特開2021-167201(P2021-167201A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-167201(P2021-167201A)
(43)【公開日】2021年10月21日
(54)【発明の名称】吐出器
(51)【国際特許分類】
   B65D 81/32 20060101AFI20210924BHJP
   B65D 83/00 20060101ALI20210924BHJP
   B05B 1/14 20060101ALI20210924BHJP
   B05B 1/30 20060101ALI20210924BHJP
【FI】
   B65D81/32 U
   B65D83/00 K
   B05B1/14 Z
   B05B1/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
【全頁数】33
(21)【出願番号】特願2018-81823(P2018-81823)
(22)【出願日】2018年4月20日
(71)【出願人】
【識別番号】000001959
【氏名又は名称】株式会社 資生堂
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 剛
(72)【発明者】
【氏名】袴田 征一
(72)【発明者】
【氏名】名越 雅彦
(72)【発明者】
【氏名】中平 悠
(72)【発明者】
【氏名】藤岡 智愛
【テーマコード(参考)】
3E013
3E014
4F033
【Fターム(参考)】
3E013AB07
3E013AC01
3E013AC11
3E013AD02
3E013AD07
3E013AE02
3E013AF05
3E013AF32
3E014PA01
3E014PA03
3E014PB04
3E014PB05
3E014PB07
3E014PB08
3E014PC03
3E014PC08
3E014PD11
3E014PE14
3E014PE30
4F033BA03
4F033DA01
4F033DA02
4F033EA01
4F033EA02
4F033GA02
4F033NA01
(57)【要約】
【課題】複数の液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、複数の液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口から吐出させることができる吐出器を提供する。
【解決手段】吐出器は、液状物が収容された収容部と、前記収容部に連結され、前記収容部内の前記液状物を吐出口から吐出する吐出部とを備えるポンプ式吐出容器を本体内に複数有し、前記吐出部が押圧されることで前記液状物を前記吐出口から吐出させる吐出器であって、複数の前記ポンプ式吐出容器から吐出させる前記液状物の吐出量の比率を調整する調整部を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液状物が収容された収容部と、前記収容部に連結され、前記収容部内の前記液状物を吐出口から吐出する吐出部とを備える吐出容器を本体内に複数有し、前記吐出部が押圧されることで前記液状物を前記吐出口から吐出させる吐出器であって、
複数の前記吐出容器から吐出させる前記液状物の吐出量の比率を調整する調整部を有する、吐出器。
【請求項2】
前記吐出容器は、ポンプ式吐出容器であり、
前記ポンプ式吐出容器が前記本体内に二つ設けられ、
前記本体の上端に、前記調整部を収容し、前記調整部を外部から調整可能な開口部が形成された蓋部を有し、
前記調整部は、
中間部に設けられ、前記蓋部に設けた支持部に係合する支点を中心に回動可能であり、前記中間部から前記蓋部の内周面側に向かって上面の位置が高くなるように形成された傾斜面を有し、下面が二つの前記吐出部と当接する当接部と、
前記蓋部の前記開口部に、前記傾斜面を押圧した状態で前記蓋部に対して前記傾斜面に沿ってスライド可能に設けられ、前記当接部の傾きを調整する変位部と、
を有し、
前記蓋部が押し下げられる際に、前記変位部により前記当接部の傾きが調整された状態で前記変位部が前記二つの前記吐出部をそれぞれ押圧する、請求項1に記載の吐出器。
【請求項3】
前記吐出容器は、ポンプ式吐出容器であり、
前記本体の上部に、前記本体に対して相対的に前記本体の上下方向に移動可能に設けられ、前記吐出部を収容する蓋部を有し、
前記調整部は、複数の前記ポンプ式吐出容器の高さをそれぞれ調整する高さ変更部を有する、請求項1に記載の吐出器。
【請求項4】
前記ポンプ式吐出容器は、前記本体内に二つ設けられ、
前記高さ変更部は、前記本体の底部に設けられ、前記ポンプ式吐出容器の高さを変えるための複数の高さの異なる設置面を有し、前記本体の底部で前記本体をその周方向に回転可能な状態で保持し、
前記ポンプ式吐出容器に対する前記高さ変更部の前記設置面の位置を変更することにより、二つの前記ポンプ式吐出容器の高さを変更し、前記蓋部が押し下げられる際に、前記高さ変更部に設置された二つの前記ポンプ式吐出容器のうち高い位置にある前記ポンプ式吐出容器の前記吐出部が先に押圧される、請求項3に記載の吐出器。
【請求項5】
前記ポンプ式吐出容器は、前記本体内に二つ設けられ、
前記高さ変更部は、
二つの前記ポンプ式吐出容器が配置され、前記ポンプ式吐出容器の上下方向に移動可能な一対の受け部の側面に設けられた、一対の突起部と、
前記本体の内周面に設けられ、回転方向に沿って底面からの高さが高くなる第1の溝部、および底面からの高さが低くなる第2の溝部と、
を有し、
前記本体は、前記ポンプ式吐出容器に対して相対的に回転可能であり、
前記一対の突起部の一方は、前記第1の溝部と係合し、他方は、前記第2の溝部と係合し、
前記本体を相対的に回転させることにより、二つの前記ポンプ式吐出容器の高さを変更し、前記蓋部が押し下げられる際に、前記受け部に設置された二つの前記ポンプ式吐出容器のうち高い位置にある前記ポンプ式吐出容器の前記吐出部が先に押圧される、請求項3に記載の吐出器。
【請求項6】
前記吐出容器は、ポンプ式吐出容器であり、
前記ポンプ式吐出容器は、前記本体内に二つ設けられ、
前記本体の上端開口に、前記調整部を収容する蓋部を有し、
前記調整部は、
底面の位置が前記蓋部の側面側から内側に向かって高くなるように形成された傾斜面を有し、前記ポンプ式吐出容器の上下方向に対して直交する方向に押圧し、前記吐出部に対する前記傾斜面の位置が相対的に変化することにより、前記ポンプ式吐出容器を押圧する、一対の押圧部と、
前記一対の押圧部の上部に跨がった状態で、前記蓋部に対して前記ポンプ式吐出容器の上下方向に対して直交する方向にスライド可能に設けられ、それぞれの前記押圧部の移動可能な範囲を規制する規制部と、
を有し、
前記一対の押圧部を前記ポンプ式吐出容器の上下方向に対して直交する方向から押圧して、二つの前記ポンプ式吐出容器の前記吐出部がそれぞれ押圧される際に、前記規制部によりそれぞれの前記押圧部が移動可能な範囲まで移動することで、二つの前記ポンプ式吐出容器から吐出させる前記液状物の吐出量が調整される、請求項1に記載の吐出器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
【背景技術】
【0002】
複数種類の液体またはペースト状の液状物を、それぞれの混合比を調整して吐出させる吐出器がある。このような吐出器は、吐出器の本体内に収容されている複数の容器体にそれぞれ装着されたポンプと、ポンプ上端に押し込み可能に突出して設けられているヘッドとを備えている。吐出器では、ヘッドを上下動させることで、ポンプの作用により、複数の容器体内に収容されている液体を、ヘッドの吐出口からそれぞれ吐出している(例えば、特許文献1および2参照)。
【0003】
吐出器として、例えば、特許文献1では、2種類の異なる日焼け止めローションが入った取り替え可能な貯留部(カートリッジ)がそれぞれ連結される二つのポンプ手段と、ポンプ手段と作用的に連係し、成分量の比の調節のための調節手段とを備えた比例的取り出し容器が開示されている。この比例的取り出し容器では、調節手段として、ポンプ手段に対して変位可能な回転軸を備えた伝達部材を用いている。ポンプ手段に対する回転軸の相対的位置を変えることにより、伝達手段のポンプ手段への作用点を変化させてポンプ手段のストロークを変化させている。これにより、比例的取り出し容器は、それぞれのポンプ手段に連結されているカートリッジ内の日焼け止めローションを、それぞれの供給量の割合を調整して容器ノズルから吐出している。
【0004】
特許文献2では、1つのノズルヘッドと、複数の流路部と、複数のポンプユニットと、複数のボトルと、1つまたは複数の部位において上下で寸法の差異がある形状を有するポンプ押込み部とを備えたポンプディスペンサーが開示されている。ポンプディスペンサーでは、ノズルヘッドと連動しているポンプ押込み部を作動し、これに接触する1つまたは複数のポンプユニットが押下作動されることで、ボトル内の内容物を1つまたは複数同時に任意に選択した比率の量で噴出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特表2002−522187号公報
【特許文献2】特開2010−5537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の比例的取り出し容器では、複数のカートリッジ内にそれぞれ貯留されている日焼け止めローションを一つの容器ノズルから吐出している。そのため、容器ノズルに複数の日焼け止めローションが混合された状態で残ってしまうので、複数の日焼け止めローションの吐出比率に影響を与える可能性がある。また、異なる種類の日焼け止めローションを含むカートリッジに取り替えて吐出させた際に、容器ノズルに残っている日焼け止めローションの混合物が混入してしまう可能性がある。
【0007】
特許文献2のポンプディスペンサーでは、ボトル内の複数の内容物を同時に任意に選択した比率の量で噴出させるようにポンプ押込み部の下面の傾斜が決まっており、傾斜の角度は調整できないので、複数の内容物を所定の比率に変えて噴出できない。
【0008】
