特開2019-216680(P2019-216680A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2019-216680(P2019-216680A)
(43)【公開日】2019年12月26日
(54)【発明の名称】ねぎ収穫機
(51)【国際特許分類】
   A01D 17/10 20060101AFI20191129BHJP
【FI】
   A01D17/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-118681(P2018-118681)
(22)【出願日】2018年6月22日
(71)【出願人】
【識別番号】000006781
【氏名又は名称】ヤンマー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】稲垣 晴三
【テーマコード(参考)】
2B072
【Fターム(参考)】
2B072AA08
2B072BA01
2B072CA12
2B072EA06
(57)【要約】
【課題】畝に一列に並んだねぎを順次掘り起こして収穫する際、畝の最前部付近のねぎを搬送部で挟持して後方へ搬送することができるねぎ収穫機を提供する。
【解決手段】自走可能な走行機体1に、ねぎNが栽培されている畝Uからねぎを掘り起こして収穫する収穫部2を備えたねぎ収穫機Aであって、収穫部2は、ねぎNを掘り起こす掘り起こし部20と、掘り起こし部20により掘り起こされたねぎNを挟持して後方へ搬送する搬送部21と、搬送部21の前端部に設けられ、搬送部21の前端部同士でねぎNを挟持可能とする搬送補助装置210と、を備える。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自走可能な走行機体に、ねぎが栽培されている畝からねぎを掘り起こして収穫する収穫部を備えたねぎ収穫機であって、
前記収穫部は、ねぎを掘り起こす掘り起こし部と、前記掘り起こし部により掘り起こされたねぎを挟持して後方へ搬送する搬送部と、前記搬送部の前端部に設けられ、前記搬送部の前端部同士でねぎを挟持可能とする搬送補助装置と、を備える、ねぎ収穫機。
【請求項2】
前記搬送部は、前後方向に延伸する左右一対の搬送ベルトを有し、
前記搬送補助装置は、前記搬送ベルトの前端部同士の距離を調節する、請求項1に記載のねぎ収穫機。
【請求項3】
前記搬送補助装置は、前記搬送部の後方の操作部による操作によって、前記搬送ベルトの前端部同士を近づけてねぎを挟持する搬送姿勢と、前記搬送ベルトの前端部同士を遠ざけてねぎを挟持しない非搬送姿勢とに姿勢変更可能に構成されている、請求項2に記載のねぎ収穫機。
【請求項4】
前記搬送補助装置は、前記搬送部の前端部に設けられて前記搬送ベルトを支持する可動プーリと、前記可動プーリが先端部に取り付けられた回動アームとを備え、前記回動アームを基端部を支点に左右方向に回動することにより前記姿勢変更を行う、請求項3に記載のねぎ収穫機。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ねぎ収穫機、詳しくは、自走可能な走行機体に、ねぎが栽培されている畝からねぎを掘り起こして収穫する収穫部を備えたねぎ収穫機に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、走行機体に、前後方向に延びる左右一対の挟持ベルトからなる収穫搬送装置が設けられた野菜収穫機が記載されており、挟持ベルトは、その始端部分における挟持力を調整可能に構成されている。これにより、左右一対の挟持ベルトは、始端部分、中間部分、及び終端部分における適切な挟持力が保持され、搬送の全工程において確実に野菜を挟持して無理を与えたり、脱落したりすることを防止している。
【0003】
ところで、畝に一列に並んだねぎを順次掘り起こして収穫する際、通常、収穫対象のねぎは、それよりも前方のねぎが支えとなって前方に倒れることがないため、搬送ベルト(特許文献1の挟持ベルト)でねぎを挟持して搬送することができる。しかし、畝の最前部付近のねぎは、前方のねぎの支えが無くなる又は不足するため、前方に倒れてしまい、搬送ベルトでねぎを適切に挟持することができない。そのため、畝の最前部付近のねぎのみ作業者が手作業で収穫している。特許文献1の野菜収穫機は、搬送ベルトの始端部分での挟持力を調整するものであり、畝の最前部付近のねぎを搬送ベルトで挟持できるようにするものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−60249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑み、畝に一列に並んだねぎを順次掘り起こして収穫する際、畝の最前部付近のねぎを搬送部で挟持して後方へ搬送することができるねぎ収穫機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のねぎ収穫機は、自走可能な走行機体に、ねぎが栽培されている畝からねぎを掘り起こして収穫する収穫部を備えたねぎ収穫機であって、
