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特開2020-24632サービス提供システムおよびサービス提供システム用プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-24632(P2020-24632A)
(43)【公開日】2020年2月13日
(54)【発明の名称】サービス提供システムおよびサービス提供システム用プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20200121BHJP
   G06K 7/10 20060101ALI20200121BHJP
   G06Q 30/06 20120101ALI20200121BHJP
【FI】
   G06Q30/02 470
   G06K7/10 264
   G06Q30/06 340
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-149614(P2018-149614)
(22)【出願日】2018年8月8日
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩尾 一優
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB46
5L049BB59
5L049BB66
(57)【要約】      (修正有)
【課題】利用者が特に意識することなく、利用者に対応した対応メニューを提示することが可能なサービス提供システムおよびサービス提供システム用プログラムを提供する。
【解決手段】サービス提供システム2において、サービス提供装置10の利用者13は、発信機IDを含む無線信号を発信する発信機14を所持する。発信機14は、利用者13の操作なしに無線信号を発信する。管理サーバ11の抽出部は、利用者13に対応した対応メニューCMを抽出する。記憶制御部は、発信機IDと対応メニューCMの情報とを関連付けて対応メニュー情報に記憶する。取得部は、発信機IDを取得する。表示制御部は、取得部において取得した発信機IDに関連付けられた対応メニューCMを記憶制御部から受け取り、サービス提供装置10のタッチパネルディスプレイ15に表示する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス提供装置の複数のメニューから、前記サービス提供装置の利用者に対応した対応メニューを抽出する抽出部と、
前記利用者が所持し、かつ無線信号を発信する発信機を識別する識別情報と、前記対応メニューの情報とを関連付けて記憶部に記憶する制御を行う記憶制御部と、
前記利用者の操作なしに発信される前記無線信号に含まれる前記識別情報を取得する取得部と、
前記取得部において取得した前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューを前記記憶制御部から受け取り、前記サービス提供装置の表示部に表示する制御を行う表示制御部と、
を備えるサービス提供システム。
【請求項2】
前記抽出部は、前記サービス提供装置において前記利用者が過去に使用した前記メニューから前記対応メニューを抽出する請求項1に記載のサービス提供システム。
【請求項3】
前記抽出部は、前記利用者が前回使用したメニューを前記対応メニューとして抽出する請求項2に記載のサービス提供システム。
【請求項4】
前記抽出部は、前記利用者が使用する回数が最も多いメニューを前記対応メニューとして抽出する請求項2または3に記載のサービス提供システム。
【請求項5】
前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、
前記表示制御部は、前記表示部に前記対応メニューと前記初期設定のメニューを両方表示し、かつ前記対応メニューと前記初期設定のメニューを識別可能に表示する制御を行う請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記初期設定のメニュー上に、前記初期設定のメニューよりもサイズを小さくした前記対応メニューを表示する制御を行う請求項5に記載のサービス提供システム。
【請求項7】
前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、
前記表示制御部は、前記対応メニューと前記初期設定のメニューを1回の操作で切り替え可能に表示する制御を行う請求項1ないし6のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
【請求項8】
前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、
前記取得部において取得した前記識別情報が新規であり、前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューがなかった場合、前記表示制御部は、前記初期設定のメニューを前記表示部に表示する制御を行う請求項1ないし7のいずれか1項に記載のサービス提供システム。
【請求項9】
複数のメニューを有するサービス提供装置を含むサービス提供システムに用いられるサービス提供システム用プログラムであり、
複数の前記メニューから、前記サービス提供装置の利用者に対応した対応メニューを抽出する抽出部と、
前記利用者が所持し、かつ無線信号を発信する発信機を識別する識別情報と、前記対応メニューの情報とを関連付けて記憶部に記憶する制御を行う記憶制御部と、
前記利用者の操作なしに発信される前記無線信号に含まれる前記識別情報を取得する取得部と、
