特許第5833050号(P5833050)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャープ株式会社の特許一覧
特許5833050サーバ装置、通信システム、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】5833050
(24)【登録日】2015年11月6日
(45)【発行日】2015年12月16日
(54)【発明の名称】サーバ装置、通信システム、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H02J 13/00 20060101AFI20151126BHJP
   G01R 21/00 20060101ALI20151126BHJP
【FI】
   H02J13/00 301A
   G01R21/00 Z
【請求項の数】17
【全頁数】38
(21)【出願番号】特願2013-92401(P2013-92401)
(22)【出願日】2013年4月25日
(65)【公開番号】特開2014-217155(P2014-217155A)
(43)【公開日】2014年11月17日
【審査請求日】2014年2月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】藤原 晶
【審査官】 横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/008104(WO,A1)
【文献】 特開2012−122898(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 13/00
G01R 11/00−11/66
G01R 21/00−22/04
G01R 35/00−35/06
G06F 19/00
G06Q 10/00−10/10
G06Q 30/00−30/08
G06Q 50/00−50/20
G06Q 50/26−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置であって、
互いに異なるコンセントに接続された複数の第1の消費電力測定器の各々の設置場所を表した第1の場所情報を記憶するための記憶手段と、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、第2の消費電力測定器から前記消費電力情報を受信する受信手段とを備え、
前記複数の第1の消費電力測定器および前記第2の消費電力測定器の各々はソケットとプラグとを有しており、前記第2の消費電力測定器からの消費電力情報の受信は、前記第2の消費電力測定器のソケットに可搬型の第1の機器のプラグが差し込まれた状態であって、かつ前記第2の消費電力測定器のプラグが前記第1の消費電力測定器のソケットに差し込まれた状態で行われ、
前記サーバ装置は
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第2の消費電力測定器から受信した消費電力情報と、前記第1の場所情報とに基づき、前記第1の機器の場所を特定する特定手段と、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とをさらに備える、サーバ装置。
【請求項2】
前記記憶手段は、前記第1の機器の識別情報をさらに記憶しており、
前記送信手段は、前記特定された場所を表した情報に、前記第1の機器の識別情報を関連付けて、前記出力装置に送信する、請求項に記載のサーバ装置。
【請求項3】
前記記憶手段は、前記第1の機器の設置場所を規定した第2の場所情報をさらに記憶しており、
前記サーバ装置は、前記特定された場所が、前記規定された設置場所と一致するか否かを判断する判断手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記特定された場所が前記規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報を前記出力装置に送信する、請求項1または2に記載のサーバ装置。
【請求項4】
前記記憶手段は、前記第2の消費電力測定器が接続されている前記第1の消費電力測定器から受信した消費電力情報または前記第2の消費電力測定器から受信した消費電力情報に基づき、前記特定された場所と当該場所における当該第1の機器の使用時間とを関連付けて記憶し、
前記送信手段は、前記関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、前記出力装置に送信する、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項5】
前記受信手段は、前記複数の第1の消費電力測定器が送信する各前記消費電力情報と、前記第2の消費電力測定器が送信する消費電力情報とを定期的に受信し、
前記特定手段は、予め規定されたタイミングで、前記第1の機器の場所を特定し、
前記送信手段は、前記特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、前記サーバ装置に予め登録された外部の通信機器に予め定められた情報を送信する、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項6】
前記受信手段は、前記互いに異なるコンセントのうち前記第1の機器が給電を受けているコンセントとは異なるコンセントから給電されることにより動作している可搬型の第2の機器から、前記消費電力情報をさらに受信し、
前記特定手段は、前記第2の機器の場所をさらに特定し、
前記送信手段は、前記第1の機器の場所を表した情報と、前記第2の機器の場所を表した情報とを、前記出力装置に送信する、請求項1からのいずれか1項に記載のサーバ装置。
【請求項7】
互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置であって、
前記複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した第1の場所情報を記憶するための記憶手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、前記複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該電子機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する受信手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記電子機器から受信した消費電力情報と、前記第1の場所情報とに基づき、前記電子機器の場所を特定する特定手段と、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備え
前記記憶手段は、前記電子機器の設置場所を規定した第2の場所情報をさらに記憶しており、
前記サーバ装置は、前記特定された場所が、前記規定された設置場所と一致するか否かを判断する判断手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記特定された場所が前記規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報を前記出力装置に送信する、サーバ装置。
【請求項8】
前記記憶手段は、前記電子機器から受信した当該電子機器の消費電力情報または前記電子機器が接続された前記消費電力測定器から受信した消費電力情報に基づき、前記特定された場所と当該場所における当該電子機器の使用時間とを関連付けて記憶し、
前記送信手段は、前記関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、前記出力装置に送信する、請求項に記載のサーバ装置。
【請求項9】
互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置であって、
前記複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報を記憶するための記憶手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、前記複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している第1の機器から当該第1の機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する受信手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第1の機器から受信した消費電力情報と、前記場所情報とに基づき、前記第1の機器の場所を特定する特定手段と、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備え
前記受信手段は、前記複数の消費電力測定器が送信する各前記消費電力情報と、前記第1の機器が送信する消費電力情報とを定期的に受信し、
前記特定手段は、予め規定されたタイミングで、前記第1の機器の場所を特定し、
前記送信手段は、前記特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、前記サーバ装置に予め登録された外部の通信機器に予め定められた情報を送信する、サーバ装置。
【請求項10】
前記受信手段は、複数のコンセントのうち前記第1の機器が給電を受けているコンセントとは異なるコンセントから給電されることにより動作している第2の機器から、前記消費電力情報をさらに受信し、
前記特定手段は、前記第2の機器の場所をさらに特定し、
前記送信手段は、前記第1の機器の場所を表した情報と、前記第2の機器の場所を表した情報とを、前記出力装置に送信する、請求項に記載のサーバ装置。
【請求項11】
互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置であって、
前記複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した第1の場所情報を記憶するための記憶手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、前記複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該電子機器の動作状態を表す状態情報を受信する受信手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記電子機器から受信した状態情報と、前記第1の場所情報とに基づき、前記電子機器の場所を特定する特定手段と、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備え
前記記憶手段は、前記電子機器の設置場所を規定した第2の場所情報をさらに記憶しており、
前記サーバ装置は、前記特定された場所が、前記規定された設置場所と一致するか否かを判断する判断手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記特定された場所が前記規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報を前記出力装置に送信する、サーバ装置。
【請求項12】
前記状態情報は、前記電子機器が動作を停止したことを表す動作停止情報を含み、
前記記憶手段は、前記動作停止情報と前記特定された場所とに基づき、前記特定された場所と当該場所における当該電子機器の使用時間とを関連付けて記憶し、
前記送信手段は、前記関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、前記出力装置に送信する、請求項11に記載のサーバ装置。
【請求項13】
互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置であって、
前記複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報を記憶するための記憶手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、前記複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している第1の機器から当該第1の機器の動作状態を表す状態情報を受信する受信手段と、
前記複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第1の機器から受信した状態情報と、前記場所情報とに基づき、前記第1の機器の場所を特定する特定手段と、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備え
前記受信手段は、前記複数の消費電力測定器の各前記消費電力情報を定期的に受信し、
前記特定手段は、予め規定されたタイミングで、前記第1の機器の場所を特定し、
前記送信手段は、前記特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、前記サーバ装置に予め登録された外部の通信機器に予め定められた情報を送信する、サーバ装置。
【請求項14】
前記受信手段は、複数のコンセントのうち前記第1の機器が給電を受けているコンセントとは異なるコンセントから給電されることにより動作している第2の機器から、前記状態情報をさらに受信し、
前記特定手段は、前記第2の機器の場所をさらに特定し、
前記送信手段は、前記第1の機器の場所を表した情報と、前記第2の機器の場所を表した情報とを、前記出力装置に送信する、請求項13に記載のサーバ装置。
【請求項15】
消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置と、互いに異なるコンセントに接続された複数の第1の消費電力測定器と、第2の消費電力測定器と、出力装置と、可搬型の電子機器とを備えた通信システムであって、
