特許第6078893号(P6078893)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6078893パン−チルト−ズームデバイス識別方法、パン−チルト−ズームデバイス、カメラ、およびパン−チルト−ズームデバイス制御システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6078893
(24)【登録日】2017年1月27日
(45)【発行日】2017年2月15日
(54)【発明の名称】パン−チルト−ズームデバイス識別方法、パン−チルト−ズームデバイス、カメラ、およびパン−チルト−ズームデバイス制御システム
(51)【国際特許分類】
   H04N 5/232 20060101AFI20170206BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20170206BHJP
   G03B 17/56 20060101ALI20170206BHJP
【FI】
   H04N5/232 B
   H04N5/225 C
   H04N5/225 F
   G03B17/56 B
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2015-518825(P2015-518825)
(86)(22)【出願日】2013年7月5日
(65)【公表番号】特表2015-526956(P2015-526956A)
(43)【公表日】2015年9月10日
(86)【国際出願番号】CN2013078849
(87)【国際公開番号】WO2014005539
(87)【国際公開日】20140109
【審査請求日】2015年2月2日
(31)【優先権主張番号】201210231543.5
(32)【優先日】2012年7月5日
(33)【優先権主張国】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】504277388
【氏名又は名称】▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100146835
【弁理士】
【氏名又は名称】佐伯 義文
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲ヤン▼ 志▲クアン▼
(72)【発明者】
【氏名】蔡 永▲錦▼
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−167047(JP,A)
【文献】 特開2010−109733(JP,A)
【文献】 特開2004−208235(JP,A)
【文献】 特開2006−115091(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 5/232
G03B 17/56
H04N 5/225
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パン-チルト-ズームデバイスが、デバイスが既定のインターフェースに接続していることを検出した時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するステップを有していて、前記キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、接続しているデバイスが、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定して、パン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するステップを有していることを特徴とするパン-チルト-ズームデバイス識別方法。
【請求項2】
前記パン-チルト-ズームデバイスが、既定の時間間隔後に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するステップを更に有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記接続しているデバイスが、既定の時間間隔後に、キープアライブ命令を受信しなかった場合に、パン-チルト-ズームデバイスが故障していると判定して、パン-チルト-ズームデバイスの故障情報を報告するステップを更に有していることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
取付けプラットフォーム、回転モータ、および回転制御モジュールを備えているパン-チルト-ズームデバイスにおいて、前記回転モータおよび回転制御モジュールは、取付けプラットフォーム上に配置されていて、前記回転制御モジュールの制御信号出力端は、回転モータの制御信号入力端に接続されていて、このパン-チルト-ズームデバイスは、
デバイスが既定のインターフェースに接続していることが検出された時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成されたキープアライブ命令送信モジュールを更に備えていて、前記キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含むことを特徴とするパン-チルト-ズームデバイス。
【請求項5】
既定の時間間隔後に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成された定期的送信モジュールを更に備えていることを特徴とする請求項4に記載のパン-チルト-ズームデバイス。
【請求項6】
