特開2020-78997(P2020-78997A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-78997(P2020-78997A)
(43)【公開日】2020年5月28日
(54)【発明の名称】乗物用シート
(51)【国際特許分類】
   B60N 2/56 20060101AFI20200501BHJP
   A47C 7/74 20060101ALI20200501BHJP
【FI】
   B60N2/56
   A47C7/74 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2018-212865(P2018-212865)
(22)【出願日】2018年11月13日
(71)【出願人】
【識別番号】000241500
【氏名又は名称】トヨタ紡織株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000394
【氏名又は名称】特許業務法人岡田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】荒木 徹
(72)【発明者】
【氏名】梶原 岳洋
(72)【発明者】
【氏名】梅本 裕介
(72)【発明者】
【氏名】今井 英夫
(72)【発明者】
【氏名】田中 公
(72)【発明者】
【氏名】渡邉 義文
(72)【発明者】
【氏名】福田 元洋
(72)【発明者】
【氏名】伊豫田 正彦
【テーマコード(参考)】
3B084
3B087
【Fターム(参考)】
3B084JA03
3B084JA06
3B084JF02
3B087DE09
3B087DE10
(57)【要約】
【課題】乗物用シートが単独の状態で(完成時に)ヒータの電気回路、過電流保護部材の品質チェックを完結できるようにする。
【解決手段】シート本体20と、シート本体20を乗物の床部に連結する連結機構とを備え、乗物の駆動に使用される電源から供給される電力で動作するヒータ40がシート本体20に設けられている乗物用シートであって、ヒータ40の電気回路には、過電流を遮断してヒータ40を保護する過電流保護部材47が設けられており、過電流保護部材47がシート本体20に取付けられている。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート本体と、前記シート本体を乗物の床部に連結する連結機構とを備え、前記乗物の駆動に使用される電源から供給される電力で動作するヒータが前記シート本体に設けられている乗物用シートであって、
前記ヒータの電気回路には、過電流を遮断して前記ヒータを保護する過電流保護部材が設けられており、
前記過電流保護部材が前記シート本体に取付けられている乗物用シート。
【請求項2】
請求項1に記載された乗物用シートであって、
前記過電流保護部材は、板状部品を介して前記シート本体に取付けられている乗物用シート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載された乗物用シートであって、
前記シート本体は、シートクッションと、前記シートクッションの後部に上下回動可能な状態で連結されたシートバックとを備えており、
前記過電流保護部材は、前記シートクッションに取付けられている乗物用シート。
【請求項4】
請求項3に記載された乗物用シートであって、
前記過電流保護部材は、前記シートクッションの後部で、前記シートバックの上下回動と干渉しない位置に取付けられている乗物用シート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物の駆動に使用される電源から供給される電力で動作するヒータを備える乗物用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