前記サーバ装置は、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報を記憶しており、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、第2の消費電力測定器から前記消費電力情報を受信し、
前記複数の第1の消費電力測定器および前記第2の消費電力測定器の各々は、ソケットとプラグとを有しており、
前記第2の消費電力測定器からの消費電力情報の受信は、前記第2の消費電力測定器のソケットに前記電子機器のプラグが差し込まれた状態であって、かつ前記第2の消費電力測定器のプラグが前記第1の消費電力測定器のソケットに差し込まれた状態で行われ、
前記サーバ装置は、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第2の消費電力測定器から受信した消費電力情報と、前記場所情報とに基づき、前記電子機器の場所を特定し、
前記特定された場所を表した情報を、前記出力装置に送信し、
前記出力装置は、前記特定された場所を表した情報を受信し、当該受信した情報を表示する、通信システム。
【請求項16】
消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置における情報処理方法であって、
互いに異なるコンセントに接続された複数の第1の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、第2の消費電力測定器から前記消費電力情報を受信するステップを備え、
前記消費電力情報を受信するステップは、前前記第2の消費電力測定器のソケットに可搬型の電子機器のプラグが差し込まれた状態であって、かつ前記第2の消費電力測定器のプラグが前記第1の消費電力測定器のソケットに差し込まれた状態で行われ、
前記情報処理方法は、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第2の消費電力測定器から受信した消費電力情報と、前記複数の第1の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、前記電子機器の場所を特定するステップと、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとをさらに備える、情報処理方法。
【請求項17】
消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置を制御するためのプログラムであって、
互いに異なるコンセントに接続された複数の第1の消費電力測定器の各々から前記消費電力情報を受信するとともに、第2の消費電力測定器から前記消費電力情報を受信するステップを、前記サーバ装置のプロセッサに実行させ、
前記消費電力情報を受信するステップは、前前記第2の消費電力測定器のソケットに可搬型の電子機器のプラグが差し込まれた状態であって、かつ前記第2の消費電力測定器のプラグが前記第1の消費電力測定器のソケットに差し込まれた状態で行われ、
前記プログラムは、
前記複数の第1の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、前記第2の消費電力測定器から受信した消費電力情報と、前記複数の第1の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、前記電子機器の場所を特定するステップと、
前記特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとをさらに、前記プロセッサに実行させる、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置、通信システム、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、消費電力情報を受信するサーバ装置、当該サーバ装置を備えた通信システム、当該サーバ装置おける情報処理方法、および当該サーバ装置を制御するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、建物内における機器の位置検出を行なう技術が知られている。たとえば、特許文献1には、当該位置検出を行なう無線端末位置計測システムが開示されている。無線端末位置計測システムは、無線端末と、複数の無線基地局と、測位計算部とを備えている。
【0003】
無線端末は、多階層建築物の各階層内を移動し無線信号を送出する。複数の無線基地局の各々は、多階層建築物の各階層内に設けられ、無線端末からの無線信号の電波特性パラメータを求めて送出するとともに、受信した無線信号の受信強度を求めて受信強度情報を送出する。測位計算部は、複数の無線基地局からの電波特性パラメータと受信強度情報とを収集する。測位計算部は、当該収集した受信強度情報に基づき、閾値以上の受信強度で無線信号を受信した無線基地局の数が最大となる階層を無線端末の存在する階層と推定する。測位計算部は、収集された電波特性パラメータのうち推定された無線端末の存在する階層に存在する無線基地局の電波特性パラメータに基づき無線端末の位置を算出する。
【0004】
また、従来、機器の認証を行なう技術が知られている。たとえば、特許文献2には、当該認証を行なう機器認証システムが開示されている。当該機器認証システムは、電力管理装置と、電子機器と、製造元サーバとを備えている。
【0005】
電力管理装置は、認証処理の対象とする電子機器の製造元が管理する製造元サーバから、電子機器および製造元サーバが保持する秘密鍵とペアを成す公開鍵を取得し、乱数を発生する。電力管理装置は、公開鍵取得部により取得された公開鍵により乱数を暗号化して暗号文を生成し、電子機器および製造元サーバに送信する。電子機器は、暗号文送信ステップにて送信された暗号文を復号して乱数を復元する。電子機器は、当該乱数に基づいて電気部品を動作させ、当該電気部品を流れる電流値を計測する。電子機器は、当該電流値を製造元サーバに送信し、製造元サーバが、暗号文送信ステップにて送信された暗号文を復号して乱数を復元する。電子機器は、当該乱数に基づいて電気部品の動作をシミュレートして当該電気部品を流れる電流値を算出して電流値を比較する。製造元サーバは、比較結果を電力管理装置に送信する。
【0006】
また、特許文献2には、電源プラグを接続するためのコンセント形状をした制御化端子が開示されている。制御化端子は、電力管理装置による認証を受けるために必要な各種の機能を有している。制御化端子は、端子に接続された電動移動体、制御化機器、端子拡張装置に供給した電力量を測定する機能をさらに有している。また、制御化端子は、測定した電力量を電力管理装置に送信する機能を有している。制御化端子により測定または取得された情報が電力管理装置に送られることで、電力管理装置は、個々の制御化端子を単位として電力状況を把握したり、電力の給電制御を行ったりする。
【0007】
また、従来、特徴量を用いて、複数の電子機器の中ら電子機器を特定する技術が知られている。たとえば、特許文献3には、当該特定を行なう遠隔検出システムが開示されている。当該遠隔検出システムでは、事務所等で使用される複数の電気機器についての電流および電圧が検出され、電流波形もしくは電気機器の各々の特徴量がサーバに発信される。電気機器は、当該電気機器のリモコン制御指示を発信できるコンセントを介して、電源と接続される。サーバは、電気機器の電流変化その他の各種特徴量と、予めサーバのデータベースに保存済の電気機器の特徴量とを比較して、電気機器を特定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2012−168056号公報
【特許文献2】特開2011−150662号公報
【特許文献3】特開2008−109849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1の無線端末位置計測システムでは、無線端末の位置を計算するには、電波の減衰特性と、無線基地局の位置の座標値とが必要となる。また、特許文献2の機器認証システムでは、機器を認証する際に、暗号化技術を用いる必要がある。さらに、特許文献3の遠隔検出システムでは、機器の特定(マッチング)に当たり、機器の特徴量を予めデータベースに登録しておく必要がある。
【0010】
このように、特許文献1,3では、数多くのデータを予め登録しておく必要があるため、ユーザにとって利便性の高いシステムであるとは言えない。また、特許文献2では、暗号化といった複雑な処理が必要となるため、データ処理が複雑になる。さらに、特許文献3では、機器の位置(場所)までは特定できない。
【0011】
本願発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、機器がどの場所にあるのかを簡易な構成で判断することが可能なサーバ装置、通信システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明のある局面に従うと、サーバ装置は、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信する。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した第1の場所情報を記憶するための記憶手段と、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している第1の機器から当該第1の機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する受信手段と、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、第1の機器から受信した消費電力情報と、第1の場所情報とに基づき、第1の機器の場所を特定する特定手段と、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備える。
【0013】
好ましくは、複数の消費電力測定器の各々は、第1のソケットと、コンセントに接続するための第1のプラグとを含む。第1の機器は、第2のソケットおよび第2のプラグを有する消費電力測定器と、第2のソケットに接続された第3のプラグを有する本体装置とを含む。第2のプラグは、複数のコンセントに接続された複数の消費電力測定器のいずれかの第1のソケットに接続されている。受信手段は、第1の機器に含まれる消費電力測定器から、本体装置の消費電力を表した消費電力情報を受信する。
【0014】
好ましくは、記憶手段は、第1の機器の識別情報をさらに記憶している。送信手段は、特定された場所を表した情報に、第1の機器の識別情報を関連付けて、出力装置に送信する。
【0015】
好ましくは、記憶手段は、第1の機器の設置場所を規定した第2の場所情報をさらに記憶している。サーバ装置は、特定された場所が、規定された設置場所と一致するか否かを判断する判断手段をさらに備える。送信手段は、特定された場所が規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報を出力装置に送信する。
【0016】
好ましくは、記憶手段は、第1の機器から受信した第1の機器の消費電力情報または第1の機器が接続された消費電力測定器から受信した消費電力情報に基づき、特定された場所と当該場所における当該第1の機器の使用時間とを関連付けて記憶する。送信手段は、関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、出力装置に送信する。
【0017】
好ましくは、受信手段は、複数の消費電力測定器が送信する各消費電力情報と、第1の機器が送信する消費電力情報とを定期的に受信する。特定手段は、予め規定されたタイミングで、第1の機器の場所を特定する。送信手段は、特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、サーバ装置に予め登録された外部の通信機器に予め定められた情報を送信する。
【0018】
好ましくは、受信手段は、複数のコンセントのうち第1の機器が給電を受けているコンセントとは異なるコンセントから給電されることにより動作している第2の機器から、消費電力情報をさらに受信する。特定手段は、第2の機器の場所をさらに特定する。送信手段は、第1の機器の場所を表した情報と、第2の機器の場所を表した情報とを、出力装置に送信する。
【0019】
本発明の他の局面に従うと、サーバ装置は、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信する。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した第1の場所情報を記憶するための記憶手段と、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している第1の機器から当該第1の機器の動作状態を表す状態情報を受信する受信手段と、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、第1の機器から受信した状態情報と、第1の場所情報とに基づき、第1の機器の場所を特定する特定手段と、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する送信手段とを備える。
【0020】
好ましくは、状態情報は、第1の機器が動作を開始したことを表す動作開始情報を含む。特定手段は、動作開始情報と、当該動作開始情報が受信されたときの複数の消費電力測定器の消費電力情報とに基づき、第1の機器の場所を特定する。
【0021】
好ましくは、記憶手段は、第1の機器の識別情報をさらに記憶している。送信手段は、特定された場所を表した情報に、第1の機器の識別情報を関連付けて、出力装置に送信する。
【0022】
