特許第6836376号(P6836376)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6836376
(24)【登録日】2021年2月9日
(45)【発行日】2021年3月3日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20210222BHJP
【FI】
   A63F5/04 661
【請求項の数】2
【全頁数】48
(21)【出願番号】特願2016-227268(P2016-227268)
(22)【出願日】2016年11月22日
(65)【公開番号】特開2018-82847(P2018-82847A)
(43)【公開日】2018年5月31日
【審査請求日】2019年10月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】000144153
【氏名又は名称】株式会社三共
(74)【代理人】
【識別番号】100095407
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 満
(74)【代理人】
【識別番号】100148633
【弁理士】
【氏名又は名称】桜田 圭
(74)【代理人】
【識別番号】100134599
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100166442
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 洋雅
(72)【発明者】
【氏名】小倉 敏男
(72)【発明者】
【氏名】平田 征也
【審査官】 金子 和孝
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−208590(JP,A)
【文献】 特開2013−078541(JP,A)
【文献】 特開2012−115537(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技を行う遊技機において、
第1操作手段と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段と、前記第1操作手段とは異なり且つ前記第2操作手段とは異なる第3操作手段とを含む操作手段と、
遊技者によって前記第1操作手段が操作された後、遊技者から前記第2操作手段と前記第3操作手段とに対する複数の手順の操作を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付ける複数の手順の操作のうち最も先に操作を受け付ける第1手順の操作を示す第1手順画像と、前記第1手順の操作の後に受け付けられる第2手順の操作を示す第2手順画像とを含む複数の手順画像を表示する手順画像表示手段と、
演出画像を表示する演出画像表示手段とを備え、
前記演出画像表示手段は、前記複数の手順画像を表示するにあたり、前記第1手順画像が表示される前に該第1手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示するとともに、前記第2手順画像が表示される前に該第2手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示せず、
前記演出画像は、前記複数の手順の操作のうちの何れの手順の操作も示さない演出効果画像であり、
前記演出効果画像は、前記第1手順画像よりも大きい画像である、遊技機。
【請求項2】
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、
可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能であり、
前記操作手段は、複数の可変表示部に対応して遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段を含み、
表示態様を変化可能な表示手段と、
音出力可能な音出力手段と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御を行う表示報知制御手段と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御を行う音報知制御手段と、
少なくとも一の可変表示部が変動している状況で電力供給が停止して電力供給が再開した場合に、電力供給停止前に変動中であった可変表示部の変動を再開させる変動再開手段とを更に備え、
変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、
前記表示報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出されていた可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御は行わず、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御を行い、
前記音報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も行わない、請求項1に記載の遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたことに基づいて、複数種類の識別情報の可変表示が行われるスロットマシンや、遊技球等の遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、該遊技領域に設けられている入賞口等の始動領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機等がある。
【0003】
このような遊技機の一例として、遊技者にとって有利な有利状態の一例としてのAT(アシストタイム)に制御されている場合において、ナビ対象役に内部当選したときにナビ演出を実行するスロットマシンが開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、ナビ演出のナビ画像として、ストップスイッチの押下順序を示す押下順序画像とスロットマシンのモチーフに会わせたキャラクター画像(敵キャラクターの画像)とが対応するストップスイッチごとに表示され、ストップスイッチの操作が正解の押下順序であれば対応する押下順序画像とキャラクター画像とが消去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−078541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、ナビ画像が表示されたときに、遊技者が複数種類の押下順序画像によって示される正解の押下順序を認識してからストップスイッチを押下する必要があるので、正解の押下順序の認識が遅くなる問題がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、遊技者が早期に手順を認識可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技を行う遊技機(例えば、スロットマシン1、パチンコ遊技機)において、
第1操作手段と、前記第1操作手段とは異なる第2操作手段と、前記第1操作手段とは異なり且つ前記第2操作手段とは異なる第3操作手段とを含む操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R、演出用スイッチ56)と、
遊技者によって前記第1操作手段が操作された後(例えば、正解押し順の第1停止操作時)、遊技者から前記第2操作手段と前記第3操作手段とに対する複数の手順の操作(例えば、第2停止操作、第3停止操作)を受け付ける受付手段(例えば、メイン制御部41が実行するリール停止処理において第2停止操作や第3停止操作を受け付ける処理)と、
前記受付手段が受け付ける複数の手順の操作のうち最も先に操作を受け付ける第1手順の操作(例えば、第2停止操作)を示す第1手順画像(例えば、第2手順画像532)と、前記第1手順の操作の後に受け付けられる第2手順の操作(例えば、第3停止操作)を示す第2手順画像(例えば、第3手順画像533)とを含む複数の手順画像(例えば、第2手順画像532、第3手順画像533)を表示する手順画像表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS104の処理)と、
演出画像(例えば、フラッシュ画像521)を表示する演出画像表示手段(例えば、サブ制御部91が実行するステップS103の処理)とを備え、
前記演出画像表示手段は、前記複数の手順画像を表示するにあたり、前記第1手順画像が表示される前に該第1手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示するとともに、前記第2手順画像が表示される前に該第2手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示せず(例えば、サブ制御部91が実行するステップS103の処理において正解押し順の第1停止操作時に第2手順画像532の表示領域にのみフラッシュ画像521を表示してから各手順画像532、533を拡大表示
前記演出画像は、前記複数の手順の操作のうちの何れの手順の操作も示さない演出効果画像であり、
前記演出効果画像は、前記第1手順画像よりも大きい画像である
なお、本発明に係る遊技機は、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、
可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能であり、
前記操作手段は、複数の可変表示部に対応して遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段を含み、
表示態様を変化可能な表示手段と、
音出力可能な音出力手段と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御を行う表示報知制御手段と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御を行う音報知制御手段と、
少なくとも一の可変表示部が変動している状況で電力供給が停止して電力供給が再開した場合に、電力供給停止前に変動中であった可変表示部の変動を再開させる変動再開手段とを更に備え、
変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、
前記表示報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出されていた可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御は行わず、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御を行い、
前記音報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も行わなくてもよい。
【0008】
このような構成によれば、遊技者によって操作手段が操作された後に第1手順画像が表示される前に該第1手順画像の表示領域に演出画像が表示される一方で第2手順画像が表示される前に該第2手順画像の表示領域に演出画像が表示されないので、演出画像を視認した遊技者が早期に第1手順を認識可能となる。
【0009】
なお、上記(1)の遊技機において、複数の手順の操作は、操作手段に対する複数の手順がある操作であればよく、例えば、複数種類の操作手段を用いた複数種類の操作(複数種類の操作スイッチの各操作等)の何れかを複数回行うものであってもよく、1種類の操作手段を用いた複数種類の操作(複数方向への操作を受付可能な操作レバーの各操作、操作に対する強弱を検知可能な操作スイッチの各操作等)の何れかを複数回行うものであってもよい。さらに、例えば、1種類の操作手段を用いた1種類の操作(1種類の操作スイッチの操作等)を複数回行うものであってもよい。
また、複数の手順画像は、複数の手順の操作のうちの第1手順や第2手順等を示すことが可能な画像であればよく、例えば、操作手段の種類を示す画像(操作スイッチや操作レバーを文字や形状等で表現した画像等)や、操作の種類を示す画像(操作スイッチの操作の強弱を文字や形状や大きさ等で表現した画像、操作レバーの操作方向を文字や形状等で表現した画像等)や、手順の番号を示す画像(何番目の操作であるかを示す数字の画像等)や、これらを組み合わせた画像などであってもよい。なお、操作手段の種類を示す画像や操作の種類を示す画像を手順画像として表示する場合、複数の手順画像の並び方によって手順を示してもよく、例えば、第1手順画像、第2手順画像、…の順に並べてもよい。また、手順の番号を示す画像を手順画像として表示する場合、手順画像の表示位置や大きさ等によって操作手段の種類や操作の種類を示してもよく、例えば、各操作手段や各操作に対応する表示位置に手順画像を表示してもよい。
