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特開2019-197304情報蓄積装置、情報蓄積システムおよび情報蓄積方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-197304(P2019-197304A)
(43)【公開日】2019年11月14日
(54)【発明の名称】情報蓄積装置、情報蓄積システムおよび情報蓄積方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/06 20060101AFI20191018BHJP
   G06F 3/08 20060101ALI20191018BHJP
   G06F 12/00 20060101ALI20191018BHJP
【FI】
   G06F3/06 304F
   G06F3/08 H
   G06F12/00 501H
   G06F12/00 531M
   G06F12/00 514M
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2018-89847(P2018-89847)
(22)【出願日】2018年5月8日
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100123434
【弁理士】
【氏名又は名称】田澤 英昭
(74)【代理人】
【識別番号】100101133
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 初音
(74)【代理人】
【識別番号】100199749
【弁理士】
【氏名又は名称】中島 成
(74)【代理人】
【識別番号】100188880
【弁理士】
【氏名又は名称】坂元 辰哉
(74)【代理人】
【識別番号】100197767
【弁理士】
【氏名又は名称】辻岡 将昭
(74)【代理人】
【識別番号】100201743
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 和真
(72)【発明者】
【氏名】野▲崎▼ 正也
(57)【要約】
【課題】いずれの蓄積タイミングにおいても、情報の取得速度が低下するのを抑制する
【解決手段】入力された情報を第1の蓄積部101に蓄積する蓄積制御部103と、バックアップデータを蓄積する第2の蓄積部100Bの接続状態および蓄積状態に基づいて、第1の蓄積部101に蓄積された情報を当該第2の蓄積部100Bにコピーするか否か判断し、コピー処理を許可する許可情報を定周期で出力する蓄積管理部104と、定周期で出力された許可情報に基づいて、第1の蓄積部に蓄積された情報をコピーし、第2の蓄積部に蓄積するコピー制御部105とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された情報を第1の蓄積部に蓄積する蓄積制御部と、
バックアップデータを蓄積する第2の蓄積部の接続状態および蓄積状態に基づいて、前記第1の蓄積部に蓄積された情報を当該第2の蓄積部にコピーするか否か判断し、コピー処理を許可する許可情報を定周期で出力する蓄積管理部と、
前記蓄積管理部から定周期で出力される前記許可情報に基づいて、前記第1の蓄積部に蓄積された情報をコピーし、前記第2の蓄積部に蓄積するコピー制御部とを備えた情報蓄積装置。
【請求項2】
前記情報の取得要求の入力を受け付ける要求入力部と、
前記要求入力部が受け付けた前記取得要求に基づいて、前記情報が前記第1の蓄積部または前記第2の蓄積部のいずれに蓄積されているかを判断し、当該判断の結果に基づいて前記取得要求に対応した情報を取得する情報提供処理部と、
前記情報提供処理部が取得した情報を提示する制御を行う出力制御部とを備えた請求項1記載の情報蓄積装置。
【請求項3】
前記蓄積管理部は、前記第2の蓄積部との接続状態が正常であり、且つ前記第2の蓄積部の空き容量が閾値以上であった場合に、前記許可情報を定周期で出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報蓄積装置。
【請求項4】
前記コピー制御部は、前記第2の蓄積部に蓄積した情報の管理情報を生成して管理情報記憶部に記憶し、
前記情報提供処理部は、前記第1の蓄積部に蓄積された情報および前記管理情報記憶部に記憶された前記管理情報を参照し、前記取得要求に対応した情報が前記第1の蓄積部または前記第2の蓄積部のいずれに蓄積されているかを判断することを特徴とする請求項2記載の情報蓄積装置。
【請求項5】
前記蓄積制御部は、前記第1の蓄積部の蓄積件数を参照し、当該蓄積件数が上限値に達している場合、蓄積日時が最も古い情報を消去し、前記入力された情報を前記第1の蓄積部に蓄積することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の情報蓄積装置。
【請求項6】
前記蓄積制御部は、前記第1の蓄積部の蓄積件数を参照し、当該蓄積件数が上限値に達している場合、蓄積日時が最も古い情報を消去し、前記入力された情報を前記第1の蓄積部に蓄積し、前記消去した情報が前記第2の蓄積部にコピーしていない場合に、前記情報の消失を示す情報を生成し、
