特許第5717486号(P5717486)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許5717486景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5717486
(24)【登録日】2015年3月27日
(45)【発行日】2015年5月13日
(54)【発明の名称】景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20150423BHJP
【FI】
   A63F7/02 329
【請求項の数】8
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2011-60278(P2011-60278)
(22)【出願日】2011年3月18日
(65)【公開番号】特開2012-192128(P2012-192128A)
(43)【公開日】2012年10月11日
【審査請求日】2014年2月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001432
【氏名又は名称】グローリー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114306
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 史郎
(72)【発明者】
【氏名】要 雄喜
【審査官】 福田 知喜
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−086642(JP,A)
【文献】 特開2008−080063(JP,A)
【文献】 特開2009−000385(JP,A)
【文献】 特開平08−141192(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置であって、
同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、
前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段と
を備えたことを特徴とする景品管理装置。
【請求項2】
新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を受け付けた場合に、該景品金額グループの識別情報に対応する景品金額を前記景品金額グループデータから検索し、検索した景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数並びに前記新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を前記景品マスタデータに追加登録する追加登録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の景品管理装置。
【請求項3】
前記更新処理手段は、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定する算定手段と、景品金額が変更された景品金額グループの識別情報が対応づけられた景品の識別情報を前記記憶手段に記憶された景品マスタデータから検索する検索手段と、前記検索手段により検索された景品の識別情報に対応する前記景品マスタデータ内の遊技媒体数を前記算定手段により算定された遊技媒体数に置換する置換手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の景品管理装置。
【請求項4】
前記記憶手段は、景品の識別情報ごとに前記景品金額の識別情報及び該景品の景品交換に要する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータを記憶し、前記更新処理手段は、前記記憶手段に記憶された景品金額グループデータのいずれかの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記記憶手段に記憶された景品マスタデータの前記識別情報を有する景品の景品交換に要する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を一括更新処理することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の景品管理装置。
【請求項5】
前記記憶手段は、前記景品金額グループの識別情報、景品金額並びに変更前の景品金額を対応付けた景品金額グループデータを記憶し、前記更新処理手段は、前記記憶手段に記憶された景品金額グループデータのいずれかの識別情報に対応する景品金額を変更前の景品金額に戻す所定の操作がなされた場合に、変更前の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記記憶手段に記憶された景品マスタデータの前記識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の景品管理装置。
【請求項6】
景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置であって、
同一の交換価値として取り扱う景品が属する景品価値グループの識別情報と基準交換価値とを対応付けた景品価値グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品価値グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、
