特開2019-207375(P2019-207375A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヤンマー株式会社の特許一覧
<>
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000003
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000004
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000005
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000006
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000007
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000008
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000009
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000010
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000011
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000012
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000013
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000014
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000015
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000016
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000017
  • 特開2019207375-表示用画像生成装置 図000018
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-207375(P2019-207375A)
(43)【公開日】2019年12月5日
(54)【発明の名称】表示用画像生成装置
(51)【国際特許分類】
   G09B 29/00 20060101AFI20191108BHJP
   G06T 11/60 20060101ALI20191108BHJP
【FI】
   G09B29/00 F
   G06T11/60 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】20
(21)【出願番号】特願2018-103793(P2018-103793)
(22)【出願日】2018年5月30日
(71)【出願人】
【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087701
【弁理士】
【氏名又は名称】稲岡 耕作
(74)【代理人】
【識別番号】100086391
【弁理士】
【氏名又は名称】香山 秀幸
(74)【代理人】
【識別番号】100110799
【弁理士】
【氏名又は名称】丸山 温道
(74)【代理人】
【識別番号】100206704
【弁理士】
【氏名又は名称】西尾 明洋
(72)【発明者】
【氏名】村田 想介
【テーマコード(参考)】
2C032
5B050
【Fターム(参考)】
2C032HB05
2C032HC24
2C032HC26
2C032HC27
5B050AA01
5B050AA06
5B050BA06
5B050BA17
5B050BA18
5B050EA06
5B050EA07
5B050EA09
5B050EA12
5B050EA13
5B050EA18
5B050EA19
(57)【要約】
【課題】主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる表示用画像生成装置を提供する。
【解決手段】領域設定部は、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ主画像41に外接する外接矩形43のX方向長に対するX方向基準長の比である第1の比が、外接矩形43のY方向長に対するY方向基準長の比である第2の比よりも小さい場合には、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のY方向端に第1ダミー領域45を追加し、矩形画像44と第1ダミー領域45とからなる領域を表示対象領域47として設定する。
【選択図】図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および透明背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有する第1XY座標系の対象画像に対して、前記主画像を含む表示対象領域を設定する領域設定部と、
座標軸と方角とが前記所定の関係を有する第2XY座標系の地図画像と、前記表示対象領域とを合成して合成画像を生成する合成部と、
前記合成画像における所定領域を、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形の大きさの表示用画像に変換する変換部とを含み、
前記領域設定部は、
前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形のX方向長Aに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比が、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比よりも小さい場合には、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像のY方向端に第1ダミー領域を追加し、前記矩形画像と前記第1ダミー領域とからなる領域を前記表示対象領域として設定し、
前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記矩形画像のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記矩形画像と前記第2ダミー領域とからなる領域を前記表示対象領域として設定するように構成されており、
前記合成部は、前記表示対象領域の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とに基づいて、前記表示対象領域を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、
前記変換部は、前記合成画像における前記表示対象領域が貼り付けられている貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成するように構成されている、表示用画像生成装置。
