特開2020-46523(P2020-46523A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-46523(P2020-46523A)
(43)【公開日】2020年3月26日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 21/00 20060101AFI20200303BHJP
   B41J 29/393 20060101ALI20200303BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20200303BHJP
   H04N 1/04 20060101ALI20200303BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20200303BHJP
【FI】
   G03G21/00 510
   G03G21/00 386
   B41J29/393 105
   B41J29/38 Z
   H04N1/12 Z
   H04N1/00 E
   H04N1/00 002A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2018-174400(P2018-174400)
(22)【出願日】2018年9月19日
(71)【出願人】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】芳野 剛
【テーマコード(参考)】
2C061
2H270
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AQ06
2C061AR01
2C061HJ06
2C061HK05
2C061HK11
2C061HN04
2C061HN05
2C061HN15
2C061KK04
2C061KK13
2C061KK18
2C061KK26
2C061KK28
2C061KK35
2H270LA19
2H270LA20
2H270LA22
2H270LD03
2H270LD09
2H270LD14
2H270MA05
2H270MH13
2H270MH15
2H270NB22
2H270NC01
2H270NC07
2H270NC14
2H270PA20
2H270RB04
2H270RB05
2H270RB06
2H270RB09
2H270RC03
2H270RC11
2H270RC12
2H270RC14
2H270ZC03
2H270ZC04
2H270ZC08
5C062AA05
5C062AB05
5C062AB08
5C062AB22
5C062AB25
5C062AB41
5C062AB42
5C062AB43
5C062AB44
5C062AC02
5C062AC03
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC22
5C062AC55
5C062AC58
5C062AC61
5C062AF07
5C062AF15
5C062AF16
5C072AA01
5C072DA25
5C072EA05
5C072EA07
5C072FB25
5C072RA18
5C072UA13
5C072WA02
5C072XA01
5C072XA05
(57)【要約】
【課題】ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認を可能とする。
【解決手段】用紙に画像を形成する画像形成部と、画像が形成された用紙から画像異常を検出する異常検出部と、を備える画像形成装置において、ジョブの実行時に、異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするためのチェック用画像を画像形成部に形成させ(ステップS1,S15)、当該チェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部に画像異常を検出させ(ステップS2,S16)、当該異常検出部による検出結果に基づいて当該異常検出部の動作確認情報を生成する(ステップS3,S17)。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
用紙に画像を形成する画像形成部と、
画像が形成された用紙から画像異常を検出する異常検出部と、
ジョブの実行時に、前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするためのチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該チェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該異常検出部による検出結果に基づいて当該異常検出部の動作確認情報を生成する動作確認処理を行う制御部と、
を備える画像形成装置。
【請求項2】
前記検出レベルは、画像異常の大きさ又は濃度の少なくとも一方で示される請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記動作確認情報には、前記異常検出部が正常に動作していることを示す情報、又は、前記異常検出部におけるチェック時の検出レベルが含まれる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記異常検出部が正常に動作していることを示す情報、又は、前記異常検出部におけるチェック時の検出レベルを含むテキストデータを、前記動作確認情報として生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記チェック用画像が形成された用紙を読み取って得られた画像データに、画像異常の検出箇所を示すマークを付加した画像データを、前記動作確認情報として生成する請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記動作確認情報を、前記ジョブを特定可能な情報と対応付けて記憶部に記憶させる請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記動作確認情報を、前記ジョブに対する画像異常の検出結果と対応付けて記憶部に記憶させる請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記動作確認情報を通知し、ユーザーの操作による承認指示を取得した場合に、前記画像形成部に前記ジョブの実行を継続させる請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、少なくとも前記ジョブの開始時と前記ジョブの終了時に前記動作確認処理を行う請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記異常検出部により前記チェック用画像が形成された用紙の当該チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、ユーザーに通知し、ユーザーに前記ジョブの実行を継続するか否かを選択させる請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を前記ジョブに係る画像とは異なる用紙に形成させる請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記ジョブで使用される紙種ごとに、前記動作確認処理を行う請求項11に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を前記ジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に形成させ、ページごとに前記動作確認情報を生成する請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記制御部は、前記異常検出部により画像異常が検出された用紙を、通常の排紙トレイとは異なる排紙トレイに排出させ、かつ、前記画像形成部に、前記画像異常が検出された用紙に対応する画像を別の用紙に再形成させるものであり、
前記制御部は、前記異常検出部により、前記チェック用画像が形成された用紙の断裁領域において、当該チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、例外として、当該チェック用画像が形成された用紙の前記異なる排紙トレイへの排出、及び、前記画像異常が検出された用紙に対応する画像の前記別の用紙への再形成を行わず、前記画像形成部に前記ジョブの実行を継続させる請求項13に記載の画像形成装置。
【請求項15】
前記制御部は、前記画像形成部に、前記ジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に、所定の異常レベルの範囲に限定して前記チェック用画像を形成させる請求項13又は14に記載の画像形成装置。
【請求項16】
前記制御部は、前記ジョブ中に前記異常検出部の検出レベルが、ユーザーが予め設定した画像異常の良否判定に用いる境界値より悪い状態となった場合に、前記ジョブを一時停止し、前記チェック用画像より詳細に前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするための第2のチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該第2のチェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該第2のチェック用画像から得られた現状の検出レベルを通知する請求項1から15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記制御部は、前記ジョブ中に画像異常の検出数が所定数を超えた場合に、前記ジョブを一時停止し、前記チェック用画像より詳細に前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするための第3のチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該第3のチェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該第3のチェック用画像から得られた現状の検出レベルを通知する請求項1から16のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項18】
