特許第5803324号(P5803324)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5803324
(24)【登録日】2015年9月11日
(45)【発行日】2015年11月4日
(54)【発明の名称】電球形LED
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20060101AFI20151015BHJP
   F21V 9/16 20060101ALI20151015BHJP
   F21V 3/00 20150101ALI20151015BHJP
   F21V 3/04 20060101ALI20151015BHJP
   F21V 3/02 20060101ALI20151015BHJP
   F21V 23/04 20060101ALI20151015BHJP
   F21Y 101/02 20060101ALN20151015BHJP
【FI】
   F21S2/00 215
   F21V9/16 100
   F21V3/00 510
   F21V3/04 500
   F21V3/02 200
   F21V23/04 150
   F21Y101:02
【請求項の数】4
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2011-140191(P2011-140191)
(22)【出願日】2011年6月24日
(65)【公開番号】特開2013-8542(P2013-8542A)
(43)【公開日】2013年1月10日
【審査請求日】2014年3月26日
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112210
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108431
【弁理士】
【氏名又は名称】村上 加奈子
(74)【代理人】
【識別番号】100153176
【弁理士】
【氏名又は名称】松井 重明
(74)【代理人】
【識別番号】100109612
【弁理士】
【氏名又は名称】倉谷 泰孝
(72)【発明者】
【氏名】金山 崇
【審査官】 竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】 特開2011−108396(JP,A)
【文献】 特開2010−129300(JP,A)
【文献】 特開2011−034969(JP,A)
【文献】 実開昭57−115106(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 3/00
F21V 3/02
F21V 3/04
F21V 9/16
F21V 23/04
F21Y 101/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
近紫外または青色光を発するLEDが実装されるLED光源基板と、
前記LED光源基板が取り付けられる基板取付部、この基板取付部の周枠側から前記LED光源基板が取り付けられた側と反対方向へほぼ直角方向に立ち上げられて形成する筒形状部、この筒形状部の外周かつ前記基板取付部側に設けられる本体係合部を有する本体と、
中空状の円筒形状をなし、内壁が前記外周に接触した状態で前記本体係合部に着脱可能に係合するカバー係合部を前記内壁に有する弾性部と、
この弾性部の一端から外方向に広がる略円形の連結部と、
この連結部の端部から半球状に形成され、内部が中空状のカバー部と、を備え、
前記弾性部は、
前記基板取付部側から前記筒形状部が立ち上げられた方向へ前記内壁が前記外周に接触するように前記本体に押し込まれ、前記カバー係合部が前記外周に接触し弾性変形することを特徴とする電球形LED。
【請求項2】
前記筒形状部が立ち上げられた方向において、前記本体は前記本体係合部の側方に前記外周を有し、前記弾性部は前記カバー係合部の側方に前記内壁を有することを特徴とする請求項1に記載の電球形LED。
【請求項3】
前記本体係合部は、凸形状または凹形状をなし、
前記カバー係合部は、前記凸形状に嵌まり込む凹形状、または、前記凹形状に嵌まり込む凸形状をなすことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の電球形LED。
【請求項4】
