特開2016-175881(P2016-175881A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特開2016175881-血中中性脂肪上昇抑制剤 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2016-175881(P2016-175881A)
(43)【公開日】2016年10月6日
(54)【発明の名称】血中中性脂肪上昇抑制剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/716 20060101AFI20160909BHJP
   A61K 36/82 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/63 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/78 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/899 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/53 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/48 20060101ALI20160909BHJP
   A61K 36/738 20060101ALI20160909BHJP
   A61P 3/06 20060101ALI20160909BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20160909BHJP
   A23L 33/10 20160101ALI20160909BHJP
【FI】
   A61K31/716
   A61K36/82
   A61K36/63
   A61K36/78
   A61K36/899
   A61K36/53
   A61K36/48
   A61K36/738
   A61P3/06
   A61P43/00 121
   A23L1/30 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-58584(P2015-58584)
(22)【出願日】2015年3月20日
(11)【特許番号】特許第5836520号(P5836520)
(45)【特許公報発行日】2015年12月24日
(71)【出願人】
【識別番号】398028503
【氏名又は名称】株式会社東洋新薬
(74)【代理人】
【識別番号】100120086
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼津 一也
(72)【発明者】
【氏名】森川 琢海
(72)【発明者】
【氏名】鍔田 仁人
(72)【発明者】
【氏名】山口 和也
(72)【発明者】
【氏名】高垣 欣也
【テーマコード(参考)】
4B018
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4B018LE01
4B018LE02
4B018LE03
4B018MD36
4B018MD48
4B018ME04
4B018MF01
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA20
4C086MA02
4C086MA04
4C086MA07
4C086MA35
4C086MA37
4C086MA41
4C086MA43
4C086MA52
4C086NA14
4C086ZC33
4C086ZC75
4C088AB38
4C088AB45
4C088AB47
4C088AB51
4C088AB59
4C088AB64
4C088AB73
4C088AC05
4C088MA02
4C088MA35
4C088MA37
4C088MA41
4C088MA43
4C088MA52
4C088NA14
4C088ZC33
4C088ZC75
(57)【要約】
【課題】 血中中性脂肪上昇抑制作用が飛躍的に向上した血中中性脂肪上昇抑制剤を提供すること。
【解決手段】 難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ、鉄観音、レモングラス、ローズヒップ及びラベンダーから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを含有する血中中性脂肪上昇抑制剤である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ、鉄観音、レモングラス、ローズヒップ及びラベンダーから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを有効成分とすることを特徴とする血中中性脂肪上昇抑制剤。
【請求項2】
難消化性デキストリン及び茶素材の配合質量比が、0.5:1〜70:1の範囲であることを特徴とする請求項1記載の血中中性脂肪上昇抑制剤。
【請求項3】
錠剤、顆粒剤、粉末剤又はカプセル剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の血中中性脂肪上昇抑制剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血中中性脂肪上昇抑制剤に係り、詳しくは、難消化性デキストリン及び特定の茶素材を有効成分とする血中中性脂肪上昇抑制剤に関する。
【背景技術】
【0002】
難消化性デキストリンは、身体の調子を整える様々な機能を有していることが知られており、その一つとして、血中中性脂肪上昇抑制作用が知られている。しかしながら、その単独の作用効果は必ずしも十分なものとはいえない。
