特許第6790751号(P6790751)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6790751
(24)【登録日】2020年11月9日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/387 20060101AFI20201116BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20201116BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20201116BHJP
   B41J 29/00 20060101ALI20201116BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20201116BHJP
【FI】
   H04N1/387
   G03G21/00 500
   G03G21/00 390
   B41J29/42 F
   B41J29/00 Z
   B41J29/38 201
【請求項の数】30
【全頁数】25
(21)【出願番号】特願2016-224310(P2016-224310)
(22)【出願日】2016年11月17日
(65)【公開番号】特開2018-82349(P2018-82349A)
(43)【公開日】2018年5月24日
【審査請求日】2019年8月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001270
【氏名又は名称】コニカミノルタ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091926
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 幸喜
(72)【発明者】
【氏名】中村 允宣
【審査官】 橘 高志
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−191489(JP,A)
【文献】 特開2016−104544(JP,A)
【文献】 特開2005−208890(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/387
B41J 29/00
B41J 29/38
B41J 29/42
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、画像形成部の調整内容に応じてマスク処理を行うかの判定を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記制御部は、画像形成部の調整内容がユーザコンテンツを含むチャートを使用する調整の場合に、マスク処理を行う対象とすることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
【請求項3】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、読取画像にマスク処理を行った後、前記読取画像に関する異常の判定を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記画像形成部で形成された画像以外に別画像がある場合、転写媒体上における別画像の位置を判定し、マスク処理の際に別画像の位置に基づいて別画像が形成された領域をマスクすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
読取りが行われる前記転写媒体に前記画像形成部によって調整画像が形成されており、
前記制御部は、前記読取画像に前記調整画像以外の別画像が検出された場合、前記別画像の位置を判定し、マスク処理の際に判定結果に基づいて別画像が形成された領域をマスクすることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
前記別画像が追い刷り印刷における先行画像であることを特徴とする請求項またはに記載の画像形成装置。
【請求項7】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、画像形成部を調整する調整種類がユーザコンテンツを含むチャートを使用し、異常ありの判定によりジョブが停止している場合、転写媒体に内部パターンを印字し、内部パターンを印字した転写媒体の読取画像を調整用に取得し、
前記制御部は、異常の種別に応じて、画像保存を行うか判定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記読取画像に基づいて前記画像形成部の調整を行う調整機能を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記調整のために、前記画像形成部により転写媒体に調整画像を形成することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記読取画像に基づいて画像の異常を判定することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記制御部は、前記読取画像に基づいて異常の判定を行った場合、前記マスク処理を行うことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項12】
前記制御部は、前記異常の判定に際し、読取画像について転写媒体上の画像位置を特定し、マスク処理に際し前記画像位置に基づいてマスク位置を設定することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項13】
前記制御部は、前記読取画像に基づいて転写媒体上に画像の異常がある場合、前記画像の異常の位置を検出し、前記マスク処理に際し、画像の異常の位置をマスク処理の対象外にすることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項14】
前記制御部は、マスク処理に際し、マスク領域に画像形成条件を埋め込むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項15】
表示部を有し、
前記制御部は、マスク処理を行った場合、前記表示部にマスク済みの画像または/およびマスク対象となった画像を表示することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項16】
前記制御部は、異常ありの判定を行った場合、ジョブの出力を停止することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項17】
前記制御部は、画像形成部を調整する調整種類がユーザコンテンツを含むチャートを使用し、異常ありの判定によりジョブが停止している場合、転写媒体に内部パターンを印字し、内部パターンを印字した転写媒体の読取画像を調整用に取得することを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項18】
画像保存部を有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項19】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像形成部の調整を行う調整機能の実施に際し、調整の種別に応じて、画像保存を行うか判定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項20】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
ユーザコンテンツを含む画像保存を許可または禁止の設定をする画像保存設定部を有し、
前記制御部は、ユーザコンテンツを含む画像保存が禁止の場合は画像保存部への画像保存を行わないことを特徴とする画像形成装置。
【請求項21】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、
