(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
概要
本明細書は、様々な特徴、プロセス、ワークフローを実装するための様々なグラフィカルユーザインタフェース(UI)について説明する。これらのGUIは、限定しないがラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、コンピュータ端末、テレビシステム、タブレットコンピュータ、eブックリーダ、スマートフォンをはじめとする様々な電子装置上に提示することができる。1つ以上のこのような電子装置は、タッチセンサ式の表面を含むことができる。タッチセンサ式の表面は、各入力点の圧力、角度、又は位置具合に関するデータ処理をはじめとして、多数の同時入力点を処理することができる。そのような処理により、ピンチングしたりスワイプしたりすることをはじめとする、多数の指でのジェスチャを容易にすることができる。
【0009】
本開示で、GUI内のユーザインタフェースを「選択する」、又は「選択している」と言及する場合は、これらの用語は、ユーザインタフェース要素上でマウス、又は他の入力装置でクリックする、又は「ホバーリングする」、ユーザインタフェース要素上で1本以上の指、又はスタイラスで触れる、タップする、又はジェスチャすることを含むと理解される。ユーザインタフェース要素は、仮想ボタン、メニュー、セレクタ、スイッチ、スライダ、スクラバ、ノブ、サムネイル、リンク、アイコン、ラジアルボタン、チェックボックス及びユーザからの入力を受け付ける、又はユーザにフィードバックするためのいかなる他の機構であってもよい。
【0010】
図1は、モバイル装置上でドキュメントを受信、記憶、更新するためのシステム100の実施例を示す。例えば、システム100のドキュメントは、顧客ポイントカード、イベントのチケット、商品引換券、クーポン、搭乗券、身分証明書、カードキー(例えば、ホテルの部屋、家、車等へ入るためのカード)、又は任意の他の種類のドキュメントを含んでもよい。ある実施では、システム100がモバイル装置102を含むことができる。例えば、モバイル装置102はラップトップコンピュータ、スマートフォン、フィーチャホン、タブレットコンピュータ、又は任意の他の種類のコンピュータ装置でもよい。
【0011】
ある実施では、モバイル装置102は、様々なドキュメントを入手するためにモバイル装置102のユーザが使用することができるアプリケーションを含むことができる。例えば、モバイル装置102は、ブラウザ104を含むことができる。ブラウザ104を使用して、ユーザがウエッブページにアクセスしてイベントのチケット、旅行の搭乗券や他の種類のドキュメントを購入することができる。ブラウザ104を使用して、ユーザがウエッブページにアクセスして、様々なベンダーや商業事業の顧客ポイントプログラムの会員になることができる。このようなトランザクションで生成されるドキュメント情報106は、ブラウザ104を介して、モバイル装置102にダウンロードしたり、又は転送したりすることができる。例えば、購入したチケット、搭乗券、又は他のドキュメントに関連付けられた情報は、ブラウザ104を介して、モバイル装置102に転送することができる。顧客ポイントカード、又は顧客ポイントプログラムの会員になることにより作成された口座に関連付けられた情報は、ブラウザ104を介して、モバイル装置102に転送することができる。
【0012】
ある実施では、モバイル装置102はアプリケーション108を含むことができる。例えば、アプリケーション108は、ユーザがドキュメントをダウンロードすることができるネットワーク(例えば、インターネット)サービスに向けたクライアントアプリケーションでもよい。アプリケーション108は、ユーザがイベントのチケットを購入して、そのイベントのチケットをモバイル装置102へダウンロードすることができるクライアントアプリケーションでもよい。アプリケーション108は、ユーザが航空機の搭乗券及びホテルでの宿泊を購入することができる旅行アプリケーションでもよい。ユーザがアプリケーション108を介してアイテムを購入すると、その買い物に関連付けられたドキュメント情報106が、アプリケーション108を介してモバイル装置108へダウンロードすることができる。
【0013】
ある実施では、モバイル装置102がeメールアプリケーション110を含むことができる。例えば、ブラウザ104又はアプリケーション108を介してドキュメント106を受信する代わりに、モバイル装置102はeメールの添付物として、ドキュメント情報106を受信することができる。例えば、ブラウザ104、及び/又はアプリケーション108は、ドキュメントのダウンロードを許可しないように構成されてもよい。したがって、ユーザがブラウザ104、又はアプリケーション108を使用してドキュメントを購入する場合、オンラインベンダーはドキュメント情報106が添付されているeメールを、ユーザに送信することができる。
【0014】
ある実施では、モバイル装置102は無線受信機114を含むことができる。例えば、無線受信機114は、Wi−Fi(登録商標)信号、Bluetooth(登録商標)信号、近距離無線通信信号、又は任意の他の種類の無線、又は高周波信号を受信できるように構成することができる。ある実施では、無線受信機114はワイヤレス伝送で符号化された情報106を受信することができる。例えば、ドキュメント情報106を符号化して無線信号にして、その無線信号を他の装置に送信することにより、コンピュータ装置はドキュメント情報106を共有することができる。例えば、モバイル装置102は、別のコンピュータ装置からドキュメント情報106を受信することもできる。
【0015】
ある実施では、モバイル装置102は、画像キャプチャ装置112を含むことができる。例えば、画像キャプチャ装置112は、モバイル装置102に組み込まれたデジタルカメラでもよい。ある実施では、ユーザが画像キャプチャ装置112を使用して、物理的なドキュメント上の符号化されたドキュメント情報106をキャプチャすることができる。例えば、紙、プラスチック、又は他の物理的なドキュメントは、バーコード、クイックレスポンスコード、リニアバーコード、マトリックスコード、又は光学的にスキャンすることができる任意の他の種類のコードを持つことができる。ユーザは画像キャプチャ装置112を使用して、紙の書類の画像をキャプチャすることができ、モバイル装置102は、そのキャプチャした画像に基づき、ドキュメント情報106を判定することができる。例えば、ドキュメントの画像をキャプチャすることができると、光学式文字認識ソフトウェアを使用してドキュメント情報106を判定することができる。
【0016】
ある実施では、ドキュメント情報106は、モバイル装置102上でドキュメントを生成するための情報の全てを含むことができる。例えば、ドキュメント情報106は、ユーザ名、ベンダー情報、ユーザの口座名、及びモバイル装置102上でドキュメントを生成するための他の情報を含むことができる。ある実施では、ドキュメント情報106は、ドキュメントテンプレート識別子及びドキュメントテンプレートに関連付けられたデータを含むことができ、詳細は以下で説明する。
【0017】
ある実施では、最低限の情報量のみ、ドキュメント情報106に含まれる。例えば、最低限の情報は、トランザクション識別子及びベンダーURL(ユニフォームリソースロケータ)を含むことができる。モバイル装置102は、ベンダーURLを使用してネットワーク116を介してドキュメントベンダーサーバ118にアクセスすることができる。モバイル装置102は、ドキュメント情報106をドキュメントベンダーサーバ118に送信することができる。ドキュメントベンダーサーバ118は、ドキュメント情報106に含まれるトランザクション識別子情報を使用して、ドキュメントに関連付けられた情報を識別して、完全なドキュメント情報をモバイル装置102に提供することができる。モバイル装置102がドキュメントベンダーサーバ118からドキュメント情報を受信すると、モバイル装置はドキュメント102を生成して、ドキュメントデータベース122にドキュメント102を記憶することができる。例えば、ベンダーサーバ118から受信したドキュメント情報に基づき、モバイル装置102はドキュメントテンプレートを識別して、ドキュメントテンプレートにドキュメントベンダーサーバ118により提供されたドキュメント情報を挿入することができるが、詳細は以下で説明する。
【0018】
ある実施では、ドキュメント102をネットワーク装置に記憶することができる。例えば、ドキュメントデータベース122はネットワーク、又はクラウドベースのデータベースでもよい。モバイル装置102は、ドキュメント102をネットワーク装置に記憶して、必要に応じてネットワーク装置からドキュメント102にアクセスすることができる。
【0019】
新しいドキュメントインタフェース
図2は、新しいドキュメントインタフェース200の実施例を示す。例えば、上記で説明したように、モバイル装置102によってドキュメント情報が受信すると、新しいドキュメントインタフェース200を提示することができる。例えば、ブラウザアプリケーションを介して、ウェブサイトからドキュメント情報を受信する場合、ブラウザアプリケーションのグラフィカルインタフェースと、新しいドキュメントインタフェース200とを、モバイル装置のディスプレイ上で置き換えることができる。同様に、別のアプリケーションを介してドキュメント情報を受信すれば、表示されたアプリケーションと、新しいドキュメントインタフェース200とを、モバイル装置のディスプレイ上で置き換えることができる。
【0020】
ある実施では、新しいドキュメントインタフェース200が、新しく生成されたドキュメント202を提示することができる。以下で説明するように、新しいドキュメント202は、モバイル装置で受信されたドキュメントに対応することができ、ドキュメントテンプレートに基づいて生成することができる。新しいドキュメント202は、新しく生成されたドキュメントに特化した、ベンダー提供データを含むことができる。例えば、新しいドキュメント202が搭乗券に対応している場合、新しいドキュメント202は搭乗券に関連付けられた航空機運航情報を表示することができる。新しいドキュメント202が、現在モバイル装置に記憶されている唯一のドキュメントである場合、新しいドキュメント202は新しいドキュメントインタフェース202の上に表示された唯一のドキュメントになることができる。新しいドキュメント202が、現在モバイル装置に記憶されている唯一のドキュメントでない場合、現在モバイル装置に記憶されている他のドキュメントも、重ね合わせ提示204内に提示することができる。
【0021】
ある実施では、新しいドキュメントをモバイル装置上に記憶されているドキュメントに追加する時、動画を提示することができる。例えば、モバイル装置上に新しいドキュメント202を保存するために、ユーザはグラフィカル要素206を選択することができる。グラフィカル要素206が選択されたのに反応して、ドキュメント202をアニメ化して重ね合わせ提示204に挿入されたように見せることができる。例えば、モバイル装置上の他のドキュメントのスタック内に新しいドキュメントが挿入されるまで、ドキュメント202をモバイル装置のディスプレイ上で下方に向けてスライドさせることができる。ある実施では、グラフィカル要素208を選択することにより、ユーザが1つ前のアプリケーションに戻ることができる。グラフィカル要素208が選択されたのに反応して、新しいドキュメントインタフェース200と、新しいドキュメントを受信したアプリケーションとを、モバイル装置のディスプレイ上で置き換えることができる。例えば、新しいドキュメントインタフェース200が表示される前に、ユーザがeメールアプリケーションを見ていると、グラフィカル要素208が選択されると、eメールアプリケーションは新しいドキュメントインタフェース200とディスプレイ上で置き換えることができる。
