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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-177580(P2019-177580A)
(43)【公開日】2019年10月17日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   B41J 29/38 20060101AFI20190920BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20190920BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20190920BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20190920BHJP
【FI】
   B41J29/38 Z
   B41J29/42 F
   G03G21/00 386
   H04N1/00 002B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-68210(P2018-68210)
(22)【出願日】2018年3月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】特許業務法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】辻 俊太郎
(72)【発明者】
【氏名】伊ヶ崎 明彦
(72)【発明者】
【氏名】島本 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】深尾 悠介
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ06
2C061AS02
2C061CQ04
2C061CQ34
2C061HJ07
2C061HK11
2C061HK19
2C061HN04
2C061HN08
2H270LA58
2H270LA70
2H270LB10
2H270LD03
2H270LD08
2H270LD15
2H270MH15
2H270NC01
2H270NC07
2H270PA62
2H270QA48
2H270QB05
2H270QB14
2H270ZC03
2H270ZC04
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA35
5C062AB08
5C062AB20
5C062AB25
5C062AB35
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB42
5C062AB43
5C062AB44
5C062AC04
5C062AC58
5C062AF06
5C062AF15
(57)【要約】
【課題】印刷物の取り違えの発生の有無を判断し、ユーザーに通知する。
【解決手段】制御部が、人検知部が人を検知したときから第1の時間遡る間に複数の異なるユーザーからの印刷ジョブを受け付けるとともに少なくとも1つの印刷ジョブが実行されている場合に、人検知部が人を検知しているとともに操作部が操作を受け付けない状態で第2の時間経過した後に、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーの情報を含む取り違え画面を表示部に表示する画像形成装置。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シートに画像印刷し印刷物として排出する画像形成装置であって、
複数の機器と接続し前記複数の機器から印刷ジョブの情報を取得する通信部と、
操作を受け付ける操作部と、
情報を表示する表示部と、
前記表示部の前面にいる人を検知する人検知部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記人検知部が人を検知したときから第1の時間遡る間に複数の異なるユーザーからの印刷ジョブを受け付けるとともに少なくとも1つの印刷ジョブが実行されている場合において、前記人検知部が人を検知してから前記操作部が操作を受け付けないまま第2の時間経過した後に、印刷物の取り違えが発生したと判断し、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーの情報を含む取り違え画面を前記表示部に表示する画像形成装置。
【請求項2】
前記取り違え画面は、
前記人検知部が人を検知したときから前記第1の時間遡る間に実行された印刷ジョブと印刷ジョブと関連付けられたユーザーの情報を表示する詳細画面を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記取り違え画面は、
前記詳細画面の表示を実行するか否かを問いかける質問画面を、さらに備え、
前記質問画面が表示されている状態で前記操作部が前記詳細画面の表示を要求する操作を受け付けたとき、前記制御部は、前記詳細画面の表示を行う請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部が印刷物の取り違えが発生したと判断する前に前記操作部が前記印刷ジョブを確認する操作を受け付けた場合において、