好ましくは、記憶手段は、第1の機器の設置場所を規定した第2の場所情報をさらに記憶している。サーバ装置は、特定された場所が、規定された設置場所と一致するか否かを判断する判断手段をさらに備える。送信手段は、特定された場所が規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報を出力装置に送信する。
【0023】
好ましくは、状態情報は、第1の機器が動作を停止したことを表す動作停止情報を含む。記憶手段は、動作停止情報と特定された場所とに基づき、特定された場所と当該場所における当該第1の機器の使用時間とを関連付けて記憶する。送信手段は、関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、出力装置に送信する。
【0024】
好ましくは、受信手段は、複数の消費電力測定器の各消費電力情報を定期的に受信する。特定手段は、予め規定されたタイミングで、第1の機器の場所を特定する。送信手段は、特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、サーバ装置に予め登録された外部の通信機器に予め定められた情報を送信する。
【0025】
好ましくは、受信手段は、複数のコンセントのうち第1の機器が給電を受けているコンセントとは異なるコンセントから給電されることにより動作している第2の機器から、状態情報をさらに受信する。特定手段は、第2の機器の場所をさらに特定する。送信手段は、第1の機器の場所を表した情報と、第2の機器の場所を表した情報とを、出力装置に送信する。
【0026】
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器と、複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置と、出力装置と、電子機器とを備える。複数の消費電力測定器の各々は、消費電力情報をサーバ装置に送信する。電子機器は、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報を記憶するための記憶している。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、電子機器から当該電子機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、電子機器から受信した消費電力情報と、場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定する。サーバ装置は、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する。出力装置は、特定された場所を表した情報を受信し、当該受信した情報を表示する。
【0027】
本発明のさらに他の局面に従うと、通信システムは、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器と、複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置と、出力装置と、電子機器とを備える。複数の消費電力測定器の各々は、消費電力情報をサーバ装置に送信する。電子機器は、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報を記憶している。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、電子機器から当該電子機器の動作状態を表す状態情報を受信する。サーバ装置は、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、電子機器から受信した状態情報と、場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定する。サーバ装置は、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信する。
出力装置は、特定された場所を表した情報を受信し、当該受信した情報を表示する。
【0028】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置において用いられる。情報処理方法は、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該電子機器の消費電力を表した消費電力情報を受信するステップと、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、第1の機器から受信した消費電力情報と、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定するステップと、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとを備える。
【0029】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報処理方法は、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置において用いられる。情報処理方法は、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該第1の機器の動作状態を表す状態情報を受信するステップと、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、電子機器から受信した状態情報と、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定するステップと、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとを備える。
【0030】
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置を制御する。プログラムは、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該電子機器の消費電力を表した消費電力情報を受信するステップと、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、第1の機器から受信した消費電力情報と、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定するステップと、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとを、サーバ装置のプロセッサに実行させる。
【0031】
本発明のさらに他の局面に従うと、プログラムは、互いに異なるコンセントに接続された複数の消費電力測定器の各々から消費電力を表した消費電力情報を受信するサーバ装置を制御する。プログラムは、複数の消費電力測定器の各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の消費電力測定器のいずれかを介して給電されることにより動作している電子機器から当該第1の機器の動作状態を表す状態情報を受信するステップと、複数の消費電力測定器の各々から受信した消費電力情報と、電子機器から受信した状態情報と、複数の消費電力測定器の各々の設置場所を表した場所情報とに基づき、電子機器の場所を特定するステップと、特定された場所を表した情報を、出力装置に送信するステップとを、サーバ装置のプロセッサに実行させる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、機器がどの場所にあるのかを簡易な構成で判断することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】通信システムの概略構成を示した図である。
図2】家電機器の一例としての掃除機と部屋側のタップとの接続状態の一例を表した図である。
図3】タップの連結を説明するための図である。
図4】サーバ装置が中継器を介してタップから受信する消費電力を表した図である。
図5】タブレット端末におけるユーザインターフェイスの一例を表した図である。
図6】サーバ装置のハードウェア構成を示した図である。
図7】タップの斜視図である。
図8】タップのハードウェア構成を表した図である。
図9】中継器のブロック図である。
図10】サーバ装置が記憶している場所情報を説明するための図である。
図11】サーバ装置が記憶している家電情報を説明するための図である。
図12】部屋側のタップおよび家電側のタップによって測定された消費電力を表した消費電力管理テーブルを表した図である。
図13】家電側のタップと部屋側のタップとの関連付けの履歴を表した関連付け履歴情報を表した図である。
図14】サーバ装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
図15】サーバ装置の処理の流れの概要を表したフローチャートである。
図16図15におけるステップS4の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図17】他の通信システムの概略構成を示した図である。
図18】掃除機に内蔵されている消費電力測定器のハードウェア構成を表した図である。
図19】さらに他の通信システムの概略構成を示した図である。
図20】サーバ装置が中継器を介して受信する情報を説明するための図である。
図21】サーバ装置が記憶している家電情報を説明するための図である。
図22】タップによって測定された消費電力を表した消費電力管理テーブルD22を表した図である。
図23】家電IDと当該家電IDにより特定される家電機器の動作状態を、家電ID毎に表した状態管理テーブルを表した図である。
図24】家電機器とタップとの関連付けの履歴を表した関連付け履歴情報を表した図である。
図25】サーバ装置の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。
図26】サーバ装置の処理の流れの概要を表したフローチャートである。
図27図26におけるステップS104の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る通信システムについて説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0035】
[実施の形態1]
<A.通信システムの概要>
(a1.システム構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る通信システムの概略構成を示した図である。図1を参照して、本発明の実施の形態に係る通信システム1は、ネットワークZと、ネットワークEと、サーバ装置1009とから構成される。ネットワークZは、低速無線通信ネットワーク(本例においてはZigBeeを想定)を示す。ネットワークEは、高速通信ネットワーク(本例においては、Ethernet(登録商標)、または、WiFi(登録商標)、またはそれらの組み合わせを想定)を示す。なお、本例においては上記の方式を用いたネットワークについて説明するが特に上記に限るものではない。例えば、ネットワークZにZ−WAVE(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、特定小電力無線などを用いることができる。また例えば、ネットワークEにPLC(Power Line Communications)などを用いることも可能である。
【0036】
ネットワークZには、中継器1001と、複数のタップ1004a,1004b,1004c等が存在するものとする。ネットワークEには、中継器1001と、ブロードバンドルータ1002と、パーソナルコンピュータ1003等が存在するものとする。タブレット端末1008が含まれていてもよい。中継器1001はネットワークZとネットワークEの両方のネットワークに含まれる。また、中継器1001はHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバ機能を有する。複数のタップ1004a,1004b,1004cには、家電機器(一例として、掃除機1005)に接続されたタップ1004sが接続される。つまり、複数のタップ1004a,1004b,1004cの何れかに、タップ1004sが連結される。タップの連結については、後述する(図3)。
【0037】
以下では、説明の便宜上、タップ1004sに接続される家電機器の一例として、掃除機1005を例に挙げて説明する。ただし、タップ1004sに接続される家電機器は、掃除機1005に限定されるものではない。家電機器としては、壁面等に据え付けられているものではなく、移動して利用される機器(可搬型の機器)であれば特に限定されない。たとえば、当該家電機器として、ラップトップ型パソコン(以下、「ノートPC」と称する)が例に挙げられる。
【0038】
掃除機1005は、電源ケーブル1051を含む。また、電源ケーブル1051は、先端にプラグ1051aを有する。また、タップ1004sとタップ1004sに接続される掃除機とを1つのユニット装置1800(第1の機器)と捉えた場合、ユニット装置1800は、本体装置である掃除機1005と、掃除機1005のプラグ1051aに接続されたタップ1004sとを有する構成であるといえる。
【0039】
タップ1004a、1004b、1004cは、それぞれ、宅内に設置されたコンセント1015,1016,1017に取り付けられている。これにより、タップ1004a,1004b、1004cは、給電される。
【0040】
タップ1004a、1004b、1004cは、各々に接続される各家電の消費電力を測定する消費電力測定器である。タップ1004a、1004b、1004cの各々は、測定した消費電力を中継器1001に送信することができる。なお、以下では、説明の便宜上、タップ1004a,1004b,1004c,1004sを区別することなく表わす場合には、「タップ1004」と表記する。
【0041】
