特許第6531504号(P6531504)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6531504
(24)【登録日】2019年5月31日
(45)【発行日】2019年6月19日
(54)【発明の名称】地盤掘削機
(51)【国際特許分類】
   E02F 5/08 20060101AFI20190610BHJP
   E02F 5/02 20060101ALI20190610BHJP
【FI】
   E02F5/08 A
   E02F5/02 Z
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-118144(P2015-118144)
(22)【出願日】2015年6月11日
(65)【公開番号】特開2017-2578(P2017-2578A)
(43)【公開日】2017年1月5日
【審査請求日】2018年5月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000549
【氏名又は名称】株式会社大林組
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】一色国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】藤本 真理緒
(72)【発明者】
【氏名】和田 真
(72)【発明者】
【氏名】清田 昌宏
(72)【発明者】
【氏名】林 伸彦
(72)【発明者】
【氏名】荒川 真
(72)【発明者】
【氏名】椎名 肖一
(72)【発明者】
【氏名】三輪 徹
【審査官】 佐々木 創太郎
(56)【参考文献】
【文献】 特開2000−282506(JP,A)
【文献】 特開平06−346449(JP,A)
【文献】 特開平11−147690(JP,A)
【文献】 特開2000−054426(JP,A)
【文献】 特開平06−002437(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02F 5/02
E02F 5/08
E02D 5/18
E02D 5/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
地中に壁状構造物を構築するための地盤掘削機であって、
一対のロータリーカッタを下端に備えるとともに、該ロータリーカッタを駆動する駆動源を搭載した掘削機本体と、
前記ロータリーカッタを駆動する駆動源を駆動する動力部と、
前記掘削機本体を吊持するためのワイヤーが巻回されるワイヤーリールを備えるリール部と、
前記掘削機本体を内包する掘削機本体用走行フレームを備え、
該掘削機本体用走行フレームの上部に、前記ワイヤーリールから繰り出された前記ワイヤーを案内するシーブが、平面位置調整装置を介して設置されており、
該平面位置調整装置が、前記シーブを前記掘削機本体用走行フレームの走行方向及び走行直交方向に移動させる移動手段を備えることを特徴とする地盤掘削機。
【請求項2】
請求項1に記載の地盤掘削機において、
前記掘削機本体に揚泥ポンプが備えられているとともに、該揚泥ポンプと接続される揚泥ホースが巻回される揚泥ホースリールが前記リール部に備えられており
前記動力部が動力部用走行フレームに設置されているとともに、前記リール部がリール部用走行フレームに設置されていることを特徴とする地盤掘削機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低空頭かつ狭隘な作業エリアの地中に壁状構造物を構築する際に用いられる地盤掘削機に関する。
【背景技術】
【0002】
低空頭かつ狭隘な作業エリアの地中に、地中連続壁、止水壁、土留壁、構造物基礎等の壁状構造物を構築する際に用いられる地盤掘削機として、例えば引用文献1に、低空頭連続壁掘削機が開示されている。
【0003】
引用文献1の低空頭連続壁掘削機は、回転によって掘削するドラム状のカッタ、このカッタを回転駆動させる駆動源等を有する掘削ユニットを、下端にキャスタを取り付けた掘削ユニット用のフレームユニットに搭載する。また、少なくとも駆動源を駆動するパワーユニット、動力ケーブルの巻取り・繰出しを行う動力ケーブルリール、および、制御ケーブルの巻取り・繰出しを行う制御ケーブルリール等を有するリールユニットを、クローラーに上載したフレームユニットに搭載する。
【0004】
こうして掘削ユニットを、パワーユニットおよびリールユニットから分離することにより、掘削対象位置を含む作業エリアが、掘削ユニット、パワーユニットおよびリールユニットを一体に搭載した従来の地盤掘削機では侵入不可能な狭隘エリアであっても、少なくとも掘削ユニットを搭載したフレームユニットを搬入すれば、掘削作業を実施できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2000−282506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、引用文献1の低空頭連続壁掘削機では、掘削ユニット用のフレームユニットを掘削対象位置に搬入し、掘削ユニットの位置出しを、キャスタの旋回および横方向のスライドによるユニットフレームの位置調整にて行った後、この位置出しをした状態をアウトリガで保持している。