前記取得部において取得した前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューを前記記憶制御部から受け取り、前記サービス提供装置の表示部に表示する制御を行う表示制御部として、コンピュータを機能させるサービス提供システム用プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、サービス提供システムおよびサービス提供システム用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、認証を条件として利用を許可する情報処理装置において、利用者の認証情報及び利用者に関連づけた他の携帯性を有する通信端末を識別する利用端末ID(Identification Data)を記憶するメモリを備え近距離通信を行う近距離通信デバイスと近距離通信する近距離通信手段と、利用を許可する利用者の認証情報を登録認証情報として記憶する認証情報記憶手段と、近距離通信手段が近距離通信デバイスから取得した認証情報を認証情報記憶手段の登録認証情報と照合して一次認証処理を行う一次認証手段と、一次認証手段が一次認証に成功すると、近距離通信手段に近距離通信を行わせて通信端末から通信端末の端末IDを取得させ、通信端末の端末IDを利用端末IDと照合して二次認証処理を行う二次認証手段と、二次認証手段が認証に成功すると、利用を許可する制御手段と、を備える情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2011−243017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えばコンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機等、複数の利用者が利用するサービス提供装置では、使用したいメニューが利用者毎に異なる。このため、複数の利用者の各々に対応したメニュー(以下、対応メニュー)を提示することが求められている。
【0005】
対応メニューを提示する方法としては、例えば以下が考えられる。まず、利用者の求めに応じて、そのサービス提供装置専用の利用者の識別情報(ID)を発行する。また、IDと対応メニューの情報を関連付けておく。そして、利用者がサービス提供装置を利用する場合にIDを読み取り、読み取ったIDに関連付けられた対応メニューをサービス提供装置の表示部に表示させる。IDを読み取る方法には、例えば、IDを記憶したIC(Integrated Circuit)カードを利用者に配布し、ICカードと10cm程度の距離で無線通信(NFC;Near Field Communications)するカードリーダでIDを読み取る方法がある。
【0006】
しかしながら、上記の方法では、IDの発行手続をしたり、カードリーダにICカードをかざしたり、といった利用者の意識的な行動が必要であった。
【0007】
本開示の技術は、利用者が特に意識することなく、利用者に対応した対応メニューを提示することが可能なサービス提供システムおよびサービス提供システム用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、サービス提供装置の複数のメニューから、前記サービス提供装置の利用者に対応した対応メニューを抽出する抽出部と、前記利用者が所持し、かつ無線信号を発信する発信機を識別する識別情報と、前記対応メニューの情報とを関連付けて記憶部に記憶する制御を行う記憶制御部と、前記利用者の操作なしに発信される前記無線信号に含まれる前記識別情報を取得する取得部と、前記取得部において取得した前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューを前記記憶制御部から受け取り、前記サービス提供装置の表示部に表示する制御を行う表示制御部と、を備えるサービス提供システムである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記抽出部は、前記サービス提供装置において前記利用者が過去に使用した前記メニューから前記対応メニューを抽出する請求項1に記載のサービス提供システムである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記抽出部は、前記利用者が前回使用したメニューを前記対応メニューとして抽出する請求項2に記載のサービス提供システムである。
【0011】
請求項4に記載の発明は、前記抽出部は、前記利用者が使用する回数が最も多いメニューを前記対応メニューとして抽出する請求項2または3に記載のサービス提供システムである。
【0012】
請求項5に記載の発明は、前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、前記表示制御部は、前記表示部に前記対応メニューと前記初期設定のメニューを両方表示し、かつ前記対応メニューと前記初期設定のメニューを識別可能に表示する制御を行う請求項1ないし4のいずれか1項に記載のサービス提供システムである。
【0013】
請求項6に記載の発明は、前記表示制御部は、前記初期設定のメニュー上に、前記初期設定のメニューよりもサイズを小さくした前記対応メニューを表示する制御を行う請求項5に記載のサービス提供システムである。
【0014】
請求項7に記載の発明は、前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、前記表示制御部は、前記対応メニューと前記初期設定のメニューを1回の操作で切り替え可能に表示する制御を行う請求項1ないし7のいずれか1項に記載のサービス提供システムである。
【0015】
請求項8に記載の発明は、前記メニューは、前記利用者に関わらず前記表示部に最初に表示する初期設定のメニューを含み、前記取得部において取得した前記識別情報が新規であり、前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューがなかった場合、前記表示制御部は、前記初期設定のメニューを前記表示部に表示する制御を行う請求項1ないし7のいずれか1項に記載のサービス提供システムである。
【0016】
請求項9に記載の発明は、複数のメニューを有するサービス提供装置を含むサービス提供システムに用いられるサービス提供システム用プログラムであり、複数の前記メニューから、前記サービス提供装置の利用者に対応した対応メニューを抽出する抽出部と、前記利用者が所持し、かつ無線信号を発信する発信機を識別する識別情報と、前記対応メニューの情報とを関連付けて記憶部に記憶する制御を行う記憶制御部と、前記利用者の操作なしに発信される前記無線信号に含まれる前記識別情報を取得する取得部と、前記取得部において取得した前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューを前記記憶制御部から受け取り、前記サービス提供装置の表示部に表示する制御を行う表示制御部として、コンピュータを機能させるサービス提供システム用プログラムである。