操作部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記操作部を介して保存許可の操作がされた場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項22】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存する際に、機械情報ログを併せて保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項23】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像保存部への画像の保存に際し、画像を圧縮して保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項24】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、画像の保存に際し、画像保存部における保存容量が十分か確認し、容量が十分にあると判断した場合に画像保存部に画像を保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項25】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、画像の保存に際し、画像保存部における保存容量が十分でない場合、画像のデータ量を削減して画像保存部に画像を保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項26】
前記制御部は、前記画像形成部の調整を行う調整機能の実施を行う場合、画像形成調整の調整種別に応じて画像のデータ量を削減することを特徴とする請求項25記載の画像形成装置。
【請求項27】
転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、異常ありと判定した読取画像に削除禁止フラグを設定し、前記画像保存部はジョブ停止後に、読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする画像形成装置。
【請求項28】
前記制御部は、高セキュリティモード時には読取画像を前記画像保存部に保存しないことを特徴とする請求項19〜27のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項29】
前記制御部は、高セキュリティモード時に、セキュリティのレベルに応じて読取画像を前記画像保存部に保存するかを決定することを特徴とする請求項19〜28のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項30】
前記制御部は、前記画像保存部への画像の保存に際し、画像を暗号化して保存することを特徴とする請求項19〜29のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、転写媒体に形成した画像を読み取った読取画像を受けて異常の判定を行うことができる画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
画像データに基づいて画像形成部で画像を形成する、複写機、ファクシミリ、プリンター、複合機などの画像形成装置では、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、ジョブに含まれる画像データに基づいて転写媒体に画像が出力される。画像形成部では、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に特性が変化することがあるため、各種の調整動作などにより品質維持を図っている。具体的には、画像形成装置が稼働する所定時間毎や所定印刷枚数毎などによって、調整画像となるパッチなどを用紙に形成し、このパッチをインラインのカラー濃度センサ等で検出して画像が適正に形成されているかを判定する。
また、印刷された画像を読み取り、画像形成に用いた画像データとの比較により画像が適正に印刷されているかを判定するものもある。判定の結果、画像品質などにずれなどが生じている場合は、フィードバックにより印刷濃度等を補正して画像形成の調整を行っている。
上記のように、ユーザは操作パネルなどから調整の指示をするだけで、画像形成した用紙をインラインセンサなどで読み取り、読取画像を解析して画像形成部の各種調整を自動で行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−229957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、市場で読取画像を取得する際に、画像異常や調整不可となる異常が発生した場合、解析のために読取画像の採取が必要となる。しかし、ユーザコンテンツの所有者とオペレータとが異なる場合は、一般に、セキュリティ上の問題で、ユーザコンテンツが含まれている画像を採取して保存することができない。例えば、ユーザコンテンツに内部パターンを合成した画像を使用する調整(以下、リアルタイム調整と呼ぶ)の場合は読取画像にユーザコンテンツが含まれるため、そのままの状態では画像採取をすることができず、異常の解析を行えないという問題がある。
特許文献1では、所定範囲の機密部分をマスク処理することができる画像形成装置等が提案されている。特許文献1では、秘匿性のある情報を含む範囲をマスク処理するものとしており、必要性がない場合にもマスク処理可否を判定することが必要になる。
【0005】
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、読取画像にユーザコンテンツを含む場合に、状況に応じてマスク処理を行うかを決定することができる画像形成装置を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、画像形成部の調整内容に応じてマスク処理を行うかの判定を行うことを特徴とする
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態の発明ににおいて、
前記制御部は、画像形成部の調整内容がユーザコンテンツを含むチャートを使用する調整の場合に、マスク処理を行う対象とすることを特徴とする
他の形態の画像形成装置の発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、読取画像にマスク処理を行った後、前記読取画像に関する異常の判定を行うことを特徴とする
他の形態の画像形成装置の発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記画像形成部で形成された画像以外に別画像がある場合、転写媒体上における別画像の位置を判定し、マスク処理の際に別画像の位置に基づいて別画像が形成された領域をマスクすることを特徴とする
他の形態の画像形成装置の発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
読取りが行われる前記転写媒体に前記画像形成部によって調整画像が形成されており、
前記制御部は、前記読取画像に前記調整画像以外の別画像が検出された場合、前記別画像の位置を判定し、マスク処理の際に判定結果に基づいて別画像が形成された領域をマスクすることを特徴とする
他の形態の画像形成装置の発明は、他の形態の発明において、前記別画像が追い刷り印刷における先行画像であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、画像形成部を調整する調整種類がユーザコンテンツを含むチャートを使用し、異常ありの判定によりジョブが停止している場合、転写媒体に内部パターンを印字し、内部パターンを印字した転写媒体の読取画像を調整用に取得し、
前記制御部は、異常の種別に応じて、画像保存を行うか判定することを特徴とする。
【0007】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記読取画像に基づいて前記画像形成部の調整を行う調整機能を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記調整のために、前記画像形成部により転写媒体に調整画像を形成することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記読取画像に基づいて画像の異常を判定することを特徴とする。
【0012】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記読取画像に基づいて異常の判定を行った場合、前記マスク処理を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記異常の判定に際し、読取画像について転写媒体上の画像位置を特定し、マスク処理に際し前記画像位置に基づいてマスク位置を設定することを特徴とする。
