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特開2019-206145ライセンスプレート用グラフィックフィルム、グラフィックフィルム積層プレート、ライセンスプレート及びその製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-206145(P2019-206145A)
(43)【公開日】2019年12月5日
(54)【発明の名称】ライセンスプレート用グラフィックフィルム、グラフィックフィルム積層プレート、ライセンスプレート及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
   B44C 1/17 20060101AFI20191108BHJP
   B32B 27/00 20060101ALI20191108BHJP
   B32B 27/40 20060101ALI20191108BHJP
   B32B 33/00 20060101ALI20191108BHJP
   G09F 7/00 20060101ALN20191108BHJP
   G09F 7/16 20060101ALN20191108BHJP
【FI】
   B44C1/17 N
   B32B27/00 E
   B32B27/40
   B32B33/00
   G09F7/00 D
   G09F7/16 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-103643(P2018-103643)
(22)【出願日】2018年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100202418
【弁理士】
【氏名又は名称】河原 肇
(72)【発明者】
【氏名】阿部 秀俊
(72)【発明者】
【氏名】大友 信哉
(72)【発明者】
【氏名】須藤 三浩
【テーマコード(参考)】
3B005
4F100
【Fターム(参考)】
3B005FA12
3B005FB13
3B005FB23
3B005FB37
3B005FC08Y
3B005FC09Y
3B005FC09Z
3B005FF01
3B005FF04
3B005FG08Z
3B005FG20Z
3B005GA17
3B005GB01
3B005GD10
4F100AA21E
4F100AA21H
4F100AK25B
4F100AK25E
4F100AK25G
4F100AK51A
4F100AK51D
4F100AN00B
4F100AN00G
4F100BA05
4F100BA07
4F100CA13E
4F100CB05B
4F100CB05E
4F100DD06E
4F100EH46A
4F100EH46B
4F100EH46D
4F100EH46E
4F100EJ39E
4F100GB90
4F100HB31C
4F100JB01
4F100JL09
4F100JL10E
4F100JL13B
4F100JL13E
4F100JN01B
4F100JN01D
4F100YY00B
4F100YY00D
(57)【要約】
【課題】エンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性に優れた非PVC系ライセンスプレート用グラフィックフィルムを提供する。
【解決手段】本開示の一実施態様のライセンスプレート用グラフィックフィルムは、(A)オーバーラミネートフィルム及び(B)画像担持フィルムを含み、非PVC系である。オーバーラミネートフィルムは、(a1)非黄変性透明ポリウレタン層及び(a2)透明接着層を含み、画像担持フィルムは、(b1)グラフィック画像層、(b2)非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び(b3)白色接着層を含み、オーバーラミネートフィルムがグラフィック画像層の少なくとも一部を覆うように透明接着層を介して画像担持フィルムに積層されており、非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みが、透明接着層及び白色接着層の合計厚みよりも小さい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)オーバーラミネートフィルム及び(B)画像担持フィルムを含む、ライセンスプレート用非PVC系グラフィックフィルムであって、
前記オーバーラミネートフィルムは、(a1)非黄変性透明ポリウレタン層及び(a2)透明接着層を含み、
前記画像担持フィルムは、(b1)グラフィック画像層、(b2)非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び(b3)白色接着層を含み、
前記オーバーラミネートフィルムが前記グラフィック画像層の少なくとも一部を覆うように前記透明接着層を介して前記画像担持フィルムに積層されており、
前記非黄変性透明ポリウレタン層及び前記非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みが、前記透明接着層及び前記白色接着層の合計厚みよりも小さい、グラフィックフィルム。
【請求項2】
前記画像担持フィルムの前記非黄変性ポリウレタン画像受容層が透明である、請求項1に記載のグラフィックフィルム。
【請求項3】
前記画像担持フィルムの前記非黄変性ポリウレタン画像受容層がポリエーテル系ポリウレタンを含む、請求項1又は2のいずれかに記載のグラフィックフィルム。
【請求項4】
前記グラフィックフィルムの厚みが200μm以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム。
【請求項5】
前記オーバーラミネートフィルムの前記非黄変性透明ポリウレタン層及び前記画像担持フィルムの前記非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みが80μm以下である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム。
【請求項6】
前記画像担持フィルムの前記グラフィック画像層がインクジェット印刷層である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム。
【請求項7】
前記オーバーラミネートフィルムの前記非黄変性透明ポリウレタン層が、(メタ)アクリルポリオールと非黄変性ポリイソシアネートとを含む反応性ポリウレタン組成物の硬化物を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム及びベースプレートを含むグラフィックフィルム積層プレート。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載のグラフィックフィルム及びベースプレートを含むライセンスプレート。
【請求項10】
ベースプレートを提供する工程と、
前記ベースプレートの上又はその上方に、請求項1〜7のいずれか一項に記載のグラフィックフィルムを適用してグラフィックフィルム積層プレートを形成する工程と、
前記グラフィックフィルム積層プレートをエンボス加工又はデボス加工する工程と、
エンボス加工又はデボス加工された前記グラフィックフィルム積層プレートの凸部又は凹部に印刷層を適用する工程と、