本発明の一態様は、複数の液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、複数の液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口から吐出させることができる吐出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る吐出器は、液状物が収容された収容部と、前記収容部に連結され、前記収容部内の前記液状物を吐出口から吐出する吐出部とを備えるポンプ式吐出容器を本体内に複数有し、前記吐出部が押圧されることで前記液状物を前記吐出口から吐出させる吐出器であって、複数の前記ポンプ式吐出容器から吐出させる前記液状物の吐出量の比率を調整する調整部を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様に係る吐出器は、複数の液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、複数の液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口から吐出させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】第1の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図である。
図2】第1の実施形態による吐出器の分解斜視図である。
図3図1のI−I断面図である。
図4】吐出ヘッドを押し込んでいる状態を示す説明図である。
図5】当接部を傾けている状態の一例を示す図である。
図6】当接部を傾けている状態の他の一例を示す図である。
図7】第2の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図である。
図8】第2の実施形態による吐出器の分解斜視図である。
図9図7のII−II断面図である。
図10】調整部の平面図である。
図11】吐出ヘッドを押し込んでいる状態を示す説明図である。
図12】吐出ヘッドを押し込んでいる状態を示す説明図である。
図13】ポンプ式収容体の高さを変更した状態の一例を示す断面図である。
図14】第3の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図である。
図15】第3の実施形態による吐出器の分解斜視図である。
図16図14のIII−III断面図である。
図17】第1の溝部の形状の一例を示す図である。
図18】第2の溝部の形状の一例を示す図である。
図19】蓋部を取り除いた状態の吐出器の平面図である。
図20】蓋部を押し下げている状態を示す説明図である。
図21】ポンプ式収容体の高さの変化を示す説明図である。
図22】ポンプ式収容体の高さの変化を示す説明図である。
図23】第4の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図である。
図24】第4の実施形態による吐出器の分解斜視図である。
図25図23のIV−IV断面図である。
図26】第4の実施形態による吐出器を背面側から見た時の外観を示す斜視図である。
図27図26に示す吐出器の分解斜視図である。
図28】変位部の位置を調整した状態の一例を示す説明図である。
図29】吐出器の本体と蓋部の内部を示す説明図である。
図30】先端ノズルが押圧される状態を示す説明図である。
図31】変位部の位置を調整した状態の他の一例を示す説明図である。
図32】吐出器の本体と蓋部の内部を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態においては、吐出容器が、ポンプ機構により内容物である液状物を吐出させるポンプ式吐出容器である場合について説明する。なお、吐出容器の形態は、ポンプ式以外に、例えば、吐出部を直接押圧することで内容物である液状物を吐出させる吐出容器でもよい。
【0013】
以下の説明において、理解の容易のため、図面における各部材の縮尺は実際とは異なる場合がある。本明細書では、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の3次元直交座標系を用い、吐出器の中心軸Jに平行な方向をZ軸方向とし、中心軸Jに直交する面において、互いに直交する2つの方向のうち一方をX軸方向とし、他方をY軸方向とする。なお、吐出器および吐出器を構成する部材が円柱以外の形状である場合には、これらの幅方向をX方向とし、奥行き方向をY方向とし、高さ方向をZ方向とする。以下の説明において、+Z軸方向を上といい、−Z軸方向を下という場合がある。
【0014】
<第1の実施形態>
[吐出器]
第1の実施形態による吐出器について説明する。図1は、第1の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図であり、図2は、第1の実施形態による吐出器の分解斜視図であり、図3は、図1のI−I断面図である。なお、図3では、ポンプ式吐出容器以外の構成の断面を示す。図1図3に示すように、吐出器10Aは、本体20Aと、蓋部30Aと、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bと、調整部50とを有する。
【0015】
ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内に収容されている液状物は、少なくとも吐出時に流動性を示し、吐出口から押出し可能のものである。液状物としては、例えば、液体、溶液、エマルジョン、またはサスペンションなどの分散液などが挙げられる。液状物には、ゲル、スラリー、ペースト、クリームなども含まれる。また、液状物は、上記の液状物と空気などの気体とが混合されて泡状(フォーム状)となっているものも含むものとする。本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内に収容されている液状物の成分や濃度などは、異なっているものとする。
【0016】
吐出器10Aを構成する各部材は、いずれも、無機材料、または樹脂材料で形成できる。無機材料としては、金、チタン、アルミ二ウム、鉄、銅、ステンレス、アルミナ、酸化チタン、酸化亜鉛などの金属材料を用いることができる。前記樹脂材料としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリロ二トリル・スチレン(AS)、アクリロ二トリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリメチルメタクリル(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)、ポリウレタン、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、またはシリコン樹脂などを用いることができる。これらの樹脂は、1種類単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0017】
吐出器10Aを構成する各部材は、透明でもよい。なお、透明とは、吐出器10Aを構成する各部材の内部を外側から視認できる程度に可視光(波長380〜780nmの光)に対する透過性を有していることをいう。また、吐出器10Aを構成する各部材は、いずれも有色でもよい。
【0018】
次に、吐出器10Aを構成する、本体20Aと、蓋部30Aと、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bと、調整部50とについて説明する。
【0019】
(本体)
図1図3に示すように、本体20Aは、平面視(XY平面)において、矩形状に形成された筒状体である。本体20Aは、その内部に、幅方向(X軸方向)に、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bを並列に収容している。
【0020】
本体20Aは、その側面21Aに矩形状に形成された切欠き211を有する。切欠き211は、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bの先端ノズル424Aおよび424Bが外側に突出し、かつ先端ノズル424Aおよび424Bに対して相対的に上下方向に移動可能に形成されている。
【0021】
本体20Aは、下端201に、本体20Aと着脱可能な底面部23を有する。底面部23は、その中央部分に、円柱状に突出した凸部231を有する。本体20Aの下端201の中央には凹部201aが形成されている。凸部231を凹部201aに嵌合させることで、底面部23は本体20Aと連結される。なお、凸部231と凹部201aとは、他の連結方法を用いて連結させてもよい。例えば、凸部231の底部に雄ネジを挿入する孔を形成し、本体20Aの凹部201a側に雌ネジを形成し、両方を螺合させてもよい。
【0022】
(蓋部)
図1図3に示すように、蓋部30Aは、本体20Aの上部を覆うように設けられており、調整部50を収容している。蓋部30Aは、上面に、調整部50を外部から調整可能とするために形成された開口部31を有する。開口部31は、調整部50の変位部52の大きさおよび可動範囲に対応し、変位部52の操作および移動を妨げない大きさに設計される。
【0023】
蓋部30Aは、開口部31の下方に、調整部50の変位部52を開口部31の長手方向に沿ってスライドできるように形成された案内板32を蓋部30Aの上側内面に懸架した状態で設けている。
【0024】
(ポンプ式吐出容器)
図2および図3に示すように、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bは、本体20A内に幅方向(X軸方向)に並列に収容されている。ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bは、ポンプ機構の作用により、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内の液状物を外部に吐出させる吐出器である。ポンプ式吐出容器40Aのポンプ機構は、公知の機構を用いることができる。
【0025】
ポンプ式吐出容器40Aは、液状物を収容する収容部41A、および液状物を吐出する吐出部である吐出ヘッド42Aを有する。なお、本実施形態では、収容部41Aおよび吐出ヘッド42Aは、別体に形成されているが、一体に形成されていてもよい。
【0026】
収容部41Aは、液状物を収容する容器であり、円柱状に形成されている。収容部41Aは、本体20A内に、吐出ヘッド42Aと着脱可能に取り付けられている。収容部41Aは、底面部23を取り外すことで、本体20A内に取り付けられ、また収容部41Aが本体20A内に取り付けられている場合には取り外せる。
【0027】
なお、収容部41Aは、いわゆるエアレス容器として構成することができる。例えば、収容部41Aを、外容器と、外容器の内部に剥離可能に装着された可撓性を有する内袋とから構成し、液状物は内袋内に収容することができる。そして、ポンプ部の作用によって、内袋を減容変形させながら液状物を吸入口から吸い込むと共に、外容器に形成された空気流入孔を介して内袋と外容器との間に空気を送り込む構成とすることができる。または、収容部41Aは、その内部に上下に摺動可能に中皿を配置し、この中皿よりも上方を液状物の収容部分とし、ポンプ部の作用によって中皿を上昇させることにより収容部分を減容させながら液状物を吐出させるよう構成することができる。収容部41Aがいわゆるエアレス容器で構成されている場合、収容部41Aは、空気と接することによって性質が劣化または変化しやすい液状物を収容するのに適する。