【0007】
このように、掘削ユニット用のユニットフレームを接地した状態で位置調整する場合、フレームユニットを例えば平面X方向に移動させた後、平面Y方向に移動させるべくキャスタを鉛直軸周りに90度回転させようとすると、キャスタの回転に伴ってユニットフレームの位置がズレやすく、高い精度で掘削ユニットの位置出しを行うことが困難であるとともに、位置出し作業が煩雑である。
【0008】
そこで、平面X方向に移動させた後に掘削ユニット用のユニットフレームを、例えばジャッキアップして上昇させ、キャスタを鉛直軸周りに90度回転させた後、再度接地させて平面Y方向に移動させる方法も考えられる。しかし、ユニットフレームを移動させたい方向にキャスタを回転させるたびにジャッキアップを行うことは、多大な労力と作業時間を費やすこととなる。
【0009】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、低空頭かつ狭隘な作業エリアの地中に壁状構造物を構築するにあたり、地盤を掘削する掘削機本体の位置出しを精度よく行うことの可能な地盤掘削機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる目的を達成するため本発明の地盤掘削機は、地中に壁状構造物を構築するための地盤掘削機であって、一対のロータリーカッタを下端に備えるとともに、該ロータリーカッタを駆動する駆動源を搭載した掘削機本体と、前記ロータリーカッタを駆動する駆動源を駆動する動力部と、前記掘削機本体を吊持するためのワイヤーが巻回されるワイヤーリールを備えるリール部と、前記掘削機本体を内包する掘削機本体用走行フレームを備え、該掘削機本体用走行フレームの上部に、前記ワイヤーリールから繰り出された前記ワイヤーを案内するシーブが、平面位置調整装置を介して設置されており、該平面位置調整装置が、前記シーブを前記掘削機本体用走行フレームの走行方向及び走行直交方向に移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
【0011】
上記の地盤掘削機によれば、掘削機本体用走行フレームを掘削対象位置まで搬入した後、平面位置調整装置を介して掘削機本体の位置出しを行うことができるため、接地状態にある掘削機本体用走行フレームの据え付け調整にて掘削機本体の位置出しを行う場合と比較して、作業性が大幅に向上するだけでなく、精度が向上するとともに、位置出しに係る時間を大幅に短縮することが可能となる。
【0012】
本発明の地盤掘削機は、前記掘削機本体に揚泥ポンプが備えられているとともに、該揚泥ポンプと接続される揚泥ホースが巻回される揚泥ホースリールが前記リール部に備えられており、前記動力部が動力部用走行フレームに設置されているとともに、前記リール部がリール部用走行フレームに設置されていることを特徴とする。
【0013】
上記の地盤掘削機によれば、掘削機本体とその他の設備を分離し、掘削機本体のみを掘削機本体用走行フレームに装備すればよいため、掘削機本体用走行フレームをコンパクトにすることができ、低空頭かつ狭隘な作業エリアであっても、掘削対象位置に掘削機本体用走行フレームのみを搬入し、掘削作業を行うことが可能となる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、低空頭かつ狭隘な作業エリアの地中に壁状構造物を構築するにあたり、掘削機本体の位置出しを精度よくかつ短時間で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】地盤掘削機の側面を示す図である。
図2】地盤掘削機の平面を示す図である。
図3】地盤掘削機に備えた平面位置調整装置の詳細を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の地盤掘削機を、図1図3を用いて説明する。
地盤掘削機1は、低空頭かつ狭隘な作業エリアの地中に、地中連続壁、止水壁、土留壁、構造物基礎等の壁状構造物を構築する際に用いられるものであり、図1で示すように掘削機本体2、リール部3、および動力部4を備えている。
【0017】
掘削機本体2は、直方体形状の本体フレーム21の下面に水平方向に並べて配された一対のロータリーカッタ22と、ロータリーカッタ22を駆動する駆動源23とを備えている。また、本体フレーム21には、ロータリーカッタ22による掘削にて生じた掘削ずりを安定液と共に揚泥するための揚泥ポンプ24と、掘削機本体2の姿勢を制御する複数の姿勢修正装置25とを備えている。
