特開2019-196998(P2019-196998A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アズビル株式会社の特許一覧
特開2019-196998ガスメータおよびガスメータにおける監視方法
<>
  • 特開2019196998-ガスメータおよびガスメータにおける監視方法 図000003
  • 特開2019196998-ガスメータおよびガスメータにおける監視方法 図000004
  • 特開2019196998-ガスメータおよびガスメータにおける監視方法 図000005
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-196998(P2019-196998A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】ガスメータおよびガスメータにおける監視方法
(51)【国際特許分類】
   G01F 3/22 20060101AFI20191018BHJP
   G01F 15/06 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   G01F3/22 Z
   G01F3/22 D
   G01F3/22 B
   G01F15/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-91491(P2018-91491)
(22)【出願日】2018年5月10日
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音
(74)【代理人】
【識別番号】100199749
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 成
(74)【代理人】
【識別番号】100188880
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 辰哉
(74)【代理人】
【識別番号】100197767
【弁理士】
【氏名又は名称】辻岡 将昭
(74)【代理人】
【識別番号】100201743
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 和真
(72)【発明者】
【氏名】鎌倉 信仁
(72)【発明者】
【氏名】松浦 友朋
【テーマコード(参考)】
2F030
2F031
【Fターム(参考)】
2F030CB01
2F030CC13
2F030CE02
2F030CE09
2F030CE22
2F030CE27
2F030CE32
2F030CF05
2F030CF11
2F031AA01
2F031AB01
2F031AE07
2F031AF10
(57)【要約】
【課題】CPUが動作している場合であっても、動作状況に基づくCPUのリセットを行うことができるガスメータを提供する。
【解決手段】自機のCPUのクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が閾値の範囲内であるか否かを判断する監視部11と、監視部11が、クロック周波数は閾値の範囲内でないと判断した場合に、CPUのリセットを行うリセット部12と、リセット部12がリセットを行った場合に、自機を、リセットが行われる前の状態に復旧する復旧部14とを備えた。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自機のCPUのクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が閾値の範囲内であるか否かを判断する監視部と、
前記監視部が、前記クロック周波数は前記閾値の範囲内でないと判断した場合に、前記CPUのリセットを行うリセット部と、
前記リセット部が前記リセットを行った場合に、前記自機を、前記リセットが行われる前の状態に復旧する復旧部
とを備えたガスメータ。
【請求項2】
前記復旧部は、
前記自機の稼動状態に関する履歴データを用いて前記復旧を行う
ことを特徴とする請求項1記載のガスメータ。
【請求項3】
前記復旧部が前記自機を復旧した場合に、当該復旧を行ったことを通知するための制御を行う通知部を備えた
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のガスメータ。
【請求項4】
前記通知部は、
前記復旧を行ったことを、通信を利用して通知させる
ことを特徴とする請求項3記載のガスメータ。
【請求項5】
前記通知部は、
前記復旧を行ったことを示す情報を表示させる
ことを特徴とする請求項3記載のガスメータ。
【請求項6】
前記通知部は、
前記自機を遮断させる
ことを特徴とする請求項3記載のガスメータ。
【請求項7】
