特許第6811535号(P6811535)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6811535
(24)【登録日】2020年12月17日
(45)【発行日】2021年1月13日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 7/02 20060101AFI20201228BHJP
【FI】
   A63F7/02 334
   A63F7/02 304D
【請求項の数】2
【全頁数】80
(21)【出願番号】特願2016-25578(P2016-25578)
(22)【出願日】2016年2月15日
(65)【公開番号】特開2017-143859(P2017-143859A)
(43)【公開日】2017年8月24日
【審査請求日】2019年1月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100107951
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 勉
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】小倉 敏男
【審査官】 阿部 知
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−176619(JP,A)
【文献】 特開2014−128522(JP,A)
【文献】 特開2010−142513(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技を行なうことが可能な遊技機であって、
各々が単独で動作可能であり、動作可能範囲の少なくとも一部が重なる複数の可動体である第1可動体および第2可動体と、
前記複数の可動体それぞれの動作を駆動手段を用いて制御する可動体制御手段と、を備え、
前記可動体制御手段は、
前記第1可動体について異常が検知された場合、所定の復帰条件が成立するまで、少なくとも一部の動作範囲が該第1可動体と重なる前記第2可動体および該第1可動体の動作を制限し、
前記駆動手段の駆動を制御して、前記第1可動体または前記第2可動体のうち少なくとも一方の可動体を原点位置から該原点位置とは異なる第1位置へ移動させる第1移動処理と、該移動させた可動体を前記第1位置から前記原点位置へ移動させる第2移動処理と、該第2移動処理を実行した後に該移動させた可動体が前記原点位置に位置しない場合に、当該第2移動処理よりも前記駆動手段の駆動量を増大させて、該移動させた可動体を前記原点位置へ移動させる第3移動処理と、を実行可能であり、
移動させた前記第1可動体または前記第2可動体の動作が制限される場合に、該第1可動体または該第2可動体の動作以外の演出を実行可能であり、
前記第1可動体は、第1状態から第2状態を経て第3状態へ変化可能であり、
前記第1状態は、前記第1可動体が原点位置に配置されているときの状態であり、前記第3状態は、前記第1可動体が進出位置に配置されているときの状態であり、前記第2状態は、前記第1可動体が原点位置と進出位置の間に配置されているときの状態であり、
前記可動体制御手段は、
前記複数の可動体のうちの前記第1可動体の前記第1状態から前記第3状態への変化の動作中に、前記第1可動体が前記第1状態から前記第2状態に変化した後であって前記第1可動体が前記第2状態から前記第3状態に変化する前に、前記複数の可動体のうちの前記第2可動体の進出位置方向への動作を開始可能であり、
前記第2可動体が前記第1可動体と干渉しない非干渉状態にあることを検出した場合に前記第1可動体の動作を開始可能であり、
前記第1可動体が前記第3状態でかつ前記第2可動体が前記進出位置に配置されたときに、前記第1可動体と前記第2可動体とが相互に近接し、前記第1可動体と前記第2可動体との組み合わせにより一の演出用構造体として認識可能となる
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記可動体制御手段は、
前記遊技機が起動されたときに、前記複数の可動体のうちの少なくとも一部の可動体の動作を確認するための動作確認処理と、該可動体の慣らし動作を行うための慣らし動作処理とを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞して実行条件(始動条件)が成立すると、複数種類の識別情報(以下、表示図柄)を可変表示装置にて可変表示し、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めたパチンコ遊技機がある。こうしたパチンコ遊技機では、可変表示ゲームにおける表示図柄の可変表示が完全に停止した際の停止図柄態様が特定表示態様となったときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)となる。例えば、大当り遊技状態となったパチンコ遊技機は、大入賞口又はアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状態とし、遊技球の入賞を極めて容易にして所定の遊技価値を遊技者に与える遊技状態を一定時間継続的に提供する。
【0003】
このような遊技機として、可動体を用いた遊技を実行可能に構成されたものがある。可動体を用いて遊技を行う遊技機では、当該可動体の原点位置を検出する初期動作が一般的に行われる。例えば、特許文献1には、初期動作において原点位置が検出できなかった場合に、原点位置に戻すリトライ処理を行い、リトライ処理においても原点位置が検出できなかった場合に当該可動体を用いた演出を実行しない遊技機が開示されている。また、特許文献2には、動作可能範囲が重なる複数の可動体が干渉する状態にあるか否かを、演出を実行する度に判定し、干渉する状態にある場合には全ての可動体の動作を禁止する遊技機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2014−28170号公報
【特許文献2】特開2010−259458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の遊技機のように、原点位置が検出できなかった可動体を用いた演出を実行しないようにしても、他の可動体を動作させた場合に相互に干渉するおそれがある。また、特許文献2に記載の遊技機のように、可動体を用いた演出を実行する度に複数の可動体が干渉する状態にあるか否かを判定すると、処理負担が増加してしまう。
【0006】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、少なくとも一の可動体に不具合が生じた場合に複数の可動体の相互干渉を抑制するとともに処理負担を軽減することのできる遊技機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技を行なうことが可能な遊技機であって、
各々が単独で動作可能であり、動作可能範囲の少なくとも一部が重なる複数の可動体である第1可動体および第2可動体と、
前記複数の可動体それぞれの動作を駆動手段を用いて制御する可動体制御手段(例えば可動体動作処理を実行するCPU120Aなど)と、を備え、
前記可動体制御手段は、
前記第1可動体について異常が検知された場合、所定の復帰条件が成立するまで、少なくとも一部の動作範囲が該第1可動体と重なる前記第2可動体および該第1可動体の動作を制限し(例えばステップS621にて演出制限フラグがオン状態であると判定した場合、初期位置に位置しない可動体と干渉しうる可動体については動作を制限し、干渉しない可動体については動作させるなど)、
前記駆動手段の駆動を制御して、前記第1可動体または前記第2可動体のうち少なくとも一方の可動体を原点位置から該原点位置とは異なる第1位置へ移動させる第1移動処理と、該移動させた可動体を前記第1位置から前記原点位置へ移動させる第2移動処理と、該第2移動処理を実行した後に該移動させた可動体が前記原点位置に位置しない場合に、当該第2移動処理よりも前記駆動手段の駆動量を増大させて、該移動させた可動体を前記原点位置へ移動させる第3移動処理と、を実行可能であり、
移動させた前記第1可動体または前記第2可動体の動作が制限される場合に、該第1可動体または該第2可動体の動作以外の演出を実行可能であり、
前記第1可動体は、第1状態から第2状態を経て第3状態へ変化可能であり、
前記第1状態は、前記第1可動体が原点位置に配置されているときの状態であり、前記第3状態は、前記第1可動体が進出位置に配置されているときの状態であり、前記第2状態は、前記第1可動体が原点位置と進出位置の間に配置されているときの状態であり、
前記可動体制御手段は、
前記複数の可動体のうちの前記第1可動体の前記第1状態から前記第3状態への変化の動作中に、前記第1可動体が前記第1状態から前記第2状態に変化した後であって前記第1可動体が前記第2状態から前記第3状態に変化する前に、前記複数の可動体のうちの前記第2可動体の進出位置方向への動作を開始可能であり、
前記第2可動体が前記第1可動体と干渉しない非干渉状態にあることを検出した場合に前記第1可動体の動作を開始可能であり、
前記第1可動体が前記第3状態でかつ前記第2可動体が前記進出位置に配置されたときに、前記第1可動体と前記第2可動体とが相互に近接し、前記第1可動体と前記第2可動体との組み合わせにより一の演出用構造体として認識可能となる
ことを特徴とする。
【0008】
このような構成によれば、少なくとも一の可動体に不具合が生じた場合に複数の可動体の相互干渉を抑制することができるとともに、処理負担を軽減することができる。
【0009】
(2)上記(1)の遊技機において、
前記可動体制御手段は、
前記遊技機が起動されたときに、前記複数の可動体のうちの少なくとも一部の可動体の動作を確認するための動作確認処理(例えばステップS73Aにて可動体動作処理を行うなど)と、該可動体の慣らし動作を行うための慣らし動作処理(例えばステップS72の可動体慣らし処理を実行するなど)とを実行する、
ようにしてもよい。
【0010】
このような構成によれば、可動体の動作を確認するための動作確認処理と、可動体の慣らし動作を行うための慣らし動作処理とを実行する。このため、可動体の動きが慣れていないため可動体の動作に影響を与えることを抑制することができる。その結果、可動体が良好に動作しないことを抑制することが可能な遊技機を提供することができる。
【0011】
(3)上記(1)または(2)に記載の遊技機において、
前記複数の可動体として、互いに連動動作可能な第1可動体(例えば第1可動体211など)と第2可動体(例えば第2可動体311など)と、前記第1可動体および前記第2可動体とは異なる動作が可能でかつ前記第1可動体および前記第2可動体の少なくとも一方と動作可能範囲が重なる第3可動体(例えば第3可動体450など)とを備え、
前記可動体制御手段は、いずれかの可動体の異常が検知された場合、前記所定の復帰条件が成立するまで、全ての可動体の動作を制限する(例えばステップS621にて演出制限フラグがオン状態であると判定した場合、可動体の動作以外(例えば音声やランプ表示、演出画像など)の演出の実行設定を行うなど)、
ようにしてもよい。
【0012】
このような構成によれば、連動動作に関わることのない可動体を含め、複数の可動体の相互干渉を抑制でき、遊技興趣の低下を防止することができる。
【0013】
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機において、
前記所定の復帰条件は、電源投入後に行われる前記複数の可動体が原点位置に位置することを確認する原点確認動作により前記原点位置に位置すると検出されたことである(例えば電源再投入後、原点位置に位置することが検出された場合に演出制限フラグをオフ状態にクリアするなど)、
ようにしてもよい。
【0014】
このような構成によれば、復帰条件を適切に管理することができる。
【0015】
(5)上記(1)に記載の遊技機において、
前記可動体制御手段は、
動作可能範囲の少なくとも一部が重なる第1可動体と第2可動体とを含む前記複数の可動体(例えば第1可動体211と第2可動体311など)の動作を制御可能であり、
前記第1可動体は、第1状態から第2状態を経て第3状態へ変化可能であり(例えば原点位置から進出位置直前位置を経て進出位置に回転運動するなど)、
前記可動体制御手段は、
前記第1可動体が前記第1状態から前記第2状態への変化を検出したことに応じて前記第2可動体の動作を開始可能であり(例えばステップS422にてYesと判定されたことによりステップS424の処理を実行するなど)、
前記第2可動体が前記第1可動体と干渉しない非干渉状態にあることを検出した場合に前記第1可動体の動作を開始可能である(例えばステップS414の処理にてYesと判定された場合にステップS420の処理を実行するなど)、
ようにしてもよい。
【0016】
このような構成によれば、第1可動体の一部の動作と第2可動体の動作とを重複して実行可能となるため、複数の可動体の連動動作を素早く行うことができ遊技興趣の低下を防止することができる。
【0017】
(6)上記(1)に記載の遊技機において、
前記可動体制御手段は、
駆動手段の駆動を制御して、前記複数の可動体のうち、少なくとも一の可動体を原点位置から前記原点位置とは異なる第1位置へ移動させる第1移動処理と前記一の可動体を前記第1位置から前記原点位置へ移動させる第2移動処理と、を実行可能であり(例えばステップS420およびステップS434の処理を実行可能であるなど)、
前記第2移動処理を実行した後に前記一の可動体が原点位置に位置しない場合、前記第2移動処理よりも前記駆動手段の駆動量を増大させて、前記一の可動体を前記原点位置へ移動させる第3移動処理を実行する(例えばステップS416にてNoと判定した場合、ステップS417の処理を実行するなど)、
ことを特徴とする。
【0018】
このような構成によれば、可動体が原点位置に戻る可能性を高めることができる。
【0019】
(7)上記(1)に記載の遊技機において、
前記可動体制御手段は、
第1駆動手段及び第2駆動手段のそれぞれを制御することにより、前記複数の可動体のうち、少なくとも一の可動体の第1動作(例えば回転運動など)と第2動作(例えば円運動など)とを制御し、各動作によって前記一の可動体を異なる状態に変化させ、
前記第1駆動手段を励磁して、前記第2動作による前記一の可動体の状態変化に応じて、前記第1駆動手段の停止状態を保持する保持力を作用させるか否かを切替える(例えば第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても他の演出装置、あるいは内側フレーム40に干渉しない位置に移動するまで(すなわち円運動である第2動作による当該第1可動体211の状態変化が行われるまで)、駆動モータ222に、定格電流を流し、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させ(励磁保持)、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても遊技枠に干渉しない位置に移動した場合に、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させないよう切り替えるなど)、
ことを特徴とする。
【0020】
このような構成によれば、複数の動作による可動体の状態変化を適切に管理することができるとともに、位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】この実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
図2】主基板と各種制御基板や電気部品との接続例を示すブロック図である。
図3】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた斜視図である。
図4】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を後方からみた斜視図である。
図5】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた分解斜視図である。
図6】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を後方からみた分解斜視図である。
図7】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた回動演出部を前方からみた分解斜視図である。
図8】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた回動演出部を後方から見た分解斜視図である。
図9】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体及び回転ベースを前方からみた分解斜視図である。
図10】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体及び回転ベースを後方からみた分解斜視図である。
図11】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置の一部を拡大した図であり、(a)は図9中の矢視XIA−XIAからみた前ベースアームの一部に着目した平面図、(b)は図9中の矢視XIB−XIBからみた回動ギヤに着目した平面図である。
図12】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体の回転状況((a)、(b))を示した概略図である。
図13】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体の回転状況((a)、(b))を示した概略図である。
図14】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた駆動装置を前方からみた分解斜視図である。
図15】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた駆動装置を後方から見た分解斜視図である。
図16】ベースアームが退避位置にある本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた図である。
図17図16に示す第1演出装置を後方からみた図である。
図18図16に示す第1演出装置からベースアーム及び第1可動体を回転させた様子を示した図である。
図19図18に示す第1演出装置を後方からみた図である。
図20】ベースアームが進出位置にある本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた図である。
図21図20に示す第1演出装置を後方からみた図である。
図22】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。
図23】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を前方から見た分解斜視図である。
図24】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を後方から見た分解斜視図である。
図25】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部を前方から見た分解斜視図である。
図26】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部を後方から見た分解斜視図である。
図27】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動部の分解斜視図である。
図28】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動部を示した図であり、(a)は通常状態にある場合の図、(b)は演出状態にある場合の図である。
図29】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部の一部を前方から見た分解斜視図である。
図30】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部の一部を後方から見た分解斜視図である。
図31】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を演出動作順((a)〜(c))に示した正面図である。
図32】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を前方からみた斜視図である。
図33】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を後方からみた斜視図である。
図34】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を前方からみた分解斜視図である。
図35】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を後方から見た分解斜視図である。
図36】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体及び移動手段を前方からみた分解斜視図である。
図37】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体及び移動手段を後方からみた分解斜視図である。
図38】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体を前方からみた分解斜視図である。
図39】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体を後方からみた分解斜視図である。
図40】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体の一部を前方からみた分解斜視図である。
図41】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体の一部を後方からみた分解斜視図である。
図42】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた演出装置を示す図であり、(a)は演出装置を前方からみた正面図、(b)は演出装置の一部を後方から見た図である。
図43】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた演出装置を示す図であり、図42に示す演出装置から可動役物が移動した様子を示した図である。
図44】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた演出装置を示す図であり、図43に示す演出装置から可動役物が移動した様子を示した図である。
図45】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた演出装置を示す図であり、図44に示す演出装置から可動役物が移動した様子を示した図である。
図46】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた演出装置を前方からみた正面図である。
図47】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。
図48】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。
図49】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。
図50】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。
図51】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。
図52】本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した正面図であり、複数の可動体が互いに干渉している状況を説明するための図である。
図53】遊技制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。
図54】遊技制御用タイマ割込み処理の一例を示すフローチャートである。
図55】演出制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。
図56】可動体慣らし処理の一例を示すフローチャートである。
図57】演出制御プロセス処理の一例を示すフローチャートである。
図58】可変表示開始設定処理の一例を示すフローチャートである。
図59】可動体演出設定処理の一例を示すフローチャートである。
図60】可動体演出実行決定テーブルの構成例を示す図である。
図61】可変表示中演出処理の一例を示すフローチャートである。
図62】可動体動作処理の一例を示すフローチャートである。
図63】可動体動作処理の一例を示すフローチャートである。
図64】第1可動体の動作完了前に第2可動体を動作させる場合と、第1可動体の動作完了を待ってから第2可動体を動作させる場合との時間比較を示すタイミングチャートである。
図65】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を前方からみた斜視図である。
図66】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を前方からみた分解斜視図である。
図67】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を後方からみた分解斜視図である。
図68】本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を動作順((a)〜(c))に示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた、外縁をほぼ円形状とする遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
【0023】
遊技領域の内部または外部といった遊技盤2の所定位置には、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、画像表示装置5、普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25C、通過ゲート41などが設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力可能なスピーカ8L、8Rが設けられ、遊技領域周辺部には遊技効果ランプ9が設けられている。遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられ、打球操作ハンドルの操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力が調整される。遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、遊技球を保持(貯留)する上皿(打球供給皿)と、上皿からの余剰球などを保持(貯留)する下皿が設けられている。下皿を形成する部材にはスティックコントローラ31Aが取り付けられ、上皿を形成する部材にはプッシュボタン31Bが設けられている。
【0024】
さらに、遊技盤2における遊技領域の中央には、画像表示装置5を囲むように内側フレーム40が取り付けられている。内側フレーム40は、矩形状に構成されており、遊技盤2の盤面の一部を構成している。内側フレーム40は、この実施の形態では、遊技領域における遊技球が打ち込まれる遊技面から前面側(遊技者側)に突出して形成されており、図示しない打球発射装置から発射された遊技球は、内側フレーム40より外側を流下する。
【0025】
内側フレーム40の内側には、遊技の際に動作する複数の演出装置が設けられている。この実施の形態では、内側フレーム40における上部に第1演出装置200が設けられており、内側フレーム40における右部に第2演出装置300が設けられており、内側フレーム40における下部に第3演出装置400が設けられている。なお、パチンコ遊技機1は、第1〜第3演出装置200〜400の全てが設けられるものに限定されず、第1〜第3演出装置200〜400の幾つかだけが設けられてもよい。また、後述するように、内側フレーム40における下部であり、第3演出装置400と干渉しない位置(前後方向に沿ってずらした位置)に、さらに第4演出装置500を設けてもよい。また、第1〜第3演出装置200〜400は、図1に示す位置関係で設けられるものに限定されず、それぞれが任意の場所に設けられればよい。なお、以下の説明においては、必要に応じて、パチンコ遊技機1の正面に対峙した状態を基準として上下左右前後方向を説明する。
【0026】
