特許第5945046号(P5945046)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】5945046
(24)【登録日】2016年6月3日
(45)【発行日】2016年7月5日
(54)【発明の名称】自動電圧調整器
(51)【国際特許分類】
   H02P 9/04 20060101AFI20160621BHJP
   H02P 9/14 20060101ALI20160621BHJP
【FI】
   H02P9/04 J
   H02P9/14 F
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-137428(P2015-137428)
(22)【出願日】2015年7月9日
【審査請求日】2015年7月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】504368413
【氏名又は名称】オーハツ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100129643
【弁理士】
【氏名又は名称】皆川 祐一
(72)【発明者】
【氏名】木村 均
(72)【発明者】
【氏名】嶽本 光司
(72)【発明者】
【氏名】西川 雅久
【審査官】 マキロイ 寛済
(56)【参考文献】
【文献】 欧州特許出願公開第1320186(EP,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0237037(US,A1)
【文献】 特開2002−238295(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02P 9/04
H02P 9/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流発電機の出力電圧を整流して直流電圧を検出する電圧検出部と、
前記交流発電機の出力電圧を整流して電源電圧を生成する電源部とを含み、
前記電圧検出部および前記電源部は、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路を共通に備え、
前記第1ブリッジ型全波整流回路および前記第2ブリッジ型全波整流回路は、それぞれの一方の入力端子が共通化されることにより、合計3個の入力端子を有しており、
前記3個の入力端子には、それぞれ前記交流発電機のU相出力電圧、V相出力電圧およびW相出力電圧が入力され、
前記第1ブリッジ型全波整流回路の正側出力端子は、第1正側配線に接続され、
前記第2ブリッジ型全波整流回路の正側出力端子は、第2正側配線に接続されており、
前記第1ブリッジ型全波整流回路および前記第2ブリッジ型全波整流回路のそれぞれの負側出力端子は、共通化されて、負側配線に接続されており、
前記電圧検出部は、前記第1正側配線と前記負側配線との間に介在された静電容量および複数の分圧用抵抗を備え、
前記電源部は、前記第2正側配線と前記負側配線の間に介在されたツェナーダイオードを備えている、自動電圧調整器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流発電機の自動電圧調整器(AVR:Automatic Voltage Regulator)に関する。
【背景技術】
【0002】
交流発電機には、その出力電圧を所定電圧に自動的に調整する自動電圧調整器が用いられる。
【0003】
自動電圧調整器の一例では、交流発電機の出力電圧を整流して、出力電圧に応じた直流電圧を検出する電圧検出部と、電圧検出部による検出電圧と所定の基準電圧との差に応じた制御信号を出力する制御部と、制御部から出力される制御信号に応じた電流を交流発電機の界磁巻線に供給する界磁回路部と、交流発電機の出力電圧を整流して、制御部の電源電圧を生成する電源部とが設けられている(たとえば、特許文献1参照)。
【0004】
電圧検出部は、2個のブリッジ型全波整流回路を備えている。ブリッジ型全波整流回路は、4個のダイオードを用いた構成である。各ブリッジ型全波整流回路の一方の入力端子は、共通化されており、その入力端子には、交流発電機のW相電圧が抵抗で降圧(ドロップ)されて入力される。一方のブリッジ型全波整流回路の残りの入力端子には、交流発電機のU相電圧が抵抗で降圧されて入力され、他方のブリッジ型全波整流回路の残りの入力端子には、交流発電機のV相電圧が抵抗で降圧されて入力される。各ブリッジ型全波整流回路の一方の出力端子は、共通化され、正側配線に接続されている。各ブリッジ型全波整流回路の他方の出力端子は、負側配線を介してグランドに接続されている。これにより、交流発電機が出力する各相電圧が全波整流され、正側配線と負側配線との間に直流電圧が発生する。
【0005】