前記本体は、前記弾性部に押されるとき、前記LEDを点灯させるスイッチを有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電球形LED。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオード素子から放射される光を波長変換する電球形LEDに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の電球形LEDによれば、発光ダイオード素子本体を蛍光材で覆い、発光ダイオードが放射する青色光を励起させて白色光などに波長変換するように構成されている。また、別手段として発光ダイオードが放射する青色光を蛍光材が塗布されたカバーにて波長変換するように構成されているものがある。(例えば特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−156187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、発光ダイオード素子本体を蛍光材で覆い、波長変換させて光源とした場合は、電球形LEDの光色を変更する際、発光ダイオード素子本体を変更する必要がある。また、蛍光材が塗布されたカバーにて波長変換する場合においても、外部カバーが波長変換カバーの外周部に固定されている。そのため電球形LEDの光色を変更するためには電球形LEDそのものを取り換えなければならないという課題がある。
さらに、外部カバーが落下等により破損・変形してしまった場合、電球形LEDの寿命が十分にあったとしても使用出来なくなる。
【0005】
本発明は、電球形LEDの光色を簡単に変更可能とし、外部カバーが破損・変形した場合においても外部カバーの交換にて使用可能とする電球形LEDを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明にかかる電球形LEDは、 近紫外または青色光を発するLEDが実装されるLED光源基板と、前記LED光源基板が取り付けられる基板取付部、この基板取付部の周枠側からほぼ直角方向に立ち上げられて形成する筒形状部、この筒形状部の外周かつ前記基板取付部側に設けられる本体係合部を有する本体と、中空状の円筒形状をなし、内壁に前記本体係合部に着脱可能に係合するカバー係合部を有する弾性変形可能な弾性部と、この弾性部の一端から外方向に広がる略円形の連結部と、この連結部の端部から半球状に形成され、内部が中空状のカバー部と、前記カバー部の内壁に塗布され、前記LEDが発する光の波長を変換する蛍光体と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明にかかる電球形LEDによれば、本体から波長変換カバーが取り外し可能となっているため、波長変換カバーを簡単に交換できるので、異なる光色の波長変換カバーに交換することにより容易に電球形LEDの光色が変更できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1の電球形LEDの外観を示す斜視図である。
図2図1の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す斜視図である。
図3図1の電球形LEDを分解した状態を示す分解図である。
図4図1の電球形LEDの断面を示す断面図である。
図5図2の電球形LEDの断面を示す断面図である。
図6図2の電球形LEDの波長変換カバーを示す斜視図である。
図7図6の波長変換カバーの平面を示す平面図である。
図8図2の電球形LED本体の正面を示す正面図である。
図9図8の電球形LED本体から透光カバーを外した状態を示す正面図である。
図10図5の電球形LEDの一部を拡大した拡大断面図である。
図11】実施の形態2の電球形LEDの断面を示す断面図である。
図12図11の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す断面図である。
図13図12の電球形LED本体のA−A断面を示す断面図である。
図14図12の波長変換カバーの平面を示す平面図である。
図15】実施の形態3の電球形LEDの断面を示す断面図である。
図16図15の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す断面図である。
図17】実施の形態4の電球形LEDの断面を示す断面図である。
図18図17の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の電球形LEDの外観図である。
【0010】
電球形LED1000は、両端が開口されたラッパ形状の電球形LED本体100と、この電球形LED本体100の一端に取付けられる口金部200と、電球形LED本体100の他端に取付けられる波長変換カバー300と、を備える。
【0011】
図2は、図1の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す斜視図であり、図3は、図1の電球形LEDを分解した状態を示す分解図であり、図4は、図1の電球形LEDの断面を示す断面図である。
【0012】
電球形LED本体100は、外郭を形成する外郭部110と、この外郭部110の内側に設けられる円筒形状の本体120と、この本体120の内部に収納されるLED電源装置130と、外郭部110の外方に延出する16枚の放熱部140と、本体120に取付けられるLED光源基板150と、このLED光源基板150を覆うように本体120に取付けられる透光カバー160と、を備える。