【0022】
ドキュメントのインテリジェント提示
図3は、時刻、及び/又は位置に基づくドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース300の実施例を示す。ある実施では、モバイル装置上に記憶されたドキュメントを、時刻(例えば、所定の日、及び/又は時刻)と関連付けることができる。輸送の搭乗券は、出発時間、及び/又は搭乗時刻と関連付けることができる。イベントのチケット(例えば、コンサートのチケット、映画のチケット等)は、そのイベントの開始時刻と関連付けることができる。セールのクーポンは、有効期限と関連付けることができる。ある実施では、現在の時刻が、ドキュメントに関連付けられた所定の時刻に近い場合は、ユーザがすぐにでも使用することを見越して、ドキュメントをグラフィカルインタフェース300上に提示することができる。ある実施では、ドキュメントを提示するために、ドキュメントを時間周期、又は時間ウインドウと関連付けることができる。例えば、ドキュメントが有効期限付きの割引クーポンであれば、その割引クーポンは、グラフィカルインタフェース300上に提示することができる1週間という時間ウインドウと関連付けることができる。この1週間という時間ウインドウは、割引クーポンの有効期限の前と有効期限を合わせた1週間の期間でもよい。
【0023】
ある実施では、モバイル装置上に記憶されたドキュメントが、位置と関連付けられている。例えば、割引クーポン及び顧客ポイントカードは店舗の位置と関連付けることができる。搭乗券は、輸送のハブ(例えば、空港、バスターミナル、鉄道の駅等)と関連付けることができる。ある実施では、モバイル装置の現在の位置が、ドキュメントに関連付けられた位置に最も近いとモバイル装置が検出すると、ドキュメントを表示することができる。例えば、モバイル装置の現在位置が、モバイル装置上に記憶されたポイントカードに関連付けられた店舗の位置に最も近ければ、そのポイントカードドキュメントをグラフィカルインタフェース300上に表示することができる。
【0024】
ある実施では、グラフィカルインタフェース300は、モバイル装置のロックディスプレイであってもよい。例えば、グラフィカルインタフェース300は、モバイル装置が、モバイル装置の機能にアクセスするために、パスワードや暗号が必要になるロック状態にある場合に表示されるインタフェースであってもよい。グラフィカルインタフェース300は、モバイル装置をスリープ状態、又は低消費電力状態から呼び覚ます時に、ユーザが最初に目にするインタフェースである。
【0025】
ある実施では、グラフィカルインタフェース300がドキュメント通知302を提示することができる。例えば、ドキュメント通知302は、モバイル装置上に記憶された航空機の搭乗券ドキュメントに対応してもよい。搭乗券ドキュメントに関連付けられた(空港等の)場所、及び/又は搭乗券ドキュメントに関連付けられた(搭乗時間、又は出発時間等)時間に最も近いとモバイル装置が検出した時に、ドキュメント通知302をグラフィカルインタフェース300上に提示することができる。ドキュメント通知302は、搭乗券ドキュメントに関連付けられた情報を提示することができる。例えば、ドキュメント通知302は、搭乗券ドキュメントに関連付けられた情報の(アイテムを選択する等)概要、又は部分を提示することができる。ドキュメント通知302は、例えば航空機便名、ゲート番号、出発時間を提示することができる。ドキュメント通知302は、モバイル装置に搭乗券が何枚記憶されているかを示すことができる。例えば、家族で揃って旅行するなら、家族の各メンバーの搭乗券を、モバイル装置上に記憶することができる。特定の旅行のための搭乗券の枚数は、例えばグラフィカル要素308により示すことができる。
【0026】
ある実施では、ユーザはドキュメント通知302を選択して、関連付けられた搭乗券ドキュメントを表示させることができる。例えば、ユーザがスワイプジェスチャー310を行い、搭乗券ドキュメントを表示させることができる。ある実施では、ユーザが、ドキュメント通知302上でグラフィカル要素312(例えば、ドキュメントアイコン)をドラッグして、搭乗券ドキュメントを表示させることができる。
【0027】
ある実施では、多数のドキュメント通知を表示することができる。例えば、ドキュメント通知302及びドキュメント通知304を、グラフィカルインタフェース300上に表示することができるとする。例えば、ドキュメント通知304は、コーヒーショップの顧客ポイントカードに対応することができる。モバイル装置の現在の位置が、例えばコーヒーショップの住所に最も近ければ、ドキュメント通知304を表示することができる。ドキュメント通知304は、コーヒーショップの顧客ポイントカードに関連付けられた情報の概要を、提示することができる。例えば、コーヒーショップのカードを使用して、そのコーヒーショップでコーヒーを購入することができ、そのカードが、口座の残高(例えば、16ドル)に関連付けられている場合、その口座の残高をドキュメント通知304上に表示することができる。ドキュメント通知304は、例えば一番近い位置にあるコーヒーショップを表示することができる。
【0028】
ある実施では、ユーザがドキュメント通知304を選択して、関連付けられたコーヒーショップドキュメントを、モバイル装置に表示させることができる。例えば、ユーザがタッチ入力314を行って、モバイル装置上でドキュメント通知の位置から下向きのスワイプをすることができる。ユーザが通知上で(例えば、引っ張って)下方に向かってスワイプすると、モバイル装置上で関連するドキュメントを見せる、及び/又は表示することができる。
【0029】
ある実施では、ドキュメント通知をグラフィカルインタフェース300の下部付近に提示させることができる。例えば、ドキュメント通知306は、グラフィカルインタフェース300の下部付近に提示することができる。ユーザは、タッチ入力316(例えば、上向きのスワイプ)を行い、関連するドキュメントを表示させることができる。
【0030】
ある実施では、ドキュメント情報更新の受信に反応して、ドキュメント通知を提示することができる。例えば、モバイル装置が、搭乗券ドキュメントに関連付けられた航空機運航情報の更新を受信すると、搭乗券ドキュメントに対応するドキュメント通知をグラフィカルインタフェース300上に提示することができる。ユーザに変更をいち早く知らせることができるように、ドキュメント通知は変更された航空機運航情報を提示することができる。例えば、変更情報に対してユーザの注意を引きつけるような着色された文章、又は(アイコン、動画等)グラフィックオブジェクトを使用して、変更情報を強調することができるが、詳細は以下で説明する。
【0031】
ある実施では、ドキュメント通知302、304、又は306の選択を受け取ってから、ユーザの身元を検証することができ、ユーザがモバイル装置、及び/又は選択したドキュメント通知に関連付けられたドキュメントの公認ユーザであることを確認することができる。例えば、モバイル装置の解除コード、又はパスワードを入力するようにユーザを促すことができる。ユーザが正しいコード、又はパスワードを入力してから、選択した通知に関連付けられたドキュメントを提示することができる。
【0032】
ある実施では、生体認証機能によりユーザの身元を検証することができるようにモバイル装置を構成することができる。ある実施では、ユーザの指紋に基づいてユーザの身元を検証するようにモバイル装置を構成することができる。例えば、モバイル装置がユーザの指紋をスキャンして、スキャンした指紋と、モバイル装置、及び/又は選択したドキュメントの認証ユーザの過去に認証された指紋との比較を行うことができる。過去に認証された指紋(又は、過去に認証された指紋から得られた生体認証データ)は、モバイル装置上に記憶するか、又はリモートサーバに記憶することができる。ユーザ認証プロセス中にモバイル装置が指紋を比較する時に、ローカル、又はリモート記憶場所から記憶されている指紋を取得することができる。
【0033】
ある実施では、顔認識技術を使用して、モバイル装置がユーザの身元の認証を行うように構成することができる。例えば、ユーザがドキュメントを選択した時に、ユーザの顔の画像をキャプチャすることができるカメラで、モバイル装置を構成することができる。キャプチャした画像を、ユーザの過去に認証された画像(又は、ユーザを過去にキャプチャした画像から得られた生体認証データ)と比較して、ドキュメントを選択したユーザの身元を識別することができる。キャプチャした画像(又は生体認証データ)はモバイル装置、又はリモートサーバに記憶することができ、モバイル装置がキャプチャした画像と過去に認証した画像、及び/又は生物認証データとを比較する時に、アクセスすることができる。
【0034】
ある実施では、モバイル装置上に構成されたセンサ(例えば、カメラ、指紋スキャナ等)を使用して、生体認証を行うことができる。ある実施では、モバイル装置のタッチセンサ式表示画面を使用して、生体認証を行うことができる。例えば、ユーザがモバイル装置のタッチスクリーンインタフェースに触れると、モバイル装置がユーザの指紋をキャプチャすることができる。
【0035】
ある実施では、ユーザがドキュメント通知を選択したこと、又はユーザが(例えば、ドキュメントを見るために)ドキュメントを選択したことに反応して、上述の技術(例えば、パスワード、指紋、顔認識等)を使用したユーザ認証/検証を行うことができる。ある実施では、モバイル装置上に記憶されているドキュメントを使用して、ユーザがトランザクションを開始しようとする時に、ユーザ認証/検証を行うことができる。例えば、ユーザがドキュメントを使用して買物をしようとすると、買物を許可したり、買物をしやすくするために(表示する、伝送する等して)情報を提示したりする前に、モバイル装置がユーザの指紋(又は、顔)をスキャンして、そのユーザがドキュメントの認証されたユーザであることを検証することができる。ある実施では、生体認証/検証を受動的に行うことができる。例えば、タッチスクリーンディスプレイ上のタッチ入力を使用して、ユーザがドキュメントの選択を行うと、モバイル装置はユーザの指紋をキャプチャすることができる。同様にして、ユーザがドキュメントの選択を行うと、モバイル装置はユーザの顔の画像をキャプチャすることができる。このようにして、ユーザが認証に特化した入力を行わなくても、受動的な生体認証を行うことができる。例えば、認証に特化した入力は、モバイル装置により提示された認証/検証の催促に反応して、モバイル装置へのタッチ入力として、ユーザが行う指紋の提供でもよい(例えば、タッチ入力する唯一の目的はユーザの認証である)。
【0036】
図4は、モバイル装置上でドキュメント402を提示するためのグラフィカルインタフェース400の実施例を示す。例えば、ユーザが
図3のドキュメント通知302を選択したことに反応して、グラフィカルインタフェース400を提示することができる。ドキュメント402は、例えば航空機の搭乗券ドキュメントでもよい。例えば、ドキュメント通知304又は306が選択された場合、グラフィカルインタフェース400は、コーヒーショップの顧客ポイントカードドキュメントを提示することができる。
【0037】
