特開2018-178617(P2018-178617A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2018-178617マンホール受枠の改修方法及びマンホール受枠の改修用インサート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2018-178617(P2018-178617A)
(43)【公開日】2018年11月15日
(54)【発明の名称】マンホール受枠の改修方法及びマンホール受枠の改修用インサート
(51)【国際特許分類】
   E02D 29/14 20060101AFI20181019BHJP
【FI】
   E02D29/14 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-82492(P2017-82492)
(22)【出願日】2017年4月19日
(71)【出願人】
【識別番号】000211307
【氏名又は名称】中国電力株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126561
【弁理士】
【氏名又は名称】原嶋 成時郎
(72)【発明者】
【氏名】生野 真治
(72)【発明者】
【氏名】三宅 辰雄
(72)【発明者】
【氏名】森本 正夫
(72)【発明者】
【氏名】笠谷 真輝
(72)【発明者】
【氏名】和田 健治
(72)【発明者】
【氏名】兼田 賢治
(72)【発明者】
【氏名】片山 達也
(72)【発明者】
【氏名】藤村 海飛
(72)【発明者】
【氏名】大和田 拓也
(72)【発明者】
【氏名】川島 智幸
【テーマコード(参考)】
2D147
【Fターム(参考)】
2D147BB26
(57)【要約】
【課題】マンホール蓋をマンホール受枠に固定しているボルト用のボルト孔の改修を可能にすることで、マンホール蓋及びマンホール受枠の取り替えを不要にするマンホール受枠の改修方法を提供する。
【解決手段】マンホール受枠101の改修方法は、環状で周縁に突出部101aが設けられてボルト孔101bが形成され、マンホール蓋が装着されるマンホール受枠101の改修方法であり、ボルト孔101bよりも大径の装着孔101cをボルト孔101bと同軸に形成し、改修用インサート1を装着孔101cに装着する。改修用インサート1は、円筒状に形成された本体部2と、本体部2がマンホール受枠101の表面よりも深く挿入することを防止するストッパ部3と、本体部2が軸心周りに回転するのを防止する回り止め部4とを備えている。
【選択図】 図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
環状で周縁にボルト孔が形成され、マンホール蓋が装着されるマンホール受枠の改修方法であって、
前記ボルト孔よりも大径の装着孔を前記ボルト孔と同軸に形成し、前記ボルト孔と同形状の第2のボルト孔を有する改修用インサートを前記装着孔に装着する、
ことを特徴とするマンホール受枠の改修方法。
【請求項2】
前記装着孔は丸孔状で、前記改修用インサートは円柱状で、前記改修用インサートを前記装着孔に装着した後に、前記改修用インサートが軸心周りに回転するのを防止する回り止め措置を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のマンホール受枠の改修方法。
【請求項3】
環状で周縁にボルト孔が形成され、マンホール蓋が装着されるマンホール受枠の改修時に、前記ボルト孔よりも大径で前記ボルト孔と同軸に形成された装着孔に装着される改修用インサートであって、
前記装着孔と略同形状の横断面を有する柱状の本体部に、軸心に延びる前記ボルト孔と同形状の第2のボルト孔を有する、
ことを特徴とするマンホール受枠の改修用インサート。
【請求項4】
前記本体部が円柱状で、軸心周りの回転を防止する回り止め部材を備える、
ことを特徴とする請求項3に記載のマンホール受枠の改修用インサート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、環状のマンホール蓋が装着されるマンホール受枠の改修方法及びマンホール受枠の改修用インサートに関する。
【背景技術】
【0002】
電力を供給するための配電線として、主に、架空配電線が地上に設置された電柱に懸架されて配設されているが、地下に地中配電線が配設されている場合もある。この地中配電線は、都市部では、地震や火災が発生した場合に、架空配電線による二次災害を防止する目的で、観光地等では、景観保護の目的で配設されている。このような地中配電線を点検するためには、作業者が路上に設けられたマンホールから地下の設備に入ることで行われている。
【0003】
図6は、路上に設けられたマンホール100のマンホール蓋を外した状態の例を示す図であり、斜視図(a)、及び平面図(b)である。このマンホール100は、例えば地中配電線のような地下設備に入るために道路上に設けられたものであり、主としてマンホール受枠101と、ステップ102とを備えている。マンホール受枠101は、マンホール蓋を支持するための枠であり、環状に形成され、周縁にマンホール蓋をボルトで固定するためのボルト孔101bを設けるための突出部101aと、ボルト孔101bとを備えている。ボルト孔101bの内周面には、ボルトが螺合されるためのねじ山が形成されている。ステップ102は、作業者がマンホール100内を昇降するための足場である。通常、このマンホール100はマンホール蓋によって閉止されており、マンホール蓋からボルト孔101bへボルトが螺合されてマンホール蓋が固定されている。