レンズ、センサ、コーディングプロセッサ、およびメインコントローラを備えているカメラにおいて、前記レンズおよびセンサの映像信号出力端は、コーディングプロセッサの映像信号入力端に接続されていて、前記コーディングプロセッサの映像信号出力端は、メインコントローラの映像信号入力端に接続されていて、前記メインコントローラの制御信号出力端は、コーディングプロセッサの制御信号入力端に接続されていて、このカメラは、
キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定するように構成された識別モジュールを更に備えていて、前記キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、パン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するように構成されたデバイス接続報告モジュールを備えていることを特徴とするカメラ。
【請求項7】
前記キープアライブ命令が既定の時間間隔後に受信されなかった場合に、パン-チルト-ズームデバイスが故障していると判定するように構成された故障判定モジュールを更に備えていることを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
【請求項8】
前記パン-チルト-ズームデバイスの故障情報を報告するように構成された故障報告モジュールを更に備えていることを特徴とする請求項7に記載のカメラ。
【請求項9】
請求項4または5に記載のパン-チルト-ズームデバイスと、請求項6から8のうちのいずれか一項に記載のカメラと、パン-チルト-ズームデバイス制御装置とを備えているパン-チルト-ズームデバイス制御システムにおいて、前記パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報に従って、対応するパン-チルト-ズーム制御命令を送信するように構成されたパン-チルト-ズーム制御モジュールと、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報に従って、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認するように構成された故障確認モジュールとを有していることを特徴とするパン-チルト-ズームデバイス制御システム。
【請求項10】
前記カメラが、パン-チルト-ズーム制御命令がパン-チルト-ズームデバイスに送信された後に、パン-チルト-ズームデバイスの制御応答を報告するように構成された制御およびフィードバックモジュールを更に有していることを特徴とする請求項9に記載のパン-チルト-ズームデバイス制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、「パン-チルト-ズームデバイス識別方法、パン-チルト-ズームデバイス、カメラ、およびパン-チルト-ズームデバイス制御システム」と題する2012年7月5日に中国特許庁へ出願された中国特許出願番号第201210231543.5号に対する優先権を主張し、参照によりその全部がここに組み込まれる。
【0002】
本発明は、カメラデバイス制御技術の分野に属し、パン-チルト-ズームデバイス識別方法、パン-チルト-ズームデバイス、カメラ、およびパン-チルト-ズームデバイス制御システムに関する。
【背景技術】
【0003】
ビデオ監視の分野において、カメラは広く利用されている。日常の監視事業において、多数のカメラがあり、特にガンタイプのカメラがある。箱型カメラは、通常、固定された方法で配置され、箱型カメラが回転する必要がある場合、通常、パン-チルト-ズームデバイスが追加され、箱型カメラが回転するのを助けるように設定される。しかし、管理プラットフォームまたは箱型カメラは、パン-チルト-ズームデバイスがカメラのために設定されているかどうかを自動的に検出することはできない。従来技術においては、一般に、パン-チルト-ズームデバイスは、手動でカメラに対して設定される。メンテナンス要員が、カメラがパン-チルト-ズームデバイスを有する構成であることを知っている場合には、このメンテナンス要員は、管理プラットフォームを設定する。管理プラットフォームは、パン-チルト-ズームデバイスが設定された後にのみ、カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスを制御することができる。
【0004】
カメラまたはパン-チルト-ズームデバイスの制御が異常な場合に、管理プラットフォームは、原因を自動的に検出することはできない。カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスが正常に使用されることができるために、唯一の方法は、以下の通りである。メンテナンスおよび構築要員が、デバイスが取り付けられた場所に行き、トラブルシューティングによって、原因がカメラまたはパン-チルト-ズームデバイスの故障に起因するのかどうかを知り、修理する必要がある。これにより、メンテナンスおよび構築要員の作業負荷は重く、作業の困難性は大きいという結果になる。加えて、誤りは容易に発生し、メンテナンスのリアルタイムの作業は劣っている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施態様は、パン-チルト-ズームデバイス識別方法、パン-チルト-ズームデバイス、カメラ、およびパン-チルト-ズームデバイス制御システムを提供する。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するために都合が良い。これにより、作業負荷を減らし、誤りの確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。本発明の実施態様は、パン-チルト-ズームデバイス識別方法を提供する。この方法は、
