフローチャート図である。
図12】実施例における端末接続先管理サーバのフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施例を図面を用いて説明する。本実施例は、固定IP電話の利用において、「誰から誰宛の電話であるか」を電話機が着信時に音声にて知らせる事が可能であるシステム、かつ、出張で通常の在勤場所で勤務していない場合においても、出張先に設置された電話の受信者の身近にある固定IP電話に「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であるシステムについて説明する。なお、固定IP電話という言葉の意味するところは、例えばオフィスで決められた場所に設置されて使用するIP電話機、というものである。そのようなIP電話は、電話自体の場所は移動せずとも、使用者(ユーザー)が変わったときに、割り当てられた電話番号が変更されても良い。
【0010】
図1は、本実施例の固定IP電話における受信者識別システムおよび自動転送システムの実施例を示すブロック構成図である。IPネットワーク網100は、実施例における全体のネットワーク構成図であり、詳細なネットワーク構成については、図2に情報センタ側ネットワーク103の構成図および図3に拠点側ネットワーク300の構成図を示す。なお、拠点側ネットワークは会社A及び会社Bにおいて、拠点1、拠点2ともに同様の構成を取ることができる。固定IP電話101は、実施例で使用する電話機であり、詳細な機器構成および機能は、図9に示す。PC(Personal Computer)102は情報処理端末であり、実施例で使用するインターネット接続可能なPCである。情報センタ103は、本実施例で使用するサーバなどを収容する。
【0011】
図2は、実施例における情報センタ側ネットワーク103の構成図である。スイッチ200は、ネットワーク間の接続を行うネットワークデバイスのひとつであり、受信パケットの宛先MACアドレスを解析し、該当する端末が接続されているポートのみにパケットを高速に送信するものである。SIPサーバ201は、SIPプロトコルを利用して、電話番号とIPアドレスとを対応付けし、相手を呼び出してつなぐといった呼制御を行うサーバであり、既存のSIPサーバと同様の構成である。また、SIPサーバ201は、SIPサーバ用データベース202を有する。なお、端末接続先管理サーバ203および端末接続先管理サーバ用データベース204については、図5にて説明する。ルータ205は、異なるネットワーク間の接続を行うネットワークデバイスのひとつであり、ネットワークアドレスと呼ばれるOSI参照モデル第3層「ネットワークレイヤー」の情報を元にネットワーク間のデータ配送を行うものである。
【0012】
図3は、実施例における拠点側ネットワーク300の構成図である。拠点ルータ301の配下に拠点スイッチ302を設置し、その配下にフロアスイッチ303を設置する。フロアスイッチ303からは、少なくとも1つ以上のデスクで構成された島単位に島HUB304を設置する構成とし、島HUB304の各ポートに固定IP電話101やPC102をネットワーク接続させる。使用する島HUB304のような通信装置は、SNMP(Simple Network Management Protocol)対応の機種を使用することが望ましく、各拠点に設置する必要がある。また、拠点に少人数の社員が勤務している場合については、拠点スイッチ302およびフロアスイッチ303を設置せず、拠点ルータ301の配下に島HUB304を設置する構成でも本実施例を実施することが可能である。
【0013】
図4は、実施例における各拠点のフロアレイアウト例である。図4のとおり、各フロアの1つ以上のデスクからなる島には、島HUB304を設置する。また、各フロアのデスクは、東M列、東M+1列、(M=1、2、3・・・)とする。また、図4のフロアレイアウト図の例として、会社Aの拠点2である大阪拠点ネットワーク400と、会社Bの拠点1である東京拠点ネットワーク401を示している。
【0014】
図5は、実施例で使用する端末接続先管理サーバ203の機能ブロック構成図である。端末接続先管理サーバ203は、切替部500、端末接続先情報検索部501、端末情報登録部502、端末接続先確認部503、着信先調査部504、電話機返信部505、を有する。また、端末接続先管理サーバ203は、端末接続先管理サーバ用データベース204と連携する。端末接続先管理サーバ用データベース204は、社員情報テーブル600、PCテーブル700、固定IP電話テーブル800を有する。なお、端末接続先管理サーバ203からこれらのテーブルへアクセスすることが可能である。
【0015】
