特開2018-153237(P2018-153237A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2018-153237MAXベットスイッチ装置、演出制御装置、および回胴式遊技機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-153237(P2018-153237A)
(43)【公開日】2018年10月4日
(54)【発明の名称】MAXベットスイッチ装置、演出制御装置、および回胴式遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20180907BHJP
【FI】
   A63F5/04 512A
   A63F5/04 512D
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-50200(P2017-50200)
(22)【出願日】2017年3月15日
(71)【出願人】
【識別番号】000002945
【氏名又は名称】オムロン株式会社
【住所又は居所】京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不動堂町801番地
(74)【代理人】
【識別番号】100155712
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 尚
(72)【発明者】
【氏名】阪本 斉士
【住所又は居所】愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロンアミューズメント株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】水谷 昌樹
【住所又は居所】愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロンアミューズメント株式会社内
【テーマコード(参考)】
2C082
【Fターム(参考)】
2C082AA02
2C082BB02
2C082BB13
2C082BB23
2C082BB84
2C082BB94
2C082BB99
2C082CB33
2C082CB37
2C082CB45
2C082CD51
(57)【要約】
【課題】最大ベット数を選択する操作を遊技者が楽しく感じることができるMAXベットスイッチ装置を提供する。
【解決手段】パチスロ機に搭載されるMAXベットスイッチ装置(15)であって、MAXベットボタンに似せたダミーMAXベットボタン(12)と、非接触センサを含み、ダミーMAXベットボタン(12)の近傍かつダミーMAXベットボタン(12)を押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、手を検出するとMAXベット選択信号を出力するMAXベットスイッチ(13)と、ダミーMAXベットボタン(12)の押下を検出して押下操作検出信号を出力する押下操作検出部を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回胴式遊技機に搭載されるMAXベットスイッチ装置であって、
ボタンスイッチ式のMAXベットスイッチに似せた演出用ボタンと、
非接触センサを含み、前記演出用ボタンの近傍かつ前記演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると最大ベット数が選択されたことを示すMAXベット選択信号を出力するMAXベットスイッチと、
前記演出用ボタンの押下あるいは前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出して押下操作検出信号を出力する押下操作検出部と、を備えることを特徴とするMAXベットスイッチ装置。
【請求項2】
前記押下操作検出部は、前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出する構成であり、非接触センサを含み、前記演出用ボタンおよび前記MAXベットスイッチの近傍かつ前記演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると前記押下操作検出信号を出力する請求項1に記載のMAXベットスイッチ装置。
【請求項3】
前記押下操作検出部は、前記演出用ボタンの押下を検出する構成であり、前記演出用ボタンに内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載のMAXベットスイッチ装置。
【請求項4】
前記押下操作検出部は、押下する操作を検出する第1検出部と押下しようとする操作を検出する第2検出部とを含み、
前記第1検出部は、前記演出用ボタンに内蔵され、
前記第2検出部は、非接触センサを含み、前記演出用ボタンおよび前記MAXベットスイッチの近傍かつ前記演出用ボタンを押下する手あるいは押下しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると前記押下操作検出信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のMAXベットスイッチ装置。
【請求項5】
請求項1から4の何れか1項に記載のMAXベットスイッチ装置を制御して演出を実行させる演出制御装置であって、
前記MAXベット選択信号が入力されて抽選処理を行うメイン基板と接続され、
