特開2021-61004(P2021-61004A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日本電気株式会社の特許一覧
特開2021-61004情報処理装置、制御方法、及びプログラム
<>
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000003
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000004
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000005
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000006
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000007
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000008
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000009
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000010
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000011
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000012
  • 特開2021061004-情報処理装置、制御方法、及びプログラム 図000013
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-61004(P2021-61004A)
(43)【公開日】2021年4月15日
(54)【発明の名称】情報処理装置、制御方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G08B 13/196 20060101AFI20210319BHJP
   H04N 7/18 20060101ALI20210319BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20210319BHJP
【FI】
   G08B13/196
   H04N7/18 D
   G06T7/00 660Z
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2020-200842(P2020-200842)
(22)【出願日】2020年12月3日
(62)【分割の表示】特願2017-50178(P2017-50178)の分割
【原出願日】2017年3月15日
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100110928
【弁理士】
【氏名又は名称】速水 進治
(72)【発明者】
【氏名】松井 孝宏
【テーマコード(参考)】
5C054
5C084
5L096
【Fターム(参考)】
5C054CA04
5C054CC02
5C054FC12
5C054FC13
5C054GB02
5C054HA19
5C084AA02
5C084AA03
5C084AA09
5C084AA13
5C084BB21
5C084BB33
5C084CC31
5C084DD11
5C084EE04
5C084EE10
5C084FF02
5C084FF03
5C084GG07
5C084GG09
5C084GG13
5C084GG19
5C084GG43
5C084GG52
5C084GG56
5C084GG57
5C084GG78
5C084HH02
5C084HH03
5C084HH12
5C084HH17
5L096DA03
5L096GA51
(57)【要約】      (修正有)
【課題】店舗における不正防止を実現するコンピュータにかかる処理負荷を小さくすることのできる情報処理装置、制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、顧客30が陳列場所20から商品を取ったことを検出する。情報処理装置は、顧客30が商品を取ったか否かを示す情報と、顧客30が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、顧客30の識別子と対応付けて示す顧客情報を生成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
顧客が陳列場所から商品を取ったことを検出する検出手段と、
前記顧客が商品を取ったか否かを示す情報と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子と対応付けて示す顧客情報を生成する生成手段を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記顧客が、商品を取ったが精算を行わずに退店しようとした場合、警告を出力する警告手段を備える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記警告手段は、警告対象となる顧客の情報を出力する請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記警告手段は、前記顧客の複数回の来店に対する顧客情報に基づいて、警告を出力する請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記警告手段は、前記顧客が商品を取ったが精算を行わずに退店した回数が所定値以上である場合に、警告を出力する請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記警告手段は、前記顧客が商品を取ったが精算を行わずに退店した回数と前記顧客がそれ以外で退店した回数との差分が所定値以上である場合に、警告を出力する請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記警告手段は、前記顧客の複数回の来店に対する顧客情報に基づいて、警告を出力するか、もしくは、警告対象となる顧客の情報を他の装置に出力するかを選択する請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
