特開2019-141559(P2019-141559A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-141559(P2019-141559A)
(43)【公開日】2019年8月29日
(54)【発明の名称】小型電気機器
(51)【国際特許分類】
   B26B 19/38 20060101AFI20190802BHJP
【FI】
   B26B19/38 N
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2018-77589(P2018-77589)
(22)【出願日】2018年4月13日
(62)【分割の表示】特願2018-28150(P2018-28150)の分割
【原出願日】2018年2月20日
(71)【出願人】
【識別番号】000005810
【氏名又は名称】マクセルホールディングス株式会社
(72)【発明者】
【氏名】丹波地 明
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 芳則
(72)【発明者】
【氏名】中村 活二郎
【テーマコード(参考)】
3C056
【Fターム(参考)】
3C056JC17
(57)【要約】
【課題】ユーザーが使用終了後のロック操作をスムーズに行うことができ、しかも、部品点数の増加を招くことがないロック機能を備える小型電気機器を提供する。
【解決手段】電池15の電力を駆動源とするモーター13と、モーター13を動力源として駆動する内刃5と、内刃5に摺接し内刃5と協働してひげを切断する外刃6と、モーター13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備える電気かみそりである。電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行する。ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されている。ロック操作の完了にあわせてモーター13を一時的に駆動させることを特徴とする。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池(15)の電力を駆動源とするモーター(13)と、モーター(13)を動力源として駆動する内刃(5)と、内刃(5)に摺接し内刃(5)と協働してひげを切断する外刃(6)と、モーター(13)への電力の供給を制御する電源スイッチ(26)とを備える電気かみそりであって、
電源スイッチ(26)を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ(26)のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ(26)を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
ロック操作の完了にあわせてモーター(13)を一時的に駆動させることを特徴とする電気かみそり。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザーの意に反した電源スイッチのオン操作を無効とするロック機能を備えた小型電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のロック機能を備えた小型電気機器は、例えば本出願人が先に提案した特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の電気かみそりの前面には、電源スイッチとしてのプッシュ式のスイッチノブが配置されており、その直ぐ上方に、スイッチノブの押し込みを阻止するためのスライド式のロック体が配置されている。ロック体の下部には係合突起が設けられており、これに対応する係合凹部がスイッチノブの上面に形成されている。ロック体を下方にスライドさせると、係合突起がスイッチノブの係合凹部に嵌まり、スイッチノブの内方への移動が阻止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−62165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の小型電気機器(電気かみそり)の使用を終えたユーザーが、これを停止させてスイッチノブをロックするには、次の手順を踏む必要がある。まず、指先でスイッチノブを押し込んで、小型電気機器を停止させる。次いで、スイッチノブの上方のロック体に指先を移動させて、ロック体を下方にスライドさせる。つまり、スイッチノブの操作、指先の移動、およびロック体の操作という3つの手順を踏む必要があり、ユーザーによってはこれを煩わしいと感じる。また、特許文献1の小型電気機器は、ロック機能を持たない小型電気機器と比較した場合に、ロック体の分だけ部品点数が多くなる不利もある。
【0005】
本発明の目的は、ユーザーが使用終了後のロック操作をスムーズに行うことができ、しかも、部品点数の増加を招くことがないロック機能を備える小型電気機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る小型電気機器は、電池15の電力を駆動源とするモーター13と、モーター13を動力源として駆動する内刃5と、内刃5に摺接し内刃5と協働してひげを切断する外刃6と、モーター13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備える電気かみそりである。電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行する。ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されている。ロック操作の完了にあわせてモーター13を一時的に駆動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