また、複数の手順画像は、少なくとも第1手順画像と第2手順画像と表示している限りにおいて、全ての手順画像を同時に表示していなくてもよく、例えば、第1手順から第10手順まである場合、第1手順画像から第3手順画像まで表示し、第4手順画像以降の画像については第1手順の操作以降に表示してもよい。
【0010】
(2)上記(1)の遊技機において、
前記遊技機は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(例えば、リール2L、2C、2R)を複数備え、
前記複数の手順画像は、前記複数の可変表示部を変動表示した後に該変動表示を停止させるための複数の手順の操作(例えば、停止操作)を示す画像であり(例えば、各手順画像531〜533がナビ対象役の内部当選時に不正解時よりも有利な小役に入賞する正解押し順を示す画像であり)、
前記演出画像表示手段は、遊技者によって前記操作手段が操作されたときに該操作に対応する手順画像の表示を消去してもよい(例えば、正解押し順の第1停止操作時に第1操作順序画像531の表示が消去されてもよい)。
【0011】
このような構成によれば、遊技者によって操作手段が操作されたときに該操作に対応する手順画像の表示が消去されるので、複数の可変表示部を変動表示した後に該変動表示を停止させる操作が行われた状況を遊技者が認識可能になる。また、このような構成によれば、遊技者によって操作手段が操作されたときに該操作に対応する手順画像の表示が消去されることに遊技者が注目していても演出画像を視認して早期に第1手順を認識可能となる。
【0012】
(3)上記(1)または(2)の何れかの遊技機において、
前記演出画像表示手段は、前記手順画像表示手段が表示する前記第1手順画像よりも大きく前記演出画像を表示してもよい(例えば、フラッシュ画像521を最大表示の各手順画像531〜533よりも大きく表示してもよい)。
【0013】
このような構成によれば、演出画像が第1手順画像よりも大きく表示されない遊技機よりも演出画像が目立つので、遊技者が早期に第1手順を認識し易くなる。
【0014】
(4)上記(1)乃至(3)の何れかの遊技機において、
前記手順画像表示手段は、各手順画像を複数種類の表示態様で表示可能であり(例えば、各手順画像531〜533がそれぞれ異なる種類の画像であり、各手順画像531〜533が内部抽選結果によって異なる色で表示される画像であり)、
前記演出画像表示手段は、前記各手順画像が何れの表示態様で表示されるかに関わらず所定表示態様で前記演出画像を表示してもよい(例えば、フラッシュ画像521がその後に表示される各手順画像531〜533の種類や色に関わらず同一の画像であってもよい)。
【0015】
このような構成によれば、各手順画像の表示態様によって演出画像の表示態様が変化する遊技機よりも遊技者が第1手順を認識し易くなる。
【0016】
(5)上記(1)乃至(4)の何れかの遊技機において、
前記手順画像表示手段は、
中断条件(例えば、サブ制御部91が電断の発生を検出する条件)が成立したときに前記複数の手順画像の表示を中断可能、且つ、再開条件が成立したときに中断していた該複数の手順画像の表示を再開可能であり(例えば、サブ制御部91が電断復帰時に記憶されたバックアップに基づいてナビ画像の表示を再開する処理を実行可能であり、例えば、サブ制御部91がステップSa1〜Sa6の処理を実行可能であり)、
前記演出画像表示手段は、前記再開条件(例えば、サブ制御部91が復帰コマンドを受信する条件)が成立したときに、前記第1手順画像の表示が再開される前に該第1手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示するとともに、前記第2手順画像の表示が再開される前に該第2手順画像が表示される表示領域に前記演出画像を表示しなくてもよい(例えば、サブ制御部91がステップS108〜S111、S103、S104の処理を実行し、ステップS103の処理において電断前の最後の操作が正解押し順の第1停止操作であれば第2手順画像532の表示領域にのみフラッシュ画像521を表示してから各手順画像532、533を拡大表示してもよい)。
【0017】
このような構成によれば、中断していた複数の手順画像の表示が再開されるときに第1手順画像の表示が再開される前に該第1手順画像の表示領域に演出画像が表示される一方で第2手順画像の表示が再開される前に該第2手順画像の表示領域に演出画像が表示されないので、演出画像を視認した遊技者が早期に第1手順を認識可能となる。
【0018】
(6)上記(1)乃至(5)の何れかの遊技機において、
前記遊技機は、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(例えば、リール2L、2C、2R)を複数備え、
可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能であり、
複数の可変表示部に対応して遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
表示態様を変化可能な表示手段(例えば、液晶表示器51)と、
音出力可能な音出力手段(例えば、スピーカ53、54)と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様(例えば、操作順、正解押し順、操作タイミング)を表示手段により報知させる制御を行う表示報知制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するナビ画像を表示する処理)と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御を行う音報知制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するナビ演出音を音声出力する処理)と、
少なくとも一の可変表示部が変動している状況で電力供給が停止して電力供給が再開した場合に、電力供給停止前に変動中であった可変表示部の変動を再開させる変動再開手段(例えば、メイン制御部41が実行する電断復帰時にリールの回転を再開する処理)とを更に備え、
変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況(例えば、第1停止操作または第2停止操作が行われ、少なくとも1つのリールが停止され、他のリールが回転されている状況)で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、
表示報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出されていた可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御は行わず、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御を行い(例えば、電断前に停止していたリールに対応する手順画像を表示せず、電断前に回転中であったリールに対応する手順画像を表示し)、
音報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も行わなくてもよい(例えば、電断前に停止していたリールに対応するナビ演出音も電断前に回転中であったリールに対応するナビ演出音も音声出力しなくてもよい)。
【0019】
このような構成によれば、変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知されるので、このような状況で電力供給が停止しても遊技者に対して不利益が生じることを防止できる。一方で、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段及び音出力手段により報知させる制御も、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も行わないので、電力供給再開時の負荷を軽減することができる。
【0020】
(7)上記(1)乃至(6)の何れかの遊技機において、
前記遊技機は、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部(例えば、リール2L、2C、2R)を複数備え、
可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能であり、
複数の可変表示部に対応して遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
表示態様を変化可能な表示手段(例えば、液晶表示器51)と、
音出力可能な音出力手段(例えば、スピーカ53、54)と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様(例えば、操作順、正解押し順、操作タイミング)を表示手段により報知させる制御を行う表示報知制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するナビ画像を表示する処理)と、
少なくとも変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御を行う音報知制御手段(例えば、サブ制御部91が実行するナビ演出音を音声出力する処理)と、
少なくとも一の可変表示部が変動している状況で電力供給が停止して電力供給が再開した場合に、電力供給停止前に変動中であった可変表示部の変動を再開させる変動再開手段(例えば、メイン制御部41が実行する電断復帰時にリールの回転を再開する処理)とを更に備え、
変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況(例えば、第1停止操作または第2停止操作が行われ、少なくとも1つのリールが停止され、他のリールが回転されている状況)で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、
表示報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出されていた可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御も、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を表示手段により報知させる制御も行い(例えば、電断前に停止していたリールに対応する手順画像も電断前に回転中であったリールに対応する手順画像も表示し)、
音報知制御手段は、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も、電力供給停止前に変動中であった可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様を音出力手段により報知させる制御も行わなくてもよい(例えば、電断前に停止していたリールに対応するナビ演出音も電断前に回転中であったリールに対応するナビ演出音も音声出力しなくてもよい)。
【0021】
このような構成によれば、変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様が報知される遊技において、一部の可変表示部に表示結果が導出されており他の可変表示部が未だ変動している状況で電力供給が停止し、電力供給が再開する場合に、いずれの可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様についても報知されるので、このような状況で電力供給が停止しても遊技者に対して不利益が生じることを防止できる。一方で、電力供給停止前に表示結果が導出された可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様についても未だ変動中の可変表示部に対応する導出操作手段の操作態様についても音出力手段により報知させる制御を行わないので、電力供給再開時の負荷を軽減することができる。
【0022】
なお、上記(6)または(7)の遊技機において、表示報知制御手段及び音報知制御手段は、別個の制御手段にて構成されていても良いし、一の制御手段に含まれる構成でも良い。また、上記(6)または(7)の遊技機において、操作態様とは、導出操作手段を操作する操作順、導出操作手段を操作する操作タイミングのいずれか、またはこれらの組合せが該当する。
【0023】