商品の精算を行った顧客および商品を取らかなった顧客の少なくとも一方の顧客情報は、当該顧客の退店後に消去されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記顧客が商品を取ったか否かを示す情報は、前記顧客が商品を取った回数であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記検出手段は、商品の前記陳列場所が含まれる撮像画像を用いて、前記顧客が前記陳列場所から商品を取ったことを検出する請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
コンピュータによって実行される制御方法であって、
顧客が陳列場所から商品を取ったことを検出する検出ステップと、
前記顧客が商品を取ったか否かを示す情報と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子と対応付けて示す顧客情報を生成する生成ステップを含む制御方法。
【請求項12】
請求項11に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は店舗における不正の防止に関する。
【背景技術】
【0002】
商品を扱う店舗において、商品が不正に持ち出されることがある。そこで、このような商品の不正な持ち出しを検出するシステムが開発されている。例えば特許文献1のシステムは、商品の不正持ち出しの可能性があるか否かを判定するシステムを開示している。このシステムは、顧客が取りだした各陳列商品を特定し、その特定された陳列商品と精算対象として登録された商品とを比較することで、取り出された陳列商品が全て精算されたか否かを判定する。そしてこのシステムは、精算されていない商品がある場合には、不正持ち出しの可能性があると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−171241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムでは、不正持ち出しの可能性があるか否かを判定するために、取り出された全ての商品の特定、及び取り出された商品の個数のカウントが必要となる。そのため、このシステムを実現するコンピュータにかかる処理負荷が大きい。
【0005】
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的の一つは、店舗における不正防止を実現するコンピュータにかかる処理負荷を小さくする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の情報処理装置は、顧客が陳列場所から商品を取ったことを検出する検出手段と、
前記顧客が商品を取ったか否かを示す情報と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子と対応付けて示す顧客情報を生成する生成手段を備える。
【0007】
本発明の第1の制御方法は、コンピュータによって実行される。当該制御方法は、顧客が陳列場所から商品を取ったことを検出する検出ステップと、
前記顧客が商品を取ったか否かを示す情報と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子と対応付けて示す顧客情報を生成する生成ステップを含む。
【0008】
本発明のプログラムは、本発明の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、店舗における不正防止を実現するコンピュータにかかる処理負荷を小さくする技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1の情報処理装置の動作を例示する図である。
図2】顧客情報のテーブル形式で例示する図である。
図3】顧客の行動を例示する図である。
図4】顧客の行動を例示する図である。
図5】情報処理装置の機能構成を例示する図である。
図6】情報処理装置を実現するための計算機を例示する図である。
図7】或る顧客の顧客情報を監理するために実施形態1の情報処理装置が行う処理の流れを例示するフローチャートである。
図8】認証情報と顧客の特徴量とが対応づけられている様子を例示する図である。
図9】変形例1における顧客情報をテーブル形式で示す図である。
図10】実施形態2の情報処理装置を例示するブロック図である。
図11】来店ごとに取得回数が示されるテーブルを例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また各ブロック図において、特に説明がない限り、各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく機能単位の構成を表している。
【0012】
[実施形態1]
図1は、実施形態1の情報処理装置2000の動作を例示する図である。なお、図1は情報処理装置2000の動作の理解を容易にするための図であり、情報処理装置2000の動作を限定するものではない。
【0013】
カメラ10は、店舗に設置されているカメラ(例えば監視カメラ)である。カメラ10は、店舗に設置されている陳列場所20を撮像し、撮像結果を表す撮像画像を生成する。例えば撮像画像12は、カメラ10によって生成される動画データを構成する動画フレームである。陳列場所20は、商品が陳列される場所であり、例えば商品棚である。
【0014】
情報処理装置2000は、撮像画像12を画像解析することにより、顧客30が陳列場所20から商品を取った回数を特定する。以下、顧客30が陳列場所20から商品を取った回数を、取得回数と表記する。
【0015】
情報処理装置2000は、「商品を陳列場所20から取った顧客が商品の精算をせずに退店した」ということを把握できる態様で、取得回数を顧客30ごとに管理する。そのために、情報処理装置2000は、顧客30の取得回数を顧客30の識別子に対応付けて示す情報を生成する。以下、この情報を顧客情報と呼ぶ。