従来の電気かみそりでは、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、ロック操作の完了にあわせて、ロック報知手段M2としてのモーター13を駆動させると、当該操作が完了して電気かみそりが適正にロックされたことを、ユーザーに確実に認識させることができる。特に電気かみそりの場合、内刃5が駆動することにより大きな振動が発生するため、ロック操作の完了をユーザーに対してより確実に報知できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施例1に係る電気かみそり(小型電気機器)の正面図である。
図2】電気かみそりの各種の表示部を示す正面図である。
図3】電気かみそりの制御系のブロック図である。
図4】電気かみそりのモード間の遷移図である。
図5】運転モードと待機モードにおける各部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図6】ロック操作が適正に行われた場合のタイミングチャートである。
図7】ロック操作が適正に行われた場合の別のタイミングチャートである。
図8】ロック操作が不適正に行われた場合のタイミングチャートである。
図9】ロック操作が不適正に行われた場合の別のタイミングチャートである。
図10】アンロック操作が適正に行われた場合のタイミングチャートである。
図11】本発明の実施例2に係る電気かみそり(小型電気機器)のロック操作を説明するためのタイミングチャートである。
図12】本発明の実施例3に係る電気かみそり(小型電気機器)のアンロック操作を説明するためのタイミングチャートである。
図13】本発明の実施例4に係る電気かみそり(小型電気機器)のロックモードにおける各部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図14】本発明の実施例5に係る電気かみそり(小型電気機器)のロックモードにおける各部の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図15】本発明の実施例6に係る電気かみそり(小型電気機器)の各報知手段の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図16】本発明の実施例7に係る電気かみそり(小型電気機器)の各種の表示部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1) 図1ないし図10に、本発明をロータリー式の電気かみそりに適用した実施例1を示す。図1において電気かみそりは、グリップを兼ねる縦長の本体ケース1と、本体ケース1の上部で支持されるかみそりヘッド2とを備える。かみそりヘッド2の上部にはメイン刃3が配置されており、その前後にはトリマーユニット4がそれぞれ配置されている。メイン刃3は、水平軸まわりに回転する内刃5と、内刃5に外接する網目状の外刃6とで構成されており、各トリマーユニット4は、ともに櫛歯からなる固定刃7と可動刃8で構成されている。
【0010】
メイン刃3の下方には、複数個の励起光源11を実装した光源基板12が配置されている。各励起光源11は青色LEDからなり、電気かみそりの使用中や使用後に光を照射して、内刃5や外刃6にコーティングした光触媒を励起させて、有機物の分解を促す。これにより、有機物の腐敗に伴う異臭の発生を抑制することができる。かみそりヘッド2の下部には、減速機付きのモーター(負荷)13が、内刃5と平行な姿勢で収容されている。モーター13は、メイン刃3の内刃5に向けて回転動力を出力し、また各トリマーユニット4の可動刃8に向けて往復動力を出力する。つまり、本実施例に係る電気かみそりは、モーター13を動力源として駆動する内刃5と、内刃5の周囲に摺接し、内刃5と協働してひげを切断する外刃6とを備える。
【0011】
モーター13の駆動源である二次電池(電池)15は、縦長の制御基板16とともに、本体ケース1の内部に収容されている。本体ケース1の前面には、プッシュ式のスイッチボタン19と、二次電池15の残量を表示する残量表示部20と、電気かみそりが後述するロックモードであることなどを表示するロック表示部21と、二次電池15が充電中であることを表示する充電表示部22とが、上から下へ記載順に配置されている。本体ケース1の下端部に設けられたソケット25に給電プラグを接続すると、二次電池15を充電することができる。スイッチボタン19の内面は、制御基板16の前面に設けられた電源スイッチ26に正対しており、ユーザーはスイッチボタン19を介して電源スイッチ26を操作することができる。電源スイッチ26は、スイッチボタン19から押圧力を受ける間に限って、開状態から閉状態に切り換わる。
【0012】
図2に示すように残量表示部20は、左右一対の7セグメント表示部30からなり、二次電池15の残量(%)を2桁の数字で表示する(10%単位)。ただし、残量が100%(FULL)のときは「FU」と表示する。各7セグメント表示部30は、「8」の形に並べられた7個の透光部31と光源32で構成されており、ロック表示部21と充電表示部22も、透光部33・35と光源34・36の組み合わせで構成されている。ロック表示部21の透光部33は南京錠を模したものであり、充電表示部22の透光部35は差込プラグを模したものである。各表示部20・21・22を構成する光源32・34・36は、それぞれLEDからなり、かみそりヘッド2の励起光源11やモーター13とともに、制御基板16に実装された制御部40(図3参照)により制御される。