図6に社員情報テーブル600を示す。社員情報テーブル600は、社員ID601、社員名前(ローマ字表示)602、所有PC管理ID603、固定IP電話番号604を有する。社員ID601は、各社員にそれぞれ割り当てられ社員を一意に識別するためのIDである。社員名前(ローマ字表示)602は、社員ID601に対応した社員の名前を例えばローマ字で表示したものである。所有PC管理ID603は、各社員にそれぞれ割り当てられるPCを一意に識別するための管理IDである。固定IP電話番号604は、各社員にそれぞれ割り当てられた固定IP電話の電話番号であり、その社員に電話をかける際に通常、使用するものである。
【0016】
社員情報テーブル600のこれら情報は、例えばシステム管理者が個々のユーザの電話の発信前までにあらかじめ格納しておく。なお、社員名前(ローマ字表示)602、所有PC管理ID603、固定IP電話番号604は、社員ID601に対応した社員とシステム管理者のみ修正可能とする。
【0017】
図7にPCテーブル700を示す。PCテーブル700は、所有PC管理ID701、MACアドレス702、IPアドレス703、起動ON/OFF704、島HUBID705、ポート番号706を有する。所有PC管理ID701は、社員情報テーブル600の所有PC管理ID603と共通の情報であり、これが外部キーとなって社員情報テーブル600とPCテーブル700とを対応付ける。MAC(Media Access Control)アドレス702は、所有PC管理ID701に対応したPC102のMACアドレスである。IPアドレス703は、所有PC管理ID701に対応したPC102のIP(Internet Protocol)アドレスである。起動ON/OFF704は、所有PC管理ID701に対応したPCの起動ON/OFFの状態を管理するものである。島HUBID705は、所有PC管理ID701に対応したPC102が接続されている島HUB304を一意に識別するためのIDを示す。この実施例における島HUB304のID705の登録名は、島HUB304が設置されている拠点、フロア、方角、デスクの列番号を含むようにしている。ポート番号706は、所有PC管理ID701に対応したPC102が接続されている島HUB304のポート番号を示すものである。
【0018】
図8に固定IP電話テーブル800を示す。固定IP電話テーブル800は、固定IP電話番号801、MACアドレス802、IPアドレス803、起動ON/OFF804、島HUBID805、ポート番号806を有する。固定IP電話番号801は、社員情報テーブル600の固定IP電話番号604が外部キーとなり、社員情報テーブル600と固定IP電話テーブル800とを対応付ける。MACアドレス802は、固定IP電話番号801に対応した固定IP電話101のMACアドレスである。IPアドレス803は、固定IP電話番号801に対応した固定IP電話101のIPアドレスである。起動ON/OFF804は、固定IP電話番号801に対応した固定IP電話101の起動ON/OFFの状態を管理する情報である。島HUBID805は、固定IP電話番号801に対応した固定IP電話101が接続されている島HUB304のIDを示す。島HUB304のID805の登録名は、この実施例では例えば島HUB304が設置されている拠点、フロア、方角、デスクの列番号を含む。ポート番号806は、固定IP電話番号801に対応した固定IP電話101が接続されている島HUB304のポート番号を示すものである。
【0019】
図5の端末接続先管理サーバ203の説明に戻る。切替部500は、端末接続先情報検索部501で処理する場合(電話の発信前)と端末接続先確認部503で処理する場合(電話の発信から着信の間)の処理の判別をするものである。実際の実装では切替部900はソフトウェアによる条件分岐などによっても良い。
【0020】
図5の端末接続先情報検索部501は、SNMPによりPC102が島HUB304のどのポートに接続されているかを調べ、そのPC102のMACアドレス702に対応するPCテーブル700の島HUBID705やポート番号706へ情報を登録する。また端末接続先情報検索部501は、SNMPにより固定IP電話101が島HUB304のどのポートに接続されているかを調べ、その固定IP電話101のMACアドレス802に対応する情報PCテーブル800の島HUBID805やポート番号806へ情報を登録する。このように端末接続先情報検索部501は、電話の呼処理の前に、事前に各機器がネットワークにどのように接続されているかという情報を収集、記録する。
【0021】
