特許第6007649号(P6007649)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6007649
(24)【登録日】2016年9月23日
(45)【発行日】2016年10月12日
(54)【発明の名称】ハブユニット
(51)【国際特許分類】
   B60B 7/06 20060101AFI20160929BHJP
   B60B 27/00 20060101ALI20160929BHJP
   B60B 35/02 20060101ALI20160929BHJP
【FI】
   B60B7/06 S
   B60B27/00 J
   B60B35/02 L
【請求項の数】2
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-170096(P2012-170096)
(22)【出願日】2012年7月31日
(65)【公開番号】特開2014-28580(P2014-28580A)
(43)【公開日】2014年2月13日
【審査請求日】2015年6月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001247
【氏名又は名称】株式会社ジェイテクト
(74)【代理人】
【識別番号】110000280
【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】原田 勝之
(72)【発明者】
【氏名】前田 修治
【審査官】 高島 壮基
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−001341(JP,A)
【文献】 特開昭63−141801(JP,A)
【文献】 特開2004−331065(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60B 7/06
27/00
27/02
35/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
転がり軸受と、前記転がり軸受の軌道輪部材となる円筒状のハブホイールと、前記ハブホイールの車両アウタ側の端部に形成された円筒状のパイロット部の開口を覆うキャップとを備え、
前記キャップは、円板状に形成されたキャップ本体と、このキャップ本体の外周から軸方向に延びる円筒部とを有し、
前記パイロット部の内周に形成された雌ねじ部に、前記キャップの円筒部の外周に形成された雄ねじ部を螺合させることで、前記キャップが前記パイロット部に対して着脱可能に取り付けられており、
前記キャップ本体の外面には、意匠性を有し、かつ前記キャップを螺合解除する方向に回転させる際に把持される凹凸部が形成されていることを特徴とするハブユニット。
【請求項2】
前記凹凸部は、親指と親指以外の指とを個別に引っ掛ける少なくとも2つの引掛部を有している請求項に記載のハブユニット
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪が装着されるハブユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するものとして、ハブユニットが用いられている。このハブユニットは、転がり軸受と、この転がり軸受の軌道輪部材となる円筒状のハブホイールとを備えている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたハブユニット(車輪用軸受装置)は、ハブホイール(ハブ輪)の車両アウタ側の端部に、径方向外方に向かって延びる円環状のフランジ部(車輪取付フランジ)が一体に設けられている。フランジ部には、車輪のホイールやブレーキディスクを取り付けるためのハブボルトが固定されている。
【0003】
また、ハブホイールの車両アウタ側の端部には、車輪のホイール等を取り付け案内するために、車両アウタ側に向かって延びるパイロット部が一体に設けられている。このパイロット部内には、ハブホイールの内周に圧入されたドライブシャフトに螺合するナットが挿入されるようになっている。また、パイロット部には、その内周部に錆が発生するのを防止するために、車両アウタ側の開口を覆うキャップが取り付けられている。このキャップの先端部の外周には爪部が形成されており、この爪部をパイロット部の内周に形成された環状溝に係合することで、キャップをパイロット部に対して確実に固定できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−1341号公報(図1及び図5参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記ハブユニットを交換する際は、ハブホイールのパイロット部からキャップを取り外し、ドライブシャフトに螺合されているナットを取り外す必要がある。しかし、キャップは、その爪部がパイロット部の環状溝に係合して固定されているため、パイロット部から取り外す作業が困難となる。このため、ハブユニットの交換作業を効率的に行うことができないという問題があった。