前記出力制御部は、前記蓄積制御部が生成した前記情報の消失を示す情報を提示することを特徴とすることを特徴とする請求項2または請求項4記載の情報蓄積装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の情報蓄積装置と、
SSDである前記第1の蓄積部と、
NASである前記第2の蓄積部とを備えたことを特徴とする情報蓄積システム。
【請求項8】
蓄積制御部が、入力された情報を第1の蓄積部に蓄積するステップと、
蓄積管理部が、バックアップデータを蓄積する第2の蓄積部の接続状態および蓄積状態に基づいて、前記第1の蓄積部に蓄積された情報を当該第2の蓄積部にコピーするか否か判断し、コピー処理を許可する許可情報を定周期で出力するステップと、
コピー制御部が、定周期で出力された前記許可情報に基づいて、前記第1の蓄積部に蓄積された情報をコピーし、前記第2の蓄積部に蓄積するステップとを備えた情報蓄積方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数の蓄積領域を用いて情報を蓄積する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、ストレージ装置として、NAS(Network Attached Storage)装置が知られているが、当該ストレージ装置としてNAS装置を使用する場合、情報取得時の速度を向上させるために、SSD(solid-state disk)をキャッシュ記憶装置として用いる技術が存在する。
例えば、特許文献1には、ライトキャッシュとして機能する第1の蓄積部と、バックアップディスクとして機能する第2の蓄積部を備えるストレージ装置が開示されている。特許文献1のストレージ装置では、バックアップ制御部が、第1の蓄積部に蓄積されたファイルのうち、第2の蓄積部にバックアップする条件であるバックアップ条件を満足したファイルを、バックアップデータとして第2の蓄積部に蓄積している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2015−014879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたストレージ装置では、初回(タイミングT0)にファイルを蓄積する場合、第1の蓄積部に当該ファイルを蓄積すると共に、上述したバックアップ条件の成立と関係なく行われるバックアップタイミングで、第1の蓄積部に蓄積されたファイルを第2の蓄積部にバックアップする。
そのため、初回にファイルを蓄積する場合には、情報の取得速度が第2の蓄積部であるNAS装置の処理速度となり、情報の取得速度が低下するという課題があった。
【0005】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものでいずれの蓄積タイミングにおいても、情報の取得速度が低下するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る情報蓄積装置は、入力された情報を第1の蓄積部に蓄積する蓄積制御部と、バックアップデータを蓄積する第2の蓄積部の接続状態および蓄積状態に基づいて、第1の蓄積部に蓄積された情報を当該第2の蓄積部にコピーするか否か判断し、コピー処理を許可する許可情報を定周期で出力する蓄積管理部と、蓄積管理部から定周期で出力される許可情報に基づいて、第1の蓄積部に蓄積された情報をコピーし、第2の蓄積部に蓄積するコピー制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、いずれの蓄積タイミングにおいても、情報の取得速度が低下するのを抑制することができる。また、データが消失するリスクを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る情報蓄積装置の構成を示すブロック図である。
図2図2Aおよび図2Bは、情報蓄積装置のハードウェア構成例を示す図である。
図3図3Aおよび図3Bは、実施の形態1に係る情報蓄積装置に入力される警報情報の一例を示す図である。
図4】実施の形態1に係る情報蓄積装置の管理情報記憶部に記憶される管理情報の一例を示す図である。
図5】実施の形態1に係る情報蓄積装置の第1の蓄積部への蓄積処理の動作を示すフローチャートである。
図6】実施の形態1に係る情報蓄積装置の第2の蓄積部へのコピー処理の動作を示すフローチャートである。
図7】実施の形態1に係る情報蓄積装置の警報情報の提供処理の動作を示すフローチャートである。
【0009】
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報蓄積システム100の構成を示すブロック図である。
以下では、情報蓄積システム100を監視システムに適用した場合を例に示す。また、情報蓄積システム100が警報情報を蓄積対象とする場合を例に示す。警報情報は、例えば監視対象である機器の故障を示す警報および計測値が設定された上限値を上回ったことを示す警報である。
【0010】
情報蓄積システム100は、第1の蓄積部101、第2の蓄積部100B、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、管理情報記憶部106、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109を備える。