【0018】
リール部3は、掘削機本体22を吊持するためのワイヤー10が巻回されるワイヤーリール31と、一端が揚泥ポンプ24に連結されている揚泥ホース11が巻回される揚泥ホースリール32を備えている。
【0019】
動力部4は、前述した駆動源23、揚泥ポンプ24および姿勢修正装置25を駆動するための原動機や油圧ユニットを備える動力ユニット41、動力ケーブル12が巻回される動力ケーブルリール42、油圧ホース13が巻回される油圧ホースリール43を備えている。
【0020】
そして、本実施の形態では、地盤掘削機1が3体の走行フレームを備えており、掘削機本体2、リール部3および動力部4をそれぞれ別個の走行体フレームに設置している。具体的には、掘削機本体2を掘削機本体用走行フレーム5に、リール部3をリール部用走行フレーム6に、動力部4を動力部用走行フレーム7にそれぞれ搭載させて、個別に搬送が可能な構成となっている。
【0021】
なお、本実施の形態では、掘削機本体2だけでなく、リール部3および動力部4もそれぞれ個別に搬送可能な構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではない。掘削機本体2のみを別個に搬送可能な構成を有していれば、リール部3と動力部4を同一の走行フレームに設置してもよい。
【0022】
上述する構成の地盤掘削機1は、作業エリア14が図2で示すような屈曲した狭隘な空間であっても、掘削機本体用走行フレーム5、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7を掘削対象位置の近傍まで搬入することが可能となる。なお、少なくとも掘削対象位置に掘削機本体用走行フレーム5を搬入することができれば、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7は必ずしも掘削対象位置の近傍まで搬入する必要はない。
【0023】
つまり、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7は、ワイヤー10、揚泥ホース11、動力ホース12、油圧ホース13が掘削機本体2に到達する範囲内であれば、作業エリア14のいずれの位置に配置してもよい。これにより、地盤掘削機1は、狭隘な作業エリアにおいても、地中に壁状構造物を構築するべく掘削溝を構築することができるものである。
【0024】
また、掘削機本体2は、図3(b)で示すような掘削機本体用走行フレーム5の上部に設置されたシーブ8に案内されたワイヤー10を介して吊持されており、ワイヤーリール31によるワイヤー10の巻き取りもしくは繰り出しにより、鉛直方向の移動が自在に装備されている。これにより、作業エリア14が低空頭な空間であっても、掘削機本体2にて地中に掘削溝を構築することができるものである。
【0025】
ところで、掘削機本体用走行フレーム5、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7はいずれも下端に設置されたストッパを備えたキャスタ51、61、71にて走行可能な構成となっている。このような場合において、特に掘削機本体2が装備された掘削機本体用走行フレーム5を、作業エリア14内の掘削対象位置に搬入した後、接地状態にある掘削機本体用走行フレーム5の据え付け調整にて、掘削機本体2の位置出しを行うことは、容易ではない。
【0026】
そこで、本実施の形態では、図3で示すように、掘削機本体用走行フレーム5の上部に平面位置調整装置9を設置し、平面位置調整装置9にワイヤー10を案内するシーブ8を設置している。そして、平面位置調整装置9にてシーブ8の平面位置を調整することにより、掘削対象位置に据え付け後の掘削機本体用走行フレーム5を移動させることなく掘削機本体2の位置出しを行う。
【0027】
平面位置調整装置9は、図3(a)の平面図、図3(b)の側面図で示すように、掘削機本体用走行フレーム5の上面に設置された下部桁91、その上部に載置された中間桁92、中間桁92の上部に載置された上部桁93を備え、上部桁93にシーブ8が設置される。また、図3(a)で示すように、下部桁91と中間桁92との間には、掘削機本体用走行フレーム5の走行直交方向に伸縮する走行直交方向ジャッキ94が、中間桁92と上部桁93との間には、掘削機本体用走行フレーム5の走行方向に伸縮する走行方向ジャッキ95がそれぞれ設置されている。なお、本実施の形態において、掘削機本体用走行フレーム5の走行方向とは、図1で示すように、掘削機本体用走行フレーム5に搭載された掘削機本体2のロータリーカッタ22が、掘削時に回転する方向をいう。
【0028】
下部桁91は、図3(a)で示すように一対が間隔を有して掘削機本体用走行フレーム5の走行直交方向に延在するようにして、掘削機本体用走行フレーム5に固定されている。中間桁92は、一対が間隔を有して掘削機本体用走行フレーム5の走行方向に延在するようにして下部桁91に載置されており、中間桁92どうしは下部桁91の上方に配置された間隔保持部材921を介して連結されている。