前記制御部は、ジョブごとに、ジョブの開始時と終了時の前記異常検出部の検出レベルの変化量を画像形成枚数とともに記憶部に記憶させ、画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きい場合に、前記異常検出部の劣化を通知する請求項1から17のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項19】
前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を用紙の表面及び裏面に形成させる請求項1から18のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項20】
前記制御部は、用紙を複数の領域に分割した領域ごとに、前記動作確認処理を行う請求項1から19のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プリンター、複写機、印刷機等の画像形成装置により用紙に画像を形成した後、その画像を読み取って、点状汚れ、ホタル、スジ等の画像異常を検出する画像検査装置が利用されている。また、画像異常の検出機能が正常に動作しているか否かをチェックするために、用紙に画像異常を模したチェック用画像を意図的に形成し、チェック用画像から画像異常を検出できるか否かを確認するチェックモードが設けられている装置もある。
【0003】
例えば、疑似欠陥を印刷した印刷物を検査して生成された欠陥検出データと、疑似欠陥の印刷に用いた疑似欠陥データとに基づいて、検査精度を検証する検査精度検証システムが提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、画像形成出力された画像を読み取った読取画像を検査する画像検査システムにおいて、疑似的に欠陥を付加した画像を出力し、出力結果を読み取った欠陥読取画像と基準となるマスター画像との差分に基づいて、読取画像の欠陥を判定するための閾値を決定する技術が提案されている(特許文献2参照)。疑似的に付加される欠陥は、段階的に欠陥レベル(濃淡)が異なる複数の欠陥により構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−003876号公報
【特許文献2】特開2014−044712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来、画像異常の検出機能が正常に動作しているか否かの判断は、チェックモードが指定された場合に行われるものであるため、ジョブの実行時に画像異常検出機能をONにしていても、画像異常が発生しない場合は、画像異常として検出されず、正常に動作しているかどうか、わからなかった。
また、ジョブ中に、どのレベルの異常を検出しているかを確認することはできなかった。
【0007】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認を可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、用紙に画像を形成する画像形成部と、画像が形成された用紙から画像異常を検出する異常検出部と、ジョブの実行時に、前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするためのチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該チェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該異常検出部による検出結果に基づいて当該異常検出部の動作確認情報を生成する動作確認処理を行う制御部と、を備える画像形成装置である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記検出レベルは、画像異常の大きさ又は濃度の少なくとも一方で示される。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記動作確認情報には、前記異常検出部が正常に動作していることを示す情報、又は、前記異常検出部におけるチェック時の検出レベルが含まれる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記異常検出部が正常に動作していることを示す情報、又は、前記異常検出部におけるチェック時の検出レベルを含むテキストデータを、前記動作確認情報として生成する。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記チェック用画像が形成された用紙を読み取って得られた画像データに、画像異常の検出箇所を示すマークを付加した画像データを、前記動作確認情報として生成する。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記動作確認情報を、前記ジョブを特定可能な情報と対応付けて記憶部に記憶させる。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記動作確認情報を、前記ジョブに対する画像異常の検出結果と対応付けて記憶部に記憶させる。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記動作確認情報を通知し、ユーザーの操作による承認指示を取得した場合に、前記画像形成部に前記ジョブの実行を継続させる。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、少なくとも前記ジョブの開始時と前記ジョブの終了時に前記動作確認処理を行う。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記異常検出部により前記チェック用画像が形成された用紙の当該チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、ユーザーに通知し、ユーザーに前記ジョブの実行を継続するか否かを選択させる。
【0018】
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を前記ジョブに係る画像とは異なる用紙に形成させる。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記ジョブで使用される紙種ごとに、前記動作確認処理を行う。
【0020】
請求項13に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を前記ジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に形成させ、ページごとに前記動作確認情報を生成する。
【0021】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記異常検出部により画像異常が検出された用紙を、通常の排紙トレイとは異なる排紙トレイに排出させ、かつ、前記画像形成部に、前記画像異常が検出された用紙に対応する画像を別の用紙に再形成させるものであり、前記制御部は、前記異常検出部により、前記チェック用画像が形成された用紙の断裁領域において、当該チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、例外として、当該チェック用画像が形成された用紙の前記異なる排紙トレイへの排出、及び、前記画像異常が検出された用紙に対応する画像の前記別の用紙への再形成を行わず、前記画像形成部に前記ジョブの実行を継続させる。
【0022】
請求項15に記載の発明は、請求項13又は14に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成部に、前記ジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に、所定の異常レベルの範囲に限定して前記チェック用画像を形成させる。
【0023】
請求項16に記載の発明は、請求項1から15のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記ジョブ中に前記異常検出部の検出レベルが、ユーザーが予め設定した画像異常の良否判定に用いる境界値より悪い状態となった場合に、前記ジョブを一時停止し、前記チェック用画像より詳細に前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするための第2のチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該第2のチェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該第2のチェック用画像から得られた現状の検出レベルを通知する。
【0024】
請求項17に記載の発明は、請求項1から16のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記ジョブ中に画像異常の検出数が所定数を超えた場合に、前記ジョブを一時停止し、前記チェック用画像より詳細に前記異常検出部による画像異常の検出レベルをチェックするための第3のチェック用画像を前記画像形成部に形成させ、当該第3のチェック用画像が形成された用紙を対象として前記異常検出部に画像異常を検出させ、当該第3のチェック用画像から得られた現状の検出レベルを通知する。
【0025】
請求項18に記載の発明は、請求項1から17のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、ジョブごとに、ジョブの開始時と終了時の前記異常検出部の検出レベルの変化量を画像形成枚数とともに記憶部に記憶させ、画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きい場合に、前記異常検出部の劣化を通知する。
【0026】
請求項19に記載の発明は、請求項1から18のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記画像形成部に、前記チェック用画像を用紙の表面及び裏面に形成させる。
【0027】
請求項20に記載の発明は、請求項1から19のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、用紙を複数の領域に分割した領域ごとに、前記動作確認処理を行う。
【発明の効果】
【0028】
本発明によれば、ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。
図2】画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3】第1のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図4】チェック用画像が形成された専用チャートの例である。