【0028】
吐出ヘッド42Aは、収容部41Aの上方(+Z軸方向)に連結されており、収容部41A内の液状物を吐出口424aから吐出させる。吐出ヘッド42Aは、調整部50と接触するポンプヘッド421Aと、ポンプヘッド421Aにより押し下げられるピストン422Aと、ピストン422Aの周囲を囲う筒体423Aと、先端ノズル424Aとを有する。
【0029】
ピストン422Aは、その下端側を筒体423A内に挿入された状態で設けられ、ピストン422Aは筒体423Aに対して上下方向に摺動可能となっている。
【0030】
筒体423A内にはピストン422Aの底部を上方に押し上げるスプリングなどの弾性部材が設けられている。ポンプヘッド421Aに圧力が加えられて(押圧されて)押し下げられることによって、弾性部材が圧縮されて付勢される。そして、ポンプヘッド421Aへの押圧が解除されると、弾性部材の復元力によってポンプヘッド421Aは上側に押し上げられ、元の位置に戻ることができる。
【0031】
先端ノズル424Aは、本体20Aの側面21Aの切欠き211から外側に突出しており、先端に吐出口424aが設けられている。
【0032】
ポンプヘッド421A、ピストン422A、筒体423A、および先端ノズル424Aには、内部に、収容部41Aから先端ノズル424Aの吐出口424aへと連通する流路が形成されている。収容部41A内の液状物は、前記流路を通って、収容部41Aの内部から吐出口424aに向かって流れる。
【0033】
ポンプ式吐出容器40Bは、収容部41Bと、吐出部である吐出ヘッド42Bとを有する。吐出ヘッド42Bは、ポンプヘッド421B、ピストン422B、筒体423B、および先端ノズル424Bを有する。ポンプ式吐出容器40Bを構成する各部材は、ポンプ式吐出容器40Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0034】
(調整部)
図2および図3に示すように、調整部50は、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出させる液状物の吐出量の比率を調整する機能を有する。調整部50は、当接部51と、変位部52とを有する。
【0035】
当接部51は、その側面の中間部511に支点であるピン512を有する。ピン512は、蓋部30Aの内周面に、ピン512が挿入可能な大きさを有する、支持部である孔部に挿入されることによって支持される。当接部51は、ピン512を中心に回動可能である。なお、ピン512は、前記孔部に挿入して支持する方法以外に、蓋部30Aの内周面で係合できる方法であればよい。
【0036】
当接部51は、中間部511からそれぞれの両端513側に向かって上面の位置が高くなるように形成された傾斜面514を有し、下面515がポンプ式吐出容器40Aおよび40Bの吐出ヘッド42Aおよび42Bに当接可能となっている。
【0037】
変位部52は、蓋部30Aの開口部31に設けた案内板32に、傾斜面514を押圧した状態で、蓋部30Aに対して傾斜面514に沿ってスライド可能に設置されている。
【0038】
変位部52の上面は、蓋部30Aの上側内面に摺動可能な状態で接している。変位部52の上面の端部には操作部521が設けられており、使用者は操作部521で変位部52をスライドさせることができる。
【0039】
変位部52の下側端部522は、正面視(+Y軸方向視)において円弧状に形成されており、当接部51の傾斜面514に摺動可能な状態で接している。
【0040】
変位部52を当接部51の傾斜面514に沿って移動させた場合には、変位部52の下側端部522が当接部51を押し下げる。これにより、当接部51の一端側が当接部51の下側に位置するポンプヘッド421Aまたはポンプヘッド421Bに近づくように当接部51が傾く。変位部52は、X軸方向に移動可能で、Z軸方向に移動できないように蓋部30Aに保持されているので、変位部52によって、当接部51の傾きは維持できる。よって、変位部52は、蓋部30Aの開口部31に案内板32に沿ってスライドさせて位置を変更することで、当接部51の傾きは調整でき、その状態は維持できる。
【0041】
(吐出量の調整方法)
吐出器10Aを用いて、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出させる液状物の吐出量を調整する方法について説明する。
【0042】
吐出器10Aでは、蓋部30Aが押し下げられる際に、変位部52により当接部51の傾きが調整された状態で変位部52が吐出ヘッド42Aおよび42Bをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出させる液状物の吐出量の比率が調整される。
【0043】
ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出させる液状物の吐出量をほぼ同量にする場合について説明する。図3に示すように、変位部52は、当接部51の中間部511に設ける。そして、図4に示すように、蓋部30Aが押し下げられると、当接部51の下面515がポンプヘッド421Aおよび421Bにそれぞれ当接する。蓋部30Aがさらに押し下げられると、当接部51はポンプヘッド421Aおよび421Bを同時に押し下げて、ピストン422Aおよび422Bが筒体423Aおよび423B内を下降する。これにより、収容部41A内の液状物は、収容部41Aから先端ノズル424Aの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。同様に、収容部41B内の液状物は、収容部41Bから先端ノズル424Bの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。
【0044】
よって、変位部52が当接部51の中間部511に設けられている場合には、蓋部30Aを押下げることによって、ポンプヘッド421Aおよび421Bが同時に押下げられる。これにより、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内の液状物は同時に外部に吐出される。
【0045】
なお、同時に押下げとは、蓋部30Aを押し下げて、ポンプヘッド421Aおよび421Bが押し下げられる際、両方の押下げ開始時期および押下げ終了時期がほぼ同じであることをいう。
【0046】
次に、ポンプ式吐出容器40A内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40B内の液状物の吐出量よりも大きくする場合について説明する。この場合には、図5に示すように、変位部52を−X軸方向にスライドさせ、当接部51の−X軸方向側の一端が当接部51の下側に位置するポンプヘッド421Aに近づくように当接部51を傾ける。そして、蓋部30Aが押し下げられると、当接部51がポンプ式吐出容器40Aの吐出ヘッド42Aに先に当接する。
【0047】
そして、蓋部30Aがさらに押し下げられて、当接部51がさらに下降すると、当接部51が吐出ヘッド42Aを押し下げる。これにより、収容部41A内の液状物は、収容部41Aから先端ノズル424Aの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。
【0048】
そして、蓋部30Aがさらに押し下げられると、当接部51がポンプ式吐出容器40Bの吐出ヘッド42Bに当接して押し下げる。これにより、ポンプ式吐出容器40B内の液状物が、先端ノズル424Bの吐出口424aから吐出される。
【0049】
よって、当接部51がポンプ式吐出容器40Aの吐出ヘッド42Aをポンプ式吐出容器40Bの吐出ヘッド42Bよりも先に押し下げて、ポンプ式吐出容器40A内の液状物を先に吐出させるように当接部51を傾ける。これにより、ポンプ式吐出容器40A内の液状物の吐出量は、ポンプ式吐出容器40B内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0050】
逆に、ポンプ式吐出容器40B内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40A内の液状物の吐出量よりも大きくする場合には、変位部52を+X軸方向にスライドさせる。すなわち、図6に示すように、変位部52を+X軸方向にスライドさせ、当接部51の+X軸方向側の一端が当接部51の下側に位置するポンプヘッド421Bに近づくように変位部52を傾ける。
【0051】
そして、蓋部30Aが押し下げられると、当接部51がポンプ式吐出容器40Bの吐出ヘッド42Bに先に当接して、吐出ヘッド42Bを押し下げ、ポンプ式吐出容器40B内の液状物が吐出ヘッド42Bの吐出口424aから吐出する。そして、蓋部30Aがさらに押し下げられることで、ポンプ式吐出容器40A内の液状物が、先端ノズル424Aの吐出口424aから吐出される。
【0052】
よって、当接部51がポンプ式吐出容器40Bの吐出ヘッド42Bをポンプ式吐出容器40Aの吐出ヘッド42Aよりも先に押し下げて、ポンプ式吐出容器40B内の液状物を先に吐出させるように当接部51を傾ける。これにより、ポンプ式吐出容器40B内の液状物の吐出量は、ポンプ式吐出容器40A内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0053】
以上のように、吐出器10Aは、蓋部30A内に調整部50を有し、調整部50は、当接部51および変位部52を有している。吐出器10Aでは、蓋部30Aが押し下げられる際に、変位部52により当接部51の傾きが調整された状態で変位部52が二つの吐出ヘッド42Aおよび42Bをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出させる液状物の吐出量の比率を正確に調整できる。また、変位部52の位置を移動することにより、吐出器10Aは、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内の2つの液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内の2つの液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口424aから吐出させることができる。したがって、吐出器10Aによれば、異なる成分を含む2つの液状物を使用者の要求に応じて異なる比率で混合して同時に使用することができる。