前記押下操作検出部より前記押下操作検出信号が入力されると、前記演出用ボタンに抽選結果に関係の無い第1待機中演出を実行させ、前記メイン基板より抽選結果に基づく演出指示命令を受信すると、前記第1待機中演出を終了して前記演出用ボタンに抽選結果に関係の有る抽選結果演出を実行させることを特徴とする演出制御装置。
【請求項6】
前記第1待機中演出の前に前記演出用ボタンに実行させる抽選結果に関係の無い第2待機中演出を有し、前記押下操作検出部より前記押下操作検出信号が入力されると、前記第2待機中演出を終了して前記演出用ボタンに前記第1待機中演出を実行させることを特徴とする請求項5に記載の演出制御装置。
【請求項7】
請求項1から4の何れか1項に記載のMAXベットスイッチ装置、又は、
請求項1から4の何れか1項に記載のMAXベットスイッチ装置および請求項5又は6に記載の演出制御装置、
を搭載したことを特徴とする回胴式遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチスロ機やスロットマシン等の回胴式遊技機に備えられるMAXベットスイッチ装置、演出制御装置、および回胴式遊技機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パチスロ機やスロットマシンのような回胴式遊技機は、複数種類のシンボルが表示された複数のリールを有する。ベット数(賭け数)が設定され、スタートボタンやスタートレバー等が操作されることでリールが回転し、抽選処理が実行される。遊技者には、抽選結果に従って賞が付与され、メダルが払い出される。
【0003】
このような回胴式遊技機においては、例えば特許文献1に記載されているように、MAXベットスイッチが配置されている。MAXベットスイッチは、回胴式遊技機に記憶されたメダル枚数(クレジット)に応じて、メダルを投入することなく最大ベット数を自動で選択できるスイッチである。MAXベットスイッチは、ボタンスイッチから構成されていることが多く、以下、ボタンスイッチ式のMAXベットスイッチをMAXベットボタンと称する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−194227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、遊技機には、通常、メイン基板とサブ基板とが備えられている。メイン基板は、抽選処理とメダルの払出処理を実行し、サブ基板は、リールや役物等の演出処理を行う。MAXベットボタンは、このうちのメイン基板に接続される。遊技規則上、メイン基板に接続されて入力される信号については規制があり、MAXベットボタンをサブ基板にも接続するといったことはできない。そのため、MAXベットボタンの押下操作に基づいて、MAXベットボタンを光らせたり、表示を変えたり、振動させたり、上下動させたりするなどのMAXベットボタンに対する演出は、従来行われていない。
【0006】
そのため、遊技者にとって、MAXベットボタンを押下操作して最大ベット数を選択する操作が単純動作となっており、面白みに欠けると感じる恐れがある。
【0007】
本発明の一態様は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、最大ベット数を選択する操作を遊技者が楽しく感じることができるMAXベットスイッチ装置、演出制御装置、および回胴式遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るMAXベットスイッチ装置は、回胴式遊技機に搭載されるMAXベットスイッチ装置であって、ボタンスイッチ式のMAXベットスイッチに似せた演出用ボタンと、非接触センサを含み、前記演出用ボタンの近傍かつ前記演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると最大ベット数が選択されたことを示すMAXベット選択信号を出力するMAXベットスイッチと、前記演出用ボタンの押下あるいは前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出して押下操作検出信号を出力する押下操作検出部と、を備えることを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、演出用ボタンは、ボタンスイッチ式のMAXベットスイッチ(MAXベットボタン)に似せた構成である。したがって、遊技者は、演出用ボタンを従来のMAXベットボタンと思い込み、最大ベット数を選択するためにこれを操作する。演出用ボタンは、MAXベットボタンに似せているが、あくまで演出用である。そのため、演出用ボタンの押下操作に基づいて、演出用ボタンを光らせたり、表示を換えたり、振動させたり、上下動させたりするなどの遊技者の注意を惹くような演出を行わせることができる。
【0010】
演出用ボタンに対する押下操作は、押下操作検出部が検出する。押下操作検出部は、演出用ボタンの押下あるいは前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出して押下操作検出信号を出力する。押下操作検出信号の入力をトリガとして、演出用ボタンの押下操作に基づく演出を行うことができる。
【0011】
一方、MAXベット選択信号を出力する本物のMAXベットスイッチは、非接触センサを含み、演出用ボタンの近傍かつ演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置されている。このような位置に配置されることで、MAXベットスイッチは、演出用ボタンをMAXベットボタンと思い込んで押下操作するあるいは押下操作しようとする遊技者の手を検出して、MAXベット選択信号を出力する。MAXベットスイッチからは、演出用ボタンの押下する遊技者の動作に合わせてMAXベット選択信号が出力される。
