特開2019-196114(P2019-196114A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-196114(P2019-196114A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】ステアリングホイール
(51)【国際特許分類】
   B62D 1/06 20060101AFI20191018BHJP
【FI】
   B62D1/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2018-91510(P2018-91510)
(22)【出願日】2018年5月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100079049
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100084995
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 和詳
(74)【代理人】
【識別番号】100099025
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 浩志
(72)【発明者】
【氏名】今井 啓介
【テーマコード(参考)】
3D030
【Fターム(参考)】
3D030CA01
3D030DA26
3D030DA35
3D030DA44
3D030DA47
3D030DA55
3D030DA56
3D030DA64
3D030DA70
3D030DB02
3D030DB83
(57)【要約】
【課題】シート状の介在部材をリム本体に巻き付ける際に介在部材の一部をリム本体の凹部に容易に収容させることができるステアリングホイールを得る。
【解決手段】リム本体12と表皮体との間にはシート状の発熱体20が介在されており、この発熱体20は、リム本体12の軸周りに巻付けられている。ここで、発熱体20は、リム半径方向の内周側に巻付け端部20E、20Fが配置され、発熱体20には、リム本体12の凹部12Cに対応する部位の一部であってリム半径方向の最外周部を含む部位に孔部22が貫通形成されている。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
把持操作用とされた円環状のリム部の外周面を構成し、前記リム部の円環の周方向に並んだ複数の表皮材を備え、前記複数の表皮材のうち互いに隣り合う表皮材の端部同士がそれぞれ裏面側に曲げられて重合わせられた状態で互いに縫製された重合わせ部を形成している表皮体と、
前記リム部の本体として円環状に形成されて前記表皮体に被覆され、外周面側には前記重合わせ部に対応する部位に周溝状の凹部が形成されたリム本体と、
前記リム本体と前記表皮体との間に介在されて前記リム本体の軸周りに巻付けられ、前記リム部の円環の半径方向であるリム半径方向の内周側に巻付け端部が配置されると共に、前記凹部に対応する部位の一部であって前記リム半径方向の最外周部を含む部位に孔部が貫通形成されたシート状の介在部材と、
を有するステアリングホイール。
【請求項2】
前記孔部において前記重合わせ部の厚み方向に沿う方向の寸法は、前記重合わせ部の厚み寸法よりも大きく設定されている、請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記孔部は、互いに隣り合う前記表皮材同士の境界に沿う方向を長手方向とする長孔とされると共に長手方向の両端部が前記介在部材における前記リム半径方向の内周側の部位に設定されている、請求項2に記載のステアリングホイール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステアリングホイールに関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、リング部において芯金の周囲を被覆する被覆層と表皮材との間にシート状部材を有するステアリングホイールに関する技術が開示されている。
【0003】
ところで、ステアリングホイールにおいては、リング部(リム部)の円環の周方向において互いに隣り合う表皮材の端部同士がそれぞれ裏面側に曲げられて重合わせられた状態で互いに縫製される場合がある。この場合、その縫製された重合わせ部を収容させるために、被覆層の外周側に周溝状の凹部が形成される。このような構成で、更に被覆層と表皮材との間にシート状部材が配置される場合には、シート状部材は表皮材の重合わせ部の端部と共に凹部に収容されることになる。そして、そのシート状部材の組付時には、平面状に形成されたシート状部材を、リング部の円環の半径方向の内周側を巻付け端部として、被覆層を備えた取付相手(リム本体)の軸周りに巻付ける場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016−11090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、そのように巻付ける場合には、シート状部材は、リング部の円環の半径方向の最外周部(言い換えればリング部の正面視での周長が相対的に長い部分)側が引張られるので、そのように引張られる部分を弛ませて凹部に収容させるのは手間がかかり、この点で改善の余地がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮して、シート状の介在部材をリム本体に巻き付ける際に介在部材の一部をリム本体の凹部に容易に収容させることができるステアリングホイールを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載する本発明のステアリングホイールは、把持操作用とされた円環状のリム部の外周面を構成し、前記リム部の円環の周方向に並んだ複数の表皮材を備え、前記複数の表皮材のうち互いに隣り合う表皮材の端部同士がそれぞれ裏面側に曲げられて重合わせられた状態で互いに縫製された重合わせ部を形成している表皮体と、前記リム部の本体として円環状に形成されて前記表皮体に被覆され、外周面側には前記重合わせ部に対応する部位に周溝状の凹部が形成されたリム本体と、前記リム本体と前記表皮体との間に介在されて前記リム本体の軸周りに巻付けられ、前記リム部の円環の半径方向であるリム半径方向の内周側に巻付け端部が配置されると共に、前記凹部に対応する部位の一部であって前記リム半径方向の最外周部を含む部位に孔部が貫通形成されたシート状の介在部材と、を有する。
【0008】
請求項1に記載する本発明のステアリングホイールによれば、リム本体は、表皮体に被覆され、リム本体の外周面側には表皮体の重合わせ部に対応する部位に周溝状の凹部が形成されている。また、リム本体と表皮体との間にはシート状の介在部材が介在され、この介在部材はリム本体の軸周りに巻付けられている。ここで、介在部材は、リム部の円環の半径方向であるリム半径方向の内周側に巻付け端部が配置され、この介在部材には、リム本体の凹部に対応する部位の一部であってリム半径方向の最外周部を含む部位に孔部が貫通形成されている。このような孔部が形成されることで、介在部材におけるリム半径方向の最外周部を含む孔部の形成部については凹部に収容させるべき部分を減らすことができる。一方、介在部材におけるリム半径方向の内周側の部位は周長差で自然と弛むことになる。したがって、介在部材の一部をリム本体の凹部に収容させることが容易になる。
【0009】
請求項2に記載する本発明のステアリングホイールは、請求項1に記載の構成において、前記孔部において前記重合わせ部の厚み方向に沿う方向の寸法は、前記重合わせ部の厚み寸法よりも大きく設定されている。
【0010】
請求項2に記載する本発明のステアリングホイールによれば、表皮体の重合わせ部の一部を介在部材の孔部に容易に通すことができる。したがって、介在部材における孔部の形成部については凹部に収容させるべき部分を効果的に減らすことができる。
【0011】
請求項3に記載する本発明のステアリングホイールは、請求項2に記載の構成において、前記孔部は、互いに隣り合う前記表皮材同士の境界に沿う方向を長手方向とする長孔とされると共に長手方向の両端部が前記介在部材における前記リム半径方向の内周側の部位に設定されている。
【0012】
請求項3に記載する本発明のステアリングホイールによれば、介在部材においてリム本体の凹部に収容される部分を小さくすることができる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように、本発明によれば、シート状の介在部材をリム本体に巻き付ける際に介在部材の一部をリム本体の凹部に容易に収容させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係るステアリングホイールを示す正面図である。
図2図1に示されるリム部のリム半径方向の内周側の部位を、互いに隣り合う表皮材同士の境界を跨ぐ直線に沿って切断した状態を示す拡大断面図である。
図3】シート状の発熱体の組付前の展開状態を示す平面図である。
図4】ステアリングホイールの組付前の状態の一部を示す分解斜視図である。
図5図5(A)はリム本体にシート状の発熱体を巻付ける途中の状態の一部を示す斜視図である。図5(B)は発熱体をリム本体に巻付けた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の一実施形態に係るステアリングホイール10について図1図5を用いて説明する。
【0016】
図1には、ステアリングホイール10が正面図で示されている。また、図4には、ステアリングホイール10の組付前の状態の一部が分解斜視図で示されている。図1に示されるように、ステアリングホイール10は、把持操作用とされた円環状のリム部10Rを備えている。リム部10Rは、運転席に対向するように設置される。
【0017】
リム部10Rの外周面は、表皮体30によって構成されている。表皮体30は、リム部10Rの円環の周方向に並んだ複数の(本実施形態では、図中の上側、右側、下側及び左側の計四枚の)表皮材32を備えている。言い換えれば、リム部10Rの外周面側には、互いに隣り合う表皮材32同士の境界36のライン(見切り部)が形成されている。表皮材32は、皮革で形成されている。図2には、リム部10Rの円環の半径方向であるリム半径方向の内周側の部位を、互いに隣り合う表皮材32同士の境界36を跨ぐ直線に沿って切断した状態の拡大断面図(図1の2−2線に沿った拡大断面図)が示されている。図2に示されるように、表皮体30においては、複数の表皮材32のうち互いに隣り合う表皮材32の端部32E同士がそれぞれ裏面側に曲げられて重合わせられた状態で互いに縫製された重合わせ部34を形成している。図中では縫製部を簡略化して実線Sで示す。
【0018】
