(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ガスメータを新規ガスメータに交換する交換工事の前に、前記ガスメータ及びその周辺部を含むガスメータ設置現場を撮像して得られた工事前画像情報を取得する工事前画像情報取得部と、
前記工事前画像情報を記憶部に記憶させる工事前画像情報記憶実行部と、
前記交換工事の後に、前記ガスメータ設置現場を撮像して得られた工事後画像情報を取得する工事後画像情報取得部と、
前記工事前画像情報及び前記工事後画像情報に基づいて、前記交換工事の前後における前記周辺部の相違点の有無を判定する相違点判定部と、
を備えるガスメータの交換作業支援装置。
前記相違点判定部で相違点が有ると判定された場合に、前記工事後画像情報が表す工事後画像に、前記相違点に該当する箇所を表すハイライト表示を重畳させたガイド画像を表示器に表示するためのガイド画像情報を生成するガイド画像情報生成部をさらに備える、
請求項1に記載のガスメータの交換作業支援装置。
前記工事前画像情報が表す工事前画像と、前記ガイド画像とを比較する比較画像を前記表示器に表示するための比較画像情報を生成する比較画像情報生成部をさらに備える、
請求項2に記載のガスメータの交換作業支援装置。
前記相違点判定部で相違点が有ると判定された場合に、前記相違点を無くすための原状復帰作業の再指示と、前記原状復帰作業の後に前記ガスメータ設置現場を撮像して得られる前記工事後画像情報の再要求とを含む指示情報を生成する指示情報生成部をさらに備える、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のガスメータの交換作業支援装置。
ガスメータを新規ガスメータに交換する交換工事の前に、前記ガスメータ及びその周辺部を含むガスメータ設置現場を撮像して得られた工事前画像情報を取得する工事前画像情報取得ステップと、
前記工事前画像情報を記憶部に記憶させる工事前画像情報記憶実行ステップと、
前記交換工事の後に、前記ガスメータ設置現場を撮像して得られた工事後画像情報を取得する工事後画像情報取得ステップと、
前記工事前画像情報及び前記工事後画像情報に基づいて、前記交換工事の前後における前記周辺部の相違点の有無を判定する相違点判定ステップと、
を備えるガスメータの交換作業支援方法。
ガスメータを新規ガスメータに交換する交換工事の前に、前記ガスメータ及びその周辺部を含むガスメータ設置現場を撮像して得られた工事前画像情報を取得する工事前画像情報取得ステップと、
前記工事前画像情報を記憶部に記憶させる工事前画像情報記憶実行ステップと、
前記交換工事の後に、前記ガスメータ設置現場を撮像して得られた工事後画像情報を取得する工事後画像情報取得ステップと、
前記工事前画像情報及び前記工事後画像情報に基づいて、前記交換工事の前後における前記周辺部の相違点の有無を判定する相違点判定ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
【0013】
図1は、ガスメータの交換作業支援システム1の一例を示す図である。
図1に示されるように、このガスメータの交換作業支援システム1は、携帯端末40と、管理サーバ50とを備える。
【0014】
携帯端末40は、例えば、スマートホン又はタブレット等である。本実施形態では、スマートホンを携帯端末40の一例とする。管理サーバ50は、例えばインターネット等のネットワーク2を介して携帯端末40と通信可能に接続される。
【0015】
図1に示される作業員60は、住宅等のガスメータ設置現場70においてガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事を担当する担当者である。
図1では、作業員60が携帯端末40の撮像機能を用いてガスメータ72及びその周辺部76を含むガスメータ設置現場70を撮像している状態が示されている。
【0016】
ところで、ガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事では、ガスメータ72の周辺部76に物78(例えば、自転車や植木鉢等)が置かれていると、ガスメータの交換作業の邪魔になる。したがって、一般的には、交換工事前にガスメータ72の周辺部76に置かれている物78を移動させ、交換工事後に物78を元の位置に戻す原状復帰作業が行われる。
【0017】