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、パイロット部に対してキャップを容易に着脱することができるハブユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明のハブユニットは、転がり軸受と、前記転がり軸受の軌道輪部材となる円筒状のハブホイールと、前記ハブホイールの車両アウタ側の端部に形成された円筒状のパイロット部の開口を覆うキャップとを備え、前記キャップは、円板状に形成されたキャップ本体と、このキャップ本体の外周から軸方向に延びる円筒部とを有し、前記パイロット部の内周に形成された雌ねじ部に、前記キャップの円筒部の外周に形成された雄ねじ部を螺合させることで、前記キャップが前記パイロット部に対して着脱可能に取り付けられており、前記キャップ本体の外面には、意匠性を有し、かつ前記キャップを螺合解除する方向に回転させる際に把持される凹凸部が形成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、パイロット部の雌ねじ部にキャップの雄ねじ部を螺合することで、キャップがパイロット部に対して着脱可能に取り付けられている。このため、ハブユニットを交換する際には、キャップを螺合解除する方向に回転させることにより、キャップをパイロット部から容易に取り外すことができる。これにより、ハブユニットの交換作業を効率的に行うことができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明のハブユニットによれば、キャップをパイロット部から容易に取り外すことができるため、ハブユニットの交換作業を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態に係るハブユニットを示す断面図である。
図2】上記ハブユニットのキャップを示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
図3】上記キャップの凹凸部の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。
図4】上記キャップの凹凸部の変形例を示す斜視図である。
図5】上記キャップの凹凸部の変形例を示す斜視図である。
図6】上記キャップの凹凸部の変形例を示す斜視図である。
図7】上記キャップの凹凸部の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のC−C矢視断面図である。
図8】上記キャップの凹凸部の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のD−D矢視断面図である。
図9】上記キャップの凹凸部の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のE−E矢視断面図である。
図10】上記キャップの凹凸部の変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は(a)のF−F矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係るハブユニットを示す断面図である。なお、本明細書では、図1の左右方向をハブユニット1の軸方向といい、図1の左側を車両アウタ側、右側を車両インナ側いう。
ハブユニット1は、例えば自動車の車輪を車体側の懸架装置に対して回転自在に支持するものであり、転がり軸受2と、この転がり軸受2の軌道輪部材となる円筒状のハブホイール4とを備えている。ハブホイール4は、大径部7と小径部8とかしめ部9とを一体的に有している。大径部7はハブホイール4の軸方向外側に形成され、小径部8は大径部7よりも小径であり且つ当該大径部7から軸方向内側に向かって連続して形成されている。かしめ部9は、小径部8の軸方向内側の端部が径方向外側に屈曲変形されたものである。
【0011】
転がり軸受2は、例えば複列玉軸受で、内周面に一対の外輪軌道面11a,11bを有する外輪11と、内周面がハブホイール4の小径部8の外周面に密接するように挿嵌された内輪部材12とを備えている。そして、内輪部材12は、その外周面に車両インナ側の外輪軌道面11aに対向する内輪軌道面13aを有している。ハブホイール4の大径部7は、その外周面に車両アウタ側の外輪軌道面11bに対向する内輪軌道面13bを有している。
【0012】
また、転がり軸受2は、2列に配置された複数の玉(転動体)14と、これらの2列に配置された玉14をそれぞれ周方向に所定の間隔で保持する一対の保持器15とを備えている。玉14は、外輪軌道面11aと内輪軌道面13aとの間、及び外輪軌道面11bと内輪軌道面13bとの間にそれぞれ転動自在に配置されている。
外輪11の外周面には、ハブユニット1を、懸架装置に支持された車体側部材(図示せず)に取り付けるための固定フランジ16が形成されている。また、外輪11とハブホイール4との間に形成される環状空間には、当該環状空間を軸方向両端から封止するシール部材17が設けられている。
【0013】
ハブホイール4の車両アウタ側の端部には、その外周面から径方向外方に向かって延びる円環状のフランジ部5が一体に形成されている。フランジ部5には、その厚さ方向に貫通するボルト孔5aが周方向に複数形成されている。各ボルト孔5aには、図示しない車輪のホイールやブレーキディスクを取り付けるためのハブボルト21がそれぞれ圧入されて固定されている。