前記収穫部は、ねぎを掘り起こす掘り起こし部と、前記掘り起こし部により掘り起こされたねぎを挟持して後方へ搬送する搬送部と、前記搬送部の前端部に設けられ、前記搬送部の前端部同士でねぎNを挟持可能とする搬送補助装置と、を備えるものである。
【0007】
本発明において、前記搬送部は、前後方向に延伸する左右一対の搬送ベルトを有し、
前記搬送補助装置は、前記搬送ベルトの前端部同士の距離を調節するものでもよい。
【0008】
また、本発明において、前記搬送補助装置は、前記搬送部の後方の操作部による操作によって、前記搬送ベルトの前端部同士を近づけてねぎを挟持する搬送姿勢と、前記搬送ベルトの前端部同士を遠ざけてねぎを挟持しない非搬送姿勢とに姿勢変更可能に構成されているものでもよい。
【0009】
また、本発明において、前記搬送補助装置は、前記搬送部の前端部に設けられて前記搬送ベルトを支持する可動プーリと、前記可動プーリが先端部に取り付けられた回動アームとを備え、前記回動アームを基端部を支点に左右方向に回動することにより前記姿勢変更を行ってもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、畝に一列に並んだねぎを順次掘り起こして収穫する際、搬送補助装置が畝の最前部付近に位置するねぎを搬送部の前端部同士で挟持可能とするため、畝の最前部付近のねぎを搬送部で挟持して後方へ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1実施形態のねぎ収穫機の斜視図
図2】第1実施形態のねぎ収穫機の左側面図
図3】第1実施形態のねぎ収穫機の右側面図
図4】第1実施形態のねぎ収穫機の平面図
図5】第1実施形態のねぎ収穫機の正面図
図6】第1実施形態のねぎ収穫機の背面図
図7】第1実施形態のねぎ収穫機の縦断面図
図8A】第1実施形態の搬送部を前斜め上方から見た図
図8B】第1実施形態の搬送部を左側から見た図
図9】搬送補助装置の姿勢変更を説明するための模式図
図10】搬送補助装置の操作機構を説明するための模式図
図11】操作レバー周辺を示す側面図
図12】掻き落とし部の斜視図
図13】ロータカバーの斜視図
図14A】第2実施形態の搬送部を前斜め上方から見た図
図14B】第2実施形態の搬送部を左側から見た図
図15】他の実施形態の搬送部を前斜め上方から見た図
図16】他の実施形態の操作レバー周辺を示す側面図
図17A】他の実施形態の搬送部を前斜め上方から見た図
図17B】他の実施形態の搬送部を左側から見た図
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】
[第1実施形態]
図1図7に示すAは、本実施形態に係るねぎ収穫機であり、図1はねぎ収穫機Aの斜視図、図2はねぎ収穫機Aの左側面図、図3はねぎ収穫機Aの右側面図、図4はねぎ収穫機Aの平面図、図5はねぎ収穫機Aの正面図、図6はねぎ収穫機Aの背面図、図7はねぎ収穫機Aの縦断面図である。ねぎ収穫機Aは、自走可能な走行機体1に、ねぎNを栽培している畝UからねぎNを掘り起こして収穫する収穫部2を備えている。本実施形態では、ねぎNは、根茎部Naと葉部Nbを有する長ねぎである。なお、以下の説明では、走行機体1の前進方向に向かって左側を単に左側と称し、同様に前進方向に向かって右側を単に右側と称する。
【0014】
[走行機体の構成]
走行機体1は、立体枠状に形成された機体フレーム11と、機体フレーム11の両側に配置された一対のクローラ式の走行部10,10とを備えている。機体フレーム11の右側後部には、エンジン12を右側の走行部10の後上方に位置させて搭載するとともに、機体フレーム11の下部には、エンジン12の駆動力を走行部10,10に伝えるミッションケース13を左右一対の走行部10,10間に配置する。ミッションケース13は、機体フレーム11の右側後部、すなわち右側の走行部10側に配置されている。機体フレーム11の右側上部には、走行部10,10の操向・変速操作及び収穫部2の収穫操作をするための操作部14が配設されている。機体フレーム11の後端部には、作業者が搭乗する水平板状の搭乗用ステップ部24が、後方へ向けて張り出すように配設されている。
【0015】
[収穫部の構成]