しかしながら、物78が元の位置に戻されていない場合には、その物78の所有者である顧客から苦情が出たり、移動させた先で物78が顧客の資産(例えば窓ガラスや自動車等)を損壊させたりするなどの問題が発生する虞がある。したがって、ガスメータ72の周辺部76に物78が置かれている場合には、ガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事の後にガスメータ設置現場70が適切に原状復帰されていることが求められる。
【0018】
図1に示されるガスメータの交換作業支援システム1は、ガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事の後にガスメータ設置現場70を適切に原状復帰させることを目的として構築されたものである。
【0019】
図2は、
図1のガスメータの交換作業支援システム1の構成を示すブロック図である。携帯端末40は、カメラ42を含む撮像機能と、表示器44を含む画像表示機能とを有する。管理サーバ50は、コンピュータ10と、データベース52とを有する。データベース52は、「記憶部」の一例である。
【0020】
コンピュータ10は、「ガスメータの交換作業支援装置」の一例である。このコンピュータ10は、ハードウェアとして、プロセッサ12及びメモリ14を備える。プロセッサ12は、CPU(Central Processing Unit)等を有する。メモリ14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びストレージ等を有する。
【0021】
ROMは、各種プログラム及び各種データを格納する。RAMは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム及び各種データを格納する。ROM又はストレージには、ガスメータの交換作業支援用のプログラム16が格納されている。プロセッサ12は、プログラム16を読み出し、RAMを作業領域としてプログラム16を実行する。
【0022】
また、コンピュータ10は、機能的な構成として、工事前画像情報取得部20、工事前画像情報記憶実行部22、工事後画像情報取得部24、相違点判定部26、判定情報生成部28、ガイド画像情報生成部30、比較画像情報生成部32、指示情報生成部34、工事後画像情報記憶実行部36及び生成情報出力部38等の機能部を備える。
【0023】
これらの機能部は、プロセッサ12がプログラム16を実行することにより実現される。これらの機能部が有する機能の詳細については、後述するコンピュータ10の動作と併せて説明する。
【0024】
次に、コンピュータ10の動作、すなわち本実施形態に係るガスメータの交換作業支援方法について説明する。
【0025】
本実施形態に係るガスメータの交換作業支援方法は、上述のコンピュータ10を用いて実行される。この本実施形態に係るガスメータの交換作業支援方法は、
図1に示されるように、ガスメータ72の周辺部76に物78が置かれていた場合に、交換工事の後に物78を元の位置に戻す原状復帰作業を支援する方法である。
【0026】
図3は、
図2のコンピュータ10の動作の流れを示すフローチャートである。
図3には、コンピュータ10の動作の流れを示すステップS1〜ステップS12が示されている。
【0027】
図1に示されるように、交換工事の前に、ガスメータ72及びその周辺部76を含むガスメータ設置現場70を作業員60が携帯端末40の撮像機能を用いて撮像すると、撮像された工事前画像に対応する工事前画像情報が得られる。この工事前画像情報は、携帯端末40の通信機能を用いて管理サーバ50に送信される。
【0028】
(ステップS1:工事前画像情報取得ステップ)
ステップS1では、
図2に示される工事前画像情報取得部20で工事前画像情報が取得される。
【0029】
(ステップS2:工事前画像情報記憶実行ステップ)
ステップS2では、工事前画像情報記憶実行部22によって工事前画像情報がデータベース52に記憶される。このとき、工事前画像情報は、携帯端末40に入力された顧客の氏名及び住所等の顧客情報と共に記憶される。
【0030】
そして、作業員60によってガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事が行われる。この交換工事の後に、新規ガスメータ及びその周辺部76を含むガスメータ設置現場70を作業員60が携帯端末40の撮像機能を用いて撮像すると、撮像された工事後画像に対応する工事後画像情報が得られる。この工事後画像情報は、携帯端末40の通信機能を用いて管理サーバ50に送信される。
【0031】
(ステップS3:工事後画像情報取得ステップ)
ステップS3では、
図2に示される工事後画像情報取得部24で工事後画像情報が取得される。