前記景品価値グループデータに設定されたいずれかの景品価値グループの識別情報に対応する基準交換価値が変更された場合に、変更後の基準交換価値に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品価値グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段と
を備えたことを特徴とする景品管理装置。
【請求項7】
景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置を含む景品管理システムであって、
同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、
前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段と
を備えたことを特徴とする景品管理システム。
【請求項8】
景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置の景品管理方法であって、
同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶部に格納する格納工程と、
前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理工程と
を含んだことを特徴とする景品管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法に関し、特に、景品交換対象となる景品に関する情報の登録並びに修正を効率良く行うことができる景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチンコ遊技を提供する遊技店では、景品カウンターにおいて、遊技客が遊技で獲得した玉数と引き換えに所望の景品を提供する景品交換サービスを行っている。かかる景品交換サービスを提供する装置として、計数レシート、会員カード若しくは持玉カードを通じて玉数を景品に交換する景品交換装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この景品管理装置では、景品とその景品の交換に要する玉数(以下、「交換玉数」と言う)とを対応付けた景品マスタデータを用いて景品交換処理を行うことになる。
【0003】
かかる景品マスタは、遊技店に景品が納入される際に該景品名及び交換玉数等を人手で入力する必要がある。特に、異なる複数の貸出レート(以下、単に「レート」と言う)が存在する場合には、交換玉数の設定作業が繁雑となる。
【0004】
このため、異なる複数の貸出レートの玉数を景品に交換する場合に、交換玉数の設定作業を簡素化し、景品マスタデータの設定作業を効率良く行う技術が知られている。例えば、特許文献2には、基準貸出レートとそれ以外の他の貸出レートとの比率に基づいて、基準貸出レートの交換玉数を他の貸出レートの交換玉数に換算し、換算した他の貸出レートの交換玉数を景品マスタに記憶するよう構成した景品管理装置が開示されている。この特許文献2を用いることにより、基準貸出レートの交換玉数を景品マスタデータに登録しさえすれば、他の貸出レートの交換玉数を人手で登録する手間をなくすことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−331146号公報
【特許文献2】特開2009−000385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献2を用いたとしても、基準貸出レートの交換玉数については景品毎に人手で入力しなければならない。また、基準貸出レートの交換玉数が変わった場合には、該当する景品の基準貸出レートの交換玉数をそれぞれ人手で修正しなければならない。このため、依然として景品マスタデータの登録及び修正に関する人的労力を要する結果となる。
【0007】
そもそも、飲料や菓子等の一般景品は、特殊景品に交換処理した端数が交換処理されることが多く、遊技客が特定の一般景品に強い拘りを持つケースは比較的少なく、交換対象となる一般景品の種別を店員に任せる遊技客が多いのが実情である。このため、遊技店における景品交換の効率化並びに景品登録・修正作業の効率化の観点から景品交換処理の見直しが求められている。
【0008】
これらのことから、景品交換対象となる景品に関する情報の登録並びに修正をいかに効率良く行うかが重要な課題となっている。なお、かかる課題は、玉数を景品に交換処理する場合だけではなく、メダル数を景品に交換処理する場合にも同様に生ずる課題である。
【0009】
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためになされたものであって、景品交換対象となる景品に関する情報の登録及び修正を効率良く行うことができる景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置であって、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記発明において、新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を受け付けた場合に、該景品金額グループの識別情報に対応する景品金額を前記景品金額グループデータから検索し、検索した景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数並びに前記新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を前記景品マスタデータに追加登録する追加登録手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上記発明において、前記更新処理手段は、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