(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記ガイド部は、前記位置変更部の移動経路を提供するガイドレールと、前記位置変更部が移動するのに伴い、回転自在に前記位置変更部に設けられるローラー部を含むことを特徴とする請求項9に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
前記訓練者搬送部の前記位置変更部が前記訓練位置に位置して前記歩行駆動部の作動が可能な状態であることを検知するように、前記ガイド部の一部に取り付けられる検知装置をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
前記歩行駆動部のうち、患者の足を固定する前記踏板の一部が、前記踏板に取り付けられた電磁石の磁力により前記踏板の他の一部に結合され、前記踏板に取り付けられたロードセルによる一定レベル以上の力の検知に応じて前記磁力が喪失されることで、前記他の一部と分離されることを特徴とする請求項1に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
前記上板が前記中間板から分離された異常な状況を認知するように前記上板が前記中間板に付いているか否かを検知する、前記踏板の組み立て状態検知センサーをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
前記下板の上面に設けた前記ロードセルの上部と前記中間板との間に座金の形態の弾性材が挿入されて締結されたことを特徴とする請求項14に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
前記ロードセルの上部に前記中間板の下面を接触させ、上面をボルトで圧着させるときの圧着面の前記中間板の上面と前記ボルトの下面との間に座金の形態の弾性材を挿入して締結したことを特徴とする請求項14に記載の着座型歩行リハビリテーションロボット。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの好ましい実施形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、異なる多様な形態で具現されることができ、単に本実施形態は、本発明の開示が完全にし、通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に教えるために提供されているものである。
【0019】
図2は、本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの斜視図であり、
図3は本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの右側面図であり、
図4は本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの平面図を示したものである。
【0020】
図2乃至
図4に示すように、本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボット10は、体重支持部1と歩行駆動部2と訓練者搬送部3に大別される。該歩行駆動部2は
図5に示されている。
【0021】
ここで、該歩行リハビリテーションロボット10に適用される電源と連結線などは、公知の構成を択一して適用され、別の説明は省略することにする。
【0022】
体重支持部1は、垂直支持台50に連結される昇降フレーム5と、垂直支持台50の内部に昇降フレーム5と連結される昇降ブロック245などを含む昇降部11と、昇降フレム5に連結された連結フレーム6とこの連結フレーム6に設けられたサドル7などを含む着座部12で構成されている。
【0023】
歩行駆動部2の左側面、右側面、及び前方には外観カバー15が取り付けられて、歩行駆動2を覆うカバーの役割を果たし、体重支持部1は歩行駆動部2の前方に立設され、歩行駆動部2の裏側に訓練者を搬送するための訓練者搬送部3が設けられる。また、体重支持部1の昇降部11が設けられる垂直支持台50の上面の内部には報知灯20が設けられて、開放された周囲を介して異なる色の光を発散し、体重支持部1の垂直支持台50の前面には非常ボタン14aが設けられ、例えば報知灯20が緑色光を発散するときは歩行リハビリテーションロボットの正常作動と認知して、赤色光を発散する場合自動停止したり、保護者または訓練者の判断に基づいて誤作動と認知する場合、非常ボタン14aを押して、作動をすぐに停止するようにする。
【0024】
訓練者搬送部3は、歩行駆動部2の後端に設けられている傾斜部31と、歩行駆動部2の上に設けられている位置変更部32と、位置変更部32の移動をガイドするガイド部33で構成されている。
【0025】
傾斜部31は、訓練者が歩行駆動部2の上方の歩行訓練スペース200に移動するように、歩行駆動部2に設けられる。傾斜部31は底面と歩行駆動部2を連結する。訓練者は、傾斜部31を介して歩行駆動部2の上側に移動することで、歩行訓練スペース200に移動することができる。
【0026】