第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、画像表示装置5の画面上などでは、特別図柄や飾り図柄の可変表示が行われる。これらの可変表示は、普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)したことによる第1始動入賞の発生に基づいて、あるいは、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)したことによる第2始動入賞の発生に基づいて、実行可能となる。第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bはそれぞれ、例えば7セグメントやドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、可変表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)が、変動可能に表示(可変表示)される。画像表示装置5は、例えばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置5の画面上では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示装置4Aによる特別図柄(「第1特図」ともいう)の可変表示や第2特別図柄表示装置4Bによる特別図柄(「第2特図」ともいう)の可変表示のそれぞれに対応して、例えば3つといった複数の可変表示部となる飾り図柄表示エリアにて、識別情報(装飾識別情報)である飾り図柄が可変表示される。この飾り図柄の可変表示も、可変表示ゲームに含まれる。
【0027】
一例として、画像表示装置5の画面上には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rが配置されている。そして、特図ゲームにおいて第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図の変動と第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図の変動のうち、いずれかが開始されることに対応して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動(例えば上下方向のスクロール表示)が開始される。その後、特図ゲームにおける可変表示の表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて、飾り図柄の可変表示の表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が停止表示される。特別図柄や飾り図柄の可変表示における表示結果は、可変表示結果ともいう。特に、特図ゲームにおける特別図柄の可変表示結果は、特図表示結果ともいう。このように、画像表示装置5の画面上では、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の可変表示を行い、可変表示結果となる確定飾り図柄を導出表示(あるいは単に「導出」ともいう)する。なお、例えば特別図柄や飾り図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、飾り図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示や最終停止表示ともいう)して可変表示を終了させることである。
【0028】
画像表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の可変表示が開始される。そして、飾り図柄の可変表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける確定飾り図柄の停止表示により可変表示が終了するまでの期間では、飾り図柄の可変表示状態が所定のリーチ状態となることがある。
【0029】
ここで、リーチ状態とは、画像表示装置5の表示領域にて停止表示された飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部又は一部の飾り図柄が大当り組合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける一部(例えば「左」及び「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rなど)では予め定められた大当り組合せを構成する飾り図柄(例えば「7」の英数字を示す飾り図柄)が停止表示されているときに未だ停止表示していない残りの飾り図柄表示エリア(例えば「中」の飾り図柄表示エリア5Cなど)では飾り図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部又は一部で飾り図柄が大当り組合せの全部又は一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
【0030】
また、リーチ状態となったことに対応して、飾り図柄の変動速度を低下させたり、画像表示装置5の表示領域に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、飾り図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、飾り図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される場合がある。このようなキャラクタ画像の表示や背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、飾り図柄の変動態様の変化といった演出動作を、リーチ演出表示(あるいは単にリーチ演出)という。なお、リーチ演出には、画像表示装置5における表示動作のみならず、スピーカ8L、8Rによる音声出力動作や、遊技効果ランプ9などの発光体における点灯動作(点滅動作)などを、リーチ状態となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが、含まれていてもよい。
【0031】
リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(リーチ態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ態様では「大当り」となる可能性(「信頼度」あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、可変表示結果が「大当り」となる可能性を異ならせることができる。
【0032】
一例として、この実施の形態では、ノーマルリーチ、スーパーリーチといったリーチ態様が予め設定されている。そして、スーパーリーチのリーチ態様が出現した場合には、ノーマルリーチのリーチ態様が出現した場合に比べて、可変表示結果が「大当り」となる可能性(大当り期待度)が高くなる。また、詳しくは後述するが、この実施の形態では、スーパーリーチA、スーパーリーチB、スーパーリーチCといった種類のスーパーリーチ演出が予め用意されている。
【0033】
飾り図柄の可変表示中には、リーチ演出あるいは「滑り」や「擬似連」などの可変表示演出とは異なり、例えば所定の演出画像を表示することや、メッセージとなる画像表示や音声出力、ランプ点灯などのように、飾り図柄の可変表示動作とは異なる演出動作により、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となる可能性があることや、スーパーリーチによるリーチ演出が実行される可能性があること、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることなどを、遊技者に予め報知するための予告演出が実行されることがある。予告演出となる演出動作は、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの全部にて飾り図柄の可変表示が開始されてから、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となるより前(「左」及び「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにて飾り図柄が仮停止表示されるより前)に実行(開始)されるものであればよい。また、可変表示結果が「大当り」となる可能性があることを報知する予告演出には、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となった後に実行されるものが含まれていてもよい。
【0034】
この実施の形態では、詳しくは後述するが、予告演出として、飾り図柄の可変表示状態がリーチ状態となった後、スーパーリーチのリーチ演出として第1〜第4演出装置200〜400を動作させる演出が実行される。
【0035】
パチンコ遊技機1には、例えば図2に示すような電源基板10、主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14、払出制御基板15、発射制御基板17といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継するための中継基板18なども搭載されている。なお、音声制御基板13やランプ制御基板14は、演出制御基板12とは別個の独立した基板によって構成されてもよいし、演出制御基板12にまとめられて1つの基板として構成されてもよい。その他、パチンコ遊技機1の背面には、例えば情報端子基板などといった、各種の制御基板が配置されている。
【0036】
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。例えば、主基板11には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ(遊技制御手段に相当)100や、スイッチ回路114、ソレノイド回路115が搭載されている。スイッチ回路114には、ゲートスイッチ21、第1及び第2始動口スイッチ22A、22B、カウントスイッチ23、一般入賞口スイッチ24、入賞確認スイッチ25などの各種スイッチからの検出信号が入力される。スイッチ回路114は、これらの検出信号を取り込んで、遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送する。ソレノイド回路115は、遊技制御用マイクロコンピュータ100からの指令に従って各ソレノイド81、82に対する駆動信号を出力する。
【0037】
図2に示す演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板18を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9、及び第1演出装置200〜第3演出装置400といった演出用の電気部品による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、画像表示装置5における表示動作や、第1〜第3演出装置200〜400などの動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作の全部または一部、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯動作の全部または一部といった、演出用の電気部品に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。第1〜第3演出装置200〜400などの動作については、演出制御基板12から第1〜第3演出装置200〜400にそれぞれ含まれるモータ901(後述する駆動モータ222、駆動モータ231、駆動モータ351、駆動モータ361、駆動モータ381、駆動モータ401)に、駆動指令などを伝送させることにより動作させる。また、演出制御基板12は、第1〜第3演出装置200〜400にそれぞれ含まれる初期位置センサ902(後述する第1検出センサ257、第2検出センサ256、第1検出センサ261、第2検出センサ262、検出センサ333、検出センサ335、検出センサ387、検出センサ415)などからの検出信号が伝送される。
【0038】
演出制御基板12には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1における演出動作を制御する演出制御用マイクロコンピュータ120や、VDP(ビデオディスプレイプロセッサ)121、演出データメモリ122が搭載されている。
【0039】
音声制御基板13は、演出制御基板12とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、スピーカ8L、8Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路などが搭載されている。ランプ制御基板14は、演出制御基板12とは別個に設けられたランプ出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データなどに基づき、遊技効果ランプ9などにおける点灯/消灯駆動を行うランプドライバ回路などが搭載されている。
【0040】
演出制御用マイクロコンピュータ120は、内蔵または外付けの演出制御用ROM(図示せず)に格納されたプログラムに従って動作するCPU120Aを備えている。また、演出制御用マイクロコンピュータ120は、主基板11(遊技制御用マイクロコンピュータ100)とのシリアル通信により信号を入力(受信)するシリアル通信回路を内蔵してもよい。演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU120Aは、主基板11から伝送された制御信号としての演出制御コマンドに基づいて、VDP121に画像表示装置5の表示制御を行わせる。また、演出制御用マイクロコンピュータ120は、CPU120Aのワークエリアを提供する、内蔵または外付けのRAM(図示せず)を備えている。
【0041】
演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU120Aは、受信した演出制御コマンドに従って演出データメモリ122から必要なデータを読み出すための指令をVDP121に出力する。演出データメモリ122は、画像表示装置5に表示されるキャラクタ画像データや動画像データ、具体的には、人物、文字、図形や記号等(演出図柄を含む)、および背景画像のデータをあらかじめ格納しておくための記憶領域を有する。VDP121は、CPU120Aの指令に応じて、演出データメモリ122の所定領域から画像データを読み出す。そして、VDP121は、読み出した画像データにもとづいて表示制御を実行する。
【0042】
演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU120Aは、演出データメモリ122の所定領域に予め記憶された演出制御パターンを構成するパターンデータを読み出し、音声制御基板13やランプ制御基板14に対して各種の制御指令を出力してもよい。
【0043】
払出制御基板15は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、主基板11から送信された制御コマンドや通知信号を受信して、払出モータ51による遊技球の払出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、払出制御基板15は、払出モータ51による賞球の払出動作を制御する機能を備えている。また、払出制御基板15は、例えばインタフェース基板を介したカードユニットとの通信結果に応じて払出モータ51の駆動制御を行って、球貸し動作を制御する機能を備えていてもよい。
【0044】
払出制御基板15には、プログラムに従って遊技球の払出動作を制御する払出制御用マイクロコンピュータ150や、スイッチ回路151が搭載されている。スイッチ回路151には、満タンスイッチ26や球切れスイッチ27からの検出信号を受信するための配線や、払出モータ位置センサ71や払出カウントスイッチ72、エラー解除スイッチ73からの検出信号を受信するための配線が接続されている。また、払出制御基板15には、払出モータ51における遊技球の払出制御を行うための指令信号を送信するための配線や、エラー表示用LED74における表示制御を行うための指令信号を送信するための配線、インタフェース基板を介してカードユニットとの間で通信を行うための配線などが接続されている。
【0045】
中継基板18を介して主基板11から演出制御基板12に対して送信される制御コマンドは、例えば電気信号として伝送される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、例えば画像表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L、8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの点灯動作などを制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。演出制御コマンドは、例えば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(第7ビット[ビット7])は必ず“1”とされ、EXTデータの先頭ビットは“0”とされる。なお、演出制御コマンドを構成するバイト数は、1であってもよいし、3以上の複数であってもよい。
【0046】
次に、本実施形態に係る遊技機1に設けられた第1演出装置200の構造詳細について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた斜視図である。また、図4は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を後方からみた斜視図である。また、図5は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた分解斜視図である。また、図6は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を後方からみた分解斜視図である。なお、以下の説明においては、図3、4に示すように、遊技者が位置する側をパチンコ遊技機1の前方とし、その反対の方向を後方とする。また、パチンコ遊技機1の前方に位置する遊技者から見て上下左右の方向を、そのままパチンコ遊技機1の上下左右の方向と定義して説明する。
【0047】
図3に示すように、遊技中の遊技者が本実施形態に係るパチンコ遊技機1を見ると、前面装飾体201と、前面装飾体201から左方へ延びたベースアーム220及び主動アーム240と、ベースアーム220に取り付けられた第1可動体211とを視認することができる。
【0048】
前面装飾体201は、例えば、透光性を有する合成樹脂から構成されており、その前面にはパチンコ遊技機1特有の装飾が施されている。図1に示すように、前面装飾体201は遊技盤2の右方に設けられ、パチンコ遊技機1を装飾する。後述するように、図1に示す第1演出装置200においては、主動アーム240及びベースアーム220は、下方を向いて、前面装飾体201の後方に隠れた位置にある。以下の記載において、主動アーム240及びベースアーム220のこのような位置を、「原点(初期)位置」と記載する。一方、図3に示す第1演出装置200においては、主動アーム240及びベースアーム220は、左方を向いて、前面装飾体201から飛び出した位置にある。以下の記載において、主動アーム240及びベースアーム220のこのような位置を、「進出位置」と記載する。
【0049】
図5、6に示すように、前面装飾体201の後方には、LED基板202が設けられている。LED基板202には、複数のLED素子208が取り付けられている。LED素子208から出射された光は、前面装飾体201を透光して、遊技者に視認される。このように、前面装飾体201から光を出射することにより、演出効果を高め、遊技の興趣を高めることが可能となる。なお、LED基板202の後方には、装飾体保持部203が設けられている。前面装飾体201及びLED基板202は、この装飾体保持部203に取り付けられている。
【0050】
装飾体保持部203は、前面装飾体201及びLED基板202を保持するとともに、駆動装置230の第1駆動ベース233に図示しないねじ等により固定されている。装飾体保持部203には、押えプレート204の突出部204aが後方から挿通される挿通口203aと、回動演出部210の回動軸210aが挿通される回動軸挿通孔203bとが形成されている。
【0051】
押えプレート204は、回動演出部210を前方から回動可能に支持する。押えプレート204は、回動演出部210の回動軸210aが挿通される挿通口204cが形成された突出部204aと、突出部204aから二股に分かれた定着部204bとを有している。図示しないねじ等によって、定着部204bは第1駆動ベース233に定着されている。また、押えプレート204は、その突出部204aが挿通口203aに後方から挿通されるとともに、その挿通口204cが装飾体保持部203に形成された回動軸挿通孔203bに一致するように設けられている。一致した回動軸挿通孔203b及び挿通口204cに、回動軸210a(図5)が連通され、摺動リング205を介してねじ等により締結されている。また、回動演出部210の後面には、回動軸210b(図6)が形成されている。この回動軸210b(図6)は、第1駆動ベース233に形成された回動軸挿通孔233aに挿通されている。これにより、回動演出部210は、回動軸210a、210bを中心に回動自在に軸支されている。
【0052】
第1演出装置200は、主動アーム240を有する駆動装置230と、第1可動体211が回転可能に取り付けられた回動演出部210と、回動演出部210及び駆動装置230に回動可能に取り付けられた従動アーム232と、を有している。
【0053】
従動アーム232の一端は、主動アーム240の後面に形成された取付突起240a(図6)に、摺動リング241を介して回動可能に取り付けられている。また、従動アーム232の他端は、ベースアーム220の後面に形成された取付突起220a(図6)に、摺動リング242を介して回動可能に取り付けられている。このような構成により、主動アーム240が回動すると、従動アーム232を介して回動演出部210は回動する。
【0054】
このように、回動演出部210が、回転軸210a、210bを中心に回動すると、回動演出部210の構成部材である第1可動体211は、回転軸210a、210bを中心とした円弧を描くように移動する(円運動)をする。このような第1可動体211の円運動を第2動作と定義する。
【0055】
次に、駆動装置230に回動可能に取り付けられた回動演出部210の構造詳細について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた回動演出部を前方からみた分解斜視図である。また、図8は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた回動演出部を後方から見た分解斜視図である。また、図9は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体及び回動ベースを前方からみた分解斜視図である。また、図10は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体及び回動ベースを後方からみた分解斜視図である。また、図11は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置の一部を拡大した図であり、(a)は図9中の矢視XIA−XIAからみた前ベースアームの一部に着目した平面図、(b)は図9中の矢視XIB−XIBからみた回動ギヤに着目した平面図である。なお、図11(a)において、溝260が形成された様子を容易に理解できるように、前ベースアーム224に形成された溝260の領域には、斜線によるハッチングを施している。
【0056】
図7、8に示すように、回動演出部210は、ベースアーム220と、ベースアーム220に取り付けられた駆動モータ222と、ベースアーム220に取り付けられて駆動モータ222を覆うモータカバー221と、ベースアーム220の先端に回転可能に取り付けられた第1可動体211とを備えている。
【0057】
駆動モータ222は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ222は、駆動パルスに同期して回動するため、回動軸222a(図8)を所定の角度だけ回動させることができる。回動軸222aは、ベースアーム220内に設けられた、後述する図9に示す駆動ギヤ243に連結されている。駆動モータ222は、後述するように、第1可動体211に第1動作(回転運動)をさせるためのモータである。駆動モータ222は、定格電流を流したときに、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させる(励磁保持)ことができる。これにより、駆動モータ222の正確な駆動を実現することができる。
【0058】
モータカバー221は、駆動モータ222を覆った状態で、図示しないねじ等により、ベースアーム220に取り付けられている。上述したように、モータカバー221の前面には、回動軸210aが形成されている。回動演出部210は、回動軸210aと、ベースアーム220の後面に形成された回動軸210b(図8)とが軸支されることで、回動自在に支持されている。このように、モータカバー221が、駆動モータ222をカバーする機能だけでなく、回動軸としての機能も兼ね備えていることにより、第1演出装置200の構成部品を減らして簡単な構成とすることができるとともに、第1演出装置200の小型化を実現することができる。
【0059】
ベースアーム220上を回転する第1可動体211は、回動装飾体212と、LED基板213と、回動ベース214とを有している。
【0060】
回動装飾体212は、例えば、透光性を有する透明樹脂から構成されており、その前面にパチンコ遊技機1特有の装飾(不図示)が施されている。回動装飾体212は、図示しないねじ等の締結手段により、回動ベース214に取り付けられている。
【0061】
LED基板213は、回動装飾体212の後方に設けられており、図示しないねじ等の締結手段により、回動ベース214に取り付けられている。LED基板213には、複数のLED素子215が取り付けられている。LED素子215から出射された光は、回動装飾体212を透光して、遊技者に視認される。これにより、回動装飾体212の装飾に、光を照射することができ、遊技者の興味を惹きつける演出を実行することができる。
【0062】
回動ベース214は、ベースアーム220上に回動可能に取り付けられている。回動ベース214を前方から見ると、屈曲点214aが1箇所設定された、略くの字状を呈している。そのため、回動ベース214は、劣角214c(180度未満の角度)を有している。なお、回動装飾体212も同様に、前方から見ると略くの字状を呈しており、劣角を有している。これにより、第1可動体211を、前面装飾体201(図5)の後方に隠しやすい形状とすることができる。なお、前面装飾体201は、パチンコ遊技機1(図1)に設けられた遊技領域の外縁の一部を構成している。言い換えれば、第1可動体211の形状は、遊技領域の外縁に合致した形状であると言える。これにより、第1可動体211を遊技領域に出現させる必要がない場合に、第1可動体211を前面装飾体201(図5)の後方に隠し、遊技者から見えないようにすることが可能となる。
【0063】
図9、10に示すように、ベースアーム220は、前方に配された前ベースアーム224と、後方に配された後ベースアーム223とが組み合わされて、その外観が概略構成されている。前ベースアーム224には、挿通口224aが形成されている。駆動モータ222(図8)の駆動軸222a(図8)は、この挿通口224aに挿通されて、駆動ギヤ243と連結されている。これにより、駆動ギヤ243は、駆動モータ222(図8)の駆動を受けて回動する。
【0064】
また、前ベースアーム224には、後述する回動ギヤ252が回動する際に、回動ベース取付突起252bが動作可能な範囲を確保するための円形状の開口224bが形成されている。この開口224bの周囲には、螺旋状の溝260が形成されている。
【0065】
図11(a)に示すように、溝260は、始端部260aから終端部260bまで、時計回りに形成された有底溝である。溝260は、開口224bの中心点Cを基準にして、始端部260aから徐々に半径が小さくなるように形成されている。このように始端部260aから終端部260bにまで延びる溝260は、開口224bを一周半以上取り囲むように形成されている。なお、溝260は、その中心点Cの正面位置が、回動ギヤ252の中心点252c(図11(b))の正面位置と一致するとともに、回動ベース214の回動中心の正面位置とも一致するように形成されている。
【0066】
図9に示すように、ベースアーム220の内部には、駆動ギヤ243に作用する駆動力を、回動ギヤ252にまで伝達する複数の従動ギヤ244〜251がベースアーム220内に配列されている。また、ベースアーム220の左方側の端部近傍には、従動ギヤ251に噛み合う回動ギヤ252が設けられている。これにより、駆動モータ222(図8)の駆動力を回動ギヤ252にまで伝達させることができる。
【0067】
なお、前ベースアーム224の上下方向の幅は、後ベースアーム223の上下方向の幅よりも広い。これにより、図8に示すように、ベースアーム220の後面に、配線を通すための空間220bを確保することができる。また、後ベースアーム223には、空間220bに通された配線を押えるための押え部223aが突出されているとともに、配線を結束するための結束材を引掛けるための引掛部223bが形成されている。これにより、配線を通すために適した空間220bをベースアーム220に設けることができる。
【0068】
回動ギヤ252には、ベースアーム220の後面に形成された空間220bに通された配線を通すための開口であって、略楕円状の配線挿通孔252aが形成されている。後述するように、第1可動体211が回転することにより、溝260に沿って移動する突起254aが第1可動体211に形成されている。図11(b)に示すように、配線挿通孔252aの中心252d(配線挿通孔252aの形成位置ともいう)は、回動ギヤ252の中心点252cに対して、所定の距離Lだけずれている。この配線挿通孔252aのずれは、突起254aの位置から遠ざかる方向に設定されている。すなわち、突起254aと配線挿通孔252aの中心252dとの距離は、突起254aと回動ギヤ252の中心点252cとの距離も長い。