【0003】
一方、難消化性デキストリンの機能に関するものとしては、例えば、難消化性デキストリンを有効成分とするIgA分泌促進剤(特許文献1参照)や、難消化性デキストリンを有効成分とする腎不全患者用の血中クレゾール低下剤(特許文献2参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−152125号公報
【特許文献2】特開2014−148467号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、血中中性脂肪上昇抑制作用が飛躍的に向上した血中中性脂肪上昇抑制剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、難消化性デキストリンの血中中性脂肪上昇抑制作用について鋭意調査・研究したところ、難消化性デキストリンに特定の茶素材を組み合わせることにより、血中中性脂肪上昇抑制作用を飛躍的に向上させることができることを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、血中中性脂肪上昇抑制作用がほとんどないか、その作用が小さい茶素材を、難消化性デキストリンと組み合わせることにより、難消化性デキストリン単独の場合に比して、その血中中性脂肪上昇抑制作用を飛躍的に向上させることができることを見いだした。
【0007】
すなわち、本発明は、難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ、鉄観音、レモングラス、ローズヒップ及びラベンダーから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを有効成分とすることを特徴とする血中中性脂肪上昇抑制剤に関する。
難消化性デキストリン及び茶素材の配合質量比としては、0.5:1〜70:1の範囲であることが好ましい。
形態としては、錠剤、顆粒剤、粉末剤又はカプセル剤であることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤によれば、難消化性デキストリン単独の場合に比して、血中中性脂肪上昇抑制作用を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤を適用した雄性SDラットの血中TG濃度のAUC(血中濃度−時間曲線下面積)の結果(コントロールのAUCを100とした場合)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ、鉄観音、レモングラス、ローズヒップ及びラベンダーから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを有効成分とすることを特徴とする。
【0011】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤に用いられる難消化性デキストリンは、ヒトの消化酵素(アミラーゼ)では加水分解されにくい難消化性の多糖類であり、例えば、デンプンを加熱により加水分解した後、アミラーゼにより加水分解し、加水分解されにくい成分を精製して得ることができる。この難消化性デキストリンは、粉末、細粒、顆粒等の形態で市販されており、これら市販品を使用することができる。また、難消化性デキストリンは水溶性であるため、水溶液の形態のものを使用してもよい。
【0012】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤に用いられる茶素材は、上記のように、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ、鉄観音、レモングラス、ローズヒップ及びラベンダーから選ばれる少なくとも1種の茶素材であり、1種単独で用いてもよいし、2種以上混合して用いてもよい。
【0013】
これらの茶素材は、葉、茎、根等、植物のいずれの部位であってもよいが、通常茶として用いられる部位が好ましく、植物素材そのもの(乾燥物を含む)、その粉砕物、搾汁、抽出物等を用いることができる。粉砕物としては、粉末、顆粒等が挙げられる。絞汁や抽出物は、液状であってもよいが、ペースト状や乾燥粉末として用いることもできる。抽出物は、適当な溶媒を用いて抽出することに得ることができ、溶媒としては、例えば、水、エタノール、含水エタノールを用いることができる。
【0014】
前記プーアルは、中華人民共和国雲南省を原産地とする中国茶(黒茶)の一種であって、生茶と熟茶があり、茶素材としては、通常、葉が用いられる。ジャスミンは、モクセイ科に属する植物であって、茶素材としては、通常、花が用いられる。ルイボスは、マメ科アスパラトゥス属に属する植物であって、茶素材としては、通常、葉や枝が用いられる。ドクダミは、ドクダミ科ドクダミ属に属する植物であって、茶素材としては、通常、茎や葉(地上部)が用いられる。鉄観音は、チャノキの一品種であって、中国茶のうち青茶(半発酵茶)に属し、茶素材としては、通常、葉が用いられる。レモングラスは、イネ科に属する植物であって、茶素材としては、通常、葉が用いられる。ローズヒップは、バラ科に属する植物であって、茶素材としては、通常、果実が用いられる。ラベンダーは、シソ科に属する植物であって、茶素材としては、通常、花が用いられる。
【0015】
難消化性デキストリン及び茶素材の配合質量比としては、乾燥質量換算で、0.5:1〜70:1の範囲であることが好ましく、0.75:1〜60:1の範囲であることがより好ましく、1:1〜60:1の範囲であることがさらに好ましく、1:1〜50:1の範囲であることが特に好ましい。難消化性デキストリン及び茶素材の配合比が、上記範囲であることにより、本発明の効果をより有効に発揮することができる。