位置変更部32は、訓練者が歩行訓練スペース200に移動するための移動位置P1と、訓練者に対する歩行訓練を行うための訓練位置P2との間を移動可能に歩行駆動部2に設けられる。例えば、訓練者が歩行訓練スペース200に移動すべき場合、位置変更部32は移動位置P1に位置することができる。この場合、訓練者は車椅子に乗った状態または他の人に助けられた状態で、傾斜部31及び位置変更部32に沿って、歩行訓練スペース200に移動することができる。訓練者が歩行訓練スペース200に位置してサドル7に着座すると、位置変更部32は訓練位置P2に移動することができる。ここで、訓練者搬送部3は位置変更部32に形成される把持部201を含むことができる。
【0027】
把持部201は位置変更部32に孔あるいは溝の形態で形成されることができる。すなわち、把持部201は、位置変更部32から歩行駆動部2に向かう方向に引き込まれた形態で形成されることができる。この場合、位置変更部32は、訓練者を補助してくれる他の人が把持部201を把持した状態で移動することにより、移動することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、把持部201が突出するように形成されている場合と比較すると、訓練者が位置変更部32に移動する過程で訓練者の移動経路と把持部201が干渉されることを防止することができる。
【0028】
ガイド部33は位置変更部32の移動をガイドする。ガイド部33は歩行駆動部2に設けられることができる。ガイド部33は、位置変更部32が重力方向に対して垂直な移動方向へ移動するように、位置変更部32の移動をガイドすることができる。この場合、位置変更部32は、ガイド部33に沿って移動方向に移動することで、訓練位置P2で傾斜部31の上側に位置することができる。
【0029】
これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は下記のような作用効果を図ることができる。
【0030】
第一に、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、該移動方向に位置変更部32を移動させることができるように具現されることで、重力方向に移動させる場合と比較すると、位置変更部32の荷重により操作者の身体に無理を与えることを防止することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、歩行訓練の過程で、筋骨格系疾患などの病気及び操作者に対する事故を防止するのに寄与することができる。
【0031】
第二に、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、位置変更部32を移動させた状態で歩行訓練を行うことにより、歩行駆動部2と位置変更部32が衝突することを防止することができる。従って、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、十分な歩行範囲を確保することができるので、作業者に対する歩行訓練の効率を向上させることができる。
【0032】
位置変更部32は、平板部321と連結部322を含むことができる。
【0033】
平板部321はガイド部33に設けられる。平板部321は訓練者を支持する。平板部321は、ガイド部33に沿って移動して移動位置P1及び訓練位置P2の中でいずれか一つの位置に位置することができる。平板部321の一側には連結部322が設けられることができる。これにより、訓練者は平板部321が移動位置P1に位置すると、傾斜部31、連結部322及び平板部321を介して歩行訓練スペース200に移動することができる。平板部321には把持部201が形成されることができる。
【0034】
連結部322は平板部321及び傾斜部31を連結する。連結部322は平板部321にヒンジを用いて設けられることができる。この場合、平板部321が移動位置P2に移動する
に伴い、連結部322も一緒に移動することができる。連結部322は、平板部321から傾斜部31に向かうほど傾斜が減少されるように、平板部321に設けられることができる。この場合、連結部322は、傾斜部31の前方一端に連続的に位置されて、訓練者が傾斜部31を経て、連結部322を介して平板部321に位置することができる。
【0035】
平板部321が移動位置P1から訓練位置P2に移動する場合、平板部321に設けられた連結部322が傾斜部31と接触した状態で移動することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、該移動方向にスライド方式及び重力を用いて位置変更部32を移動させることができるように具現されることで、重力方向に移動させる場合と比較すると、位置変更部32の荷重によって操作者の身体に無理を与えることを防止することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、歩行訓練の過程で、筋骨格系疾患などの病気及び操作者に対する事故を防止するのに寄与することができる。
【0036】
ガイド部33は、位置変更部32の移動経路を提供するガイドレール241及び位置変更部32に設けられるローラ部242を含むことができる。
【0037】