【0069】
このように、回動ギヤ252に配線を通すための配線挿通孔252aを形成することで、回動ギヤ252に配線が絡むことを抑制することができる。また、配線挿通孔252aを突起254aから遠ざける位置に形成することにより、突起254aに配線が絡むことを抑制することができる。これにより、好適に配線を通すことが可能となる。
【0070】
また、図9に示すように、回動ギヤ252の前面には回動ベース214を取り付けるための突起である回動ベース取付突起252bが形成されている。回動ベース取付突起252bは、前ベースアーム224に形成された開口224bから突出し、図示しないねじ等により回動ベース214に固定されている。これにより、駆動モータ222(図8)の駆動により回動ギヤ252が回動すると、回動ギヤ252の回動にあわせて回動ベース214が回動する。
【0071】
なお、前ベースアーム224と回動ベース214との間には、3つの摺動リング253が介在している。摺動リング253は、回動ベース214の回動をスムーズに行えるようにするとともに、回動ベース214を多点支持して、回動ベース214をぐらつかせることなく安定した状態で回動させる。
【0072】
回動ベース214には、後方に突出した円形の突起254aが形成されたスライド部254と、回動ベース214を挟み込むようにスライド部254に固定された検出部255と、第2検出センサ256及び第1検出センサ257と、が取り付けられている。
【0073】
また、回動ベース214には、1方向に長軸を有する長孔状のスライド孔214bが形成されている。スライド部254及び検出部255は、スライド孔214bを挟みこむように、互いに組み合わされている。これにより、スライド部254及び検出部255は、一体となってスライド孔214bの長軸方向に移動することができる。なお、スライド孔214bは、その長軸を延長すると、回動ベース214の回動中心(回動ギヤ252の中心点252c(図11)と一致)を通過するように形成されている。
【0074】
スライド部254に形成された突起254aは、前ベースアーム224に形成された溝260に挿入されている。駆動モータ222(図8)が駆動して回動ベース214が回動すると、突起254aは、溝260に挿入されたまま溝260に沿って移動する。上述したように、溝260は、螺旋状に形成されている。そのため、溝260に沿って突起254aが移動すると、突起254aの位置と、回動ベース214の回動中心との距離は徐々に変化する。例えば、回動ベース214が前方からみて時計回りに回動したとすると、突起254aは溝260の始端部260a(図11(a))に向けて移動する。これにより、突起254aの位置は、溝260の中心点Cから徐々に遠ざかっていき、回動ベース214においては、突起254aが形成されたスライド部254及び検出部255が、スライド孔214bの長軸方向に沿って移動していく。なお、回動スライド孔214bの長軸方向は、回動ギヤ252の中心252cと突起254aとを結ぶ方向と一致するように形成されているが、必ずしも両者を一致させることはなく、平行な関係となるように設定してもよい。そのため、スライド孔214bの長軸方向に沿って移動するとは、スライド孔214bの長軸上を移動するだけではなく、スライド孔214bの長軸方向に平行な方向に移動することを含むものとする。
【0075】
検出部255は、スライド部254とともにスライド孔214bの長軸方向に沿って移動可能である。検出部255は、突出片である検出片255aを有している。この検出片255aは、回動ベース214に取り付けられた第2検出センサ256及び第1検出センサ257により検出される。
【0076】
第2検出センサ256及び第1検出センサ257は、例えば、フォトセンサであり、発光部から出射された光を検出片255aが遮るのを受光部が検出することによって、検出片255aの有無を判定する。本実施形態においては、突起254aが、溝260の終端部260b(図11(a))に接した位置(突起254a´)から、角度θだけ始端部260a側に離れた位置(突起254a´´)までの範囲にある場合に、検出片255aが第2検出センサ256によって検出される。また、突起254aが、溝260の始端部260a(図11(a))に接した位置(突起254a´´´)にある場合には、検出片255aは第1検出センサ257により検出される。なお、図11(a)に示す突起254a´´の位置は、駆動モータ222(図7、8)の駆動によって終端部260bに到達する直前の突起254aの位置であるといえる。なお、角度θは、駆動モータ222(図7、8)の所定数のステップに対応する角度である。
【0077】
なお、上述したように、駆動モータ222(図7)は、ベースアーム220に取り付けられている。そのため、ベースアーム220の動作に影響を受けることなく、駆動モータ222を駆動させて第1可動体211を回動させることができる。
【0078】
次に、第1可動体211の動きについて詳細に説明する。図12は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体の回転状況((a)、(b))を示した概略図である。また、図13は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動体の回転状況((a)、(b))を示した概略図である。図12、13においては、図面の理解が容易にできるように、第1可動体211を実線で記載するとともに、ベースアーム220と駆動モータ222とを二点鎖線で記載する。また、図11(a)と同様、溝260が形成されている領域にはハッチングを付加している。また、溝260に挿入した突起254aを実線とハッチングで記載し、突起254aがどの位置にあるのかを明確にしている。
【0079】
図12(a)に示す第1可動体211は、突起254aが溝260の終端部260b(図11(a))に位置している状態にある。このように、突起254aが終端部260b(図11(a))に位置している場合、突起254aと開口224bの中心点Cとの距離は最も近い。上述したように、開口224bの中心点Cは、第1可動体211の回転中心と一致するため、突起254aと連動する検出部255も、中心点Cに最も寄った状態にある。このように、検出部255が中心点Cに最も寄った状態の時、検出部255に形成された検出片255aは、中心点Cに近い位置に配された第2検出センサ256により検出される。なお、上述したように、第2検出センサ256は、駆動モータ222を所定数のステップだけ駆動したことにより、中心点Cから離れた検出片255aを検出することができる。このように、第2検出センサ256の検出状況から、突起254aが、溝260の終端部260b(図11(a))に接した状態にあるか、あるいはその近傍に位置しているか否かを判断することが可能である。
【0080】
図12(a)に示す状態から、駆動モータ222を駆動させることで、第1可動体211を時計回りに回転させることができる。図12(b)に示す第1可動体211は、図12(a)に示す第1可動体211を時計回りにおおよそ270度回転させた状態を示している。
【0081】
第1可動体211が中心点Cを基準にして回転すると、突起254aは溝260に沿って移動する。上述したように、溝260は、形成方向に沿って終端部260b(図11(a))から始端部260a(図11(a))に進むにつれ、中心点Cから徐々に遠ざかっていく螺旋状に形成されている。そのため、溝260に沿って移動する突起254aも、第1可動体211が時計回りに回転するにしたがい、徐々に中心点Cから遠ざかっていく。これにより、検出部255も、スライド孔214bの長軸方向に沿って、中心点Cから遠ざかる方向へ徐々にスライドしていく。図12(b)においては、検出片255aは、第2検出センサ256と第1検出センサ257との間に位置するため、いずれの検出センサによっても検出されることはない。
【0082】
図12(b)に示す状態から、駆動モータ222を駆動させることで、第1可動体211をさらに時計回りに回転させることができる。図13(a)に示す第1可動体211は、図12(b)に示す第1可動体211を時計回りにおおよそ270度回転させた状態を示している。
【0083】
突起254aは、図12(b)に示す状態から、溝260に沿って移動したため、さらに中心点Cから離れた位置にある。そのため、検出部255も、スライド孔214bの長軸方向に、中心点Cから離れる方向へ移動する。そのため、検出片255aは、より第1検出センサ257に近づくことになる。しかしながら、図13(a)に示す状態の場合も、検出片255aは第2検出センサ256及び第1検出センサ257に検出させることはない。
【0084】
図13(a)に示す状態から、駆動モータ222を駆動させることで、第1可動体211をさらに時計回りに回転させることができる。図13(b)に示す第1可動体211は、図13(a)に示す第1可動体211を時計回りにおおよそ90度回転させた状態を示している。
【0085】
突起254aは、図13(a)に示す状態から、溝260に沿って移動したため、さらに中心点Cから離れた位置にあり、溝260の始端部260a(図11(a))に位置している。このように、突起254aが溝260の始端部260a(図11(a))に位置することにより、第1可動体211は、これ以上時計回りに回転することができない。このように、ベースアーム220に形成された溝260は、第1可動体211の回転を規制するストッパとしても機能する。
【0086】
このように、突起254aが始端部260a(図11(a))に位置している状態は、突起254aと開口224bの中心点Cとの距離が最も離れた状態である。そのため、突起254aと連動する検出部255も、中心点Cから最も離れた位置にある。この時、検出部255に形成された検出片255aは、中心点Cから離れた位置に配置された第1検出センサ257によって検出される。このように、第1検出センサ257の検出状況から、突起254aが、溝260の始端部260a(図11(a))にあるか否かを判断することができる。
【0087】
なお、上述では、駆動モータ222を駆動させて、第1可動体211を前方からみて時計回りに回転させる場合について説明したが、駆動モータ222を逆方向に駆動させて、第1可動体211を前方からみて反時計回りに回転させることも可能である。
【0088】
例えば、図13(b)に示す状態から、駆動モータ22を駆動させて、第1可動体211を反時計回りに回転させることで、突起254aを溝260の形成方向に沿って、始端部260a(図11(a))から、終端部260b(図11(b))まで移動させることができる。突起254aが溝260の終端部260b(図11(b))まで到達すると、第1可動体211は、それ以上の反時計回りの回転が制限される。このように、第1可動体211を時計回り、反時計回りに回転させることで、遊技者の視線を惹きつける演出を実行することが可能となる。
【0089】
本実施形態においては、突起254aを始端部260a(図11(a))から終端部260b(図11(b))まで移動させるだけの回転量、すなわち、おおよそ630度、第1可動体211を1方向に回転させることが可能である。そして、第1可動体211の回転状況は、回動ベース214に形成されたスライド孔214bをスライドする検出部255を検出することにより、把握することが可能である。
【0090】
このように、ベースアーム220に形成された溝260を螺旋状に形成し、この溝260に沿って突起254aを移動させることにより、第1可動体211の回転状態を、突起254aと連動する検出部255の移動としてあらわすことができる。そして、検出部255の移動方向である、スライド孔214bの長軸方向に並べた第2検出センサ256及び第1検出センサ257で検出部255を検出することで、第1可動体211の回転状況を把握することができる。このように、第1可動体211の回転状況は、比較的に近接して配置した第2検出センサ256及び第1検出センサ257で把握することができため、第1演出装置200をコンパクトで簡単な構成とすることができる。
【0091】
このように、第1可動体211は、上述した第2動作(回転軸210a、210b(図5図6)を中心とした円弧を描くように移動する動作(円運動))に加えて、中心点Cを中心とした回転運動を行うことができる。このような、第1可動体211の中心点Cを中心とした回転運動を、第1動作と定義する。なお、図13(b)に示す第1可動体211は、第1動作における可動範囲において、原点(初期)位置にあると定義する。一方、図12(a)に示す第1可動体211は、第1動作における可動範囲において、進出位置にあると定義する。
【0092】
次に、駆動装置230の詳細について説明する。図14は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた駆動装置を前方からみた分解斜視図である。また、図15は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた駆動装置を後方から見た分解斜視図である。
【0093】
駆動装置230は、第1演出装置200をパチンコ遊技機1に取り付けるためのベース体である第1駆動ベース233及び第2駆動ベース234と、第1駆動ベース233に取り付けられた駆動モータ231と、駆動モータ231の駆動を受けて回動する主動アーム240と、を備えている。
【0094】
第1駆動ベース233には、上述したように、回動演出部210(図8)から後方に突出した回動軸210b(図8)が挿入され、回動演出部210(図8)を回動可能に支持する回動軸挿通孔233aが形成されているとともに、駆動モータ231の駆動軸231a(図15)が挿通される駆動軸挿通孔233bが形成されている。第1駆動ベース233には、駆動モータ231が、図示しないねじ等により取り付けられている。また、第1駆動ベース233の後面には、第1検出センサ261及び第2検出センサ262が取り付けられている。このように各部品が取り付けられた第1駆動ベース233は、図示しないねじ等により第2駆動ベース234に取り付けられている。このようにして一体化された第1駆動ベース233及び第2駆動ベース234によって、第1演出装置200のベース体が構成されている。
【0095】
駆動モータ231は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ231は、駆動パルスに同期して回動するため、回動軸231a(図15)を所定の角度だけ回動させることができる。回動軸231aは、第1駆動ベース233に形成された回動軸挿通孔233bに挿通され、回動体263に連結されている。これにより、回動体263は駆動モータ231の駆動を受けて回動する。
【0096】
主動アーム240は、駆動モータ231の駆動を受けて回動する。主動アーム240は、回動することで、従動アーム232を介して回動演出部210を回動させる。主動アーム240には、第1駆動ベース233に形成された主動アーム取付軸233c(図15)が挿通される挿通孔240bが形成されているとともに、回動体263を摺動材264及び摺動材265を介して取り付けるための長孔240cが形成されている。
【0097】
また、主動アーム240には、円形状の検出体266が取り付けられている。検出体266には、その外周面から突出した第2検出片266a及び第1検出片266bが形成されている。また、検出体266の中央には、主動アーム取付軸233c(図15)が挿通される挿通孔266cが形成されている。主動アーム取付軸233c(図15)は、挿通孔266c、及び主動アーム240に形成された挿通孔240bに連通される。これにより、主動アーム240は、検出体266とともに、主動アーム取付軸233cを中心に回動することが可能である。
【0098】
主動アーム240は、駆動モータ231の駆動を受けた回動体263の回動により、主動アーム取付軸233c(図15)を中心に回動する。主動アーム240の回動状況は、第1検出センサ261及び第2検出センサ262が、検出体266に形成された第2検出片266a及び第1検出片266bを検出するか否かにより判断することが可能である。
【0099】
第1検出センサ261及び第2検出センサ262は、例えば、フォトセンサであり、発光部から出射された光を、第2検出片266a、あるいは第1検出片266bが遮るのを受光部で検出することによって、第2検出片266a、あるいは第1検出片266bの有無を判定する。本実施形態においては、図1に示すように、主動アーム240及びベースアーム220が、下方を向き、前面装飾体201の後方に隠れた状態にある(原点(初期)位置にある)場合に、第1検出片266bが第1検出センサ261に検出される。このとき、第1可動体211は、第2動作における可動範囲において、原点(初期)位置にある。また、図3に示すように、主動アーム240及びベースアーム220が左方を向き、前面装飾体201から飛び出した状態にある(進出位置にある)場合、第2検出片266aが第2検出センサ262に検出される。このとき、第1可動体211は、第2動作における可動範囲において、進出位置にある。このように、第1検出センサ261及び第2検出センサ262の検出状況によって、主動アーム240の回動状況(第1可動体211の第2動作における移動状況)を把握することができる。
【0100】
なお、主動アーム240が原点(初期)にある場合、主動アーム240は、その一辺240eを、第1駆動ベース233に形成された主動アーム受部233dに当接して支持される。このように、主動アーム240と第1駆動ベース233と間に、十分な長さを確保した当接箇所が設けられているため、主動アーム240を原点(初期)位置で安定して待機させることができる。
【0101】
次に、第1演出装置200の演出動作について、より詳細に説明する。図16は、ベースアームが原点(初期)位置にある本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた図である。また、図17は、図16に示す第1演出装置を後方からみた図である。また、図18は、図16に示す第1演出装置からベースアーム及び第1可動体を回転させた様子を示した図である。また、図19は、図18に示す第1演出装置を後方からみた図である。また、図20は、ベースアームが進出位置にある本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1演出装置を前方からみた図である。また、図21は、図20に示す第1演出装置を後方からみた図である。
【0102】
図16に示すように、ベースアーム220が原点(初期)位置にある場合、ベースアーム220、従動アーム232、及び主動アーム240は、前面装飾体201の後方に位置し、前方から視認することができない。また、第1可動体211も、その一部は前面装飾体201の後方に位置しているため前方から視認することはできない。また、第1可動体211のその他の部分も、遊技盤2(図1)の外縁を構成する枠体の後方に位置し、前方から視認できないようになっている。
【0103】
図17に示すように、主動アーム240は略下方を向いており、このとき検出体266に形成された第1検出片266b(図15)は、第1検出センサ261により検出される。ベースアーム220は、主動アーム240及びベースアーム220に回動可能に接続された従動アーム232により、略下方を向いた姿勢で保持されている。
【0104】
図16図17に示す第1可動体211は、図13(b)に示す第1可動体211と同様の状態にある。すなわち、突起254aが、溝260の始端部260a(図11(a))に接した状態にある。そのため、検出部255に形成された検出片255aは、中心点Cから離れた位置に配された第1検出センサ257により検出される。第1可動体211をこのような状態とすることにより、第1可動体211の一部を前面装飾体201の後方に位置させて、前方から視認できないようにすることができる。
【0105】
図16図17に示す第1可動体211は、第1動作(回転運動)における可動範囲において、原点(初期)位置にある(第1状態にある、ともいう)とともに、第2動作(円運動)における可動範囲において、原点(初期)位置にある。
【0106】
また、突起254aを、溝260の始端部260a(図11(a))に位置させているため、第1可動体211の回転中心から最も離れた箇所に位置させることができる。これにより、第1可動体211を支持する部材である回動ベース取付突起252bと、突起254aとの間隔を十分に確保でき、第1可動体211を支持することによって生じる、回動ベース突起252b及び突起254aに作用する力を、十分に小さなものとすることができる。これにより、第1可動体211を、前方から視認できない位置で、ぐらつかせることなく安定した状態で保持することができる。
【0107】
なお、第1可動体211は、上述したように、屈曲点214aで折れ曲がった形状を有しており、劣角214c(図7)を有している。図16図17に示す第1可動体211においては、劣角214cがパチンコ遊技機1(図1)の遊技領域の中央側を向くように設けられる。これにより、第1可動体211を、前面装飾体201及びパチンコ遊技機1の枠体で覆い隠すことができる。
【0108】
図16図17に示す状態から、駆動モータ231(図5)を駆動させて、主動アーム240を前方からみて時計周りに回動させる。これにより、ベースアーム220は、従動アーム232を介して、前方からみて時計回りに回動する。このように、主動アーム240が時計回りに回動すると、第1検出センサ261により検出されていた第1検出片266b(図15)は、検出されなくなる。これにより、ベースアーム220が原点(初期)位置にないと判断することができる。
【0109】
なお、駆動モータ231(図5)を駆動させてベースアーム220を回動させている際に、ベースアーム220に取り付けられた駆動モータ222(図7)を駆動させることができる。これにより、ベースアーム220の回動と、第1可動体211の回転とを同時に実行することができる。すなわち、第1可動体211の第1動作(回転運動)と第2動作(円運動)とを同時に実行することができる。これにより、遊技者の興味を引く演出を実行することができる。図16図17に示す第1演出装置200の状態から、主動アーム240、ベースアーム220、及び第1可動体211を回転させた第1演出装置200を図18図19に示す。
【0110】
図18図19に示す第1演出装置200では、主動アーム240及びベースアーム220は、左下方を向いており、前面装飾体201から飛び出した状態にある。この時、検出体266に形成された第2検出片266a、及び第1検出片266b(図15)は、いずれも、第1検出センサ261及び第2検出センサ262に検出されることはない。
【0111】
また、主動アーム240及びベースアーム220の回動と同時に、第1可動体211も回転させているため、図18に示す第1可動体211は、図13(b)に示す突起254aを、溝260の終端部260b(図11(a))と始端部260a(図11(a))との間に位置させた状態にある。この時、図9に示す検出片255aは、第2検出センサ256及び第1検出センサ257のいずれにも検出されることはない。
【0112】
図18図19に示す状態から、さらに駆動モータ231(図5)を駆動させて、主動アーム240を前方からみて時計周りに回動させるとともに、駆動モータ222(図7)を駆動させて、第1可動体211を回転させる。すなわち、第1可動体211の第1動作と第2動作とを同時に実行する。このようにして、ベースアーム220及び主動アーム240、及び第1可動体211を遊技領域に進出する進出位置まで到達させた第1演出装置200を図20図21に示す。
【0113】
図20図21に示す第1演出装置200において、主動アーム240は、前面装飾体201から左方へ大きく突出して遊技領域に進出した進出位置にある。主動アーム240が進出位置にある場合、検出体266に形成された第2検出片266aは、第2検出センサ262によって検出される。一方、第1検出片266bは、第1検出センサ261及び第2検出センサ262のいずれのセンサにも検出されることはない。すなわち、第2検出センサ262が検出片を検出することにより、主動アーム240及びベースアーム220が、進出位置にあると判断することができる。そのため、第2検出センサ262が第2検出片266aを検出したことを条件に、駆動モータ231(図5)の駆動を停止して、主動アーム240及びベースアーム220を進出位置で停止させることができる。
【0114】
このように、進出位置まで移動した主動アーム240及びベースアーム220は、左方を向いて互いに平行に配されることとなる。これにより、主動アーム240及びベースアーム220の前面に付加された装飾を、連続的な模様として遊技者に視認させることができる。
【0115】
なお、図20図21に示す第1可動体211は、第1動作(回転運動)における可動範囲において、進出位置にあり(第3状態にあるともいう)、図12(a)に示す第1可動体211と同様の状態にある。すなわち、突起254aが、溝260の終端部260b(図11(a))に位置した状態にある。そのため、検出部255に形成された検出片255aは、中心点Cの近くに配された第2検出センサ256により検出される。上述したように、第2検出センサ256は、第1可動体211が第1動作における可動範囲において、進出位置の直前の位置にある場合に、検出片255aを検出する。従って、第2検出センサ256が検出片255aを検出した後、駆動モータ222(図7図8)を所定数のステップだけ駆動させることで、第1可動体211を、第1動作における可動範囲において、進出位置で停止させることができる。なお、図20図21に示す第1可動体211は、第2動作(円運動)における可動範囲において、進出位置にある。
【0116】
なお、主動アーム240及びベースアーム220が原点(初期)位置にある場合、図17に示すように、主動アーム240の先端にある一端面240dと、従動アーム232の一側面232aとの間には、隙間が存在する。この状態から、主動アーム240が、後方から見て反時計回り(前方から見ると時計回り)に回動すると、従動アーム220は、主動アーム240に近づくように回動軸241aを中心に回動する。そして、主動アーム240及びベースアーム220が進出位置に到達すると、図21に示すように、主動アーム240の一端面240dと、従動アーム232の一側面232aとが当接する。これにより、主動アーム240及びベースアーム220が、それ以上回動しなくなり、主動アーム240及びベースアーム220を進出位置に正確に停止させることができる。
【0117】
また、主動アーム240と従動アーム232とは、図21に示すように、長さLの範囲で当接させることができる。そのため、進出位置にある主動アーム240と従動アーム232との当接状態を、がたつかせることなく安定して保持することができる。また、ベースアーム220は、安定した状態にある従動アーム232に支持されているため、その姿勢を安定させることができる。
【0118】
また、主動アーム240及び従動アーム232を進出位置から原点(初期)位置へ移動させる場合(第1可動体211を、第2動作(円運動)における可動範囲において、進出位置から原点(初期)位置へ移動させる場合)には、駆動モータ231(図14)を逆方向に駆動させればよい。主動アーム240及び従動アーム232が原点(初期)位置へ移動したこと(第1可動体211が、第2動作(円運動)における可動範囲において、進出位置から原点(初期)位置へ移動したこと)は、検出体266に形成された第1検出片266b(図15)が第1検出センサ261により検出されたことに基づいて判断することが可能である。また、主動アーム240が回動し、原点(初期)位置に位置すると、図14に示すように、主動アーム240の一辺240eが、第1駆動ベース233の主動アーム受部233dに当接し、主動アーム240はそれ以上回動しなくなる。そのため、主動アーム240を(第1可動体211を、第2動作(円運動)における可動範囲において)正確に原点(初期)位置で停止させることができる。
【0119】
なお、第1可動体211を、図12(a)に示す状態から、図13(b)に示す状態に移動させるためには、駆動モータ222の駆動を逆方向に駆動させればよい。第1可動体211が、図13(b)に示す状態に移動したことは、検出部255に形成された検出片255aが、第1検出センサ257に検出されたことに基づいて判断することが可能である。また、第1可動体211が回転し、図13(b)に示す位置へ移動すると、突起254aが始端部260a(図11(a))に位置し、それ以上、第1可動体211が回転しなくなる。そのため、第1可動体211を正確に、図13(b)の状態に復帰させることができる。
【0120】
次に、本実施形態に係る遊技機1に設けられた第2演出装置300の構造詳細について説明する。図22は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を示す図であり、(a)は正面図、(b)は斜視図である。図23は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を前方から見た分解斜視図である。また、図24は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を後方から見た分解斜視図である。
【0121】
