(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0021】
図1(a)、(b)および(c)は、それぞれ、携帯電話機1の正面図、背面図および右側面図である。以下、説明の便宜上、
図1(a)〜(c)に示すように、キャビネット2の長手方向を上下方向と定義し、キャビネット2の短手方向を左右方向と定義する。
【0022】
携帯電話機1は、キャビネット2と、ディスプレイ3と、フロントタッチパネル4と、マイクロフォン5と、通話スピーカ6と、外部スピーカ7と、カメラ8と、を備えている。
【0023】
キャビネット2は、正面から見て、ほぼ長方形状の輪郭を有する。キャビネット2の正面に、ディスプレイ3が配されている。ディスプレイ3には、各種の画像(画面)が表示される。ディスプレイ3は、たとえば、液晶ディスプレイである。ディスプレイ3は、有機ELディスプレイ等、他の種類のディスプレイであってもよい。さらに、ディスプレイ3を覆うように、タッチパネル4が配置されている。タッチパネル4は、透明なシート状に形成されている。タッチパネル4として、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種方式のタッチパネルが用いられ得る。
【0024】
キャビネット2の内部には、下端部にマイクロフォン5が配されており、上端部に通話スピーカ6が配されている。マイクロフォン5には、キャビネット2の正面に形成されたマイク孔5aを通じて音声が入力される。マイクロフォン5は、入力された音に応じた電気信号を生成する。通話スピーカ6からは、音声が出力される。出力された音声は、キャビネット2の正面に形成された出力孔6aを通じて外部に放出される。通話の際には、通信先の機器(携帯電話機等)から受信された受話音声が通話スピーカ6から出力され、ユーザが発した発話音声がマイクロフォン5に入力される。
【0025】
キャビネット2の内部には、外部スピーカ7が配されている。キャビネット2の背面には、外部スピーカ7に対応する出力孔7aが形成されている。外部スピーカ7から出力された音(音声、報知音等)は、出力孔7aを通じて外部に放出される。
【0026】
キャビネット2の内部には、カメラ8が配されている。キャビネット2の背面には、レンズ窓8aが設けられており、レンズ窓8aを通じて被写体の像がカメラ8に取り込まれる。
【0027】
図2は、携帯電話機1の全体構成を示すブロック図である。携帯電話機1は、制御部11と、主記憶部12と、補助記憶部13と、画像出力部14と、タッチ検出部15と、角度検出部16と、音声入力部17と、音声出力部18と、音声処理部19と、撮影部20と、キー入力部21と、通信部22を備えている。
【0028】
主記憶部12は、RAM等、制御部11が直接、高速でアクセス可能な一時記憶媒体から構成される。主記憶部12には、プログラム実行の際、一次的に利用または生成されるデータを記憶する図示しないワーキング領域が含まれる。
【0029】
補助記憶部13は、ROM、RAM、外部メモリー等から構成される。補助記憶部13には、各種のプログラムが記憶されている。補助記憶部13に記憶されるプログラムは、携帯電話機1の各部を制御するための制御プログラムの他、各種アプリケーション(たとえば、電話、電子メール、電話帳、地図、ゲーム、スケジュール管理、等)を含む。プログラムは、メーカによって携帯電話機1の製造時に補助記憶部13に記憶される他、ユーザによって通信網やメモリカード等の記憶媒体を介して補助記憶部13に記憶される。
【0030】
主記憶部12には、
図3(a)に示す撮影画像一時記憶テーブル12aが記憶されている。撮影画像一時記憶テーブル12aには、ユーザがカメラ8のシャッターを作動させた前後の撮影画像が、所定の時間間隔の撮影タイミングごとに記録される。撮影タイミングTiは、ユーザがシャッターを作動させた直後の撮影タイミングであり、撮影タイミングTsは、最も古い撮影タイミングであり、撮影タイミングTeは、最も新しい撮影タイミングである。撮影タイミングは、たとえば、1/30秒ごとに到来する。撮影画像一時記憶テーブル12aは、撮影タイミングTs〜Teの回数分の撮影画像を登録するための容量を有している。撮影画像一時記憶テーブル12aの容量が上限に到達した場合、制御部11は、最も古い撮影タイミングTsの撮影画像に最新の撮影画像を上書きする。
【0031】
補助記憶部13には、
図3(b)に示す撮影画像保存テーブル13aが記憶されている。撮影画像保存テーブル13aには、撮影日時、ユーザがカメラ8で撮影した保存画像が記録される。なお、撮影画像保存テーブル13aには、この他、カメラ8の機種名、解像度、撮影条件等が記録されていても良い。
【0032】
制御部11は、CPU等から構成されている。制御部11は、プログラムに従って、携帯電話機1を構成する各部(制御部11と、主記憶部12と、補助記憶部13と、画像出力部14と、タッチ検出部15と、角度検出部16と、音声入力部17と、音声出力部18と、音声処理部19と、撮影部20と、キー入力部21と、通信部22等)を制御する。
【0033】
画像出力部14は、
図1に示すディスプレイ3等から構成される。画像出力部14は、制御部11からの制御信号と画像信号に基づき、ディスプレイ3に画像(画面)を表示する。
【0034】
タッチ検出部15は、
