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特開2020-80461情報処理装置、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2020-80461(P2020-80461A)
(43)【公開日】2020年5月28日
(54)【発明の名称】情報処理装置、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04L 12/28 20060101AFI20200501BHJP
【FI】
   H04L12/28 200M
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-212501(P2018-212501)
(22)【出願日】2018年11月12日
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 辰幸
(72)【発明者】
【氏名】大原 千枝
【テーマコード(参考)】
5K033
【Fターム(参考)】
5K033CB09
5K033CC01
5K033EC01
5K033EC03
(57)【要約】
【課題】ネットワーク環境が変化した場合に、ユーザにより指定された設定値のみを記憶し、記憶された設定値を用いる場合と比べて、適切な設定値を設定する。
【解決手段】画像処理デバイスは、ネットワークを介して外部装置と情報を授受する場合、例えば、不揮発性メモリである補助記憶装置(315)に、予め設定値(D1,D2,D3)を記憶しておき、電源投入時等のタイミングでデバイス処理部(34)により、揮発性メモリであるRAM(313)に展開して用いる。設定値をRAM(313)に記憶する場合、外部装置から自動的に取得した設定値も併せてRAM(313)に記憶する。これにより、適切な設定値を設定することができる設定値を記憶する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を取得し、与えられた指示に応じて記憶部に記憶する処理を行う処理部と、
前記処理部が前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値と異なり、かつ前記ネットワーク環境に関係する第2の設定値を取得すると共に、前記第1の設定値及び前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する指示を前記処理部に与える制御を行う制御部と、
を備えた情報処理装置。
【請求項2】
前記記憶部は、揮発性メモリであり、
前記第1の設定値は、不揮発性メモリに予め記憶されているか、又は前記ユーザによって前記処理部に入力される
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記処理部が前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値を前記記憶部に記憶する第1指示を前記処理部に与え、かつ前記第1の設定値と異なり、かつ外部装置からの前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する第2指示を前記処理部にさらに与える制御を行う
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能な場合、前記第2の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記第2指示として前記処理部に与える制御を行い、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能な場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶することを禁止する指示を前記第2指示として前記処理部に与える制御を含む予め定めた特定処理を実行する制御を行う
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記記憶部は、予め定めた個数の複数の前記第1の設定値を記憶可能であり、
前記制御部は、
前記記憶部に、前記予め定めた個数より少ない個数の第1の設定値が記憶されている場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能と判定し、前記予め定めた個数と同じ個数の第1設定値が記憶されている場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能と判定する制御を行う
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記記憶部は、予め定めた容量の情報を記憶可能であり、
前記制御部は、
前記記憶部に、前記記憶部に、前記第2の設定値を記憶する容量分の空き容量が存在する場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能と判定し、前記第2の設定値を記憶する容量分の空き容量が存在しない場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能と判定する制御を行う