ある実施では、ドキュメント402は、ドキュメント402に関連付けられたベンダー提供情報を提示することができる。例えば、航空会社名、出発ゲート、乗客名、座席番号、便名、出発時間、出発地、到着時間、到着地、及び任意の他の関連する旅行情報をはじめとする搭乗券に関連付けられた、航空会社が提供する情報を、ドキュメント402は提示することができる。ある実施では、同じフライトに関連する搭乗券が多数、モバイル装置に記憶されている場合は、ドキュメント402はモバイル装置上に記憶された搭乗券の数(例えば、3枚中の1枚)の表示を含むことができる。搭乗券ドキュメントがモバイル装置に多数存在する場合は、ユーザは(タッチ入力、スワイプジェスチャー等)入力を行って搭乗券ドキュメント間をナビゲートすることができる。
【0038】
ある実施では、ドキュメント402が、光学的にスキャン可能な、及び/又は機械で可読なグラフィカル要素404を含むことができる。例えば、グラフィカル要素404は、バーコードリーダ、カメラ、及び/又は他の光学スキャン装置によりスキャン可能な2次元バーコード、又はコードマトリックスでもよい。例えばユーザがドキュメント402を使用して飛行機に搭乗する場合、空港職員はグラフィカル要素404をスキャンして、搭乗券を処理し、乗客に関連付けられた情報を取得することができる。ある実施では、近距離無線通信技術、Bluetooth、及び/又は他の無線伝送機構を使用して、ドキュメント情報を伝送して、ユーザとベンダー間のトランザクションを容易にすることができる。
【0039】
ドキュメント管理アプリケーション
図5は、ドキュメント管理アプリケーションのグラフィカルインタフェース500の実施例を示す。例えば、モバイル装置はドキュメント管理アプリケーションを含むことができる。モバイル装置のユーザインタフェース上に提示された(アイコンのような)グラフィカル要素を選択することにより、ユーザはドキュメント管理アプリケーションを起動することができる。ドキュメント管理アプリケーションの起動に反応して、グラフィカルインタフェース500をモバイル装置のディスプレイ上に提示することができる。モバイル装置が現在記憶しているドキュメントが1つだけである場合、グラフィカルインタフェース500はドキュメントをグラフィカルインタフェース400と同じようにして提示する。モバイル装置が記憶しているドキュメントが2つである場合、両方のドキュメントが完全に見られるように、2つのドキュメントをグラフィカルインタフェース500内にタイル表示することができる。
【0040】
ある実施では、モバイル装置に記憶されているドキュメントが3つ以上の場合には、
図5に示すように重ね合わせ提示でドキュメントを表示することができる。例えば、いくつかのドキュメントを重ね合わせ提示で表示すると、各ドキュメントの(例えば、冒頭)部分を表示することができ、その部分は、ドキュメントに関連付けられた情報の概要を提示することができる。例えば、概要の情報は、各ドキュメントに関連付けられた最も重要な、又は最も有益な情報を選択することを含むことができる。この情報は、ドキュメントのベンダー(例えば、ドキュメントに関連付けられた企業)の名前や、ユーザがドキュメントの表示された部分を一瞥して知りたくなるかもしれない他の情報を含むことができる。例えば、ユーザがドキュメントを選択しなくても、ドキュメントについての重要な情報を迅速に判定することができるように、口座残高、ゲート番号、座席番号、イベントの場所及び時刻、割引措置及び割引量は、ドキュメントの表示された部分内に提示することができる。
【0041】
ある実施では、ユーザがドキュメントの表示された部分を選択して、ドキュメント全体を表示させることができる。例えば、グラフィカルインタフェース500は、ドキュメント概要502〜510を表示することができる。ドキュメント概要は、最も重要な(例えば、最も役に立つ)ドキュメント情報を含むことができる。例えば、ドキュメント概要は、あるドキュメントを別のドキュメントと区別する情報を提示することができる。ドキュメント概要502は、航空会社の搭乗券ドキュメントに対応することができる。ドキュメント概要504は、顧客ポイントカード(例えば、購入カード)ドキュメントに対応することができる。ドキュメント概要506は、イベントチケット(例えば、コンサートのチケット)ドキュメントに対応することができる。ドキュメント概要508は、身分証明書ドキュメントに対応することができる。ドキュメント概要510は、顧客ポイントカードドキュメントに対応することができる。ユーザは、ドキュメントの概要(例えば、ドキュメントの一部)504を選択して、顧客ポイントカードドキュメントに対応する部分全体を提示することができる。
【0042】
ある実施では、ユーザがドキュメントの概要を選択すると、対応するドキュメントを提示するのと同時に動画も提示することができる。例えば、ユーザがドキュメントの概要504を選択すると、ドキュメント概要504を上方に移動させ、他のドキュメントの概要502、506、508、510を下方に移動させ動画を提示することができる。ドキュメントの概要の移動は、
図5の破線矢印で示される。
図6に示すように、ドキュメントの概要504が上方に移動すると、対応するドキュメントのフルビューを見せることができる。
【0043】
ドキュメントの概要が選択されたことに反応して、ドキュメントのフルビューを提示するために他の機構や動画を実装することもできる。ある実施では、ユーザがドキュメントの概要を選択すると、モバイル装置のディスプレイ上で、選択しないドキュメントは次第に見えなくなるが、対応するドキュメントは次第に見えるようになる。ある実施では、選択しないドキュメントはディスプレイの左、又は右に外れていき、選択したドキュメントを見えるようにする。ある実施では、選択したドキュメントの概要が、提示したドキュメントの概要の前面(例えば、ユーザに最も近い位置)にシャフルされる。選択されたドキュメントの概要がドキュメントの概要の正面に到達すると、ドキュメント全体を表示することができる。
【0044】
図6は、ドキュメント管理アプリケーションのグラフィカルインタフェース600の実施例を示す。例えば、
図5のドキュメントの概要504をユーザが選択したことに反応して、グラフィカルインタフェース600を表示することができる。グラフィカルインタフェース600は、ドキュメントの概要504の選択に誘発された動画の結果を示す。例えば、ユーザが選択しなかったドキュメントの概要502、504、506、508は、ディスプレイの下部に移動させて重ね合わせて表示することができる。選択されたドキュメント概要504は、ディスプレイの一番上に移動させることができる。動画が表示されれば、選択されたドキュメントの概要504に対応するドキュメント602のフルビューを表示することができる。動画の効果は、物理的なカード、ファイル、又はホルダーが、カードのスタック、書類整理棚、財布、又は他の物理的な保管機構から引き出されるというシミュレーションを表示することである。
【0045】
ある実施では、ドキュメント602は、このドキュメントに関連付けられた情報のフルビューを表示することができる。例えば、情報の選択アイテムを単に表示しているだけのドキュメント概要504と比べると、ドキュメント602はドキュメントに関連付けられた情報の全てを提示することができる。ドキュメント602は、ドキュメントベンダー名、口座残高、ドキュメントのユーザ/所有者名、口座番号、一番近くにある店の位置、ユーザのドキュメントの用途に関する他の情報を表示することができる。ある実施では、ドキュメント602が画像604を表示することができる。ドキュメント604は、(例えば、ロゴ、商標等)ドキュメントのベンダーに関連付けられた画像を含むことができる。画像604は、追加情報を提示するように構成することができるが、詳細は以下で説明する。
【0046】
ある実施では、ドキュメント602がスキャン可能な要素606を提示することができる。例えば、要素606は、線形バーコード、マトリックスバーコード、クイックレスポンスコード、スキャン可能なテキスト、又はデータが光学的機械可読な表現でもよい。スキャン可能な要素606は、ドキュメント602に関連付けられたデータにより符号化することができる。例えば、符号化されたデータは、ベンダー識別子、ベンダーURL、ユーザ口座番号、トランザクション番号、又はドキュメント602に関連付けられた他の情報を含むことができる。スキャン可能な要素606は、ベンダーに提示して光学スキャン装置、又は画像キャプチャ装置によりスキャンすることができる。このスキャン可能な要素を復号して、符号化ドキュメント情報を抽出することができる。この符号化ドキュメント情報を使用して、スキャンしたドキュメントに関連付けられた情報の完全なセットを得ることができる。例えば、
図1を参照して上記で説明したように、ベンダーURLと口座番号を使用して、ベンダーサーバにコンタクトしてスキャンしたドキュメント602に関連付けられた口座情報にアクセスすることができる。スキャン可能な要素606は、例えばモバイル装置のユーザとドキュメントベンダー間のトランザクションを高速化、容易化することができる。
【0047】
関連ドキュメントの表示
図7は、多数の関連ドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース700の実施例を示す。例えば、多数の搭乗券ドキュメントは、便名、出発地、到着時刻に基づいて関係付けることができる。イベントのチケットは、イベントと時刻により関係付けることができる。ドキュメントは、ドキュメントがどのように受信されたかに基づいて関係付けることができる。例えば、同じトランザクションの結果として受信したドキュメント、同じ通信(例えば、eメール)で受信したドキュメント、又は同時に(又は、殆ど同時に)受信したドキュメントは、関連ドキュメントとして識別することができる。ユーザが持っているモバイル装置上に記憶された関係付けられたチケットが多数あれば、1つのドキュメント概要502と、ドキュメントの概要に関係付けられたドキュメントが多数存在することをユーザに知らせる標識702により、これらのチケットをグラフィカルインタフェース700上で表現することができる。例えば、ドキュメントの概要502は、モバイル装置上で入手できる搭乗券が3枚あることを示すテキストを含むことができる。
【0048】
図8は、多数の関連ドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース800の実施例を示す。例えば、ドキュメントの概要502上に標識703を提示する代わりに、多数の関連ドキュメントのために、表示802を積み重ねて提示することにより、インタフェース800は多数の関連ドキュメントを示すことができる。積み重ねた提示内のアイテム数は、ドキュメントの概要502に関係付けられたドキュメント数に対応することができる。積み重ねた提示802は、例えば各ドキュメントの一番上は可視の、多数の積み重ねたドキュメントの外観を持つことができる。
【0049】
図9は、多数の関連ドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース900の実施例を示す。例えば、ドキュメント902は3枚の関係付けられた搭乗券の1枚であってもよい。搭乗券は、例えば便名、出発時刻、及び/又は出発地に基づいて関連付けることができる。ある実施では、この3枚の関連ドキュメントのうちの1つのみが1度に提示される。例えば、ユーザが
図7、又は
図8の概要502を選択すると、ドキュメントの概要502に対応するドキュメント(例えば、ドキュメント902)を1つ表示することができる。ある実施では、ユーザがドキュメント902に入力を行い、次の、又は1つ前の関連ドキュメントを見ることができる。例えば、関連ドキュメントが3つあれば、ドキュメントの概要502を選択すると第1のドキュメント(例えば、3枚中の1番目)を表示させることができる。ユーザはドキュメント902に入力(例えば、タッチ入力、タッピング、又はスワイプ)を行い、2番目の関連ドキュメント(例えば、3枚中の2番目)を表示させることができる。ユーザが更に入力を行うと、3番目の関連ドキュメント(例えば、3枚中の3番目)を表示させることができる。例えば、ユーザは(例えば、1つ前のドキュメントを表示するために)左向きにスワイプする形で、又は(例えば、次のドキュメントを表示するために)右向きにスワイプする形でタッチ入力904を行い関連ドキュメント間をナビゲートすることができる。