パン-チルト-ズームデバイスが、デバイスが既定のインターフェースに接続していることを発見した時に、接続しているデバイスにキープアライブ(keep-alive)命令を送信するステップを有していて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、接続しているデバイスが、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定して、パン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するステップを有している。
【0006】
本発明の実施態様は、更に、取付けプラットフォーム、回転モータ、および回転制御モジュールを備えているパン-チルト-ズームデバイスを提供する。回転モータおよび回転制御モジュールは、取付けプラットフォーム上に配置されていて、回転制御モジュールの制御信号出力端は、回転モータの制御信号入力端に接続されている。パン-チルト-ズームデバイスは、更に、
デバイスが既定のインターフェースに接続していることが発見された時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成されたキープアライブ命令送信モジュールを備えていて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含む。
本発明の実施態様は、更に、レンズ、センサ、コーディングプロセッサ、およびメインコントローラを備えているカメラを提供する。レンズおよびセンサの映像信号出力端は、コーディングプロセッサの映像信号入力端に接続されていて、コーディングプロセッサの映像信号出力端は、メインコントローラの映像信号入力端に接続されていて、メインコントローラの制御信号出力端は、コーディングプロセッサの制御信号入力端に接続されている。このカメラは、更に、
キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定するように構成された識別モジュールを備えていて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、パン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するように構成されたデバイス接続報告モジュールを備えている。
【0007】
本発明の実施態様の中で提供される前述の技術的解決策から以下のことがわかる。カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していること、およびパン-チルト-ズームデバイスが利用可能かどうかを判定して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを通知するための情報交換手順が、カメラおよび管理プラットフォームに対して追加される。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するために都合が良い。これにより、作業負荷を減らし、誤りの確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。
【0008】
本発明の実施態様における技術的解決策をより明確に記載するために、以下で、簡単に、実施態様を記載するために必要な添付図面を紹介する。以下の記載の中の添付図面は、明らかに、本発明のいくつかの実施態様のみを示していて、当業者であれば、創造的な努力なしで、これらの添付図面から他の図面を導き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施態様によるパン-チルト-ズームデバイス識別方法の概略フローチャートである。
図2】本発明の一実施態様によるカメラとパン-チルト-ズームデバイス間の相互作用の手順の概略図である。
図3】本発明の一実施態様によるカメラとパン-チルト-ズームデバイスの接続ロジック構成の概略図である。
図4】本発明の一実施態様によるパン-チルト-ズームデバイス制御方法の概略フローチャートである。
図5】本発明の一実施態様によるパン-チルト-ズームデバイスの概略構成図である。
図6】本発明の一実施態様によるカメラの概略構成図である。
図7】本発明の一実施態様による、故障判定モジュールおよび故障報告モジュールが追加されたカメラの概略構成図である。
図8】本発明の一実施態様によるパン-チルト-ズームデバイス制御装置の概略構成図である。
図9】本発明の一実施態様によるパン-チルト-ズームデバイス制御システムの概略構成図である。
図10】本発明の一実施態様による、カメラ、パン-チルト-ズームデバイス、およびパン-チルト-ズームデバイス制御装置間の相互作用の手順の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施態様において、添付図面を参照して技術的解決策を明確かつ完全に記載する。記載されている実施態様は、明らかに、本発明の実施態様の全てではなく、一部のみである。本発明の実施態様に基づいて、創造的な努力なしで、当業者によって得られる他の全ての実施態様は、本発明の保護範囲内に入る。
【0011】
