特開2020-10886(P2020-10886A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特開2020-10886放射線撮影装置、その制御方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-10886(P2020-10886A)
(43)【公開日】2020年1月23日
(54)【発明の名称】放射線撮影装置、その制御方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   A61B 6/00 20060101AFI20191220BHJP
   A61B 6/10 20060101ALI20191220BHJP
   G01T 7/00 20060101ALI20191220BHJP
   G01T 7/12 20060101ALI20191220BHJP
【FI】
   A61B6/00 310
   A61B6/00 300W
   A61B6/00 300S
   A61B6/10 355
   A61B6/00 320M
   G01T7/00 A
   G01T7/12
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2018-135881(P2018-135881)
(22)【出願日】2018年7月19日
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
(72)【発明者】
【氏名】大村 理
【テーマコード(参考)】
2G188
4C093
【Fターム(参考)】
2G188AA03
2G188AA25
2G188BB02
2G188BB04
2G188BB05
2G188BB06
2G188DD38
2G188EE21
2G188EE25
2G188GG09
4C093AA03
4C093AA16
4C093CA15
4C093EB13
4C093EB17
4C093EB20
4C093EC04
4C093EC52
4C093EC58
4C093FA42
4C093FB12
4C093FH08
(57)【要約】
【課題】操作者が動画撮影を行う場合に放射線検出器によって動画撮影可能であるかを判別できるようにすることを目的とする。
【解決手段】本発明は、被写体を透過した放射線を検出する放射線検出器100を着脱可能に収納する収納部19と、前記収納部19に収納される放射線検出器100が動画撮影可能か否かを操作者に対して報知する制御部23と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を透過した放射線を検出する放射線検出器を着脱可能に収納する収納部と、
前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能か否かを操作者に対して報知する制御手段と、を有することを特徴とする放射線撮影装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記収納部に収納される放射線検出器の外観、重量、および、放射線検出器から取得される情報の少なくとも一つに基づいて前記放射線検出器が動画撮影可能であるか否かを判定し、
前記放射線検出器が動画撮影可能ではない場合に、前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影できないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項3】
前記収納部に収納される放射線検出器の外観および重量の少なくとも何れかを検知する検知手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記検知手段が動画撮影可能な放射線検出器が備える所定の外観または所定の重量を検知することに応じて前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影できないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
【請求項4】
前記収納部に収納される放射線検出器から非接触により情報を検知する検知手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記検知手段が検知した情報が動画撮影できないことを示す情報である場合に、前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影できないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記収納部に収納される放射線検出器の状態に基づいて前記放射線検出器が動画撮影可能であるか否かを判定し、
前記放射線検出器が動画撮影できない場合に、前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影できないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
【請求項6】
前記収納部に収納される放射線検出器の通信状態、バッテリ残量、温度および電源状態の少なくとも何れかの放射線検出器の状態を検知する検知手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記検知手段が検知した放射線検出器の状態が所定の状態ではない場合に、前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影できないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1または5に記載の放射線撮影装置。
