特開2021-69732(P2021-69732A)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ パナソニックIPマネジメント株式会社の特許一覧
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】特開2021-69732(P2021-69732A)
(43)【公開日】2021年5月6日
(54)【発明の名称】引出し
(51)【国際特許分類】
   A47B 88/969 20170101AFI20210409BHJP
【FI】
   A47B88/20
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
【全頁数】26
(21)【出願番号】特願2019-198643(P2019-198643)
(22)【出願日】2019年10月31日
(71)【出願人】
【識別番号】314012076
【氏名又は名称】パナソニックIPマネジメント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002527
【氏名又は名称】特許業務法人北斗特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤里 有美子
(72)【発明者】
【氏名】三原 孝之
【テーマコード(参考)】
3B160
【Fターム(参考)】
3B160AA03
3B160AB02
3B160AB03
3B160CA02
3B160CA13
3B160DA24
3B160DA62
3B160DA63
3B160DA67
3B160DA72
3B160DA73
3B160DA74
3B160EB02
3B160EB24
3B160EB33
(57)【要約】
【課題】収納空間を有効に活用できる引出しを提供する。
【解決手段】引出本体114は、キッチン用フロアキャビネットに引出可能に収納される。収納空間10は、複数の調理器具収納空間1271を有する。複数の調理器具収納空間1271は、仕切り部120によって仕切られる。複数の調理器具収納空間1271は、水平な第1方向に並ぶ。支持部140は、第1方向に直交する水平な第2方向において仕切り部120と並び、調理器具収納空間1271に収納された調理器具の取っ手を支持可能である。仕切り部120と支持部140との間に形成される物品収納空間1270を有する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方に開口した収納空間を有し、キッチン用フロアキャビネットに引出可能に収納される引出本体と、
前記収納空間に位置する仕切り部と、
前記収納空間に位置する支持部とを備え、
前記収納空間は、
前記仕切り部によって仕切られた、水平な第1方向に並ぶ複数の調理器具収納空間を有し、
前記支持部は、前記第1方向に直交する水平な第2方向において前記仕切り部と並び、前記調理器具収納空間に収納された調理器具の取っ手を支持可能であり、
前記収納空間は、
前記仕切り部と前記支持部との間に形成された物品収納空間を更に有し、
前記調理器具収納空間の下端から前記支持部の上端までの上下方向における寸法は、前記調理器具収納空間の前記第2方向における寸法と、前記物品収納空間の前記第2方向における寸法とを足した寸法の1/2以上である、
引出し。
【請求項2】
前記仕切り部は、前記引出本体に固定された、
請求項1に記載の引出し。
【請求項3】
前記引出本体は、
前記収納空間の下方に位置した底部を更に有し、
前記仕切り部は、前記底部に固定された、
請求項2に記載の引出し。
【請求項4】
前記仕切り部は、前記支持部に固定された、
請求項1に記載の引出し。
【請求項5】
前記仕切り部の上方に前記物品収納空間が形成された、
請求項4に記載の引出し。
【請求項6】
前記収納空間は、
前記第2方向において前記仕切り部と隣接した隣接収納空間を有し、
前記支持部は、前記隣接収納空間に位置し、
前記隣接収納空間は、
前記支持部によって仕切られた、前記第2方向に並ぶ二つの収納領域を有し、
前記二つの収納領域のうち前記仕切り部側に位置する一方の収納領域が、前記物品収納空間である、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の引出し。
【請求項7】
前記引出本体は、
前記引出本体の前面を構成する前面部を更に有し、
前記隣接収納空間は、前記前面部と前記仕切り部との間に形成された空間であり、
前記二つの収納領域のうち、前記物品収納空間とは別の収納領域は、前記前面部と前記支持部との間に形成された、
請求項6に記載の引出し。
【請求項8】
前記仕切り部は、
前記第2方向に見て、上下方向に対して傾斜した仕切り片を有した、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の引出し。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、引出しに関し、詳しくは、キッチン用フロアキャビネットに引出可能に収納される引出しに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、調理器具収納箱が開示されている。この調理器具収納箱は、流し台の中にスライド移動可能なキャビネットを含んでいる。キャビネットの前壁部と後壁部とには、第1固定バー及び第2固定バーがそれぞれ固定されている。第1固定バーと第2固定バーとには、複数のスリットバーが結合されている。隣り合うスリットバーの間に形成されたスリットには、フライパンを差し込んで収納することができる。第1固定バーには、据置バーが連結されている。据置バーには、フライパンの取っ手を載せることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】韓国登録実用新案第20−0468770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した調理器具収納箱では、複数のスリットバーが据置バーの真下に位置する第1固定バーに連結されている。このため、第1固定バーの直ぐ後の空間、すなわち、スリットにフライパンが配置された状態において取っ手の下方に位置する空間を有効に活用することが難しい。
【0005】
本開示は、上記の課題に鑑み、収納空間を有効に活用できる引出しを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る引出しは、引出本体、仕切り部及び支持部を備える。前記引出本体は、上方に開口した収納空間を有し、キッチン用フロアキャビネットに引出可能に収納される。前記仕切り部及び前記支持部は、前記収納空間に位置する。前記収納空間は、複数の調理器具収納空間を有する。前記複数の調理器具収納空間は、前記仕切り部によって仕切られる。前記支持部は、前記第1方向に直交する水平な第2方向において前記仕切り部と並び、前記調理器具収納空間に収納された調理器具の取っ手を支持可能である。前記収納空間は、物品収納空間を更に有する。前記物品収納空間は、前記仕切り部と前記支持部との間に形成される。前記調理器具収納空間の下端から前記支持部の上端までの上下方向における寸法は、前記調理器具収納空間の前記第2方向における寸法と、前記物品収納空間の前記第2方向における寸法とを足した寸法の1/2以上である。
【発明の効果】
【0007】
前記一態様に係る引出しは、収納空間を有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、本開示の一実施形態に係るキッチン用フロアキャビネットを示す斜視図である。
図2図2は、同上のキッチン用フロアキャビネットが備えた引出しの斜視図である。
図3図3は、同上の引出しが有する仕切り部の斜視図である。
図4図4は、同上の引出しに調理器具を収納した状態を示した斜視図である。
図5図5は、同上の引出しに、物品を収納した状態を示した斜視図である。
図6図6は、同上の仕切り部に蓋を収納した状態を示した斜視図である。
図7図7は、変形例1の仕切り部の斜視図である。
図8図8は、変形例2の仕切り部の斜視図である。
図9図9は、変形例3の引出しに物品を収納した状態を示した斜視図である。
図10図10は、変形例4の仕切り部の斜視図である。
図11図11は、変形例5の仕切り部の斜視図である。
図12図12は、変形例6の引出しに物品を収納した状態を示した斜視図である。
図13図13は、変形例7の引出しに物品を収納した状態を示した断面図である。
図14図14は、変形例8のキッチン用フロアキャビネットの斜視図である。
図15図15は、変形例9の引出しの斜視図である。
図16図16は、変形例10の仕切り部の斜視図である。
図17図17は、変形例11の仕切り部の斜視図である。
図18図18は、変形例12の引出しの斜視図である。
図19図19は、変形例13の引出しの斜視図である。
図20図20は、変形例14の引出しの断面図である。