図1に示されるように、ステアリングホイール10は、リム部10Rの本体として円環状に形成されたリム本体12を備えている。このリム本体12は、前述した表皮体30に被覆されている。より具体的に説明すると、表皮体30は、後述する介在部材としての発熱体(「ヒータ」ともいう。)20を介して、リム本体12の軸周りに巻付けられており、図示しない両面テープや接着剤等によって発熱体20に固着されている。
【0019】
図4に示されるように、リム本体12は、その軸心部にリム芯金部14Aを備えている。リム芯金部14Aは、図1に示される芯金14の一部とされる。芯金14は、マグネシウム等の金属を鋳造成形することにより形成されており、正面視でリム芯金部14Aの内周側にボス部14Bを備えている。ボス部14Bは、車両の操舵装置(ステアリング装置)を構成するステアリングシャフト18に固定されている。ボス部14Bとリム芯金部14Aとは、複数本のスポーク部14Sによって一体に繋がれている。このスポーク部14Sも芯金14の一部を構成している。
【0020】
また、図4に示されるように、リム芯金部14Aは、ステアリングシャフト18(図1参照)の軸方向(ステアリング軸方向)に沿って切った断面が二股状とされてステアリング軸の下方側(図1における紙面奥側)に開口されたC字形状とされている。本実施形態では、リム芯金部14Aには芯金14の一部を構成する鋼製のウエイト14Wが嵌め込まれている。ウエイト14Wは、正面視で円環状とされている(図示省略)。
【0021】
また、リム本体12は、リム芯金部14Aの外周側を覆う軟質部材16を備えている。軟質部材16としては、リム芯金部14Aに比べて軟らかい合成樹脂材、本実施形態では硬質ウレタン系樹脂材が使用されている。軟質部材16も正面視で円環状とされている。また、リム本体12は、ステアリング軸方向に沿って切った断面形状がステアリング軸方向に長い略楕円形状とされている。
【0022】
図2に示されるように、リム本体12の外周面側には、表皮体30の重合わせ部34に対応する部位に周溝状の凹部12Cが形成されている(図4参照)。言い換えれば、凹部12Cは、互いに隣り合う表皮材32同士の境界36に対応する部位に形成されている。図4に示されるように、凹部12Cは、リム本体12の軸周りの全周に亘って形成されている。この凹部12Cは、軟質部材16に形成されている。図2に示されるように、凹部12Cの内側には重合わせ部34の一部が入り込んでいる。なお、図1では、図を見易くするために、凹部12Cを誇張して大きく示している。
【0023】
図2に示されるリム本体12と表皮体30との間には、シート状の発熱体20が介在されている。発熱体20は、本実施形態では一例として、リム部10Rの右側用と左側用の計二枚設けられている(図1参照)。発熱体20は、一例として、一対のフィルム間に熱線が挟まれた構成とされており、熱線は、例えばニクロム線で構成されて一対のフィルム間に蛇行するように張巡らされている。図5(B)に示されるように、発熱体20は、リム本体12の軸周りに巻付けられており、図示しない両面テープや接着剤等によってリム本体12に固着されている。発熱体20は、リム半径方向の内周側に巻付け端部20E、20Fが配置されている。
【0024】
図4及び図5(B)に示されるように、発熱体20には、リム本体12の凹部12C(図4参照)に対応する部位の一部であってリム半径方向の最外周部を含む部位に孔部22が貫通形成されている。孔部22は、長孔とされ、その長手方向は、図1及び図4に示される互いに隣り合う表皮材32同士の境界36及びリム本体12の凹部12Cの延在方向に沿う方向とされている。図5(B)に示されるように、孔部22の長手方向の両端部22Eは、本実施形態では一例として、発熱体20におけるリム半径方向の内周側の部位に設定されている。
【0025】
図3には、シート状の発熱体20の組付前の展開状態が平面図で示されている。図3に示されるように、孔部22は、本実施形態では一例として、発熱体20の展開状態における長手方向に対して直交する方向を長手方向として形成されている。また、図4に示されるように、孔部22において表皮体30の重合わせ部34の厚み方向に沿う方向の寸法22Wは、表皮体30の重合わせ部34の厚み寸法34Wよりも大きく設定されている。
【0026】
また、図3に示されるように、発熱体20の幅方向両側には、略U字状に切り欠かれた切欠部24が間隔をおいて複数形成されている。切欠部24は、発熱体20をリム本体12(図4参照)に巻き付けた場合にリム半径方向の外周側と内周側との周長差を一部吸収するために設定されている。
【0027】
次に、図4に示されるリム本体12に発熱体20及び表皮体30を巻付ける工程について概説する。まず、図5(A)に示される発熱体20の巻付け端部20E、20Fがリム半径方向の内周側に配置されるように、かつ発熱体20の孔部22がリム本体12の凹部12Cに対応して配置されるように、発熱体20をリム本体12に巻付けて図5(B)に示される状態にする。発熱体20はリム本体12に図示しない両面テープや接着剤等によって固着される。次に、図4に示される表皮体30の重合わせ部34がリム本体12の凹部12Cの内側に入るように、表皮体30を図5(B)に示される発熱体20に巻付けて図1に示されるような状態にする。表皮体30は発熱体20に図示しない両面テープや接着剤等によって固着される。なお、表皮体30はリム半径方向の内周側に皺ができるが、この皺は加熱によって伸ばされる。以上により、図1に示されるステアリングホイール10が得られる。
