【実施例】
【0112】
以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例のみに限定されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
【0113】
参考製造例1
3,5−ジフルオロピリジン−2−カルボン酸50g、DMF1mL及びトルエン250mLの混合物に窒素雰囲気下100℃で塩化チオニル38.9mLを加え2時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、残渣に28%アンモニア水100mL及びトルエン50mLの混合物を加え、室温で1時間撹拌した。得られた固体をろ取し水で洗浄した後、乾燥し、次式で示される中間体1を38.0g得た。
中間体1:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.32 (1H, s), 7.51 (1H, br s), 7.35 (1H, dd), 5.77 (1H, br s).
【0114】
参考製造例2
28.5gの中間体1及びTHF180mLの混合物に窒素雰囲気下−78℃で水素化ナトリウム(60%、油性)7.57gを加え、次にエタンチオール13.3mLを加えた。得られた混合物を−30℃までゆっくり昇温し、同温で1時間撹拌した。該混合物を室温にし、減圧下で濃縮した。得られた固体を水で洗浄した後、乾燥し、次式で示される中間体2を27.4g得た。
中間体2:
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 8.53 (1H, d), 8.28 (1H, br s), 7.93 (1H, dd), 9.78 (1H, brs), 3.14 (2H, q), 1.50 (3H, t).
【0115】
参考製造例3
23.7gの中間体2、トリエチルアミン49.3mL及びクロロホルム100mLの混合物に0℃でトリフルオロメタンスルホン酸無水物50.2mLを加え1時間撹拌した。得られた混合物に室温で水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体3を18.4g得た。
中間体3:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.30 (1H, d), 7.40 (1H, dd), 3.07 (2H, q), 1.42 (3H, t).
【0116】
参考製造例3−1
2−シアノ−3−フルオロ−5−クロロピリジン1.0g、水素化ナトリウム(60%、油性)385mg及びTHF32mLの混合物に−78℃でエタンチオール462μLを加えた後、撹拌しながら、2時間かけて室温まで昇温した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体3−1を963mg得た。
中間体3−1:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.39 (1H, d), 7.66 (1H, d), 3.07 (2H, q), 1.42 (3H, t).
【0117】
参考製造例4
18.41gの中間体3、tert−ブチルアルコール10.3mL及びDMF50mLの混合物に60℃で水素化ナトリウム(60%、油性)4.44gを加え1時間撹拌した。得られた混合物を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体4を14.2g得た。
中間体4:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.17 (1H, d), 7.26 (1H, d), 3.05 (2H, q), 1.46 (9H, s), 1.38 (3H, t).
【0118】
参考製造例4−1
2.51gの中間体3−1、水素化ナトリウム(60%、油性)614mg及びDMF30mLの混合物に室温下、エタノール820μLを加え1時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体4−1を1.47g得た。
中間体4−1:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.13 (1H, d), 7.13 (1H, d), 4.15 (2H, q), 3.04 (2H, q), 1.48 (3H, t), 1.38 (3H, t).
【0119】
参考製造例4−2
1.47gの中間体4−1及びクロロホルム70mLの混合物に室温下、mCPBA3.58gを加え5日間撹拌した。得られた混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液及び飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体4−2を2.18g得た。
中間体4−2:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.55 (1H, d), 7.80 (1H, d), 4.25 (2H, q), 3.48 (2H, q), 1.52 (3H, t), 1.37 (3H, t).
【0120】
参考製造例4−3
1.67gの中間体4−2、水5mL及び硫酸5mLの混合物を100℃で3時間撹拌した。得られた混合物を水に加え、析出した結晶をろ取し、乾燥して、次式で示される中間体4−3を581mg得た。
中間体4−3:
1H-NMR (DMSO-d
6) δ: 13.72 (1H, br s), 8.58 (1H, d), 7.74 (1H, d), 4.27 (2H, q), 3.58 (2H, q), 1.38 (3H, t), 1.19 (3H, t).
【0121】
参考製造例5
14.2gの中間体4及びエタノール20mLの混合物に室温で12N水酸化ナトリウム水溶液20mLを加え、60℃で3時間撹拌した。得られた混合物に12N塩酸をpHが1になるまで加えた。析出した固体をろ取し、水で洗浄した後、乾燥し、次式で示される中間体5を13.4g得た。
中間体5:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 7.98 (1H, d), 7.25 (1H, d), 2.92 (2H, q), 1.47 (9H, s), 1.44 (3H, t).
【0122】
参考製造例6
参考製造例4及び5に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
中間体6:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.24 (1H, d), 7.58 (1H, d), 3.15 (2H, q), 1.56 (6H, s), 1.37 (3H, t).