【0013】
本体120は、放熱性を良くするために熱伝導性の高い金属、例えばアルミニウムにて構成されている。
【0014】
本体120は、LED光源基板150及びこのLED光源基板150を覆う透光カバー160が取付けられる基板取付部121と、この基板取付部121と同一円周の筒形状部122と、この筒形状部122の外周に本体係合部123と、を一体的に形成している。
【0015】
本体係合部123は、筒形状部122に溝状に形成され、リング状の凹形状となっている。
【0016】
LED電源装置130は、電源回路部131と、この電源回路部131から引き出され、口金部200に接続される口金用電線132と、同じく電源回路部131から引き出され、LED光源基板150に接続される基板用電線133と、を備える。
【0017】
LED光源基板150は、平面状に形成される基板151と、この基板151に実装される青色光(または近紫外光)を出力する複数の発光ダイオード素子152(以下、LED152という。)と、基板取付部121に取り付けるための基板取付穴153を有する。
【0018】
LED光源基板150は、LED152より放出される熱を電球形LED本体100へ効率良く放熱させるために本体120の基板取付部121に取付ネジ170により取り付けられている。LED光源基板150と基板取付部121との密着性を高めることによって、熱伝導率を高める(熱抵抗を低くする)ことができ、LED152が発光することによって生じる熱を、電球形LED本体100に熱伝導させて、放熱部140より放熱させる。
【0019】
透光カバー160は、透光性のある合成樹脂であり、半球状に形成される半球カバー部161と、この半球カバー部161の外方に突出する取付平面部162と、LED光源基板150とともに基板取付部121に取り付けるためのカバー取付穴163と、を備える。
【0020】
半球カバー部161は、透明または透光性を有する。
【0021】
取付平面部162は、取付ネジ170によって、LED光源基板150とともに本体120に共締めされ、半球カバー部161が、LED光源基板150のLED152及び基板120の配線を覆うことによって、直接ユーザーがLED152の電極などに触れて感電するのを防止している。
【0022】
口金部200は、らせん状にねじ切られ、図示しない照明器具のランプソケット(E26形口金ソケットなど)に装着される。
【0023】
口金部200から給電された商用電源は、LED電源装置130へ電気的に接続され、LED電源装置130からLED光源基板150へ給電される。
【0024】
ランプソケットには、一般的に商用電源が供給されるので、ランプソケットに接続される口金部200から口金用電線132を介して電源回路部131に商用電源が供給され、LED152を点灯するための電力に変換して、基板用電線133を介してLED光源基板150へ給電する。
【0025】
図5は、図2の電球形LEDの断面を示す断面図であり、図6は、図1の電球形LEDの波長変換カバーを示す斜視図であり、図7は、図6の波長変換カバーの平面を示す平面図であり、図8は、図2の電球形LED本体の正面を示す正面図であり、図9は、図8の電球形LED本体から透光カバーを外した状態を示す正面図である。
【0026】
波長変換カバー300は、中空状の円筒形状をなし、本体120に嵌め込まれる弾性変形可能な弾性部310と、この弾性部310の一端から外方向に広がる略円形の連結部320と、この連結部320の端部から半球状に形成され、内部が中空状のカバー部330と、を備える。この波長変換カバー300の弾性部310が本体120の周枠に嵌め込まれ、カバー部330がLED光源基板150および透光カバー160を覆う。
【0027】
この波長変換カバー300は、合成樹脂からなり、弾性部310と、連結部320と、カバー部330が一体的に形成されている。
【0028】
弾性部310は、内壁から内側に突出する凸部形状のカバー係合部311と、外壁にカバー係合部311を形成するときに生じる凹部312と、を有する。
【0029】
カバー係合部311の凸部形状は、R形状(断面形状が半円形状)とし、本体係合部123との引っかかりを少なくして取り付け、取り外しが容易にできるようになっている。なお、本実施の形態では、カバー係合部311の凸部形状がR形状の場合について説明するが、他の形状、例えば、尖り形状でも構わなく、また、電球形LED本体100側に凸部、波長変換カバー300側に凹部を形成するようにしても構わない。
【0030】
凹部312は、カバー係合部311の凸部形状のR形状に応じた形となっており、弾性部310、カバー係合部311の弾性変形を補助する。
【0031】
カバー部330は、半球中空状またはドーム状に形成され、内壁に蛍光体331が塗布されている。
【0032】