【請求項7】
前記制御手段は、
被検者を検査するときの検査情報に基づいて算出される放射線検出器が動画撮影するのに必要なバッテリ残量と、前記検知手段が検知した前記放射線検出器のバッテリ残量とに基づいて動画撮影できるか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
【請求項8】
被検者を検査するときの検査情報を取得する取得手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記取得手段により取得された検査情報に動画撮影検査が含まれている場合に、前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能か否かを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項9】
光または音の発生、および、画像の表示の少なくとも何れか一つを行う報知部を更に有し、
前記制御手段は、
前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではない場合に、前記報知部を制御することにより前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項10】
該放射線撮影装置を移動させるための移動機構を更に有し、
前記制御手段は、
前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではない場合に、前記移動機構により該放射線撮影装置を移動させないように制御することにより前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項11】
前記制御手段は、
前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではない場合に、前記放射線検出器を前記収納部に収納できないように制御することにより前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能ではないことを操作者に対して報知することを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項12】
放射線を発生させる放射線発生部と、
前記放射線発生部を駆動させるための電力を供給するバッテリ部と、
前記バッテリ部のバッテリ残量を検知するバッテリ残量検知手段と、を更に有し、
前記制御手段は、
被検者を検査するときの検査情報に基づいて算出される前記放射線発生部を駆動させるのに必要なバッテリ残量と、前記バッテリ残量検知手段が検知したバッテリ残量とに基づいて動画撮影できるか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の放射線撮影装置。
【請求項13】
被写体を透過した放射線を検出する放射線検出器を着脱可能に収納する収納部を有する放射線撮影装置の制御方法であって、
前記収納部に収納される放射線検出器が動画撮影可能か否かを操作者に対して報知するステップを有することを特徴とする放射線撮影装置の制御方法。
【請求項14】
コンピュータを請求項1ないし12の何れか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検者を透過した放射線から放射線画像を得るための放射線撮影装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、放射線画像を瞬時にモニタに表示できるDR(Digital Radiography)等を用いた放射線撮影装置が普及している。DR等を用いた放射線検出器は静止画撮影専用の機種が主である。連続撮影や透視等の動画撮影を行う場合には動画撮影可能な放射線検出器が必要である。
【0003】
放射線検出器がワイヤレスの場合にはX線撮影室間や回診車等の異なる場所で放射線検出器を共用することが多く、放射線検出器の設置場所の入替が頻繁に行われる。
特許文献1にはフラットパネル型X線検出器の収容状態を検知する収容検知手段、操作者に収納されていないことを報知する報知手段等を有する回診用X線放射線撮影装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−120813号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では回診用収納部内の放射線検出器の有無を検知するだけであり、動画撮影時には医師あるいは技師は放射線検出器が動画撮影可能な放射線検出器か否かを確認する必要がある。仮に、動画撮影時に誤って静止画撮影専用の放射線検出器を用いた場合は患者への誤曝射に繋がる可能性もある。特に回診時は放射線検出器の間違いに早い段階で気づかなければ、放射線検出器の入替に時間を要することになり、円滑な撮影を行うことができない虞がある。
【0006】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、操作者が動画撮影を行う場合に放射線検出器によって動画撮影可能であるかを判別できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、被写体を透過した放射線を検出する検出器を着脱可能に収納する収納部と、前記収納部に収納される検出器が動画撮影可能か否かを操作者に対して報知する制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作者が動画撮影を行う場合に放射線検出器によって動画撮影可能であるかを判別できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施形態のX線撮影装置の構成の一例を示す図である。