【0016】
顧客情報は、顧客30の識別子と、その顧客30の取得回数を対応づけて示す。ここで情報処理装置2000は、来店した顧客30が商品の精算を行ったら、顧客30の取得回数を0にする。つまり、顧客情報が示す取得回数は、1)顧客が商品を一度も取らなかった場合、又は2)顧客が商品を取った後に商品の精算が行われた場合に0となる。一方、顧客が商品を取ってなおかつ商品の精算が行われない場合、顧客情報が示す取得回数は1以上の値となる。
【0017】
図2は、顧客情報をテーブル形式で例示する図である。図2に示すテーブルをテーブル200と表記する。テーブル200は、顧客識別子202と取得回数204という2つの列を有する。例えば情報処理装置2000は、顧客ごとにテーブル200のレコードを生成及び更新することで、各顧客について取得回数を監理する。
【0018】
図3及び図4は、顧客30の行動を例示する図である。図3図4の例は、顧客30が陳列場所20−1と陳列場所20−2のそれぞれで一回ずつ商品を取っている点で共通している。しかし、図3の例では顧客30が商品の精算を行わずに退店しており、図4の例では顧客30が精算を行って退店している。
【0019】
図3のケースにおいて、情報処理装置2000は、カメラ10−1によって生成される撮像画像12を解析することで、顧客30が陳列場所20−1から商品を取ったことを検出する。さらに情報処理装置2000は、カメラ10−2によって生成される撮像画像12を解析することで、顧客30が陳列場所20−2から商品を取ったことを検出する。その後、顧客30は、商品の精算を行わずに退店している。そのため、この顧客30の顧客情報を表すテーブル200のレコードは、取得回数204に2を示す。
【0020】
一方、図4のケースでは、顧客30は、2回商品を取った後に、精算場所40へ行って商品の精算を行ってから退店している。そのため、この顧客30の顧客情報を表すテーブル200のレコードは、取得回数204に2ではなく0を示す。
【0021】
本実施形態の情報処理装置2000によれば、顧客30の識別子に対応づけられている取得回数が1以上であるか否かによって、商品を取った顧客30が商品を精算せずに退店したか否かを把握できる。具体的には、顧客30の識別子に対応づけられている取得回数が1以上であれば、その顧客30が商品を取ってなおかつ商品の精算をせずに退店したということが分かる。例えば図3のように取得回数204に1以上の値を示す顧客情報によって、「商品を取ってなおかつ商品の精算をしなかった顧客30」を把握できる。一方、図4のように取得回数204に0を示す顧客情報によれば、「商品を取ってなおかつ商品の精算を行った顧客30」を把握することができる。よって、商品が盗難された可能性があること、及び商品を盗んだ可能性がある顧客を容易に把握することができる。
【0022】
また、本実施形態の情報処理装置2000によれば、顧客30が商品の精算を行った場合、精算された商品の個数にかかわらず、取得回数が0に変更される。この方法によれば、顧客30がどの商品を取ったのかを特定する必要がない。また、取得した商品の個数を正確にカウントする必要がない。例えば、顧客が複数の商品を一度に取った場合であっても、その取得回数を1として扱うことができる。よって、顧客30が取った商品を特定したり、顧客30が取得した商品の個数を正確にカウントしたりしなければならないケースと比較し、店舗における不正防止を実現する装置にかかる処理負荷が小さくなる。
【0023】
なお、情報処理装置2000は少なくとも、「陳列場所20から商品を取り、なおかつ商品の精算をせずに退店した顧客30」を特定できればよい。そのため、例えば、1)陳列場所20から商品を取らなかった顧客30と、2)陳列場所20から商品を取り、なおかつ商品の精算をしてから退店した顧客30のいずれか一方又は双方の顧客情報については、顧客30の退店後に消去されるようにしてもよい。
【0024】
以下、本実施形態についてさらに詳細を述べる。
【0025】
<機能構成の例>
図5は、情報処理装置2000の機能構成を例示する図である。情報処理装置2000は、検出部2020及び生成部2040を有する。検出部2020は、撮像画像12を用いて、顧客30が陳列場所20から商品を取ったことを検出する。生成部2040は前述した顧客情報を生成する。
【0026】
<情報処理装置2000のハードウエア構成の例>
情報処理装置2000の各機能構成部は、各機能構成部を実現するハードウエア(例:ハードワイヤードされた電子回路など)で実現されてもよいし、ハードウエアとソフトウエアとの組み合わせ(例:電子回路とそれを制御するプログラムの組み合わせなど)で実現されてもよい。以下、情報処理装置2000の各機能構成部がハードウエアとソフトウエアとの組み合わせで実現される場合について、さらに説明する。
【0027】
図6は、情報処理装置2000を実現するための計算機1000を例示する図である。例えば計算機1000は、店舗の管理を行うための店舗サーバなどである。ただし、計算機1000は、サーバマシンに限らず、種々の計算機を用いて実現しうる。例えば計算機1000は、Personal Computer(PC)、タブレット端末、又はスマートフォンなどを用いて実現しうる。計算機1000は、情報処理装置2000を実現するために設計された専用の計算機であってもよいし、汎用の計算機であってもよい。
【0028】
計算機1000は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、入出力インタフェース1100、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)や GPU(Graphics Processing Unit)などの演算処理装置である。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。
【0029】
入出力インタフェース1100は、計算機1000と入出力装置とを接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース1100には、例えばキーボードなどの入力装置や、ディスプレイ装置などの出力装置が接続される。