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値又は前記第2の設定値を用いて予め定めた規定処理を実行する実行部をさらに備え、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値、又は前記第1の設定値及び前記第2の設定値の各々により前記規定処理を実行できない場合、前記ネットワーク環境に関係する第3の設定値を取得し、かつ取得された前記第3の設定値による前記規定処理を実行し、実行結果に応じた処理を実行する制御を行う
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記第3の設定値による前記規定処理を実行できた場合、前記記憶部に前記第3の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記処理部に与える制御を行い、前記規定処理を実行できない場合は、前記規定処理を実行できないことを示す情報を報知する制御を行う
請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第3の設定値による前記規定処理を実行でき、かつ前記第3の設定値を記憶可能な場合、前記第3の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記処理部に与える制御を行い、前記第3の設定値を記憶不可能な場合、前記第3の設定値を前記記憶部に記憶された前記第1の設定値又は前記第2の設定値に置き換える指示を前記処理部に与える制御を行う
請求項7又は請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を取得し、与えられた指示に応じて記憶部に記憶する処理を行い、
前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値と異なり、かつ前記ネットワーク環境に関係する第2の設定値を取得すると共に、前記第1の設定値及び前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する指示を与える制御を行う
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、情報処理装置がネットワーク環境において情報を授受するためのネットワーク接続に関係する設定値を自動的に設定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、情報処理装置が、ユーザによって指定された設定値を記憶する第1の記憶手段と、所定のプロトコルを用いて外部装置から取得した設定値を記憶する第2の記憶手段と、所定のプロトコルを用いて外部装置から設定値を取得し、当該設定値を第2の記憶手段に記憶させる第1の設定手段と、第1の設定手段による設定値の取得を使用しない場合、第1の記憶手段に記憶されている設定値に従ってネットワーク通信を行い、第1の設定手段による設定値の取得を使用する場合、第2の記憶手段に記憶されている設定値に従ってネットワーク通信を行うネットワーク通信手段と、第1の設定手段による設定値の取得を使用する場合、外部装置からの設定値を第1の記憶手段に記憶させる第2の設定手段とを有する。これにより、例えば、OS(Operating System)が提供するDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)クライアントサービスに制約がある場合でも、自動設定が可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−33710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネットワーク環境において情報を授受する場合、例えば、互いの装置を特定して情報授受を行う。この場合、ネットワーク環境に変更が生じると、その変更に伴って、例えば、互いの装置を特定するために用いる設定値の変更が要求され、ユーザの指定により設定値が変更される。また、この設定値は、自動的に取得可能な場合もある。このとき、ユーザの指定による設定値はユーザの意図を反映させたものであり、ユーザの指定による設定値を自動的に取得した設定値に置き換えると、ユーザの意図が反映されない場合が想定される。また、ユーザの指定による設定値にネットワーク環境の変更に伴う変更が不十分な場合、ユーザの指定による設定値では、ネットワーク環境における情報授受が正しく行われない場合も想定される。
【0005】
本開示は、ネットワーク環境が変化した場合に、ユーザにより指定された設定値のみを記憶し、記憶された設定値を用いる場合と比べて、適切な設定値を設定することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示の第1態様は、
ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を取得し、与えられた指示に応じて記憶部に記憶する処理を行う処理部と、
前記処理部が前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値と異なり、かつ前記ネットワーク環境に関係する第2の設定値を取得すると共に、前記第1の設定値及び前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する指示を前記処理部に与える制御を行う制御部と、
を備えた情報処理装置である。
【0007】
本開示の第2態様は、第1態様の情報処理装置において、
前記記憶部は、揮発性メモリであり、
前記第1の設定値は、不揮発性メモリに予め記憶されているか、又は前記ユーザによって前記処理部に入力される。
【0008】