【0018】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記読取画像に基づいて転写媒体上に画像の異常がある場合、前記画像の異常の位置を検出し、前記マスク処理に際し、画像の異常の位置をマスク処理の対象外にすることを特徴とする。
【0019】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、マスク処理に際し、マスク領域に画像形成条件を埋め込むことを特徴とする。
【0020】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、表示部を有し、
前記制御部は、マスク処理を行った場合、前記表示部にマスク済みの画像または/およびマスク対象となった画像を表示することを特徴とする。
【0021】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、異常ありの判定を行った場合、ジョブの出力を停止することを特徴とする。
【0022】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、画像形成部を調整する調整種類がユーザコンテンツを含むチャートを使用し、異常ありの判定によりジョブが停止している場合、転写媒体に内部パターンを印字し、内部パターンを印字した転写媒体の読取画像を調整用に取得することを特徴とする。
【0023】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、画像保存部を有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする。
【0025】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像形成部の調整を行う調整機能の実施に際し、調整の種別に応じて、画像保存を行うか判定することを特徴とする。
【0026】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
ユーザコンテンツを含む画像保存を許可または禁止の設定をする画像保存設定部を有し、
前記制御部は、ユーザコンテンツを含む画像保存が禁止の場合は画像保存部への画像保存を行わないことを特徴とする。
【0029】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、
操作部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記操作部を介して保存許可の操作がされた場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする。
【0030】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存する際に、機械情報ログを併せて保存することを特徴とする。
【0032】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、前記画像保存部への画像の保存に際し、画像を圧縮して保存することを特徴とする。
【0033】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、画像の保存に際し、画像保存部における保存容量が十分か確認し、容量が十分にあると判断した場合に画像保存部に画像を保存することを特徴とする。
【0034】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、画像の保存に際し、画像保存部における保存容量が十分でない場合、画像のデータ量を削減して画像保存部に画像を保存することを特徴とする。
【0035】
本発明の他の形態の画像形成装置は、前記他の形態において、前記制御部は、前記画像形成部の調整を行う調整機能の実施を行う場合、画像形成調整の調整種別に応じて画像のデータ量を削減することを特徴とする。
【0036】
本発明の他の形態の画像形成装置は、転写媒体に画像を形成する画像形成部と、
転写媒体に形成された画像を読み取った読取画像を取得する制御部と、
画像保存部と、を有し、
前記制御部は、読取画像に関する異常を判定する機能と、読取画像にユーザコンテンツを含む場合、読取画像にマスク処理をする機能とを有し、
前記制御部は、前記読取画像に関し異常があると判定した場合、前記画像保存部に読取画像または/およびマスク処理した画像を保存し、
前記制御部は、異常ありと判定した読取画像に削除禁止フラグを設定し、前記画像保存部はジョブ停止後に、読取画像または/およびマスク処理した画像を保存することを特徴とする。
【発明の効果】
【0041】
本発明によれば、転写媒体に形成されている画像を読み取った読取画像にユーザコンテンツが含まれている場合に、状況に応じてマスク処理を行うかを決定することができ、必要な状況でマスク処理を行うことができ、読取画像を採取してもセキュリティ上の問題が生じるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
図1】本発明の一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図である。
図2】同じく、制御ブロックを示す図である。
図3】同じく、実施形態1における、画像形成から画像読取、マスク処理に至る手順を示すフローチャートである。
図4】同じく、マスク処理における手順を示すフローチャートである。
図5】同じく、画像ログ保存の手順を示すフローチャートである。
図6】同じく、リアルタイム調整に用いられる用紙の印刷例を示す図である。
図7】同じく、読取画像におけるマスク処理例を示す図である。
図8】同じく、追い刷り印刷に際しマスク領域の追加を説明する図である。
図9】同じく、画像形成不良箇所のマスク除外例を示す図である。
図10】本発明の実施形態2における画像形成、画像読取、マスク処理に至る手順を示すフローチャートである。
図11】同じく、マスク処理における手順を示すフローチャートである。
図12】同じく、画像ログ保存の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0043】
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置1について、機械的な概略を図1に基づいて説明する。
画像形成装置1は、画像形成装置本体10と、これに接続された読取装置20とを有している。なお、本発明としては、画像形成装置本体10によって画像形成装置が構成され、画像形成装置本体10と読取装置とによって画像形成システムが構成されるものであってもよい。画像形成システムでは、さらに他の外部装置などが接続されるものであってもよい。
【0044】
画像形成装置本体10の上部側で、プラテンガラスが位置しない箇所に、操作表示部210が設置されている。操作表示部210は、LCDとタッチパネルで構成されており、ユーザによる操作および情報の表示が可能になっている。この実施形態では操作表示部210は、操作部と表示部の機能を兼用している。なお、入力部をマウスやタブレットなどで構成し、LCDなどの表示部とは別体で構成することも可能である。また、操作表示部210は、ユーザコンテンツを含む画像保存を許可または禁止の設定をする画像保存設定部として用いることができる。画像保存設定部は、外部から画像形成装置に対し指示をする構成からなるものであってもよい。
【0045】
画像形成装置本体10の下部側には、用紙を収納して給紙する給紙トレイ203が配置されている。給紙トレイ203は、多段で構成してもよい。この実施形態では、用紙は本発明の転写媒体に相当する。なお、転写媒体は、用紙に限られるものではなく、画像を印刷して搬送できるもので布などでもよく、その材質は問わない。また、転写媒体は、シート形状の他、連続媒体であってもよい。また、画像形成装置本体10に給紙装置が接続されたものであってもよい。
【0046】
画像形成装置本体10内には、給紙トレイ203から給紙される用紙を搬送する搬送経路215が設けられており、画像形成装置本体10内の搬送経路215の途中に、画像形成部204が設けられている。
画像形成部204では、各色用の感光体205と中間の転写ベルト206、二次転写ローラ207を有しており、感光体205の周囲には、各色用に、図示しない、帯電器、LD、現像器が配置されている。