【0012】
このように、本物のMAXベットスイッチを、非接触センサを含む構成とする共に、その近傍に、MAXベットボタンに似せた演出用ボタンを配置することにより、遊技規則に反することなく、従来できなかった、遊技者にとってのMAXベットボタン(実際は演出用ボタン)に対する演出が可能になる。その結果、最大ベット数を選択する操作を、遊技者に楽しく感じさせることができる。
【0013】
本発明の一態様に係るMAXベットスイッチ装置は、さらに、前記押下操作検出部は、前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出する構成であり、非接触センサを含み、前記演出用ボタンおよび前記MAXベットスイッチの近傍かつ前記演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると前記押下操作検出信号を出力する構成とすることもできる。
【0014】
上記構成によれば、非接触センサを含む押下操作検出部は、演出用ボタンを押下操作するあるいは押下操作しようとする遊技者の手を検出して押下操作検出信号を出力する。
【0015】
このような非接触センサを用いた押下操作の検出は、演出用ボタンが押下された状態を検出する構成よりも早いタイミングで検出することができる。したがって、押下操作に基づいた演出を、演出用ボタンに触れる直前などの押下よりも早いタイミングで行わせることができる。
【0016】
本発明の一態様に係るMAXベットスイッチ装置は、さらに、前記押下操作検出部は、前記演出用ボタンの押下を検出する構成であり、前記演出用ボタンに内蔵されている構成とすることもできる。
【0017】
上記構成によれば、前記演出用ボタンに内蔵されている押下操作検出部が、演出用ボタンの押下を検出して、押下操作検出信号を出力する。
【0018】
このような内蔵されたセンサによる押下の検出は、演出用ボタンが実際に押下されたタイミングで押下操作検出信号を出力する。したがって、押下操作に基づいた演出を、演出用ボタンを確実に押下したタイミングで行わせることができる。
【0019】
本発明の一態様に係るMAXベットスイッチ装置は、さらに、前記押下操作検出部は、前記演出用ボタンの押下を検出する第1検出部と、前記演出用ボタンに対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出する第2検出部とを含み、前記第1検出部は、前記演出用ボタンに内蔵され、前記第2検出部は、非接触センサを含み、前記演出用ボタンおよび前記MAXベットスイッチの近傍かつ前記演出用ボタンを押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置され、前記手を検出すると前記押下操作検出信号を出力する構成とすることもできる。
【0020】
上記構成によれば、前述した押下操作に基づいた演出を、演出用ボタンに触れる直前などの押下よりも早いタイミングと、演出用ボタンを確実に押下したタイミングとの2つのタイミングを用いて実行することができる。これにより、何れか一方のタイミングを用いるよりも、より面白みのある演出が可能となる。
【0021】
本発明の一態様に係る演出制御装置は、前述した本発明の各態様のMAXベットスイッチ装置を制御して演出を実行させる演出制御装置であって、前記MAXベット選択信号が入力されて抽選処理を行うメイン基板と接続され、前記押下操作検出部より前記押下操作検出信号が入力されると、前記演出用ボタンに抽選結果に関係の無い第1待機中演出を実行させ、前記メイン基板より抽選結果に基づく演出指示命令を受信すると、前記第1待機中演出を終了して前記演出用ボタンに抽選結果に関係の有る抽選結果演出を実行させることを特徴としている。
【0022】
上記構成によれば、演出制御装置は、押下操作検出部より押下操作検出信号が入力されると、演出用ボタンに抽選結果に関係の無い第1待機中演出を実行させる。そして、メイン基板より抽選結果に基づく演出指示命令を受信すると、第1待機中演出を終了して演出用ボタンに抽選結果に関係の有る抽選結果演出を実行させる。このような演出制御装置を前述したMAXベットスイッチ装置に組み合せることで、従来、面白みのなかった遊技者にとってのMAXベットボタン(実際は演出用ボタン)にて、押下操作に基づいた演出と抽選結果を反映した演出とが可能となる。その結果、最大ベット数を選択する操作を、遊技者により一層、楽しく感じさせることができる。
【0023】
本発明の一態様に係る演出制御装置は、さらに、前記第1待機中演出の前に前記演出用ボタンに実行させる抽選結果に関係の無い第2待機中演出を有し、前記押下操作検出部より前記押下操作検出信号が入力されると、前記第2待機中演出を終了して前記演出用ボタンに前記第1待機中演出を実行させる構成とすることもできる。
【0024】
上記構成によれば、演出用ボタン(遊技者にとってのMAXベットボタン)の押下操作に基づいた第1待機中演出の前に第2待機中演出が実施される。したがって、第2待機中演出にて、例えば、遊技者が、演出用ボタン(遊技者にとってのMAXベットボタン)を押したくなるような演出を行うことで、最大ベット数の選択を素早く行わせて、ゲームを素早く開始させることができる。
【0025】
従来、遊技に不慣れな遊技者が根拠の無い情報を信じてしまい、無駄にデモ画面を表示させてからMAXベットスイッチを押下し、スタートレバーを斜倒させてゲームを開始させる行為を行う遊技者がおり、ベットを含む所有する遊技媒体の消化に要する遊技時間が無駄に長くなることがあった。この場合、遊技ホールが、回胴式遊技機の稼働率の低下による損失を被ることとなる。上記のように第2待機中演出にて遊技者にとってのMAXベットボタンの押下操作を促すことで、1ゲームに要する遊技時間が無駄に長くなることを抑制して、回胴式遊技機の稼働率を上げることができる。