【請求項2】
解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および透明背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有する第1XY座標系の対象画像と、座標軸と方角とが前記所定の関係を有する第2XY座標系の地図画像とを合成して合成画像を生成する合成部と、
前記合成画像のうちの所定領域を、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形の大きさの表示用画像に変換する変換部とを含み、
前記合成部は、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とに基づいて、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、
前記変換部は、
前記外接矩形のX方向長さAに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比が、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比よりも小さい場合には、前記合成画像における前記矩形画像の貼付領域のY方向端に第1ダミー領域を追加し、前記第1ダミー領域追加後の当該貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成し、
前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記貼付領域のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記第2ダミー領域追加後の当該貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成するように構成されている、表示用画像生成装置。
【請求項3】
解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有するXY座標系の対象画像を、前記XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長さが所定の基準X方向長さEであり、Y方向長さが所定の基準Y方向長さFである基準矩形の大きさの画像に変換するための画像処理装置であって、
前記XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形のX方向長さAに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比と、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比とを比較する比較部と、
前記第1の比が前記第2の比よりも小さい場合には、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像のY向端に第1ダミー領域を追加し、前記第1ダミー領域追加後の前記矩形画像を拡大縮小することにより、前記基準矩形の大きさの表示用画像を生成し、前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記矩形画像のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記第2ダミー領域追加後の前記矩形画像を拡大縮小することにより、前記基準矩形の大きさの表示用画像を生成する画像生成部とを含む、表示用画像生成装置。
【請求項4】
前記第1ダミー領域は、前記矩形画像のY方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第1ダミー領域のY方向長さDは、次式(a)で表される、請求項1または3に記載の表示用画像生成装置。
D=1/2・{(A・F/E)−B} …(a)
【請求項5】
前記第2ダミー領域は、前記矩形領域のX方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第2ダミー領域のX方向長さCは、次式(b)で表される、請求項1または3に記載の表示用画像生成装置。
C=1/2・{(B・E/F)−A} …(b)
【請求項6】
前記合成部は、前記外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とが合致するように、前記地図画像を拡大縮小させた後に、前記矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、
前記第1ダミー領域は、前記貼付領域のY方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第1ダミー領域のY方向長さDは、次式(a)で表される、請求項2に記載の表示用画像生成装置。
D=1/2・{(A・F/E)−B} …(a)
【請求項7】
前記合成部は、前記外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とが合致するように、前記地図画像を拡大縮小させた後に、前記矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、
前記第2ダミー領域は、前記貼付領域のX方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第2ダミー領域のX方向長さCは、次式(b)で表される、請求項2に記載の表示用画像生成装置。
C=1/2・{(B・E/F)−A} …(b)
【請求項8】
前記第1の比がB/Aであり、前記第2の比がF/Eである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示用画像生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示用画像生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、地図上に表記されている道路や建物などが日々変化していることに対応するため、地図をリアルタイムで更新するための技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、既存の地図データを基準画像とし、人口衛星等による撮像画像であって基準画像とは座標系が異なる画像を対象画像とし、それらの画像を統一座標系上に位置を合わせて重ね合わせる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2017−102924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の目的は、主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる表示用画像生成装置を提供することである。