図5】画像異常の検出レベルの定義例を示す図である。
図6】現状の検出レベルの表示例である。
図7】画像異常の検出レポートの例である。
図8】第2の実施の形態の画像形成装置により実行される第2のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図9】第3の実施の形態の画像形成装置により実行される第3のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図10】ジョブに係る画像とチェック用画像が形成された用紙の例である。
図11】動作確認情報として生成された画像データである。
図12】第3の実施の形態の変形例におけるジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図13】第4の実施の形態の画像形成装置により実行される第4のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図14】第2のチェック用画像が形成された詳細チャートの例である。
図15】第5の実施の形態の画像形成装置により実行される第5のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
図16】第6の実施の形態の画像形成装置により実行される画像異常検出機能の劣化監視処理を示すフローチャートである。
図17】領域ごとにチェック用画像が形成された用紙の例である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0031】
図1は、画像形成装置100の全体構成を示す概略断面図である。図2は、画像形成装置100の機能的構成を示すブロック図である。
【0032】
図2に示すように、画像形成装置100は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、記憶部15、計時部16、給紙部20、画像形成部30、異常検出部40、パージ処理部50、断裁部60等を備えている。
【0033】
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、記憶部15から各種プログラムを読み出して実行することにより、各部を制御する。
【0034】
操作部12及び表示部13は、図1に示すように、画像形成装置100の上部に設けられたユーザーインターフェースである。
操作部12は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、制御部11に出力する。操作部12としては、キーパッド、表示部13と一体に構成されたタッチパネル等を用いることができる。
表示部13は、制御部11の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部13としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
【0035】
通信部14は、通信ネットワークに接続された外部装置との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部14は、外部装置から画像形成の対象となるジョブのデータを受信する。
ジョブとは、画像形成に関する一連の動作である。例えば、所定ページの出力物を作成する場合には、この出力物の画像形成に関する一連の動作が1ジョブであり、複数部の出力物を作成する場合には、複数部分の画像形成に関する一連の動作が1ジョブである。ジョブのデータには、ページごとの画像データ、用紙(紙種)の指定、片面/両面設定、断裁処理の設定(断裁の有無、断裁幅等)、部数等が含まれる。
【0036】
記憶部15は、制御部11により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるデータ等を記憶している。記憶部15としては、ハードディスク、不揮発性の半導体メモリー等を用いることができる。
例えば、記憶部15には、チェック用画像の画像データが記憶されている。チェック用画像は、異常検出部40による画像異常の検出レベルをチェックするための画像である。チェック用画像には、複数の段階(異常レベル)の画像異常を模した画像が含まれている。また、記憶部15には、チェック用画像中の「画像異常を模した画像」の位置、種類、異常レベル(大きさ、濃度等)が記憶されている。
【0037】
計時部16は、計時回路(RTC:Real Time Clock)を有し、この計時回路により現在日時を計時して制御部11に出力する。
【0038】
給紙部20は、用紙が収納された複数の給紙トレイを有し、ジョブにおいて指定された用紙が収納されている給紙トレイから用紙を画像形成部30に供給する。
【0039】
画像形成部30は、画像データの各画素の4色の画素値に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の4色からなる画像を用紙上に形成する。画像形成部30は、図1に示すように、四つの書込みユニット31、中間転写ベルト32、2次転写ローラー33、定着装置34、反転経路35を備えている。
【0040】
四つの書込みユニット31は、中間転写ベルト32のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、中間転写ベルト32上にイエロー、マゼンタ、シアン、黒の各色の画像を形成する。各書込みユニット31は、形成する画像の色が異なるだけで構成は同じであり、図1に示すように、感光体3a、帯電部3b、露光部3c、現像部3d、1次転写ローラー3e及びクリーニング部3fを備えている。
【0041】
画像形成時、各書込みユニット31では、帯電部3bにより感光体3aを帯電させた後、画像データに基づいて露光部3cにより出射した光束で感光体3a上を走査し、静電潜像を形成する。現像部3dによりトナー等の色材を供給して現像すると、感光体3a上に画像が形成される。
四つの書込みユニット31の感光体3a上にそれぞれ形成した画像を、それぞれの1次転写ローラー3eにより、中間転写ベルト32上に順次重ねて転写(1次転写)する。これにより、中間転写ベルト32上には各色からなる画像が形成される。1次転写後、クリーニング部3fにより感光体3a上に残留する色材を除去する。
【0042】
画像形成部30は、給紙部20から供給された用紙上に、2次転写ローラー33により中間転写ベルト32上に形成された画像を転写(2次転写)した後、用紙を定着装置34により加熱及び加圧して、定着処理を施す。
用紙の両面に画像を形成する場合は、反転経路35に用紙を搬送してその表裏を反転した後、再度2次転写ローラー33へ用紙を搬送する。
【0043】
異常検出部40は、画像が形成された用紙から画像異常を検出する。画像異常とは、ジョブとして意図された画像ではなく、画像上に現れる点状汚れ(色点)、ホタル(白抜け)、スジ等をいう。点状汚れは、意図していない部分にトナー等の色材が付着したものである。ホタルは、トナー等の色材が付着すべき部分の一部が白く抜けているものである。スジは、線状の画像異常であり、色スジ(周囲より濃度が濃いスジ)と、白スジ(周囲より濃度が薄いスジ)とがある。また、用紙搬送方向(FD:Feed Direction)に沿った縦スジ、用紙幅方向(CD:Cross Direction)に沿った横スジ、斜め方向のスジ等がある。また、異常検出部40は、画像異常として、意図された濃度と異なる濃度異常を検出する。
異常検出部40は、画像読取部41、解析部42、良否判定部43を備える。
【0044】
画像読取部41は、用紙の搬送経路上に配置され、画像形成部30により画像が形成された用紙を読み取り、読取画像データを生成する。画像読取部41としては、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)等のセンサーが1次元に配置されたラインセンサー、2次元に配置されたエリアセンサー、カメラ等の撮像装置等を使用することができる。画像読取部41は、図1に示すように、画像形成部30から搬送される用紙の下面を読み取る画像読取部41Aと、用紙の上面を読み取る画像読取部41Bと、から構成される。用紙の両面に画像が形成された場合には、画像読取部41A,41Bの両方を用い、用紙の片面のみに画像が形成された場合には、画像読取部41Bのみを用いればよい。
【0045】
解析部42は、画像読取部41により生成された読取画像データから画像異常の有無を検査し、画像異常が存在する場合には、画像異常の位置、種類、異常レベル(異常の程度)等を出力する。具体的には、解析部42は、読取画像データを、画像異常がない状態の基準画像データと比較することで、画像異常を検出する。
【0046】
良否判定部43は、予め設定されているユーザー設定値(OK/NG境界値)に基づいて、検出された画像異常の良否を判定する。ユーザー設定値は、画像異常を許容するか(OK)、損紙として処理するか(NG)、画像異常の良否判定に用いる境界値である。良否判定部43は、画像異常の異常レベルが、ユーザー設定値と同じか、ユーザー設定値より異常の程度が大きい場合に、NG(画像異常として扱う)と判定する。良否判定部43は、画像異常の異常レベルが、ユーザー設定値より異常の程度が小さい場合に、OK(画像異常として扱わない)と判定する。
【0047】
解析部42及び良否判定部43の処理内容は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の処理回路を用いてハードウェア処理により実現することもできるし、CPUやGPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサーがプログラムを読み取って実行するソフトウェア処理によって実現することもできる。
【0048】
画像が形成された後の用紙は、図1に示す排紙トレイT1又は排紙トレイT2に排出される。
パージ処理部50は、用紙の排出先に応じて、用紙の搬送経路を切り替える。例えば、パージ処理部50は、正常に画像形成された用紙については、排紙トレイT1に排出し、画像異常があると判断された用紙又はチェック用画像のみが形成された用紙(専用チャート)については、排紙トレイT2に排出する。
【0049】
断裁部60は、断裁処理が設定されている場合に、搬送されてきた用紙の周縁部を、予め設定されている位置で断裁する。断裁部60は、用紙を1枚ずつ断裁してもよいし、用紙を複数枚まとめて断裁するものであってもよい。
【0050】