図21図21は、変形例15の引出しの断面図である。
図22図22は、変形例16の引出しの斜視図である。
図23図23は、変形例17の引出しの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施形態)
(キッチン用フロアキャビネット)
図1に示す本実施形態のキッチン用フロアキャビネット100は、例えば、台所の床等に設置される。以下、キッチン用フロアキャビネット100を単にフロアキャビネット100という。また、以下では、フロアキャビネット100を設置した状態における方向を用いて、フロアキャビネット100について説明する。具体的には、フロアキャビネット100の長さ方向、幅方向及び高さ方向を、それぞれ、左右方向、前後方向及び上下方向と定義する。また、フロアキャビネット100が備える引出し110の引出方向を前方と定義する。
【0010】
フロアキャビネット100は、前後方向の寸法よりも左右方向の寸法が長い平面視略矩形状に形成されている。なお、本開示における「平面視」とは、上方から見ることを意味する。
【0011】
フロアキャビネット100は、キャビネット部101及び天板102を備えている。キャビネット部101は、長手方向が左右方向と平行な箱状に形成されている。天板102は、キャビネット部101上に設置されている。天板102は、平面視矩形状に形成されている。天板102は、例えば、人造大理石から形成される。なお、天板102の材質は、限定されない。
【0012】
フロアキャビネット100は、加熱調理器103及びシンク104を更に備えている。加熱調理器103及びシンク104は、天板102に設置されている。加熱調理器103は、コンロであり、具体的には、電磁調理器である。加熱調理器103の上面は、天板102の上面と略面一であり、露出している。なお、加熱調理器103は、電磁調理器に限定されない。加熱調理器103は、例えば、ガスコンロであってもよい。
【0013】
シンク104は、上方に開口した容器状に形成されている。フロアキャビネネット100は、シンク104に向かって水を出す水栓108を更に備えている。
【0014】
天板102は、調理部105を有している。調理部105は、例えば、上向きの平面を有しており、利用者が調理を行う部分である。加熱調理器103とシンク104は、左右方向に間隔をあけて設けられており、天板102において加熱調理器103とシンク104との間の部分が調理部105になっている。
【0015】
キャビネット部101は、複数の開口部106を更に有している。複数の開口部106は、キャビネット部101の前面に形成されている。複数の開口部106は、上下方向及び左右方向に並んでいる。各開口部106は、前方から見て矩形状に形成されている。
【0016】
フロアキャビネット100は、引出し110を更に備えている。引出し110は、複数の開口部106のうちの一つの開口部106を通じて、キャビネット部101の内部に引出可能に収納される。本実施形態の引出し110が出し入れされる開口部106は、複数の開口部106のうち最下段に位置し、かつ、加熱調理器103に対応する部分に形成されている。なお、引出し110が出し入れされる開口部106は、複数の開口部106のうち最下段に位置する開口部106以外の開口部106であってもよい。また、引出し110が出し入れされる開口部106は、キャビネット部101において調理部105又はシンク104に対応する部分に形成されてもよい。
【0017】
引出し110は、プッシュオープン式の引出しであってもよいし、プッシュオープン式ではない引出しであってもよい。プッシュオープン式の引出しは、キャビネット部101に収納された状態において後方に押されることで、ばね等の弾性部材の弾性力を利用して自動的に前方に引き出される。
【0018】
なお、複数の開口部106のうち、引出し110が出し入れされる開口部106以外の開口部106は、他の引出し90を出し入れするために用いられる。なお、他の引出し90は、引出し110と同様の構成を有してもよいし、引出し110とは異なる構成を有してもよい。
【0019】
(引出し)
引出し110は、引出し110の主体を構成する引出本体114を有している。引出本体114は、平面視矩形状で上方に開口した箱状に形成されている。引出本体114は、底部111、前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142を有している。
【0020】
底部111、前面部112、後面部113は及び左右一対の側面部1141,1142は、引出本体114の下面、前面、後面及び左右一対の側面をそれぞれ構成している。本実施形態では、前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142は、それぞれ、底板、前面板、後面板(背面板)及び左右一対の側面板によって構成されている。
【0021】
前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142の各々は、木材から形成されており、矩形板状に形成されている。なお、底部111、前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142の各々の材質は、木材に限定されず、例えば、金属又は樹脂等から形成されてもよい。また、本実施形態の前面部112には取っ手が取り付けられていないが、取っ手が取り付けられてもよい。また、底部111、前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142の各々は、板状に形成されたものに限定されず、例えば、一又は複数の棒から構成されてもよい。
【0022】
引出し110は、収納空間10を更に有している。収納空間10は、引出し110の内部に形成されている。収納空間10は、底部111、前面部112、後面部113及び左右一対の側面部1141,1142で囲まれた空間であり、上方に向かって開放されている。収納空間10には、フライパン若しくは鍋等の調理器具N1,M1(図5参照)、塩、こしょう、カレーパウダー、七味、砂糖、みそ若しくはしょうゆ等の調味料等の物品を収納することができる。
【0023】
図2に示すように、引出本体114は、複数の区画部115,141を更に有している。複数の区画部115,141は、収納空間10に位置している。本実施形態の引出本体114は、複数の区画部として、第1区画部115及び第2区画部141を有している。第1区画部115及び第2区画部141の各々は、例えば、木材から形成されている。なお、第1区画部115及び第2区画部141の各々の材質は、木材に限定されず、例えば、金属又は樹脂等から形成されてもよい。
【0024】
第1区画部115は、左右一対の側面部1141,1142の間に位置している。本実施形態の第1区画部115は、区切り板である。第1区画部115は、厚み方向が左右方向と平行で、前後方向に延びた矩形の板状に形成されている。第1区画部115は、一端1151が後面部113に接し、他端1152が前面部112に接した状態で、底部111上設置されている。第1区画部115の高さは、各側面部1141,1142の高さと同じである。なお、第1区画部115の高さは、各側面部1141,1142より高くても低くてもよい。また、第1区画部115は、前端部及び後端部が前面部112及び後面部113にそれぞれ接続されてもよいし、接続されなくてもよい。
【0025】
第2区画部141は、引出本体114の左側の側面部1141と、第1区画部115との間で、かつ、前面部112と後面部113との間に位置している。本実施形態の第2区画部141は、底部111上に立てた状態で設置された壁材である。第2区画部141は、厚み方向が前後方向と平行で、左右方向に延びた矩形の板状に形成されている。第2区画部141は、一端が引出本体114の左側の側面部1141に接し、他端が第1区画部115に接した状態で、底部111上設置されている。
【0026】
第2区画部141の高さは、第1区画部115の高さよりもやや低い。なお、第2区画部141の高さは、第1区画部115の高さと同じであってもよいし、第1区画部115の高さよりも高くてもよい。また、第2区画部141は、左端部及び右端部が引出本体114の左側の側面部1141及び第1区画部115にそれぞれ接続されてもよいし、接続されなくてもよい。また、第2区画部141は、板状に形成されたものに限定されず、例えば、後述する図18に示す引出し110Lと同様に、棒状に形成されてもよい。
【0027】
第1区画部115は、収納空間10を左右に仕切っている。収納空間10は、第1区画部115によって仕切られた第1領域11及び第2領域12を有している。第1領域11及び第2領域12の各々は、平面視矩形状の領域である。第1領域11は、第1区画部115の左側に位置する左収納空間であり、引出本体114の左側の側面部1141と第1区画部115との間に形成されている。
【0028】