収穫部2は、各作業部として、左右一対の畝崩し部60,60と、掘り起こし部20と、搬送部21と、掻き落とし部22と、姿勢変更・整列部23と、を備えている。左右一対の畝崩し部60,60は、畝Uの両肩部を崩して、畝Uへの掘り起こし部20の進入抵抗を低減する。このようにして進入抵抗が低減された畝Uには、ねぎNが栽培されており、このねぎNは掘り起こし部20により掘り起こされる。搬送部21は、掘り起こし部20により掘り起こされたねぎの葉部Nbの中途部を挟持して、挟持したねぎNを起立姿勢のまま後上方へ向けて搬送する。掻き落とし部22は、搬送部21により搬送されるねぎNの根茎部Naに付着している土塊を掻き落とす。姿勢変更・整列部23は、搬送部21の終端部から起立姿勢で搬送されたねぎNを受け継ぐとともに、受け継いだねぎNの中途部を挟持して、挟持したねぎNを起立姿勢から外側方へ前傾状態に傾斜した前傾姿勢に姿勢変更・整列させながら左側後上方へ向けて搬送する。各作業部である掘り起こし部20、搬送部21、掻き落とし部22は、走行機体1の前方において、前後方向に延伸する仮想同一直線L上に配設されているとともに、これらの作業部の後方で、かつ、仮想同一直線L上に搭乗用ステップ部24が配設されている。
【0016】
掘り起こし部20は、機体フレーム11に、前後方向に延伸させて形成した矩形枠状の支持枠体30の基端部を、左右方向に軸線を向けた枢軸31を介して枢支し、支持枠体30上にいわゆるバーコンベアである掘り起こしコンベア32を載設し、掘り起こしコンベア32の始端部(前端部)に掘り起こし刃33を前方へ向けて突設状に取り付けている。図7に示すように、機体フレーム11に設けたシリンダステー35と、枢軸31の中途部から上方へ向けて立設した昇降アーム36との間に、前後方向に伸縮作動する昇降シリンダ37を横架し、昇降アーム36の基端部と支持枠体30の左右延伸片30aとの間に連設片39を介設している。そして、掘り起こし部20は、昇降シリンダ37により昇降作動可能としており、搬送部21と掻き落とし部22も掘り起こし部20と一体的に昇降されるように構成している。
【0017】
このように構成した掘り起こし部20では、ねぎNの収穫作業をする際には、昇降シリンダ37により掘り起こし部20を適宜下降させて、掘り起こしコンベア32が、前低後高の傾斜姿勢に配置されるとともに、掘り起こし刃33の先端側半部が、圃場G面に略水平に近接配置されるようにする。このような状態にて、走行機体1の前進走行に伴って、掘り起こし刃33の先端側半部が、ねぎNが栽培されている畝Uに対して、前方へ向けて略水平に進入し、ねぎNの根茎部Naの直下方からねぎNを掘り起こすとともに、掘り起こし刃33の基端側半部がねぎNを後上方へ土塊とともに移送させる。そして、掘り起こされたねぎNは、掘り起こし刃33の基端側半部の上面を滑動しながら後上方へ移送されて、ねぎNの葉部Nbが後述する搬送部21に挟持されて後上方へ搬送される一方、土塊の付着したねぎNの根茎部Naが、掘り起こし刃33の基端側半部から掘り起こしコンベア32上に受け渡されて、掘り起こしコンベア32によりさらに後上方へ搬送される。この際、ねぎNは、畝Uに栽培されている起立姿勢のまま後上方へ向けて搬送される。
【0018】
搬送部21は、掘り起こし部20の直上方において、掘り起こし部20の掘り起こしコンベア32と平行させて前低後高の傾斜状に配置して、掘り起こした起立姿勢のねぎNの中途部を左右側方から挟持した状態で後上方へ向けて搬送するようにしている。すなわち、搬送部21は、左右一対の前・後支持フレーム40,41を介して掘り起こしコンベア32の直上方に平行に対向させて配設されている。そして、搬送部21は、前後方向に延伸する左右一対の搬送体42,42を配設して構成している。搬送体42は、前後方向に間隔をあけて配置した従動プーリ43と駆動プーリ44とに搬送ベルト45を巻回して形成している。左右に対向する両搬送体42,42の始端部(前端部)から終端部(後端部)に向けて移送する搬送ベルト往路側部45a,45a同士を対面状態で面接触させており、搬送ベルト往路側部45a,45a同士がねぎNの葉部Nbを挟持するとともに、挟持した状態でねぎNを後上方へ搬送するようにしている。
【0019】
左側の前支持フレーム40は、上下方向に延伸させて、掘り起こしコンベア32の左側部と左側の搬送体42の前部との間に介設している。同様に、右側の前支持フレーム40は、上下方向に延伸させて、掘り起こしコンベア32の右側部と右側の搬送体42の前部との間に介設している。図7に示すように、搬送部伝動横軸170を軸支する伝動横軸ケースの左右側部には、左右一対のプーリ駆動軸85,85を軸支する左右一対の駆動軸ケース48,48を立設している。左側の後支持フレーム41は、左側の搬送体42の後部と機体フレーム11の左側前部との間に斜交状に介設している。同様に、右側の後支持フレーム41は、右側の搬送体42の後部と機体フレーム11の右側前部との間に斜交状に介設している。49は搬送ベルト往路側部45aを弾性付勢するテンションローラである。
【0020】
このように構成した搬送部21では、左右一対の搬送体42,42の搬送ベルト往路側部45a,45a同士がねぎNの葉部Nbを挟持するとともに、挟持した状態でねぎNを後上方へ搬送するようにしているため、ねぎNの根茎部Naを下方から支持して搬送する掘り起こし部20の掘り起こしコンベア32と協働して、ねぎNを起立した姿勢にて堅実に後上方へ搬送することができる。