図1に示すタッチパネル4を含み、タッチパネル4に対するタッチ操作を検出する。より具体的には、タッチ検出部15は、タッチパネル4に対する、ユーザの指などの接触対象の接触位置(以下、「タッチ位置」と称する)を検出する。タッチ検出部15は、検出したタッチ位置に基づいて生成された位置信号を制御部11へ出力する。
【0035】
ユーザは、タッチパネル4に指を触れることにより各種のタッチ操作を行うことができる。タッチ操作の種類として、タップ操作、フリック操作、スライド操作、ドラッグ操作、ロングタップ操作等が挙げられる。タップ操作は、タッチパネル4に指を接触させた後、短時間のうちにタッチパネル4より指を離す操作である。フリック操作は、タッチパネル4を指で任意の方向に弾く操作である。スライド操作は、タッチパネル4に指を接触させたまま任意の方向へ移動させる操作である。ドラッグ操作は、スライド操作が行われた後、タッチパネル4から指を離す操作である。フリック操作、スライド操作およびドラッ
グ操作は、タッチ位置の移動を伴うタッチ操作である。ロングタップ操作は、タッチパネル4に指を接触させた後、しばらくの間接触を維持し、タッチパネル4から指を離す操作である。
【0036】
タッチ操作についてより具体的に説明する。たとえば、タッチ検出部15によりタッチパネル4に対するタッチ位置が検出された後、予め定めた第1時間以内にタッチ位置が検出されなくなった場合、即ち、タッチパネル4より指を離す操作があった場合、制御部11によりタップ操作がなされたと判定される。タッチ検出部15によりタッチパネル4に対するタッチ位置が検出され、予め定めた第2時間以内に予め定めた第1距離以上タッチ位置が移動した後、タッチ位置が検出されなくなった場合、制御部11によりフリック操作がなされたと判定される。タッチ検出部15によりタッチパネル4に対するタッチ位置が検出された後、予め定めた第2距離以上タッチ位置が移動すると、制御部11によりスライド操作がなされたと判定される。タッチ検出部15によりタッチパネル4に対するタッチ位置が検出された後、予め定めた第3時間以上タッチ位置が検出され続け、さらにその後、タッチ位置が検出されなくなった場合、制御部11によりロングタップ操作がなされたと判定される。
【0037】
角度検出部16は、加速度センサ、角度検出回路等から構成される。角度検出部16は、キャビネット2の傾き角の変化を検出し、傾き角の変化に応じた電気信号を制御部11へ出力する。
【0038】
音声入力部17は、マイクロフォン5等から構成される。音声入力部17は、マイクロフォン5からの電気信号を音声処理部19へ出力する。
【0039】
音声出力部18は、通話スピーカ6および外部スピーカ7を含む。音声出力部18には、音声処理部19からの電気信号が入力され、通話スピーカ6または外部スピーカ7から音(音声、報知音等)が出力される。
【0040】
音声処理部19は、音声入力部17からの電気信号にA/D変換等を施し、変換後のデジタルの音声信号を制御部11へ出力する。音声処理部19は、制御部11からのデジタルの音声信号にデコード処理およびD/A変換等を施し、変換後の電気信号を音声出力部18に出力する。
【0041】
撮影部20は、
図1に示すCMOSイメージセンサを備えたカメラ8、撮像制御回路等により構成される。撮影部20は、電子シャッターの機能により、CMOSイメージセンサの露光時間を調整し、所望の明るさの画像データを取得する。撮影部20は、カメラ8により撮影された画像の画像データに各種の画像処理を施し、画像処理後の画像データを制御部11に出力する。
【0042】
撮影部20は、CMOSイメージセンサに結像した画像を低解像度で制御部11に出力するモニタモードの機能と、CMOSイメージセンサに結像した画像を高解像度で制御部11に出力する静止画撮影モードの機能とを有する。モニタモードは、低解像度の画像を動画としてディスプレイ3に表示し、ユーザが撮影時の被写体の状態を確認するために用いられる。静止画撮影モードは、カメラ8のシャッターを作動させたタイミングの高解像度の画像を静止画として、補助記憶部13の撮影画像保存テーブル13aに保存するために用いられる。撮影部20は、時分割制御により、並列して低解像の画像と高解像度の画像を取得する。
【0043】
キー入力部21は、携帯電話機1に電源を投入するための電源キーなど、携帯電話機1に配された各種ハードキー(図示せず)を含む。キー入力部21は、何れかのハードキー
が押下されると、押下されたハードキーに応じた信号を制御部11へ出力する。
【0044】
通信部22は、通話や通信を行うための信号を変換するための回路や電波を送受信するためのアンテナ等を備える。通信部22は、制御部11から入力される通話や通信のための信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を、アンテナを介して基地局や他の通信装置等の通信先へ送信する。さらに、通信部22は、アンテナを介して受信した無線信号を制御部11が利用できる形式の信号へ変換し、変換された信号を制御部11へ出力する。
【0045】
図4(a)は、ホーム画面の一例を示す図である。
図4(b)は、携帯電話機1を左右方向に傾けた場合のホーム画面の一例を示す図である。
【0046】