定する算定手段と、景品金額が変更された景品金額グループの識別情報が対応づけられた景品の識別情報を前記記憶手段に記憶された景品マスタデータから検索する検索手段と、前記検索手段により検索された景品の識別情報に対応する前記景品マスタデータ内の遊技媒体数を前記算定手段により算定された遊技媒体数に置換する置換手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、上記発明において、前記記憶手段は、景品の識別情報ごとに前記景品金額の識別情報及び該景品の景品交換に要する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータを記憶し、前記更新処理手段は、前記記憶手段に記憶された景品金額グループデータのいずれかの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記記憶手段に記憶された景品マスタデータの前記識別情報を有する景品の景品交換に要する複数の貸出レート毎の遊技媒体数を一括更新処理することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上記発明において、前記記憶手段は、前記景品金額グループの識別情報、景品金額並びに変更前の景品金額を対応付けた景品金額グループデータを記憶し、前記更新処理手段は、前記記憶手段に記憶された景品金額グループデータのいずれかの識別情報に対応する景品金額を変更前の景品金額に戻す所定の操作がなされた場合に、変更前の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記記憶手段に記憶された景品マスタデータの前記識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理することを特徴とする。
【0015】
また、本発明は、景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置であって、同一の交換価値として取り扱う景品が属する景品価値グループの識別情報と基準交換価値とを対応付けた景品価値グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品価値グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、前記景品価値グループデータに設定されたいずれかの景品価値グループの識別情報に対応する基準交換価値が変更された場合に、変更後の基準交換価値に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品価値グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
また、本発明は、景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置を含む景品管理システムであって、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶する記憶手段と、前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、本発明は、上記発明において、景品の景品識別情報と該景品の景品交換に要する遊技媒体数を景品マスタデータに対応付けて管理するとともに、前記景品マスタデータを参照して遊技媒体数を景品交換処理する景品管理装置の景品管理方法であって、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに前記景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶部に格納する格納工程と、前記景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により前記景品マスタデータ内に設定された前記景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理する更新処理工程とを含んだことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループの識別情報と景品金額を対応付けた景品金額グループデータと、景品の識別情報ごとに景品金額グループの識別情報及び該景品の景品交換に要する遊技媒体数を対応付けた景品マスタデータとを記憶部に記憶しておき、景品金額グループデータに設定されたいずれかの景品金額グループの識別情報に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数により景品マスタデータ内に設定された景品金額グループの識別情報を有する景品の景品交換に要する遊技媒体数を一括更新処理するよう構成したので、景品交換対象となる景品に関する情報の修正を効率良く行うことができる。
【0019】
また、本発明によれば、新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を受け付けた場合に、該景品金額グループの識別情報に対応する景品金額を景品金額グループデータから検索し、検索した景品金額に対応する遊技媒体数を算定し、算定した遊技媒体数並びに新たな景品の識別情報及び景品金額グループの識別情報を景品マスタデータに追加登録するよう構成したので、景品交換対象となる景品に関する情報の登録を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1図1は、本実施例1に係る遊技媒体処理システムのシステム構成を示す図である。
図2図2は、図1に示した景品管理装置及びリーダライタの外観構成を示す図である。