【0021】
図8Aは、搬送部21を前斜め上方から見た図であり、図8Bは、搬送部21を左側から見た図である。
【0022】
搬送部21の前端部には、搬送部21の前端部同士でねぎNを挟持可能とする搬送補助装置210が設けられている。なお、説明の便宜のため、図1乃至図7には搬送補助装置210を示していない。搬送補助装置210は、搬送ベルト45,45の前端部同士の距離を調節することができる。より具体的には、搬送補助装置210は、搬送体42,42の前端部に配置された従動プーリ43,43(可動プーリに相当する)同士の距離を調節することができる。
【0023】
搬送補助装置210は、従動プーリ43,43と、従動プーリ43,43が先端部に取り付けられた回動アーム211,211とを備えている。回動アーム211は、搬送ベルト45の内側に配置される。回動アーム211,211は、基端部に固定された上下方向に延びる回動軸212,212を中心に左右方向に回動することができる。回動アーム211,211を左右に回動することで、従動プーリ43,43同士の距離を変更することができる。
【0024】
図9の(a)に示すように、通常、従動プーリ43,43同士は離れており、搬送体42,42の前部において、搬送ベルト往路側部45a,45aは、前側ほど互いの間隔が広くなるように、平面視でV字状となるように配置されている。このとき、搬送ベルト45,45の前端部同士は、ねぎNの幅(太さ)よりも離れているため、搬送ベルト45,45の前端部同士は、ねぎNを挟持しない(このときの姿勢を「非搬送姿勢」と称する)。一方、図9(b)に示すように、従動プーリ43,43同士を接近させ、搬送ベルト45,45の前端部同士を近づけることで、搬送ベルト45,45の前端部同士は、ねぎNを挟持することができる(このときの姿勢を「搬送姿勢」と称する)。
【0025】
搬送補助装置210は、搬送部21の後方の操作部14による操作によって、上記の搬送姿勢と非搬送姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。操作部14による操作は、後述する操作レバー215により連結ロッド214を前後に往復動させることで行われる。
【0026】
回動軸212,212は、上下方向に延びて、搬送体42,42から上側に突出し、その上端部は、操作アーム213,213を支持する。操作アーム213,213は、基端側が回動軸212,212に固定され、先端側が後方から延びる連結ロッド214,214に連結されている。連結ロッド214,214を前後に移動させることで、操作アーム213,213は、回動軸212,212とともに回動軸212,212を中心に前後方向に回動する。回動軸212,212が回動することで、回動アーム211,211が左右方向に回動する。これにより、従動プーリ43,43同士の距離を変更して、搬送姿勢と非搬送姿勢とに姿勢変更することができる。なお、217は搬送ベルト復路側部45bを弾性付勢するテンションローラである。テンションローラ217は、圧縮バネ217aにより左右外側へ付勢されている。
【0027】
図10は、搬送補助装置210を操作するための操作機構を示す。図11は、操作レバー215周辺を示す側面図である。操作レバー215は、走行機体1の右側上部に配置された操作部14に設けられる。操作レバー215の基端側は、操作部14の基台215aに支軸215bによって前後方向に回動自在に軸支されている。支軸215bは、左右方向に延びて左端部で連動レバー216に連結されており、操作レバー215と連動レバー216は一体的に回動する。
【0028】
連動レバー216の先端部には、左側の連結ロッド214の後端が回動自在に連結され、操作レバー215の中途部には、右側の連結ロッド214の後端が回動自在に連結されている。また、操作レバー215の支軸215bよりも先端側と、支軸215bよりも下方の基台215aとの間には、スプリング215cが張設されている。スプリング215cは、スプリング215cのばね方向が支軸215bの死点を越えることで、復元力によって操作レバー215を前方及び後方に回動させる。操作レバー215と連動レバー216を前方及び後方に回動させることで、左右の連結ロッド214,214を前方及び後方に移動させる。これにより、左右の回動アーム211,211が左右方向に回動し、従動プーリ43,43同士の距離を変更して、搬送姿勢と非搬送姿勢とに姿勢変更することができる。操作レバー215を前方に回動すると搬送補助装置210は搬送姿勢となり、操作レバー215を後方に回動すると搬送補助装置210は非搬送姿勢となる。
【0029】