シートヒータを備える車両用シートが特許文献1に記載されている。前記車両用シートでは、シートヒータの電源として車両のバッテリが使用される。このため、前記車両用シートにおけるシートヒータの過電流保護用のヒューズは、一般的に、車両のインストルメントパネルの下側のヒューズホルダに収納されている。即ち、車両用シートにおけるシートヒータのヒューズは、車両用シートから離れた車両内に取付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2013−115011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このため、車両用シートの完成時に、車両用シート単独の状態でシートヒータの電気回路の品質チェックを行ったとしても、前記車両用シートを車両のフロアに設置した後に、前記車両用シートとヒューズホルダ間の配線チェックが必要になる。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、乗物用シートが単独の状態で(完成時に)ヒータの電気回路、過電流保護部材(ヒューズ)の品質チェックを完結できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題は、各発明によって解決される。第1の発明は、シート本体と、前記シート本体を乗物の床部に連結する連結機構とを備え、前記乗物の駆動に使用される電源から供給される電力で動作するヒータが前記シート本体に設けられている乗物用シートであって、前記ヒータの電気回路には、過電流を遮断して前記ヒータを保護する過電流保護部材が設けられており、前記過電流保護部材が前記シート本体に取付けられている。
【0007】
本発明によると、過電流保護部材がシート本体に取付けられているため、乗物用シートを乗物に設置する前に、前記乗物用シートのヒータの電気回路と過電流保護部材との品質チェックを行なえるようになる。このため、従来のように、前記乗物用シートを乗物に設置した後で、前記乗物用シートと前記過電流保護部材間の配線チェック等が不要になる。即ち、乗物用シートの完成時にヒータの電気回路、過電流保護部材の品質チェックを完結できる。
【0008】
第2の発明によると、過電流保護部材は、板状部品を介してシート本体に取付けられている。このため、例えば、過電流保護部材をシート本体のパッドの部分に取付ける場合であっても、前記板状部品により安定した状態で過電流保護部材を取付けることができる。
【0009】
第3の発明によると、シート本体は、シートクッションと、前記シートクッションの後部に上下回動可能な状態で連結されたシートバックとを備えており、過電流保護部材は、前記シートクッションに取付けられている。このように、姿勢の変化がない前記シートクッションに前記過電流保護部材を取付けるため、安定した状態で過電流保護部材を支持できる。
【0010】
第4の発明によると、過電流保護部材は、シートクッションの後部で、シートバックの上下回動と干渉しない位置に取付けられている。このため、過電流保護部材が目立たず乗物用シートの見栄えが低下しない。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、乗物用シートの完成時にヒータの電気回路、過電流保護部材の品質チェックを完結できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態1に係る車両のリヤシートを左前方から見た全体斜視図である。
図2】前記リヤシートのシートクッションとシートバックとの連結部、及びその後方を表す縦断面図である。
図3】前記リヤシートのシートヒータの電気回路図である。
図4】前記リヤシートのシートクッションを左後方から見た斜視図(シートヒータのヒューズホルダ等の取付け位置を表す斜視図)である。
図5】前記リヤシートの左席におけるシートヒータのヒューズホルダ等の取付け位置を表す斜視図である。
図6】シートヒータ等のコネクタとヒューズホルダとの支持プレートの斜視図である。
図7】前記支持プレートにシートヒータ等のコネクタとヒューズホルダとの取付けた状態を表す斜視図である。
図8】フロントシートにおけるシートヒータのヒューズホルダの取付け位置を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
[実施形態1]
以下、図1図8に基づいて、本発明の実施形態1に係る乗物用シートについて説明する。本実施形態に係る乗物用シートは、シートヒータを備える車両のリヤシートである。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、本実施形態に係るリヤシートを備える車両の前後左右、及び上下に対応している。
【0014】
<リヤシート10の概要>