本開示の第3態様は、第1態様又は第2態様の情報処理装置において、
前記制御部は、前記処理部が前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値を前記記憶部に記憶する第1指示を前記処理部に与え、かつ前記第1の設定値と異なり、かつ外部装置からの前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する第2指示を前記処理部にさらに与える制御を行う。
【0009】
本開示の第4態様は、第3態様に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能な場合、前記第2の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記第2指示として前記処理部に与える制御を行い、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能な場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶することを禁止する指示を前記第2指示として前記処理部に与える制御を含む予め定めた特定処理を実行する制御を行う。
【0010】
本開示の第5態様は、第4態様の情報処理装置において、
前記記憶部は、予め定めた個数の複数の前記第1の設定値を記憶可能であり、
前記制御部は、
前記記憶部に、前記予め定めた個数より少ない個数の第1の設定値が記憶されている場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能と判定し、前記予め定めた個数と同じ個数の第1設定値が記憶されている場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能と判定する制御を行う。
【0011】
本開示の第6態様は、第4態様の情報処理装置において、
前記記憶部は、予め定めた容量の情報を記憶可能であり、
前記制御部は、
前記記憶部に、前記記憶部に、前記第2の設定値を記憶する容量分の空き容量が存在する場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶可能と判定し、前記第2の設定値を記憶する容量分の空き容量が存在しない場合、前記記憶部に前記第2の設定値を記憶不可能と判定する制御を行う。
【0012】
本開示の第7態様は、第1態様から第6態様の何れか1態様の情報処理装置において、
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値又は前記第2の設定値を用いて予め定めた規定処理を実行する実行部をさらに備え、
前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記第1の設定値、又は前記第1の設定値及び前記第2の設定値の各々により前記規定処理を実行できない場合、前記ネットワーク環境に関係する第3の設定値を取得し、かつ取得された前記第3の設定値による前記規定処理を実行し、実行結果に応じた処理を実行する制御を行う。
【0013】
本開示の第8態様は、第7態様の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第3の設定値による前記規定処理を実行できた場合、前記記憶部に前記第3の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記処理部に与える制御を行い、前記規定処理を実行できない場合は、前記規定処理を実行できないことを示す情報を報知する制御を行う。
【0014】
本開示の第9態様は、第7態様又は第8態様の情報処理装置において、
前記制御部は、
前記第3の設定値による前記規定処理を実行でき、かつ前記第3の設定値を記憶可能な場合、前記第3の設定値を前記記憶部に記憶する指示を前記処理部に与える制御を行い、前記第3の設定値を記憶不可能な場合、前記第3の設定値を前記記憶部に記憶された前記第1の設定値又は前記第2の設定値に置き換える指示を前記処理部に与える制御を行う。
【0015】
本開示の第10態様は
ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を取得し、与えられた指示に応じて記憶部に記憶する処理を行い、
前記第1の設定値を取得した場合、前記第1の設定値と異なり、かつ前記ネットワーク環境に関係する第2の設定値を取得すると共に、前記第1の設定値及び前記第2の設定値の前記記憶部への記憶に関する指示を与える制御を行う
ことを含む処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0016】
本開示の第1態様及び第10態様によれば、ネットワーク環境が変化した場合に、ユーザにより指定された設定値のみを記憶し、記憶された設定値を用いる場合と比べて、適切な設定値を設定することができる。
本開示の第2態様によれば、記憶部に揮発性メモリを具備しない場合と比べて、設定値を授受する際の処理時間を軽減することができる。
本開示の第3態様によれば、第1の設定値のみを記憶する場合と比べて、適切な設定値を記憶することができる。
本開示の第4態様から第6態様によれば、記憶部にそのまま設定値を記憶する場合と比べて、設定値を記憶する際に生じる不具合を抑制することができる。