この発明の目的は、主画像と背景画像とを含む対象画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる表示用画像生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明による第1の表示用画像生成装置は、解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および透明背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有する第1XY座標系の対象画像に対して、前記主画像を含む表示対象領域を設定する領域設定部と、座標軸と方角とが前記所定の関係を有する第2XY座標系の地図画像と、前記表示対象領域とを合成して合成画像を生成する合成部と、前記合成画像における所定領域を、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形の大きさの表示用画像に変換する変換部とを含む。
【0006】
前記領域設定部は、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形のX方向長Aに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比が、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比よりも小さい場合には、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像のY方向端に第1ダミー領域を追加し、前記矩形画像と前記第1ダミー領域とからなる領域を前記表示対象領域として設定し、前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記矩形画像のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記矩形画像と前記第2ダミー領域とからなる領域を前記表示対象領域として設定するように構成されている。
【0007】
前記合成部は、前記表示対象領域の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とに基づいて、前記表示対象領域を前記地図画像に貼り付けるように構成されている。
前記変換部は、前記合成画像における前記表示対象領域が貼り付けられている貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成するように構成されている。
【0008】
この構成によれば、主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる。さらに、この構成によれば、表示用画像のうち、主画像以外の全領域に地図画像を表示することが可能となる。
この発明による第2の表示用画像生成装置は、解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および透明背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有する第1XY座標系の対象画像と、座標軸と方角とが前記所定の関係を有する第2XY座標系の地図画像とを合成して合成画像を生成する合成部と、前記合成画像のうちの所定領域を、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形の大きさの表示用画像に変換する変換部とを含む。
【0009】
前記合成部は、前記第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とに基づいて、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されている。
前記変換部は、前記外接矩形のX方向長さAに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比が、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比よりも小さい場合には、前記合成画像における前記矩形画像の貼付領域のY方向端に第1ダミー領域を追加し、前記第1ダミー領域追加後の当該貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成し、前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記貼付領域のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記第2ダミー領域追加後の当該貼付領域を拡大縮小することにより、前記表示用画像を生成するように構成されている。
【0010】
この構成によれば、主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる。さらに、この構成によれば、表示用画像のうち、主画像以外の全領域に地図画像を表示することが可能となる。
この発明による第3の表示用画像生成装置は、解析対象領域内の小領域毎の解析結果を表す主画像および背景画像を含み、座標軸と方角とが所定の関係を有するXY座標系の対象画像を、前記XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長さが所定の基準X方向長さEであり、Y方向長さが所定の基準Y方向長さFである基準矩形の大きさの画像に変換するための画像処理装置であって、前記XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ前記主画像に外接する外接矩形のX方向長さAに対する前記X方向基準長Eの比である第1の比と、前記外接矩形のY方向長Bに対する前記Y方向基準長Fの比である第2の比とを比較する比較部と、前記第1の比が前記第2の比よりも小さい場合には、前記対象画像のうち前記外接矩形に囲まれた矩形画像のY向端に第1ダミー領域を追加し、前記第1ダミー領域追加後の前記矩形画像を拡大縮小することにより、前記基準矩形の大きさの表示用画像を生成し、前記第1の比が前記第2の比よりも大きい場合には、前記矩形画像のX方向端に第2ダミー領域を追加し、前記第2ダミー領域追加後の前記矩形画像を拡大縮小することにより、前記基準矩形の大きさの表示用画像を生成する画像生成部とを含む。
【0011】
この構成によれば、主画像と背景画像とを含む対象画像のうち主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形内に主画像ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる。
前記第1または第3の表示用画像生成装置の一実施形態では、前記第1ダミー領域は、前記矩形画像のY方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第1ダミー領域のY方向長さDは、次式(a)で表される。
D=1/2・{(A・F/E)−B} …(a)
前記第1または第3の表示用画像生成装置の一実施形態では、前記第2ダミー領域は、前記矩形領域のX方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第2ダミー領域のX方向長さCは、次式(b)で表される。