また、ハブホイール4の車両アウタ側の端部には、車輪のホイールやブレーキディスクを取り付け案内するために、車両アウタ側に向かって延びる円筒状のパイロット部6が一体に形成されている。パイロット部6の内周には雌ねじ部6aが形成されている。また、パイロット部6内には、ハブホイール4の内周に圧入されるドライブシャフト22の車両アウタ側の端部に螺合されるナット23が挿入されるようになっている。
【0014】
ハブユニット1は、パイロット部6の車両アウタ側の開口を覆うキャップ3をさらに備えている。キャップ3は、円板状に形成されたキャップ本体31と、このキャップ本体31の外周端から軸方向(車両インナ側)に延びる円筒部32とを有している。円筒部32の外径は、パイロット部6の内径よりも小径に形成されており、円筒部32の外周には、パイロット部6の雌ねじ部6aに螺合される雄ねじ部32aが形成されている。これにより、キャップ3はパイロット部6に対して着脱可能に取り付けられている。
【0015】
図2(a)はキャップ3の斜視図を示しており、図2(b)は図2(a)のA−A矢視断面図である。図2(a),(b)に示すように、キャップ本体31の外面には、意匠性を有するとともに、キャップ3を螺合解除する方向(図2(a)の矢印a方向)に回転させる際に把持される凹凸部33が形成されている。本実施形態の凹凸部33は、単一の凸部33aと、2つの第1,第2凹部33b,33cとによって構成されている。凸部33aは平面視略鼓形に突出して形成されており、第1,第2凹部33b,33cは平面視略扇形に形成されている。凸部33aの外面は、図2(b)に示すように、断面視において円弧状に形成されている。
【0016】
凹凸部33は、当該凹凸部33が把持する際に、作業者の手の親指f1と、その親指以外の指(4指のうち少なくとも1つの指)f2とを個別に引っ掛ける2つの引掛部34を有している。本実施形態では、凸部33aと第1凹部33bとの段差面における図2(a)の右側半分、及び凸部33aと第2凹部33cとの段差面における図2(a)の左側半分が、それぞれ前記引掛部34とされている。これにより、一方の引掛部34に親指f1を引っ掛けた状態で、他方の引掛部34に親指以外の指f2を引っ掛けることができるようになっている。なお、両引掛部34のうち、親指f1をどちらの引掛部34に引っ掛けるかは、作業者の使い勝手によって決定される。
【0017】
以上、本発明の実施形態に係るハブユニット1によれば、パイロット部6の雌ねじ部6aにキャップ3の雄ねじ部32aを螺合することで、キャップ3がパイロット部6に対して着脱可能に取り付けられている。このため、ハブユニット1を交換する際には、キャップ3を螺合解除する方向に回転させることにより、キャップ3をパイロット部6から容易に取り外すことができる。これにより、ハブユニット1の交換作業を効率的に行うことができる。
【0018】
また、キャップ3を螺合解除する方向に回転させる際に、キャップ本体31に形成された凹凸部33を把持して回転操作することができるため、キャップ3をさらに容易に取り外すことができる。また、凹凸部33は意匠性を有しているため、キャップ3の美観を向上させることができる。
【0019】
また、キャップ本体31の外面には、意匠性を有し、かつキャップ3を螺合解除する方向に回転させる際に把持される凹凸部33が形成され、この凹凸部33は、親指f1と親指以外の指f2とを個別に引っ掛ける引掛部34を有している。
すなわち、本発明は、キャップ本体31の外面に美観性を向上するために形成された凹凸部33を利用して、全く異なる用途であるキャップ3を螺合解除するための把持部材として用いることができるようにしたものである。そして、パイロット部6に対するキャップ3の螺合構造と、前記把持部材としての凹凸部33とを有機的に結合することで、以下のような作用効果を奏するハブユニットを得ることができる。すなわち、凹凸部33を把持してキャップ3を螺合解除する方向に回転させる際に、各引掛部34に親指f1と親指以外の指f2とを個別に引っ掛けた状態で回転操作することができるため、キャップ3をさらに容易に取り外すことができる。
【0020】
図3図10は、キャップ3の凹凸部33の変形例をそれぞれ示している。このうち、図3図6及び図10の変形例は、キャップ本体31の外面の一部を突出させて凹凸部33を形成したものである。また、図7図9の変形例は、キャップ本体31の外面の一部を窪ませて凹凸部33を形成したものである。これら変形例の凹凸部33は、いずれも意匠性を有するように形成されている。以下、図3図10の変形例について、順に説明する。
【0021】
図3(a),(b)の変形例における凹凸部33は、平面視矩形に形成された単一の凸部33aと、凸部33aを挟んで平面視略半円形に形成された2つの第1,第2凹部33b,33cとによって構成されている。この変形例では、凸部33aと第1凹部33bとの段差面における図3(a)の下半分、及び凸部33aと第2凹部33cとの段差面における図3(a)の上半分が、それぞれ引掛部34とされている。これにより、一方の引掛部34に親指f1を引っ掛けた状態で、他方の引掛部34に親指以外の指f2を引っ掛けることができるようになっている。