【0054】
収容部41Aまたは収容部41Bは、本体20A内に着脱可能に取り付けられている。これにより、収容部41Aまたは収容部41B内の液状物がなくなった場合、または液状物の量が少なくなった場合には、底面部23を取り外す。そして、収容部41Aまたは収容部41Bを液状物が充填された新しい収容部41Aまたは収容部41Bに取り換える(交換する)ことができる。また、収容部41Aまたは収容部41B内の液状物がなくなった場合または液状物の量が少なくなった場合には、収容部41Aまたは収容部41Bを本体20Aから一旦外して液状物を充填した後、再度、本体20Aに装着することもできる。
【0055】
また、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから吐出される液状物の成分や濃度は、異なっている。そのため、吐出器10Aは、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bから液状物を同時に吐出させることができるので、使用者は、複数の異なる液状物を使用する直前に混合できる。
【0056】
吐出器10Aに収容される内容物は、例えば、少なくとも吐出時に流動性を示し、吐出口から押出し可能のものであれば限定されず、液体(液状物)を含む流体、粉体などとすることができる。また、内容物は、溶液、及び、エマルジョン、サスペンションなどの分散体などであってよく、ゲル、スラリー、ペースト、クリーム等と呼ばれる状態のものであってもよい。内容物が液体(液状物)である場合、水に近い粘度を有する状態のものであっても、粘性のあるクリーム状のものであってもよい。例えば、内容物の粘度は、30℃で、3000〜150000mPa・sであると好適であり、5000〜30000mPa・sであるとより好適である。内容物は、例えば、油性成分、水性成分、界面活性剤、皮膜剤、粉末、顔料、薬剤などを含むものである。液状物としては、例えば、化粧水、乳液、洗顔料、クレンジング剤、または美容液などの基礎化粧品、ファンデーションなどのメーキャップ化粧品、日焼け止め剤などのパーソナルケア製品(衛生日用品)、ハンドソープ、ボディソープ、ヘアシャンプー、染毛剤、スタイリング剤、ハンドクリーム、ボディクリーム、ボディローション、化粧下地、コンシーラー、アイシャドー、リップ製品、またはフレグランス製品などを用いることができる。例えば、マット感を向上させる成分を多く含むファンデーションと、ツヤ感を向上させる成分を多く含むファンデーションとを、それぞれ、ポンプ式吐出容器40Aまたは40Bに収容する。これにより、使用時ごとの所望の希望に応じてポンプ式吐出容器40Aおよびポンプ式吐出容器40Bから吐出させる液状物の吐出量を調整部50で調整すれば、所望の仕上がり質感を得るためのファンデーション混合物を得ることができる。そのため、吐出器10Aは、基礎化粧品やパーソナルケア製品を収容する容器として好適に用いることができる。なお、内容物には、空気等の気体と混合されて泡状(フォーム状)となって吐出されるもの、または泡状で収容されているものも含まれる。
【0057】
(変形例)
吐出器10Aの変形例について説明する。
【0058】
本実施形態では、本体20Aは、平面視(XY平面)において、円形や多角形などに形成された筒状体を用いてもよい。これにより、本体20Aは、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bをその形状に合わせて収容できる。
【0059】
本実施形態では、本体20A内に、2つのポンプ式吐出容器40Aおよび40Bを一組として、複数組が収容されていてもよい。これにより、蓋部30Aの1回の押下げによって吐出される液状物の量を増大させることができる。
【0060】
本実施形態では、吐出ヘッド42Aおよび42Bは、吐出部として、直接押圧されることで収容部41Aおよび41B内の液状物を吐出させる構成としてもよい。
【0061】
本実施形態では、2つのポンプ式吐出容器40Aおよび40Bを構成する各部材は、異なる構成としてもよい。
【0062】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Aおよび40Bは、収容部41Aと吐出ヘッド42Aとを、収容部41Bと吐出ヘッド42Bとを、それぞれ一体で形成されてもよい。
【0063】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Aおよび40B内に収容されている液状物の成分や濃度などは、同じでもよい。
【0064】
<第2の実施形態>
第2の実施形態による吐出器について、図面を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。本実施形態による吐出器は、上述の第1の実施形態による吐出器10Aの調整部50を、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さをそれぞれ調整するようにしたものである。
【0065】
図7は、第2の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図であり、図8は、第2の実施形態による吐出器の分解斜視図であり、図9は、図7のII−II断面図である。なお、図9では、ポンプ式吐出容器以外の構成の断面を示す。図7図9に示すように、吐出器10Bは、本体20Bと、蓋部30Bと、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと、調整部50とを有する。
【0066】
(本体)
図7図9に示すように、本体20Bは、円柱状に形成されている。本体20Bの上面202には、2つの貫通孔25Aおよび25Bが幅方向(X軸方向)に並設されている。貫通孔25Aおよび25Bの内径は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと、収容体受け部54とが収容可能な大きさを有する。
【0067】
本体20Bは、底部に、周方向に形成された溝部26を有している。
【0068】
(蓋部)
図7図9に示すように、蓋部30Bは、天面を有した筒状に形成されている。蓋部30Bは、本体20Bの上部を覆うように設けられており、吐出部である吐出ヘッド42Cおよび42Dを覆っている。蓋部30Bの内壁面が本体20Bの外周を挟持しており、蓋部30Bは本体20Bの上下方向に相対的に移動可能となるように本体20Bに設けられている。
【0069】
蓋部30Bは、その側面に、一対の切欠き32を有する。一対の切欠き32は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの先端ノズル424Cおよび424Dが外部に突出し、かつ先端ノズル424Cおよび424Dに対して相対的に上下方向に移動可能に形成されている。
【0070】
(ポンプ式吐出容器)
図8および図9に示すように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、本体20Bの上面202側から貫通孔25Aおよび25Bに挿入されると、上面202の貫通孔25Aおよび25Bからその一部が上方に突出するように保持される。ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、上記の第1の実施形態のポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと同様、ポンプ機構の作用により、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の液状物を吐出させる吐出器である。ポンプ式吐出容器40Cのポンプ機構は、公知の機構を用いることができる。
【0071】
ポンプ式吐出容器40Cは、液状物を収容する収容部41C、および液状物を吐出する吐出ヘッド42Cを有する。
【0072】
収容部41Cは、上記の第1の実施形態のポンプ式吐出容器40Aの収容部41Aと同様、液状物を収容する容器であり、円柱状に形成されている。収容部41Cは、本体20Bの貫通孔25A内に挿脱可能に収容されている。収容部41Cは、貫通孔25Aに挿入して本体20B内に収容される。収容部41Aが本体20A内に取り付けられている場合には、取り外せる。
【0073】
なお、収容部41Cは、上記の第1の実施形態のポンプ式吐出容器40Aの収容部41Aと同様、いわゆるエアレス容器として構成することもできる。
【0074】
吐出ヘッド42Cは、収容部41Cの上方(+Z軸方向)に連結されており、収容部41C内の液状物を吐出口424aから吐出させる。吐出ヘッド42Cは、ポンプヘッド421Cと、吐出ヘッド42C内に収容され、ポンプヘッド421Cにより押し下げられる不図示のピストンと、ポンプヘッド421Cの周囲を囲う筒体423Cと、先端ノズル424Cとを有する。また、筒体423C内には不図示のピストンの底部を上方に押し上げるスプリングなどの弾性部材が設けられている。
【0075】
吐出ヘッド42Cは、前記ピストンを吐出ヘッド42C内に収容し、先端ノズル424Cをポンプヘッド421Cの側面に設けていること以外、上記の第1の実施形態のポンプ式吐出容器40Aの吐出ヘッド42Aと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0076】
吐出ヘッド42Dは、ポンプヘッド421D、不図示のピストン、筒体423D、および先端ノズル424Dを有する。吐出ヘッド42Dを構成するこれらの部材は、吐出ヘッド42Cと同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0077】
(調整部)
図8および図9に示すように、調整部50は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さをそれぞれ調整する高さ変更部53Aと、一対の収容体受け部54とを有する。
【0078】
高さ変更部53Aは、本体20Bの底部に設けられている。高さ変更部53Aは、本体20Cを中心軸Jを中心に本体20Cの周方向に回転可能な状態で保持する有底筒状のダイヤル部材である。高さ変更部53Aは、図10に示すように、平面視において、円形に形成されている。高さ変更部53Aは、底部にポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さを変えるための複数の設置面531A〜531Gを有する。
【0079】
設置面531A〜531Gは、それぞれ、底部からの高さが異なる。設置面531A〜531Gは、設置面531A、531B、531C、531D、531F、および531Gの順に底部からの高さが高くなるように設計されており、本実施形態では、設置面531Aが最も低く、設置面531Gが最も高くなっている。531B〜531Fは、それぞれ一組ずつ設けられている。