監視部が、自機のCPUのクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が閾値の範囲内であるか否かを判断するステップと、
リセット部が、前記監視部が前記クロック周波数は前記閾値の範囲内でないと判断した場合に、前記CPUのリセットを行うステップと、
復旧部が、前記リセット部が前記リセットを行った場合に、前記自機を、前記リセットが行われる前の状態に復旧するステップ
とを備えたガスメータにおける監視方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、エラー検知機能を有するガスメータ、および、当該ガスメータの監視方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電源断、ノイズ、ソフトエラー、または、故障等が生じると、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)をリセットするガスメータが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017−203687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガスメータにおいては、CPUが動作していたとしても、当該CPUの動作状況によっては、不具合が生じることがある。
しかし、特許文献1に開示されているガスメータの技術に代表される従来技術では、CPUにエラーが発生していることをCPUが動作しているか否かによって判断し、CPUが動作していない場合にCPUのリセットを行っており、CPUの動作状況に基づくCPUのリセットは行っていないという課題があった。
その結果、CPUが動作していたとしても生じる不具合を防ぐことができなかった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、CPUが動作している場合であっても、動作状況に基づくCPUのリセットを行うことができるガスメータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るガスメータは、自機のCPUのクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が閾値の範囲内であるか否かを判断する監視部と、監視部が、クロック周波数は閾値の範囲内でないと判断した場合に、CPUのリセットを行うリセット部と、リセット部がリセットを行った場合に、自機を、リセットが行われる前の状態に復旧する復旧部とを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、CPUが動作している場合であっても、動作状況に基づくCPUのリセットを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係るガスメータの構成例を示す図である。
図2】実施の形態1において、ガスメータが、クロック周波数を監視し、クロック周波数エラーを検出した場合にCPUのリセットを行い、ガスメータを再起動させるまでの動作を説明するためのフローチャートである。
図3】実施の形態1において、図2においてガスメータを再起動させた後、ガスメータの復旧、および、当該復旧を行ったことに伴う制御を行う動作について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
上述のとおり、従来技術では、ガスメータにおいて、CPUの動作状況に基づくCPUのリセットを行うことができなかった。
ガスメータでは、CPU自体は動作していても、当該CPUのクロック周波数が適正範囲内でなければ、ガスメータに不具合が発生する。
具体的には、例えば、ノイズの発生により、ガスメータが備える発振器の設定がずれ、当該発振器から発信されるクロック信号がずれて、CPUのクロック周波数にズレが生じる。CPUのクロック周波数にズレが生じると、ガスメータが備える通信部が、当該ガスメータの監視等を行う監視センタに設置された機器等の外部と通信する通信速度にも、ズレが生じることになる。その結果、ガスメータと外部との通信ができないという不具合が生じる。
【0010】
従来技術では、CPUの動作状況までは監視の対象としていないため、このように、CPUのクロック周波数の精度が要求されるような動作の不具合が生じることを防ぐことができなかった。
これに対し、実施の形態1に係るガスメータは、当該ガスメータのCPUのクロック周波数を監視し、上述のような不具合が生じることを防ぐことができる。以下詳細に説明する。なお、以下の説明において、ガスメータのCPUのクロック周波数を、単に「クロック周波数」という。
【0011】
図1は、実施の形態1に係るガスメータ1の構成例を示す図である。
図1に示すように、ガスメータ1は、制御部100と、監視部11と、リセット部12と、記憶部13と、復旧部14と、通知部15を備える。なお、図1では、通信部および発振器の図示は省略している。