を含む、ライセンスプレートの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はライセンスプレート用グラフィックフィルム、グラフィックフィルム積層プレート、ライセンスプレート及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
装飾が付与されたライセンスプレート(「ナンバープレート」ともいう。本開示において以下同じ。)が使用されている。装飾はベースプレートの塗装、ベースプレートへの印刷、又はグラフィックフィルムのベースプレートへの貼付けにより行われる。グラフィックフィルムを用いた装飾は、意匠性が高く、製造時の環境負荷の点でも優れていることから、ライセンスプレートの装飾用途においてさらに普及することが見込まれている。
【0003】
特許文献1(特開2016−215672号公報)は、「上面及び下面を有するベースフィルム層、及び前記ベースフィルム層の下面に配置された感圧接着層を含む、ライセンスプレート用グラフィックフィルムであって、前記感圧接着層が、(a)ガラス転移温度が−50℃以下のカルボキシル基含有粘着性(メタ)アクリル系ポリマーと、(b)芳香族ビニルモノマーに由来するモノマー単位を含まないアミノ基含有(メタ)アクリル系ポリマーを含む分散剤と、(c)ロジンエステル系、水添ロジン系、テルペンフェノール系、スチレン系、水添テルペンフェノール系、芳香族変性水添テルペン樹脂、及び芳香族変性テルペン樹脂からなる群より選択される少なくとも一つの粘着付与剤と、(d)前記カルボキシル基含有粘着性(メタ)アクリル系ポリマー、芳香族ビニルモノマーに由来するモノマー単位を含まないアミノ基含有(メタ)アクリル系ポリマーを含む分散剤及び粘着付与剤の合計100質量部に対して10質量部以上の白色顔料とを含む、グラフィックフィルム」を記載している。
【0004】
特許文献2(特開2017−177481号公報)は、「印刷層が適用されるポリウレタン表面保護層を含む、ライセンスプレート用グラフィックフィルムであって、前記ポリウレタン表面保護層は、少なくともポリエステル骨格若しくはポリカーボネート骨格のいずれかを有するポリオールと、多官能の脂肪族イソシアネートとの反応物、又は水系ポリウレタンを含む、ライセンスプレート用グラフィックフィルム」を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2016−215672号公報
【特許文献2】特開2017−177481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ポリ塩化ビニル(以下、本開示において「PVC」とも記載する。)フィルムを用いたライセンスプレート用グラフィックフィルムが知られているが、その一方で、PVCを含まない非PVC系のライセンスプレート用グラフィックフィルムが一部の用途又は需要者から望まれている。しかし、非PVC系フィルムは、加工性に優れたPVCフィルムと比べてライセンスプレートのエンボス加工部への追従性に劣る場合があり、特にグラフィックフィルムが凹部に追従すべき部分でグラフィックフィルムの浮き、及びグラフィックフィルムが凸部によって引き伸ばされる部分で破断が発生する傾向があった。一方、PVCフィルムは低温での耐衝撃性が低く、例えば氷点下さらには−20℃程度まで周囲温度が低下する冬季に小石などがライセンスプレートに当たったときに、グラフィックフィルムに穿孔又は亀裂が発生するおそれがあった。
【0007】
本開示は、エンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性に優れた非PVC系ライセンスプレート用グラフィックフィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施態様によれば、(A)オーバーラミネートフィルム及び(B)画像担持フィルムを含む、ライセンスプレート用非PVC系グラフィックフィルムであって、前記オーバーラミネートフィルムは、(a1)非黄変性透明ポリウレタン層及び(a2)透明接着層を含み、前記画像担持フィルムは、(b1)グラフィック画像層、(b2)非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び(b3)白色接着層を含み、前記オーバーラミネートフィルムが前記グラフィック画像層の少なくとも一部を覆うように前記透明接着層を介して前記画像担持フィルムに積層されており、前記非黄変性透明ポリウレタン層及び前記非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みが、前記透明接着層及び前記白色接着層の合計厚みよりも小さい、グラフィックフィルムが提供される。
【0009】
本開示の別の実施態様によれば、上記グラフィックフィルム及びベースプレートを含むグラフィックフィルム積層プレートが提供される。
【0010】
本開示のさらに別の実施態様によれば、上記グラフィックフィルム及びベースプレートを含むライセンスプレートが提供される。
【0011】
本開示のさらに別の実施態様によれば、ベースプレートを提供する工程と、前記ベースプレートの上又はその上方に、上記グラフィックフィルムを適用してグラフィックフィルム積層プレートを形成する工程と、前記グラフィックフィルム積層プレートをエンボス加工又はデボス加工する工程と、エンボス加工又はデボス加工された前記グラフィックフィルム積層プレートの凸部又は凹部に印刷層を適用する工程と、を含む、ライセンスプレートの製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本開示のライセンスプレート用非PVC系グラフィックフィルムは、エンボス加工部への追従性及び低温例えば0℃〜−20℃での耐衝撃性に優れている。
【0013】
上述の記載は、本発明の全ての実施態様及び本発明に関する全ての利点を開示したものとみなしてはならない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施態様のライセンスプレート用非PVC系グラフィックフィルムの概略断面図である。
図2A】本開示の一実施態様のライセンスプレートの作製手順を断面図で示す。
図2B】本開示の一実施態様のライセンスプレートの作製手順を断面図で示す。
図2C】本開示の一実施態様のライセンスプレートの作製手順を断面図で示す。
図2D】本開示の一実施態様のライセンスプレートの作製手順を断面図で示す。
図2E】本開示の一実施態様のライセンスプレートの作製手順を断面図で示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の代表的な実施態様を例示する目的で、図面を参照しながらより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施態様に限定されない。図面の参照番号について、異なる図面において類似する番号が付された要素は、類似又は対応する要素であることを示す。
【0016】
本開示において「非PVC系」とは、グラフィックフィルムが実質的にポリ塩化ビニル、例えばポリ塩化ビニルフィルム又はポリ塩化ビニル層を含まないことを意味する。いくつかの実施態様では、グラフィックフィルムのポリ塩化ビニル含量は、約1質量%以下、約0.5質量%以下、又は約0.1質量%以下である。
【0017】