【0080】
一対の収容体受け部54は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを設置するための台である。一対の収容体受け部54は、底部に下方向に突出して設けられた突出部54aを有する。突出部54aの外径は、一対の収容体受け部54の外径よりも小さく形成されていることが好ましい。突出部54aの外径が小さいため、設置面531A〜531Gとの接触面積が小さくなる。また、設置面531A〜531Gと突出部54aとの接触摩擦を小さくするために、例えば、高さ変更部53Aを表面の摩擦係数が小さい部材で形成したり、突出部54aの先端を球面とすることができる。
【0081】
高さ変更部53Aは、その内周面の底部に本体20Bの溝部26に係合可能に形成された突出部532を有する。高さ変更部53Aは、溝部26に突出部532を係合させることで、高さ変更部53Aは本体20Bに対して中心軸Jを中心に回転できる。そのため、高さ変更部53Aは、本体20Bの底部で本体20Bの周方向に回転可能な状態で本体20Bを保持できる。
【0082】
(操作方法)
吐出器10Bを用いて、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量を調整する方法について説明する。
【0083】
吐出器10Bでは、高さ変更部53Aの設置面531A〜531Gのいずれかにポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを設置して、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さを調整する。蓋部30Bが押し下げられる際に、高さ変更部53Aによりポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さが調整された状態で蓋部30Bが吐出ヘッド42Cおよび42Dをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率が調整される。
【0084】
ポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量よりも大きくする場合について説明する。この場合には、図9に示すように、設置面531A上に、ポンプ式吐出容器40Cが設置されている、一方の収容体受け部54を設置する。そして、設置面531G上に、ポンプ式吐出容器40Dが設置されている、他方の収容体受け部54を設置する。これにより、ポンプ式吐出容器40Dの高さはポンプ式吐出容器40Cの高さよりも高くなる。蓋部30Bの上側内面にポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dが当接している。
【0085】
蓋部30Bが押し下げられると、図11に示すように、蓋部30Bがポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dを押し下げ、蓋部30Bの上側内面がポンプ式吐出容器40Cの吐出ヘッド42Cに当接する。このとき、吐出ヘッド42Cは、まだ蓋部30Bにより押し下げられていない。これにより、収容部41D内の液状物は、収容部41Dから先端ノズル424Dの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。
【0086】
そして、図12に示すように、蓋部30Bがさらに押し下げられると、ポンプ式吐出容器40D内の液状物が先端ノズル424Dの吐出口424aから吐出し続けると共に、蓋部30Bの上側内面がポンプ式吐出容器40Cの先端ノズル424Cを押し下げる。これにより、ポンプ式吐出容器40C内の液状物が、先端ノズル424Cの吐出口424aから吐出される。
【0087】
よって、高さ変更部53Aの設置面531Aおよび531Gにより、ポンプ式吐出容器40Cが設置される設置面よりも、ポンプ式吐出容器40Dが設置される設置面を高くする。これにより、ポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dはポンプ式吐出容器40Cの吐出ヘッド42Cよりも先に押し下げられて、ポンプ式吐出容器40D内の液状物が先に吐出される。これにより、ポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量は、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0088】
逆に、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量よりも大きくすることができる。この場合には、図10に示す高さ変更部53Aの設置面531A〜531Gのうち、ポンプ式吐出容器40Cが設置される設置面を、ポンプ式吐出容器40Dが設置される設置面よりも高くする。これにより、ポンプ式吐出容器40Cの吐出ヘッド42Cはポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dよりも先に押し下げて、ポンプ式吐出容器40C内の液状物を先に吐出させる。これにより、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量は、ポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0089】
よって、蓋部30Bが押し下げられる際に、高さ変更部53Aに設置されたポンプ式吐出容器0Cおよび40Dのうち高い位置にあるポンプ式吐出容器の先端ノズルが先に押圧される。この結果、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dのうち高い位置にあるポンプ式吐出容器から吐出させる液状物の吐出量を多くできる。
【0090】
また、図10に示す高さ変更部53Aの設置面531A〜531Gのうち、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dがそれぞれ設置される設置面を変更することで、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の液状物の吐出量をそれぞれ調整できる。
【0091】
例えば、図13に示すように、ポンプ式吐出容器40Cの高さが最も低く、ポンプ式吐出容器40Dの高さが最も高い状態から、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さの差が小さくなるように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dが設置される設置面を調整することができる。または、ポンプ式吐出容器40Cの高さが最も低く、ポンプ式吐出容器40Dの高さが最も高い状態から、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さが同じになるように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dが設置される設置面を調整することができる。このような調整により、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量とポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量との差を小さくするか同じにできる。
【0092】
なお、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さを変更する場合には、吐出ヘッド42Cおよび42Dが蓋部30Bで覆われている状態で行うことが好ましい。ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、高さ変更部53Aの回転移動に伴って本体20B内において上下方向に移動可能になっている。吐出ヘッド42Cおよび42Dが蓋部30Bで覆われていれば、高さ変更部53Aを回転させても、一対の切欠き32により先端ノズル424Cおよび424Dの回転方法への動きが規制されるため、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、回転方向に回転しない。そのため、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、高さ変更部53Aの回転移動に伴って本体20B内において上下方向に移動できる。吐出ヘッド42Cおよび42Dが蓋部30Bで覆われていない状態でポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さを変更するとする。この場合には、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dが高さ変更部53Aの回転方向に伴って回転しないように、図示しない部材により、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを本体20B内に係止させることが好ましい。
【0093】
以上のように、吐出器10Bは、調整部50を有し、調整部50は、本体20Bの底部に高さ変更部53Aを有している。吐出器10Bでは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dに対する高さ変更部53Aの設置面531A〜531Gのいずれかの設置面の位置が調整された状態で蓋部30Bが二つの吐出ヘッド42Cおよび42Dをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率を正確に調整できる。また、設置面531A〜531Gの位置を移動することにより、吐出器10Bでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口424aから吐出させることができる。したがって、吐出器10Bにおいても、異なる成分を含む2つの液状物を使用者の要求に応じて異なる比率で混合して同時に使用することができる。
【0094】
また、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出される液状物の成分や濃度は、異なっている。そのため、吐出器10Bでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから液状物をそれぞれ別々に吐出させることができるので、使用者は、複数の異なる液状物を使用する直前に混合できる。
【0095】