二次転写ローラ207の下流側の搬送経路215には定着器208が配置されている。定着器208は、定着ローラや定着ベルトなどにより構成され、定着時には、加圧側と加熱側とでニップを形成して用紙を通過させる。
【0047】
定着器208の下流側で、搬送経路215が伸長して読取装置20の通紙経路220に接続されている。また、画像形成装置本体10内では、定着器208の下流側で、搬送経路215から反転経路215Aが分岐して反転部211を構成しており、反転経路215Aは、画像形成部204の上流側で搬送経路215に合流している。
【0048】
また、画像形成装置本体10には、制御部200が備えられている。制御部200は、CPUやCPU上で動作する制御プログラム、ROM、RAM、不揮発メモリなどによって構成されている。制御部200は、画像形成装置全体を制御するものであり、さらに、読取画像を取得して画像形成部の調整や異常の判定を行うことができ、読取画像にユーザコンテンツを含む場合に読取画像にマスク処理を行うことができる。なお、制御プログラムは、移動可能な記憶部に格納して流通するものであってもよい。
記憶装置216は、各種データなどを記憶するものであり、不揮発メモリやHDDなどにより構成することができる。また、記憶装置216を揮発メモリなどで構成するようにしてもよい。
【0049】
読取装置20では、通紙経路220上面の用紙を読み取るラインセンサ221を有している。ラインセンサ221にはCCDやCMOSを用いることができ、本発明としては、特定のものに限定されない。また、センサはライン上に検知が行われることが必須とされるものではなく、対象となる用紙位置や画像位置を検知できるものであればよい。ラインセンサ221は、本発明における画像読取部に相当する。ラインセンサ221の読取画像は、制御部200に送信される。
【0050】
なお、この実施形態では、画像読取部が画像形成装置に含まれるものとして説明したが、画像形成装置外に画像読取部を有し、全体で画像形成システムを構成するものであってもよい。その場合、画像形成装置と画像読取部を備える装置をインラインで接続することができるが、オフラインとするものであってもよい。オフラインの装置では、ケーブルやネットワークによって読取画像を画像形成装置で取得できるようにしてもよく、また、移動可能な記憶部によって読取画像のデータを画像形成装置で取得するようにしてもよい。
【0051】
画像形成部204では、帯電器により画像書込み前に感光体205の表面を一様に帯電し、画像書き込み部により表面が一様に帯電された感光体205にレーザ照射などをして感光体205に静電潜像を形成する。現像器は、感光体205に形成された静電潜像をトナーによって現像する。この現像処理によって、感光体205にトナー画像が形成される。感光体205のトナー画像は、転写ベルト206に転写され、二次転写ローラ207によって、給紙トレイ203から搬送されてきた用紙にトナー画像が転写される。トナー画像が転写された用紙は、搬送経路215に沿って搬送されて定着器208に至る。
感光体205や中間転写ベルト207に残留したトナーは、図示しないクリーニング部によって除去される。
【0052】
定着器208は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を出力画像として定着する。この定着により、用紙への画像の印刷が完了する。
定着処理が施された用紙は、搬送経路215によってそのまま読取装置20に排出するか、反転搬送経路215Aを通して反転部211で用紙の表裏が反転された後、画像形成部204の上流側の搬送経路215に返流される。表裏反転された用紙は、画像形成部204によって裏面への画像印刷を行うことができる。
【0053】
次に、制御部およびその周辺の機能ブロックを図2に基づいて説明する。
状態管理部101は、画像形成装置1の全体を制御し、また画像形成装置1全体の状態把握を行う。状態管理部101には、図示しない、プログラムなどを格納するROM、作業エリアとなるRAM、データを不揮発に記憶するフラッシュメモリ、不揮発メモリなどを有している。不揮発メモリは、画像形成システムの動作パラメータや、読み取られた画像品質を判定する際の閾値、画像形成部を調整する際の画像形成調整条件、調整画像、内部パターンなどが読み出し可能に格納されている。これらは操作表示部210を介して編集可能としてもよい。
【0054】
状態管理部101には操作表示部210が制御可能に接続されている。操作表示部210を介して各種の設定や情報の表示を行うことができ、ユーザコンテンツを含む画像保存を許可または禁止の設定をする画像保存設定部として操作入力を行うことができる。さらには、操作表示部210にマスク済みの画像やマスク対象となった画像を表示することができる。
【0055】
状態管理部101には、画像形成部204が制御可能に接続されている。状態管理部101では、記憶装置から画像データを読み出し、画像形成部204を制御することにより、用紙に画像を形成し、必要に応じて画像位置調整などを行うことができる。
【0056】
状態管理部101には、画像調整部104が接続されており、ラインセンサ221で読み取り、後述する解析部107で解析した結果に基づいて画像形成部の調整を行うことができる。
画像調整部104の入力側には、読取部105が接続されている。読取部105は、ラインセンサ221の動作を制御し、ラインセンサ221で読み取られた検知結果を受信する。
【0057】
画像調整部104の出力側には、解析部107が接続されている。解析部107では、ラインセンサ221で読み取られた読取画像に基づいて画像形成部の調整内容の解析や異常の有無を判定する。また、解析部107では、用紙上の所定の画像位置を特定する。これらの結果は、状態管理部101に送信される。
【0058】
状態管理部101では、これらの情報に基づいて読取画像にマスク処理をするかを決定する。なお、マスク処理は、該当領域の情報が読み取れない状態になっていればよく、画像の付加(黒塗りなど)によって読み取りができないものや該当領域を削除したものが挙げられる。また、マスクを別のレイヤに作成し、レイヤを重ねることで読取できない状態にしてもよい。なお、マスク処理では、マスク済みの画像とマスク前の画像とをそれぞれ保持できるようにしてもよい。
【0059】
状態管理部101には、ログ保存部108が制御可能に接続されており、ログ保存部108に記憶装置216が接続されている。ログ保存部108では、状態管理部101の指令を受けて、所定のデータを保存するかを判定し、保存する場合に記憶装置216に所定のデータを格納する。
【0060】
図2の機能ブロックでは、画像形成部204、表示部210、ラインセンサライン221を除いて制御部200に含まれている。
【0061】
(実施形態1)
次に、本実施形態の画像形成装置で画像形成と画像の読取による手順の一形態を図3のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部の制御によって実行される。また以降のフローチャートの手順は、後記する表1〜6に示される設定内容に従って動作する。
【0062】
・S1010:用紙印字
手順の開始に伴って、状態管理部101は、印刷ジョブ設定に基づき、画像形成部204に用紙への画像形成を指示する。調整モードがリアルタイム調整の場合は、ユーザコンテンツと調整パターン(断裁トンボの外のトンボ・パッチ;調整画像に相当)を印字し(図6参照)、それ以外の調整の場合は、対応する調整パターン(調整画像に相当)を印字する。状態管理部101は、画像調整部104に画像形成部の調整モードを指示する。次に、ステップS1020に移行する。
【0063】
・S1020:用紙読取
ステップS1020では、画像調整部104は、読取部105にステップS1010で画像形成した用紙の読み取りを指示する。読取部105は、搬送された用紙をラインセンサ221で読み取り、メモリに読取画像を格納する。画像調整部104は、メモリに読取画像の格納を完了すると、画像調整部104に読取完了を通知する。次に、ステップS1030に移行する。
【0064】
・S1030:画像解析
ステップS1030では、画像調整部104は、読取画像のメモリアドレスと調整モードを解析部107に通知して解析を指示する。解析部107は、読取画像上の用紙位置の探索と、調整モード(表2に例示)に基づいて読取画像のトンボやパッチ等の調整パターンを探索する。次に、ステップS1040に移行する。
【0065】
・S1040:異常有り?