本開示において「非黄変性ポリウレタン」とは、少なくとも、屋外垂直面で5年以上曝露したときに実質的な変色が生じないポリウレタンをいう。「実質的な変色が生じない」とは、CIE(国際照明委員会)1976のL表色系において非黄変性ポリウレタンの色度を測定したときの色差ΔEabが、約5以下、好ましくは約4以下、より好ましくは約3以下であることをいう。
【0018】
本開示において「フィルム」には「シート」と呼ばれる物品も包含される。
【0019】
本開示において「(メタ)アクリル」とはアクリル又はメタクリルを意味し、「(メタ)アクリレート」とはアクリレート又はメタクリレートを意味する。
【0020】
本開示において「感圧接着」とは、使用温度範囲で、例えば0℃以上、50℃以下の範囲で恒久的に粘着性であり、軽い圧力で様々な表面に接着し、相変化(液体から固体へ)を呈さない材料又は組成物の特性を意味する。
【0021】
本開示において「透明」とは、ある材料又は物品の波長範囲400〜700nmにおける全光線透過率が約85%以上であることを意味し、「半透明」とは、ある材料又は物品の波長範囲400〜700nmにおける全光線透過率が約20%以上、約85%未満であることを意味し、「不透明」とは、ある材料又は物品の波長範囲400〜700nmにおける全光線透過率が約20%未満であることを意味する。全光線透過率はJIS K 7361−1:1997(ISO 13468−1:1996)に準拠して決定される。
【0022】
一実施態様のライセンスプレート用グラフィックフィルム(以下、単に「グラフィックフィルム」と呼ぶ場合がある。)は、(A)オーバーラミネートフィルム及び(B)画像担持フィルムを含み、非PVC系である。オーバーラミネートフィルムは、(a1)非黄変性透明ポリウレタン層及び(a2)透明接着層を含む。画像担持フィルムは、(b1)グラフィック画像層、(b2)非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び(b3)白色接着層を含む。オーバーラミネートフィルムはグラフィック画像層の少なくとも一部を覆うように透明接着層を介して画像担持フィルムに接着している。非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みは、透明接着層及び白色接着層の合計厚みよりも小さい。グラフィックフィルムの構成要素の厚みの関係を上記のとおりとすることにより、非PVC系でありながらエンボス加工部への良好な追従性を備え、かつ低温で優れた耐衝撃性を示すグラフィックフィルムを提供することができる。
【0023】
図1に、一実施態様のライセンスプレート用非PVC系グラフィックフィルム10の概略断面図を示す。グラフィックフィルム10は、(A)オーバーラミネートフィルム20及び(B)画像担持フィルム30を含む。オーバーラミネートフィルム20は、(a1)非黄変性透明ポリウレタン層22及び(a2)透明接着層24を含む。画像担持フィルム30は、(b1)グラフィック画像層32、(b2)非黄変性ポリウレタン画像受容層34、及び(b3)白色接着層36を含む。オーバーラミネートフィルム20はグラフィック画像層32を覆うように透明接着層24を介して画像担持フィルム30に積層されている。
【0024】
図1に示すように非黄変性透明ポリウレタン層22と透明接着層24とは直接接着されていてもよく、接合層を介して接着されていてもよい。非黄変性透明ポリウレタン層22は、透明接着層24との接着面にプライマー処理、コロナ処理などの表面処理を有してもよい。
【0025】
図1に示すように非黄変性ポリウレタン画像受容層34と白色接着層36とは直接接着されていてもよく、接合層を介して接着されていてもよい。非黄変性ポリウレタン画像受容層34は、白色接着層36との接着面にプライマー処理、コロナ処理などの表面処理を有してもよい。
【0026】
非黄変性透明ポリウレタン層は、グラフィックフィルムに優れた耐候性、耐薬品性及び耐衝撃性を付与する。一実施態様では、非黄変性透明ポリウレタン層はインク受容層としても機能し、非黄変性透明ポリウレタン層の上に、顔料、及びメラミン樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、これらの混合樹脂などのバインダーを含むインク組成物を用いて、数字、文字などの表示部を構成する印刷層を形成することもできる。
【0027】
非黄変性透明ポリウレタン層に様々なポリウレタン樹脂を用いることができる。一実施態様では、非黄変性透明ポリウレタン層は、ポリオールとポリイソシアネートとの重縮合物であるポリウレタン樹脂を含む。ポリオール及びポリイソシアネートを含む反応性ポリウレタン組成物、又はポリウレタン樹脂と有機溶媒若しくは水とを含むポリウレタン樹脂組成物を、例えば、ナイフコート、バーコート、ブレードコート、ドクターコート、ロールコート、キャストコートなどによってライナーに塗布し、必要に応じて加熱又は乾燥することで、非黄変性透明ポリウレタン層を形成することができる。反応性ポリウレタン組成物では、加熱又は乾燥時にポリオールとポリイソシアネートとが反応してポリウレタン樹脂が生成する。反応性ポリウレタン組成物又はポリウレタン樹脂組成物を用いてキャスト法により非黄変性透明ポリウレタン層を形成してもよい。
【0028】
ポリオールとして、例えばエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリンなどの炭素原子数2〜20の低分子ポリオール;メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、エチレングリコール(メタ)アクリル酸ジエステルなどの水酸基非含有(メタ)アクリレートと、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールメタクリル酸モノエステルなどの水酸基含有(メタ)アクリレートとの共重合物である(メタ)アクリルポリオール;ポリウレタンポリオール;ポリカプロラクトンジオール、ポリカプロラクトントリオールなどのポリエステルポリオール;シクロヘキサンジメタノールカーボネート、1,6−ヘキサンジオールカーボネートなどのポリカーボネートポリオール;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、これらのプロピレンオキシド付加物、グリセリンのプロピレンオキシド付加物、ソルビトール、スクロースなどの糖類のプロピレンオキシド付加物、エチレンジアミンなどの活性水素を有する化合物のプロピレンオキシド付加物などのポリエーテルポリオールなどを使用することができる。ポリオールは一般に脂肪族化合物又は脂環式化合物である。
【0029】
ポリイソシアネートとして、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、トランス及び/又はシス−1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルネンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジイソシアネートなどの脂環式ポリイソシアネート、それらのビュレット体、イソシアヌレート体又はアダクト体などの非黄変性ポリイソシアネートを使用することができる。ポリイソシアネートはブロッキング剤によってブロックされたブロックイソシアネートであってもよい。
【0030】
ポリイソシアネートとポリオールとの当量比は、一般に、ポリオール1当量に対して、ポリイソシアネートが約0.7当量以上、約0.9当量以上、約2当量以下、又は約1.2当量以下である。
【0031】