【0013】
図4に示すように電気かみそりは、モーター13が駆動する運転モードと、モーター13が停止する待機モードと、モーター13が停止し且つオン操作が無効となるロックモードの間で切り換わるように構成されている。詳しくは、運転モードで電源スイッチ26がオフ操作されると待機モードに移行し、待機モードで電源スイッチ26がロック操作されるとロックモードに移行する。また、ロックモードで電源スイッチ26がアンロック操作されると待機モードに移行し、待機モードで電源スイッチ26がオン操作されると運転モードに移行する。本実施例においては、運転モードから待機モードを経ずにロックモードに移行することはなく、ロックモードから待機モードを経ずに運転モードに移行することもない。
【0014】
電源スイッチ26のオン操作およびオフ操作とは、スイッチボタン19を介した電源スイッチ26の押圧操作(押圧時間の長短は問わない)であり、ロック操作およびアンロック操作とは、長押し時間T1(本実施例では3秒間)にわたる電源スイッチ26の押圧操作、すなわち長押し操作である。待機モードにおいてロック操作が可能な期間(ロック可能期間)は、運転モードから待機モードに移行した直後の受付時間T2(本実施例では5秒間)に限定されている。そのため、ロック可能期間を除く待機モードにおいて、ユーザーが電源スイッチ26を長押し操作しても、電気かみそりがロックモードに移行することは無い。
【0015】
図5のタイミングチャートは、運転モードと待機モードにおける各部の駆動状態の変化を示したものである。待機モードにおいて電源スイッチ26が押圧操作されると(時点t1)、制御部40はこれをオン操作とみなして、電気かみそりを運転モードに移行させる。具体的には、モーター13を起動させるとともに、励起光源11と残量表示部20を点灯させる。髭剃りを終えたユーザーが電源スイッチ26を押圧操作すると(時点t2)、制御部40はこれをオフ操作とみなして、電気かみそりを待機モードに移行させる。具体的には、励起光源11と残量表示部20の点灯状態を維持したまま、モーター13を停止させる。同時に、制御部40が備えるタイマー41(図3参照)による計時を開始し、僅かに遅れてロック表示部21の点滅を開始させて、ロック操作が可能なロック可能期間に入ったことをユーザーに報知する(ロック表示部21は期間報知手段M1として機能する)。
【0016】
次の時点t3では、ユーザーによるロック操作が行われることなく、時点t2から受付時間T2が経過している。この場合の制御部40は、タイマー41による計時を終了し、同時にロック表示部21と残量表示部20を消灯させる。残量表示部20も、受付時間T2にわたって点灯状態を維持することにより、ロック表示部21とともに期間報知手段M1として機能する。励起光源11は、その点灯中に電源スイッチ26が押圧操作されるか(時点t4)、または、待機モードに移行した時点t2から所定時間(本実施例では20分)が経過するまで、点灯状態に維持される。また制御部40は、励起光源11を消灯させた直後の所定時間(本実施例では3秒間)にわたって、残量表示部20を点灯させる残光表示を行う。この残光表示は、二次電池15の残量の表示であってもよく、その他の表示であってもよい。
【0017】
図6のタイミングチャートは、ロック可能期間内にロック操作が行われた場合を示したものである。時点t11から時点t12までは、図5の時点t1から時点t2までと同じであるが、次の時点t13では、ユーザーによる電源スイッチ26の長押し操作が開始されている。時点t13は、時点t12から受付時間T2が経過する前、すなわちロック可能期間内である。電源スイッチ26の閉状態が維持されたまま、時点t13から長押し時間T1が経過すると(時点t14)、制御部40はロック表示部21を点滅から常時点灯に切り換え、さらに残量表示部20を消灯させて、適正にロック操作が行われたことをユーザーに報知する(ロック表示部21と残量表示部20はロック報知手段M2として機能する)。次の時点t15以降の制御は、図5の時点t4以降とほぼ同じであるが、残光表示の終了と同時にロック表示部21を消灯させる点が異なる(時点t16)。
【0018】
図7のタイミングチャートは、ロック可能期間が終了する直前に、ユーザーが電源スイッチ26の長押し操作を始めた場合を示したものである。時系列としては、まず電源スイッチ26がオフ操作されて待機モードに移行し(時点t21)、次いで電源スイッチ26の長押し操作が開始され(時点t22)、次いで時点t21から受付時間T2が経過し(時点t23)、次いで時点t22から長押し時間T1が経過している(時点t24)。このように、長押し時間T1に達した時点(時点t24)が受付時間T2の経過後であっても、長押し操作の開始時点(時点t22)がロック可能期間内であれば、制御部40はこれを適正なロック操作とみなして、図6の時点t14と同じ制御を行う。なお本実施例では、受付時間T2が経過した時点t23以降も、長押し操作中は残量表示部20の点灯状態とロック表示部21の点滅状態を継続させるようにしたが、これに代えて両表示部20・21を消灯させてもよい。
【0019】