図22(a)、(b)に示す第2演出装置300は、初期状態にあり、キャラクタの顔を模した第2可動体311は、可動範囲中で最も上方に位置している。この時、第2可動体311は、原点(初期)位置にあると定義する。第2可動体311には、開口311aが形成されている。遊技者は、この開口311aを通して、後方にある第1装飾部367をキャラクタの目として視認することができる。第2可動体311は、回動アーム312の回動に伴って略上下方向に移動する。これにより、第2演出装置300は、遊技者を魅了する演出を実行することができる。
【0122】
図23図24に示すように、第2演出装置300は、第2演出装置300の種々の構成部品が取り付けられるユニットベース体330と、ユニットベース体330に回動可能に取り付けられた移動部310とを備えている。ユニットベース体330は、その前面にパチンコ遊技機1特有の装飾が施されており、種々の構成部品を保持した状態で、パチンコ遊技機1に取り付けられている。
【0123】
ユニットベース体330の後面には、モータ取付板350を介して駆動モータ351が取り付けられている。駆動モータ351は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ351は、駆動パルスに同期して回動するため、回動軸351aを所定の角度だけ回転させることができる。回動軸351aは、モータ取付板350内に設けられた駆動ギヤ352に連結されている。
【0124】
一方、ユニットベース体330の前面には、前方に突出した回転軸331が形成されている。この回転軸331に、回転ギヤ332が回転可能に取り付けられている。
【0125】
回転ギヤ332は、周状に形成された外歯332aと、切欠き部332cを有する鍔部332bと、前方に突出した突起部332dと、を有している。回転ギヤ332に形成された外歯332aは、ユニットベース体330に形成された開口330eを通して、駆動ギヤ352と噛み合っている。これにより、駆動ギヤ351が回転することにより、回転ギヤ332は、回転軸331を中心に回転する。
【0126】
また、ユニットベース体330には、検出センサ333が取り付けられている。検出センサ333は、例えば、フォトセンサであり、発光部から出射された光を鍔部332bが遮るか否かを受光部が検出することによって、回転ギヤ332の回転状態を判定する。本実施形態においては、第2演出装置300が初期状態にある場合、すなわち、第2可動体311が原点(初期)位置にある場合に、切欠部332cの位置に検出センサ333が位置するように取り付けられている。そのため、第2可動体311が原点(初期)位置にある場合にのみ、発光部からの光が遮られることがない。これにより、第2可動体311が原点(初期)位置にあるか否かを、検出センサ333の検出結果を用いて判断することができる。
【0127】
移動部310は、ユニットベース体330に回動可能に取り付けられた回動アーム312と、回動アーム312に取り付けられた可動ベース体314と、可動ベース体314に取り付けられた、キャラクタの顔を模した第2可動体311とにより、外観が概略構成されている。このような構成により、回動アーム312を回動させると、第2可動体311が略上下方向に移動しているかのように、遊技者に視認させることができる。
【0128】
回動アーム312は、ユニットベース体330に軸R1を中心に回動可能に取り付けられている。回動アーム312の後面には、検出片336が取り付けられている。検出片336は、ユニットベース体330に形成された検出片挿通孔330dに挿通され、ユニットベース体330の後面に取り付けられた検出センサ335(図24)によって検出される。検出センサ335は、例えば、フォトセンサである。検出センサ335は、第2演出装置300が進出状態にある場合、つまり、第2可動体311が、略下方に移動して遊技者に視認しやすい進出位置にある場合、検出片336により出射光が遮られる。これにより、第2可動体311が進出位置に位置しているか否かを、検出センサ335の検出結果を用いて判断することができる
【0129】
また、回動アーム312の後面には、第1〜第5突起部312a〜312e(図24)が形成されている。また、ユニットベース体330には、軸R1を中心とした円弧状の第1〜第3移動制限溝330a〜330cが形成されている。
【0130】
第1突起部312aは、ユニットベース体330に形成された第1移動制限溝330aに挿通され、摺動自在に取り付けられている。これにより、第1突起部312aの移動は、第1移動制限溝330aの軸R1を中心とした円弧に沿った移動のみに制限されている。
【0131】
第2突起部312b、及び第3突起部312cは、ユニットベース体330に形成された第2移動制限溝330bに挿通され、摺動自在に取り付けられている。これにより、第2突起部312bの移動、及び第3突起部312cの移動は、第2移動制限溝330bの軸R1を中心とした円弧に沿った移動のみに制限されている。
【0132】
第4突起部312d、及び第5突起部312eは、ユニットベース体330に形成された第3移動制限溝330cに挿通され、摺動自在に取り付けられている。これにより、第4突起部312dの移動、及び第5突起部312eの移動は、第3移動制限溝330cの軸R1を中心とした円弧に沿った移動のみに制限されている。
【0133】
このように、第1〜第5突起部312a〜312eを、ユニットベース体330に形成された第1〜第3移動制限溝330a〜330cに挿入することで、移動部310をがたつかせることなく、安定させて、軸R1を中心に回動させることができる。
【0134】
なお、第2演出装置300が初期状態にある場合、回転ギヤ332に形成された突起部332dは、回動アーム312の後部に形成された当接部312fに当接した状態にある。これにより、自身の重量により軸R1を中心に回動しようとする移動部310の動きを静止させることができる。このように、突起部332dは、回動アーム312を支持し、その回動を静止させるストッパとして機能する。このようにして、第2演出装置300の初期状態を維持することができる。
【0135】
第2演出装置300が初期状態にある図23に示す状態から、駆動ギヤ352を駆動させて、回転ギヤ332を前方からみて反時計回り回転させる。回転ギヤ332が回転することにより、上方に位置していた突起部332dの高さは低下することになる。このように、回動アーム312を支持していた突起部332dの高さの低下に伴って、移動部310は、軸R1を中心に前方から見て反時計回りに回動する。この時、回転ギヤ332の十分な回転速度を確保して、移動部310の回動速度を早めることで、第2可動体311が初期位置(原点位置)から落下したかのように、遊技者に視認させることができる。
【0136】
なお、第2可動体311は、厳密にいうと、軸R1を中心とした円弧に沿って移動する。しかしながら、この円弧の接線は、概ね下方を向いている。従って、円弧に沿って移動する第2可動体311は、下方に移動したかのように視認することができる。
【0137】
このように移動部310が回動すると、回動アーム312に形成された第1〜第5突起部312a〜312eが、ユニットベース体330に形成された第1〜第3移動制限溝330a〜330cの下端にまで到達する。これにより、移動部310の回動動作(第2可動体311の落下)は停止する。この時、第2可動体311は、可動範囲の中で最も下方に位置する。この時の第2可動体311の位置を、進出位置と定義する。また、この時の第2演出装置300の状態を、進出状態と定義する。
【0138】
なお、ユニットベース体330の前面には、回動する移動部310が停止する際の衝撃を和らげるための、緩衝ゴム334(図23)が取り付けられている。緩衝ゴム334(図23)は、移動部310が回動動作を停止する際に、回動アーム312の側面に衝突する。
【0139】
このように、第2可動体311が原点(初期)位置から進出位置へ移動すると(第2演出装置が初期状態から進出状態となると)、検出片336は、検出センサ335(図24)により検出される。
【0140】
また、第2演出装置300は、回動アーム312とユニットベース体330とを接続するばね313を備えている。ばね313は、例えば引張ばねである。初期状態にある第2演出装置300から、回動アーム312が前方からみて反時計回りに回動すると、ばね313には引張力が作用する。これにより、回動アーム312には、前方からみて時計回りに回動させるような力が作用する。
【0141】
このようなばね313による引張力は、進出位置にある第2可動体311の原点(初期)位置への復帰を容易なものとする。第2可動体311を進出位置から原点(初期)位置へ移動させるには、回転ギヤ332を回転させて、突起部332dによって回動アーム312を押し上げ、時計回りに回動させる必要がある。このとき、ばね313の付勢により、回動アーム312を押し上げ、回動させる力を軽減することが可能となる。
【0142】
また、第2演出装置300は、ユニットベース体330の後面に取り付けられた、第1〜第3移動制限溝330a〜330cを覆うカバー体340を有している。このカバー体340により、第1〜第3移動制限溝330a〜330cを移動する第1〜第5突起部312a〜312eのスムーズな移動を確保することができる。
【0143】
次に、ユニットベース体330に、軸R1を中心に回動可能に取り付けられた移動部310の詳細について説明する。図25は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部を前方から見た分解斜視図である。図26は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部を後方から見た斜視図である。
【0144】
移動部310は、第2可動体311と可動ベース体314との間に収容された第1可動部360と、可動ベース体314の後面に取り付けられた第2可動部370とを備えている。
【0145】
第1可動部360は、可動ベース体314に取り付けられおり、第2可動体311と可動ベース体314との間に収容されている。第1可動部360が通常状態にある場合、遊技者は、第1装飾部367を、第2可動体311に形成された開口311aを通して視認することができる。なお、図25図26に示す第1可動部360は、通常状態にある。一方、後述するように、第1可動部360が演出状態にある場合、遊技者は、第2装飾部368を、第2可動体311に形成された開口311aを通して視認することができる。このような、第2可動体311に形成された開口311aを通して視認することができる装飾部の切り替えは、駆動モータ361の駆動により実行することができる。
【0146】
図27は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動部の分解斜視図である。図28は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第1可動部を示した図であり、(a)は通常状態にある場合の図、(b)は演出状態にある場合の図である。なお、図27図28に示す、上下、左右、前後の座標は移動部360の説明にのみに使用する座標系であり、他の図面に示す座標系とは異なっている。
【0147】
図27に示すように、駆動モータ361は、モータ取付板362を介してベース体364に取り付けられている。駆動モータ361には、駆動ギヤ363が連結されており、駆動モータ361の駆動により駆動ギヤ363は回転する。この駆動ギヤ363は、ベース体363に形成された開口364dを通して、二段ギヤ366に形成された第1ギヤ部366aと噛み合っている。一方、二段ギヤ366に形成された第2ギヤ部366bは、ラックギヤ365に形成されたギヤ部365aと噛み合っている。
【0148】
ラックギヤ365には、キャラクタの目を模した第2装飾部368が取り付けられているとともに、右方に向けて第1突起部365b及び第2突起部365cが形成されている。第1突起部365bは、ベース体364に形成された第1ラックギヤ移動溝364aに挿入されている。また、第2突起部365cは、ベース体364に形成された第2ラックギヤ移動溝364bに挿入されている。このような構成により、駆動モータ361による駆動力が、駆動ギヤ363、二段ギヤ366、及びラックギヤ365に順次伝達される。これにより、ラックギヤ365及びラックギヤ365に取り付けられた第2装飾部368は、駆動モータ361の駆動により、第1ラックギヤ移動溝364a、及び第2ラックギヤ移動溝364bの形成方向(図中上下方向)に沿って移動する。
【0149】
一方、第1装飾部367には、第2装飾部368とは異なる態様のキャラクタの目を模した装飾が施されている。第1装飾部367には、右方に向けて突出した突起部367aが形成されている。この突起部367aは、ラックギヤ365に形成されたガイド溝365fと、ベース体364に形成されたガイド溝364cとに挿通されている。
【0150】
ラックギヤ365に形成されたガイド溝365fは、斜め上方に沿って形成されたガイド溝365dと、このガイド溝365dに接続し、上方に沿って形成されたガイド溝365eとから構成されている。一方、ベース体364に形成されたガイド溝364cは、前後方向に長軸が一致した長孔である。
【0151】
図27に示すラックギヤ365が下方へ移動すると、第1装飾部367(突起部367a)は、ラックギヤ365に対して、ガイド溝365dの形成方向に沿って(斜め上方に)移動する。一方、第1装飾部367(突起部367a)は、ベース体364に対して、ガイド溝364cの形成方向に沿って(後方へ)移動する。このように、第1装飾部367(突起部367a)は、ラックギヤ365に対するものと、ベース体364に対するものとでは、異なる移動をする。
【0152】
ラックギヤ365が下方へ移動すると、やがて、第1装飾部367(突起部367a)は、ガイド溝365dを通過し、ガイド溝365eに進入する。さらにラックギヤ365が下方へ移動すると、第1装飾部367(突起部367a)は、ガイド溝365eに沿って移動し、ラックギヤ365に対して上方へ移動する。一方、第1装飾部367(突起部367a)は、ベース体364に対しては移動することはない。
【0153】
このような第1可動部360の動きについて、図28を用いて説明する。図28(a)に示す第1可動部360は、通常状態にあり、遊技者は、第2可動体311(図25)に形成された開口311aから、第1装飾部367を視認することができる。一方、第2装飾部368は、第1装飾部367の上方にある。そのため、遊技者は、開口311aから第2装飾部368を視認することはできない。
【0154】
図28(a)に示す状態から、駆動モータ361を駆動させて、ラックギヤ365を下方へ移動させる。第2装飾部368は、ラックギヤ365に固定されているため、ラックギヤ365の移動とともに下方へと移動する。
【0155】
一方、第1装飾部367は、突起部367a(図27)が、ベース体364に形成された前後方向に延びるガイド溝364cに挿入されているため、上下方向の移動は制限されている。従って、第1装飾部367は、ラックギヤ365が下降を始めると、まず、ラックギヤ365に対しては、ガイド溝365dに沿った方向(斜め上方)に移動する一方で、移動部360全体に対しては、後方へと移動する。これにより、第2装飾部368は、第1装飾部367よりも前側に位置するようになる。さらに、駆動モータ361を駆動させて、ラックギヤ365を下降させることにより、第2装飾部368は、第1装飾部367の前方に位置するようになる。
【0156】
このように、第2装飾部368が、第1装飾部367の前方に位置する場合、第1可動部360は、演出状態にあるとする。この時、遊技者は、第2可動体311に形成された開口311aから、第2装飾部368を視認することができる。
【0157】
このように、第1可動部360が、通常状態から演出状態へと移行することで、遊技者に、第2可動体311が表現するキャラクタの目が変化するような演出を見せることができる。
【0158】
次に、可動ベース体314に後面に設けられた第2可動部370の構造詳細について説明する。第2可動部370は、図25図26に示すように、第2可動部370は、ベース板373と、ベース板373に上下方向に移動可能に取り付けられた装飾体371と、ベース体373に回動可能に取り付けられたリンク部材372とを備えている。
【0159】
リンク部材372は、ベース板373に軸R3を中心に回動可能に取り付けられている。リンク部材372の一端には、円管状の突起部372aが取り付けられている。また、リンク部材372の他端側には、装飾体371が接続されている。第2演出装置300が初期状態にある場合、パチンコ遊技機1に設けられた係止部375が突起部372aに当接した状態にある。これにより、リンク部材372の回動が停止されている。この状態から移動部310が前方から見て反時計回りに回動すると(第2可動体311が落下すると)、移動することがない係止部375から突起部372aが離れ、両者の当接状態は解除される。これにより、装飾体371の重量により、リンク部材372は、前方から見て反時計回りに回動し、装飾体371は下方へ移動する。
【0160】
このように、第2演出装置300が、移動部310を回動させて、初期状態から進出状態へと変化することにより(第2可動体311が原点(初期)位置から進出位置へ移動することにより)、装飾体371はリンク部材372を回動させながら下方へと移動する。これにより、第2可動体311の後方に隠れていた装飾体371を、第2可動体311の下方から突出させることができる。これにより、遊技者に、キャラクタの歯が突然飛び出してきたかのような演出を見せることができる。
【0161】
上述したように、第2演出装置300においては、移動部310をユニットベース体330に対して回動させて、第2可動体311を略上下方向に沿って移動させることができる。第2演出装置300は、さらに、第2可動体311を回動アーム312に対して移動させることができ、第2可動体311を異なる2つの態様で移動させることができる。
【0162】
図29は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部の一部を前方から見た分解斜視図である。図30は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた移動部の一部を後方から見た分解斜視図である。なお、図29図30においては、移動部310のうち、第2可動体311、第1可動部360、及び第2可動部370の図示を省略している。
【0163】
図29に示すように、ベース体380は、回動アーム312に取り付けられており、回動アーム312の回動とともに軸R1を中心に回動する。駆動モータ381は、モータ取付板382を介してベース体380に取り付けられている。駆動モータ381の駆動軸381aには、駆動ギヤ383が連結されている。また、この駆動ギヤ383には、従動ギヤ384が噛み合っている。これにより、駆動モータ383の駆動により、従動ギヤ384が回転する。
【0164】
従動ギヤ384には、前方に突出した突起部384aが形成されている。この突起部384aは、ベース体380に形成された円弧状の第1挿通孔380aに挿通されている。これにより、従動ギヤ384の回転により、突起部384aは第1挿通孔380a内を移動する。
【0165】
回動アーム385は、ベース体380に、軸R2を中心に回動可能に取り付けられている。回動アーム385には、長孔385aが形成されており、第1挿通孔380aに挿通された突起部384aが挿入されている。これにより、従動ギヤ384が回転すると、長孔385aの内壁が突起部384aに押圧され、回動アーム385aは軸R2を中心に回動する。
【0166】
また、回動アーム385の後面には、対の突起部385b(図30)と、突起部385c(図30)とが形成されている。対の突起部385bは、ベース体380に形成された、軸R2を中心とした円弧状の第3挿通孔380cに挿通されている。また、突起部385cは、ベース体380に形成された、軸R2を中心とした円弧状の第2挿通孔380bに挿通されている。これにより、回動アーム385を、がたつかせることなく安定した姿勢で、軸R2を中心に回動させることができる。
【0167】
図29図30に示す移動部310において、対の突起部385b(図30)と、突起部385c(図30)とは、それぞれの挿通孔の下端部に位置している。この時、回動アーム385は初期位置(原点位置)にあるという。回動アーム385が初期位置(原点位置)にあるか否かは、対の突起部385bに取り付けられた検出片386(図30)が、回動アーム312に取り付けられた検出センサ387により検出されたか否かで判断することができる。
【0168】
図29、30に示す状態から、駆動モータ381を駆動させて、従動ギヤ384を前方から見て時計回りに回転させる。これにより、回動アーム385は、突起部384aに押圧されて、軸R2を中心に前方からみて時計回りに回動する。やがて、回動アーム385に形成された対の突起部385bと、突起部385cとは、それぞれの挿通孔のもう一方の端部(上端部)にまで到達する。回動アーム385は、これ以上、前方から見て時計回りに回動することができない。このとき、回動アーム385は演出位置にあるという。なお、回動アーム385を、演出位置から初期位置(原点位置)へ移動させる場合には、駆動モータ381を上記とは反対の方向に駆動させ、従動ギヤ384を前方から見て反時計回りに回転させればよい。
【0169】
なお、第2可動体311を保持する可動ベース体314は、回動アーム385に取り付けられている。これにより、第2可動体311(図23)は、回動アーム385の回動に伴い、軸R2を中心に回動する。
【0170】
このような、第2演出装置300の演出動作を図31に基づいて説明する。図31は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第2演出装置を演出動作順((a)〜(c))に示した正面図である。
【0171】
図31(a)に示す第2演出装置300は初期状態にあり、第2可動体311は原点(初期)位置に位置している。この時、第2可動体311は、可動範囲内において最も上方に位置している。
【0172】
図31(a)に示す第2演出装置300の駆動モータ351(図23)を駆動させ、回転ギヤ332を反時計回りに回転させる。これにより、回動アーム312は反時計回りに回動し、これに伴い第2可動体311は略下方へと移動する。これにより、図31(b)に示すように、第2演出装置300は進出状態となり、第2可動体311は進出位置へと移動する。第2可動体311が進出位置へ移動すると、検出センサ335(図24)は検出片336(図24)を検出する。
【0173】
また、第2演出装置300が初期状態から進出状態へ変化することにより、図25に示す第2可動部の突起部372aと、係止部375との当接状態が解除される。これにより、第2可動体311が略下方へ移動すると、装飾体371も下方へと移動する。これにより、進出位置にある第2可動体311の下端から、装飾体371を飛び出させることができる。このように、第2可動体311から飛び出した装飾体371は、キャラクタの歯として遊技者に視認させることができる。
【0174】
図31(b)に示す第2演出装置300の駆動モータ381(図29)を駆動させるとともに、第1可動部360の駆動モータ361(図28)を駆動させる。これにより、図31(c)に示すように、第2可動体311を回動アーム312に対して時計回りに回動させることができるとともに、第2可動体311に形成された開口311aを通して、第2装飾部368を視認させることができる。
【0175】
なお、図31(c)に示す第2演出装置300を、図31(a)に示す初期状態にある第2演出装置300に復帰させるためには、各駆動モータを上記とは反対の方向に駆動させればよい。第2演出装置300が初期状態(第2可動体311が原点(初期)位置)に復帰すると、検出片333が、鍔部332bに形成された切欠き部332cを検出する。
【0176】
次に、本実施形態に係るパチンコ遊技機1に設けられた第3演出装置400の構造詳細について説明する。図32は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を前方からみた斜視図である。また、図33は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を後方からみた斜視図である。また、図34は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を前方からみた分解斜視図である。また、図35は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を後方から見た分解斜視図である。
【0177】
第3演出装置400は、ベース部410と、ベース部410の前面に回動可能に取り付けられた移動手段470と、移動手段470に接続された第3可動体450とで概略構成されている。
【0178】
ベース部410は、第3演出装置400の各構成部品が取り付けられるとともに、第3演出装置400をパチンコ遊技機1に取り付けるためのベース部材として機能する。
【0179】
移動手段470は、ベース部410に回動可能に取り付けられている。移動手段470は、ベース部410の後面に、駆動モータ取付板402を介して取り付けられた駆動モータ401から駆動力を受けて回動する。
【0180】
第3可動体450は、図1に示すように、その一部が隠れた状態にある原点(初期)位置と、後述する遊技者が視認しやすい進出位置との間を往復する。このような第3可動体450の移動は、移動手段470の回動により実現される。後述するように、第3可動体450は、一部の構成部品が移動することで変形する。第3可動体450が、進出位置で変形することで、遊技者に変形後の第3可動体450を視認させることができ、遊技の興趣を高めた演出を実行することができる。
【0181】
駆動モータ401は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ401は、駆動パルスに同期して回動するため、回動軸401a(図34)を所定の角度だけ回動させることができる。回動軸401aは、駆動ギヤ403に連結されている。
【0182】
従動ギヤ405は、ベース部410の後面から突出した回動軸413(図35)に挿通され、摺動リング404を介して回動可能に取り付けられている。従動ギヤ405は、駆動ギヤ403に噛合しており、駆動ギヤ403の駆動力が伝達されて回動する。また、従動ギヤ405は、回動ギヤ406と噛合しており、駆動モータ401の駆動力を回動ギヤ406に伝達する。
【0183】
回動ギヤ406は、ベース部410の前面に突出した回動軸412(図34)に挿通されて、ベース部410に回動可能に取り付けられている。ベース部410の回動軸412(図34)の近傍には、開口414が形成されている。この開口414から回動ギヤ406がベース部410の後方に露出して、従動ギヤ405と噛合している。これにより、回動ギヤ406は、従動ギヤ405の回動を受けて、回動軸412を中心に回動する。
【0184】
図36は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体及び移動手段を前方からみた分解斜視図である。また、図37は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体及び移動手段を後方からみた分解斜視図である。
【0185】
移動手段470は、前面移動手段475と後面移動手段476とが組み合わされて、その外観が概略構成されている。
【0186】
前面移動手段475は、移動手段470の前面を構成する部材であり、その表面には装飾が施されている。前面移動手段475には、回動ギヤ406に形成された突出部407が挿通される開口475aと、第3可動体450に形成された突出部451(図37)が挿通される開口475cと、ベース部410(図34)に形成された回動軸411が挿通される挿通孔475dと、が形成されている。
【0187】
後面移動手段476は、移動手段470の後面を構成する部材である。後面移動手段476には、回動ギヤ406に形成された突出部407が挿通される開口476aと、第3可動体450に形成された突出部451(図37)が挿通される開口476cとが形成されている。
【0188】
前面移動手段475と後面移動手段476とが組み合わされることにより、開口475aと開口476aとが合わさって開口470a(図35)が構成されるとともに、開口475cと開口476cとが合わさって開口470c(図35)が構成される。そのため、図36、37においては、便宜上、開口475a及び開口476aに“(470a)”の符号を付加するとともに、開口475c及び開口476cに“(470c)”の符号を付加している。
【0189】
移動手段470に形成された挿通孔475dには、ベース部410(図34)に形成された回転軸411(図34)が挿通されている。挿通孔475dと、回転軸411(図34)との間には、摺動リング472及び摺動リング473が介在している。これにより、移動手段470は、回転軸411(図34)を中心に回動可能となっている。なお、移動手段470とベース部410(図34)との間には、ねじりばね471が介在している。移動手段470は、このねじりばね471により、前方から見て反時計回りに付勢された状態にある。すなわち、移動手段470は、後述する初期位置(原点位置)に向けて付勢された状態にある。
【0190】
回動ギヤ406は、前方から見て略扇型に形成されており、半径が交わる頂点近傍には、前方に向けて突出した突出部407が形成されている。この突出部407は、移動手段470に形成された開口470aに挿通されている。
【0191】