ホーム画面は、各種のアプリケーションに対応するアイコン101を含む。ユーザにより、何れかアイコン101に対してタップ操作がなされると、そのアイコン101に対応するアプリケーションが起動する。
【0047】
さらに、ホーム画面は、操作キー群102を含む。操作キー群102は、設定キー102a、ホームキー102b、およびバックキー102cから構成されている。設定キー102aは、主に、各種設定を行う設定画面をディスプレイ3に表示させるためのキーである。ホームキー102bは、主に、ディスプレイ3の表示を他の画面からホーム画面に移行させるためのキーである。バックキー102cは、主に、実行された処理を1ステップ前の処理に戻すためのキーである。
【0048】
さらに、ホーム画面は、上端にピクト領域PCを含む。
【0049】
ピクト領域PC、アイコン101、および操作キー群102は、ユーザが携帯電話機1を左右方向に傾けることにより、
図4(b)に示すように再配列される。
【0050】
本実施の形態の携帯電話機1は、適切な撮影タイミングの被写体を容易に取得可能な撮影制御機能を有している。
【0051】
図5は、撮影制御処理を示すフローチャートである。
図5の撮影制御処理は、ホーム画面に配されたアイコン101のうち、カメラ機能のアプリケーションに対応するアイコンに対してタップ操作がなされることにより開始される。携帯電話機1にカメラ機能のアプリケーションに対応するハードキーが備えられている場合は、
図5の撮影制御処理が、アイコンに対する操作だけでなく、ハードキーが押下されることによっても開始されて良い。
【0052】
カメラ機能のアプリケーションが起動されると、制御部11は、撮影部20の静止画撮影モードの機能により、高解像度の画像を連続して取得する連続撮影処理を開始する(S101)。
【0053】
図6は、連続撮影処理を示すフローチャートである。
図6の連続撮影処理は、
図5の撮影制御処理、
図7のプレビュー処理とともに、並列して実行される。
【0054】
図6を参照して、制御部11は、撮影部20に対して、静止画撮影モードの開始設定処理を行う(S11)。静止画撮影モードの開始設定処理には、たとえば、CMOSイメージセンサに結像した画像を高解像度で取得するために必要な各種パラメータの有効化処理、所定の第1撮影タイミングを定義する処理等が含まれる。制御部11は、撮影回数をカウントする変数nに1をセットする(S12)。制御部11は、第1撮影タイミングが到
来したか否かを判定する(S13)。第1撮影タイミングの間隔は、たとえば、1/30秒に設定される。
【0055】
第1撮影タイミングが到来していない場合(S13:NO)、制御部11は、撮影制御処理におけるS105の処理により連続撮影処理が停止されない限り(S14:NO)、処理をS13に戻し、第1撮影タイミングの到来の判定処理を繰り返す。
【0056】
第1撮影タイミングが到来すると(S13:YES)、制御部11は、撮影部20により、目標領域を高解像度で撮影する(S15)。制御部11は、撮影部20から出力された高解像度の撮影画像Pnを主記憶部12の撮影画像一時記憶テーブル12aに記憶する(S16)。制御部11は、変数nが所定の閾値shに到達したか否かを判定する(S17)。所定の閾値shは、撮影画像一時記憶テーブル12aに記録する撮影画像の最大枚数に設定される。たとえば、第1撮影タイミングの間隔が1/30秒であって、2秒間の撮影画像を蓄積する場合、閾値shは60に設定される。変数jが所定の閾値shに到達していない場合(S17:NO)、制御部11は、変数nに1を加算し(S18)、処理をS13に戻し、次の第1撮影タイミングの到来を判定する。
【0057】
変数jが所定の閾値shに到達した場合(S17:YES)、制御部11は、処理をS12に戻し、変数nに1をセットする。これにより、最も古い第1撮影タイミングで撮影された撮影画像が、次の第1撮影タイミングで撮影された撮影画像に、上書きされる。
【0058】
以上の連続撮影処理が、制御部11により停止されるまで繰り返し実行される。
【0059】
図5に戻り、制御部11は、連続撮影処理に並列して、撮影部20のモニタモードの機能により低解像度の画像を連続して取得し、ディスプレイ3にプレビュー画面V1を表示する処理を開始する(S102)。
【0060】
図7は、プレビュー処理を示すフローチャートである。
図7のプレビュー処理は、
図5の撮影制御処理、
図6の連続撮影処理とともに、並列して実行される。
【0061】
図7を参照して、制御部11は、撮影部20に対して、モニタモードの開始設定処理を行う(S21)。モニタモードの開始設定処理は、たとえば、CMOSイメージセンサに結像した画像を低解像度で取得するために必要な各種パラメータの有効化処理、第1撮影タイミングとは異なる第2撮影タイミングを定義する処理等が含まれる。制御部11は、画像出力部14を制御することにより、ディスプレイ3にプレビュー画面V1を表示する(S22)。そして、制御部11は、第2撮影タイミングが到来したか否かを判定する(S23)。第
2撮影タイミングの間隔は、たとえば、1/30秒に設定される。
【0062】
第2撮影タイミングが到来していない場合(S23:NO)、制御部11は、撮影制御処理におけるS106の処理によりプレビュー処理が停止されない限り(S24:NO)、処理をS22に戻し、第2撮影タイミングの判定処理を繰り返す。
【0063】