蛍光体331は、LED152が発する青色の光(または紫外光)によって励起され、LED152が発する光の波長と異なる波長の光に波長変換する。この蛍光体331によって波長変換された光は、蛍光体331によって変換されずに透過するLED152が発する光と合成されて白色光となる。
【0033】
蛍光体331は、たとえば赤色変換蛍光体、緑色変換蛍光体、青色変換蛍光体を混合した蛍光部材であり、この混合比を変えることにより多種類の蛍光体を作ることができる。
【0034】
ここで、波長変換カバー300の開口部分と、筒形状部122の外形と、カバー係合部311の外形の大きさの関係について説明する。
【0035】
図10は、図5の電球形LEDの一部を拡大した拡大断面図である。
【0036】
波長変換カバー300の開口部分の内径をφDとし、筒形状部122の最大外形をφEとし、カバー係合部311の最小外形をφFとする。
【0037】
このとき、波長変換カバー300の開口部分の内径φDと、筒形状部122の最大外形φEの関係は、φD≧φEとなっている。
【0038】
また、カバー係合部311の最小外形φFと、筒形状部122の最大外形φEの関係は、φE>φFとなっている。
【0039】
次に、電球形LED本体100に波長変換カバー300を着脱する工程について説明する。
【0040】
まず、電球形LED本体100に、波長変換カバー300を取付ける工程について説明する。
【0041】
ユーザーは、波長変換カバー300のカバー部330を把持し、弾性部310を本体120に押し当てる。このとき、波長変換カバー300の弾性部310(開口部分)が、本体120の先端に接触した後、波長変換カバー300を押し込むと、弾性部310の内壁が本体120の外周に接触していき、次に、カバー係合部311が本体120の外周に接触して、弾性部310が押し広げられる。
【0042】
波長変換カバー300(弾性部310)の開口部の内径φDは、電球形LED本体100の本体係合部123を有する筒形状部122の最大外径φEより大きく設定されている。
【0043】
また、カバー係合部311の凸部の最小外径φFは、筒形状部122の最大外径φEより小さく設定されており、また、合成樹脂で一体成形されているため、波長変換カバー300を電球形LED本体100へ取り付ける時にカバー係合部311の先端部を筒形状部122に当てて押し込むと、カバー係合部311が変形して、筒形状部122の側面を乗り越え、本体係合部123の位置に達すると、カバー係合部311が復元して本体係合部123に嵌り込む構造となっている。
【0044】
さらに、波長変換カバー300を電球形LED本体100に押し込むと、カバー係合部311が本体係合部123に嵌り込み、弾性部310の弾性変形が解除され、弾性部310の内壁が筒形状部122の外周に接触する。このようにして、波長変換カバー300を電球形LED本体100に取付けることができる。
【0045】
次に、波長変換カバー300を電球形LED本体100から取り外す工程について説明する。
【0046】
波長変換カバー300のカバー部330を把持し、電球形LED本体100から引っ張ると、カバー係合部311が本体係合部123から外れ、カバー係合部311が電球形LED本体100の外周に接触し、弾性部310が弾性変形する。
【0047】
さらに波長変換カバー300を引っ張ると、弾性部310が電球形LED本体100から外れ、弾性部310の弾性変形が解除され、電球形LED本体100から波長変換カバー300が外れる。
【0048】
電球形LED1000の光色を変更したい場合には、他の発光色に変換する蛍光体が塗布された波長変換カバーを、上述の取り付け方法にて、電球形LED本体100に取付ける。
【0049】
なお、この実施の形態では、透光カバー160をLED光源基板150とともに共締めする場合について説明したが、透光カバー160とLED光源基板150を別々に本体120などに固定してもよい。
【0050】
また、この実施の形態では、本体120の形状を円筒形状の場合について説明したが、6角柱や8角柱などの形状であってもよく、この場合、弾性部310の形状を本体120の形状に合わせるとよい。
【0051】
この実施の形態における電球形LED1000は、LED電源装置130、LED光源基板150を取り付けられる構造の電球形LED本体100に着脱可能な波長変換カバー300を有するので、容易に波長変換カバー300が交換可能となり、ユーザーが容易に光色を変更することが可能となる。
【0052】
この実施の形態における電球形LED1000は、LED電源装置130、LED光源基板150を取付られる構造の電球形LED本体100と、波長変換カバー300を有するので、波長変換カバー300が取り扱い等にて破損・変形した場合、電球形LED1000ごと交換せずに波長変換カバー300のみを交換することが可能であり、電球形LED本体100の寿命まで使用することが可能となる。
【0053】
実施の形態2.