具体的には、端末接続先情報検索部501は、ネットワーク機器(島HUB304)に対し、SNMPによるMIB(Management Information Base)情報の要求を数秒間隔で定期的に行う。その要求を受信した島HUB304は、MIB情報を返信する。MIB情報は、PC102の場合について、PC102のMACアドレス702と島HUBID705とPC102が接続されている島HUB304のポート番号706を含む。固定IP電話101の場合のMIB情報は、固定IP電話101のMACアドレス802と島HUBID805とポート番号806を含む。端末接続先情報検索部501は、収集したMIB情報をPCテーブル700または固定IP電話テーブル800に更新するように端末情報登録部502へ指示する。端末情報登録部502は、端末接続先情報検索部501にて処理された更新情報を端末接続先管理サーバ用データベース204へ登録する。
【0022】
端末接続先確認部503は、電話発信先の固定IP電話101からの電話発信要求(呼接続要求)を受信する。端末接続先確認部503は、電話発信要求に含まれる、電話の着信先となる固定IP電話101の電話番号をもとに、固定IP電話テーブル800にて、当該固定IP電話番号1003で特定される固定IP電話101が接続される島HUBID805を確認し、電話の着信先である固定IP電話101の接続先を把握する。また、端末接続先確認部503は社員情報テーブル600から、特定した固定IP電話番号1003に対応する所有PC管理ID603を取得し、これと同じ所有PC管理ID701に対応する島HUBID705をPCテーブル700から取得して、電話の目的とする社員のPC102が接続されている島HUB304を特定する。
【0023】
着信先調査部504は、PCテーブル700の島HUBID705と固定IP電話テーブル800の島HUBID805とを比較し、島HUBID705と島HUBID805が一致すれば、電話の着信先である固定IP電話101が設置されているのと同じ島のPC102に、電話を受信すべき社員がログインしていることになるため、当該島HUBID805に対応付けられている固定IP電話番号801を送信し、電話機返信部505に処理を流す。
【0024】
島HUBID705と島HUBID805が一致しなければ、電話の着信先である固定IP電話101が設置されているのと同じ島のPC102には電話を受信すべき社員がログインしていないことになる。このとき、着信先調査部504は電話を受信すべき社員が所有しているPC102の接続先を特定し、PC102と同じ島HUB304に接続されている固定IP電話101の固定IP電話番号801を電話機返信部506に送信する。
【0025】
具体的には、着信先調査部504はPCテーブル700にて、先に固定IP電話番号604から特定している所有PC管理ID603と一致する所有PC管理ID701に対応する、島HUBID705とポート番号706をPC管理テーブル700から選択する。そして着信先調査部504は、固定IP電話テーブル800にて、島HUBID705と同じである島HUBID805のうち、ポート番号705に近いポート番号806に対応する固定IP電話番号801を電話機返信部505に送信する。電話機返信部505は、着信先調査部504から受け取った固定IP電話番号801に着信するように固定IP電話101に指示する。
【0026】
図9は、実施例で使用する固定IP電話101の構成図である。固定IP電話101は、切替部900、音声送受信部901、情報変換機部902、端末接続先確認部903、着信判断部904、転送処理部905、音声処理部906、電話帳データベース部907、電話発信部908を有する。
【0027】
切替部900は、音声送受信部901で処理する場合(電話中)と情報変換機部902の配下機器で処理する場合(電話の発信から着信の間)と電話発信部908の配下機器で処理する場合(電話を発信する前)のそれぞれに応じて適切な機能ブロックとの間でデータや制御信号の受け渡しを行なうものである。実際の実装では切替部900はソフトウェアによる条件分岐などによっても良い。
【0028】
音声送受信部901は、電話中の音声を送受信するものである。電話発信部908は、情報変換機部902と連携し、電話の発信者情報および電話の受信者情報をINVITEリクエストに加え、SIPサーバ201へ送信する。電話帳データベース部907は電話帳テーブル1000を有する。電話帳テーブル1000は図10に示すとおり、社員ID1001、社員名前(ローマ字表示)1002、固定IP電話番号1003を有する。
【0029】
情報変換機部902は、SIPのINVITEリクエストを発信する場合に、そのINVITEリクエストに、電話の受信者の社員ID1001、受信者の社員名前(ローマ字表示)1002および受信者宛ての固定IP電話番号1003と、電話の発信者の社員ID1001、発信者の社員名前(ローマ字表示)1002および発信者の固定IP電話番号1003、それぞれに該当する情報を加えるものである。また情報変換機部902は、加工されたINVITEリクエストを受信した場合、ここから電話の受信者の社員ID1001、受信者の社員名前(ローマ字表示)1002および受信者宛ての固定IP電話番号1003と電話の発信者の社員ID1001、発信者の社員名前(ローマ字表示)1002および発信者の固定IP電話番号1003を抽出するものである。