【0026】
本発明の一態様に係る回胴式遊技機は、前述した本発明の各態様のMAXベットスイッチ装置、又は、各態様のMAXベットスイッチ装置および前述した一態様の演出制御装置を搭載したことを特徴としている。
【0027】
上記構成によれば、最大ベット数を選択する操作を、遊技者に楽しく又はより一層楽しく感じさせることができる回胴式遊技機を提供することができる。
【発明の効果】
【0028】
本発明の一態様によれば、最大ベット数を選択する操作を遊技者が楽しく感じることができるMAXベットスイッチ装置、演出制御装置、および回胴式遊技機を提供することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の実施の一形態を示すもので、パチスロ機におけるMAXベットスイッチ装置が搭載されている要部の拡大図である。
図2図1のパチスロ機の概観斜視図である。
図3図2のパチスロ機の制御部の構成を示すブロック図である。
図4図2のパチスロ機における制御部の処理を示すフローチャートである。
図5】本発明の実施の他の形態を示すもので、MAXベットスイッチ装置を搭載したパチスロ機の概観斜視図である。
図6図5のパチスロ機におけるMAXベットスイッチ装置が搭載されている要部の拡大図である。
図7図5のパチスロ機の制御部の構成を示すブロック図である。
図8】本発明の実施の他の形態を示すもので、(a)(b)共に、パチスロ機におけるMAXベットスイッチ装置が搭載されている要部の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の一形態について詳細に説明する。本実施の形態では、回胴式遊技機としてのパチスロ機に搭載されたMAXベットスイッチ装置を例示する。MAXベットスイッチを有するスロットマシン等にも適用できる。
【0031】
<パチスロ機1の構成>
図2は、本実施の一形態を示すもので、MAXベットスイッチ装置15を搭載したパチスロ機1の概観斜視図である。図2に示すように、パチスロ機1は、遊技者と対峙する前面の中央部にリール部2が設けられている。リール部2には、複数種類のシンボルが表示されたリール2aが複数備えられている。リール部2の上方には表示装置5が設けられ、リール部2の下方には、スタートレバー11、ストップボタン4、最大ベット数を選択するMAXベットスイッチ13等が配置されている。
【0032】
パチスロ機1は、コインを予め投入して投入枚数を記憶させておくクレジット機能を有している。クレジット機能を用いることで、パチスロ機1にメダルを投入することなく、MAXベットスイッチ13を操作して最大ベット数を選択することができる。ベット数(賭け数)を選択した後、スタートレバー11を操作することで複数のリール2aが回転を開始して抽選処理が実行され、抽選結果に基づいてメダルが払い出される。
【0033】
スタートレバー11は、パチスロ機1の正面等操作し易い位置に設けられている。MAXベットスイッチ13は、スタートレバー11の近くに設けられている。これにより、MAXベットスイッチ13を操作し、その後続けてスタートレバー11を操作する(傾倒する)といった一連の動作を、手を大きく動かすことなく素早く行うことができる。
【0034】
ストップボタン4は、複数のリール2aを停止させるためのスイッチであり、3連のボタンスイッチからなる。ストップボタン4は、通常、パチスロ機1の中央部に設けられている。なお、図示してはいないが、パチスロ機1には、1ベットずつの選択を可能とする1ベットスイッチも設けられている。
【0035】
<MAXベットスイッチ装置15の構成>
図1は、パチスロ機1におけるMAXベットスイッチ装置15が搭載されている要部の拡大図である。図1に示すように、スタートレバー11は、パチスロ機1の前面にある立設された筐体壁から前方に突出するように設けられている。スタートレバー11が設けられている筐体壁の上部からパチスロ機1の奥方向に向かう筐体壁に、MAXベットスイッチ13を備えるMAXベットスイッチ装置15が設けられている。
【0036】
MAXベットスイッチ装置15は、MAXベットスイッチ13と、ダミーMAXベットボタン(演出用ボタン)12と、ダミーMAXベットボタン(演出用ボタン)12の押下操作を検出する押下操作検出部(図示せず)を備えている。本実施の形態の構成では、押下操作検出部は、ダミーMAXベットボタン12に備えられている。
【0037】
ダミーMAXベットボタン12は、一見、従来のMAXベットボタンに見える従来のMAXベットボタンに似せた演出用のボタンスイッチである。演出用のボタンスイッチであるため、ダミーMAXベットボタン12は、上下動したり振動したり、光ったり、文字を浮き上がらせたり表示を切り換えたりといった、光と動きによる演出を行う機能を備えている。
【0038】
押下操作検出部は、ダミーMAXベットボタンに内蔵された図示しない内蔵センサからなり、ダミーMAXベットボタン12が押下されると、ダミーMAXベットボタン12が押下操作検出信号を出力する。押下操作検出部は、ダミーMAXベットボタン12の押下あるいはダミーMAXベットボタン12に対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出して押下操作検出信号を出力するものであればよい。内蔵センサを用いた構成では、ダミーMAXベットボタン12が確実に押下されることで押下操作検出信号が出力される。そのため、後述するダミーMAXベットボタン12の押下に基づいた演出を、ダミーMAXベットボタン12を確実に押下したタイミングで行わせることができる。