C=1/2・{(B・E/F)−A} …(b)
【0012】
前記第2の表示用画像生成装置の一実施形態では、前記合成部は、前記外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とが合致するように、前記地図画像を拡大縮小させた後に、前記矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、前記第1ダミー領域は、前記貼付領域のY方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第1ダミー領域のY方向長さDは、次式(a)で表される。
D=1/2・{(A・F/E)−B} …(a)
【0013】
前記第2の表示用画像生成装置の一実施形態では、前記合成部は、前記外接矩形の一組の対頂点各々と、前記地図画像における前記対頂点各々に対応する位置とが合致するように、前記地図画像を拡大縮小させた後に、前記矩形画像を前記地図画像に貼り付けるように構成されており、前記第2ダミー領域は、前記貼付領域のX方向の両端部にそれぞれ追加され、前記各第2ダミー領域のX方向長さCは、次式(b)で表される。
C=1/2・{(B・E/F)−A} …(b)
前記第1、第2または第3の表示用画像生成装置の一実施形態では、前記第1の比がB/Aであり、前記第2の比がF/Eである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、この発明の第1実施形態に係る表示用画像生成装置の構成を示す模式図である。
図2図2は、所定の圃場を示す模式図である。
図3図3は、対象画像の一例を示す模式図である
図4】地図画像の一例を示す模式図である。
図5図5は、PCの機能を説明するための機能ブロック図である。
図6図6は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PCによって実行される表示用画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
図7図7は、第1実施形態の領域設定部および第3実施形態の画像生成部の動作を説明するための模式図である。
図8図8は、第1実施形態の領域設定部および第3実施形態の画像生成部の動作を説明するための模式図である。
図9図9は、第1実施形態の領域設定部および第3実施形態の画像生成部の動作を説明するための模式図である。
図10図10は、拡大縮小後の地図画像に表示対象領域が貼り付けられた状態を示す模式図である。
図11図11は、PCの機能を説明するための機能ブロック図である。
図12図12は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PCによって実行される表示用画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
図13図13は、合成部の動作を説明するための模式図である。
図14図14は、拡大縮小後の地図画像に矩形画像が貼り付けられた状態を示す模式図である。
図15図15は、PCの機能を説明するための機能ブロック図である。
図16図16は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PCによって実行される表示用画像生成処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下では、この発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る表示用画像生成装置1の構成を示す模式図である。
第1実施形態に係る表示用画像生成装置1は、主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、基準矩形の大きさの画像に変換することにより、表示用画像(表示用画像データ)を生成する。まず、対象画像と地図画像について説明する。
【0016】
この実施形態では、対象画像は、解析対象領域内の小領域(メッシュ)毎の解析結果に基づいて生成される。より具体的には、対象画像は、解析対象領域である圃場に対する正規化差植生指数(NDVI : Normalized Difference Vegetation Index)の分布データに基づいて生成される。以下において、正規化差植生指数をNDVIという場合がある。NDVIについて説明する。植物の緑葉は赤色等の可視光を吸収し、近赤外領域の波長の光を強く反射する。NDVIは、このような緑葉の性質を利用した指数であって、植生の有無や活性度を表す指数である。NDVIは、次式(1)で定義される。
NDVI=(IR−R)/(IR+R) …(1)
IR:近赤外光の観測値
R:可視光の観測値
NDVIは、例えば、0.01〜1.00の値をとるように正規化されており、この値に応じて色を対応付けることで、NDVI画像を生成することができる。
【0017】
所定の圃場に対するNDVIの分布データは、例えば、次のようにして作成される。すなわち、マルチスペクトルカメラが搭載された飛行体を、圃場の上空に飛行させながら、マルチスペクトルカメラで圃場を撮影する。マルチスペクトルカメラは、例えば、可視赤色光と近赤外光の画像を撮影できるカメラである。飛行体は、例えば、ドローン(無人航空機)である。そして、得られた撮影画像に基づいて、圃場内の小領域毎のNDVIを演算する。これにより、NDVIの分布データが得られる。
【0018】
図2は、所定の圃場を示す模式図である。図2において、上方向が北を示し、下方向が南を示している。図2の例では、圃場Qの形状は矩形であるが、圃場Qの形状は矩形以外の任意の形状であってもよい。圃場Qは、南北方向に平行な複数の仮想線と、東西方向に平行な複数の仮想線とによって、複数の小領域(メッシュ)qに分割されている。NDVIの分布データは、圃場Q内の小領域q毎の位置情報に対するNDVIから構成されている。位置情報は、例えば、緯度経度情報と高度情報とからなる。NDVIの分布データは、例えば、Geo TIFF形式のGeo TIFFファイルとして提供される。
【0019】
圃場Qに対するNDVIの分布データを記録したGeo TIFFファイルから、圃場Q内の各小領域qに対するNDVI(解析結果)を表す主画像と透明背景画像とを含む対象画像(対象画像データ)を生成することができる。このような対象画像データは、例えば、PNG形式のPNGファイルとして生成される。
図3は、対象画像の一例を示す模式図である。
【0020】
対象画像40は、座標軸と方角とが所定の関係を有する第1XY座標系の画像である。具体的には、第1XY座標系は、所定位置を原点とし、原点を通りかつ東西方向に延びる直線をX軸とし、原点を通りかつ南北方向に延びる直線をY軸とする平面座標系である。Y軸の正方向が北とされ、X軸の正方向が東とされているものとする。対象画像40は、第1XY座標のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺を有する矩形画像である。
【0021】
