特開2015-231883(P2015-231883A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 三菱電機株式会社の特許一覧
<>
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000003
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000004
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000005
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000006
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000007
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000008
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000009
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000010
  • 特開2015231883-エレベータ管理システム 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2015-231883(P2015-231883A)
(43)【公開日】2015年12月24日
(54)【発明の名称】エレベータ管理システム
(51)【国際特許分類】
   B66B 1/14 20060101AFI20151201BHJP
   B66B 3/00 20060101ALI20151201BHJP
   G06K 17/00 20060101ALI20151201BHJP
【FI】
   B66B1/14 L
   B66B3/00 M
   G06K17/00 F
   G06K17/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2014-118526(P2014-118526)
(22)【出願日】2014年6月9日
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100082175
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 守
(74)【代理人】
【識別番号】100106150
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100142642
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 次郎
(72)【発明者】
【氏名】石原 郁昭
【テーマコード(参考)】
3F002
3F303
5B058
【Fターム(参考)】
3F002CA01
3F002FA01
3F002FA06
3F002FA08
3F303CA02
3F303CB31
3F303DB03
3F303DC11
3F303FA05
5B058CA17
5B058CA23
5B058YA20
(57)【要約】
【課題】余計な手間をかけることなく、複数の行先階の中から所望する行先階を選択することができるエレベータ管理システムを提供する。
【解決手段】エレベータ管理システムは、複数のエレベータに共用される乗場に設けられた読取装置と、前記乗場に対応して設けられた表示装置と、前記乗場に対応して設けられた検出装置と、前記読取装置がタグから情報を読み取った際に、前記複数のエレベータの中から当該情報に対応した複数の行先階情報の各々に割り当てるエレベータを選択し、割り当てたエレベータを示す情報を前記表示装置に表示させ、前記検出装置が検出した利用者の位置に基づいて当該複数の行先階情報の各々に対応するエレベータの中からエレベータを選択し、選択されたエレベータ以外のエレベータの割り当てを解除する制御装置と、を備えた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のエレベータに共用される乗場に設けられた読取装置と、
前記乗場に対応して設けられた表示装置と、
前記乗場に対応して設けられた検出装置と、
前記読取装置がタグから情報を読み取った際に、前記複数のエレベータの中から当該情報に対応した複数の行先階情報の各々に割り当てるエレベータを選択し、割り当てたエレベータを示す情報を前記表示装置に表示させ、前記検出装置が検出した利用者の位置に基づいて当該複数の行先階情報の各々に対応するエレベータの中からエレベータを選択し、選択されたエレベータ以外のエレベータの割り当てを解除する制御装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータ管理システム。
【請求項2】
前記乗場の入口に設けられたセキュリティゲート、
を備え、
前記読取装置と前記表示装置とは、前記セキュリティゲートに設けられた請求項1に記載のエレベータ管理システム。
【請求項3】
前記制御装置は、選択されたエレベータに対応した行先階情報に基づいて当該エレベータに行先階への呼びを登録する請求項1または請求項2に記載のエレベータ管理システム。
【請求項4】
前記制御装置は、当該複数の行先階情報の各々に基づいて当該複数の行先階情報の各々に割り当てられたエレベータの行先階への呼びを登録し、選択されたエレベータ以外のエレベータに割り当てた行先階への呼びの登録を抹消する請求項1または請求項2に記載のエレベータ管理システム。
【請求項5】
