特許第6119969号(P6119969)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6119969-血圧降下用アミノ酸含有組成物 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6119969
(24)【登録日】2017年4月7日
(45)【発行日】2017年4月26日
(54)【発明の名称】血圧降下用アミノ酸含有組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/198 20060101AFI20170417BHJP
   A61K 31/4172 20060101ALI20170417BHJP
   A61K 31/405 20060101ALI20170417BHJP
   A61P 9/12 20060101ALI20170417BHJP
   A23L 33/175 20160101ALI20170417BHJP
【FI】
   A61K31/198
   A61K31/4172
   A61K31/405
   A61P9/12
   A23L33/175
【請求項の数】3
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-12188(P2013-12188)
(22)【出願日】2013年1月25日
(65)【公開番号】特開2014-141443(P2014-141443A)
(43)【公開日】2014年8月7日
【審査請求日】2016年1月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000066
【氏名又は名称】味の素株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100082005
【弁理士】
【氏名又は名称】熊倉 禎男
(74)【代理人】
【識別番号】100084663
【弁理士】
【氏名又は名称】箱田 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100093300
【弁理士】
【氏名又は名称】浅井 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 七重
(72)【発明者】
【氏名】藤田 聡
(72)【発明者】
【氏名】家光 素行
(72)【発明者】
【氏名】小林 久峰
(72)【発明者】
【氏名】田中 賢治
【審査官】 金田 康平
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−126830(JP,A)
【文献】 特表2008−534599(JP,A)
【文献】 特開2005−206528(JP,A)
【文献】 特開昭54−157838(JP,A)
【文献】 国際公開第2005/063245(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K31/00−33/44
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対するロイシンのモル組成比が、35〜66%である、血圧降下用アミノ酸含有組成物:
(a)ロイシン
(b)イソロイシン
(c)バリン
(d)スレオニン
(e)リジン
(f)メチオニン
(g)ヒスチジン
(h)フェニルアラニン
(i)トリプトファン
【請求項2】
下記(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)である、血圧降下用アミノ酸含有組成物:
(a)ロイシン 35〜66%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【請求項3】
アミノ酸を、請求項1又は2記載の範囲内の量で含有する、血圧降下用医薬品又は血圧降下用飲食品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血圧降下用アミノ酸含有組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
高血圧は、食生活、肥満、老化、遺伝等の様々な要因により進行し、種々の疾患の発症リスクを高めることが知られている。肥満の増加、ストレスの蔓延、高齢化の進行等に伴い、高血圧への対策の重要性が高まっている。高血圧に対しては、カルシウム拮抗剤、アンジオテンシン変換酵素阻害剤等の医薬品の服用により血圧を良好にコントロールできるようになっているものの、軽度の高血圧者には効果が強すぎ、また副作用の問題がある。そのため血圧効果作用を有する安全な素材又は飲食品の開発が望まれている。
【0003】
アミノ酸による血圧降下作用としては、アルギニンが血圧降下作用を示すことが知られて報告されている(非特許文献1)。また、チロシンまたはL-トリプトファンが、ラットの腹腔内投与でそれぞれ血圧降下作用を示すことも報告されている(非特許文献2および3)。
また、ヒスチジン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン酸、セリン、もしくはフェニルアラニンまたはそれらの塩の少なくとも一つを有効成分とする血圧降下用組成物(特許文献1)、イソロイシン、ロイシンおよびバリンを有効成分とする血圧降下剤が知られている(特許文献2)。
【0004】
一方、L-ロイシンを総必須アミノ酸中のモル組成比で35%以上含有する、特定のアミノ酸含有組成物については、高齢者のサルコペニア(加齢に伴う骨格筋量の減少)を防止又は改善し得ることが報告されている(特許文献3)。しかし、この特定のアミノ酸含有組成物が血圧降下作用を有することについては、これまで全く報告されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2005/063245号