図3図3は、図1に示した景品管理装置の内部構成を示す図である。
図4図4は、図3に示した景品金額グループデータの一例を示す図である。
図5図5は、図3に示した景品マスタデータ及び玉単価データの一例を示す図である。
図6図6は、客側表示部に表示するメインメニューの一例を示す図である。
図7図7は、景品金額グループ設定用のサブメニューの一例を示す図である。
図8図8は、景品マスタの登録用のサブメニューの一例を示す図である。
図9図9は、景品金額グループの変更用のサブメニューの一例を示す図である。
図10図10は、図3に示した景品データ登録部の処理手順を示すフローチャートである。
図11図11は、図3に示した景品金額グループ変更部の処理手順を示すフローチャートである。
図12図12は、図3に示した景品金額グループデータの別の例を示す図である。
図13図13は、景品金額グループ管理される景品と個別管理される景品の両方に対応する景品マスタデータの一例を示す図である。
図14図14は、基準交換玉数グループ番号を用いる場合の基準交換玉数テーブル及び景品マスタデータの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、遊技客により獲得された玉数を一般景品に交換処理する場合を中心に説明する。
【実施例1】
【0022】
まず、本実施例1に係る遊技媒体処理システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例に係る遊技媒体処理システムのシステム構成を示す図である。本発明に係る景品管理装置及び景品管理システムは、この遊技媒体処理システムに含まれる。
【0023】
同図に示すように、この遊技媒体処理システムでは、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、景品管理装置60と、島端計数機80と、精算機90とが通信回線100を介して接続されている。なお、複数の遊技機20及び台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して通信回線100に接続されて遊技島を形成する。また、景品管理装置60にはリーダライタ70及び特殊景品払出装置75が接続されて景品カウンターに設置される。
【0024】
遊技機20は、パチンコ玉を遊技領域に打ち込んで遊技客がパチンコ遊技を行うパチンコ機等の装置である。台間カード処理機10は、遊技機20に対する玉貸し処理、遊技機20で獲得したパチンコ玉の計数処理、計数したパチンコ玉を持玉として再投出する処理、貯玉の再プレイ処理などを行う装置である。
【0025】
この台間カード処理機10には、遊技客が獲得した玉数を計数する各台計数機が設けられている。この各台計数機で計数された玉数は、持玉数として台間カード処理機10内部のメモリに記憶される。遊技客が所定の持玉払出操作を行うと、この持玉数から所定数が減算処理されるとともに、所定数の玉がノズルを介して遊技機20の上皿に投出される。
【0026】
また、遊技客が、所定のカード返却操作を行うと、台間カード処理機10内部のメモリに記憶した持玉数がカードに記憶されるとともに、該カードのカードID及び持玉数がカード管理装置40に通知され、その後にカードが排出される。このため、遊技客は、このカードを他の遊技機20に併設された台間カード処理機10に挿入して持玉払出操作を行うことで、他の遊技機で遊技を行うことができる。また、現金で遊技を開始する遊技客のために、台間カード処理機10には予め複数枚の一般カードが収納されている。
【0027】
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカード情報として管理する管理装置である。このカード情報は、プリペイド価値及び持玉数がカードIDに対応付けられた情報である。
【0028】
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカードID及び持玉数を含む更新依頼を受信したならばカード情報を更新し、台間カード処理機10からカードIDを含む問合せ依頼を受信したならば、該カードIDに対応する持玉数を台間カード処理機10に通知する。また、カード管理装置40は、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応する持玉数を景品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機90からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応するプリペイド価値を精算機90に対して通知する。
【0029】
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに対応づけて、会員の氏名及び住所等の会員データ並びに貯玉データ等を管理する。
【0030】
景品管理装置60は、遊技店内の景品交換カウンターに併設された景品交換用の端末装置であり、計数玉、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置60には、リーダライタ70及び特殊景品払出装置75が接続されている。リーダライタ70は、カードの挿入を受け付けた際に、該カードのカードIDを読み取る装置である。特殊景品払出装置75は、景品管理装置60からの指示に応答して、特殊景品を払い出す装置である。
【0031】