ステップS1040では、解析部107は、読取画像に関し異常があるかどうか判定する。解析部107は、調整パターンに異常がある場合や画像に異常がある場合(キズや汚れなど)、画像調整部104に異常有りを通知する。解析部107は、異常なしの場合は調整値を算出し、画像調整部104に通知する。画像調整部104では、調整値に基づいて画像形成部204の調整を行う。調整パターンに異常がある場合としては、調整パターンの読み取りができない場合や、読取結果においては調整範囲を超えるなどして画像形成部の調整ができない場合などがある。ステップS1040で異常なしの場合(ステップS1040、No)は、処理を終了した後、手順を終了する。異常がある場合(ステップS1040、Yes)は、ステップS1050に移行する。
【0066】
・S1050:画像保護設定
ステップS1050では、画像調整部104は、異常有りと判定された読取画像を画像保護設定=保護ありに設定し(表3に例示)、読取画像がメモリから削除されないように設定する。これは後続紙の読取画像で上書きしないためである。次に、ステップS1060に移行する。
【0067】
・S1060:ジョブ停止?
ステップS1060では、画像調整部104は、状態管理部101に調整失敗や画像の異常と、読取画像のメモリアドレスと、を通知する。状態管理部101は、ジョブ停止処理を開始し、画像形成部204に画像形成の中止を指示し、全ての用紙が機外に排出されるまで待機する。状態管理部101は、ジョブ停止した後、ログ保存部108に読取画像のメモリアドレスと調整モードを通知し、読取画像保存と機械状態ログ保存を指示する。
なお、本発明としては、異常有りの際に、ジョブ停止することなくジョブを継続したり、再プリントをしたりしてもよい。
次に、ステップS1070に移行する。
【0068】
・S1070:RT調整?
ステップS1070では、ログ保存部108は、調整モードがリアルタイム調整であるか判定する。リアルタイム調整でなければ(ステップS1070、No)、ステップS1090に移行し、リアルタイム調整であれば(ステップS1070、Yes)、ステップS1080に移行する。
【0069】
・S1080:画像マスク
ステップS1080では、ログ保存部108は、調整モード=リアルタイム調整の場合に、読取画像にマスク処理を実施する。マスク処理の詳細はステップS2010以降で説明する。本実施形態では画像調整モード(リアルタイム調整:断裁する外側に調整パターンを印字)に応じてマスク処理するかを判定する。リアルタイム調整以外の調整の場合は、ユーザコンテンツを含むチャートを使用せず、内部パターンを使用するので、加工しないでスキャン画像を保存することができる。
次いで、ステップS1090に移行する。
【0070】
・S1090:画像ログ保存
ステップS1090では、ログ保存部108は、読取画像と機械状態ログの取得を行う。処理の詳細はS3010以降で説明する。
なお、読取画像・機械状態ログの保存は、異常発生時に自動保存しても、パネルからのユーザ指示で採取してもよい。
この実施形態では画像形成装置の調整モードを判別し、ユーザコンテンツ画像に調整パターンを付加する調整では、マスク加工してスキャン画像を保存し、それ以外の調整の場合は、マスク加工せずにスキャン画像を保存する。
次に、ステップS1100に移行する。
【0071】
・S1100:画像保護解除
ステップS1100では、ログ保存部108は、読取画像保存と機械状態ログ保存が完了した後、読取画像を画像保護設定=保護解除に設定し(表3)、メモリから削除し、手順を終了する。
【0072】
次に、マスク処理の手順を図4のマスクフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部の制御によって実行される。
【0073】
・S2010:ジョブ設定取得
処理開始に伴って、ステップS2010では、ログ保存部108は、状態管理部101より、読取画像に対応した用紙のジョブ設定を取得する。ジョブ設定には、用紙サイズ、後処理設定、調整モード等を含む。次に、ステップS2020に移行する。
【0074】
・S2020:解析結果取得
ステップS2020では、ログ保存部108は、解析部107より読取画像の解析結果を取得する。解析結果には、画像上の用紙位置、調整パターンの位置、画像形成の不良位置と大きさ等を含む。次に、ステップS2030に移行する。
【0075】
・S2030:マスク領域設定
ステップS2030では、ログ保存部108は、ジョブ設定の調整モードと解析結果の用紙位置に基づき、マスク対象とする領域を設定する。次に、ステップS2040に移行する。
【0076】
・S2040:追い刷り?