制御部11は、ジョブの実行時に、異常検出部40による画像異常の検出レベルをチェックするためのチェック用画像を画像形成部30に形成させ、チェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常を検出させ、異常検出部40による検出結果に基づいて異常検出部40の動作確認情報を生成する動作確認処理を行う。動作確認処理には、チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成が含まれる。
【0051】
ジョブの実行時とは、ジョブが実行されるタイミングであり、ジョブ開始時、ジョブ中、ジョブ終了時の一つ以上を含む。ジョブ開始時は、ジョブの開始前、又は、ジョブの最初の方(1ページ目等)の実行時である。ジョブ終了時は、ジョブの終了後、又は、ジョブの最後の方(最終ページ等)の実行時である。
【0052】
検出レベルは、異常検出部40(解析部42)がどこまで画像異常を検出可能か(検出限界)を示す値である。検出レベルは、画像異常の大きさ又は濃度の少なくとも一方で示される。
動作確認情報には、異常検出部40が正常に動作していることを示す情報、又は、異常検出部40におけるチェック時の検出レベルが含まれる。
【0053】
制御部11は、チェック用画像から検出された画像異常の位置、種類、異常レベルと、記憶部15に記憶されている「画像異常を模した画像」の位置、種類、異常レベルと、に基づいて、異常検出部40がどの異常レベルまで画像異常を検出できているか(検出レベル)を判断する。異常検出部40が検出できた画像異常のうち、最も検出困難な異常レベルを現状の検出レベルとする。制御部11は、異常検出部40がチェック用画像からユーザー設定値に相当する異常レベル(大きさ、濃度)の画像異常を検出できているか否かを判断する。制御部11は、現状の検出レベルが、ユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常を検出可能なレベルである場合に、異常検出部40が正常に動作していると判断する。つまり、検出レベルをチェックすることで、異常検出部40が正常に動作しているか否かもわかる。このように、チェック用画像は、異常検出部40が正常に動作していることのチェックにも利用される。
【0054】
制御部11は、動作確認情報として、例えば、異常検出部40が正常に動作していることを示す情報、又は、異常検出部40におけるチェック時の検出レベルを含むテキストデータを生成する(図6参照)。
【0055】
制御部11は、動作確認情報を、ジョブを特定可能な情報(以下、ジョブ特定情報という。)と対応付けて記憶部15に記憶させる。ジョブ特定情報は、例えば、ジョブに係るファイルのファイル名、ジョブの画像形成日時である。ジョブの画像形成日時については、制御部11が、ジョブの実行時(ジョブ終了時等)に、計時部16から現在日時を取得する。
制御部11は、動作確認情報を、ジョブに対する画像異常の検出結果と対応付けて記憶部15に記憶させる。ジョブに対する画像異常の検出結果には、例えば、画像異常の有無、画像異常の検出数等が含まれる。
【0056】
制御部11は、動作確認情報を通知し、ユーザーの操作による承認指示を取得した場合に、画像形成部30にジョブの実行を継続させる。
【0057】
次に、画像形成装置100における動作について説明する。
<準備処理>
準備処理に先立ち、チェック用画像が形成された用紙から得られる読取画像データと比較するための白紙データが予め生成されており、記憶部15に記憶されている。白紙データは、画像が形成されていない状態の用紙を、画像読取部41にて読み取って生成された読取画像データである。
【0058】
準備処理では、制御部11は、チェック用画像を画像形成部30に形成させ、チェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常を検出させ、現状の検出レベルをユーザーに通知する。具体的には、制御部11は、現状の検出レベルを表示部13に表示させる。
【0059】
ユーザーは、通知された現状の検出レベルを確認し、画像異常の良否判定に用いるユーザー設定値(OK/NG境界値)を設定する。ユーザーは、操作部12からユーザー設定値を指定し、制御部11は、ユーザーにより指定されたユーザー設定値を記憶部15に記憶させる。
【0060】
次に、制御部11は、ジョブに係る画像を1部、画像形成部30に形成させ、ジョブに係る画像が形成された一連の用紙を対象として画像読取部41に画像を読み取らせ、1ジョブ分の読取画像データを生成させる。この読取画像データが、解析部42において画像異常を検出する際の基準画像データ(正常画像)となる。
【0061】
<第1のジョブ実行時処理>
図3は、画像形成装置100により実行される第1のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。第1のジョブ実行時処理は、ジョブ開始前に、ユーザーに現状の検出レベルを通知し、ユーザーが承認した後、ジョブを開始する処理である。
【0062】
まず、制御部11は、記憶部15からチェック用画像の画像データを読み出し、チェック用画像の画像データに基づいて、画像形成部30にチェック用画像を形成させる(ステップS1)。第1の実施の形態は、制御部11が、画像形成部30に、チェック用画像をジョブに係る画像とは異なる用紙に形成させる場合(専用チャート)の例である。
【0063】
図4は、チェック用画像が形成された用紙(専用チャート70)の例である。専用チャート70には、点状汚れを模した画像71、ホタルを模した画像72、色スジを模した画像73、白スジを模した画像74が含まれている。点状汚れを模した画像71には、複数の異なる大きさで形成された色点が含まれる。ホタルを模した画像72には、複数の異なる大きさで形成された白抜けが含まれる。色スジを模した画像73、白スジを模した画像74には、それぞれ、複数の異なる太さで形成されたスジが含まれる。
また、画像異常の検出レベルは、背景の色や濃度によって変わるため、専用チャート70では、濃度が異なる複数の背景に対して、各種画像異常を模した画像が形成されている。
【0064】
次に、制御部11は、チェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常検出動作を実行させる(ステップS2)。具体的には、画像読取部41は、チェック用画像が形成された用紙を読み取り、読取画像データを生成する。そして、解析部42は、白紙データと、チェック用画像が形成された用紙から得られた読取画像データとを比較し、画像異常を検出する。なお、図4のように、チェック用画像が複数の濃度領域を有する背景上に形成されている場合には、白紙データに代えて、背景のみが形成された用紙を画像読取部41にて読み取って生成された読取画像データを、基準画像データとすればよい。
【0065】
図5に、画像異常(点状汚れ)の検出レベルの定義例を示す。図5に示すように、複数の段階のサイズに対し、サイズレベルが定義されており、複数の段階の濃度に対し、濃度レベルが定義されている。例えば、サイズレベル「3」の画像異常は検出できたが、サイズレベル「2」の画像異常は検出できなかった場合、サイズにおける検出レベルは「3」となる。
【0066】
次に、制御部11は、異常検出部40による検出結果に基づいて、ジョブ開始前の異常検出部40の動作確認情報を生成する(ステップS3)。動作確認情報には、異常検出部40が正常に動作していることを示す情報、異常検出部40におけるチェック時の検出レベル等が含まれる。具体的には、制御部11は、チェック用画像から検出された画像異常の位置、種類、異常レベルと、記憶部15に記憶されている「画像異常を模した画像」の位置、種類、異常レベルと、に基づいて、異常検出部40の現状の検出レベルを判断する。また、制御部11は、現状の検出レベルが、ユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常を検出可能なレベルである場合に、異常検出部40が正常に動作していると判断する。
制御部11は、パージ処理部50を制御して、チェック用画像が形成された用紙を、通常とは別の排紙トレイT2に排出させる。
【0067】
次に、制御部11は、チェック用画像が形成された用紙の読取画像データの解析により得られた、現状の検出レベルをユーザーに通知する(ステップS4)。具体的には、制御部11は、現状の検出レベルを表示部13に表示させる。
【0068】
図6は、ステップS3で生成された動作確認情報(テキストデータ)に基づいて、表示部13に表示された、現状の検出レベルの表示例である。図6では、異常検出部40による画像異常の検出動作が正常(OK)であること、画像異常の検出サイズ(サイズにおける検出レベル)が「レベル1」であること、画像異常の検出濃度(濃度における検出レベル)が「レベル2」であることが表示されている。
【0069】
ユーザーは、通知された現状の検出レベルを確認する。制御部11は、ユーザーの操作部12からの操作により、現状の検出レベルでのジョブの実行を承認する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS5)。
現状の検出レベルでのジョブの実行を承認する旨の指示がなかった場合には(ステップS5;NO)、制御部11は、画像形成装置100を停止させる(ステップS6)。ユーザーは、必要に応じて画像読取部41の読取センサーの清掃等のメンテナンスを行う。
【0070】
ステップS5において、現状の検出レベルでのジョブの実行を承認する旨の指示があった場合には(ステップS5;YES)、制御部11は、ジョブを開始する(ステップS7)。
制御部11は、画像形成部30にジョブに係る画像を1ページずつ形成させる(ステップS8)。
【0071】
次に、制御部11は、ジョブに係る画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常検出動作を実行させる(ステップS9)。具体的には、画像読取部41は、ジョブに係る画像が形成された用紙を読み取り、読取画像データを生成する。解析部42は、準備処理において生成されたジョブの基準画像データの該当ページ部分と、画像読取部41により新たに生成された読取画像データとを比較し、画像異常を検出する。良否判定部43は、検出された画像異常の異常レベルをユーザー設定値と比較して、画像異常の良否を判定する。
【0072】
次に、制御部11は、ジョブに係る画像が形成された用紙から、画像異常が検出されたか否かを判断する(ステップS10)。ここで、「画像異常が検出された」とは、異常検出部40により、画像異常が検出され、さらに、検出された画像異常の異常レベルがユーザー設定値との比較でNGと判定された場合である。
画像異常が検出された場合には(ステップS10;YES)、制御部11は、ジョブに係る画像が形成された用紙から検出された画像異常の検出レポートを生成する(ステップS11)。画像異常の検出レポートには、画像異常が検出されたこと、検出数、位置、種類、異常レベル等が含まれる。