本実施の形態は、実施の形態1の電球形LEDの本体係合部とカバー係合部の形状が異なるものである。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
【0054】
図11は、実施の形態2の電球形LEDの断面を示す断面図であり、図12は、図11の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す断面図であり、図13は、図12の電球形LED本体のA−A断面を示す断面図であり、図14は、図11の波長変換カバーの平面を示す平面図である。
【0055】
電球形LED1000aは、両端が開口されたラッパ形状の電球形LED本体100aと、この電球形LED本体100aの一端に取付けられる口金部200と、電球形LED本体100aの他端に取付けられる波長変換カバー300aと、を備える。
【0056】
電球形LED本体100aは、外郭を形成する外郭部110と、この外郭部110の内側に設けられる円筒形状の本体120aと、この本体120aの内部に収納されるLED電源装置130と、外郭部110の外方に延出する16枚の放熱部140と、本体120aに取付けられるLED光源基板150と、このLED光源基板150を覆うように本体120aに取付けられる透光カバー160と、を備える。
【0057】
本体120aは、LED光源基板150および、このLED光源基板150を覆う透光カバー160が取付けられる基板取付部121と、この基板取付部121と同一円周の筒形状部122aと、この筒形状部122aの外周に溝状(凹形状)に形成される8つの本体係合部123aと、を一体的に形成している。
【0058】
この本体120aは、放熱性を良くするために熱伝導性の高い金属、例えばアルミニウムにて構成されている。
【0059】
波長変換カバー300aは、中空状の円筒形状をなし、本体120aに嵌め込まれる弾性変形可能な弾性部310aと、この弾性部310aの一端から外方向に広がる略円形の連結部320と、この連結部320の端部から半球状に形成され、内部が中空状のカバー部330と、を備える。
【0060】
この波長変換カバー300aの弾性部310aが本体120の周枠に嵌め込まれ、カバー部330がLED光源基板150および透光カバー160を覆う。
【0061】
また、この波長変換カバー300aは、合成樹脂からなり、弾性部310aと、連結部320と、カバー部330が一体的に形成されている。
【0062】
弾性部310aは、内壁から内側に突出する8つの凸部形状のカバー係合部311aと、外壁にカバー係合部311aを形成するときに生じる凹部312aと、を有する。
【0063】
カバー係合部311aの凸部形状は、R形状(断面形状が半円形状)とし、本体係合部123aとの引っかかりを少なくして、電球形LED本体100aに波長変換カバー300aを取り付ける、あるいは取り外す作業が容易にできるようになっている。
【0064】
なお、本実施の形態では、カバー係合部311aの凸部形状がR形状の場合について説明するが、他の形状、例えば、尖り形状でも構わなく、また、電球形LED本体100a側に凸部、波長変換カバー300a側に凹部を形成するようにしても構わない。
【0065】
このように、本体係合部123aとカバー係合部311aを複数所定間隔ごとに配置すると、隣り合う本体係合部123a:123aの間に形成される筒形状部122が、隣り合うカバー係合部311a:311aに挟まれるので、波長変換カバー300aが円周方向に回転するのを防止することができる。
【0066】
なお、本実施の形態では8つの本体係合部123aと、これに対応して8つのカバー係合部311aとを備える場合について説明するが、本体係合部123aとカバー係合部311aは、7つ以下あるいは9つ以上であってもよい。また、波長変換カバー300aを電球形LED本体100aに取り付ける際、カバー係合部311aが本体係合部123aに嵌まり込めばよいので、本体係合部123aの数がカバー係合部311aの数よりも多くても構わない。
【0067】
この実施の形態における電球形LED1000aは、LED電源装置130、LED光源基板150を取り付けられる構造の電球形LED本体100aに着脱可能な波長変換カバー300aを有するので、容易に波長変換カバー300aが交換可能となり、ユーザーが容易に光色を変更することが可能となる。
【0068】
この実施の形態における電球形LED1000aは、LED電源装置130、LED光源基板150を取付られる構造の電球形LED本体100aと、波長変換カバー300aを有するので、波長変換カバー300aが取り扱い等にて破損・変形した場合、電球形LED1000aごと交換せずに波長変換カバー300aを交換することが可能であり、電球形LED本体100aの寿命まで使用することが可能となる。
【0069】
実施の形態3.