(8)上記(1)から(7)の何れかの遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記特定制御情報送信手段は、前記報知状態に制御されているか否かに関わらず、前記事前決定手段の決定結果が前記報知対象結果となったときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
【0024】
このような構成によれば、遊技制御手段と演出制御手段とを備え、遊技制御手段から送信された特定制御情報から事前決定手段の決定結果に関する情報が特定される構成において、遊技制御手段側で操作手順報知手段により遊技者にとって有利な有利操作手順が報知される報知状態に制御するとともに、遊技制御手段は、報知状態に制御されているか否かに関わらず、事前決定手段の決定結果が報知対象結果となったときに、報知対象結果となった旨は特定できるが有利操作態様を特定できない特定制御情報を演出制御手段に対して送信するので、遊技制御手段側で報知状態に制御しているか否かに関わらず、特定制御情報から事前決定手段の決定結果に応じた有利操作手順が特定されることはないため、特定制御情報の送信に係る処理を簡素化できるとともに、演出制御手段側に不正がなされても報知状態に制御されていない状態で有利操作態様が報知されてしまうことを防止できる。
【0025】
(9)上記(1)から(8)の何れかの遊技機において、
遊技の制御を行う遊技制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記遊技制御手段から送信された制御情報(例えば、コマンド)に基づいて演出を行う演出制御手段(例えば、サブ制御部91)と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(例えば、ストップスイッチ8L、8C、8R)と、
前記導出操作手段の操作態様(例えば、押し順、停止順)を識別可能に報知することが可能な操作態様報知手段(例えば、メイン制御部41がナビ報知を実行する処理、サブ制御部91がナビ演出を実行する処理)とを更に備え、
前記遊技制御手段は、
表示結果が導出される前に、導出が許容される表示結果を決定する事前決定手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部抽選処理)と、
前記事前決定手段の決定結果毎に各々異なる数値(例えば、当選番号)を設定する数値設定手段(例えば、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルが記憶されているメイン制御部41のROM41c)と、
前記数値設定手段により設定された数値に応じて所定制御(例えば、内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等)を行う所定制御手段(例えば、メイン制御部41が実行する内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等の各処理)と、
前記事前決定手段の決定結果が報知の対象となる報知対象結果(例えば、報知対象役、AT役、押し順役、押し順リプレイ、押し順ベル)となったときに遊技者にとって有利な有利操作態様(例えば、正解押し順、遊技者にとって有利な停止順)が報知される報知状態(例えば、AT)に制御する報知状態制御手段(例えば、メイン制御部41がATに制御する処理)と、
前記事前決定手段の決定結果に関する特定制御情報(例えば、第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド)を前記演出制御手段に対して送信する特定制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41が実行するステップSf1〜Sf12の処理)とを含み、
前記報知対象結果となったときに前記数値設定手段により設定される数値として、所定の数値範囲(例えば、2〜19、23〜34)からなる連続する数値が割り当てられており(例えば、押し順リプレイには当選番号として2〜19、押し順ベルには当選番号として23〜34がそれぞれ割り当てられており)、
前記特定制御情報送信手段は、少なくとも前記報知状態以外の状態において、前記数値設定手段により設定された数値が、前記所定の数値範囲であるときに、前記報知対象結果となった旨は特定できるが前記有利操作態様を特定できない前記特定制御情報を前記演出制御手段に対して送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSf4〜Sf10の処理を実行して第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に送信してもよい)。
【0026】
このような構成によれば、遊技制御手段と演出制御手段とを備え、遊技制御手段から送信された特定制御情報から事前決定手段の決定結果に関する情報が特定される構成において、遊技制御手段側で操作手順報知手段により遊技者にとって有利な有利操作手順が報知される報知状態に制御するとともに、遊技制御手段は、少なくとも報知状態以外の状態において事前決定手段の決定結果が報知対象結果となったときに、報知対象結果となった旨は特定できるが有利操作態様を特定できない特定制御情報を演出制御手段に対して送信するので、遊技制御手段側で報知状態に制御しているか否かに関わらず、特定制御情報から事前決定手段の決定結果に応じた有利操作手順が特定されることはないため、演出制御手段側に不正がなされても報知状態に制御されていない状態で有利操作態様が報知されてしまうことを防止できる。また、報知対象結果となったときに数値設定手段により設定される数値として、所定の数値範囲からなる連続する数値が割り当てられているとともに、遊技制御手段は、報知対象結果であるか否かを、所定制御を行う際に用いられる数値が報知対象結果に対して割り当てられた所定の数値範囲であるか否かにより判定できるため、特定制御情報を送信する際の処理を簡素化できる。
【0027】
なお、上記(8)または(9)の遊技機において、導出操作手段の操作態様は、複数の異なる操作タイミングのうちいずれかの操作タイミングで操作する操作態様、複数の操作順のうちいずれかの操作順で操作する操作態様、これらの組合せによる操作態様等が該当する。
【0028】
(10)上記(1)から(9)の何れかの遊技機において、
第1の制御手段(例えば、メイン制御部41)と、
前記第1の制御手段から受信した制御情報(例えば、コマンド)に応じて制御を行う第2の制御手段(例えば、サブ制御部91)とを更に備え、
前記第1の制御手段は、1単位の遊技(例えば、1ゲーム)における第1のタイミング(例えば、ゲーム開始時)と第2のタイミング(例えば、ゲーム終了時)を含む複数のタイミング毎に前記第1の制御手段の制御状態を特定可能な複数種類の状態制御情報(例えば、状態制御コマンド)を前記第2の制御手段に対して送信する状態制御情報送信手段(例えば、メイン制御部41がサブ制御部91に制御状態コマンドを送信する処理)を含み、
前記状態制御情報送信手段が一のタイミングにおいて送信する複数種類の状態制御情報は、第1のタイミングと第2のタイミングで変化しない制御状態(例えば、遊技者にとって有利な停止順等)を特定可能な第1の状態制御情報(例えば、制御状態コマンド1)と、第1のタイミングと第2のタイミングで変化し得る制御状態(例えば、遊技状態等)を特定可能な第2の状態制御情報(例えば、制御状態コマンド2)とを含み(例えば、制御状態コマンドが制御状態コマンド1と制御状態コマンド2とを含み)、
前記状態制御情報送信手段は、複数のタイミングのうちいずれのタイミングにおいても共通の制御にて複数種類の状態制御情報を送信してもよい(例えば、メイン制御部41がステップSb1〜Sb13の処理を実行してもよい)。
【0029】
このような構成によれば、1単位の遊技における第1のタイミングと第2のタイミングで変化しない制御状態を特定可能な第1の状態制御情報と、1単位の遊技における第1のタイミングと第2のタイミングで変化し得る制御状態を特定可能な第2の状態制御情報とを含む複数種類の状態制御情報を、該第1のタイミングと該第2のタイミングを含む複数のタイミング毎に送信する構成において、いずれのタイミングにおいても共通の制御にてこれら複数種類の状態制御情報を送信するので、第2の制御手段側で第1の制御手段の制御状態を詳細に把握しつつ、第1の制御手段が状態制御情報を送信する際のプログラム容量を削減することができる。
【0030】
なお、上記(10)の遊技機において、第1の制御手段は、遊技の制御を行う制御手段であっても良いし、遊技の制御以外の制御、例えば、演出の制御を行う制御手段であっても良い。また、第2の制御手段は、第1の制御手段から送信された制御情報に基づいて何らかの制御を行う制御手段であれば良く、例えば、第1の制御手段が遊技の制御を行う制御手段である場合に、第1の制御手段から送信された制御情報に基づいて演出の制御を行う制御手段を第2の制御手段としても良いし、第1の制御手段が演出の制御を行う制御手段である場合に、第1の制御手段から送信された制御情報に基づいて演出装置の制御を行う制御手段を第2の制御手段としても良い。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】実施形態1に係るスロットマシンの正面図である。
図2】スロットマシンの内部構造を示す斜視図である。
図3】リールの図柄配列を示す図である。
図4】スロットマシンの構成を示すブロック図である。
図5】サブ制御部が実行するナビ演出実行処理の制御内容を示すフローチャートである。
図6】レバーオン時に表示されるナビ画像の一例を示す図である。
図7】正解押し順の第1停止操作時に表示されるナビ画像の一例を示す図である。
図8】実施形態2に係るサブ制御部が実行するナビ演出に用いられる演出パターンのデータ構成について説明するための図である。
図9】実施形態2に係るサブ制御部が実行する電断復帰時ナビ演出処理の制御内容を示すフローチャートである。
図10】実施形態2に係るサブ制御部が実行するナビ演出の流れについて説明するための図である。
図11】第2停止ナビの実行中に発生した電断からの復帰時におけるナビ演出の演出態様について説明するための図である。
図12】第3停止ナビの実行中に発生した電断からの復帰時におけるナビ演出の演出態様について説明するための図である。
図13】実施形態3に係る演出パターンのデータ構成について説明するための図である。
図14】実施形態3に係る電断からの復帰時におけるナビ演出の演出態様について説明するための図である。
図15】(A)特別役当選番号テーブルの一例を示す図、(B)一般役当選番号テーブルの一例を示す図である。
図16】実施形態4に係るメイン制御部が実行する内部当選コマンド設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
図17】実施形態5に係るメイン制御部がサブ制御部に対して送信する制御状態コマンドについて説明するための図である。
図18】実施形態5に係るメイン制御部が実行するゲーム開始時送信コマンド設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
図19】実施形態5に係るメイン制御部が実行する制御状態コマンド一括設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
図20】実施形態5に係るメイン制御部が実行するゲーム終了時送信コマンド設定処理の制御内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
[実施形態1]
本発明に係るスロットマシンを実施するための形態を以下に説明する。
本発明が適用されたスロットマシンの実施形態1について、図面を用いて説明すると、本実施形態のスロットマシン1は、図1に示すように、前面が開口する筐体1aと、筐体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとから構成されている。筐体1aの内部には、図2に示すように、外周に複数種の図柄が配列されたリール2L、2C、2R(以下、左リール、中リール、右リール)が水平方向に並設されており、図1図3に示すように、これらリール2L、2C、2Rに配列された図柄のうち連続する3つの図柄(所定の順序でそれぞれ21個ずつ描かれている互いに識別可能な複数種類の図柄のうちの3つの図柄)が前面扉1bに設けられた透視窓3からそれぞれ見えるように配置されている。
【0033】
前面扉1bには、メダルを投入可能なメダル投入部4、メダルが払い出されるメダル払出口9、クレジット(遊技者所有の遊技用価値として記憶されているメダル数)を用いて、その範囲内において遊技状態に応じて定められた規定数の賭数のうち最大の賭数(3)を設定する際に操作されるMAXBETスイッチ6、クレジットとして記憶されているメダル及び賭数の設定に用いたメダルを精算する(クレジット及び賭数の設定に用いた分のメダルを返却させる)際に操作される精算スイッチ10、ゲームを開始する際に操作されるスタートスイッチ7、リール2L、2C、2Rの回転を各々停止する際に操作されるストップスイッチ8L、8C、8Rが遊技者により操作可能にそれぞれ設けられている。