前記制御装置は、当該複数の行先階情報の各々と当該行先階情報の各々に割り当てられたエレベータを示す情報とを対応付けて前記表示装置に表示させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項6】
前記検出装置は、タグから位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて利用者の位置を検出する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項7】
前記検出装置は、前記乗場に設けられたカメラが撮影した乗場の画像に基づいて利用者の位置を検出する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項8】
前記制御装置は、前記検出装置に検出された利用者の位置と前記複数のエレベータの各々の乗場出入口の位置との間の距離の変化の値が予め設定された時間継続して予め設定された値を下回った場合に、前記検出装置に検出された利用者の位置との距離が最短となるエレベータを選択する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項9】
前記制御装置は、前記検出装置に検出された利用者の位置と前記複数のエレベータの各々の乗場出入口の位置との間の距離が最短となるエレベータが予め設定された時間継続して同じである場合に、前記検出装置に検出された利用者の位置との距離が最短のエレベータを選択する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のエレベータ管理システム。
【請求項10】
前記制御装置は、前記検出装置に検出された利用者の位置と前記複数のエレベータの各々の乗場出入口の位置との間の距離のうちの最短の距離と2番目に短い距離との差が予め設定された距離よりも短い場合に、エレベータを選択しない請求項8または9に記載のエレベータ管理システム。
【請求項11】
前記検出装置に検出された利用者の位置と前記複数のエレベータの各々の乗場出入口の位置との間の距離のうちの最短の距離と2番目に短い距離との差が予め設定された距離よりも短い場合に、選択すべきエレベータの乗場出入口に近づくように報知する報知装置、
を備えた請求項10に記載のエレベータ管理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エレベータ管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エレベータ管理システムが記載されている。当該エレベータ管理システムにおいては、ICカードは、複数の行先階情報を記憶する。制御装置は、ICカードリーダがICカードから情報を読み取る時間の長さに応じて複数の行先階情報の中から所望の行先階情報を選択する。このため、乗場釦またはかご釦を操作することなく、複数の中から所望の行先階を選択することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−324912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のものにおいては、ICカードをICカードリーダにかざす時間を調整する必要がある。このため、余計な手間が利用者にかかる。
【0005】
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、余計な手間をかけることなく、複数の行先階の中から所望する行先階を選択することができるエレベータ管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータ管理システムは、複数のエレベータに共用される乗場に設けられた読取装置と、前記乗場に対応して設けられた表示装置と、前記乗場に対応して設けられた検出装置と、前記読取装置がタグから情報を読み取った際に、前記複数のエレベータの中から当該情報に対応した複数の行先階情報の各々に割り当てるエレベータを選択し、割り当てたエレベータを示す情報を前記表示装置に表示させ、前記検出装置が検出した利用者の位置に基づいて当該複数の行先階情報の各々に対応するエレベータの中からエレベータを選択し、選択されたエレベータ以外のエレベータの割り当てを解除する制御装置と、を備えた。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、利用者の位置に基づいて、エレベータが選択される。この際、その他のエレベータへの割り当ては解除される。このため、余計な手間をかけることなく、複数の行先階の中から所望する行先階を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】この発明の実施の形態1におけるエレベータ管理システムの構成図である。
図2】この発明の実施の形態1におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。
図3】この発明の実施の形態2におけるエレベータ管理システムの構成図である。
図4】この発明の実施の形態3におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。
図5】この発明の実施の形態4におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。
図6】この発明の実施の形態5におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。
図7】この発明の実施の形態6におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。
図8】この発明の実施の形態7におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。