【0050】
図10は、多数の関連ドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース1000の実施例を示す。ある実施では、関連ドキュメントのためのドキュメントの概要がグラフィカルインタフェース1000上でグルーピングできる。例えば、ドキュメントの概要1002、1004、1006が、同じフライトの搭乗券ドキュメントに対応することができるとする。
図7のように、1つのドキュメントの概要を提供して、多数のドキュメント標識を提供する代わりに、又は
図8のように、重ね合わせ表示を提示する代わりに、グラフィカルインタフェース1000上に関連ドキュメントの概要1002、1004、1006を個別に表示してグルーピングすることができる。ある実施では、多数の関連ドキュメントの概要が表示されると、モバイル装置が、ドキュメントの概要上に表示する関連ドキュメント各々のための特徴的な特性(例えば、最も重要な相違点)を自動的に判定することができる。例えば、搭乗券各々は異なる乗客に関連付けられている。したがって、各搭乗券の乗客名を、対応するドキュメントの概要上に提示して、関連ドキュメントの概要1002、1004、1006間で区別するのにユーザを支援することができる。対応するドキュメントを見るために、ユーザはドキュメントの概要1002、1004、又は1006を選択して、対応するドキュメントを表示することができる。この場合、ドキュメントの概要1002、1004、又は1006を選択すると、対応する搭乗券ドキュメントを表示させる。
【0051】
ある実施では、ユーザがグルーピングしたドキュメントの概要1002、1004、又は1006のうちの1つを選択すると、動画が提示されて選択したドキュメントを示すことができる。例えば、この動画は、
図5を参照して説明した動画と類似したものでもよい。ユーザがドキュメントの概要1004を選択すると、ドキュメントの概要1004はディスプレイの一番上に移動することができる。選択されなかったドキュメントの概要1002、1006、504、506、508、510は、ディスプレイの一番下に移動することができる。
図10の破線矢印は、ドキュメントの概要の移動を示す。動画(例えば、ドキュメントの概要の移動)が発生中は、
図11に示すようにドキュメントの概要1004に対応するドキュメントのフルビューを示すことができる。
【0052】
図11は、選択したドキュメントを提示するためのグラフィカルインタフェース1100の実施例を示す。例えば、ドキュメントの概要1004が選択されたことに対応して、グラフィカルインタフェース1100を提示することができる。ドキュメント1102は、
図10の選択したドキュメントの概要1004に対応することができる。選択されなかったドキュメントの概要1002、1006、504は、グラフィカルインタフェース1100の下部の重ね合わせ提示内に表示することができる。ユーザがドキュメント1102(例えば、ドキュメントの概要1002と1006に対応するドキュメント)に関係付けられた他のドキュメントを見たいと思えば、ユーザはグラフィカルインタフェース1100上に、ドキュメントの概要1002又は1006を選択する入力を提供することができる。ドキュメントの概要1002、又は1006が選択されたのに反応して、ドキュメント1102と同じような方法で、対応するドキュメントをグラフィカルインタフェース1100上に表示することができる。
【0053】
ある実施では、ドキュメントの概要1002、1006、又は504を選択すると、グラフィカルインタフェース1100上に動画を提示させることができる。例えば、ドキュメントの概要1006が選択された場合、ドキュメント1102のドキュメントの概要(例えば、ドキュメントの概要1004)のみが見えるようになるまで、ドキュメント1102が動画化されて、ドキュメントの概要1002、1006、504の重ね合わせ提示内まで下方に移動させることができる。ドキュメント1102と同様に対応するドキュメントのフルビューが表示されるまで、ドキュメントの概要1006を上方に移動させて、ドキュメントの概要1006に対応するドキュメントを見せることができる。このようにして、グラフィカルインタフェース1100上で、あたかも2つのドキュメントを切り換えたり、入れ換えたりするような動画を見せることができる。
【0054】
ドキュメントテンプレート
ある実施では、所定のドキュメントテンプレートに従って、モバイル装置のディスプレイ上にドキュメントを提示することができる。例えば、ドキュメントテンプレートは、ドキュメントの外観と、ドキュメント上に表示される情報の位置及び種類を指定することができる。ドキュメントテンプレートは、縦長方向、及び/又は横長方向のドキュメントのルック&フィールを指定することができる。例えば、ドキュメントは縦長方向と横長方向で異なるレイアウトを持つことができる。ドキュメントの種類が異なれば、外観の異なる別のドキュメントのテンプレートと関連付けることができ、その外観に基づいて、モバイル装置のディスプレイ上に提示されたドキュメントの種類を、ユーザが素早く識別することができるようになる。ドキュメントベンダーからドキュメント情報を受信する場合、その情報は、モバイル装置上にドキュメントを生成するのに使用されるドキュメントテンプレートを識別する情報を含むことができる。ドキュメントテンプレートは、テンプレート識別子により、又はベンダー提供ドキュメント情報内に含まれるドキュメント種別データにより識別することができる。
図1〜11で上記で議論したように、ドキュメントテンプレートは、グラフィカルインタフェース上に提示されたドキュメントのルック&フィールを判定することができる。
【0055】
ベンダー提供ドキュメント情報は、ドキュメント上に提示されるデータ、色スキーム、画像、モバイル装置上にドキュメントを生成するための他の情報を含むことができる。例えば、各ドキュメントテンプレートは、ベンダーが提供したデータにより挿入することができるデータフィールドを含むことができる。ある実施では、ベンダーがドキュメント用データを動的に更新することができる。例えば、口座情報(例えば、口座残高)、フライト情報(例えば、便名、出発時刻、搭乗時刻)、又はイベントデータ(例えば、時間、日付、又は開催地)が変更されると、モバイル装置に記憶されている対応するドキュメントを、変更情報を反映させるために更新することができる。
【0056】
ある実施では、ドキュメント、及び/又はドキュメントテンプレートを、他のネットワーク(例えば、インターネット)リソースにより提供された情報を提示するように構成することができる。例えば、搭乗券ドキュメントテンプレートは、出発場所及び到着場所のためのデータフィールドを含むことができる。搭乗券ドキュメントテンプレートは、以下で示すように天候、交通、又は出発場所及び到着場所に関連付けられた他の情報を表示するように構成することができる。ある実施では、ユーザが、ドキュメント、及び/又はドキュメントテンプレート上に表示された場所情報を選択(例えば、場所を説明するテキストを選択)して、選択した場所に対応する地図表示を呼び出すことができる。
【0057】
ある実施では、ユーザがドキュメント間で区別できるようにするために、類似したドキュメントを自動的に修正して、特徴的な特性を提示する。例えば、ユーザが同じベンダーの顧客ポイントカードを2枚以上持っている場合、顧客ポイントカードドキュメントは、異なる色、画像、又はユーザが使用して、その顧客ポイントカードを区別することができるような他の特性を自動的に設定することができる。ある実施では、ドキュメントを自動更新して、季節のテーマ又は休日のテーマを提示するようにする。例えば、ドキュメントを自動更新して、7月4日頃の時期に花火、星条旗の画像、又は他の画像を提示するようにできる。
【0058】
ある実施では、ドキュメント、及び/又はドキュメントテンプレートを、ユーザとベンダー間のトランザクションを容易にするために、光学的にスキャン可能な対象物を提示するように構成することができる。例えば、あるドキュメントは、線形バーコード、2次元マトリックスバーコード、クイックレスポンスコード、スキャン可能なテキスト、又は他のスキャン可能なグラフィックを含むことができる。光学的にスキャン可能な対象物は、光学的なスキャナで復号可能なドキュメント情報で符号化することができる。復号された情報を使用して、ユーザとベンダー間のトランザクションを容易にすることができる。例えば、復号化情報はチケット情報、口座情報、ユーザ識別情報、フライト情報、特定のトランザクションを行う必要がある他の全ての情報を含むことができる。
【0059】
ある実施では、ドキュメント情報を、ユーザ装置とベンダー装置間で無線伝送させるように、ドキュメント、及び/又はドキュメントテンプレートを構成することができる。例えば、近距離無線通信技術、Bluetooth、及び/又は他の無線伝送技術を使用して、ユーザ装置からベンダシステムにドキュメント情報を送信するのに使用して、ユーザとベンダー間のトランザクションを容易にすることができる。
【0060】
図12は、イベントチケットテンプレート1200の実施例を示す。ある実施では、イベントチケットテンプレートが、イベントチケットドキュメントの外観を規定することができる。例えば、イベントチケットドキュメントは、映画のチケット、コンサートのチケット、又は任意の他の種類のイベントに入場するためのチケットに対応することができる。イベントチケットテンプレートは外観には、例えばドキュメントの一番上に切り欠き1202を含むことができる。イベントチケットテンプレート上に表示されるデータフィールドは、イベント名称、イベントの主催者名又はベンダー名、開催地、場所、イベントの日時を含むことができる。座席が指定されている場合は、イベントのチケットは座席情報を指定することができる。イベントチケットテンプレート1200は、画像1204を提示するための領域を含むことができる。例えば、画像1204は、そのイベントに関連付けられた画像、又はそのベンダー又は主催者に関連付けられた画像を表示することができる。イベントチケット1200は、スキャン可能な対象物1206を含むことができる。例えば、スキャン可能な対象物1206は、上記のように、ドキュメント情報で符号化した光学的機械可読なグラフィックでもよい。イベントチケットのテンプレート1200は、構成オプションを提示するためのグラフィカル要素1208を含むことができる。例えば、ユーザはグラフィカル要素1208を選択して、
図18のグラフィカルインタフェース1800を提示することができる。
【0061】
図13は、身分証明書テンプレート1300の実施例を示す。ある実施では、身分証明書テンプレート1300は、グラフィカルインタ要素1302を含んでいるので、目で見て他のドキュメントと区別することができる。例えば、グラフィカル要素1302の外観は、身分証明書ドキュメントの上部付近にある穴の形をしているので、身分証明書書類は、我々が首から下げたり、又は衣服に付けたりする物理的身分証明書(例えば、社員証)に似ている。身分証明書テンプレート1300は、氏名、識別番号、身分証明書発行者(例えば、雇用主、政府機関の)を提示するためのデータフィールドを含むことができる。身分証明書テンプレート1300は、身分証明書ドキュメントに関連付けられた人物に関連付けられた画像1304を含むことができる。例えば、画像1304は人物の顔写真でもよい。
