技術分野
所定のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
特許文献2の方法では、良好な低燃費性を確保しながら、ゴム破壊強度、耐摩耗性を改善することができる。また、本発明者らが検討したところ、耐熱性や耐オゾン性についての改善も見られた。
ここで、特許文献2の方法で使用されるジエン系水素添加重合体(以下においては、水添共重合体ともいう)は、通常、タイヤ材料として用いられる汎用ゴム(天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴムなど)と比較して加硫速度が遅いため、汎用ゴムと併用すると、加硫の際に汎用ゴムが優先的に加硫されてしまい、水添共重合体によるゴム破壊強度や耐摩耗性の改善効果が得られなくなる。よって、水添共重合体を使用する場合、単独で使用することが一般的である。しかしながら、本発明者らの検討の結果、ゴム成分として水添共重合体のみを使用した配合は、一般的な配合と比較して、引裂き特性が悪く、耐クラック性が劣ることが判明した。
また、本発明者らの更なる検討の結果、水添共重合体と汎用ゴムとを併用すると、相構造が形成され、ゴムに加わった力が均一に拡散しなくなることで、引裂き特性を改善できることが判明した。しかしながら、この場合、前記のとおり、水添共重合体と汎用ゴムの加硫速度の違いにより、水添共重合体によるゴム破壊強度や耐摩耗性の改善効果が得られなくなる。更に、水添共重合体による耐熱性や耐オゾン性の改善効果も損なわれる傾向がある。
このように、従来の方法では、低燃費性、ゴム破壊強度、耐摩耗性、引裂き特性、耐熱性、耐オゾン性をバランス良く改善することが困難である。
本発明は、課題を解決し、低燃費性、ゴム破壊強度、耐摩耗性、引裂き特性、耐熱性、耐オゾン性がバランス良く改善された空気入りタイヤを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤであって、前記ゴム組成物が、第一の重合体及び第二の重合体を含み、前記第一の重合体が、芳香族ビニル化合物に基づく構成単位及び共役ジエン化合物に基づく構成単位を有し、共役ジエン部の水素添加率が75モル%以上の水添共重合体であり、前記第二の重合体が、二重結合を有するジエン部の含有量が20質量%以下、重量平均分子量が20万〜200万の重合体である空気入り・・・ 続きを
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【発明の効果】
本発明によれば、特定の水添共重合体(第一の重合体)と、特定の重合体(第二の重合体)とを含むゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤであるので、低燃費性、ゴム破壊強度、耐摩耗性、引裂き特性、耐熱性、耐オゾン性がバランス良く改善された空気入りタイヤを提供できる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
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