ガイドレール241は外観カバー15に設けられる。ガイドレール241は位置変更部32の移動経路を提供する。例えば、平板部321はガイドレール241に沿って移動することにより、移動位置P1及び訓練位置P2の中でいずれか一つの位置に位置することができる。これにより、連結部322は、平板部321がガイドレール241に沿って移動することにより、傾斜部31と接触した状態で移動することができる。
【0038】
ローラ部242は、位置変更部32が移動するのに伴い、回転自在に位置変更部32に設けられる。例えば、ローラ部242は平板部321及び連結部322の移動方向に沿って回転することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、位置変更部32が移動する過程で、ローラ部242が回転して位置変更部32を移動させることができるように具現される。従って、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、位置変更部32を移動させるのに必要な力を減らすことにより、小さな力でも位置変更部32を移動させることができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、位置変更部32を移動させる過程で、操作者の身体に無理が加わることをより防止することができる。
【0039】
ガイド部33は、移動位置P1及び訓練位置P2の中で少なくとも一つの位置に位置するように形成される第2の固定部243と固定部材244を含むことができる。この場合、訓練者搬送部3は位置変更部32に設けられる第1の固定部203を含むことができる。
【0040】
第2の固定部243はガイドレール241に設けられる。第2の固定部243は、移動位置P1及び固定位置P2の中で少なくとも一つの位置に位置するように、ガイドレール241に設けられることができる。第2の固定部243は孔あるいは 溝の形態を有するように形成することができる。
【0041】
第1の固定部203は位置変更部32に設けられる。第1の固定部203は、位置変更部32が移動するのに伴い、移動位置P1及び固定位置P2のそれぞれにおいて、第2の固定部243と対応する位置に位置することができる。第1の固定部203は位置変更部32に孔の形態を有するように形成することができる。
【0042】
固定部材244は位置変更部32を固定させることができる。固定部材244は、位置変更部32が移動するのに伴い、移動位置P1の第2の固定部243及び第1の固定部203に挿入されることができる。この場合、固定部材244は位置変更部32を移動位置P1に固定させることができる。また、固定部材244は訓練位置P2の第2の固定部243及び第1の固定部203に挿入されることができる。この場合、固定部材244は位置変更部32を訓練位置P2に固定させることができる。
【0043】
これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、訓練者が位置変更部32の上に上がった状態で位置変更部32の位置が任意に変更されることを防止することができる。従って、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、訓練者がサドル7に着座する過程や、歩行訓練スペース200に移動する過程で倒れることを防止することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、歩行訓練の過程で、訓練者に対する事故が発生することを防止するのに寄与することができる。
【0044】
ここで、訓練者搬送部3はガイド部33に設けられるストッパー202を含むこともできる。
【0045】
ストッパー202は、位置変更部32が移動位置P1に位置するのに伴い、位置変更部32と接触し、位置変更部32の移動を停止させることができる。このため、ストッパー202は、移動位置P1に位置するように、外観カバー15に設けられることができる。ストッパー202は、衝撃を吸収し、ノイズを減らすことができるウレタンなどにて形成することができる。また、ストッパー202は、スプリングなどの弾性部材を用いて位置変更部32と衝突するのに伴って発生する衝撃を吸収することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、位置変更部32が移動位置P1に移動する過程で、ガイド部33に発生される衝撃及び騒音を減らすことができる。
【0046】
ガイド部33の後端には、位置変更部32の平板部321の後端とそれぞれ接触する検知センサー18が取り付けられている。このような検知センサー18は、位置変更部32の平板部321の後端が接触することを検知した時にのみ、歩行駆動部2を作動するようにすることで、位置変更部32の平板部321が歩行訓練スペース200に位置した状態で歩行駆動部2が作動して発生する可能性のある事故を防止することができる。訓練者搬送部の位置変更部32が歩行訓練スペース200を外して訓練位置P2に位置して歩行リハビリテーションロボットの作動が可能な状態であることを認知するように、ガイド部33の一部に取り付けられる検知センサー18などは、訓練者搬送部の検知装置に設けられる。
【0047】