ここで、この景品管理装置60は、景品交換対象となる菓子等の一般景品に関する情報の登録及び修正を効率良く行うための対策が講じられている。具体的には、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループ番号と景品金額を対応付けた景品金額グループデータ65aと、景品コードごとに景品金額グループ番号及び交換玉数を対応付けた景品マスタデータ65bと、レートの種類と玉単価を対応付けた玉単価データ65cとを記憶部65に記憶しておき、景品金額グループデータ65aに設定されたいずれかの景品金額グループ番号に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応するレート毎の交換玉数を算定し、算定した交換玉数により景品マスタデータ65b内に設定された景品金額グループ番号を有するレート毎の交換玉数を一括更新処理する。このため、店員は、各景品の交換玉数をそれぞれ個別に変更しなくとも、景品金額グループデータ65aの景品金額を変更するだけで、景品マスタデータ65bを一括更新することができる。
【0032】
また、この景品管理装置60は、新たな景品コード及び景品金額グループ番号を受け付けた場合に、該景品金額グループ番号に対応する景品金額を景品金額グループデータ65aから検索し、検索した景品金額に対応する交換玉数を算定し、算定した交換玉数並びに新たな景品の景品コード及び景品金額グループ番号を景品マスタデータ65bに追加登録するよう構成したので、景品交換対象となる新たな景品に関する情報の登録を効率良く行うことができる。
【0033】
島端計数機80は、遊技島端等に設けられ、遊技客が獲得した玉数を計数し、計数値をカードに関連付けるか、レシートへ印字して発行する。この島端計数機80は、主に、各台計数機を有していない台間カード処理機に併設された遊技機20において獲得されたパチンコ玉を計数する際に利用される。精算機90は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに対応するプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
【0034】
次に、図1に示した景品管理装置60及びリーダライタ70の外観構成について説明する。図2は、図1に示した景品管理装置60及びリーダライタ70の外観構成を示す図である。同図(a)には正面上方(景品カウンターの店員側)から見た景品管理装置60の斜視図を示し、同図(b)には景品管理装置60及びリーダライタ70の背面図(景品カウンターの遊技客側)を示している。
【0035】
図2(a)に示すように、景品管理装置60の前面には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及びバーコードリーダ67が設けられている。ここでは、説明の便宜上図示省略したが、電源スイッチやメモリカード差込口なども設けられる。
【0036】
店員は、島端計数機80で発行されたレシートを遊技客から受け取ったならば、バーコードリーダ67でレシートに印字されたバーコードを読み取り、遊技客が獲得した玉数を特定する。また、リーダライタ70のカード挿入口73にカードが挿入された場合には、該カードに記憶された玉数を読み出して、遊技客が獲得した玉数を特定する。その後、特定した玉数を特殊景品又は一般景品に景品交換することになる。
【0037】
店側表示部61は、操作者である遊技店の店員用の表示部(兼、操作部)であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、景品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、景品交換操作入力などを行う際に使用される。景品金額グループデータ65a及び景品マスタデータ65bの登録及び修正操作についても、この操作部62を用いて行われる。
【0038】
レシート発行部63は、登録リスト及び集計リスト等の各種レシートを発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。バーコードリーダ67は、レシートに印字されたバーコードを読み取って、情報内容を特定する。
【0039】
図2(b)に示すように、景品管理装置60の背面には、遊技客用の客側表示部64が設けられている。この客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる現在玉数や端数玉数を確認することができる。
【0040】
また、この景品管理装置60にはリーダライタ70が接続されている。このリーダライタ70には、表示操作部71、かざし部72、カード挿入口73及び扉カギ74が設けられている。表示操作部71は、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなり、カードの読み取り状況等が表示される。なお、会員カードの場合には、この表示操作部71を用いて暗証番号が入力される。かざし部72は、非接触ICカード又はICチップ内蔵の携帯電話機との間で非接触でデータの授受を行うためのかざし部である。カード挿入口73は、会員カード及び一般カードを挿入する挿入口である。
【0041】
次に、図1に示した景品管理装置60の内部構成について説明する。図3は、図1に示した景品管理装置60の内部構成を示す図である。同図に示すように、この景品管理装置60は、リーダライタ70及び特殊景品払出装置75に接続されている。
【0042】
景品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及び客側表示部64と、記憶部65と、制御部66と、通信部68とを有する。通信部は、景品管理装置60がリーダライタ70及び特殊景品払出装置75と通信するためのインタフェース部である。記憶部65は、フラッシュメモリ又はハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、景品金額グループデータ65a及び景品マスタデータ65bを記憶する。
【0043】