図8および図9のタイミングチャートは、ロック操作が適正に行われなかった場合を示したものである。図8では、時点t31から始まった電源スイッチ26の長押し操作が、長押し時間T1に達する前に終了している(t32−t31<T1)。ロック可能期間の終了後の時点t33では、ロック操作に失敗したことに気付いたユーザーが、再び長押し操作を開始しているが、制御部40はこれをロック操作とみなさず、図5の時点t4と同じ制御を行う。図9では、運転モード中の時点t41から長押し操作が開始されており、その継続時間は長押し時間T1を超えているが、制御部40はこれをロック操作とみなさず、時点t41に図5の時点t2と同じ制御を行うのみである。つまり、待機モード中かつロック可能期間内に開始された長押し時間T1以上の長押し操作のみが、制御部40によってロック操作と認識される。
【0020】
図10のタイミングチャートは、ロックモードから待機モードを経て運転モードに移行するまでの各部の駆動状態の変化を示したものである。先に図6で説明したように、待機モードからロックモードに移行した直後は、ロックモードであることを示すロック表示部21が点灯するが(時点t14)、励起光源11の消灯後まもなくロック表示部21も消灯する(時点t15〜t16)。この消灯後に電源スイッチ26が押圧操作(オン操作)された場合は、図10の時点t51に示すように、制御部40はロック表示部21を所定時間にわたって点灯させて、ロックモードであることをユーザーに報知する。もちろん、この押圧操作により、電気かみそりが運転モードや待機モードに移行することは無い。
【0021】
次の時点t52では、電源スイッチ26の長押し操作が開始されている。電源スイッチ26の閉状態が維持されたまま、時点t52から長押し時間T1が経過すると(時点t53)、制御部40はロック表示部21を消灯させ、さらに残量表示部20を点灯させることにより、適正にアンロック操作が行われたことをユーザーに報知する(ロック表示部21と残量表示部20はアンロック報知手段M3として機能する)。なお、アンロック操作が完了しただけではモーター13は起動しない。ユーザーがアンロック操作の直後に必ず電気かみそりを使用するとは限らず、ロックモードの解除のみを目的としてアンロック操作が行われることもある。このような場合にモーター13を駆動させると、無駄に電力を消費するからである。
【0022】
時点t53から所定時間が経過すると、制御部40は残量表示部20を消灯させる。ここでの残量表示部20の表示内容は、二次電池15の残量の表示であってもよく、その他の表示であってもよい。二次電池15の残量の表示であれば、ユーザーが電気かみそりの使用を開始する前に、その残量をユーザーに知らせることができ、残量が不足している場合に充電等の事前の備えを促すことができる。アンロック操作後の待機モードにおいて、電源スイッチ26が押圧操作されると(時点t54)、制御部40はこれをオン操作とみなして、電気かみそりを運転モードに移行させる。この点は、図5の時点t1と同じである。
【0023】
以上のように、本実施例に係る電気かみそりでは、ユーザーが電源スイッチ26をロック操作(長押し操作)すると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行するように構成した。そのため、電気かみそりの使用を終えたユーザーは、電源スイッチ26のオフ操作とロック操作の2つの操作を続けて行うだけで、モーター13を停止させて電気かみそりをロックモードに移行させることができる。従来のようにオフ操作とロック操作の間で指先を移動させる必要はなく、ユーザーはオフ操作からロック操作までをスムーズに行える。また本実施例では、アンロック操作をロック操作と同じ電源スイッチ26の長押し操作とした。そのため、アンロック操作の直後に電気かみそりを使用したいユーザーは、電源スイッチ26のアンロック操作とオン操作の2つの操作を続けて行うだけで、モーター13を起動させてその使用を開始することができる。従来のようにアンロック操作とオン操作の間で指先を移動させる必要はなく、ユーザーはアンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。
【0024】
なお本実施例では、ロック可能期間内にロック表示部21を点滅させ、ロックモードになると同表示部21を常時点灯させたが、これとは逆にロック可能期間内にロック表示部21を常時点灯させ、ロックモード中に同表示部21を点滅させてもよい。あるいは、ロック可能期間内にロック表示部21を長い間隔で点滅させ、ロックモード中に同表示部21を短い間隔で点滅させてもよい。もちろん、間隔の長短を逆にすることもできる。ロックモード中に電源スイッチ26が押圧操作(オン操作)された場合についても同様のことが言える。つまり、ロック表示部21を所定時間にわたって点灯させるのに代えて、これを点滅させてもよい。ロックが解除されるとロック表示部21を消灯させる点は同じである。
【0025】
(実施例2) 図11に示す本発明の実施例2は、運転モードにおいてもロック操作を可能とした点が、先の実施例1と異なる。このタイミングチャートでは、運転モード中の時点t61から長押し操作すなわちロック操作が開始されており、その継続時間が長押し時間T1に達すると(時点t62)、制御部40はロック表示部21を点滅から常時点灯に切り換え、さらに残量表示部20を消灯させて、適正にロック操作が行われたことをユーザーに報知する。モーター13は長押し操作の開始と同時に停止する。本実施例では、運転モードと待機モードの全体がロック可能期間であり、ユーザーはいつでもロック操作を行える。他は実施例1と同じであるので、その説明を省略する。以下の実施例においても同じとする。本実施例の変形例として、長押し操作を開始した時点t61ではモーター13を停止させず、長押し操作の継続時間が長押し時間T1に達した時点t62にモーター13を停止させてもよく、これを時点t61と時点t62の間で停止させてもよい。また、運転モードと待機モードの全体をロック可能期間とするのに代えて、一方のモードの全体のみをロック可能期間とすることもできる。