第2撮影タイミングが到来すると(S23:YES)、制御部11は、撮影部20により、目標領域を低解像度で撮影する(S25)。制御部11は、撮影部20から出力された低解像度の撮影画像L1を画像出力部14に出力し、
図8(a)に示すように、プレビュー画面V1に撮影画像L1を表示する(S26)。そして、処理をS23に戻し、次の第2撮影タイミングの到来を判定する。
【0064】
以上のプレビュー処理が、制御部11により停止されるまで繰り返し実行される。
【0065】
図8(a)は、プレビュー画面V1を示す図である。なお、
図8(a)は、
図4(b)に示すように携帯電話機1を左右方向に傾けた場合の画面表示例である。また、以降の画面表示例も同様である。
【0066】
プレビュー画面V1には、シャッターアイコンC1と、表示エリアA1が含まれる。表示エリアA1には、所定の第2撮影タイミングで撮影された低解像度の撮影画像L1が表示される。撮影画像L1は、1/30秒間隔で更新される。すなわち、プレビュー画面V1には、30fps(flames per second)の動画が表示される。ユーザは、プレビュー画面V1を見ることにより、撮影時の被写体の状態を確認することができる。
【0067】
図5に戻り、連続撮影処理とプレビュー処理を開始すると、制御部11は、プレビュー画面V1のシャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた否かを判定する(S103)。
【0068】
シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされていない場合(S103:NO)、制御部11は、ホームキー102bまたはバックキー102cに対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S104)。ホームキー102bまたはバックキー102cに対してタップ操作がなされていない場合(S104:NO)、制御部11は、処理をS103に戻し、シャッターアイコンC1に対するタップ操作がなされたか否かを判定する処理を繰り返す。ホームキー102bまたはバックキー102cに対してタップ操作がなされた場合(S104:YES)、制御部11は、連続撮影処理とプレビュー処理を停止し(S105、S106)、撮影制御処理を終了する。
【0069】
シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた場合(S103:YES)、制御部11は、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされてから所定時間が経過したか否かを判定する(S107)。所定時間は、たとえば、1秒間に設定される。所定時間が経過していない場合(S107:NO)、制御部11は、所定時間が経過するのを待つ。これにより、1秒の間、連続撮影処理が継続され、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された30枚分の高解像度の撮影画像が撮影画像一時記憶テーブル12aに蓄積される。このとき、撮影画像一時記憶テーブル12aには、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前の1秒間に撮影された30枚分の高解像度の撮影画像も蓄積されており、合計60枚分の撮影画像が蓄積されている。
【0070】
所定時間が経過すると(S107:YES)、制御部11は、連続撮影処理とプレビュー処理を停止し(S108、S109)、ポストビュー画面V2をディスプレイ3に表示する(S110)。そして、制御部11は、撮影画像一時記憶テーブル12aからシャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直後のタイミングの撮影画像Piを読み出して画像出力部14に出力し、
図8(b)に示すように、ポストビュー画面V2に撮影画像Piを表示する(S111)。さらに、制御部11は、ポストビュー画面V2にスライドシャッターバーB1を表示する(S112)。
【0071】
図8(b)は、ポストビュー画面V2を示す図である。
【0072】
ポストビュー画面V2には、表示エリアA2とスライドシャッターバーB1が含まれる。表示エリアA2には、所定の第1撮影タイミングで撮影された高解像度の撮影画像が表示される。
図8(b)では、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直後の撮影画像Piが表示されている。スライドシャッターバーB1は、ノブB1aを備える。ノブB1aは、スライドシャッターバーB1に沿って、左右方向にドラッグ操作されることが可能となっている。
図8(b)では、ノブB1aは、スライドシャッターバーB1の中央に位置付けられている。
【0073】
図5に戻り、制御部11は、ノブB1aに対してドラッグ操作がなされたか否かを判定する(S113)。ノブB1aに対してドラッグ操作がなされた場合(S113:YES)、制御部11は、ノブB1aの中央位置からのスライド量に応じた撮影画像を表示する(S114)。制御部11は、表示された撮影画像に対してタップ操作がなされたか否かを判定する(S115)。表示された撮影画像に対してタップ操作がなされていない場合(S115:NO)、制御部11は、処理をS113に戻し、撮影画像の選択処理を繰り返す。