【0062】
図14は、顧客ポイントカードテンプレート1400の実施例を示す。例えば、顧客ポイントカードテンプレートは、ベンダー/店舗名、顧客名、顧客認証番号、及び/又は最寄りの店舗の位置を含むことができる。ある実施では、顧客ポイントカードが、店用のクレジットカード、又は店用の買い物カードとして機能することができる。例えば、顧客は店用の買い物カードに関連付けられた口座に送金して、そのお金を使用してそのカードに関連付けられた店で品物を購入できる。ある実施では、顧客ポイントカードテンプレート1400が、口座残高データフィールド1402を含むことができる。例えば、口座残高データフィールド1402は、店用のクレジットカード、又は店用の買い物カード用の口座残高(例えば、利用可能な資金)を表示することができる。ある実施では、顧客ポイントカード上に表示される口座残高が、動的に更新することができる。例えば、ユーザがお金を使ったり、顧客ポイントカードに関連付けられた口座に入金したり、又は口座で支払いしたりすると、口座残高フィールド内に表示される残高を更新することができる。
【0063】
例えば、ユーザの口座に変化があったことを、ベンダーのサーバがユーザのモバイル装置に通知することができ、モバイル装置はその変更通知に反応してデータの更新を要求することができ、顧客ポイントカード上に提示されるデータは、その変更情報を反映するように更新することができる。ある実施では、更新された、又は最近変更された情報が、顧客ポイントカードドキュメント上に表示された他のデータ用に使用されたテキストの色(例えば、黒)とは異なるテキストの色(例えば、赤)を使用して、情報を提示して強調することができる。ある実施では、更新された、又は最近変更された情報を、その情報が変更されたことを示すグラフィカル要素(図示せず)を提示することにより、強調することができる。例えば、線を引いて変更情報を囲んだり、又は変更情報にユーザの注意を引きつけるように、アイコン、若しくは他のグラフィカル要素を提示したりすることにより、変更情報、若しくはデータを強調することができる。
【0064】
図15は、割引クーポンテンプレート1500の実施例を示す。ある実施では、割引クーポンテンプレート1500が、割引クーポンドキュメントの外観を規定することができる。例えば、割引クーポンドキュメントは、ベンダー又は店舗から購入した品物を割引してもらうためのクーポンに対応することができる。イベントチケットテンプレートの外観は、例えばドキュメントの一番上にでこぼこの、ギザギザの、又は穴があいた端部1502を含み、その割引クーポンドキュメントを他のドキュメントと差別化することができる。割引クーポンテンプレート1500は、ベンダー/店舗名、最寄りの店舗の場所、及び/又はその割引クーポンに関連付けられた期限及び条件を提示するためのデータフィールドを含むことができる。
【0065】
割引クーポンテンプレート1500は、割引情報を提示するためのデータフィールド1504を含むことができる。例えば、割引情報は、ベンダー又は店舗を介して品物を購入することによりユーザが得ることができる、特別料金割引(例えば、5ドル割引)、又はパーセント割引(25%オフ)を含むことができる。ある実施では、割引情報をベンダーが動的に更新することができる。例えば、割引クーポンは、最初は10%割引を提供できる。1週間が経つと、20%割引を提供することができる。ベンダーが提供する割引が増えると(又は、減ると)、ベンダーはユーザのモバイル装置に、割引クーポンドキュメントに関連付けられた情報が変わったことを通知することでき、モバイル装置はドキュメント情報を更新して、更新された、又は変更された割引を提示することができる。上記のように、変更情報を、ユーザの注意を引きつけるようにするために、強調することができる。
【0066】
図16は、搭乗券テンプレート1600の実施例を示す。例えば、搭乗券テンプレート1600は、搭乗券ドキュメント情報を提示するためのデータフィールドを提供することができる。搭乗券ドキュメント情報は、航空会社名、フライト番号、ゲート番号、座席番号、出発地、出発時刻、搭乗時刻、到着地、及び/又は到着時刻等を含むことができる。搭乗券テンプレート1600は、搭乗券ドキュメントを提示する時に、ドキュメント情報を表示する位置を指定することができる。ある実施では、搭乗券ドキュメント情報を動的に更新することができる。例えば、フライトの変更(例えば、定期便が遅れたり、欠航する)があると、搭乗券上に表示される情報は自動的に更新されて変更情報を反映する。例えば、便名、出発時刻、搭乗時刻、ゲート番号、シート番号、到着時刻等が変更されると、搭乗券テンプレート1600のそれぞれのフィールド内に提示されるデータが更新させる。
【0067】
搭乗券テンプレート1600は、動的な情報領域1602及び1604を含むことができる。例えば、情報領域1602はフライトの出発地に関連付けられた情報(例えば、交通、天候)を提示することができる。情報領域1604は、到着地に関連付けられた情報(例えば交通、天候等)を提示することができる。動的情報領域1602及び1604内の情報は、様々なネットワーク(例えばインターネット)リソース(例えば、天候、交通のためのウェブサイト等)から入手することができる。動的情報領域1602及び1604は、例えば情報が変更されると、動的に更新することができる。
【0068】
図17は、一般ドキュメントのテンプレート1700の実施例を示す。例えば、一般ドキュメントのテンプレート1700は、
図12〜
図18について上記で説明したドキュメントのカテゴリーの1つに適合しないドキュメントの提示を判定するために使用することができる。ベンダーは、一般ドキュメントのテンプレート1700により提供される、様々なデータフィールドに挿入することができるドキュメント情報を提供することができる。ある実施では、ベンダーが、自分自身のドキュメントフォーマットを指定することができる。例えば、ドキュメントフォーマットは、HTML(ハイパーマークアップ言語)を使用して指定することができる。こうして、ドキュメントベンダーはカスタマイズしたルック&フィールを持つベンダー固有のドキュメントのレイアウトを提供することができる。
【0069】
図18は、ドキュメントのオプションを指定するためのグラフィカルインタフェース1800の実施例を示す。例えば、ユーザが
図12〜
図17のグラフィカル要素1208を選択すると、グラフィカルインタフェース1800を呼び出して表示することができる。グラフィカルインタフェース1800は、自動ドキュメント更新オン・オフするためのグラフィカル要素1802を含むことができる。例えば、ユーザが自動ドキュメント更新をオンにした場合、関連するドキュメントに関連付けられた情報が変更されると、モバイル装置はベンダーからの通知を受信する。すると、モバイル装置は、ドキュメントに関連付けられたドキュメント情報を更新して、上述のユーザインタフェースの1つに関する情報を提示することができる。例えば、どの情報が変更されたかを反映させるために、更新された情報を強調することができる。ユーザが自動ドキュメント更新をオフにした場合、ドキュメントは自動受信できなくなる。例えば、ドキュメント更新を受信するため、ユーザはドキュメントに対して、何らかの行動(例えば、ドキュメントを表示させる)をとらなければならなくなる。
【0070】
グラフィカルインタフェース1800は、モバイル装置のロック画面(例えば、グラフィカルインタフェース300)上にドキュメントを提示するべきか否かを指定するためのグラフィカル要素1804を含むことができる。例えば、ユーザはグラフィカル要素1804を選択して、ロック画面ドキュメント通知をオフすることができる。ユーザがロック画面通知をオフすると、ドキュメント通知がモバイル装置のロック画面上に表示されなくなる。ユーザは、グラフィカル要素1804を選択して、ロック画面ドキュメント通知をオンすることができる。ユーザがロック画面通知をオンすると、
図3を参照して説明したように、ドキュメント通知がモバイル装置上に表示される。
【0071】
図19は、モバイル装置からドキュメントを削除するためのグラフィカルインタフェース1900の実施例を示す。例えば、グラフィカルインタフェース1900は、
図5のグラフィカルインタフェース500に対応することができる。グラフィカルインタフェース1900は、グラフィカルインタフェース1900のための編集モードを呼び出すためのグラフィカル要素1902を含むことができる。例えば、ユーザはグラフィカル要素1902を選択して、グラフィカル要素1904〜1912(例えば、削除ボタン)を表示させることができる。あるいは、ユーザは個々のドキュメント上にタッチジェスチャー(例えば、スワイプジェスチャー)形式の入力を行い、特定のドキュメントの編集ができるようにすることができる。例えば、ユーザはドキュメントの概要1914上でスワイプジェスチャーを行い、グラフィカル要素1904を出現させることができる。ユーザは再びグラフィカル要素1902を選択し、グラフィカル要素1904〜1912をディスプレイから消去させることもできる。ユーザは、グラフィカル要素1904〜1912に関連付けられていない領域上のグラフィカルインタフェース1900に対するタッチ入力(例えば、タッピング)を行い、グラフィカル要素1904〜1912をディスプレイから除去させることもできる。ある実施では、ユーザがグラフィカル要素1904〜1912の1つを選択して、対応するドキュメントを削除させることができる。
【0072】
図20は、ドキュメントを削除するためのグラフィカルインタフェース2000の実施例を示す。例えば、
図19のグラフィカル要素1904〜1912を選択することにより、グラフィカル要素を呼び出すことができる。グラフィカルインタフェース2000は、
図19のグラフィカルインタフェース1900内で削除するために選択されたドキュメントに対応することができるドキュメント2002を表示することができる。ユーザは、グラフィカル要素2004を選択することにより、ドキュメント2002を削除することができる。ユーザは、グラフィカル要素2006を選択することにより、ドキュメント2002の削除を取り消すことができる。
【0073】
ある実施では、ユーザがドキュメントを削除することを選択すると、動画を提示することができる。例えば、ドキュメント2002がグラフィカルインタフェース200上を移動してグラフィカル要素2008に入ろうとすると、ドキュメント裁断機動画を提示することができる。例えば、グラフィカル要素2008は、ドキュメント裁断機の外観を有することができる。ドキュメント2002がグラフィカル要素2008に入ると、ドキュメント2002は細長い紙切れ、つまり小さな紙片に裁断されたように見え、それによりドキュメント2002の破棄をシミュレーションすることができる。ある実施では、ドキュメント裁断機の動画を提示するのと同時に、モバイル装置が振動する。
【0074】
ある実施では、ドキュメント2002が削除されると、火事の動画を表示することができる。例えば、動画によりドキュメント2002を着火したように見せ、ドキュメント2002が燃やされてしまうように見せることができる。ドキュメント2002が燃え落ちて灰となり、グラフィカルインタフェース200の底から消去することができる。ある実施では、他のドキュメント破壊動画(例えば、破裂させる、丸めてボールにする、屑籠に落とす、引き破る等)を提示することができる。
【0075】
プロセス例