本開示の第7態様から第9態様によれば、規定処理の実行可否を考慮しない場合と比べて、規定処理の実行による生じる不具合を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】実施形態に係るネットワークシステムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施形態に係るデバイスで設定値を記憶するための構成の一例を示す模式図である。
図3】実施形態に係るデバイスの構成の一例を示すブロック図である。
図4】実施形態に係る画像処理デバイスでの外部装置との間で情報授受する場合における設定値の記憶についての模式図である。
図5】実施形態に係る設定値の設定画面の一例を示すイメージ図である。
図6】実施形態に係る設定値の設定画面の一例を示すイメージ図である。
図7】実施形態に係る画像処理デバイスで実行される設定値記憶処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8】実施形態に係る画像処理デバイスで実行される設定値稼働処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本開示の技術を実施するための実施形態の一例を説明する。
本実施形態は、ネットワークに接続して情報を授受するデバイスに本開示の技術を適用した一例を説明する
なお、以下の説明では、作用、機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
【0019】
図1に、本実施形態に係るネットワークシステム1の構成の一例を示す。図1に示す例では、電子メールを配送するシステムの一例を模式的に示している。
ネットワークシステム1では、デバイス3は、ネットワーク2に接続され、かつネットワーク環境に関係する設定値に基づいて稼働され、外部装置と情報を授受する。詳細には、外部装置の一例として、ネットワークシステム1は、各々ネットワークに接続されたデバイス3、DSN(Domain Name System)サーバ4、DHCPサーバ5、及びメールサーバ6を備えている。
【0020】
設定値は、ネットワーク環境において情報を授受する場合に、互いの装置を特定して情報授受を行うためのネットワーク設定情報であり、例えば、ネットワーク環境におけるIPアドレス(Internet Protocol Address)等の情報を含む。
【0021】
DNSサーバ4は、名前解決機能、すなわち、コンピュータ等の電子機器の名称及びメールアドレスに含まれるドメイン名等の名前等から、IPアドレス等の実体を得る名前解決処理を行う処理を含む機能を実装したサーバである。DHCPサーバ5は、コンピュータ等の電子機器がネットワーク接続する際に使用するIPアドレスを含むネットワーク設定情報を自動的に割り当てる処理を含む機能を実装したサーバである。メールサーバ6は、電子メールを配送する処理を含む機能を実装したサーバである。
【0022】
例えば、デバイス3から電子メールを送信する場合、まず、デバイス3に、DHCPサーバ5によりIPアドレスを含むネットワーク設定情報が割り当てられ、DNSサーバ4によりメールサーバの名前等から名前解決処理が行われ、メールサーバ6により電子メールが送信先へ送信される。
【0023】
ネットワークシステム1において情報を授受する場合、ネットワーク環境に変更が生じると、その変更に伴って、IPアドレス等のネットワーク設定情報である設定値の変更が要求される。従って、デバイス3は、ネットワーク環境に関係する設定値を変更可能になっている。
そこで、本実施形態では、デバイス3を中心に、ネットワーク環境に変更が生じた場合であっても、ネットワークシステム1において情報を授受する動作が可能な設定値を記憶する場合について説明する。
【0024】
図2に、本実施形態に係るネットワークシステム1におけるデバイス3において、設定値を記憶するための構成の一例を模式図で示す。
デバイス3は、情報処理装置の一例として本開示の技術を適用したものである。詳細には、デバイス3は、デバイス設定値記憶部32、デバイス処理部34、及びデバイス制御部36を備えている。
【0025】
デバイス設定値記憶部32は、本開示の記憶部の一例であり、ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を記憶する機能を有する。デバイス処理部34は、本開示の処理部の一例であり、ネットワーク環境に関係し、かつユーザによって予め指定された第1の設定値を取得し、与えられた指示に応じてデバイス設定値記憶部32に記憶する処理を行う機能を有する。デバイス制御部36は、本開示の制御部の一例であり、デバイス処理部34が第1の設定値を取得した場合、第1の設定値と異なり、かつネットワーク環境に関係する第2の設定値を取得し、第1の設定値及び第2の設定値をデバイス設定値記憶部32に記憶するようにデバイス処理部34に指示を与える制御を行う。デバイス制御部36は、第2の設定値を外部装置、例えば、DHCPサーバ5から取得することができる。この場合、デバイス制御部36は、デバイス処理部34が第1の設定値を取得した場合、第1の設定値をデバイス設定値記憶部32に記憶するようにデバイス処理部34に指示を与え、かつ第1の設定値と異なり、かつネットワーク環境に関係する第2の設定値を外部装置から取得し、取得された第2の設定値をさらにデバイス設定値記憶部32に記憶するようにデバイス処理部34にさらに指示を与える制御を行うことができる。なお、第1の設定値及び第2の設定値の少なくとも一方をデバイス設定値記憶部32に記憶する指示は、本開示の記憶に関する指示の一例である。他の例として、第1の設定値及び第2の設定値の少なくとも一方をデバイス設定値記憶部32に記憶することを禁止する指示が挙げられる。