【0028】
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
【0029】
本実施形態では、図5(B)に示される発熱体20は、リム半径方向の内周側に巻付け端部20E、20Fが配置され、発熱体20には、リム本体12の凹部12C(図4参照)に対応する部位の一部であってリム半径方向の最外周部を含む部位に孔部22が貫通形成されている。このような孔部22が形成されることで、発熱体20におけるリム半径方向の最外周部を含む孔部22の形成部についてはリム本体12の凹部12C(図4参照)に収容させるべき部分を減らすことができる。一方、発熱体20におけるリム半径方向の内周側(つまり巻付け端部20E、20Fの側)の部位は周長差で自然と弛むことになる(図5(A)参照)。したがって、図5(A)に示される発熱体20の一部をリム本体12の凹部12Cに収容させることが容易になる。
【0030】
ここで、本実施形態では、図4等に示される孔部22において表皮体30の重合わせ部34の厚み方向に沿う方向の寸法22Wは、表皮体30の重合わせ部34の厚み寸法34Wよりも大きく設定されている。このため、表皮体30の重合わせ部34の一部を図5(B)に示される発熱体20の孔部22に容易に通すことが可能となるので、孔部22の形成部についてはリム本体12の凹部12C(図4参照)に収容させるべき部分を効果的に減らすことができる。
【0031】
また、本実施形態では、孔部22は、図1及び図4に示される互いに隣り合う表皮材32同士の境界36に沿う方向を長手方向とする長孔とされ、図5(B)に示されるように、孔部22の長手方向の両端部22Eは、発熱体20におけるリム半径方向の内周側の部位に設定されている。このため、発熱体20においてリム本体12の凹部12Cに収容される部分を小さくすることができる。
【0032】
以上説明したように、本実施形態によれば、シート状の発熱体20をリム本体12に巻き付ける際に発熱体20の一部をリム本体12の凹部12Cに容易に収容させることができる。
【0033】
なお、介在部材としての発熱体20は、周辺に配置される加飾体(例えば加飾用木部材)等との関係で図2に二点鎖線で示されるように一部分が幅狭に設定されてもよい。また、上記実施形態では、シート状の介在部材が図1図5に示される発熱体20とされているが、シート状の介在部材は、例えば、運転者が手を離すと警告音を発するように設定されたシート状のタッチセンサ等のような他のシート状の介在部材とされてもよい。なお、前記シート状のタッチセンサは、一例として、一対のフィルム状の導電体が絶縁体を挟む構成とされる。
【0034】
また、上記実施形態の変形例として、互いに隣り合う表皮材(32)同士の境界(36)及びリム本体(12)の凹部(12C)は、リム半径方向に対して斜めに設定されてもよい。その場合、シート状の介在部材の孔部の長手方向は、互いに隣り合う表皮材(32)同士の境界(36)及びリム本体(12)の凹部(12C)の延在方向に沿って、介在部材の展開状態における長手方向に直交する方向に対して斜め方向に設定されることになる。なお、介在部材の展開状態における介在部材の孔部の形状は、四角形に限定されず、種々の形状を採用し得る。
【0035】
また、上記実施形態では、図4等に示される孔部22において表皮体30の重合わせ部34の厚み方向に沿う方向の寸法22Wは、表皮体30の重合わせ部34の厚み寸法34Wよりも大きく設定されており、そのような設定が好ましいが、上記実施形態の変形例として、孔部(22)において表皮体(30)の重合わせ部(34)の厚み方向に沿う方向の寸法(22W)は、表皮体(30)の重合わせ部(34)の厚み寸法(34W)以下に設定されてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では、孔部22は、図1及び図4に示される互いに隣り合う表皮材32同士の境界36に沿う方向を長手方向とする長孔とされ、図5(B)に示されるように、孔部22の長手方向の両端部22Eは、発熱体20におけるリム半径方向の内周側の部位に設定されており、このような構成が好ましいが、介在部材の孔部の設定はこれに限定されない。例えば、孔部(22)の長手方向の両端部(22E)は、発熱体(20)におけるリム半径方向の外周側の部位に設定されてもよいし、発熱体(20)におけるリム半径方向の内周側と外周側との中間部に設定されてもよい。
【0037】
また、上記実施形態の変形例として、シート状の介在部材は、リム本体(12)の凹部(12C)に対応する部位の一部であってリム半径方向の最外周部のみに孔部が貫通形成されたような構成も採り得る。なお、リム本体(12)におけるステアリング軸方向に沿って切った断面形状は、例えば円形状等のように図4等に示された形状以外の形状も採り得る。
【0038】
なお、上記実施形態及び上述の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
【0039】
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0040】
10・・・ステアリングホイール、10R・・・リム部、12・・・リム本体、12C・・・凹部、20・・・発熱体(介在部材)、20E、20F・・・巻付け端部、22・・・孔部、22E・・・孔部の長手方向の両端部、30・・・表皮体、32・・・表皮材、34・・・重合わせ部、36・・・表皮材同士の境界
図1
図2
図3
図4
図5