中継器1001および複数のタップ1004の各々は、低速無線通信モジュールを備える。中継器1001と複数のタップ1004とにより、低速無線通信ネットワークZ(以下、単に「ネットワークZ」とも称する)を構成している。また、中継器1001は、Ethernetによりワイヤレスブロードバンドルータ1002に接続されている。中継器1001は、ネットワークZとネットワークEとのブリッジ(媒体変換装置)あるいはゲートウェイ(プロトコル変換装置)として機能する。中継器1001は、複数のタップ1004との間で低速度の無線通信を行なう。
【0042】
ワイヤレスブロードバンドルータ1002は、インターネットに接続されている。パーソナルコンピュータ1003は、EthernetまたはWiFiにより、ワイヤレスブロードバンドルータ1002に接続される。
【0043】
パーソナルコンピュータ1003は、ブラウザ(HTTPクライアント)が動作する一般的なパソコンである。パーソナルコンピュータ1003は、パーソナルコンピュータ1003のブラウザ(HTTPクライアント)を経由して中継器1001のHTTPサーバと通信する。中継器1001のHTTPサーバは、設定用CGIプログラムを呼び出すことによって、中継器自身の設定情報を取得し、また、設定できるようになっている。このようにして、パーソナルコンピュータ1003は、中継器1001のさまざま設定を行なうことができる。このHTTPサーバとブラウザ(HTTPクライアント)の働きによって、貧弱な入力装置しか持たない中継器1001でも、複雑な設定を行なうことができる。
【0044】
タブレット端末1008は、ワイヤレスブロードバンドルータ1002を介して、中継器1001と通信を行なう。タブレット端末1008は、WiFiにより、ワイヤレスブロードバンドルータ1002に接続される。なお、タブレット端末1008は、Ethernetにより、ワイヤレスブロードバンドルータ1002に接続されてもよい。
【0045】
タブレット端末1008は、各種の表示を行なうことができる。タブレット端末1008は、たとえば、各家電の消費電力、および現在利用されている家電等を表示できる。タブレット端末1008における表示については、後述する。
【0046】
サーバ装置1009は、中継器1001を介して、タップ1004から消費電力を表した消費電力情報を、予め定められた間隔で受信する。サーバ装置1009の処理については、後述する。
【0047】
なお、以下では、ネットワークZとして、家電向けの短距離無線通信規格の一つであるZigBeeを用いた例について説明する。また、以下では、説明の便宜上、コンセントに直接接続されるタップ1004a,1004b,1004cを、「部屋側のタップ」とも称する。掃除機1005,ノートPC等の家電機器に接続されるタップ(タップ1004s等)を、「家電側のタップ」とも称する。
【0048】
(a2.家電機器と部屋側のタップとの接続)
図2は、家電機器の一例としての掃除機1005と部屋側のタップとの接続状態の一例を表した図である。状態Aは、第1の接続状態を表している。状態Bは、第1の接続状態の後の第2の接続状態を表している。状態Cは、第2の接続状態の後の第3の接続状態を表している。
【0049】
状態Aに示すとおり、掃除機1005のユーザは、建物の部屋Pを掃除するために、タップ1004sが予め接続された掃除機1005に給電すべく、コンセント1015に接続されているタップ1004aにタップ1004sを接続する。
【0050】
次いで、ユーザは、部屋Pの隣の部屋Qの一部を掃除するために、タップ1004sをタップ1004aから取り外す。さらに、ユーザは、タップ1004sが予め接続された掃除機1005に給電すべく、コンセント1016に接続されているタップ1004bにタップ1004sを接続する。
【0051】
次いで、ユーザは、部屋Qの残りを掃除するために、タップ1004sをタップ1004bから取り外す。さらに、ユーザは、タップ1004sが予め接続された掃除機1005に給電すべく、コンセント1017に接続されているタップ1004cにタップ1004sを接続する。
【0052】
図3は、タップの連結を説明するための図である。具体的には、図3は、タップ1004aとタップ1004sとの連結を説明するための図である。図3を参照して、コンセント1015に既に接続されているタップ1004aのソケットにタップ1004sのプラグを差し込むことにより、タップ1004aとタップ1004sとが連結される。なお、タップ1004sのソケット2101には、電源ケーブル1051のプラグ1051aが差し込まれる。
【0053】
また、部屋Pにおいては、タップ1004bとタップ1004sとが、タップ1004aとタップ1004sとの接続態様と同様な態様で接続される。さらに、部屋Qにおいては、タップ1004cとタップ1004sとが、タップ1004aとタップ1004sとの接続態様と同様な態様で接続される。なお、このような接続態様は、掃除機1005に限定されず、ノートPC等の移動して利用される機器でも同様である。
【0054】
なお、以下では、説明の便宜上、部屋Pの一例として、建物の2階の寝室を例に挙げて説明する。また、部屋Qの一例として、2階のリビングを例に挙げて説明する。なお、部屋の数、および建物の階数は、特に限定されるものではない。また、建物は、一戸建て住宅、マンション、会社事務所、病院、各種施設等、特に限定されるものではない。
【0055】
(a3.サーバ装置1009が記憶している情報の概要)
サーバ装置1009は、複数のタップ1004a,1004b,1004cの各々が、どの部屋に設置されているかを表した情報を予め記憶している。また、サーバ装置1009は、タップ1004sが、どの家電機器に接続されているかを予め記憶している。
【0056】
本実施の形態の場合、サーバ装置1009は、タップ1004aが2階の寝室に設置されており、タップ1004bおよびタップ1004cが2階のリビングに設置されていることを表した情報を予め記憶している。また、サーバ装置1009は、タップ1004sが掃除機1005に接続されていることを表した情報を予め記憶している。なお、サーバ装置1009への当該情報の記憶は、通信システム1のユーザが、たとえばタブレット端末1008を用いて行なう。
【0057】
<B.処理の概要>
次に、通信システム1における処理の概要について説明する。主として、サーバ装置1009における処理の概要について説明する。
【0058】
(b1.消費電力情報の受信)
図4は、サーバ装置1009が中継器1001を介してタップ1004から受信する消費電力を表した図である。詳しくは、図4は、図3の状態A、B,Cの順で、掃除機1005を使用したときの掃除機1005の消費電力を説明するための図でもある。
【0059】
図4Aは、タップ1004aにより測定された掃除機1005の消費電力を表した図である。図4Bは、タップ1004bにより測定された消費電力を表した図である。図4Cは、タップ1004cにより測定された消費電力を表した図である。図4Dは、タップ1004sにより測定された消費電力を表した図である。
【0060】
まず、部屋側のタップ1004a,1004b,1004cに着目して説明する。図4Aを参照して、時刻t1〜t2(ただし、t2>t1)においては、タップ1004sがタップ1004aに接続されることにより、掃除機1005が動作している(図3の状態A)。サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t1〜t2における消費電力情報(電力データ)をタップ1004aから受信する。
【0061】
図4Bを参照して、時刻t3〜t4(ただし、t3>t2,t4>t3)においては、タップ1004sがタップ1004bに接続されることにより、掃除機1005が動作している(図3の状態B)。サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t3〜t4における消費電力情報をタップ1004bから受信する。
【0062】
図4Cを参照して、時刻t5〜t6(ただし、t5>t4,t6>t5)においては、タップ1004sがタップ1004cに接続されることにより、掃除機1005が動作している(図3の状態C)。サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t5〜t6における消費電力情報をタップ1004cから受信する。
【0063】
このように、サーバ装置1009は、家電側のタップ1004sが接続される部屋側のタップ1004a,100b,1004cのいずれかから、消費電力情報を、逐次取得することができる。
【0064】
ところで、時刻t1〜t2においては、上述したとおり、タップ1004sがタップ1004aに接続されることにより、掃除機1005が動作している(図3の状態A)。したがって、サーバ装置1009は、時刻t1〜t2における消費電力情報を、タップ1004aからだけではなく、タップ1004sからも受信する。また、同様に、サーバ装置1009は、時刻t3〜t4における消費電力情報を、タップ1004bからだけではなく、タップ1004sからも受信する。さらに、サーバ装置1009は、時刻t5〜t6における消費電力情報を、タップ1004cからだけではなく、タップ1004sからも受信する。
【0065】
このように、サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t1〜t2における消費電力情報をタップ1004sから受信する。また、サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t3〜t4における消費電力情報をタップ1004sから受信する。さらに、サーバ装置1009は、中継器1001を介して、時刻t5〜t6における消費電力情報をタップ1004sから受信する。
【0066】
(b2.家電機器の場所の特定および出力)
サーバ装置1009は、上述したように、部屋側のタップ(タップ1004a,1004b,1004c)の各々が、どの部屋に設置されているかを表した情報(以下、「場所情報」とも称する)を予め記憶している。また、サーバ装置1009は、家電側のタップ(タップ1004s等)が、どの家電機器に接続されているかを表した情報(以下、「家電情報」とも称する)を予め記憶している。
【0067】
サーバ装置1009は、場所情報と家電情報とを利用して、掃除機1005の場所を特定する。詳しくは、サーバ装置1009は、複数の部屋側のタップ1004a,1004b,1004cの各々から受信した消費電力情報と、掃除機1005に接続された家電側のタップ1004sから受信した消費電力情報と、場所情報とに基づき、家電機器の場所を特定する。家電機器の名称を特定する必要がある場合には、サーバ装置1009は、さらに上記家電情報を利用して、特定された場所にある家電機器の名称を特定する。
【0068】
具体的には、サーバ装置1009は、時刻t1〜t2においては、タップ1004aとタップ1004sとから同じ消費電力を表す消費電力情報を受信している。それゆえ、サーバ装置1009は、時刻t1〜t2においては、タップ1004aが設置されている2階の寝室で家電機器が動作していると判断できる。特に、サーバ装置1009は、家電情報によってタップ1004sに掃除機1005が接続されていることを予め認識しているため、家電機器としての掃除機1005が2階の寝室で動作していることを特定できる。
【0069】
また、サーバ装置1009は、時刻t3〜t4においては、タップ1004bとタップ1004sとから同じ消費電力を表す消費電力情報を受信している。それゆえ、サーバ装置1009は、時刻t3〜t4においては、タップ1004bが設置されている2階のリビングで掃除機1005が動作していることを特定できる。
【0070】
さらに、サーバ装置1009は、時刻t5〜t6においては、タップ1004cとタップ1004sとから同じ消費電力を表す消費電力情報を受信している。それゆえ、サーバ装置1009は、時刻t5〜t6において、タップ1004cが設置されている2階のリビングで掃除機1005が動作していることを特定できる。
【0071】
サーバ装置1009は、たとえばタブレット端末1008からの要求に基づき、上記特定した場所を表した情報と、当該場所で動作している家電機器の識別情報(たとえば機器名)とを関連付けて、タブレット端末1008に送信する。
【0072】
なお、サーバ装置1009の上記場所の特定のタイミングは、特に限定されるものではない。サーバ装置1009は、掃除機1005の使用時間中(たとえばt1〜t2の間)に場所の特定を行なってもよいし、使用時間が経過した後でもよい。また、場所を特定するための処理のトリガは、タブレット端末1008からの指令であってもよい。
【0073】
(b3.タブレット端末1008における表示内容)
図5は、タブレット端末1008におけるユーザインターフェイスの一例を表した図である。詳しくは、図5は、タブレット端末1008がサーバ装置1009から場所情報および家電機器の識別情報を受信したときに、タブレット端末1008が表示する表示画面を表した図である。
【0074】
図5を参照して、タブレット端末1008は、機器の場所(現在位置)を表示する。タブレット端末1008は、たとえば、掃除機1005が2階の寝室にあることを表す表示を行なう。その際、使用されているコンセントを識別するためのIDをあわせて表示してもよい。また、タブレット端末1008は、ノートPCが2階のリビングにあることを表す表示を行なう。その際、使用されているコンセントを識別するためのIDをあわせて表示してもよい。
【0075】
以上のような処理を行なうことにより、タブレット端末1008のユーザは、家電側のタップに接続された家電機器(たとえば掃除機1005)が建物のどの場所にあるのか(どの場所で使用されているのか)を、容易なシステム構成で判断することができる。
【0076】
<C.ハードウェア構成>
(c1.サーバ装置1009)