また、情報蓄積システム100には、入力装置200および出力装置300が接続される。入力装置200は、例えばタッチパネル、マウスおよびキーボードで構成される。
出力装置300は、例えばディスプレイおよびスピーカで構成される。
また、図1に示すように、情報蓄積装置100Aは、第1の蓄積部101、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、管理情報記憶部106、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109によって構成される。
【0011】
第1の蓄積部101は、書き込まれた警報情報を蓄積する一次蓄積領域である。第1の蓄積部101は、ライトキャッシュとして機能する。なお、第1の蓄積部101は、第2の蓄積部100Bと比較して高速なアクセス性能を有する蓄積領域であることが望ましい。
第2の蓄積部100Bは、第1の蓄積部101が蓄積するファイルのバックアップデータを蓄積する二次蓄積領域である。第2の蓄積部100Bは、バックアップディスクとして機能する。第2の蓄積部100Bは、第1の蓄積部101と比較して大容量の記蓄積域を有することが望ましい。
【0012】
なお、第1の蓄積部101は、第2の蓄積部100Bと比較して高速なアクセス性能を有する場合、たとえば、第1の蓄積部101がSSD(Solid State Drive)であり、第2の蓄積部100BがNAS(Network Attached Storage)である。SSDは情報へのアクセスが高速であり、破損する確率が低いという利点がある。NASは容量が大きいという利点がある。第2の蓄積部100BがNASである場合、図1で示すようにネットワーク400に接続される。
【0013】
警報情報取得部102は、外部から入力された警報情報を受け付ける。警報情報取得部102は、受け付けた警報情報を蓄積制御部103に出力する。蓄積制御部103は、警報情報取得部102から警報情報が入力されると、第1の蓄積部101の蓄積件数が上限値に達しているか否か判定を行う。蓄積制御部103は、第1の蓄積部101の蓄積件数が上限値に達していない場合、入力された警報情報を第1の蓄積部101に蓄積する。一方、蓄積制御部103は、第1の蓄積部101の蓄積件数が上限に達している場合、第1の蓄積部101内の蓄積日時が最も古い蓄積情報を消去し、入力された蓄積情報を蓄積する。蓄積制御部103は、第1の蓄積部101から消去した警報情報が第2の蓄積部100Bにコピーしていなかった場合、警報情報の消失を示す情報を生成して出力制御部109に出力する。
ここで、第1の蓄積部101の蓄積件数の上限値は、第1の蓄積部101の蓄積容量に応じて適宜設定される(例えば、蓄積容量が約300万件に対して、上限値100万件)。
【0014】
蓄積管理部104は、ネットワーク400を介して、第2の蓄積部100Bとの接続状態を定周期(例えば、1分毎等)で確認する。蓄積管理部104は、第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常な場合、第2の蓄積部100Bの蓄積容量を取得し、第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値未満であるか判定を行う。蓄積管理部104は、第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値未満であった場合、空き容量の減少を示す情報を出力制御部109に出力する。蓄積管理部104は、第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常であり、且つ第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値以上であった場合に、定周期(例えば、5分間隔)で、コピー処理を許可する許可情報をコピー制御部105に出力する。
【0015】
コピー制御部105は、蓄積管理部104から許可情報が入力されると、第1の蓄積部101に蓄積された警報情報のうち、第2の蓄積部100Bに未だコピーしていない警報情報をコピーする。コピー制御部105はネットワーク400を介して、コピーした警報情報を第2の蓄積部100Bに蓄積する制御を行う。コピー制御部105は、第2の蓄積部100Bに蓄積した警報情報の書き込み先ファイル名、日付情報等で構成される管理情報を生成し、管理情報記憶部106に記憶する。
【0016】
管理情報記憶部106は、コピー制御部105が生成した管理情報を記憶する。要求入力部107は、入力装置200から入力された警報情報の取得要求を受け付ける。要求入力部107は、受け付けた警報情報の取得要求を情報提供処理部108に出力する。情報提供処理部108は、要求入力部107から取得要求が入力されると、第1の蓄積部101および管理情報記憶部106を参照し、要求された警報情報が第1の蓄積部101と第2の蓄積部100Bとのいずれに蓄積されているかを判断する。情報提供処理部108は、判断に基づいて第1の蓄積部101からまたはネットワーク400を介して第2の蓄積部100Bから、取得要求に対応した警報情報を取得する。情報提供処理部108は、取得した警報情報を出力制御部109に出力する。
【0017】