制御部100は、CPUであり、ガスメータ1全体を制御する。CPUは、ガスメータ1の、後述する、ガスメータ1の各構成部の制御およびデータの演算等を実行する。また、CPUは、ROM(図示省略)等に格納されている各種プログラムをメモリ等の主記憶部(図示省略)に読み出して実行する。
【0012】
監視部11は、自機のクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が適正範囲内か否かを判断する。具体的には、監視部11は、クロック周波数が予め設定された閾値の範囲内であるか否かを判断する。
例えば、ガスメータ1の監視者等は、予め、通信部に不具合を生じないクロック周波数の下限値(第1の閾値)および上限値(第2の閾値)を設定しておく。監視部11は、第1の閾値から第2の閾値までの範囲を閾値の範囲とし、クロック周波数が、当該閾値の範囲内であるか否かを判断する。
監視部11が監視するクロック周波数は、CPUの内蔵クロック、および、CPUの外部サブブロックの周波数を含む。
【0013】
監視部11は、クロック周波数は適正範囲内ではないと判断した場合、クロック周波数が適正範囲内ではない(以下「クロック周波数エラー」という。)ことを通知するための情報を、記憶部13に記憶させる。具体的には、例えば、監視部11は、記憶部13が記憶する履歴データ(詳細は後述する)に、クロック周波数エラー検出フラグを付与する。なお、これは一例に過ぎず、監視部11は、ガスメータ1が参照可能な場所に、クロック周波数エラーが検出されたことがわかる情報を記憶させるようになっていればよい。
実施の形態1では、監視部11は、履歴データに、クロック周波数エラー検出フラグを付与するものとする。
また、監視部11は、クロック周波数エラー検出フラグを付与後、リセット部12に対して、クロック周波数エラーが検出されたことを通知する。
なお、監視部11がクロック周波数を監視する周期は、常時としてもよいし、予め設定された周期としてもよい。
【0014】
リセット部12は、監視部11からクロック周波数エラーが検出されたことが通知されると、CPUのリセットを行い、ガスメータ1を再起動させる。
【0015】
記憶部13は、メモリ等からなり、ガスメータ1に関するデータを記憶する。ガスメータ1に関するデータには、履歴データが含まれる。
履歴データとは、ガスメータ1の稼動状態に関するデータであり、ガスメータ規格により、予め設定された周期で、記憶日時と紐付けて記憶部13に記憶される。ガスメータ1の工場出荷時は、記憶部13には履歴データは記憶されていない状態であり、ガスメータ1の出荷後、ガスメータ1の稼動に伴い、当該履歴データが記憶部13に蓄積されていく。
【0016】
具体的には、履歴データは、指針値、検定後経過時間、遮断弁状態、警告、および、学習機能の状態(以下「学習状態」という。)を示すデータを含む。なお、検定後経過時間とは、ガスメータ1の構造および精度が法令で定める基準に適合しているかどうかを検査する検定を受けてからの経過時間である。また、遮断弁状態には、ガスメータ1に内蔵され、ガスの供給を遮断する遮断弁の開閉状態、および、遮断種別が含まれる。遮断種別としては、例えば、合計・増加流量遮断、使用時間遮断、外部センサ遮断、センタ遮断、緊急遮断、テスト遮断・復帰安全漏洩遮断、電池電圧低下遮断、検定有効期間満了遮断が挙げられる。これらの遮断は、通常動作に復帰可能な復帰可能遮断と、通常動作に復帰不可能な復帰不可遮断とに分類することができる。また、警告としては、例えば、電池電圧低下警告、検定有効期間満了警告、遮断異常警告が挙げられる。また、学習機能は、ガスメータ1での消費パターンを学習して設定値の更新を行う機能である。
【0017】
なお、実施の形態1では、図1に示すように、記憶部13は、ガスメータ1に備えられるものとするが、これは一例に過ぎず、記憶部13は、ガスメータ1の外部の、ガスメータ1が参照可能な場所に備えられるものとしてもよい。
【0018】
復旧部14は、ガスメータ1において、クロック周波数エラーが検出されたことによるCPUのリセットが行われた場合、ガスメータ1の再起動後、記憶部13に記憶されている履歴データを用いて、ガスメータ1を復旧する。実施の形態1において、復旧部14が行うガスメータ1の復旧とは、ガスメータ1を、通常動作を行う通常状態に戻すことをいう。
復旧部14は、ガスメータ1において、クロック周波数エラーが検出されたことによるものではない再起動または起動が行われた場合は、当該再起動または起動が行われた条件に応じて、ガスメータ1を工場出荷前の初期状態とする、または、ガスメータ1の復旧を行う。
例えば、初期の電源投入による起動の場合、復旧部14は、ガスメータ1を初期状態とする。また、例えば、CPUの暴走が検出されたことにより再起動が行われた場合、復旧部14は、ガスメータ1の復旧を行う。
【0019】