開口470aと、突出部407との間には、摺動リング408及び摺動リング409が介在している。これにより、突出部407は、開口470aの形成方向にスライドすることが可能である。なお、開口470aは、形成方向に沿って略一定の曲率を有する、円弧状に形成された開口である。一方、突出部407は、開口470aの形成方向と直交する方向に、押圧力を作用させる。そのため、回動ギヤ406が回動すると、突出部407は、開口470a内をスライドするとともに、開口470aの形成方向と直交する方向に押圧力を作用させて移動手段470を回動させる。このように、ベース部410(図34、35)の後面に設けられた駆動モータ401(図34、35)を駆動させることにより、移動手段470を、回動軸411(図34)を中心に回動させることができる。
【0192】
なお、ベース部410には、検出センサ415が取り付けられている。検出センサ415は、例えば、フォトセンサである。検出センサ415は、発光部から出射された光を、移動手段470に取り付けられた遮光板416が遮るのを受光部が検出することによって、遮光板416の有無を判定する。本実施形態においては、検出センサ415が遮光板416を検出する場合、図32に示すように、移動手段470が最も傾倒した状態にある。このとき、移動手段470がある位置を、初期位置(原点位置)と規定する。また、第3可動体450は、原点(初期)位置にある。
【0193】
移動手段470が初期位置(原点位置)にある(第3可動体450が原点(初期)位置にある)状態から、駆動モータ401が駆動し、移動手段470が前方からみて時計回りに回動したとする。すると、検出センサ415は、遮光板416を検出しなくなる。このように、検出センサ415は、移動手段470が初期位置(原点位置)にある場合(第3可動体450が原点(初期)位置にある場合)にのみ遮光板416を検出する。検出センサ415は、移動手段470が初期位置にある(第3可動体450が原点(初期)位置にある)か否かを判断するために用いられる。
【0194】
第3可動体450の後面には、後方に向けて突出した突出部451(図37)が形成されている。突出部451は、移動手段470に形成された開口470cに挿通され、摺動リング474を介して開口470c内に取り付けられている。これにより、突出部451は、開口470c内を移動することが可能であるとともに、回動する移動手段470から押圧されて第3可動体450を移動させる。なお、開口470cは、一か所に屈曲点を有するように形成された開口であり、前方からみると略への字状に形成された開口である。
【0195】
また、第3可動体450の後面には、第1スライドレール452及び第2スライドレール453と、第1スライドレール452及び第2スライドレール453を並列に連結する連結板454とが取り付けられている。
【0196】
図38は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体を前方からみた分解斜視図である。また、図39は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体を後方からみた分解斜視図である。
【0197】
第1スライドレール452は、第1レール452a及び第2レール452bを有している。第1レール452aと第2レール452bとの間には、図示しない鋼球が介在しているとともに、潤滑油が塗布されている。これにより、第1レール452a及び第2レール452bは、互いに長手方向452cにスライド可能に接続されている。このように、第1レール452a及び第2レール452bは、長手方向452cに沿って互いの相対的位置関係を変化させることができる。なお、第1レール452aは、ベース部410(図34)に形成されたレール収容部417に収容され固定されている。一方、第2レール452bは、連結板454の後面に形成されたレール収容部454aに収容され、固定されている。
【0198】
第2スライドレール453は、第3レール453a及び第4レール453bを有している。第3レール453aと第4レール453bとの間には、図示しない鋼球が介在しているとともに、潤滑油が塗布されている。これにより、第3レール453a及び第4レール453bは、互いに長手方向453cにスライド可能に接続されている。このように、第3レール453a及び第4レール453bは、長手方向453cに沿って互いの相対的位置関係を変化させることができる。なお、第3レール453aは、連結板454aの前面に形成されたレール収容部454bに収容され、固定されている。また、第4レール453bは、ベース板455に形成されたレール収容部455a(図39)に収容され、固定されている。
【0199】
このような構成により、ベース部410(図34)に固定された第1レール452aに対して、第2レール452bが長手方向452cに沿ってスライドすることにより、第3可動体450は、ベース部410(図34)に対して長手方向452cに沿って移動する。さらに、連結板454に固定された第3レール453aに対して、第4レール453bが長手方向453cにスライドすることにより、第3可動体450は、ベース部410(図34)に対して長手方向453cに沿って移動する。
【0200】
本実施形態においては、連結板454は、第1スライドレール452と第2スライドレール453とが互いに平行になるように並列に連結している。そのため、第1スライドレール452の長手方向452cと、第2スライドレール453の長手方向453cとは平行である。これにより、第1スライドレール452及び第2スライドレール453がスライド動作することにより、第3可動体450は一方向に沿って移動する。
【0201】
このように、第1スライドレール452及び第2スライドレール453は、第3可動体450の移動経路を規定して、この移動経路に導くガイド部として機能する。
【0202】
また、連結板454は、第1スライドレール452と第2スライドレール453とを並列に連結することで、前後方向におおよそ同一の位置で保持することができる。そのため、演出装置自体の厚みを薄くすることができ、コンパクトな構成とすることができる。
【0203】
また、連結板454の後面には、後方に突出した突出部454cが形成されている。この突出部454cには、表面の摩擦係数が小さい材料から形成された摺動リング456が取り付けられている。後述するように、この摺動リング456には、移動手段470の一端面である当接部470b(図35)が当接することで、連結板454のベース部410(図34)に対する移動を制限することが可能である。
【0204】
ベース板455は、第3可動体450の種々の部品が取り付けられるとともに、第3可動体450の後方を覆って内部を保護する。ベース板455の後面には、種々の配線を収容するための窪みである配線収容部455b(図39)が形成されている。この配線収容部455b(図39)は、レール収容部455aが形成された領域にまで形成されている。これにより、配線を第2スライドレールと接触させずに通すことができ、配線が第2スライドレール453に絡みつくのを防止することができる。なお、ベース板455の後面には、配線収容部455bを覆う配線カバー458が取り付けられている。これにより、配線収容部455bに収容された配線を保護することができるとともに、配線が絡まるという不具合を低減することができる。
【0205】
また、ベース板455には、駆動モータ457が取り付けられている。駆動モータ457は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ457は、駆動パルスに同期して回動するため、回動軸457aを所定の角度だけ回動させることができる。回動軸457aは、図39に示すように、駆動ギヤ459に連結されている。また、ベース板455には、駆動ギヤ459に噛み合った従動ギヤ460と、従動ギヤ460に噛み合った回動ギヤ461が回動可能に取り付けられている。これにより、駆動モータ457の駆動力が、回動ギヤ461に伝達される。
【0206】
図40は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体の一部を前方からみた分解斜視図である。また、図41は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3可動体の一部を後方からみた分解斜視図である。
【0207】
第3可動体450は、第1移動ベース462及び第2移動ベース463を有している。第1移動ベース462は、長孔状の開口462aが形成されているとともに、歯型が平行に複数形成された歯型部462bが形成されている。第1移動ベース462に形成された開口462aには、ベース板455(図38)の前面に形成された2つの移動制限突起455c(図38)が挿入されている。これにより、第1移動ベース462の移動は、移動制限突起455c(図38)が開口462a内を移動できる方向、すなわち、矢印418及び矢印421に沿った方向に制限される。
【0208】
また、第2移動ベース463も、長孔状の開口463aが形成されているとともに、歯型が平行に複数形成された歯型部463bが形成されている。第2移動ベース463に形成された開口463aには、ベース板455(図38)の前面に形成された2つの移動制限突起455d(図38)が挿入されている。これにより、第2移動ベース463の移動は、移動制限突起455d(図38)が開口463a内を移動できる方向、すなわち、矢印419及び矢印422に沿った方向に制限される。
【0209】
なお、第1移動ベース462及び第2移動ベース463は、それぞれの歯型部462b及び歯型部463bが離間するように設けられている。離間した歯型部462bと歯型部463bとの間には、回動ギヤ461が配されており、歯型部462b及び歯型部463bに噛合している。これにより、回動ギヤ461が回動することにより、第1移動ベース462及び第2移動ベース463は、所定の方向に沿って移動する。なお、第1移動ベース462及び第2移動ベース463は、回動ギヤ461を挟みこむように設けられている。そのため、回動ギヤ461が回動することによって生じる第1移動ベース462が移動する方向は、第2移動ベース463が移動する方向とは反対の方向となる。
【0210】
ベース板455(図38)には、検出センサ468が設けられている。検出センサ468が、第1移動ベース462に形成された検出片を検出することによって、第1移動ベース462の位置を把握することができる。なお、第1移動ベース462及び第2移動ベース463は、同一の回動ギヤ461に噛合し移動するため、両者は連動する。そのため、検出センサ468の検出結果により、第2移動ベース463の位置も判断することが可能である。
【0211】
第1移動ベース462には、透光性を有する合成樹脂から構成された第1装飾カバー464が取り付けられている。また、第1装飾カバー464には、複数のLEDが設けられたLED基板465が後方から取り付けられている。このような構成により、第1装飾カバー464は、LEDからの光を出射するとともに、第1移動ベース462の移動とともに、略左右方向に移動する。
【0212】
第2移動ベース466にも、透光性を有する合成樹脂から構成された第2装飾カバー466が取り付けられている。また、第2装飾カバー466には、複数のLEDが設けられたLED基板467が後方から取り付けられている。このような構成により、第2装飾カバー466は、LEDからの光を出射するとともに、第2移動ベース463の移動とともに、略左右方向に移動する。
【0213】
第3可動体450は、可動ベース430と、移動演出体431と、第4装飾カバー432と、LED基板433と、第3装飾カバー434とを備えている。
【0214】
可動ベース430は、ベース板455(図38)に取り付けられ、第1移動ベース462等の各部材をベース板455(図38)との間に収容する。可動ベース430には、回動ギヤ461を通すことが可能な回動ギヤ挿通孔430aが形成されている。回動ギヤ461は、突起部461aが可動ベース430の前方に位置するように、回動ギヤ挿通孔430aが形成された箇所に配置される。これにより、回動ギヤ461が回動することにより、突起部461aは可動ベース430の前方を回動する。また、可動ベース430には、上下方向に互いに平行に形成されたガイド溝430b及びガイド溝430cが形成されている。なお、可動ベース体430には、後方からLED基板497が取り付けられている。LED基板497には、複数のLED(不図示)が取り付けられており、可動ベース体430の側面から光を出射する。
【0215】
移動演出体431は、前方から見て、略コの字状をなしており、両端端部は先細の形状をなしている。移動演出体431の後面には、後方に向けて突出した突起部431b及び突起部431c(図41)が形成されている。突起部431bは、可動ベース430に形成されたガイド溝430bに挿入されているとともに、突起部431cは、可動ベース430に形成されたガイド溝430cに挿入されている。これにより、移動演出体431の移動は、ガイド溝430b及びガイド溝430cが形成された方向のみに制限される。
【0216】
また、移動演出体431には、長穴状の開口431aが形成されている。この開口431aには、回動ギヤ461に形成された突起部461aが挿入されている。これにより、回動ギヤ461が回動することにより、移動演出体431は、突起部461aから押圧力を受け、ガイド溝430b及びガイド溝430cの形成方向に沿って移動する。
【0217】
第4装飾カバー432は、移動演出体431の前方に位置し、可動ベース430に取り付けられている。この第4装飾カバー432には、第3装飾カバー434が取り付けられる。第3装飾カバー434は、例えば、透光性を有する合成樹脂から構成されている。第3装飾カバー434には、複数のLEDが設けられたLED基板433が後方から取り付けられている。また、第3装飾カバー434には、複数のLEDが設けられたLED基板498が後方から取り付けられている。このように、移動演出体431の前方には、第3装飾カバー434と第4装飾カバー432とが配されている。そのため、通常時、移動演出体431は、第3装飾カバー434等の後方に隠れ、視認することはできない。このような状態から、回動ギヤ461が回動し、移動演出体431がガイド溝430b及びガイド溝430cの形成方向に沿って移動する。すると、移動演出体431は第3装飾カバー434及び第4装飾カバー432から突出する。これにより、遊技者は突出した移動演出体431の一部を視認することができる。また、LED基板498は、下方を向くように傾けて取り付けられている。LED基板498に設けられた複数のLEDは、第3装飾カバー434の側方に向けて光を出射する。これにより、第3装飾カバー434等から突出した移動演出体431に光を照射することができる。
【0218】
なお、可動ベース430に取り付けられたLED基板497、及び第4装飾カバー432に取り付けられたLED基板498に搭載されたLEDから出射された光は、第3可動体450の側面から光を出射することにより、後方に向けて光が出射される。第2スライドレール453は、正面視して、LED基板497及びLED基板498と重ならない、第3可動体450の中央部に取り付けられている(図46)。これにより、第2スライドレール453に光が照射されるのを防止することができ、第2スライドレール453が目立つのを防止することができる。
【0219】
次に、第3演出装置400の動作について、図42図46を用いて説明する。図42図46は、第3演出装置400が演出動作する様子を、その動作順に示している。図42図45は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を示す図であり、(a)は第3演出装置を前方からみた正面図、(b)は第3演出装置の一部を後方から見た図である。また、図46は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第3演出装置を前方からみた正面図である。なお、図42図45の(b)図に関しては、ベース部410の図示は省略して、第3演出装置400が演出動作する際の各構成部材が動く様子を理解できるようにしている。
【0220】
図42は、移動手段470が初期(原点)位置(第3可動体450が原点(初期)位置)にあり最も傾倒した状態にある第3演出装置400を示している。このように、移動手段470が初期位置(原点位置)にある場合、第3可動体450は最も下方に位置し、遊技者に視認されづらい位置にある。このように、遊技者に視認されづらく、最も下方にある第3可動体450の位置を、原点(初期)位置と規定する。
【0221】
移動手段470が初期位置(原点位置)にあり、第3可動体450が原点(初期)位置にある場合、検出センサ415は遮光板416を検出する。このように、検出センサ415が遮光板416を検出することにより、移動手段470が初期位置(原点位置)にあると判断される。また、移動手段470の先端に形成された当接部470bは、連結板454に取り付けられた摺動リング456に当接した状態にある。
【0222】
図42に示す第3演出装置400から、駆動モータ401(図34)を駆動させ、回動ギヤ406を後方からみて反時計回りに、回動中心C1を中心に回動させた第3演出装置400を図43に示す。回動ギヤ406の回動により、突出部407は回動中心C1を中心とした円弧上を移動する。図42に示す状態から、突出部407が移動し始める方向は、開口470aが形成された方向に近い。そのため、突出部407は、移動手段470を押し上げる方向に移動するよりも、開口470a内を移動する。そのため、図42に示す状態から図43に示す状態に移行する間、回動ギヤ406の回動量に比べて、移動手段470の回動量は小さなものとなる。
【0223】
このように、回動ギヤ406の回動中心C1を基準とした回動により、移動手段470は回動中心C2を中心に後方から見て反時計回りに回動する。この移動手段470の回動により、突出部451は、開口470c内を移動するとともに、開口470cの内壁によって押圧される。これにより、第3可動体450は、第1スライドレール452及び第2スライドレール453のスライド方向(右上方向)に沿って移動する。なお、図43(b)においては、移動手段470の動きが理解できるように、初期位置(原点位置)にある移動手段470’を、二点鎖線を用いて図示している。
【0224】
なお、移動手段470に形成された当接部470bの外形は、移動手段470の回動中心C2を中心とした円弧と一致する。そのため、移動手段470が、図42に示す状態から回動中心C2を中心に回動して図43に示す状態にまで移動する間、当接部470bは摺動リング456に当接した状態で保持される。これにより、摺動リング456が取り付けられた連結板454は、移動することができない。これにより、第1スライドレール452のスライド動作は制限され、専ら、第2スライドレール453によるスライド動作によって、第3可動体450が移動する。そのため、図43に示すように、第2スライドレール453を構成する、第3レール453aと第4レール454aとの間にはずれが生じることになる。一方、第1スライドレール452を構成する第1レール452aと第2レール452b(図38)との間には、ずれが生じない。
【0225】
図43(b)に示す第3演出装置においては、摺動リング456は、当接部470bの端部に、ぎりぎり当接した状態にある。そのため、これ以上、移動手段470が回動すると、当接部470bと摺動リング456とは離間することになり、第1スライドレール452のスライド動作の制限が解除される。すなわち、第3可動体450が原点(初期)位置にある図42に示す位置(図43においては移動手段470’の位置)から、図43に示す移動手段470の位置までの第1移動区間495を移動手段470が移動する間、第1スライドレール452のスライド動作が制限され、第2スライドレール453のスライド動作は許容される。また、後述するように、図43に示す移動手段470の位置から第3可動体450が進出位置にある図45に示す移動手段470の位置までの第2移動区間496(図45)を移動手段470が移動する間、第1スライドレール452及び第2スライドレール453のスライド動作が許容される。
【0226】
図43に示す状態から、駆動モータ401(図34)を駆動させて、回動ギヤ406をさらに回動させた第3演出装置を図44に示す。この回動ギヤ406の回動により、移動手段470は、回動中心C2を中心に後方からみて反時計回りに回動する。
【0227】
図43に示す状態から、回動ギヤ406が回動することにより、突出部407は回動中心C1を中心とした円弧上を移動する。このとき、突出部407が移動し始める方向は、開口470aの形成方向と大きく異なり、開口470aの形成方向に直交する方向に近い。そのため、突出部407は、開口470a内をほとんど移動することなく、移動手段470を回動中心C2を中心に大きく回動させる。また、回動する移動手段470は、突出部451に、開口470cの形成方向と直交する方向に大きな力を作用させる。これにより、第3可動体450を右上方向に素早く移動させることができる。このように、図43に示す状態から図44に示す状態へ移行する場合、図42に示す状態から図43に示す状態へ移行する場合と比べて、第3可動体450を素早く右上方向に移動させることができる。
【0228】
図44(b)に示すように、摺動リング456と当接部470bとは離間した状態にある。そのため、連結板454の動きを制限するものがなくなり、連結板454はベース部410に対して移動することが可能となる。これにより、移動手段470が回動して第3可動体450が右上方向に移動する際、第2スライドレール453だけでなく、第1スライドレール452もスライド動作をする。そのため、第1レール452aと第2レール452bとの間にスライド方向にずれが生じ、第3可動体450をさらに右上に位置させる。
【0229】
図44に示す状態から、駆動モータ401(図34)を駆動させて、回動ギヤ406をさらに回動させた第3演出装置を図45に示す。なお、図45(b)においては、移動手段470の動きが理解できるように、初期位置(原点位置)にある移動手段470’、及び図43に示す位置にある移動手段470’’を、二点鎖線を用いて図示している。この回動ギヤ406の回動により、移動手段470は、回動中心C2を中心に後方からみて反時計回りに回動する。この移動手段470の回動により、第3可動体450は、さらに右上方向に移動する。
【0230】
図44に示す状態から、回動ギヤ406が回動することによって突出部407が移動する軌跡は、概ね開口470aが形成された領域に沿うように構成されている。そのため、回動ギヤ406が回動することによって、突出部407は、開口470aの形成方向に沿って移動する。そのため、図44に示す状態から図45に示す状態に移行するまでの間に、移動手段470が回動する量は小さい。また、移動手段470の回動中心C2を中心とした回動により、第3可動体450に形成された突出部451は、開口470cに押圧されるが、その押圧量は小さく、略への字状に形成された開口470c内を大きく移動する。そのため、回動ギヤ406が同様のスピードで回動したとしても、回転役物450はゆっくりと右上方向に向かって移動する。
【0231】
そして、第3可動体450は、これ以上、右上方向に移動することができない限界位置に達する。本実施形態においては、第3可動体450が、最も右上にある位置のことを進出位置と規定する。このように、第3可動体450が進出位置に移動すると、第3可動体450は、図1に示すようなその一部が隠れた状態から、全体が視認可能な状態となる。これにより、遊技者は、第3可動体450を視認することが容易になる。
【0232】
上述のように、第3可動体450を原点(初期)位置から進出位置まで移動させる場合、まず、移動手段495が第1移動区間495を移動する間に、第1スライドレール452のスライド動作を規制して第2スライドレール453のスライド動作を許容する。そして、第2スライドレール453のスライド動作をさせた後、移動手段が第1移動区間495に隣接する第2移動区間496を移動する間、第1スライドレール452及び第2スライドレール453のスライド動作を許容する。これにより、第3演出装置400の動作順序が常に一定となる。そのため、第3演出装置400の動きを安定させることができるとともに、遊技者に安定した演出動作を見せることができる。
【0233】
また、上述のように、第3可動体450を移動させるにあたり、回動ギヤ406に形成された突出部407を開口470aに挿通させるとともに、第3可動体450に形成された突出部451を開口470cに挿通させる構成を採用している。これにより、同一の速度で回動ギヤ406を回動させたとしても、第3可動体450が移動する速度に変化をつけることが、第3可動体450の動きにメリハリをつけることができる。これにより、遊技の興趣を高めた遊技機を提供することができる。
【0234】
また、開口470aを円弧状に形成するとともに、開口470cを略への字状に形成することにより、図44に示す状態から図45に示す状態に移行する場合で説明したように、第3可動体450の移動を小さく、ゆっくりしたものとすることができる。そのため、進出位置に到達する直前の第3可動体450の動きを丁寧なものとすることができ、遊技者に雑な動きによる演出を見せることを防止することができる。また、図45(b)に示すように、第3可動体450が進出位置にある場合、突出部451は屈曲部を有する開口470cの上端に、突出部407は円弧状の開口470aの下端に位置している。このため、移動手段470に予期しない力が作用したとしても、突出部407及び突出部451の位置は変化することなく、図45に示す状態が保持される。そのため、第3可動体450が進出位置にある第3演出装置400にがたつき等が発生することを防止することができる。
【0235】
また、第1スライドレール452のスライド動作を規制する手段は、連結板454に形成された摺動リング456、及び、この摺動リング456に当接する当接部470bを有する移動手段470だけである。そのため、第3演出装置400の構成を簡単なものとすることができる。
【0236】
また、連結板454は、第2スライドレール453を第3可動体450の進出位置側に、第1スライドレール452を第3可動体450の原点(初期)位置側に保持している。そのため、第1スライドレール452を構成する第1レール452aは、遊技者が視認困難な位置に設けられており、第3可動体450が進出位置まで移動したとしても、視認困難な位置から動くことはない。そのため、第3可動体450が進出位置に移動したとしても、第1スライドレール452を目立ちにくくすることができる。
【0237】
このように、第3可動体450が進出位置まで移動すると、第3可動体450に取り付けられた駆動モータ457を駆動させる。図40図41に示すように、駆動モータ457の駆動力は、回動ギヤ461に伝達される。駆動モータ457の駆動により、回動ギヤ461が前方から見て反時計回りに回動すると、回動ギヤ461に噛合した第1移動ベース462は、第1装飾カバー464及びLED基板465とともに、矢印418の方向に移動する。また、回動ギヤ462に噛合した第2移動ベース463は、第2装飾カバー466及びLED基板467とともに、矢印419の方向に移動する。
【0238】
また、回動ギヤ461の突起部461aが、可動ベース430の前方で回動することにより、移動演出体431はガイド溝430b及びガイド溝430cの形成方向、すなわち矢印420の方向に移動する。
【0239】
このように、第3可動体450に取り付けられた駆動モータ457を駆動することにより、図46に示すように、第1装飾カバー464、第2装飾カバー466、及び移動演出体431を、第3可動体450の外側に向けて移動させることができる。これにより、第1装飾カバー464及び第2装飾カバー466に覆われて視認できなかった第4装飾カバー432が視認できるようになるとともに、移動演出体431を第4装飾カバー432から突出させることができる。以下においては、第3可動体450の変形前の状態である図45に示す状態を第1状態と記載し、第3可動体450の変形後の状態である図46に示す状態を第2状態と記載するものとする。
【0240】
このように、進出位置にある第3可動体450を変形させることで、遊技者に予期しない変化を視認させることができ、演出効果を高めることができる。また、第1装飾カバー464、第2装飾カバー466、及び移動演出体431の移動を、第3可動体450に取り付けられた1つの駆動モータ457の駆動によって実現することができる。これにより、第3演出装置400の構成を簡単なものとすることができる。
【0241】
また、第3可動体450の外側に向けて移動した第1装飾カバー464を前方から見ると(第3演出装置400を正面からみると)、第2スライドレール453を構成する第3レール453aと重なり合う。このように、第1装飾カバー464の移動経路に第2スライドレール453(第3レール453a)を配置することにより、第2スライドレール453(第3レール453a)を目立ちにくくすることができる。
【0242】
また、図46に示すように、第3レール453aを有する第2スライドレール453は、第3可動体450を前方から見ると、LED基板497及びLED基板498を避けた位置(第3可動体450の中央部)に取り付けられている。これにより、第3可動体450の側面から、後方に出射された光によって、第2スライドレール453が照射されるのを防止することができ、第2スライドレール453が目立つのを防止することができる。
【0243】
なお、第3可動体450の移動と、第3可動体450の変形は、図40に示すLED基板465、LED基板467、及びLED基板433に搭載されたLEDの発光を伴いながら実行される。LEDの発光態様は点灯や点滅する態様であってもよいし、発光させるLEDを時間の経過とともに異ならせるようにしてもよい。これにより、遊技の興趣をより高めることができる演出を実現することができる。
【0244】
図46に示す第3演出装置の状態から、図42に示す第3演出装置の状態に復帰するためには、駆動モータ457及び駆動モータ401(図34)を上述した方向とは反対の方向に駆動させればよい。
【0245】