畝Uに一列に並んだねぎNを順次掘り起こして収穫する際、通常は搬送補助装置210を非搬送姿勢としておき、畝Uの最前部付近に位置するねぎNを収穫する場合に、オペレータは操作レバー215を操作して搬送補助装置210を搬送姿勢に姿勢変更する。搬送補助装置210を搬送姿勢とすることで、畝Uの最前部付近に位置するねぎNが前方に倒れてしまう前に、ねぎNを搬送ベルト45,45の前端部同士で挟持して搬送することができるようになる。搬送補助装置210の姿勢変更は、ねぎNを搬送ベルト45,45の前端部同士で挟持して搬送することができるように、搬送部21が駆動されている時に行うことができる。
【0030】
掻き落とし部22は、機体フレーム11に左右方向に延伸する横軸ケース50を横架し、横軸ケース50の右側部から前下方へ向けてチェンケース51を延出させ、チェンケース51の先端部(前端部)に軸ケースを左側方へ向けて突設して、軸ケース中に軸架した回転体支軸53の先端部に回転体54を同軸的に取り付けている。回転体54は、左右方向に軸線を向けた円筒状の周壁と、周壁の左右側端面を閉塞する左右側端壁とから形成され、左右側端壁の中心部に回転体支軸53の先端部を貫通させて取り付けている。つまり、回転体54は、搬送部21の搬送方向に対して直交する方向に、その軸線を向けて配置するとともに、その軸線廻りに回転体支軸53を介して回転可能としている。
【0031】
図12に示すように、回転体54の周壁の外周面には、その周方向と軸線方向にそれぞれ間隔をあけて多数の掻き落とし用の突片55を放射状に突設するとともに、各突片55は、それらの先端部が根茎部Naに沿うように各突片55の突出高さに変化をもたせている。本実施形態では、回転体54の周壁の外周面の周方向に同一間隔をあけて8個の突片55を突設して突片ユニットを形成し、周壁の軸線方向に同一間隔をあけてこの突片ユニットを7組形成している。
【0032】
また、軸線方向両端部の突片55には、着脱可能な掻き落とし補助部材56が設けられている。掻き落とし補助部材56は、突片55にボルト等で固定される。掻き落とし補助部材56は、ゴム製の板材で構成されており、ねぎNを傷付けることなく、根茎部Naに付着している土塊を効率よく掻き落とすことができる。
【0033】
姿勢変更・整列部23は、搬送部21の直後方位置に、搬送部21により起立姿勢で後上方へ向けて搬送されるねぎNを受け継いで、受け継いだねぎNを起立姿勢から外側方へ傾斜した傾倒姿勢に姿勢変更するとともに、整列させるように配設して、ねぎNを姿勢変更・整列しながら一側後上方(本実施形態では左側後上方)へ向けて搬送するようにしている。
【0034】
すなわち、姿勢変更・整列部23は、前後方向に延伸する左右一対の移送体80,80を前低後高で、かつ、後端部が左側外方へ向くように配設して構成している。移送体80は、前後方向に間隔をあけて配置した駆動プーリ81(図7を参照)と従動プーリ82(図6を参照)とに移送ベルト83を巻回して形成しており、左右に対向する両移送体80,80の始端部(前端部)から終端部(後端部)に向けて移送する移送ベルト往路側部83a,83a同士を対面状態で面接触させている。駆動プーリ81,81は、それらの軸線を上下方向に向けて配置する一方、従動プーリ82,82は、それらの軸線を左高右低の傾斜方向(例えば、45°)に傾けて配置して、移送ベルト往路側部83a,83a同士の中途を捩り状に面接触させている。左側の搬送体42の駆動プーリ44と左側の移送体80の駆動プーリ81は、図7に示すように上下方向に軸線を向けて配置した左側のプーリ駆動軸85の上端部と中途部とに同軸的に取り付けている。右側の搬送体42の駆動プーリ44は、上下方向に軸線を向けて配置した右側のプーリ駆動軸85の上端部にチェンケースを介して連動連結するとともに、右側の移送体80の駆動プーリ81は、右側のプーリ駆動軸85の中途部に取り付けている。そして、搬送部21の終端部からねぎNを受け継いだ姿勢変更・整列部23は、移送ベルト往路側部83a,83a同士がねぎNの葉部Nbを挟持するとともに、挟持した状態でねぎNを起立姿勢から傾倒姿勢に姿勢変更させながら整列させて、左側後上方へ搬送するようにしている。87は、姿勢変更・整列部23により移送されるねぎNの葉先側が垂れ下がらないように保持しながら、ねぎNを搬送する補助移送ベルトである。
【0035】
このように構成した姿勢変更・整列部23では、ねぎNの搬送姿勢を起立姿勢から傾倒姿勢に姿勢変更させることができるため、ねぎNを順次、かつ、堅実に後述する収集部25に収集・貯留させることができる。
【0036】
姿勢変更・整列部23の後下方位置には、ねぎNを収集する矩形板状の収集部25を配設して、姿勢変更・整列部23により姿勢変更・整列されたねぎNが収集部25に収集されるようにしている。そして、姿勢変更・整列部23の終端部の下方に、収集部25の前端縁部を配置して、姿勢変更・整列部23により搬送されたねぎNが収集部25上に落下されて収集・貯留されるようにしている。
【0037】
掘り起こし部20の前方には、収穫部2の一部である左右一対の畝崩し部60,60を配設している。畝崩し部60,60は、畝Uの両肩部を崩して、後続の掘り起こし部20の進入抵抗を軽減させることで、掘り起こし部20による掘り起こし作業がスムーズに行えるようにしている。