【0004】
このマンホール100は、道路上に設けられているため、その上を自動車等が頻繁に通過する。このとき、マンホール100には強い衝撃が加えられて振動するため、マンホール蓋を固定しているボルトのねじ山や、ボルト孔101bの内周面に設けられたねじ山が摩耗し、ねじ山が消失してしまうことがある。これにより、ボルト孔101bにボルトを螺合してマンホール蓋を固定することができなくなるため、ねじ山を補修する必要がある。しかしながら、ねじ山を補修する場合、元のボルト孔101bより大きな孔を形成して新たなねじ山を形成する必要があるが、突出部101aの大きさが限られているので、何度もねじ山を補修することはできない。そのため、マンホール蓋とマンホール受枠101を取り替える必要があり、工事の手間と費用とを要していた。
【0005】
そのため、例えば、地盤の変化や自動車等の通行の影響により、マンホールが沈下して段差が生じた場合に、マンホール蓋とマンホール受枠との間に調整リングを設けるマンホールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。これは、マンホールの高さを調節して段差が生じないようにすることで、自動車等の通行によるマンホールへの衝撃を抑制するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−101391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記のようなマンホールは、マンホールへの衝撃を抑制するものであるが、マンホール蓋をマンホール受枠に固定しているボルトとボルト孔との摩耗を完全に抑制することは不可能であり、ボルトのねじ山が消失してしまうことは避けられなかった。
【0008】
そこでこの発明は、マンホール蓋をマンホール受枠に固定しているボルトが螺合されるボルト孔の改修を可能にすることで、マンホール蓋及びマンホール受枠の取り替えを不要にするマンホール受枠の改修方法及びマンホール受枠の改修用インサートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、環状で周縁にボルト孔が形成され、マンホール蓋が装着されるマンホール受枠の改修方法であって、前記ボルト孔よりも大径の装着孔を前記ボルト孔と同軸に形成し、前記ボルト孔と同形状の第2のボルト孔を有する改修用インサートを前記装着孔に装着する、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載のマンホール受枠の改修方法において、前記装着孔は丸孔状で、前記改修用インサートは円柱状で、前記改修用インサートを前記装着孔に装着した後に、前記改修用インサートが軸心周りに回転するのを防止する回り止め措置を行う、ことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、環状で周縁にボルト孔が形成され、マンホール蓋が装着されるマンホール受枠の改修時に、前記ボルト孔よりも大径で前記ボルト孔と同軸に形成された装着孔に装着される改修用インサートであって、前記装着孔と略同形状の横断面を有する柱状の本体部に、軸心に延びる前記ボルト孔と同形状の第2のボルト孔を有する、ことを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項3に記載のマンホール受枠の改修用インサートにおいて、前記本体部が円柱状で、軸心周りの回転を防止する回り止め部材を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、マンホール受枠のボルト孔よりも大径の装着孔を、ボルト孔と同軸に形成して改修用インサートを装着孔に装着する。すなわち、マンホール受枠のボルト孔を広げてねじ山を除去し、改修用インサートを装着孔に装着するので、ボルト孔の改修が可能になり、何回でも取り替えることが可能になる。これにより、マンホール蓋及びマンホール受枠の取り替えを不要にすることができる。
【0014】
請求項2の発明によれば、装着孔が丸孔状であるため、マンホールが設置されている現地でマンホール受枠の改修を行うことが容易になる。
【0015】
請求項1及び3の発明によれば、改修用インサートがボルト孔と同形状の第2のボルト孔を有し、改修用インサートを装着する装着孔がボルト孔と同軸に形成されるので、既存のマンホール蓋やボルトをそのまま使用することが可能になる。
【0016】
請求項2及び4の発明によれば、改修用インサートが軸心周りに回転するのを防止する回り止め措置を行うので、マンホール蓋のボルトを改修用インサートに適正に締結することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】この発明の実施の形態1に係るマンホール受枠の改修用インサート1の概略を示す図であり、斜視図(a)、正面図(b)、及び底面図(c)である。