反応性ポリウレタン組成物は触媒を含んでもよい。触媒としてポリウレタン樹脂形成に一般に使用されるもの、例えばジ−n−ブチルスズジラウレート、ナフテン酸亜鉛、オクテン酸亜鉛、トリエチレンジアミンなどを用いることができる。触媒の使用量は、一般に、組成物100質量部に対して約0.005質量部以上、又は約0.01質量部以上、約0.5質量部以下又は約0.2質量部以下である。
【0032】
反応性ポリウレタン組成物及びポリウレタン樹脂組成物は、例えば作業性、塗工性の向上を目的として、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセチルアセトンなどのケトン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル、テトラヒドロフラン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートなどのエーテルなどの有機溶剤をさらに含んでもよい。有機溶剤の使用量は、一般に、組成物100質量部に対して約1質量部以上、又は約5質量部以上、約90質量部以下又は約80質量部以下である。
【0033】
ポリウレタン樹脂組成物は溶剤として水を含む水系ポリウレタン樹脂組成物であってもよい。水系ポリウレタン樹脂組成物に含まれるポリウレタン樹脂は、ジアミン類などの鎖延長剤成分、カルボキシル基、スルホン酸基などのアニオン性基などを有してもよい。
【0034】
一実施態様では、非黄変性透明ポリウレタン層は、(メタ)アクリルポリオール、ポリウレタンポリオール、及びポリカーボネートポリオールからなる群より選択される少なくとも1つのポリオール、特に(メタ)アクリルポリオールと、非黄変性ポリイソシアネートとを含む反応性ポリウレタン組成物の硬化物を含む。この実施態様によれば、耐溶剤性及び耐候性に優れたグラフィックフィルムを得ることができる。
【0035】
非黄変性透明ポリウレタン層のガラス転移温度Tgは約50℃以上、又は約60℃以上、約100℃以下、又は約80℃以下であってもよい。本開示におけるTgは、引張モード、周波数10.0Hz、昇温速度5.0℃/分、−40〜200℃の温度範囲において粘弾性測定を行ったときの、損失正接tanδ(損失弾性率E”/貯蔵弾性率E’)のピーク温度である。上記ガラス転移温度を有する非黄変性透明ポリウレタン層は、優れた耐候性及び耐薬品性をグラフィックフィルムに付与することができる。
【0036】
非黄変性透明ポリウレタン層の120℃における損失正接tanδは約0.1以下、又は約0.05以下であってよい。本開示における損失正接tanδは、せん断モード、周波数0.01Hzで粘弾性測定を行って得られた値である。上記損失正接を有する非黄変性透明ポリウレタン層は、優れた耐候性及び耐薬品性をグラフィックフィルムに付与することができる。
【0037】
非黄変性透明ポリウレタン層は、その他の任意成分として、UV吸収剤、光安定剤、熱安定剤、分散剤、可塑剤、フロー向上剤、レベリング剤などの添加剤を含んでもよい。
【0038】
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みは、一般に約3μm以上、約5μm以上、又は約10μm以上である。非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを上記範囲とすることで、グラフィックフィルムに耐候性及び耐薬品性を付与することができる。非黄変性透明ポリウレタン層の厚みは、一般に約50μm以下、約30μm以下、又は約20μm以下である。非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを上記範囲とすることで、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性を良好なものとすることができる。
【0039】
非黄変性透明ポリウレタン層上に透明層を設けて耐候性、耐溶剤性、耐薬品性、インク密着性などを向上させることができる。透明層の厚みは、一般に約1μm以上、約2μm以上、又は約3μm以上、約20μm以下、約10μm以下、又は約5μm以下である。
【0040】
透明接着層に使用することができる接着剤として、次のものに限定されないが、例えば、(メタ)アクリル系ポリマー、天然ゴム、ブチルゴム、イソブチルゴム、SBRなどの合成ゴム、ポリエステル、ポリエーテル、シリコーン、ポリウレタンなどの粘着性ポリマー又は感熱接着性ポリマー、及び必要に応じて粘着付与剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、可塑剤などの添加剤を含む、接着剤又は感圧接着剤を使用することができる。接着剤は架橋剤によって熱架橋又は放射線(例えば電子線又は紫外線)で架橋されたものでもよい。
【0041】
透明接着層の厚みは様々であってよく、一般に、約3μm以上、約5μm以上、又は約10μm以上、約50μm以下、約30μm以下、又は約20μm以下とすることができる。これにより、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性をより良好なものとすることができる。
【0042】
グラフィック画像層は、グラフィックフィルムに装飾性又は意匠性を付与するために使用することができる。グラフィック画像層を含むグラフィックフィルムをライセンスプレートに用いると、ライセンスプレートの数字及び文字以外の背景部分に絵柄、パターン等を付与することができる。グラフィック画像層の例として、特殊な色合い、金属色などを呈するカラー層、及び木目、石目、ロゴ、絵柄などのパターン層が挙げられる。グラフィック画像層の材料として、例えば、無機顔料、有機顔料、光輝材などの顔料が、ポリ塩化ビニル/ポリ酢酸ビニル混合物、又はアクリル系樹脂を含むバインダーに分散されたインク組成物を使用することができる。いくつかの実施態様では、グラフィック画像層は、インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、静電印刷、グラビア印刷等を用いて形成することができる。
【0043】
一実施態様では、グラフィック画像層は、インクジェット印刷用インク組成物を用いて形成することができるインクジェット印刷層である。
【0044】
グラフィック画像層の厚みは様々であってよく、一般に溶剤系インクを用いた場合は、約1μm以上、又は約2μm以上、約8μm以下、又は約5μm以下とすることができる。UV硬化型インクを用いた場合は、約1μm以上、又は約5μm以上、約30μm以下、又は約20μm以下とすることができる。
【0045】
非黄変性ポリウレタン画像受容層は、インク組成物を受容してグラフィック画像層を担持する。非黄変性ポリウレタン画像受容層は、グラフィックフィルムの支持体としても機能することができる。非黄変性ポリウレタン画像受容層は、非黄変性透明ポリウレタン層について例示したポリウレタン樹脂を含んでもよく、同様の反応性ポリウレタン組成物又はポリウレタン樹脂組成物を用いて形成してもよい。
【0046】
一実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層は、ポリエーテル系ポリウレタンを含む。ポリエーテル系ポリウレタンを含む非黄変性ポリウレタン画像受容層はインク組成物、特にインクジェット印刷用インク組成物の受容に好適である。ポリエーテル系ポリウレタンは、例えばポリオールとしてポリエーテルポリオールを用いることで形成することができる。ポリエーテル系ポリウレタンは脂肪族ポリエーテル系ポリウレタンであることが非黄変性の点で有利である。