図9】この発明の実施の形態8におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化又は省略化される。
【0010】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ管理システムの構成図である。
【0011】
図1において、複数のエレベータ1は、図示しない建築物に設けられる。乗場2は、建築物の各階に設けられる。乗場2は、複数のエレベータ1に共用される。複数の乗場出入口3は、乗場2に設けられる。乗場出入口3の各々は、複数のエレベータ1の各々に対応して設けられる。
【0012】
読取装置4は、乗場2に対応して設けられる。表示装置5は、乗場2に対応して設けられる。検出装置6は、乗場2に対応して設けられる。検出装置6は、読取装置4と表示装置5とよりも乗場出入口3の各々の側に設けられる。制御装置7は、読取装置4と表示装置5と検出装置6とに接続される。制御装置7は、割当部7aと割当変更部7bとを備える。報知装置8は、乗場2に設けられる。
【0013】
タグ9は、利用者に携帯される。タグ9は、複数の行先階情報を記憶する。利用者が読取装置4に対してタグ9を操作すると、読取装置4は、タグ9から複数の行先階情報を読み取る。制御装置7の割当部7aは、複数のエレベータ1の中から当該複数の行先階情報の各々に割り当てるエレベータ1を選択する。制御装置7の割当部7aは、当該行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1を示す情報を表示装置5に表示させる。
【0014】
利用者は、表示装置5の情報を確認することにより乗り込むかごに対応したエレベータ1の乗場出入口3に近づく。この際、検出装置6は、利用者の位置を検出する。制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6が検出した利用者の位置に基づいて当該複数の行先階情報の各々に対応するエレベータ1の中から当該利用者が乗り込むエレベータ1のかごを予測する。制御装置7の割当変更部7bは、当該利用者が乗り込むと予測されたかご以外のかごに対応したエレベータ1の割り当てを解除する。
【0015】
次に、図2を用いて、かごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明する。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。
【0016】
ステップS1では、利用者は、タグ9に記憶された複数の行先階情報を読取装置4に読み取らせる。その後、ステップS2に進み、読取装置4は、読み取った複数の行先階情報を制御装置7の割当部7aに送信する。その後、ステップS3に進み、制御装置7の割当部7aは、複数の行先階情報の各々にエレベータ1を割り当てる。
【0017】
その後、ステップS4に進み、制御装置7の割当部7aは、当該行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1を示す情報を表示装置5に送信する。表示装置5は、当該情報を利用者に報知する。例えば、表示装置5は、「エレベータA」、「エレベータB」等、割り当てられたエレベータ1が判別できる複数の情報を表示する。その結果、利用者は、乗り込むかごに対応したエレベータ1の乗場出入口3に誘導される。
【0018】
その後、ステップS5に進み、検出装置6は、利用者の位置情報を取得する。その後、ステップS6に進み、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置情報に基づいて利用者が乗り込むエレベータ1のかごを予測する。その後、ステップS7に進み、制御装置7の割当変更部7bは、当該利用者が乗り込むと予測されたかご以外のかごに対応したエレベータ1の割り当てを解除する。その後、ステップS8に進み、利用者は、配車されたかごに乗り込んで行先階を登録する。その後、当該かごは、登録された行先階に向けて走行する。その後、動作が終了する。
【0019】
以上で説明した実施の形態1によれば、利用者の位置に基づいて、エレベータ1が選択される。この際、その他のエレベータ1への割り当ては、自動的に解除される。このため、画面の操作、ボタンの操作等、余計な手間をかけることなく、タグ9に記憶された複数の行先階情報に対応した行先階の中から所望の行先階を選択することができる。
【0020】
なお、タグ9に記憶する情報は、利用者を識別するID情報でもよい。この場合、ID情報と複数の行先階情報とを対応付けた記憶部を割当部7aに設ければよい。読取装置4がタグ9からID情報を読み取った際、制御装置7の割当部7aは、記憶部から当該ID情報に対応付けられた複数の行先階情報を取得すればよい。
【0021】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ管理システムの構成図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0022】
実施の形態2において、セキュリティゲート10は、乗場2の入口に設けられる。読取装置4と表示装置5とは、セキュリティゲート10の入口に設けられる。
【0023】
利用者は、セキュリティゲート10を通過して乗場2に入る。この際、利用者の移動経路は、特定される。その後、エレベータ管理システムは、実施の形態1の動作と同様に動作する。
【0024】
以上で説明した実施の形態2によれば、利用者は、セキュリティゲート10を通過して乗場2に入る。この際、利用者の移動経路が特定される。このため、読取装置4は、利用者が乗場2に入る前に確実にタグ9から情報を読み取ることができる。その結果、利用者が向かっている乗場出入口3を容易に検出することができる。
【0025】
実施の形態3.