収容部41Cまたは収容部41Dは、本体20B内に着脱可能に取り付けられている。これにより、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合、または液状物の量が少なくなった場合には、蓋部30Bを取り外す。そして、収容部41Cまたは収容部41Dを液状物が充填された新しい収容部41Cまたは収容部41Dに取り換える(交換する)ことができる。また、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合または液状物の量が少なくなった場合には、収容部41Cまたは収容部41Dを本体20Bから一旦外して液状物を充填した後、再度、本体20Bに装着することもできる。
【0096】
吐出器10Bに収容される液状物としては、上記第1の実施形態において説明した通り、基礎化粧品やパーソナルケア製品などを用いることができる。そのため、吐出器10Bは、基礎化粧品やパーソナルケア製品を収容する容器として好適に用いることができる。
【0097】
(変形例)
吐出器10Bの変形例について説明する。
【0098】
本実施形態では、調整部50は、一対の収容体受け部54を備えていなくてもよい。
【0099】
本実施形態では、本体20A内に、3つ以上のポンプ式吐出容器が収容されていてもよい。
【0100】
本実施形態では、吐出ヘッド42Cおよび42Dは、吐出部として、直接押圧されることで収容部41Cおよび41D内の液状物を吐出させる構成としてもよい。
【0101】
本実施形態では、2つのポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを構成する部材は、異なる構成としてもよい。
【0102】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、収容部41Cと吐出ヘッド42Cとを、収容部41Dと吐出ヘッド42Dとを、それぞれ別体で構成されていてもよい。
【0103】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内に収容されている液状物の成分や濃度などは、同じでもよい。
【0104】
<第3の実施形態>
第3の実施形態による吐出器について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図14は、第3の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図であり、図15は、第3の実施形態による吐出器の分解斜視図であり、図16は、図14のIII−III断面図である。なお、図16では、ポンプ式吐出容器以外の構成の断面を示す。図14図16に示すように、吐出器10Cは、本体20Cと、蓋部30Cと、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと、調整部50とを有する。
【0105】
(本体)
図14図16に示すように、本体20Cは、有底筒状に形成されている。本体20Cは、外周の上端側の厚みを薄くして、本体20Cの外周が蓋部30Cの内周面と摺動できるようにしている。
【0106】
本体20Cは、図17に示すように、その内周面20aに、図17中の矢印の方向に沿って底面からの高さが高くなる第1の溝部28Aを有する。また、本体20Cは、第1の溝部28Aの上部から内周面20aの上端に伸びる案内溝部28Cを有する。本体20Cは、図18に示すように、その内周面20aに、図18中の矢印の方向に沿って底面からの高さが低くなる第2の溝部28Bを有する。また、本体20Cは、第2の溝部28Bの上部から内周面20aの上端に伸びる案内溝部28Dを有する。
【0107】
(蓋部)
図14図16に示すように、蓋部30Cは、天面を有した筒状に形成されている。蓋部30Cは、本体20Cの上部を覆うように設けられており、吐出ヘッド42Cおよび42Dを覆っている。蓋部30Cは、本体20Cの外周面に、本体20Cの上下方向に相対的に移動可能に設けられている。
【0108】
蓋部30Cは、その側面に、一対の切欠き33を有する。一対の切欠き33は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの先端ノズル424Cおよび424Dが外部に突出し、かつ先端ノズル424Cおよび424Dに対して相対的に上下方向に移動可能に形成されている。
【0109】
(ポンプ式吐出容器)
図15および図16に示すように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、後述する、調整部50の受け部56Aおよび56Bの上方から受け部56Aおよび56Bに挿入されると、受け部56Aおよび56Bからその一部が上方に突出するように保管される。
【0110】
ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの構成は、上述の図7図9に示す第3の実施形態による吐出器10Cのポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと同様であるため、説明は省略する。
【0111】
(調整部)
図16に示すように、調整部50は、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さをそれぞれ調整する高さ変更部53Bと、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dが配置される受け部56Aおよび56Bと、受け部56Aおよび56Bを本体20C内に固定する固定部57とを有する。高さ変更部53Bの説明の前に、受け部56Aおよび56Bと、固定部57とを先に説明する。
【0112】
図15および図16に示すように、受け部56Aおよび56Bは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを保管するための容器であり、有底筒状に形成されている。
【0113】
図15図16および図19に示すように、受け部56Aは、その外周面に、一対の突起部561Aとガイド部562Aとを有する。受け部56Bは、その外周面に、一対の突起部561Bとガイド部562Bとを有する。
【0114】
突起部561Aおよび561Bは、受け部56Aが固定部57に収容された際に固定部57から突出し、本体20Cの内周面20aに形成されている第1の溝部28Aおよび第2の溝部28Bに係合できる程度の長さに設計されている。
【0115】
突起部561Aおよび561Bは、受け部56Aおよび56Bが固定部57に収容された際に、同一直線上の位置に配置されている。受け部56Aおよび56Bにより、一対の突起部561Aおよび561Bが形成される。
【0116】
ガイド部562Aおよび562Bは、受け部56Aおよび56Bが固定部57に収容された際に、向き合うように配置されている。ガイド部562Aは、受け部56Aの外周の中間から上方に、軸方向に沿って延設されている。ガイド部562Bも、ガイド部562Aと同様、受け部56Bの外周の中間から上方に、軸方向に沿って延設されている。
【0117】
図15および図16に示すように、固定部57は、受け部56Aおよび56Bを収容する収容孔571を有する円柱体である。固定部57は、外周面に、上下方向に沿って、一対の突起部561Aおよび561Bが突出可能に形成された、一対の切欠き572を有する。また、固定部57は、収容孔571に、ガイド部562Aおよび562Bが係合するスリット573を有する。スリット573は、収容孔571の内周の中間から上方に、軸方向に沿って形成されている。
【0118】
高さ変更部53Bは、一対の突起部561Aおよび561Bと、第1の溝部28Aおよび第2の溝部28Bとを有する。突起部561Aが第1の溝部28Aに係合し、突起部561Bが第2の溝部28Bに係合している。本体20Cは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dをその周方向に相対的に回転可能である。
【0119】
次に、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを本体20C内に取り付ける場合について説明する。この場合には、図16に示すように、受け部56Aの突起部561Aを案内溝部28Cを通して第1の溝部28Aの上部に位置させた状態で、収容孔571にポンプ式吐出容器40Cを収容する。受け部56Bの突起部561Bを案内溝部28Dを通して第2の溝部28Bの下部に位置させた状態で、第2貫通孔572にポンプ式吐出容器40Dを収容する。
【0120】
その後、受け部56Aおよび56Bに設置してあるポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを本体20Cに対して相対的に回転させる。これにより、突起部561Aは第1の溝部28Aの上部に移動し、ポンプ式吐出容器40Cの高さが低くなる。一方、突起部561Bは第2の溝部28Bの上部に移動し、ポンプ式吐出容器40Dの高さが高くなる。
【0121】
これにより、図16に示すように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、本体20C内にポンプ式吐出容器40Dの高さがポンプ式吐出容器40Cの高さよりも高くなるように設置され、蓋部30Cの上側内面にポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dが当接している。
【0122】
(操作方法)
吐出器10Cを用いて、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量を調整する方法について説明する。
【0123】
吐出器10Cでは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを受け部56Aおよび56Bに設置した状態で本体20Cに収容する。そして、高さ変更部53Bの突起部561Aを第1の溝部28Aに係合させる位置と、突起部561Bを第2の溝部28Bに係合させる位置とを調整し、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さを調整する。蓋部30Cが押し下げられる際に、高さ変更部53Bによりポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さが調整された状態で蓋部30Cが吐出ヘッド42Cおよび42Dをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率が調整される。
【0124】
ポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量よりも大きくする場合について説明する。この場合には、上述のように、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを本体20C内に取り付けて、図16に示すように、固定部57内にポンプ式吐出容器40Dの高さがポンプ式吐出容器40Cの高さよりも高くなるように設置されている状態で使用する。
【0125】
このような状態で、図20に示すように、蓋部30Cが押し下げられると、蓋部30Cがポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dを押し下げる。これにより、ポンプ式吐出容器40D内の液状物は、収容部41Dから先端ノズル424Dの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。
【0126】
そして、蓋部30Cがさらに押し下げられると、ポンプ式吐出容器40D内の液状物が先端ノズル424Dの吐出口424aから吐出し続けると共に、蓋部30Cの上側内面がポンプ式吐出容器40Cの先端ノズル424Cに当接して押し下げる。これにより、ポンプ式吐出容器40C内の液状物が、先端ノズル424Cの吐出口424aから吐出される。
【0127】
次に、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量よりも大きくする場合について図21および図22を用いて説明する。なお、図21および図22では、説明の便宜上、蓋部30Cを除いて説明する。
【0128】
図21に示すように、本体20Cを固定部57に対して相対的に本体20Cの周方向に回転させる。これにより、突起部561Aは第1の溝部28Aの下部から上部にかけて第1の溝部28A内を移動して上昇することで、ポンプ式吐出容器40Cの高さが高くなる。
【0129】
一方、図22に示すように、突起部561Bは第2の溝部28Bの上部から下部にかけて第2の溝部28B内を移動して下降することで、ポンプ式吐出容器40Dの高さが低くなる。
【0130】
よって、本体20Cを固定部57に対して相対的に本体20Cの周方向に回転させることで、第1の溝部28A内における突起部561Aの高さは第2の溝部28B内における突起部561Bの高さよりも高くなる。これにより、ポンプ式吐出容器40Cの高さはポンプ式吐出容器40Dの高さよりも高くなる。この状態で、蓋部30Cが押し下げられると、ポンプ式吐出容器40Cの吐出ヘッド42Cはポンプ式吐出容器40Dの吐出ヘッド42Dよりも先に押し下げられて、ポンプ式吐出容器40C内の液状物が先に吐出される。これにより、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量は、ポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0131】
以上のように、吐出器10Cは、調整部50を有し、調整部50は、一対の突起部561Aおよび561Bと、第1の溝部28Aおよび第2の溝部28Bとを備えた高さ変更部53Bを有している。吐出器10Cでは、高さ変更部53Bの突起部561Aおよび561Bの位置が調整された状態で蓋部30Cが二つの吐出ヘッド42Cおよび42Dをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率を調整できる。また、突起部561Aおよび561Bの位置を調整することにより、吐出器10Cでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口424aから吐出させることができる。したがって、吐出器10Cにおいても、異なる成分を含む2つの液状物を使用者の要求に応じて異なる比率で混合して同時に使用することができる。
【0132】
また、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出される液状物の成分や濃度は、異なっている。そのため、吐出器10Cでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから液状物をそれぞれ別々に吐出させることができるので、使用者は、複数の異なる液状物を使用する直前に混合できる。
【0133】
収容部41Cまたは収容部41Dは、受け部56Aおよび56B内に挿脱可能に設置されている。これにより、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合、または液状物の量が少なくなった場合には、蓋部30Cを取り外す。そして、収容部41Cまたは収容部41Dを液状物が充填された新しい収容部41Cまたは収容部41Dに取り換える(交換する)ことができる。また、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合または液状物の量が少なくなった場合には、収容部41Cまたは収容部41Dを本体20Bから一旦外して液状物を充填した後、再度、本体20Cに装着することもできる。
【0134】
吐出器10Cに収容される液状物としては、上記第1の実施形態において説明した通り、基礎化粧品やパーソナルケア製品などを用いることができる。そのため、吐出器10Cは、基礎化粧品やパーソナルケア製品を収容する容器として好適に用いることができる。
【0135】
(変形例)
吐出器10Cの変形例について説明する。
【0136】
本実施形態では、調整部50は、固定部57を備えず、受け部56Aおよび56Bを本体20C内に直接収容させてもよい。
【0137】
本実施形態では、受け部56Aおよび56Bは、一体に形成されていてもよい。
【0138】
本実施形態では、本体20C内に、3つ以上のポンプ式吐出容器が収容されていてもよい。
【0139】
本実施形態では、吐出ヘッド42Cおよび42Dは、吐出部として、直接押圧されることで収容部41Cおよび41D内の液状物を吐出させる構成としてもよい。
【0140】
本実施形態では、2つのポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを構成する部材は、異なる構成としてもよい。
【0141】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、収容部41Cおよび41Dと、吐出ヘッド42Cおよび42Dとを別体で構成されていてもよい。
【0142】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内に収容されている液状物の成分や濃度などは、同じでもよい。
【0143】
<第4の実施形態>
第4の実施形態による吐出器について、図面を参照して説明する。なお、上記実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。図23は、第4の実施形態による吐出器の外観を示す斜視図であり、図24は、第4の実施形態による吐出器の分解斜視図であり、図25は、図23のIV−IV断面図である。なお、図25では、ポンプ式吐出容器以外の構成の断面を示す。図23図25に示すように、吐出器10Dは、本体20Dと、蓋部30Dと、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dと、調整部50とを有する。
【0144】
(本体)
図23図25に示すように、本体20Dは、有底筒状に形成されている。本体20Dは、平面視(XY平面)において、矩形状に形成されている。本体20Dは、その内部に、横方向(X軸方向)に、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを並列に収容している。
【0145】
(蓋部)
図23図25に示すように、蓋部30Dは、天面を有した筒状に形成されている。蓋部30Dは、本体20Dの上部を覆うように設けられており、蓋部30Dの内周面の下端で本体20Cの外周の上端と係合させている。蓋部30Dは、その内部に吐出ヘッド42Cおよび42Dおよび調整部50(図24および図25参照)を収容している。
【0146】
蓋部30Dは、その外周面302aに矩形状に形成された一対の開口部35Aを有し、外周面302b(図26および図27参照)に開口部35B(図26および図27参照)を有し、外周面302cおよび302dに一対の切欠き34を有する。
【0147】
開口部35Aは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの先端ノズル424Cおよび424Dが外部に突出し、かつ先端ノズル424Cおよび424Dに対して相対的に上下方向に移動可能に形成されている。
【0148】
図26および図27に示すように、開口部35Bは、調整部50の規制部59に設けられた突起部591が外部に突出し、かつ幅方向(X軸方向)に移動可能に形成されている。開口部35Bは、その下部に、規制部59の位置を固定するための、3つの嵌め込み部351、352、353を+X軸方向から−X軸方向に向かって有する。3つの嵌め込み部351、352、353のいずれかに、突起部591を嵌め込むことで、規制部59の位置は三段階で調整される。
【0149】
一対の切欠き34は、調整部50の一対の押圧部58Aおよび58Bを外部から押圧可能に形成されている。なお、一対の押圧部58Aおよび58Bは、図示しない圧縮バネなどの弾性部材により、互いに離反するように付勢されていてもよい。これにより、両側からの押圧を止めると、押圧部58Aおよび58Bは元の位置に容易に戻ることができる。
【0150】
(調整部)
図24および図25に示すように、調整部50は、吐出ヘッド42Cおよび42Dを押圧する、一対の押圧部58Aおよび58Bと、規制部59と、コロ60と、コロ設置部61とを有する。
【0151】
一対の押圧部58Aおよび58Bは、底面の位置が蓋部30Dの側面側から内側に向かって高くなるように形成された傾斜面582Aおよび582Bを有する。一対の押圧部58Aおよび58Bは、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの上下方向に対して直交する方向(X軸方向)に押圧されると、吐出ヘッド42Cおよび42Dに対する傾斜面582Aおよび582Bの位置が相対的に変化する。これにより、吐出ヘッド42Cおよび42Dは、コロ60およびコロ設置部61を介して押圧される。
【0152】
一対の押圧部58Aおよび58Bは、上部に、規制部59が設置される摺動部581Aおよび581Bを有する。摺動部581Aと摺動部581Bとは、規制部59がこれらの間に跨がった状態で幅方向(X軸方向)にスライドできるように形成されている。
【0153】