【0039】
ダミーMAXベットボタン12は、後述するサブ基板(演出制御装置)32(図3参照)に接続されており、ダミーMAXベットボタン12から出力された押下操作検出信号はサブ基板32に入力される。
【0040】
MAXベットスイッチ13は、操作されることで、最大ベット数が選択されたことを示すMAXベット選択信号を出力するものである。本実施の形態において、MAXベットスイッチ13は、遊技者が非接触にて操作可能な焦電センサ、モーションセンサ等の非接触センサにて構成されたセンサスイッチである。
【0041】
MAXベットスイッチ13は、ダミーMAXベットボタン12の近傍かつダミーMAXベットボタン12を押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置されている。具体的には、スタートレバー11とMAXベットスイッチ13との間で往復移動する遊技者の手が通る位置であって、ダミーMAXベットボタン12近傍に設けられている。
【0042】
このような位置に配置されることで、MAXベットスイッチ13は、従来のMAXベットボタンと思ってダミーMAXベットボタン12を押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出して、ダミーMAXベットボタン12の押下操作に合わせてMAXベット選択信号を出力することができる。MAXベットスイッチ13は、後述するメイン基板31(図3参照)に接続されており、MAXベットスイッチ13から出力されるMAXベット選択信号はメイン基板31に入力される。
【0043】
<パチスロ機の制御部の構成>
図3は、パチスロ機1の制御部の構成を示すブロック図である。図3に示すように、パチスロ機1は、制御基板として、メイン基板31とサブ基板(演出制御装置)32を備えている。メイン基板31は、抽選処理とメダルの払出処理を行い、サブ基板32は、リール部2や役物25等の演出処理を行う。
【0044】
メイン基板31には、メダル払出装置21、ストップボタン4、メダル検出センサ22、スタートレバー11、MAXベットスイッチ13等が接続されている。メダル払出装置21は、所謂メダルホッパーであり、メイン基板31からの制御信号に従いメダルを払い出す。メダル検出センサ22は、所謂メダルセレクタであり、投入口より投入されたメダルの真偽選別と投入されたメダルの枚数を計数してメイン基板31に送信する。
【0045】
スタートレバー11は、操作(傾倒)されると、操作されたことを示すスタート信号をメイン基板31に送信する。ストップボタン4は、リール部2の停止を指示するもので、操作(押下)されると、操作されたことを示すストップ信号をメイン基板31に送信する。ストップボタン4は3連ボタンであるため、3つのボタンそれぞれのストップ信号を送信する。MAXベットスイッチ13は、上述したように、ダミーMAXベットボタン12を押下操作する遊技者の手を検出すると、MAXベット選択信号をメイン基板31に送信する。
【0046】
メイン基板31は、抽選処理部33、払出処理部34を有する。抽選処理部33は、入力されたMAXベット選択信号およびスタート信号に基づいてボーナスゲーム抽選処理を行う。払出処理部34は、ボーナスゲーム抽選処理の結果およびストップボタン4からのストップ信号に基づいてメダル払出装置21を制御し、メダルの払い出しを行う。メイン基板31は、ボーナスゲーム抽選処理の結果に基づいた演出指示コマンド(演出指示命令)をサブ基板32に送信する。
【0047】
一方、サブ基板32には、ダミーMAXベットボタン12、リール部2、役物25、表示装置5等が接続されている。ダミーMAXベットボタン12は、押下操作されると、押下操作検出信号をサブ基板32に送信する。また、ダミーMAXベットボタン12は、サブ基板32からの制御信号に従い、光ったり、表示を変えたり、振動したり、上下動したりする演出を実行する。
【0048】
サブ基板32は、演出制御部37を有する。演出制御部37は、表示制御部37a、ダミーMAXベットボタン制御部37b、役物制御部37c、リール制御部37d、演出データ格納部37fを有する。
【0049】
表示制御部37aは、表示装置5を制御して表示による演出を実行させる。役物制御部37cは、役物25を制御して光や表示による演出、上下動や振動による演出を実行させる。リール制御部37dは、リール部2を制御して、リール部2の複数のリール2aを回転させたり停止させたりする。ダミーMAXベットボタン制御部37bは、ダミーMAXベットボタン12を制御して、上述したように、光や表示による演出、上下動や振動による演出を実行させる。
【0050】
演出制御部37は、メイン基板31から演出指示コマンドを受信するまでは、ボーナスゲーム抽選処理の結果に関係の無い待機中演出を、表示装置5、ダミーMAXベットボタン12、役物25、リール部2等に実行させる。演出指示コマンドを受信すると、表示装置5、ダミーMAXベットボタン12、役物25、リール部2等に、演出指示コマンドに基づいた演出を実行させる。
【0051】
演出データ格納部37fには、表示装置5、ダミーMAXベットボタン12、役物25、リール部2等に行わせる演出データが格納されている。抽選処理の結果に関係の無い待機中演出の演出データ、および抽選処理の結果に関係の有る演出指示コマンドに基づいたゲーム中演出(抽選結果演出)の演出データ等が格納されている。
【0052】