図2】移動型のX線撮影装置の構成の一例を示す図である。
図3】収納部の構成の一例を示す図である。
図4】放射線検出器の構成の一例を示す図である。
図5】動画撮影可能か否かを報知する動作の一例を示すフローチャートである。
図6】第2の実施形態のX線撮影装置の構成の一例を示す図である。
図7】動画撮影可能か否かを報知する動作の一例を示すフローチャートである。
図8】第3の実施形態の移動型のX線撮影装置の構成の一例を示す図である。
図9】動画撮影可能か否かを報知する動作の一例を示すフローチャートである。
図10】第4の実施形態の収納部の構成の一例を示す図である。
図11】動画撮影可能か否かを報知する動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施形態について添付図に基づき詳細を説明する。本実施形態では、放射線撮影装置がX線撮影装置である場合について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るX線撮影装置1の構成を示す図である。X線撮影装置1は、一般撮影装置あるいは透視撮影装置であって、一般撮影室あるいは透視撮影室に設置される。なお、図1では後述する架台16は断面で示している。
本実施形態のX線撮影装置1は、放射線発生部10と放射線撮影部15とが別体に構成される。放射線発生部10と放射線撮影部15とは有線または無線により接続される。
【0011】
放射線発生部10は、X線管球11と支持部12とを有する。X線管球11はX線を発
生させる。支持部12は、アーム部13と支柱14とを有する。アーム部13は、X線管球11を支持する。アーム部13は、少なくとも架台16に向かってX線管球11を移動させる伸縮手段と、X線管球11の位置を固定する固定手段とを有する。ただし、アーム部13は、伸縮手段を有さずに、X線管球11を固定して構成してもよい。支柱14は、アーム部13を支持する。支柱14は、アーム部13の伸縮方向と垂直な方向へアーム部13を移動させるための移動手段を有する。ただし、支柱14は移動手段を有さずに、アーム部13を固定して構成してもよい。
【0012】
放射線撮影部15は、架台16、制御部23、動画機能検知部24、報知部25等を有する。架台16は、被検者を載せる天板17と、天板17を支持するテーブル18とを有する。天板17はX線管球11からのX線が透過し易いようにX線透過率が高い材料が好ましく、例えば樹脂やCFRPが用いることができる。テーブル18内には、略板状の放射線検出器100(以下、検出器100という)を着脱可能に収納する収納部19を有する。収納部19は、入射面が略水平な状態になるように検出器100を収納する。収納部19はテーブル18から矢印方向に引き出すことができる。収納部19は操作者が引き出すために、外側面から突出する把持部20を有する。なお、把持部20は収納部19の外側面に設けられた凹みであってもよい。また、収納部19は内部に配置された検出器100を位置決めするための位置決め部21を有する。
操作者は、把持部20を持って収納部19をテーブル18から引き出し、検出器100を収納した後に収納部19をテーブル18内に戻す。操作者は、天板17上に被検者を載せて、X線管球11からX線を曝射することでX線撮影を行う。
【0013】
制御部23は、X線撮影装置1全体を制御する。制御部23はテーブル18の下部に配置される。ただし、制御部23は撮影の邪魔にならない位置であれば、どのような位置に配置されていてもよい。制御部23は、動画機能検知部24によって検知された検知情報に基づいて検出器100が動画撮影可能か否かを判定する。制御部23と動画機能検知部24とは、有線あるいは無線によって通信可能である。制御部23は判定した結果に基づいて報知部25に所定の報知を行うように制御する。制御部23と報知部25とは有線あるいは無線によって通信可能である。
【0014】
動画機能検知部24は、検出器100が動画撮影機能を有するか否かを検知する。動画機能検知部24は、検出器100を収納した収納部19がテーブル18内に配置されている状態(収納部19が引き出されていない状態)において検出器100と近接した位置に配置される。具体的には、動画機能検知部24はテーブル18の下部であって、収納部19に形成された開口部22を通じて検出器100と対向して位置する。なお、開口部22には、動画機能検知部24の検知に影響のない材料が充填されていてもよい。
報知部25は、光または音を発生させたり、絵、記号および文字等の画像を表示させたりすることで操作者に検出器100が動画撮影可能か否かを報知する。報知部25は、例えば、LED等の発光部、スピーカ等の音響出力部、モニタ等の表示部を用いることができる。
【0015】
以上のように構成されることで、X線撮影装置1では検出器100が動画撮影機能を有しているかを動画機能検知部24が検知する。制御部23は動画機能検知部24が検知した結果に基づいて報知部25を制御して操作者に報知することができる。したがって、操作者は、動画撮影を行う際に装着されている検出器100が動画撮影可能か否かを判別することができる。なお、X線撮影装置1は、臥位用の架台16を有する場合について説明したが立位用の架台であってもよい。