【0016】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤における難消化性デキストリン及び所定の茶素材(有効成分)の含有量としては、その効果の奏する範囲で適宜含有させればよいが、例えば、本発明の医薬品としての血中中性脂肪上昇抑制剤においては、乾燥質量換算で、有効成分が全体の0.01〜100質量%含まれていることが好ましく、0.1〜85質量%含まれていることがより好ましく、0.5〜70質量%含まれていることがさらに好ましい。
【0017】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、経口剤として用いることができ、その摂取量としては特に制限はないが、本発明の効果をより顕著に発揮させる観点から、1日当たりの有効成分の摂取量が、500mg/日以上となるように摂取することが好ましく、1g/日以上となるように摂取することがより好ましく、2g/日以上となるように摂取することがさらに好ましく、4g以上/日以上となるように摂取することが特に好ましい。本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、1日の摂取量が前記摂取量となるように、1つの容器に、又は例えば2〜3の複数の容器に分けて、1日分として収容することができる。
【0018】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、難消化性デキストリン及び所定の茶素材を含有し、血中中性脂肪上昇抑制に用いられる点において、製品として他の製品と区別することができるものであれば特に制限されるものではなく、例えば、本発明に係る製品の本体、包装、説明書、宣伝物のいずれかに血中中性脂肪上昇抑制作用の機能がある旨を表示した医薬品が本発明の範囲に含まれる。
【0019】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、必要に応じて、経口用として許容される賦形剤等を添加して、公知の製剤方法によって製造することができる。賦形剤としては、例えば、ステアリン酸カルシウム、二酸化珪素、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、麦芽糖、還元麦芽糖、還元パラチノース、セルロース、ヒドロキシプロピルセルロースを挙げることができる。
【0020】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤の形態としては、例えば、錠剤、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤、液剤、粒状剤、棒状剤、板状剤、ブロック状剤、固形状剤、丸状剤、ペースト状剤、クリーム状剤、カプレット状剤、ゲル状剤、チュアブル状剤、スティック状剤等を挙げることができる。これらの中でも、錠剤、顆粒剤、粉末剤、カプセル剤、液剤の形態が特に好ましい。
【0021】
また、本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、必要に応じて、難消化性デキストリン及び所定の茶素材以外の成分を配合してもよい。難消化性デキストリン及び所定の茶素材以外の成分としては、例えば、水溶性ビタミン(ビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、B13、B15、B17、ビオチン、コリン、葉酸、イノシトール、PABA、ビタミンC、ビタミンP)、油溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)等のビタミン類;カルシウム、マグネシウム、リン、鉄等のミネラル類;タウリン、ニンニク等に含まれる含硫化合物;ヘスペリジン、ケルセチン等のフラバノイド或いはフラボノイド類;コラーゲン等のタンパク質;ペプチド;アミノ酸;動物性油脂;植物性油脂;動物・植物の粉砕物又は抽出物等を挙げることができる。
【実施例】
【0022】
以下、本発明を実施例に基づき説明する。
[実施例1]
雄性SDラット(9〜11週齢)を試験前日から14時間程度絶食させ、血中TG濃度および体重が均一になるように群分けした。実施例に係る群として、6群設定した。
【0023】
各被験物質懸濁液は、純水を溶媒として以下のような濃度で、難消化性デキストリン及び茶素材を配合した。難消化性デキストリンについては、市販の難消化性デキストリン粉末を用いた。茶素材については、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ローズヒップ及びラベンダーは、市販の原料を、ビーズショッカー(回転数2,300rpm)にて20秒×7回粉砕した粉砕物を用いた。ドクダミは市販の粉末状の原料を用いた。
【0024】
【表1】
【0025】
各群のラットに対して5mL/kgとなるように、上記被験物質懸濁液を強制経口投与した。すなわち、実施例に係る各群において、ラットの重量(1kg)に対して、難消化性デキストリンが1000mg、茶素材が500mgとなるよう、被験物質懸濁液を投与した。
【0026】
被験物質懸濁液の投与から5分後に、下記組成からなる脂質エマルジョンを15mL/kg(油換算:1.5mL/kg)となるように強制経口投与した。脂質エマルジョンの投与前(0)、投与1、2、3、4、6時間後に尾静脈より血液を採取した。採取した血液を室温で30分以上静置した後、遠心分離し、血清を採取した。採取した血清を用いて、市販のキット(トリグリセリド−Eテストワコー:和光純薬工業株式会社)にて、血中TG(トリグリセリド)濃度を測定した。
【0027】
〔脂質エマルジョンの組成〕
(a)大豆油100g/L
(b)レシチン(卵製):12g/L
(c)グリセリン22.5g/L
【0028】
[実施例2]