電源部もまた、2個のブリッジ型全波整流回路を備えている。ブリッジ型全波整流回路は、4個のダイオードを用いた構成である。各ブリッジ型全波整流回路の一方の入力端子は、共通化されており、その入力端子には、交流発電機のW相電圧が静電容量で降圧(ドロップ)されて入力される。一方のブリッジ型全波整流回路の残りの入力端子には、交流発電機のU相電圧が静電容量で降圧されて入力され、他方のブリッジ型全波整流回路の残りの入力端子には、交流発電機のV相電圧が静電容量で降圧されて入力される。各ブリッジ型全波整流回路の一方の出力端子は、共通化され、正側配線に接続されている。各ブリッジ型全波整流回路の他方の出力端子は、負側配線を介してグランドに接続されている。これにより、交流発電機が出力する各相電圧が全波整流され、正側配線と負側配線との間に直流電圧が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−259211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
かかる構成では、電圧検出部および電源部に合計4個のブリッジ型全波整流回路が必要とされ、その回路構成が大型となり、ひいては自動電圧調整器のサイズが大型になるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、小型化を図ることができる、自動電圧調整器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するため、本発明に係る自動電圧調整器は、交流発電機の出力電圧を整流して直流電圧を検出する電圧検出部と、交流発電機の出力電圧を整流して電源電圧を生成する電源部とを含み、電圧検出部および電源部は、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路を共通に備え、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路は、それぞれの一方の入力端子が共通化されることにより、合計3個の入力端子を有しており、3個の入力端子には、それぞれ交流発電機のU相出力電圧、V相出力電圧およびW相出力電圧が入力され、第1ブリッジ型全波整流回路の正側出力端子は、第1正側配線に接続され、第2ブリッジ型全波整流回路の正側出力端子は、第2正側配線に接続されており、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路のそれぞれの負側出力端子は、共通化されて、負側配線に接続されており、電圧検出部は、第1正側配線と負側配線との間に介在された静電容量および複数の分圧用抵抗を備え、電源部は、第2正側配線と負側配線の間に介在されたツェナーダイオードを備えている。
【0010】
この構成によれば、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路が電圧検出部および電源部に共通に用いられている。これにより、電圧検出部および電源部に合計4個のブリッジ型全波整流回路が必要とされる構成と比較して、回路構成を小型化することができ、ひいては自動電圧調整器の小型化を図ることができる。
【0011】
第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路により、交流発電機が出力する各相電圧が全波整流される。この全波整流により、第1正側配線と負側配線との間および第2正側配線と負側配線との間に直流電圧が発生する。
【0012】
電圧検出部において、第1正側配線と負側配線との間に発生する直流電圧は、静電容量により平滑化され、複数の分圧用抵抗により分圧されて、一の分圧用抵抗と他の分圧用抵抗との接続点より検出電圧として導出される。
【0013】
電源部では、ツェナーダイオードの機能により、第2正側配線と負側配線との間に発生する直流電圧から定電圧が生成される。
【0014】
よって、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路が電圧検出部および電源部に共通に用いた構成において、電圧検出部により、交流発電機の出力電圧を検出することができ、かつ、電源部により、電源電圧としての定電圧を生成することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、第1ブリッジ型全波整流回路および第2ブリッジ型全波整流回路が電圧検出部および電源部に共通に用いられていることにより、電圧検出部および電源部に合計4個のブリッジ型全波整流回路が必要とされる構成と比較して、回路構成を小型化することができ、ひいては自動電圧調整器の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る自動電圧調整器の電気的構成を示すブロック図である。
図2】電圧検出部、電源部、制御部および周波数検出部の構成を示す回路図である。
図3】界磁回路部の構成を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】
<自動電圧調整器>
図1は、本発明の一実施形態に係る自動電圧調整器1の電気的構成を示すブロック図である。
【0019】
自動電圧調整器1は、たとえば、エンジンにより駆動される交流発電機2に用いられ、交流発電機2の出力電圧を所定電圧に自動的に調整するものである。自動電圧調整器1は、交流発電機2の出力電圧を整流して、出力電圧に応じた直流電圧を検出する電圧検出部11と、交流発電機2の出力電圧を整流して、電源電圧VDDを生成する電源部12と、電源部12により生成される電源電圧VDDを受けて動作し、電圧検出部による検出電圧と所定の基準電圧との差に応じた制御信号を出力する制御部13と、交流発電機2の出力電圧の周波数を検出する周波数検出部14と、制御部13から出力される制御信号に応じた電流を交流発電機2の界磁巻線2Cに供給する界磁回路部15とを備えている。