【0030】
端末接続先確認部903は、電話の受信者が使用しているPC102の接続先および、電話の発信先となっている固定IP電話101の接続先を、端末接続先管理サーバ用データベース204へそれぞれ確認するため、受信者の社員ID1001と受信者宛ての固定IP電話番号1003を端末接続先管理サーバ203へ送信し、端末の接続先場所を確認する。着信判断部904は、固定IP電話101の電話帳データベース部907に登録された固定IP電話自身の固定IP電話番号1003と電話機返信部505から指示された固定IP電話番号801を比較し、一致すれば、音声処理部906に処理を流す。一致しなければ、転送処理部905に処理を流す。転送処理部905は、電話の転送を自動で行うものである。音声処理部906は、電話の着信時に、「誰さんから誰さん宛てにお電話です」などを知らせるものである。
【0031】
具体的に、固定IP電話101には、ディスプレイがあり、受話器をあげると「発信者を選択してください」とディスプレイに表示される。発信者を選択すると、次に、ディスプレイに「受信者を選択してください」と表示される。最後に、「発信しますか」とディスプレイに表示され、電話を発信する。これらは、例えば固定IP電話101が電話帳テーブル1000に登録された社員名前1002をディスプレイに表示してユーザに選択させ、選択された社員名前1002に対応する社員ID1001や固定IP電話番号1003をINVITEリクエストに付加するようにすれば良い。
【0032】
次に、PCテーブル700の起動ON/OFF704や島HUBID705、ポート番号706を登録もしくは更新する処理、および、固定IP電話テーブル800の起動ON/OFF804、島HUBID805,ポート番号806を登録もしくは更新する処理を説明する。端末接続先管理サーバ203の端末接続先情報検索部501は、例えば数秒間隔で定期的に各拠点の島HUB304にMIB情報を要求する。これを受けた島HUB304は、端末接続先情報検索部501へMIB情報を送信する。島HUB304から送信されるMIB情報は、当該島HUB304に接続されている1つ又は複数のPC102や固定IP電話101それぞれのMACアドレスと島HUBIDとポート番号を含む。
【0033】
島HUB304からのMIB情報を受信した端末接続先情報検索部501は、MIB情報に含まれるMACアドレスに基づいて、PCテーブル700や固定IP電話テーブル800に、MIB情報に含まれる島HUBID705、805やポート番号706、806、および起動ON/OFF704、804を登録もしくは更新するように端末情報登録部502へ指示する。端末情報登録部502はこれを受けて、MIB情報から得られたMACアドレスに対応する島HUBID705、805や起動ON/OFF704、804、ポート番号706、806を登録もしくは必要に応じて更新する。こうしてPCテーブル700や固定IP電話テーブル800に、本実施例に必要な情報が登録される。
【0034】
以下、会社Aの社員(A1)から会社Bの社員(B1)へ電話をする場合について、固定IP電話(A1)101とPC102の動作を説明する。図11に本実施例の電話を発信した固定IP電話101(ステップ1301、1302が該当)、SIPサーバ201(ステップ1303が該当)、電話を受信する固定IP電話(B1)101(ステップ1304〜1309が該当)それぞれの処理を図示する。
【0035】
社員(A1)が社員(B1)に、通常社員(B1)が使用している電話番号を用いて、固定IP電話(A1)101により電話を発信する(1301)。このとき電話の発信者である社員(A1)は、本実施例で使用する固定IP電話(A1)101において、発信者が誰であるかという情報を入力する。例えば固定IP電話101のディスプレイに発信者候補のリストを表示し、その中から社員(A1)を選択する。その次に、会社Aの社員(A1)は、受信者が誰であるかという情報を入力する。例えば固定IP電話(A1)101のディスプレイに受信者候補のリストを表示し、その中から社員(B1)を選択する。最後に、会社Aの社員(A1)は、発信ボタンを押し、電話の発信を行う。
【0036】
具体的に、固定IP電話(A1)101には、ディスプレイがあり、受話器をあげると「発信者を選択してください」とディスプレイに表示される。発信者である会社Aの社員(A1)を選択すると、次に、ディスプレイに「受信者を選択してください」と表示される。受信者である会社Bの社員(B1)を選択すると、「電話を発信しますか」とディスプレイに表示され、発信ボタンを押すと電話が発信する。
【0037】