【0123】
参考製造例7
2.0gの中間体5、4−(トリフルオロメタンスルホニル)−2−アミノフェノール1.8g及びピリジン10mLの混合物に室温で1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩1.66g及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール50mgを加え、60℃で2時間撹拌した。得られた混合物を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、次式で示される中間体7を2.1g得た。
中間体7:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 10.40 (1H, s), 8.07 (1H, d), 7.79-7.78 (1H, m), 7.76-7.74 (1H, m), 7.28-7.27 (1H, m), 7.22-7.22 (1H, m), 2.93 (2H, q), 1.51 (9H, s), 1.45 (3H, t).
【0124】
参考製造例8
参考製造例7に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−1)
で示される化合物において、R
1及びRの組合せが[表4]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0125】
[表4]
中間体8:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 10.26 (1H, s), 9.78 (1H, br s), 8.04 (1H, d), 7.46 (1H, d), 7.37 (1H, dd), 7.27 (1H, d), 7.11 (1H, d), 2.92 (2H, q), 1.48 (9H, s), 1.44 (3H, t).
中間体9:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 10.21 (1H, s), 9.84 (1H, br s), 8.05 (1H, d), 7.50 (1H, d), 7.39 (1H, dd), 7.27 (1H, d), 7.07 (1H, d), 2.92 (2H, q), 1.48 (9H, s), 1.44 (3H, t).
中間体10:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 10.45 (1H, s), 8.09 (1H, d), 8.07 (1H, d), 7.73 (1H, dd), 7.36 (1H, d), 7.20 (1H, d), 2.93 (2H, q), 1.56 (6H, s), 1.45 (3H, t).
【0126】
製造例1
2.1gの中間体7、ビス(2−メトキシエチル)=アゾジカルボキシラート1.23g及びTHF20mLの混合物に室温でトリフェニルホスフィン1.38gを加え、60℃で1時間撹拌した。得られた混合物を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、次式で示される本発明化合物1を1.27g得た。
本発明化合物1:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.62 (1H, d), 8.31 (1H, d), 8.09 (1H, dd), 7.91 (1H, d), 7.34 (1H, d), 3.04 (2H, q), 1.51 (9H, s), 1.49 (3H, t).
【0127】
製造例2
製造例1に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−2)
で示される化合物において、R
1及びRの組合せが[表5]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0128】
[表5]
本発明化合物2:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.30 (1H, d), 8.19 (1H, d), 7.75 (1H, dd), 7.66 (1H, d), 7.32 (1H, d), 3.02 (2H, q), 1.48 (9H, s), 1.47 (3H, t).
本発明化合物3:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.29 (1H, d), 8.23 (1H, d), 7.69-7.69 (2H, m), 7.32 (1H, d), 3.02 (2H, q), 1.48 (9H, s), 1.48 (3H, t).
本発明化合物4:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.64 (1H, d), 8.32 (1H, d), 8.11 (1H, dd), 7.93 (1H, d), 7.43 (1H, d), 3.05 (2H, q), 1.58 (6H, s), 1.49 (3H, t).
【0129】
製造例3
700mgの本発明化合物1及びクロロホルム10mLの混合物にmCPBA(70%)735mgを加え、室温で3時間撹拌した。得られた混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、次式で示される本発明化合物5を564mg得た。
本発明化合物5:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.67 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.15-8.13 (2H, m), 7.93 (1H, d), 4.03 (2H, q), 1.56 (9H, s), 1.44 (3H, t).
【0130】
製造例4
製造例3に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−3)
で示される化合物において、R
1及びRの組合せが[表6]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0131】
[表6]
本発明化合物6:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.66 (1H, d), 8.15 (1H, d), 8.13 (1H, d), 7.77 (1H, d), 7.72 (1H, dd), 4.05 (2H, q), 1.54 (9H, s), 1.43 (3H, t).
本発明化合物7:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.66 (1H, d), 8.16-8.15 (2H, m), 7.74-7.71 (2H, m), 4.05 (2H, q), 1.54 (9H, s), 1.41 (3H, q).
本発明化合物8:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.67 (1H, d), 8.32 (1H, d), 8.15 (1H, d), 7.90 (1H, d), 7.86 (1H, dd), 4.05 (2H, q), 1.55 (9H, s), 1.44 (3H, t).
本発明化合物9:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.58 (1H, d), 8.22 (1H, d), 8.17 (1H, dd), 7.95 (1H, d), 4.02 (2H, q), 1.64 (6H, s), 1.45 (3H, t).
【0132】
製造例5
484mgの本発明化合物6及びクロロホルム1.2mLの混合物に0℃でトリフルオロ酢酸1.2mLを加え、室温で3時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮した。得られた残渣にDMF3mLを加え、次にヨードエタン323μL及び炭酸セシウム1.32gを順次加え、室温で3時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、次式で示される本発明化合物10を248mg得た。
本発明化合物10:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.65 (1H, d), 8.12 (1H, d), 8.01 (1H, d), 7.76 (1H, d), 7.71 (1H, dd), 4.29 (2H, q), 4.06 (2H, q), 1.54 (3H, t), 1.44 (3H, t).