図4はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0026】
実施の形態3において、エレベータ管理システムは、図2のステップS7とステップS8の代わりにステップS11からステップS16の動作を行う。
【0027】
ステップS11では、制御装置7の割当変更部7bは、かごの各々に対し当該利用者が乗り込むと予測されたかごであるか否かを判定する。
【0028】
ステップS11で当該利用者が乗り込むと予測されたかごである場合は、ステップS12に進む。ステップS12では、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応した行先階情報を割当部7aから取得する。その後、ステップS13に進み、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応した行先階情報に基づいて当該かごに対応したエレベータ1に行先階への呼びを登録する。その後、ステップS14に進み、利用者は、配車されたかごに乗り込む。その後、当該かごは、登録された行先階に向けて走行する。
【0029】
ステップS11で当該利用者が乗り込むと予測されたかごでない場合は、ステップS15に進む。ステップS15では、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応した割当キャンセル信号を取得する。その後、ステップS16に進み、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応したエレベータ1の割り当てを解除する。
【0030】
ステップS11からステップS16の動作は、複数の行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1の全てに対してなされた際に終了する。
【0031】
以上で説明した実施の形態3によれば、利用者が乗り込むと予測されたかごに対応したエレベータ1に対し、行先階への呼びが登録される。このため、利用者は、当該かごに乗り込んだ後に行先階への呼びを登録しなくてもよい。その結果、利用者は、エレベータ1を快適に利用することができる。
【0032】
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ管理システムに管理されたエレベータのかごが行先階に向けて走行するまでの状況を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態3の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0033】
実施の形態3においては、利用者が乗場出入口3に近づいた後に行先階への呼びが登録される。これに対し、実施の形態4においては、利用者が乗場出入口3に近づく前に行先階への呼びが登録される。
【0034】
ステップS21とステップS22は、図2のステップS1とステップS2と同じである。ステップS22の後、ステップS23に進む。
【0035】
ステップS23では、制御装置7の割当部7aは、複数の行先階情報の各々に基づいて当該複数の行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1に対して行先階への呼びを登録する。その後、ステップS24に進み、制御装置7の割当部7aは、行先階の各々への呼びが登録されたエレベータを示す情報を表示装置5に送信する。表示装置5は、当該情報を利用者に報知する。
【0036】
その後、ステップS25に進み、検出装置6は、利用者の位置情報を取得する。その後、ステップS26に進み、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置情報に基づいて利用者が乗り込むエレベータ1のかごを予測する。その後、ステップS27に進み、制御装置7の割当変更部7bは、かごの各々に対し当該利用者が乗り込むと予測されたかごであるか否かを判定する。
【0037】
ステップS27で当該利用者が乗り込むと予測されたかごの場合は、ステップS28に進む。ステップS28では、利用者が配車されたかごに乗りこむ。その後、当該かごは、登録された行先階に向けて走行する。その後、動作が終了する。
【0038】
ステップS27で当該利用者が乗り込むと予測されたかごでない場合は、ステップS29に進む。ステップS29では、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応した行先階キャンセル信号を取得する。その後、ステップS30に進み、制御装置7の割当変更部7bは、当該かごに対応したエレベータ1に対して登録された行先階への呼びを抹消する。制御装置7の割当変更部7bは、当該かごの配車を中止させる。
【0039】
以上で説明した実施の形態4によれば、読取装置4が複数の行先階情報を読み取った時点において、当該複数の行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1に対し、行先階への呼びが登録される。このため、利用者がかごに乗り込むまでの待ち時間をより短くすることができる。この際、利用者が乗り込むと予測されたかご以外のかごに対応したエレベータに対して、行先階への呼びの登録が抹消される。このため、余計な手間をかけることなく、不要な行先階への呼びを抹消することができる。
【0040】
なお、当該複数の行先階情報の各々と当該行先階情報の各々に割り当てられたエレベータ1を示す情報とを対応付けて表示装置5に表示させてもよい。例えば、「エレベータ1A→5」、「エレベータ1B→11」等によって各かごの停止予定階がわかる情報を表示装置5に表示させればよい。この場合、利用者が所望する行先階を誤って選択することを防止できる。
【0041】
また、検出装置6は、利用者が携帯するタグ9から取得した位置情報に基づいて当該利用者の位置を検出してもよい。この場合、タグ9以外の他の機器を用いることなく、利用者の詳細な位置情報を取得することができる。
【0042】
また、検出装置6は、乗場2に設けられたカメラが撮影した乗場の画像に基づいて利用者の位置を検出してもよい。例えば、検出装置6は、防犯を目的として乗場2に設けられたカメラが撮影した画像に基づいて利用者の位置を検出してもよい。この場合、利用者の位置情報を取得するための設備を用いることなく、利用者の詳細な位置情報を取得することができる。このため、エレベータ管理システムの費用を削減することができる。
【0043】
実施の形態5.