【0034】
また、前面扉1bには、クレジットとして記憶されているメダル枚数が表示されるクレジット表示器11、入賞の発生により払い出されたメダル枚数や、エラー発生時の内容を示すエラーコード、後述のナビ報知によるリールの停止順を識別可能な情報等が表示される遊技補助表示器12、賭数が1、2、3とそれぞれ設定されている旨を点灯により報知する1BETLED14、2BETLED15、3BETLED16、メダル投入が可能な状態を点灯により報知する投入要求LED17、スタートスイッチ7の操作(スタート操作)が有効である旨を点灯により報知するスタート有効LED18、ウェイト(前回ゲーム開始から一定期間経過せずリール回転開始を待機している状態)中である旨を点灯により報知するウェイト中LED19、リプレイゲーム中(再遊技中)である旨を点灯により報知するリプレイ中LED20が設けられた遊技用表示部13が設けられている。
【0035】
本実施形態のスロットマシン1においてゲームを行う場合には、まず、メダルをメダル投入部4から投入するか、MAXBETスイッチ6の操作によってクレジットを使用して賭数を設定する。遊技状態に応じて定められた規定数の賭数が設定されると、入賞ラインLNが有効となり、スタートスイッチ7の操作が有効な状態(ゲームが開始可能な状態)となる。なお、遊技状態に対応する規定数のうち最大数を超えてメダルが投入された場合には、その分はクレジットに加算される。
【0036】
入賞ラインとは、各リール2L、2C、2Rの透視窓3に表示された図柄の組合せが入賞図柄の組合せであるかを判定するために設定されるラインである。本実施形態では、リール2L、2C、2Rの中段、すなわち中段に水平方向に並んだ図柄に跨って設定された入賞ラインLNのみが入賞ラインとして定められている。なお、入賞役として、入賞ラインLNに役として定められた所定の図柄の組合せが揃ったときに入賞するとともに、所定の図柄組合せが揃うことにより無効ラインLM1〜LM4の何れかに所定の図柄組合せよりも認識しやすい指標となる図柄の組合せが揃うことにより、無効ラインLM1〜LM4の何れかに揃った図柄の組合せによって入賞したように見せることが可能な役を含む。
【0037】
ゲームが開始可能な状態でスタート操作(スタートスイッチ7の操作、所謂レバーオン)が行われると、各リール2L、2C、2Rが回転を開始し、図柄が連続的に変動し、各リール2L、2C、2Rが定速回転になり、リールセンサ33L、33C、33Rが対応するリール2L、2C、2Rの基準位置を検出するとストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が有効化される。この状態でストップスイッチ8L、8C、8Rを操作すると、対応するリール2L、2C、2Rが停止し、透視窓3に表示結果が導出表示される。そして全てのリール2L、2C、2Rが停止されることで1ゲームが終了し、入賞ラインLN上に予め定められた図柄の組合せが各リール2L、2C、2Rの表示結果として停止した場合には入賞が発生し、その入賞に応じて定められた枚数のメダルが遊技者に対して付与され、クレジットに加算される。また、クレジットが上限数(50)に達した場合には、メダルが直接メダル払出口9(図1参照)から払い出されるようになっている。
【0038】
スロットマシン1には、図4に示すように、遊技制御基板40、演出制御基板90、電源基板101が設けられており、遊技制御基板40によって遊技状態が制御され、演出制御基板90によって遊技状態に応じた演出が制御され、電源基板101によってスロットマシン1を構成する電気部品の駆動電源が生成され、各部に供給される。遊技制御基板40には、メイン制御部41、制御用クロック生成回路42、乱数用クロック生成回路43、スイッチ検出回路44、モータ駆動回路45、ソレノイド駆動回路46、LED駆動回路47、電断検出回路48、リセット回路49が搭載され、遊技の進行に関する処理を行うととともに、遊技制御基板40に搭載された制御回路の各部を直接的または間接的に制御する。演出制御基板90には、液晶表示器51、演出効果LED52、スピーカ53、54、リールLED55等の演出装置が接続されており、これら演出装置は、演出制御基板90に搭載されたサブ制御部91による制御に基づいて駆動されるようになっている。
【0039】
[設定値について]
本実施形態のスロットマシン1は、設定値に応じてメダルの払出率が変わるものである。詳しくは、後述する内部抽選、AT(アシストタイム)抽選等において設定値に応じた当選確率を用いることにより、メダルの払出率が変わるようになっている。設定値は1〜6の6段階からなり、6が最も払出率が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど払出率が低くなる。すなわち、設定値として6が設定されている場合には、遊技者にとって最も有利度が高く、5、4、3、2、1の順に値が小さくなるほど有利度が段階的に低くなる。なお、設定値は1、3、6や、1、4、H(High)等の3段階や、1〜7の7段階で設定してもよく、6段階に限定する必要はない。なお、本実施形態では、前面扉1bが開放された状態で遊技店の店員等による各スイッチ37、39の操作によって、設定値を変更可能な設定変更モードに移行したり、設定値を確認可能な設定確認モードに移行したりすることが可能となっている。
【0040】
[ナビ報知およびナビ演出について]
また、本実施形態におけるスロットマシンでは、内部抽選結果に基づくAT抽選処理に当選したときに、メイン制御部41により、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利となる停止順を報知するナビ報知を実行可能な報知期間となるATに制御可能となっている。メイン制御部41は、ATに制御している場合には、遊技状態に応じたナビ対象役に当選することにより、ナビ報知を実行するとともに、サブ制御部91に対して押し順コマンドを送信することで、ナビ演出を実行させる。遊技状態に応じたナビ対象役とは、例えば、押し順リプレイや押し順ベルが共通のナビ対象役である。また、本実施形態においてメイン制御部41は、ATに制御していない通常状態であっても、一定の条件を満たすことにより、ナビ報知を実行し、ナビ演出を実行させることが可能である。
【0041】
本実施形態のナビ報知は、遊技補助表示器12の点灯態様を変化させることにより遊技者にとって有利な停止順を識別可能に報知する。なお、ナビ報知の態様は、このような態様に限らず、遊技者が当選状況に応じて識別可能な態様であればよい。また、ナビ報知以外の報知にも用いられる遊技補助表示器12によるものに限らず、専用の表示器を用いて実行するものでも良い。本実施形態のナビ演出は、ナビ報知により報知された遊技者にとって有利な停止順を、液晶表示器51からのナビ画像の表示と、演出効果LED52からのナビ照明光の出力と、スピーカ53、54からのナビ音声(ナビ演出音)の出力とによって報知する。
【0042】
以上のように、ナビ報知及びナビ演出では、遊技者にとって有利となる停止順が識別可能に報知される。本実施形態においてメイン制御部41は、抽選条件が成立した場合にATに制御するか否かを決定する抽選を行う。また、メイン制御部41は、AT終了時に、複数のゲーム数から規定ゲーム数を選択するとともに、ATの終了時から継続してATに制御されないゲーム数を計数する。そして、メイン制御部41は、AT抽選処理に当選すること、または、ATに継続して制御されないゲーム数が規定ゲーム数(所謂天井ゲーム数)に到達することでATに制御する。
【0043】
[ゲーム制御処理について]
また、メイン制御部41は、ゲーム制御処理を行って1回のゲームを制御する。ゲーム制御処理では、まず、賭数設定やクレジット精算・賭数精算するためのBET処理が行われ、賭数設定後、スタート操作が行われると乱数抽選により入賞の発生を許容するか否かを決定する内部抽選処理が行われる。内部抽選後、リール回転処理が行われ、前回ゲームのリール回転開始から規定期間(4.1秒)経過していることを条件に、リール回転開始してから定速回転になった後にストップスイッチ8L〜8Rの操作(停止操作)を有効化し、停止操作に応じてリールの回転を停止させる。リール回転処理終了後、入賞ライン上の図柄組合せに基づいて入賞等が発生したか否かを判定する入賞判定処理が行われる。入賞判定処理終了後、払出処理が行われ、入賞の発生に応じてメダルの払出しまたはクレジット加算が行われるとともに、入賞ライン上の図柄組合せに応じて遊技状態が移行される。これにより、1ゲーム分のゲーム制御処理が終了し、次の1ゲーム分のゲーム制御処理が開始する。
【0044】
[遊技中の演出等について]
また、メイン制御部41は、内部抽選処理実行中において、AT抽選処理を行い、ATに当選したときにATに制御し、付与されたATのナビストック数の間、ナビ報知及びナビ演出のための制御を行う。本実施形態のメイン制御部41は、AT制御中においてナビ対象役に内部当選しているときにナビ報知を行うとともに、遊技状態コマンドや内部抽選コマンド等をサブ制御部91に送信してサブ制御部91にナビ演出を実行させる。なお、本実施形態では、AT制御中にレバーオンが行われた直後に内部抽選が行われ、ナビ対象役に内部当選していれば、リール回転処理の前にナビ報知やナビ演出が行われる。すなわち、AT制御中にナビ対象役に内部当選していれば、レバーオンの直後にナビ報知やナビ演出が行われるようになっている。また、本実施形態では、ウェイト中でない限りにおいて、ナビ報知やナビ演出が行われてからリール回転が開始して定速回転となり停止操作が有効化されるまでの期間(停止操作の無効期間)が1秒未満の所定期間に制御されるように予め設定されている。
また、サブ制御部91は、メイン制御部41から受信した各種コマンドに基づいて、上述のナビ演出や、遊技状態に応じた各演出(例えば、予告演出や内部当選示唆演出やバトル演出等の煽り演出、ボーナス確定演出、ボーナス中演出、ナビ演出、デモ演出)を実行することが可能となっている。
【0045】
[ナビ演出について]
サブ制御部91は、図5に示すナビ演出実行処理を行う。まず、サブ制御部91は、MAXBETスイッチ6のBET操作時に受信するBETコマンドや、スタートスイッチ7の操作時に受信するスタートスイッチの操作コマンドや内部当選コマンドに基づいて、遊技者によって所謂レバーオン(スタート操作、ストップスイッチ7の操作)の受付が行われたか否かを判定する(ステップS101)。サブ制御部91は、レバーオンの受付が行われていない場合(ステップS101;N)、ステップ101の処理を繰り返し、レバーオンの受付が行われた場合(ステップS101;Y)、受信した遊技状態コマンドや内部当選コマンドに基づいて、AT中にナビ対象役に内部当選しているか否かを判定する(ステップS102)。
【0046】
サブ制御部91は、AT中でない場合、または、AT中にナビ対象役に内部当選していない場合(ステップS102;N)、ステップS101の処理に戻り、AT中にナビ対象役に内部当選している場合(ステップS102;Y)、フラッシュ画像表示処理(ステップS103)、手順画像拡大表示処理(ステップS104)を実行してナビ画像を表示してナビ演出を実行し、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が行われる毎に受信する各ストップスイッチの操作コマンド等に基づいて、遊技者による停止操作(第1停止操作、第2停止操作、第3停止操作の何れか一の停止操作)の受付が行われたか否かを判定する(ステップS105)。なお、フラッシュ画像表示処理は、図6(B)、図7(B)に示す演出画像の一例としての白色のフラッシュ画像521を表示する処理である。また、手順画像拡大表示処理は、図6(B)、図6(C)、図7(B)、図7(C)に示すように、正解押し順の第1停止操作を示す「1」の文字画像(手順の番号の数字画像)が円で囲まれた第1手順画像531と、正解押し順の第2停止操作を示す「2」の文字画像が円で囲まれた第2手順画像532と、正解押し順の第3停止操作を示す「3」の文字画像が円で囲まれた第3手順画像533とを小さく表示してから拡大表示する処理である。
【0047】