【0133】
製造例6
製造例5に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−4)
で示される化合物において、R
1及びR
2の組合せが[表7]に記載のいずれかの組合せである化合物。
【0134】
[表7]
本発明化合物11:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.65 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.14 (1H, dd), 8.01 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.30 (2H, q), 4.03 (2H, q), 1.54 (3H, t), 1.45 (3H, t).
本発明化合物12:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.66 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.14 (1H, dd), 8.02 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.18 (2H, t), 4.03 (2H, q), 1.95-1.92 (2H, m), 1.45 (3H, t), 1.12 (3H, t).
本発明化合物13:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.62 (1H, d), 8.54 (1H, d), 8.14 (1H, dd), 7.99 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.86-4.80 (1H, m), 4.04 (2H, q), 1.48 (6H, d), 1.45 (3H, t).
本発明化合物14:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.57 (1H, d), 8.16 (1H, dd), 8.11 (1H, d), 7.95 (1H, d), 4.69 (2H, t), 4.06 (2H, q), 1.47 (3H, t).
本発明化合物15:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.66 (1H, d), 8.55 (1H, d), 8.14 (1H, dd), 8.01 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.04 (2H, q), 3.97 (2H, d), 2.24-2.19 (1H, m), 1.46 (3H, t), 1.10 (6H, d).
本発明化合物16:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.64 (1H, d), 8.15 (1H, d), 8.01 (1H, d), 7.74 (1H, dd), 7.70 (1H, d), 4.28 (2H, q), 4.07 (2H, q), 1.54 (3H, t), 1.43 (3H, t).
本発明化合物17:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.65 (1H, d), 8.15 (1H, d), 8.01 (1H, d), 7.74-7.71 (2H, m), 4.16 (2H, t), 4.07 (2H, q), 1.94-1.91 (2H, m), 1.44 (3H, t), 1.11 (3H, t).
本発明化合物18:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.60 (1H, d), 8.15 (1H, d), 7.99 (1H, d), 7.74-7.70 (2H, m), 4.86-4.77 (1H, m), 4.07 (2H, q), 1.46 (6H, d), 1.43 (3H, t).
本発明化合物19:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.65 (1H, d), 8.12 (1H, s), 8.01 (1H, d), 7.76 (1H, d), 7.71 (1H, d), 4.16 (2H, t), 4.06 (2H, q), 1.95-1.91 (2H, m), 1.44 (3H, t), 1.11 (3H, t).
本発明化合物20:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.61 (1H, d), 8.12 (1H, d), 7.99 (1H, d), 7.76 (1H, d), 7.71 (1H, dd), 4.87-4.78 (1H, m), 4.07 (2H, q), 1.47 (6H, d), 1.44 (3H, t).
本発明化合物21:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.65 (1H, d), 8.31 (1H, s), 8.01 (1H, d), 7.90 (1H, d), 7.85 (1H, d), 4.29 (2H, q), 4.06 (2H, q), 1.55 (3H, t), 1.44 (3H, t).
本発明化合物22:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.66 (1H, d), 8.32 (1H, d), 8.02 (1H, d), 7.90-7.85 (2H, m), 4.17 (2H, t), 4.06 (2H, q), 1.95-1.92 (2H, m), 1.45 (3H, t), 1.11 (3H, t).
本発明化合物23:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.61 (1H, d), 8.31 (1H, d), 8.00 (1H, d), 7.90-7.85 (2H, m), 4.87-4.78 (1H, m), 4.06 (2H, q), 1.47 (6H, d), 1.44 (3H, t).
本発明化合物63:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.64 (1H, d), 8.00 (1H, d), 7.69 (1H, d), 7.66 (1H, d), 7.32 (1H, dd), 4.28 (2H, q), 4.06 (2H, q), 1.53 (3H, t), 1.43 (3H, t).
本発明化合物64:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.64 (1H, d), 8.01 (1H, d), 7.69 (1H, d), 7.66 (1H, d), 7.32 (1H, dd), 4.16 (2H, t), 4.06 (2H, q), 1.94-1.91 (2H, m), 1.43 (3H, t), 1.11 (3H, t).
本発明化合物65:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.60 (1H, d), 7.98 (1H, d), 7.69 (1H, d), 7.66 (1H, d), 7.31 (1H, dd), 4.86-4.77 (1H, m), 4.06 (2H, q), 1.48-1.40 (9H, m).
【0135】
製造例7
2−[5−フルオロ−3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン400mg、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール91μL及びNMP1mLの混合物に窒素雰囲気下室温で水素化ナトリウム(60%、油性)62mgを加え3時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、次式で示される本発明化合物24を309mg得た。
本発明化合物24:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.73 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.04 (1H, d), 6.08 (1H, tt), 4.62 (2H, t), 3.89 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.39 (3H, t).