【0074】
図9(a)〜
図9(d)は、ポストビュー画面V2の画面遷移例を示す図である。
【0075】
図9(a)のように、ノブB1aに対してスライドシャッターバーB1の中央位置から右方向にドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、中央位置から右方向へのスライド量に応じて、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された撮影画像Pi+jが表示される。撮影画像Pi+jは、たとえば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた0.5秒後に撮影された撮影画像である。
【0076】
さらに、
図9(b)のように、ノブB1aに対してスライドシャッターバーB1の右端までドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された最新の撮影画像Peが表示される。撮影画像Peは、たとえば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた1秒後に撮影された撮影画像である。
【0077】
図9(c)のように、ノブB1aに対してスライドシャッターバーB1の中央位置から左方向にドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、中央位置から左方向へのスライド量に応じて、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された撮影画像Pi−jが表示される。撮影画像Pi−jは、たとえば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた0.5秒前に撮影された撮影画像である。
【0078】
さらに、
図9(d)のように、ノブB1aに対してスライドシャッターバーB1の左端までドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された最も古い撮影画像Psが表示される。撮影画像Psは、たとえば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた1秒前に撮影された撮影画像である。
【0079】
このように、ユーザは、スライドシャッターバーB1のノブB1aに対して任意の位置にドラッグ操作を行うことにより、シャッターアイコンC1に対してタップ操作を行った前後に撮影した撮影画像から、所望の撮影画像を選択することができる。本実施の形態では、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前の1秒間と、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後の1秒間に撮影された60枚の撮影画像から最適な撮影タイミングの撮影画像を選択することができる。
【0080】
図5に戻り、ユーザが選択した撮影画像に対してタップ操作がなされると(S115:YES)、制御部11は、タップ操作がなされたときにポストビュー画面V2に表示されている1枚の撮影画像を補助記憶部13の撮影画像保存テーブル13aに保存する(S116)。
【0081】
図10(a)、
図10(b)は、撮影画像の保存時の画面遷移例を示す図である。
【0082】
図10(a)に示すポストビュー画面V2では、ノブB1aがスライドシャッターバー
B1の中央位置から左方向に進んだ位置に位置付けられており、表示エリアA2には、ユーザの所望の撮影画像Pi−jが表示されている。この状態で、撮影画像Pi−jに対してタップ操作がなされると、
図10(b)に示すように、撮影画像が保存されたことを伝えるメッセージが記載されたウィンドウ111が表示される。なお、ウィンドウ111の表示処理に加え、または代えて、撮影画像が保存されたことをユーザが認知することが可能な報知音、振動、画面エフェクト等の処理が実行されても良い。
【0083】
こうして、
図3(b)に示すように、撮影画像保存テーブル13aに、撮影日時と関連付けられて、撮影画像が保存される。
【0084】
図5に戻り、制御部11は、スライドシャッターバーB1を消去し(S117)、処理をS101に戻す。これにより、制御部11は、再度、連続撮影処理とプレビュー処理を開始して(S101、S102)、シャッターアイコンC1、ホームキー、バックキーがタップされるか否かを判定する処理(S103、S104)を繰り返す。
【0085】
以上、本実施の形態によれば、ユーザは、ポストビュー画面V2に配されたスライドシャッターバーB1のノブB1aに対してスライド操作を行うことにより、適切な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択することができる。
【0086】
また、本実施の形態によれば、連続撮影処理にて撮影された撮影画像は主記憶部12の撮影画像一時記憶テーブル12aに保存され、ポストビュー画面V2でユーザが選択した撮影画像のみが補助記憶部13に保存される。このため、補助記憶部13に必要な容量を抑えることができる。さらに、従来の連写機能に比べ、ユーザは、不要な撮影画像を削除するといった手間を省くことができる。