【発明の効果】
【0017】
請求項1、9に記載の発明によれば、利用者が特に意識することなく、利用者に対応した対応メニューを提示することが可能となる。
【0018】
請求項2に記載の発明によれば、利用者のメニューの使用履歴さえ記憶しておけば、利用者の手を煩わせることなく対応メニューを抽出することができる。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、毎回同じメニューを選択しがちな利用者にとって選択する確率が高いと思われるメニューを、対応メニューとして抽出することができる。
【0020】
請求項4に記載の発明によれば、全ての利用者にとって選択する確率がより高いと思われるメニューを、対応メニューとして抽出することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明によれば、対応メニューだけでなく初期設定のメニューがあることを利用者に認識させることができる。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、対応メニューと初期設定のメニューを容易に識別することができる。
【0023】
請求項7に記載の発明によれば、利用者のメニューの選択意図に素早く対応することができる。
【0024】
請求項8に記載の発明によれば、対応メニューがなかった場合でも、利用者はサービス提供装置を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】サービス提供システムを示す図である。
図2】サービス提供装置のメニューを示す図である。
図3】管理サーバを構成するコンピュータを示すブロック図である。
図4】管理サーバのCPUの処理部を示すブロック図である。
図5】対応メニュー情報の内容を示す図である。
図6】発信機IDと利用者IDの関連付けの例を示す図である。
図7】メニュー表示画面を示す図であり、図7Aは、初期メニュー上に対応メニューを表示したメニュー表示画面、図7Bは、初期メニューを表示したメニュー表示画面をそれぞれ示す。
図8】メニュー表示画面を示す図であり、図8Aは、初期メニューを表示したメニュー表示画面、図8Bは、サブメニューを表示したメニュー表示画面をそれぞれ示す。
図9】対応メニューがなかった場合のメニュー表示画面を示す図である。
図10】発信機IDと対応メニューの情報とを関連付けて記憶する例を示す図である。
図11】発信機IDに関連付けられた対応メニューをサービス提供装置のタッチパネルに表示する例を示す図である。
図12】管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。
図13】管理サーバの処理手順を示すフローチャートである。
図14】メニュー使用回数情報の内容を示す図である。
図15】利用者が使用する回数が最も多いメニューを対応メニューとして抽出する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
[第1実施形態]
図1において、サービス提供システム2は、サービス提供装置10と管理サーバ11とを備える。サービス提供装置10は、コンビニエンスストア等の店舗に設置される。サービス提供装置10は、コピー、プリント、スキャナ、ファックス等の機能を有する、いわゆるマルチコピー機である。サービス提供装置10は、上記の機能の他、チケット販売サービス、プリペイドサービス、スポーツ振興くじ販売サービス、行政サービスといった各種サービスの受付機能を有する。サービス提供装置10は、こうした各種機能に応じた複数のメニューを有する(図2参照)。管理サーバ11はサービス提供装置10を管理する。サービス提供装置10および管理サーバ11は、インターネットあるいは公衆通信回線等のWAN(Wide Area Network)12で相互に通信可能に接続されている。
【0027】
管理サーバ11は、サーバコンピュータ、ワークステーションといったコンピュータをベースとする。管理サーバ11は、これらのコンピュータに、オペレーティングシステム等の制御プログラムや、各種アプリケーションプログラムをインストールして構成される。
【0028】
サービス提供装置10の利用者13は、発信機14を所持している。発信機14は、ブルートゥース(登録商標)といった無線通信用の無線信号(ビーコン信号と呼ばれる)を発信する。無線信号は、通信可能範囲が例えば10m〜50mで、例えば1秒間に1回の割合で発信される。無線信号は、発信機14を識別する識別情報である発信機ID(図5等参照)を含む。
【0029】
発信機14は、利用者13の操作なしに無線信号を発信する。具体的には、発信機14には電池が内蔵されており、発信機14を購入したときには絶縁シートで電池への通電が妨げられている。利用者13は、絶縁シートを引き抜いて電池への通電を開始する。電池への通電開始後、発信機14は、電池の電力が尽きるまで、無線信号を発信し続ける。
【0030】
発信機14は、例えば、介護施設の高齢者や小学生の見守り用として市販されているもので、数センチ程度の板状である。発信機14は、ポケットの中に入れたり、キーホルダーに取り付けたり等して携帯可能である。
【0031】
サービス提供装置10には、表示部に相当するタッチパネルディスプレイ(以下、タッチパネル)15が設けられている。タッチパネル15は、利用者13に各種画面を表示し、かつ各種画面を通じて利用者13からの各種操作指示の入力を受け付ける。各種画面には、メニュー表示画面60(図7等参照)があり、各種操作指示には、メニューを選択する指示(以下、メニュー選択指示)がある。
【0032】
また、サービス提供装置10には、発信機14からの無線信号を受信する受信機16が内蔵されている。サービス提供装置10は、受信機16において受信した無線信号に含まれる発信機14の発信機IDを、WAN12を介して管理サーバ11に送信する。サービス提供装置10は、受信機16において最初に発信機14からの無線信号が受信された場合と、タッチパネル15においてメニュー選択指示の入力が受け付けられた場合に、発信機IDを管理サーバ11に送信する。