【0020】
<電圧検出部・電源部>
図2は、電圧検出部11、電源部12、制御部13および周波数検出部14の構成を示す回路図である。
【0021】
電圧検出部11および電源部12は、第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22を共通に有している。
【0022】
第1ブリッジ型全波整流回路21は、4個のダイオード31,32,33,34を用いた構成である。具体的には、第1ブリッジ型全波整流回路21は、2個のダイオード31,32の直列回路と2個のダイオード33,34の直列回路とを並列に接続した構成である。第1ブリッジ型全波整流回路21は、2個のダイオード31,32の接続点35および2個のダイオード33,34の接続点36をそれぞれ入力端子とする。また、第1ブリッジ型全波整流回路21は、2個のダイオード31,32の直列回路と2個のダイオード33,34の直列回路とのカソード側の接続点37を正側出力端子とし、そのアノード側の接続点38を負側出力端子とする。
【0023】
第2ブリッジ型全波整流回路22は、4個のダイオード41,42,43,44を用いた構成である。具体的には、第1ブリッジ型全波整流回路21は、2個のダイオード41,42の直列回路と2個のダイオード43,44の直列回路とを並列に接続した構成である。第2ブリッジ型全波整流回路22は、2個のダイオード41,42の接続点45および2個のダイオード43,44の接続点46をそれぞれ入力端子とする。また、第2ブリッジ型全波整流回路22は、2個のダイオード41,42の直列回路と2個のダイオード43,44の直列回路とのカソード側の接続点47を正側出力端子とし、そのアノード側の接続点48を負側出力端子とする。
【0024】
第1ブリッジ型全波整流回路21の一方の入力端子35には、交流発電機2のU相電圧が入力されるようになっている。第2ブリッジ型全波整流回路22の一方の入力端子45には、交流発電機2のV相電圧が入力されるようになっている。第1ブリッジ型全波整流回路21の他方の入力端子36と第2ブリッジ型全波整流回路22の他方の入力端子46とは、共通化されており、この共通化された入力端子36,46には、交流発電機2のW相電圧が入力されるようになっている。
【0025】
第1ブリッジ型全波整流回路21の正側出力端子37は、第1正側配線51と電気的に接続されている。第2ブリッジ型全波整流回路22の正側出力端子47は、第2正側配線52と電気的に接続されている。第1ブリッジ型全波整流回路21の負側出力端子38と第2ブリッジ型全波整流回路22の負側出力端子48とは、共通化されており、この共通化された負側出力端子38,48は、負側配線53と電気的に接続されている。負側配線53は、グランドに接続されている。
【0026】
第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22により、交流発電機2が出力する各相電圧が全波整流される。この全波整流により、第1正側配線51と負側配線53との間および第2正側配線52と負側配線53との間に直流電圧が発生する。
【0027】
電圧検出部11は、4個の静電容量(コンデンサ)61,62,63,64と、4個の抵抗65,66,67,68とを備えている。
【0028】
2個の静電容量61,62は、第1正側配線51と負側配線53との間に介在され、互いに並列に設けられている。また、2個の静電容量63,64は、第1正側配線51と負側配線53との間に介在され、互いに並列に設けられている。静電容量61,63は、たとえば、フィルムコンデンサからなり、静電容量62,64は、たとえば、セラミックコンデンサからなる。
【0029】
抵抗65は、第1正側配線51の途中部であって、2個の静電容量61,62の接続点よりも第1ブリッジ型全波整流回路21側の位置に設けられている。抵抗66は、第1正側配線51の途中部であって、第1正側配線51における2個の静電容量61,62の並列回路が接続されている点と2個の静電容量63,64の並列回路が接続されている点との間の位置に設けられている。抵抗67,68は、直列に接続されて、第1正側配線51と負側配線53との間に介在されている。
【0030】
第1正側配線51と負側配線53との間に発生する直流電圧は、電圧検出部11において、抵抗65,66により降圧(ドロップ)され、かつ、静電容量61〜64により平滑化される。そして、降圧後の第1正側配線51と負側配線53との間の電圧が抵抗67,68により分圧され、抵抗67,68の接続点69の電位が検出電圧として出力される。
【0031】
電源部12は、ダイオード71、抵抗72、静電容量73およびツェナーダイオード(定電圧ダイオード)74を備えている。
【0032】
ダイオード71および抵抗72は、直列に接続されて、第2正側配線52の途中部に設けられている。具体的には、ダイオード71のアノードが第2ブリッジ型全波整流回路22の正側出力端子47と電気的に接続され、そのカソードが抵抗72の一端と接続されている。