そして、本実施の形態では、ダミーMAXベットボタン12に対する待機中演出として、第1待機中演出と第2待機中演出とを有している。第1待機中演出は、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を検出すると実行させる演出である。一方、第2待機中演出は、第1待機中演出の前に実行させる演出であり、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を検出することで終了する演出である。
【0053】
つまり、ダミーMAXベットボタン制御部37bは、サブ基板32がダミーMAXベットボタン12より押下操作検出信号を受信するまで、第1ダミーMAXベットボタン12に第2待機中演出を実行させる。サブ基板32がダミーMAXベットボタン12より押下操作検出信号を受信すると、ダミーMAXベットボタン12が押下操作されたと判断して、第2待機中演出を終了してダミーMAXベットボタン12に第1待機中演出を実行させる。その後、メイン基板31から抽選結果に基づく演出指示コマンドを受信すると、第1待機中演出を終了してダミーMAXベットボタン12に抽選結果に応じたゲーム中演出を実行させる。
【0054】
第2待機中演出として、遊技者がダミーMAXベットボタン12を押下したくなるような演出内容であることが好ましい。一方、第1待機中演出は、遊技者がダミーMAXベットボタン12の押下したことに反応する、押下操作に面白みを感じることができるような演出内容であることが好ましい。演出指示コマンドに基づいたゲーム中演出は、ボーナスゲーム抽選の結果を反映した演出内容である。
【0055】
なお、本実施の形態では、ダミーMAXベットボタン12の待機中演出として、第1待機中演出と第2待機中演出とを設けているが、少なくとも第1待機中演出を行うことで、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を面白みのあるものにできる。
【0056】
また、表示装置5や役物25の待機中演出においても、第1待機中演出と第2待機中演出とを設けて、ダミーMAXベットボタン12から押下操作に基づいて演出内容を切り換える構成としてもよい。
【0057】
<パチスロ機の制御部の処理>
図4は、パチスロ機1の制御部の処理を示すフローチャートである。なお、図4においては、サブ基板32の処理に関し、ダミーMAXベットボタン12の演出に特化して示している。
【0058】
図4に示すように、メイン基板31は、MAXベットスイッチ13が選択されたか否かを繰り返し判断している(S1)。ここで、遊技者がダミーMAXベットボタン12を押下操作すると、その際の遊技者の手をMAXベットスイッチ13が検出してMAXベット選択信号が出力される。メイン基板31は、MAXベット選択信号が入力されると、S1においてYESと判断してS2に進む。
【0059】
S2においては、メイン基板31は、スタートレバー11が操作されたか否かを繰り返し判断する。遊技者がスタートレバー11を操作すると、スタートレバー11からスタート信号が出力される。メイン基板31は、スタート信号が入力されると、S2においてYESと判断してS3に進む。
【0060】
S3においては、メイン基板31における抽選処理部33が、ボーナスゲーム抽選処理を実行する。抽選処理が終了すると、メイン基板31は、抽選処理の結果に基づいた演出指示コマンドをサブ基板32に送信する(S4)。
【0061】
次に、メイン基板31は、リール部2を停止させる操作が成されたか否かを繰り返し判断する(S5)。ここで、遊技者がストップボタン4は押下操作すると、ストップボタン4からストップ信号が出力される。メイン基板31は、ストップ信号が入力されると、S5においてYESと判断してS6に進む。
【0062】
S6においては、メイン基板31は、ゲーム終了通知をサブ基板32に送信し、次のS7においては、抽選処理結果に基づいた払い出し処理を実行する。S1〜S7までの一連の処理にて1回のゲームが終了し、次のゲームに備えて処理をS1に戻す。
【0063】
一方、サブ基板32は、ダミーMAXベットボタン12に対する第2待機中演出処理を実行する(S21)。これにより、ダミーMAXベットボタン12は、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を促す演出内容の第2待機中演出を実行する。
【0064】
次に、サブ基板32は、ダミーMAXベットボタン12が押下操作されたか否かを繰り返し判断する(S22)。遊技者がダミーMAXベットボタン12を押下操作すると、ダミーMAXベットボタン12に内蔵されたセンサが押下を検出し、ダミーMAXベットボタン12は押下操作検出信号を出力する。サブ基板32は、押下操作検出信号が入力されると、S22においてYESと判断してS23に進む。
【0065】
S23においては、サブ基板32は、ダミーMAXベットボタン12に対する第2待機中演出処理を終了し、続いて、ダミーMAXベットボタン12に対する第1待機中演出処理を実行する(S24)。これにより、ダミーMAXベットボタン12の演出内容は、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を促す第2待機中演出から、押下したことに反応し、押下操作に面白みを感じ得るような第1待機中演出へと切り換わる。
【0066】
次に、サブ基板32は、メイン基板31からの演出指示コマンドを受信したか否かを繰り返し判断する(S25)。メイン基板31から演出指示コマンドを受信し、S25においてYESと判断すると、S26に進む。
【0067】