【0136】
製造例8
製造例7に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−5)
で示される化合物において、R
2が[表8]に記載のいずれかの化合物。
【0137】
[表8]
本発明化合物25:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H), 8.70 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.18 (2H), 3.90-3.83 (5H, m), 1.58-1.53 (2H, m), 1.38 (3H, t), 1.26-1.20 (2H, m).
本発明化合物26:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.74 (1H, d), 8.31 (1H, s), 8.04 (1H, d), 4.68 (2H, t), 3.89 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.39 (3H, t).
本発明化合物27:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.73 (1H, d), 8.31 (1H, d), 8.04 (1H, d), 5.26-5.15 (1H, m), 4.71-4.55 (2H, m), 3.91 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.39 (3H, t).
本発明化合物28:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.74 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.04 (1H, d), 4.71 (2H, t), 3.90 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.39 (3H, t).
本発明化合物29:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, s), 8.65 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.95 (1H, d), 4.27 (2H, t), 3.85 (3H, s), 3.85 (2H, q), 2.41-2.39 (2H, m), 2.24-2.18 (2H, m), 1.37 (3H, t).
本発明化合物30:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.03 (1H, d), 4.94-4.91 (1H, m), 3.87 (3H, s), 3.86 (2H, q), 1.66 (3H, d), 1.38 (3H, t).
本発明化合物31:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.74 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.03 (1H, d), 4.62 (2H, q), 3.88 (2H, q), 3.86 (3H, s), 1.38 (3H, t).
本発明化合物32:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.67 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.97 (1H, d), 4.44 (2H, t), 3.87 (2H, q), 3.85 (3H, s), 2.83-2.72 (2H, m), 1.38 (3H, t).
本発明化合物33:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.66 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.95 (1H, d), 4.30-4.26 (2H, m), 3.85 (2H, q), 3.85 (3H, s), 2.21-2.05 (1H, m), 1.76-1.67 (1H, m), 1.42-1.41 (1H, m), 1.37 (3H, t).
本発明化合物34:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.01 (1H, d), 6.20 (1H, tt), 4.44 (2H, td), 3.86 (2H, q), 3.86 (3H, s), 1.38 (3H, t).
本発明化合物35:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.63 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.27 (2H, q), 3.86-3.81 (5H, m), 1.54 (3H, t), 1.36 (3H, t).
本発明化合物36:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.64 (1H, d), 8.30 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.16 (2H, t), 3.87-3.80 (5H, m), 1.99-1.87 (2H, m), 1.37 (3H, t), 1.11 (3H, t).
本発明化合物37:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, dd), 8.59 (1H, d), 8.29 (1H, dd), 7.92 (1H, d), 4.84-4.78 (1H, m), 3.87-3.79 (5H, m), 1.47 (6H, d), 1.37 (3H, t).
本発明化合物38:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.63 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.94 (1H, d), 4.20 (2H, t), 3.84 (3H, s), 3.83 (2H, q), 1.92-1.85 (2H, m), 1.61-1.52 (2H, m), 1.37 (3H, t), 1.03 (3H, t).
本発明化合物39:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.63 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.19 (2H, t), 3.84 (3H, s), 3.83 (2H, q), 1.94-1.87 (2H, m), 1.49-1.44 (4H, m), 1.37 (3H, t), 0.97 (3H, t).
本発明化合物40:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.59 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.92 (1H, d), 4.59-4.56 (1H, m), 3.85 (3H, s), 3.83 (2H, q), 1.91-1.71 (2H, m), 1.42 (3H, d), 1.37 (3H, t), 1.05 (3H, t).
本発明化合物41:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.64 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.94 (1H, d), 3.95 (2H, d), 3.84 (3H, s), 3.82 (2H, q), 2.26-2.16 (1H, m), 1.37 (3H, t), 1.11 (6H, d).
本発明化合物42:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.65 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.94 (1H, d), 3.84 (3H, s), 3.84 (2H, q), 3.82 (2H, s), 1.38 (3H, t), 1.12 (9H, s).
本発明化合物43:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.60 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.91 (1H, d), 4.44-4.38 (1H, m), 3.86 (3H, s), 3.83 (2H, q), 2.05-2.03 (1H, m), 1.38-1.36 (6H, m), 1.07-1.04 (6H, m).
本発明化合物44:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.60 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.92 (1H, d), 4.44-4.38 (1H, m), 3.86 (3H, s), 3.83 (2H, q), 1.80 (4H, dt), 1.37 (3H, t), 1.02 (6H, t).
本発明化合物45:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.64 (1H, d), 8.29 (1H, d), 8.08 (1H, d), 3.87 (3H, s), 3.82 (2H, q), 1.54 (9H, s), 1.36 (3H, t).