図6は、サーバ装置1009のハードウェア構成を示した図である。図6を参照して、サーバ装置1009は、主たる構成要素として、プログラムを実行するCPU951と、データを不揮発的に格納するROM952と、CPU951によるプログラムの実行により生成されたデータ、又は入力装置(図示せず)を介して入力されたデータを揮発的に格納するRAM953と、データを不揮発的に格納するHDD954と、LED955と、スイッチ956と、通信IF(Interface)957と、電源回路958と、モニタ959と、操作キー260とを含む。各構成要素は、相互にデータバスによって接続されている。
【0077】
サーバ装置1009における処理は、各ハードウェアおよびCPU951により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、HDD954に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、その他の記憶媒体に格納されて、プログラムプロダクトとして流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラムプロダクトとして提供される場合もある。このようなソフトウェアは、読取装置によりその記憶媒体から読み取られて、あるいは、たとえば図示しない通信IF等を介してダウンロードされた後、HDD954に一旦格納される。そのソフトウェアは、CPU951によってHDD954から読み出され、RAM953に実行可能なプログラムの形式で格納される。CPU951は、そのプログラムを実行する。
【0078】
同図に示されるサーバ装置1009を構成する各構成要素は、一般的なものである。したがって、本発明の本質的な部分は、RAM953、HDD954、記憶媒体に格納されたソフトウェア、あるいはネットワークを介してダウンロード可能なソフトウェアであるともいえる。なお、サーバ装置1009の各ハードウェアの動作は周知であるので、詳細な説明は繰り返さない。
【0079】
なお、記録媒体としては、DVD−RAMに限られず、DVD-ROM、CD−ROM、FD、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、光ディスク、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。また、記録媒体は、当該プログラム等をコンピュータが読取可能な一時的でない媒体である。また、ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0080】
(c2.タップ1004)
図7は、タップ1004の斜視図である。図7を参照して、タップ1004は、プラグ差込用のソケット2101と、プラグ2102と、LED2105と、設定ボタン2106とを備える。タップの使用時には、ユーザは、家電の電源プラグをソケット2101に差し込むとともに、宅内に設置されたコンセントにプラグ2102を差し込む(図1参照)。なお、ソケット2101の形状は、接続される家電の電源プラグの形状に応じて決まる。
【0081】
図8は、タップ1004のハードウェア構成を表した図である。図8を参照して、タップ1004は、ソケット2101と、プラグ2102と、シャント抵抗2103と、電源部2104と、LED2105と、設定ボタン2106と、アンテナ2107と、電力センサ部2110と、無線RF内蔵通信コントローラ部2120と、配線2131と、配線2132と、配線2133とを備える。
【0082】
電力センサ部2110は、電圧入力ADC部2111と、電流入力ADC部2112と、乗算器2113と、デジタル/周波数変換部2114とを含む。無線RF内蔵通信コントローラ部2120は、CPU2121と、ROM2122と、RAM2123と、GPIO2124と、無線RF部2125とを含む。
【0083】
配線2132と配線2133とは、シャント抵抗2103により接続されている。シャント抵抗2103は電流を測定するために使われる微小な(数百マイクロΩ)抵抗である。
【0084】
ソケット2101とプラグ2102とは、配線2131〜2133およびシャント抵抗2103で接続されている。配線2131は、プラグ2102の一方の端子およびソケット2101の一方の端子に接続されている。配線2132は、プラグ2102の他方の端子とシャント抵抗2103の一方の端部とに接続されている。配線2133は、ソケット2101の他方の端子とシャント抵抗2103の他方の端部とに接続されている。
【0085】
電源部2104は、配線2132に接続されている。電源部2104は、交流を直流に変換する。電源部2104は、変換により得られた直流電力を電力センサ部2110と無線RF内蔵通信コントローラ部2120とに与える。
【0086】
電圧入力ADC部2111は、配線2131と、配線2132とに接続されている。電圧入力ADC部2111は、配線2131と配線2132との間の電圧(電位差)を、デジタル信号にて乗算器2113に出力する。
【0087】
電流入力ADC部2112は、配線2132と、配線2133とに接続されている。電流入力ADC部2112は、シャント抵抗2103に流れる電流の電流値を、デジタル信号にて乗算器2113に出力する。
【0088】
乗算器2113は、電圧入力ADC部2111からの出力と、電流入力ADC部2112からの出力とを乗算し、当該乗算により得られたデジタル信号をデジタル/周波数変換部2114に出力する。
【0089】
デジタル/周波数変換部2114は、入力されたデジタル信号を周波数信号に変換する。デジタル/周波数変換部2114は、変換により得られた周波数信号を、無線RF内蔵通信コントローラ部2120のGPIOに出力する。
【0090】
CPU2121は、GPIOから取得した上記周波数信号をデータ変換する。無線RF部2125は、データ変換により得られた信号を、アンテナ2107を用いて中継器1001に送信する。
【0091】
ROM2122には、CPU2121が実行するプログラム等が格納されている。なお、ROM2122は、NVRAMで構成されるのが一般的である。
【0092】
LED2105は、タップ1004のデータ処理状態を、点滅および/または点灯させる色等により表す。設定ボタン2106は、ユーザによるタップ1004の初期設定等のために用いられる。
【0093】
なお、本実施例では、無線RF内蔵通信コントローラ部2120は、ルータとして動作するものとして説明する。
【0094】
以上のタップ1004の構成に基づけば、家電機器と、家電側のタップと、部屋側のタップとの接続関係は、以下の構成であると言える。前提として、複数の部屋側のタップ(タップ1004a、1004b、1004c等)の各々は、ソケット2101と、コンセントに接続するためのプラグ2102とを含んでいる。掃除機1005等の家電機器に接続された家電側のタップ(タップ1004s等)のソケット2101には、当該家電機器のプラグが接続されている。家電側のタップのプラグ2102は、複数のコンセントに接続された複数の部屋側のタップのいずれかのソケット2101に接続される。
【0095】
(c3.中継器1001)
図9は、中継器1001のブロック図である。図9を参照して、中継器1001は、制御部1101と、発光部1103と、高速通信インターフェイス部1104と、電源部1105と、無線RF(Radio Frequency)内蔵通信コントローラ部1106と、アンテナ1107と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109と、図示しないリセットスイッチとを備える。
【0096】
無線RF内蔵通信コントローラ部1106は、CPU(Central Processing Unit)1161と、ROM(Read Only Memory)1162と、RAM(Random Access Memory)1163と、GPIO(General Purpose Input/Output)1164と、無線RF部1165と、制御部1101との間で通信するためのUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)1166とを含む。
【0097】
なお、本実施例では、無線RF内蔵通信コントローラ部1106は、ZigBeeコーディネータとして動作するものとして説明する。他の実施の形態として、無線RF内蔵通信コントローラ部1106は、ZigBeeルータとして動作させてもよい。その場合、ネットワークZ上に存在する他の通信機器から常に受信可能であるように設定しておく。
【0098】
また、ROM1162と、RAM1163と、UART1166と、GPIO1164と、無線RF部1165とは、それぞれ、CPU1161に接続されている。
【0099】
無線RF内蔵通信コントローラ部1106は、アンテナ1107と接続されている。無線RF内蔵通信コントローラ部1106は、ネットワークZ上に存在する通信機器との間の通信を制御する。なお、ROM1162は、NVRAMで構成されるのが一般的である。
【0100】
制御部1101は、CPU1161に比べて高性能なCPUを備えており、またメモリも豊富である。当該構成によって、中継器1001は、高度な情報処理を実現できる。
【0101】
高速通信インターフェイス部1104は、ワイヤレスブロードバンドルータ1002との間でEthernetまたはWiFiを用いた通信を行なうためのインターフェイスである。電源部1105は、制御部1101と無線RF内蔵通信コントローラ部1106とに電力を供給する。
【0102】
制御部1101は、発光部1103と、高速通信インターフェイス部1104と、電源部1105と、無線RF内蔵通信コントローラ部1106と、プッシュボタン1108と、スライドスイッチ1109とに接続されている。制御部1101は、中継器1001の全体的な動作を制御する。制御部1101は、プッシュボタン1108およびスライドスイッチ1109からの入力を受け付ける。また、制御部1101は、発光部1103に出力指示を出す。
【0103】
制御部1101について、より詳しく説明すると以下のとおりである。制御部1101は、図示しない、ZigBeeマネージャと、ZigBeeノード管理情報とを含む。ZigBeeマネージャは、制御部1101に格納されているアプリケーションの1つである。ZigBeeマネージャは、ネットワークZ上に存在しうるZigBeeのノードを管理する。具体的には、ZigBeeマネージャは、ローカルノードである無線RF内蔵通信コントローラ部1106と、ローカルノードと通信可能なリモートノード(タップ1004などのZigBeeノード)を管理する。これ以外にも、ZigBeeマネージャは、ローカルノード及びリモートノードからZigBeeノードとしての一般的な情報(IEEEアドレス、ショートアドレス、MAC能力、論理タイプなど)を取得して、また、ローカルノードからローカルノードにアソシエートされているデバイスの一覧や現在のネットワーク情報(PanIDや論理チャンネルなど)を取得して、ノード情報として管理する。ZigBeeマネージャは、これらのZigBeeノードの管理情報をZigBeeノード管理情報に保存する。
【0104】
なお、本実施の形態において、「ローカルノード」とは、中継器に内部接続されるZigBeeモジュールをいう。また、「リモートノード」とは、タップなどに内蔵されるZigBeeモジュールをいう。
【0105】
<D.データ>
図10は、サーバ装置1009が記憶している場所情報D10を説明するための図である。場所情報D10は、タップ1004a,1004b,1004cの各々が、どの部屋に設置されているかを表した情報である。図10を参照して、場所情報D10では、タップのIDと、タップの場所とが対応付けられている。図10では、TAP−1,TAP−2,TAP−3は、それぞれ、タップ1004a,1004b,1004cを表している。サーバ装置1009は、場所情報D10を参照することにより、部屋側のどのタップが、どの場所に設置されているのかを判断できる。
【0106】
図11は、サーバ装置1009が記憶している家電情報D11を説明するための図である。家電情報D11は、器側のタップが、どの家電機器に接続されているかを表した情報である。図11を参照して、家電情報D11では、タップのIDと、タップに接続されている家電機器の名称とが対応付けられている。サーバ装置1009は、家電情報D11を参照することにより、機器側のどのタップが、どの家電機器に接続されているのかを判断できる。
【0107】
図12は、部屋側のタップおよび家電側のタップによって測定された消費電力を表した消費電力管理テーブルD12を表した図である。消費電力管理テーブルD12は、中継器1001と事前にペアリングされた各タップの消費電力情報を、タップのIDに対応付けた情報である。サーバ装置1009は、中継器1001から各タップの消費電力情報を受信することにより、消費電力管理テーブルD11における消費電力の値を更新する。
【0108】
図13は、家電側のタップと部屋側のタップとの関連付けの履歴を表した関連付け履歴情報D13を表した図である。関連付け履歴情報D13は、サーバ装置1009が、家電の場所の特定を行なう過程で生成する情報である。なお、関連付け履歴情報D13は、タップ同士間のペアリングの履歴を表した情報である。
【0109】
サーバ装置1009は、家電側のタップからの消費電力情報と、部屋側のタップからの消費電力情報とに基づき、消費電力が一致している家電側のタップと部屋側のタップとをIDを用いて対応付ける。サーバ装置1009は、当該対応付けした日時を登録日時として記憶する。
【0110】
サーバ装置1009は、対応付けた家電側のタップと部屋側のタップとの消費電力が一致しなくなった場合、上記対応付けを解除する。サーバ装置1009は、当該対応付けを解除した日時を解除日時として記憶する。
【0111】
サーバ装置1009は、関連付け履歴情報D13と、場所情報D10(図10)と、家電情報D11(図11)とに基づき、家電機器の場所と、当該家電機器の名称とを特定する。
【0112】
<E.機能的構成>
図14は、サーバ装置1009の機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図14を参照して、サーバ装置1009は、受信部901と、記憶部902と、特定部903と、送信部904と、判断部905とを備える。