ガスメータ1の再起動は、上述の、クロック周波数エラー検出時以外にも起こり得る。例えば、ユーザが、ガスメータ1の電源を入れなおした場合にも、ガスメータ1は再起動される。また、例えば、ガスメータ1において、CPUが稼動しなくなった、または、電源断が起こった等の異常が発生した場合にも、ガスメータ1は再起動される。
そこで、上述のとおり、監視部11は、クロック周波数エラーを検出した際に、クロック周波数エラー検出フラグを履歴データに付与しておくようにする。そして、復旧部14は、当該クロック周波数エラー検出フラグが付与されているか否かによって、当該クロック周波数エラーが検出されたことによる再起動であるか否かを判断する。
【0020】
実施の形態1において、復旧部14が行う復旧は、具体的には、例えば、CPUがリセットされる前のガスメータ1の遮断弁状態および警告の復旧、CPUがリセットされる前のガスメータ1の指針値および検定後経過時間の復旧、または、ガスメータ1がリセットされる前の学習状態の復旧が挙げられる。
復旧部14は、ガスメータ1の復旧を行った旨の通知を通知部15に出力する。
【0021】
通知部15は、ガスメータ1の復旧を行ったことを外部に通知するための制御を行う。
具体的には、例えば、通知部15は、ガスメータ1に接続された出力装置(図示省略)に対して、ガスメータ1の復旧を行ったことを通知する情報を出力させる。出力装置は、例えば、監視センタに設置されている電話機が備えるスピーカ、監視センタに設置されているPC(Personal Computer)が備えるディスプレイ若しくはスピーカ、または、ガスメータ1のディスプレイ(図1においては図示省略)等である。出力装置は、ガスメータ1の外部に備えられるものであっても、ガスメータ1に備えられるものであってもよい。
【0022】
通知部15が出力装置に対して、ガスメータ1の復旧を行ったことを通知する情報を出力させる具体例としては、例えば、通信回線を経由して監視センタと通信させることが挙げられる。通知部15が監視センタと通信させる制御を、以下、「発呼」ともいう。発呼が行われると、監視センタにいる監視者等は、ガスメータ1の復旧が行われたことを認識し、例えば、該当のガスメータ1の担当作業員に電話する等して、現場に赴かせ、ガスメータ1の確認を行わせる。担当作業員は、ガスメータ1の点検作業または交換作業を行う。
【0023】
その他の具体例としては、例えば、通知部15が、ガスメータ1のディスプレイに対して、ガスメータ1の復旧を行ったことを示すメッセージ等の情報を表示させることが挙げられる。通知部15が当該表示を行わせる制御を、以下、「警告」ともいう。警告が行われると、例えば、ガスメータ1の担当作業員は、ガスメータ1の復旧が行われたことを認識し、ガスメータ1の点検作業または交換作業を行う。
【0024】
また、通知部15は、ガスメータ1を遮断させるようにしてもよい。通知部15が、ガスメータ1を遮断させる制御を、以下、単に「遮断」ともいう。遮断が行われると、例えば、ガスメータ1の担当作業員は、ガスメータ1の復旧が行われたことを認識し、ガスメータ1の点検作業または交換作業を行う。
【0025】
通知部15は、発呼、警告、または、遮断のいずれの制御を行うかを、適宜決定することができる。例えば、通知部15は、記憶部13に記憶されている履歴データを参照し、過去にクロック周波数エラーが検出された回数に応じて、発呼、警告、または、遮断のいずれを実施させるかを決定することができる。
なお、通知部15は、発呼、警告、または、遮断のうち、複数の制御を同時に行うようにしてもよい。例えば、通知部15は、発呼を行うとともに、遮断を行うようにしてもよいし、発呼、警告、および、遮断の全てを行うようにしてもよい。
【0026】
次に、実施の形態1に係るガスメータ1が、クロック周波数エラーを検出した場合にCPUのリセットを行い、ガスメータ1を再起動させた後、ガスメータ1の復旧、および、当該復旧を行ったことに伴う制御を行う動作について説明する。
図2は、実施の形態1において、ガスメータ1が、クロック周波数を監視し、クロック周波数エラーを検出した場合にCPUのリセットを行い、ガスメータ1を再起動させるまでの動作を説明するためのフローチャートである。
また、図3は、実施の形態1において、ガスメータ1が、図2においてガスメータ1を再起動させた後、ガスメータ1の復旧、および、当該復旧を行ったことに伴う制御を行う動作について説明するためのフローチャートである。
【0027】
まず、図2のフローチャートに沿って、ガスメータ1の動作を説明する。
監視部11は、クロック周波数を監視し、クロック周波数は適正範囲内か否かを判断する(ステップST201)。
ステップST201において、監視部11がクロック周波数は適正範囲内であると判断した場合(ステップST201の“YES”の場合)、ステップST201を繰り返す。
【0028】
ステップST201において、監視部11がクロック周波数は適正範囲内ではないと判断した場合(ステップST201の“NO”の場合)、監視部11は、記憶部13が記憶する履歴データに、クロック周波数エラー検出フラグを付与する。