ここで、本実施形態のナビ演出は、例えば、図6(A)、図6(B)に示すように、背景画像511を表示した状態からレバーオンの受付が行われると、第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521が表示される。このとき、第2手順画像532や第3手順画像533の表示領域にフラッシュ画像521が表示されないようになっている。また、このとき、第1手順画像531、第2手順画像532、第3手順画像533の拡大表示がそれぞれ開始される。図6(B)に示す状態では、第2手順画像532及び第3手順画像533は最も小さく表示されており、第1手順画像531は表示領域にフラッシュ画像511が表示されているため非表示の状態になっている。フラッシュ画像521の表示終了後、第1手順画像531、第2手順画像532、第3手順画像533は、図6(C)に示す所定の大きさまで拡大表示された後、第1手順画像531及び第2手順画像532が更に拡大表示され、図6(D)、図7(A)に示すように、第3手順画像533、第2手順画像532、第1手順画像531の順に大きく表示された状態となる。すなわち、より早期の押し順を示す手順画像ほど大きく表示された状態となる。
【0048】
この状態から第1停止操作の受付が行われると、対応する第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533との何れかの表示が消去される。例えば、図7(B)、図7(C)に示すように、正解押し順の第1停止操作が行われると、第1手順画像531に稲妻が走る動画像541が表示された後に第1手順画像531の表示が消去される(第1手順画像531が破壊されて表示が消去される)。このとき、第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521が表示される。このとき、第3手順画像533の表示領域や第1手順画像531が表示されていた領域にフラッシュ画像521が表示されないようになっている。フラッシュ画像521の表示終了後、第2手順画像532及び第3手順画像533の拡大表示が開始される。なお、図7(B)に示す状態では、第2手順画像532はフラッシュ画像521が表示されているため非表示の状態になっている。また、拡大表示により、第2手順画像532は、図7(C)に示すように、消去された第1手順画像531と同一の大きさで表示された状態となる。また、第3手順画像533は、拡大前の第2手順画像532と同一の大きさで表示された状態となる。
【0049】
なお、図示は省略するが、この状態から第2停止操作の受付が行われると、対応する第2手順画像532または第3手順画533の表示が消去され、例えば、正解押し順の第2停止操作が行われると、第2手順画像532に稲妻が走る動画像541が表示された後に第2手順画像532の表示が消去される(第2手順画像532が破壊されて表示が消去される)。このとき、第3手順画像533の表示領域だけでなく表示が消去された第1手順画像531の表示領域や第2手順画像532の表示領域にもフラッシュ画像521が表示されずに第3手順画像533の拡大表示が開始され、消去された第1手順画像531や第2手順画像532と同一の大きさで表示された状態となる。
【0050】
すなわち、本実施形態のフラッシュ画像表示処理では、レバーオン時、または、正解押し順の第1停止操作時、それぞれ最先の押し順となる手順画像(レバーオン時であれば第1手順画像531、正解押し順の第1停止操作時であれば第2手順画像532)の表示領域にのみフラッシュ画像521を表示し、次回以降の押し順となる手順画像(レバーオン時であれば第2手順画像532及び第3手順画像533、正解押し順の第1停止操作時であれば第3手順画像532及び第1手順画像)の表示領域にはフラッシュ画像521を表示しない。また、本実施形態の手順画像拡大表示処理では、レバーオン時、または、正解押し順の第1停止操作時、または、正解押し順の第2停止操作時に、それぞれ最先の押し順となる手順画像(レバーオン時であれば第1手順画像531、正解押し順の第1停止操作時であれば第2手順画像532、正解押し順の第2停止操作時であれば第3手順画像533)や次回以降の押し順となる手順画像532、533(レバーオン時であれば第2手順画像532及び第3手順画像533、正解押し順の第1停止操作時であれば第3手順画像533)を拡大表示し、特に最先の押し順となる手順画像を最大表示にする。
【0051】
なお、本実施形態では、フラッシュ画像521は、拡大表示されて最大表示の状態になった第1手順画像531や第2手順画像532よりも大きく表示されている。
なお、本実施形態では、フラッシュ画像511が表示されているときに、対応する手順画像(レバーオン時であれば第1手順画像531、正解押し順の第1停止操作時であれば第2手順画像532)を非表示の状態にしたが、これに限定されず、例えば、対応する手順画像をフラッシュ画像521に隠れて一部または全部が見えない状態にしてもよい。
また、本実施形態では、正解押し順の第2停止操作が行われても第3手順画像533を含む全ての手順画像531〜533の各表示領域にフラッシュ画像521が表示されないようにしたが、これに限定されず、正解押し順の第2停止操作が行われたときに第3手順画像533の表示領域にのみフラッシュ画像521が表示されるようにしてもよい。
【0052】
図5に戻り、サブ制御部91は、停止操作の受付が行われた場合(ステップS105;Y)、対応する手順画像の表示を消去する処理を実行し(ステップS106)、受信した内部当選コマンドや操作コマンド等に基づいて、停止操作が正解押し順であったか否かを判定する(ステップS107)。サブ制御部91は、停止操作が正解押し順であった場合(ステップS107;Y)、停止操作が第1停止操作であったか否かを判定する(ステップS110)。サブ制御部91は、第1停止操作であった場合(ステップS110;Y)、第2手順画像532の表示領域においてフラッシュ画像表示処理(ステップS103)、第2手順画像532及び第3手順画像533について手順画像拡大表示処理(ステップS104)をそれぞれ行い、停止操作(第2停止操作)の受付が行われたか否かを判定(ステップS105)するために、ステップS103の処理に戻る。一方、サブ制御部91は、第1停止操作でなかった場合(ステップS110;N)、停止操作が第2停止操作であったか否かを判定する(ステップS111)。サブ制御部91は、第2停止操作であった場合(ステップS111;Y)、第3手順画像533について手順画像拡大表示処理(ステップS104)を行い、停止操作(第3停止操作)の受付が行われたか否かを判定(ステップS105)するために、ステップS104の処理に戻る。一方、サブ制御部91は、第2停止操作でなかった場合、すなわち、第3停止操作であった場合(ステップS111;N)、正解報知画像を表示し(ステップS112)、処理を終了する。なお、正解報知画像とは、正解押し順であったことを報知する画像であり、例えば、「成功!!」の文字画像を含む画像である(図示せず)。一方、停止操作が正解押し順でなかった場合(ステップS107;N)、サブ制御部91は、不正解報知画像を表示し(ステップS113)、処理を終了する。なお、不正報知解画像とは、不正解押し順であったことを報知する画像であり、例えば、「失敗…」の文字画像を含む画像である(図示せず)。
【0053】
一方、サブ制御部91は、停止操作の受付が行われていない場合(ステップS105;N)、電断復帰時に受信する復帰コマンドに基づいて、スロットマシン1が電断復帰したか否かを判定する(ステップS108)。サブ制御部91は、電断復帰していない場合(ステップS108;N)、停止操作の受付が行われるか否かの判定(ステップS105)を繰り返すために、ステップS105の処理に戻る。一方、サブ制御部91は、電断復帰した場合(ステップS108;Y)、RAMのバックアップ領域に記憶されている制御状態に基づいて、電断前の最後の操作がレバーオンであったか否かを判定する(ステップS109)。サブ制御部91は、電断前の最後の操作がレバーオンであった場合(ステップS109;Y)、第1手順画像531に表示領域において再度のフラッシュ画像表示処理(ステップS103)、第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とについて再度の手順画像拡大表示処理(ステップS104)をそれぞれ行い、停止操作(第1停止操作)の受付が行われたか否かを再度判定(ステップS105)するために、ステップS103の処理に戻る。なお、このように制御するために、本実施形態のメイン制御部41及びサブ制御部91は、バックアップ電源により電力が供給されることで記憶内容を保持することが可能なバックアップ記憶領域をそれぞれ備えており、電断検出回路の出力に基づいて電断が検出される場合には、RAMに設定されているメイン制御部41及びサブ制御部91の制御状態をバックアップ記憶領域にそれぞれ記憶させ、スロットマシン1への電力供給が開始されたときには、電断が検出されたときの制御状態に復帰させることができるようになっている。
【0054】
一方、サブ制御部91は、電断前の最後の操作がレバーオンでなかった場合(ステップS109;N)、ステップS110に進み、電断前の最後の停止操作が第1停止操作であったか否かを判定する(ステップS110)。サブ制御部91は、第1停止操作であった場合(ステップS110;Y)、第2手順画像532の表示領域において再度のフラッシュ画像表示処理(ステップS103)、第2手順画像532及び第3手順画像533について再度の手順画像拡大表示処理(ステップS104)をそれぞれ行い、停止操作(第2停止操作)の受付が行われたか否かを再度判定(ステップS105)するために、ステップS103の処理に戻る。一方、ブ制御部91は、第1停止操作でなかった場合(ステップS110;N)、電断前の最後の停止操作が第2停止操作であったか否かを判定する(ステップS111)。サブ制御部91は、第2停止操作であった場合(ステップS111;Y)、第3手順画像533について再度の手順画像拡大表示処理(ステップS104)を行い、停止操作(第3停止操作)の受付が行われたか否かを再度判定(ステップS105)するために、ステップS104の処理に戻る。
【0055】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、遊技者によってレバーオンが行われると、AT中にナビ対象役に内部当選していればナビ演出を実行する。このとき、サブ制御部91は、図6に示すナビ画像を表示し、第2手順画像532や第3手順画像533の表示領域にフラッシュ画像521を表示せずに第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示する。
このようにすることで、レバーオン時に第1手順画像531が表示される前に第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521が表示される一方、第2手順画像532や第3手順画像533の各表示領域にフラッシュ画像521が表示されないので、フラッシュ画像521を視認した遊技者が瞬間的に第1手順画像531の表示領域を認識して、該表示領域によって第1手順画像531に対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが何れであるかを認識できる。この結果、遊技者は、第1手順画像の表示領域にフラッシュ画像を表示しないスロットマシンよりも正解押し順の第1停止操作となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が何れであるかを早期に認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0056】
特に、本実施形態のスロットマシン1によれば、第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とは正解押し順の停止操作を示す画像であり、サブ制御部91は、レバーオン時にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531を含む全手順画像531〜533を拡大表示する。
このようにすることで、レバーオン時に正解押し順の第1停止操作について遊技者が早期に認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0057】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、遊技者によって正解押し順の第1停止操作が行われると、ナビ画像の表示を更新する。このとき、サブ制御部91は、第3手順画像533の表示領域や第1手順画像531が表示されていた領域にフラッシュ画像521を表示せずに第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示する。