【0022】
図4の変形例における凹凸部33は、平面視十字形に形成された単一の凸部33aと、平面視扇形に形成された4つの第1〜第4凹部33b〜33eとによって構成されている。この変形例では、凸部33aと各凹部33b〜33eにおける図の反時計回り方向の端部との段差面が、親指f1とその親指以外の指f2とをそれぞれ引っ掛ける引掛部34とされている。例えば、凸部33aと第2凹部33cとの段差面における図の下方向に延びる部分を、親指f1を引っ掛ける引掛部34とすることができる。この場合、凸部33aと第4凹部33eとの段差面における図の上方向に延びる部分を、親指以外の指f2を引っ掛ける引掛部34とすることができる。
【0023】
図5の変形例における凹凸部33は、平面視において三分岐形に形成された単一の凸部33aと、平面視扇形に形成された3つの第1〜第3凹部33b〜33dとによって構成されている。この変形例では、凸部33aと各凹部33b〜33dにおける図の反時計回り方向の端部との段差面が、親指f1とその親指以外の指f2とをそれぞれ引っ掛ける引掛部34とされている。例えば、凸部33aと第1凹部33bとの段差面における図の左斜め下方向に延びる部分を親指f1を引っ掛ける引掛部34とすることができる。この場合、凸部33aと第3凹部33dとの段差面における図の上方向に延びる部分を、親指以外の指f2を引っ掛ける引掛部34とすることができる。
【0024】
図6の変形例における凹凸部33は、平面視円形に形成された単一の凸部33aと、凸部33aの外側において平面視円環状に形成された単一の凹部33bとによって構成されている。この変形例では、凸部33aと凹部33bとによって形成される円形の段差面を把持することで、キャップ3を螺合解除する方向に回転させることができる。
【0025】
図7(a),(b)の変形例における凹凸部33は、平面視円形に形成された3つの第1〜第3凹部33b〜33dと、キャップ本体31の外面の凹部33b〜33dを除く全体に形成された単一の凸部33aとによって構成されている。この変形例では、凸部33aと各凹部33b〜33dとの段差面が、親指f1とその親指以外の指f2とをそれぞれ引っ掛ける引掛部34とされている。例えば、凸部33aと第2凹部33cとの段差面における図7(a)の右半分を親指f1を引っ掛ける引掛部34とすることができる。この場合、凸部33aと第1凹部33bとの段差面における図7(a)の左半分を、親指以外の指f2を引っ掛ける引掛部34とすることができる。
【0026】
図8(a),(b)の変形例における凹凸部33は、単一の凸部33aと、平面視十字形に形成された単一の凹部33bとによって構成されている。凹部33bは、キャップ本体31の外面の中心部から径方向に延びる4つの第1〜第4直線凹部33b1〜33b4を有している。この変形例では、凸部33aと各直線凹部33b1〜33b4における図8(a)の反時計回り方向の端部との段差面が、親指f1とその親指以外の指f2とをそれぞれ引っ掛ける引掛部34とされている。例えば、凸部33aと第3直線凹部33b3との段差面における図8(a)の右半分を親指f1を引っ掛ける引掛部34とすることができる。この場合、凸部33aと第1直線凹部33b1との段差面における図8(a)の左半分を、親指以外の指f2を引っ掛ける引掛部34とすることができる。
【0027】
図9(a),(b)の変形例における凹凸部33は、単一の凹部33bと第1凸部33aと第2凸部33fとによって構成されている。凹部33bは平面視円環状に形成されている。第1凸部33aは凹部33bの内側に平面視円形に形成され、第2凸部33fは凹部33bの外側に平面視円環状に形成されている。この変形例では、第1凸部33aと凹部33bとによって形成される円形の段差面を把持することで、キャップ3を螺合解除する方向に回転させることができる。
【0028】
図10(a),(b)の変形例では、円筒部32がキャップ本体31の外周端から車両アウタ側に延びて形成されている。キャップ本体31の外面に形成された凹凸部33は、単一の凸部33aと単一の凹部33bとによって構成されている。凸部33aは平面視矩形に形成され、凹部33bはキャップ本体31の外面の凸部33aを除く全体に形成されている。この変形例では、凸部33aと凹部33bとの段差面における図10(a)の左側下半分、及び前記段差面における図10(a)の右側上半分が、それぞれ引掛部34とされている。これにより、一方の引掛部34に親指f1を引っ掛けた状態で、他方の引掛部34に親指以外の指f2を引っ掛けることができるようになっている。
【0029】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記実施形態の転がり軸受2は、複列玉軸受によって構成されているが、円錐ころ軸受など他の転がり軸受によって構成されていてもよい。
【符号の説明】
【0030】
1:ハブユニット、2:転がり軸受、3:キャップ、4:ハブホイール、5:フランジ部、6:パイロット部、6a:雌ねじ部、31:キャップ本体、32:円筒部、32a:雄ねじ部、33:凹凸部、34:引掛部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10