【0033】
ここで、受信機16において最初に発信機14からの無線信号が受信された場合とは、利用者13がサービス提供装置10の設置店舗に訪れた場合である。また、発信機IDを管理サーバ11に送信する契機となるメニュー選択指示は、図2に示すサブメニューSMの選択指示である。サブメニューSMがない初期設定のメニュー(以下、初期メニュー)DM(図2のスキャン、ファックス)の場合は、初期メニューDMの選択指示である。
【0034】
図2において、サービス提供装置10のメニューは、初期メニューDMと、初期メニューDMから分かれたサブメニューSMとを有する階層構造である。初期メニューDMは、利用者13に関わらず、サービス提供装置10のタッチパネル15に最初に表示する設定となっているメニューである。初期メニューDMには、コピー、プリント、スキャン、ファックス、チケット、プリペイドサービス、スポーツ振興くじ、行政サービスがある。初期メニューDMのコピーには、サブメニューSMとして白黒とカラーがある。以下同様に、プリントには、写真プリント、普通紙プリント、はがきプリントが、チケットには、スポーツ、映画・シネコン、レジャー、イベント・アートが、それぞれサブメニューSMとしてある。また、プリペイドサービスには、オンラインマネー、国際電話が、スポーツ振興くじには、toto、BIGが、行政サービスには、住民票の写し、印鑑登録証明書が、それぞれサブメニューSMとしてある。スキャンとファックスには、サブメニューSMは登録されていない。なお、ここで挙げたメニューは一例であり、これに限定されない。例えば、初期メニューDMのチケットに、ライブチケットや高速バスチケットといったサブメニューSMが加えられてもよい。また、サブメニューSMが2階層以上あってもよい。
【0035】
図3において、管理サーバ11を構成するコンピュータは、ストレージデバイス30、メモリ31、CPU(Central Processing Unit)32、通信部33、ディスプレイ34、および入力デバイス35を備えている。これらはデータバス36を介して相互接続されている。
【0036】
ストレージデバイス30は記憶部に相当し、管理サーバ11を構成するコンピュータに内蔵、またはケーブルやネットワークを通じて接続されたハードディスクドライブである。もしくはストレージデバイス30は、ハードディスクドライブを複数台連装したディスクアレイである。ストレージデバイス30には、オペレーティングシステム等の制御プログラムや各種アプリケーションプログラム、およびこれらのプログラムに付随する各種データ等が記憶されている。
【0037】
メモリ31は、CPU32が処理を実行するためのワークメモリである。CPU32は、ストレージデバイス30に記憶されたプログラムをメモリ31へロードして、プログラムにしたがった処理を実行することにより、コンピュータの各部を統括的に制御する。
【0038】
通信部33は、WAN12を介した各種情報の伝送制御を行うネットワークインターフェースである。ディスプレイ34は各種画面を表示する。管理サーバ11を構成するコンピュータは、各種画面を通じて、入力デバイス35からの各種操作指示の入力を受け付ける。入力デバイス35は、キーボードやマウス、あるいはタッチパネルである。
【0039】
図4において、管理サーバ11のストレージデバイス30には、アプリケーションプログラムとしてサービス提供システム用プログラム(以下、システム用プログラム)40が記憶されている。ストレージデバイス30には、システム用プログラム40の他に、対応メニュー情報41が記憶されている。
【0040】
システム用プログラム40が起動されると、管理サーバ11のCPU32は、メモリ31等と協働して、取得部45、抽出部46、記憶制御部47、および表示制御部48として機能する。
【0041】
取得部45は、受信機16から送信される、発信機14の発信機IDを取得する。前述のように、発信機IDは、受信機16において最初に無線信号が受信された場合と、タッチパネル15においてメニュー選択指示の入力が受け付けられた場合に、サービス提供装置10から送信される。このため、取得部45は、受信機16において最初に無線信号が受信された場合と、タッチパネル15においてメニュー選択指示の入力が受け付けられた場合に、発信機IDを取得する。以下、前者の場合に取得した発信機IDを、メニュー選択指示前の発信機ID、後者の場合に取得した発信機IDを、メニュー選択指示後の発信機IDと呼んで区別する。
【0042】
メニュー選択指示後の発信機IDを取得する場合、取得部45は、メニュー選択指示後の発信機IDに加えて、タッチパネルディスプレイ15からのメニュー選択指示の情報を取得する。取得部45は、メニュー選択指示後の発信機IDとメニュー選択指示の情報とを抽出部46に出力する。また、取得部45は、メニュー選択指示前の発信機IDを記憶制御部47に出力する。
【0043】
抽出部46は、複数のメニューから、各利用者13に対応した対応メニューCM(図5等参照)を抽出する。より詳しくは、抽出部46は、サービス提供装置10を利用者13が前回使用したときに、取得部45から受け取ったメニュー選択指示の情報で示されるメニューを、対応メニューCMとして抽出する。サービス提供装置10を利用者13が前回使用したときに、取得部45から受け取ったメニュー選択指示の情報で示されるメニューは、利用者13が過去に使用したメニューであって、利用者13が前回使用したメニュー(以下、前回使用メニュー)である。すなわち、抽出部46は、サービス提供装置10において利用者13が過去に使用したメニューであって、利用者13が前回使用した前回使用メニューを対応メニューCMとして抽出する。抽出部46は、抽出した対応メニューCMを記憶制御部47に出力する。
【0044】
記憶制御部47は、発信機IDと対応メニューCMの情報とを関連付けて、ストレージデバイス30の対応メニュー情報41に記憶する制御を行う。また、記憶制御部47は、取得部45からのメニュー選択指示前の発信機IDに関連付けられた対応メニューCMを対応メニュー情報41から読み出す。そして、読み出した対応メニューCMを表示制御部48に出力する。