【0016】
図2は、移動型のX線撮影装置2の構成の一例を示す図である。
本実施形態のX線撮影装置2は、放射線発生部30、放射線撮影部35等が台車部46に搭載して構成される。台車部46は、放射線発生部30および放射線撮影部35を支持する。台車部46は、移動するための移動機構47を有する。移動機構47は、例えばタイヤやキャスタ等が用いられ、地面に接地した状態で回転することで任意の位置に移動することができる。
【0017】
放射線発生部30は、X線管球11、支持部32を有する。支持部32は、アーム部33と支柱34とを有する。アーム部33はX線管球11を支持する。アーム部33は、少なくとも水平方向にX線管球11を移動させる伸縮手段と、X線管球11の位置を固定する固定定手段を有する。支柱34はアーム部33を支持する。支柱34は、アーム部33を支柱34の延出方向に沿って移動させるための移動手段と、アーム部33を任意の位置に固定する固定手段とを有する。また、支柱34は台車部46との間でベアリングを介して連結され軸線回りに回動可能である。台車部46は、支柱34の回動を固定するための無励磁作動ブレーキを有する。無励磁作動ブレーキは通電されることで支柱34の回動を任意の位置に固定する。
【0018】
放射線撮影部35は、収納部39、制御部43等を有する。収納部39は、内部に検出器100を着脱可能に収納する。収納部39は、台車部46の外側の側面に配置される。具体的には、収納部39は台車部46のうち支柱34の反対側であって、X線撮影装置2を移動させるときに操作者が操作する側の側面に位置する。収納部39は、入射面が略鉛直方向になるように検出器100を収納する。
制御部43は、X線撮影装置2全体を制御する。制御部43は台車部46内に配置される。ただし、制御部43は、収納部39内に配置されていてもよい。制御部43は、動画機能検知部44によって検知された検知情報に基づいて検出器100が動画撮影可能か否かを判定する。制御部43と動画機能検知部44とは、有線あるいは無線によって通信可能である。制御部43は判定した結果に基づいて報知部45に所定の報知を行うように制御する。制御部43と報知部45とは有線あるいは無線によって通信可能である。
また、制御部43は、移動機構47と有線あるいは無線によって通信可能である。制御部43は移動機構47に移動の許可、禁止の信号を送信することで、移動機構47による走行を制御する。
【0019】
動画機能検知部44は、検出器100が動画撮影機能を有するか否かを検知する。動画機能検知部44は、収納部39内あるいは収納部39に収納された検出器100に近接して配置される。
報知部45は、絵、記号および文字等の画像を表示させたりすることで操作者に検出器100が動画撮影可能か否かを報知する。報知部45は、台車部46の上面に配置される。報知部45は、例えば、モニタ等を用いることができ、光や音を発生させてもよい。報知部45は、制御部43による指示に基づいて回診時に撮影する患者情報、患者の場所、検査情報リスト、X線画像等を表示する。
また、報知部45は、タッチパネルを備えることで、操作者による撮影条件の設定や撮影したX線画像を院内ネットワークに送信する操作をすることも可能である。また、X線撮影装置2は、操作者が報知部45のタッチパネルから入力することで、制御部43に対して操作許可を与えるログインやログアウト、制御部43や装置全体もしくは装置の一部の起動やシャットダウンを行えるように構成してもよい。
【0020】
次に、図3(a)、(b)を参照して収納部39A、39Bについて説明する。
図3(a)は、収納部39Aの構成の一例を示す図である。図3(a)では、動画機能検知部44Aが検出器100を非接触で検知する構成を示している。
収納部39Aは、検出器100を出し入れするために上面が開口する。なお、収納部39Aは、開口を開閉するための蓋を有していてもよい。収納部39Aは下端部を支点として上端部が装置から離れる方向に揺動可能である。放射線撮影装置を移動させる場合には、収納部39Aの上端部を装置に近づける方向に揺動させて略鉛直に保持した状態にすることで移動時の全長を短くすることができる。
図3(a)に示す動画機能検知部44Aは、色、光または磁気を検知したり、赤外線通信等の近接通信手段による検出器100の固有IDを検知したりする。
【0021】
図3(b)は、収納部39Bの構成の一例を示す図である。図3(b)では、動画機能検知部44Bが検出器100と接触することで検知する構成を示している。
収納部39Bは、収納部39Aと同様に、下端部を支点として上端部が装置から離れる方向に揺動可能である。
図3(b)に示す動画機能検知部44Bは、検出器100の外観や重量を検知する。動画撮影可能な放射線検出器100と静止画撮影専用の放射線検出器とには動画機能検知部44Bに対応した特徴を有している。
【0022】
次に、図4(a)〜(d)を参照して動画撮影可能な検出器100A〜100Dについて説明する。検出器100A〜100Dは、被写体である被検者を透過した放射線を検出して電気信号に変換する。
図4(a)は、動画撮影可能な検出器100Aの構成を入射面側から見た図である。