既存のパン-チルト-ズームデバイスがカメラへの接続を完了した後に、ユーザの後の使用過程で、カメラとパン-チルト-ズームデバイス間の切断が起こると、ユーザは、対応するアラーム通知を得ることができずに、パン-チルト-ズームデバイスの機能故障が引き起こされる。この問題を解決するために、一実施態様において、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続した後に、カメラがパン-チルト-ズームデバイスを自動的に検出するように構成された方法を用いて、カメラが既にパン-チルト-ズームデバイスに接続していたことが判定される。これにより、作業負荷を減らし、誤りの確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。このことから、一実施態様は、パン-チルト-ズームデバイス識別方法を提供する。図1に示すように、この方法は、以下のステップを含む。
ステップ11:パン-チルト-ズームデバイスが、デバイスが既定のインターフェースに接続していることを発見した時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信する。ここで、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含む。具体的には、対応する接続しているデバイスは、カメラ、温湿度検出器、赤外線検出器等であり得る。既存のパン-チルト-ズームデバイスは自動識別機能を有していないので、接続しているデバイスが、接続しているパン-チルト-ズームデバイスを識別することができるように、この実施態様においては、接続しているデバイスおよびパン-チルト-ズームデバイスのシリアルポートが挿入検出機能を有しているという事実に従って、相互自動識別のための通信プロトコルが、接続している装置とパン-チルト-ズームデバイスとの間に定義される。2つのデバイス間のシリアルポートのパラメータ(例えば、ボーレート、データビット、パリティビット、およびストップビット)が同じであることが保証される場合には、パン-チルト-ズームデバイスは、カメラまたは他のデバイスがシリアルポートを通してパン-チルト-ズームデバイスに接続していることを自動的に発見することができる。具体的には、この通信プロトコルは、パン-チルト-ズームデバイスが、デバイスがシリアルポートに接続していることを検出した時に、パン-チルト-ズームデバイスが、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するようなものであり得る。ここで、対応するキープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を運ぶパン-チルト-ズームデバイス能力情報を含むので、接続している装置は、パン-チルト-ズームデバイスが、どんな制御機能を有しているかを学ぶことができる。
【0012】
更に、接続しているデバイスがキープアライブ命令を連続して受信することができることを保証するために、キープアライブ命令が初めて送信された後で、キープアライブ命令は、任意の適切な時間間隔、例えば30秒、1分、または5分毎に、接続しているデバイスに再度送信され得る。これにより、接続しているデバイスは、パン-チルト-ズームデバイスの利用可能性を確認することができる。
【0013】
ステップ12:接続しているデバイスは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定して、パン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告する。
【0014】
接続しているデバイスが、パン-チルト-ズームデバイスによって送信されるキープアライブ命令を受信した後に、この接続しているデバイスは、この接続しているデバイスに現在接続しているデバイスがパン-チルト-ズームデバイスであり、このパン-チルト-ズームデバイスは利用可能であることを判定し得る。更に、対応するキープアライブ命令に従って、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定して、接続しているデバイスが既にパン-チルト-ズームデバイスに接続されていたことを示す識別子を追加する。パン-チルト-ズームデバイスを制御する必要がある時に、接続しているデバイスは、パン-チルト-ズームデバイスにパン-チルト-ズーム制御命令を送信することができる。ここで、対応するパン-チルト-ズーム制御命令は、対応するパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を含む。これは、接続しているデバイスが、接続しているパン-チルト-ズームデバイスは利用可能であること、および接続しているデバイスが既に上位管理プラットフォームに登録していたかどうかを判定した後に、接続しているデバイスによって上位管理プラットフォームに報告される。これにより、上位管理プラットフォームは、対応するパン-チルト-ズームデバイスに関する対応する制御を実行する。
【0015】
更に、接続しているデバイスが、任意の適切な時間間隔、例えば30秒、1分、または5分毎の後に、キープアライブ命令を受信しなかった場合には、接続しているデバイスは、パン-チルト-ズームデバイスが故障していると判定して、パン-チルト-ズームデバイスの故障情報を管理プラットフォームに報告する。
【0016】
以下、接続しているデバイスの例としてカメラを用いて、パン-チルト-ズームデバイス識別方法を詳細に説明する。ここで、このカメラは、リアルタイムの音声/映像信号を得るように構成されている。カメラとパン-チルト-ズームデバイス間の相互作用の手順は、図2に示され、特に以下のステップを含み得る。