歩行駆動部2は、訓練者の歩行訓練が可能なように、体重支持部1の後方の両側に所定の長さを有しながら並んで設けられる一対の体重支持リンク223及び踏板233と一緒に、体重支持リンク223及び踏板233が歩行軌跡に沿って駆動する動作を行うための第1駆動部21と第2駆動部22と第3駆動部23をそれぞれ含んで構成される。かかる歩行駆動部2の各体重支持リンク223の一方の体重支持リンクの先端の右側面及び他方の
体重支持リンクの先端の左側面に踏板233が互いに向き合ってそれぞれ装着され、各歩行駆動部2の構成及び具体的な駆動については、詳細に後述するようにする。
【0048】
駆動制御部は歩行駆動部2及び体重支持部1の内部に設けられ、歩行駆動部2の内部の駆動制御部は歩行駆動部2を駆動するためのドライブなどが含まれ、体重支持部1の内部の駆動制御部も同じ役割を果たしている。歩行駆動部2及び体重支持部1それぞれの駆動制御部は、歩行駆動部2の内に設けられた信号の入出力及び通信機器との通信を介して連動され、この連動制御及び駆動コマンドは上位概念の統合コントローラあるいは統合制御部を介して伝達される。
【0049】
昇降部11の昇降フレーム5は、体重支持部1の背面に連結され、体重支持部1の垂直支持台50の内部に設けられているリードスクリューと昇降ブロックなどにより、サドル7が設けられる連結フレーム6と一緒に上下に昇降するが、これに対する構成及び具体的な作動も詳細に後述する。
【0050】
着座部12の連結フレーム6は、下部にサドル7を設けた状態で、昇降フレーム5の一端に締結された体重検知部8の一端に連結され、連結フレーム6の一地点に歩行リハビリテーションロボット10の誤作動時、これをすぐに停止するようにする非常ボタン14bが設けられる。
【0051】
着座部12の一部を構成するサドル7は、訓練者が座った状態で体重を支えながら左右に回転自在に設けられ、かかるサドル7は、左右に一定範囲内で回転を許容することにより、過度に回転して訓練者に負担を与えるなどのことがないようにすることが望ましい。すなわち、サドル7が固定されている場合に比べて、骨盤部の動きをより自然にして歩行訓練を行うことができる。連結フレーム6には、前方の上部に訓練者の胸を支持することができる胸あて140が胸あて調節リンク130に挿設し、連結フレーム6の両側にはハンドル150が設けられる。
【0052】
体重検知部8は、連結フレーム6と連結されている昇降フレーム5の内に力センサあるいはロードセル(load cell)で取り付けられることができる。すなわち、連結フレーム6側の昇降フレーム5の先端の一部に体重検知部8を取り付け、体重検知部8の一方が連結フレーム6と連結されることにより、サドル7などを介して伝達される訓練者の体重と力を連結フレーム6を介して体重検知部8に伝達されるようにする。体重検知部8が外部に露出しないように体重検知部8の近くの昇降フレーム5の一端にカバー19を設けることができる。
【0053】
ハンドルフレーム9は外観カバー15に設けられる。ハンドルフレーム9は傾斜部31が有する傾斜と同じ傾斜を有するように設けられることができる。訓練者は、ハンドルフレーム9を把持した状態で、傾斜部31及び移動位置P1に位置した位置変更部32に沿って移動して歩行訓練スペース200に移動することができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、訓練者がハンドルフレーム9を把持した状態で、歩行訓練スペース200に移動できるように具現されることで、訓練者が倒れることを防止することができる。従って、本発明に係る歩行リハビリテーションロボット10は、歩行訓練の過程で、訓練者に対する事故が発生することを防止するのにより寄与することができる。
【0054】
図5は本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの一方の歩行駆動部の一部の斜視図であり、
図6は本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの一方の歩行駆動部の一部の右側面図であり、
図7は本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの一方の歩行駆動部の一部の左側面図を示したものである。
【0055】
図5乃至
図7に示すように、本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットの歩行駆動部2は、前記のように一対の体重支持リンク223と踏板233と第1駆動部21と第2駆動部22と第3駆動部23で構成される。図面では、歩行リハビリテーションロボット10の右側歩行駆動部2のみを示したが、左側歩行駆動部
2も同一の構成からなっている。
【0056】
体重支持リンク223は、歩行駆動部2の第1駆動部21の一部の構成の第1駆動テーブル213の上面に設けられる第2駆動部22の一部の構成で、先端部の側面に踏板233を設けている。
【0057】
歩行駆動部2の第1駆動部21は、歩行駆動部フレーム24に設けられる第1モータ211、第1モータ211の出力端に設けられたプーリーあるいは減速機のようなものを含む第1減速装置212、第1減速装置212の出力端に取り付けられた第1駆動プーリ215、第1駆動プーリ215と一定の距離を離して歩行駆動部フレーム24に取り付けられる第1従動プーリ216、歩行駆動部フレーム24の前後方向に駆動が可能で踏板233を含む体重支持リンク223が設けられる第1駆動テーブル213、第1駆動テーブル213の前後方向への駆動を動作させるために、第1駆動テーブル213の一端部と第1駆動プーリ215、及び第1駆動テーブル213の他端部と第1従動プーリ216とを同時に連結した第1直線駆動用ベルト214を含んで構成される。ここで、第1駆動プーリ215は第1減速装置212の出力端と同一の軸を共有して回転が同期する。