【0073】
図7に、画像異常の検出レポートの例を示す。画像異常の検出レポートには、画像異常ID、座標、種類、異常レベル等が含まれる。画像異常IDは、読取画像データから検出された画像異常に付与された識別情報である。座標は、画像異常の位置(画像異常の中心位置、重心位置等)を示す座標である。種類は、画像異常の種類である。異常レベルは、異常の程度を示す情報である。図7の「種類」における「濃度」とは、意図された濃度と異なる濃度異常を意味している。また、スジについては、色スジ/白スジ、スジの方向(縦スジ/横スジ)を区別してもよい。
【0074】
次に、制御部11は、パージ処理部50を制御して、画像異常が検出された用紙を、通常とは別の排紙トレイT2に排出させる(ステップS12)。また、制御部11は、画像異常が検出された用紙に形成されていた画像を再形成させるために(ステップS13)、ステップS8に戻る。制御部11は、画像異常が検出された用紙に対応する画像について、画像形成をやり直す。
なお、通常は、連続して画像形成が行われるため、用紙1枚ごとの再形成における出力順序については、フローチャート内の処理の例に限定されない。
【0075】
ステップS10において、画像異常が検出されなかった場合には(ステップS10;NO)、制御部11は、ジョブが終了したか否かを判断する(ステップS14)。
ジョブが終了していない場合には(ステップS14;NO)、ステップS8に戻り、次のページを対象として、処理が繰り返される。
【0076】
ステップS14において、ジョブが終了した場合には(ステップS14;YES)、制御部11は、必要に応じて断裁部60を制御して、用紙に断裁処理を施し、ジョブに係る画像が形成された用紙を、通常の排紙トレイT1に排出させる。
【0077】
次に、制御部11は、記憶部15からチェック用画像の画像データを読み出し、チェック用画像の画像データに基づいて、画像形成部30にチェック用画像を形成させる(ステップS15)。
次に、制御部11は、チェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常検出動作を実行させる(ステップS16)。画像異常検出動作の詳細については、ステップS2と同様である。
次に、制御部11は、異常検出部40による検出結果に基づいて、ジョブ終了後の異常検出部40の動作確認情報を生成する(ステップS17)。動作確認情報の生成の詳細については、ステップS3と同様である。
制御部11は、パージ処理部50を制御して、チェック用画像が形成された用紙を、通常とは別の排紙トレイT2に排出させる。
【0078】
次に、制御部11は、ジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報(ファイル名、画像形成日時等)、ジョブ中の画像異常検出結果(各ページについて生成された画像異常検出レポート)を対応付けて、ログファイルとして、記憶部15に記憶させる(ステップS18)。
以上で、第1のジョブ実行時処理が終了する。
【0079】
例えば、制御部11は、記憶部15に記憶されたジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果を表示部13に表示させることで、ユーザーに通知する。
また、制御部11は、ジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果を含む電子メールを、通信部14を介して予め指定されたメールアドレス宛てに送信することとしてもよい。
【0080】
また、制御部11は、ジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果を記憶媒体に記憶させる。ユーザーは、出力物(用紙)とともに、記憶媒体を、ジョブを依頼した依頼者に納品する。あるいは、制御部11は、ジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果を含む電子メールを、通信部14を介してジョブを依頼した依頼者のメールアドレス宛てに送信することとしてもよい。
【0081】
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、ジョブの実行時に、チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成を行うので、ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認が可能となる。
例えば、異常検出部40が正常に動作していることを示す情報、異常検出部40におけるチェック時の検出レベルを含む動作確認情報を生成し、ジョブの実行時の動作確認情報を通知したり、保存したりすることができる。これにより、ジョブの実行時に異常検出部40が正常に動作していたことや、ジョブの実行時の検出レベルを提示することができる。
【0082】
また、動作確認情報を、ジョブ特定情報と対応付けて記憶部15に記憶させるので、ジョブに対して画像異常検出動作を行った証拠を残すことができる。ユーザーは、ジョブの出力物とともに、ジョブの実行時に生成された動作確認情報(電子データ)を、ジョブを依頼した依頼者に納品することができる。
また、動作確認情報を、ジョブに対する画像異常の検出結果と対応付けて記憶部15に記憶させるので、ジョブ中の画像異常の検出結果についても、画像異常検出動作を行った証拠として残すことができる。
【0083】
また、第1の実施の形態では、ジョブの開始前に動作確認処理を行い、動作確認情報を通知し、ジョブの実行の継続に対して承認するか否かをユーザーに選択させることができる。
【0084】
なお、ジョブで使用される紙種が複数ある場合には、ステップS1〜ステップS3、ステップS15〜ステップS17において、制御部11は、ジョブで使用される紙種ごとに、動作確認処理(チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成)を行う。動作確認情報等の情報の管理も、紙種ごとに行う。
また、ステップS10において、画像異常が検出されなかった場合に(ステップS10;NO)、画像異常が検出されなかったというレポートを残してもよい。
【0085】
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、共通する部分については説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0086】
制御部11は、少なくともジョブの開始時とジョブの終了時に動作確認処理(チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成)を行う。
【0087】
制御部11は、異常検出部40によりチェック用画像が形成された用紙のチェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、ユーザーに通知し、ユーザーにジョブの実行を継続するか否かを選択させる。
【0088】
次に、第2の実施の形態の画像形成装置における動作について説明する。
準備処理については、第1の実施の形態と同様である。
【0089】
<第2のジョブ実行時処理>
図8は、第2の実施の形態の画像形成装置により実行される第2のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。第2のジョブ実行時処理は、ジョブの開始前と終了後に動作確認処理を行う処理である。
ステップS21〜ステップS23の処理は、第1のジョブ実行時処理(図3参照)のステップS1〜ステップS3の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0090】
次に、制御部11は、ステップS22の画像異常検出動作において、異常検出部40により、ジョブ開始前のチェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出されたか否かを判断する(ステップS24)。ここで、「チェック用画像以外の画像異常が検出された」とは、異常検出部40により、チェック用画像以外の画像異常が検出され、さらに、検出された画像異常の異常レベルがユーザー設定値との比較でNGと判定された場合である。
チェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出された場合には(ステップS24;YES)、制御部11は、当該画像異常に関する情報をユーザーに通知する(ステップS25)。例えば、制御部11は、検出された画像異常(チェック用画像以外の画像異常)の位置、種類、異常レベル等を表示部13に表示させる。
【0091】
ユーザーは、通知された画像異常に関する情報を確認する。制御部11は、ユーザーの操作部12からの操作により、このような状態でのジョブの実行を承認する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS26)。
ジョブの実行を承認する旨の指示がなかった場合には(ステップS26;NO)、制御部11は、画像形成装置を停止させる(ステップS27)。ユーザーは、必要に応じて画像読取部41の読取センサーの清掃等のメンテナンスを行う。
【0092】
ステップS26において、ジョブの実行を承認する旨の指示があった場合(ステップS26;YES)、又は、ステップS24において、チェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出されなかった場合には(ステップS24;NO)、制御部11は、ジョブを開始する(ステップS28)。
ステップS29〜ステップS38の処理は、第1のジョブ実行時処理(図3参照)のステップS8〜ステップS17の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0093】
次に、制御部11は、ステップS37の画像異常検出動作において、異常検出部40により、ジョブ終了後のチェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出されたか否かを判断する(ステップS39)。判断の詳細については、ステップS24と同様である。
チェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出された場合には(ステップS39;YES)、制御部11は、当該画像異常に関する情報をユーザーに通知する(ステップS40)。
【0094】