リヤシート10は、図1に示すように、車両の車室Rの後部に設置される三人掛けのシートであり、シートクッション20とシートバック30とヘッドレスト等(図示省略)から構成されている。そして、シートクッション20のクッションフレーム(図示省略)の後部と、シートバック30のバックフレーム(図示省略)の下部とがリクライナー(図示省略)を介して連結されている。これにより、シートバック30はシートクッション20に対して前記リクライナーの軸心回りに上下回動が可能になる。また、シートクッション20の前記クッションフレームは、例えば、ボルト、ナット等の連結機構により車室RのフロアパネルFに固定されている。
【0015】
リヤシート10の後側には、図2に示すように、フロアパネルF上に車幅方向に延びるクロスメンバ12が設けられており、そのクロスメンバ12の後側がスペアタイヤ等の収納スペースSとなっている。そして、クロスメンバ12とスペアタイヤ等の収納スペースS等が樹脂プレート14により覆われている。また、樹脂プレート14上には、図1図2に示すように、上下二枚のデッキボード15がセットできるように構成されている。さらに、樹脂プレート14の前端縁とリヤシート10のシートバック30の背面間には、布状のカバー部材17が張られており、外から樹脂プレート14の内側が見えないようになっている。なお、カバー部材17は、図2に示すように、シートバック30がシートクッション20の着座面21に対向する位置まで前回動するのを妨げないように、サイズ的に余裕を持った状態で形成されている。
【0016】
<シートヒータ40について>
リヤシート10には、図1に示すように、左席Xと右席Zとにシートヒータ40が設けられている。ここで、左席Xと右席Zとのシートヒータ40は、等しい構成のため代表して左席Xのシートヒータ40について説明する。シートヒータ40は、シートクッション20の表皮に覆われた状態で着座面21の位置に設けられたクッション側ヒータ41と、シートバック30の表皮に覆われた状態で背もたれ面31の位置に設けられたバック側ヒータ42とから構成されている。そして、図3の電気回路図に示すように、クッション側ヒータ41が温度制御用ヒータ41aとベース用ヒータ41bとから構成されている。また、バック側ヒータ42が温度制御用ヒータ42aとベース用ヒータ42bとから構成されている。そして、クッション側ヒータ41の温度制御用ヒータ41aとバック側ヒータ42の温度制御用ヒータ42aとが直列に接続されている。また、クッション側ヒータ41のベース用ヒータ41bとバック側ヒータ42のベース用ヒータ42bとが直列に接続されている。
【0017】
シートヒータ40は、図3に示すように、車両のバッテリVから供給される電力により駆動される。即ち、シートヒータ40には、バッテリV側の電源ケーブルVWのコネクタが接続される電源用コネクタ51が設けられている。電源用コネクタ51は、プラス端子51pとマイナス端子51nとを備えている。そして、電源用コネクタ51のプラス端子51pに対してシートヒータ40の電源プラス線40pが接続されている。また、電源用コネクタ51のマイナス端子51nに対してシートヒータ40の電源マイナス線40nが接続されている。シートヒータ40の電源プラス線40pには、ヒューズコネクタ53のプラス端子53pを介してヒューズホルダ47内のヒューズが接続されている。また、前記ヒューズには、ヒューズコネクタ53のマイナス端子53nを介してヒータ起動スイッチ43のプラス端子(図番省略)が接続されている。
【0018】
ヒータ起動スイッチ43のマイナス端子(図番省略)には、図3に示すように、シート間コネクタ55の第1プラス端子55pを介してバック側ヒータ42の温度制御用ヒータ42aのプラス端子が接続されている。また、バック側ヒータ42の温度制御用ヒータ42aのマイナス端子がシート間コネクタ55の第1マイナス端子55nを介してクッション側ヒータ41の温度制御用ヒータ41aのプラス端子に接続されている。そして、クッション側ヒータ41の温度制御用ヒータ41aのマイナス端子がサーモスタット45を介して電源マイナス線40nに接続されている。
【0019】
また、ヒータ起動スイッチ43のマイナス端子(図番省略)には、図3に示すように、シート間コネクタ55の第2プラス端子55qを介してバック側ヒータ42のベース用ヒータ42bのプラス端子が接続されている。また、バック側ヒータ42のベース用ヒータ42bのマイナス端子がシート間コネクタ55の第2マイナス端子55rを介してクッション側ヒータ41のベース用ヒータ41bのプラス端子に接続されている。そして、クッション側ヒータ41のベース用ヒータ41bのマイナス端子が電源マイナス線40nに接続されている。