このようにすることで、正解押し順の第1停止操作時に第2手順画像532が拡大表示される前に第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521が表示される一方、第3手順画像533の表示領域にフラッシュ画像521が表示されないので、フラッシュ画像521を視認した遊技者が瞬間的に第2手順画像532の表示領域を認識して、該表示領域によって第2手順画像532に対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが何れであるかを認識できる。この結果、遊技者は、第2手順画像の表示領域にフラッシュ画像を表示しないスロットマシンよりも正解押し順の第2停止操作となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が何れであるかを早期に認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0058】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、第1停止操作時に該第1停止操作に対応する手順画像531〜533の表示を消去する。
このようにすることで、第1停止操作が行われた状況を認識可能になるとともに、正解押し順の第1停止操作時に該第1停止操作に対応する第1手順画像531の表示が消去されることに遊技者が注目していてもフラッシュ画像521を視認することで遊技者が早期に正解押し順の第2停止操作を認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0059】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、フラッシュ画像521をその後に拡大表示されて最大表示の状態になる第1手順画像531や第2手順画像532よりも大きく表示する。
このような構成によれば、フラッシュ画像が第1手順画像や第2手順画像よりも大きく表示されないスロットマシンよりもフラッシュ画像521が目立つので、遊技者が正解押し順の第1停止操作や第2停止操作を認識し易くなる。
【0060】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、正解押し順を示す手順画像として第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533との複数種類の画像を用いて表示する一方、フラッシュ画像521については、その後に拡大表示される手順画像531、532が何れの種類であるかに関わらず、同一の画像を用いて表示する。
このようにすることで、その後に表示される手順画像の種類によってフラッシュ画像として用いられる画像が変化するスロットマシンよりも遊技者が正解押し順の停止操作を認識し易くなる。すなわち、遊技者にとっては、手順画像の種類に応じて異なるフラッシュ画像を用いるスロットマシンよりも正解押し順の停止操作の認識についてのブレが発生し難くなり、正解押し順の停止操作のミスが発生し難くなる。
【0061】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、電断復帰時に電断前の最後の操作がレバーオンであれば、正解押し順の第1停止操作に応じた第1手順画像531の表示が再開される前に第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531を拡大表示する。
このようにすることで、電断復帰時に電断前の最後の操作がレバーオンであれば、最先の押し順である第1停止操作に応じた第1手順画像531が拡大表示されて最大表示となる前に第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521が表示される一方、第1手順画像531以外の表示領域にフラッシュ画像521が表示されないので、フラッシュ画像521を視認した遊技者が瞬間的に第1手順画像531の表示領域を認識して、該表示領域によって第1手順画像531に対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが何れであるかを認識できる。この結果、遊技者は、電断復帰時であってもフラッシュ画像521によって正解押し順の第1停止操作となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が何れであるかを早期に認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0062】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、電断復帰時に電断前の最後の操作が正解押し順の第1停止操作であれば、正解押し順の第2停止操作に応じた第2手順画像5322の表示が再開される前に第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532を拡大表示する。
このようにすることで、電断復帰時に電断前の最後の操作が第1停止操作であれば、最先の押し順である第2停止操作に応じた第2手順画像532が拡大表示されて最大表示となる前に第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521が表示される一方、第3手順画像533の表示領域にフラッシュ画像521が表示されないので、フラッシュ画像521を視認した遊技者が瞬間的に第2手順画像532の表示領域を認識して、該表示領域によって第2手順画像532に対応するストップスイッチ8L、8C、8Rが何れであるかを認識できる。この結果、遊技者は、電断復帰時であってもフラッシュ画像521によって正解押し順の第2停止操作となるストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が何れであるかを早期に認識可能になるとともに、遊技者が正解押し順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0063】
特に、本実施形態のスロットマシン1よれば、サブ制御部91は、電断復帰時において電断前の最後の操作がレバーオンや正解押し順の第1停止操作であったときにも電断が発生していないときと同一のフラッシュ画像表示処理を実行している。
このようにすることで、電断復帰時であったときに電断が発生していないときとは異なる制御を行うスロットマシンよりもプログラム容量を削減することができる。
【0064】
[実施形態2]
上記実施形態1では、サブ制御部91は、電断復帰時であるか否かに関わらずナビ画像の表示に応じてナビ演出音も音声出力しているが、電断復帰時であるか否かによってナビ画像の表示とナビ演出音の音声出力とについて異なる制御を行ってもよい。以下、電断復帰時であるか否かによってナビ画像の表示とナビ演出音の音声出力とについて異なる制御が行われる実施形態2について説明する。
なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1とは異なる部分について説明する。
【0065】
本実施形態のサブ制御部91のROM91bには、液晶表示器51やスピーカ53、54等の各演出装置を所定の出力態様に制御するための出力パターンが予め複数種類記憶されている。各出力パターンには、番号及び記号で構成され、出力パターン毎に異なる固有の出力パターン番号が割り当てられており、出力パターン番号に基づいて一の出力パターンを特定可能となっている。また、ROM91bには、一または複数の出力パターンに基づいて各演出装置の出力制御を行わせることにより、一まとまりの演出を行わせるための演出パターンが、予め複数種類記憶されている。各演出パターンには、各演出装置の出力パターンの出力パターン番号と、当該出力パターンを用いる順序が定められている。また、各演出パターンには、番号及び記号で構成され、演出パターン毎に異なる固有の演出パターン番号が割り当てられており、当該演出パターン番号に基づいて一の演出パターンを特定可能となっている。
【0066】
また、ROM91bには、予め定められた順序及びタイミングで所定の演出パターンに基づいて各演出装置の出力を制御することで上述のナビ演出を行うためのナビ演出パターンが、予め複数種類記憶されている。各ナビ演出パターンには、ナビ演出として報知するストップスイッチ8L、8C、8Rの操作順に応じた順序で、所定のストップスイッチの操作を促す演出態様を含む演出パターンの演出パターン番号が設定されているとともに、各演出パターンに基づく出力制御を開始させるタイミング(開始条件)が設定されている。また、各ナビ演出パターンには、番号及び記号で構成され、ナビ演出パターン毎に異なる固有のナビ演出パターン番号が割り当てられており、当該ナビ演出パターン番号に基づいて一のナビ演出パターンを特定可能となっている。
【0067】
また、ナビ演出パターンは、メイン制御部41側にて行われるナビ報知の種類及び内部当選している役の種類に応じて複数種類設けられて、メイン制御部41側にて行われるナビ報知の種類すなわちナビ番号に対応して第1群〜第9群のグループに分けられる。
【0068】
第1群〜第9群の各ナビ演出パターンは、ナビ報知にて報知されるナビ番号「1」(左中右)、「2」(左右中)、「3」(中左右)、「4」(中右左)、「5」(右左中)、「6」(右中左)、「7」(左第1停止)、「8」(中第1停止)、「9」(右第1停止)の各操作順を報知するための演出パターンである。サブ制御部91は、操作態様コマンドに基づいて特定されるナビ番号に応じたグループ(第1群〜第9群)に属するナビ演出パターンを用いることで、メイン制御部41によるナビ報知により報知されているストップスイッチ8L、8C、8Rの操作態様を、各種演出装置を用いて報知することが可能となっている。また、第1群〜第9群の各ナビ演出パターンには、図8に示すように、メイン制御部41側において行われる内部抽選の抽選結果を示唆する演出態様(例えば、再遊技役の当選を示唆する青色(B)、一般役のうちの特定の役の当選を示唆する黄色(Y)や紫色(V)、所謂はずれを含むすべて内部抽選結果を示唆する白色(W)等)を含む態様で、ナビ演出を行うためのナビ演出パターン(1Y、1B、1V、1W)が含まれている。サブ制御部91は、ナビ演出を行う際に、内部当選コマンドに基づいて特定される内部抽選結果に対応する演出態様のナビ演出パターンを選択してナビ演出を行うことで、ナビ演出により、メイン制御部41側でのナビ報知で報知されるナビ番号の操作順とともに、内部抽選結果を示唆することが可能となっている。
【0069】
例えば、図8に示すように、ナビ演出パターン1Yには、すべてのリール2L、2C、2Rが回転されている状態で第1停止操作を行うべきストップスイッチを示唆する演出(以下、第1停止ナビと呼ぶ場合がある。)を行うための演出パターン1YA、第2停止操作として操作するべきストップスイッチを示唆する演出(以下、第2停止ナビと呼ぶ場合がある。)を行うための演出パターン1YB、第3停止操作として操作するべきストップスイッチを示唆する演出(以下、第3停止ナビと呼ぶ場合がある。)を行うための演出パターン1YC、ナビ演出を終了させる際の演出を行うための演出パターン1YDが登録されている。ナビ演出パターン1Yに含まれる演出パターン1YAでは、液晶表示器51及びスピーカ53、54を含む所定の演出装置の出力を制御するための出力パターンの出力パターン番号A1、A2が、後述の演出パターンに基づく演出の制御において、各演出装置の出力を制御するための出力バッファに設定されるべき順番で登録されている。また、当該演出パターン1YAに基づいて演出を開始するための開始条件、すなわち当該演出パターン1YAに設定されている出力パターンを各演出装置の出力バッファに設定するタイミングが登録されている。また、電断が発生した後、電断からの復帰時における演出制御の開始位置(以下、電断復帰時開始位置と呼ぶ場合がある。)として、電断からの復帰時に設定されるべき出力パターンの出力パターン番号が登録されている。演出パターン1YB〜1YDについても、演出パターン1YAと同様に、当該演出として所定の演出装置の出力を制御するために用いる出力パターンの出力パターン番号と、当該出力パターンにて出力を制御する順番、当該演出パターンに基づいて演出を開始するための開始条件、電断復帰時開始位置がそれぞれ登録されている。
【0070】
なお、ナビ演出パターン1B、1V、1Wにも、内部抽選の抽選結果を示唆する演出態様を含む演出パターンであって、第1停止ナビ〜第3停止ナビの演出パターン及びナビ演出を終了させる演出パターンの演出パターン番号がそれぞれ定められており、各演出パターン番号に対応する演出パターンには、当該演出として所定の演出装置の出力を制御するための出力パターンの出力パターン番号と、当該出力パターンにて出力を制御する順番、当該演出パターンに基づいて演出を開始するための開始条件、電断復帰時開始位置がそれぞれ登録されている。
【0071】