【0047】
一実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層は、ポリエーテル系ポリウレタンに加えてアクリル系ポリウレタンをさらに含む。この実施態様では、グラフィックフィルムの耐候性をより高めることができる。ポリエーテル系ポリウレタンとアクリル系ポリウレタンとの配合比は、固形分質量比で70:30〜97:3、又は80:20〜95:5とすることができる。アクリル系ポリウレタンは脂肪族アクリル系ポリウレタンであることが非黄変性の点で有利である。
【0048】
一実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層は、ポリエーテル系ポリウレタンに加えてポリエステル系ポリウレタンをさらに含む。この実施態様では、グラフィックフィルムの耐油性をより高めることができる。ポリエーテル系ポリウレタンとポリエステル系ポリウレタンとの配合比は、固形分質量比で70:30〜97:3、又は80:20〜95:5とすることができる。ポリエステル系ポリウレタンは脂肪族ポリエステル系ポリウレタンであることが非黄変性の点で有利である。
【0049】
非黄変性ポリウレタン画像受容層は顔料を用いて白色又は他の色に着色されていてもよく、透明であってもよい。一実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層は透明である。この実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層にインク組成物の一部が浸透した場合に、その浸透した部分の彩度も変化させずに視認することができるため、少量のインク組成物を用いて薄いグラフィック画像層を形成した場合であっても、広い角度にわたり高い鮮明度を示すグラフィック画像を有するグラフィックフィルムを提供することができる。
【0050】
非黄変性ポリウレタン画像受容層は、その他の任意成分として、UV吸収剤、光安定剤、熱安定剤、分散剤、可塑剤、フロー向上剤、レベリング剤などの添加剤を含んでもよい。
【0051】
非黄変性ポリウレタン画像受容層の厚みは、一般に約5μm以上、約10μm以上、又は約15μm以上である。非黄変性ポリウレタン画像受容層の厚みを上記範囲とすることで、グラフィックフィルムに十分な強度を付与することができる。非黄変性ポリウレタン画像受容層の厚みは、一般に約50μm以下、約40μm以下、又は約30μm以下である。非黄変性ポリウレタン画像受容層の厚みを上記範囲とすることで、インク組成物を確実に受容してグラフィック画像層の鮮明性を担保し、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性を良好なものとすることができる。
【0052】
一実施態様では、オーバーラミネートフィルムの非黄変性透明ポリウレタン層及び画像担持フィルムの非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みは、約80μm以下、約70μm以下、又は約60μm以下である。これにより、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性をより高めることができる。
【0053】
白色接着層は、グラフィックフィルムが適用される下地のベースプレートの色を隠蔽する。白色接着層は、透明接着層と同様の接着剤又は感圧接着剤に白色顔料を混合した白色接着剤又は白色感圧接着剤を使用して形成することができる。
【0054】
白色顔料として、例えば炭酸亜鉛、酸化亜鉛、硫化亜鉛、及び二酸化チタン(酸化チタン)が挙げられる。白色度が高く分散性に優れることから二酸化チタンを特に有利に使用することができる。白色顔料は、球状、針状、平板状又はフレーク状などの様々な形状の粒子であってよく、分散性が良好であることから球状粒子であることが望ましい。白色顔料は、分散性をより高めるために、シラン、チタネートなどのカップリング剤で表面処理されていてもよい。白色顔料の分散性を高めるために、アミノ変性アクリルポリマーなどの高分子分散剤を用いてもよい。
【0055】
白色顔料の平均一次粒径は、約0.10μm以上、約0.12μm以上、又は約0.15μm以上、約0.50μm以下、約0.40μm以下、又は約0.30μm以下であってよい。白色顔料の平均一次粒径を上記範囲とすることにより、白色顔料をより均一に接着剤に分散することができる。白色顔料の平均一次粒径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定を用いて決定することができる体積累積粒径D50である。
【0056】
白色接着層の厚みは様々であってよく、一般に、約10μm以上、約15μm以上、又は約20μm以上、約100μm以下、約80μm以下、又は約70μm以下とすることができる。白色接着層の厚みを約30μm以上、又は約50μm以上とすることで、白色接着層の隠蔽性をより高めて、鮮明なグラフィック画像を視認することができるライセンスプレートを提供することができる。一実施態様では、白色接着層の厚みは非黄変性ポリウレタン画像受容層の厚みよりも大きい。これにより、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性をより良好なものとすることができる。白色接着層にアルミフレーク、カーボンブラック、フタロシアニン等の顔料を添加して、白色接着層の隠蔽性を向上させてもよく、及び/又は色相を調整してもよい。
【0057】
本開示のグラフィックフィルムにおいて、非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みは、透明接着層及び白色接着層の合計厚みよりも小さい。比較的剛性及び脆性が高いポリウレタン層の合計厚みを接着層の合計厚みよりも小さくすることで、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性及び低温での耐衝撃性の両方を高めることができる。非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みと透明接着層及び白色接着層の合計厚みの比(非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚み/透明接着層及び白色接着層の合計厚み)は1未満であり、好ましくは約0.7以下、より好ましくは約0.5以下である。
【0058】
非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚みと透明接着層及び白色接着層の合計厚みの比(非黄変性透明ポリウレタン層及び非黄変性ポリウレタン画像受容層の合計厚み/透明接着層及び白色接着層の合計厚み)は、一般に約0.15以上、約0.2以上、又は約0.3以上である。これにより、グラフィックフィルムに十分な強度を付与することができる。
【0059】
グラフィックフィルムは、画像担持フィルムの非黄変性ポリウレタン画像受容層と白色接着層の間に再帰反射層を有してもよい。この実施態様では、非黄変性ポリウレタン画像受容層が透明であることが再帰反射層の再帰反射性能を発揮させるのに有利である。再帰反射層は、入射した光を発光源に戻す方向に反射するように構成されたビーズ又はキューブコーナー素子を含むことができる。
【0060】