図2図6のマンホール受枠101に装着孔101cを形成した状態の例を示す拡大斜視図である。
図3図1の改修用インサート1を図2の装着孔101cに装着する状態の例を示す拡大斜視図である。
図4図1の改修用インサート1を図2の装着孔101cに装着した後の状態の例を示す拡大斜視図である。
図5】この発明の実施の形態2に係るマンホール受枠の改修用インサート1Aを示す底面図である。
図6】マンホール100のマンホール蓋を外した状態の例を示す図であり、斜視図(a)、及び平面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1ないし図4は、この発明の実施の形態1に係るマンホール受枠の改修用インサート1を示しており、図1は、改修用インサート1の斜視図(a)、図1(a)の矢印A方向から見たときの正面図(b)、及び底面図(c)である。この改修用インサート1は、図6に示すようなマンホール受枠101の改修時に、ボルト孔101bと同軸に形成される、後述する装着孔に着脱自在に装着される挿入具であり、主として本体部2と、ストッパ部3と、回り止め部(回り止め部材)4とを備えている。
【0020】
本体部2は、ボルトが螺合される改修用インサート1の柱状部分であり、図6のボルト孔101bよりも大径でマンホール受枠101の装着孔に装着可能で、軸線方向に対して垂直な断面が装着孔と略同形状の横断面を有するように、例えば、亜鉛メッキ加工された鋼材または強化プラスチックにより略円筒状に形成されている。ここで、略同形状とは、マンホール受枠101の装着孔に圧入して装着可能な程度に同一の寸法であることをいう。この本体部2には、同軸上に第2のボルト孔21が設けられている。
【0021】
第2のボルト孔21は、マンホール蓋のボルトが螺合されるボルト孔であり、ボルト孔101bと同形状かつ同一の大きさに形成され、後述するように、マンホール受枠101の装着孔101cに装着したときにボルト孔101b(装着孔101cが形成される前のボルト孔101b)と同軸になるように形成され、内周壁面には、ボルト孔101bのねじ山と略同一のピッチのねじ山が形成されている。
【0022】
ストッパ部3は、本体部2がマンホール受枠101の装着孔101cに装着されたときに、マンホール受枠101の表面よりも深く挿入されないようにするために形成された平面部であり、本体部2の一端の開口部から、本体部2の軸線方向に対して垂直方向に延設され、例えば円盤状に形成されている。このストッパ部3は、主として平面部31と、開口部32とを備えている。平面部31は、ストッパ部3の円盤状に形成された箇所であり、その中央に略円形の開口部32が設けられている。
【0023】
回り止め部4は、本体部2がマンホール受枠101の装着孔101cに装着されたときに、本体部2が軸心周りに回転するのを防止する部材であり、本体部2のストッパ部3が延設された一端とは反対側の他端の開口された縁から細板状に延びて設けられ、本体部2の軸線方向と平行に延設されている。
【0024】
この回り止め部4は、本体部2をマンホール受枠101の装着孔101cに装着した後に、本体部2の外側に折り曲げ、さらにマンホール受枠101に沿って折り曲げてマンホール受枠101に係止することで、本体部2が軸心周りに回転するのを防止する。
【0025】
次に、このような改修用インサート1を用いたマンホール受枠の改修方法について、以下に説明する。
【0026】
図2は、図6のマンホール受枠101に装着孔101cを形成した状態の例を示す拡大斜視図であり、図3は、図1の改修用インサート1を図2の装着孔101cに装着する状態の例を示す拡大斜視図であり、さらに、図4は、図1の改修用インサート1を図2の装着孔101cに装着した後の状態の例を示す拡大斜視図である。図6に示すマンホール100のボルト孔101bが、例えば、自動車の通行等により衝撃が加えられてねじ山が摩耗し、ボルト孔101bにボルトを螺合することができなくなり、ボルト孔101bを改修する場合を例として説明する。
【0027】
まず、ボルト孔101bよりも大径の装着孔101cを、ボルト孔101bと同軸に形成する。すなわち、図6の突出部101aに設けられたボルト孔101bの内周面を、例えばリーマで削り、ボルト孔101bの内周面に形成されているねじ山を除去して孔の直径を広げる。そして、本体部2を圧入して装着可能な程度に同一の寸法まで広げ、図2に示すような装着孔101cを形成する。このとき、既存のマンホール蓋をそのまま利用可能にするため、元のボルト孔101bと装着孔101cとは、同軸になるように形成する。
【0028】
装着孔101cの形成後、図3に示すように、改修用インサート1を回り止め部4側から矢印B方向へ挿入し、装着孔101cに装着する。このとき、本体部2は装着孔101cに圧入して装着可能な程度に同一外径であるため、改修用インサート1のストッパ部3側をハンマー等で殴打して装着する。
【0029】