前記制御部は、前記表示部に前記質問画面を表示させる請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、印刷物の取り違えが発生したと判断した後に、前記人検知部が人を検知しているとともに前記操作部が操作を受け付けない状態で第3の時間経過するまでの間、前記取り違え画面の表示を行い、第3の時間した後に前記取り違え画面の表示を終了する請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、直近の印刷ジョブを完了した後、前記人検知部が人を検知しない時間が一定時間経過した場合に、印刷物の取り違えの判断を行わない、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記印刷物の取り違えが発生したと判断したとき、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーが使用している機器に対して、印刷物を取り違えている可能性がある旨の情報を送信する請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷物の取り違えの発生をユーザーに通知することができる画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人体検知センサーを取り付けた複写装置が特許文献1に示されている。この複写装置は、画像を複写する装置であって、人体検知センサーと、音によってオペレーターに通知する第1つの通知手段と、第1の通知手段とは異なる音あるいは表示によってオペレータに通知する第2の通知手段と、装置におかれた用紙を検出する検出手段とを備える。そして、人体検知センサーが人を検知しなくなったときに、オペレータが装置の前から立ち去ろうとしていると判断し、そのときに、検出手段で用紙を検出し、用紙があるときには、オペレーターに対して、用紙取り忘れの通知を行う。これにより、用紙の取り忘れを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−323735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンター或いは複合機等の場合、複数のユーザーから印刷ジョブを受け付けることができる。短期間に複数の印刷ジョブを実行すると、ユーザーが印刷物を取り違える可能性がある。特許文献1の複写装置は、装置前のオペレーターからの印刷ジョブを実行し、このオペレーターが立ち去ろうとするときに、装置に残された用紙がある場合にオペレーターに用紙の残留を通知する。そのため、特許文献1の複写装置では、複数のユーザーからの印刷ジョブの実行による印刷物の取り違えをユーザーに通知することは困難である。
【0005】
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、印刷物の取り違えの発生の有無を判断し、ユーザーに通知することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に係る画像形成装置は、通信部と、操作部と、表示部と、人検知部と、制御部とを備える。通信部は、複数の機器と接続し前記複数の機器から印刷ジョブの情報を取得する。操作部は、ユーザーによる操作を受け付ける。表示部は、情報を表示する。人検知部は、前記表示部の前面にいる人を検知する。制御部は、人検知部が人を検知したときから第1の時間遡る間に複数の異なるユーザーからの印刷ジョブを受け付けるとともに少なくとも1つの印刷ジョブが実行されている場合において、人検知部が人を検知しているとともに操作部が操作を受け付けない状態で第2の時間経過した後に、印刷物の取り違えが発生したと判断し、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーの情報を含む取り違え画面を表示部に表示する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、印刷物の取り違えの発生の有無を判断し、ユーザーに通知することができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明にかかる画像形成装置の一例である複合機の機能ブロック図である。
図2図1に示す複合機の概略図である。
図3】本発明にかかる複合機で印刷物の取り違えを検知する動作を示すフローチャートである。
図4】質問画面の一例を示す図である。
図5】詳細画面の一例を示す図である。
図6】印刷物の取り違えを検知する動作の他の例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、画像形成装置として複合機100を例に挙げ、本発明の実施形態を説明する。本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず、単なる説明例にすぎない。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、本発明にかかる画像形成装置の一例である複合機の機能ブロック図である。図2は、図1に示す複合機の概略図である。なお、以下の説明では、図2に示す複合機100を基準として、図中手前側を前方(正面側)と定義する。