本発明化合物46:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.29 (1H, d), 8.09 (1H, d), 4.95 (2H, s), 3.86 (3H, s), 3.83 (2H, q), 2.67 (1H, s), 1.38 (3H, t).
本発明化合物47:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, s), 8.62 (1H, s), 8.28 (1H, s), 7.95 (1H, s), 5.96-5.87 (1H, m), 5.42-5.33 (2H, m), 5.05-5.02 (1H, m), 3.88 (2H, q), 3.85 (3H, s), 1.58 (3H, d), 1.35 (3H, t).
本発明化合物48:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.72 (1H, s), 8.64 (1H, s), 8.27 (1H, s), 7.96 (1H, s), 4.37-4.30 (2H, m), 3.84 (2H, q), 3.82 (3H, s), 2.79-2.79 (2H, m), 2.11-2.08 (1H, m), 1.35 (3H, t).
本発明化合物49:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.65 (1H, d), 8.28 (1H, d), 7.93 (1H, d), 4.05 (2H, d), 3.84 (3H, s), 3.83 (2H, m), 1.35-1.39 (4H, m), 0.78-0.74 (2H, m), 0.46-0.45 (2H, m).
本発明化合物50:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.66 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.96 (1H, d), 6.10-6.06 (1H, m), 5.52-5.45 (2H, m), 4.79-4.78 (2H, m), 3.88-3.82 (5H, m), 1.36 (3H, t).
本発明化合物51:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.64 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.95 (1H, d), 5.96-5.89 (1H, m), 5.27-5.19 (2H, m), 4.25 (2H, t), 3.84 (3H, s), 3.83 (2H, q), 2.69-2.64 (2H, m), 1.37 (3H, t).
本発明化合物52:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76 (1H, d), 8.74 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.10 (1H, d), 7.02 (1H, d), 6.41 (1H, d), 3.87 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.39 (3H, t).
本発明化合物53:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.79 (1H, d), 8.76 (1H, d), 8.31 (1H, d), 8.13 (1H, d), 7.14 (1H, s), 3.90 (2H, q), 3.87 (3H, s), 1.40 (3H, t).
本発明化合物54:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.74 (1H, d), 8.66 (1H, d), 8.29 (1H, d), 7.97 (1H, d), 5.16 (2H, d), 4.67 (2H, s), 3.85 (3H, s), 3.84 (2H, q), 1.89 (3H, s), 1.36 (3H, t).
本発明化合物55:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.77 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.16 (1H, d), 3.88 (3H, s), 3.86 (2H, q), 1.63 (6H, s), 1.37 (3H, t).
本発明化合物56:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.69 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.01 (1H, d), 4.39-4.35 (2H, m), 3.89-3.80 (7H, m), 3.48 (3H, s), 1.36 (3H, t).
本発明化合物57:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.75 (1H, d), 8.71 (1H, d), 8.30 (1H, d), 8.01 (1H, d), 4.36 (2H, t), 3.87 (2H, q), 3.86 (3H, s), 1.85 (3H, t), 1.38 (3H, t).
【0138】
参考製造例9
2−[5−ブロモ−3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン9.0g、ビス(ピナコラト)ジボロン5.6g、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン付加物0.49g、酢酸カリウム5.9g及びDMSO80mLの混合物を窒素雰囲気下90℃で10時間撹拌した。得られた混合物に室温で水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮し、次式で示される中間体11を8.1g得た。
中間体11:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 9.27 (1H, d), 8.87 (1H, d), 8.76 (1H, d), 8.31 (1H, d), 3.87 (3H, s), 3.82 (2H, q), 1.42 (12H, s), 1.38 (3H, t).
【0139】
参考製造例10
0.99gの中間体11、酢酸ナトリウム1.2g、THF8mL及び水4mLの混合物に、30%過酸化水素水1.1mLを加え、0℃で6時間撹拌した。得られた混合物に、飽和チオ硫酸ナトリウム30mLを加え、1時間撹拌した。得られた混合物に飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体12を0.46g得た。
中間体12:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.78-8.76 (1H, m), 8.49 (1H, d), 8.33-8.31 (1H, m), 7.87 (1H, d), 3.84 (3H, s), 3.70 (2H, q), 1.36 (3H, t).
【0140】
製造例9
150mgの中間体12及びクロロホルム2mLの混合物に、氷冷下でジイソプロピルエチルアミン250μL及びメトキシメチルクロリド105μLを順次加えた。得られた混合物を、室温に昇温後8時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、次式で示される本発明化合物58を152mg得た。
本発明化合物58:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.76-8.73 (2H, m), 8.29 (1H, d), 8.14 (1H, d), 5.39 (2H, s), 3.86 (3H, s), 3.82 (2H, q), 3.56 (3H, s), 1.37 (3H, t).