【0030】
ネットワークインタフェース1120は、通信網に接続するためのインタフェースである。ネットワークインタフェース1120は、無線回線で通信網に接続するインタフェースであってもよいし、有線回線で通信網に接続するインタフェースであってもよい。図6において、計算機1000は、ネットワークインタフェース1120を介してカメラ10と接続されている。
【0031】
ストレージデバイス1080は情報処理装置2000の各機能を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能を実現する。
【0032】
計算機1000のハードウエア構成は図6に示した構成に限定されず、他の様々な構成をとりうる。例えば、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。また、計算機1000は、入出力インタフェース1100を介してカメラ10と接続されてもよい。また、計算機1000は、カメラ10と接続されていなくてもよい。
【0033】
なお、情報処理装置2000は複数の計算機を用いて実現されてもよい。例えば、検出部2020の機能と生成部2040の機能を異なる計算機で実現させる。この場合、例えば、検出部2020の機能は、撮像画像12を生成するカメラ10において実現されてもよい。例えばカメラ10は、自身が生成した撮像画像12を画像解析することで、顧客30が商品を取ったことを検出する。そして、例えばカメラ10は、商品を取った顧客の顧客識別子を、生成部2040の機能を持つ計算機へ通知する。この通知に応じて、生成部2040は、通知された顧客識別子によって特定される顧客情報が示す取得回数を1増やす。
【0034】
<処理の流れ>
図7は、或る顧客30の顧客情報を監理するために実施形態1の情報処理装置2000が行う処理の流れを例示するフローチャートである。生成部2040は、顧客30の顧客情報を生成する(S102)。ここで生成される顧客情報は、顧客識別子にその顧客30の識別子を示し、取得回数に0を示す。
【0035】
S104からS112は、所定の終了条件が満たされるまで繰り返し実行されるループ処理Aである。S104において所定の終了条件が満たされた場合、図7の処理はS114に進む。
【0036】
S104において所定の終了条件が満たされていない場合、検出部2020は、撮像画像12を取得する(S106)。検出部2020は、撮像画像12を用いて、顧客が商品を取ったか否かを判定する(S108)。顧客が商品を取ったと判定された場合(S108:YES)、生成部2040は、顧客情報が示す取得回数に1を加算する(S110)。顧客が商品を取っていないと判定された場合(S108:NO)、図7の処理はS112に進む。S112はループ処理Aの終端であるため、図7の処理はS104に進む。
【0037】
ループ処理Aの終了条件は、「顧客30が商品の精算を行う」という条件と「顧客30が退店する」という条件の少なくとも一方が満たされることである。前述したように、この終了条件が満たされたら、図7の処理はS114に進む。生成部2040は、顧客30が商品の精算を行ったか否かを判定する(S114)。顧客30が商品の精算を行った場合(S114:YES)、顧客情報が示す取得回数を0に変更する(S116)。一方、顧客30が商品の精算を行っていない場合(S114:NO)、図7の処理は終了する。この場合、顧客情報が示す取得回数は、ループ処理Aによってカウントされた値となる。
【0038】
<撮像画像12の取得:S106>
検出部2020は、撮像画像12を取得する(S102)。撮像画像12は、陳列場所20が含まれる画像である。言い換えれば、カメラ10の画角には陳列場所20が含まれる。
【0039】
検出部2020が撮像画像12を取得する方法は任意である。例えば検出部2020は、撮像画像12が記憶されている記憶装置にアクセスすることで、撮像画像12を取得する。撮像画像12が記憶されている記憶装置は、撮像画像12を生成したカメラ10の内部に設けられていてもよいし、カメラ10の外部に設けられていてもよい。その他にも例えば、検出部2020は、カメラ10などから送信される撮像画像12を受信することで、撮像画像12を取得してもよい。
【0040】
情報処理装置2000が利用される店舗には、1つ以上のカメラ10が設置される。検出部2020は、各カメラ10によって生成される撮像画像12を取得する。
【0041】
<商品が取られたことの検出:S108>
検出部2020は、撮像画像12を画像解析することで、顧客30が陳列場所20から商品を取ったことを検出する。その検出方法は任意である。例えば検出部2020は、1つ以上の撮像画像12を解析することで、顧客30が商品を取る行動をしたことを検出する。例えばこの行動は、「陳列場所20に手を近づけた後、その手を陳列場所20から遠ざける」という行動である。撮像画像12を解析した結果、顧客30が商品を取る行動が検出されたことに応じて、検出部2020は、顧客30が商品を取ったことを検出する。
【0042】
その他にも例えば、検出部2020は、撮像画像12を用いて陳列場所20に陳列されている商品の減少を検出することで、顧客30が商品を取ったことを検出してもよい。この場合、例えば検出部2020は、顧客30が陳列場所20に近づいてから、その顧客30がその陳列場所20から離れるまでの間に生成された、その陳列場所20が含まれる1つ以上の撮像画像12を解析する。より具体的には、検出部2020は、或るカメラ10によって生成された1つ以上の撮像画像12を解析することで、そのカメラ10の撮像範囲に顧客30が入った時点、及びそのカメラ10の撮像範囲から顧客30が出た時点を特定する。そして検出部2020は、前者の時点又はそれに近い時点においてそのカメラ10が生成した撮像画像12に含まれる陳列場所20と、後者の時点又はそれに近い時点においてそのカメラ10が生成した撮像画像12に含まれる陳列場所20とを比較することで、その陳列場所20に陳列されている商品が減少しているか否かを判定する。そして、商品が減少していると判定されたことに応じて、検出部2020は、顧客30が商品を取ったことを検出する。
【0043】
<顧客を識別する方法>