図24および図25に示すように、規制部59は、一対の押圧部58Aおよび58Bの上部に跨がった状態で、蓋部30Cに対してポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの上下方向に対して直交する方向にスライド可能に設けられている。規制部59がスライドすることで、それぞれの押圧部58Aおよび58Bの移動可能な範囲を規制する。
【0154】
図26および図27に示すように、規制部59は、その側面に突起部591を有し、規制部59が蓋部30Cに収容されている時には、外部に露出可能な長さを有している。
【0155】
コロ60は、吐出ヘッド42Cおよび42Dに対する傾斜面582Aおよび582Bとコロ設置部61との間に挟み込まされた状態で配置されている。コロ60は、コロ設置部61上で回転可能であり、傾斜面582Aおよび582Bの変位によって回転する。
【0156】
コロ設置部61は、吐出ヘッド42Cおよび42Dの上端に設置されている。
【0157】
(操作方法)
吐出器10Dを用いて、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量を調整する方法について説明する。なお、図28図32では、説明の便宜上、本体20Dを取り除いた状態の図で説明する。
【0158】
吐出器10Dでは、一対の押圧部58Aおよび58Bが押圧される際に、規制部59により一対の押圧部58Aおよび58Bの移動範囲が調整された状態で一対の押圧部58Aおよび58Bが吐出ヘッド42Cおよび42Dをそれぞれ押圧する。これにより、ポンプ式吐出容器0Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率が調整される。
【0159】
ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の液状物の吐出量を均等にする場合について説明する。この場合には、図28に示すように、規制部59の突起部591が開口部35Bの嵌め込み部352に嵌め込むことで、図29に示すように、規制部59は一対の押圧部58Aおよび58Bの摺動部581Aおよび581Bの中間に設けられる。
【0160】
図30に示すように、一対の押圧部58Aおよび58Bが、一対の切欠き34から、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの上下方向に対して直交する方向(X軸方向)に押圧されると、先端ノズル424Cおよび424Dに対する傾斜面582Aおよび582Bの位置が相対的に変化する。一対の押圧部58Aおよび58Bが押圧されることで、コロ60と接触する傾斜面582Aおよび582Bの位置は下側に移動し、ポンプヘッド421Cおよび421Dが押し下げられる。これにより、収容部41C内の液状物は、収容部41Cから先端ノズル424Cの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。同様に、収容部41D内の液状物も、収容部41Cから先端ノズル424Cの吐出口424aへと連通する流路を通って、吐出口424aから吐出される。
【0161】
一対の押圧部58Aおよび58Bは、押圧が解除されると、吐出ヘッド42Cおよび42Dの筒体423Cおよび423D内に設けられているスプリングなどの弾性部材により、先端ノズル424Cおよび424Dは上方に押し上げられる。先端ノズル424Cおよび424Dが上方に押し上げられることで、先端ノズル424Cおよび424Dに対する傾斜面582Aおよび582Bの位置は相対的に変化し、一対の押圧部58Aおよび58Bは元の位置に戻る。
【0162】
次に、ポンプ式吐出容器40C内の液状物の吐出量をポンプ式吐出容器40D内の液状物の吐出量よりも大きくする場合について説明する。この場合には、図31に示すように、規制部59の突起部591を+X軸方向側に移動させ、突起部591を開口部35Bの嵌め込み部351に嵌め込ませる。これにより、図32に示すように、規制部59は一対の摺動部581Aおよび581Bに跨がった状態で摺動部581B寄りに設けられる。
【0163】
これにより、押圧部58AのX軸方向への移動範囲は、押圧部58BのX軸方向への移動範囲よりも大きくなる。そのため、一対の押圧部58Aおよび58BをX軸方向に押圧して、先端ノズル424Cおよび424Dが押し下げられると、先端ノズル424Cは、先端ノズル424Dよりも深く押し下げられる。この結果、先端ノズル424Cの吐出口424aから吐出される、収容部41C内の液状物の吐出量は、先端ノズル424Dの吐出口424aから吐出される、収容部41D内の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0164】
よって、吐出ヘッド42Cと吐出ヘッド42Dのいずれか一方を他方よりも押し下げられるように、規制部59の位置を調整する。これにより、ポンプ式吐出容器40Cまたはポンプ式吐出容器40Dの一方の液状物の吐出量は、他方の液状物の吐出量よりも大きくなる。
【0165】
以上のように、吐出器10Dは、調整部50を有し、調整部50は、一対の押圧部58Aおよび58Bと、規制部59とを備えている。吐出器10Dでは、規制部59により一対の押圧部58Aおよび58Bが移動可能な範囲を調整した状態で、一対の押圧部58Aおよび58Bを押圧してポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを押し下げている。これにより、一対の押圧部58Aおよび58Bがそれぞれの移動可能な範囲まで押圧して、吐出ヘッド42Cおよび42Dを押し下げることで、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出させる液状物の吐出量の比率を調整できる。また、規制部59の位置を移動することにより、吐出器10Dでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物の吐出量の比率を変化させることができると共に、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内の2つの液状物を所定の比率でそれぞれの吐出口424aから吐出させることができる。したがって、吐出器10Dにおいても、異なる成分を含む2つの液状物を使用者の要求に応じて異なる比率で混合して同時に使用することができる。
【0166】
また、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから吐出される液状物の成分や濃度は、異なっている。そのため、吐出器10Dでも、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dから液状物を同時に吐出させることができるので、使用者は、複数の異なる液状物を使用する直前に混合できる。
【0167】
収容部41Cまたは収容部41Dは、本体20D内に挿脱可能に収容されている。これにより、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合、または液状物の量が少なくなった場合には、蓋部30Dを取り外す。そして、収容部41Cまたは収容部41Dを液状物が充填された新しい収容部41Cまたは収容部41Dに取り換える(交換する)ことができる。また、収容部41Cまたは収容部41D内の液状物がなくなった場合または液状物の量が少なくなった場合には、収容部41Cまたは収容部41Dを本体20Bから一旦外して液状物を充填した後、再度、本体20Bに装着することもできる。
【0168】
吐出器10Dに収容される液状物としては、上記第1の実施形態において説明した通り、基礎化粧品やパーソナルケア製品などを用いることができる。そのため、吐出器10Dは、基礎化粧品やパーソナルケア製品を収容する容器として好適に用いることができる。
【0169】
(変形例)
吐出器10Dの変形例について説明する。
【0170】
本実施形態では、規制部59は、開口部35Bの3つの嵌め込み部351、352、353で三段階に調整可能としているが、開口部35Bに4つ以上嵌め込み部を設けて規制部59を四段階以上に調整可能としてもよい。また、開口部35Bに嵌め込み部を設けず、規制部59を無段階で調整するようにしてもよい。
【0171】
本実施形態では、コロ60およびコロ設置部61を備えず、一対の押圧部58Aおよび58Bを直接、吐出ヘッド42Cおよび42Dを押し下げるようにしてもよい。
【0172】
本実施形態では、吐出ヘッド42Cと吐出ヘッド42Dの高さを変更して、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さは異なっていてもよい。また、収容部41Cと収容部41Dの高さを変更して、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dの高さは異なっていてもよい。
【0173】
本実施形態では、本体20C内に、3つ以上のポンプ式吐出容器が収容されていてもよい。
【0174】
本実施形態では、吐出ヘッド42Cおよび42Dは、吐出部として、直接押圧されることで収容部41Cおよび41D内の液状物を吐出させる構成としてもよい。
【0175】
本実施形態では、2つのポンプ式吐出容器40Cおよび40Dを構成する部材は、異なる構成としてもよい。
【0176】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40Dは、収容部41Cおよび41Dと、吐出ヘッド42Cおよび42Dとを別体で構成されていてもよい。
【0177】
本実施形態では、ポンプ式吐出容器40Cおよび40D内に収容されている液状物の成分や濃度などは、同じでもよい。
【0178】
以上の通り、実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の組み合わせ、省略、置き換え、変更などを行うことが可能である。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0179】
10A、10B、10C、10D 吐出器
20A、20B、20C、20D 本体
28A 第1の溝部
28B 第2の溝部
30A、30B、30C、30D 蓋部
40A、40B、40C、40D ポンプ式吐出容器(吐出容器)
41A、41B 収容部
42A、42B、42C、42D 吐出ヘッド(吐出部)
50 調整部
51 当接部
514 傾斜面
52 変位部
521 操作部
53A、53B 高さ変更部
531A、531B、531C、531D、531F、531G 設置面
532 突出部
54 収容体受け部
56A、56B 受け部
561A、561B 突起部
57 固定部
58A、58B 押圧部
581A、581B 摺動部
59 規制部
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