図21は、モバイル装置上でドキュメント通知をインテリジェントに提示するためのプロセス例2100のフロー図を示す。ステップ2102では、ドキュメントはモバイル装置上に記憶することができる。例えば、モバイル装置は、搭乗券、顧客ポイントカード、身分証明書、イベントのチケット、キーカード、クレジットカード、及び/又は任意の他の種類のドキュメントに対応するドキュメントを記憶することができる。
【0076】
ステップ2104では、モバイル装置の現在の位置、及び/又は現在の時刻を判定することができる。例えば、モバイル装置の現在の位置は、GNSSデータ、検出器のデータ、無線通信データ、又はモバイル装置の地理的な位置を得るのに使用することができる任意の他の種類のデータに基づいて、判定することができる。現在の時刻は、モバイル装置のクロックに基づいて判定することができる。
【0077】
ステップ2106では、現在の位置、及び/又は時刻に基づいて、ドキュメントを識別することができる。例えば、各ドキュメントは1つ以上の位置と関連付けることができる。顧客ポイントカードを、多数の店舗を展開する企業と関連付けることができる。店舗の位置は、ドキュメントと共にモバイル装置にダウンロードすることができる。ある実施では、最も近い(例えば、1マイル以内とか5マイル以内)店舗の位置だけが、モバイル装置に記憶される。モバイル装置は、店舗の位置情報を使用して、モバイル装置に一番近い位置に関連付けられたドキュメントを識別することができる。ある実施では、ドキュメントを(例えば、日付及び時刻といった)時間に関連付けることができる。例えば、ドキュメントには有効期限があってもよい。モバイル装置は、ドキュメントに関連付けられた日付、及び/又は時間情報を使用して、現時刻に近い日付、及び/又は時刻に関連付けられたドキュメントを識別することができる。
【0078】
ある実施では、使用パターンに基づいてドキュメントを識別することができる。例えば、モバイル装置は、いつ、及び/又はどこでドキュメントがユーザに一番頻繁に使用されたかを追跡することができる。モバイル装置の現在の位置が、ドキュメントが頻繁に使用される位置にあると判定すると、モバイル装置はドキュメント通知を提示して、その位置にあるドキュメントにユーザが迅速にアクセスできるようにすることができる。同様に、現在の時刻が、ドキュメントが頻繁に使用される時間に対応していると判定すると、モバイル装置はユーザが迅速にドキュメントにアクセスすることができるように、ドキュメント通知を提示することができる。
【0079】
ステップ2108では、識別されたドキュメントを、モバイル装置のディスプレイ上に提示することができる。モバイル装置が、あるドキュメントに関連付けられた位置の近くにあると、ドキュメント通知をモバイル装置のディスプレイ上に提示することができる。現在の時刻が、あるドキュメントに関連付けられた日付/時刻に近づくと、ドキュメント通知をモバイル装置のディスプレイ上に提示することができる。ある実施では、識別されたドキュメントを、モバイル装置のロック画面上に提示することができる。例えば、識別されたドキュメントに対応するドキュメント通知を、ユーザがロック画面インタフェースからドキュメントに迅速にアクセスすることができるように、モバイル装置のロック画面上に表示することができる。
【0080】
ステップ2110では、あるドキュメントに関連付けられたユーザ入力を受け取ることができる。例えば、ユーザは、モバイル装置のロック画面上に提示されているドキュメント通知を選択して、対応するドキュメントをステップ2112で表示させることができる。プロセス2100の詳細を、上記
図1〜
図20を参照して更に説明する。
【0081】
図22は、モバイル装置上にドキュメントを提示するためのプロセス例2200のフロー図である。ステップ2202にて、ドキュメントはモバイル装置に記憶することができる。例えば、モバイル装置は、搭乗券、顧客ポイントカード、身分証明書、イベントのチケット、キーカード、クレジットカード、及び/又は任意の他の種類のドキュメントに対応するドキュメントを記憶することができる。
【0082】
ステップ2204では、モバイル装置は、ドキュメント管理インタフェースの呼び出しを受け取ることができる。例えば、ユーザはモバイル装置上でドキュメント管理アプリケーションを呼び出して、モバイル装置上に記憶されているドキュメントを見ることができる。ステップ2206では、モバイル装置は記憶したドキュメントを表示することができる。例えば、モバイル装置は、
図3〜
図19を参照して上記で説明したようにして、ドキュメントを表示することができる。
【0083】
ステップ2208では、モバイル装置はドキュメントの選択を受け取ることができる。例えば、ユーザはドキュメントの概要を選択する入力を行い、ステップ2210でモバイル装置に関連するドキュメントのフルビューを提示させることができる。プロセス2200の詳細を、上記
図1〜
図20を参照して更に説明する。
【0084】
図23は、モバイル装置上でドキュメントを受信して記憶するためのプロセス2300の例のフロー図である。ステップ2302では、ドキュメント情報をモバイル装置により受信することができる。例えば、モバイル装置は、ブラウザを介してウェブサイトからドキュメント情報を受信することができる。モバイル装置は、モバイル装置上に記憶されているクライアントアプリケーションを介してベンダーサーバから、ドキュメント情報を受信することができる。モバイル装置はeメールにより、ドキュメント情報を受信することができる。モバイル装置は、無線通信(例えば、近距離無線通信、Bluetooth、Wi−Fi等)を介して、ドキュメント情報を受信することができる。モバイル装置は、例えばアドホック(例えば、装置対装置)ネットワーク接続を介して、ドキュメント情報を受信することができる。
【0085】
ドキュメント情報は、装置のユーザとドキュメントベンダー間のトランザクションの結果として生成して転送することができる。トランザクションは、購入トランザクションでもよい。例えば、ユーザは搭乗券、イベントのチケット、又は他のドキュメントを購入することができる。トランザクションは、会員トランザクションでもよい。例えば、ユーザは顧客ポイントプログラムの会員になることができる。トランザクションが終了すれば、ベンダーはドキュメント情報をユーザに伝送することができる。
【0086】
ステップ2304では、受信したドキュメント情報に基づいてドキュメントを生成することができる。ある実施では、ドキュメント情報は、モバイル装置上でドキュメントを生成するために必要な情報全てを含むことができる。例えば、ベンダー提供ドキュメント情報は、ドキュメントテンプレートを識別して、ドキュメントテンプレートにデータを挿入するのに必要な情報全てを含むことができる。ある実施では、ドキュメント情報が、ベンダーのサーバからドキュメント情報のセット全体を取得するのに必要な最低限の情報量だけを含む。例えば、最低限の情報量は、トランザクション識別子、口座識別子、ユーザ識別子、又はベンダーのサーバからドキュメント情報を取得するのに使用可能な他の情報を含むことができる。識別子(例えば、トランザクション識別子)が受信されると、モバイル装置はベンダーサーバにアクセスして、ドキュメント用の完全な情報をダウンロードすることができる。モバイル装置がドキュメント情報の完全なセットを入手すると、モバイル装置はドキュメントを生成することができる。その後ステップ2306にて、ドキュメントをモバイル装置に記憶することができる。プロセス2300の詳細を、上記
図1〜
図20を参照して更に説明する。
【0087】
システムアーキテクチャ例
図24は、
図1〜
図23の特徴とプロセスを実装することができるコンピュータ装置2400の例のブロック図を示す。コンピュータ装置2400は、メモリインタフェース2402、1つ以上のデータプロセッサ、画像プロセッサ、及び/又は中央処理ユニット2404、周辺インタフェース2406を含むことができる。メモリインタフェース2402、1つ又は2つ以上のプロセッサ2404、及び/又は周辺機器インタフェース2406を別個の構成要素とすることもできるし、又は1つ又は2つ以上の集積回路内に統合することもできる。コンピュータ装置2400内の様々な構成要素は、1つ以上の通信バス、又は信号ラインにより接続することができる。
【0088】
センサ、装置、サブシステムを、周辺インタフェース2406に接続して多数の機能を容易に行えるようにすることができる。例えば、動作センサ2410、光センサ2412、近接センサ2414を、周辺インタフェース2406に接続して、方向付け機能、照明機能、近接機能を容易にすることができる。全地球的衛星航法システム(GNSS)(例えば、GPS受信機)、温度センサ、生体認証センサ、又は他の検出装置のような他のセンサ2416を、周辺インタフェース2406に接続して、関連する機能を容易に行えるようにすることもできる。
【0089】
カメラサブシステム2420及び光学センサ2422(例えば、電荷結合素子(CCD)又は相捕型金属酸化膜半導体(CMOS)光学センサ)を利用して、写真及びビデオクリップの記録などのカメラ機能の容易にすることができる。カメラサブシステム2420及び光学センサ2422を使用して、例えば顔認識解析を行い、ユーザの認証中に使用するユーザの画像を収集することができる。
【0090】
1つ以上の無線通信サブシステム2424を通じて、通信機能を促進することができ、それらのサブシステムとしては、無線周波受信器及び送信器、並びに/又は光(例えば、赤外線)受信器及び送信器を挙げることができる。通信サブシステム2424の特定の設計及び実装は、それを介してコンピュータ装置2400を操作しようとしている通信ネットワークに依存することができる。例えば、コンピュータ装置2400は、GSMネットワーク、GPRSネットワーク、EDGEネットワーク、Wi−Fi又はWiMax(登録商標)ネットワーク、Bluetoothネットワーク上で動作するように設計された通信サブシステム2424を含むことができる。特に、無線通信サブシステム2424は、装置100を他の無線装置の基地局として構成することができるようにするために、ホスティングプロトコルを含むことができる。
【0091】
オーディオサブシステム2426は、スピーカ2428及びマイクロフォン2430に接続して、話者認識、音声複製、デジタル録音、電話機能のような音声を使用可能な機能を容易に行うことができる。オーディオサブシステム2426は、
図1〜
図23を参照して上記特徴やプロセスを呼び出すための音声コマンドの処理を、容易に行うことができるように構成することができる。
【0092】
入出力サブシステム2440は、タッチ表面コントローラ2442、及び/又は他の入力コントローラ2444を含むことができる。タッチ表面コントローラ2442は、タッチ表面2446に接続することができる。タッチ表面2446及びタッチ表面コントローラ2442は例えば、限定はしないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音響波技術、並びに他の近接センサアレイ、又はタッチ表面2446と接触する1つ以上の点を判定するための他の要素を含む、複数のタッチ検出技術のいずれかを使用して、接触、移動、又は中断を検出することができる。
【0093】
他の入力コントローラ2444は、1つ又は2つ以上のボタン、ロッカースイッチ、サムホイール、赤外線ポート、USBポート、及び/又はスタイラスなどのポインタデバイスのような他の入力/制御デバイス2448に結合することができる。1つ以上のボタン(図示せず)は、スピーカ2428、及び/又はマイクロフォン2430の音量制御するための上げ/下げボタンを含むことができる。
【0094】