景品金額グループデータ65aは、図4に示すように、景品グループ番号と景品金額を対応付けたテーブルである。この「景品金額グループ」とは、本発明で新たに導入した指標であり、同一の金銭的価値を一つのグループとしてまとめたものである。「景品金額グループ番号」とは、各景品グループを一意に識別するための識別番号である。
【0044】
かかる景品金額グループについてさらに詳細に説明する。まず、遊技店が景品交換に用いる菓子や飲料などの各一般景品の景品金額は、小売価格、仕入れ価格、遊技店の売上額などを考慮して正確に決められるのが通常である。しかしながら、景品金額を正確に設定すればするほど、各一般景品の景品金額並びに交換玉数にばらつきが生ずる。その結果、店員は景品マスタデータ65bに対して、個別に交換玉数を手作業で設定せねばならず、景品マスタデータ65bの修正時にも多大の人手を要する結果となる。
【0045】
ここで、遊技店で用いられる一般景品は、あくまでも景品交換に用いられるものであり、またこの一般景品は、玉数を特殊景品に交換した端数の景品交換用に用いられることが多いのが実情である。この点を考慮すると、一般景品の景品金額及び交換玉数を極めて正確に設定する必要はなく、景品交換のし易さ並びに景品マスタデータ65bの登録及び修正のし易さを考慮して離散値をとるように設定しても大きな問題はない。そこで、本発明では、景品金額グループと言う指標を採用することとした。その結果、本実施例の景品管理装置60では、景品金額グループに対応づけられた景品金額以外の景品金額を有する一般景品は取り扱いの対象外となる。
【0046】
例えば、図4に示す例では、景品金額グループ番号「1」の景品金額が「1円」であり、景品金額グループ番号「2」の景品金額が「4円」であり、景品金額グループ番号「3」の景品金額が「20円」である。このため、この景品管理装置60では、2円、3円、5円、10円等の景品は取扱対象外となる。例えば、仕入れ価格から見て5円の景品があったとしても、この景品は景品金額グループ番号「2」として取り扱うこととなる。
【0047】
景品マスタデータ65bは、特殊景品及び一般景品の景品コードごとに景品交換に要する交換玉数を対応づけたテーブルである。この景品マスタデータ65bは、景品コードごとに上記景品金額グループ番号を対応づけている点に特徴がある。具体的には、図5(a)に示すように、この景品マスタデータ65bは、景品コード、景品金額グループ、景品名及びレート毎の交換玉数が対応づけられる。ここでは、景品コード「00012」の菓子A、景品コード「00013」の菓子B及び景品コード「00014」の菓子Cは、それぞれ景品金額グループ「7」である場合を示している。このため、これらの菓子A〜Cは、図4の景品マスタデータ65bを参照して、その景品金額が「100円」であることが分かる。
【0048】
玉単価データ65cは、レートの種類毎に玉単価を対応付けたテーブルである。具体的には、図5(b)に示すように、レート「玉1」は玉単価が4円/個に、レート「玉2」は玉単価が2円/個に、レート「玉3」は玉単価が1円/個に対応付けられる。
【0049】
制御部66は、景品管理装置60を全体制御する制御部であり、景品管理部66a、景品交換処理部66b、景品金額グループ設定部66c、景品データ登録部66d及び景品金額グループ変更部66eを有する。
【0050】
景品管理部66aは、記憶部65に記憶した景品マスタデータ65bを用いて景品管理装置60の取扱対象となる特殊景品、一般景品のレート毎の交換玉数等を管理する管理部である。なお、景品マスタデータ65bに景品の在庫データを登録すれば、この景品管理部66aにより景品の在庫管理を行うこともできる。
【0051】
景品交換処理部66bは、獲得玉数又はその一部を特殊景品に交換処理する場合には、獲得玉数により景品交換可能な特殊景品を景品マスタデータ65bに基づいて特定し、特定した特殊景品の種別とその個数を特殊景品払出装置75に通知する処理を行う。一方、獲得玉数又はその一部を一般景品に交換処理する場合には、バーコードリーダ67で一般景品に付されたバーコードに含まれる景品コードを読み取り、この景品コードの景品交換に必要となる交換玉数を景品マスタデータ65bに基づいて特定し、この交換玉数が獲得玉数の範囲内であれば景品交換処理を行う。
【0052】
景品金額グループ設定部66cは、景品金額グループデータの設定を行う設定部である。具体的には、図6に示すように、「1.景品金額グループの設定」、「2.景品マスタの登録」、「3.景品金額グループの設定」の指定が可能なメインメニューを店側表示部61に表示し、「1.景品金額グループの設定」が選択されたならば、図7に示すサブメニューを店側表示部61に表示する。ここで、景品金額グループ番号ごとの景品金額が入力されたならば、この景品金額グループ番号と景品金額を景品金額グループデータ65aに設定する。
【0053】
景品データ登録部66dは、景品データの登録を行う処理部である。具体的には、図6に示すメインメニューで「2.景品マスタの登録」が選択されたならば、図8に示すサブメニューを店側表示部61に表示する。ここで、景品コード、景品名及び景品金額グループ番号が入力されたならば、この景品金額グループ番号に対応する景品金額を景品金額グループデータ65aから検索し、検索した景品金額に対応するレート毎の交換玉数を算定し、算定した交換玉数を景品コード、景品名及び景品金額グループ番号とともに景品マスタデータ65bに登録する。なお、図8に示す景品コードは、未登録の番号のうちの新たな番号を自動的に採番して表示することもできる。
【0054】