【0026】
(実施例3) 図12に示す本発明の実施例3は、アンロック操作の完了と同時にモーター13を起動させる点が、先の実施例1と異なる。このタイミングチャートでは、ロックモード中の時点t71から長押し操作すなわちアンロック操作が開始されており、その継続時間が長押し時間T1に達すると(時点t72)、制御部40はロック表示部21を消灯させるとともに、電気かみそりを運転モードに移行させる。具体的には、モーター13を起動させるとともに、励起光源11と残量表示部20を点灯させる。本実施例によれば、アンロック操作の直後に電気かみそりを使用したいユーザーにとっては、アンロック操作後のオン操作の手間を省略することができる。
【0027】
(実施例4) 図13に示す本発明の実施例4は、ロックモードにおいて残量表示部20を点灯させる点が、先の実施例1と異なる。制御部40は、ロックモードにおいて電源スイッチ26が押圧操作(オン操作)された場合に、ロック表示部21を点灯させることにより、ロックモードであることをユーザーに報知する(時点t81)。ここまでは図10の時点t51と同じであるが、本実施例では、ロック表示部21に遅れて残量表示部20を点灯させることにより、二次電池15の残量をユーザーに知らせる(時点t82)。これによりユーザーは、ロックモードを解除しなくても二次電池15の残量を知ることが可能になり、利便性が向上する。残量表示部20は所定の点灯時間T3が経過すると消灯し(時点t83)、ロック表示部21も所定の点灯時間T4が経過すると消灯する(時点t84)。両表示部20・21の点灯時間T3・T4は長押し時間T1よりも十分に短い。本実施例ではT3<T4の関係としたが、これに代えてT3=T4またはT3>T4の関係として、ロック表示部21を先に消灯させてもよい。両表示部20・21を同時に消灯させることもできる。
【0028】
次の時点t85では、電源スイッチ26の長押し操作が開始されて、ロック表示部21が再び点灯している。残量表示部20は、電源スイッチ26が長押し操作される場合も、ロック表示部21に遅れて点灯し(時点t86)、点灯時間T3が経過すると消灯する(時点t87)。つまり残量表示部20は、電源スイッチ26の押圧操作が長押しと短押し(シングルクリック)のどちらであっても同じように制御される。一方、ロック表示部21に関しては、点灯時間T4の経過後の時点t88まで点灯し続ける点は、短押し操作の場合と同じであるが、長押し時間T1が経過する(アンロック操作が完了する)時点t89まで点滅状態となる点は、短押し操作の場合と異なる。つまり制御部40は、ロック表示部21の点灯時間T4が経過した時点で、電源スイッチ26が開状態であればロック表示部21を消灯させるが、点灯時間T4にわたって電源スイッチ26が閉状態に維持された場合、つまりユーザーが電源スイッチ26を長押し操作した場合は、ロック表示部21を常時点灯状態から点滅状態に切り換えて、アンロック操作が進行中であることをユーザーに報知する。なお、ロック表示部21の点滅状態において、長押し時間T1が経過する前に電源スイッチ26が開状態に切り換わった場合は、制御部40はその時点でロック表示部21を消灯させる。
【0029】
時点t85から長押し時間T1が経過した時点t89において、制御部40はロック表示部21を消灯させ、さらに残量表示部20を点灯時間T3にわたって点灯させる。これにより、適正にアンロック操作が行われたことをユーザーに報知するとともに、二次電池15の残量をユーザーに再認識させることができる。
【0030】
本実施例では、時点t81と時点t85でロック表示部21を点灯させたが、これに代えて同表示部21を点滅させてもよい。この場合は、点灯時間T4の経過後の時点t88において、ロック表示部21の点滅間隔を変更(延長または短縮)するか、あるいは、同表示部21を点滅状態から常時点灯状態に切り換えることにより、アンロック操作が進行中であることをユーザーに報知することができる。この変形例と本実施例に係る小型電気機器(電気かみそり)は、以下の形態で実施することができる。以下の形態は、ロックモード中も電池15の残量をユーザーに認識させるという課題を解決し得るものである。
【0031】
電池15の電力を駆動源とする負荷13と、負荷13への電力の供給を制御する電源スイッチ26と、電池15の残量を表示する残量表示部20とを備えており、
電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
ロックモードにおいて電源スイッチ26が操作された場合に、ロックモードであることを報知するロック報知手段M2に加えて、残量表示部20を駆動させることを特徴とする小型電気機器。
【0032】
従来の小型電気機器では、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、ロックモードにおいて電源スイッチ26が操作された場合にロック報知手段M2を駆動させると、ロックモードであることをユーザーに容易に認識させることができる。電源スイッチ26の操作が負荷13の起動を意図したものであった場合は、ロック報知手段M2を駆動させることにより、アンロック操作が必要であることをユーザーに知らせることができる。さらに、ロック報知手段M2に加えて残量表示部20を駆動させると、ロックモードであること(アンロック操作が必要であること)に加えて、電池15の残量をユーザーに知らせることができる。ユーザーは、ロックモードを解除しなくても電池15の残量を知ることが可能になり、利便性が向上する。
【0033】
ロックモードにおいて電源スイッチ26が操作された場合に、残量表示部20よりも先にロック報知手段M2を駆動させる上記の小型電気機器。