再帰反射層の厚みは様々であってよく、一般に、約40μm以上、又は約50μm以上、約100μm以下、又は約60μm以下とすることができる。
【0061】
再帰反射層と非黄変性ポリウレタン画像受容層とが、透明接合層を介して接着されていてもよい。透明接合層は、透明接着層と同様の接着剤又は感圧接着剤を用いて形成することができる。透明接合層の厚みは、一般に約1μm以上、又は約2μm以上、約30μm以下、又は約15μm以下とすることができる。
【0062】
グラフィックフィルムが再帰反射層を有する実施態様において、グラフィックフィルムに入射し反射される光の行路上にある、グラフィックフィルムのいずれかの層が、セシウムタングステン酸化物(CWO)などの赤外線吸収剤、酸化チタン、酸化亜鉛、蛍光増白剤などの白色度向上材料などを含んでもよい。
【0063】
グラフィックフィルムは、製造時、運搬時、保管時又は使用時における、非黄変性透明ポリウレタン層及び/又は白色接着層の保護などを目的として、非黄変性透明ポリウレタン層及び/又は白色接着層の上にライナーを有してもよい。
【0064】
ライナーとして、例えば、紙;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、酢酸セルロースなどのプラスチック材料;このようなプラスチック材料で被覆されたラミネート紙などを挙げることができる。これらのライナーは、シリコーンなどにより剥離処理した表面を有してもよい。ライナーの厚みは、一般に、約5μm以上、約15μm以上又は約25μm以上、約300μm以下、約200μm以下又は約150μm以下とすることができる。
【0065】
一実施態様では、グラフィックフィルムの厚みは約200μm以下、約150μm以下、又は約120μm以下である。グラフィックフィルムの厚みにライナーの厚みは含まない。この実施態様では、グラフィックフィルムのエンボス加工部への追従性をより高めることができる。
【0066】
一実施態様では、グラフィックフィルムの厚みは約50μm以上、約60μm以上、又は約80μm以上である。この実施態様では、ライセンスプレート用途に必要な強度をグラフィックフィルムに付与することができる。
【0067】
グラフィックフィルムは、耐久性の観点から約5N/25mm以上、約10N/25mm以上、又は約20N/25mm以上の破断強度を有することが有利である。グラフィックフィルムは、製造容易性の観点から、約200N/25mm以下、約175N/25mm以下、又は約150N/25mm以下の破断強度を有することが有利である。本開示において、破断強度はJIS Z 0237に準拠して測定される値である。
【0068】
グラフィックフィルムは、エンボス加工又はデボス加工時のクラック発生の防止、及びベースプレートからの浮き上がり防止の観点から、約60N/25mm以下、又は約50N/25mm以下の5%伸び張力を有することが有利である。グラフィックフィルムは、機械強度の観点から、約1N/25mm以上、又は約2N/25mm以上の5%伸び張力を有することが有利である。本開示において、5%伸び張力はJIS Z 0237に準拠して測定される値である。
【0069】
本開示のグラフィックフィルムは低温での耐衝撃性に優れている。一実施態様では、JIS K5600−5−3(ASTM D 2794)に準拠して、試験温度0℃、−10℃、又は−20℃で耐衝撃性試験を行ったときにフィルムに割れが生じない。耐衝撃性試験は、IM−201 DuPont(登録商標)式試験機(テスター産業株式会社)を使用し、錘500gf、落下高さ500mm、撃芯直径6.3mmで、錘をグラフィックフィルム表面に落下させて外観を確認することにより行われる。
【0070】
グラフィックフィルムは例えば以下の方法によって製造することができる。剥離処理を有するライナー上に画像受容層組成物を塗布及び乾燥して非黄変性ポリウレタン画像受容層を形成する。次に、剥離処理を有するライナー上に白色接着剤を塗布及び乾燥して白色接着層を形成する。画像受容層と白色接着層とを対向させて貼り合わせることにより、ライナーで挟まれた画像受容フィルムを作製する。画像受容フィルムの画像受容層上のライナーを除去し、画像受容層の上にインクジェット印刷などによりグラフィック画像層を形成して、画像担持フィルムを作製する。
【0071】
次いで、剥離処理を有するライナー上に透明ポリウレタン層組成物を塗布及び乾燥して非黄変性透明ポリウレタン層を形成する。次に、剥離処理を有するライナー上に透明接着剤を塗布及び乾燥して透明接着層を形成する。非黄変性透明ポリウレタン層と透明接着層とを対向させて貼り合わせてライナーを除去することにより、オーバーラミネートフィルムを作製する。
【0072】
オーバーラミネートフィルムの透明接着層が画像担持フィルムのグラフィック画像層と対向するように、オーバーラミネートフィルムを画像担持フィルムに貼り合わせてグラフィックフィルムを得ることができる。
【0073】
塗布手段としては、通常のコーター、例えば、バーコーター、ナイフコーター、ロールコーター、ダイコーター、グラビアコーター等を用いることができる。画像受容層組成物又は透明ポリウレタン層組成物を溶融押出等によってフィルムの形態にして、白色接着層又は透明接着層に貼り合わせて画像担持フィルム又はオーバーラミネートフィルムを作製することもできる。
【0074】
一実施態様では、上記グラフィックフィルム及びベースプレートを含むグラフィックフィルム積層プレートが提供される。グラフィックフィルム積層プレートは、ベースプレートの上又はその上方に、グラフィックフィルムを適用することにより形成することができる。「ベースプレートの上に」とは、グラフィックフィルムがベースプレートに直接接触して適用されることを意味し、「ベースプレートの上方に」とは、グラフィックフィルムがベースプレートに直接接触せずに、例えばベースプレート上の下地塗装層などの他の層を介して配置されていることを意味する。本開示で他の層について言及される「上」及び「上方」の定義も同様である。
【0075】
ベースプレートとして、一般に金属板又は樹脂板を使用することができる。金属板として、アルミニウム板、ステンレス板、鉄板などが挙げられる。樹脂板として、ポリカーボネート板、ポリエステル板、塩化ビニル板などが挙げられる。必要に応じて、これらの板材をフレームなどの形状に成形加工してもよい。
【0076】
一実施態様では、上記グラフィックフィルム及びベースプレートを含むライセンスプレートが提供される。一実施態様において、ライセンスプレートは非反射型である。
【0077】
ライセンスプレートは、一般に、数字、文字、グラフィック、パターン又はそれらの組み合わせを含むことができる。一実施態様では、ライセンスプレートの外観は、政府及び/又は管轄地域で規定されている。別の実施態様では、数字、文字などの表示部は、印刷層を用いて形成することができる。さらに別の実施態様では、表示部をエンボス部(凸部)又はデボス部(凹部)と印刷層とを組み合わせて形成することもできる。エンボス部及びデボス部の深さは、一般にそれぞれ約1mm以上、約2mm以下であるが、この範囲に限定されない。
【0078】
印刷層は、一般にロールコート用インクと呼ばれる溶剤系のインクを用いて形成される。印刷層は、顔料、及びメラミン樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、これらの混合樹脂などのバインダーを含むインク組成物を、ロールコーティングを用いてグラフィックフィルムの非黄変性透明ポリウレタン層の上に適用し、所定の温度及び時間で焼き付けることによって形成することができる。インク組成物として、具体的には、NSP−UP 401K−1 Green(日弘ビックス株式会社)、一液加熱硬化型インキであるMEGスクリーンインキ(帝国インキ製造株式会社)等を使用することができる。