出力制御部109は、情報提供処理部108から入力された警報情報を、出力装置300に出力する制御を行う。また、出力制御部109は、蓄積制御部103から警報情報の消失を示す情報が入力された場合、または蓄積管理部104から第2の蓄積部100Bの空き容量の減少を示す情報が入力された場合に、当該情報を出力装置300に出力する制御を行う。
【0018】
次に、情報蓄積装置100Aのハードウェア構成例を説明する。
図2Aおよび図2Bは、情報蓄積装置100Aのハードウェア構成例を示す図である。
情報蓄積装置100Aの第1の蓄積部101および管理情報記憶部106はストレージ100aである。情報蓄積装置100Aにおける警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109の各機能は、処理回路により実現される。即ち、情報蓄積装置100Aは、上記各機能を実現するための処理回路を備える。当該処理回路は、図2Aに示すように専用のハードウェアである処理回路100bであってもよいし、図2Bに示すようにメモリ100dに格納されているプログラムを実行するプロセッサ100cであってもよい。
【0019】
図2Aに示すように、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109が専用のハードウェアである場合、処理回路100bは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109の各部の機能それぞれを処理回路で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路で実現してもよい。
【0020】
図2Bに示すように、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109がプロセッサ100cである場合、各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ100dに格納される。プロセッサ100cは、メモリ100dに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109の各機能を実現する。即ち、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109は、プロセッサ100cにより実行されるときに、後述する図5から図7に示す各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ100dを備える。また、これらのプログラムは、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
【0021】
ここで、プロセッサ100cとは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、またはDSP(Digital Signal Processor)などのことである。
メモリ100dは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク、フレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、ミニディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。
【0022】
なお、警報情報取得部102、蓄積制御部103、蓄積管理部104、コピー制御部105、要求入力部107、情報提供処理部108および出力制御部109の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、情報蓄積装置100Aにおける処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
【0023】
図3Aおよび図3Bは、実施の形態1に係る情報蓄積装置100Aに入力される警報情報の一例を示す図である。図3Aはファイル名「AAA.Aaa」の警報情報、図3Bはファイル名「AAA.Aab」の警報情報を示している。
警報情報は、例えば、警報が発生した日時を示す情報102a、警報の対象となった機器を示す情報102bおよび警報の種別を示す情報102cで構成されるファイル情報である。
【0024】
図4は、実施の形態1に係る情報蓄積装置100Aの管理情報記憶部106に記憶される管理情報の一例を示す図である。
管理情報は、書き込み先ファイル名106a、ファイルに書き込んだ最も古い日時を示す情報106b、およびファイルに書き込んだ最も新しい日時を示す情報106cで構成される。書き込み先ファイル名106aは、第1の蓄積部101を示す情報、および第2の蓄積部100Bに蓄積されたファイルのファイル名を示す情報である。
なお、図3および図4で示した管理情報は一例であり、適宜変更可能である。
【0025】
次に、情報蓄積装置100Aの動作について、図5を参照しながら説明する。なお、情報蓄積装置100Aの処理動作は、第1の蓄積部101への蓄積処理、第2の蓄積部100Bへのコピー処理および警報情報の提供処理に分けて説明する。
まず、図5を参照しながら、第1の蓄積部101への蓄積処理について説明する。
図5は、実施の形態1に係る情報蓄積装置100Aの第1の蓄積部101への蓄積処理の動作を示すフローチャートである。
【0026】