【0011】
(複合機100)
複合機100は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能及びFAX機能等の複数の機能を兼ね備えた複合機である。
【0012】
図1図2に示すように、複合機100には、制御部1、印刷部2、記憶部3が設けられる。また、複合機100は、画像読取部4、原稿搬送部5、操作パネル6と、通信部7と、人検知センサー8と、を含む。
【0013】
制御部1は、複合機100の全体制御を司る。制御部1は、CPU11を含む。また、記憶部3は、ROM、HDDやフラッシュROMのような不揮発性メモリーとRAMのような揮発性のメモリーを含む。記憶部3は、制御に関するプログラムやデータを記憶する。制御部1は、記憶部3のプログラムやデータを利用して各部を制御する。制御部1は、コピーや送信のようなジョブのときに行われるスキャン、印刷、送信、画像データの記憶を制御する。また、制御部1には、画像読取部4から出力される画像データに基づき画像処理を行う画像処理部12が設けられる。
【0014】
(印刷部2)
印刷部2は、給紙部2a、搬送部2b、画像形成部2c、定着部2d(図1参照)及び用紙排出部2e(図2参照)を含む。給紙部2aは、用紙を供給する。搬送部2bは、用紙を搬送し、印刷済み用紙を機外に排出する。画像形成部2cは、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。定着部2dは、転写されたトナー像を用紙に定着させる。制御部1は印刷部2の動作を制御する。
【0015】
図2に示すように、給紙部2aは、複数の給紙カセット21を備える。複数の給紙カセット21には、大きさ又は方向の少なくとも一方が異なる用紙が収納される。制御部1は、適切な用紙が収容された給紙カセット21を選択する。そして、給紙部2aは、制御部1からの指示に従って、選択された給紙カセット21から用紙を繰り出す。
【0016】
図2に示すように、複合機100は、上下方向の中間部に排紙トレイ22を備える。定着部2dで画像が定着された用紙は、用紙排出部2eによって、排紙トレイ22に排出される。
【0017】
(画像読取部4、原稿搬送部5)
画像読取部4は、制御部1の制御に基づいて、画像読取部筐体の上面に装着された、原稿の画像を読み取り、画像データを生成する。原稿搬送部5は、制御部1の制御に基づいて、原稿を画像読取部4のコンタクトガラス41に搬送する。なお、複合機100が、プリンター機能のみの構成の場合、画像読取部4及び原稿搬送部5は、省略される。
【0018】
(操作パネル6)
操作パネル6は、表示パネル61、タッチパネル62、ハードキー63を含む。タッチパネル62は、使用者のタッチ位置を検知するためのものである。制御部1は、タッチパネル62の出力に基づき、表示パネル61に表示されたキーやボタンのような操作画像のうち、操作されたものを認識する。ハードキー63は、ジョブの実行開始を指示するためのスタートキーや、数字を入力するためのテンキーを含む。制御部1は、操作パネル6の状態や各種メッセージや設定用画面を表示パネル61に表示させる。また、操作パネル6は、スキャンやコピーのようなジョブに関し、タッチパネル62、ハードキー63に対する設定操作を受け付ける。
【0019】
(通信部7)
通信部7は、PC等の複数のコンピューターCP1〜CP4と、ネットワークNWを介して通信可能に接続される。コンピューターCP1〜CP4は、ここでは、ユーザーA〜ユーザーDが操作するコンピューターである。通信部7は、制御部1と接続されており、コンピューターCP1〜CP4から、印刷ジョブの情報(画像データ、枚数データ等)を取得する。すなわち、コンピューターCP1〜CP4からの印刷ジョブを受け付ける。また、通信部7は、コンピューターCP1〜CP4に選択的に情報を送信できる。
【0020】
ネットワークNWは、ここでは、オフィス内、店舗内の機器を通信可能に接続する閉じられた通信ネットワークである。なお、ネットワークNWは、インターネット、公衆回線等の外部のネットワークにも接続されてもよい。この場合、通信部7は、外部ネットワークに接続された機器、例えば、サーバーやFAX装置(不図示)からの情報を取得することも可能である。さらには、メール、FAX等を利用して外部の機器に送信することも可能である。
【0021】
(人検知センサー8)
図1に示すように人検知センサー8は、制御部1と接続される。図2に示すように、人検知センサー8は、複合機100の前方側に配置されている。人検知センサー8は、複合機100の前面に人がいるときに、人がいることを検知する。詳細は後述するが、制御部1は、人検知センサー8による人の検知状態と、操作パネル6に対する操作の有無に基づいて、印刷物の取り違えの有無を判断する。そのため、人検知センサー8は、主に、操作パネル6の前面に人がいるか否かを検知する。
【0022】