【0032】
(ステップS4:相違点判定ステップ)
ステップS4では、ステップS2でデータベース52に記憶された工事前画像情報と、ステップS3で取得された工事後画像情報とに基づいて、交換工事の前後における周辺部76の相違点の有無が相違点判定部26で判定される。このとき、相違点判定部26は、例えば、次の要領で相違点の有無を判定する。
【0033】
すなわち、相違点判定部26は、工事前画像情報に基づいて工事前画像におけるガスメータ72の位置を特定し、次いで、このガスメータ72の位置に基づいてガスメータ72の周辺部76の画像に対応する工事前周辺部画像情報を工事前画像情報から抽出する。
【0034】
同様に、相違点判定部26は、工事後画像情報に基づいて工事後画像における新規ガスメータの位置を特定し、次いで、この新規ガスメータの位置に基づいて新規ガスメータの周辺部76の画像に対応する工事後周辺部画像情報を工事後画像情報から抽出する。
【0035】
そして、相違点判定部26は、工事前周辺部画像情報及び工事後周辺部画像情報を差分して差分情報を生成し、この差分情報に基づいて交換工事の前後における周辺部76の相違点の有無を判定する。つまり、相違点判定部26は、差分情報が得られた場合には、相違点が有ると判定し、差分情報が得られない場合には、相違点が無いと判定する。また、相違点判定部26は、差分情報に基づく相違点が予め定められた許容範囲内である場合も、相違点が無いと判定する。
【0036】
ここで、ステップS4において相違点が有ると相違点判定部26で判定された場合には、ステップS5に移行する。
【0037】
(ステップS5:判定情報生成ステップ)
ステップS5では、判定情報生成部28で判定情報が生成される。この場合の判定情報には、相違点が有ると判定された判定結果が含まれる。
【0038】
(ステップS6:ガイド画像情報生成ステップ)
ステップS6では、ガイド画像情報生成部30でガイド画像情報が生成される。ガイド画像情報は、相違点の位置をガイドするガイド画像80(
図4参照)を表示器44に表示するための情報である。ガイド画像80は、後述する通り、例えば、工事後画像82に上述の相違点に該当する箇所を表す四角枠状のハイライト表示84を重畳させた画像である。
【0039】
このとき、ハイライト表示84を表示するための表示情報は、上述の差分情報に基づいて生成される。すなわち、差分情報に基づいて上述の相違点の位置及び範囲が特定され、この位置及び範囲を表す四角枠状のハイライト表示84が決定される。そして、このハイライト表示84を表示するための表示情報が生成される。
【0040】
(ステップS7:比較画像情報生成ステップ)
ステップS7では、工事前画像情報が表す工事前画像92と、ガイド画像80とを比較する比較画像90(
図5参照)を表示器44に表示するための比較画像情報が比較画像情報生成部32で生成される。比較画像90は、後述する通り、例えば、工事前画像92とガイド画像80とを並べた画像である。
【0041】
(ステップS8:指示情報生成ステップ)
ステップS8では、指示情報生成部34で指示情報が生成される。指示情報は、相違点を無くすための原状復帰作業の再指示と、原状復帰作業の後にガスメータ設置現場70を撮像して得られる工事後画像情報の再要求とを含む情報である。この再指示及び再要求については、後に例示する。
【0042】
(ステップS9:生成情報出力ステップ)
ステップS9では、上述のステップS5〜ステップS8の各々で生成された判定情報、ガイド画像情報、比較画像情報及び指示情報が生成情報出力部38から出力される。このステップS9の後、ステップS3に移行する。
【0043】
生成情報出力部38から出力された判定情報、ガイド画像情報、比較画像情報及び指示情報は、管理サーバ50から携帯端末40に送信される。携帯端末40は、管理サーバ50から送信された判定情報、ガイド画像情報、比較画像情報及び指示情報を受信すると、この判定情報、ガイド画像情報、比較画像情報及び指示情報に基づいて表示器44に画像を表示する。
【0044】
図4は、ガイド画像80の一例を示す図である。
図4に示す例では、ガイド画像情報に基づいて、工事後画像82に相違点に該当する箇所を表す四角枠状のハイライト表示84を重畳させたガイド画像80が表示器44に表示されている。
【0045】
また、
図4に示す例では、判定情報に基づいて、「原状復帰作業が完了しておりません。」との判定メッセージ100がガイド画像80上に判定結果として表示されている。
【0046】
さらに、