【0034】
ロックモードにおいてユーザーが電源スイッチ26をオン操作しても、負荷13は駆動しない。この場合にユーザーにまず知らせるべきは、小型電気機器がロックモード中であること、換言すれば、負荷13が駆動しないのは故障が原因ではないことである。ロック報知手段M2を優先して駆動させると、小型電気機器が故障していないことをユーザーに速やかに知らせて、安心感を与えることができる。
【0035】
ロックモードにおいて電源スイッチ26が操作された場合に、残量表示部20よりも後にロック報知手段M2を停止させる上記の小型電気機器。
【0036】
上記のように、ロック報知手段M2が駆動しているとユーザーに認識させることは重要である。本構成のように残量表示部20よりも後にロック報知手段M2を停止させると、ユーザーがロック報知手段M2を見落とすおそれを少なくして、小型電気機器がロックモード中であるという情報をユーザーへより的確に知らせることができる。
【0037】
ロックモードが解除された時点から所定の駆動時間にわたって残量表示部20を駆動させる上記の小型電気機器。
【0038】
ロックモードが解除された時点から残量表示部20を駆動させると、ユーザーが小型電気機器の使用を開始する前に、電池15の残量をユーザーに知らせて、残量が不足している場合に充電等の事前の備えを促すことができる。
【0039】
ロックモードを解除するためのアンロック操作が、所定の長押し時間T1にわたる電源スイッチ26の押圧操作であり、
ロック報知手段M2は光源34を含み、
アンロック操作が開始されてから、長押し時間T1より短い点灯時間T4が経過するまでの間と、点灯時間T4が経過してから長押し時間T1が経過するまでの間とで、光源34の点灯状態を異ならせ、
長押し時間T1が経過してアンロック操作が完了すると、光源34を消灯させる上記の小型電気機器。
【0040】
ロックモードを解除するためのアンロック操作が、長押し時間T1にわたる電源スイッチ26の押圧操作、すなわち長押し操作であると、ユーザーが意識して電源スイッチ26を長押し操作しない限りは、ロックモードが解除されることが無くなるため、ユーザーの意に反したロックモードの解除を確実に防止することができる。また、ロック報知手段M2が光源34を含むものであると、ロック状態であることをユーザーに容易に認識させることができる。さらに、アンロック操作(長押し操作)の途中で、光源34の点灯状態を異ならせると、アンロック操作が的確に行われていることをユーザーに認識させて、安心感を与えることができる。
【0041】
ロックモードを解除するためのアンロック操作が、所定の長押し時間T1にわたる電源スイッチ26の押圧操作であり、
ロック報知手段M2は光源34を含み、
アンロック操作が開始されてから、長押し時間T1より短い点灯時間T4が経過するまでは、光源34を常時点灯させ、
点灯時間T4が経過してから長押し時間T1が経過するまでは、光源34を点滅させ、
長押し時間T1が経過してアンロック操作が完了すると、光源34を消灯させる上記の小型電気機器。
【0042】
ロックモードを解除するためのアンロック操作が、長押し時間T1にわたる電源スイッチ26の押圧操作、すなわち長押し操作であると、ユーザーが意識して電源スイッチ26を長押し操作しない限りは、ロックモードが解除されることが無くなるため、ユーザーの意に反したロックモードの解除を確実に防止することができる。また、ロック報知手段M2が光源34を含むものであると、ロック状態であることをユーザーに容易に認識させることができる。さらに、アンロック操作(長押し操作)の途中で、光源34を常時点灯から点滅に切り換えると、アンロック操作が的確に行われていることをユーザーに認識させて、安心感を与えることができる。
【0043】
本実施例や先の実施例1では、モーター13を専ら内刃5(メイン刃3)と可動刃8(トリマーユニット4)の駆動源として利用したが、これをロック報知手段M2やアンロック報知手段M3としても利用することができる。モーター13を一時的に駆動させると、モーター13自身や各刃3・4、あるいはその間の伝動機構で音や振動が発生する。この音や振動を利用して、適正にロック操作やアンロック操作が行われたことをユーザーに報知することができる。ロック報知手段M2としてのモーター13を駆動させるタイミングは、例えば図6の時点t14(想像線を参照)や図7の時点t24(同)であり、アンロック報知手段M3としてのモーター13を駆動させるタイミングは、例えば図10の時点t53(同)や図13の時点t89(同)である。
【0044】
上記の小型電気機器(電気かみそり)は、以下の形態で実施することができる。なお、負荷(モーター13)をロック報知手段M2として機能させるためには、ロック操作の完了前に既に負荷13が停止している必要がある。あくまでロック操作の完了時点が基準であるため、実施例1のように負荷13を停止させてからロック操作を開始する必要がある小型電気機器だけでなく、実施例2の変形例のようにロック操作の途中で負荷13が停止する小型電気機器にも、以下の形態を適用することができる。以下の形態における負荷13には、電気かみそり用のモーターに加え、携行用の照明器具用の光源などが含まれる。
【0045】
(第一形態)
電池15の電力を駆動源とする負荷13と、負荷13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備えており、
電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
ロック操作の完了にあわせて負荷13を一時的に駆動させることを特徴とする小型電気機器。
【0046】