対象画像40は、主画像41と、主画像41以外の透明背景画像42とを含む。主画像41は、圃場Q内の各小領域qに対する解析結果(この例ではNDVI)を表す画像データから構成されている。
図3において、二点鎖線60は、基準矩形を示している。基準矩形60は、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有する矩形である。基準矩形60のX方向長およびY方向長は、第1XY座標系において、それぞれ所定のX方向基準長EおよびY方向基準長Fに設定されている。
【0022】
図4は、地図画像の一例を示す模式図である。図4には、地図画像の一部のみが表示されている。
地図画像50は、この実施形態では、衛星画像である。地図画像は、航空写真画像であってもよい。地図画像50は、座標軸と方角とが第1XY座標と同じ関係を有する第2XY座標系の画像である。具体的には、第2XY座標系は、第1XY座標系の原点を原点とし、原点を通りかつ東西方向に延びる直線をX軸とし、原点を通りかつ南北方向に延びる直線をY軸とする平面座標系である。Y軸の正方向が北とされ、X軸の正方向が東とされているものとする。図4の地図画像50には、図2の圃場Qを含む複数の圃場が含まれている。
【0023】
図1に戻り、表示用画像生成装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)2によって実現される。PC2には、ディスプレイ3、マウス4およびキーボード5が接続されている。PC2は、CPU6、メモリ7、ハードディスク8等を含む。また、PC2には、図示しないが、USB(Universal Serial Bus)ポートが設けられている。
ハードディスク8には、OS(オペレーションシステム)等の他、対象画像と地図画像とに基づいて表示用画像を生成するための表示用画像生成プログラムが格納されている。表示用画像生成プログラムは、例えば、表示用画像生成プログラムが格納されたUSBメモリ等の記憶媒体から取得したり、表示用画像生成プログラムを提供しているウェブサイトからインターネット経由で取得したりすることが可能である。
【0024】
また、ハードディスク8には、図3に示される対象画像40の画像データ(対象画像データ)および図4に示される地図画像50の画像データ(地図画像データ)が記憶されているものとする。
以下、ハードディスク8に格納された対象画像データおよび地図画像データに基づいて、表示用画像を生成する場合のPC2の動作について、説明する。
【0025】
図5は、PC2の機能を説明するための機能ブロック図である。
PC2は、表示用画像生成プログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能する。この機能処理部には、領域設定部11と、合成部12と、変換部13とが含まれる。
領域設定部11は、ハードディスク8内の対象画像データに対応する第1XY座標系の対象画像40(図3参照)に対して、主画像41を含む表示対象領域を設定する。
【0026】
合成部12は、ハードディスク8内の地図画像データに対応する第2XY座標系の地図画像50(図4参照)と、領域設定部11によって設定された表示対象領域とを合成して合成画像を生成する。
変換部13は、合成画像における所定領域を、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形60(図3参照)の大きさの画像に変換する。
【0027】
以下、領域設定部11、合成部12および変換部13の動作の詳細について説明する。
図6は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PC2によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。
表示用画像生成プログラムが起動されると、領域設定部11は、図7に示すように、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ主画像41に外接する外接矩形43のX方向長AおよびY方向長Bを取得する(ステップS1)。
【0028】
第1XY座標系において、主画像41におけるX座標最小値、X座標最大値、Y座標最小値およびY座標最大値を、それぞれxmin、xmax、yminおよびymaxとすると、外接矩形43は、点a(xmin,ymin)と、点b(xmin,ymax)と、点c(xmax,ymax )と、点d(xmax,ymin)とを頂点とする矩形となる。したがって、外接矩形のX方向長AおよびBは、次式(2),(3)に基づいて求められる。
A=|xmax−xmin| …(2)
B=|ymax−ymin| …(3)
図7において、二点鎖線60は、基準矩形を示している。
【0029】
次に、領域設定部11は、外接矩形43のX方向長Aに対する基準矩形60のX方向基準長Eの比(以下、第1の比E/Aという)と、外接矩形43のY方向長Bに対する基準矩形60のY方向基準長Fの比(以下、第2の比F/Bという)とを比較する(ステップS2)。なお、第1の比E/AとしてB/Aを用いかつ第2の比としてF/Eを用いてもよい。
【0030】
第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも小さい場合には、領域設定部11は、図7に示すように、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のY方向の両端に第1ダミー領域45をそれぞれ追加し、矩形画像44と両第1ダミー領域45とからなる領域を表示対象領域47として設定する(ステップS3)。
各第1ダミー領域45は、矩形画像44のY方向両端の端辺全体からY方向外方に向かってY方向長Dだけ突出した矩形である。各第1ダミー領域45のY方向長Dは、次式(4)で表される。
D=1/2・{(A・F/E)−B} …(4)
【0031】
前記ステップS2において、第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも大きいと判別された場合には、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のX方向の両端に第2ダミー領域をそれぞれ追加し、矩形画像44と両第2ダミー領域とからなる領域を表示対象領域47として設定する(ステップS4)。
【0032】
例えば、対象画像40が図8に示すような画像である場合には、第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも大きいと判別される。このような場合には、各第2ダミー領域は、図8に46で示される領域となる。つまり、各第2ダミー領域46は、矩形画像44のX方向両端の端辺全体からX方向外方に向かってX方向長Cだけ突出した矩形である。
各第2ダミー領域46のX方向長Cは、次式(5)で表される。
C=1/2・{(B・E/F)−A} …(5)
【0033】
前記ステップS2において、第1の比E/Aが第2の比F/Bと等しいと判別された場合には、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44を、表示対象領域47として設定する(ステップS5)。