ステップS40の後、又は、ステップS39において、チェック用画像が形成された用紙から、チェック用画像以外の画像異常が検出されなかった場合には(ステップS39;NO)、制御部11は、ジョブ開始前の動作確認情報、ジョブ終了後の動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果を対応付けて、記憶部15に記憶させる(ステップS41)。
以上で、第2のジョブ実行時処理が終了する。
【0095】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ジョブの開始時とジョブの終了時に動作確認処理を行うので、ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認が可能となる。ユーザーは、ジョブの出力物とともに、ジョブの実行時に生成された動作確認情報を、依頼者に納品することができる。
【0096】
また、異常検出部40によりチェック用画像が形成された用紙のチェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、ユーザーに通知し、ユーザーにジョブの実行を継続するか否かを選択させるので、ユーザーがその画像異常を許容するか、清掃等のメンテナンスを行うかを選択することができる。
【0097】
なお、ステップS24において、チェック用画像以外の画像異常が検出された場合に(ステップS24;YES)、ステップS25及びステップS26の処理に代えて、一時停止することなく、チェック用画像以外の画像異常が検出されたこと、及びチェック用画像以外の画像異常に関する情報を記憶部15に記憶させるようにしてもよい。
同様に、ステップS39において、チェック用画像以外の画像異常が検出された場合に(ステップS39;YES)、ステップS40の処理に代えて、チェック用画像以外の画像異常が検出されたこと、及びチェック用画像以外の画像異常に関する情報を記憶部15に記憶させるようにしてもよい。
【0098】
また、ジョブ中に、ステップS21〜ステップS27の処理を行ってもよい。具体的には、動作確認処理を行い、異常検出部40によりチェック用画像が形成された用紙のチェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、ユーザーに通知し、ユーザーがジョブの実行を継続するか、停止するかを選択することとしてもよい。
【0099】
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、共通する部分については説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0100】
制御部11は、画像形成部30に、チェック用画像をジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域(断裁部60により断裁される用紙の端部領域)に形成させ、ページごとに動作確認情報を生成する。
【0101】
制御部11は、動作確認情報として、チェック用画像が形成された用紙を読み取って得られた画像データに、画像異常の検出箇所を示すマークを付加した画像データを生成する(図11参照)。
【0102】
制御部11は、異常検出部40により画像異常が検出された用紙を、通常の排紙トレイT1とは異なる排紙トレイT2に排出させ、かつ、画像形成部30に、画像異常が検出された用紙に対応する画像を、当該画像異常が検出された用紙とは別の用紙に再形成させる(原則)。
制御部11は、異常検出部40により、チェック用画像が形成された用紙の断裁領域において、チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、例外として、チェック用画像が形成された用紙の通常の排紙トレイT1とは異なる排紙トレイT2への排出、及び、画像異常が検出された用紙に対応する画像の別の用紙への再形成を行わず、画像形成部30にジョブの実行を継続させる。
【0103】
次に、第3の実施の形態の画像形成装置における動作について説明する。
準備処理については、第1の実施の形態と同様である。
【0104】
<第3のジョブ実行時処理>
図9は、第3の実施の形態の画像形成装置により実行される第3のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。第3のジョブ実行時処理は、毎ページ、動作確認処理を行う処理である。
【0105】
制御部11は、画像形成部30に、1ページずつジョブに係る画像とチェック用画像を形成させる(ステップS51)。この際、制御部11は、チェック用画像をジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に形成させる。
【0106】
図10は、ジョブに係る画像とチェック用画像が形成された用紙80の例である。用紙80の中央領域には、ジョブに係る画像が形成され、断裁領域81,82には、点状汚れを模した画像83が形成されている。点状汚れを模した画像83には、複数の異なる大きさ及び複数の異なる濃度で形成された色点が含まれる。
【0107】
次に、制御部11は、ジョブに係る画像及びチェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常検出動作を実行させる(ステップS52)。具体的には、画像読取部41は、ジョブに係る画像及びチェック用画像が形成された用紙を読み取り、読取画像データを生成する。解析部42は、準備処理において生成されたジョブの基準画像データの該当ページ部分と、画像読取部41により新たに生成された読取画像データとを比較し、画像異常を検出する。良否判定部43は、検出された画像異常の異常レベルをユーザー設定値と比較して、画像異常の良否を判定する。
【0108】
次に、制御部11は、異常検出部40によるチェック用画像に対する検出結果(解析部42により検出された画像異常の全て)に基づいて、異常検出部40の動作確認情報を生成する(ステップS53)。具体的には、制御部11は、チェック用画像に対する検出結果に基づいて、異常検出部40の現状の検出レベルを判断する。また、制御部11は、異常検出部40が正常に動作しているか否かを判断する。
【0109】
図11は、動作確認情報として生成された画像データ90である。画像データ90は、チェック用画像が形成された用紙(図10参照)を読み取って得られた画像データに、画像異常の検出箇所を示すマークMを付加したものである。画像データ90は、PDF(Portable Document Format)等のファイル形式で生成される。画像データ90を確認することで、チェック用画像のうち、どの大きさ、どの濃度まで「画像異常を模した画像」を検出できたか(検出レベル)を把握することができる。
【0110】
次に、制御部11は、ステップS52の画像異常検出動作において、異常検出部40により、チェック用画像以外の画像異常が検出されたか否かを判断する(ステップS54)。ここで、「チェック用画像以外の画像異常が検出された」とは、異常検出部40により、チェック用画像以外の画像異常が検出され、さらに、検出された画像異常の異常レベルがユーザー設定値との比較でNGと判定された場合である。
チェック用画像以外の画像異常が検出された場合には(ステップS54;YES)、制御部11は、検出された画像異常が断裁領域内であるか否かを判断する(ステップS55)。
【0111】
検出された画像異常が断裁領域内でない場合(ステップS55;NO)、すなわち、ジョブの出力物として利用される領域に画像異常が存在する場合には、制御部11は、画像異常の検出レポートを生成する(ステップS56)。
【0112】
次に、制御部11は、パージ処理部50を制御して、画像異常が検出された用紙を、通常とは別の排紙トレイT2に排出させる(ステップS57)。また、制御部11は、画像異常が検出された用紙に形成されていた画像を再形成させるために(ステップS58)、ステップS51に戻る。制御部11は、画像異常が検出された用紙に対応する画像について、画像形成をやり直す。
【0113】
ステップS55において、検出された画像異常が断裁領域内である場合(ステップS55;YES)、すなわち、画像異常がジョブの出力物として問題ない領域に存在する場合には、制御部11は、検出された画像異常の位置が、ユーザーが既に承認した位置であるか否かを判断する(ステップS59)。具体的には、制御部11は、記憶部15に記憶されている承認済みの位置を参照して、今回検出された画像異常の位置が承認済みであるか否かを判断する。
【0114】
検出された画像異常の位置が、ユーザーが未承認の位置である場合には(ステップS59;NO)、制御部11は、当該画像異常に関する情報をユーザーに通知する(ステップS60)。例えば、制御部11は、検出された画像異常の位置、種類、異常レベル等を表示部13に表示させる。
【0115】
ユーザーは、通知された画像異常に関する情報を確認する。制御部11は、ユーザーの操作部12からの操作により、このような状態でのジョブの実行の継続を承認する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS61)。
ジョブの実行の継続を承認する旨の指示がなかった場合には(ステップS61;NO)、制御部11は、画像形成装置を停止させる(ステップS62)。ユーザーは、画像読取部41の読取センサーの清掃等のメンテナンスを行う。
【0116】
ステップS61において、ジョブの実行の継続を承認する旨の指示があった場合には(ステップS61;YES)、制御部11は、ユーザーが承認した画像異常の位置を記憶部15に記憶させ、ステップS63に移行する。
【0117】
ステップS59において、検出された画像異常の位置が、ユーザーが承認済みの位置である場合(ステップS59;YES)、すなわち、これまでに、当該画像異常の位置に対して、ユーザーが承認する旨の指示操作を行い、記憶部15にその位置が記憶されている場合には、ステップS63に移行する。
【0118】
ステップS54において、異常検出部40により、チェック用画像以外の画像異常が検出されなかった場合には(ステップS54;NO)、ステップS63に移行する。
【0119】
ステップS63では、制御部11は、ジョブが終了したか否かを判断する(ステップS63)。
ジョブが終了していない場合には(ステップS63;NO)、ステップS51に戻り、次のページを対象として、処理が繰り返される。
【0120】
ステップS63において、ジョブが終了した場合には(ステップS63;YES)、制御部11は、断裁部60を制御して、用紙に断裁処理を施し、ジョブに係る画像が形成された用紙を、通常の排紙トレイT1に排出させる。
【0121】
次に、制御部11は、ページごとの動作確認情報、ジョブ特定情報、ジョブ中の画像異常検出結果(各ページについて生成された画像異常検出レポート)を対応付けて、記憶部15に記憶させる(ステップS64)。