ステップS2040では、ログ保存部108は、解析結果の調整パターン位置に基づき、調整パターンと別画像が重複するか、すなわち追い刷りかを判定する。
調整パターンと別画像が重複しない、すなわち追い刷りの場合(ステップS2040、Yes)、ステップS2080に移行し、調整パターンと別画像が重複する場合(ステップS2040、No)、ステップS2050に移行する。
【0077】
・S2050:画像形成不良?
ステップS2050では、ログ保存部108は、解析結果の画像形成不良位置に基づき、画像形成不良があるか判定する。画像形成不良の場合(ステップS2050、Yes)、ステップS2090(マスク除外)に移行し、画像形成不良でない場合(ステップS2050、No)、ステップS2060(マスク処理)に移行する。
【0078】
・S2060:マスク処理
ステップS2060では、ログ保存部108は、マスク領域テーブル(表4例示)とマスク除外領域テーブル(表5例示)に基づき、読取画像のマスク領域を黒塗り処理する(図7参照)。次に、ステップS2070に移行する。
【0079】
・S2070:ジョブ設定埋め込み
ステップS2070では、ログ保存部108は、マスクした領域にジョブ設定を埋め込む(図7参照)。なお、埋め込みに際しては、文字を直接埋め込んでもバーコードを埋め込んでもよい。ステップS2070の処理後、手順を終了する。
【0080】
・S2080:追い刷りマスク設定
ステップS2080では、ログ保存部108は、ユーザコンテンツ外の領域に調整パターン以外の画像が存在するか判定し、追い刷り画像と判定した場合(図8参照)、マスク対象としてマスク領域テーブルに追加する(表4例示)。その後、上記したステップS2050に移行する。
【0081】
・S2090:不良箇所マスク除外
ステップS2090では、ログ保存部108は、画像形成不良有りと判定された場合、不良位置と大きさから該当領域をマスク対象から除外する(図9参照)。マスク除外領域と不良種別をマスク除外領域テーブルに追加する(表5)。その後、上記したステップS2060に移行する。
【0082】
次に、画像ログ保存の手順を図5のフローチャートに基づいて説明する。以下の手順は制御部の制御によって実行される。
【0083】
・S3010:高セキュリティ?
手順開始に伴って、ログ保存部108は、状態管理部101より、高セキュリティモード設定(表1)を取得し、高セキュリティモード=ONであるか判定する。高セキュリティモードONの場合(ステップS3010、Yes)は、読取画像を保存せずに手順を終了する。高セキュリティモードOFFの場合(ステップS3010、No)、ステップS3020に移行する。なお、この実施形態では、高セキュリティモードがONかOFFかによって処理を変えているが、セキュリティの程度(高低、高中低など)に応じて処理内容を変えるようにしてもよい。
【0084】
・S3020:RT調整?
ステップS3020では、ログ保存部108は、読取画像がリアルタイム調整の画像であるか判定する。リアルタイム調整である場合(ステップS3020、Yes)、ステップS3110に移行し、リアルタイム調整でない場合(ステップS3020、No)、ステップS3030移行する。
【0085】
・S3030:画像表示
ステップS3030では、ログ保存部108は、状態管理部101に読取画像のメモリアドレスを通知し、操作表示部210に読取画像と保存許可釦・保存禁止釦を表示し、ユーザにいずれかの釦を選択するように促す。なお、ユーザにマスク領域を選択させるようにしてもよい。次に、ステップS3040に移行する。
【0086】
・S3040:保存許可?
ステップS3040では、ログ保存部108は、ユーザが選択した釦が保存許可釦かどうか判定する。保存禁止釦が選択された場合(ステップS3040、保存許可;No)、読取画像を保存しないでステップS3090に移行する。保存許可釦が選択された場合(ステップS3040、保存許可;Yes)、ステップS3050に移行する。
【0087】
・S3050:保存方法設定
ステップS3050では、ログ保存部108は、調整モードに応じた読取画像の保存方法を設定する。画像保存設定テーブル(表2)に示すように、調整モード毎に通常保存と縮小保存の設定がされており、調整モードに対応した通常保存設定を読取画像保存設定として設定する。保存先となる記憶装置216の種類によって解像度や圧縮方式を変更してもよい。(例:サーバとの通信帯域によって変更する)。次に、ステップS3060に移行する。
【0088】
・S3060:空きあり?
ステップS3060では、ログ保存部108は、通常保存設定で読取画像を保存した場合の必要容量を計算する。記憶装置216の空き容量が必要容量を上回っているか判定する。記憶装置216の空き容量が必要容量を上回っている場合(ステップS3060、Yes)、ステップS3070に移行し、記憶装置216の空き容量が必要容量を上回っていない場合(ステップS3060、No)、ステップS3120に移行する。
【0089】
・S3070:画像データ削減
ステップS3070では、ログ保存部108は、読取画像保存設定に基づき、読取画像を解像度変換・圧縮する。次いで、ステップS3080に移行する。なお、空き容量が必要容量を上回っている場合、画像データ量の削減を行わないものとしたり、空きありで保存後に空く容量で圧縮の程度を変更したりするようにしてもよい。
【0090】
・S3080:画像保存
ステップS3080では、ログ保存部108は、圧縮した読取画像を暗号化した上で記憶装置216に保存する。暗号方法は特に限定されるものではなく、適宜の方法で行うことができる。保存先となる記憶装置216は、USBメモリ等のリムーバブルデバイスでも、ネットワーク上のサーバでもよい。また、機械ログより読取画像の暗号強度を上げてもよい。また、暗号化処理を行わないようにすることも可能である。次に、ステップS3090に移行する。
【0091】
・S3090:機械ログ保存
ステップS3090では、ログ保存部108は、状態管理部101より機械状態情報を取得し、機械状態ログとして暗号化して記憶装置216に保存する。その後、手順を終了する。
【0092】
・S3110:保存許可?