【0087】
また、本実施の形態によれば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作が行われる前から撮影が開始される。そのため、シャッターアイコンC1に対してタップ操作が行われる前の撮影タイミングの撮影画像が保存される。よって、ユーザは、シャッターアイコンC1に対するタップ操作を適正な撮影タイミングから遅れて行ったとしても、適正な撮影タイミングの撮影画像を得ることができる。
【0088】
また、本実施の形態によれば、シャッターアイコンC1に対してタップ操作が行われた後、所定時間の間、撮影が継続される。そのため、シャッターアイコンC1に対してタップ操作が行われた後の撮影タイミングの撮影画像が保存される。よって、ユーザは、シャッターアイコンC1に対するタップ操作が適正な撮影タイミングよりも早く行ったとしても、適正な撮影タイミングの撮影画像を得ることができる。
【0089】
また、本実施の形態によれば、ポストビュー画面V2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直後の撮影画像が最初に表示される。通常、適正な撮影タイミングは、ユーザがシャッターアイコンC1に対してタップ操作を行ったタイミングから大きく相違しないため、ユーザは、適正な撮影画像を容易に選択することができる。
【0090】
また、本実施の形態によれば、ポストビュー画面V2には、スライドシャッターバーB1が表示されるため、ユーザは、シャッターアイコンC1に対してタップ操作を行ったタイミングから前または後の撮影画像を迅速に選択することができる。
【0091】
<変更例1>
上記実施の形態では、ポストビュー画面V2の画面下部にスライドシャッターバーB1が表示されたが、変更例1では、ポストビュー画面V2の右端部に表示される。
【0092】
図11(a)〜
図11(d)は、変更例1に係る、プレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の画面遷移例を示す図である。
【0093】
図11(a)に示すように、変更例1では、プレビュー画面V1の右端部にシャッターアイコンC2が配される。シャッターアイコンC2に対してタップ操作がなされると、
図11(b)に示すように、ポストビュー画面V2が表示される。変更例1では、ポストビュー画面V2の右端部にスライドシャッターバーB2が表示される。
【0094】
図11(c)のように、ノブB2aに対してスライドシャッターバーB2の中央位置から下方向にドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、中央位置から下方向へのスライド量に応じて、シャッターアイコンC2に対してタップ操作がなされた後に撮影された撮影画像Pi+jが表示される。
【0095】
また、
図9(d)のように、ノブB2aに対してスライドシャッターバーB1の中央位置から上方向にドラッグ操作がなされた場合、表示エリアA2には、中央位置から上方向へのスライド量に応じて、シャッターアイコンC2に対してタップ操作がなされる前に撮影された撮影画像Pi−jが表示される。
【0096】
本変更例の構成とすれば、上記の実施の形態同様、ユーザは、適切な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択することができる。
【0097】
また、本変更例の構成とすれば、シャッターアイコンC2、スライドシャッターバーB2は、プレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の右端部に配されるため、たとえば、携帯電話機1を左右に傾けて右手で携帯電話機1を把持している状態で、同じ右手の親指でタップ操作を行うことができる。したがって、ユーザは、撮影にかかる操作を片手で行うことができる。
【0098】
なお、本変更例では、シャッターアイコンC2、スライドシャッターバーB2は、プレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の右端部に配されたが、プレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の左端部に配されても良いし、プレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の左右の両端に配されていても良い。また、ユーザがプレビュー画面V1、ポストビュー画面V2の左右のどちらに配するかを設定によって切り替えることができても良い。
【0099】
<変更例2>
上記実施の形態および変更例では、シャッターアイコンC1、C2がプレビュー画面V1に配されたが、キャビネット2の側面にシャッター機能を有するハードキーが備えられていても良い。
【0100】
図12(a)、
図12(b)は、変更例2に係る、携帯電話機1の画面を示す図である。
【0101】
図12(a)に示すように、変更例2では、キャビネット2の側面にシャッターキー201が配されている。たとえば、シャッターキー201は、携帯電話機1を左右に傾けたときにキャビネット2の右上の位置に位置する。プレビュー画面V1が表示されている状態において、ユーザがシャッターキー201を押下すると、