第2領域12は、第1区画部115の右側に位置する右収納空間であり、引出本体114の右側の側面部1142と第1区画部115との間に形成されている。第2領域12には、例えば、使用頻度の少ない、調味料又はレトルト製品などのストックを収納することができる。なお、第2領域12に収納される物品は、調味料又はストックに限定されない。また、底部111において第2領域12に対応する部分には、底部111が汚れることを防ぐために、取り外し可能なトレイ等が置かれてもよい。
【0029】
第2区画部141は、第1領域11を前後に仕切っている。第1領域11は、第2区画部141によって仕切られた第3領域13と第4領域14とを有している。第3領域13は、第2区画部141の前方に位置する領域であり、第4領域14は、第2区画部141の後方に位置する領域である。
【0030】
本実施形態の引出し110は、スライド板116を更に有している。スライド板116は、第2領域12の上方に位置している。スライド板116は、引出本体114の右側の側面部1142の上端部及び第1区画部115の上端部に取り外し可能に取り付けられている。スライド板116は、引出本体114に取り付けられた状態において、前後方向にスライド可能である。スライド板116上には、調味料等の物品を置くことができる。
【0031】
引出し110は、引出本体114に連結されて収納空間10に位置する複数の仕切り部120を更に有している。各仕切り部120は、例えば、フライパン又は鍋等の調理器具N1,M1を収納空間10において縦置きするために用いられる。なお、本開示における縦置きとは、物品を立てた状態で置くことを意味する。
【0032】
本実施形態の各仕切り部120は、収納空間の第4領域14に位置している。なお、引出し110が有する仕切り部120の数は、限定されない。例えば、引出し110は、二つ以上の仕切り部120を有してもよいし、仕切り部120を一つだけ有してもよい。
【0033】
各仕切り部120は、引出本体114に固定されている。各仕切り部120は、一端部121(一辺)が後面部113に連結され、他端部122(他辺)が前面部112側に延出している。複数の仕切り部120は、収納空間10の少なくとも一部を左右方向に並ぶ複数の調理器具収納空間1271に仕切っている。すなわち、収納空間10は、複数の仕切り部120によって仕切られ、水平な第1方向(左右方向)に並ぶ複数の調理器具収納空間1271を有している。
【0034】
各調理器具収納空間1271は、上方に開口した空間である。引出本体114の後面部113は、調理器具収納空間1271と調理器具収納空間1271の第2区画部141とは反対側の空間(すなわち、引出本体114の後方の空間)とを仕切る仕切りとして機能する。各調理器具収納空間1271の第2区画部141(支持部140)側の端(前端)は、各仕切り部120の第2区画部141(支持部140)側の端(前端)と、前後方向において同じ位置にある。また、各調理器具収納空間1271の第2区画部141とは反対側の端(後端)は、後面部113の第2区画部141側の端(前端)と、前後方向において同じ位置にある。すなわち、各調理器具収納空間1271の前後方向における寸法は、仕切り部120の第2区画部141側の端から後面部113までの距離である。
【0035】
各調理器具収納空間1271は、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長い。各調理器具収納空間1271に収納された物品は、隣接する仕切り部120によって倒れないように安定して支持することができる。このため、各調理器具収納空間1271は、フライパン又は鍋等の調理器具N1,M1を縦置きにした状態で収納することに適している。
【0036】
各仕切り部120の前端部(他端部)は、第2区画部141の後方に第2区画部141と間隔をあけて位置している。第2区画部141と複数の仕切り部120の前端部との間には、左右方向に延びた物品収納空間1270が形成されている。
【0037】
具体的に、複数の仕切り部120と前面部112との間には、複数の仕切り部120の前方に位置する手前収納空間として、隣接収納空間1272が形成されている。隣接収納空間1272は、複数の調理器具収納空間1271に隣接し、かつ、複数の調理器具収納空間1271に連通している。隣接収納空間1272は、第2区画部(壁材)141によって前後に仕切られている。隣接収納空間1272は、第2区画部141によって仕切られた、前後方向に並ぶ二つの収納領域を有している。そして、この二つの収納領域のうちの一方であって第2区画部141の前方に位置する収納領域が、前方収納空間142になっており、他方であって第2区画部141の後方に位置する収納領域が、物品収納空間1270になっている。前方収納空間142及び物品収納空間1270の各々は、上方に開放されており、上方から物品を収納することができる。複数の仕切り部120の前方に位置する隣接収納空間1272においては、第2区画部141の前方に位置する前方収納空間142と、第2区画部141の後方に位置する物品収納空間1270の各々を、物品を収納するための空間として有効に利用することができる。
【0038】
なお、引出し110が有する仕切り部120の数は、限定されない。すなわち、引出し110は、少なくとも一つの仕切り部120を有していればよい。また、収納空間は、仕切り部120によって仕切られた少なくとも二つの調理器具収納空間1271を有していればよい。
【0039】
第2区画部141は、前後方向において複数の仕切り部120と並んでいる。すなわち、複数の調理器具収納空間1271が並ぶ方向である水平な第1方向(左右方向)に直交する水平な一方向(前後方向)を第2方向としたとき、第2区画部141は、第2方向において複数の仕切り部120と並んでいる。
【0040】
第2区画部141は、各調理器具収納空間1271に配された調理器具N1,M1の取っ手N11,M11を支持する支持部140を構成している。各調理器具収納空間1271に配された調理器具N1,M1の取っ手N11,M11は、実質的には、第2区画部141の上端部によって支持される。このため、第2区画部141の上端部が、支持部140を構成しているともいえる。
【0041】
図3に示す仕切り部120は、金属製であり、複数の線材で構成されている。具体的に仕切り部120の材質は、ステンレスである。なお、仕切り部120の材質は、ステンレスに限定されず、鉄又はアルミニウム等であってもよい。また、仕切り部120の材質は、金属に限定されず、樹脂又は木材等であってもよい。
【0042】
本実施形態の仕切り部120は、連結片121を有している。仕切り部120の一端部(後端部)は、連結片121によって構成されている。連結片121は、仕切り部120において引出本体114の後面部113に連結される部分である。連結片121は、上下方向と平行な長さ方向を有している。連結片121の上端部には、嵌込部133が形成されている。嵌込部133は、下方に向かって開口した凹部によって構成されている。嵌込部133に引出本体114の後面部113の上端部が嵌め込まれることで、仕切り部120は、図2に示すように、後面部113の上端部に対して着脱可能に連結される。なお、各仕切り部120を引出本体114に固定するための手段は、嵌め込みに限定されない。例えば、各仕切り部120は、引掛け、貼り付け又は磁力等によって引出本体114に固定されてもよい。
【0043】
また、引出本体114の後面部113の上端部の左右方向と直交する断面形状は、後面部113の左右方向の全長にわたって同じである。このため、嵌込部133には、後面部113の上端部における左右方向のいずれの部分も嵌め込むことができる。また、嵌込部133に後面部113の上端部が嵌め込まれた状態において、嵌込部133は後面部113の上端部に対して左右方向にスライド可能である。したがって、後面部113に取り付けられる嵌込部133の左右方向の位置を変更することで、仕切り部120の左右方向の位置を変更することができる。
【0044】
また、本実施形態の各側面部1141,1142及び第1区画部115の各々の上端部の断面形状は、後面部113の上端部の断面形状と同じである。このため、嵌込部133には、各側面部1141,1142の上端部及び第1区画部115の上端部にも、スライド可能に取り付けることができる。すなわち、仕切り部120は、一対の側面部1141,1142及び第1区画部115の各々にも取り付けることができる。なお、仕切り部120(嵌込部133)は、第2区画部141に対しても、取り付けられるように構成されてもよい。
【0045】
図3に示すように、仕切り部120は、仕切り片124を更に有している。仕切り片124は、左右方向に並んだ二つの調理器具収納空間1271(図2参照)を仕切る部分である。仕切り片124は、連結片121に接続されている。仕切り片124は、連結片121から前方に向かって延び出ている。本実施形態の仕切り部120の他端部(前端部)122は、仕切り片124の前端部によって構成されている。