図4に示す例では、指示情報に基づいて、「原状復帰作業を再度実施してください。」とのメッセージ102Aと、「原状復帰作業の後に撮像したガスメータ設置現場の画像を送信して下さい。」とのメッセージ102Bとを含む指示メッセージ102がガイド画像80上に指示内容として表示されている。
【0047】
「原状復帰作業を再度実施してください。」とのメッセージ102Aは、「相違点を無くすための原状復帰作業の再指示」の一例であり、「原状復帰作業の後に撮像したガスメータ設置現場の画像を送信して下さい。」とのメッセージ102Bは、「原状復帰作業の後にガスメータ設置現場を撮像して得られる工事後画像情報の再要求」の一例である。
【0048】
図5は、比較画像90の一例を示す図である。
図5に示す例では、携帯端末40を横向きにした状態において、表示器44の左側に工事前画像92が表示され、表示器44の右側にガイド画像80が表示されている。
【0049】
この
図5に示す例においても、「原状復帰作業が完了しておりません。」との判定メッセージ100が比較画像90上に表示されると共に、「原状復帰作業を再度実施してください。」とのメッセージ102Aと、「原状復帰作業の後に撮像したガスメータ設置現場の画像を送信して下さい。」とのメッセージ102Bとを含む指示メッセージ102が比較画像90上に表示されている。
【0050】
作業員60は、携帯端末40の画像切替機能を使用することにより、
図4に示すガイド画像80と、
図5に示す比較画像90とを切り替えることができる。
【0051】
このように、表示器44には、ガイド画像80又は比較画像90が表示されるので、作業員60は、例えば、ガイド画像80又は比較画像90を参考にしながら、原状復帰作業を行うことができる。
【0052】
そして、
図1に示される作業員60が物78を元の位置に戻した後、再度、ガスメータ設置現場70を携帯端末40の撮像機能を用いて撮像すると、撮像された工事後画像に対応する工事後画像情報が得られる。この工事後画像情報は、携帯端末40の通信機能を用いて管理サーバ50に送信される。
【0053】
以上の作業は、ステップS4において相違点が有ると相違点判定部26で判定されている間、繰り返し実行される。
【0054】
一方、原状復帰作業が完了した場合には、ステップS4において相違点が無いと相違点判定部26で判定される。この場合には、ステップS10に移行する。
【0055】
(ステップS10:工事後画像情報記憶実行ステップ)
ステップS10では、直近の工事後画像情報、すなわち相違点が無いと相違点判定部26で判定されたときの工事後画像情報が工事後画像情報記憶実行部36によってデータベース52に記憶される。このとき、工事後画像情報は、携帯端末40に入力された顧客の氏名及び住所等の顧客情報と共に記憶される。
【0056】
(ステップS11:判定情報生成ステップ)
ステップS11では、判定情報生成部28で判定情報が生成される。この場合の判定情報には、相違点が無いと判定された判定結果が含まれる。
【0057】
(ステップS12:生成情報出力ステップ)
ステップS12では、上述のステップS11で生成された判定情報が生成情報出力部38から出力される。また、このとき、判定情報と共に、直近の工事後画像情報が出力される。
【0058】
生成情報出力部38から出力された判定情報及び工事後画像情報は、管理サーバ50から携帯端末40に送信される。携帯端末40は、管理サーバ50から送信された判定情報及び工事後画像情報を受信すると、この判定情報及び工事後画像情報に基づいて表示器44に画像を表示する。
【0059】
図6は、工事後画像82の一例を示す図である。
図5に示す例では、工事後画像情報に基づいて工事後画像82が表示器44に表示されると共に、判定情報に基づいて、「原状復帰作業が完了しました。お疲れ様でした。」との判定メッセージ100が工事後画像82上に判定結果として表示されている。
【0060】
本実施形態では、以上の要領で、ガスメータ72を新規ガスメータに交換する交換工事の後にガスメータ設置現場70の原状復帰作業が行われる。
【0061】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
【0062】
以上詳述した通り、本実施形態によれば、交換工事の前にガスメータ設置現場70を撮像して得られた工事前画像情報と、交換工事の後にガスメータ設置現場70を撮像して得られた工事後画像情報とに基づいて、交換工事の前後における周辺部76の相違点の有無が判定される。そして、この判定結果は、携帯端末40の表示器44に表示される。したがって、相違点が無いと判定された判定結果が得られるまで原状復帰作業を行うことにより、ガスメータ設置現場70を適切に原状復帰させることができる。