【0045】
表示制御部48は、タッチパネル15に表示する各種画面を生成して、生成した各種画面をタッチパネル15に出力する。より具体的には、表示制御部48は、記憶制御部47から対応メニューCMを受け取る。そして、受け取った対応メニューCMをタッチパネル15に表示する制御を行う。
【0046】
図5に示すように、対応メニュー情報41には、記憶制御部47によって、発信機IDと利用者IDと対応メニューCMとが関連付けて登録されている。利用者IDは、利用者13を識別する識別情報である。
【0047】
図6は、発信機IDと利用者IDとの関連付けの例を示す。利用者13は、発信機14に加えて、決済カード55を所持している。決済カード55は、サービス提供装置10の設置店舗のレジスター56に通すことで、商品の支払い決済を行うことができる、いわゆる電子マネーである。決済カード55は、サービス提供装置10の設置店舗で限定的に使用可能である。決済カード55には、利用者IDが記憶されている。利用者13は、決済カード55を発行する場合に、氏名、性別、生年月日、住所等の個人情報を登録する。利用者IDは、こうした個人情報と関連付けて管理サーバ11のストレージデバイス30に記憶されている。
【0048】
レジスター56には、サービス提供装置10と同じく、発信機14からの無線信号を受信する受信機57が内蔵されている。また、レジスター56は、決済カード55が通された場合に、決済カード55から利用者IDを読み取る。レジスター56は、決済カード55から利用者IDを読み取った場合に受信機57において受信していた無線信号に含まれる発信機IDと、決済カード55から読み取った利用者IDとを、管理サーバ11に送信する。
【0049】
管理サーバ11では、取得部45において発信機IDと利用者IDとが取得され、記憶制御部47に出力される。そして、記憶制御部47によって、発信機IDと利用者IDとが対応メニュー情報41に登録される。これにより、発信機IDと利用者IDとが関連付けられる。一方、決済カード55を所持していない利用者13の場合は、管理サーバ11への発信機IDと利用者IDの登録が必要である。なお、図6では、対応メニュー情報41の対応メニューCMの項目を省略している。
【0050】
図7に示すように、表示制御部48は、メニュー表示画面60を生成して、これをタッチパネル15に表示させる。図7Aは、初期メニューDM上に対応メニューCMを表示したメニュー表示画面60を、図7Bは、初期メニューDMを表示したメニュー表示画面60を、それぞれ示す。
【0051】
図7Aに示すメニュー表示画面60は、メニュー選択指示前の発信機IDを取得部45において取得してから、タッチパネル15に最初に表示される画面である。このメニュー表示画面60には、初期メニューDMの選択指示を行うための初期メニュー選択ボタン61上に、対応メニューCMの選択指示を行うための対応メニュー選択ボタン62を有するダイアログボックス63が表示される。初期メニュー選択ボタン61は、破線で示すようにグレーアウトされ、選択指示が不可能な状態とされている。ダイアログボックス63は、初期メニュー選択ボタン61の配置領域よりもサイズが小さい。すなわち、表示制御部48は、タッチパネル15に対応メニューCMと初期メニューDMを両方表示し、かつ対応メニューCMと初期メニューDMを識別可能に表示する制御を行う。また、表示制御部48は、初期メニューDM上に、初期メニューDMよりもサイズを小さくした対応メニューCMを表示する制御を行う。
【0052】
ダイアログボックス63には、初期メニュー表示ボタン64が設けられている。この初期メニュー表示ボタン64が選択された場合、表示制御部48は、図7Bに示すようにメニュー表示画面60の表示を切り替える。
【0053】
図7Bに示すメニュー表示画面60では、ダイアログボックス63が消去される。そして、初期メニュー選択ボタン61のグレーアウトが解除されて、初期メニューDMの選択指示が可能な状態とされる。
【0054】
図7Bに示すメニュー表示画面60には、対応メニュー表示ボタン65が設けられている。対応メニュー表示ボタン65が選択された場合、表示制御部48は、図7Aにメニュー表示画面60の表示を戻す。すなわち、表示制御部48は、対応メニューCMと初期メニューDMを1回の操作で切り替え可能に表示する制御を行う。
【0055】
図7Bに示すメニュー表示画面60において、初期メニュー選択ボタン61が選択された場合、表示制御部48は、図8に示すように、サブメニューSMを選択するためのサブメニュー選択ボタン66が配置されたメニュー表示画面60に表示を切り替える。
【0056】
図8は、図8Aにハッチングで示すように、チケットの初期メニュー選択ボタン61が選択された場合を示している。この場合、図8Bに示すように、チケットのサブメニューSMであるスポーツ、映画・シネコン、レジャー、イベント・アートのそれぞれのサブメニュー選択ボタン66が配置されたメニュー表示画面60に表示が切り替わる。なお、符号67は、メニュー表示画面60を図8A図7B)の表示状態に戻すための戻るボタンである。
【0057】
ここで、取得部45において取得したメニュー選択指示前の発信機IDが新規であり、発信機IDに関連付けられた対応メニューCMが、対応メニュー情報41に登録されていない場合も考えられる。この場合、表示制御部48は、図9に示すメニュー表示画面60を生成して、タッチパネル15に表示させる。図9に示すメニュー表示画面60は、図7B等で示した初期メニュー選択ボタン61が配置されたメニュー表示画面60において、対応メニュー表示ボタン65が設けられていないものである。すなわち、取得部45において取得した発信機IDが新規であり、発信機IDに関連付けられた対応メニューCMがなかった場合、表示制御部48は、初期メニューDMをタッチパネル15に表示する制御を行う。
【0058】
図10および図11は、発信機ID:TR0100の発信機14を所持する、利用者ID:U0100の利用者13を例に、サービス提供装置10と管理サーバ11との各種データの遣り取りを示したものである。
【0059】