また、監視部11は、クロック周波数エラー検出フラグを付与後、リセット部12に対して、クロック周波数エラーが検出されたことを通知する。
【0029】
ステップST201において、監視部11からクロック周波数エラーが検出されたことが通知されると、リセット部12は、CPUのリセットを行い、ガスメータ1を再起動させる(ステップST202)。
【0030】
このように、ガスメータ1において、クロック周波数を監視し、クロック周波数が適正範囲内でない場合に、クロック周波数エラーを検出し、CPUのリセットを行うことができる。これにより、クロック周波数が適正範囲内でないことによる不具合の発生を防ぐことができる。また、クロック周波数が適正範囲内でないにも関わらず、ガスメータ1が稼動し続ける状態になることを防ぐことができる。
【0031】
なお、ここでは、上述の説明のとおり、監視部11は、クロック周波数エラー検出フラグを付与後、リセット部12に対して、クロック周波数エラーが検出されたことを通知するようにした。しかし、これに限らず、監視部11は、クロック周波数エラー検出フラグの付与と、リセット部12への通知を、同時に行ってもよく、監視部11は、リセット部12がCPUのリセットを行うまでにクロック周波数エラー検出フラグを付与するようになっていればよい。
【0032】
次に、図3のフローチャートに沿って、ガスメータ1の動作を説明する。なお、ここでは、図2において、ガスメータ1は、クロック周波数エラーを検出し、CPUのリセットを行ったことを前提とする。
【0033】
復旧部14は、記憶部13に記憶されている履歴データを用いて、ガスメータ1を復旧する(ステップST301)。
復旧部14は、ガスメータ1の復旧を行った旨の通知を通知部15に出力する。
【0034】
通知部15は、ガスメータ1の復旧を行ったことを外部に通知するための制御を行う(ステップST302)。
【0035】
このように、ガスメータ1は、クロック周波数エラーを検出した場合、ガスメータ1を復旧するので、クロック周波数エラーが発生し、CPUをリセットしても、ガスの遮断弁を、通常どおり、安全に動作させることができる。
また、ガスメータ1は、復旧を行うと、当該復旧を行ったことを外部に通知するための制御を行う。これにより、クロック周波数エラーによってCPUをリセットした後、担当作業員等は、速やかにガスメータ1の点検作業または交換作業を行うことができる。
【0036】
なお、上述したように、ガスメータ1において、クロック周波数エラー以外の理由による再起動または起動が行われた場合、復旧部14は、当該再起動または起動が行われた条件に応じて、ガスメータ1を工場出荷前の初期状態とする、または、ガスメータ1の復旧を行う。
【0037】
また、以上の実施の形態1では、復旧部14がガスメータ1の復旧を行うとともに、通知部15が当該復旧を行ったことを通知するための制御を行うものとした。しかし、これに限らず、ガスメータ1において、復旧部14がガスメータ1の復旧を行った後当該復旧を通知するための制御は、必須としなくてもよい。その場合、ガスメータ1は、通知部15を備えない構成とすることができる。
【0038】
以上のように、実施の形態1によれば、ガスメータ1は、自機のCPU(制御部100)のクロック周波数を監視し、当該クロック周波数が閾値の範囲内であるか否かを判断する監視部11と、監視部11が、クロック周波数は閾値の範囲内でないと判断した場合に、CPUのリセットを行うリセット部12と、リセット部12がリセットを行った場合に、自機を、リセットが行われる前の状態に復旧する復旧部14とを備えるように構成した。そのため、CPUが動作している場合であっても、動作状況に基づくCPUのリセットを行うことができる。具体的には、クロック周波数が適正範囲内でないことを検出し、CPUのリセットを行うことができる。その結果、クロック周波数が適正範囲内でないことによる不具合の発生を防ぐことができる。また、クロック周波数が適正範囲内でないにも関わらず、ガスメータ1が稼動し続ける状態になることを防ぐことができる。また、クロック周波数エラーが発生し、CPUをリセットしても、ガスの遮断弁を、通常どおり、安全に動作させることができる。
【0039】
また、ガスメータ1は、上述の構成に加え、復旧部14が自機を復旧した場合に、当該復旧を行ったことを通知するための制御を行う通知部15を備えるように構成した。そのため、クロック周波数エラーによってCPUをリセットした後、担当作業員等は、速やかにガスメータ1の点検作業または交換作業を行うことができる。
【0040】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0041】
1 ガスメータ
11 監視部
12 リセット部
13 記憶部
14 復旧部
15 通知部
100 制御部
図1
図2
図3