【特許文献2】特開2009−126830号公報
【特許文献3】特表2008−534599号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】J. Hypertension(1993) 11, pp639
【非特許文献2】Proc. Natl. Acad. Sci. USA (1979) 76(7), pp3511-3514
【非特許文献3】J. Pharmacol. Exp. Ther. (1982) 221, pp329-333
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、血圧降下用アミノ酸含有組成物を提供することを目的とする。
本発明はまた、血圧降下用医薬品又は飲食品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意研究した結果、L−ロイシンを総必須アミノ酸中に特定の割合で含む経口用アミノ酸含有組成物が、血圧降下作用を有することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
1. ロイシンを、総必須アミノ酸中のモル組成比で35〜66%含有する、血圧降下用アミノ酸含有組成物。
2. 下記(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)である、血圧降下用アミノ酸含有組成物:
(a)ロイシン 35〜66%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%、
3. アミノ酸を、前記1又は2記載の範囲内の量で含有する、血圧降下用医薬品又は飲食品。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ロイシンを特定の割合で含む血圧降下用アミノ酸含有組成物、医薬品又は飲食品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】アミノ酸摂取群の収縮期血圧を示す。
図2】アミノ酸摂取と運動併用群の収縮期血圧を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明でいう必須アミノ酸とは、ロイシン、イソロイシン、バリン、スレオニン、リジン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、トリプトファンの9種とする。
【0012】
本発明のアミノ酸含有組成物は、ロイシンを、総必須アミノ酸中のモル組成比で35〜66%含有する。好ましくは、ロイシンを、総必須アミノ酸中のモル組成比で35〜57%含有する。より好ましくは、ロイシンを、総必須アミノ酸中のモル組成比で35〜50%含有する。さらに好ましくは、ロイシンを、総必須アミノ酸中のモル組成比で35〜45%含有する。
【0013】
本発明のアミノ酸含有組成物はまた、(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)である:
(a)ロイシン 35〜66%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0014】
本発明のアミノ酸含有組成物は、(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)であるのが好ましい:
(a)ロイシン 35〜57%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0015】
本発明のアミノ酸含有組成物は、(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)であるのがより好ましい:
(a)ロイシン 35〜50%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0016】
本発明のアミノ酸含有組成物は、(a)〜(i)のアミノ酸を含み、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)であるのがさらに好ましい:
(a)ロイシン 35〜45%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0017】
本発明のアミノ酸含有組成物は、上記(a)〜(i)のアミノ酸に加え、さらにその他のアミノ酸を含んでもよい。その他のアミノ酸としては、セリン、グルタミン、アルギニン等があげられる。しかし、本発明のアミノ酸含有組成物は、これらその他のアミノ酸を含まず、下記(a)〜(i)のアミノ酸のみからなり、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)であるのが特に好ましい:
(a)ロイシン 35〜45%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0018】
本発明のアミノ酸含有組成物は、これらその他のアミノ酸を含まず、下記(a)〜(i)のアミノ酸のみからなり、下記(a)〜(i)のアミノ酸の総量に対する各アミノ酸のモル組成比が、下記の数値範囲内(%)であるのが更に特に好ましい:
(a)ロイシン 35〜45%、
(b)イソロイシン 5.0〜15%、
(c)バリン 5.0〜15%、
(d)スレオニン 7.0〜14%、
(e)リジン塩酸塩 8.0〜16%、
(f)メチオニン 2.0〜10%、
(g)ヒスチジン塩酸塩一水和物 0.1〜3.5%、
(h)フェニルアラニン 2.5〜8.0%、