人検知センサー8は、例えば、人体から発せられる赤外線(体温)を検出する焦電センサーや、音波を用いた音波センサー、音を検知する音感センサー等を挙げることができる。また、これら以外にも、人体を検知できるセンサーを広く採用することができる。さらには、これらのセンサーを組み合わせて使用してもよい。
【0023】
(印刷物の取り違えについて)
以上示した構成を有する複合機100の動作について説明する。例えば、オフィスでは、複数の異なるユーザーが1台の複合機100を利用する場合がある。この場合、複合機100は、異なるユーザーから、印刷ジョブを受け付ける場合がある。通常、複合機100は、印刷ジョブを受け付けた順番に、印刷を開始する。そして、印刷済みの用紙(印刷物)を排紙トレイ22に排出する。排紙トレイ22に排出された印刷物は、それぞれ印刷ジョブの送り主のユーザーに取り出される。このとき、ユーザーが他の人の印刷物を間違って取り出してしまう、印刷物の取り違えが発生する場合がある。次に、印刷物の取り違えについて説明する。
【0024】
例えば、複合機100が、ユーザー1、ユーザー2から受け付けた印刷ジョブPJ1、PJ2を実行する。なお、印刷ジョブPJ1は、印刷ジョブPJ2よりも先に複合機100に受け付けられるものとする。このときの、複合機100、ユーザー1及びユーザー2で発生する主な事象は以下のとおりである。
(1)複合機100がユーザー1からの印刷ジョブPJ1を受け付ける。
(2)印刷ジョブPJ1が実行されて印刷済みの用紙が排紙トレイ22に排紙される。
(3)ユーザ−1が、印刷済みの用紙(印刷物)を取りに来る。
(4)複合機100がユーザー2からの印刷ジョブPJ2を受け付ける。
(5)印刷ジョブPJ2が実行されて印刷済みの用紙が排紙トレイ22に排紙される。
(6)ユーザ−2が、印刷済みの用紙(印刷物)を取りに来る。
【0025】
複数のユーザーが1台又は複数台の複合機100を共有して、印刷を行う(印刷ジョブが実行される)環境では、各ユーザーは、自分の印刷ジョブを複合機100に送った後(コンピューターで印刷動作を行った後)に複合機100に印刷物を取りに行く。すなわち、上述の(1)〜(6)の事象のうち、(3)の事象は、必ず(1)の事象の後に発生する。また、(6)の事象は、必ず(4)の事象の後に発生する。
【0026】
(1)〜(6)の事象が順次発生したとすると、次のような動作になる。印刷ジョブPJ1の実行による印刷物をユーザー1が排紙トレイ22から取り出す。その後、印刷ジョブPJ2が実行され、その後、印刷ジョブPJ2の実行による印刷物をユーザー2を排紙トレイ22から取り出す。このように、事象が発生した場合に、印刷物の取り違えは発生しない。
【0027】
一方で、印刷ジョブを送信してから複合機100に印刷物を取りに行くタイミングは、ユーザーによって異なる。そのため、次のような順序で、事象が発生する場合がある。すなわち、(1)、(2)又は(4)、(6)、(3)又は(5)。このように、(2)又は(4)の事象が発生した後、(3)の事象が発生する前に、(6)の事象が発生すると、印刷ジョブPJ1の実行による印刷物がユーザー2に取り出される場合がある。すなわち、印刷物の取り違えが発生する場合がある。また、(5)の事象が発生する前に(3)、(6)の事象が発生し、その後、(3)の事象が発生することもある。この場合も、印刷ジョブPJ2の実行による印刷物がユーザー1に取り出される場合がある。この場合も、印刷物の取り違えが発生する場合がある。
【0028】
そして、複合機100に印刷物を取りに来たユーザーは、印刷物が取り違えられたことを認識していない。そのため、自分が送った印刷ジョブの実行による印刷物を取り違えられたユーザーは排紙トレイ22の印刷物を確認して自分の印刷物がないことを確認すると、まだ、印刷ジョブが実行されていないと判断する場合が多い。このとき、多くのユーザーは、複合機100の前で自分の印刷物が排紙されるのを待つ。
【0029】
上述の事象を例に説明する。例えば、ユーザー2が印刷ジョブPJ1の実行による印刷物を取り出してしまったとする。ユーザー1は、複合機100の排紙トレイ22を確認した後、自分の印刷物ハマダ印刷されていないと判断し、印刷ジョブPJ1が実行されて自分の印刷物が排紙トレイ22に排出されるのを複合機100の前で待つ。すなわち、ユーザー1は、複合機100の前に居続ける。このとき、ユーザー1は、操作パネル6を操作することはあまりない。つまり、印刷物の取り違えが発生しているときには、複合機100の前面に人が居続けるとともに、操作パネル6が操作されない状態が続く。
【0030】
複合機100の制御部1は、このことを利用して、印刷物の取り違えの判断を行う。制御部1は、複数の異なる印刷ジョブを取得し、少なくとも一方の印刷ジョブを実行して印刷物を印刷した後に、人検知センサー8が人を検知している状態で、且つ、操作パネル6が操作を受けつけない状態が連続して一定時間経過したときに、印刷物の取り違えが発生したと判断する。なお、印刷物の取り違えの発生の有無にかかわらず、複合機100の前に人がいる場合もある。上述したとおり、印刷物の取り違えは、少なくとも2つ以上の印刷ジョブを受け付けるとともに、1つの印刷ジョブの実行による印刷物が排紙トレイ22に排紙されたときに、発生する。制御部1は、このことも、印刷物の取り違えの発生に利用している。なお、複合機100では、印刷ジョブを受け付けると、受け付けた順に印刷ジョブを実行する。そのため、制御部1は、複数の印刷ジョブを受け付けたときに印刷物の取り違えの判断を行う。