【0026】
ここで、デバイス3はコンピュータを含んだ構成によって実現可能である。
図3に、デバイス3の各種機能を実現する処理を実行する実行装置としてコンピュータを含んで構成した場合の一例を示す。なお、本実施形態は、本開示の情報処理装置の一例であるデバイス3を、画像読取及び印刷等の複数の機能を有する複合機等の画像処理デバイスに適用した場合の一例を説明する。また、図3では、デバイス3と情報を授受する外部装置の一例として、DHCPサーバ5の構成例も示す。
【0027】
図3に示すデバイス3として機能する画像処理デバイス300は、コンピュータ本体310を備えている。コンピュータ本体310は、CPU312、揮発性メモリとしてのRAM313、ROM314、不揮発性メモリとしてのハードディスク装置(HDD)等の補助記憶装置315、及び入出力インターフェース(I/O)316を備えている。これらのCPU312、RAM313、ROM314、補助記憶装置315、及び入出力I/O316は、相互にデータ及びコマンドを授受可能にバス317を介して接続された構成である。また、I/O316には、通信I/F320、及びディスプレイやキーボード等の操作表示部330が接続されている。
【0028】
また、画像処理デバイス300は、原稿を複写するコピー機能、原稿を画像として読み取って(スキャン)データ化するスキャン機能、及び入力された原稿の電子データを印刷するプリント機能を含む原稿関連機能を有している。この原稿関連機能を実現するために、画像処理デバイス300は、原稿をスキャンするスキャナ、及び各種データをプリントするプリンタを含む固有機構340を備えている。
【0029】
補助記憶装置315には、画像処理デバイス300を本開示の情報処理装置として機能させるための制御プログラム315Aが記憶される。CPU312は、制御プログラム315Aを補助記憶装置315から読み出してRAM313に展開して処理を実行する。これにより、制御プログラム315Aを実行した画像処理デバイス300は、本開示の情報処理装置として動作する。なお、補助記憶装置315には、画像処理デバイス300をネットワーク接続する際に使用するIPアドレスを含むネットワーク設定情報である設定値315Bが記憶される。制御プログラム315Aは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしても良い。
【0030】
また、補助記憶装置315には、画像処理デバイス300で原稿関連機能を実現するための固有プログラム315Cも記憶される。CPU312は、固有プログラム315Cを補助記憶装置315から読み出してRAM313に展開して処理を実行する。これにより、固有プログラム315Cを実行した画像処理デバイス300は、コピー機能、スキャン機能、及びプリント機能を含む原稿関連機能を実行可能に動作する。
【0031】
また、外部装置として機能するDHCPサーバ5であるサーバ500は、コンピュータ本体510を備えている。コンピュータ本体510は、CPU512、RAM513、ROM514、ハードディスク装置(HDD)等の補助記憶装置515、及び入出力インターフェース(I/O)516を備えている。これらのCPU512、RAM513、ROM514、補助記憶装置515、及びI/O516は、相互にデータ及びコマンドを授受可能にバス517を介して接続された構成である。また、I/O516には、通信I/F520が接続されている。
【0032】
補助記憶装置515には、サーバ500をDHCPサーバ5として機能させるためのDHCPサーバプログラム515Aが記憶される。CPU512は、DHCPサーバプログラム515Aを補助記憶装置515から読み出してRAM513に展開して処理を実行する。これにより、DHCPサーバプログラム515Aを実行したサーバ500はDHCPサーバ5として動作する。なお、補助記憶装置515には、本開示の第2の設定値である、IPアドレスを含むネットワーク設定情報としての設定値515Aが記憶される。
【0033】
次に、本実施形態に係るネットワークシステム1において、情報処理装置として動作する画像処理デバイス300における情報処理について説明する。
【0034】
図4に、本実施形態に係る画像処理デバイス300において、外部装置との間で、ネットワーク2を介して情報を授受する場合に使用する設定値の記憶についての模式図を示す。
【0035】
図4に示すように、画像処理デバイス300は、ネットワーク2を介して外部装置と情報を授受する場合、例えば、DNSサーバ4のIPアドレスを事前に設定値として記憶しておき、情報を授受する場合に参照する。一般的に、高速処理を可能とするため、不揮発性メモリである補助記憶装置315に、予め設定値315Bを記憶しておき、電源投入時等のタイミングでデバイス処理部34(図2参照)により設定値315Bを補助記憶装置315から取得し、揮発性メモリであるRAM313に展開して用いる。
【0036】
本実施形態では、補助記憶装置315に3つのDNSサーバのIPアドレス(以下、DNSサーバアドレスという。)D1,D2,D3を格納可能に領域が予め確保されており、それらの3つのDNSサーバアドレスがRAM313に展開される場合を一例として説明する。この場合、RAM313も、3つのDNSサーバアドレス(D1,D2,D3)を格納可能に領域が予め確保される。以下の説明では、同じ容量の3つのDNSサーバアドレスを格納可能に予め定めた領域が予め確保されたRAM313の領域を、設定値メモリと称する。この設定値メモリは、同じ容量の3つのDNSサーバアドレスを格納可能に確保された領域に限定されるものではなく、4つ以上のDNSサーバアドレスを格納可能に確保された領域でもよい。また、予め定めた容量を確保した領域でもよい。