【0038】
畝崩し部60,60及び搬送部21は、後端部を走行機体1に枢支させ、前端部側を昇降させるように構成されている。畝崩し部60,60は、後端部に設けられた軸支部60a,60aにより、横軸ケース50に支持されている。同様に、搬送部21は、後端部が横軸ケース50に支持されている。このように、横軸ケース50は、掘り起こし部20の後方に配置され、畝崩し部60,60及び搬送部21の枢支部に相当する。また、畝崩し部60,60は、前後一対の取付プレート60b,60bにより搬送部21と連結されているため、搬送部21と一体として昇降される。なお、取付プレート60b,60bをボルト等で取り付けるための取付孔は長孔となっており、搬送部21に対する畝崩し部60,60の取付角度を調整することができる。
【0039】
畝崩し部60,60は、畝Uを両側から崩す畝崩しロータ61,61を備える。畝崩しロータ61,61は、円板状の取付円板62,62と、取付円板62,62に取り付けられた複数の畝崩し爪63,63とを有する。複数の畝崩し爪63,63は、各取付円板62,62に周方向に一定の間隔をあけて突設されている。本実施形態では、各取付円板62,62に6個の畝崩し爪63,63が取り付けられている。畝崩しロータ61,61は、取付円板62,62の板面に垂直な回転軸周りを回転する。また、左右の畝崩しロータ61,61は、下側ほど互いの間隔が狭くなるように、正面視で逆「ハ」字状となるように配置されている。
【0040】
図2に示すように、畝崩し部60,60は、畝崩しロータ61,61を回転させるロータ回転軸64,64を備える。ロータ回転軸64,64は、取付円板62,62の中心から左右外側に延びている。ロータ回転軸64は、ギヤケース65内に収納されている。ロータ回転軸64は、ギヤケース65から左右内側に突出し、その先端部に畝崩しロータ61の取付円板62を支持する。
【0041】
畝崩し部60,60は、横軸ケース50の左右側部に、上方に向かって延びる第1駆動ケース66,66の基端部(下端部)が取り付けられ、各第1駆動ケース66,66の先端部(上端部)に、前方に向かって延びる第2駆動ケース67,67の基端部(後端部)が取り付けられ、各第2駆動ケース67,67の先端部(前端部)にギヤケース65が取り付けられている。横軸ケース50の左右両端部には、ギヤケース68,68が設けられ、第1駆動ケース66,66の先端部には、ギヤケース69,69が設けられている。
【0042】
第2駆動ケース67,67は、搬送部21に沿って前方へ向かって延びている。より具体的には、第2駆動ケース67,67は、搬送部21の左右外側方において、搬送ベルト45と略平行となるように前低後高の傾斜状に配置されている。第1駆動ケース66,66は、側面視で第2駆動ケース67,67に対して略垂直に配置されている。
【0043】
左右のロータ回転軸64,64は、第2駆動ケース67,67内に収納された第2ロータ駆動軸72,72の回転駆動力を受けて回転する(図2を参照)。ギヤケース65,65には、ロータ回転軸64,64と第2ロータ駆動軸72,72の互いのギヤ連結部分が収納されている。ギヤ連結部分としては、例えばベベルギヤが用いられる。
【0044】
左右の第2ロータ駆動軸72,72は、第1駆動ケース66内に収納された第1ロータ駆動軸71,71の回転駆動力を受けて回転する(図2を参照)。ギヤケース69,69には、第2ロータ駆動軸72,72と第1ロータ駆動軸71,71の互いのギヤ連結部分が収納されている。ギヤ連結部分としては、例えばベベルギヤが用いられる。
【0045】
左右の第1ロータ駆動軸71,71は、横軸ケース50内に収納された駆動出力軸70の回転駆動力を受けて回転する(図2を参照)。駆動出力軸70は、左右方向を軸方向とする。ギヤケース68には、駆動出力軸70と第1ロータ駆動軸71,71の互いのギヤ連結部分が収納されている。ギヤ連結部分としては、例えばベベルギヤが用いられる。
【0046】
このように、畝崩しロータ61,61に駆動力を伝達するためのロータ駆動機構は、第1ロータ駆動軸71,71、第2ロータ駆動軸72,72、及びロータ回転軸64,64を含む。
【0047】
上記の構成により、第1ロータ駆動軸71,71を収納する第1駆動ケース66,66と第2ロータ駆動軸72,72を収納する第2駆動ケース67,67とが、掘り起こしコンベア32の側方に配置されないため、掘り起こしコンベア32上に泥土が溜まりにくく、収穫物に泥土が付着しない。
【0048】
また、畝崩し部60,60は、畝崩しロータ61,61の上側及び左右外側を覆うロータカバー73,73を備えている。ロータカバー73,73は、畝崩しロータ61,61によって畝を崩す際に生じた泥土の飛散を防止する。
【0049】