図8に示す例では、景品コード「00012」、景品名「菓子A」、景品金額グループ番号「7」が入力されたため、この景品金額グループ番号「7」に対応する景品金額「100円」を景品金額グループデータ65aから検索し、この景品金額「100円」の交換玉数を算出して景品マスタデータ65bに登録することになる。例えば、玉1のレートが4円/玉の場合には、景品金額を玉1のレート4円で除算した値25個を交換玉数とし、玉2のレートが2円/玉の場合には、景品金額を玉2のレート2円で除算した値50個を交換玉数とし、玉3のレートが1円/玉の場合には、景品金額50円をそのまま交換玉数50個とする。景品金額から交換玉数を計算する途中で端数が生じる場合には、端数分を切り上げ、切り捨て又は四捨五入等して交換玉数とする。この端数の設定は遊技店で選択することができる。
【0055】
景品金額グループ変更部66eは、景品金額グループの景品金額の変更処理を行う処理部であり、この景品金額が変更された場合には、景品金額グループデータ65aを変更するだけではなく、景品金額が変更された景品金額グループ番号が対応づけられた各景品の景品マスタデータ65b内の交換玉数についても一括変更する。
【0056】
具体的には、図6に示すメインメニューで「3.景品金額グループの変更」が選択されたならば、図9に示すサブメニューを店側表示部61に表示する。ここで、景品金額グループ番号及び新景品金額が入力されたならば、この景品金額グループ番号に対応する景品金額を景品金額グループデータ65aから検索し、検索した(現)景品金額を新景品金額に置換するとともに、新景品金額に対応するレート毎の交換玉数を算定する。その後、景品マスタデータ65bの該景品金額グループ番号が設定された景品を検索し、その交換玉数を新たな交換玉数に置換する。
【0057】
次に、図3に示した景品データ登録部66dの処理手順について説明する。図10は、図3に示した景品データ登録部66dの処理手順を示すフローチャートである。ここでは、新たな景品コードを自動的に採番する場合を示している。
【0058】
同図に示すように、景品データ登録部66dは、メインメニューで「2.景品マスタの登録」が選択されたならば、図8に示すサブメニューを店側表示部61に表示制御する。ここで、景品マスタデータ65bに登録されていない未済番の景品コードを割り当て(ステップS101)、サブメニュー上に表示する。
【0059】
そして、このサブメニュー上で景品名及び景品金額グループ番号が入力されたならば、この景品名及び景品金額グループ番号をそれぞれ受け取り(ステップS102、S103)、景品金額グループ番号に対応する景品金額を景品金額グループデータ65aから検索し(ステップS104)、検索した景品金額に対応する交換玉数を玉単価データ65cを参照して算定する(ステップS105)。具体的には、景品金額をレート(玉単価)で除算して交換玉数を求めることになる。複数のレートが存在する場合には、レート毎に交換玉数を算定する。
【0060】
そして、景品コード、景品金額グループ番号、景品名及び交換玉数を景品マスタデータ65bに登録する(ステップS106)。そして、登録対象となる次の景品が存在する場合には(ステップS107;Yes)、上記ステップS101に移行し、登録対象となる次の景品が存在しない場合には(ステップS107;No)、処理を終了する。
【0061】
上記一連の処理を行うことにより、新たな景品を登録する場合に、店員は、景品金額グループ番号及び景品名のみを入力すれば足りるため、交換玉数の誤入力をなくすことが可能となり、景品登録に係る労力を軽減しつつ、効率良く景品登録を行うことができる。なお、景品コードを手入力する場合であっても、同様に交換玉数の誤入力をなくすことができる。
【0062】
次に、図3に示した景品金額グループ変更部66eの処理手順について説明する。図11は、図3に示した景品金額グループ変更部66eの処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、景品金額グループ変更部66eは、メインメニューで「3.景品金額グループの変更」が選択されたならば、図9に示すサブメニューを店側表示部61に表示制御する。
【0063】
ここで、このサブメニュー上で景品金額グループ番号及び新景品金額が入力され、景品金額グループ番号を受け付けたならば(ステップS201)、この景品金額グループ番号から現景品金額を特定して表示し(ステップS202)、新景品金額を受け付ける(ステップS203)。そして、この新景品金額を受け付けたならば、新景品金額に対応する交換玉数を玉単価データ65cを参照して算定する(ステップS204)。具体的には、景品金額をレートで除算して交換玉数を求めることになる。複数のレートが存在する場合には、レート毎に交換玉数を算定する。
【0064】
そして、景品金額グループ番号を持つ景品コードを景品マスタデータ65bから検索し(ステップS205)、景品マスタデータ65bの交換玉数を新たな交換玉数に更新する(ステップS206)、そして、このステップS206の処理を未処理の景品コードがなくなるまで繰り返し(ステップS207;Yes)、未処理の景品コードがなくなった時点で(ステップS207;No)、処理を終了する。
【0065】
上記一連の処理を行うことにより、ある景品金額グループに属する景品の交換玉数を更新したい場合に、景品金額グループ番号に対応する景品金額を変更するだけで、景品マスタデータ65b内の交換玉数を一括して更新することができる。
【0066】
上述してきたように、本実施例では、同一の金銭的価値として取り扱う景品が属する景品金額グループ番号と景品金額を対応付けた景品金額グループデータ65aと、景品コードごとに景品金額グループ番号及び交換玉数を対応付けた景品マスタデータ65bとを記憶部65に記憶しておき、景品金額グループデータ65aに設定されたいずれかの景品金額グループ番号に対応する景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額に対応するレート毎の交換玉数を算定し、算定した交換玉数により景品マスタデータ65b内に設定された景品金額グループ番号を有するレート毎の交換玉数を一括更新処理するよう構成したので、店員は、各景品の交換玉数をそれぞれ個別に変更しなくとも、景品金額グループデータ65aの景品金額を変更するだけで、景品マスタデータ65bを一括更新することができる。