図12(b)に示すように、ポストビュー画面V2が表示される。変更例2では、変更例1と同様に、ポストビュー画面V2の右端部にスライドシャッターバーB2が表示される。
【0102】
本変更例の構成とすれば、上記の実施の形態同様、ユーザは、適切な撮影タイミングの
撮影画像を容易に選択することができる。
【0103】
また、本変更例の構成とすれば、ユーザは、携帯電話機1を左右に傾けて右手で携帯電話機1を把持している状態で、同じ右手の親指でタップ操作を行うことができる。また、ユーザは、右手の人差指でシャッターキー201を操作できる。したがって、ユーザは、撮影にかかる操作を片手で行うことができる。
【0104】
また、本変更例では、携帯電話機1にシャッターキー201が配される構成を示したが、その他、シャッターキーを備えるデジタルカメラ等であっても、同様に本発明を適用することができる。この場合、タッチパネルに代えて、ジョグダイヤル等の撮影画像の表示選択にかかるハードキーがさらに配され、そのハードキーの操作に応じて、ユーザが最適な撮影画像を選択できるようにされても良い。
【0105】
<変更例3>
上記実施の形態および変更例では、スライドシャッターバーB1、B2のノブB1a、B2aに対してドラッグ操作を行うことにより、撮影画像が選択されたが、変更例3は、表示中の撮影画像に対して左右方向のスライド操作に応じて、撮影画像が選択される。
【0106】
図13(a)〜
図13(d)は、変更例3に係る、ポストビュー画面V2の画面遷移例を示す図である。
【0107】
プレビュー画面V1において、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされると、
図13(a)に示すように、ポストビュー画面V2に撮影画像Piが表示エリアA2に表示される。ポストビュー画面V2には、左右方向に撮影画像があることを示す矢印アイコンC11、S12が配される。
【0108】
図13(a)のように、ユーザが撮影画像Piに対して右方向にスライド操作を行うと、
図13(b)に示すように、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された撮影画像Pi−jが表示される。
【0109】
また、
図13(c)のように、ユーザが撮影画像Piに対して左方向にスライド操作を行うと、
図13(d)に示すように、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された撮影画像Pi+jが表示される。
【0110】
本変更例の構成とすれば、上記の実施の形態同様、ユーザは、適切な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択することができる。
【0111】
また、本変更例の構成とすれば、撮影画像を1枚ずつスライドさせて、最適な撮影画像を選択することができる。撮影画像の枚数がある程度少ない場合は、ユーザは、容易に最適な撮影画像を選択することができる。
【0112】
なお、スライド操作に加えて、または代えて、フリック操作により撮影画像が選択されてもよい。この場合、フリック操作においてディスプレイ3に指が接触していた長さに応じた撮影画像がポストビュー画面V2に表示される。
【0113】
<変更例4>
上記の実施の形態および変更例の他、ポストビュー画面V2においてユーザに撮影画像を選択させるインタフェースは、種々の構成が用いられ得る。
【0114】
たとえば、
図14(a)に示すように、ポストビュー画面V2にコマ送りアイコンC2
1、C22と、始端アイコンC23と、終端アイコンC24が配されていても良い。
【0115】
この場合、コマ送りアイコンC21に対してタップ操作がなされると、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された撮影画像Pi−jが表示される。また、コマ送りアイコンC22に対してタップ操作がなされると、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された撮影画像Pi+jが表示される。
【0116】
始端アイコンC23に対してタップ操作がなされると、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された最も古い撮影画像Psが表示される。終端アイコンC24に対してタップ操作がなされると、表示エリアA2には、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された最新の撮影画像Peが表示される。
【0117】
本変更例の構成とすれば、上記の実施の形態同様、ユーザは、適切な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択することができる。
【0118】
また、本変更例の構成が上記実施の形態および変更例1〜3の構成に組み合わせられても良い。
【0119】
さらには、
図14(b)に示すように、ポストビュー画面V2の表示エリアA2に複数の撮影画像が表示され、複数の撮影画像から最適な撮影画像を選択できるようになっていても良い。表示エリアA2には、撮影された全ての撮影画像が縮小されて表示されても良いし、上下方向または左右方向の複数の画面に、撮影された撮影画像が配されていても良い。