【0046】
仕切り部120は、仕切り片124の下面が、引出本体114の底部111(図2参照)の上面に接した状態で、引出本体114に取り付けられる。なお、仕切り部120は、仕切り片124の下面が、引出本体114の底部111の上面から上方に離れた状態で、引出本体114に取り付けられてもよい。
【0047】
仕切り片124は、左右一対の仕切り片部1241,1242と、連結片部136を有している。仕切り片124は、左右一対の仕切り片部として、第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242を有している。第1仕切り片部1241と第2仕切り片部1242とは、左右方向に間隔をあけて並んでいる。第1仕切り片部1241と第2仕切り片部1242とは、連結片部136によって連結されている。
【0048】
第1仕切り片部1241、第2仕切り片部1242及び連結片部136の各々は、線材で構成されている。第1仕切り片部1241と第2仕切り片部1242との間には、上方に向かって開口した蓋収納空間125が形成されている。
【0049】
蓋収納空間125は、上方に開放された空間であり、平面視で、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも長い。蓋収納空間125に収納された物品は、第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242によって倒れないように安定して支持することができる。このため、蓋収納空間125は、調理器具N1,M1に付帯する蓋N12、M12(図5参照)を、縦置きにした状態で収納することに適している。
【0050】
仕切り片124は、持ち手係止部123を有している。持ち手係止部123は、図6に示すように、蓋収納空間125に収納された蓋N12、M12の持ち手N13,M13が引っ掛けられる部分である。図3に示すように、持ち係止部123は、仕切り片124に形成され、上方に向かって開口した凹みによって構成されている。
【0051】
第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242の各々には、上方及び左右両方向に向かって開口した凹み部1243が形成されている。第1仕切り片部1241の凹み部1243と、第2仕切り片部1242の凹み部1243とによって、持ち係止部123が構成されている。
【0052】
第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242の各々の凹み部1243の底面は、その下端部から前方に連続した部分が、前方に行く程上方に位置するように傾斜している。このため、各凹み部1243は、蓋N12のサイズに関わらず、蓋N12の持ち手N13を、凹み部1243の下端部から前方に連続した部分のいずれかの箇所に引っ掛けて支持することができる。また、蓋収納空間125から蓋N12を取り出す際には、利用者は蓋N12を前方に移動させ、当該蓋N12の持ち手N13を凹み部1243の下端部から前方に連続した部分の上面に沿ってスライドさせることで、蓋N12を上方に持ち上げることができる。このため、蓋収納空間125に配された蓋N12は、取り出しやすい。なお、本実施形態では、第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242の各々に凹み部1243が形成されているが、第1仕切り片部1241及び第2仕切り片部1242のうちの一方にのみ凹み部1243が形成されてもよい。この場合、第1仕切り片部1241又は第2仕切り片部1242に形成された凹み部1243により、持ち手係止部123が構成される。また、仕切り片124は、連結片121に対して、左右方向にスライド可能又は取り外し可能に連結されてもよい。
【0053】
本実施形態の仕切り部120は、後面部113に連結され、一対の側面部1141,1142の間を調理器具N1,M1が縦置きされた状態で収納される少なくとも2つの調理器具収納空間1271に仕切る。例えば、図2に示すように、引出本体114に仕切り部120が三つ設置された場合、少なくとも三つの調理器具N1,M1を縦置きした状態で収納することができる。また、仕切り部120の前後方向の長さは、側面部1141,1142の前後方向の長さよりも短いので、前面部112と仕切り部120の前端部との間には、手前収納空間1272が形成される。手前収納空間1272は、複数の調理器具収納空間1271及び複数の蓋収納空間125に連通する。更に、手前収納空間1272は、第2区画部141によって、前方収納空間142と物品収納空間1270とに仕切られる。したがって、引出し110の収納空間を、複数の空間に仕切ることができ、これにより、収納空間を有効活用して収納できる。
【0054】
例えば、図4に示すように、引出し110に、調理器具として、フライパンN1を収納した場合、フライパンN1の取っ手N11は、支持部140に支持される。なお、図4では、仕切り部120の図示を省略している。
【0055】
各調理器具収納空間1271の下端(底部111の上面)から、支持部140の上端までの上下方向における寸法を寸法L1とする。すなわち、本実施形態における寸法L1は、支持部140の上下方向における寸法である。
【0056】
調理器具収納空間1271の前後方向(第2方向)における寸法と、物品収納空間1270の前後方向における寸法とを足した寸法を寸法L2とする。すなわち、寸法L2は、調理器具収納空間1271と物品収納空間1270とで構成される空間に収納できる物品の最大の前後方向における寸法である。
【0057】
寸法L1は、寸法L2の1/2以上であることが好ましい。この場合、調理器具収納空間1271と物品収納空間1270とで構成された空間には、フライパン等の取っ手N11,M11を有する手調理器具N1,M1を、取っ手N11,M11が前方に行くほど上方に位置するように傾斜した状態で、収納することができる。このため、引出し110が、例えば、複数の開口部106のうち最下段の開口部106から出し入れされるような低い位置に配される場合でも、利用者は、取っ手N11を掴みやすくなる。したがって、利用者は、調理器具N1,M1を引出し110から容易に取り出すことができる。例えば、寸法L1は、160mm以上220mm以下とされ、かつ、寸法L2は、290mm以上360mm以下とされる。
【0058】
また、調理器具N1,M1の取っ手N11,M11を支持部140で支持した状態において、取っ手N11,M11の下方に位置する領域を含む物品収納空間1270には、小物等の物品を収納することができる。つまり、調理器具N1,M1の取っ手N11,M11を寝かせて収納することで、引出し110の上部空間を有効活用できるとともに、取っ手N11,M11が支持部140に支持されることで、引出し110の下部空間も有効活用できる。なお、本実施形態の各側面部1141,1142の前後寸法は、500mmであり、後面部113から支持部140までの距離は345mmであるが、必ずしもこれに限定されない。
【0059】
また、前面部112が後面部113及び各側面部1141,1142よりも高く設置されているので、フロアキャビネット100の開口部106の大きさが大きくなり、サイズが大きいフライパンも縦置き収納できる。なお、本実施形態の前面部112の上下方向の寸法は366mmであり、後面部113の上下方向の寸法と各側面部1141,1142の上下方向の寸法は、195mmであるが、必ずしもこれに限定されない。
【0060】
また、直径360mmのフライパンを収納しても、取っ手が前面部112方向に向かって上方向に傾斜するように、底部111から支持部140の上端までの長さは180mm以上あることが好ましい。
【0061】
図5に示すように、前方収納空間142は、引出し110において使用者が位置する前側に形成されるので、引出し110を全て引き出すことなく、前方収納空間142に収納された使用頻度が高いオイル又は調味料等をすぐに取り出すことができる。オイルは、例えば、サラダ油、オリーブオイル又はごま油等である。また、調味料は、醤油、料理酒又はみりん等である。
【0062】
前方収納空間142が第2区画部141に仕切られていることによって、引出し110を引出したときに、引出し110の手前に収納される調味料が引出し110の中央又は奥など、引出し110の手前以外の場所に点在することが抑制される。このため、引出し110を引出す度に動く収納物を元の位置に戻す煩雑な作業を行う回数が減る。
【0063】
例えば、前方収納空間142には、オイル又は液体調味料等が収納される。また、物品収納空間1270には、フライパンと同時に利用される鍋敷き91等が収納される。
【0064】
なお、前方収納空間142には、トレイ143又は仕切り145(図5参照)等が配置されてもよい。例えば、前方収納空間142にトレイ143を配置した場合、こぼれた調味料等によって底部111が汚れることが抑制される。また、前方収納空間142に仕切り145を配置した場合、杓文字又は箸等の縦長の収納物を前方収納空間142に効率良く収納することができる。なお、前方収納空間142には、まな板を立てて収納できるまな板スタンド又は包丁を収納する包丁差し等を配置してもよい。