動画撮影可能な検出器100Aは動画撮影できない検出器、すなわち静止画撮影専用の検出器と外観(色あるいは光)が異なる。具体的には、検出器100Aは外周に配置されたフレーム101に沿ってフレーム101と異なる色のライン102を有する。ライン102は、動画撮影可能な検出器100Aが有する所定の外観の一例に対応する。一方、図示を省略するが、静止画撮影専用の検出器のフレーム101はライン102と異なる外観である。ライン102と異なる外観として、例えばライン102を有していない場合、例えばライン102の太さ、数、形状が異なる場合等が含まれる。なお、ライン102は、フレーム101の入射面側に限られず、入射面の反対側の面あるいは入射面に対して直交する側面に有していてもよい。また、逆に、動画撮影可能な検出器100Aがライン102を有しておらず静止画撮影専用の検出器がライン102を有している場合であってもよい。また、異なる外観はライン102である場合に限られず、記号、文字またはドット(ドットの集合を含む)のそれぞれ太さ、数、形状が異なる場合も含まれる。
例えば、動画機能検知部24、44はフレーム101のライン102を検知し、検知した結果を制御部23、43に送信する。
【0023】
図4(b)は、動画撮影可能な検出器100Bの構成を入射面側から見た図である。
動画撮影可能な検出器100Bは静止画撮影専用の検出器と外観(形状)が異なる。具体的には、検出器100Bは外周に配置されたフレーム101の4隅の角部のうち少なくとも一つに面取り形状103を有する。面取り形状103は、動画撮影可能な検出器100Bが有する所定の外観の一例に対応する。一方、図示を省略するが、静止画撮影専用の検出器のフレーム101は面取り形状103と異なる外観である。面取り形状103と異なる外観として、例えば面取り形状103を有していない場合、例えば角部形状である場合等が含まれる。また、逆に、動画撮影可能な検出器100Bが面取り形状103を有しておらず静止画撮影専用の検出器が面取り形状103を有している場合であってもよい。また、面取り形状103である場合に限られず、円弧状であったり、異なる面取り量であったり、異なる半径の円弧状等であってもよい。
例えば、動画機能検知部24、44はフレーム101の面取り形状103を検知し、検知した結果を制御部23、43に送信する。
【0024】
図4(c)は、動画撮影可能な検出器100Cの構成を入射面側から見た図である。
動画撮影可能な検出器100Cは静止画撮影専用の検出器と外観(形状)が異なる。具体的には、検出器100Cは外周に配置されたフレーム101の4辺のうち少なくとも一つに凹部104を有する。凹部104は、1辺のうち一部もしくは全体に形成される。また、凹部104は、フレーム101のうち入射面側、入射面の反対面側および側面のうち少なくとも1面、隣接する2面または3面に亘って形成される。凹部104は、動画撮影可能な検出器100Cが有する所定の外観の一例に対応する。一方、図示を省略するが、静止画撮影専用の検出器のフレーム101は凹部104と異なる外観である。凹部104と異なる外観として、例えば凹部104を有していない場合等が含まれる。また、逆に、動画撮影可能な検出器100Cが凹部104を有しておらず静止画撮影専用の検出器が凹部104を有している場合であってもよい。また、凹部104の大きさ、数、形状等が異なっていてもよい。
例えば、動画機能検知部24、44はフレーム101の凹部104を検知し、検知した結果を制御部23、43に送信する。
【0025】
図4(d)は、動画撮影可能な検出器100Dの構成を入射面側から見た図である。
動画撮影可能な検出器100Dは静止画撮影専用の検出器から取得できる情報が異なる。具体的には、検出器100Dは外周に配置されたフレーム101の4辺のうち少なくとも一つの内部あるいは面にID通信部105を有する。ID通信部105は検出器100Dの固有IDを送信する。一方、図示を省略するが、静止画撮影専用の検出器のフレーム101にもID通信部105を有し、固有IDを送信する。固有IDは、検出器100Dから非接触により検知される情報の一例に対応する。なお、ID通信部105に代えて磁石とし、動画機能検知部24、44を磁気検知センサとしてもよい。この場合、動画撮影可能な検出器100Dは磁石を有し、静止画撮影専用の検出器は磁石を有さない構成あるいはその逆の構成であったり、両者の磁力等が異なったりしてもよい。
例えば、動画機能検知部24、44はID通信部105から固有IDを検知し、検知した結果として固有IDを制御部23、43に送信する。
なお、動画撮影可能な検出器100と静止画撮影専用の検出器とが異なる点は、上述した図4(a)〜(d)の構成に限られず、例えば重量を用いてもよい。この場合、動画機能検知部24、44は検出器100の重量を検知し、検知した重量の情報を制御部23、43に送信する。
【0026】
次に、図5のフローチャートを参照して、X線撮影装置1、2によって検出器100が動画撮影可能か否かを報知する動作について説明する。図5のフローチャートは制御部23、43が記憶部に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現する。ここでは、例えば、操作者はX線撮影装置1、2に対して動画撮影することを入力しているものとする。
S51では、操作者は検出器100を収納部19、39に収納する。
【0027】
S52では、動画機能検知部24、44が収納部19、39内に収納された検出器100の特徴を検知し、検知した結果を制御部23、43に送信する。例えば、動画機能検知部24、44は検出器100における外観、重量あるいは非接触により取得される情報を制御部23、43に送信する。
【0028】
S53では、制御部23、43は動画機能検知部24、44により検知された結果を受信して、検出器100が動画撮影機能を有しているか否か、すなわち動画撮影可能か否かを判定する。