商品を取得した回数を顧客ごとに監理するためには、それぞれ異なる顧客30を識別する必要がある。そのために、前述した顧客識別子が利用される。顧客識別子には、例えば、顧客30の外見の特徴を表す特徴量が用いられる。顧客30の特徴量としては、例えば、顔、体型、服装、及び持ち物などの特徴を表す値を利用できる。ただし、顧客30の顧客情報を複数回の来店にわたって監理したい場合、顔や体型などの変化しにくい特徴を表す特徴量を利用することが好適である。
【0044】
検出部2020は、撮像画像12を解析する際、商品が取られたことを検出するだけでなく、誰が商品を取ったかを特定する。そのために、検出部2020は、撮像画像12に含まれる顧客30の特徴量を算出し、その算出した特徴量を持つ顧客30が商品を取ったことを検出する。なお、人が撮像された画像を用いてその人の特徴量を算出する技術には、既存の技術を利用することができる。
【0045】
<顧客情報の生成及び更新:S102、S110、S116>
生成部2040は、顧客情報の生成及び更新を行う(S102、S110、S116)。例えば生成部2040は、或る顧客30が来店したことに応じて、その顧客30の顧客情報を生成する。顧客情報が示す顧客識別子は、例えば顧客30の特徴量である。また、顧客情報が示す取得回数の初期値は0である。生成部2040は、その顧客30が商品を取ったことが検出部2020によって検出されることに応じて、その顧客30の顧客情報の取得回数に1を加算する。さらに生成部2040は、その顧客30が商品の精算を行ったことが検出された場合に、その顧客30の顧客情報が示す取得回数を0に変更する。
【0046】
<顧客30の来店及び退店の検出>
顧客30が来店したこと、及び顧客30が退店したことを検出する方法は様々である。例えば、店舗の入口付近や出口付近にカメラを設けておき、そのカメラによって生成される撮像画像を解析することで、顧客30の来店や退店を検出する。具体的には、情報処理装置2000は、入口付近に設置されたカメラによって生成される撮像画像を解析することで、入口から入ってくる顧客30の特徴量を算出する。同様に、情報処理装置2000は、出口付近に設置されたカメラによって生成される撮像画像を解析することで、出口から出ていく顧客30の特徴量を算出する。こうすることで、来店した顧客30や退店した顧客30を特定することができる。例えば図7の例において、生成部2040は、来店した顧客30の特徴量が算出されたことに応じてS102を実行し、その特徴量を顧客識別子に示す顧客情報を生成する。
【0047】
ただし、顧客30の入店や退店を検出する方法は、上述した方法に限定されない。例えば会員制の店舗などでは、入口や出口で顧客を認証する場合がある。例えば、会員カードを使って認証が行われたことに応じて、入口や出口のゲートが開かれるといった運用がなされる。このように入店時や退店時に顧客の認証が行われる店舗で運用される情報処理装置2000は、顧客30の認証に応じて顧客30の来店や退店を検出してもよい。
【0048】
ただし、このような認証には、顧客30の特徴量ではなく、会員カードから読み取られる会員番号などが利用されることがある。この場合、顧客30の特徴量と、顧客30の認証に利用する会員番号などの情報(以下、認証情報)とを、予め対応づけておく。こうすることで、来店又は退店する顧客30が認証された場合に、情報処理装置2000は、その顧客30の特徴量を特定することができる。
【0049】
図8は、認証情報と顧客30の特徴量とが対応づけられている様子を例示する図である。図8におけるテーブル400は、認証情報と顧客の特徴量とを対応づけている。認証情報は、例えば前述した会員番号である。図8に示すように、生成部2040によって生成される顧客情報は、顧客の特徴量を介して認証情報と紐付けられる。
【0050】
<商品の精算が行われたことの検出>
生成部2040は、顧客30が商品の精算を行った場合、その顧客30の取得回数を0にする(S116)。そのために、生成部2040は、顧客30によって商品の精算が行われたことを検出する必要がある。その検出方法は、例えば、顧客30の入店や退店を検出する方法と同様である。例えば、商品の精算が行われる場所(レジカウンタなど)にカメラを設置しておく。そして、情報処理装置2000は、そのカメラによって生成される撮像画像を解析することで、商品の精算を行った顧客30の特徴量を特定する。こうすることで、商品の精算を行った顧客30を特定することができる。例えば図7の例では、このように商品の精算を行った顧客30の特徴量が算出された場合に、その顧客30について実行されている図7のループ処理Aの終了条件(S104)が満たされ、図7の処理が先に進むこととなる。さらに、S114における判定の結果がYESとなり、顧客情報が示す取得回数が0に変更される(S116)
【0051】
また前述したように、顧客30が会員カードなどで識別される場合、顧客30が商品の精算を行う際にも、会員カードなどによる顧客の識別が行われうる。この場合、情報処理装置2000は、会員カードなどから得られる情報に基づいて、商品の精算を行った顧客30を特定してもよい。例えば、顧客30が会員カードを提示して商品の精算を行った場合、情報処理装置2000は、その会員カードから得られる会員番号に対応づけられている顧客30の特徴量を特定する。そして、生成部2040は、この特徴量が示される顧客情報の取得回数を0にする。
【0052】
<一連の処理を行うタイミング>
情報処理装置2000が前述した一連の処理(例えば図7のフローチャートで例示した処理)を実行するタイミングは任意である。例えば情報処理装置2000は、顧客30の入店を検出する処理を定期的に実行しておき、顧客30が入店したら、その顧客30について一連の処理を実行する。このケースでは、いわゆるリアルタイム処理として、情報処理装置2000による一連の処理が実行される。
【0053】
その他にも例えば、情報処理装置2000は、いわゆるバッチ処理として、前述した一連の処理を実行してもよい。例えば情報処理装置2000は、1日に一回、その日に各カメラによって生成された撮像画像や来店した顧客の情報(例えば会員番号など)を利用して、各顧客30について顧客情報の生成及び更新を行う。
【0054】
<変形例>