【0058】
したがって、このような第1駆動部21の第1モータ211の駆動が第1減速装置212と、第1駆動プーリ215と、第1直線駆動用ベルト214などを経て、第1駆動テーブル213に伝達することにより、体重支持リンク223は踏板233と一緒に前後方向に直線運動をするようになる。
【0059】
歩行駆動部2の第2駆動部22は、第1駆動テーブル213に設けられ、第1駆動テーブル213の前後方向への駆動と連動して駆動される第2モータ221、第2モータ221の出力端に設けられる第2減速装置222、第2減速装置222の出力端に一端が連結され、踏板233が体重支持リンク223の他端に位置するように第3駆動部23が内部に設けられた体重支持リンク223を含んで構成され、第1駆動部21の前後方向への駆動と独立して体重支持リンク223の回転運動を可能にしたものである。第2減速装置222が連結された第2モータ221の反対側には、歩行駆動部2に電力を供給する各種のケーブルを入れて保護しながら一緒に駆動するケーブルベア324を設けている。
【0060】
したがって、このような第2駆動部22の第2モータ221の駆動が第2減速装置222を介して体重支持リンク223を経て、体重支持リンク223は踏板233と一緒に前方が上がったり下がったりする回転運動をする。
【0061】
歩行駆動部2の
第3駆動部23は、体重支持リンク223の内の中間に設けられた第3モータ231と、第3モータ231と連結されて出力端が踏板233の側面と連結された直交型第3減速機232と、踏板233を含んで構成される。第3減速機232に踏板233の側面が連結され、踏板233が体重支持リンク223との相対回転運動が可能なようになっている。
【0062】
したがって、このような第3駆動部23の第3モータ231の駆動が第3減速機
232を介して踏板233に伝達されることにより、踏板233は前述したように回転運動をする。
【0063】
かかる歩行駆動部2の第1駆動部21と
第2駆動
部22により歩行駆動部2は、一側の先端を中心にして歩行駆動部2の一方の踏板233が上部へ移動しながら少し後退すると、反対側の踏板233は下部へ移動しながら少し前進し、逆に一方の踏板233が下部へ移動しながら少し前進すると、反対側の踏板233は上部へ移動しながら少し後退する形態のように歩行軌跡運動を連続的に経ることになる。この時、第3駆動部23によって踏板233は歩行するときに、かかとが先に地面に届いて、続いて前足部が地面に届く動作を自然に行うことができるように回転運動をする。
【0064】
歩行駆動部2は、モータと減速機などが駆動をすると、事故の危険性があり、美観上によくないので、これをシールベルト40に覆うことになる。すなわち、第1駆動テーブル213上の前方と後方にそれぞれ設けられたシールベルト用ローラー41を用いてシールベルト40を連結し、シールベルト40が歩行駆動部2の前方の上面と第1駆動テーブル213の下面及び歩行駆動部2の後方の上面に続きながら覆うように設ける。
【0065】
図8は、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの踏板の斜視図であり、
図9は本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの踏板の分解斜視図を示したものである。
【0066】
図8及び
図9に示すように、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの踏板233は、長方形の板状に上板54と中間板55と下板56で構成され、上面に患者の足を固定するための固定バンド5
2が設けられた上板54の下面の長手方向の両側に鋼ブロック57を突出して設け、中間板55の上面の鋼ブロック57と対応する位置に電磁石58を陥没部58aに取り付け、鋼ブロック57の磁力によって付着されることにより上板54と中間板55が連結されるようにする。電磁石58は、一定の厚さを有するため、中間板55を貫通して下方向に突出している。また、中間板55の四つの角には、ロードセル59と接触するための接触部60がナット60a及びウレタンワッシャ66に締結されて設けられている(
図10参照)。
【0067】
下板56は、上面の電磁石58と対応する位置に、陥没部58aと一緒に電磁石58が挿入される貫通孔Hがそれぞれ並んで形成され、四つの角に接触部60と接触する一種の力センサのロードセル59が設けられている。ロードセル59は、下板56の上面から少し突出するように設けられ、中間板55と下板56を互いに重ね結合したときに、少し間隔を置いて結合する。各貫通孔Hとの間の下面には、前述した歩行リハビリテーションロボット10の体重支持リンク223の第3減速機232の出力端に締結するための締結部513が存在する。
【0068】