従来の小型電気機器では、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、ロック操作の完了にあわせて、ロック報知手段M2としての負荷13を駆動させると、当該操作が完了して小型電気機器が適正にロックされたことを、ユーザーに確実に認識させることができる。
【0047】
(第二形態)
電池15の電力を駆動源とする負荷13と、負荷13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備えており、
電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
アンロック操作の完了にあわせて負荷13を一時的に駆動させることを特徴とする小型電気機器。
【0048】
従来の小型電気機器では、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、アンロック操作の完了にあわせて、アンロック報知手段M3としての負荷13を駆動させると、当該操作が完了して小型電気機器が適正にロック解除されたことをユーザーに確実に認識させることができる。
【0049】
(第三形態)
電池15の電力を駆動源とするモーター13と、モーター13を動力源として駆動する内刃5と、内刃5に摺接し内刃5と協働してひげを切断する外刃6と、モーター13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備える電気かみそりであって、
電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
ロック操作の完了にあわせてモーター13を一時的に駆動させることを特徴とする小型電気機器。
【0050】
従来の電気かみそりでは、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、ロック操作の完了にあわせて、ロック報知手段M2としてのモーター13を駆動させると、当該操作が完了して電気かみそりが適正にロックされたことを、ユーザーに確実に認識させることができる。特に電気かみそりの場合、内刃5が駆動することにより大きな振動が発生するため、ロック操作の完了をユーザーに対してより確実に報知できる。
【0051】
(第四形態)
電池15の電力を駆動源とするモーター13と、モーター13を動力源として駆動する内刃5と、内刃5に摺接し内刃5と協働してひげを切断する外刃6と、モーター13への電力の供給を制御する電源スイッチ26とを備える電気かみそりであって、
電源スイッチ26を所定の方法で操作するロック操作が行われると、電源スイッチ26のオン操作が無効となるロックモードに移行し、
ロックモードにおいて、電源スイッチ26を所定の方法で操作するアンロック操作が行われると、ロックモードが解除されるように構成されており、
アンロック操作の完了にあわせてモーター13を一時的に駆動させることを特徴とする電気かみそり。
【0052】
従来の電気かみそりでは、電源スイッチとロック体が別体であったため、オフ操作とロック操作の間、および、アンロック操作とオン操作の間で指先の移動が必要であったが、本構成によれば、指先の移動の手間を省くことができるので、ユーザーはオフ操作からロック操作まで、および、アンロック操作からオン操作までをスムーズに行える。また、アンロック操作の完了にあわせて、アンロック報知手段M3としてのモーター13を駆動させると、当該操作が完了して電気かみそりが適正にロック解除されたことをユーザーに確実に認識させることができる。特に電気かみそりの場合、内刃5が駆動することにより大きな振動が発生するため、アンロック操作の完了をユーザーに対してより確実に報知できる。
【0053】
上記の第一形態および第三形態において、ロック操作の完了と負荷(モーター)13の駆動は同時である必要はなく、両者の間に僅かにタイムラグが存在してもよい。同様に、上記の第二形態および第四形態において、アンロック操作の完了と負荷(モーター)13の駆動は同時である必要はなく、両者の間に僅かにタイムラグが存在してもよい。小型電気機器に係る第一形態と第二形態は組み合わせることができ、電気かみそりに係る第三形態と第四形態も組み合わせることができる。さらには、第一から第四の各形態と、特許請求の範囲に記載の形態とを組み合わせることも可能である。
【0054】
(実施例5) 図14に示す本発明の実施例5は、ロックモードにおいて電源スイッチ26が押圧操作された場合に残量表示部20だけを点灯させる点が、先の実施例4と異なる。制御部40は、電源スイッチ26が押圧操作(オン操作)されると、所定時間にわたって残量表示部20を点灯させて、ロックモードであることをユーザーに報知する(時点t91)。このときロック表示部21は消灯状態に維持される。本実施例のように残量表示部20を点灯させるだけでも、二次電池15の残量はもちろんのこと、ロックモード中であることもユーザーに知らせることができる。
【0055】
次の時点t92では、時点t92では、電源スイッチ26の長押し操作が開始されて、時点t91と同様に残量表示部20が点灯している。電源スイッチ26の閉状態が維持されたまま、長押し時間T1よりも短い所定時間が経過すると、制御部40はロック表示部21の点滅を開始させて、アンロック操作が進行中であることをユーザーに報知する。そして、時点t92から長押し時間T1が経過すると(時点t93)、制御部40は残量表示部20とロック表示部21を消灯させて、アンロック操作が完了したことをユーザーに報知する。
【0056】