【0113】
記憶部902は、場所情報D10と、家電情報D11と、消費電力管理テーブルD12と、関連付け履歴情報D13と、指定位置情報D9とを記憶する。指定位置情報D9は、タブレット端末1008のユーザによって事前に指定された、各家電機器のデフォルト位置を表した情報である。
【0114】
受信部901は、中継器1001を介して、複数の部屋側のタップ(タップ1004a,1004b,1004c等)の各々から消費電力情報を受信する。また、受信部901は、当該複数の部屋側のタップのいずれかを介して給電されることにより動作している家電機器(掃除機1005等)に接続された家電側のタップ(タップ1004s等)から、当該家電機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する。また、受信部901は、受信した消費電力情報を用いて、消費電力管理テーブルD12を更新する。
【0115】
なお、部屋側のタップと、給電状態の家電側のタップとは、定期的に、消費電力情報を中継器1001に送信する。このため、受信部901は、消費電力情報を定期的に受信する。
【0116】
特定部903は、複数の部屋側のタップの各々から受信した消費電力情報と、家電機器に接続された家電側のタップから受信した消費電力情報と、場所情報D10とに基づき、家電機器の場所を特定する。詳しくは、特定部903は、複数の部屋側のタップの各々から受信した消費電力情報と、家電機器に接続された家電側のタップから受信した消費電力情報と、場所情報D10と、関連付け履歴情報D13とに基づき、家電機器の場所を特定する。さらに、特定部903は、さらに家電情報D11を利用して、特定した家電機器の場所も特定する。特定部903は、特定した家電の場所と、特定した家電の名称とを送信部904に送る。
【0117】
たとえば、消費電力管理テーブルD12に示すとおり、タップIDがTAP-2とTAP−4との消費電力が200kWで同一であるため、関連付け履歴情報D13においては、TAP-2とTAP−4とが関連付けられている。特定部903は、場所情報D10を参照し、TAP−2に対応付けられた場所が2階のリビングであることを特定する。また、特定部903は、家電情報D11を参照し、TAP−4に対応付けられた家電機器の名称が掃除機であると特定する。この結果、特定部903は、2階のリビングと掃除機とを互いに関連付けた状態で、送信部904に送る。
【0118】
送信部904は、タブレット端末1008に対して、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称とを関連付けて送信する。なお、タブレット端末1008は、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称と受信し、たとえば、図5に示したユーザインターフェイスを表示する。
【0119】
なお、判断部905の詳細と、判断部905および指定位置情報D9を利用する構成については、後述する。また、外部の通信機器であるスマートフォン7000を用いた構成についても後述する。
【0120】
<F.フローチャート>
図15は、サーバ装置1009の処理の流れの概要を表したフローチャートである。図15を参照して、ステップS2において、サーバ装置1009は、受信部901による受信処理を行なう。詳しくは、ステップS2において、サーバ装置1009のCPU951は、中継器1001を介して、複数の部屋側のタップの各々から消費電力情報を受信するともに、家電側のタップから家電機器の消費電力を表した消費電力情報を受信する。
【0121】
ステップS4において、サーバ装置1009は、特定部903による特定処理を行なう。詳しくは、ステップS4において、サーバ装置1009のCPU951は、家電機器の場所と家電機器の場所とを特定する。
【0122】
ステップS6において、サーバ装置1009は、送信部904による送信処理を行なう。詳しくは、ステップS6において、サーバ装置1009のCPU951は、タブレット端末1008に対して、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称とを関連付けて送信する。
【0123】
図16は、図15におけるステップS4の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、処理を一般化するため、部屋側のタップのタップIDがm個、場所情報D10に登録されており、家電側のタップのタップIDがn個、家電情報D11に登録されているものとして説明する。なお、m、nは、自然数である。つまり、図15におけるステップS2では、CPU951は、m+n個の消費電力情報を順次受信するものとして、以下説明する。
【0124】
図16を参照して、ステップS12において、サーバ装置1009のCPU951は、受信した複数の消費電力情報を、家電側のタップと、部屋側のタップとに分類する。具体的には、CPU951は、場所情報D10および家電情報D11とのタップIDに基づいて、受信した複数の消費電力情報を、家電側のタップと、部屋側のタップとに分類する。なお、消費電力情報には、送信先のタップのタップIDが含まれている。
【0125】
ステップS14において、CPU951は、変数iに1を代入する。ステップS16において、CPU951は、変数iの値が1以下であるか否かを判断する。変数iの値がnよりも大きい場合(ステップS16においてNO)、CPU951は、処理をステップS30に進める。一方、変数iの値がn以下である場合(ステップS16においてYES)、CPU951は、ステップS18において、関連付け履歴情報D13に基づき、家電側のタップが部屋側のタップと関連付けがなされているか否かを判断する。ステップS18では、家電側の各タップに関して、部屋側のタップと関連付けがなされているか否かが判断される。なお、後述するステップS20,S24,S26,S28における処理についても、家電側のタップ毎に行なわれる。
【0126】
部屋側のタップと関連付けが既になされていると判断された場合(ステップS18においてYES)、CPU951は、ステップS20において、消費電力情報に示された消費電力が、閾値Th1以上であって、かつ部屋側のタップの消費電力と同じであるか否かを判断する。一方、部屋側のタップと関連付けがなされていないと判断された場合(ステップS18においてNO)、処理をステップS26に進める。
【0127】
ステップS20において肯定的な判断がなされた場合(ステップS20においてYES)、CPU951は、ステップS22において、iの値をインクリメントする。すなわち、CPU951は、iの値を、1だけ増加させる。ステップS20において否定的な判断がなされた場合(ステップS20においてNO)、ステップS24において、CPU951は、家電側のタップと部屋側のタップとの関連付けを解消する。具体的には、CPU951は、当該関連付けを解消した日時を、関連付け履歴情報D13の解除日時の欄に書き込む。CPU951は、ステップS24の後は、処理をステップS22に進める。
【0128】
ステップS26において、CPU951は、消費電力が閾値Th1以上かつ同じ消費電力である部屋側のタップがあるか否かを判断する。ステップS26において肯定的な判断がなされた場合(ステップS26においてYES)、CPU951は、家電側のタップと部屋側のタップとを関連付ける。具体的には、CPU951は、関連付け履歴情報D13において、当該関連付けを表すタップIDの書き込みと、当該関連付けをした日時の登録日時の欄への書き込みとを行なう。CPU951は、ステップS28の後は、処理をステップS22に進める。一方、ステップS26において否定的な判断がなされた場合(ステップS26においてNO)、CPU951は、処理をステップS22に進める。
【0129】
ステップS30において、CPU951は、各家電機器の場所を特定する。なお、特定方法については、既に説明したため、ここでは説明を繰り返さない。なお、ステップS20,S26において、閾値Th1を利用した処理を行なっている理由は、消費電力が0kWを表す消費電力情報を送信している、部屋側のタップと家電側のタップとが存在する場合、これらの2つのタップの関連付け付けを行なわないようにするためである。閾値Th1の値としては、たとえば、1kW等とすることができる。
【0130】
<G.利点>
(1)上述したように、タップ1004sと当該タップ1004sに接続される掃除機1005とを1つのユニット装置1800として捉えると、サーバ装置1009は、以下の構成を有すると言える。なお、ノートPC等の他の家電機器についても同様である。
【0131】
サーバ装置1009は、互いに異なるコンセントに接続された複数の部屋側のタップの各々から消費電力を表した消費電力情報を受信する。サーバ装置1009は、複数の部屋側のタップの各々の設置場所を表した場所情報D10を記憶するための記憶部902を備える。また、サーバ装置1009は、複数の部屋側のタップの各々から消費電力情報を受信するとともに、複数の部屋側のタップのいずれかを介して給電されることにより動作しているユニット装置1800(掃除機1005および家電側のタップ1004s)からユニット装置1800の消費電力を表した消費電力情報を受信する受信部901をさらに備える。また、サーバ装置1009は、複数の部屋側のタップの各々から受信した消費電力情報と、ユニット装置1800から受信した消費電力情報と、場所情報D10とに基づき、ユニット装置1800の場所を特定する特定手段をさらに備える。また、サーバ装置1009は、特定された場所を表した情報を、タブレット端末1008に送信する送信手段をさらに備える。
【0132】
上記の構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、家電側のタップに接続された家電機器(たとえば掃除機1005)が建物のどの場所にあるのか(どの場所で使用されているのか)を、容易なシステム構成で判断することができる。
【0133】
(2)詳しくは、複数の部屋側のタップの各々は、ソケット2101(第1のソケット)と、コンセントに接続するためのプラグ2102(第1のプラグ)とを含む。ユニット装置1800は、ソケット2101(第2のソケット)とプラグ2102(第2のプラグ)とを有する家電側のタップと、当該ソケット2101(第2のソケット)に接続されたプラグ1051a(第3のプラグ)を有する掃除機1005とを含む。家電側のタップのプラグ(第2のプラグ)は、複数のコンセントに接続された複数の部屋側のタップのいずれかのソケット2101に接続されている。受信部901は、ユニット装置1800に含まれる家電側のタップから、掃除機1005の消費電力を表した消費電力情報を受信する。
【0134】
上記の構成によれば、家電側のタップを部屋側のタップに連結した状態で家電機器を使用することにより、タブレット端末1008のユーザは、家電機器が建物のどの場所にあるのかを判断できる。
【0135】
また、家電機器自体が消費電力測定機能を有していない構成であっても、家電側のタップによる消費電力測定機能により、サーバ装置1009は、家電機器が建物のどの場所にあるのかを特定できる。このため、消費電力測定機能を有していない家電機器を通信システム1に含めることができる。
【0136】
(3)記憶部902は、ユニット装置1800(詳しくは、本体装置)の識別情報をさらに記憶している。識別情報としては、本体装置(つまり家電機器)の名称が挙げられる。送信部904は、特定された場所を表した情報に、たとえば家電機器の名称を関連付けて、タブレット端末1008に送信する。
【0137】
上記の構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、どの家電機器がどの場所にあるのかを認識することができる。たとえば、当該ユーザは、掃除機1005が2階のリビングで使用されていることを認識できる。
【0138】
[実施の形態2]
本実施の形態では、通信システム1において、さらに判断部905および指定位置情報D9を利用する構成について説明する。なお、上記においては、場所を特定する対象機器を家電として説明したが、これに限定されるものではない。対象機器は、コンセントから電力を受電して動作するものであればよい。たとえば、対象機器には、展示会等のイベントで使用される各種機器、病院で使用される移動可能に構成された医療機器等も含まれる。
【0139】
指定位置情報D9は、上述したように、タブレット端末1008のユーザによって事前に指定された、各家電機器のデフォルト位置を表している。
【0140】
判断部905は、特定部903によって特定された場所が、指定位置情報D9によって規定された設置場所と一致しているか否かについて判断する。当該判断は、家電機器毎に行なう。
【0141】
送信部904は、特定された場所が指定位置情報D9によって規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報をタブレット端末1008に送信する。なお、予め定められて情報としては、特定された対象機器の位置が正しくない旨を表す情報とすることができる。
【0142】
このような構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、対象機器が間違った場所で利用されていることを容易に認識することができる。
【0143】
[実施の形態3]
本実施の形態では、通信システム1において、さらに家電機器の使用場所および使用時間を通知する構成について説明する。
【0144】
サーバ装置1009は、家電機器が接続された家電側のタップから受信した消費電力情報に基づき、特定部903により特定された場所と当該場所における当該家電機器の使用時間とを関連付けて記憶部902に記憶する。
【0145】
送信部904は、上記関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、タブレット端末1008に送信する。
【0146】