【0120】
本変更例の構成とすれば、上記の実施の形態同様、ユーザは、適切な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択することができる。
<その他の変更例>
以上、本発明の実施の形態および変更例について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
【0121】
たとえば、上記実施の形態および変更例では、連続して撮影した複数の撮影画像から1枚の最適な撮影画像が選択され、撮影画像保存テーブル13aに保存されたが、任意の枚数の撮影画像が選択され、複数の枚数の撮影画像が撮影画像保存テーブル13aに保存されても良い。
【0122】
このような構成によれば、ユーザは、複数の好適な撮影タイミングの撮影画像を容易に選択して保存することができる。
【0123】
また、上記実施の形態および変更例では、ポストビュー画面V2には、まず、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直後に撮影された撮影画像Piが表示されたが、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直前に撮影された撮影画像Pi−1が表示されても良い。さらには、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた後に撮影された最新の撮影画像Peが表示されても良いし、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前に撮影された最も古い撮影画像Psが表示されても良い。
【0124】
なお、通常、ユーザは、最適な撮影タイミングに狙いを定めて、シャッターアイコンC
1に対してタップ操作を行うため、適正な撮影タイミングは、ユーザがシャッターアイコンC1に対してタップ操作を行ったタイミングと大きく相違しない。したがって、ポストビュー画面V2に最初に表示される撮影画像は、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直後に撮影された撮影画像Pi、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされた直前に撮影された撮影画像Pi−1のうち、ユーザがシャッターアイコンC1に対してタップ操作を行ったタイミングに近い撮影タイミングで撮影された撮影画像が表示されることが望ましい。
【0125】
また、上記実施の形態および変更例では、連続撮影処理を行う撮影制御処理のみが実行されたが、従来の単発で静止画を撮影する撮影制御処理が実行されても良い。この場合、従来の撮影制御処理と、本実施の形態における撮影制御処理が、プレビュー画面V1に表示されるメニュー等によって切り替えられてもよい。または、本実施の形態における撮影制御処理専用のアイコンと、従来の撮影制御処理専用のアイコンがホーム画面に配されても良い。
【0126】
また、上記実施の形態では、カメラ8のイメージセンサとして、CMOSイメージセンサが用いられたが、これに代えて、CCDイメージセンサが用いられても良い。ただし、本実施の形態では、高解像度の画像を連続して撮影する必要が有り、CMOSイメージセンサは、CCDイメージセンサに比べ、消費電力と高速応答性に優れるため、本実施の形態のように、CMOSイメージセンサが用いられることが望ましい。
【0127】
また、上記実施の形態では、シャッターアイコンC1に対してタップ操作がなされる前後1秒間の撮影画像が30fpsで撮影画像一時記憶テーブル12aに蓄積されたが、撮影画像一時記憶テーブル12aに蓄積される撮影画像の枚数、撮影間隔はこれに限られない。主記憶部12の容量、および制御部11の処理能力に応じて、撮影画像の枚数、撮影間隔は、適正なパラメータに変更され得る。たとえば、主記憶部12の大容量化が進めば、保存できる撮影画像の枚数を増やすことができ、長時間の撮影タイミングから最適な撮影画像を選択することができる。
【0128】
また、撮影画像一時記憶テーブル12aは、主記憶部12に設けられたが、補助記憶部13が高速応答可能であり、連続して撮影した撮影画像の保存処理が可能であれば、撮影画像一時記憶テーブル12aは、補助記憶部13に設けられても良い。また、撮影画像保存テーブル13aは、補助記憶部13に設けられたが、主記憶部12に保持可能な領域が確保されていれば、主記憶部12に撮影画像保存テーブル13aが設けられても良い。
【0129】
また、ポストビュー画面V2に表示される撮影画像Pnは、プレビュー画面V1に表示される撮影画像L1よりも高解像度のものが用いられたが、これに限られるものではない。各ハードウェアの能力によっては、撮影画像Pnが撮影画像L1と同程度の解像度であっても良い。
【0130】
本発明は、携帯電話機に限られず、カメラを有するPDA(PersonalDigital Assistant)、タブレットPC(Tablet PC)、電子書籍端末等の各種の携帯端末装置に適用可能である。さらには、デジタルカメラ等の撮影装置にも適用可能である。
【0131】
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。