以上で、第3のジョブ実行時処理が終了する。
【0122】
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、ジョブの実行時に、毎ページ、チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成を行うので、ジョブの実行時における画像異常検出機能の動作確認が可能となる。ユーザーは、ジョブの出力物とともに、ジョブの実行時に生成された動作確認情報を、依頼者に納品することができる。
【0123】
また、チェック用画像が形成された用紙の断裁領域において、チェック用画像以外から画像異常が検出された場合には、ジョブの出力物としては問題ないため、通常の排紙トレイT1とは異なる排紙トレイT2への排出や画像の再形成を省略することができる。
【0124】
なお、第3のジョブ実行時処理では、全てのページに対してチェック用画像を形成したが、チェック用画像の形成は、数ページに1回等、所定の間隔で行うこととしてもよい。
【0125】
[変形例]
次に、第3の実施の形態の変形例について説明する。
図12は、変形例におけるジョブ実行時処理を示すフローチャートである。
ステップS71〜ステップS78の処理は、第3のジョブ実行時処理(図9参照)のステップS51〜ステップS58の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0126】
ステップS75において、検出された画像異常(チェック用画像以外の画像異常)が断裁領域内である場合(ステップS75;YES)、すなわち、画像異常がジョブの出力物として問題ない領域に存在する場合には、制御部11は、断裁領域においてチェック用画像以外の画像異常が検出されたこと、及びチェック用画像以外の画像異常に関する情報を記憶部15に記憶させる(ステップS79)。例えば、制御部11は、検出された画像異常の位置、種類、異常レベル等を記憶させる。
【0127】
ステップS79の後、又は、ステップS74において、異常検出部40により、チェック用画像以外の画像異常が検出されなかった場合には(ステップS74;NO)、ステップS80に移行する。
ステップS80〜ステップS81の処理は、第3のジョブ実行時処理(図9参照)のステップS63〜ステップS64の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上で、変形例におけるジョブ実行時処理が終了する。
【0128】
変形例によれば、チェック用画像が形成された用紙の断裁領域において、チェック用画像以外から画像異常が検出された場合に、画像異常が検出されたこと、及び画像異常に関する情報を記憶することができる。これにより、ジョブの出力物として問題ない領域の画像異常であっても、検出した履歴を残すことができる。
【0129】
[第4の実施の形態]
次に、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、共通する部分については説明を省略する。以下、第4の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0130】
制御部11は、ジョブ中に異常検出部40の検出レベル(検出限界)が、ユーザーが予め設定した画像異常の良否判定に用いる境界値(ユーザー設定値)より悪い状態となった場合に、ジョブを一時停止し、チェック用画像より詳細に異常検出部40による画像異常の検出レベルをチェックするための第2のチェック用画像を画像形成部30に形成させ、第2のチェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常を検出させ、第2のチェック用画像から得られた現状の検出レベル(高精度)を通知する。
「ユーザー設定値より悪い状態」とは、異常検出部40が、ユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常を検出できない状態をいう。
第2のチェック用画像は、第1の実施の形態又は第2の実施の形態において専用チャートに形成されるチェック用画像と同じであってもよい。
【0131】
次に、第4の実施の形態の画像形成装置における動作について説明する。
準備処理については、第1の実施の形態と同様である。
【0132】
<第4のジョブ実行時処理>
図13は、第4の実施の形態の画像形成装置により実行される第4のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。第4のジョブ実行時処理は、ジョブ中に、画像異常検出機能が設定通り動作しているかを確認する処理である。
ステップS91〜ステップS93の処理は、第3のジョブ実行時処理(図9参照)のステップS51〜ステップS53の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0133】
次に、制御部11は、ステップS92の画像異常検出動作におけるチェック用画像に対する検出結果により得られた、異常検出部40の検出レベルがユーザー設定値より悪い状態か否かを判断する(ステップS94)。
異常検出部40の検出レベルがユーザー設定値より悪い状態である場合には(ステップS94;YES)、制御部11は、ジョブを一時停止させる(ステップS95)。
【0134】
次に、制御部11は、記憶部15から第2のチェック用画像の画像データを読み出し、第2のチェック用画像の画像データに基づいて、画像形成部30に第2のチェック用画像を形成させる(ステップS96)。
図14は、第2のチェック用画像が形成された用紙(詳細チャート110)の例である。詳細チャート110には、大きさ及び濃度が異なる複数の点状汚れを模した画像(色点)が形成されている。図14において、縦方向には、大きさが異なる複数の色点が配置されており、横方向には、濃度(階調)が異なる複数の色点が配置されている。大きさや濃度の刻みをより細かく取ることにより、より詳細な検出レベルのチェックが可能となる。
【0135】
次に、制御部11は、第2のチェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常検出動作を実行させる(ステップS97)。具体的には、画像読取部41は、第2のチェック用画像が形成された用紙を読み取り、読取画像データを生成する。そして、解析部42は、白紙データと、第2のチェック用画像が形成された用紙から得られた読取画像データとを比較し、画像異常を検出する。なお、図14のように、第2のチェック用画像が格子状の枠内に形成されている場合には、白紙データに代えて、枠と数値(0.10〜1.50、0〜225)が形成された用紙を画像読取部41にて読み取って生成された読取画像データを、基準画像データとすればよい。
【0136】
次に、制御部11は、第2のチェック用画像が形成された用紙の読取画像データの解析により得られた、現状の検出レベル(高精度)をユーザーに通知する(ステップS98)。具体的には、制御部11は、現状の検出レベルを表示部13に表示させる。
【0137】
ユーザーは、通知された現状の検出レベルを確認し、画像異常の検出における判定基準(ユーザー設定値)を緩くするか否かを判断する。つまり、ユーザーは、ユーザー設定値を、異常検出部40が現在検出可能な範囲に変更するか否かを判断する。制御部11は、ユーザーの操作部12からの操作により、ユーザー設定値(OK/NG境界値)を再設定する旨の指示があったか否かを判断する(ステップS99)。
ユーザー設定値を再設定する旨の指示がなかった場合には(ステップS99;NO)、制御部11は、画像形成装置を停止させる(ステップS100)。ユーザーは、画像読取部41の読取センサーの清掃や部品交換等のメンテナンスを行う。
【0138】
ステップS99において、ユーザー設定値を再設定する旨の指示があった場合には(ステップS99;YES)、制御部11は、ユーザー操作に基づいて、ユーザー設定値を変更し(ステップS101)、ジョブを継続する(ステップS102)。これ以降、良否判定部43は、変更後のユーザー設定値を基準として、画像異常のOK/NGを判定する。
【0139】
ステップS102の後、又は、ステップS94において、異常検出部40の検出レベルがユーザー設定値と同じか、ユーザー設定値より良い状態である場合には(ステップS94;NO)、制御部11は、ジョブが終了したか否かを判断する(ステップS103)。
「ユーザー設定値と同じ」とは、異常検出部40が、ちょうどユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常まで検出可能な状態をいう。
「ユーザー設定値より良い状態」とは、異常検出部40が、ユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常より検出が困難な画像異常(より小さい画像異常、周囲との濃度差がより小さい画像異常等)を検出可能な状態をいう。
ジョブが終了していない場合には(ステップS103;NO)、ステップS91に戻り、次のページを対象として、処理が繰り返される。
【0140】
ステップS103において、ジョブが終了した場合には(ステップS103;YES)、第4のジョブ実行時処理が終了する。
【0141】
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、ジョブ中に異常検出部40の検出レベルがユーザー設定値より悪い状態となった場合に、より詳細な第2のチェック用画像を用いてチェックされた現状の検出レベルを通知するので、ユーザーがユーザー設定値を再設定した後に、ジョブを継続することができる。あるいは、画像読取部41の読取センサーの清掃や部品交換を行う等して、異常検出部40の検出レベルを改善させることができる。
【0142】
なお、ステップS92の画像異常検出動作において、断裁領域を除く領域(ジョブに係る画像の領域)から画像異常が検出され、NGと判定された場合には、制御部11は、画像異常が検出された用紙を、通常の排紙トレイT1とは異なる排紙トレイT2に排出させ、画像形成部30に、画像異常が検出された用紙に対応する画像を別の用紙に再形成させることとする。
【0143】
[第5の実施の形態]
次に、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、共通する部分については説明を省略する。以下、第5の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0144】