このように、ナビ演出パターンには、演出パターン番号が設定され、当該演出パターン番号の演出パターンには、各演出装置の出力を制御するための出力パターンの出力番号、当該出力パターンにて出力を制御する順番、当該演出パターンに基づいて演出を開始するための開始条件、電断復帰時開始位置がそれぞれ登録されているので、ナビ演出パターンに登録されている順序に従って出力パターンを順次選択して、当該出力パターンを該当する演出装置の出力制御を行うための出力バッファに設定し、当該出力パターンに基づいて各演出装置の出力を制御することで、演出装置を用いて一連のナビ演出を行うことができ、電断から復帰した際に、所定の出力パターンで演出装置の出力を制御してナビ演出を再開させることができるようになっている。
【0072】
本実施形態のサブ制御部91は、メイン制御部41側より内部当選コマンド及び操作態様コマンドを受信したときに、当該コマンドに基づいてメイン制御部41側にてナビ報知が行われることが特定される場合、すなわち操作態様コマンドに基づいてナビ番号「1」〜「9」が特定される場合には、当該操作態様コマンドに基づいて特定されるナビ番号及び内部当選コマンドに基づいて特定される内部抽選結果に基づいて、複数種類のナビ演出パターンから一のナビ演出パターンを選択し、選択したナビ演出パターンのナビ演出パターン番号をRAM91cの所定領域に設定して、ナビ演出の制御を開始させる。
【0073】
ナビ演出の制御では、ROM91bを参照して、RAM91cの所定領域に設定されているナビ演出パターン番号に対応するナビ演出パターンを特定し、当該ナビ演出パターンに登録されている開始条件が成立する毎に、当該開始条件に対応して登録されている演出パターン番号を、RAM91cの所定領域に設定して、演出パターンに基づく演出の制御を開始させる。そして、ナビ演出パターンに登録されている最後の開始条件が成立し、対応する演出パターンで、演出パターンに基づく演出の制御を開始させたときに、当該ナビ演出の制御を終了させる。演出パターンに基づく演出の制御では、ROM91bを参照して、RAM91cの所定領域に設定されている演出パターン番号の演出パターンを特定し、当該演出パターンに登録されている出力パターン番号に対応する出力パターンを、該当する演出装置の出力制御を行うための出力バッファに設定することで、RAM91cの所定領域に設定されている演出パターンに基づいて特定される出力パターンで各演出装置の出力を制御する。
【0074】
本実施形態のサブ制御部91は、バックアップ電源により電力が供給されることで記憶内容を保持することが可能なバックアップ記憶領域を備えており、電断検出回路98の出力に基づいて電断が検出される場合には、実行中の演出に関するデータ、特に、ナビ報知を行っているか否かを特定可能なナビ演出中フラグ、ナビ演出を行っている場合にはナビ演出パターン番号及び演出パターン番号を含むデータを、バックアップデータとしてバックアップ記憶領域に記憶させて電断中も保持して、スロットマシン1への電力供給が再開されて電断から復帰した際に、バックアップデータに基づいて、電断が発生した時点で行っていた演出に関するデータを参照することが可能である。
【0075】
サブ制御部91は、電断から復帰した際に、バックアップデータに基づいて電断時にナビ演出中フラグが設定されていることが特定される場合、すなわち電断が発生したときにナビ演出を行っていた場合には、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断が発生したときに行っていたナビ演出の制御を再開させる。
【0076】
図9に示すように、電断復帰時ナビ演出処理では、まず、サブ制御部91は、バックアップデータを参照して、電断時にRAM91cに設定されていたナビ演出パターン番号及び演出パターン番号を取得し(ステップSa1)、当該ナビ演出パターン番号及び演出パターン番号をRAM91cの所定領域に再設定する。その後、サブ制御部91は、ROM91bを参照して、当該ナビ演出パターン番号及び演出パターン番号に基づいて特定される演出パターンに登録されている電断復帰時開始位置を特定する(ステップSa2)。そして、サブ制御部91は、当該電断復帰時開始位置に対応する出力パターン番号を、RAM91cの所定領域に設けられている液晶表示器51の出力用バッファ及びスピーカ53、54の出力用バッファに設定し(ステップSa3、Sa4)、メイン制御部41から復帰コマンドを受信したか否かを判定する(ステップSa5)。サブ制御部91は、復帰コマンドを受信するまで待機し(ステップSa5;N)、受信した場合(ステップSa5;Y)、各演出装置について出力用バッファに設定されている出力パターンに基づく出力制御を開始させ(ステップSa6)、処理を終了する。これにより、その後、サブ制御部91により各演出装置の出力制御が行われる際には、当該出力バッファに設定されている出力パターンに基づきROM91bが参照されることで特定される出力データに基づいて各演出装置の出力制御が行われることとなり、サブ制御部91は、電断が発生する前に行われていた制御と同様に、RAM91cに設定されているナビ演出パターン番号及び演出パターン番号に基づき演出の制御を行うことで、メイン制御部41から受信する各種コマンド及び遊技の進行状況に応じた演出を行う。
【0077】
次に、サブ制御部91が行うナビ演出の制御について1ゲームにおける演出の流れを図11に基づいて説明する。サブ制御部91は、上述のように、ゲームの開始時に、内部当選コマンド及び操作態様コマンドに基づいてメイン制御部41側にてナビ報知が行われることが特定される場合に、当該内部当選コマンドに基づいて特定される内部抽選結果及び当該操作態様コマンドに基づいて特定されるナビ番号に応じたナビ演出パターンを選択し、当該ナビ演出パターンを示すナビ演出パターン番号をRAM91cの所定領域に設定する。その後、上述のナビ演出の制御を開始させて、当該ナビ演出パターン番号のナビ演出パターンに登録されている演出パターン番号をRAM91cの所定領域に設定して、上述の演出パターンに基づく演出の制御を実行させる処理を順次行って、演出パターンに登録されている出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに順次設定することで、液晶表示器51の出力を当該出力パターンに基づく所定の演出態様に制御してナビ演出表示を出力させるナビ演出表示の制御、及び、スピーカ53、54の出力を当該出力パターンに基づく所定の演出態様に制御してナビ演出音を出力させるナビ演出音の制御を行う。このように、サブ制御部91は、ナビ演出の制御を行うことで、ナビ演出表示の制御及びナビ演出音の制御を行って、内部抽選結果及びナビ報知による報知内容(ナビ番号)に応じたナビ演出パターンに基づく演出態様でナビ演出を行う。
【0078】
図10に示すように、サブ制御部91は、例えば、上述のナビ演出パターン1Yを選択してRAM91cの所定領域に設定した場合、すなわちナビ演出により「左中右」の操作順を報知する場合には、まず、ナビ演出パターン1Yに基づいて特定される演出パターン番号(演出パターン1YA)をRAM91cの所定領域に設定し、当該演出パターン1YAに基づいて特定される最初の出力パターン番号(出力パターンA1)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。なお、サブ制御部91がナビ演出を行う期間において、メイン制御部41側ではナビ報知の制御が行われることで遊技補助表示器12にナビ番号(本実施形態ではナビ番号「1」)が表示されることとなる。
【0079】
これにより、図10(a)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンA1が設定されたことに基づいて、出力パターンA1に基づくナビ演出表示(本実施形態では「123」)が表示領域51aに表示されるように出力が制御され、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンA1が設定されたことに基づいて、出力パターンA1に基づくナビ演出音(本実施形態では「左!」の音声)が出力されるように制御される。その後、出力パターンA1による出力制御が終了されるときに、次の出力パターン番号(出力パターンA2)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。これにより、図10(b)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンA2が設定されたことに基づいて、出力パターンA2に基づくナビ演出表示(本実施形態では「123」)が表示されるように出力が制御される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンA2が設定されたことに基づいて、出力パターンA2に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。
【0080】
この状態で、サブ制御部91は、演出パターン1YAに含まれる最後の出力パターンが出力用バッファに設定されていることにより、ナビ演出パターン1Yに登録されている次の演出パターン1YBの開始条件が成立するまで、すなわち左リールについて第1停止操作が行われるまで待機する。そして、停止コマンドに基づいて左リールについて第1停止操作が行われたことが特定されたときに、該演出パターン番号(演出パターン1YB)をRAM91cの所定領域に設定し、当該演出パターン1YBに基づいて特定される最初の出力パターン番号(出力パターンB1)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。
【0081】
これにより、図10(c)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンB1が設定されたことに基づいて、出力パターンB1に基づくナビ演出表示(本実施形態では「1」が消滅した「 23」)が表示されるように出力が制御される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンB1が設定されたことに基づいて、出力パターンB1に基づくナビ演出音(本実施形態では「中!」の音声)が出力されるように制御される。その後、出力パターンB1による出力制御が終了されるときに、次の出力パターン番号(出力パターンB2)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。これにより、図10(d)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンB2が設定されたことに基づいて、出力パターンB2に基づくナビ演出表示(本実施形態では「 23」)が表示されるように出力が制御され、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンB2が設定されたことに基づいて、出力パターンB2に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。
【0082】
この状態で、サブ制御部91は、演出パターン1YBに含まれる最後の出力パターンが出力用バッファに設定されていることにより、ナビ演出パターン1Yに登録されている次の演出パターン1YCの開始条件が成立するまで、すなわち中リールについて第2停止操作が行われるまで待機する。そして、停止コマンドに基づいて中リールについて第2停止操作が行われたことが特定されたときに、該演出パターン番号(演出パターン1YC)をRAM91cの所定領域に設定し、当該演出パターン1YCに基づいて特定される最初の出力パターン番号(出力パターンC1)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。
【0083】
これにより、図10(e)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンC1が設定されたことに基づいて、出力パターンC1に基づくナビ演出表示(本実施形態では「2」が消滅した「 3」)が表示されるように出力が制御される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンC1が設定されたことに基づいて、出力パターンC1に基づくナビ演出音(本実施形態では「右!」の音声)が出力されるように制御される。その後、出力パターンB1による出力制御が終了されるときに、次の出力パターン番号(出力パターンC2)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。これにより、図10(f)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンC2が設定されたことに基づいて、出力パターンC2に基づくナビ演出表示(本実施形態では「 3」)が表示されるように出力が制御され、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンC2が設定されたことに基づいて、出力パターンC2に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。