S26においては、サブ基板32は、受信した演出指示コマンドに基づいて、ボーナスゲーム抽選の結果を反映したゲーム中演出の内容を決定する。ゲーム中演出の内容が決定すると、サブ基板32は、S27に進んで、ダミーMAXベットボタン12に対する第1待機中演出処理を終了し、続いて、ダミーMAXベットボタン12に対するゲーム中演出処理を実行する(S28)。これにより、ダミーMAXベットボタン12の演出内容は、ダミーMAXベットボタン12の押下したことに反応した第1待機中演出から、ボーナスゲーム抽選の結果を反映したゲーム中演出へと切り換わる。
【0068】
次に、サブ基板32は、メイン基板31からのゲーム終了通知を受信したか否かを繰り返し判断する(S29)。メイン基板31からゲーム終了通知を受信すると、S30に進み、ダミーMAXベットボタン12に対するゲーム中演出を終了する。
【0069】
S21〜S30までの一連の処理にて1回のゲームにおけるダミーMAXベットボタン12の演出が終了し、次のゲームに備えて処理をS21に戻す。これにより、ダミーMAXベットボタン12の演出内容は、ボーナスゲーム抽選の結果を反映したゲーム中演出から、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を促す第2待機中演出へと切り換わる。
【0070】
以上のように、パチスロ機1においては、MAXベットスイッチ装置15を搭載し、本物のMAXベットスイッチ13を、非接触センサを含む構成とすると共に、その近傍に、従来のMAXベットボタンに似せた演出用ボタンであるダミーMAXベットボタン12を配置している。これにより、遊技規則に反することなく、従来できなかった、遊技者にとってのMAXベットボタン(実際はダミー)に対する演出が可能になる。その結果、最大ベット数を選択する操作を、遊技者に楽しく感じさせることができる。
【0071】
また、サブ基板32は、ダミーMAXベットボタンに対して、抽選結果に関係の無い待機中演出と、抽選結果に基づいたゲーム中演出を実行させる。これにより、従来できなかった、遊技者にとってのMAXベットボタン(実際は演出用ボタン)に対する演出が、より一層面白みのある演出となる。
【0072】
さらに、ダミーMAXベットボタン12に対して、待機中演出として、ダミーMAXベットボタン12の押下操作に基づく第1待機中演出の前に、ダミーMAXベットボタン12の押下操作を促す第2待機中演出を実行させる。これにより、最大ベット数の選択を素早く行わせて、1ゲームに要する遊技時間が無駄に長くなることを抑制できる。
【0073】
従来、遊技に不慣れな遊技者が、ゲーム開始前にボタンなどの操作部をある規則順に操作したり一定時間デモ画面状態で待機したりすると大当りしやすくなる等の根拠の無い情報を信じてしまい、ベットを含む所有する遊技媒体の消化に要する遊技時間が無駄に長くなることがあった。その場合、遊技ホールは、回胴式遊技機の稼働率の低下による損失を被ることとなる。これに対し、第2待機中演出にてダミーMAXベットボタン12の押下を促して最大ベット数の選択を素早く実施させることで、1ゲームに要する遊技時間が無駄に長くなることを抑制して、回胴式遊技機の稼働率を上げることができる。
【0074】
〔実施の形態2〕
本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、前記実施の形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
【0075】
図5は、本実施の形態を示すもので、MAXベットスイッチ装置15Aを搭載したパチスロ機1Aの概観斜視図である。図6は、パチスロ機1AにおけるMAXベットスイッチ装置15Aが搭載されている要部の拡大図である。図7は、パチスロ機1Aの制御部の構成を示すブロック図である。
【0076】
図5に示すように、パチスロ機1Aは、MAXベットスイッチ装置15に代えてMAXベットスイッチ装置15Aを搭載しており、この点が、実施の形態1で説明したパチスロ機1と異なる。図5図6に示すように、MAXベットスイッチ装置15Aは、MAXベットスイッチ装置15にさらに押下操作検出部としてのダミーMAXベットボタン用センサ(第2検出部)14を設けた構成である。
【0077】
ダミーMAXベットボタン用センサ14は、MAXベットスイッチ13と同様に、遊技者が非接触にて操作可能な焦電センサ、モーションセンサ等の非接触センサにて構成されたセンサスイッチである。
【0078】
ダミーMAXベットボタン用センサ14は、ダミーMAXベットボタン12に対する押下操作あるいは押下しようとする操作を検出して押下操作検出信号を出力する。ダミーMAXベットボタン用センサ14は、MAXベットスイッチ13と同様に、ダミーMAXベットボタン12の近傍、かつダミーMAXベットボタン12を押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出し得る位置に配置されている。具体的には、スタートレバー11とMAXベットスイッチ13との間で往復移動する遊技者の手が通る位置であって、ダミーMAXベットボタン12近傍に設けられている。
【0079】
図5の例では、ダミーMAXベットボタン用センサ14を、MAXベットスイッチ13とダミーMAXベットボタン12との間に、MAXベットスイッチ13と並べて設けている。但し、図5の配置例に限定されるものではなく、ダミーMAXベットボタン用センサ14とダミーMAXベットボタン12との間にMAXベットスイッチ13を配置してもよい。
【0080】