【0033】
静電容量73およびツェナーダイオード74は、第2正側配線52と負側配線53との間に介在されている。ツェナーダイオード74は、カソードが第2正側配線52に接続され、カソードが負側配線53に接続されている。
【0034】
第2正側配線52と負側配線53との間に発生する直流電圧は、電源部12において、抵抗72により降圧され、かつ、静電容量73により平滑化される。そして、電源部12では、ツェナーダイオード74の機能により、定電圧(ツェナー電圧)が生成される。
【0035】
<制御部>
制御部13は、電源部12により生成される定電圧を電源電圧VDDとして動作する。制御部13には、電圧検出部11から検出電圧が入力される。制御部13には、所定の基準電圧を設定する基準電圧設定回路、電圧検出部11からの検出電圧と基準電圧設定回路からの設定電圧との差を増幅して出力する増幅回路および増幅回路の出力に応じたPWM(Pulse Width Modulation)パルス信号を制御信号として発生させるパルス発生回路などが含まれる。
【0036】
<界磁回路部>
図3は、界磁回路部15の構成を示す回路図である。
【0037】
界磁回路部15には、制御部13から出力される制御信号(PWMパルス信号)がフォトカプラ81を介して入力される。
【0038】
また、界磁回路部15には、交流発電機2が出力する各相電圧を全波整流して直流電圧を得るための2個のブリッジ型全波整流回路82,83、ブリッジ型全波整流回路82,83により得られる直流電圧を平滑化するための静電容量84,85,86、チョッパ制御のためにオン/オフされるMOSFET87およびMOSFET87のゲートにゲート信号を入力するゲート駆動回路88などが設けられている。ブリッジ型全波整流回路82,83により得られる直流電圧が平滑化されることにより、励磁電流供給用の電源電圧が生成される。
【0039】
界磁回路部15では、フォトカプラ81を介して入力されるPWMパルス信号の入力に応答して、ゲート駆動回路88からMOSFET87にゲート信号が入力される。MOSFET87にゲート信号が入力されると、MOSFET87がオンになり、交流発電機2の界磁巻線2Cに励磁電流が供給される。
【0040】
<作用効果>
以上のように、第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22が電圧検出部11および電源部12に共通に用いられている。これにより、電圧検出部および電源部に合計4個のブリッジ型全波整流回路が必要とされる従来構成と比較して、回路構成を小型化することができ、ひいては自動電圧調整器1の小型化を図ることができる。
【0041】
そして、第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22が電圧検出部11および電源部12に共通に用いた構成において、電圧検出部11により、交流発電機2の出力電圧を検出することができ、かつ、電源部12により、電源電圧としての定電圧を生成することができる。
【0042】
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
【0043】
たとえば、電圧検出部11において、2個の静電容量61,62と2個の静電容量63,64との一方が省略されてもよい。また、2個の静電容量61,62の一方が省略されてもよいし、2個の静電容量63,64の一方が省略されてもよい。
【0044】
さらに、電圧検出部11において、抵抗65,66の一方またはその両方が省略されてもよい。
【0045】
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 自動電圧調整器
2 交流発電機
11 電圧検出部
12 電源部
21 第1ブリッジ型全波整流回路
22 第2ブリッジ型全波整流回路
35 入力端子
36 入力端子
37 正側出力端子
38 負側出力端子
45 入力端子
46 入力端子
47 正側出力端子
48 負側出力端子
51 第1正側配線
52 第2正側配線
53 負側配線
61〜64 静電容量
65〜68 抵抗
74 ツェナーダイオード
【要約】
【課題】小型化を図ることができる、自動電圧調整器を提供する。
【解決手段】電圧検出部11および電源部12は、第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22を共通に備えている。第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22には、交流発電機2の各相出力電圧が入力される。第1ブリッジ型全波整流回路21および第2ブリッジ型全波整流回路22の各負側出力端子38,48は、負側配線53に接続されており、各正側出力端子37,47は、それぞれ第1正側配線51および第2正側配線52に接続されている。電圧検出部11は、第1正側配線51と負側配線53との間に介在された平滑用静電容量61〜64および抵抗65〜68を備え、電源部12は、第2正側配線52と負側配線53の間に介在されたツェナーダイオード74を備えている。
【選択図】図2
図1
図2
図3