図6はこの発明の実施の形態5におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0044】
実施の形態5において、エレベータ管理システムは、図2のステップS5とステップS6の代わりにステップS31からステップS34の動作を行う。
【0045】
ステップS31では、検出装置6は、利用者の位置情報を取得する。その後、ステップS32に進み、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離を比較する。その後、ステップS33に進み、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離の変化の値が時間T1だけ継続して予め設定された値V1を下回ったか否かを判定する。
【0046】
ステップS33で検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離の変化の値が時間T1だけ継続して値V1を下回っていない場合は、ステップS31に戻る。
【0047】
ステップS33で検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離の変化の値が時間T1だけ継続して値V1を下回っている場合は、ステップS34に進む。ステップS34では、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置との距離が最短となるエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごであると予測する。
【0048】
例えば、ステップS33において、時間T1は、10(s)に設定されている。値V1は、1.5(m)に設定されている。この際、利用者の位置と名称Aのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が4.5(m)であるとする。利用者の位置と名称Bのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が3.0(m)であるとする。利用者の位置と名称Cのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が3.5(m)であるとする。
【0049】
この状況では、利用者が乗り込むかごを予測することができない。このため、ステップS31に戻って、利用者の位置情報が新たに取得される。この際、利用者の位置と名称Aのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が4.0(m)であるとする。利用者の位置と名称Bのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が3.0(m)であるとする。利用者の位置と名称Cのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離が1.0(m)であるとする。
【0050】
この状況においては、利用者の位置と名称Aのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離の変化は0.5(m)である。利用者の位置と名称Bのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離の変化は0.0(m)である。利用者の位置と名称Cのエレベータ1の乗場出入口3の位置との間の距離の変化は0.5(m)である。これらの変化の値は、値V1を下回っている。この状態が時間T1として設定された10秒だけ継続した場合、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との距離が最短となる名称Cのエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごであると予測する。
【0051】
以上で説明した実施の形態5によれば、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離を算出する。当該距離の変化の値が予め設定された時間継続して予め設定された値を下回った場合、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との距離が最短となるエレベータ1を選択する。このため、利用者が乗り込むかごをより正確に予測することができる。その結果、利用者は、エレベータ1を快適に利用することができる。
【0052】
実施の形態6.