このように構成された本発明の歩行リハビリテーションロボット10に設けられる踏板233によると、患者の強直あるいは歩行リハビリテーションロボットの異常動作のような非常事態の際に、患者の足を固定している踏板233に一定レベル以上の力が加えられる場合、ロードセル59が接触部60を介してこれを検知するとともに、中間板55の上面に取り付けられた電磁石58に電流を供給して、電磁石58の磁力が喪失されることにより、上板54が電磁石58によって付いた中間板55から分離される動作が制御部の制御により行われることになる。したがって、電磁石58にては電流が印加されていない場合、磁力を発生し上板54と中間板55が互いに結合されてようにする電磁石を使用することになる。また、上板54が、中間板55から分離された異常な状況を認知するように、上板54付きか否かを検知する接触センサのような踏板の組み立て状態検知センサー51(
図11参照)を踏板233にさらに設けることもできる。
【0069】
図10は
図9の踏板を組み立てた踏板アセンブリの側面図であり、
図11は
図10の縦断面図を示すものである。
【0070】
図10及び
図11に示すように、
図9の踏板を組み立てた踏板アセンブリは長方形の板状の上板54と中間板55と下板56を並んで重ね結合して構成し、中間板55と下板56が一定の間隔をおいて下板56の上面に踏板検知部65をそれぞれ設けて導出させた状態で、下部をナット60aとウレタンワッシャ60bと一緒にボルト64にて下板56に固定設置し、突出された踏板検知部65の上部と中間板55の間に座金の形態の弾性材66をナット60aとそれぞれ挿入して固定する。すなわち、踏板検知部65の上部に中間板55の下面を接触させ、上面をボルト64に圧着させるときに、圧着面の中間板55の上面とボルト64の下面との間に座金の形態の弾性材66を挿入して締結したものである。そして、踏板の組み立て状態検知センサー51は、踏板233の中間の内部に設けられ、踏板検知部65と連結される下板56の四つの角の内部にロードセル59が設けられ、上板54の下面の鋼ブロック57に中間板55の上面の電磁石58が付着されたのは、前記の通りである。
【0071】
このように、各踏板検知部65の上部に弾性材66が挿入された状態で、中間板55の上に上板54を重ねておき、上板54の下面の4カ所に弾性材66をそれぞれ収容しながら固定することにより、踏板223を完成するようになる。したがって、上板54と中間板55の間に踏板検知部65を内部に含む多数の弾性材66がそれぞれの間に置いて互いに重なって連結されることにより、上板54と下板56が互いに分離しないようなものである。
【0072】
各弾性材66にては、一般的に天然または合成ゴムや弾性のある樹脂系の材料を使用することができ、樹脂系の材料では、代表的にウレタンがあるが、そのほかに、前述したように弾性のある樹脂系の材料はすべて使用することができる。
【0073】
このように、本発明の歩行リハビリテーションロボット10の踏板233では、中間板55とロードセル59との間に弾性材66が挿入されるので、上板54を足で押すときに発生する力が中間板55を介してロードセル59に正常によく伝達される。すなわち、中間板55からロードセル59に力が伝達されるとき、中間板55と踏板検知部65がしっかりと締結された状態では、鉛直方向の力だけでなく、モーメントも一緒に伝達されてノイズとして作用するが、本発明のように弾性材66が挿入された形態の締結では、弾性材66の剛性が中間板55と踏板検知部65の剛性に比べて無視できるほど小さいので、発生するモーメントを弾性材の変形しながら吸収して踏板検知部65に力だけ伝達することになる。また、弾性材66が中間板55と下板56が互いに分離されることも防止する。
【0074】
したがって、踏板233の中間板55と下板56を間隔を置いて重ね固定した状態でも、弾性材66によって踏板検知部65の移動や変形が全くないので、上板54に作用する力が中間板55に伝達され、中間板55がそりに伴って踏板検知部65に加わるモーメントが伝達されず、踏板を押す力の正確な検知と測定が行われるようになる。
【0075】
かかる弾性材66が適用された踏板233を、本発明の歩行リハビリテーションロボットに適用して使用することで説明したが、該歩行リハビリテーションロボットのほか、力を基盤とする外骨格ロボットと歩行分析ロボットなどの踏板にもいくらでも適用して使用することができる。
【0076】
図12は本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部の一部の側面図であり、
図13は
図12の昇降部の内部を示す斜視図を示したものである。
【0077】
図12及び
図13に示すように、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットは着座部12のサドル7を体重支持部1の垂直支持台50に支持するために、サドル7と垂直支持台50との間には昇降部11の昇降フレーム5が介在され、サドル7が下部に設けられた連結フレーム6を介して連結することができる。詳細に説明すれば、昇降フレーム5の一側部は体重支持部1の垂直支持台50に支持され、他側部は体重支持部1の外側に突出して歩行駆動部2の側に位置する。そして、歩行駆動部2の側に位置した昇降フレーム5の他側部にサドル7が設けられた連結フレーム6が連結される。
【0078】