ステップ201:カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスの通信インターフェースは、自動プラグ検出機能を有していて、一旦デバイスが通信インターフェースに接続すれば、デバイスを自動的に検出することができる。具体的には、カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスの接続ロジック構成が図3に示される。カメラは、例えばレンズ、センサ、コーディングプロセッサ、およびメインコントローラのような素子を含み、メインコントローラは、IPC(Inter-Process Communication、プロセス間通信)メイン制御板であってもよく、制御ラインを用いてコーディングプロセッサを制御するように構成されている。コーディングプロセッサは、レンズおよびセンサによって集められた映像を映像信号の形でIPCメイン制御板に入力する。IPCメイン制御板は、例えばBNC(Bayonet Nut Connector、差し込みピンナットコネクタ)映像出力、ネットワーク通信インターフェース、音声入力、音声出力、アラーム出力、アラーム入力、およびシリアルポート通信インターフェースのような機能を有していて、IPCメイン制御板のプロセッサは、シリアルポート通信インターフェースを通してパン-チルト-ズームデバイスに接続されている。2つのデバイス間のシリアルポートのパラメータ(例えばボーレート、データビット、パリティビット、およびストップビット)が同じであることが保証される場合には、パン-チルト-ズームデバイスは、カメラまたは他のデバイスが、シリアルポートを通してパン-チルト-ズームデバイスに接続していることを自動的に発見することができる。
【0017】
ステップ202:カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスが初めてプラグイン方法でお互いを検出した後に、パン-チルト-ズームデバイスは、最初のキープアライブ命令をカメラに送信するが、対応するキープアライブ命令は、例えばパン-チルト-ズームデバイスの制御能力のような情報を含む。
【0018】
ステップ203:カメラは、パン-チルト-ズームデバイスによって送信された最初のキープアライブ命令を解析して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを判定した後に、カメラの能力を示している識別子を追加する。すなわち、キープアライブ命令に従って、カメラがパン-チルト-ズームデバイスの制御能力を用いることができることを示す識別子を追加する。
【0019】
ステップ204:パン-チルト-ズームデバイスは、キープアライブ命令を定期的に送信するが、これは、カメラとパン-チルト-ズームデバイス間の通信の信頼性を保証することができる。具体的には、カメラは、パン-チルト-ズームデバイスによって送信されるキープアライブ命令を定期的に受信する。カメラは、カメラが既定の回数の間パン-チルト-ズームデバイスによって送信されるキープアライブ命令を受信しなかったことを発見した時には、カメラに接続されているパン-チルト-ズームデバイスが故障していると考えるか、またはカメラがパン-チルト-ズーム制御をサポートしていないと考えて、カメラがパン-チルト-ズーム制御を使用することができないカメラであることを示す識別子を追加する。そして、カメラが上位管理プラットフォームに登録している場合には、カメラは、管理プラットフォームにアラーム通知を送信するが、通知の内容は、カメラのタイプを変更すること、すなわち、このカメラがパン-チルト-ズーム制御機能をサポートしていないことである。
【0020】
ステップ205〜206:カメラは、通常、パン-チルト-ズームデバイスを制御する相互作用手順を用いるが、パン-チルト-ズーム制御命令は、回転方向制御、風防ガラスのワイパー制御、照明制御などを含む。
【0021】
この実施態様の技術的解決策によれば、カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを判定して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを通知するための情報交換手順が、カメラおよび管理プラットフォームに対して追加される。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するために都合が良い。これにより、作業負荷を減らし、誤りの確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。
【0022】
本発明の実施態様は、更に、パン-チルト-ズームデバイスの制御方法を提供する。図4に示すように、この方法は、以下のステップを有している。
ステップ41:接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報に従って、対応するパン-チルト-ズーム制御命令を送信する。
【0023】