【0141】
参考製造例11
2−[5−フルオロ−3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−イル]−3−メチル−6−(トリフルオロメチル)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン4.0g及びクロロホルム50mLの混合物に60℃でmCPBA23.7gを加え8時間撹拌した。得られた混合物に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和重曹水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される中間体13を1.83g得た。
中間体13:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.88 (1H, d), 8.48 (1H, d), 8.26 (1H, d), 7.92 (1H, d), 4.28 (3H, s), 3.74 (2H, q), 1.38 (3H, t).
【0142】
製造例10
200mgの中間体13、DMF1mL及び2−プロパノール1mLの混合物に、氷冷下で水素化ナトリウム(60%、油性)20mgを加えた。得られた混合物を、室温に昇温後1時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、次式で示される本発明化合物59を163mg得た。
本発明化合物59:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.59 (1H, d), 8.45 (1H, d), 7.90 (1H, d), 7.88 (1H, d), 4.83-4.77 (1H, m), 4.26 (3H, s), 3.70 (2H, q), 1.47 (6H, d), 1.36 (3H, t).
【0143】
製造例11
製造例10に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(A−6)
で示される化合物において、R
2が[表9]に記載のいずれかの化合物。
【0144】
[表9]
本発明化合物60:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.63 (1H, d), 8.45 (1H, d), 7.90 (2H, dd), 4.28 (2H, q), 4.25 (3H, s), 3.70 (2H, q), 1.54 (3H, t), 1.35 (3H, t).
本発明化合物61:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.64 (1H, d), 8.45 (1H, d), 7.91 (1H, d), 7.91 (1H, d), 4.25 (3H, s), 4.16 (2H, t), 3.70 (2H, q), 1.95-1.92 (2H, m), 1.36 (3H, t), 1.12 (3H, t).
本発明化合物62:
1H-NMR (CDCl
3) δ: 8.72 (1H, s), 8.47 (1H, s), 8.13 (1H, s), 7.92 (1H, s), 4.29 (3H, s), 3.72 (2H, q), 1.64 (6H, s), 1.36 (3H, t).
【0145】
製造例12
1.5gの中間体4−3、DMF100μL及びクロロホルム10mLの混合物に室温で塩化オキサリル1mLを加え、室温で8時間撹拌した。得られた混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣にアセトニトリル10mLを加えた。得られた混合物に2−アミノ−4−(トリフルオロメタンスルフィニル)フェノール1.18gを加え、室温で8時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣に、ビス(2−メトキシエチル)=アゾジカルボキシラート1.48g及びTHF30mLを加えた。得られた混合物に室温でトリフェニルホスフィン1.66gを加え、60℃で1時間撹拌した。得られた混合物を室温にし、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、本発明化合物21を860mg得た。
【0146】
次に本発明化合物の製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。
【0147】
製剤例1
本発明化合物1〜65のいずれか1種10部を、キシレン35部とDMF35部との混合物に混合し、そこにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部及びドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、混合して製剤を得る。
【0148】
製剤例2
ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、湿式シリカ20部及び珪藻土54部を混合し、更に本発明化合物1〜65のいずれか1種20部を加え、混合して製剤を得る。
【0149】
製剤例3
本発明化合物1〜65のいずれか1種2部に、湿式シリカ1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65部を加え混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに撹拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して製剤を得る。
【0150】
製剤例4
本発明化合物1〜65のいずれか1種1部を適当量のアセトンに混合し、これに湿式シリカ5部、酸性りん酸イソプロピル0.3部及びカオリンクレー93.7部を加え、充分撹拌混合し、アセトンを蒸発除去して製剤を得る。
【0151】
製剤例5
ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩及び湿式シリカの混合物(重量比1:1)35部と、本発明化合物1〜65のいずれか1種20部と、水45部とを十分に混合し、製剤を得る。
【0152】
製剤例6
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.1部をキシレン5部及びトリクロロエタン5部の混合物に混合し、これをケロシン89.9部に混合して製剤を得る。
【0153】
製剤例7
本発明化合物1〜65のいずれか1種10mgをアセトン0.5mLに混合し、この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品)5gに滴下し、均一に混合する。ついでアセトンを蒸発乾燥させて毒餌剤を得る。
【0154】
製剤例8
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.1部、ネオチオゾール(中央化成株式会社製)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、ジメチルエーテル25部、LPG25部を充填し振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油剤エアゾールを得る。
【0155】
製剤例9
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.6部、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール0.01部、キシレン5部、ケロシン3.39部及び乳化剤{レオドールMO−60(花王株式会社製)}1部を混合したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブを装着した後、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して水性エアゾールを得る。
【0156】
製剤例10
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.1gを、プロピレングリコール2mLに混合し、4.0cm×4.0cm、厚さ1.2cmのセラミック板に含浸させて、加熱式くん煙剤を得る。