上述した情報処理装置2000は、例えば以下に示す変形例のように実現することも可能である。以下に示す変形例を「変形例1の情報処理装置2000」と表記する。変形例1の情報処理装置2000の機能構成は、実施形態1の情報処理装置2000の機能構成と同様に、例えば図4で表される。下記で説明する点を除き、変形例1の情報処理装置2000は、実施形態1の情報処理装置2000と同様の機能を有する。
【0055】
変形例1の情報処理装置2000において、顧客情報は、顧客30の識別子に対応づけて、その顧客30の取得回数及びその顧客30が商品の精算を行ったか否かを特定する情報を示す。以下、顧客30が商品の精算を行ったか否かを特定する情報を、精算フラグと表記する。この顧客情報によれば、顧客30の識別子に対応づけられている精算フラグを用いることで、商品を取った顧客30が商品を精算せずに退店したか否かを把握できる。
【0056】
図9は、変形例1における顧客情報をテーブル形式で示す図である。図9に示すテーブルをテーブル300と表記する。テーブル300は、顧客識別子302、取得回数304、及び精算フラグ306という3つの列を有する。
【0057】
変形例1の情報処理装置2000は、顧客30が精算を行ったか否かによって、精算フラグの値が異なるようにする。具体的には、変形例1の情報処理装置2000は、顧客30が精算を行った場合、顧客情報の精算フラグを、顧客が商品の精算を行ったことを示す値(例えば、「精算あり」や「1」など)にする。一方、変形例1の情報処理装置2000は、顧客30が精算を行わない場合、顧客情報の精算フラグを、顧客が商品の精算を行っていないことを示す値(例えば、「精算なし」や「0」など)にする。
【0058】
なお、実施形態1の情報処理装置2000は、顧客が商品の精算を行った場合、顧客情報に示す取得回数を0にする。これに対し、変形例1の情報処理装置2000の場合、取得回数304には、顧客30が精算を行ったか否かにかかわらず、顧客30が商品を取得した回数が示される。
【0059】
変形例1の情報処理装置2000によれば、実施形態1の情報処理装置2000と同様に、顧客30がどの商品を取ったのかを特定する必要がなく、取得した商品の個数を正確にカウントする必要もない。よって、顧客30が取った商品を特定したり、顧客30が取得した商品の個数を正確にカウントしたりしなければならないケースと比較し、店舗における不正防止を実現する装置にかかる処理負荷が小さくなる。
【0060】
さらに、変形例1の情報処理装置2000によれば、顧客情報を用いて、「商品を取らずに退店した顧客30」と、「商品を取ってなおかつ商品の精算を行った顧客30」とを容易に見分けることができる。よって、顧客の情報をより詳細に把握することができる。
【0061】
[実施形態2]
図10は、実施形態2の情報処理装置2000を例示するブロック図である。以下で説明する点を除き、実施形態2の情報処理装置2000は、実施形態1の情報処理装置2000と同様の機能を有する。
【0062】
実施形態2の情報処理装置2000は、警告部2060を有する。警告部2060は、顧客30に関する所定条件が満たされた場合に、その顧客30を対象として警告処理を行う。ここで、警告処理の対象となる顧客30を「警告対象の顧客30」と表記する。
【0063】
上記所定条件としては、様々な条件を採用できる。以下では、この所定条件のバリエーションを例示する。
【0064】
<<所定条件の例1>>
まず前提として、顧客情報は、顧客30が複数回店舗に来店した場合に、その来店ごとに取得回数を示すとする。図11は、来店ごとに取得回数が示されるテーブル200を例示する図である。図11のテーブル200は、来店番号206を有する。来店番号206が n のレコードは、顧客30の n 番目の来店における取得回数を示すレコードである。
【0065】
例えば所定条件は、「顧客30の顧客情報において、取得回数が0より大きい来店の数が、所定値以上である」という条件である。言い換えれば、或る顧客30について、「商品を取ってなおかつ商品を精算せずに退店した」という来店の回数が所定値以上である場合に、警告処理が行われる。
【0066】
こうすることで、商品を精算せずに退店した疑いのある来店が多い顧客30について、警告処理が行われる。ここで、商品を精算せずに退店した疑いのある来店が多い顧客30は、盗難の常習犯である可能性がある。そこで、上記所定条件を用いて警告処理を行うことで、盗難の常習犯である疑いがある顧客30について警告処理を行うことができる。
【0067】
なお、上記所定値は、警告部2060に予め設定されていてもよいし、警告部2060からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
【0068】
<<所定条件の例2>>
同様に前提として、顧客情報は、顧客30が複数回店舗に来店した場合に、その来店ごとに取得回数を示すとする。例えば所定の条件は、「顧客30の顧客情報において、取得回数が0より大きい来店の数と、取得回数が0である来店の数との差異が、所定値以上である」という条件である。このような条件を利用することによっても同様に、商品を精算せずに退店した疑いのある来店が多い顧客30(盗難の常習犯である疑いのある顧客30)について、警告処理を行うことができる。
【0069】
なお、上記所定値は、警告部2060に予め設定されていてもよいし、警告部2060からアクセス可能な記憶装置に記憶されていてもよい。
【0070】
<<所定条件の例3>>
例えば所定条件は、「顧客30の顧客情報において、各来店時の取得回数の積算値が所定値以上である」という条件である。例えば顧客情報が図11に示す構成である場合、或る顧客30についての取得回数の積算値は、その顧客30の識別子を示す各レコードの取得回数204を積算した値である。またこの所定条件を用いる場合、顧客情報の取得回数に、複数の来店における取得回数の積算値を示すようにしてもよい。
【0071】
顧客30の取得回数の積算値が多いことは、その顧客30が盗難した疑いがある商品の数が多いことを意味する。よって、上記所定条件を利用して警告処理を行うことにより、多くの商品を盗難した疑いのある顧客30について、警告処理を行うことができる。
【0072】
<警告処理について>
警告部2060が行う警告処理としては、様々なものを採用することができる。以下、警告処理のバリエーションを例示する。
【0073】
<<警告処理の例1>>