ダミーMAXベットボタン用センサ14は、MAXベットスイッチ13と同様に、従来のMAXベットボタンと思ってダミーMAXベットボタン12を押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出する。ダミーMAXベットボタン用センサ14は、手を検出すると押下操作検出信号を出力する。ダミーMAXベットボタン12の内蔵センサ(第1検出部)から出力される押下操作検出信号を第1押下操作検出信号とすると、ダミーMAXベットボタン用センサ14は第2押下操作検出信号を出力する。
【0081】
図7に示すように、ダミーMAXベットボタン用センサ14は、ダミーMAXベットボタン12と同様に、サブ基板32Aに接続されている。ダミーMAXベットボタン用センサ14から出力されるMAXベット選択信号はサブ基板32Aに入力される。サブ基板32Aは、ダミーMAXベットボタン制御部37bに代えてダミーMAXベットボタン制御部37eを備えている。ダミーMAXベットボタン制御部37eが、第2押下操作検出信号を第1押下操作検出信号と共に、ダミーMAXベットボタン12の演出に用いる。
【0082】
ダミーMAXベットボタン12が押下されて出力される第1押下操作検出信号に対し、第2押下操作検出信号は、押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を検出して出力されるため、第2押下操作検出信号の出力のタイミングは第1押下操作検出信号よりも早くなる。
【0083】
ダミーMAXベットボタン制御部37eは、このようなタイミングの違いを利用した演出を行う。演出データ格納部37fには、第2押下操作検出信号の入力に基づいて、ダミーMAXベットボタン12を押下操作の直前に光らせたり、表示を変更したり、振動させたりすることで、あたかもダミーMAXベットボタン12が遊技者による押下操作を待っているかのような第3待機中演出の演出データが格納されている。
【0084】
サブ基板32Aは、前述した図4のフローチャートにおけるS21の第2待機中演出処理を第2押下操作検出信号の入力に基づいて終了し、第3待機中演出処理を実行する。そして、S22における第1押下操作検出信号の入力に基づいて、S23においては第3待機中演出処理を終了し、その後、S24において第1待機中演出処理を実行する。
【0085】
これにより、ダミーMAXベットボタン12の押下操作に基づく演出を、ダミーMAXベットボタン12に触れる直前などの押下よりも早いタイミングと、ダミーMAXベットボタン12を確実に押下したタイミングとの2つのタイミングを用いて行うことで、何れか一方のタイミングを用いるよりも、より面白みのある演出が可能となる。
【0086】
なお、サブ基板32Aは、表示装置5や役物25の待機中演出においても、第3待機中演出を設けて、2つのタイミングを用いて演出内容を切り換える構成としてもよい。
【0087】
以上、2つの実施の形態を用いて本発明を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、ダミーMAXベットボタン12における内蔵のセンサに代えてダミーMAXベットボタン用センサ14を単独で設ける構成でもよい。
【0088】
また、スタートレバー11を例示したが、押圧操作でスタート信号を出力するボタンスイッチ式のスタートスイッチでもよい。スタートスイッチは、従来のMAXベットボタンと並べて配置されることが一般的である。したがって、図8の(a)(b)に示すように、ダミーMAXベットボタン12がスタートボタン11Aと並ぶようにMAXベットスイッチ装置15A(15)を配置すればよい。その場合、MAXベットスイッチ13、ダミーMAXベットボタン用センサ14の位置は、スタートボタン11AとダミーMAXベットボタン12との間で往復移動する手が通る位置と、ダミーMAXベットボタン12を押下操作する際の手の位置等を考慮して、ダミーMAXベットボタン12の押下操作する手あるいは押下操作しようとする手を確実に検出できる位置に設ければよい。
【0089】
さらに、全く別の発明として、ダミーMAXベットボタン12を設けず、非接触センサからなるMAXベットスイッチを単独で備えるMAXベットスイッチ装置としてもよい。このようなMAXベットスイッチ装置では、リール部2を回転させるために必要な操作は、スタートレバーやスタートボタン等のスタート信号を出力させるスイッチの操作のみとなる。これによれば、MAXベットスイッチ13の上方の検出領域に手を位置させるだけで、最大ベット数を選択することができる。従来のMAXベットボタンを操作するといった操作感は得られないが、最大ベット数の選択操作をより素早く行うことができる。
【0090】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0091】
1、1A パチスロ機(回胴式遊技機)
2 リール部
2a リール
4 ストップボタン
5 表示装置
11 スタートレバー
11A スタートボタン
12 ダミーMAXベットボタン(演出用ボタン、押下操作検出部、第1検出部)
13 MAXベットスイッチ
14 ダミーMAXベットボタン用センサ(押下操作検出部、第2検出部)
15、15A MAXベットスイッチ装置
21 メダル払出装置
22 メダル検出センサ
25 役物
31 メイン基板
32、32A サブ基板(演出制御装置)
33 抽選処理部
34 払出処理部
37 演出制御部
37a 表示制御部
37b、37e ダミーMAXベットボタン制御部
37c 役物制御部
37d リール制御部
37f 演出データ格納部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8