【0065】
以下、上記実施形態の変形例について説明する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。なお、以下の各変形例の説明では、上記実施形態と異なる事項について詳述し、上記実施形態と共通する要素については同一の符号を付して説明を省略する。また、以下に説明する変形例1〜17では、実施形態の要素に対応する要素については、共通する数字の末尾にアルファベットA〜Qを付した符号を付し、対応する要素と共通する事項についての説明を省略する。
【0066】
(変形例1)
図7に変形例1の仕切り部120Aを示す。本変形例の仕切り部120Aが有する仕切り片124Aは、仕切り片部1241Aを一つだけ有しており、蓋収納空間125を有してない。また、持ち手係止部123Aは、前後方向に延びた線材によって構成されている。また、仕切り片124Aは、実施形態の連結片部136に代えて、支持片部137Aを有している。支持片部137Aは、仕切り片部1241Aの下端に接続されており、左右方向に延びている。
【0067】
仕切り部120Aは、支持片部137Aが、引出本体114の底部111の上面に接した状態で、引出本体114に取り付けられる。このため、仕切り片部1241Aを一つだけしか有さないにもかかわらず、仕切り部120Aが転倒し難い。
【0068】
仕切り部120Aは、例えば、図5に示すように、実施形態の仕切り部120と同時に用いることもできる。なお、図5に示す引出し110は、本変形例の仕切り部120Aを一つだけ有しているが、複数有してもよい。また、引出し110は、実施形態の仕切り部120を有さず、本変形例の仕切り部120のみを有してもよい。
【0069】
(変形例2)
図8に変形例2の仕切り部120Bを示す。本変形例の仕切り部120Bは、木材から形成されている。なお、仕切り部120Bの材質は、限定されず、例えば、金属又は樹脂等であってもよい。
【0070】
仕切り部120Bが有する仕切り片124Bは、厚み方向が左右方向と略平行な板状に形成されている。仕切り部120Bが有する連結片121Bは、仕切り片124Bの後面上端部に接続されている。連結片121Bが有する嵌込部133Bは、下方に向かって開口した凹溝によって構成されている。
【0071】
(変形例3)
図9に変形例3の引出し110Cを示す。本変形例の引出し110Cは、図8に示す変形例2の仕切り部120Bを複数有している。引出し110Cは、筐体150を更に有している。筐体150は、上面が開口した略矩形状の箱状に形成されている。筐体150は、樹脂から形成されている。なお、筐体150の材質は、樹脂に限定されない。筐体150は、例えば、金属又は木材等から形成されてもよい。
【0072】
筐体150は、複数の仕切り部120Bと第2区画部141との間(すなわち、物品収納空間1270)に配置されている。筐体150は、例えば、第2区画部141に着脱可能に連結される。
【0073】
筐体150は、複数の仕切り部120Bと第2区画部141との間に丁度収まった状態で配置されている。筐体150の高さは、仕切り片124Bの高さよりも低い。このため、調理器具収納空間1271に配された調理器具M1の取っ手M11を筐体150の上端部151が支持することができる。
【0074】
本変形例の引出し110Cにあっては、調理器具収納空間1271に配された調理器具N1,M1のサイズが小さく、支持部140に取っ手M11を支持させることができない場合であっても、取っ手M11を筐体150の上端部151によって支持させることができる。このため、サイズが小さい調理器具N1,M1を縦置きにした状態で安定して収納することができる。なお、筐体150には、筐体150の上面を閉じる蓋が取り付けられてもよい。また、筐体150には、調理器具N1,M1に付帯する蓋N12、M12等を縦置きにした状態で収納することができ、この点でも引出し110の収納空間10を有効に利用することができる。
【0075】
(変形例4)
図10に変形例4の仕切り部120Dを示す。本変形例の仕切り部120Dは、樹脂から形成されている。なお、仕切り部120Dの材質は、限定されない。例えば、仕切り部120Dは、木材又は金属等から形成されてもよい。
【0076】
仕切り部120Dが有する第1仕切り片部1241D及び第2仕切り片部1242Dの各々は、厚み方向が左右方向と平行な板状に形成されている。
【0077】
仕切り片124Dは、二つの連結片部132、136Dを有している。連結片部136Dは、第1仕切り片部1241Dと第2仕切り片部1242Dとの前端部同士を連結している。連結片部132は、第1仕切り片部1241Dと第2仕切り片部1242Dとの後端部同士を連結している。仕切り部120Dが有する連結片121Dは、連結片部132に接続されている。連結片121Dが有する嵌込部133Dは、下方に向かって開口した凹溝によって構成されている。
【0078】
(変形例5)
図11に変形例5の仕切り部120Eを示す。本変形例の仕切り部120Eは、仕切り片部1241Eを一つだけ有しており、蓋収納空間125を有してない。仕切り片部1241Eは、厚み方向が左右方向と直交する板状に形成されている。持ち手係止部123Eは、仕切り片部1241Eの水平な上端面によって構成されている。仕切り片124Eは、実施形態の連結片部136に代えて、支持片部137を有している。支持片部137は、厚み方向が上下方向と平行な板状に形成されている。支持片部137は、仕切り片部1241Eの下端に接続されている。
【0079】
仕切り部120Eは、支持片部137が、引出本体114の底部111(図2参照)の上面に接した状態で、引出本体114に取り付けられる。このため、仕切り部120Eは、仕切り片部1241Eを一つだけしか有さないにもかかわらず、転倒し難い。
【0080】
(変形例6)
図12に変形例6の引出し110Fを示す。本変形例の引出し110Fは、支持部140F(第2区画部141F)が、左右方向に直線状に延びた棒状に形成されている。支持部140Fは、木材から形成されている。なお、支持部140の材質は、木材に限定されず、樹脂又は金属等であってもよい。支持部140Fは、引出本体114の底部111から上方に離れて位置している。
【0081】
本変形例の引出し110Fは、複数の第3区画部146を更に有している。複数の第3区画部146は、引出本体114の前面部112と支持部140Fとの間において、左右方向に並んでいる。各第3区画部146は、前後方向に直線状に延びた棒状の補助棒部によって構成されている。各第3区画部146は、後端部が支持部140Fに接続されており、前端部が前面部112に接続されている。複数の第3区画部146は、引出本体114の前面部112と支持部140との間に形成された前方収納空間142を左右に仕切っている。すなわち、前方収納空間142は、複数の第3区画部146によって仕切られた、左右方向に並ぶ複数の収納領域を有している。
【0082】
支持部140Fは、前面部112に連結された複数の第3区画部146によって支持される。このため、支持部140Fは、引出本体114の左側の側面部1141及び第1区画部115に接続されなくてもよい。なお、支持部140Fは、側面部1141及び第1区画部115に接続されてもよい。
【0083】
(変形例7)
図13に、変形例7の引出し110Gを示す。なお、図13では、仕切り部120の図示を省略している。本変形例110の引出し110Gは、摩擦シート160を更に有している。摩擦シート160は、第4領域14の底部111(底部111において後面部113と第2区画部141との間に位置する部分)の上に取り外し可能に設置されている。摩擦シート160の上面は、第4領域14の底部111の上面よりも、摩擦抵抗が大きい。
【0084】
摩擦シート160は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン又はポチエチレン等の樹脂から形成されている。なお、摩擦シート160は、ポリテトラフルオロエチレン及びポチエチレン以外の樹脂から形成されてもよい。また、摩擦シート160は、樹脂以外の材料から形成されてもよい。仕切り部120(図3参照)は、摩擦シート160の上面に設置されている。
【0085】
本変形例では、調理器具N1,M1を摩擦シート160の上面に置いた状態で、調理器具収納空間1271に収納することができる。この場合、調理器具収納空間1271に縦置きで配置された調理器具N1,M1が、摩擦シート160によって滑り難くなる。また、片手鍋等の取っ手が短い調理器具N1,M1(図5参照)を縦置きにした状態で収納したときには、摩擦シート160が調理器具N1,M1の一部を固定する。このため、取っ手が支持部140で支持できない調理器具N1,M1であっても、安定して縦置きすることができる。