連結フレーム6と連結される昇降フレーム5の内には、力センサあるいはロードセル(load cell)で備わる前記のような体重検知部8が設けられることができる。すなわち、連結フレーム6の側の昇降フレーム5の先端の一部に体重検知部8を設け、カバーで覆い、体重検知部8の一方が連結フレーム6と連結されることにより、サドル7などを介して伝達されるリハビリ患者の体重と力を連結フレーム6を介して体重検知部8に伝達されるようにする。
【0079】
リハビリ患者の身体的特性に応じてサドル7の高さを調節できるように、昇降部11の昇降フレーム5は昇降するように設けられる。昇降フレーム5の昇降のために、リードスクリュー246と昇降ブロック245が設けられる。リードスクリュー246は、体重支持部1の垂直支持台50と平行して上下方向に向けながら、体重支持部1の垂直支持台50の内で回転できるように設けられ、昇降ブロック245はリードスクリュー246を包みながらリードスクリュー246と係合する。この際、昇降ブロック245の一側面は昇降フレーム5側と結合される。そして、リードスクリュー246がモータなどのような駆動部(図示せず)によって正逆回転すると、昇降ブロック245はリードスクリュー246に沿って昇降し、これにより昇降フレーム5が昇降する。それでは、昇降フレーム5に連結フレーム6を介して連結されて設けられたサドル7が昇降するものである。
【0080】
このようにサドル7が連結フレーム6と一緒に昇降フレーム5に沿って昇降することができるので、体重検知部8は、サドル7を介して連結フレーム6から伝達された荷重(力)を検知して統合制御部(図示せず)に送信し、統合制御部は、サドル7に加えられた荷重とリハビリ患者の体重などを比較してリハビリ患者の特性に適合するようにサドル7の高さが位置されたかを比較してから、リハビリ患者の特性に応じてサドル7の高さを適切に決定する。その後、昇降フレーム5を前述した方法で適切に昇降させる。
【0081】
本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部1の垂直支持台50内には、昇降フレーム5が安定して昇降できるように支持するLMガイド
(登録商標)であるガイド250が両側にそれぞれ設けられ、かか
るガイド250によってサドル7に作用する荷重から伝達される回転モーメントを相殺するようにすることで、体重検知部8には、リハビリ患者の体重などによって発生する力が鉛直下方にのみリードスクリュー246に伝達されるようなものである。
【0082】
連結フレーム6には、リハビリ患者の胸を支えて支持する胸あて140が設けられることができる。したがって、リハビリ患者がサドル7に着座した状態で、胸を胸あて140の一面に接触支持することができれば、さらに安定して歩行動作を訓練することができる。胸あて140が連結フレーム6に連結されて設けられるので、リハビリ患者が胸あて140を介して胸を支持するときに発生する荷重(力)も連結フレーム6を介して体重検知部8に伝達することができるようになっている。
【0083】
胸あて140の両側の連結フレーム6には、リハビリ患者の脇の部分を支えて支持したり、手でつかむことができる一対のハンドル150
が連結されて設けられることができる。リハビリ患者がサドル7に着座した状態で、脇をハンドル150に支えたり、手でハンドル150をつかむことができれば、さらに安定して歩行動作を訓練することができる。ハンドル150が連結フレーム6に連結されて設けられるので、リハビリ患者がハンドル150を介して脇を支えたり、手でつかむときに発生する荷重(力)も連結フレーム6を介して体重検知部8に伝達することができるようになっている。
【0084】
このようにサドル7にリハビリ患者が着座して載る体重は、連結フレーム6を介して体重検知部8にそのまま伝達されるが、胸あて140にリハビリ患者の胸を支持したり、ハンドル150にリハビリ患者の脇を支えたり、ハンドル150を掴んだときの分散される荷重も連結フレーム6を介して体重検知部8に伝達されるので、サドル7に着座したリハビリ患者の全体的な負荷を正確に測定することができるようになる。
【0085】
そして、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットは体重検知部8がサドル7と離隔して昇降フレーム5の内部に位置するので、昇降フレーム5の内部に設けられた体重検知部8だけをカバー19を開いて修理または交換する作業が容易である。
【0086】
本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部1は別々に設けられ、移動しながら使用することができる。このような場合には、体重支持部1が底などに接触支持されることができる。
【0087】
本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットは、リハビリ患者をサドル7に着座させた状態で歩行訓練の状態に調整することができるので、大変に便利である。
【0088】
また、リハビリ患者を上側に牽引するための部品らが不要なので、上側方向の設置スペースが減少される。
【0089】
また、リハビリ患者からサドル7に作用する荷重を正確に測定した後、リハビリ患者の特性に応じてサドル7の高さを調節できるので、リハビリ患者の特性に応じたカスタマイズ化された訓練を行うことができる。