【0157】
製剤例11
本発明化合物1〜65のいずれか1種5部とエチレン−メタクリル酸メチル共重合体(共重合体の総重量に対するメタクリル酸メチルの割合:10重量%、アクリフト(登録商標)WD301、住友化学製)95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
【0158】
製剤例12
本発明化合物1〜65のいずれか1種5部及び軟質塩化ビニル樹脂95部を密閉式加圧ニーダー(森山製作所製)で溶融混練し、得られた混練物を押出し成型機から成型ダイスを介して押出し、長さ15cm、直径3mmの棒状成型体を得る。
【0159】
製剤例13
本発明化合物1〜65のいずれか1種100mg、ラクトース68.75mg、トウモロコシデンプン237.5mg、微結晶性セルロース43.75mg、ポリビニルピロリドン18.75mg、ナトリウムカルボキシメチルデンプン28.75mg、及びステアリン酸マグネシウム2.5mgを混合し、得られた混合物を適切な大きさに圧縮して、錠剤を得る。
【0160】
製剤例14
本発明化合物1〜65のいずれか1種25mg、ラクトース60mg、トウモロコシデンプン25mg、カルメロースカルシウム6mg、及び5%ヒドロキシプロピルメチルセルロース適量を混合し、得られた混合物をハードシェルゼラチンカプセル又はヒドロキシプロピルメチルセルロースカプセルに充填し、カプセル剤を得る。
【0161】
製剤例15
本発明化合物1〜65のいずれか1種100mg、フマル酸500mg、塩化ナトリウム2000mg、メチルパラベン150mg、プロピルパラベン50mg、顆粒糖25000mg、ソルビトール(70%溶液)13000mg、Veegum(登録商標) K(Vanderbilt Co.)100mg、香料35mg、及び着色料500mgに、最終容量が100mlとなるよう蒸留水を加え、混合して、経口投与用サスペンジョンを得る。
【0162】
製剤例16
本発明化合物1〜65のいずれか1種5重量%を、乳化剤 5重量%、ベンジルアルコール3重量%、及びプロピレングリコール30重量%に混合し、この溶液のpHが6.0〜6.5となるようにリン酸塩緩衝液を加えた後、残部として水を加えて、経口投与用液剤を得る。
【0163】
製剤例17
分留ヤシ油57重量%及び3重量%のポリソルベート85中にジステアリン酸アルミニウム5重量%を加え、加熱により分散させる。これを室温に冷却し、その油状ビヒクル中にサッカリン25重量%を分散させる。これに本発明化合物1〜65のいずれか1種10重量%を配分し、経口投与用ペースト状製剤を得る。
【0164】
製剤例18
本発明化合物1〜65のいずれか1種5重量%を石灰石粉95重量%と混合し、湿潤顆粒形成法を使用して経口投与用粒剤を得る。
【0165】
製剤例19
本発明化合物1〜65のいずれか1種5部をジエチレングリコールモノエチルエーテル80部に混合し、これに炭酸プロピレン15部を混合して、スポットオン液剤を得る。
【0166】
製剤例20
本発明化合物1〜65のいずれか1種10部をジエチレングリコールモノエチルエーテル70部に混合し、これに2−オクチルドデカノール20部を混合して、ポアオン液剤を得る。
【0167】
製剤例21
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.5部に、ニッコール(登録商標)TEALS−42(日光ケミカルズ・ラウリル硫酸トリエタノールアミンの42%水溶液)60部、及びプロピレングリコール20部を添加し、均一溶液になるまで充分撹拌混合した後、水19.5部を加えてさらに充分撹拌混合し、均一溶液のシャンプー剤を得る。
【0168】
製剤例22
本発明化合物1〜65のいずれか1種0.15重量%、動物飼料95重量%、並びに、第2リン酸カルシウム、珪藻土、Aerosil(登録商標)、及びカーボネート(又はチョーク)からなる混合物4.85重量%を十分撹拌混合し、動物用飼料プレミックスを得る。
【0169】
製剤例23
本発明化合物1〜65のいずれか1種7.2g、及びホスコ(登録商標)S−55(丸石製薬株式会社製)92.8gを100℃で混合し、坐剤形に注いで、冷却固化して、坐剤を得る。
【0170】
次に、化合物の有害節足動物に対する効力を試験例により示す。下記試験例において、試験は25℃で行った。
【0171】
試験例1
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキュウリ(Cucumis sativus)苗(第2本葉展開期)にワタアブラムシ(全ステージ)約30頭を接種する。1日後、この苗に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。更に5日後、生存虫数を調査し、以下の式により防除価を求める。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
【0172】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例1に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも防除価90%以上を示した。
本発明化合物:5,6,7,8,9,10、11,12,13,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,47,48,49,50,51,54,55,56,57,59,60,61,62,63,64及び65
【0173】
所定濃度を200ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例1に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも防除価90%以上を示した。
本発明化合物:7,8,9,11,12,13,15,16,17,18,20,21,22,23,24,25,26,27,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,47,48,49,50,51,54,55,56,57,59,60,61及び62
【0174】
試験例2
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキュウリ苗(第2本葉展開期)に該希釈液を5mL/苗の割合で株元灌注する。7日後、この苗の葉面にワタアブラムシ(全ステージ)約30頭を接種する。更に6日後、生存虫数を調査し、以下の式により防除価を求める。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
【0175】
所定濃度を1000ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例2に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物は防除価90%以上を示した。
本発明化合物:24,25,30,31,32,33,34,35,36,37,40,43,45,49,50,56,57,59,60,61及び62
【0176】
試験例3
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたイネ(Oryza sativa)苗(第2葉展開期)に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。その後、トビイロウンカ3齢幼虫を20頭放す。6日後、生存虫数を調査し、以下の式により死虫率を求める。
死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
【0177】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例3に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも防除価90%以上を示した。
本発明化合物:22,23,24,27,55及び62
【0178】