本実施例の変形例として、電源スイッチ26が押圧操作された時点t91と時点t92において、残量表示部20と同時にロック表示部21を点灯させてもよい。または、ロック表示部21の点滅の開始と同時に、残量表示部20を消灯させてもよい。あるいは、長押し時間T1が経過した時点t93において、残量表示部20を二次電池15の残量の表示から別の表示に切り換えて、アンロック操作の完了をユーザーに知らせてもよい。この場合は残量表示部20を、ユーザーが電源スイッチ26の長押し操作を終了した時点(スイッチボタン19から指を離した時点)、あるいは時点t93の所定時間後に消灯させるとよい。
【0057】
(実施例6) 図15に示す本発明の実施例6は、期間報知手段M1とロック報知手段M2とアンロック報知手段M3をそれぞれ異なる光源、例えばLEDで構成する点が、先の実施例1と異なる。期間報知手段M1は、電源スイッチ26のオフ操作と同時に点灯し(時点t101)、受付時間T2の経過またはロック操作の完了と同時に消灯する(時点t103)。もちろん、期間報知手段M1を常時点灯させるのに代えて点滅させてもよい。ロック報知手段M2は、電源スイッチ26のロック操作(長押し操作)の開始と同時に点滅を開始し(時点t102)、ロック操作の完了と同時に常時点灯状態になり(時点t103)、所定時間後に消灯する。またロック報知手段M2は、電源スイッチ26のアンロック操作(長押し操作)の開始と同時に再点灯し(時点t104)、アンロック操作の完了と同時に消灯する(時点t105)。アンロック報知手段M3は、アンロック操作の開始と同時に点滅を開始し(時点t104)、アンロック操作の完了と同時に常時点灯状態になり(時点t105)、所定時間後に消灯する。本実施例では、残量表示部20を各報知手段M1〜M3としては活用せず、運転モードにおいてのみ点灯させるようにした。
【0058】
(実施例7) 図16に示す本発明の実施例7は、実施例1の各表示部20〜22の構成を変更したものである。そこでは、本体ケース1の前面のスイッチボタン19の下方に、各表示部20〜22を構成する表示画面45が設けられている。表示画面45は長方形の液晶パネルからなり、その上部に残量表示部20が配置され、その下部にロック表示部21と充電表示部22が配置されている。残量表示部20は、左から右へ漸次高くなる10本のバーからなり、二次電池15の残量を10〜100%の10段階で表示する。
【0059】
表示画面45を用いる本実施例によれば、表示画面45の全体から各表示部20〜22を除いた部分、すなわち背景部46を、各報知手段M1〜M3として活用することができる。例えば、ロック可能期間において、ロック表示部21と背景部46を交互に点滅させると、背景部46をロック表示部21とともに期間報知手段M1として機能させることができる。また、ロック操作が行われてロックモードへ移行した際に、背景部46を短時間だけ発光させると、これをロック報知手段M2として機能させることができる。ロックモードにおいて電源スイッチ26が押圧操作された場合(図10の時点t51)や、アンロック操作の間(図10の時点t52〜t53)などにも背景部46を発光させて、これをロック報知手段M2として機能させてもよい。さらに、アンロック操作の完了と同時に、残量表示部20とともに背景部46を発光させると、これをアンロック報知手段M3として機能させることができる。なお本発明では、LEDなどの光源34を取り囲むように表示画面45を配置することもでき、この場合は例えば、光源34を本実施例のロック表示部21と同様に制御し、表示画面45を本実施例の背景部46と同様に制御することができる。
【0060】
その他、残量表示部20は、本実施例のバー表示や実施例1の7セグメント表示に限られず、例えば、上下や左右に並ぶ複数個のLEDで残量表示部20を構成し、二次電池15の残量に応じて、点灯するLEDの個数を変更することができる。あるいは、「HIGH」「MID」「LOW」「EMPTY」などに対応する複数個のLEDで残量表示部20を構成し、二次電池15の残量に対応するLEDだけを点灯させることができる。1個の多色発光型のLEDで残量表示部20を構成し、二次電池15の残量に応じて発光色を変化させてもよい。
【0061】
期間報知手段M1、ロック報知手段M2およびアンロック報知手段M3は、ユーザーの視覚に訴える以外に、聴覚に訴えるブザーや合成音声であってもよく、バイブレータによる振動刺激であってもよい。これらのうち2つ以上を併用することもできる。ロック操作とアンロック操作は長押し操作に限られず、例えば電源スイッチ26のシングルクリック操作やダブルクリック操作などであってもよい。
【0062】
本発明の適用対象はロータリー式の電気かみそりに限られず、往復駆動式のメイン刃を備える電気かみそりにも本発明を適用することができる。この種の電気かみそりでは、モーターの回転動力を振動子で往復動力に変換して、メイン刃の内刃を往復動させるので、ロータリー方式に比べてより振動が発生する。そのため、モーターをロック報知手段M2やアンロック報知手段M3として利用する場合に、その報知機能をより高めることができる。さらに本発明は、例えばバイブレータを負荷13とするマッサージ器や、負荷13としてのモーターで回転駆動されるもみ玉を備えるマッサージ器、あるいは、光源を負荷13とする携行用の照明器具などに適用することができる。
【符号の説明】
【0063】
1 本体ケース
2 かみそりヘッド
11 励起光源
13 負荷(モーター)
15 電池(二次電池)
16 制御基板
19 スイッチボタン
20 残量表示部
21 ロック表示部
22 充電表示部
26 電源スイッチ
T1 長押し時間
T2 受付時間
M1 期間報知手段
M2 ロック報知手段
M3 アンロック報知手段
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16