ステップS3310では、ログ保存部108は、読取画像がリアルタイム調整の画像である場合、状態管理101よりリアルタイム調整画像保存設定(表1)を取得し、保存設定=許可であるか判定する。保存設定=禁止の場合(ステップS3110、No)は、読取画像を保存しないで機械ログを保存するステップS3090に移行する。保存設定=許可である場合(ステップS3110、Yes)、ステップS3030に移行する。
【0093】
・S3120 :画像保存方法再設定
ステップS3120では、ログ保存部108は、記憶装置216の空き容量が必要容量を下回る場合、画像保存設定テーブル(表2)の縮小保存設定を読取画像保存設定として再設定する。なお、解像度を変更する例を示したが、画像の圧縮率を変えることで容量を削減してもよい。また、画像形成不良箇所は高解像度で保存し、それ以外は低解像度で保存してもよい。次にステップS3130に移行する。
【0094】
・S3130:空きあり?
ステップS3130では、ログ保存部108は、縮小保存設定で読取画像を保存した場合の必要容量を計算する。記憶装置216の空き容量が必要容量を上回っているか判定する。空き容量が有りでなく(ステップS3130、No)、必要量を下回る場合、読取画像を保存しないで機械ログを保存するステップS3090に移行する。空き容量がある場合(ステップS3130、Yes)、ステップS3070に移行する。
【0095】
次に、リアルタイム調整を行う用紙の例を図6に示す。
用紙Pには、ユーザコンテンツの画像UGと調整用のパッチAPと、調整用の十字トンボATと、断裁代を示す断裁トンボCTが形成されている。十字トンボATは、断裁トンボCTで示される断裁代に形成されている。この用紙Pをラインセンサ221によって読み取ると、ユーザコンテンツUGを含む画像が読取画像として得られる。なお、リアルタイム調整でなくても、用紙全体の画像を読み取る場合は同様の読取画像が得られる。
【0096】
図7は、マスク済みの読取画像RIを示すものである。読取画像RIには、調整用のパッチAPが読み取られたパッチ画像RAP、十字トンボATが読み取られた十字トンボ画像RAT、断裁トンボCTが読み取られた断裁トンボ画像RCTが含まれているが、ユーザコンテンツの画像UGは表示されず、その領域にマスクMKが表示されている。マスク処理は、読取画像RIに基づいて調整や異常の判定を行った後に行ってもよく、これら処理の前にマスク処理を行ってもよい。また、この実施形態では、マスクMKには、画像形成条件が埋め込まれている。画像形成条件として、ジョブID、用紙ID、トレイ番号、用紙サイズ、調整モード:リアルタイムと、これら情報を含むバーコードが埋め込まれている。なお、本発明としては、画像形成条件をマスク領域に埋め込むかは任意に設定することができる。
【0097】
図8は、追い刷り印刷をした用紙を読み取った読取画像RCIを示すものである。
読取画像RCIには、パッチ画像RAP、十字トンボ画像RAT、断裁トンボ画像RCTが含まれており、ユーザコンテンツとなる領域にマスクMKが配置されている。ユーザコンテンツ外の領域に、調整画像以外の画像が存在する場合、マスク領域とする。図8では、画像PIは、ユーザコンテンツ外の領域に、調整画像以外の別画像として存在するもので、マスクの対象とする。追い刷り印刷の場合は、別画像は先行画像である。
【0098】
図9は、ユーザコンテンツをマスクしたマスクMK2の領域に画像の異常があった場合の読取画像RI2を示すものである。読取画像RI2には、パッチ画像RAP、十字トンボATが読み取られた十字トンボRAT、断裁トンボRCTが含まれている。マスクMK2の領域には、左側中央に位置するキズと、右側下方に位置する濃度むらが存在しており、画像の異常を確認するため、その領域をマスク除外領域に設定しており、最小限の範囲で画像の異常の分析を行うことが可能になる。
【0099】
(実施形態2)
次に、他の実施形態の画像形成、画像読取の手順を図10のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部の制御によって実行される。また以降のフローチャートの手順は、後記する表1〜6に示される設定内容に従って動作する。
【0100】
・S1010:用紙印字
当該ステップは、前記実施形態と同じ内容であり、その説明を省略する。
【0101】
・S1020:用紙読取
ステップS1020では、画像調整部104は、読取部105にステップS1010で画像形成した用紙の読み取りを指示する。読取部105は、搬送された用紙をラインセンサ221で読み取り、メモリに読取画像を格納する。画像調整部104は、メモリに読取画像の格納を完了すると、画像調整部104に読取完了を通知する。次に、ステップS1022に移行する。
【0102】
・S1022:RT調整?
ステップS1022では、ログ保存部108は、読取画像がリアルタイム調整の画像であるか判定する。リアルタイム調整である場合(ステップS1022、Yes)、ステップS1025に移行し、リアルタイム調整でない場合(ステップS1022、No)、ステップS1030に移行する。
【0103】
・S1025:マスク処理
ステップS1025では、ログ保存部108は、マスク領域テーブル(表4)とマスク除外領域テーブル(表5)に基づき、読取画像のマスク領域を黒塗り処理する(図7)。マスク処理の内容は後述する。次に、ステップS1030に移行する。
【0104】
・S1030:画像解析
・S1040:異常有り?