【0037】
RAM313に展開された設定値は、操作表示部330の操作によりユーザによる変更が可能になっている。すなわち、揮発性メモリであるRAM313には、ユーザの意図を反映させたユーザの指定による設定値(以下、ユーザ設定値という。)が記憶される。
【0038】
ところで、ネットワーク環境に変更が生じると、例えば、ユーザ指定設定値が変更されるが、ネットワーク環境の変更に伴う変更が不十分な場合、ユーザ設定値では、ネットワーク環境における情報授受が正しく行われない場合がある。また、例えば、外部装置から自動的に取得した設定値(以下、自動設定値という。)を、ユーザ設定値に代えて用いた場合、ユーザの意図が反映されない場合もある。
【0039】
そこで、本実施形態では、ネットワーク環境が変化した場合に、ユーザ設定値のみを記憶し、記憶されたユーザ設定値を用いる場合と比べて、適切な設定値を設定することができる画像処理デバイス300を提供する。なお、ユーザ設定値は、本開示の第1の設定値の一例であり、自動設定値は、本開示の第2の設定値の一例である。
【0040】
図5及び図6に、本実施形態に係る画像処理デバイス300の操作表示部330における各種設定値の設定画面の一例を示す。図5は、ネットワーク環境に関係する設定値の種類を示す設定画面の一例としてネットワーク設定の画面331を示す。また、図6は、ネットワーク設定の画面331においてDNS設定が選択指示された場合の設定画面の一例としてDNS設定の画面332を示す。
【0041】
図7に、画像処理デバイス300で実行される制御プログラム315Aによる設定値記憶処理の流れの一例を示す。
図7に示す設定値記憶処理は、RAM313に予め確保された設定値メモリに、ユーザ設定値を記憶する際に、自動設定値を取得して取得した自動設定値を併せて記憶する処理を試みる。なお、設定値記憶処理が記述された制御プログラム315Aは、画像処理デバイス300への電源投入された際、及び画像処理デバイス300の再起動が指示された際等の初期処理を実行する際に、CPU312により実行される。また、本実施形態では、DHCPサーバ5は、DNSサーバアドレスを配布する構成であるものとする。さらに、本実施形態では、ユーザ設定値を設定値メモリに記憶する際に、自動設定値を取得して自動設定値を併せて記憶する処理を試みる例を説明するが、ユーザ設定値を取得する際に、自動設定値を取得して自動設定値を併せて記憶する処理を試みてもよい。
【0042】
まず、CPU312は、ステップS100で、補助記憶装置315に記憶されたユーザ設定値であるDNSサーバアドレスを取得し、次のステップS102で、RAM313に予め確保された設定値メモリに記憶する。これによって、画像処理デバイス300は、設定値メモリを参照することで、ユーザの意図が反映されたユーザ設定値によって、外部装置との通信を可能にする通信環境を確立することが可能になる。
【0043】
次に、CPU312は、ステップS104で、設定値メモリに空き領域が有るかを判断する。本実施形態では、設定値メモリにおける空き領域の有無の判断は、同じ容量のDNSサーバアドレスの個数で判断する。詳細には、本実施形態に係る設定値メモリは、DNSサーバ4に関する設定値として、3つのDNSサーバのIPアドレスを記憶可能に、RAM313に領域が確保される。従って、設定値メモリに、3つ未満のDNSサーバのIPアドレスが記憶されている場合には、設定値メモリに空き領域が有ると判断し、3つのDNSサーバのIPアドレスで設定値メモリが満たされている場合には、設定値メモリに空き領域が無いと判断する。なお、設定値メモリにおける空き容量が、1つのDNSサーバアドレスの容量以上である場合に空き領域が有りとし、1つのDNSサーバアドレスの容量未満である場合に空き領域が無しと判断してもよい。
【0044】
設定値メモリに空き領域が有り、ステップS104で肯定判断された場合、CPU312は、ステップS106で、DNSサーバアドレスを自動取得する。詳細には、DHCPサーバ5と通信し、DNSサーバアドレスを取得する。次に、CPU312は、自動取得したDNSサーバアドレスを、設定値メモリの空き領域に記憶して本処理ルーチンを終了する。
【0045】
このように、設定値メモリに空き領域が有る場合に、RAM313に予め確保された設定値メモリに、ユーザ設定値に合せて、自動設定値を記憶することができる。
【0046】
一方、設定値メモリに空き領域が無く、CPU312がステップS104で否定判断した場合、ステップS110へ処理を移行し、対応処理を実行した後に本処理ルーチンを終了する。この対応処理の一例には、DNSサーバアドレスを自動取得することなく、例えば、DNSサーバアドレスを設定値メモリに記憶することを禁止して、そのまま次の処理、すなわち本処理ルーチンを終了することが挙げられる。また、他の例としては、設定値メモリに空き領域が無いことを示すメッセージを操作表示部330に表示する処理が挙げられる。ステップS110の対応処理は、何れかの処理を予め定めておけばよい。なお、ステップS110における対応処理は、本開示の特定処理の一例である。
【0047】
なお、上記では、ユーザ設定値を優先して設定値メモリに記憶させる場合を説明したが、ユーザ設定値と自動設定値とを含む設定値群のなかから選択した設定値を設定値メモリに記憶してもよい。
【0048】