本実施の形態は、実施の形態1の電球形LEDの本体係合部とカバー係合部の形状が異なるものである。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同符号を付して説明を省略し、異なる構成について詳細に説明する。
【0070】
図15は、実施の形態3における電球形LEDの構成を示す断面図であり、図16は、図15の電球形LED本体から波長変換カバーを外した状態を示す断面図である。
【0071】
電球形LED1000bは、両端が開口されたラッパ形状の電球形LED本体100bと、この電球形LED本体100bの一端に取付けられる口金部200と、電球形LED本体100bの他端に取付けられる波長変換カバー300bと、を備える。
【0072】
電球形LED本体100bは、外郭を形成する外郭部110と、この外郭部110の内側に設けられる円筒形状の本体120bと、この本体120bの内部に収納されるLED電源装置130と、外郭部110の外方に延出する16枚の放熱部140と、本体120bに取付けられるLED光源基板150と、このLED光源基板150を覆うように本体120bに取付けられる透光カバー160と、を備える。
【0073】
本体120bは、LED光源基板150が取付けられる基板取付部121と、この基板取付部121と同一円周の筒形状部122と、この筒形状部122に設けられ、波長変換カバー300bを係合する本体係合部123bと、を備える。
【0074】
本体係合部123bは、筒形状部122の外周の端部側からネジ加工が施されて形成される。
【0075】
波長変換カバー300bは、連結部320と、この連結部320の外方端部に接続され、半球状のカバー部330と、連結部320の内側から突出する円筒形状の突出部340と、を備える。
【0076】
波長変換カバー300bは、透過性のある材料である合成樹脂もしくはガラスにて構成される。
【0077】
突出部340は、内壁にネジ加工が施されて、カバー係合部341を形成する。
【0078】
次に、電球形LED本体100bに波長変換カバー300bを着脱する工程について説明する。
【0079】
まず、電球形LED本体100bに波長変換カバー300bを取付ける工程について説明する。
【0080】
ユーザーが把持した波長変換カバー300bの突出部340を本体120bに当て、波長変換カバー300bを回転させると、カバー係合部341が本体係合部123bにねじ込まれていき、波長変換カバー300bのカバー底面(連結部320)が電球形LED本体110bの本体端部に接触し、波長変換カバー300bが電球形LED本体100bに固定(螺着)される。
【0081】
この際、波長変換カバー300bの底面(連結部320)と電球形LED本体110bが接触する接触部分に、ねじ込み過ぎによる波長変換カバー300bの破損防止をするためのパッキン等の干渉材を挟み込んでも良い。
【0082】
次に、波長変換カバー300bを電球形LED本体100bから取り外す工程について説明する。
【0083】
ユーザーは、波長変換カバー300bを把持して回転させると、カバー係合部341が本体係合部123bへのねじ込み(螺着)が解除され、波長変換カバー300bが電球形LED本体100bから外れる。
【0084】
電球形LED1000bの光色を変更したい場合には、他の発光色に変換する蛍光体が塗布された波長変換カバーを、上述の取り付け方法にて、電球形LED本体100bに取付ける。
【0085】
この実施の形態における電球形LED1000bは、LED電源装置130、LED光源基板150を取り付けられる構造の電球形LED本体100bに着脱可能な波長変換カバー300bを有するので、容易に波長変換カバー300bが交換可能となり、ユーザーが容易に光色を変更することが可能となる。
【0086】
この実施の形態における電球形LED1000bは、LED電源装置130、LED光源基板150を取り付けられる構造の電球形LED本体100bと、波長変換カバー300bを有するので、波長変換カバー300bが取り扱い等にて破損・変形した場合、電球形LED1000bごと交換せずに波長変換カバー300bを交換することが可能であり、電球形LED本体100bの寿命まで使用することが可能となる。
【0087】
実施の形態4.
本実施の形態は、実施の形態1の変形例である。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
【0088】
図17は、実施の形態4の電球形LEDの断面を示す断面図であり、図18は、図17の電球形LED本体から波長変換カバーを取り外した状態を示す断面図である。
【0089】
電球形LED1000cは、両端が開口されたラッパ形状の電球形LED本体100cと、この電球形LED本体100cの一端に取付けられる口金部200と、電球形LED本体100cの他端に取付けられる波長変換カバー300cと、を備える。
【0090】
電球形LED本体100cは、外郭を形成する外郭部110と、この外郭部110の内側に設けられる円筒形状の本体120cと、この本体120の内部に収納されるLED電源装置130aと、外郭部110の外方に延出する16枚の放熱部140と、本体120に取付けられるLED光源基板150と、このLED光源基板150を覆うように本体120cに取付けられる透光カバー160と、LED電源装置130aと電気的に接続されるスイッチ180と、を備える。
【0091】