・S1050:画像保護設定
・S1060:ジョブ停止?
上記ステップは、前記実施形態と同内容であり、その説明を省略する。
【0105】
・S1070:RT調整?
ステップS1070では、ログ保存部108は、調整モードがリアルタイム調整であるか判定する。リアルタイム調整でなければ(ステップS1070、No)、ステップS1090に移行し、リアルタイム調整であれば(ステップS1070、Yes)、ステップS1075に移行する。
【0106】
・S1075:代替チャート出力
ステップS1075では、ログ保存部108は、調整モードがリアルタイム調整の場合、ユーザコンテンツを含まない内部パターンのみを印字した代替チャート出力を状態管理部101に指示する。状態管理部101は、代替チャートを用紙に画像形成するように画像形成部204に指示し、代替チャートを印刷した用紙の読取を読取部105に指示する。これによりジョブ停止後に画像形成部の調整を行うことができる。次に、ステップS1090に移行する。
【0107】
・S1090:画像ログ保存
・S1100:画像保護解除
上記ステップは、前記実施形態と同内容であり、その説明を省略する。
【0108】
次に、画像マスクの手順を図11のマスクフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部の制御によって実行される。
【0109】
・S4010:ジョブ設定取得
手順の開始に伴ってステップS4010では、読取部105は、状態管理部101より、読取画像に対応した用紙のジョブ設定を取得する。ジョブ設定には、用紙サイズ、後処理設定、調整モード等を含む。次に、ステップS4020に移行する。
【0110】
・S4020:マスク領域設定
ステップS4020では、読取部105は、ジョブ設定の調整モードに基づき、チャート設計上のユーザコンテンツ位置を算出し、マスク対象とする領域を設定する。次に、ステップS4030に移行する。
【0111】
・S4030:マスク処理
ステップS4030では、読取部105は、マスク領域テーブル(表4)に基づき、読取画像のマスク領域を黒塗り処理する(図7)。次に、ステップs4040に移行する。
【0112】
・S4040:ジョブ設定埋め込み
ステップS4040では、読取部105は、マスクした領域にジョブ設定を埋め込み(図7)、その後、手順を終了する。
【0113】
次に、画像ログ保存の手順を図12の画像フローチャートに基づいて説明する。なお、以下の手順は制御部の制御によって実行される。
【0114】
・S3010:高セキュリティ?
手順開始に伴って、ログ保存部108は、状態管理部101より、高セキュリティモード設定(表1)を取得し、高セキュリティモード=ONであるか判定する。高セキュリティモードONの場合(ステップS3010、Yes)は、読取画像を保存せずに手順を終了する。高セキュリティモードOFFの場合(ステップS3010、No)、ステップS3025に移行する。なお、この実施形態では、高セキュリティモードがONかOFFかによって処理を変えているが、セキュリティの程度に応じて処理内容を変えるようにしてもよい。次に、ステップS3025に移行する。
【0115】
・S3025:保存対象?
ステップS3025では、ログ保存部108は、保存対象エラー設定テーブル(表6)を参照し、保存対象となるエラーが発生した読取画像であるか判定する。保存対象でない場合(ステップs3025、No)、機械ログを保存するステップS3090に移行し、保存対象である場合(ステップs3025、Yes)、ステップS3050に移行する。
【0116】
・S3050:保存方法設定
ステップS3050では、ログ保存部108は、調整モードに応じた読取画像の保存方法を設定する。画像保存設定テーブル(表2)に示すように、調整モード毎に通常保存と縮小保存の設定がされており、調整モードに対応した通常保存設定を読取画像保存設定として設定する。保存先となる記憶装置216の種類によって解像度や圧縮方式を変更してもよい。(例:サーバとの通信帯域によって変更する)。次に、ステップS3060に移行する。
【0117】
・S3060:空きあり?
・S3070:画像データ削減
・S3080:画像保存
・S3090:機械ログ保存
・S3120:画像保存方法再設定
・S3130:空きあり?
上記ステップは、前記実施形態と同内容であり、その説明を省略する。
【0118】
【表1】
【0119】
【表2】
【0120】
【表3】
【0121】
【表4】
【0122】
【表5】
【0123】
【表6】
【0124】
なお、上記各実施形態では、画像形成装置において読取画像を取得して、異常の判定やマスク処理を行うものとしたが、画像形成装置を管理する管理装置において読取画像を取得し、読取画像について異常の判定やマスク処理を行ってもよい。その場合、管理装置に含まれる管理装置制御部は、本発明の制御部として機能するものとなる。
【0125】
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態における適宜の変更が可能である。
【符号の説明】
【0126】
1 画像形成装置
10 画像形成装置本体
20 読取装置
101 状態管理部
104 画像調整部
105 読取部
107 解析部
108 ログ保存部
200 制御部
203 給紙トレイ
204 画像形成部
210 操作表示部
216 記憶装置
221 ラインセンサ
UG ユーザコンテンツの画像
AT 十字トンボ
CT 断裁トンボ
RI 読取画像
RAP パッチ画像
RAT 十字トンボ画像
RCT 断裁トンボ画像
RCI 読取画像
MK マスク
PI 画像
MK2 マスク
RI2 読取画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12