【0086】
(変形例8)
図14に、変形例8のフロアキャビネット100Hを示す。本変形例のフロアキャビネット100Hは、引出し110Hが、複数の開口部106のうち、最下段に位置する開口部106よりも上方に位置する開口部106を通じてキャビネット部101に収納される。
【0087】
(変形例9)
図15に、変形例9の引出し110Iを示す。本変形例の引出し110Iの左右一対の側面部1141I,1142Iの各々は、上下方向に間隔をあけて並んだ複数の壁材211,212を有している。本変形例の各側面部1141I,1142Iは、複数の壁材として、上壁材211と下壁材212との二つの壁材を有している。各側面部114I,1142Iにおいて、上壁材211は下壁材212の上方に離れて位置している。また、上壁材211及び下壁材212の各々は、矩形板状又は前後方向に延びた棒状に形成されている。なお、上壁材211及び下壁材212の各々は、板状又は棒状に限定されず、網状等であってもよい。また、各側面部1141I,1142Iが有する壁材の数は、限定されず、一つ又は三つ以上であってもよい。また、引出し110Iの後面部113も、各側面部1141I,1142Iと同様に、一つ又は複数の壁材で構成されてもよい。また、本変形例の第2区画部141(支持部140)は、板状に形成されているが、第2区画部141は、板状に形成されたものに限定されず、例えば、後述する図18に示す引出し110Lと同様に、棒状に形成されてもよい。
【0088】
(変形例10)
図16に、変形例10の仕切り部120Jを示す。本変形例の仕切り部120Jは、載置片221を更に有している。本変形例では、仕切り片124Jの下端部が、その上方部よりも左右方向の外側に向かって延び出ており、この部分によって載置片221が構成されている。載置片221には、仕切り部120Jに隣接する調理器具収納空間1271(図2参照)に配置された調理器具N1,M1が載せられる。載置片221は、前後方向に並んだ複数の線材2211を有している。各線材2211は、左右方向と平行な直線状に延びている。載置片221に載せられた調理器具N1,M1は、複数の線材2211に引っ掛かり、前後方向に滑りにくい。このため、調理器具収納空間1271には、調理器具N1,M1を縦置きにした状態で安定して収納することができる。また、この場合、変形例7のように、引出本体114の底部111上に摩擦シート160を設置する必要がない。また、載置片221の複数の線材2211は、蓋収納空間125の下方位置まで延びている。このため、蓋収納空間125に配された蓋N12、M12を複数の線材2211に載せることができる。この場合も、蓋N12、M12は、複数の線材2211に引っ掛かり、前後方向に滑りにくい。
【0089】
また、仕切り部120Jは、支持片部222を更に有している。本変形例では、仕切り部120Jが有する連結片部132Jが、仕切り片124Jよりも左右方向の外側に向かって延び出ており、この部分によって支持片部222が構成されている。
【0090】
支持片部222は、上下方向に並んだ複数の線材2221を有している。各線材2221は、左右方向と平行な直線状に延びている。載置片221に載せられた調理器具N1,M1は、支持片部222の複数の線材2221に引っ掛かり、上下方向に滑りにくい。したがって、調理器具収納空間1271には、調理器具N1,M1を縦置きにした状態でより安定して収納することができる。また、調理器具収納空間1271に配置された調理器具N1,M1と、引出本体114の底部111との間には、載置片221が位置するため、調理器具N1,M1が底部111に接触して底部111が傷付くことも抑制される。
【0091】
また、支持片部222の複数の線材2221は、蓋収納空間125の後方位置まで延びている。このため、蓋収納空間125に配された蓋N12、M12は複数の線材2221に引っ掛かり、上下方向に滑りにくい。したがって、蓋収納空間125に縦置きで配置された蓋も、安定して収納することができる。
【0092】
なお、本変形例の載置片221及び支持片部222の各々は、仕切り片124の左右方向における片側である左側にのみ延び出ているが、右側にのみ延び出てもよいし、左右両側に延び出てもよい。また、仕切り部120Jは載置片221及び支持片部222のうち載置片221のみを有してもよいし、支持片部222のみを有してもよい。
【0093】
(変形例11)
図17に、変形例11の仕切り部120Kを示す。本変形例の仕切り部120Kが有する仕切り片124Kは、図10に示す変形例4の仕切り片124Kと同様、第1仕切り片部1241D及び第2仕切り片部1242Dを有している。
【0094】
仕切り部120Kは、載置片221Kを更に有している。本変形例では、仕切り片124Kの下端部が、その上方部よりも左右方向の外側に向かって延び出ており、この部分によって載置片221Kが構成されている。載置片221Kは、厚み方向が上下方向と平行な板状に形成されている。載置片221Kには、仕切り部120Kに隣接する調理器具収納空間1271(図2参照)に配置された調理器具N1,M1が載せられる。この場合、調理器具収納空間1271に配置された調理器具N1,M1と、引出本体114の底部111との間には、載置片221Kが位置するため、調理器具N1,M1が底部111に接触して底部111が傷付くことが抑制される。
【0095】
仕切り部120Kは、支持片部222Kを更に有している。本変形例では、仕切り片124Kが有する連結片部132Kが、仕切り片124Kよりも左右方向の外側に向かって延び出ており、この部分によって支持片部222Kが構成されている。
【0096】
仕切り部120Kは、底片部226を更に有している。底片部226は、第1仕切り片部1241Dと第2仕切り片部1242Dとの下端部同士を接続している。
【0097】
載置片220K、支持片部222K、底片部226及び連結片部132Kの各々は、表面の摩擦抵抗が大きい材料から形成されることが好ましい。この場合、引出し110を引き出した際に、縦置きした状態で収納された調理器具N1,M1又は蓋N12,M12が、載置片220K、支持片部222K、底片部226又は連結片部132Kに接触して滑り難くなる。
【0098】
なお、本変形例の載置片221K及び支持片部222Kの各々は、仕切り片124の左右方向における片側である左側にのみ延び出ているが、右側にのみ延び出てもよいし、左右両側に延び出てもよい。また、仕切り部120Kは載置片221K及び支持片部222Kのうち載置片221Kのみを有してもよいし、支持片部222Kのみを有してもよい。
【0099】
(変形例12)
図18に変形例12の引出し110Lを示す。本変形例の引出し110Lが有する各側面部1141L,1142Lは、変形例9の側面部1141I,1142Iと同様に、上下方向に間隔をあけて並んだ複数の壁材211L,212Lを有している。各側面部1141l,1142Lは、複数の壁材として、上壁材211Lと下壁材212Lとの二つの壁材を有している。各側面部1141L,1142Lにおいて、上壁材211Lは下壁材212Lの上方に離れて位置している。また、上壁材211L及び下壁材212Lの各々は、矩形板状又は前後方向に延びた棒状に形成されている。なお、上壁材211L及び下壁材212Lの各々は、網状等であってもよい。また、各側面部1141L,1142Lが有する壁材の数は、限定されず、一つ又は三つ以上であってもよい。また、引出し110Lの後面部113も、各側面部1141L,1142Lと同様に、一つ又は複数の壁材で構成されてもよい。
【0100】
引出本体114Lの第1区画部115L及び第2区画部141L(支持部140)の各々は、棒状に形成されており、底部111から上方に離れた位置に配されている。
【0101】
引出本体114Lは、第3区画部146を更に有している。第3区画部146は、第4領域14に位置している。第3区画部146は、左右方向に直線状に延びた棒状に形成されている。第3区画部146は、一端が引出本体114の左側の側面部1141Lに接続され、他端が第1区画部115に接続されている。第3区画部146は、底部111から上方に離れた位置に配されている。
【0102】
第3区画部146は、第4領域14を前後に仕切っている。第4領域14は、第3区画部146によって仕切られた第5領域15及び第6領域16を有している。第5領域15は、第3区画部146の前方に位置する領域であり、第6領域16は、第3区画部146の後方に位置する領域である。
【0103】
本変形例の引出し110Lでは、複数の仕切り部120が第5領域15に配置されている。各仕切り部120は、嵌込部133に第3区画部146が嵌め込まれることで、第3区画部146に対して着脱可能に連結されている。本変形例の引出し110Lにおいても、複数の仕切り部120と第2区画部141(支持部140)との間に、左右方向に延びた物品収納空間1270が形成されている。
【0104】
(変形例13)