【0031】
さらに、ユーザーは、印刷ジョブを送信した後、短時間のうちに複合機100に印刷物を取りに行くことがほとんどである。例えば、印刷ジョブを実行した後、1時間以上経過して印刷物を取りに行くユーザーはあまりいないと考えられる。そこで、制御部1は、人検知センサー8が人を検知したときから第1の時間(t1)遡る間に、複数の印刷ジョブを受け付けたときに、印刷物の取り違えの発生の判断を行うものとする。なお、第1の時間としては、任意であるが、ここでは、例えば、10分程度を想定している。
【0032】
(複合機100の動作について)
複合機100の動作について、図面を参照して説明する。図3は、本発明にかかる複合機で印刷物の取り違えを検知する動作を示すフローチャートである。図3に示すように、人検知センサー8からの検知結果を取得し、複合機100の前、すなわち、操作パネル6の前に人がいるか否か確認する(ステップS101)。
【0033】
複合機100の前に人がいない場合(ステップS101でNoの場合)、人検知センサー8による人の検知を継続する(ステップS101を繰り返す)。このとき、表示パネル61には、複合機100の基準画面(ホーム画面)を表示していてもよいし、画面表示をOFFにしていていもよい。
【0034】
複合機100の前に人を検知した場合(ステップS101でYesの場合)、制御部1は、人を検知したときから第1の時間t1遡る間に複数の印刷ジョブを受け付けたか否か確認する(ステップS102)。なお、以下の説明において、第1の時間t1として、15分としている。
【0035】
人を検知したときから第1の時間t1遡る間に複数の印刷ジョブを受け付けていない場合(ステップS102でNoの場合)、印刷物の取り違えが発生しないと判断し、人の検知を再開する(ステップS101に戻る)。
【0036】
人を検知したときから第1の時間t1遡る間に複数の印刷ジョブを受け付けたことが確認された場合(ステップS102でYesの場合)、制御部1は、操作パネル6が操作を受け付けたか否か確認する(ステップS103)。操作パネル6が操作を受け付けた場合(ステップS103でYesの場合)、制御部1は、表示パネル61に操作画面を表示するとともに操作に対応する動作を実行する(ステップS104)。なお、制御部1は、操作を受け付けた後に、再度取り違え発生の判断を継続してもよいし、次の印刷ジョブが実行されるまでの間は、取り違え発生の判断を中断してもよい。
【0037】
操作パネル6が操作を受け付けていない場合(ステップS103でNoの場合)、制御部は、人を検知した時点からの時間tが第2の時間t2以上であるか否か確認する(ステップS105)。人を検知した時点から人検知センサー8が人を検知しているとともに操作パネル6が操作を受け付けない時間tがt2以下の場合(ステップS105でNoの場合)、複合機100の前にいる人の検知に戻る(ステップS101に戻る)。
【0038】
人を検知した時点から人検知センサー8が人を検知しているとともに操作パネル6が操作を受け付けない時間tがt2よりも大きい場合(ステップS105でYesの場合)、制御部1は、取り違えが発生したと判断する(ステップS106)。制御部1は、取り違え画面として、質問画面を表示する(ステップS107)。ここで、質問画面について、図面を参照して説明する。図4は、質問画面の一例を示す図である。図4は、表示パネル61に表示された質問画面64を示している。なお、上述しているとおり、質問画面64は、取り違え画面の1つである。
【0039】
図4に示すように、質問画面64は、表示パネル61の一部、ここでは、上部に表示され、現在表示されている画面(例えば、ホーム画面640)の手前側に表示されるポップアップ表示である。なお、図4において、ホーム画面640には、網掛けを施してある。質問画面64が表示されている間は、ホーム画面640に対する操作は無効となる。
【0040】
質問画面64には、取り違えが発生したことを伝える取り違え発生メッセージ641と、次に行う動作について質問する質問メッセージ642と、OKキーK1と、キャンセルキーK2とを備える。なお、OKキーK1及びキャンセルキーK2は、タッチパネル62を用いたタッチキーであり、表示パネル61にユーザーが触れることで、キー入力が行われる。
【0041】
図4に示すように、質問画面64において、取り違え発生メッセージ641として、「印刷物の取り違えが発生した可能性があります」との文字列を表示する。取り違え発生メッセージ641の下方には、質問メッセージ642が表示される。質問画面64において、質問メッセージ642として、「詳細画面を表示しますか?」との文字列を表示する。また、質問メッセージ642の右側には、OKキーK1及びキャンセルキーK2が左右に配置されている。ステップS106では、図4に示すような、質問画面64をポップアップ表示する。なお、表示パネル61に何も表示されていない場合には、質問画面64のみを表示するようにしてもよい。この場合には、質問画面64を表示パネル61全面に表示されてもよいし、ポップアップ表示時と同じ大きさの画面表示であってもよい。