タブレット端末1008は、サーバ装置1009から受信した、関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、画面に表示する。
【0147】
このような構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、家電機器が、どの場所で、どれ位の時間使用されているのかを認識することが可能となる。
【0148】
[実施の形態4]
本実施の形態では、通信システム1において、さらにスマートフォン7000において警告表示を実現する構成について説明する。
【0149】
次に、スマートフォン7000(図14)を利用する構成について説明する。
受信部901は、上述したように、複数の部屋側のタップが送信する各消費電力情報と、家電側のタップが送信する消費電力情報とを定期的に受信する。特定部903は、予め規定されたタイミングで、家電側のタップに接続された家電機器の場所を特定する。
【0150】
送信部904は、特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、サーバ装置1009に予め登録された外部の通信機器であるスマートフォン7000に予め定められた情報を送信する。送信部904は、当該予め定められた情報として、たとえば家電機器が移動していない旨を表す情報を、スマートフォン7000に送信する。
【0151】
このような構成によれば、スマートフォン7000のユーザは、家電機器を利用しているユーザの異常を知ることができる。なお、スマートフォン7000は一例であって、外部の通信機器であれば、特に限定されるものではない。
【0152】
[実施の形態5]
図17は、本発明の実施の形態に係る通信システムの概略構成を示した図である。図17を参照して、本発明の実施の形態に係る通信システム1Aは、ネットワークZと、ネットワークEと、サーバ装置1009Aとから構成される。
【0153】
通信システム1Aでは、ネットワークZにおいて、タップ1004sが存在しない点、および掃除機1005の代わりに掃除機1005Aが存在する点において、実施の形態1の通信システム1と異なる。また、通信システム1Aでは、サーバ装置1009の代わりにサーバ装置1009Aを有する点において、実施の形態1の通信システム1とは異なる。
【0154】
掃除機1005Aは、消費電力測定器を内蔵している。このため、通信システム1Aでは、家電側のタップ1004sが存在していない。当該消費電力測定器は、家電側のタップ1004sと同様に、掃除機1005Aの消費電力を測定する。
【0155】
つまり、サーバ装置1009Aは、掃除機1005A等の家電機器から当該家電機器の消費電力を受信している点において、家電側のタップから家電機器の消費電力を受信する実施の形態1のサーバ装置1009と異なる。それゆえ、サーバ装置1009Aは、図10の家電情報D11の代わりに家電IDと家電機器の名称とを対応付けた家電情報D11Aを記憶しておけばよい。また、サーバ装置1009Aは、図12の消費電力管理テーブルD12の代わりに、タップIDに消費電力を対応付けるとともに、家電IDに消費電力を対応付けた、タップおよび家電別の消費電力管理テーブルD12Aを記憶しておけばよい。さらに、サーバ装置1009Aは、図13の関連付け履歴情報D13の代わりに、当該関連付け履歴情報D13の家電側のタップIDを家電IDに置き換えた関連付け履歴情報D13Aを記憶しておけばよい。
【0156】
図18は、掃除機1005Aに内蔵されている消費電力測定器1500のハードウェア構成を表した図である。図18を参照して、消費電力測定器1500は、シャント抵抗2103と、電源部2104と、LED2105と、設定ボタン2106と、アンテナ2107と、電力センサ部2110と、無線RF内蔵通信コントローラ部2120と、配線2131と、配線2132と、配線2133とを備える。配線2131,2132,2133は、掃除機1005A内において、消費電力測定器1500の外の配線に接続されている。
【0157】
サーバ装置1009Aは、サーバ装置1009と同様に、受信部901と、記憶部902と、特定部903と、送信部904と、判断部905とを備える。また、記憶部902は、場所情報D10と、家電情報D11Aと、タップおよび家電別の消費電力管理テーブルD12Aと、関連付け履歴情報D13Aと、指定位置情報D9とを記憶している。
【0158】
サーバ装置1009Aにおける、特定部903における特定処理、送信部904における送信処理は、サーバ装置1009と同じであるため、ここでは、説明を繰り返さない。
【0159】
サーバ装置1009Aを備える通信システム1Aによれば、実施の形態1で説明した効果(利点)と同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態2〜4で説明した構成を本実施の形態でも適用できる。
【0160】
[実施の形態6]
<H.システム構成>
図19は、本発明の実施の形態に係る通信システムの概略構成を示した図である。図19を参照して、本発明の実施の形態に係る通信システム1Bは、ネットワークZと、ネットワークEと、サーバ装置1009Bとから構成される。
【0161】
通信システム1Bでは、ネットワークZにおいて、家電側のタップ1004sが存在しない点、および掃除機1005の代わりに掃除機1005Bが存在する点において、実施の形態1の通信システム1と異なる。また、通信システム1Bでは、サーバ装置1009の代わりにサーバ装置1009Bを有する点において、実施の形態1の通信システム1とは異なる。
【0162】
掃除機1005B等の家電機器は、各家電IDに対応付けて、自機が動作を開始したことを表す情報(以下、「動作開始情報」または「ON信号」とも称する)と、自機が動作を停止したことを表す情報(以下、「動作停止情報」または「OFF信号」とも称する)とを送信可能に構成されている。これらの信号の送信は、ユニキャストであってもよいし、ブロードキャストであってもよい。家電機器の上記情報の送信には、一例として、OSI参照モデルをベースとした通信プロトコルである「ECHONET Lite(エコーネットライト)」を利用できる。
【0163】
サーバ装置1009Bは、実施の形態1に係るサーバ装置1009と同様なハードウェア構成を有する(図6)。したがって、サーバ装置1009Bのハードウェア構成については、ここでは繰り返し説明しない。
【0164】
<I.処理の概要>
次に、通信システム1Bにおける処理の概要について説明する。主として、サーバ装置1009Bにおける処理の概要について説明する。
【0165】
(i1.情報の受信)
図20は、サーバ装置1009Bが中継器1001を介して受信する情報を説明するための図である。図20Aは、タップ1004aにより測定された掃除機1005Bの消費電力を表した図である。図20Bは、タップ1004bにより測定された掃除機1005Bの消費電力を表した図である。図20Cは、タップ1004cにより測定された掃除機1005Bの消費電力を表した図である。図20Dは、掃除機1005Bの動作状態を表した図である。
【0166】
図20Aを参照して、時刻t1〜t2においては、掃除機1005Bのプラグ1051aがタップ1004aに接続されることにより、掃除機1005Bが動作している。サーバ装置1009Bは、中継器1001を介して、時刻t1〜t2における消費電力情報をタップ1004aから受信する。
【0167】
図20Bを参照して、時刻t3〜t4においては、掃除機1005Bのプラグ1051aがタップ1004bに接続されることにより、掃除機1005Bが動作している。サーバ装置1009Bは、中継器1001を介して、時刻t3〜t4における消費電力情報をタップ1004bから受信する。
【0168】
図20Cを参照して、時刻t5〜t6においては、掃除機1005Bのプラグ1051aがタップ1004cに接続されることにより、掃除機1005Bが動作している。サーバ装置1009Bは、中継器1001を介して、時刻t5〜t6における消費電力情報をタップ1004cから受信する。
【0169】
また、図20Dを参照して、サーバ装置1009Bは、掃除機1005Bから、動作開始情報(ON信号)と、動作停止情報(OFF信号)とを受信する。これにより、サーバ装置1009Bは、掃除機1005Bの動作状態を判別することができる。なお、サーバ装置1009Bは、掃除機1005Bのみならず、予め登録されている各家電機器(たとえばノートPC)の動作状態も判別する。
【0170】
(i2.家電機器の場所の特定および出力)
サーバ装置1009Bは、タップ1004a,1004b,1004cの各々が、どの部屋に設置されているかを表した場所情報D10(図10)を予め記憶している。また、サーバ装置1009Bは、各家電機器の動作状態を表した情報(以下、「状態情報」と称する)を記憶している。
【0171】
詳しくは、サーバ装置1009は、複数のタップ1004a,1004b,1004cの各々から受信した消費電力情報と、場所情報D10と、状態情報とに基づき、家電機器の場所を特定する。
【0172】
具体的には、サーバ装置1009Bは、時刻t1〜t2においては、タップ1004aから消費電力情報を受信している。また、時刻t1において、家電機器の動作状態がオン状態となっている。それゆえ、サーバ装置1009Bは、時刻t1〜t2においては、タップ1004aが設置されている2階の寝室で家電機器が動作していると判断できる。特に、サーバ装置1009は、動作開始情報を家電IDとともに受信する構成であるため、家電機器として掃除機1005Bが2階の寝室で動作していることを特定できる。
【0173】
また、サーバ装置1009Bは、時刻t3〜t4においては、タップ1004bから消費電力情報を受信している。また、時刻t3において、家電機器の動作状態がオン状態となっている。それゆえ、サーバ装置1009Bは、時刻t3〜t4においては、タップ1004bが設置されている2階の寝室で掃除機1005Bが動作していることを特定できる。
【0174】
さらに、サーバ装置1009Bは、時刻t5〜t6においては、タップ1004cから消費電力情報を受信している。また、時刻t5において、家電機器の動作状態がオン状態となっている。それゆえ、サーバ装置1009Bは、時刻t5〜t6においては、タップ1004cが設置されている2階のリビングで掃除機1005Bが動作していることを特定できる。
【0175】
サーバ装置1009Bは、たとえばタブレット端末1008からの要求に基づき、上記特定した場所を表した情報と、当該場所で動作している家電機器の識別情報(たとえば機器名)とを関連付けて、タブレット端末1008に送信する。
【0176】
なお、サーバ装置1009Bの上記場所の特定のタイミングは、特に限定されるものではない。サーバ装置1009は、掃除機1005の使用時間中(たとえばt1〜t2の間)に場所の特定を行なってもよいし、使用時間が経過した後でもよい。また、場所を特定するための処理のトリガは、タブレット端末1008からの指令であってもよい。
【0177】
タブレット端末1008は、サーバ装置1009Bから場所情報および家電機器の識別情報を受信したときに、実施の形態1と同様に、図5に示したユーザインターフェイスを表示する。
【0178】
上記においては、時刻t1,t3,t5にON信号を受信している状態を表しているが、ON信号を受信するタイミングは、時刻t1,t3,t5とは厳密には一致しないことも想定される。つまり、図20Dに示した波形が、右側または左側にシフトすることもある。このため、サーバ装置1009Bは、たとえば数秒程度の時間に関する値Δt(閾値Th2)を設定し、ON信号を受信した時刻t1’,t3’,t5’の前後数秒の間(t1’−Δt≦t≦t1’+Δt,t3’−Δt≦t≦t3’+Δt,t5’−Δt≦t≦t5’+Δt)に消費電力情報を受信した場合には、当該ON信号と当該消費電力情報とが関連しているものとして扱うことが好ましい。
【0179】
<J.データ>
図21は、サーバ装置1009Bが記憶している家電情報D21を説明するための図である。図21を参照して、家電情報D21は、家電IDと、家電機器の名称とが対応付けられている。サーバ装置1009Bは、家電情報D21を参照することにより、家電IDから家電機器の名称を特定することができる。
【0180】
図22は、タップによって測定された消費電力を表した消費電力管理テーブルD22を表した図である。消費電力管理テーブルD22は、中継器1001と事前にペアリングされた各タップの消費電力情報を、タップのIDに対応付けた情報である。サーバ装置1009Bは、中継器1001から各タップの消費電力情報を受信することにより、消費電力管理テーブルD22における消費電力の値を更新する。
【0181】
図23は、家電IDと当該家電IDにより特定される家電機器の動作状態を、家電ID毎に表した状態管理テーブルD23を表した図である。サーバ装置1009Bは、中継器1001を介して動作開始情報および動作停止情報を受信する度に、状態管理テーブルD23を更新する。
【0182】
図24は、家電機器とタップとの関連付けの履歴を表した関連付け履歴情報D24を表した図である。関連付け履歴情報D24は、サーバ装置1009Bが、家電の場所の特定を行なう過程で生成する情報である。なお、関連付け履歴情報D24は、家電機器とタップとの間のペアリングの履歴を表した情報である。
【0183】
サーバ装置1009Bは、タップから送信されてくるタップIDおよび消費電力情報と、当該消費電力情報を受信したときと概ね同じ時刻に受信した家電IDおよび動作開始情報とに基づき、家電とタップとをIDを用いて対応付ける。サーバ装置1009Bは、当該対応付けした日時を登録日時として記憶する。
【0184】
サーバ装置1009Bは、家電機器から家電IDおよび動作停止情報を受信したことに基づき、上記対応付けを解除する。サーバ装置1009Bは、当該対応付けを解除した日時を解除日時として記憶する。
【0185】
サーバ装置1009Bは、関連付け履歴情報D24と、場所情報D10(図10)と、家電情報D21(図21)とに基づき、家電機器の場所と、当該家電機器の名称とを特定する。
【0186】