発信ボタンが押されると、社員(A1)の固定IP電話(A1)101はINVITEリクエストを送信する(1302)。固定IP電話(A1)101はINVITEリクエストに、受信者の情報として電話帳テーブル1000に登録された会社Bの社員(B1)の社員ID1001、受信者の社員名前(ローマ字表示)1002、そして受信者の固定IP電話番号1003を含む。またINVITEリクエストは発信者の情報として社員(A1)の社員ID1001、発信者の社員名前(ローマ字表示)1002および発信者の固定IP電話番号1003を含めても良い。このためINVITEリクエストのヘッダ部分に以下を新規で追加する。
From Caller Company ID : 123456789
To Receiver Company ID : 234567890

From Caller Name : shain_a1
To Receiver Name : shain_b1

From Caller Number : 1234−5678
To Receiver Number : 2345−6789
ただし、Caller Company IDは、発信者の社員IDを、Receiver Company IDは、受信者の社員IDを、Caller Nameは、発信者の社員名前(ローマ字表示)を、Receiver Nameは、受信者の社員名前(ローマ字表示)を、Caller Numberは、発信者の固定IP電話番号を、Receiver Numberは、受信者の固定IP電話番号を示す。
【0038】
このINVITEリクエストは、SIPサーバ201で受信される。SIPサーバ201は受信したINVITEリクエスト中の発信先SIP URIを用いてSIPサーバ用データベース202を検索し、事前に登録されている電話機情報の中から当該SIP URIに対応するIPアドレスへINVITEリクエストを転送する(1303)。この場合、INVITEリクエストは社員(B1)の固定IP電話(B1)101へ転送される。このINVITEリクエストの転送処理は既存のSIPサーバが行なう処理である。
【0039】
INVITEリクエストを転送された、社員(B1)が通常使用している固定IP電話(B1)101は、固定IP電話(B1)101の情報変換機部902にて、会社Aの社員(A1)の社員ID1001、発信者の社員名前(ローマ字表示)1002および発信者の固定IP電話番号1003と会社Bの社員(B1)の社員ID1001、受信者の社員名前(ローマ字表示)1002および受信者の固定IP電話番号1003をINVITEリクエストから抽出し(1304)、固定IP電話(B1)101の端末接続先確認部903へ送信する。具体的には、INVITEリクエストのヘッダ部分に記載された以下について、抽出する。
会社Aの社員(A1)の社員ID : 123456789
会社Bの社員(B1)の社員ID : 234567890

発信者の社員名前(ローマ字表示) : shain_a1
受信者の社員名前(ローマ字表示) : shain_b1

発信者の電話番号 : 1234−5678
受信者の電話番号 : 2345−6789
固定IP電話(B1)101の端末接続先確認部903は、電話の受信者である社員(B1)のPC(B1)102の接続先場所および固定IP電話(B1)101の接続先場所を端末接続先管理サーバ用データベース204へ確認するため、社員(B1)の社員ID1001と受信者の固定IP電話番号1003(固定IP電話(B1)101の電話番号)を端末接続先管理サーバ203の端末接続先確認部503へ送信する(1305)。
【0040】
固定IP電話(B1)101はステップ1305に対する返信として、端末接続先管理サーバ203より固定IP電話番号を受信する。この固定IP電話番号は、端末接続先管理サーバ203が、社員(B1)に電話をつなぐために使用すべきと判断して決定した電話番号であり、どのように決定したかは図12で後述する。固定IP電話(B1)101の着信判断部904は、端末接続先管理サーバ203から返信された電話番号と、自身の固定IP電話(B1)101の電話番号を比較し、一致するか調査する(1306)。
【0041】
固定IP電話番号の比較結果が一致した場合(ステップ1306でyes)、当該着信は固定IP電話(B1)101で受けることになり、固定IP電話(B1)101の固定IP電話番号1003を音声処理部906に送信する(1307)。このように固定IP電話番号が一致した場合は、会社Bの社員(B1)が在勤場所で通常勤務している場合であり、本実施例の機能により電話転送が完了した状態となる。
【0042】
音声処理部906は、ステップ1304(情報抽出)にて抽出された情報のうち、会社Aの社員(A1)の社員名前(ローマ字表示)1002と会社Bの社員(B1)の社員名前1002(ローマ字表示)をもとに、「<会社Aの社員(A1)の社員名前(ローマ字表示)>さんから<会社Bの社員(B1)の社員名前(ローマ字表示)>さんへお電話です。」と音声によるアナウンスを行なう。このアナウンスを着信音としても良いし、アナウンスとともに着信音を鳴らしても良い。