なお、図7に示す設定値記憶処理は、本開示の情報処理装置で実行される処理の一例である。ステップS100及びS102の処理は、本開示の処理部で実行される処理の一例である。ステップS104〜S110の処理は、本開示の制御部で実行される処理の一例である。
【0049】
次に、RAM313に予め領域が確保された設定値メモリに記憶されたユーザ設定値及び自動設定値を使用して、予め定めた規定処理を行う場合に、本開示を適用した設定値稼働処理を説明する。
【0050】
図8に、設定値稼働処理の流れの一例を示す。なお、本実施形態では、規定処理の一例として、電子メールの送信時のように、名前解決を要する通信を実行する場合に本開示の技術を適用したものである。
図8に示すように、CPU312は、ステップS200で、名前解決を要する通信の実行が要求されたか否かを判断する。詳細には、CPU312は、電子メールの送信処理が発生した場合、ステップS200で肯定判断し、ステップS202へ処理を移行する。一方、名前解決を供給しない処理の実行である場合、CPU312は、ステップS200で否定判断し、本処理ルーチンを終了する。
【0051】
CPU312は、名前解決を要する通信の実行が要求された場合(ステップS200で肯定判断)、RAM313に予め確保された設定値メモリから設定値を取得し、取得した設定値を検証する。詳細には、CPU312は、ステップS202で、設定値メモリに記憶された1又は複数のユーザ設定値、若しくは各々1又は複数のユーザ設定値及び自動設定値である、複数のDNSサーバアドレスを取得する。
【0052】
次に、CPU312は、ステップS204で、ステップS202で取得した設定値(ユーザ設定値及び自動設定値)のうちの何れか1つのDNSサーバアドレスを用いて、名前解決処理を実行し、次のステップS206で、名前解決処理が成功したか否かを判断する。例えば、CPU312は、取得した1DNSサーバアドレスにおけるDNSサーバ4へ、メールサーバ名「xxxxxx.jp」をIPアドレスに変換する処理を要請し、その応答としてIPアドレス「xxx.xxx.xxx.xxx」を取得する。従って、DNSサーバ4への要請の応答としてIPアドレスを取得できれば、名前解決処理が成功したと判定でき、DNSサーバ4からIPアドレスを取得できない場合に名前解決処理が失敗したと判定できる。従って、CPU312は、名前解決処理が成功と判定した場合は、ステップS206で肯定判断し、本処理ルーチンを終了し、名前解決を要する通信を実行する、電子メールの送信等の処理へ移行する。
【0053】
一方、名前解決処理が失敗と判定した場合は、ステップS206で否定判断し、他のDNSサーバアドレスによる名前解決処理を実行する。詳細には、CPU312は、ステップS208で、取得済みの全DNSサーバアドレスの名前解決処理の実行が完了したか否かを判断する。残存するDNSサーバアドレスが存在する場合、CPU312は、ステップS208で否定判断し、ステップS210で、残存するDNSサーバアドレスの中から次の設定値であるDNSサーバアドレスを取得し、ステップS204へ処理を戻す。一方、全てのDNSサーバアドレスについて名前解決処理が失敗された場合、CPU312は、ステップS208で肯定判断し、ステップS212へ処理を移行する。
【0054】
このように、ステップS202で取得した設定値メモリからのユーザ設定値(DNSサーバアドレス)の各々について、名前解決処理を実行する。
【0055】
ステップS208で肯定判断され、設定値メモリに記憶されたDNSサーバアドレスで、名前解決処理が失敗された場合、CPU312は、ステップS212で、自動取得によってDNSサーバアドレス(以下、自動取得値という。)を取得する。詳細には、CPU312は、DHCPサーバ5と通信し、DNSサーバアドレスを取得する。このステップS212では、CPU312は、1以上で複数のDNSサーバアドレスを取得することができる。次に、CPU312は、ステップS214で、自動取得したDNSサーバアドレスを用いて、名前解決処理を実行する。次に、CPU312は、ステップS206と同様に、ステップS216で、名前解決処理が成功したか否かを判断する。
【0056】
名前解決処理が失敗した場合、CPU312は、ステップS216で否定判断し、複数のDNSサーバアドレスを自動取得した場合には、他のDNSサーバアドレスによる名前解決処理を実行する。詳細には、CPU312は、ステップS218で、自動取得済みの全DNSサーバアドレスの名前解決処理の実行が完了したか否かを判断する。自動的に取得したDNSサーバアドレスが残存する場合、CPU312は、ステップS218で否定判断し、ステップS220で、残存するDNSサーバアドレスの中から次の設定値であるDNSサーバアドレスを取得し、ステップS214へ処理を戻す。
【0057】
このように、設定値メモリに記憶されているDNSサーバアドレス(ユーザ設定値、又はユーザ設定値及び自動設定値)の各々で名前解決処理が失敗した場合、更に、外部装置(ここでは、DHCPサーバ)からDNSサーバアドレスを自動取得して、自動取得したDNSサーバアドレス(自動設定値)について名前解決処理を実行する。
【0058】
自動取得した全てのDNSサーバアドレス(自動取得値)について名前解決処理が失敗された場合、CPU312は、ステップS218で肯定判断し、ステップS222で報知処理を実行した後に、本処理ルーチンを終了する。ステップS222では、DNSサーバアドレスの修正が必要である旨のメッセージを操作表示部330へ表示し、ユーザに報知する。このステップS222では、設定値メモリに記憶されたDNSサーバアドレス、及び自動取得したDNSサーバアドレスの各々で名前解決が失敗したことを示す内容を併せて表示することが好ましい。