【0020】
上記構成により、ヒータ起動スイッチ43がオンされると、クッション側ヒータ41の温度制御用ヒータ41aとバック側ヒータ42の温度制御用ヒータ42aとに電流が流れる。さらに、クッション側ヒータ41のベース用ヒータ41bとバック側ヒータ42のベース用ヒータ42bとに電流が流れる。これにより、シートクッション20の着座面21とシートバック30の背もたれ面31との保温が行われる。そして、着座面21、背もたれ面31の温度が上限温度より上昇してサーモスタット45が動作すると、クッション側ヒータ41とバック側ヒータ42との温度制御用ヒータ41a,42aの電流ループが遮断されて、温度制御用ヒータ41a,42aがオフするようになる。即ち、クッション側ヒータ41のベース用ヒータ41bとバック側ヒータ42のベース用ヒータ42bのみが動作するようになる。
【0021】
そして、着座面21、背もたれ面31の温度が徐々に低下して、着座面21、背もたれ面31の温度が下限温度よりも低下すると、サーモスタット45が動作してクッション側ヒータ41とバック側ヒータ42との温度制御用ヒータ41a,42aの電流ループが導通される。これにより、温度制御用ヒータ41a,42aがオンして、着座面21、背もたれ面31の温度が徐々に上昇するようになる。なお、シートヒータ40の電気回路に過電流が流れた場合には、ヒューズホルダ47内のヒューズが溶断することでシートヒータ40の保護が図られる。
【0022】
<シートヒータ40のヒューズホルダ47、コネクタ51,53,55等の取付構造について>
シートヒータ40のヒューズホルダ47、電源用コネクタ51、ヒューズコネクタ53、シート間コネクタ55は、図4図5に示すように、支持プレート60によってシートクッション20の後端縦壁面23に取付けられる。支持プレート60は、図6に示すように、横板部61と縦板部63とにより断面L字形に成形された樹脂プレートである。支持プレート60の横板部61は、段差61dにより仕切られた右平板部61rと左平板部61fとを備えており、その左平板部61fのさらに左側に細幅平板部61nが設けられている。また、支持プレート60の縦板部63には、横板部61の細幅平板部61nに対応する位置に、ヒューズホルダ取付け部63hとヒューズコネクタ取付け部63cとが設けられている。また、縦板部63の上端位置には、支持プレート60をシートクッション20の後端縦壁面23の表皮に縫い付ける際に使用される縫製溝63mが左右方向に延びるように形成されている。
【0023】
ヒューズコネクタ53は、図7に示すように、支持プレート60における縦板部63のヒューズコネクタ取付け部63c(図6参照)の位置にコネクタ接続口が左向きとなるように取付けられている。これにより、ヒューズコネクタ53のコネクタ接続口に対してヒューズホルダ47を支持プレート60の縦板部63に沿って左右方向から抜き差しができるようになる。また、電源用コネクタ51とシート間コネクタ55とは、図7に示すように、支持プレート60の横板部61の左平板部61f上にコネクタ接続口が後向きになるように取付けられている。これにより、電源用コネクタ51のコネクタ接続口に対してバッテリV側の電源ケーブルVWのコネクタを車両の前後方向から抜き差しできるようになる。同様に、シート間コネクタ55のコネクタ接続口に対してシートバック側のヒータコネクタを車両前後方向から抜き差しできるようになる。なお、支持プレート60の横板部61の右平板部61r上には、左席Xの着座センサ用のコネクタ58と中央席Yの着座センサ用のコネクタ59とが取付けられている。
【0024】
このように、弾性変形が可能なシートクッション20の後端縦壁面23に支持プレート60を介してヒューズコネクタ53、電源用コネクタ51、シート間コネクタ55が取付けられているため、例えば、ヒューズコネクタ53のコネクタ接続口に対してヒューズホルダ47を抜き差しする際にヒューズコネクタ53が不安定に動くことがない。即ち、ヒューズコネクタ53に対してヒューズホルダ47を抜き差しする作業を安定した状態で行えるようになる。また、支持プレート60等は、図2に示すように、シートクッション20に対するシートバック30の回動と干渉しない位置に取付けられている。
【0025】
<実施形態1に係るリヤシート10の用語と本発明に係る用語との対応>