ある実施では、第1の継続時間だけボタンを押すと、タッチ表面2446のロックを解放することができ、第1の継続時間よりも長い第2の継続時間だけボタンを押すと、コンピュータ装置2400への電力をオン、又はオフすることができる。第3の継続時間だけボタンを押すと、ユーザがマイクロフォン2430にコマンドを話しかけ、装置にその口頭コマンドを実行させる音声制御、すなわち音声コマンドモジュールを起動することができる。ユーザは、1つ以上のボタンの機能をカスタマイズすることができる。タッチ表面2446を使用して、例えば仮想ボタン、つまりソフトウェアボタン、及び/又はキーボードを実装することができる。
【0095】
ある実施では、コンピュータ装置2400が、MP3、AAC、MPEGファイルのような記録されたオーディオファイル、及び/又は動画ファイルを提示することができる。ある実施では、コンピュータ装置2400が、iPod(登録商標)のようなMP3プレーヤの機能を含むことができる。したがって、コンピュータ装置2400は、iPodと互換性のある36ピンコネクタを含む。また、他の入出力及び制御デバイスも使用できる。
【0096】
メモリインタフェース2402は、メモリ2450に結合することができる。メモリ2450としては、高速ランダムアクセスメモリ及び/又は不揮発性メモリ、例えば、1つ又は2つ以上の磁気ディスクストレージデバイス、1つ又は2つ以上の光学ストレージデバイス、及び/若しくはNAND型、NOR型のようなフラッシュメモリを挙げることができる。メモリ2450には、Darwin、RTXC、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X、WINDOWS(登録商標)のようなオペレーティングシステム2452、又はVxWorksのような組み込みオペレーティングシステムを格納できる。
【0097】
オペレーティングシステム2452は、基本的なシステムサービスを取り扱うための、及びハードウェアに依存したタスクを行うための命令を含むことができる。一部の実装形態では、オペレーティングシステム2452をカーネル(例えば、UNIXカーネル)とすることができる。ある実施では、オペレーティングシステム2452は、ドキュメントのインテリジェントな提示を行うための命令を含んでもよい。例えば、オペレーティングシステム2452は、
図1〜
図23を参照して説明したドキュメント通知特性を実装することができる。
【0098】
メモリ2450は、通信命令2454を記憶して、1台以上の追加装置、1台以上のコンピュータ、及び/又は1台以上のサーバとの通信を容易に行うようにすることもできる。メモリ2450は、グラフィックユーザインタフェース処理を容易にするためのグラフィックユーザインタフェース命令2456、センサに関連する処理及び機能を容易にするためのセンサ処理命令2458、電話に関連するプロセス及び機能を容易にするための電話命令2460、電子メッセージングに関連するプロセス及び機能を容易にするための電子メッセージング命令2462、ウェブ閲覧に関連するプロセス及び機能を容易にするためのウェブ閲覧命令2464、媒体処理に関連するプロセス及び機能を容易にするための媒体処理命令2466、GNSS及びナビゲーションに関連するプロセス及び機能を容易にするためのGNSS/ナビゲーション命令2468、並びに/又はカメラに関連するプロセス及び機能を容易にするためのカメラ命令2470を含むことができる。
【0099】
メモリ2450は、他のソフトウェア命令2472を記憶し、
図1〜
図23を参照して上記で説明したように、セキュリティ、並びに/又は認証プロセス及び機能のような、他のプロセス及び機能を容易にすることができる。例えば、ソフトウェア命令は、
図1〜
図23を参照して上記で説明したように、ドキュメントを受信、生成、記憶、提示するための命令を含むことができる。
【0100】
メモリ2450は、ウェブビデオに関連するプロセス及び機能を容易にするためのウェブビデオ命令、及び/又はウェブショッピングに関蓮するプロセス及び機能を容易にするためのウェブショッピング命令のような、他のソフトウェア命令(図示せず)も記憶することができる。ある実施では、媒体処理命令2466が、オーディオ処理命令と動画処理命令に分割され、オーディオ処理に関するプロセス及び機能や動画処理に関するプロセス及び機能をそれぞれ容易にする。起動記録及び移動体端末識別番号(IMEI)2474、又は類似のハードウェア識別番号も、メモリ2450内に記憶することができる。
【0101】
上記の識別された命令及びアプリケーションのそれぞれは、上記1つ又は2つ以上の機能を実行するための命令の集合に対応し得る。これらの命令は、個別のソフトウェアプログラム、手続き、又はモジュールとして実装する必要はない。メモリ2450に追加の命令を含めてもよいし、又は含まれている命令を減らしてもよい。更に、コンピュータ装置2400の様々な機能は、1つ以上の信号処理回路、及び/又は特定用途向け集積回路をはじめとする、ハードウェア、及び/又はソフトウェア内に実装することができる。
【0102】
したがって、上記によれば、本開示のある実施例は、1つ以上のドキュメントをコンピュータ装置上に記憶するステップと、コンピュータ装置のコンテクストを判定するステップと、コンピュータ装置のディスプレイに提示するために、コンテクストに基づいて、1つ以上のドキュメントの少なくとも1つを識別するステップと、少なくとも1つの識別されたドキュメントをコンピュータ装置のディスプレイ上に提示するステップと、を含む方法に関する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定するステップは、現在の時刻を判定するステップを含み、この方法が、現在の時刻と、各ドキュメントが少なくとも1つの事前設定された時刻に関連付けられている、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された時刻とを比較するステップと、比較に基づいて、少なくとも1つの識別されたドキュメントを識別するステップとを更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定するステップは、コンピュータ装置現在の位置を判定するステップを含み、この方法は、現在の位置と、各ドキュメントが少なくとも1つの事前設定された位置に関連付けられている、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された位置とを比較するステップと、比較に基づいて、少なくとも1つの識別されたドキュメントを識別するステップとを更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示するステップが、装置がロックされた状態にある時に、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示するステップを含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示するステップは、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントの概要を提示するステップを含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、この方法が、少なくとも1つの識別されたドキュメントを選択する、ユーザ入力を受け取るステップと、コンピュータ装置のディスプレイ上の少なくとも1つの識別されたドキュメントに関連付けられた、データが光学的機械可読な表現を提示するステップとを更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがイベントのチケットに対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントが搭乗券に対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがビジネス顧客ドキュメントに対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがコンピュータ装置のユーザに関連付けられた身元確認資料に対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがクーポンに対応する。
【0103】
本開示のある実施例は、モバイル装置上に複数のドキュメントを記憶するステップと、モバイル装置のディスプレイ上に複数のドキュメントに関連付けられた概要を提示するステップと、複数のドキュメントのうちの特定の1つのドキュメントに対応する概要の選択をユーザから受け取るステップと、選択を受け取ったことに反応して、特定のドキュメントをモバイル装置のディスプレイ上に提示するステップと、を含む方法に関する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、複数のドキュメントに関連付けられた概要を提示するステップが、重ね合わせ提示内のドキュメントを提示するステップを含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示するステップが、選択されなかった複数のドキュメントを、ディスプレイの端部に移動させる動画を提示するステップを含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示するステップが、モバイル装置のディスプレイ上に、特定のドキュメントに関連付けられたデータの、光学的機械可読な表現を提示するステップを含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントが、関連するドキュメントのグループに属し、特定のドキュメントを提示するステップが、グループ内のドキュメントの1つを提示するステップを含み、その方法が、特定のドキュメントを提示しながら、関連するドキュメントのグループ内の別のドキュメントを表示するための入力を受け取るステップと、グループ内の別のドキュメントを、モバイル装置のディスプレイ上に提示するステップとを更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ディスプレイがタッチセンサ式ディスプレイであり、他のドキュメントを表示するための入力が、タッチセンサ式ディスプレイへのタッチ入力を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、その方法が、特定のドキュメントを削除するための入力を受け取るステップと、特定のドキュメントを裁断するように見える動画を提示するステップとを更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、その方法が、裁断動画を提示しながら、モバイル装置を振動させるステップを含む。
【0104】