図10に示すように、利用者ID:U0100の利用者13は、初期メニューDMのチケットを選択した後、サブメニューSMのスポーツを選択して、サービス提供装置10においてスポーツ観戦のチケットを購入する。この際、受信機16は、発信機14から、発信機ID:TR0100を含む無線信号を受信する。これにより、メニュー選択指示の情報:チケット_スポーツと、メニュー選択指示後の発信機ID:TR0100とが、サービス提供装置10から管理サーバ11に送信される。
【0060】
管理サーバ11では、取得部45により、メニュー選択指示の情報:チケット_スポーツと、メニュー選択指示後の発信機ID:TR0100とが取得される。そして、抽出部46によって、対応メニュー:チケット_スポーツが抽出され、記憶制御部47により、対応メニュー情報41の発信機ID:TR0100の対応メニューCMの項目に、チケット_スポーツが登録される。
【0061】
図11は、図10で示したように対応メニューCMとしてチケット_スポーツが登録された後に、発信機ID:TR0100の発信機14を所持する、利用者ID:U0100の利用者13がサービス提供装置10を使用しようとした場合を示している。この場合、メニュー選択指示前の発信機ID:TR0100が、サービス提供装置10から管理サーバ11に送信される。
【0062】
管理サーバ11では、取得部45により、メニュー選択指示前の発信機ID:TR0100が取得される。次いで、記憶制御部47により、対応メニュー情報41の発信機ID:TR0100に関連付けられた対応メニュー:チケット_スポーツが読み出され、表示制御部48に出力される。そして、表示制御部48によって、チケット_スポーツの対応メニュー選択ボタン62を有するダイアログボックス63が表示されたメニュー表示画面60(図11ではダイアログボックス63のみ図示)がタッチパネル15に表示される。
【0063】
以下、上記構成による作用について、図12および図13のフローチャートを参照して説明する。まず、システム用プログラム40が起動されると、図4で示したように、CPU32が、取得部45、抽出部46、記憶制御部47、および表示制御部48として機能し、コンピュータが管理サーバ11として機能する。
【0064】
図12において、管理サーバ11では、サービス提供装置10からのメニュー選択指示後の発信機ID、メニュー選択指示の情報が待ち受けられている(ステップST100)。メニュー選択指示後の発信機ID、メニュー選択指示の情報が受信された場合(ステップST100でYES)、取得部45においてメニュー選択指示後の発信機ID、メニュー選択指示の情報が取得される(ステップST110)。メニュー選択指示後の発信機ID、メニュー選択指示の情報は、取得部45から抽出部46に出力される。
【0065】
抽出部46では、取得部45から受け取ったメニュー選択指示の情報で示されるメニュー、すなわち、サービス提供装置10において利用者13が過去に使用したメニューであって、利用者13が前回使用した前回使用メニューが対応メニューCMとして抽出される(ステップST120)。対応メニューCMは抽出部46から記憶制御部47に出力され、記憶制御部47により、発信機IDと関連付けて対応メニュー情報41に記憶される(ステップST130)。
【0066】
図13において、今度は、管理サーバ11においてメニュー選択指示前の発信機IDが受信された場合(ステップST200でYES)を考える。この場合、取得部45においてメニュー選択指示前の発信機IDが取得される(ステップST210)。メニュー選択指示前の発信機IDは、取得部45から記憶制御部47に出力される。
【0067】
記憶制御部47により、取得部45からのメニュー選択指示前の発信機IDに関連付けられた対応メニューCMが対応メニュー情報41から読み出される(ステップST220)。対応メニューCMは、記憶制御部47から表示制御部48に出力される。
【0068】
図7Aで示したように、表示制御部48により、初期メニューDM上に対応メニューCMを表示したメニュー表示画面60がサービス提供装置10のタッチパネル15に表示される(ステップST230)。
【0069】
このように、抽出部46により複数のメニューから対応メニューCMを抽出し、記憶制御部47により発信機IDと対応メニューの情報とを関連付けて記憶する。そして、利用者13の操作なしに発信される発信機14の無線信号に含まれる発信機IDを取得部45において取得し、取得した発信機IDに関連付けられた対応メニューCMをサービス提供装置10のタッチパネル15に表示する。したがって、利用者13が特に意識することなく、利用者13に対応した対応メニューCMが提示される。また、発信機IDと利用者IDとの関連付けも、図6で示したように、利用者13が特に意識することなく実行される。
【0070】
メニューが図2で示したような階層構造をもち、選択したいメニューがサブメニューSMであった場合、図8で示したように、利用者13は、初期メニュー選択ボタン61を選択した後、さらにサブメニュー選択ボタン66を選択する、という2段階の操作が必要であった。しかし、図7Aで示した対応メニュー選択ボタン62で示される対応メニューCMが、利用者13が選択したいサブメニューSMであった場合、対応メニュー選択ボタン62を選択する1回の操作で、利用者13が望むサブメニューSMが選択される。このため操作の手間が省かれる。
【0071】
抽出部46は、サービス提供装置10において利用者13が過去に使用したメニューから対応メニューCMを抽出する。したがって、利用者13のメニューの使用履歴さえ記憶しておけば、利用者13の手を煩わせることなく対応メニューCMが抽出される。
【0072】
また、抽出部46は、前回使用メニューを対応メニューCMとして抽出する。したがって、毎回同じメニューを選択しがちな利用者13にとって選択する確率が高いと思われるメニューが、対応メニューCMとして抽出される。
【0073】
メニュー表示画面60においては、表示制御部48により、対応メニューCMと初期メニューDMが両方表示され、かつ対応メニューCMと初期メニューDMが識別可能に表示される。したがって、利用者13は、対応メニューCMだけでなく初期メニューDMがあることを認識する。
【0074】
また、メニュー表示画面60においては、表示制御部48により、初期メニューDM上に、初期メニューDMよりもサイズを小さくした対応メニューCMが表示される。したがって、対応メニューCMと初期メニューDMとの識別がしやすい。