警報情報取得部102は、外部から警報情報の入力を受け付けると、受け付けた警報情報を蓄積制御部103に出力する(ステップST1)。蓄積制御部103は、警報情報取得部102から警報情報が入力されると、第1の蓄積部101の蓄積件数を参照し、蓄積件数が予め設定された上限値に達しているか否か判定を行う(ステップST2)。蓄積件数が予め設定された上限値に達していない場合(ステップST2;NO)、蓄積制御部103は警報情報を第1の蓄積部101に蓄積し(ステップST3)、処理を終了する。
【0027】
一方、蓄積件数が予め設定された上限値に達して場合(ステップST2;YES)、蓄積制御部103は第1の蓄積部101内の蓄積日時が最も古い蓄積情報を消去し(ステップST4)、警報情報を第1の蓄積部101に蓄積する(ステップST5)。さらに、蓄積制御部103は、ステップST4で消去した最も古い蓄積情報が第2の蓄積部100Bにコピー済みであるか否か判定を行う(ステップST6)。コピー済みであった場合(ステップST6;YES)、蓄積制御部103は処理を終了する。
【0028】
一方、コピー済みでなかった場合(ステップST6;NO)、蓄積制御部103は警報情報の消失を示す情報を生成し出力制御部109に出力する(ステップST7)。出力制御部109は、蓄積制御部103から入力された警報情報の消失を示す情報を出力装置300に出力する制御を行い(ステップST8)、処理を終了する。
【0029】
次に、図6を参照しながら、情報蓄積装置100Aの第2の蓄積部100Bへのコピー処理について説明する。
図6は、実施の形態1に係る情報蓄積装置100Aの第2の蓄積部100Bへのコピー処理の動作を示すフローチャートである。
蓄積管理部104は、定周期で第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常であるか否か判定する(ステップST11)。第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常でない場合(ステップST11;NO)、ステップST11の判定処理を繰り返す。一方、第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常である場合(ステップST11;YES)、蓄積管理部104は第2の蓄積部100Bの蓄積状態を参照し、第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値未満であるか否か判定を行う(ステップST12)。
【0030】
第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値未満である場合(ステップST12;YES)、蓄積管理部104は第2の蓄積部100Bの空き容量が閾値を下回ったことを示す情報を生成し、出力制御部109に出力する(ステップST13)。出力制御部109は、蓄積管理部104から入力された第2の蓄積部100Bの空き容量が閾値を下回ったことを示す情報を出力装置300に出力する(ステップST14)。その後、フローチャートはステップST11の処理に戻る。
【0031】
一方、第2の蓄積部100Bの空き容量が予め設定した閾値未満でない場合(ステップST12;NO)、蓄積管理部104は、前回警報情報のコピー処理を許可する許可情報を出力してから一定時間経過したか否か判定を行う(ステップST15)。一定時間経過していない場合、ステップST11の判定処理に戻る。一方、一定時間経過した場合(ステップST15;YES)、蓄積管理部104は許可情報をコピー制御部105に出力する(ステップST16)。コピー制御部105は、蓄積管理部104から許可情報が入力されると、第1の蓄積部101に蓄積された警報情報のうち、第2の蓄積部100Bにコピーしていない警報情報をコピーし、第2の蓄積部100Bに書き込む処理を行う(ステップST17)。コピー制御部105は、ステップST17で書き込んだ警報情報の管理情報を生成し、管理情報記憶部106に記憶させ(ステップST18)、ステップST11の処理に戻る。
【0032】
なお、上述した図6のフローチャートにおいて、第1の蓄積部101が予め設定された上限値(例えば、100万件)に達す前に、空き容量がなくなっている場合に、コピー制御部105は、第2の蓄積部100Bコピーした警報情報を、第1の蓄積部101から削除する構成としてもよい。
【0033】
次に、図7を参照しながら、情報蓄積装置100Aの警報情報の提供処理について説明する。
図7は、実施の形態1に係る情報蓄積装置100Aの警報情報の提供処理の動作を示すフローチャートである。
要求入力部107が、入力装置200を介して入力された警報情報の取得要求を受け付けると、受け付けた取得要求を情報提供処理部108に出力する(ステップST21)。情報提供処理部108は、要求入力部107から入力された取得要求に基づいて、第1の蓄積部101および管理情報記憶部106を参照し、取得が要求された警報情報が第1の蓄積部101に蓄積されているか判定を行う(ステップTS22)
【0034】
取得が要求された警報情報が第1の蓄積部101に蓄積されている場合(ステップTS22;YES)、情報提供処理部108は該当する警報情報を第1の蓄積部101から取得し、出力制御部109に出力する(ステップST23)。一方、取得が要求された警報情報が第1の蓄積部101に蓄積されていない場合(ステップTS22;NO)、情報提供処理部108は該当する警報情報を第2の蓄積部100Bから取得し、出力制御部109に出力する(ステップST24)。出力制御部109は、ステップST23またはステップST24において、情報提供処理部108から入力された警報情報を出力装置300に出力する制御を行い(ステップST25)、処理を終了する。