具体的には、この実施態様においては、カメラタイプ自動検出およびタイプ変更アラームの手順プロトコルが、カメラと管理プラットフォーム間の相互作用に対して新たに追加されている。カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスの電源がオンされた後に、カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスが利用可能であることを確認する。そして、カメラは、登録アプリケーションを管理プラットフォームに提出して、管理プラットフォームにパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を提供する。管理プラットフォームは、カメラの登録アプリケーションに応答して、カメラの制御タイプを示す識別子を追加する。すなわち、管理プラットフォームは、カメラを用いてパン-チルト-ズームデバイスを制御することができる。クライアントがカメラパン-チルト-ズーム制御要求を管理プラットフォームに送信した後に、管理プラットフォームは、対応するパン-チルト-ズーム制御命令をパン-チルト-ズームデバイスに送信するが、パン-チルト-ズーム制御命令は、回転方向制御、風防ガラスのワイパー制御、照明制御などを含む。相互作用を通してのパン-チルト-ズームデバイスの通常制御の後で、カメラは、相互作用過程を完了するために、管理プラットフォームに応答を返す。
【0024】
ステップ42:接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報に従って、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認する。
【0025】
具体的には、カメラとパン-チルト-ズームデバイス間の通信が複数回の間異常になった場合には、すなわち、カメラが、既定の時間期間後に、パン-チルト-ズームデバイスによって送信されるキープアライブ命令を受信しなかった場合には、カメラは、パン-チルト-ズームデバイスが故障していると考えて、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報を管理プラットフォームに送信する。管理プラットフォームは、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認して、カメラに関する識別子処理を実行する。すなわち、カメラがパン-チルト-ズーム制御能力を失っていることを示す識別子を追加して、普通の固定カメラになる。そして、管理プラットフォームは、監視クライアントに通知を報告して、ユーザは、監視クライアントを用いて、適時に、カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスが異常であることを発見することができる。
【0026】
この実施態様の技術的解決策によれば、カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していること、およびパン-チルト-ズームデバイスが利用可能かどうかを判定して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを通知するための情報交換手順が、カメラおよび管理プラットフォームに対して追加される。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するために都合が良い。これにより、作業負荷を減らし、誤りの確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。
【0027】
当業者であれば、前述の方法の実施態様のステップの全部または一部は、関連するハードウェアに指示するプログラムによって実施することができることを理解することができる点に留意すべきである。対応するプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納され得る。前述の記録媒体は、読出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってもよい。本発明の実施態様は、更に、例えば取付けプラットフォーム、回転モータ、および回転制御モジュールのような素子を含むパン-チルト-ズームデバイスを提供する。ここで、回転モータおよび回転制御モジュールは、取付けプラットフォーム上に配置され、回転制御モジュールの制御信号出力端は、回転モータの制御信号入力端に接続されている。図5に示すように、パン-チルト-ズームデバイスは、更に、
デバイスが既定のインターフェースに接続していることが発見された時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成されたキープアライブ命令送信モジュール51を備えていて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含む。
【0028】
選択肢として、パン-チルト-ズームデバイスは、既定の時間間隔後に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成された定期的送信モジュール52を更に備えていてもよい。
【0029】
本発明の実施態様は、更に、レンズ、センサ、コーディングプロセッサ、およびメインコントローラを備えているカメラを提供する。ここで、レンズおよびセンサの映像信号出力端は、コーディングプロセッサの映像信号入力端に接続されていて、コーディングプロセッサの映像信号出力端は、メインコントローラの映像信号入力端に接続されていて、メインコントローラの制御信号出力端は、コーディングプロセッサの制御信号入力端に接続されている。図6に示すように、カメラは、更に、
キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定するように構成された識別モジュール61を備えていて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するように構成されたデバイス接続報告モジュール62を備えている。