【0075】
図7Aで示したメニュー表示画面60において初期メニュー表示ボタン64が選択された場合、図7Bで示したように、初期メニューDMを表示したメニュー表示画面60に表示が切り替えられる。また、図7Bで示したメニュー表示画面60において対応メニュー表示ボタン65が選択された場合、図7Aで示したメニュー表示画面60に表示が切り替えられる。
【0076】
このように、表示制御部48は、対応メニューCMと初期メニューDMを1回の操作で切り替え可能に表示する。したがって、利用者13が対応メニューCMではなく他のメニューを選択したい場合、あるいは、一旦は他のメニューを選択しようと考えたが、結局対応メニューCMを選択しようとした場合等に、素早い対応がなされる。
【0077】
また、図13では省略したが、ステップST220において、取得部45からのメニュー選択指示前の発信機IDに関連付けられた対応メニューCMがなかった場合、図9で示したように、初期メニューDMを表示したメニュー表示画面60がサービス提供装置10のタッチパネル15に表示される。
【0078】
このように、取得部45において取得した発信機IDが新規であり、発信機IDに関連付けられた対応メニューCMがなかった場合、表示制御部48は、初期メニューDMを表示する。したがって、対応メニューCMがなかった場合でも、利用者13によりサービス提供装置10が利用される。
【0079】
発信機14を所持する利用者13が、サービス提供装置10付近に複数人いて、受信機16において複数の無線信号が受信される場合が考えられる。こうした状況に対応するため、受信機16に無線信号の信号強度を測定する機能を設けておく。そして、信号強度が最も強い無線信号の発信機IDのみを選択的に管理サーバ11に送信する構成としてもよい。
【0080】
図6においても、発信機14を所持する利用者13が、レジスター56付近に複数人いて、受信機57において複数の無線信号が受信される場合が考えられる。このため、受信機57についても、無線信号の信号強度を測定する機能を設けておき、信号強度が最も強い無線信号の発信機IDのみを選択的に管理サーバ11に送信する構成としてもよい。
【0081】
受信機16は、サービス提供装置10とは別体でもよい。同じく、受信機57は、レジスター56とは別体でもよい。
【0082】
対応メニューCMと初期メニューDMを別に表示してもよい。また、初期メニューDM上に対応メニューCMを表示するのではなく、対応メニューCMと初期メニューDMを並べて表示してもよい。さらに、対応メニューCMと初期メニューDMのそれぞれの表示タブを用意し、表示タブを選択する操作に応じて、対応メニューCMと初期メニューDMを切り替え可能に表示してもよい。
【0083】
図7Aで示したメニュー表示画面60を、メニュー選択指示前の発信機IDを取得部45において取得してから、タッチパネル15に最初に表示される画面としているが、これに限定されない。図7Bで示したメニュー表示画面60を、メニュー選択指示前の発信機IDを取得部45において取得してから、タッチパネル15に最初に表示される画面としてもよい。
【0084】
[第2実施形態]
図14および図15に示す第2実施形態では、利用者13が使用する回数が最も多いメニュー(以下、最多使用メニュー)を、抽出部46において対応メニューCMとして抽出する。
【0085】
図14は、メニュー使用回数情報70を示す。メニュー使用回数情報70は、発信機IDと利用者ID毎に、各メニュー(スキャン、ファックスの初期メニューDMと各サブメニューSM)の使用回数を登録したものである。メニュー使用回数情報70は、ストレージデバイス30に記憶されていて、記憶制御部47により管理される。具体的には、記憶制御部47は、取得部45からメニュー選択指示後の発信機IDとメニュー選択指示の情報とを受け取る。そして、受け取ったメニュー選択指示後の発信機IDの、メニュー選択指示の情報で示されるメニューの使用回数をインクリメントする。
【0086】
図14では、発信機ID:TR0001の発信機14を所持する、利用者ID:U0001の利用者13等の各メニューの使用回数を例示している。利用者ID:U0001の利用者13は、コピー_カラーの使用回数が最多の15回で、次いでコピー_白黒の使用回数が8回と2番目に多く、行政サービス_印鑑登録証明書の使用回数が1回となっている。他のメニューはいずれも使用回数0回である。また、利用者ID:U0002の利用者13は、スポーツ振興くじ_totoのみを使用しており、その使用回数は45回である。
【0087】
図15に示すように、抽出部46は、メニュー使用回数情報70を参照して、最多使用メニューを対応メニューCMとして抽出する。図15では、発信機ID:TR0001の発信機14を所持する、利用者ID:U0001の利用者13の対応メニューCMとして、最多使用メニューであるコピー_カラーを抽出した例を示している。なお、図示は省略したが、利用者ID:U0002の利用者13の対応メニューCMには、スポーツ振興くじ_totoが抽出される。
【0088】
この場合も上記第1実施形態と同じく、抽出部46は、抽出した対応メニューCMを記憶制御部47に出力し、記憶制御部47は、発信機IDと対応メニューCMの情報とを関連付けて、対応メニュー情報41に記憶する。
【0089】
このように、第2実施形態では、抽出部46において最多使用メニューを対応メニューCMとして抽出する。したがって、毎回同じメニューを選択しがちな利用者13だけでなく、全ての利用者13にとって選択する確率がより高いと思われるメニューが、対応メニューCMとして抽出される。
【0090】
例えば、対応メニューCMを前回使用メニューとするか最多使用メニューとするかを、利用者13が設定可能な構成とする等、第1実施形態と第2実施形態とを複合して実施してもよい。
【0091】
対応メニューCMは1つのメニューに限らない。前回使用メニューと、前々回に使用したメニューの2つを、対応メニューCMとして抽出してもよい。また、最多使用メニューと、使用回数が2番目に多いメニューの2つを、対応メニューCMとして抽出してもよい。
【0092】