【0035】
上述した構成により、第1の蓄積部101の蓄積件数の上限値に応じて、ユーザ所望する期間(例えば、3日から1週間程度)の警報情報を第1の蓄積部101および第2の蓄積部100Bの両方に保持することができる。第1の蓄積部101および第2の蓄積部100Bの両方に警報情報を保持させる期間は、第1の蓄積部101の蓄積件数の上限値によって変動する。これにより、第1の蓄積部101および第2の蓄積部100Bのどちらか一方が破損した場合にも、情報の消失を最小限に抑制することができる。
【0036】
警報情報またはトレンドデータ等のヒストリカルデータは、発生日から遡って直近数日間(例えば、3日間)の蓄積情報を参照する場合が多いことから、第1の蓄積部101に蓄積された情報をユーザに提示する際の速度を高速化することができる。
【0037】
また、上述した構成において、蓄積管理部104が第2の蓄積部100Bの空き容量が閾値未満であると判定した場合に、空き容量が少ないことをユーザに通知する構成としてもよい。第2の蓄積部100Bの容量が少ないとの通知を受けたユーザは、第2の蓄積部100Bを蓄積容量がより大きなストレージに交換する、または新たなストレージを追加する等の対策を行う。
また、蓄積管理部104は、第2の蓄積部100Bの空き容量が閾値未満であると判定した場合に、第1の蓄積部101から最も蓄積日時の古い警報情報を削除し、削除した警報情報に対応する管理情報を管理情報記憶部106から削除する構成としてもよい。
【0038】
以上のように、この実施の形態1では、入力された情報を第1の蓄積部101に蓄積する蓄積制御部103と、バックアップデータを蓄積する第2の蓄積部100Bの接続状態および蓄積状態に基づいて、第1の蓄積部101に蓄積された情報を当該第2の蓄積部100Bにコピーするか否か判断し、コピー処理を許可する許可情報を定周期で出力する蓄積管理部104と、定周期で出力された許可情報に基づいて、第1の蓄積部101に蓄積された情報をコピーし、第2の蓄積部100Bに蓄積するコピー制御部105とを備えるように構成した。
これにより、いずれの蓄積タイミングにおいても、情報の取得速度が低下するのを抑制することができる。すなわち、第1の蓄積部101に初めて警報情報を蓄積する初回のタイミングであっても情報の取得速度が低下するのを抑制することができる。また、第1の蓄積部101および第2の蓄積部100Bの双方に蓄積されるため、蓄積したデータが消失するリスクを低減させることができる。
【0039】
また、この実施の形態1では、情報の取得要求の入力を受け付ける要求入力部107と、受け付けた取得要求に基づいて、情報が第1の蓄積部101または第2の蓄積部100Bのいずれに蓄積されているかを判断し、当該判断の結果に基づいて取得要求に対応した情報を取得する情報提供処理部108と、取得された情報を提示する制御を行う出力制御部109とを備えるように構成した。
これにより、情報を提供する際に、第1の蓄積部101に蓄積された情報を用いることができ、情報提供を高速化することができる。 また、情報をユーザに提供する際に、第2の蓄積部100Bへのアクセス頻度が下がり、一次蓄積領域にNASを用いた場合に比較して、NASへの書き込み頻度も低くすることができる。NASへの書き込み頻度が低減することにより、NASの内部ストレージのハードディスクドライブの機械的な故障の発生を抑制し、超寿命化を図ることができる。
【0040】
また、この実施の形態1では、蓄積管理部104が、第2の蓄積部100Bとの接続状態が正常であり、且つ第2の蓄積部100Bの空き容量が閾値以上であった場合に、許可情報を定周期で出力するように構成した。
定周期で出力するため、いずれの蓄積タイミングにおいても、情報の取得速度が低下するのを抑制することができる。
【0041】
なお、上述した実施の形態1では、情報蓄積装置100Aが第1の蓄積部101を備える構成を示したが、第1の蓄積部101は情報蓄積装置100Aの外部の蓄積領域であってもよい。
【0042】
上述した実施の形態1では、情報蓄積システム100を監視システムに適用した場合を例に示したが、その他に、例えば建物の中央監視システム、工場の機器システム等に適用可能である。
さらに、情報蓄積装置100Aは、警報情報以外に、室温情報、電力使用量情報、照明のON/OFF情報等のトレンドデータ、トレンドデータを日、月、年単位で集計したデータである日報月報年報データを蓄積対象とすることもできる。
【0043】
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【符号の説明】
【0044】
100 情報蓄積システム
100A 情報蓄積装置
100B 第2の蓄積部
101 第1の蓄積部
102 警報情報取得部
103 蓄積制御部
104 蓄積管理部
105 コピー制御部
106 管理情報記憶部
107 要求入力部
108 情報提供処理部
109 出力制御部
図1
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図7