まず、図46に示す第2状態にある第3可動体450を、図45に示す第1状態とするために、駆動モータ457を上述した方向とは反対の方向に駆動させる。駆動モータ457の駆動により、図40に示すように、第1移動ベース462は矢印421の方向に、第2移動ベース463は矢印422の方向に、移動演出体431は矢印423の方向に移動し、第3可動体450を第1状態に復帰させることができる。
【0246】
続いて、駆動モータ401(図34)を上述した方向とは反対の方向に駆動させる。これにより、進出位置にある図45に示す第3可動体450を、原点(初期)位置(図42に示す第3可動体450の位置)に移動させることができる。第3演出装置400は、第3可動体450を進出位置から原点(初期)位置まで移動させる場合に、第1スライドレール452及び第2スライドレール453のスライド動作を規制する手段を有していない。したがって、2つのスライドレールの動作順序は規定されていない。しかしながら、第3可動体450の進出位置から原点(初期)位置への移動は、通常、第3演出装置400による演出が終了した後に行われる。そのため、遊技者は第3可動体450に注目しておらず、第3演出装置400の動作順序をあまり考慮する必要はない。
【0247】
次に、上述した第1〜第3演出装置200〜400の互いの関係性について説明する。上述したように、第1〜第3演出装置200〜400は、図1に示すように、遊技盤2の中央に設けられた内側フレーム40の周囲に配されている。内側フレーム40の後方には、第1〜第3演出装置200〜400を収容する、図示しない空間が形成されている。
【0248】
図47図51は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した図であり、(a)は正面図、(b)は(a)に示す第1可動体の回転状況を示した概略図である。また、図52は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機に設けられた第1〜第3演出装置に着目した正面図であり、複数の可動体が互いに干渉している状況を説明するための図である。なお、図47(a)〜図51(a)、及び図52においては、各演出装置の構成を容易に理解することができるように、内側フレーム40及び画像表示装置5は二点鎖線で示している。
【0249】
図47(a)に示す第1〜第3演出装置200〜400は、全てが初期状態にある。すなわち、第1可動体211、第2可動体311、及び第3可動体450は、原点(初期)位置にあり、図47(a)に示すように、各可動体の少なくとも一部は、内側フレーム40等の後方に隠れた状態にある。そのため、遊技者は、各可動体の全ての外観を視認することが難しいか、視認することができない。なお、第1可動体211が、第1動作(回転動作)における可動範囲において、原点(初期)位置にあることは、検出片255aが第1検出センサ257により検出されることにより判断される。
【0250】
図48(a)に示す第1演出装置200及び第2演出装置300は初期状態にあり、第3演出装置400は進出状態にある。このとき、第1可動体211、及び第2可動体311は原点(初期)位置にある。そのため、第1可動体211、及び第2可動体311の位置は、図47に示す位置と同じである。一方、第3可動体450は進出位置にある。そのため、図47に示す位置と比較して、第3可動体450は、右上に移動した位置にあり、内側フレーム40の内側中央付近にまで進出している。そのため、遊技者は、第3可動体450の外観全体を容易に視認することができる。
【0251】
図49(a)に示す第2演出装置300及び第3演出装置400は、初期状態にある。一方、図49(a)に示す第1演出装置200は、その第1可動体211が、原点(初期)位置にある第1可動体211´から第2動作(円運動)を行うことで、幾分左方へと移動している。なあ、第1可動体211は、このような第2動作(円運動)をしている間、第1動作(回転動作)はしていない。このように、原点(初期)位置にある第1可動体211に第2動作(円運動)のみを行わせることで、第1動作(回転動作)により他の演出装置や内部フレーム40に干渉する恐れがない位置まで移動させることができる。このように、第1可動体211を、図49に示す位置まで移動させる際、駆動モータ222には定格電流が流され、回動軸222aの動きを静止させる保持トルクが作用している(励磁保持)。これにより、第1可動体211が想定外の回転運動をして、他の演出装置や内部フレーム40に接触してしまうことを防止することができる。このように、図49(a)に示す第1可動体211には、図48(a)に示す状態から、第1動作(回転動作)を行わせていないため、第1可動体211の回転状況を示す図49(b)は、図48(b)と同じ図である。
【0252】
図50(a)に示す第2演出装置300及び第3演出装置400は初期状態にある。一方、図50(a)に示す第1演出装置200は、第1可動体211が第1動作(円運動)及び第2動作(回転動作)を行うことで、進出位置の直前位置まで到達した状態にある。第1可動体211の回転状況を示す図50(b)に示すように、駆動モータ222が更に数ステップ駆動することで、溝260に差し込まれた突起254aは、溝260の端部にまで到達する。すなわち、図50(b)に示す第1可動体211は、第1動作における可動範囲おいて、進出位置直前位置にあるといえる。同様に、図50(a)に示す第1可動体211は、第2動作(円運動)における可動範囲において、駆動モータ231(図14等)が更に数ステップ駆動することで、進出位置まで到達する位置(すなわち、進出位置直前位置)にある。このように、第1可動体211が、第1動作における可動範囲において、進出位置直前位置まで到達すると、検出片255aが第2検出センサ256によって検出される。
【0253】
図51(a)に示す第1演出装置200及び第2演出装置300は進出状態にあり、第1可動体211及び第2可動体311は、内側フレーム40の内側中央付近(進出位置)にまで進出している。一方、図51(a)に示す第3演出装置400は、初期状態にある。このように、第1演出装置200と第2演出装置300とを、ともに進出状態とすることで、図51(a)に示すように、第1可動体211と第2可動体311とが合体したかのように、遊技者に視認させることができる。図51(a)に示す第1可動体211の回転状況は、図51(b)に示すように、溝260に差し込まれた突起254aが、溝260の端部にまで到達し、第1可動体211は、これ以上反時計回りに回転することができない(進出位置にある)状況である。検出片255aは、図50の(進出位置直前位置にある)状態と図51の(進出位置にある)状態との間で、第2検出センサ256に検出される。
【0254】
図52に示す第2演出装置300及び第3演出装置400は進出状態にあり、第2可動体311及び第3可動体450は、内側フレーム40の内側中央付近(進出位置)にまで進出している。第1演出装置200の第1可動体211は、第2動作(円運動)における可動範囲において、進出位置にある一方、第1動作(回転動作)における可動範囲においては、原点(初期)位置、あるいは進出位置のいずれにもない。なお、第1可動体211にはハッチングを施し、他の可動体と容易に見分けることができるようにしてある。図52に示すように、第1可動体211は、第2可動体311及び第3可動体450と重なっている。すなわち、第2可動体311が進出状態にある場合、一部の可動範囲において第1可動体211は、第2可動体311と干渉する。同様に、第3可動体450が進出状態にある場合、一部の可動範囲において第1可動体211は、第3可動体450と干渉する。一方、第2可動体311と第3可動体450とは、両可動体をどのように移動させたとしても、互いに干渉することはない。このように、可動体同士が干渉する可能性がある場合には、演出動作中に互いの可動体が干渉しないように制御する必要がある。
【0255】
以上が、この実施の形態における第1演出装置200〜第3演出装置400の構成である。次に、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の動作を説明する。主基板11では、電源基板10からの電力供給が開始されて遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動すると、CPU104が所定のセキュリティチェック処理を実行した後などに、図53のフローチャートに示すような遊技制御メイン処理を実行する。
【0256】
図53に示す遊技制御メイン処理を開始すると、CPU104は、図示するステップS1〜ステップS19の処理を実行する。図54は、遊技制御用マイクロコンピュータ100において所定時間(例えば4ミリ秒)ごとに発生するタイマ割込に基づいて実行される遊技制御用タイマ割込処理を示すフローチャートである。遊技制御メイン処理の実行中に、具体的には、図53のステップS17〜S19のループ処理の実行中における割込許可になっている期間において、タイマ割込が発生すると、遊技制御用マイクロコンピュータ100のCPU104は、タイマ割込の発生に応じて起動される、図54に示す遊技制御用タイマ割込処理を実行する。
【0257】
次に、演出制御基板12における動作を説明する。
【0258】
演出制御基板12では、電源基板等から電源電圧の供給を受けると、演出制御用マイクロコンピュータ120(具体的にCPU120A)が、図55に示す演出制御メイン処理を実行する。図55は、演出制御メイン処理の一例を示すフローチャートである。
【0259】
演出制御メイン処理を開始すると、演出制御用マイクロコンピュータ120は、まず、RAM領域のクリアや各種初期値の設定、また演出制御の起動間隔(例えば、2ms)を決めるためのタイマの初期設定等を行うための初期化処理を行う(ステップS71)。
【0260】
次に、演出制御用マイクロコンピュータ120は、各可動体を移動させる慣らし動作を実行する可動体慣らし処理を実行する(S72)。慣らし動作は、可動体の動きが慣れていないため可動体の動作に影響を与えることを抑制するために行う動作である。
【0261】
図56は、可動体慣らし処理として、図55のステップS72にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図示する例では、特に示していないが、当該可動体慣らし処理は、可動体の数分繰り返し実行される(この実施の形態では、第1可動体〜第3可動体の3つの可動体が設けられているため、当該可動体慣らし処理は3回実行されることとなる)。図56に示す可動体慣らし処理において、演出制御用マイクロコンピュータ120は、まず、当該可動体慣らし処理の対象となっている可動体が原点位置に位置しているか否かを、検出センサを確認することにより判定する(ステップS711)。なお、ステップS711の処理では、例えば、対象となっている可動体が第1可動体であれば、第1検出センサ257および第1検出センサ261を確認することにより、第1可動体が初期位置(原点位置)に位置しているか否かを判定する(第2可動体であれば、検出センサ333、第3可動体であれば検出センサ415を確認すればよい)。
【0262】
ステップS711にて原点位置に位置しないと判定した場合(ステップS711;No)、演出制御用マイクロコンピュータ120は、当該可動体慣らし処理の対象となっている可動体の異常を報知する(ステップS712)。このステップS712における報知は、画像表示装置5での表示およびスピーカ8L,8Rからの音声出力によって行なわれればよい。
【0263】
次に、演出制御用マイクロコンピュータ120は、報知を停止させる操作が遊技店の店員によって行なわれたか否かを判定する(ステップS713)。なお、報知を停止させる操作が行われていないと判定した場合(ステップS713;No)、当該報知を停止させる操作が行われるまでステップS713の処理を繰り返し行う。一方、報知を停止させる操作が行われたと判定した場合(ステップS713;Yes)、またはステップS711にて原点位置に位置していると判定した場合(ステップS711;Yes)、演出制御用マイクロコンピュータ120は、駆動モータを制御して、当該可動体慣らし処理の対象となっている可動体を慣らし位置に移動させる(ステップS714)。慣らし位置は、当該可動体に接続されたケーブルが伸びて余裕がなくなる程度の位置であればよい。そして、例えば駆動モータのステップ数を予め設定しておき、当該ステップ数分駆動モータを駆動させるようにして当該慣らし位置まで移動させればよい。また、この実施の形態では、当該可動体慣らし処理が可動体の数分繰り返し実行される例を示したが、当該可動体慣らし処理において、複数の可動体(複数のうちの2つ又は全ての可動体)について並行して慣らし動作させてもよい。この場合、図52に示すように、この実施の形態における第1〜第3可動体のうち一部の可動体は互いに干渉するため、図56のステップS714の処理では、それぞれの可動体が干渉しない位置を慣らし位置として駆動モータのステップ数を予め設定しておけばよい。なお、ステップS714の処理では、例えば、対象となっている可動体が第1可動体211であれば、駆動モータ222および駆動モータ231を順次制御して、第1可動体211を慣らし位置に移動させる(回転運動および円運動の両方を行う)。また、対象となっている可動体が第2可動体311であれば、駆動モータ351を、第3可動体450であれば駆動モータ401を制御して当該可動体を慣らし位置に移動させる。また、相互に干渉しうる位置関係の複数の可動体については、一の可動体が非干渉状態となったことを検出した後に、他の可動体について慣らし処理を行ってもよい。
【0264】
ステップS714の処理を実行した後、演出制御用マイクロコンピュータ120は、ステップS714の処理による可動体の移動において、異常が検出されたか否かを判定する(ステップS715)。ステップS715の処理では、例えば、対象となっている可動体が原点位置のまま移動していないなどの場合に異常と判定すればよい。ステップS715の処理にて異常が検出された場合(ステップS715;Yes)、演出制御用マイクロコンピュータ120は、当該可動体慣らし処理の対象となっている可動体の異常を報知する(ステップS716)。このステップS716における報知は、ステップS712の処理と同様に、画像表示装置5での表示およびスピーカ8L,8Rからの音声出力によって行なわれればよい。
【0265】
次に、演出制御用マイクロコンピュータ120は、報知を停止させる操作が遊技店の店員によって行なわれたか否かを判定する(ステップS717)。なお、報知を停止させる操作が行われていないと判定した場合(ステップS717;No)、当該報知を停止させる操作が行われるまでステップS717の処理を繰り返し行う。一方、報知を停止させる操作が行われたと判定した場合(ステップS717;Yes)、またはステップS715にて異常が検出されていないと判定した場合(ステップS715;No)、演出制御用マイクロコンピュータ120は、駆動モータを制御して、当該可動体慣らし処理の対象となっている可動体を原点位置に移動させ(ステップS718)、可動体慣らし処理を終了する。なお、ステップS714の処理やステップS718の処理にて、原点位置と慣らし位置の間を往復させてもよい。なお、上述したように、一の可動体に対する可動体慣らし処理を実行した後は、他の可動体に対する可動体慣らし処理を実行する。
【0266】
このように、可動体慣らし処理を実行することで、例えば可動体に接続されているケーブルが曲がった状態から伸ばされた状態となり、可動体の動作をスムーズに動作させるよう動きを慣らすことができる。特に、可動体に接続されているケーブルは、気温が低い場合には固くなり、可動体の動作に影響を与える場合があるため、このような可動体慣らし処理を実行することで、可動体をスムーズに動作させることができる。
【0267】
図55に戻り、ステップS72の可動体慣らし処理を実行した後、演出制御用マイクロコンピュータ120は、可動体慣らし処理の直後の可動体動作処理であることを示す原点位置検出フラグをオン状態にセットする(ステップS73)。詳しくは後述するが、この実施の形態では、予告演出として可動体を動作させる場合と、原点位置を検出する処理の一環として可動体を動作させる場合とで、共通の処理ルーチンである可動体動作処理を実行する。したがって、ステップS73の処理では、原点位置を検出する処理の一環として、可動体慣らし処理の直後の可動体動作処理を実行することを示す原点位置検出フラグをオン状態にセットする。そして、予告演出などの演出における各可動体の動作を確認したり、各検出センサによって各可動体の原点位置を検出したり、その原点位置に各可動体を移動させたりする可動体動作処理を実行する(ステップS73A)。なお、可動体動作処理については後述する。
【0268】
ステップS73Aの処理を実行した後、演出制御用マイクロコンピュータ120は、タイマ割込みフラグがオンとなっているか否かの判定を行う(ステップS74)。タイマ割込みフラグは、例えばCTCのレジスタ設定に基づき、所定時間(例えば2ミリ秒)が経過するごとにオン状態にセットされる。このとき、タイマ割込みフラグがオフであれば(ステップS74;No)、ステップS74の処理を繰り返し実行して待機する。
【0269】
また、演出制御基板12の側では、所定時間が経過するごとに発生するタイマ割込みとは別に、主基板11から演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割込みは、例えば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生する割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、演出制御用マイクロコンピュータ120は、自動的に割込み禁止に設定するが、自動的に割込み禁止状態にならないCPUを用いている場合には、割込み禁止命令(DI命令)を発行することが望ましい。演出制御用マイクロコンピュータ120は、演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みに対応して、例えば所定のコマンド受信割込み処理を実行する。このコマンド受信割込み処理では、I/Oに含まれる入力ポートのうちで、中継基板18を介して主基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートより、演出制御コマンドとなる制御信号を取り込む。このとき取り込まれた演出制御コマンドは、例えば演出制御バッファ設定部に設けられた演出制御コマンド受信用バッファに格納する。一例として、演出制御コマンドが2バイト構成である場合には、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)を順次に受信して演出制御コマンド受信用バッファに格納する。その後、演出制御用マイクロコンピュータ120は、割込み許可に設定してから、コマンド受信割込み処理を終了する。
【0270】
ステップS74にてタイマ割込みフラグがオンである場合には(ステップS74;Yes)、タイマ割込みフラグをクリアしてオフ状態にするとともに(ステップS75)、コマンド解析処理を実行する(ステップS76)。ステップS76にて実行されるコマンド解析処理では、例えば主基板11の遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信されて演出制御コマンド受信用バッファに格納されている各種の演出制御コマンドを読み出した後に、その読み出された演出制御コマンドに対応した設定や制御などが行われる。
【0271】
ステップS76にてコマンド解析処理を実行した後には、演出制御プロセス処理を実行する(ステップS77)。ステップS77の演出制御プロセス処理では、例えば画像表示装置5の表示領域における演出画像の表示動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作、遊技効果ランプ9及び装飾用LEDといった装飾発光体における点灯動作、各可動体における駆動動作といった、各種の演出装置を用いた演出動作の制御内容について、主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じた判定や決定、設定などが行われる。
【0272】
ステップS77の演出制御プロセス処理に続いて、演出用乱数更新処理が実行され(ステップS78)、演出制御に用いる各種の乱数値として、演出制御カウンタ設定部のランダムカウンタによってカウントされる演出用乱数を示す数値データを、ソフトウェアにより更新する。その後、ステップS74の処理に戻る。
【0273】
図57は、演出制御プロセス処理として、図55のステップS77にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。この演出制御プロセス処理において、演出制御用マイクロコンピュータ120のCPU120Aは、例えばRAMの所定領域に設けられた演出プロセスフラグの値に応じて、以下のようなステップS180〜S187の処理のいずれかを選択して実行する。
【0274】
ステップS180の可変表示開始待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“0”のときに実行される処理である。この可変表示開始待ち処理は、主基板11からの第1変動開始コマンドまたは第2変動開始コマンドなどを受信したか否かに基づき、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示を開始するか否かを判定する処理などを含んでいる。
【0275】
ステップS181の可変表示開始設定処理は、演出プロセスフラグの値が“1”のときに実行される処理である。この可変表示開始設定処理は、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームにおいて特別図柄の可変表示が開始されることに対応して、画像表示装置5における飾り図柄の可変表示や、その他の各種演出動作を行うために、特別図柄の変動パターンや表示結果の種類などに応じた確定飾り図柄や演出制御パターンを決定する処理などを含んでいる。また、可変表示開始設定処理では、第1可動体211、第2可動体311、第3可動体450のいずれかまたは複数を動作させる可動体演出の実行設定する処理などを含んでいる。
【0276】
ステップS182の可変表示中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“2”のときに実行される処理である。この可変表示中演出処理において、CPU120Aは、所定の演出制御プロセスタイマにおけるタイマ値に対応して、演出制御パターンから表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データ、演出用可動体制御データといった演出制御実行データを読み出す。このとき読み出された演出制御実行データに従って、例えばVDP121へと伝送する表示制御信号の決定や、音声制御基板13やランプ制御基板14へと伝送する各種指令の決定などが行われる。これらの決定結果に基づく各種信号の出力により、画像表示装置5やスピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9や装飾用LEDといった各種の演出装置を用いて、特図ゲームの実行中における各種の演出制御が行われる。そして、演出制御パターンから終了コードが読み出されると、所定の表示制御信号をVDP121に対して送信することなどにより、飾り図柄の可変表示結果となる確定飾り図柄を表示させたり、特図ゲームの終了に対応した演出画像を表示させたりする。また、可変表示中演出処理では、ステップS181の可変表示開始設定処理にて設定された内容に従って、第1可動体211、第2可動体311、第3可動体450のいずれかまたは複数を動作させる可動体演出を実行する処理を含んでいる。
【0277】
ステップS183の特図当り待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“3”のときに実行される処理である。この特図当り待ち処理において、CPU120Aは、主基板11から送信された大当り開始指定コマンドや小当り開始指定コマンドの受信があったか否かを判定する。大当り開始指定コマンドを受信したきには、演出プロセスフラグの値を大当り中演出処理に対応した値である“6”に更新する。これに対して、小当り開始指定コマンドを受信したときには、演出プロセスフラグの値を小当り中演出処理に対応した値である“4”に更新する。また、大当り開始指定コマンドや小当り開始指定コマンドを受信せずに、演出制御プロセスタイマがタイムアウトしたときには、特図ゲームにおける特図表示結果が「ハズレ」であったと判断して、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。
【0278】
ステップS184の小当り中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“4”のときに実行される処理である。この小当り中演出処理において、CPU120Aは、所定の演出制御パターンから読み出された演出制御実行データに基づいて、VDP121、音声制御基板13、ランプ制御基板14などに対する各種指令の出力制御を行う。これにより、各種の演出装置を用いて小当り遊技状態における各種の演出制御が行われる。また、小当り中演出処理では、主基板11からの小当り終了指定コマンドを受信したことに対応して、演出プロセスフラグの値を小当り終了演出処理に対応した値である“5”に更新する。
【0279】
ステップS185の小当り終了演出処理は、演出プロセスフラグの値が“5”のときに実行される処理である。この小当り終了演出処理において、CPU120Aは、所定の演出制御パターンから読み出された演出制御実行データに基づいて、VDP121、音声制御基板13、ランプ制御基板14などに対する各種信号の出力制御を行う。これにより、各種の演出装置を用いて小当り遊技状態の終了時における各種の演出制御が行われる。その後、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。
【0280】
ステップS186の大当り中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“6”のときに実行される処理である。この大当り中演出処理において、CPU120Aは、所定の演出制御パターンから読み出された演出制御実行データに基づいて、VDP121、音声制御基板13、ランプ制御基板14などに対する各種信号の出力制御を行う。これにより、各種の演出装置を用いて大当り遊技状態における各種の演出制御を行う。そして、主基板11からの大当り終了指定コマンドを受信したことなどに対応して、演出プロセスフラグの値をエンディング演出処理に対応した値である“7”に更新する。
【0281】
ステップS187のエンディング演出処理は、演出プロセスフラグの値が“7”のときに実行される処理である。このエンディング演出処理において、CPU120Aは、所定の演出制御パターンから読み出された演出制御実行データに基づいて、VDP121、音声制御基板13、ランプ制御基板14などに対する各種信号の出力制御を行う。これにより、各種の演出装置を用いて大当り遊技状態の終了時における各種の演出制御が行われる。その後、演出プロセスフラグの値を初期値である“0”に更新する。
【0282】
図58は、可変表示開始設定処理として、図57のステップS181にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図58に示す可変表示開始設定処理において、CPU120Aは、まず、例えば主基板11から伝送された可変表示結果通知コマンドにおけるEXTデータを読み取ることなどにより、特図表示結果が「ハズレ」となるか否かを判定する(ステップS521)。特図表示結果が「ハズレ」となる旨の判定がなされたときには(ステップS521;Yes)、例えば主基板11から伝送された変動パターン指定コマンドにおけるEXTデータを読み取ることなどにより、指定された変動パターンが飾り図柄の可変表示態様を「非リーチ」とする場合に対応した非リーチ変動パターンであるか否かを判定する(ステップS522)。
【0283】
ステップS522にて非リーチ変動パターンであると判定した場合には(ステップS522;Yes)、非リーチ組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS523)。一例として、ステップS523の処理では、まず、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新される左確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定の左確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の表示領域における「左」の飾り図柄表示エリア5Lに停止表示される左確定飾り図柄を決定する。次に、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新される右確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定の右確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の表示領域における「右」の飾り図柄表示エリア5Rに停止表示される右確定飾り図柄を決定する。このときには、右確定図柄決定テーブルにおける設定などにより、右確定飾り図柄の図柄番号が左確定飾り図柄の図柄番号とは異なるように、決定されるとよい。続いて、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新される中確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定の中確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の表示領域における「中」の飾り図柄表示エリア5Cに停止表示される中確定飾り図柄を決定する。なお、ステップS523の処理では、変動図柄予告を実行中である場合に対応して、所定のチャンス目図柄となる非リーチ組合せの確定飾り図柄を決定すればよい。