【0043】
固定IP電話番号の比較結果が不一致の場合(ステップ1306でno)、当該着信は他の電話機に転送することになり、転送処理部905は、SIPサーバ203から受信した電話番号へ電話転送する(1309)。転送先の固定IP電話101の処理は、ステップ1304以降の処理である。このように固定IP電話番号が不一致の場合は、会社Bの社員(B1)が出張先で勤務しているなど通常の在勤場所に不在の場合であり、本実施例の機能により電話転送を行なう。
【0044】
図12は本実施例の端末接続先管理サーバ203の処理を示す図であり、図11のステップ1305から続く処理である。固定IP電話(B1)101から、INVITEリクエストに含まれている社員(B1)の社員ID1001と受信者の固定IP電話番号1003とを受信した端末接続先管理サーバ203の端末接続先確認部503は、受信した社員(B1)の社員ID1001を用いて社員情報テーブル600の社員ID601を検索し、対応する所有PC管理ID603を取得する。次に端末接続先確認部503は取得した所有PC管理ID603を用いてPCテーブル700の所有PC管理ID701を検索し、一致するエントリの起動ON/OFF704を参照する(1401)。
【0045】
ここで起動ON/OFF704がOFFの場合、社員(B1)のPC102は起動していないと考えられる。このためステップ1305で社員IDと固定IP電話番号を送信した固定IP電話(B1)101に着信させるため、端末接続先確認部503は、当該固定IP電話(B1)101の電話番号を返信する。この場合、INVITEリクエストに含まれている受信者の固定IP電話番号1003が固定IP電話(B1)101の電話番号である。
【0046】
起動ON/OFF704がONの場合、端末接続先確認部503は、ステップ1401で取得した所有PC管理ID603に対応するPCテーブル700の島HUBID705を取得する。そして端末接続先確認部503は、取得した島HUBID705を着信先調査部504に送信する。この処理と同時に端末接続先確認部503は、ステップ1401にて固定IP電話(B1)101から受信した受信者の固定IP電話番号を用いて固定IP電話テーブル800の固定IP電話番号801を検索し、これに対応する島HUBID805を取得する。最後に端末接続先確認部503は、取得した島HUBID805を着信先調査部504に送信する(1402)。
【0047】
PC(B1)の島HUBID705と固定IP電話(B1)の島HUBID805を取り出す理由としては、島HUBID705と島HUBID805を比較し、接続先が一致すれば、受信者である会社Bの社員(B1)が在勤場所つまり固定IP電話(B1)の島HUBID805で特定される場所にて勤務していると判断でき、接続先が一致しなければ、出張先つまりPC(B1)の島HUBID705で特定される場所にて勤務していると判断できるためである。
【0048】
着信先調査部504は、ステップ1402端末接続先確認部503より受け取った島HUBID705と島HUBID805とを比較し、一致するか調査する(1404)。一致する場合、着信先調査部504は端末接続先確認部503から受信した固定IP電話番号1003、つまり固定IP電話(B1)101の電話番号を電話機返信部505に送信する(1405)。電話機返信部505は着信先調査部504から受け取った固定IP電話番号1003(固定IP電話(B1)101の電話番号)に着信するように固定IP電話(B1)101の着信判断部904に指示する(1408)。
【0049】
ステップ1404で島HUBID705、805が一致しない場合、着信先調査部504は、PC(B1)の島HUBID705と島HUBID805が一致する固定IP電話テーブル800のエントリを全て抽出し、そのエントリの固定IP電話番号801を全て取得する。本処理は、電話の受信者である会社Bの社員(B1)が出張先で勤務している場合の処理である。また、端末接続先管理サーバ203は、会社Bの社員(B1)のPC(B1)が接続されている拠点およびフロアおよび方角を把握できるため、その拠点およびフロアおよび方角に接続されている固定IP電話番号を全て洗い出し可能となる。
【0050】