例えば警告処理は、所定の警告音(ブザーなど)を出力する処理である。この警告音は、店員だけに聞こえるものであってもよいし、顧客にも聞けるものであってもよい。前者の場合、例えば警告部2060は、店員が装着しているヘッドフォンなどから、警告音を出力させる。後者の場合、例えば警告部2060は、店内に設置されているスピーカなどから、警告音を出力させる。
【0074】
この警告処理を行う場合、情報処理装置2000による一連の処理は、前述したリアルタイム処理として実行される。また、顧客の退店は、顧客30が実際に退店するよりも少し前の時点(例えば顧客30が出口に向かった時点)で検出されることが好ましい。こうすることで、警告音は、顧客30が退店する時点又はそれよりも少し前の時点で出力される。
【0075】
<<警告処理の例2>>
例えば警告処理は、警告対象の顧客30が店舗から出られなくする処理である。この処理は、例えば出口に設置されているゲートを閉じる処理である。この場合、このゲートは、警告部2060による制御に応じて開閉できるように構成される。その他にも例えば、顧客30が退店する際に会員番号などで認証が行われる場合、警告処理は、警告対象の顧客30の認証処理がエラーとなるように設定する処理である。
【0076】
この警告処理を行う場合も、情報処理装置2000による一連の処理は、前述したリアルタイム処理として実行される。また、顧客の退店は、顧客30が実際に退店するよりも少し前の時点で検出されることが好ましい。こうすることで、警告対象の顧客30が退店する時点又はそれよりも少し前の時点で、警告対象の顧客30が退店できなくなるようにすることができる。その結果、盗難をした顧客30が店舗から逃げ出すことを防ぐことができる。
【0077】
<<警告処理の例3>>
例えば警告処理は、所定の機関へ通報する処理である。所定の機関とは、例えば、警備会社や警察などである。この処理は、リアルタイム処理で行われてもよいし、バッチ処理で行われてもよい。
【0078】
<<警告処理の例4>>
例えば警告処理は、警告対象の顧客30をブラックリスト(要注意人物の一覧が示されている情報)に追加する処理である。この処理は、リアルタイム処理で行われてもよいし、バッチ処理で行われてもよい。
【0079】
<複数段階の警告処理>
警告部2060が行う警告処理は、複数段階に分かれていてもよい。例えば、前述した各所定条件に設定される所定値として、複数の値を設けておく。そして、警告部2060は、所定条件が満たされているか否かの判定に利用する顧客30のパラメタ(例えば、取得回数が0より大きい来店の数)と複数の所定値とを比較した結果に応じて、実行する警告処理を決定する。
【0080】
例えば「顧客30の顧客情報において、取得回数が0より大きい来店の数が、所定値以上である」という所定の条件を利用するとする。そして、所定値として大きい順に、a, b, c という3つの所定値を用意しておく。この場合、例えば警告部2060は、取得回数が0より大きい来店の数が、1)a 以上 b 未満である場合、2)b 以上 c 未満である場合、3)c 以上である場合のいずれに該当するかに応じて、実行する警告処理を決定する。例えば生成部2040は、1)に当てはまればブラックリストに追加する警告処理を行い、2)に当てはまれば警告音を出力する処理を行い、3)に当てはまれば所定の機関に通報する処理を行う。
【0081】
その他にも例えば、警告部2060は、所定条件が満たされているか否かの判定に利用する顧客30のパラメタと複数の所定値とを比較した結果に応じて、同種類の警告処理の内容を異なるものにしてもよい。例えば上述の例の1)から3)のそれぞれの場合において、生成部2040は、警告音の音量を異ならせたり、通報先を異ならせたり、ブラックリストに示す要注意度(注意すべき度合い)を異ならせたりする。
【0082】
<ハードウエア構成>
実施形態2の情報処理装置2000を実現する計算機のハードウエア構成は、実施形態1と同様に、例えば図6によって表される。ただし、本実施形態の情報処理装置2000を実現する計算機1000のストレージデバイス1080には、本実施形態の情報処理装置2000の機能を実現するプログラムモジュールがさらに記憶される。
【0083】
<変形例>
上述した情報処理装置2000は、例えば以下に示す変形例のように実現することも可能である。以下に示す変形例を「変形例2の情報処理装置2000」と表記する。
【0084】
変形例2の情報処理装置2000の生成部2040は、変形例1の情報処理装置2000の生成部2040と同様の機能を有する。言い換えれば、変形例2の情報処理装置2000によって生成される顧客情報は、変形例1の情報処理装置2000によって生成される顧客情報と同様の構成を有する(図9参照)。
【0085】
変形例2の情報処理装置2000の機能構成は、実施形態2の情報処理装置2000の機能構成と同様に、例えば図10で表される。変形例2の警告部2060は、実施形態2の警告部2060と同様の処理を行う。ただし、実施形態2の情報処理装置2000と変形例2の情報処理装置2000では顧客情報によって示される情報に相違点があるため、変形例2の警告部2060が警告処理を実行する所定条件は、実施形態2の警告部2060が警告処理を実行する所定条件と異なる。以下、変形例2の警告部2060が警告処理を実行する所定条件のバリエーションを例示する。
【0086】
<<所定条件の例1>>
例えば所定条件は、「顧客30の顧客情報において、取得回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数が、第1所定値以上である」という条件である。なお、精算が行われていないことは、精算フラグを用いることで把握できる。この所定条件は、実施形態2の情報処理装置2000における所定条件の例1に示した所定条件と同様の状況において満たされる条件である。
【0087】
<<所定条件の例2>>
例えば所定条件は、「顧客30の顧客情報において、取得回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数と、その来店以外の来店の数との差が、所定値以上である」という条件である。なお、その来店以外の来店とは、「取得回数が0より大きくなおかつ精算が行われている来店」と「取得回数が0である来店」である。この所定条件は、実施形態2の情報処理装置2000における所定条件の例2に示した所定条件と同様の状況において満たされる条件である。