【0284】
ステップS522にて非リーチ変動パターンではないと判定した場合には(ステップS522;No)、リーチ組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS524)。一例として、ステップS524の処理では、まず、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新される左右確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定の左右確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の表示領域における「左」と「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにて揃って停止表示される図柄番号が同一の飾り図柄を決定する。さらに、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新される中確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定の中確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の表示領域における「中」の飾り図柄表示エリア5Cにて停止表示される中確定飾り図柄を決定する。ここで、例えば中確定飾り図柄の図柄番号が左確定飾り図柄及び右確定飾り図柄の図柄番号と同一になる場合のように、確定飾り図柄が大当り組合せとなってしまう場合には、任意の値(例えば「1」)を中確定飾り図柄の図柄番号に加算または減算することなどにより、確定飾り図柄が大当り組合せとはならずにリーチ組合せとなるようにすればよい。あるいは、中確定飾り図柄を決定するときには、左確定飾り図柄及び右確定飾り図柄の図柄番号との差分(図柄差)を決定し、その図柄差に対応する中確定飾り図柄を設定してもよい。
【0285】
ステップS521にて特図表示結果が「ハズレ」ではないと判定されたときには(ステップS521;No)、特図表示結果が「大当り」で大当り種別が「突確」であるか、または、特図表示結果が「小当り」であるか、これら以外の場合であるかを判定する(ステップS525)。「突確」または「小当り」であると判定されたときには(ステップS525;Yes)、例えば開放チャンス目といった、「突確」の場合や「小当り」の場合に対応した最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS528)。一例として、変動パターン指定コマンドにより「突確」又は「小当り」に対応する変動パターンが指定された場合に対応して、複数種類の開放チャンス目のうち、いずれかを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する。この場合には、RAMに設けられたランダムカウンタ等により更新されるチャンス目決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、演出データメモリ122などに予め記憶された所定のチャンス目決定テーブルを参照することなどにより、開放チャンス目のいずれかを構成する確定飾り図柄の組合せを決定すればよい。
【0286】
ステップS525にて「突確」または「小当り」以外の「非確変」または「確変」であると判定されたときには(ステップS525;No)、大当り組合せを構成する最終停止図柄となる確定飾り図柄の組合せを決定する(ステップS526)。一例として、ステップS526の処理では、まず、RAMのランダムカウンタなどにより更新される大当り確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、続いて演出データメモリ122などに予め記憶された所定の大当り確定図柄決定テーブルを参照することなどにより、画像表示装置5の画面上で「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rに揃って停止表示される図柄番号が同一の飾り図柄を決定する。このときには、大当り種別が「非確変」、「確変」のいずれであるかや、大当り中における昇格演出の有無などに応じて、異なる飾り図柄を確定飾り図柄とする決定が行われる。
【0287】
このように、ステップS524やS526の処理にて確変図柄でリーチ状態となるか非確変図柄でリーチ状態となるかが決定される。したがって、同じ変動時間に決定されている場合であっても(同じ変動パターンに決定されている)確変図柄でリーチ状態となる場合と非確変図柄でリーチ状態となる場合とがあり、すなわち、リーチを構成する図柄に関わらず共通の変動時間に決定されることとなり、変動パターンを少なくすることができる。
【0288】
ステップS526の処理を実行した後またはステップS524の処理を実行した後は、第1可動体211、第2可動体311、第3可動体450のいずれかまたは複数を動作させる可動体演出の実行設定を行う可動体演出設定処理を実行する(ステップS527)。図59は、図58のステップS527にて実行される可動体演出設定処理の一例を示すフローチャートである。図59に示す可動体演出設定処理において、CPU120Aは、まず、演出制限フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS621)。演出制限フラグは、可動体演出の実行を制限することを示すフラグであり、後述する可動体動作処理にてオン状態にセットされ得る。
【0289】
演出制限フラグがオフ状態にセットされていると判定した場合(ステップS621;No)、CPU120Aは、図60に示す可動体演出実行決定テーブルを参照して、可動体演出の実行有無と種類を決定する(ステップS622)。ステップS622の処理では、主基板11の側から送信された変動パターン指定コマンドなどを確認することによりスーパーリーチのリーチ演出の種類を特定すればよい。また、ステップS622の処理にて可動体演出を実行すると決定された場合、当該可動体演出の実行設定が行われればよい。
【0290】
図60に示す可動体演出実行決定テーブルは、スーパーリーチのリーチ演出の種類に応じて、可動体演出を実行するか否かと、実行する場合に第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出と、第3可動体450を動作させる可動体演出と、のいずれの種類の可動体演出を実行するかの決定割合が割り当てられている。なお、この実施の形態では、スーパーリーチAよりもスーパーリーチBの方が、スーパーリーチBよりもスーパーリーチCの方が、実行された場合に大当りとなる割合が高くなっており、可動体演出が実行された場合、実行されなかった場合よりも大当りとなる可能性が高くなるよう決定割合が割り当てられていればよい。なお、図示する例では、スーパーリーチのリーチ演出の種類に応じて可動体演出の実行有無と種類が割り当てられているが、可変表示結果に応じて割り当てられていてもよい。
【0291】
なお、図示するように、スーパーリーチAのリーチ演出の場合、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出に決定割合が割り当てられており、スーパーリーチBおよびスーパーリーチCのリーチ演出の場合、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出の他、第3可動体450を動作させる可動体演出にも決定割合が割り当てられている。また、スーパーリーチCのリーチ演出の場合の方が、スーパーリーチBのリーチ演出の場合よりも第3可動体450を動作させる可動体演出に割り当てられている決定割合が高くなっている。したがって、第3可動体450を動作させる可動体演出が実行された場合、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出が実行された場合よりも大当りとなる可能性が高くなっている。そのため、実行される可動体演出の種類に対する遊技者の注目を集めることができる。なお、図示は省略しているが、ノーマルリーチの場合には、可動体演出は実行されないよう設定されている。なお、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出は、各可動体が連動して動作することで一つの演出態様を形成する可動体演出となっている。
【0292】
図59に戻り、ステップS622の処理を実行した後、CPU120Aは、ステップS622の処理にて決定した可動体演出の種類が、第3可動体450を動作させる可動体演出であるか否かを判定する(ステップS624)。第3可動体450を動作させる可動体演出であると判定した場合(ステップS624;Yes)、CPU120Aは、後述する可動体動作処理において、第3可動体450の動作を行う(すなわち図63のステップS437から処理をスタートさせる)ことを示す第3可動体制御フラグをオン状態にセットし(ステップS625)、当該可動体演出設定処理を終了する。一方、ステップS624にて第3可動体450を動作させる可動体演出ではないと判定した場合(ステップS624;No)、CPU120Aは、可動体演出設定処理を終了する。
【0293】
また、ステップS621にて演出制限フラグがオン状態であると判定した場合(ステップS621;Yes)、ステップS622の処理と同様に、図60に示す可動体演出実行決定テーブルに従って、可動体の動作以外(例えば音声やランプ表示、演出画像など)の演出の実行設定を行い(ステップS623)、可動体演出設定処理を終了する。なお、ステップS623の処理では、これとは別に、予め定められた演出の実行設定を行ってもよい。
【0294】
図58に戻り、ステップS523、S527、S528の処理のいずれかを実行した後には、使用パターンとなる演出制御パターンを、予め用意された複数パターンのうちから選択する(ステップS530)。ステップS530にてCPU120Aは、例えば変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンや、ステップS527で決定した内容(可動体演出)などに対応して、演出データメモリ122に予め記憶されて用意された複数の演出制御パターンのいずれかを選択し、使用パターンとしてセットすればよい。この実施の形態では、可動体演出が実行される場合(ステップS527にて可動体演出の実行設定が行われた場合)には、可動体演出が行われる演出制御パターンが選択されることとなる。当該可動体演出が行われる演出制御パターンには、第1可動体211を動作させる駆動モータ222および駆動モータ231、第2可動体311を動作させる駆動モータ351、第3可動体450を動作させる駆動モータ401に制御信号を出力するタイミング等が予め設定されている。なお、当該ステップS530の処理にて演出制御パターンが選択されることにより、可動体演出期間が設定されてもよい。続いて、例えば変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに対応して、RAM122の所定領域(演出制御タイマ設定部など)に設けられた演出制御プロセスタイマの初期値を設定する(ステップS531)。
【0295】
そして、画像表示装置5における飾り図柄などの変動を開始させるための設定を行う(ステップS532)。このときには、例えばステップS531にて使用パターンとして決定された演出制御パターンに含まれる表示制御データが指定する表示制御指令をVDP121等に対して伝送させることなどにより、画像表示装置5の表示領域に設けられた「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにて飾り図柄の変動を開始させればよい。その後、演出プロセスフラグの値を可変表示中演出処理に対応した値である“2”に更新してから(ステップS533)、可変表示開始設定処理を終了する。
【0296】
図61は、可変表示中演出処理として、図57のステップS182にて実行される処理の一例を示すフローチャートである。図61に示す可変表示中演出処理において、CPU120Aは、まず、例えば演出制御プロセスタイマ値などに基づいて、変動パターンに対応した可変表示時間が経過したか否かを判定する(ステップS801)。一例として、ステップS801の処理では、演出制御プロセスタイマ値を更新(例えば1減算)し、更新後の演出制御プロセスタイマ値に対応して演出制御パターンから終了コードが読み出されたときなどに、可変表示時間が経過したと判定すればよい。
【0297】
ステップS801にて可変表示時間が経過していない場合には(ステップS801;No)、リーチ演出を実行するためのリーチ演出期間であるか否かを判定する(ステップS806)。リーチ演出期間は、例えば変動パターンに応じて選択された演出制御パターンにおいて、予め定められていればよい。ステップS806にてリーチ演出期間であると判定した場合には(ステップS806;Yes)、例えば演出制御パターンから読み出した演出制御実行データなどに基づいて、リーチ演出を実行するための演出動作制御(リーチ演出制御)を行う(ステップS807)。
【0298】
ステップS807のリーチ演出制御を実行した後、CPU120Aは、可動体演出を実行するための可動体演出期間であるか否かを判定する(ステップS808)。可動体演出期間は、上述したように、図60のステップS622の処理にて設定されていればよい。図61のステップS808にて可動体演出期間であると判定されたときには(ステップS808;Yes)、演出制限フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS809)。演出制限フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS809;No)、例えば演出制御パターンから読み出した演出制御実行データなどに基づいて、図59の可動体演出設定処理にて設定された種類の可動体演出を実行する可動体動作処理を行う(ステップS811)。可動体動作処理については後述する。
【0299】
ステップS809にて演出制限フラグがオン状態であると判定した場合(ステップS809;Yes)、図59のステップS623の処理にて設定された内容に従って、可動体の動作以外の演出を実行する(ステップS810)。ステップS810の処理では、例えば、可動体演出実行期間として予め設定された期間に対応するように、画像表示装置5において、カットインなどキャラクタを表示させる演出を行ってもよい。また、可動体は動作しないものの、当該可動体の動作を強調させるエフェクト表示のみを画像表示装置5にて行うようにしてもよい。当該エフェクト表示は、可動体を動作させる場合に行われるものと同一のものであってもよいし、異なるもの(例えば表示色が異なるなど)であってもよい。なお、図61のステップS810の処理では、一旦ステップS811の処理にて可動体動作処理が実行されたことにより演出制限フラグがオン状態にセットされる場合があり、この場合には、図59のステップS623の処理と同様の処理を行って可動体の動作以外の演出を実行すればよい。
【0300】
ステップS810、S811の処理のいずれかを実行した後、ステップS806にてリーチ演出期間でないと判定した場合(ステップS806;No)、またはステップS808にて可動体演出期間でないと判定した場合(ステップS808;No)、CPU120Aは、例えば変動パターンに対応して選択された演出制御パターンにおける設定などに基づいて、その他、飾り図柄の可変表示動作を含めた演出動作制御を行ってから(ステップS819)、可変表示中演出処理を終了する。
【0301】
一方、ステップS801にて可変表示時間が経過した場合には(ステップ801;Yes)、主基板11から伝送される図柄確定コマンドの受信があったか否かを判定する(ステップS820)。このとき、図柄確定コマンドの受信がなければ(ステップS820;No)、可変表示中演出処理を終了して待機する。なお、可変表示時間が経過した後、図柄確定コマンドを受信することなく所定時間が経過した場合には、図柄確定コマンドを正常に受信できなかったことに対応して、所定のエラー処理が実行されるようにしてもよい。
【0302】
ステップS820にて図柄確定コマンドの受信があった場合には(ステップS820;Yes)、例えばVDP121等に対して所定の表示制御指令を伝送させることといった、飾り図柄の可変表示において表示結果となる最終停止図柄(確定飾り図柄)を導出表示させる制御を行う(ステップS821)。このときには、大当り開始指定コマンド受信待ち時間として予め定められた一定時間を演出制御プロセスタイマなどに設定する(ステップS822)。
【0303】
ステップS822の処理を実行した後は、演出プロセスフラグの値を特図当り待ち処理に対応した値である“3”に更新し(ステップS823)、可変表示中演出処理を終了する。
【0304】
上記の演出制御プロセス処理が繰り返し行われることによって、可動体演出などが実行される。
【0305】
図62および図63は、図55のステップS73Aおよび図61のステップS811の処理にて行われる可動体動作処理の一例を示すフローチャートである。図62に示す可動体動作処理において、CPU120Aは、まず、第3可動体制御フラグがオン状態であるか否かを判定する(ステップS411)。当該第3可動体制御フラグは、上述したように、図61のステップS811の処理にて当該可動体動作処理が行われ、かつ第3可動体450を動作させる可動体演出を実行する際にオン状態にセットされるフラグである。
【0306】
第3可動体制御フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS411;No)、CPU120Aは、第2動作フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS412)。第2動作フラグは、第2可動体311が動作中であることを示すフラグであり、後述するステップS425の処理にてオン状態にセットされる。
【0307】
第2動作フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS412;No)、CPU120Aは、第1動作フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS413)。第1動作フラグは、第1可動体211が動作中であることを示すフラグであり、後述するステップS421の処理にてオン状態にセットされる。
【0308】
第1動作フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS413;No)、第1可動体211および第2可動体311が原点位置に位置しているか否か、対応するセンサにより検出されているか否かを確認することで判定する(ステップS414)。なお、ステップS414の処理では、第1可動体211と第2可動体311のみならず、第3可動体450についても判定してもよい。第1可動体211と第2可動体311の少なくとも一方について原点位置に位置していないと判定した場合(ステップS414;No)、CPU120Aは、原点位置に位置していないと判定した可動体に対応する駆動モータに制御信号を出力して、当該原点位置に位置していないと判定された可動体を原点位置へ移動させる(ステップS415)。
【0309】
ステップS415の処理を実行した後、CPU120Aは、ステップS415にて原点位置に移動させた可動体が原点位置に位置しているか否か、ステップS414の処理と同様にして判定する(ステップS416)。原点位置に位置していないと再度判定した場合(ステップS416;No)、CPU120Aは、原点位置に位置していないと判定した可動体に対応する駆動モータに対し、ステップS415よりも駆動量を増大させて駆動させる(例えば倍の駆動量となる)制御信号を出力して、当該原点位置に位置していないと判定された可動体を原点位置へ移動させる(ステップS417)。
【0310】
ステップS417の処理を実行した後、CPU120Aは、ステップS417の処理にて駆動量を増大させて原点位置に移動させた可動体が原点位置に位置しているか否か、ステップS414の処理と同様にして判定する(ステップS418)。原点位置に位置していないと再度判定した場合(ステップS418;No)、演出制限フラグをオン状態にセットし(ステップS419)、可動体動作処理を終了する。なお、図示は省略しているが、演出制限フラグをオン状態にセットするとともに、画像表示装置5に、可動体に異常が発生したことを報知する報知画面を表示させたり、遊技盤2又は遊技機用枠3に設けられた異常報知用の発光手段(図示せず)を発光させたりしてもてもよい。
【0311】
ステップS414、S416、S418のいずれかの処理において原点位置に位置していると判定した場合(ステップS414;S416;S418のいずれかでYesと判定した場合)、駆動モータ231および駆動モータ222に順次制御信号を出力して、第1可動体211の動作を開始する(ステップS420)。なお、ステップS420の処理では、上述したように、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても他の演出装置、あるいは内側フレーム40に干渉しない位置に移動するまで(すなわち円運動である第2動作による当該第1可動体211の状態変化が行われるまで)、駆動モータ222に、定格電流を流し、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させる(励磁保持)。そして、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても遊技枠に干渉しない位置に移動した場合に、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させないよう切り替えればよい。これによれば、複数の動作による可動体の状態変化を適切に管理することができるとともに、一方の状態が他方の状態に影響して位置ずれが発生することを防止することができる。なお、当該保持トルク(励磁保持)は、各可動体が原点位置に位置している場合にも作用させ、これにより位置ずれが防止される。ステップS420の処理を実行した後は、第1可動体211が動作中であることを示す第1動作フラグをオン状態にセットする(ステップS421)。
【0312】
ステップS421の処理を実行した後、またはステップS413にて第1動作フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS413;Yes)、第1可動体211による第1動作(回転運動)により、当該第1可動体211が進出位置直前位置に位置しているか否かを、第2検出センサ256により検出されたか否かにより判定する(ステップS422)。進出位置直前位置に位置していないと判定した場合(ステップS422;No)、CPU120Aは、原点位置検出フラグがオン状態にセットされているか、すなわち、ステップS73Aの処理により当該可動体動作処理が実行されたか否かを判定する(ステップS423)。原点位置検出フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS423;Yes)、当該可動体動作処理は繰り返し実行されないことから、ステップS422の処理に戻る。一方、原点位置検出フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS423;No)、可動体動作処理を終了する。
【0313】
ステップS422にて第1可動体211が進出位置直前位置に位置していると判定した場合、駆動モータ351に制御信号を出力して、第2可動体311の動作を開始する(ステップS424)。このように、第1可動体211が進出位置直前位置に位置していると判定されたことで、第2可動体311の動作を開始するため、可動体の連動動作を素早く行うことができ遊技興趣の低下を防止することができる。ステップS424の処理を実行した後は、第2可動体311が動作中であることを示す第2動作フラグをオン状態にセットする(ステップS425)。
【0314】
ステップS425の処理を実行した後、またはステップS412にて第2動作フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS412;Yes)、第1可動体211および第2可動体311の動作が終了したか否かを、各可動体が進出位置に位置しているか否かを確認することにより判定する(ステップS426)。具体的に、ステップS426の処理では、第1可動体211については、第2検出センサ256により進出位置直前位置に位置していることが検出されてから(第2状態となってから)駆動モータ222が所定のステップ数分駆動したか、および、第2検出センサ262により検出されているか、の両方により、当該第1可動体211が進出位置に位置していると判定する。また、第2可動体311については、検出センサ335により検出されているかによって使当該第2可動体311が進出位置に位置していると判定する。
【0315】
ステップS426にて第1可動体211と第2可動体311の少なくとも一方の動作が終了していないと判定した場合(ステップS426;No)、CPU120Aは、原点位置検出フラグがオン状態にセットされているか、すなわち、ステップS73Aの処理により当該可動体動作処理が実行されたか否かを判定する(ステップS427)。原点位置検出フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS427;Yes)、当該可動体動作処理は繰り返し実行されないことから、ステップS426の処理に戻る。一方、原点位置検出フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS427;No)、可動体動作処理を終了する。
【0316】
ステップS426にて第1可動体211および第2可動体311の動作が終了したと判定した場合、すなわち両方の可動体が進出位置に位置していると判定した場合(ステップS426;Yes)、CPU120Aは、第1動作フラグおよび第2動作フラグをオフ状態にクリアする(ステップS428)。ステップS428の処理を実行した後、CPU120Aは、駆動モータ351に制御信号を出力して、第2可動体311を原点位置へ移動させる(ステップS429)。
【0317】
ステップS429の処理を実行した後は、第2可動体311が原点位置に位置しているか否か、検出センサ333により検出されているか否かを確認することで判定する(ステップS430)。第2可動体311が原点位置に位置していないと判定した場合(ステップS430;No)、CPU120Aは、原点位置に位置していないと判定した可動体に対応する駆動モータに対し、駆動量を増大させて駆動させる(例えば倍の駆動量となる)制御信号を出力して、当該原点位置に位置していないと判定された可動体を原点位置へ移動させる(ステップS431)。
【0318】
ステップS431の処理を実行した後、CPU120Aは、駆動量を増大させて原点位置に移動させた可動体が原点位置に位置しているか否かを、前回判定した処理と同様にして判定する(ステップS432)。原点位置に位置していないと再度判定した場合(ステップS432;No)、演出制限フラグをオン状態にセットし、可動体動作処理を終了する(ステップS433)。なお、ステップS431〜S433の処理は、第1可動体211の他、第2可動体311が原点位置に位置していないと判定した場合や第3可動体450が原点位置に位置していないと判定した場合にも実行される。そのため、ステップS431〜S433の処理では、原点位置に位置していないと判定された可動体に対応した検出センサや駆動モータを制御すればよい。また、ステップS432の処理にて原点位置に位置していると判定した場合(ステップS432;Yes)、当該判定された可動体に応じて、ステップS434、ステップS436、ステップS451の処理に移行すればよい。
【0319】
ステップS430またはステップS432にて第1可動体211が原点位置に位置すると判定した場合(ステップS430;YesまたはステップS432;Yes)、CPU120Aは、駆動モータ231および駆動モータ222に順次制御信号を出力して、第1可動体211を原点位置へ移動させる(ステップS434)。ステップS434の処理を実行した後は、第1可動体211が原点位置に位置しているか否か、第1検出センサ257および第1検出センサ261により検出されているか否かを確認することで判定する(ステップS435)。第1可動体211が原点位置に位置していないと判定した場合(ステップS435;No)、上述したステップS431以降の処理を実行する。このように、第1可動体および第2可動体を原点位置に戻す方向へ動作させる場合、第2可動体が原点位置に位置することを確認してから(すなわち、完全に収納されていることを確認してから)第1可動体を原点位置に戻す動作を開始する(これに対し、第1可動体および第2可動体を進出位置方向へ動作させる場合は、第1可動体が進出位置に完全に進出していない進出位置直前位置にて第2可動体を動作させる)。
【0320】