例えば、対象画像40が図9に示すような画像である場合には、第1の比E/Aが第2の比F/Bと等しい判別される。このような場合には、矩形画像44が表示対象領域47として設定される。
【0034】
ステップS3、S4またはS5の処理が終了すると、合成部12は、表示対象領域47と地図画像50とを合成する(ステップS6)。この実施形態では、合成部12は、表示対象領域47の一組の対頂点a,c(またはb,d)の各々と、地図画像50における対頂点a,c(またはb,d)の各々に対応する位置とが一致するように、地図画像50を拡大縮小させた後に、表示対象領域47を地図画像50に貼り付ける。
【0035】
図10は、拡大縮小後の地図画像50に表示対象領域47が貼り付けられた状態を示す模式図である。図10において、二点鎖線で囲まれた領域が、表示対象領域47が貼り付けられた貼付領域70である。貼付領域70内の主画像41に対応する領域71には主画像41が現れ、貼付領域70内の領域71以外の領域(背景画像42に対応する領域72および第1ダミー領域に対応する領域73)の領域には地図画像が現れる。
【0036】
次に、変換部13は、貼付領域70を拡大縮小することにより、第1XY座標系での基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する(ステップS7)。
具体的には、ステップS3の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、変換部13は、貼付領域70の縦横をE/A倍することによって、貼付領域70を基準矩形60の大きさの表示用画像に変換する。変換後の貼付領域内の主画像41に対応する領域を、図7に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。表示用画像内の主画像41の領域81以外の領域には、地図画像が表示される。
【0037】
ステップS4の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、変換部33は、貼付領域の縦横をF/B倍することによって、貼付領域を基準矩形60の大きさの画像に変換する。変換後の貼付領域内の主画像41に対応する領域を、図8に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。表示用画像内の主画像41の領域81以外の領域には、地図画像が表示される。
【0038】
また、ステップS5の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、変換部13は、貼付領域の縦横をE/A倍(またはF/B倍)することによって、貼付領域を基準矩形60の大きさの表示用画像に変換する。変換後の貼付領域内の主画像41に対応する領域を、図9に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。表示用画像内の主画像41の領域81以外の領域には、地図画像が表示される。
【0039】
ステップS7の処理が終了すると、変換部13は、生成された表示用画像の画像データを、対象画像40に対する表示用画像データとしてハードディスク8に記憶する(ステップS8)。これにより、対象画像40に対応する表示用画像をディスプレイに表示したり、記録紙に印刷したりすることが可能となる。
前述の第1実施形態によれば、主画像41を含む対象画像40と地図画像50とを合成し、合成画像のうち主画像41を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形60内に主画像41ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる。さらに、前述の第1実施形態によれば、表示用画像のうち、主画像41以外の全領域に地図画像50を表示することが可能となる。
【0040】
前述の第1実施形態のステップS3では、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のY方向の両端に第1ダミー領域45をそれぞれ追加している。しかし、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のY方向の一方端のみに第1ダミー領域45を追加してもよい。この場合、第1ダミー領域45のY方向長Dは、次式(6)で表される。
D={(A・F/E)−B} ……(6)
【0041】
また、前述の第1実施形態のステップS4では、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のX方向の両端に第2ダミー領域46をそれぞれ追加している。しかし、領域設定部11は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のX方向の一方端のみに第2ダミー領域46を追加してもよい。この場合、第2ダミー領域46のX方向長Cは、次式(7)で表される。
C={(B・E/F)−A} ……(7)
【0042】
次に、この発明の第2実施形態に係る表示用画像生成装置について説明する。第2実施形態に係る表示用画像生成装置1の全体構成は、図1に示す表示用画像生成装置1と同様である。第2実施形態に係る表示用画像生成装置1は、第1実施形態に係る表示用画像生成装置1と同様に、主画像を含む対象画像と地図画像とを合成し、合成画像のうち主画像を含む所定領域を、基準矩形の大きさの画像に変換することにより、表示用画像(表示用画像データ)を生成する。
【0043】
第2実施形態に係る表示用画像生成装置1と、第2実施形態に係る表示用画像生成装置1では、ハードディスク8に格納されている表示用画像生成プログラムが異なっている。第2実施形態に係る表示用画像生成装置1においても、ハードディスク8には、図3の対象画像40に対応した対象画像データおよび図4の地図画像50に対応した地図画像データが格納されているものとする。
【0044】
図11は、PC2の機能を説明するための機能ブロック図である。
PC2は、機能処理部として、合成部21と、変換部22とを含む。
合成部21は、対象画像データを展開することに得られる第1XY座標系の対象画像40(図3参照)と、地図画像データを展開することに得られる第2XY座標系の地図画像50(図4参照)とを合成する。
【0045】
変換部22は、合成画像のうちの所定領域を、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有し、X方向長およびY方向長がそれぞれ所定のX方向基準長Eおよび所定のY方向基準長Fである基準矩形の大きさの画像に変換する。
以下、合成部21および変換部22の動作の詳細について説明する。
図12は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PC2によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【0046】