ロータカバー73,73は、畝崩しロータ61,61の上方に設けられている。より具体的には、図13に示すように、ロータカバー73,73は、畝崩しロータ61,61の上方にて、第2駆動ケース67,67に固定された支持パイプ74,74(支持部に相当する)により吊り下げた状態で支持されている。支持パイプ74,74は、略L字状をしており、第2駆動ケース67,67から分岐するように上方へ向かって延び、その後前方に向かって延びるように設けられている。ロータカバー73,73を上方から吊り上げた状態で支持することで、畝崩しロータ61,61の側方に支持部がないため、スムーズに泥土を排出できる。
【0050】
ロータカバー73,73は、畝崩しロータ61,61の上側を覆う上方カバー部731と、上方カバー部731に取り付けられて畝崩しロータ61,61の左右外側を覆う側方カバー部732とを備えている。
【0051】
上方カバー部731は、支持パイプ74により支持される基部カバー731aと、基部カバー731aに対して上下に回動可能に連結された前回動カバー731b及び後回動カバー731cとを有する。すなわち、上方カバー部731は、前後に三分割された形態となっている。前回動カバー731bは、基部カバー731aの前側にヒンジ部731dを介して設けられ、後回動カバー731cは、基部カバー731aの後側にヒンジ部731eを介して設けられている。
【0052】
側方カバー部732は、上方カバー部731と同様、前後に三分割された形態となっており、基部カバー731aに取り付けられた中央側面カバー732aと、前回動カバー731bに取り付けられた前側面カバー732bと、後回動カバー731cに取り付けられた後側面カバー732cとを有する。
【0053】
側方カバー部732は、ゴム製の板材で構成されており、変形可能となっている。側方カバー部732のうち少なくとも中央側面カバー732aは、ゴム製の板材の形態を保持するための形態保持部材733を有する。形態保持部材733は、中央側面カバー732aの裏面(畝崩しロータ61に対向する面)に沿うように設けられる。形態保持部材733は、細長い帯状の金属製の板材であり、形態保持部材733を塑性変形させることで中央側面カバー732aを任意の形態に保持することができる。これにより、中央側面カバー732aは、上方カバー部731に対する取付角度が変更可能となっている。これにより、泥土の飛散方向又は排出量に応じて中央側面カバー732aの取付角度を調整できる。
【0054】
形態保持部材733は、中央側面カバー732aの前後に2本設けられている。なお、形態保持部材733は、少なくとも中央側面カバー732aに設けられるが、前側面カバー732bと後側面カバー732cにも設けてもよい。
【0055】
収穫部2の前方には、左右一対のゲージ輪90,90が設けられている。左右のゲージ輪90,90は、収穫部2の前端部の対地高さを決めるものであり、畝Uの左右側方に接触した状態で、走行機体1を畝Uに沿って走行させる。
【0056】
ゲージ輪90,90は、搬送部21に取り付けられたゲージ輪支持フレーム91に支持されている。ゲージ輪支持フレーム91は、搬送部21に取り付けられた左右の支持アーム部92,92と、正面視門状のガイドフレーム部93と、左右の各支持アーム部92,92の前端部から延設されたゲージ輪支持アーム部94,94とを有する。
【0057】
左右の支持アーム部92,92は、パイプ状の部材により構成されており、基端部が搬送部21に固定され、先端部が前方へ向かって延びている。支持アーム部92,92の前部は、略水平に延びている。ガイドフレーム部93は、パイプ状の部材により構成されており、その両端部が左右の支持アーム部92,92の前部中央部に固定され、搬送部21の前端部を左右に跨ぐように設けられている。
【0058】
ゲージ輪支持アーム部94,94は、各支持アーム部92,92の前端部から前下方に向けて傾斜状に設けられている。ゲージ輪支持アーム部94,94は、各支持アーム部92,92に固定されるゲージ輪支持アーム部材95,95と、各ゲージ輪支持アーム部材95,95の下端部に取り付けられるゲージ輪支承部材96,96とを有する。
【0059】
ゲージ輪支持アーム部材95,95は、その上端に設けられた回転ハンドル95a,95aの操作によって伸縮可能に設けられており、これにより、左右のゲージ輪90,90の高さ調節が可能となっている。
【0060】
ゲージ輪支承部材96,96は、ゲージ輪90,90を回転自在に支持する。左右のゲージ輪90,90は、下側ほど互いの間の間隔を狭くするように、機体正面視で逆「ハ」字状をなすように傾斜状に支持されている。ゲージ輪支承部材96,96は、ゲージ輪支持アーム部材95,95に対して上下に回動可能に取り付けられている。これにより、ねぎ収穫機Aをトラックに積載する際、ゲージ輪支承部材96,96をゲージ輪90,90とともに上方へ回動させて収納することで(図2を参照)、ねぎ収穫機Aの全長を短縮することができる。
【0061】
[第2実施形態]