【0079】
一実施態様のライセンスプレートの製造方法は、ベースプレートを提供する工程と、ベースプレートの上又はその上方に、上述したグラフィックフィルムを適用してグラフィックフィルム積層プレートを形成する工程と、グラフィックフィルム積層プレートをエンボス加工又はデボス加工する工程と、エンボス加工又はデボス加工されたグラフィックフィルム積層プレートの凸部又は凹部に印刷層を形成する工程と、を含む。
【0080】
本開示のライセンスプレートの製造方法を、図2A〜2Eを参照しながら例示的に説明するが、ライセンスプレートの製造方法はこれに限られない。
【0081】
図2Aに示すグラフィックフィルムは、グラフィックフィルム10の白色接着層の上にライナー40が配置されている。
【0082】
図2Bに示すように、ライナー40を取り除き、白色接着層をアルミニウム板などのベースプレート50に接着して積層することにより、グラフィックフィルム積層プレート60を形成する。
【0083】
次に、図2Cに示すように、ブランクプレスダイ70を用いて、グラフィックフィルム積層プレート60を所望の大きさにブランクプレスして切り出す。
【0084】
図2Dに示すように、切り出されたグラフィックフィルム積層プレート60を、常温下でエンボス及び/又はデボス加工することにより、ライセンスプレートの表示部及び辺縁のフレーム部を形成する。図2Dでは、凸部(エンボス部)は表示部の台座として示されている。フレーム部はライセンスプレートの変形を防止するための強度をライセンスプレートに付与することができる。
【0085】
図2Eに示すように、エンボス加工されたグラフィックフィルム積層プレート60の凸部(エンボス部)に印刷層62をロールコーティングなどによって形成する。このようにして、グラフィックフィルム10を含むライセンスプレートを作製することができる。一実施態様では、グラフィックフィルムは優れた耐溶剤性を有しており、ライセンスプレートの最表面にさらにクリア保護層を付与しなくても印刷層を印刷してそのまま使用することができる。
【0086】
本開示のグラフィックフィルムは、上述のライセンスプレートに加えて、例えば交通標識、看板などに適用することができる。本開示のグラフィックフィルムを自動車又は建築物の装飾フィルム又はシートなどとして使用することもできる。
【実施例】
【0087】
以下の実施例において、本開示の具体的な実施態様を例示するが、本発明はこれに限定されない。部及びパーセントは全て、特に明記しない限り質量による。
【0088】
本実施例において使用した材料を表1に示す。
【0089】
【表1】
【0090】
例1
画像受容層組成物の調製
PU1とPU2をミキサー(TK Auto Homo Mixer、プライミクス株式会社)を用いて混合して、画像受容層組成物(ポリウレタン樹脂組成物)を調製した。PU1とPU2の配合比は固形分換算で100:10であった。組成物の固形分は約30%であった。
【0091】
白色接着剤の調製
白色顔料と分散剤のプレミックスを調製した。プレミックスはPG1、D1及びメチルエチルケトン(MEK)を含み、PG1とD1の配合比は固形分換算で5:1であった。組成物の固形分は約66%であった。プレミックスとADH1を混合して白色接着剤を調製した。ADH1、PG1、D1の配合比は固形分換算で100:50:10であった。CL1を白色接着剤に添加した。ADH1とCL1の配合比は固形分換算で100:0.2であった。組成物の固形分は約35%であった。
【0092】
画像担持フィルムの作製
画像受容層組成物を剥離処理付きの厚み50μmのポリエステルフィルム(JCW2000、スリーエムジャパン株式会社)上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥して、厚み約20μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層を得た。次に白色接着剤をシリコーン処理付きの両面ポリエチレンラミネート剥離紙上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥し、厚み約65μmの白色接着層を得た。白色接着層と画像受容層を貼り合わせ、ポリエステルフィルムを除去し、画像受容層の上にインクジェット印刷により厚み6μmのグラフィック画像層を形成して、画像担持フィルムを得た。
【0093】
オーバーラミネートフィルムの作製
AP1とISO1を用いて反応性ポリウレタン組成物(2液型)を用意した。AP1とISO1の配合比は固形分換算で100:39であった。AP1とISO1を混合して剥離処理付きの厚み50μmのポリエステルフィルム(ACW200、スリーエムジャパン株式会社)上にナイフコーターで塗布し、95℃で2分間、155℃で2分間乾燥し、厚み約5μmの非黄変性透明ポリウレタン層を得た。次にADH1とCL2を混合して透明接着剤を調製した。ADH1とCL2の配合比は固形分換算で100:0.2であった。透明接着剤をシリコーン処理付きの両面ポリエチレンラミネート剥離紙上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥し、厚み約10μmの透明接着層を得た。透明接着層と非黄変性透明ポリウレタン層を貼り合わせ、ポリエステルフィルムを除去して、オーバーラミネートフィルムを得た。
【0094】
グラフィックフィルムの作製
オーバーラミネートフィルムの透明接着層が画像担持フィルムのグラフィック画像層と対向するように、オーバーラミネートフィルムを画像担持フィルムに貼り合わせて例1のグラフィックフィルムを得た。例1のグラフィックフィルムは、上からオーバーラミネートフィルム(厚み5μmの非黄変性透明ポリウレタン層、及び厚み10μmの透明接着層)、画像担持フィルム(インクジェット印刷層、厚み20μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び厚み65μmの白色接着層)、及び剥離紙を含む積層体であった。
【0095】
例2
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを10μmに変更した以外は例1と同様に例2のグラフィックフィルムを作製した。
【0096】
例3
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを20μmに変更した以外は例1と同様に例3のグラフィックフィルムを作製した。
【0097】
例4
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを30μmに変更した以外は例1と同様に例4のグラフィックフィルムを作製した。
【0098】
例5
画像受容層組成物の調製
PU1とPU2をミキサー(TK Auto Homo Mixer、プライミクス株式会社)を用いて混合して、画像受容層組成物(ポリウレタン樹脂組成物)を調製した。PU1とPU2の配合比は固形分換算で100:10であった。組成物の固形分は約30%であった。
【0099】
白色接着剤の調製