表示用画像生成プログラムが起動されると、合成部21は、図13に示すように、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ主画像61に外接する外接矩形43の一組の対頂点各々に対応する位置の情報(座標値)を取得するとともに、外接矩形43のX方向長AおよびY方向長Bを取得する(ステップS11)。
第1XY座標において、主画像41におけるX座標最小値、X座標最大値、Y座標最小値およびY座標最大値を、それぞれxmin、xmax、yminおよびymaxとすると、外接矩形43は、点a(xmin,ymin)と、点b(xmin,ymax)と、点c(xmax,ymax )と、点d(xmax,ymin)とを頂点とする矩形となる。したがって、点aと点cとが1方の組の対頂点となるとともに、点bと点dとが他方の組の対頂点となる。そこで、合成部21は、これら二組の対頂点のうちいずれか一方の組の対頂点各々に対応する位置の情報(座標値)を取得する。
また、合成部21は、前述した式(2),(3)に基づいて、外接矩形43のX方向長AおよびY方向長Bを算出する。
【0047】
図13において、二点鎖線60は、基準矩形を示している。
次に、合成部21は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44と、地図画像50とを合成する(ステップS12)。この実施形態では、合成部21は、ステップS11で位置の情報が取得されている、外接矩形43の一組の対頂点各々と、地図画像50における前記対頂点各々に対応する位置とが一致するように、地図画像50を拡大縮小させた後に、矩形画像44を地図画像50に貼り付ける。
【0048】
図14は、拡大縮小後の地図画像50に矩形画像44が貼り付けられた状態を示す模式図である。図14において、二点鎖線で囲まれた領域が、矩形画像44が貼り付けられた貼付領域70である。貼付領域70内の主画像41に対応する領域71には主画像41が現れ、貼付領域70内の領域71以外の領域72(背景画像42に対応する領域)には地図画像が現れる。
【0049】
次に、変換部22は、外接矩形43のX方向長Aに対する基準矩形60のX方向基準長Eの比である第1の比E/Aと、外接矩形43のY方向長Bに対する基準矩形60のY方向基準長Fの比である第2の比F/Bとを比較する(ステップS13)。なお、第1の比E/AとしてB/Aを用いかつ第2の比としてF/Eを用いてもよい。
第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも小さい場合には、変換部22は、図14に示すように、貼付領域70のY方向の両端に第1ダミー領域73をそれぞれ追加することにより、表示対象領域75を設定する(ステップS14)。
【0050】
各第1ダミー領域73は、貼付領域70のY方向両端の端辺全体からY方向外方に向かってY方向長Dだけ突出した矩形である。各第1ダミー領域73のY方向長Dは、前記式(4)で表される。表示対象領域75は、貼付領域70と両第1ダミー領域73とからなる領域である。
ステップS13において、第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも大きいと判別された場合には、変換部22は、貼付領域のX方向端の両側に第2ダミー領域(図示略)をそれぞれ追加することにより、表示対象領域を設定する(ステップS15)。
【0051】
各第2ダミー領域は、貼付領域のX方向両端の端辺全体からX方向外方に向かって方向長Cだけ突出した矩形である。各第2ダミー領域のX方向長Cは、前記式(5)で表される。表示対象領域は、貼付領域と両第2ダミー領域とからなる領域である。
前記ステップS13において、第1の比E/Aが第2の比F/Bに等しいと判別された場合には、変換部22は、貼付領域を表示対象領域として設定する(ステップS16)。
【0052】
ステップS14、S15またはS16の処理が終了すると、変換部22は、表示対象領域を拡大縮小することにより、基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する(ステップS17)。
具体的には、ステップS14の処理によって表示対象領域75が設定されている場合には、表示対象領域75を、E/A倍することにより、基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する(ステップS16)。このようにして生成される表示用画像内の主画像41に対応する領域を、図13に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。表示用画像内の主画像41の領域81以外の領域には、地図画像が表示される。
【0053】
ステップS15の処理によって表示対象領域が設定されている場合には、表示対象領域を、F/B倍することにより、基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する。
ステップS16の処理によって表示対象領域が設定されている場合には、表示対象領域(貼付領域)を、E/A倍(またはF/B倍)することにより、基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する。
【0054】
ステップS17の処理が終了すると、変換部22は、生成された表示用画像の画像データを、対象画像40に対する表示用画像データとしてハードディスク8に記憶する(ステップS18)。これにより、対象画像40に対応する表示用画像をディスプレイに表示したり、記録紙に印刷したりすることが可能となる。
前述の第2実施形態においても、第1実施形態と同様な効果が得られる。
【0055】
第2実施形態のステップS14では、変換部22は、貼付領域70のY方向の両端に第1ダミー領域73をそれぞれ追加している。しかし、変換部22は、貼付領域70のY方向の一方端のみに第1ダミー領域を追加してもよい。この場合、第1ダミー領域73のY方向長Dは、前記式(6)で表される。
第2実施形態のステップS15では、変換部22は、貼付領域のX方向の両端に第2ダミー領域をそれぞれ追加している。しかし、変換部22は、貼付領域のX方向の一端のみに第2ダミー領域を追加してもよい。この場合、第2ダミー領域のX方向長Cは、前記式(7)で表される。
【0056】
次に、この発明の第3実施形態に係る表示用画像生成装置について説明する。第3実施形態に係る表示用画像生成装置1の全体構成は、図1に示す表示用画像生成装置1と同様である。第3実施形態に係る表示用画像生成装置1と、第1実施形態に係る表示用画像生成装置1では、ハードディスク8に格納されている表示用画像生成プログラムが異なっている。
【0057】
第3実施形態に係る表示用画像生成装置1は、主画像を含む対象画像から、基準矩形の大きさの表示用画像を生成する。ハードディスク8には、図3の対象画像40に対応した対象画像データが格納されているものとする。第3実施形態においては、対象画像40の背景画像は、透明であってもよいし、不透明であってもよい。対象画像40の背景画像は、例えば、白であってもよい。
【0058】
図15は、PC2の機能を説明するための機能ブロック図である。
PC2は、機能処理部として、比較部31と画像生成部32とを含む。
以下、比較部31および画像生成部32の動作の詳細について説明する。