図19に変形例13の引出し110Mを示す。本変形例の各仕切り部120Mは、引出本体114Mの底部111Mに固定されている。各仕切り部120Mは、連結片121を有しておらず、磁力によって引出本体114Mの底部111Mに固定されている。
【0105】
具体的には、本変形例の底部111Mは、磁石を有している。磁石は、永久磁石であり、底部111Mの一部又は底部111の全部が磁石によって構成されている。各仕切り部120Mは、例えば、鉄等の強磁性体から形成されている。各仕切り部120は、図19に示すように、底部111Mの上面に置くことで、底部111Mが有する磁石の磁力により、底部111に対して固定される。なお、本変形例では、底部111Mが磁石を有し、仕切り部120Mが強磁性体から形成されたが、仕切り部120Mが磁石を有し、底部111Mが強磁性体から形成されてもよい。また、各仕切り部120Mを底部111に固定するための手段は、磁力に限定されない。例えば、各仕切り部120Mは、底部111に嵌め込み、引掛け又は貼り付け、接着等によって底部111に固定されてもよい。
【0106】
本変形例のように各仕切り部120Mを底部111に固定する場合、各仕切り部120Mを後面部113から前方に離れた位置に配置することができ、各仕切り部120Mを設置する位置の自由度が高い。
【0107】
(変形例14)
図20に変形例14の引出し110Nを示す。本変形例の引出し110Nは、仕切り部120に代えて、仕切り部120Nを有している。仕切り部120Nは、一つ又は複数の棒材1200によって構成されている。例えば、仕切り部120Nは、図20に示すように、前後方向に間隔をあけて並んだ複数の棒材1200を有している。各棒材1200は、上下方向に延びている。各棒材1200の下端部は、引出本体114の底部111に固定されている。このような仕切り部120Mによっても、引出本体114内の収納空間10を仕切ることにより、引出本体114内に、複数の調理器具収納空間1271を形成することができる。
【0108】
(変形例15)
図21に変形例15の引出し110Oを示す。本変形例の引出し110Oは、仕切り部120に代えて、仕切り部120Oを有している。仕切り部120Oは、連結片121Oが仕切り部120Oの前端部に位置し、仕切り片124Oが連結片121Oから後方に向かって延び出ている。仕切り片124Oは、図10に示す変形例4の仕切り片124Dと同様に、左右方向に間隔をあけて配置された一対の仕切り片部1241Oを有している。ただし、仕切り片124Oの前部1244の高さは、仕切り片124Oの後部1245の高さと比較して非常に低い。
【0109】
仕切り片124Oは、連結片121Oが第2区画部141(支持部140)に取り付けられている。仕切り片124Oの後部1245は、第2区画部141から後方に離れて位置している。仕切り片124Oの後部1245と第2区画部141との間には、物品収納空間1270が形成されている。
【0110】
物品収納空間1270は、仕切り片124Oの前部1244の上方に位置している。仕切り片124Oの前部1244は、例えば、引出本体114の底部111の上面に沿った板状、棒状、又は網状等に形成されており、前部1244の高さは極めて低い。このため、本変形例の物品収納空間1270も、上述した実施形態の物品収納空間1270と同様に、物品を収納するために利用することができる。
【0111】
(変形例16)
図22に変形例16の引出し110Pを示す。本変形例の引出し110Pは、仕切り部120に代えて、仕切り部120Pを有している。仕切り部120Pは、例えば、変形例13の仕切り部120と同様に、磁力によって引出本体114の底部111に固定される。なお、仕切り部120は、例えば、引出本体114の後面部113、側面部1141,1142、第1区画部115又は第2区画部141等、引出本体114の底部111以外の箇所に固定されてもよい。また、仕切り部120が引出本体114に固定される手段は、限定されず、例えば、嵌め込み、引掛け、貼り付け又は接着等によって底部111に固定されてもよい。
【0112】
仕切り部120Pは、仕切り片124Pを有し、仕切り片124Pは、左右一対の仕切り片部1241P,1242Pを有している。各仕切り片部1241P,1242Pは、前方から見て、上方に行く程左右方向の一方側に位置するように傾斜している。このため、調理器具収納空間1271に配置した調理器具N1,M1を上下方向に対して傾いた状態で縦置きし、この調理器具N1,M1を仕切り片124Pによって倒れないように支持することができる。この場合、上下方向に対して傾いた状態で縦置きされた調理器具N1,M1は、上方から見て識別しやすく、見つけやすい。
【0113】
(変形例17)
図23に変形例17の引出し110Qを示す。本変形例の引出し110Qは、第2区画部141を有していない。また、第1区画部115Qは、前後方向に延びた棒状に形成されている。
【0114】
引出し110Qが有する各仕切り部120は、収納空間10Qの第2領域12に配置されている。各仕切り部120は、連結片121が引出本体114Qの右側の側面部1142に連結されることで、側面部1142に取り付けられている。各仕切り部120は、側面部1142から左方に向かって延び出ている。複数の仕切り部120は、第2領域12を前後方向に並ぶ複数の調理器具収納空間1271Qに仕切っている。すなわち、第2領域12は、複数の仕切り部120によって仕切られた前後方向に並ぶ複数の調理器具収納空間1271Qを有している。
【0115】
本変形例の支持部140Qは、第1区画部115Qによって構成される。すなわち、各調理器具収納空間1271Qに配置された調理器具N1,M1の取っ手N11,M11は、第1区画部115Qの上端部によって支持される。また、第2領域12は、第1区画部115Qと複数の仕切り部120との間に形成された物品収納空間1270Qを有している。
【0116】
(態様)
以上説明した実施形態及び変形例1〜17から明らかなように、第1の態様の引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)は、以下に示す構成を有する。引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)は、引出本体(114,114F,114L,114M,114Q)、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)及び支持部(140,140F,140L,140Q)を備える。引出本体(114,114F,114L,114M,114Q)は、上方に開口した収納空間(10,10L,10Q)を有し、キッチン用フロアキャビネット(100,100H)に引出可能に収納される。仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)は、収納空間(10,10L,10Q)に位置する。支持部(140,140F,140L,140Q)は、収納空間(10,10L,10Q)に位置する。収納空間(10,10L,10Q)は、複数の調理器具収納空間(1271,1271Q)を有する。複数の調理器具収納空間(1271,1271Q)は、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)によって仕切られる。複数の調理器具収納空間(1271,1271Q)は、水平な第1方向に並ぶ。支持部(140,140F,140L,140Q)は、第1方向に直交する水平な第2方向において仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)と並び、調理器具収納空間(1271,1271Q)に収納された調理器具(N1,M1)の取っ手(N11,M11)を支持可能である。収納空間(10,10L,10Q)は、物品収納空間(1270,1270Q)を更に有する。物品収納空間(1270,1270Q)は、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)と支持部(140,140F,140L,140Q)との間に形成される。調理器具収納空間(1271,1271Q)の下端から支持部(140)の上端までの上下方向における寸法(L1)は、調理器具収納空間(1271,1271Q)の前記第2方向における寸法と、物品収納空間(1270,1270Q)の前記第2方向における寸法とを足した寸法(L2)の1/2以上である。
【0117】
この態様によれば、調理器具収納空間(1271,1271Q)に調理器具(N1,M1)が配置された際において、取っ手(N11,M11)の下方に位置するスペースを、物品収納空間(1270,1270Q)とし、引出し本体(114,114F,114L,114M,114Q)が有する収納空間(10,10L,10Q)を有効に活用できる。また、調理器具収納空間(1271,1271Q)と物品収納空間(1270,1270Q)とで構成された空間に、手調理器具(N1,M1)を、取っ手(N11,M11)が前方に行くほど上方に位置するように傾斜した状態で収納することができる。このため、利用者は、調理器具(N1,M1)を引出し(110)から容易に取り出すことができる。