その後、図4に示すように、回り止め部4を使用して、本体部2が軸心周りに回転するのを防止する回り止め措置を行う。これは、回り止め部4を外側に折り曲げ、さらにマンホール受枠101に沿って折り曲げてマンホール受枠101に係止することにより行う。このとき、回り止め部4は所定の厚さを有する金属製の板であるため、ハンマー等で殴打して折り曲げる。これにより、開口部32から第2のボルト孔21にマンホール蓋のボルトを螺合させることが可能になり、マンホール蓋を固定することができる。
【0030】
また、改修用インサート1の第2のボルト孔21の内周壁面に形成されているねじ山が、前述のボルト孔101bと同様に摩耗した場合、改修用インサート1の回り止め部4側をハンマー等で殴打することで、装着孔101cに装着されていた改修用インサート1を取り外すことが可能である。これは、改修用インサート1が圧入されていて、接着や溶接等により固定されていないからである。その後、新たな改修用インサート1を同様の方法で装着することで、改修用インサート1を再度改修することができる。
【0031】
このように、この改修用インサート1及びこれを用いたマンホール受枠の改修方法によれば、マンホール受枠101のボルト孔101bよりも大径の装着孔101cをボルト孔101bと同軸に形成し、改修用インサート1を装着孔101cに装着する。すなわち、ボルト孔101bを広げてねじ山を除去し、改修用インサート1を装着孔101cに装着するので、ボルト孔101bの改修が可能になり、改修用インサート1を何回でも取り替えることが可能になる。これにより、マンホール蓋及びマンホール受枠101の取り替えを不要にすることができる。
【0032】
また、改修用インサート1がボルト孔101bと同形状の第2のボルト孔21を有し、改修用インサート1を装着する装着孔101cがボルト孔101bと同軸に形成されるので、既存のマンホール蓋やボルトをそのまま使用することが可能になる。
【0033】
また、装着孔101cが丸孔状であるため、マンホール100が設置されている現地でマンホール受枠101の加工及び修繕を行うことが容易になる。
【0034】
さらに、改修用インサート1が軸心周りに回転するのを防止する回り止め措置を行うので、マンホール蓋のボルトを改修用インサート1に適正に締結することが可能になる。
【0035】
(実施の形態2)
図5は、この発明の実施の形態2に係るマンホール受枠の改修用インサート1Aを示す底面図である。この改修用インサート1Aは、実施の形態1に係る改修用インサート1と同様に、図6に示すようなマンホール受枠101の改修時に、ボルト孔101bと同軸に形成される装着孔101cに着脱自在に装着される挿入具であり、図1に示す本体部2に代えて、本体部2Aを備え、回り止め部4に代えて、回り止め部4Aを備えている。その他の構成については、実施の形態1に係る改修用インサート1と同様である。
【0036】
本体部2Aは、マンホール受枠101の装着孔に装着される箇所である点において、実施の形態1に係る本体部2と同様であるが、断面略D字状の柱状に形成され、実施の形態1と同様の第2のボルト孔21が設けられている。また、断面略D字状の平坦部が、回り止め部4Aを構成している。これは、実施の形態1では、本体部2を円筒状に形成したため、本体部2が軸心周りに回転してしまうので、これを防止するために回り止め部4を備える構成としたが、実施の形態2では、本体部2Aを断面略D字状の筒状に形成し、断面略D字状の平坦部を回り止め部4Aとして構成することで、本体部2Aが軸心周りに回転することを防止するものである。
【0037】
なお、本体部2Aが断面略D字状の柱状に形成されているため、マンホール受枠101の装着孔101cも、断面略D字状に削り、本体部2Aを圧入して装着可能な程度に同一形状に形成する必要がある。これにより、実施の形態1に係る回り止め部4を設ける必要がなくなるので、改修用インサート1Aの製造が容易になる。
【0038】
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態1では、回り止め部4を、本体部2の端部の開口された縁から細板状に延びて設ける構成にしたが、このような構成に限られず、例えば平面部31の裏面に凸部を設け、マンホール受枠101に凹部を設けて係止する構成にしても良い。
【0039】
また、実施の形態2では、本体部2Aを断面略D字状の筒状に形成し、断面略D字状の平坦部を回り止め部4Aとする構成にしたが、このような構成に限られず、例えば本体部2Aの断面を三角形や矩形に形成する構成にしても良い。なお、マンホール100が設置されている現地で装着孔101cを断面略D字状等の装着孔に形成するのが困難な場合には、平面部31とマンホール受枠101にピン孔を設け、これらのピン孔を同軸に位置させ、ピンを挿入して固定する構成にしても良い。
【符号の説明】
【0040】
1,1A マンホール受枠の改修用インサート
2,2A 本体部
3 ストッパ部
4,4A 回り止め部(回り止め部材)
21 第2のボルト孔
31 平面部
32 開口部
100 マンホール
101 マンホール受枠
102 ステップ
101a 突出部
101b ボルト孔
101c 装着孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6