制御部11は、ジョブ中に画像異常の検出数が所定数を超えた場合に、ジョブを一時停止し、チェック用画像より詳細に異常検出部40による画像異常の検出レベルをチェックするための第3のチェック用画像を画像形成部30に形成させ、第3のチェック用画像が形成された用紙を対象として異常検出部40に画像異常を検出させ、第3のチェック用画像から得られた現状の検出レベル(高精度)を通知する。
第3のチェック用画像は、第2のチェック用画像と同様の画像(図14参照)で構成されていてもよいし、第1の実施の形態又は第2の実施の形態において専用チャートに形成されるチェック用画像と同じであってもよい。
【0145】
次に、第5の実施の形態の画像形成装置における動作について説明する。
準備処理については、第1の実施の形態と同様である。
【0146】
<第5のジョブ実行時処理>
図15は、第5の実施の形態の画像形成装置により実行される第5のジョブ実行時処理を示すフローチャートである。第5のジョブ実行時処理は、ジョブ中に、画像読取部41又は画像形成部30に異常がないかを確認する処理である。
ステップS111〜ステップS113の処理は、第4のジョブ実行時処理(図13参照)のステップS91〜ステップS93の処理と同様であるため、説明を省略する。
【0147】
次に、制御部11は、ステップS112において異常検出部40により検出された画像異常の検出数(良否判定部43によりNGと判定された数)が所定数を超えたか否かを判断する(ステップS114)。ここで、「画像異常の検出数」を所定数と比較する際に用いる画像異常の検出範囲は、用紙全体としてもよいし、断裁領域を除く領域(ジョブに係る画像の領域)に限定してもよい。また、「画像異常の検出数」には、チェック用画像から検出された画像異常(画像異常を模した画像)の数は含まれないこととする。
画像異常の検出数が所定数を超えた場合には(ステップS114;YES)、ステップS115に移行する。
ステップS114において、画像異常の検出数が所定数以下である場合には(ステップS114;NO)、ステップS123に移行する。
【0148】
ステップS115〜ステップS123の処理は、第4のジョブ実行時処理(図13参照)のステップS95〜ステップS103の処理において、「第2のチェック用画像」を「第3のチェック用画像」と置き換えたものと同様であるため、説明を省略する。
ステップS118において、ユーザーは、通知された現状の検出レベルを確認し、画像異常の検出における判定基準が厳しすぎたか否かを判断する。つまり、ユーザーは、ユーザー設定値を、画像異常の許容範囲を広げるように変更するか否かを判断する。
【0149】
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、ジョブ中に画像異常の検出数が所定数を超えた場合に、より詳細な第3のチェック用画像を用いてチェックされた現状の検出レベルを通知するので、ユーザーがユーザー設定値を再設定した後に、ジョブを継続することができる。あるいは、画像読取部41又は画像形成部30のメンテナンスを行う等して、異常検出部40の検出レベルを改善させることができる。
【0150】
なお、ステップS114では、1ページ内で検出された画像異常の検出数が所定数を超えたか否かを判断することとしたが、ページごとの画像異常の検出数を累積していき、累積値が所定数を超えたか否かを判断することとしてもよい。
【0151】
また、ステップS112の画像異常検出動作において、断裁領域を除く領域(ジョブに係る画像の領域)から画像異常が検出され、NGと判定された場合には、制御部11は、画像異常が検出された用紙を、通常の排紙トレイT1とは異なる排紙トレイT2に排出させ、画像形成部30に、画像異常が検出された用紙に対応する画像を別の用紙に再形成させることとする。
【0152】
[第6の実施の形態]
次に、本発明を適用した第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態における画像形成装置は、第1の実施の形態に示した画像形成装置100と同様の構成であるため、図1及び図2を援用し、共通する部分については説明を省略する。以下、第6の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
【0153】
制御部11は、ジョブごとに、ジョブの開始時と終了時の異常検出部40の検出レベルの変化量を画像形成枚数とともに記憶部15に記憶させ、画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きい場合に、異常検出部40の劣化を通知する。
例えば、画像読取部41の読取センサーの読取機能が劣化すると、比較的大きい画像異常や、周囲との濃度差が大きい画像異常しか検出できなくなる。
【0154】
次に、第6の実施の形態の画像形成装置における動作について説明する。
【0155】
<画像異常検出機能の劣化監視処理>
図16は、第6の実施の形態の画像形成装置により実行される画像異常検出機能の劣化監視処理を示すフローチャートである。
制御部11は、ジョブを実行する(ステップS131)。ジョブの実行に伴う動作確認処理については、第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同様、ジョブの開始前とジョブの終了後に行われている。
【0156】
次に、制御部11は、ジョブの開始前と終了後の異常検出部40の検出レベルの変化量を求める(ステップS132)。
【0157】
次に、制御部11は、ジョブ前後の検出レベルの変化量と、ジョブにおける画像形成枚数とを対応付けて記憶部15に記憶させる(ステップS133)。
【0158】
次に、制御部11は、今回のジョブについて、画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きいか否かを判断する(ステップS134)。所定値は、予め定められた値でもよいし、これまでのジョブで収集された画像形成枚数に対する検出レベルの変化量に基づいて設定された値でもよい。
画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値以下である場合には(ステップS134;NO)、ステップS131に移行し、制御部11は、次のジョブの実行タイミングで、次のジョブについての処理を行う。
【0159】
ステップS134において、画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きい場合には(ステップS134;YES)、制御部11は、異常検出部40の画像異常検出機能の劣化を表示部13に表示させる等して、通知する(ステップS135)。
以上で、画像異常検出機能の劣化監視処理が終了する。
【0160】
ステップS135において、画像異常検出機能の劣化を通知するとともに、画像読取部41の読取センサーの清掃を促すメッセージを表示させることとしてもよい。あるいは、装置内にブラシ、吸引器具等の清掃装置が設置されており、自動的に清掃装置で画像読取部41の読取センサーを清掃することとしてもよい。
【0161】
以上説明したように、第6の実施の形態によれば、ジョブの画像形成枚数に対する検出レベルの変化量が所定値より大きい場合に、異常検出部40の劣化を通知するので、ジョブの前後で検出レベルが急激に変化した場合は、装置の異常を警告することができる。
【0162】
なお、ステップS132において、ジョブの開始前と終了後の検出レベルの変化量に代えて、ジョブの最初の方と最後の方の検出レベルの変化量を求めることとしてもよい。
また、画像異常検出機能の劣化監視処理では、ジョブの開始前と終了後の検出レベルの変化量を記憶することとしたが、ジョブごとに記憶される情報は、ジョブの開始時と終了時の検出レベルの変化量を算出可能な情報であれば、検出レベルの変化量そのものでなくてもよい。
【0163】
また、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像形成装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施の形態における各処理を組み合わせることとしてもよい。
【0164】
また、制御部11は、画像形成部30に、ジョブに係る画像が形成される用紙の断裁領域に、所定の異常レベルの範囲に限定してチェック用画像を形成させることとしてもよい。具体的には、ユーザー設定値に相当する異常レベルの画像異常を模した画像のみを形成し、この画像を画像異常として検出できるかをチェックすることとしてもよい。また、ユーザー設定値とその前後の数段階の範囲の異常レベルの画像異常を模した画像を形成することとしてもよい。チェック用画像を、ユーザー設定値付近のチェックに必要なものに限定することで、チェック用画像を形成するスペースを最小限に抑えることができる。
【0165】
また、制御部11は、画像形成部30に、チェック用画像を用紙の表面及び裏面に形成させることとしてもよい。紙種によっては、用紙の表面・裏面で表面性や素材感が異なるため、表面と裏面とで、画像異常が発生する頻度や程度が異なる場合がある。また、図1に示したように、用紙の表面と裏面を読み取る画像読取部41A,41Bが異なる場合には、各画像読取部41A,41Bの性能や状態が異なる場合がある。したがって、用紙の表面と裏面に対して動作確認処理を行うことで、表面と裏面のそれぞれの動作確認情報を得ることができる。
【0166】
また、制御部11は、用紙を複数の領域に分割した領域ごとに、動作確認処理(チェック用画像の形成、画像異常の検出、動作確認情報の生成)を行うこととしてもよい。例えば、文字が多い領域と、画像が多い領域とで、求められる品質が異なる場合があるため、領域ごとに、異常検出部40の検出レベルをチェックする。
【0167】
図17は、複数の領域ごとに異常検出部40の検出レベルをチェックするために用いるチェック用画像が形成された用紙120の例である。用紙120は、用紙搬送方向に複数の領域120A〜120Eに分割されており、各領域120A〜120Eに複数段階の濃度で点状汚れを模した画像121A〜121Eが形成されている。領域ごとに、どの濃度の点状汚れまでを検出可能かをチェックすることで、領域ごとに検出レベルに差がある場合にも、精度良く検出レベルをチェックすることができる。さらに、領域ごとに、ユーザー設定値(OK/NG境界値)を設定可能としてもよい。
図17は、用紙搬送方向に複数の領域に分割した場合の例であるが、用紙幅方向に複数の領域に分割し、分割した領域ごとに、動作確認処理を行うこととしてもよい。
【符号の説明】
【0168】
11 制御部
15 記憶部
30 画像形成部
40 異常検出部
41 画像読取部
41A 画像読取部
41B 画像読取部
42 解析部
43 良否判定部
50 パージ処理部
60 断裁部
100 画像形成装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17