【0063】
また、本実施形態によれば、原状復帰作業が完了しておらず、相違点が有ると判定された場合には、工事後画像82に、相違点に該当する箇所を表すハイライト表示84を重畳させたガイド画像80(
図4参照)が表示器44に表示される。したがって、このガイド画像80に基づいて原状復帰作業を行うことにより、原状復帰作業の作業効率を向上させることができる。
【0064】
また、本実施形態によれば、相違点が有ると判定された場合には、工事前画像92とガイド画像80とを比較する比較画像90(
図5参照)が表示器44に表示される。したがって、この比較画像90に基づいて原状復帰作業を行うことにより、原状復帰作業の作業効率をより一層向上させることができる。
【0065】
また、本実施形態によれば、相違点が有ると判定された場合には、相違点を無くすための原状復帰作業の再指示を表すメッセージ102Aと、原状復帰作業の後にガスメータ設置現場70を撮像して得られる工事後画像情報の再要求を表すメッセージ102Bとを含む指示メッセージ102(
図4、
図5参照)が表示器44に表示される。したがって、原状復帰作業が完了していないにもかかわらず、作業員60が自己の判断で作業を終了してしまうことを防止できる。
【0066】
また、本実施形態によれば、原状復帰作業が完了し、相違点が無いと判定された場合には、原状復帰作業が完了した状態のガスメータ設置現場70を撮像して得られた工事後画像情報がデータベース52に記憶される。したがって、工事後画像情報が表す工事後画像82によってガスメータ設置現場70の原状復帰作業が適切に完了していることを証明できる。
【0067】
次に、本実施形態の変形例について説明する。
【0068】
図7は、ガスメータの交換作業支援システム1の変形例の構成を示すブロック図である。上記実施形態では、管理サーバ50が、「ガスメータの交換作業支援装置」の一例であるコンピュータ10と、データベース52とを備えるが(
図2参照)、
図7に示されるように、管理サーバ50がデータベース52を備え、携帯端末40が「ガスメータの交換作業支援装置」の一例であるコンピュータ10を備えていてもよい。
【0069】
このように構成されていても、上記実施形態と同様のガスメータの交換作業支援方法が実現されると共に、上記実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0070】
また、上記実施形態において、
図4に示されるハイライト表示84は、四角枠状であるが、相違点に該当する箇所を表す形態であれば、四角枠状以外でもよい。
【0071】
また、上記実施形態において、
図5に示される比較画像90は、工事前画像92及びガイド画像80を並べて表示する画像であるが、例えば、工事前画像92の上に半透明のガイド画像80を重ねて表示した画像でもよい。
【0072】
また、上記実施形態において、判定情報に基づいて表示器44に表示される判定メッセージ100は、
図4〜
図6に示す内容以外でもよい。
【0073】
また、上記実施形態において、指示情報に基づいて表示器44に表示される指示メッセージ102は、
図4、
図5に示す内容以外でもよい。
【0074】
また、上記実施形態において、相違点判定部26で判定された判定結果は、携帯端末40のスピーカから音声や警告音等で出力されてもよい。
【0075】
また、上記実施形態において、指示情報生成部34で生成された指示情報に基づく指示内容は、携帯端末40のスピーカから音声で出力されてもよい。
【0076】
なお、上記複数の変形例のうち組み合わせ可能な変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
【0077】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
【解決手段】ガスメータの交換作業支援装置の一例であるコンピュータ10は、ガスメータを新規ガスメータに交換する交換工事の前に、ガスメータ及びその周辺部を含むガスメータ設置現場を撮像して得られた工事前画像情報を取得する工事前画像情報取得部20と、工事前画像情報を記憶部の一例であるデータベース52に記憶させる工事前画像情報記憶実行部22と、交換工事の後に、ガスメータ設置現場を撮像して得られた工事後画像情報を取得する工事後画像情報取得部24と、工事前画像情報及び工事後画像情報に基づいて、交換工事の前後における周辺部の相違点の有無を判定する相違点判定部26と、を備える。