【0042】
そして、質問画面64の表示が行われた後、制御部1は、操作パネル6に対してユーザーから詳細画面65の表示要求があったか否か確認する(ステップS108)。質問画面64で、詳細画面65の表示要求があった場合(ステップS108でYesの場合)、制御部1は、詳細画面65を表示パネル61で表示する(ステップS109)。なお、質問画面64が表示されている状態で、OKキーK1の操作が行われたとき、制御部1はユーザーから詳細画面65の表示要求があったと判断する。
【0043】
ここで、詳細画面65について図面を参照して説明する。図5は、詳細画面の一例を示す図である。図5は、表示パネル61に表示された詳細画面65を示している。なお、上述しているとおり、詳細画面65は、取り違え画面の1つである。例えば、人検知センサー8が、2017年12月25日11時15分ちょうどに人を検知したとすると、制御部1は、この時刻より、第1の時間t1すなわち、15分遡るまでの印刷ジョブをすべて抽出する。図5において、制御部1は、2017年12月25日11時00分から2017年12月25日11時15分までの間に実行された、印刷ジョブをすべて抽出する。そして、その印刷ジョブを時系列で詳細画面65として表示する。以下に、表示する各項目について説明する。
【0044】
図5に示すように、詳細画面65は、表示パネル61に表示される。詳細画面65は、実行された印刷ジョブに関連付けられたユーザー一覧651と、印刷ジョブ一覧652と、印刷ジョブ実行時刻一覧653とを備える。また、詳細画面65には、終了キーK3が備えられる。例えば、図5に示す詳細画面65において、最も左の列が、ユーザー一覧651である。ここでは、ユーザーA、ユーザーBのようにユーザー名を示すが、複合機100が接続されたコンピューターの名称又はIDであってもよい。なお、印刷ジョブのうち、コピーの印刷ジョブは操作パネル6が受け付ける。そのため、ユーザーを特定するのが困難であるため、「ゲスト」としている。
【0045】
そして、中央の列が、印刷ジョブ一覧652である。印刷ジョブ一覧652では、印刷を実行したジョブのみを表示するものである。そのため、スキャン、FAX送信については、記載していない。しかしながら、これらのジョブであっても、テストプリント等で印刷を行った場合には、印刷ジョブとして加えてもよい。そして、最も右側の列が印刷ジョブ実行時刻一覧653である。印刷ジョブ実行時刻としては、印刷ジョブが開始された時間であってもよいし、終了された時間であってもよい。また、その両方を表示してもよい。
【0046】
詳細画面65を表示しているときにおいて、制御部1は、終了キーK3が操作されたか否か確認する(ステップS110)。終了キーK3が操作されたことを確認した場合(ステップS110でYesの場合)、制御部1は、詳細画面65の表示を終了する(ステップS111)。また、終了キーK3が操作されたことを確認しなかった場合(ステップS110でNoの場合)、制御部1は、詳細画面65の表示を継続する(ステップS110を繰り返す)。
【0047】
また、質問画面64の表示が行われている状態において、詳細画面65の表示要求が無い場合(ステップS108でNoの場合)、制御部1は、キャンセルキーK2が操作されたか否か確認する(ステップS112)。キャンセルキーK2が操作されたことを確認した場合(ステップS112でYesの場合)、制御部1は質問画面64の表示を終了する(ステップS113)。また、キャンセルキーK2が操作されたことを確認しない場合(ステップS112でNoの場合)、制御部1は、質問画面64の表示を継続する(ステップS112を繰り返す)。
【0048】
以上示したように、複合機100では、一定の期間(人検知センサー8で人を検知したときから第1の時間t1遡る間)に複数の印刷ジョブを受け付けた後、人検知センサー8で人を検知するとともに操作パネル6に操作が行われない状態が一定時間続いたときに、印刷物の取り違えが発生したと判断する。そして、印刷物の取り違えが発生したときに、表示パネル61に取り違え画面を表示することで、ユーザーに印刷物の取り違えが発生している可能性があることを通知する。このように、ユーザーに印刷物の取り違えを通知することで、印刷物を正しいユーザーが手にすることができる。
【0049】
なお、本実施形態では、キャンセルキーK2が操作されたときに、質問画面64の表示を終了し、終了キーK3が操作されたときに、詳細画面65の表示を終了する。これらに加えて、ハードキー63を操作することで、各表示を終了するようにしてもよい。また、各画面が表示されている状態が、一定時間(例えば、第3の時間t3)経過したときに、各画面の表示を終了するようにしてもよい。
【0050】
なお、本実施形態において、第1の時間t1、第2の時間t2を適切に調整することで、印刷物の取り違えの判断の精度を高めることができる。例えば、上述したとおり、ユーザーはコンピューターで印刷ジョブを送信(印刷操作)した直後に、印刷物を取りに行くことがほとんどである。つまり、印刷ジョブを送信した後、数時間放置することは、考えにくい。そのため、第1の時間t1として、10分〜数十分とすることで、制御部1が、数時間前に終了した印刷ジョブによる印刷物が取り違えられたと判断するのを抑制できる。