白色顔料と分散剤のプレミックスを調製した。プレミックスはPG1、D1及びメチルエチルケトン(MEK)を含み、PG1とD1の配合比は固形分換算で5:1であった。組成物の固形分は約66%であった。プレミックスとADH1を混合して白色接着剤を調製した。ADH1、PG1、D1の配合比は固形分換算で100:50:10であった。CL1を白色接着剤に添加した。ADH1とCL1の配合比は固形分換算で100:0.2であった。組成物の固形分は約35%であった。
【0100】
画像担持フィルムの作製
画像受容層組成物を剥離処理付きの厚み50μmのポリエステルフィルム(JCW2000、スリーエムジャパン株式会社)上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥して、厚み約20μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層を得た。次に白色接着剤をシリコーン処理付きの両面ポリエチレンラミネート剥離紙上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥し、厚み約30μmの白色接着層を得た。白色接着層と画像受容層を貼り合わせ、ポリエステルフィルムを除去し、画像受容層の上にインクジェット印刷により厚み6μmのグラフィック画像層を形成して、画像担持フィルムを得た。
【0101】
オーバーラミネートフィルムの作製
画像受容層組成物を剥離処理付きの厚み50μmのポリエステルフィルム(ACW200、スリーエムジャパン株式会社)上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥し、厚み約20μmの非黄変性透明ポリウレタン層を得た。次にADH1とCL2を混合して透明接着剤を調製した。ADH1とCL2の配合比は固形分換算で100:0.2であった。透明接着剤をシリコーン処理付きの両面ポリエチレンラミネート剥離紙上にナイフコーターで塗布し、95℃で5分間乾燥し、厚み約30μmの透明接着層を得た。透明接着層と非黄変性透明ポリウレタン層を貼り合わせ、ポリエステルフィルムを除去して、オーバーラミネートフィルムを得た。
【0102】
グラフィックフィルムの作製
オーバーラミネートフィルムの透明接着層が画像担持フィルムのグラフィック画像層と対向するように、オーバーラミネートフィルムを画像担持フィルムに貼り合わせて例5のグラフィックフィルムを得た。例5のグラフィックフィルムは、上からオーバーラミネートフィルム(厚み20μmの非黄変性透明ポリウレタン層、及び厚み30μmの透明接着層)、画像担持フィルム(インクジェット印刷層、厚み20μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び厚み30μmの白色接着層)、及び剥離紙を含む積層体であった。
【0103】
例6
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを10μmに変更した以外は例5と同様に例6のグラフィックフィルムを作製した。
【0104】
例7
画像担持フィルムの白色接着層の厚みを65μmに変更した以外は例5と同様に例7のグラフィックフィルムを作製した。
【0105】
例8
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを10μm、画像担持フィルムの白色接着層の厚みを65μmに変更した以外は例5と同様に例8のグラフィックフィルムを作製した。
【0106】
例9
画像担持フィルムの白色接着層の厚みを40μmに変更した以外は例5と同様に例9のグラフィックフィルムを作製した。
【0107】
例10
非黄変性透明ポリウレタン層の厚みを10μm、画像担持フィルムの白色接着層の厚みを40μmに変更した以外は例5と同様に例10のグラフィックフィルムを作製した。
【0108】
比較例1
厚み150μmの非黄変性透明ポリウレタン層、及び厚み40μmの透明接着層からなるオーバーラミネートフィルムを作製した。厚み6μmのインクジェット印刷層、厚み70μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び厚み30μmの白色接着層からなる画像担持フィルムを作製した。オーバーラミネートフィルムと画像担持フィルムのインクジェット印刷面を貼り合わせて比較例1のグラフィックフィルムを作製した。
【0109】
比較例2
厚み50μmの透明ポリ塩化ビニルフィルム層、及び厚み30μmの透明アクリル粘着剤層からなるオーバーラミネートフィルムを作製した。厚み6μmのインクジェット印刷層、厚み90μmの白色ポリ塩化ビニルフィルム画像受容層、及び厚み30μmの透明アクリル粘着剤層からなる画像担持フィルムを作製した。オーバーラミネートフィルムと画像担持フィルムのインクジェット印刷面を貼り合わせて比較例2のグラフィックフィルムを作製した。
【0110】
比較例3
厚み20μmの非黄変性透明ポリウレタン層、及び厚み10μmの透明接着層からなるオーバーラミネートフィルムを作製した。厚み6μmのインクジェット印刷層、厚み50μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び厚み20μmの白色接着層からなる画像担持フィルムを作製した。オーバーラミネートフィルムと画像担持フィルムのインクジェット印刷面を貼り合わせて比較例3のグラフィックフィルムを作製した。
【0111】
比較例4
厚み10μmの非黄変性透明ポリウレタン層、及び厚み10μmの透明接着層からなるオーバーラミネートフィルムを作製した。厚み6μmのインクジェット印刷層、厚み40μmの透明な非黄変性ポリウレタン画像受容層、及び厚み20μmの白色接着層からなる画像担持フィルムを作製した。オーバーラミネートフィルムと画像担持フィルムのインクジェット印刷面を貼り合わせて比較例4のグラフィックフィルムを作製した。
【0112】
5%伸び張力
試験片をJIS Z 0237に準拠して測定した。
【0113】
エンボス性試験
試験片を1mm厚のアルミ板(A1100)に室温下で貼り付けた。試験片に漢字及び数字をエンボスマシン(株式会社アマダ)でエンボス加工した。エンボス圧力は約15MPaであった。エンボス金型の間隔は約1.25mmであった。試験片の断面を光学顕微鏡で観察した。アルミ板から試験片の浮きが確認されなかった場合、「良好」と判断した。アルミ板から試験片の浮きが確認された場合、「不良」と判断した。
【0114】
耐衝撃性試験
JIS K5600−5−3(ASTM D 2794)に準拠して耐衝撃性試験を行った。IM−201 DuPont(登録商標)式試験機(テスター産業株式会社)を使用した。錘500gf、落下高さ500mm、撃芯直径6.3mmで、錘をグラフィックフィルム表面に落下し外観を確認した。試験温度は0℃、−10℃、−20℃であった。フィルム割れが確認されなかった場合、「良好」と判断した。フィルム割れが確認された場合、「不良」と判断した。
【0115】
評価結果を表2に示す。
【0116】
【表2】
【符号の説明】
【0117】
10 グラフィックフィルム
20 オーバーラミネートフィルム
22 非黄変性透明ポリウレタン層
24 透明接着層
30 画像担持フィルム
32 グラフィック画像層
34 非黄変性ポリウレタン画像受容層
36 白色接着層
40 ライナー
50 ベースプレート
60 グラフィックフィルム積層プレート
62 印刷層
70 ブランクプレスダイ
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E