着信先調査部504は、取得した固定IP電話番号801の中から、PC(B1)102が接続している島HUB304のポート番号706に最も近いポートのポート番号806に対応する固定IP電話(B1)101の固定IP電話番号801を特定し(1406)、これを電話機返信部505に送信する(1407)。本処理について、以下に具体的に説明する。社員(B1)のPC(B1)102が島HUB304に接続されているポート番号706をmとする。ただし、mは、自然数であり、かつ、mの最大値は、島HUB304のポート数であり、機種によって異なる。また、ステップ1406において選択した、PC(B1)102と同じ島HUB304に接続されている、少なくとも1つ以上の固定IP電話101の固定IP電話番号801に対応するポート番号806をnkとする。ただし、nは、自然数であり、かつ、nの最大値は、島HUB304のポート数であり、機種によって異なる。また、kは、ステップ7−1で選択した島HUBID705に対応する固定IP電話番号801の数を示し、k=1、2、3・・・とする。また、nkの中でPC(B1)102のポート番号706に最も近いポート番号806をn*で表す。ただし、n*は、自然数であり、かつ、n*の最大値は、島HUB304のポート数であり、機種によって異なる。
【0051】
PC(B1)102と同じ島HUB304に接続されている1つ又は複数の固定IP電話101の中から、PC(B1)102のポート番号706に最も近いポート番号806は、以下の式で求めることができる。
【0052】
【数1】
【0053】
要するに、ポート番号の差を計算していき、その差が最も小さいものが距離的に近いポートとしている。前提として、隣り合うポート同士のポート番号の差が1となるよう各ポートにポート番号を付与している。そうすれば、数1で示されるように、ポート番号同士の差が小さいポートの組み合わせが、ポート同士の距離が近い組み合わせとなる。
【0054】
したがって、所望する固定IP電話番号801は、固定IP電話テーブル800の中から、PC(B1)102の島HUBID705と同じ島HUBID805を持ち、かつポート番号がn*である固定IP電話番号801である。この所望する固定IP電話番号801は、会社Bの社員(B1)が出張先で勤務している場合の発信番号となる。そして電話機返信部505は着信先調査部504から受け取った固定IP電話番号801に着信するように固定IP電話(B1)101の着信判断部904に指示する(1408)。
【0055】
上述のとおり本実施例は、通常の在勤場所に設置された固定IP電話101が「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であるシステム、かつ、出張で通常の在勤場所で勤務していない場合においても、出張先に設置された電話の受信者の身近にある固定IP電話101に「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能なシステムである。
【0056】
本実施例は、固定IP電話101を複数人で共有している場合、固定IP電話101が「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であり、かつ、出張で通常の在勤場所で勤務していない場合においても、出張先に設置された電話の受信者の身近にある固定IP電話101に「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせることが可能であるシステムである。
【0057】
本実施例では、固定IP電話101が「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせる手段を備える。本実施例で使用する固定IP電話101は、電話発信時に電話の発信者および受信者の情報をINVITEリクエストに追加し、電話を受信した固定IP電話にて追加したINVITEリクエストの情報を抽出し、固定IP電話にて抽出した情報を利用し音声出力する手段を有する。
【0058】
本実施例の固定IP電話101は、出張で通常の在勤場所で勤務していない場合においても、出張先に設置された受信者の身近にある固定IP電話101に「誰から誰宛の電話であるか」を着信時に音声にて知らせる手段を備える。本実施例では、電話の受信者が在勤場所での勤務か出張先での勤務かを判断するために、端末接続先管理サーバ203を使用する。端末接続先管理サーバ203は、PC102および固定IP電話101の接続先場所の把握が可能である。そのため、電話の受信者が所有しているPC102の接続先場所と電話の受信者が在勤場所で使用している固定IP電話101の接続先場所を比較することで、電話の受信者の出張可否を判断する手段を有する。また、電話の受信者が出張先で勤務していると判断した場合は、受信者の所有しているPCの接続先場所を確認し、その接続先場所に設置された固定IP電話101に電話が自動転送される手段を有する。
【符号の説明】
【0059】
101 固定IP電話
201 SIPサーバ
202 SIPサーバ用データベース
203 端末接続先管理サーバ
204 端末接続先管理サーバ用データベース
304 島HUB
600 社員情報テーブル
700 PCテーブル
800 固定IP電話テーブル
520 島HUBテーブル
1000 電話帳テーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12