図16は、表示用画像生成プログラムが起動されたときに、PC2によって実行される処理の手順を示すフローチャートである。
【0059】
表示用画像生成プログラムが起動されると、比較部31は、図7に示すように、第1XY座標系のX軸に平行な2辺とY軸に平行な2辺とを有しかつ主画像41に外接する外接矩形43のX方向長AおよびY方向長Bを取得する(ステップS31)。この処理は、図6のステップS1において領域設定部11が行う処理と同様であるのでその説明を省略する。なお、図7において、二点鎖線60は、基準矩形の大きさを表している。
【0060】
次に、比較部31は、外接矩形43のX方向長Aに対する基準矩形60のX方向基準長Eの比(第1の比E/A)と、外接矩形43のY方向長Bに対する基準矩形60のY方向基準長Fの比(第2の比F/B)とを比較する(ステップS32)。なお、第1の比E/AとしてB/Aを用いかつ第2の比としてF/Eを用いてもよい。
第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも小さい場合には、画像生成部32は、図7に示すように、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のY方向の両端に第1ダミー領域45をそれぞれ追加し、矩形画像44と両第1ダミー領域45とからなる領域を表示対象領域47として設定する(ステップS33)。
【0061】
各第1ダミー領域45は、矩形画像44のY方向両端の端辺全体からY方向外方に向かってY方向長Dだけ突出した矩形である。各第1ダミー領域45のY方向長Dは、前記式(4)で表される。
前記ステップS2において、第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも大きいと判別された場合には、画像生成部32は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44のX方向の両端に第2ダミー領域をそれぞれ追加し、矩形画像44と両第2ダミー領域とからなる領域を表示対象領域として設定する(ステップS34)。
【0062】
例えば、対象画像40が図8に示すような画像である場合には、第1の比E/Aが第2の比F/Bよりも大きいと判別される。このような場合には、各第2ダミー領域は、図8に46で示される領域となる。つまり、各第2ダミー領域46は、矩形画像44の各X方向両端の端辺全体からX方向外方に向かってX方向長Cだけ突出した矩形である。各第2ダミー領域46のX方向長Cは、前記式(5)で表される。この場合には、矩形画像44と両第2ダミー領域46とからなる領域が、表示対象領域47として設定される。
【0063】
前記ステップS32において、第1の比E/Aが第2の比F/Bと等しいと判別された場合には、画像生成部32は、対象画像40のうち外接矩形43に囲まれた矩形画像44を、表示対象領域47として設定する(ステップS35)。
例えば、対象画像40が図9に示すような画像である場合には、第1の比E/Aが第2の比F/Bと等しい判別される。この場合には、矩形画像44が表示対象領域47として設定される。
【0064】
ステップS33、S34またはS35の処理が終了すると、画像生成部32は、表示対象領域47を拡大縮小することにより、基準矩形60の大きさの表示用画像を生成する(ステップS36)。
具体的には、ステップS33の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、表示対象領域47の縦横をE/A倍することによって、表示用画像を生成する。このようにして生成される表示用画像内の主画像41に対応する領域を、図7に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。
【0065】
ステップS34の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、画像生成部32は、表示対象領域47の縦横をF/B倍することによって、表示用画像を生成する。このようにして生成される表示用画像内の主画像41に対応する領域を、図8に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。
ステップS35の処理によって表示対象領域47が設定されている場合には、画像生成部32は、表示対象領域47(矩形画像44)の縦横をE/A倍(またはF/B倍)することによって、表示用画像を生成する。このようにして生成される表示用画像内の主画像41に対応する領域を、図9に一点鎖線81で示す。なお、表示用画像全体の輪郭は、基準矩形60の輪郭と同じである。
【0066】
ステップS36の処理が終了すると、画像生成部32は、生成された表示用画像の画像データを、対象画像40に対する表示用画像データとしてハードディスク8に記憶する(ステップS37)。これにより、対象画像40に対応する表示用画像をディスプレイに表示したり、記録紙に印刷したりすることが可能となる。
前述の第3実施形態によれば、対象画像40における主画像を含む所定領域を、所定の大きさの基準矩形60内に主画像41ができるだけ大きく現れるように表示することが可能となる表示用画像データを生成できる。
【0067】
第3実施形態のステップS33では、画像生成部32は、矩形画像44のY方向の両端に第1ダミー領域45をそれぞれ追加している。しかし、画像生成部32は、矩形画像44のY方向の一端のみに第1ダミー領域45を追加してもよい。この場合、第1ダミー領域45のY方向長Dは、前記式(6)で表される。
第3実施形態のステップS34では、画像生成部32は、矩形画像44のX方向の両端に第2ダミー領域をそれぞれ追加している。しかし、画像生成部32は、矩形画像44のX方向端の一方側のみに第2ダミー領域を追加してもよい。この場合、第2ダミー領域のX方向長Cは、前記式(7)で表される。
【0068】
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、前述の実施形態では、対象画像内の主画像は、圃場等の解析対象領域内の小領域毎のNDVIを表す画像データから構成されている。しかしながら、主画像は、解析対象領域内の小領域毎のNDVI以外の解析結果を表す画像データから構成されていてもよい。NDVI以外の解析結果としては、例えば、植被率、施肥すべき施肥量等であってもよい。
【0069】
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【符号の説明】
【0070】
1 表示用画像生成装置
2 パーソナルコンピュータ(PC)
6 CPU
7 メモリ
8 ハードディスク
11 領域設定部
12 合成部
13 変換部
21 合成部
22 変換部
31 比較部
32 画像生成部
40 対象画像
41 主画像
42 背景画像
43 外接矩形
44 矩形画像
45,73 第1ダミー領域
46 第2ダミー領域
47 表示対象領域
50 地図画像
60 基準矩形
70 貼付領域
71 貼付領域内の主画像に対応する領域
75 表示対象領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16