(i)トリプトファン 0.1〜2.0%。
【0019】
前記(a)〜(i)のアミノ酸、及び本発明のアミノ酸含有組成物に含まれていてもよいその他のアミノ酸は、L−体、D−体、DL−体のいずれでもよいが、L−体、DL−体が好ましく、L−体がより好ましい。
前記(a)〜(i)のアミノ酸、及び本発明のアミノ酸含有組成物に含まれていてもよいその他のアミノ酸は、遊離体のアミノ酸、ペプチド、あるいはたんぱく質のいずれでも良いし、それらの混合物でもよい。
【0020】
これらのアミノ酸としては、その生理学的に許容できる塩や水和物も使用可能である。例えば、ロイシン塩酸塩、リジン塩酸塩、ヒスチジン塩酸塩1水和物などである。
塩の形態は、医薬品又は飲食品として許容される塩であれば特に制限されない。例えば、酸付加塩や塩基との塩等があげられる。
このような塩を形成する酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸等の無機酸;酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、モノメチル硫酸等の有機酸があげられる。
このような塩を形成する塩基としては、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニア等の無機塩基;エチレンジアミン、プロピレンジアミン、エタノールアミン、モノエタノールアルキルアミン、ジアルキルエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等の有機塩基等があげられる。
【0021】
前記(a)〜(i)のアミノ酸、及び本発明のアミノ酸含有組成物に含まれていてもよいその他のアミノ酸は、前記各アミノ酸を含有する動植物等から抽出し、生成したものや、化学合成法、発酵法、遺伝子組み換え法によって得られるもののいずれを使用してもよい。
【0022】
本発明のアミノ酸含有組成物は、医薬品、飲食品(特定保健用食品、栄養機能食品等の保健機能食品、栄養補助食品、その他の健康食品、サプリメントを含む)として提供することができる。
【0023】
本発明のアミノ酸含有組成物を医薬品として提供する場合、例えば、医薬的に許容できる担体又は希釈剤、例えばカルボキシメチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体;ポテトスターチ、コーンスターチ等の澱粉類;乳糖、ショ糖等の糖類;ピーナッツ油、コーン油、ゴマ油等の植物性油;ポリエチレングリコール、アルギン酸、ゼラチン、タルク等と混合することにより、製剤化することができる。本発明の医薬品は、錠剤、散剤、丸剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ等の経口剤;皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、硬膜外腔注射剤、くも膜下腔注射剤等の注射剤;経鼻投与製剤、経皮製剤、軟膏剤等の外用剤;直腸坐剤、膣坐剤等の坐剤;点滴剤等の剤形とすることができる。
本発明の医薬品は、経口的又は非経口的に投与することができる。
【0024】
本発明のアミノ酸含有組成物を飲食品として提供する場合、例えば、飲料等の液状製品、ヨーグルト等の乳状製品、ゼリー等のゼリー状製品、ゼリー様飲料、ガム状製品、粉末状製品、顆粒状製品、シート状製品、カプセル状製品、タブレット状製品、スナックバー、クッキー等の固形状製品等とすることができる。
【0025】
飲料、調味料、加工食品等の飲食品形態の場合、適宜の添加剤を使用して常法により調製することもできる。このような添加剤としては、甘味料、着色料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤、漂白剤、防かび剤、ガムベース、苦味料、酵素、光沢剤、酸味料、調味量、乳化剤、強化剤、香料、香辛料等があげられる。
【0026】
本発明のアミノ酸含有組成物の摂取量は、摂取する対象の血圧、体重、性別、年齢等を考慮して、適宜調整することができる。摂取量は、通常、1日当たり2〜22gであり、3〜22gが望ましく、6〜20gがより望ましい。前記の量を1日1〜3回程度に分けて摂取するのが好ましい。毎日連続して摂取するのが適当である。摂取するタイミング、回数は問わない。好ましくは食間に摂取するのがよい。
【0027】
本発明のアミノ酸含有組成物を摂取後、ジョギング、ウォーキング、サイクリング、水泳等の有酸素運動や、筋力トレーニングを行うことにより、更なる血圧降下効果が期待できる。
【実施例】
【0028】
<実施例1>
表1に示すアミノ酸組成からなる高ロイシン含有必須アミノ酸混合物を1製品あたり4g含むゼリードリンクを、17名の高齢者(男性9名、女性8名、平均年齢68歳)に、12週間、1日2回、食間に摂取させた。摂取開始前と12週間摂取後に血圧を測定した。
図1に摂取試験前後の収縮期血圧の変化を示した。12週間にわたる上述のアミノ酸混合物摂取により、有意な収縮期血圧の低下が認められた。
【0029】
<実施例2>
表1に示すアミノ酸組成からなる高ロイシン含有必須アミノ酸混合物を1製品あたり4g含むゼリードリンクを、12名の高齢者(男性12名、平均年齢67歳)に、12週間、1日2回、食間に摂取させた。併せて、12週間の間、週3回、筋力運動(シーテッド・レッグカールおよびレッグエクステンション)を行った。筋力運動は最大挙上重量の70%の負荷で、それぞれの運動を10回3セット行った。摂取開始前と12週間摂取後に血圧を測定した。
図2に摂取試験前後の収縮期血圧の変化を示した。12週間にわたる上述のアミノ酸組成物摂取と上述の運動により、有意な収縮期血圧の低下が認められた。
【0030】
【表1】
図1
図2