【0088】
<<所定条件の例3>>
例えば所定条件は、「顧客30の顧客情報において、精算が行われていない複数回の来店における取得回数の積算値が所定値以上である」という条件である。この所定条件は、実施形態2の情報処理装置2000における所定条件の例3に示した所定条件と同様の状況において満たされる条件である。
【0089】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記各実施形態の組み合わせ、又は上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【0090】
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
1. 商品の陳列場所が含まれる撮像画像を用いて、顧客が前記陳列場所から商品を取ったことを検出する検出手段と、
前記顧客が商品を取った回数を前記顧客の識別子に対応づけて示す顧客情報を生成する生成手段と、を有し、
前記生成手段は、前記顧客が商品の精算を行った場合に前記回数をゼロにする、情報処理装置。
2. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きい来店の数が第1所定値以上である場合に警告を出力する第1警告手段を有する、1.に記載の情報処理装置。
3. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きい来店の数と前記回数が0である来店の数との差が第2所定値以上である場合に警告を出力する第2警告手段を有する、1.又は2.に記載の情報処理装置。
4. 前記顧客の複数回の来店における前記回数の積算値が第3所定値以上である場合に警告を出力する第3警告手段を有する、1.乃至3.いずれか一つに記載の情報処理装置。
5. 商品の陳列場所が含まれる撮像画像を用いて、顧客が前記陳列場所から商品を取ったことを検出する検出手段と、
前記顧客が商品を取った回数と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子に対応づけて示す顧客情報を生成する生成手段と、を有する情報処理装置。
6. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数が第1所定値以上である場合に警告を出力する第1警告手段を有する、5.に記載の情報処理装置。
7. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数と、その来店以外の来店の数との差が、第2所定値以上である場合に警告を出力する第2警告手段を有する、5.又は6.に記載の情報処理装置。
8. 精算が行われていない前記顧客の複数回の来店における前記回数の積算値が第3所定値以上である場合に警告を出力する第3警告手段を有する、5.乃至7.いずれか一つに記載の情報処理装置。
【0091】
9. コンピュータによって実行される制御方法であって、
商品の陳列場所が含まれる撮像画像を用いて、顧客が前記陳列場所から商品を取ったことを検出する検出ステップと、
前記顧客が商品を取った回数を前記顧客の識別子に対応づけて示す顧客情報を生成する生成ステップと、を有し、
前記生成ステップは、前記顧客が商品の精算を行った場合に前記回数をゼロにする、制御方法。
10. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きい来店の数が第1所定値以上である場合に警告を出力する第1警告ステップを有する、9.に記載の制御方法。
11. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きい来店の数と前記回数が0である来店の数との差が第2所定値以上である場合に警告を出力する第2警告ステップを有する、9.又は10.に記載の制御方法。
12. 前記顧客の複数回の来店における前記回数の積算値が第3所定値以上である場合に警告を出力する第3警告ステップを有する、9.乃至11.いずれか一つに記載の制御方法。
13. コンピュータによって実行される制御方法であって、
商品の陳列場所が含まれる撮像画像を用いて、顧客が前記陳列場所から商品を取ったことを検出する検出ステップと、
前記顧客が商品を取った回数と、前記顧客が商品の精算を行ったか否かを示す情報とを、前記顧客の識別子に対応づけて示す顧客情報を生成する生成ステップと、を有する制御方法。
14. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数が第1所定値以上である場合に警告を出力する第1警告ステップを有する、13.に記載の制御方法。
15. 前記顧客情報は、前記顧客の複数回の来店それぞれについて前記回数を示し、
前記回数が0より大きくなおかつ精算が行われていない来店の数と、その来店以外の来店の数との差が、第2所定値以上である場合に警告を出力する第2警告ステップを有する、13.又は14.に記載の制御方法。
16. 精算が行われていない前記顧客の複数回の来店における前記回数の積算値が第3所定値以上である場合に警告を出力する第3警告ステップを有する、13.乃至15.いずれか一つに記載の制御方法。
【0092】
17. 10.乃至16.いずれか一つに記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0093】
10 カメラ
12 撮像画像
20 陳列場所
30 顧客
40 精算場所
200 テーブル
202 顧客識別子
204 取得回数
206 来店番号
300 テーブル
302 顧客識別子
304 取得回数
306 精算フラグ
400 テーブル
1000 計算機
1020 バス
1040 プロセッサ
1060 メモリ
1080 ストレージデバイス
1100 入出力インタフェース
1120 ネットワークインタフェース
2000 情報処理装置
2020 検出部
2040 生成部
2060 警告部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11