例えば、記憶部は検出器100の特徴を示す情報と、動画撮影可能であるか否かの情報とを予め関連付けたテーブルを記憶する。したがって、制御部23、43は記憶部に記憶されたテーブルを参照することで検出器100の特徴から検出器100が動画撮影可能であるか否かを判定することができる。例えば、所定の外観の情報、所定の重量の情報または所定の固有IDの情報等には、動画撮影可能である旨の情報が関連付けられる。一方、所定の外観以外の情報、所定の重量以外の情報または所定の固有ID以外の情報等には、動画撮影できない旨の情報が関連付けられる。
動画撮影可能である場合には図5のフローチャートの処理を終了し、動画撮影ができない場合にはS54に進む。なお、動画撮影可能である場合には、制御部23、43は処理を終了する前に、報知部25、45を用いて動画撮影可能であることを操作者に報知してもよい。また、動画撮影ができない場合には次の検知に備えるためにS51に戻ってもよい。
【0029】
S54では、制御部23、43は報知部25、45に所定の信号を送信することに応じて報知部25、45は操作者に対して検出器100に動画撮影機能がないこと、すなわち動画撮影ができないことを報知する。なお、制御部43は、移動機構47に所定の信号を送信して、移動機構47による移動を禁止することで操作者に対して検出器100が動画撮影できないことを報知してもよい。
以上のように、X線撮影装置1、2によれば、動画撮影を行う際に操作者は装置に収納部19、39に収納された検出器100が動画撮影可能なものであるかを判別することができる。したがって、患者への誤曝射を抑制し、円滑な撮影を行うことができる。
【0030】
(第2の実施形態)
図6は、第2の実施形態のX線撮影装置3の構成の一例を示す図である。本実施形態では、検出器の特徴のみではなくX線撮影装置全体の状態を判定することにより動画撮影可能であるか否かを判定する。
本実施形態のX線撮影装置3は、放射線発生部10、放射線撮影部15、装置制御部51を有する。放射線発生部10および放射線撮影部15は、第1の実施形態の図1と同様の構成を用いることができる。放射線発生部10および放射線撮影部15はX線室61内に設置する。なお、放射線検出器100は複数のX線室間で使用される。
【0031】
装置制御部51はX線室61の近傍に位置する制御室62に配置される。装置制御部51は、通信の制御や撮影条件の制御を行う。装置制御部51は、情報処理装置として機能する一般的なPCを用いることができる。装置制御部51は、画像処理されたX線画像やGUIをモニタに表示する。また、装置制御部51は、X線室61内に配置された、X線管球11およびアクセスポイント52に有線で接続される。アクセスポイント52は、放射線撮影部15の収納部19に収納された検出器100と無線で通信を行う。
【0032】
本実施形態の検出器100は、無線通信部106、バッテリ検知部107、温度検知部108、電源検知部109等を有する。無線通信部106は、アクセスポイント52との間で無線通信を行う。したがって、検出器100と装置制御部51とは、無線通信部106およびアクセスポイント52を介して通信可能である。バッテリ検知部107は、検出器100のバッテリ残量を検知する。温度検知部108は検出器100の筐体温度を検知する。電源検知部109は、検出器100の電源オン/オフを検知する。電源検知部109は、アクセスポイント52を介するか有線により装置制御部51に検知した結果を送信する。
【0033】
次に、図7のフローチャートを参照して、X線撮影装置3によって検出器100が動画撮影可能か否かを報知する動作について説明する。図7のフローチャートは装置制御部51が記憶部に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現する。ここでは、例えば、操作者はX線撮影装置3に対して動画撮影することを入力しているものとする。
S71では、操作者は検出器100を収納部19に収納する。
S72では、装置制御部51が検出器100の状態の情報を取得する。ここで、検出器100の状態とは、通信状態、バッテリ残量、筐体温度、電源状態等が含まれる。具体的には、装置制御部51は、検出器100の無線通信部106との間でアクセスポイント52を介して通信しているか否かにより無線通信状態の情報を取得する。このとき、装置制御部51は通信速度や通信強度を検知してもよい。
【0034】
また、バッテリ検知部107は検出器100のバッテリ残量を検知し、検知した結果を無線通信部106がアクセスポイント52を介して装置制御部51に送信する。装置制御部51は検知した結果を受信することでバッテリ残量の情報を取得する。
また、温度検知部108は検出器100の筐体温度を検知し、検知した結果を無線通信部106がアクセスポイント52を介して装置制御部51に送信する。装置制御部51は検知した結果を受信することで筐体温度の情報を取得する。
また、電源検知部109は検出器100の電源のオン/オフ状態を検知し、検知した結果を無線通信部106がアクセスポイント52を介して装置制御部51に送信する。装置制御部51は検知した結果を受信することで電源のオン/オフ状態の情報を取得する。
なお、バッテリ残量検知、温度検知における検知した結果は、無線通信により送信されるために、通信状態の検知を先に行うことが好ましい。装置制御部51は、その他の検知の順番を適宜、優先度に基づいて決定することができる。
【0035】