【0051】
また、ユーザーは自身の印刷物がないときに、印刷物を探す動作を行うが、長時間(例えば、数十分)その場に居続けることは、考えにくい。一方で、複合機100でコピー、FAX等を行うユーザーは、原稿のチェックや相手先のチェックを複合機100の前で行う場合がある。原稿のチェックや相手先のチェックの時間は、せいぜい、数秒から数分と想定できる。そのため、第2の時間t2として、数分から十数分と設定することで、印刷物の取り違えの判断の精度を挙げることができる。
【0052】
なお、第1の時間t1及び第2の時間t2については、予め決められた値であってもよいし、ユーザーが任意に設定できるようにしてもよい。また、複合機100を運用し、印刷物の取り違えの発生状態に基づいて、変動させるようにしてもよい。印刷物の取り違えが発生したか否かの判断としては、詳細画面の表示要求の有無で判断してもよいし、別の基準に基づいて判断してもよい。
【0053】
各ユーザーが自分の印刷物を取り出すことができた場合、複合機100の前で印刷物を探すために立ち止まる人はいない。つまり、直近の印刷ジョブを実行した後に、人検知センサー8が人を検知しない時間が一定時間(例えば、判断時間とする)経過した場合、制御部1は、印刷物の取り違えが発生していないと判断できる。このとき、制御部1は、印刷物の取り違えの判断を行わないようにしてもよい。
【0054】
(第2実施形態)
合機の動作の他の例について図面を参照して説明する。図6は、印刷物の取り違えを検知する動作の他の例のフローチャートである。本実施形態の複合機100は、印刷物の取り違えを検知したときの動作が異なる。一方で、複合機100の構成は、第1実施形態の複合機100と同じである。そのため、複合機100の構成を示す符号については、第1実施形態と同じ符号を用いるとともに、各部の詳細な説明は省略する。また、図6に示すフローチャートでは、図3に示すフローチャーのステップS103とステップS104の間にステップS1031が配置されている。それ以外は、第1実施形態のフローチャートと同じである。
【0055】
第1実施形態の複合機100において、制御部1は、人検知センサー8で人を検知したときから第1の時間t1遡る間に複数の印刷ジョブを受け付けた後、人検知センサー8で人を検知するとともに操作パネル6に操作が行われない状態が一定時間続いたときに、印刷物の取り違えが発生したと判断した。一方で、ユーザーの中には、排紙トレイ22に自分の印刷物が排出されていないときに、印刷ジョブが正確に受け付けられなかため印刷されなかったと判断する場合もある。
【0056】
制御部1は、このような状態のときにも、印刷物の取り違えが発生したと判断する。すなわち、図6に示すように、操作パネル6が操作を受け付けた場合(ステップS103でYesの場合)、制御部1は、操作パネル6で受け付けた操作が、印刷ジョブの確認動作であるか否か確認する(ステップS1031)。印刷ジョブの確認でない場合(ステップS1031でNoの場合)、表示パネル61に操作画面を表示するとともに操作に対応する動作を実行する(ステップS104)。
【0057】
また、操作パネル6が受け付けた操作が印刷ジョブの確認動作であった場合(ステップS1031でYesの場合)、制御部1は、印刷物の取り違えが発生していると判断する、すなわち、ステップS106に移動する。ステップS106以降の動作は、第1実施形態と同じである。このような構成とすることで、ユーザーが自分の印刷物が排紙トレイ22に排出されていないことを確認した後、印刷ジョブの確認を行う場合にも、制御部1は、印刷物の取り違えが発生していると判断する。そして、ユーザーに印刷物の取り違えが発生している可能性があることを通知するとともに、印刷物を取り違えたユーザーの情報を通知する。これにより、印刷物の取り違えが発生しても、そのことを、ユーザーに伝えることができるとともに、迅速に取り違えた印刷物を正しいユーザーにいきわたるのを保持することができる。
【0058】
(第3実施形態)
制御部1は、通信部7を介して、複数のコンピューターCP1〜CP4に接続している。そして、詳細画面65を作成するために、人検知センサー8が人を検知したときから第1の時間t1遡る間の全ての印刷ジョブに関連するユーザーを抽出している。
【0059】
制御部1は、詳細画面65が表示されているときに、ユーザーによる操作パネル6を操作に基づいて、詳細画面65で表示されているユーザー(のコンピューター)に対して、印刷物の取り違えが発生していることと、印刷物の確認を促すメッセージ等を送信できるようにしてもよい。メッセージとしては、例えば、メール、SNS等を用いてもよい。また、メッセージを送信する相手を選択可能であってもよい。
【0060】
また、制御部1は、操作パネル6に対する操作の如何にかかわらず、抽出したユーザーに、印刷物の取り違えが発生していること、及び、印刷物の確認を促すメッセージを送信してもよい。
【0061】