【0030】
選択肢として、図7に示すように、カメラは、更に、
キープアライブ命令が既定の時間間隔後に受信されなかった場合に、接続しているパン-チルト-ズームデバイスが故障していると判定するように構成された故障判定モジュール63と、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報を報告するように構成された故障報告モジュール64とを備えている。
【0031】
本発明の実施態様は、更に、パン-チルト-ズームデバイス制御装置を提供する。図8に示すように、この装置は、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報に従って、対応するパン-チルト-ズーム制御命令を送信するように構成されたパン-チルト-ズーム制御モジュール81と、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報に従って、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認するように構成された故障確認モジュール82とを備えている。
【0032】
前述のパン-チルト-ズームデバイス、カメラ、およびパン-チルト-ズームデバイス制御装置におけるモジュールの処理機能のための特定の実施方法は、前述の方法の実施態様に記載されているので、ここでは記載を繰り返さない。
【0033】
この実施態様の技術的解決策によれば、カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していること、およびパン-チルト-ズームデバイスが利用可能かどうかを判定して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを通知するための情報交換手順が、カメラおよび管理プラットフォームに対して追加される。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するのに都合が良い。これにより、作業負荷を減らし、誤り確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。
【0034】
前述の端末の実施態様において、含まれているユニットは、機能的ロジックのみに従って分類されているが、ユニットが対応する機能を実施することができる限り、前述の分類に限定されないことに留意すべきである。加えて、機能ユニットの具体的な名称は、モジュール間の区別を容易にすることのみを目的とするのであって、本発明の保護範囲を限定するためではない。加えて、端末の実施態様において関係のない技術的詳細は、限られた紙面のため、方法の実施態様を参照する。
【0035】
本発明の実施態様は、更に、パン-チルト-ズームデバイス制御システムを提供する。図9に示すように、このシステムは、パン-チルト-ズームデバイス、カメラ、およびパン-チルト-ズーム制御装置を備えていて、パン-チルト-ズームデバイスは、
デバイスが既定のインターフェースに接続していることが発見された時に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成されたキープアライブ命令送信モジュール51を有していて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、既定の時間間隔後に、接続しているデバイスにキープアライブ命令を送信するように構成された定期的送信モジュール52を有している。
カメラは、
キープアライブ命令に従って、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御機能を判定するように構成された識別モジュール61を有していて、キープアライブ命令は、パン-チルト-ズームデバイス能力情報を含み、
更に、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を報告するように構成されたデバイス接続報告モジュール62と、
キープアライブ命令が既定の時間間隔後に受信されなかった場合に、接続しているパン-チルト-ズームデバイスが故障していると判定するように構成された故障判定モジュール63と、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報を報告するように構成された故障報告モジュール64とを有している。
パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報に従って、対応するパン-チルト-ズーム制御命令を送信するように構成されたパン-チルト-ズーム制御モジュール81と、
接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報に従って、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認するように構成された故障確認モジュール82とを有している。
【0036】
既存の解決策と比較して、この実施態様の中で提供されるパン-チルト-ズームデバイス制御システムにおいては、カメラタイプ自動検出およびタイプ変更アラームの手順プロトコルが、カメラと管理プラットフォーム間の相互作用に対して新たに追加される。ユーザがカメラを設定または保守する時に、ユーザは、設定されるカメラのタイプを予め知っている必要はなく、カメラは、パン-チルト-ズームデバイスの能力を自動的に検出して、管理プラットフォームに通知を送信する。ユーザがカメラを使用する過程で、カメラがパン-チルト-ズームデバイスとの接続を失った場合には、すなわち、カメラが、複数回の間、パン-チルト-ズームデバイスの相互作用命令を受信することができなかった場合には、カメラは、適時にアラーム通知を管理プラットフォームの監視クライアントに送信し、ユーザは、接続しているパン-チルト-ズームデバイスの故障情報に従って、適時に、カメラのパン-チルト-ズーム制御が異常であることを検出して、適時にメンテナンス処理を実行する。