【0067】
また、新たな景品コード及び景品金額グループ番号を受け付けた場合に、該景品金額グループ番号に対応する景品金額を景品金額グループデータ65aから検索し、検索した景品金額に対応する交換玉数を算定し、算定した交換玉数並びに新たな景品の景品コード及び景品金額グループ番号を景品マスタデータ65bに追加登録するよう構成したので、景品交換対象となる新たな景品に関する情報の登録を効率良く行うことができる。
【0068】
なお、上記実施例では、景品金額グループデータ65aで景品金額グループ番号及び景品金額のみを対応づけた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図12に示すように、景品金額グループの景品金額が変更された場合に、変更後の景品金額と変更前の景品金額の両方を景品金額グループデータ65a内に対応づけることもできる。そして、景品金額グループデータ65aのいずれかの景品金額グループ番号に対応する景品金額を変更前の景品金額に戻す所定の操作がなされた場合に、変更前の景品金額に対応する交換玉数を算定し、算定した交換玉数により景品マスタデータ65bの交換玉数を一括更新処理することで、元の景品金額の状態に戻すことが可能となる。
【0069】
また、上記実施例では、全ての景品を景品金額グループ番号に対応づけて管理する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品金額グループとして管理する景品と景品金額グループとして管理しない個別管理する景品の両方を取り扱うこともできる。具体的には、図13の景品マスタデータに示すように、個別管理する景品(図中に示す雑貨X、雑貨Y)については景品金額グループ番号を関連付けないようにし、これらの景品の景品データの設定や変更は従前通り個別入力で対応すれば良い。なお、景品交換時には、景品金額グループとして管理する景品と個別管理する景品を区別無く処理することができる。
【0070】
また、上記実施例では、景品金額グループデータ65aで景品金額グループ番号及び景品金額(円単位)を対応づけた場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、基準交換単位に基づいてグループ分けすることもできる。具体的には、図14(a)に示した基準交換玉数テーブル及び図14(b)に示した景品マスタデータを用いることができる。図14(a)に示した基準交換玉数テーブルは、基準交換玉数グループ番号と基準交換玉数を対応づけたテーブルであり、図14(b)に示した景品マスタデータは、景品コード、基準交換玉数グループ番号、景品名及び交換玉数を対応づけたテーブルである。なお、ここではレート「1円/個」における交換玉数を基準交換価値として用いる場合を示したが、レート「1円/個」以外の交換玉数を基準交換価値とすることもできる。
【0071】
また、上記実施例では、景品管理装置60の記憶部65内に景品金額グループデータ65a及び景品マスタデータ65bを記憶し、景品管理装置60の制御部66内で各種処理を行う場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、景品管理システム上の他装置でこれらのデータを記憶するとともに各種の処理を行うこともできる。
【0072】
また、上記実施例では、一般景品の景品金額を変更する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特殊景品の景品金額を変更する場合に適用することもできる。さらに、上記実施例では、景品交換する交換玉数を更新する場合を示したが、景品交換するメダル数等を更新する場合に適用することもできる。
【0073】
また、本実施例では、1台のリーダライタ70により会員カード及び一般カードのデータを読み書きする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、カード種別に応じて別体のリーダライタを設けるよう構成することもできる。さらに、本実施例では、リーダライタ70のカード挿入口73にカードを挿入する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、かざし部72を介してカード又は携帯電話との間で持玉数を授受する場合に適用することもできる。また、リーダライタ70の機能を景品管理装置60に持たせても良いし、逆に、景品管理装置60側で行う機能の一部をリーダライタ70側に設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0074】
以上のように、本発明に係る景品管理装置、景品管理システム及び景品管理方法は、景品交換対象となる景品に関する情報の登録並びに修正を効率良く行う場合に適している。
【符号の説明】
【0075】
10 台間カード処理機
20 遊技機
30 島コントローラ
40 カード管理装置
50 会員管理装置
60 景品管理装置
61 店側表示部
62 操作部
63 レシート発行部
64 客側表示部
65 記憶部
65a 景品金額グループデータ
65b 景品マスタデータ
66 制御部
66a 景品管理部
66b 景品交換処理部
66c 景品金額グループ設定部
66d 景品データ登録部
66e 景品金額グループ変更部
70 リーダライタ
71 表示操作部
72 かざし部
73 カード挿入口
74 扉カギ
80 島端計数機
90 精算機
100 通信回線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14