表1における茶素材の濃度を4mg/mLとした以外は、実施例1と同様にして試験を行った。すなわち、実施例に係る群において、ラットの重量(1kg)に対して難消化性デキストリンが1000mg,茶素材が20mgとなるよう、被験物質懸濁液をラットに対して5mL/kg投与した。
[比較例]
比較例に係る群として、コントロール群、難消化性デキストリン群、茶素材群を設定した。コントロール群は、純水をラットに対して5mL/kg投与した。また、難消化性デキストリン群は、ラットの重量(1kg)に対して難消化性デキストリンが1000mg及び1500mgとなるよう、難消化性デキストリン濃度200mg/mL及び300mg/mLの懸濁液をラットに対して5mL/kg投与した。さらに、茶素材群では、ラットの重量(1kg)に対して各茶素材が1500mgとなるよう、茶素材濃度150mg/mLの懸濁液をラットに対して10mL/kg投与した。
【0029】
図1に、実施例1及び実施例2において測定した血中TG濃度のAUC(血中濃度−時間曲線下面積)の結果(コントロールのAUCを100とした場合)を示す。各茶素材のグラフは、左側から、茶素材(1500mg)のみ、実施例1(難消化性デキストリン1000mg、茶素材500mg)、実施例2(難消化性デキストリン1000mg、茶素材20mg)を示す。また、茶素材なしの難消化性デキストリンのみのグラフについては、左側の細斜線のカラムは1000mg投与区を示し、右側の太斜線のカラムは1500mg投与区を示す。
【0030】
図1に示すように、茶素材そのものの血中中性脂肪抑制効果はかなり低いにもかかわらず、難消化性デキストリンを組み合わせることにより、血中中性脂肪上昇抑制効果が飛躍的に向上することがわかる。
【0031】
[実施例3]
茶素材として、鉄観音、レモングラスを用いて、実施例2と同様に、ラットの重量(1kg)に対して難消化性デキストリンが1000mg,茶素材が20mgとなるよう、被験物質懸濁液をラットに対して投与し、実施例2と同様に血中TG(トリグリセリド)濃度を測定した。その結果、コントロールのAUCを100とした場合、鉄観音では、53.3、レモングラスでは、57.4という高い血中中性脂肪上昇抑制効果が示された。
【0032】
[実施例4](錠剤の製造)
下記に示す割合で各成分を混合し、打錠機によって打錠を行った。
【0033】
配合成分 組成(mg)
難消化性デキストリン 135
茶素材 15
賦形剤 120
ビタミン剤 15
無水クエン酸 15
【0034】
本錠剤を1日当たり4〜10粒程度摂取(1日当たりの有効成分の摂取量600〜1500mg)することにより、血中中性脂肪上昇抑制効果を得られることが期待される。
【0035】
[実施例5](カプセル剤の製造)
茶素材1重量部に対し15重量部の難消化性デキストリンを混合し、常法に従い顆粒剤とし、その顆粒剤250mgをカプセルに充填しカプセル剤を調製した。
【0036】
本カプセルを1日当たり2粒摂取(1日当たりの有効成分の摂取量500mg)することにより、血中中性脂肪上昇抑制効果を得られることが期待される。
【0037】
[実施例6](顆粒剤の製造)
茶素材1重量部に対し15重量部の難消化性デキストリンを混合し、常法に従い顆粒剤とし、その顆粒剤800mgをアルミスティックに包装した。
【0038】
本顆粒剤を1日当たり3袋摂取(1日当たりの有効成分の摂取量2400mg)することにより、血中中性脂肪上昇抑制効果を得られることが期待される。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明の血中中性脂肪上昇抑制剤は、血中の中性脂肪の上昇を抑制する効果を有し、経口剤として用いることができることから、産業上の有用性は高い。
図1
【手続補正書】
【提出日】2015年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】
図1に、実施例1及び実施例2において測定した血中TG濃度のAUC(血中濃度−時間曲線下面積)の結果(コントロールのAUCを100とした場合)を示す。各茶素材のグラフは、左側から、茶素材(1500mg)のみ、実施例(難消化性デキストリン1000mg、茶素材20mg)、実施例(難消化性デキストリン1000mg、茶素材500mg)を示す。また、茶素材なしの難消化性デキストリンのみのグラフについては、左側の細斜線のカラムは1000mg投与区を示し、右側の太斜線のカラムは1500mg投与区を示す。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正の内容】
図1
【手続補正書】
【提出日】2015年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ及びローズヒップから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを有効成分とすることを特徴とする血中中性脂肪上昇抑制剤。
【請求項2】
難消化性デキストリン及び茶素材の配合質量比が、0.5:1〜70:1の範囲であることを特徴とする請求項1記載の血中中性脂肪上昇抑制剤。
【請求項3】
錠剤、顆粒剤、粉末剤又はカプセル剤であることを特徴とする請求項1又は2記載の血中中性脂肪上昇抑制剤。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
すなわち、本発明は、難消化性デキストリンと、プーアル、ジャスミン、ルイボス、ドクダミ及びローズヒップから選ばれる少なくとも1種の茶素材とを有効成分とすることを特徴とする血中中性脂肪上昇抑制剤に関する。
難消化性デキストリン及び茶素材の配合質量比としては、0.5:1〜70:1の範囲であることが好ましい。
形態としては、錠剤、顆粒剤、粉末剤又はカプセル剤であることが好ましい。