【0029】
そして、下部桁91と中間桁92との間に設置される走行直交方向ジャッキ94は、一方の端部が下部桁91から水平方向に突出する凸部材911に固定され、他方の端部が中間桁92から垂下する垂下部材922に固定されている。これにより、一対の中間桁92はその間隔を保持したまま、走行直交方向ジャッキ94の伸縮に伴い、下部桁91上を、走行直交方向に移動する。
【0030】
また、上部桁93は、図3(a)で示すように一対が間隔を有して掘削機本体用走行フレーム5の走行直交方向に延在するようにして中間桁92に載置されており、上部桁93どうしは、中間桁21と平行に延在するとともに一対の中間桁92の内側に配置された間隔保持部材931を介して連結されている。
【0031】
そして、上部桁93と中間桁92との間に設置される走行方向ジャッキ95は、図3(b)で示すように、一方の端部が上部桁93の側面932に固定され、他方の端部が中間桁92から上方に向けて突出する凸部材923に固定されている。したがって、一対の上部桁93はその間隔を保持したまま、走行方向ジャッキ95の伸縮に伴い、中間桁92上を、走行方向に移動する。
【0032】
これにより、平面位置調整装置9の上部桁93に設置されたシーブ8を、掘削機本体用走行フレーム5の走行方向および走行直交方向に、自在に移動させることができるため、これに伴って、シーブ8に案内されたワイヤー10に吊持されている掘削機本体2も掘削機本体用走行フレーム5の走行方向および走行直交方向に移動させることができるものである。
【0033】
なお、本実施の形態では掘削機本体2を吊持するべく、平面位置調整装置9に3つのシーブ8を設置したが、その数量は必ずしもこれに限定するものではない。
【0034】
また、図示を省略したが、平面位置調整装置9には、揚泥ホース11、動力ホース12、油圧ホース13を案内するシーブが設置されることは、言うまでもない。
【0035】
さらに、掘削機本体用走行フレーム5は、平面位置調整装置9の作動時および掘削機本体2による地盤掘削時には、キャスタ51に備えたストッパにて掘削機本体用走行フレーム5を地盤上に固定しておくとよい。
【0036】
上述する平面位置調整装置9によれば、作業エリア14内の掘削対象位置における掘削機本体2の位置出しを容易にするだけでなく、地盤に設けたパイロット孔に掘削機本体2を建て込んだ後、パイロット孔の口元に一般に設置される口元保護管と掘削機本体2が同軸となるよう、掘削機本体2の鉛直軸に対する傾きを微調整することも可能となる。
【0037】
本発明の地盤掘削機1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0038】
例えば、本実施の形態では、掘削機本体用走行フレーム5、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7はいずれも下端に設置されたキャスタ51、61、71にて地盤上を走行する構成としているが、必ずしもこれに限定するものではなく、地盤上にガイドレールを載置し、該ガイドレール上をキャスタ51、61、71が走行するようにしてもよい。
【0039】
また、本実施の形態では、キャスタ51、61、71にストッパを設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、掘削機本体用走行フレーム5、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7各々にアウトリガを設け、これらを地盤上に静止させる構成としてもよい。
【0040】
さらに、掘削機本体用走行フレーム5、リール部用走行フレーム6および動力部用走行フレーム7の走行機構は必ずしもキャスタ51、61、71に限定されるものではなく、上記の走行フレームを走行させることのできる走行機構であれば、クローラー等いずれを用いてもよい。
【符号の説明】
【0041】
1 地盤掘削機
2 掘削機本体
21 本体フレーム
22 ロータリーカッタ
23 駆動源
24 揚泥ポンプ
25 姿勢修正装置
3 リール部
31 ワイヤーリール
32 揚泥ホースリール
4 動力部
41 動力ユニット
42 動力ケーブルリール
43 油圧ホースリール
5 掘削機本体用走行フレーム
51 キャスタ
6 リール部用走行フレーム
61 キャスタ
7 動力部用走行フレーム
71 キャスタ
8 シーブ
9 平面位置調整装置
91 下部桁
911 凸部材
92 中間桁
921 間隔保持部材
922 垂下部材
923 凸部材
93 上部桁
931 間隔保持部材
932 側面
94 走行直交方向ジャッキ
95 走行方向ジャッキ
10 ワイヤー
11 揚泥ホース
12 動力ホース
13 油圧ホース
14 作業エリア
図1
図2
図3