S73では、装置制御部51は検知した結果に基づいて検出器100が動画撮影可能か否かを判定する。具体的には、装置制御部51は検出器100の通信状態が安定している場合に動画撮影可能であると判定し、通信状態が安定していない場合には動画撮影ができないと判定する。安定している通信状態は、所定の状態の一例に対応する。また、装置制御部51は検出器100のバッテリ残量が閾値以上である場合には動画撮影可能であると判定し、閾値よりも少ない場合には動画撮影ができないと判定する。検出器100のバッテリ残量が閾値以上の状態は、所定の状態の一例に対応する。なお、閾値は動画撮影するのに必要なバッテリ残量から取得することができる。また、装置制御部51は検出器100の筐体温度が閾値よりも低い場合には動画撮影可能であると判定し、閾値以上の場合には動画撮影ができないと判定する。筐体温度が閾値よりも低い状態は、所定の状態の一例に対応する。また、装置制御部51は検出器100の電源がオンの場合には動画撮影可能であると判定し、オフの場合には動画撮影ができないと判定する。
動画撮影可能である場合には図7のフローチャートを終了し、動画撮影ができない場合にはS74に進む。なお、動画撮影可能である場合には、装置制御部51は処理を終了する前に、報知部としてのモニタを用いて動画撮影可能であることを操作者に報知してもよい。また、動画撮影可能である場合には、次の検知に備えるためにS71に戻ってもよい。
【0036】
S74では、装置制御部51はモニタを用いて操作者に対して検出器100が動画撮影できない旨のエラーを報知する。
以上のように、X線撮影装置3によれば、動画撮影を行う際に操作者は検出器100の状態が動画撮影可能であるかを判別することができる。したがって、更に円滑な撮影を行うことができる。
【0037】
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態の移動型のX線撮影装置4の構成の一例を示す図である。本実施形態では、検査情報から動画撮影が必要なときにのみエラーを報知する。
本実施形態のX線撮影装置4は、放射線発生部30、放射線撮影部35等が台車部46に搭載して構成される。なお、図2に示すX線撮影装置2と同様の構成は適宜、その説明を省略する。
X線撮影装置4は、放射線機器の検査予約と撮影情報を管理するシステムであるRIS(放射線科情報システム:Radiology Information Systems)と無線もしくは有線で通信するための通信部71を有する。制御部43は通信部71を介してRISから検査予約情報(検査情報)を受信する。検査予約情報には被検者である患者情報、検査が動画撮影であるか否かのパラメータ情報等が含まれる。制御部43は受信した検査予約情報が未終了の検査であって、かつ、動画撮影検査が含まれているかを判定する。
【0038】
また、X線撮影装置4は、台車部46に搭載されたバッテリ部の残量を検知するバッテリ残量検知部72を有する。制御部43とバッテリ残量検知部72とは有線もしくは無線により接続されている。バッテリ残量検知部72はバッテリ部の残量を検知した結果を制御部43に送信する。バッテリ部は、X線管球11によってX線を曝射させたり、移動機構47を駆動させたりするための電力を供給する。制御部43はバッテリ残量検知部72が検知した結果からバッテリ残量が動画撮影のためのX線曝射ができるか否かを判定する。具体的には、制御部43は検査予約情報に基づいてX線管球11を駆動(曝射)させるのに必要なバッテリ残量よりもバッテリ残量検知部72により検知されたバッテリ残量が大きい場合にはX線曝射できると判定する。なお、支持部32を移動させる必要がある場合には、制御部43はバッテリ残量検知部72が検知した結果からバッテリ残量が、支持部32を移動させることができ、かつ、動画撮影のためのX線曝射ができるか否かを判定してもよい。
【0039】
次に、図9のフローチャートを参照して、X線撮影装置4によって検出器100が動画撮影可能か否かを報知する動作について説明する。図9のフローチャートは制御部43が記憶部に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現する。
S91では、制御部43はRISから検査予約情報を取得する。
S92では、制御部43は取得した検査予約情報のうち未終了の検査の中に動画撮影検査が含まれているかを判定する。動画撮影検査が含まれている場合にはS93に進む。この場合、制御部43は動画撮影が必要であることを操作者に報知してもよい。一方、動画撮影検査が含まれていない場合には図9のフローチャートの処理を終了する。なお、動画撮影検査が含まれていない場合には次の検査予約情報を取得するのに備えるためにS91に戻ってもよい。
【0040】
S93では、操作者は検出器100を収納部39に収納する。
S94では、動画機能検知部44が収納部39内に収納された検出器100の特徴を検知し、検知した結果を制御部43に送信する。この処理は、第1の実施形態の図5に示すS52と同様の処理である。また、制御部43は検出器100の状態を取得してもよい。この処理は、第2の実施形態の図7に示すS72と同様の処理である。更に、本実施形態では、バッテリ残量検知部72がバッテリ部の残量を検知し、検知した結果を制御部43に送信する。
【0041】
S95では、制御部43は動画機能検知部44により検知された結果を受信して、検出器100が動画撮影可能か否かを判定する。この処理は、第1の実施形態の図5に示すS53と同様の処理である。また、制御部43は検出器100の状態が検知された結果に基づいて検出器100が動画撮影可能か否かを判定してもよい。この処理は、第2の実施形態の図7に示すS73と同様の処理である。