【0059】
一方、設定値メモリに記憶されたDNSサーバアドレスでは名前解決処理が失敗したが、自動取得値であるDNSサーバアドレスにより名前解決処理が成功した場合(ステップS216で肯定判断)、CPU312は、ステップ224で、設定値メモリに空き領域が有るかを判断する。詳細には、図7に示すステップS104と同様に、RAM313に領域確保された設定値メモリに、3つ未満のDNSサーバのIPアドレスが記憶されている場合、少なくとも1つのDNSサーバアドレスを記憶可能な空き領域が設定値メモリに有ると判断する。また、3つのDNSサーバのIPアドレスで設定値メモリが満たされている場合には、設定値メモリに空き領域が無いと判断する。
【0060】
設定値メモリに空き領域が有り、ステップS224で肯定判断された場合、CPU312は、ステップS226で、名前解決が成功したDNSサーバアドレス(自動取得値)を、設定メモリの空き領域に記憶する。次に、CPU312は、ステップS228で、名前解決が成功したDNSサーバアドレス(自動取得値)への修正を要する旨のメッセージを操作表示部330へ表示して、ユーザに報知し、本処理ルーチンを終了する。
【0061】
ステップS228の処理は、不揮発性メモリである補助記憶装置315に記憶するDNSサーバアドレスを、名前解決が成功したDNSサーバアドレスに修正することをユーザに促すことで、次回、名前解決処理の失敗を抑制するために好ましい処理である。すなわち、揮発性メモリのRAM313である設定メモリは、電源遮断又は電源投入時の初期処理時に、リセットされる。従って、次回の初期処理時に、揮発性メモリである設定値メモリに記憶させるためには、名前解決が成功したDNSサーバアドレスにより不揮発性メモリの補助記憶装置315に記憶するユーザ設定値を修正することが必要である。
【0062】
なお、ステップS228では、上述のメッセージの報知に代えて、現在の設定値メモリに記憶されているDNSサーバアドレスを不揮発性メモリの補助記憶装置315に記憶させる処理を行うようにしてもよい。この場合、現在の設定値メモリに記憶されているDNSサーバアドレスを不揮発性メモリの補助記憶装置315に記憶させる処理の可否を、ユーザに委ねることが好ましい。例えば、操作表示部330に、現在の設定値メモリのDNSサーバアドレスを補助記憶装置315に記憶させる是非を選択可能に表示し、記憶処理を実行することと、または非実行とすることを、ユーザにより選択指示可能に表示すればよい。
【0063】
一方、設定値メモリに空き領域が無く、ステップS224で否定判断された場合、CPU312は、ステップS230で、設定値メモリに記憶されている何れか1つのDNSサーバアドレスと、名前解決が成功したDNSサーバアドレスで、置換した後、ステップS228へ処理を移行する。すなわち、設定メモリに、少なくとも名前解決が成功したDNSサーバアドレスを記憶すること、または非実行とすることを、ユーザにより選択指示可能に表示すればよい。
【0064】
これにより、画像処理デバイス300に電源投入されている間、又は初期処理が実行されるまでの間には、名前解決が成功したDNSサーバアドレスが設定値メモリに記憶される。
【0065】
なお、図8に示す設定値稼働処理は、本開示の情報処理装置で実行される処理の一例である。また、規定処理を実行する画像処理デバイス300は、本開示の実行部の一例である。
【0066】
また、例えば、名前解決処理等を含む規定処理の実行時に、ユーザ設定値による名前解決が失敗した場合に、自動設定値を取得して規定処理を行い、自動設定値による規定処理が成功した場合に、自動設定値を設定値メモリに記憶するようにしてもよい。
【0067】
なお、本実施形態では、DNSサーバアドレスをRAM313に予め定めた領域の設置値メモリに記憶する場合を説明したが、本開示はDNSサーバアドレスと設定値とすることに限定されるものではない。例えば、複数個の設定値を記憶し、記憶された複数の設定値の何れかを用いて処理を行う場合への適用が可能である。複数個の設定値の一例としては、WINS(Windows(登録商標) Internet Name Service)サーバアドレス、SIP(Session Initiation Protocol)サーバアドレス、プロキシサーバアドレス、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバアドレスが挙げられる。
【0068】
以上、本開示の技術について実施形態を用いて説明したが、本開示の技術の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。
【0069】
また、上記実施形態では、フローチャートを用いた処理によるソフトウエア構成によって実現した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ハードウェア構成により実現する形態としてもよい。
【符号の説明】
【0070】
1 ネットワークシステム
2 ネットワーク
3 デバイス
4 DNSサーバ
5 DHCPサーバ
6 メールサーバ
32 デバイス設定値記憶部
34 デバイス処理部
36 デバイス制御部
300 画像処理デバイス
310 コンピュータ本体
315 補助記憶装置
315A 制御プログラム
315B 設定値
315C 固有プログラム
317 バス
330 操作表示部
340 固有機構
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8