本体120cは、LED光源基板150及びこのLED光源基板150を覆う透光カバー160が取付けられる基板取付部121と、この基板取付部121と同一円周の筒形状部122cと、この筒形状部122cの外周に本体係合部123と、筒形状部122cに設けられる本体穴部124と、を一体的に形成している。
【0092】
スイッチ180は、本体120c(本体穴部124)から突出する操作部181と、この操作部181が操作されることにより接点が切り替わる接点部182(図示しない)と、この接点部182が収納されるスイッチ本体183と、このスイッチ本体183から引き出され、LED電源装置130aと電気的に接続するスイッチ電線184と、を備える。
【0093】
波長変換カバー300cは、中空状の円筒形状をなし、本体120cに嵌め込まれる弾性変形可能な弾性部310cと、この弾性部310cの一端から外方向に広がる略円形の連結部320と、この連結部320の端部から半球状に形成され、内部が中空状のカバー部330と、弾性部310cの端部から末広がりに広がるテーパー部350と、を備える。
【0094】
この波長変換カバー300cの弾性部310cが、本体120cの周枠に嵌め込まれ、カバー部330がLED光源基板150および透光カバー160を覆う。
【0095】
この波長変換カバー300cは、合成樹脂からなり、弾性部310cと、連結部320と、カバー部330が一体的に形成されている。
【0096】
波長変換カバー300cを電球形LED本体100cに取付ける工程について説明する。
【0097】
まず、ユーザーが把持した波長変換カバー300cのテーパー部350を電球形LED本体100cの本体120cに押し当てる。
【0098】
波長変換カバー300cを押し込み始めると、テーパー部350の内壁が操作部181に接触し、テーパー部350の内壁によって次第に操作部181が本体120cの内側に押し込まれていく。
【0099】
さらに波長変換カバー300cを押し込むと、本体120cの外郭にカバー係合部311が接触し、カバー係合部311と弾性部310cが弾性変形するとともに、弾性部310cが操作部181を本体120の内側に押し込んだ状態を維持する。
【0100】
テーパー部350および弾性部310cによって、操作部181が本体120cの内側に押し込まれた状態になると、接点部182が切り替えられ、LED電源装置130aは、LED152への電力供給を開始、つまりLED152を点灯させる。
【0101】
さらに、波長変換カバー300cが押し込まれ、カバー係合部311が本体係合部123に嵌まり込むと、弾性部310と本体係合部123の弾性変形が解除され、波長変換カバー300cが電球形LED本体100cに係合する。
【0102】
次に、波長変換カバー300cを電球形LED本体100cから取り外す工程について説明する。
【0103】
ユーザーは、波長変換カバー300cを把持し、電球形LED本体100cから引っ張ると、カバー係合部311が本体係合部123から外れ、カバー係合部311が外郭部110に接触して、弾性部310cとカバー係合部311が弾性変形する。
【0104】
さらに波長変換カバー300cを引っ張ると、操作部181がテーパー部350に接触し、次第に操作部181が外郭部110の外側方向に可動する。操作部181が外郭部110の外側方向に可動すると、接点部182が切り替えられ、LED電源装置130は、LED152への電力供給を停止、つまり、LED152を消灯させる。
【0105】
この状態で、波長変換カバー300cを引っ張って外すと、弾性部310cとカバー係合部311の弾性変形が解除される。
【0106】
要するに、波長変換カバー300cが電球形LED本体100cに取付けられるとき、LED電源装置130aは、LED152に電力を供給して点灯させ、波長変換カバー300cが電球形LED本体100cから外されるとき、LED電源装置130aは、LED152への電力供給を遮断して消灯する。
【0107】
このように、波長変換カバー300cを外したとき、LED152を消灯させるので、例えば、LED152が発する光をユーザーが直視するのを防ぐことができる。
【0108】
また、実施の形態1と同様に、電球形LED1000cの光色を変更することもでき、また、波長変換カバー300cが破損した場合に、電球形LED本体100cを変えずに、波長変換カバー300cを交換することもできる。
【0109】
また、本実施の形態は、実施の形態2または実施の形態3の電球形LED1000a、1000bにも適用可能である。
【符号の説明】
【0110】
1000、1000a、1000b、1000c 電球形LED、100、100a、100b、100c 電球形LED本体、110 外郭部、120、120a、120b、120c 本体、121 基板取付部、122、122a、122b、122c 筒形状部、123、123a、123b、123c 本体係合部、124 本体穴部、130、130a LED電源装置、131 電源回路部、132 口金用電線、133 基板用電線、140 放熱部、150 LED光源基板、151 基板、152 発光ダイオード(LED)、160 透光カバー、161 半球カバー部、162 取付平面部、170 取付ネジ、180 スイッチ、181 操作部、183 スイッチ本体、184 スイッチ電線、200 口金部、300、300a、300b、300c 波長変換カバー、310 弾性部、311、311a、311b、311c カバー係合部、312、312 凹部、320 連結部、330 カバー部、331 蛍光体、340 突出部、350 テーパー部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図18