このようにすることで、複合機100の前にいるユーザーだけでなく、間違った印刷物を持って行った可能性のあるユーザーによるチェックを促すことができる。これにより、各印刷物を正しいユーザーに迅速にいきわたらせることが可能である。
【0062】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【0063】
本発明にかかる画像形成装置の一例は、シートに画像印刷し印刷物として排出する。複数の機器CP1〜CP4と接続し複数の機器CP1〜CP4から印刷ジョブの情報を取得する通信部7と、ユーザーによる操作を受け付ける操作部62、63と、情報を表示する表示部61と、表示部61のにいる人を検知する人検知部8と、制御部1と、を備える。制御部1は、人検知部8が人を検知したときから第1の時間t1遡る間に複数の異なるユーザーからの印刷ジョブを受け付けるとともに少なくとも1つの印刷ジョブが実行されている場合において、人検知部8が人を検知しているとともに操作部62、63が操作を受け付けない状態で第2の時間t2経過した後に、印刷物の取り違えが発生したと判断し、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーの情報を含む取り違え画面を表示部61に表示することを特徴とする。
【0064】
このようにすることで、複数のユーザーからの印刷ジョブを処理した後に、ユーザーによる印刷物の取り違えが発生したことを認識できる。そして、画像形成装置の前で、印刷物を探しているかもしれないユーザーに対して、印刷物の取り違えが発生している可能性を通知することで、ユーザーが次の行動を起こすまでの時間を短くすることができる。これにより、ユーザーが複合機100の周囲で、印刷物を探す時間を探すための時間を短くできるため、利便性が高い。
【0065】
上記構成において、取り違え画面は、人検知部8が人を検知したときから第1の時間t1遡る間に実行された印刷ジョブと印刷ジョブと関連付けられたユーザーの情報を表示する詳細画面65を含む。このようにすることで、複合機100の前にいるユーザーに対し、印刷物を間違って持って行ったユーザーを通知できる。これにより、複合機100の前にいるユーザーが自分の印刷物を探す手間を省くことができ、利便性が高い。
【0066】
上記構成において、取り違え画面は、詳細画面65の表示を実行するか否かをユーザーに問いかける質問画面64を、さらに備え、質問画面64が表示されている状態で操作部62、63が詳細画面65の表示を要求する操作を受け付けたとき、制御部2は、詳細画面65の表示を行う。このようにすることで、複合機100の前にいる人が、印刷物の取り違えと関係ない場合に、ジョブを送信したユーザーの情報を通知しない。これにより、不要な情報の開示を抑制できる。
【0067】
上記構成において、制御部1が印刷物の取り違えが発生したと判断する前に操作部62、63が印刷ジョブを確認する操作を受け付けた場合において、制御部1は、表示部に質問画面64を表示させる。このようにすることで、制御部1が印刷物の取り違えが発生したと判断する前にユーザーが、印刷物の取り違えが発生したと気づいた場合において、当該ユーザーに対して、次の操作を迅速に提案する。これにより、ユーザーの利便性を高めることができる。
【0068】
上記構成において、制御部1は、印刷物の取り違えが発生したと判断した後に、人検知部8が人を検知しているとともに操作部62、63が操作を受け付けない状態で第3の時間経過するまでの間、取り違え画面の表示を行い、第3の時間した後に取り違え画面の表示を終了する。このようにすることで、印刷物の取り違えが発生していない状態で、印刷物の取り違えが発生したと判断した場合でも、元の状態に復帰することが可能である。
【0069】
上記構成において、制御部1は、直近の印刷ジョブを完了した後、人検知部8が人を検知しない時間が一定時間経過した場合に、印刷物の取り違えの判断を行わない。
【0070】
上記構成において、制御部1は、印刷物の取り違えが発生したと判断したとき、印刷物を取り違えている可能性のあるユーザーが使用している機器に対して、印刷物を取り違えている可能性がある旨の情報を送信する。このようにすることで、複合機100の前にいるユーザーだけでなく、他のユーザーにも印刷物の取り違えが発生していることを通知するため、印刷物の取り違えの解消を迅速に行うことが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明は、複数のユーザーからの印刷ジョブを受け付けることができる画像形成装置に利用可能である。
【符号の説明】
【0072】
1 制御部 2 印刷部
2a 給紙部 2b 搬送部
2c 画像形成部 2d 定着部
2e 用紙排出部 3 記憶部
4 画像読取部 5 原稿搬送部
6 操作パネル 7 通信部
8 人検知センサー 11 CPU
12 画像処理部 21 給紙カセット
22 排紙トレイ 41 コンタクトガラス
61 表示パネル 62 タッチパネル
63 ハードキー 64 質問画面
65 詳細画面 100 複合機
640 ホーム画面 641 取り違え発生メッセージ
642 質問メッセージ 651 ユーザー一覧
652 印刷ジョブ一覧 653 印刷ジョブ実行時刻一覧
図1
図2
図3
図4
図5
図6