本開示のある実施例は、1つ以上のプロセッサにより実行された場合、1つ以上のドキュメントをコンピュータ装置上に記憶させ、コンピュータ装置のコンテクストを判定させ、コンテクストに基づいて、コンピュータ装置のディスプレイ上に提示するために、1つ以上のドキュメントの少なくとも1つを識別させ、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる、命令の1つ以上のシーケンスを含む、永続的コンピュータ可読媒体に関する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定させる命令が、現在の時刻を判定させる命令を含み、命令が、現在の時刻と、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された時刻とを比較させ、各ドキュメントが少なくとも1つの事前設定された時刻と関連付けられており、比較に基づいて少なくとも1つの識別されたドキュメントを識別させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定させる命令が、コンピュータ装置の現在の位置を判定させる命令を含み、命令が、現在の位置と、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された位置とを比較させ、各ドキュメントは少なくとも1つの事前設定された位置と関連付けられており、比較に基づいて少なくとも1つの識別された文章を識別させる。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令が、装置がロック状態の時に、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令が、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントの概要を提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、少なくとも1つの識別されたドキュメントを選択するユーザ入力を受け取らせ、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントに関連付けられたデータが光学的機械可読な表現を提示させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがイベントのチケットに対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントが搭乗券に対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがビジネス顧客ドキュメントに対応する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがコンピュータ装置のユーザに関連付けられた身元確認ドキュメントに対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがクーポンに対応する。
【0105】
本開示のある実施例は、1つ以上のプロセッサにより実行された場合、コンピュータ装置上に複数のドキュメントを記憶させ、複数のドキュメントに関連付けられた概要をコンピュータ装置上のディスプレイに提示させ、複数のドキュメントの特定の1つのドキュメントに対応する概要の選択を受け取らせ、選択の受け取りに反応して、モバイル装置のディスプレイ上に特定のドキュメントを提示させる、命令の1つ以上のシーケンスを含む、永続的コンピュータ可読媒体に関する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、複数のドキュメントに関連付けられた概要を提示させる命令が、重ね合わせ提示内でドキュメントを提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示させる命令が、選択されなかった複数のドキュメントを、ディスプレイの端部まで移動させる動画を提示させる命令を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示させる命令が、特定のドキュメントと関連付けられたデータが光学的機械可読な表現を、モバイル装置のディスプレイ上に提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントが、関連するドキュメントのグループに属し、特定のドキュメントを提示させる命令が、グループ内のドキュメントの1つを提示させる命令を含み、命令が、特定のドキュメントを提示しながら、関連するドキュメントのグループ内の別のドキュメントを表示するための入力を受け取らせ、モバイル装置のディスプレイ上にグループ内の別のドキュメントを提示させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ディスプレイはタッチセンサ式ディスプレイであり、他のドキュメントを表示するための入力が、タッチセンサ式ディスプレイへのタッチ入力を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、特定のドキュメントを削除するための入力を受け取らせ、特定のドキュメントを裁断するように見せる動画を提示させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、ドキュメント裁断機の動画を提示させながら、モバイル装置を振動させる。
【0106】
本開示のある実施例は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサにより実行された場合、コンピュータ装置上に1つ以上のドキュメントを記憶させ、コンピュータ装置のコンテクストを判定させ、コンピュータ装置のディスプレイ上に提示させるために、コンテクストに基づいて、1つ以上のドキュメントの少なくとも1つ以上を識別させ、識別されたドキュメントの少なくとも1つをコンピュータ装置上のディスプレイに提示させる、命令の1つ以上のシーケンスを含む、コンピュータ可読媒体と、を備えるシステムに関する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定させる命令が、現在の時刻を判定させる命令を含み、命令が、現在の時刻と、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された時間とを比較させ、各ドキュメントが少なくとも1つの事前設定された時間と関連付けられており、比較に基づいて、少なくとも1つの識別されたドキュメントを識別させる。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、コンピュータ装置のコンテクストを判定させる命令が、コンピュータ装置の現在の位置を判定させる命令を含み、命令が、現在の位置と、1つ以上のドキュメントに関連付けられた1つ以上の事前設定された位置とを比較させ、各ドキュメントは少なくとも1つの事前設定された位置と関連付けられており、比較に基づいて、少なくとも1つの識別されたドキュメントを識別させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令が、装置がロック状態の時に、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、少なくとも1つの識別されたドキュメントを提示させる命令が、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントの概要を提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、少なくとも1つの識別されたドキュメントを選択するユーザ入力を受け取らせ、コンピュータ装置のディスプレイ上に、少なくとも1つの識別されたドキュメントに関連付けられたデータの、光学的機械可読な表現を提示させる。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがイベントへのチケットに対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントが搭乗券に対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがビジネス顧客ドキュメントに対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがコンピュータ装置のユーザに関連付けられた識別ドキュメントに対応する。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ドキュメントがクーポンに対応する。
【0107】
本開示のある実施例は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサにより実行された場合、コンピュータ装置上に複数のドキュメントを記憶させ、複数のドキュメントに関連付けられた概要をコンピュータ装置上のディスプレイに提示させ、複数のドキュメントの特定の1つのドキュメントに対応する概要の選択を受け取らせ、選択の受け取りに反応して、モバイル装置のディスプレイ上に特定のドキュメントを提示させる、命令の1つ以上のシーケンスを含む、コンピュータ可読媒体と、を備えるシステムに関する。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、複数のドキュメントに関連付けられた概要を提示させる命令が、ドキュメントを重ね合わせ提示内に提示させる命令を含む。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示させる命令が、選択されなかった複数のドキュメントを、ディスプレイの端部に移動させる動画を提示させる命令を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントを提示させる命令が、特定のドキュメントに関連付けられたデータの、光学的機械可読な表現を、モバイル装置のディスプレイ上に提示させる命令を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、特定のドキュメントがドキュメントに関連付けられたグループに属し、特定のドキュメントを提示させる命令が、グループ内のドキュメントの1つを提示させる命令を含み、命令が、特定のドキュメントを提示しながら、関連するドキュメントのグループ内の別のドキュメントを表示するための入力を受け取らせ、グループ内の別のドキュメントを、モバイル装置のディスプレイ上に提示させる。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ディスプレイはタッチセンサ式ディスプレイであり、他のドキュメントを表示するための入力が、タッチセンサ式ディスプレイへのタッチ入力を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、特定のドキュメントを削除するための入力を受け取らせ、特定のドキュメントが裁断されたように見せる動画を提示させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、命令が、裁断動画を提示させながら、モバイル装置を振動させる。1つ以上の上記開示の実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、その方法が、選択を受け取ったことに反応して、ユーザが、特定のドキュメントの認証されたユーザであることの生体認証をするステップと、ユーザが特定のドキュメントの認証されたユーザであることが検証された時に、モバイル装置のディスプレイ上に特定のドキュメントを提示するステップと、を更に含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ユーザの生体認証をするステップが、選択の受け取りに一番近い時にユーザの指紋をキャプチャするステップと、キャプチャした指紋と、特定のドキュメントの認証ユーザの認証された指紋とを比較するステップと、を含む。1つ以上の上記に開示された実施例に加えて、又は代替として、ある実施例では、ユーザの生体認証をするステップが、選択の受け取りに一番近い時にユーザの画像をキャプチャするステップと、キャプチャした画像と特定のドキュメントの認証ユーザの認証された画像とを比較するステップと、を含む。