前述の第1実施形態では、搬送補助装置210として、搬送ベルト45の前端部同士の距離を調節する機構を示したが、これに限定されない。搬送補助装置210は、畝Uの最前部付近に位置するねぎNを前方から支持する機構でもよい。図14A及び図14Bは、他の実施形態に係る搬送補助装置210を示している。
【0062】
搬送補助装置210は、回動軸221,221を中心に前後方向に回動する支持アーム222,222を備えている。支持アーム222,222を前後方向に回動することで、搬送補助装置210は、支持アーム222,222が前後方向に沿って配置される退避姿勢(図14Aに実線で示す)と、支持アーム222,222が左右方向に沿って配置される支持姿勢(図14Aに2点鎖線で示す)とに姿勢変更可能となっている。
【0063】
回動軸221,221は、上下方向に延びて、その上端部は支持アーム222,222を支持し、中途部は操作アーム223,223を支持しており、支持アーム222,222と操作アーム223,223は一体的に回動する。操作アーム223,223は、基端側が回動軸221,221に固定され、先端側が後方から延びる連結ロッド214,214に連結されている。連結ロッド214,214を前後に移動させることで、操作アーム223,223は、回動軸221,221とともに回動軸221,221を中心に前後方向に回動する。回動軸221,221が回動することで、支持アーム222,222が前後方向に回動して、搬送補助装置210は、退避姿勢と支持姿勢とに姿勢変更することができる。なお、操作レバー215は、図11に示すものを用いることができ、操作レバー215を前方に回動すると搬送補助装置210は退避姿勢となり、操作レバー215を後方に回動すると搬送補助装置210は支持姿勢となる。
【0064】
畝Uに一列に並んだねぎNを順次掘り起こして収穫する際、通常は搬送補助装置210を退避姿勢としておき、畝Uの最前部付近に位置するねぎNを収穫する場合に、オペレータは操作レバー215を操作して搬送補助装置210を支持姿勢に姿勢変更する。搬送補助装置210を支持姿勢とすることで、ねぎNを前方から支持アーム222,222で支え、畝Uの最前部付近に位置するねぎNが前方に倒れるのを防ぐため、ねぎNを搬送ベルト45,45の前端部同士で挟持して搬送することができるようになる。
【0065】
なお、搬送補助装置210は、図15に示すように左右どちらか一方のみに支持アーム222を設けるようにしてもよい。
【0066】
[他の実施形態]
(1)操作レバー215により連結ロッド214を操作するための構造は、図11に示すものに限定されない。例えば、図16に示すような構造でもよい。この例では、操作レバー215を後方に回動すると搬送補助装置210は搬送姿勢となり、操作レバー215を前方に回動すると搬送補助装置210は非搬送姿勢となる。
【0067】
(2)図17A及び図17Bは、他の実施形態に係る搬送補助装置210を示している。搬送補助装置210は、回動軸221,221を中心に前後方向に回動する支持アーム222,222を備えている。支持アーム222,222を前後方向に回動することで、搬送補助装置210は、支持アーム222,222が前後方向に沿って配置される退避姿勢(図17Aに実線で示す)と、支持アーム222,222が左右方向に沿って配置される支持姿勢(図17Aに2点鎖線で示す)とに姿勢変更可能となっている。
【0068】
回動軸221,221は、上下方向に延びて、その上端部は支持アーム222,222を支持し、中途部は従動ギヤ224,224を支持しており、支持アーム222,222と従動ギヤ224,224は一体的に回動する。従動ギヤ224,224は、駆動ギヤ225,225と噛み合う。駆動ギヤ225,225は、回動軸226を中心に回動する。また、駆動ギヤ225,225は、中心に回動軸226が固定され、回動軸226の左右外側に連結ロッド214,214が連結されている。連結ロッド214,214を前後に移動させることで、駆動ギヤ225,225は回動し、これに伴い従動ギヤ224,224も回動する。従動ギヤ224,224が回動することで、支持アーム222,222が前後方向に回動して、搬送補助装置210は、退避姿勢と支持姿勢とに姿勢変更することができる。なお、この例でも、搬送補助装置210は、左右どちらか一方のみに支持アーム222を設けるようにしてもよい。
【0069】
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【符号の説明】
【0070】
A ねぎ収穫機
N ねぎ
Na 根茎部
Nb 葉部
1 走行機体
2 収穫部
10 走行部
11 機体フレーム
14 操作部
20 掘り起こし部
21 搬送部
43 従動プーリ
45 搬送ベルト
210 搬送補助装置
211 回動アーム
214 連結ロッド
215 操作レバー

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14A
図14B
図15
図16
図17A
図17B