【0090】
そして、体重検知部8が昇降フレーム5の内部に設けられるので、メンテナンスが容易で、サドル7と、サドル7の周囲の部品の体積が減少される。
【0091】
一方、前記のような検知部の位置を変更した歩行リハビリテーションロボットによってリハビリ患者の体重などの荷重を正確に検知して測定すると、このように測定されたデータを分析して、リハビリ患者の下肢に伝達される力を分析し、これをリハビリに適用し、リハビリプログラム制御にも利用することになる。
【0092】
図14及び
図15は、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部で胸あてが連結フレームから離隔する距離が調節されることを説明するための概略的な断面図であり、
図16は本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部で胸あてが回転することを説明するための概略的な断面図を示すものである。
【0093】
図14及び
図15を参照すると、胸あて調節リンク130は連結フレーム6に一側が移動及び回転自在に結合される。胸あて調節リンク130の他側には胸あて140が結合される。胸あて140は、サドル7が位置した下側と反対する上側が胸あて調節リンク130に結合される。胸あて調節リンク130は、連結フレーム6を貫通して、一側にはナットあるいはボルトの頭が位置し、他側には胸あて140が位置することができる。胸あて調節リンク130はボルトで形成されることができるが、これに限定せず、連結フレーム6と胸あて140を連結し、連結フレーム6からの移動及び回転自在な形態であれば、他の形態で形成されることもできる。胸あて調節リンク130は、サドル7と平行するように重力方向に対して垂直方向に連結フレーム7に結合することができる。
【0094】
胸あて140は、胸あて調節リンク130が移動及び回転するのに伴い、一緒に移動及び回転することができる。例えば、胸あて調節リンク130が連結フレーム6からサドル7が位置する方向へ移動すると、胸あて140は連結フレーム6から離れる方向へ移動する。この場合、サドル7と胸あて140の距離が近くなるので、子供や女性など体格が小さい歩行訓練者が歩行訓練を行うのに適した位置になることができる。例えば、胸あて調節リンク130が連結フレーム6からサドル7が位置する方向と反対方向に移動すると、胸あて140は連結フレーム6に近づく方向に移動する。この場合、サドル7と胸あて140の距離が遠くなるので、男性のように体格が大きい歩行訓練者が歩行訓練を行うのに適した位置になることができる。
【0095】
図15及び
図16を参照すると、胸あて140は歩行訓練者の上半身を支持する。このため、胸あて140は連結フレーム6の全体的な「L」字型の「I」の部分に結合される。胸あて140は胸あて調節リンク130を介して連結フレーム6に結合することができる。胸あて140は歩行訓練者の上半身を支持することにより、サドル7が支持する歩行訓練者の体重を分散させる。例えば、胸あて140は、歩行訓練者がサドル7に座った状態で上半身を連結フレーム6が位置する方向に傾ける場合、歩行訓練者の胸部あるいは腹を支持することにより、サドル7が支持する重量を分散させることができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部1は、歩行訓練者の骨盤部にのみ重量が集中した場合、歩行訓練者の下半身がしびれたり麻痺されるなど、長時間歩行訓練が行われないことを防止することができる。従って、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部1は、歩行訓練者の歩行訓練時間を増加させることにより、歩行可能な状態での回復期間を短縮させることができる。
【0096】
胸あて140は高さが調節される。胸あて140は、胸あて調節リンク130が第1の方向R1(
図16に示す)に回転するのに伴って一緒に回転することにより、歩行訓練者の上半身を支持する高さが高くなることができる。例えば、上半身支持部140は、第1の方向に回転する前の第1の位置に位置すれる場合、高さが低くなる。この場合、サドル7と胸あて140の距離が近くなるので、子供や女性のように背が低くて上半身の高さが低い歩行訓練者が歩行訓練を行うのに適した位置になることができる。例えば、胸あて140は、第1の方向に回転した後の第2の位置に位置する場合、高さが高くなる。この場合、サドル7と胸あて140の距離が遠くなるので、男性のように背が高くて上半身の高さが高い歩行訓練者が歩行訓練を行うのに適した位置になることができる。これにより、本発明に係る歩行リハビリテーションロボットの体重支持部1は、上半身支持部140が歩行訓練者の体格あるいは背に合うように位置を調整するように具現されることで、歩行訓練の間に不便さなしで自由に歩行訓練を行うことができる。
【0097】
以上のように本発明に係る着座型歩行リハビリテーションロボットに対して例示した図面を参照して説明したが、本明細書に開示された実施形態と図面によって本発明が限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で当業者によって多様な変形が行われることは勿論である。