【0037】
以下、管理プラットフォームの例としてパン-チルト-ズームデバイス制御装置を用いて、パン-チルト-ズームデバイス制御システムを詳細に説明する。カメラ、パン-チルト-ズームデバイス、およびパン-チルト-ズームデバイス制御装置間の相互作用の手順が図10に示されていて、これは具体的には以下のステップを有している。
ステップ1001:カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスの電源がオンされた後に、カメラは、パン-チルト-ズームデバイス制御装置に登録を申し込む。
【0038】
ステップ1002:パン-チルト-ズーム制御装置が登録を完了した後に、パン-チルト-ズーム制御装置は、カメラに登録の応答を送信する。
【0039】
ステップ1003:パン-チルト-ズームデバイスは、キープアライブ命令を送信して、カメラがパン-チルト-ズームデバイスの制御能力を判定することを可能にし、カメラは、パン-チルト-ズームデバイス制御装置にパン-チルト-ズームデバイスの制御能力情報を送信して、パン-チルト-ズームデバイス制御装置がパン-チルト-ズームデバイスの制御能力を得ることを可能にする。
【0040】
ステップ1004:パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、カメラのタイプに関する識別子処理を実行する。すなわち、カメラが、対応するパン-チルト-ズーム制御能力を有することを示す識別子を追加する。
【0041】
ステップ1005:監視クライアントは、パン-チルト-ズームデバイス制御装置にカメラのパン-チルト-ズーム制御要求を送信する。
【0042】
ステップ1006:パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、カメラが有するパン-チルト-ズーム制御能力を示す識別子を得る。
【0043】
ステップ1007:パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、カメラにパン-チルト-ズーム制御命令を送信する。ここで、対応するパン-チルト-ズーム制御命令は、回転方向制御、風防ガラスのワイパー制御、照明制御などを含む。
【0044】
ステップ1008:相互作用を通してのパン-チルト-ズームデバイスの通常制御の後に、カメラは、相互作用過程を完了するために、パン-チルト-ズームデバイス制御装置に応答を返す。
【0045】
ステップ1009:初めてキープアライブ命令を送信した後に、パン-チルト-ズームデバイスは、既定の時間期間毎に1回、カメラにキープアライブ命令を送信する。そして、カメラが、既定の時間期間の間、パン-チルト-ズームデバイスによって送信されるキープアライブ命令を受信しなかった場合には、カメラは、パン-チルト-ズームデバイスが故障していることを確認する。
【0046】
ステップ1010:カメラは、パン-チルト-ズームデバイス制御装置にパン-チルト-ズームデバイスの故障情報を送信する。
【0047】
ステップ1011:パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、カメラに関する識別子処理を実行する。すなわち、カメラが、パン-チルト-ズームデバイス制御能力を失って、普通の固定カメラになったことを示す識別子を追加する。
【0048】
ステップ1012:パン-チルト-ズームデバイス制御装置は、監視クライアントに通知を報告し、ユーザは、監視クライアントを用いて、適時に、カメラおよびパン-チルト-ズームデバイスが異常であることを発見することができる。
【0049】
この実施態様の技術的解決策によれば、カメラは、キープアライブ命令に従って、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していること、およびパン-チルト-ズームデバイスが利用可能かどうかを判定して、パン-チルト-ズームデバイスがカメラに接続していることを通知するための情報交換手順が、カメラおよび管理プラットフォームに対して追加される。これは、管理プラットフォームおよびカメラが、管理プラットフォームおよびカメラの能力を用いて、設定の問題を発見するために都合が良い。これより、作業負荷を減らし、誤り確率を低下させ、メンテナンスのリアルタイムの作業を改善する。
【0050】
前述の説明は、単なる本発明の例示的な具体的実施方法に過ぎず、本発明の保護範囲を限定することを目的としない。本発明の中で開示されている技術的範囲内で当業者によって直ちに理解される任意の変形または置換は、全て本発明の保護範囲内に入るものとする。従って、本発明の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うものとする。
【符号の説明】
【0051】
51 キープアライブ命令送信モジュール
52 定期的送信モジュール
61 識別モジュール
62 デバイス接続報告モジュール
63 故障判定モジュール
64 故障報告モジュール
81 パン-チルト-ズーム制御モジュール
82 故障確認モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10