図7はこの発明の実施の形態6におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0053】
実施の形態6において、エレベータ管理システムは、図2のステップS5とステップS6の代わりにステップS41からステップS44の動作を行う。
【0054】
ステップS41では、検出装置6は、利用者の位置情報を取得する。その後、ステップS42に進み、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離を比較する。その後、ステップS43に進み、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置との距離が最短となるエレベータ1が予め設定された時間T2だけ継続して同じであるか否かを判定する。
【0055】
ステップS43で前記検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離が最短となるエレベータ1が時間T2だけ継続して同じでない場合は、ステップS41に戻る。
【0056】
ステップS43で前記検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離が最短となるエレベータ1が予め設定された時間T2だけ継続して同じである場合は、ステップS44に進む。ステップS44では、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置との距離が最短となるエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごであると予測する。
【0057】
例えば、ステップS43において、時間T2は、10(s)に設定されている。この際、利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が最短となるエレベータ1は、名称Aのエレベータ1であるとする。利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が2番目に近いエレベータ1は、名称Bのエレベータ1であるとする。利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が3番目に近いエレベータ1は、名称Cのエレベータ1であるとする。
【0058】
この状態が時間T2として設定された10秒が経過する前に、利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が最短となるエレベータ1が名称Bのエレベータになるとする。利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が2番目に近いエレベータ1が名称Aのエレベータ1になるとする。利用者の位置と乗場出入口3の位置との間の距離が3番目に近いエレベータ1が名称Cのエレベータ1になるとする。この状態が時間T2として設定された10秒だけ継続した場合、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との距離が最短となる名称Bのエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごであると予測する。
【0059】
以上で説明した実施の形態6によれば、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離が算出される。当該距離が最短となるエレベータ1が予め設定された時間継続して同じである場合、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置との距離が最短のエレベータ1を選択する。この場合、利用者が立ち止まる前に利用者が乗り込むかごを予測できる。その結果、複数のエレベータ1全体の運転効率の低下を抑制することができる。
【0060】
実施の形態7.
図8はこの発明の実施の形態7におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0061】
ステップS51では、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離を算出する。制御装置7の割当変更部7bは、計算した各距離の差を算出する。その後、ステップS52に進み、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1との距離の差が予め設定された値V2以下のエレベータ1があるか否かを判定する。
【0062】
ステップS52で利用者の位置との間の距離が最短の距離にあるエレベータ1との距離の差が値V2以下のエレベータ1がある場合は、動作が終了する。
【0063】
ステップS52で利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1との距離の差が値V2以下のエレベータ1がない場合は、ステップS53に進む。ステップS53では、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごと予測する。
【0064】
以上で説明した実施の形態7によれば、利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離のうちの最短の距離と2番目に短い距離との差が値V2以下よりも短い場合に、エレベータ1は選択されない。このため、利用者の位置情報の誤差により利用者が乗り込むかごを誤って予測することを防止できる。また、乗場出入口3の位置との距離が同程度で最短距離の判定が難しい場所において、利用者が乗り込むかごを誤って予測することを防止できる。
【0065】
実施の形態8.
図9はこの発明の実施の形態8におけるエレベータ管理システムによる利用者が乗り込むかごの予測を説明するためのフローチャートである。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
【0066】
ステップS61では、制御装置7の割当変更部7bは、検出装置6に検出された利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離を算出する。制御装置7の割当変更部7bは、計算した各距離の差を算出する。その後、ステップS62に進み、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1との距離の差が予め設定された値V3以下のエレベータ1があるか否かを判定する。
【0067】
ステップS62で利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1との距離の差が値V3以下のエレベータ1がない場合は、ステップS63に進む。ステップS63では、制御装置7の割当変更部7bは、利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1のかごを利用者が乗り込むかごと予測する。
【0068】
ステップS62で利用者の位置との間の距離が最短となるエレベータ1との距離の差が値V3以下のエレベータ1がある場合は、ステップS64に進む。ステップS64では、報知装置8は、選択すべきエレベータ1の乗場出入口3に近づくことを促す内容を報知する。例えば、報知装置8は、音声で当該内容を報知する。その後、ステップS61からの動作が繰り返される。
【0069】
以上で説明した実施の形態8によれば、利用者の位置と複数のエレベータ1の各々の乗場出入口3の位置との間の距離のうちの最短の距離と2番目に短い距離との差が値V3よりも小さい場合に、選択すべきエレベータ1の乗場出入口3に近づくように報知される。このため、利用者は、乗り込む予定のかごに対応した乗場出入口3に自発的に近づく。その結果、利用者が乗り込むかごを誤って予測することを防止できる。
【符号の説明】
【0070】
1 エレベータ、 2 乗場、 3 乗場出入口、 4 読取装置、 5 表示装置、 6 検出装置、 7 制御装置、 7a 割当部、 7b 割当変更部、 8 報知装置、 9 タグ、 10 セキュリティゲート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9