【0118】
第2の態様の引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様の仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)は、引出本体(114,114F,114L,114M,114Q)に固定される。
【0119】
この態様によれば、キッチン用フロアキャビネット(100,100H)から引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)を出し入れする際等に、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)が動き難い。
【0120】
第3の態様の引出し(110M,110P)は、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様の引出し(110M,110P)は、以下に示す構成を有する。引出本体(114M)は、底部(111M)を更に有する。底部(111M)は、収納空間(10)の下方に位置する。仕切り部(120M)は、底部(111M)に固定される。
【0121】
この態様によれば、各仕切り部(120M)を設置する位置の自由度を高くすることができる。
【0122】
第4の態様の引出し(110O)は、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様の仕切り部(120O)は、支持部(140)に固定される。
【0123】
この態様によれば、仕切り部(120O)を支持部(140)に固定することができる。
【0124】
第5の態様の引出し(110O)は、第4の態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様の引出し(110O)は、以下に示す構成を有する。仕切り部(120O)の上方に物品収納空間(1270)が形成される。
【0125】
この態様によれば、仕切り部(120O)の上方のスペースを物品収納空間(1270)として利用できる。
【0126】
第6の態様の引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)は、第1〜第5のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様の引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110L,110M,110N,110O,110P,110Q)は、以下に示す構成を有する。収納空間(10,10L,10Q)は、隣接収納空間(1272)を有する。隣接収納空間(1272)は、前記第2方向において仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)と隣接する。支持部(140,140F,140L,140Q)は、隣接収納空間(1272)に位置する。隣接収納空間(1272)は、二つの収納領域を有する。前記二つの収納領域は、支持部(140,140F,140L,140Q)によって仕切られる。前記二つの収納領域は、第2方向に並ぶ。前記二つの収納領域のうち仕切り部((120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)側に位置する一方の収納領域が、物品収納空間(1270,1270Q)である。
【0127】
この態様によれば、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O,120P)に隣接する隣接収納空間(1272)を支持部(140,140F,140L,140Q)によって仕切ることで、物品収納空間(1270)を含む二つの収納領域を形成することができる。
【0128】
第7の態様の引出し(110)は、第6の態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様の引出しは、以下に示す構成を有する。引出本体(114)は、前面部(112)を更に有する。前面部(112)は、引出本体(114)の前面を構成する。隣接収納空間(1272)は、前面部(112)と仕切り部(120)との間に形成された空間である。前記二つの収納領域のうち、物品収納空間(1270)とは別の収納領域は、前面部(112)と支持部(140)との間に形成される。
【0129】
この態様によれば、引出本体(114)の手前側に、前記二つの収納領域を形成することができる。
【0130】
第8の態様の引出し(110)は、第1〜第7のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現され得る。第8の態様の引出しは、以下に示す構成を有する。仕切り部(120)は、前記第2方向に見て、上下方向に対して傾斜する仕切り片(124)を有する。
【0131】
この態様によれば、調理器具収納空間(1271)に配置した調理器具(N1,M1)を上下方向に対して傾いた状態で縦置きし、この調理器具(N1,M1)を仕切り片(124P)によって倒れないように支持することができる。この場合、上下方向に対して傾いた状態で縦置きされた調理器具(N1,M1)は、上方から見て識別しやすく、見つけやすい。
【0132】
第9の態様の引出し(110)は、第1〜第8のいずれか一つの態様との組み合わせにより実現され得る。調理器具収納空間(1271,1271Q)の下端から支持部(140)の上端までの上下方向における寸法(L1)は、調理器具収納空間(1271,1271Q)の前記第2方向における寸法と、物品収納空間(1270,1270Q)の前記第2方向における寸法とを足した寸法(L2)の1/2以上である。
【0133】
この態様によれば、調理器具収納空間(1271,1271Q)と物品収納空間(1270,1270Q)とで構成された空間に、手調理器具(N1,M1)を、取っ手(N11,M11)が前方に行くほど上方に位置するように傾斜した状態で収納することができる。このため、利用者は、調理器具(N1,M1)を引出し(110)から容易に取り出すことができる。
【0134】
また、別の態様の引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110M,110N,110O,110P)は、以下に示す構成を有する。引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110M,110N,110O,110P)は、キッチン用フロアキャビネット(100,100H)の開口部(106)において前後方向に出し入れされる。引出し(110,110C,110F,110G,110H,110I,110M,110N,110O,110P)は、底板(111)と前面板(112)と背面板(113)と左右一対の側面板(1141,1142)とを有し、上面が開口している。引出し(110)は、仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O)と、支持部(140,140F,140Q)とを有する。仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O)は、背面板(113)に一辺(121)が連結され、他辺(122)が前面板(112)側に延出して一対の側面板(1141,1142)間を複数の調理器具収納空間(1271,1271Q)に仕切る。支持部(140,140F,140Q)は、前面板(112)と仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O)の他辺(122)との間の手前収納空間(1272)を前後に仕切り、調理器具(N1,M1)の取っ手(N11,M11)を支持可能である。
【0135】
この態様によれば、前面板(112)と仕切り部(120,120A,120B,120D,120E,120J,120K,120M,120N,120O)の他辺(122)との間の手前収納空間(1272)を有効に利用することができる。
【符号の説明】
【0136】
L1 寸法
L2 寸法
N1 調理器具
M1 調理器具
N11 取っ手
M11 取っ手
10 収納空間
100 キッチン用フロアキャビネット
106 開口部
110 引出し
111 底部(底板)
112 前面部(前面板)
113 後面部(背面板)
114 引出本体
1141 側面部
1142 側面部
120 仕切り部
121 一端部(仕切り部の一辺)
122 他端部(仕切り部の他辺)
1270 物品収納空間
1271 調理器具収納空間
1272 隣接収納空間(手前収納空間)
140 支持部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23