リヤシート10のシートクッション20とシートバック30とが本発明のシート本体に相当する。また、シートクッション20のクッションフレームを車室RのフロアパネルFに固定するボルト、ナット等が本発明の連結機構に相当する。さらに、フロアパネルFが本発明の床部に相当する。また、シートヒータ40が本発明のヒータに相当し、電気回路におけるヒューズホルダ47内のヒューズが本発明の過電流保護部材に相当する。また、車両のバッテリVが本発明における乗物の駆動に使用される電源に相当する。さらに、支持プレート60が本発明の板状部品に相当する。
【0026】
<本実施形態に係るリヤシート10の長所について>
本実施形態に係るリヤシート10によると、シートヒータ40のヒューズホルダ47(過電流保護部材)がシートクッション20(シート本体)に取付けられているため、リヤシート10(乗物用シート)を車両(乗物)に設置する前に、リヤシート10のシートヒータ40の電気回路とヒューズホルダ47内のヒューズとの品質チェックを行なえるようになる。このため、従来のように、リヤシート10を車両に設置した後で、リヤシート10とヒューズホルダ47間の配線チェック等が不要になる。即ち、リヤシート10の完成時にシートヒータ40の電気回路、ヒューズホルダ47等の品質チェックを完結できる。
【0027】
また、ヒューズホルダ47は、支持プレート60(板状部品)を介してシートクッション20に取付けられている。このため、例えば、ヒューズホルダ47をシートクッション20のクッションパッドの部分に取付ける場合であっても、支持プレート60により安定した状態でヒューズホルダ47を支持できる。また、ヒューズホルダ47を姿勢の変化がないシートクッション20に取付けるため、安定した状態でヒューズホルダ47を支持できる。さらに、ヒューズホルダ47は、シートクッション20の後端縦壁面23でシートバック30の上下回動と干渉しない位置に取付けられているため、ヒューズホルダ47が外から見え難くリヤシート10の見栄えが低下しない。
【0028】
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、乗物用シートの一例として車両のリヤシート10を例示した。しかし、図8に示すように、車両のフロントシート18に本発明を適用することも可能である。即ち、フロントシート18は、シートクッション18sとシートバック18bとヘッドレスト18r等とを備えている。そして、シートクッション18sのクッションフレームが車室のフロアパネルFに固定された前後スライド機構、シートリフタ等のシート移動機構(図示省略)に連結されている。前記シート移動機構は、シートクッション18sの下側で樹脂製の板状部材であるシールド18cによって覆われている。
【0029】
シートクッション18sには、シートヒータ40のクッション側ヒータ41が設けられており、シートバック18bには、シートヒータ40のバック側ヒータ42が設けられている。そして、シートヒータ40の電気回路のヒューズホルダ47が前記シールド18cの内壁面の左前部に取付けられている。なお、フロントシート18では、シートヒータ40の電気回路の電源用コネクタ51、シート間コネクタ55等は、前記シールド18cの内壁面の後部に取付けられている。このように、フロントシート18では、シートクッション18sとシートバック18bとヘッドレスト18r等が本発明のシート本体に相当し、シールド18cが本発明の板状部品に相当する。また、フロントシート18のシート移動機構を構成する前後スライド機構の固定部等が本発明の連結機構に相当する。
【0030】
さらに、本実施形態では、車両用シートに本発明を適用する例を示したが、車両以外に列車、飛行機、船舶等のシートに本発明を適用することも可能である。
【符号の説明】
【0031】
10・・・・リヤシート(乗物用シート)
18・・・・フロントシート(乗物用シート)
18c・・・シールド(板状部品)
20・・・・シートクッション(シート本体)
30・・・・シートバック(シート本体)
40・・・・シートヒータ(ヒータ)
41・・・・クッション側ヒータ(左席)
42・・・・バック側ヒータ(左席)
410・・・クッション側ヒータ(右席)
420・・・バック側ヒータ42(右席)
47・・・・ヒューズホルダ
53・・・・ヒューズコネクタ
60・・・・支持プレート(板状部品)
V・・・・・バッテリ(乗物の駆動に使用される電源)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8