所定濃度を200ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例3に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも防除価90%以上を示した。
本発明化合物:55及び62
【0179】
試験例4
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に該希釈液5mLを加え、これに、底面に穴が開いた容器に植えたイネ苗(第2葉展開期)を収容する。7日後、トビイロウンカ3齢幼虫を20頭放す。更に6日後、生存虫数を調査し、以下の式により死虫率を求める。
死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
【0180】
所定濃度を1000ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例4に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物は防除価90%以上を示した。
本発明化合物:62
【0181】
試験例5
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキャベツ(Brassicae oleracea)苗(第2〜3本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、この苗の茎葉部を切り取り、ろ紙を敷いた容器内に入れる。これにハスモンヨトウ2齢幼虫5頭を放す。5日後、生存虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率%=(1−生存虫数/5)×100
【0182】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例5に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,48,49,50,51,55,56,57,59,60,61,62,63,64及び65
【0183】
試験例6
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキャベツ(Brassicae oleracea)苗(第2〜3本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、この苗の茎葉部を切り取り、ろ紙を敷いた容器内に入れる。これにコナガ2齢幼虫5頭を放す。5日後、生存虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率%=(1−生存虫数/5)×100
【0184】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例6に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物:1,4,5,6,7,8,9,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,55,56,57,59,60,61,62,63,64及び65
【0185】
試験例7
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキャベツ苗(第3〜4本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、コナガ3齢幼虫10頭を放す。5日後、生存虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率%=(1−生存虫数/10)×100
【0186】
所定濃度を200ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例7に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率90%以上を示した。
本発明化合物:4,5,6,7,8,9,11,12,13,14,15,16,17,18,20,21,22,23,24,25,26,27,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40,41,42,43,45,46,48,49,50,51,55,56,57,59,60,61及び62
【0187】
試験例8
供試化合物を1mgあたり、ポリオキシエチレンソルビタンモノココエート:アセトン=5:95(容量比)の混合溶液50μLに溶解させる。これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
トウモロコシ(Zea mays)の若い実生を該希釈液に30秒間浸漬する。その後、該実生2つをシャーレ(90mm径)に入れ、これにウエスタンコーンルートワーム2齢幼虫10頭を放す。5日後、死亡虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率(%)=(死亡虫数/10)×100
【0188】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例8に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率80%以上を示した。
本発明化合物: 5,7,8,9,13,14,16,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,38,39,41,45,48,51,55及び57
【0189】
試験例9
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
直径5.5cmのカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mLを滴下し、餌として該カップにショ糖30mgを均一に入れる。該カップにイエバエ雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの死亡虫数を数え、死虫率を求める。死虫率は下式により計算する。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
【0190】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例9に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率100%を示した。
本発明化合物:21,23,24,25,26,30,31,33,34,49,55及び57
【0191】
試験例10
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
直径5.5cmのカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mLを滴下し、餌として該カップにショ糖30mgを均一に入れる。該カップにチャバネゴキブリ雄成虫2頭を放ち、蓋をする。6日後にチャバネゴキブリの死亡虫数を数え、次式により死虫率を求める。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
【0192】
所定濃度を500ppmとし、下記の本発明化合物を供試化合物として用いて試験例10に従って試験を行った結果、下記の本発明化合物はいずれも死虫率100%を示した。
本発明化合物:30及び49
【0193】
比較試験例
供試化合物を製剤例5に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、これにシンダイン(登録商標)0.03容量%含有する水を加え、供試化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
容器に植えたキャベツ(Brassicae oleracea)苗(第5〜6本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、ハスモンヨトウ4齢幼虫10頭を放す。6日後、生存虫数を数え次式より死虫率を求める。
死虫率(%)=(1−生存虫数/10)×100
各濃度における死虫率を[表10]に記す。
【0194】
[表10]