<K.機能的構成>
図25は、サーバ装置1009Bの機能的構成を説明するための機能ブロック図である。図25を参照して、サーバ装置1009Bは、受信部901Bと、記憶部902Bと、特定部903Bと、送信部904Bと、判断部905とを備える。
【0187】
記憶部902Bは、場所情報D10と、家電情報D21と、消費電力管理テーブルD22と、状態管理テーブルD23と、関連付け履歴情報D24と、指定位置情報D9とを記憶する。
【0188】
受信部901Bは、中継器1001を介して、複数のタップ1004a,1004b,1004cの各々から消費電力情報を受信する。また、受信部901Bは、家電機器から状態情報(動作開始情報および動作停止情報)を受信する。また、受信部901Bは、受信した消費電力情報を用いて、消費電力管理テーブルD22を更新する。受信部901Bは、受信した状態情報を用いて、状態管理テーブルD23を更新する。
【0189】
なお、タップは、定期的に消費電力情報を中継器1001に送信する。このため、受信部901Bは、消費電力情報を定期的に受信する。
【0190】
特定部903Bは、複数のタップの各々から受信した消費電力情報と、家電機器から受信した状態情報と、場所情報D10とに基づき、家電機器の場所を特定する。詳しくは、特定部903Bは、複数の部屋側のタップの各々から受信した消費電力情報と、場所情報D10と、関連付け履歴情報D24とに基づき、家電機器の場所を特定する。さらに、特定部903Bは、さらに家電情報D21を利用して、特定した家電機器の場所も特定する。特定部903Bは、特定した家電の場所と、特定した家電の名称とを送信部904Bに送る。
【0191】
たとえば、特定部903Bは、関連付け履歴情報D24において、DEV−1とTAP−2との関連付けが解除されていない。したがって、特定部903Bは、TAP−2で特定されるタップが設置されている部屋に、DEV−1で特定される家電機器があることを特定できる。特定部903Bは、さらに、場所情報D10と家電情報D21とを参照することにより、TAP−2で特定されるタップの場所と、DEV−1で特定される家電機器の名称とを特定できる。これにより、特定部903Bは、2階のリビングで掃除機が使用中であることを特定できる。特定部903は、2階のリビングと掃除機とを互いに関連付けた状態で、送信部904Bに送る。
【0192】
送信部904Bは、タブレット端末1008に対して、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称とを関連付けて送信する。なお、タブレット端末1008は、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称と受信し、図5に示したユーザインターフェイスを表示する。
【0193】
<L.フローチャート>
図26は、サーバ装置1009Bの処理の流れの概要を表したフローチャートである。図26を参照して、ステップS102において、サーバ装置1009Bは、受信部901Bによる受信処理を行なう。詳しくは、ステップS102において、サーバ装置1009BのCPU951は、中継器1001を介して、複数のタップの各々から消費電力情報を受信するともに、家電機器から状態情報を受信する。
【0194】
ステップS104において、サーバ装置1009Bは、特定部903Bによる特定処理を行なう。詳しくは、ステップS104において、サーバ装置1009BのCPU951は、家電機器の場所と家電機器の場所とを特定する。
【0195】
ステップS106において、サーバ装置1009Bは、送信部904Bによる送信処理を行なう。詳しくは、ステップS106において、サーバ装置1009BのCPU951は、タブレット端末1008に対して、家電の場所を表した情報と、当該場所にある家電の名称とを関連付けて送信する。
【0196】
図27は、図26におけるステップS104の処理の詳細を説明するためのフローチャートである。なお、以下では、処理を一般化するため、タップIDがm個、場所情報D10に登録されており、家電IDがn個、家電情報D21に登録されているものとして説明する。つまり、図26におけるステップS102では、CPU951は、m個の消費電力情報と、n個の状態情報とを順次受信するものとして、以下説明する。
【0197】
ステップS112において、サーバ装置1009BのCPU951は、変数iに1を代入する。ステップS114において、CPU951は、変数iの値が1以下であるか否かを判断する。変数iの値がnよりも大きい場合(ステップS114においてNO)、CPU951は、処理をステップS128に進める。一方、変数iの値がn以下である場合(ステップS114においてYES)、CPU951は、ステップS116において、関連付け履歴情報D24に基づき、タップが家電と関連付けがなされているか否かを、タップIDと家電IDとに基づいて判断する。ステップS116では、各家電に関して、タップと関連付けがなされているか否かが判断される。なお、後述するステップS118,S122,S124,S126における処理についても、家電側の状態情報毎に行なわれる。
【0198】
タップと関連付けが既になされていると判断された場合(ステップS116においてYES)、CPU951は、受信した状態情報がOFF状態を表しているか否かを判断する。つまり、CPU951は、受信した状態情報が動作停止情報であるか否かを判断する。CPU951は、OFF状態を表していると判断した場合(ステップS118においてYES)、関連付け解除処理を行なう。具体的には、CPU951は、状態管理テーブルD23における状態をON状態からOFF状態に変更するともに、関連付け履歴情報D24において解除時刻を書き込む。
【0199】
CPU951は、ON状態を表していると判断した場合(ステップS118においてNO)、ステップS120において、iの値をインクリメントする。すなわち、CPU951は、iの値を、1だけ増加させる。
【0200】
タップと関連付けがなされていないと判断された場合(ステップS116においてNO)、ステップS124において、CPU951は、状態情報がON状態を表しており、かつ消費電力が閾値Th1以上の未登録のタップが存在するか否かを判断する。ステップS124において肯定的な判断がなされた場合(ステップS124においてYES)、CPU951は、ステップS126において、家電とタップとの関連付けを行なう。具体的には、CPU951は、家電IDとタップIDとを対応付けて、関連付け履歴情報D24に追記する。また、CPU951、たとえば当該追記を行なった日時を、関連付け履歴情報D24の登録日時の欄に書き込む。ステップS124において否定的な判断がなされた場合(ステップS124においてNO)、CPU951は、処理をステップS120に進める。
【0201】
ステップS128において、CPU951は、各家電機器の場所を特定する。なお、特定方法については、既に説明したため、ここでは説明を繰り返さない。
【0202】
<M.利点>
(1)上記のように、サーバ装置1009Bは、互いに異なるコンセントに接続された複数のタップの各々から消費電力を表した消費電力情報を受信する。サーバ装置1009Bは、複数のタップの各々の設置場所を表した場所情報D10を記憶するための記憶部902Bを備える。また、サーバ装置1009Bは、複数のタップの各々から消費電力情報を受信するとともに、複数のタップのいずれかを介して給電されることにより動作している家電機器(たとえば掃除機1005B)から当該家電機器の動作状態を表す状態情報を受信する受信部901Bを備える。また、サーバ装置1009Bは、複数のタップの各々から受信した消費電力情報と、家電機器から受信した状態情報と、場所情報D10とに基づき、家電機器の場所を特定する特定部903Bを備える。また、サーバ装置1009Bは、特定された場所を表した情報を、タブレット端末1008に送信する送信部904Bを備える。
【0203】
上記の構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、家電側のタップに接続された家電機器(たとえば掃除機1005)が建物のどの場所にあるのか(どの場所で使用されているのか)を、容易なシステム構成で判断することができる。
【0204】
(2)上記状態情報は、家電機器が動作を開始したことを表す動作開始情報を含む。特定部903Bは、動作開始情報と、当該動作開始情報が受信されたときの複数のタップの消費電力情報とに基づき、家電機器の場所を特定する。
【0205】
上記の構成によれば、サーバ装置1009Bは、家電機器から動作を開始したことを表す動作開始情報のみを受信することによって、家電機器がどの場所にあるのかを特定できる。
【0206】
(3)記憶部902Bは、家電機器の識別情報(たとえば家電機器の名称)である家電情報D21をさらに記憶している。送信部904Bは、特定された場所を表した情報に、家電機器の識別情報を関連付けて、タブレット端末1008に送信する。
【0207】
上記の構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、どの家電機器がどの場所にあるのかを認識することができる。たとえば、当該ユーザは、掃除機1005が2階のリビングで使用されていることを認識できる。
【0208】
[実施の形態7]
本実施の形態では、通信システム1Bにおいて、さらに判断部905および指定位置情報D9を利用する構成について説明する。
【0209】
次に、判断部905および指定位置情報を利用する構成について説明する。なお、実施の形態1でも述べたとおり、場所を特定する対象機器を家電として説明したが、これに限定されるものではない。対象機器は、コンセントから電力を受電して動作するものであればよい。たとえば、対象機器には、展示会等のイベントで使用される各種機器、病院で使用される移動可能に構成された医療機器等も含まれる。
【0210】
指定位置情報D9は、上述したように、タブレット端末1008のユーザによって事前に指定された、各家電機器のデフォルト位置を表している。
【0211】
判断部905は、特定部903Bによって特定された場所が、指定位置情報D9によって規定された設置場所と一致しているか否かについて判断する。当該判断は、家電機器毎に行なう。
【0212】
送信部904Bは、特定された場所が指定位置情報D9によって規定された設置場所と一致しない場合には、予め定められた情報をタブレット端末1008に送信する。なお、予め定められて情報としては、特定された対象機器の位置が正しくない旨を表す情報とすることができる。
【0213】
このような構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、対象機器が間違った場所で利用されていることを容易に認識することができる。
【0214】
[実施の形態8]
本実施の形態では、通信システム1Bにおいて、さらに家電機器の使用場所および使用時間を通知する構成について説明する。
【0215】
上述したとおり、状態情報は、家電機器が動作を停止したことを表す動作停止情報を含む。記憶部902Bは、動作停止情報と特定部903Bによって特定された場所とに基づき、特定された場所と当該場所における当該家電機器の使用時間とを関連付けて記憶する。送信部904Bは、関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、タブレット端末1008に送信する。
【0216】
タブレット端末1008は、サーバ装置1009Bから受信した、関連付けられた場所と使用時間とを表した情報を、画面に表示する。
【0217】
このような構成によれば、タブレット端末1008のユーザは、家電機器が、どの場所で、どれ位の時間使用されているのかを認識することが可能となる。
【0218】
[実施の形態9]
本実施の形態では、通信システム1Bにおいて、さらにスマートフォン7000において警告表示を実現する構成について説明する。
【0219】
次に、スマートフォン7000(図25)を利用する構成について説明する。
受信部901Bは、上述したように、複数のタップの各消費電力情報を定期的に受信する。特定部903Bは、予め規定されたタイミングで、家電機器の場所を特定する。送信部904Bは、特定部903Bにより特定された場所が予め定められた時間以上、同じ場所である場合には、サーバ装置1009Bに予め登録された外部の通信機器であるスマートフォン7000に予め定められた情報を送信する。送信部904Bは、当該予め定められた情報として、たとえば家電機器が移動していない旨を表す情報を、スマートフォン7000に送信する。
【0220】
このような構成によれば、スマートフォン7000のユーザは、家電機器を利用しているユーザの異常を知ることができる。なお、スマートフォン7000は一例であって、外部の通信機器であれば、特に限定されるものではない。
【0221】
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0222】
1,1A,1B 通信システム、901,901B 受信部、902,902B 記憶部、903,903B 特定部、904,904B 送信部、905 判断部、951 CPU、952 ROM、953 RAM、954 HDD、1001 中継器、 1002 ワイヤレスブロードバンドルータ、1004,1004a,1004a,1004b,1004c,1004s タップ、1005,1005A,1005B 掃除機、1008 タブレット端末、1009,1009A,1009B サーバ装置、1015,1016,1017 コンセント、1051 電源ケーブル、1051a,2102 プラグ、1500 消費電力測定器、1800 ユニット装置、2101 ソケット、7000 スマートフォン、D9 指定位置情報、D10 場所情報、D11A,D11,D21 家電情報、D11,D22 消費電力管理テーブル、D13,D24 関連付け履歴情報、D23 状態管理テーブル、Z 低速無線通信ネットワーク。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27