更に、本実施形態では、制御部43は動画撮影する際にX線曝射するのに必要なバッテリ残量を検査情報に基づいて算出し、バッテリ残量検知部72から受信したバッテリ残量で足りるか否か、すなわち動画撮影可能か否かを判定する。なお、制御部43は取得した検査予約情報からバッテリ消費量が大きい動画撮影の優先順位を決定して効率の良い検査順番に入れ替えてもよい。このように、検出器100側の機能や状態だけではなく放射線発生部10の状態も判定することで機能の信頼性が向上する。
動画撮影可能である場合には図9のフローチャートを終了し、動画撮影ができない場合にはS96に進む。なお、動画撮影可能である場合には、制御部43は処理を終了する前に、報知部45を用いて動作可能であることを操作者に報知してもよい。また、動画撮影可能である場合には次の検査予約情報を取得するのに備えるためにS91に戻ってもよい。
【0042】
S96では、制御部43が報知部45に所定の信号を送信することに応じて報知部45は操作者に対して動画撮影ができないことを報知する。
以上のように、X線撮影装置4によれば、検査の予約状況により、動画撮影が必要なときにのみ操作者はX線撮影装置4が動画撮影可能であるかを判別できる。
【0043】
(第4の実施形態)
図10は、第4の実施形態の移動型のX線撮影装置5のうち収納部39周辺の構成の一例を示す図である。本実施形態では、動画撮影できない検出器100を収納部39に収納不可にすることで操作者に対して動画撮影ができないことを報知する。なお、第1の実施形態の図2に示すX線撮影装置2と同様の構成は適宜、その説明を省略する。
本実施形態では、動画機能検知部44が収納部39の上部、すなわち開口に近接した位置に配置される。したがって、検出器100を収納部39に挿入したときに、第1の実施形態よりも早い段階で検出器100が動画撮影可能な否かを検知することができる。
ここで、収納部39内にはストッパ81が設けられる。ストッパ81は収納部39内に配置され、検出器100を収納部39内に収納できないように規制する。また、ストッパ81はアクチュエータの駆動により回動軸82の回りを回動可能である。ストッパ81が回動することで規制が解除され、検出器100を収納部39内に収納することができる。
【0044】
次に、図11のフローチャートを参照して、X線撮影装置5によって検出器100が動画撮影可能か否かを報知する動作について説明する。図11のフローチャートは制御部43が記憶部に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現する。
S111では、制御部43はRISから検査予約情報を取得する。
S112では、制御部43は取得した検査予約情報のうち未終了の検査の中に動画撮影検査が含まれているかを判定する。動画撮影検査が含まれている場合にはS113に進む。この場合、制御部43は動画撮影可能な検出器100が必要であることを操作者に報知してもよい。一方、動画撮影検査が含まれていない場合には図11のフローチャートの処理を終了する。なお、動画撮影検査が含まれていない場合には次の検査予約情報を取得するのに備えるためにS111に戻ってもよい。
【0045】
S113では、操作者は検出器100を収納部39に挿入する。このとき、ストッパ81は検出器100が収納部39に完全に収納されるのを規制する。
S114では、動画機能検知部44が収納部39内に挿入された検出器100の特徴を検知し、検知した結果を制御部43に送信する。この処理は、第1の実施形態の図5に示すS52と同様の処理である。
S115では、制御部43は動画機能検知部44により検知された結果を受信して、検出器100が動画撮影可能か否かを判定する。この処理は、第1の実施形態の図5に示すS53と同様の処理である。
動画撮影ができない場合には図11のフローチャートを終了する。すなわち、制御部43はストッパ81による規制を継続させることで、検出器100が完全に収納部39に収納できないようにする。このようにストッパ81により検出器100が収納部39に収納できないようにすることで、検出器100が動画撮影できないことを操作者に対して報知する。したがって、操作者は収納部39に収納させようとしている検出器100に代えて、別の動画撮影可能な検出器100を挿入する。
一方、動画撮影可能である場合にはS116に進む。
【0046】
S116では、制御部43はストッパ81による規制を解除する。具体的には、制御部43はアクチュエータに対して指示することでストッパ81を回動軸82の回りに回動させて、収納部39内に検出器100を完全に収納できるようにする。
S117では、操作者は検出器100を収納部39に収納する。
以上のように、X線撮影装置5によれば、動画撮影を行う際に操作者は動画撮影できない検出器を収納することができないことから検出器100が動画撮影可能なものであるかを判別することができる。したがって、患者への誤曝射を抑制し、円滑な撮影を行うことができる。
【0047】
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。また、上述した実施形態を適宜、組み合せてもよい。
なお、上述した実施形態において、動画撮影可能な検出器100は動画に限られず、静止画も撮影可能であるものとする。
また、上述した実施形態において、放射線がX線である場合について説明したが、X線に限られず、α線、β線、γ線、粒子線、宇宙線等であってもよい。
【符号の説明】
【0048】
1〜5:X線撮影装置 10:放射線発生部 15:放射線撮影部 19:収納部 23:制御部 24:動画機能検知部 25:報知部 30:放射線発生部 35:放射線撮影部 39:収納部 43:制御部 44:動画機能検知部 45:報知部 100:放射線検出器
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11