ステップS435またはステップS432にて第2可動体311が原点位置に位置すると判定した場合(ステップS430;YesまたはステップS432;Yes)、CPU120Aは、原点位置検出フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS436)。原点位置検出フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS436;No)、CPU120Aは、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出の終了と判定し、可動体動作処理を終了する。
【0321】
一方、ステップS436にて原点位置検出フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS436;Yes)、または、ステップS411にて第3可動体制御フラグがオン状態にセットされている(すなわち、第3可動体450を動作させる可動体演出を実行する)と判定した場合(ステップS411;Yes)、CPU120Aは、第3動作フラグがオン状態にセットされているか否かを判定する(ステップS437)。第3動作フラグは、第3可動体450が動作中であることを示すフラグであり、後述するステップS445の処理にてオン状態にセットされる。
【0322】
第3動作フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS437;No)、第3可動体450が原点位置に位置しているか否か、検出センサ415により検出されているか否かを確認することで判定する(ステップS438)。第3可動体450について原点位置に位置していないと判定した場合(ステップS438;No)、CPU120Aは、第3可動体450を動作させる駆動モータ401に制御信号を出力して、第3可動体450を原点位置へ移動させる(ステップS439)。
【0323】
ステップS439の処理を実行した後、CPU120Aは、第3可動体450が原点位置に位置しているか否か、ステップS438の処理と同様にして判定する(ステップS440)。原点位置に位置していないと再度判定した場合(ステップS440;No)、CPU120Aは、駆動モータ401に対し、ステップS439よりも駆動量を増大させて駆動させる(例えば倍の駆動量となる)制御信号を出力して、第3可動体450を原点位置へ移動させる(ステップS441)。
【0324】
ステップS441の処理を実行した後、CPU120Aは、第3可動体450が原点位置に位置しているか否か、再度、ステップS414の処理と同様にして判定する(ステップS442)。原点位置に位置していないと再度判定した場合(ステップS442;No)、演出制限フラグをオン状態にセットし(ステップS443)、可動体動作処理を終了する。なお、図示は省略しているが、演出制限フラグをオン状態にセットするとともに、画像表示装置5に、可動体に異常が発生したことを報知する報知画面を表示してもよい。
【0325】
ステップS438、S440、S442のいずれかの処理において原点位置に位置していると判定した場合(ステップS438;S440;S442のいずれかでYesと判定した場合)、駆動モータ401に制御信号を出力して、第3可動体450の動作を開始する(ステップS444)。ステップS444の処理を実行した後は、第3可動体450が動作中であることを示す第3動作フラグをオン状態にセットする(ステップS445)。
【0326】
ステップS445の処理を実行した後、またはステップS437にて第3動作フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS437;Yes)、第3可動体450の動作が終了したか否かを、当該第3可動体450が進出位置に位置しているか否か、原点位置に位置から駆動モータ401が所定のステップ数分駆動したか否かにより判定する(ステップS446)。なお、ステップS446の処理では、駆動モータ401のステップ数により進出位置に位置しているか否かを判定したが、これとは別に、検出センサを設け、当該検出センサにより進出位置に位置しているか否かを判定してもよい。進出位置に位置していないと判定した場合(ステップS446;No)、CPU120Aは、原点位置検出フラグがオン状態にセットされているか、すなわち、ステップS73Aの処理により当該可動体動作処理が実行されたか否かを判定する(ステップS447)。原点位置検出フラグがオン状態にセットされていると判定した場合(ステップS447;Yes)、当該可動体動作処理は繰り返し実行されないことから、ステップS446の処理に戻る。一方、原点位置検出フラグがオフ状態であると判定した場合(ステップS447;No)、可動体動作処理を終了する。
【0327】
ステップS446にて第3可動体450が進出位置に位置していると判定した場合、すなわち、第3可動体450の動作が終了したと判定した場合(ステップS446;Yes)、第3動作フラグをオフ状態にクリアする(ステップS448)。ステップS448の処理を実行した後、CPU120Aは、駆動モータ401に制御信号を出力して、第3可動体450を原点位置へ移動させる(ステップS449)。ステップS449の処理を実行した後は、第3可動体450が原点位置に位置しているか否か、検出センサ415により検出されているか否かを確認することで判定する(ステップS450)。第3可動体450が原点位置に位置していないと判定した場合(ステップS450;No)、上述したステップS431以降の処理を実行する。
【0328】
ステップS450またはステップS432にて第3可動体450が原点位置に位置すると判定した場合(ステップS450;YesまたはステップS432;Yes)、CPU120Aは、原点位置検出フラグおよび第3可動体制御フラグをオフ状態にクリアし(ステップS451)、可動体動作処理を終了する。
【0329】
なお、可動動作処理においてオン状態にセットされた演出制限フラグは、例えば、電源再投入時にオフ状態にクリアされればよい。また、電源再投入後、原点位置に位置することが検出された場合にオフ状態にクリアされてもよい。
【0330】
図64は、第1可動体211および第2可動体311を動作させる可動体演出を実行する場合おいて、第1可動体211の動作完了前に第2可動体311を動作させる場合と、第1可動体211の動作完了を待ってから第2可動体311を動作させる場合との時間比較を示すタイミングチャートである。
【0331】
図64(A)に示すように、第1可動体211の動作完了前に第2可動体311を動作させる場合、図62のステップS422にて第1可動体211が進出位置直前位置に位置していると判定されたことを契機として第2可動体311の動作を開始する。そして、図示するタイミングで第2可動体311が進出位置に移動する。一方、図64(B)に示すように、第1可動体211が進出位置に移動したこと、すなわち、第1可動体211の動作完了を検出したことを契機として第2可動体311の動作を開始する。この場合、図64(A)に示す第1可動体211の動作完了前に第2可動体311を動作させる場合と比較して、図示する時間差分、第2可動体311が進出位置に移動するタイミングが遅くなる。第1可動体211と第2可動体311とは、互いに進出位置にて連係動作を行うことから、図64(A)に示すように、第1可動体211の動作完了前に第2可動体311を動作させることにより、図示する時間差分、連係動作を素早く行うことができる。
【0332】
以上説明したように、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1によれば、以下の効果を奏することができる。
【0333】
CPU120Aは、図64(A)に示すように、第1可動体211の動作完了前に第2可動体311を動作させる。より具体的には、図62のステップS422にて第1可動体211が進出位置直前位置に位置していると判定されたことを契機として第2可動体311の動作を開始する。したがって、第1可動体211の動作と第2可動体311の動作とを重複して実行することができ、連動動作を素早く行うことができる。そのため、遊技興趣の低下を防止することができる。
【0334】
また、演出制御用マイクロコンピュータ120は、各可動体を、原点位置から、可動体に接続されたケーブルが伸びて余裕がなくなる程度の位置まで一旦動作させる可動体慣らし処理と、各可動体の動作を確認する動作確認処理(ステップS73Aの可動体動作処理)を行う。これによれば、可動体の動きが慣れていないため可動体の動作に影響を与えることを抑制することができる。その結果、可動体が良好に動作しないことを抑制することが可能な遊技機を提供することができる。
【0335】
CPU120Aは、図62のステップS430(またはステップS432)の処理にて第2可動体311が原点位置に位置していると判定した場合にステップS434の処理にて第1可動体211を原点位置に移動させる。すなわち、第2可動体311が第1可動体211と干渉しない非干渉状態にある場合に、第1可動体211を進出位置から原点位置へ移動させる(第3状態から第1状態へ変化させる)動作を開始可能である。したがって、可動体の連動動作を素早く行うとともに、第1可動体211と第2可動体311との干渉を回避することができる。
【0336】
CPU120Aは、一旦可動体を原点位置へ移動させた後、原点位置に位置していないと判定した場合(例えば図62のステップS416にてNoと判定した場合)、ステップS417の処理にて、原点位置に位置していないと判定した可動体に対応する駆動モータに対し、駆動量を増大させて駆動させる(例えば倍の駆動量となる)制御信号を出力して、当該原点位置に位置していないと判定された可動体を原点位置へ移動させる。したがって、可動体が原点位置に戻る可能性を高めることができる。
【0337】
CPU120Aは、演出制限フラグがオン状態にセットされている場合、図59のステップS623の処理にて可動体の動作以外(例えば音声やランプ表示、演出画像など)の演出の実行設定を行い、可動体の動作を制限する。また、一旦演出制限フラグがオン状態にセットされた場合、例えば、電源が再投入された場合や、電源再投入後に原点位置に位置することが検出された場合にのみオフ状態にクリアされるため、当該可動体の動作を動作させる度に動作可能か否かの判断を行う必要がない。これによれば、少なくとも一の可動体に不具合が生じた場合に複数の可動体の相互干渉を抑制することができるとともに、処理負担を軽減することができる。
【0338】
また、CPU120Aは、図62のステップS420の処理において、第1可動体211が、第1動作(回転動作)を行っても他の演出装置、あるいは内側フレーム40に干渉しない位置に移動するまで(すなわち円運動である第2動作による当該第1可動体211の状態変化が行われるまで)、駆動モータ222に、定格電流を流し、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させる(励磁保持)。そして、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても遊技枠に干渉しない位置に移動した場合に、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させないよう切り替えられる。これによれば、複数の動作による可動体の状態変化を適切に管理することができるとともに、位置ずれを防止することができる。なお、当該保持トルクを作用させるか否かの切り替えは、可動体演出として可動体を動作させる場合の他、ステップS73Aにおける可動体の動作確認において可動体を動作させる場合にも、同様に行われる。したがって、動作確認時における可動体の状態変化を適切に管理することができるとともに、位置ずれを防止することができる。
【0339】
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形および応用が可能である。例えばパチンコ遊技機1は、上記実施の形態で示された全ての技術的特徴を備えるものでなくてもよく、従来技術における少なくとも1つの課題を解決できるように、上記実施の形態で示された構成の一部を備えたものであってもよい。
【0340】
上記実施の形態では、図62の可動体動作処理において、少なくとも一の可動体が原点位置に位置していないと判定した場合、演出制限フラグをオン状態にセットして、図59のステップS623の処理にて、全ての可動体の動作を禁止し、可動体の動作以外(例えば音声やランプ表示、演出画像など)の演出の実行設定を行う例を示したが、これは一例である。例えば、原点位置に位置していないと判定した可動体についての動作を禁止し、当該可動体以外の可動体を動作させてもよい。この場合、各可動体に対応する演出制限フラグを設けておき、オン状態にセットされている演出制限フラグに対応する可動体の動作を禁止するとともに、演出制限フラグがオフ状態である可動体を動作させればよい。これによれば、不具合が生じている可動体の動作が制限されることから、不完全な演出が行われることで遊技興趣を低下させてしまうことを防止することができる。なお、電源が再投入された場合や、電源再投入後に原点位置に位置することが検出された場合に当該動作を禁止した可動体について制限を解除すればよい。また、可動体慣らし処理においても、報知を停止させる操作を待つ処理ではなく、演出制限フラグをオン状態にセットして、異常と判定された可動体の動作を制限してもよい。その他、当該動作を制限した可動体と干渉する可動体についても合わせて動作を制限してもよい。
【0341】
また、可動体の動作を禁止するのではなく、例えば通常より半分動作させるなどにより動作を制限してもよい。なお、第1可動体211は、第2可動体311と第3可動体450とに干渉する可能性がある一方、第2可動体と第3可動体とは、干渉する可能性はないため、一の可動体が初期位置(原点位置)に位置していない場合に動作可能となる可動体(当該一の可動体と干渉しない可動体)を特定可能な対応情報を記憶しておき、当該対応情報に従って動作可能な可動体(干渉しない可動体)を特定した上で可動体演出を実行してもよい。すなわち、初期位置(原点位置)に位置しない可動体と干渉しうる可動体については動作を制限し、干渉しない可動体については動作させればよい。これによれば、少なくとも一の可動体に不具合が生じた場合に、複数の可動体の相互干渉をより精度良く抑制することができる。また、上記実施の形態では、可動体が原点位置に位置していない場合に演出制限フラグをオン状態にセットする例を示したが、これに限られず、可動体に何らかの異常が発生した場合に演出制限フラグをオン状態にセットすればよい。
【0342】
また、上記実施の形態では、ステップS415にて原点位置へ移動させた後、再度原点位置に位置していないと判定した場合に、第3移動処理としてステップS417の駆動量を増大させた制御を行う例を示したが、これは一例である。例えば、原点位置へ移動させた後、再度原点位置に位置していないと判定した場合、進出位置方向への動作と原点位置方向への動作といった往復動作を複数回繰り返し、当該往復動作を行っても原点位置に位置していないと判定した場合に、第3移動処理としてのステップS417の処理を実行してもよい。これによれば、一時的な不具合を防止し、遊技興趣を向上させることができる。
【0343】
上記実施の形態では、図62のステップS420の処理において、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても他の演出装置、あるいは内側フレーム40に干渉しない位置に移動するまで(すなわち円運動である第2動作による当該第1可動体211の状態変化が行われるまで)、駆動モータ222に、定格電流を流し、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させ(励磁保持)、第1可動体211が第1動作(回転動作)を行っても遊技枠に干渉しない位置に移動した場合に、回動軸222aの動きを静止する保持トルクを作用させないよう切り替える例を示したが、この他にも、例えば、ステップS73Aにて可動体動作処理を行う場合に、第2可動体311を動作させる駆動モータ351に定格電流を流して保持トルクを作用させるか否かを、第1可動体211の状態変化に応じて切り替えるようにしてもよい。これによれば、一の可動体における保持力を他の可動体の状態変化に応じて制御するため、一の可動体が他の可動体の動作により受ける影響を適切に管理することができる。
【0344】
また、上記実施の形態では、可動体演出をリーチ演出の一部として実行する例を示したが、これに限られず、例えば、リーチ演出以外の演出として実行してもよいし、大当り中の演出として実行してもよい。また、客待ち状態において、デモンストレーション演出として可動体演出を実行してもよい。
【0345】
上記実施の形態では、遊技者にとって有利な有利状態として、可変表示結果が「大当り」となったことに基づいて大当り遊技状態に制御されるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、確変状態などの特別遊技状態を有利状態としてもよいし、複数の大当り遊技状態のうちで実行可能なラウンドの上限回数が第2ラウンド数(例えば「7」)よりも多い第1ラウンド数(例えば「15」)となる大当り遊技状態を有利状態としてもよい。あるいは、複数の時短状態のうちで実行可能な可変表示の上限回数が第2回数(例えば「50」)よりも多い第1回数(例えば「100」)となる時短状態を有利状態としてもよいし、複数の確変状態のうち大当り確率が第2確率(例えば1/50)よりも高い第1確率(例えば1/20)となる確変状態を有利状態としてもよい。その他、遊技者にとって有利な任意の遊技状態を有利状態としたものであればよい。
【0346】
上記実施の形態において、各種の決定が行われる「割合」や「確率」は、例えば70:30といった、各決定結果となる可能性が0%(決定されることがない)や100%(必ず決定される)にはならないように設定されてもよいし、少なくともいずれかの決定結果となる可能性が0%(決定されることがない)や100%(必ず決定される)となるように設定されてもよい。例えば、各種の決定を行う場合において、複数の決定結果のうちいずれか1の決定結果とする割合が、他の決定結果とする割合よりも高くなることには、1の決定結果とする割合が100%となることが含まれてもよいし、他の決定結果とする割合が0%となることが含まれてもよい。1の決定結果とする割合が100%となるときには、他の決定結果とする割合が0%となる。また、他の決定結果とする割合が0%となるときには、1の決定結果とする割合が100%以外でも0%でない所定割合であれば、1の決定結果とする割合が、他の決定結果とする割合よりも高くなる。
【0347】
本発明は、パチンコ遊技機1に限らずスロットマシンなどにも適用できる。
その他にも、遊技機の装置構成やデータ構成、フローチャートで示した処理、画像表示装置における画像表示動作やスピーカにおける音声出力動作さらには遊技効果ランプおよび装飾用LEDにおける点灯動作を含めた各種の演出動作などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更および修正が可能である。加えて、本発明の遊技機は、入賞の発生に基づいて所定数の遊技媒体を景品として払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技媒体を封入し入賞の発生に基づいて得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。
【0348】
本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、例えばパチンコ遊技機1やスロットマシンといった、遊技機に含まれるコンピュータ装置などに対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置などの有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0349】
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【0350】
また、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機1は、上記とは異なる演出装置を備えていてもよい。このような演出装置としての第4演出装置500の詳細について説明する。図65は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を前方からみた斜視図である。図66は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を前方からみた分解斜視図である。また、図67は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を後方からみた分解斜視図である。
【0351】
なお、第4演出装置500は、内側フレーム40(図1)の下部であり、例えば、第3演出装置400(図1)の前方に配置されている。これにより、第3演出装置400(図1)との干渉を避けることができる。
【0352】
図65に示すように、第4演出装置500は、パチンコ遊技機1(図1)に取り付けられるベース体501と、このベース体501に上下方向に移動可能に取り付けられた第4可動体515とを備えている。図65に示す第4演出装置500は初期状態にあり、このとき第4可動体515は、可動範囲内で最も下方の原点(初期)位置に位置している。この時、第4可動体515は、画像表示装置5(図1)の下方にあり、遊技者は、第4可動体515を視認できないか、視認することが困難な状態にある。
【0353】
初期状態にある第4演出装置500の状態から、第4可動体515を上方に向けて移動させる。これにより、第4可動体515を、可動範囲内で最も上方の進出位置まで移動させることができる。これにより、第4可動体515を、内側フレーム40の内側中央付近にまで進出させることができる。これにより、遊技者は、第4可動体515全体を容易に視認することができる。
【0354】
図66図67に示すように、上下方向に移動する第4可動体515は、可動体ベース板510と、LED基板511と、拡散板512と、装飾板513とから構成されている。
【0355】
可動ベース板510は、可動ベース体510、LED基板511、及び拡散板512を保持し、ベース体501に上下方向に移動可能に取り付けられている。これにより、第4可動体515全体が、ベース体501に対して上下方向に移動する。
【0356】
LED基板511は、複数のLED514を有している。複数のLED514は、例えば、ランプ制御基板14(図2)によりON/OFFが制御されている。複数のLED514は、遊技の進行に合わせて、拡散板512に向けて光を出射する。
【0357】
拡散板512は、例えば、透光性を有する合成樹脂から構成され、その表面には種々の模様が形成されている。これにより、拡散板512に入射した光は、拡散されるとともに種々の模様が付されて、拡散板512から出射される。
【0358】
装飾板513は、例えば、透光性を有する合成樹脂から構成されている。装飾板513には、パチンコ遊技機1特有の装飾が施されている。これにより、装飾板513に施された装飾は、模様が付された光によって照射される。これにより、遊技者を魅了する演出を実行することができきる。
【0359】
なお、第4可動体515の上下方向の移動は、駆動モータ502による駆動力と、この駆動力を伝達する各種伝達部材により実現されている。
【0360】
ベース体501の後面には、モータ取付板503を介して駆動モータ502が取り付けられている。駆動モータ502は、例えばステッピングモータであり、演出制御基板12(図2)により動作/非動作が制御される。駆動モータ502は、駆動パルスに同期して回転するため、回転軸502a(図66)を所定の角度だけ回転させることができる。この回転軸502aに、駆動ギヤ504が取り付けられている。
【0361】
ベース体501は、第4演出装置500の種々の構成部品を保持するとともに、パチンコ遊技機1の所定位置に取り付けるための部材である。ベース板501には、開口501cが形成されている。この開口501cを通して、ベース体501の前面に回転可能に取り付けられた回転ギヤ508と、駆動ギヤ504とが噛み合っている。
【0362】
回転ギヤ508は、複数の歯が周状に形成されたギヤ部508b(図67)と、前方に突出した突出部508aとを有する。回転ギヤ508のギヤ部508bは、駆動ギヤ504と噛み合っている。これにより、駆動モータ502が駆動することにより、回転ギヤ508は回転する。また、回転ギヤ508に形成された突出部508aは、リンク部材509に形成された挿通孔509cに挿通されている。
【0363】
リンク部材509は、回転ギヤ508の回転を受けて回動して、第4可動体515を上下方向に移動させるための部材である。リンク部材509には、後面に第1突起部509a及び第2突起部509bが形成されているとともに、前面に第3突起部509dが形成されている。
【0364】
第1突起部509a(図67)は、ベース体501に形成された挿通孔f501eに挿通されている。これにより、リンク部材509は、第1突起部509aを軸に、ベース体501に回動可能に取り付けられている。これにより、回転ギヤ508が回転することで、挿通孔509cの内壁が突出部508aに押圧され、リンク部材509は、第1突起部509aを軸にしてベース体501上を回動する。
【0365】
第2突起部509bは、ベース体501に形成された移動制限溝501bに挿入されている。移動制限溝501bは、リンク部材509が第1突起部509aを軸にして回動した際の第2突起部509bの軌跡に合わせて形成された円弧状の溝である。これにより、リンク部材509をがたつかせることなく、安定して回動させることができる。
【0366】
第3突起部509dは、可動ベース板510に形成された挿通孔510aに挿通されている。これにより、リンク部材509が回動すると、第3突起部509dが挿通孔510の内壁を上下方向に押圧する。この押圧力によって、第4可動体515は上下方向に沿って移動する。
【0367】
ベース体501の前面には第1レール507(図66)が取り付けられている。また、可動体ベース板510の後面には、第2レール516(図67)が取り付けられている。第1レール507(図66)及び第2レール516との間には、図示しない鋼球が介在しているとともに、潤滑油が塗布されている。これにより、第1レール507(図66)及び第2レール516(図67)は、互いに上下方向にスライド可能に接続されている。
【0368】
また、ベース体501には、前方に突出した突起部501d(図66)が形成されている。この突起部501dは、可動体ベース板510に上下方向に沿って形成された移動制限溝510bに挿通されている。また、可動体ベース板510には、後方に突出した検出片取付部510c(図67)が形成されている。この検出片取付部510cは、ベース体501に上下方向に沿って形成された移動制限溝501aに挿通されている。これにより、第4可動体515を、がたつかせることなく上下の方向に沿って移動させることができる。
【0369】
なお、可動体ベース板510に形成された検出片取付部510cには、検出片506が取り付けられている。また、ベース体501の後面には、検出センサ505が取り付けられている。検出センサ505は、例えば、フォトセンサであり、発光部から出射された光を検出片506が遮るか否かを受光部が検出することによって、第4可動体515の移動状況を判定する。本実施形態においては、第4可動体515が原点(初期)位置にある場合、つまり、第4可動体515が最も下方にある場合に、検出片506が光を遮る。これにより、第4可動体515が原点(初期)位置にあると判断することができる。
【0370】
次に、第4演出装置500の演出動作について図68を用いて説明する。図68は、本発明の実施形態に係る遊技機に設けられた第4演出装置を動作順((a)〜(c))に示した正面図である。なお、図68においては、第4演出装置500の動きが容易に理解できるように、装飾板513を破線で示している。
【0371】
図68(a)に示す第4演出装置500は初期状態にあり、第4可動体515は、可動範囲の中で最も下方である原点(初期)位置に位置している。図68(a)に示す状態から、駆動モータ502(図66)を駆動させて、回転ギヤ508を前方から見て時計回りに回転させる。これにより、リンク部材509は、第1突起部509aを中心に、前方からみて反時計回りに回動する。これにより、第3突起部509dが、可動体ベース板510に形成された挿通孔510aの内壁を上方へ押圧する。これにより、図68(b)に示すように、第4可動体515が上方へ移動する。
【0372】
図68(b)に示す状態から、駆動モータ502(図66)を駆動させて、回転ギヤ508を前方から見てさらに時計回りに回転させる。これにより、第4可動体515は上方へと移動し、図68(c)に示すように、第4可動体515は、可動範囲の中で最も上方である進出位置に位置する。
【0373】
なお、進出位置にある第4可動体515を、原点(初期)位置へ移動させる場合には、駆動モータ(図66)を上記とは反対の方向に駆動して、回転ギヤ508を前方から見て反時計回りに回転させればよい。これにより、第4可動体515は下方へと移動する。上述したように、第4可動体515が原点(初期)位置まで移動したことは、検出センサ505により検出される。この検出センサ505の検出により、駆動モータ(図66)の駆動が停止される。
【符号の説明】
【0374】
1 … パチンコ遊技機
2 … 遊技盤
3 … 遊技機用枠
5 … 画像表示装置
12 … 演出制御基板
120 … 演出制御用マイクロコンピュータ
200 … 第1演出装置
211 … 第1可動体
300 … 第2演出装置
311 … 第2可動体
400 … 第3演出装置
450 … 第3可動体
図1
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