利用者13の行動履歴(移動履歴、商品購入履歴、ウェブページの閲覧履歴等)を元に、利用者13の趣味嗜好を判断し、判断した趣味嗜好に応じたメニューを対応メニューCMとして抽出してもよい。例えば、行動履歴から、利用者13がサッカー場に通っていて、かつサッカー誌を購入していることが分かった場合、当該利用者13の趣味をサッカーであると判断する。そして、サッカーの試合のチケットの購入に関するメニューを対応メニューCMとして抽出する。また、例えば、サッカーの試合のチケットを購入する利用者13が、同時に高速バスのチケットを購入する確率が高い、という分析データがあった場合、高速バスのチケットの購入に関するメニューも対応メニューCMとして抽出してもよい。このように、対応メニューCMは、利用者13が過去に使用したメニューに限らない。
【0093】
管理サーバ11を構成するコンピュータのハードウェア構成は種々の変形が可能である。例えば、管理サーバ11を、処理能力や信頼性の向上を目的として、ハードウェアとして分離された複数台のサーバコンピュータで構成することも可能である。具体的には、取得部45および抽出部46の機能と、記憶制御部47および表示制御部48の機能とを、2台のサーバコンピュータに分散して担わせる。この場合は2台のサーバコンピュータで管理サーバ11を構成する。
【0094】
サービス提供装置10にシステム用プログラム40をインストールし、上記各実施形態で管理サーバ11に構築した各処理部45〜48をサービス提供装置10に構築してもよい。また、各処理部45〜48のうちの一部の機能をサービス提供装置10に担わせ、残りの機能を管理サーバ11に担わせてもよい。
【0095】
このように、コンピュータのハードウェア構成は、処理能力、安全性、信頼性等の要求される性能に応じて適宜変更することができる。さらに、ハードウェアに限らず、システム用プログラム40等のアプリケーションプログラムについても、安全性や信頼性の確保を目的として、二重化したり、あるいは、複数のストレージデバイスに分散して格納することももちろん可能である。
【0096】
上記各実施形態において、例えば、取得部45、抽出部46、記憶制御部47、表示制御部48といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(システム用プログラム40)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
【0097】
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
【0098】
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントおよびサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
【0099】
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
【0100】
以上の記載から、以下の付記項1に記載の発明を把握することができる。
【0101】
[付記項1]
サービス提供装置の複数のメニューから、前記サービス提供装置の利用者に対応した対応メニューを抽出する抽出プロセッサと、
前記利用者が所持し、かつ無線信号を発信する発信機を識別する識別情報と、前記対応メニューの情報とを関連付けて記憶部に記憶する制御を行う記憶制御プロセッサと、
前記利用者の操作なしに発信される前記無線信号に含まれる前記識別情報を取得する取得プロセッサと、
前記取得プロセッサにおいて取得した前記識別情報に関連付けられた前記対応メニューを前記記憶制御プロセッサから受け取り、前記サービス提供装置の表示部に表示する制御を行う表示制御プロセッサと、
を備えるサービス提供システム。
【0102】
本開示の技術は、上述の種々の実施形態や種々の変形例を適宜組み合わせることも可能である。また、上記各実施形態に限らず、要旨を逸脱しない限り種々の構成を採用し得ることはもちろんである。
【0103】
さらに、本開示の技術は、プログラムに加えて、プログラムを記憶する記憶媒体にもおよぶ。具体的には、システム用プログラム40といったアプリケーションプログラムは、上記各実施形態のようにストレージデバイス30に記憶されている形態に限らない。システム用プログラム40をコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶した形態で提供してもよい。記憶媒体としては、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)およびDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)等の光ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリおよびメモリカード等の半導体メモリが挙げられる。また、システム用プログラム40を、通信部33に接続されたWAN12等の通信回線を介して外部装置から取得するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0104】
2 サービス提供システム
10 サービス提供装置
11 管理サーバ
12 WAN
13 利用者
14 発信機
15 タッチパネルディスプレイ(タッチパネル)
16、57 受信機
30 ストレージデバイス
31 メモリ
32 CPU
33 通信部
34 ディスプレイ
35 入力デバイス
36 データバス
40 サービス提供システム用プログラム(システム用プログラム)
41 対応メニュー情報
45 取得部
46 抽出部
47 記憶制御部
48 表示制御部
55 決済カード
56 レジスター
60 メニュー表示画面
61 初期メニュー選択ボタン
62 対応メニュー選択ボタン
63 ダイアログボックス
64 初期メニュー表示ボタン
65 対応メニュー表示ボタン
66 サブメニュー選択ボタン
67 戻るボタン
70 メニュー使用回数情報
DM 初期設定のメニュー(初期メニュー)
SM サブメニュー
CM 対応メニュー
ST100〜ST130、ST200〜ST230 ステップ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15