【0084】
この状態で、サブ制御部91は、演出パターン1YCに含まれる出力パターンを全て出力用バッファに設定したことにより、ナビ演出パターン1Yに登録されている次の演出パターン1YDの開始条件が成立するまで、すなわち右リールについて第3停止操作が行われるまで待機する。そして、停止コマンドに基づいて右リールについて第3停止操作が行われたことが特定されたときに、該演出パターン番号(演出パターン1YD)をRAM91cの所定領域に設定し、当該演出パターン1YDに基づいて特定される最初の出力パターン番号(出力パターンD1)に対応する出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定する。
【0085】
これにより、図10(g)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンD1が設定されたことに基づいて、出力パターンD1に基づくナビ演出表示(本実施形態では「3」の消滅)が表示されるように出力が制御され、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンD1が設定されたことに基づいて、出力パターンD1に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。そして、サブ制御部91は、ナビ演出パターン1Yに登録されている最後の演出パターン1YDに基づき液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに出力パターンを設定したこと、すなわちナビ演出パターン1Yに基づいて一連のナビ演出の制御を最後まで行ったことにより、ナビ演出の制御を終了させる。なお、上述のようにナビ演出パターンに基づいてナビ演出を行っている場合において、当該ナビ演出により報知している操作順以外の操作順でリールの停止操作が行われたことが、停止コマンドに基づいて特定されるときには、RAM91cに設定されているナビ演出パターン番号及び演出パターン番号を消去するとともに、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファを初期化することで、ナビ演出パターンに基づく液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力制御を中断させて、ナビ演出の制御を終了させる。
【0086】
そして、サブ制御部91は、図10(h)に示すように、ナビ演出の制御を終了させた後、メイン制御部41側から入賞の有無及び入賞した役の種類を特定可能な入賞判定コマンドを受信することで、当該入賞判定コマンドに基づいて特定される入賞を報知する入賞報知演出(本実施形態では「8枚GET!」)を表示させるとともに、メダルの払い出しが行われることを示唆する入賞報知音(例えば「8枚GET!」の音声)を出力させる演出)を行う。
このように、本実施形態のサブ制御部91は、メイン制御部41側での内部抽選結果及びナビ報知に応じたナビ演出パターンに基づき一連のナビ演出を行うことが可能であり、ナビ演出パターンに登録されている演出パターンに基づいて特定される出力パターンを、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに順次設定することで、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力制御を行うようになっている。
【0087】
次に、ナビ演出を行っている途中で、スロットマシン1への電力供給が停止された後、電力供給が再開されることで、電断から復帰する場合におけるナビ演出の流れについて、図11及び図12に基づいて説明する。サブ制御部91は、ナビ演出の実行中に電断が発生した後、当該電断から復帰した際に、上述の電断復帰時ナビ演出処理において、電断検出時に記憶したバックアップデータに基づいて特定されるナビ演出パターン及び演出パターンをRAM91cの所定領域に設定した後、当該演出パターンに登録されている電断復帰時開始位置の出力パターンを、メイン制御部41から復帰コマンドを受信したときに、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに設定して、ナビ演出の制御を再開する。このようにすることで、メイン制御部41側にて電断が発生したときに回転制御の行われていたリールについて回転制御が開始されて当該リールについて停止操作が有効化されるまでに、液晶表示器51及びスピーカ53、54におけるナビ演出の出力を開始させることが可能となっている。
【0088】
図11(a)に示すように、例えば、上述のナビ演出パターン1Yに基づいてナビ演出が行われ、演出パターン1YBに基づいて第2停止ナビを行っている状態で電断が発生した場合に、電断から復帰した際には、サブ制御部91は、演出パターン1YBに登録されている電断復帰時時開始位置の出力パターンB2を液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに設定して、ナビ演出を再開させる。図11(b)に示すように、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンB2が設定されたことに基づいて、出力パターンB2に基づくナビ演出表示(本実施形態では「 23」)が表示されるように、ストップスイッチ8L、8C、8Rの操作が有効化されるよりも早いタイミングで、出力制御が開始される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンB2が設定されたことに基づいて、出力パターンB2に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。
【0089】
その後は、上述した1ゲームにおけるナビ演出の流れと同様に、この状態で、演出パターン1YBに含まれる最後の出力パターンが出力用バッファに設定されていることにより、ナビ演出パターン1Yに登録されている次の演出パターン1YCの開始条件が成立するまで、すなわち中リールについて第2停止操作が行われるまで待機する。そして、停止コマンドに基づいて中リールについて第2停止操作が行われたことが特定されたときに、該演出パターン1YCに基づいて特定される出力パターンC1、C2を液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに順次設定した後(例えば、図11(c)参照)、さらに演出パターン1YDの開始条件が成立したときに、当該演出パターン1YDに基づいて特定される出力パターンD1を液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定することで、電断が発生したときのナビ演出パターンに基づいてナビ演出の制御を行う。
なお、電断が検出される際に、ナビ演出パターン1Y以外のナビ演出パターンに基づいて第2停止ナビを行っていた場合にも、ナビ演出パターン1Yに基づいて第2停止ナビを行っていた場合と同様の制御を行う。
【0090】
このように、サブ制御部91は、第2停止ナビを行っている状況で電断が発生した後に電断復帰したときには、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断時に行われていたナビ演出の演出パターンに登録されている電断復帰時開始位置の出力パターンを液晶表示器51の出力用バッファに設定してナビ演出の制御を再開させる。これにより、液晶表示器51では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについて、ストップスイッチの操作順を示すナビ演出表示の出力制御を行わせない一方で、電断が発生したときに、回転制御が行われており、電断から復帰した後にも回転制御が行われるリールについて、ストップスイッチの操作順を示すナビ演出表示の出力制御を行わせるようになっている。また、電断復帰したときには、電断時に行われていたナビ演出の演出パターンに登録されている電断復帰時開始位置の出力パターンをスピーカ53、54の出力用バッファに設定してナビ演出の制御を再開させることで、スピーカ53、54では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについても、電断復帰後も回転制御が行われるリールについても、ストップスイッチの操作順を示すナビ演出音の出力制御を行わせないようになっている。
なお、本実施形態では、サブ制御部91は、第1停止ナビを行っている状況で電断が発生した後に電断復帰したときには、上述の第2停止ナビを行っている状況で電断が発生した後に電断復帰したときと同様の制御を行う。
【0091】
また、図12(a)に示すように、例えば、上述のナビ演出パターン1Yに基づいてナビ演出が行われ、演出パターン1YCに基づいて第3停止ナビを行っている状態で電断が発生した場合に、電断から復帰した際には、サブ制御部91は、演出パターン1YCに登録されている電断復帰時時開始位置の出力パターンZを液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに設定してナビ演出を再開させる。これにより、図12(b)に示すように、電断復帰時に、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンZが設定されたことに基づいて、出力パターンZに基づくナビ演出表示(本実施形態ではナビなし画像)が表示されるように出力が制御される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンZが設定されたことに基づいて、出力パターンZに基づくナビ演出音(本実施形態では無音)が出力制御される。その後は、出力パターンZが出力用バッファに設定されていることにより、RAM91cに設定されているナビ演出パターン番号及び演出パターンバン番号を消去するとともに、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファを初期化して、ナビ演出の制御を終了させる。
なお、電断が検出される際に、ナビ演出パターン1Y以外のナビ演出パターンに基づいて第3停止ナビを行っていた場合にも、ナビ演出パターン1Yに基づいて第3停止ナビを行っていた場合と同様の制御を行う。
【0092】
このように、サブ制御部91は、第3停止ナビを行っている状況で電断が発生した後、電断復帰したときには、上述の第1停止ナビや第2停止ナビを行っている状況で電断が発生した後に電断復帰したときと同様に、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断時に行われていたナビ演出の演出パターンに登録されている電断復帰時開始位置の出力パターンを液晶表示器51の出力用バッファに設定してナビ演出の制御を再開させる。第3停止ナビを行う演出パターンでは、電断復帰時開始位置として、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力パターンとして出力パターンZが登録されており、液晶表示器51の出力用バッファに出力パターンZが設定されることで、液晶表示器51では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについても、電断復帰後も回転制御が行われるリールについても、ストップスイッチの操作順を示唆しないナビなし画像の出力制御を行わせるようになっている。また、電断復帰したときには、スピーカ53、54の出力用バッファに出力パターンZが設定されることで、スピーカ53、54では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについても、電断復帰後も回転制御が行われるリールについても、ストップスイッチの操作順を示すナビ演出音の出力制御を行わせないようになっている。
【0093】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、ナビ演出の制御を行う遊技において、第1停止操作または第2停止操作が行われたことで、一部のリールが停止されており他のリールが未だ回転している状況で電断が発生した後、電断復帰後に電断前に停止されたリールに対応するストップスイッチの操作態様を液晶表示器51により報知させるナビ演出表示の制御は行わず、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様を液晶表示器51により報知させるナビ演出表示の制御を行い、電断前に停止されたリールに対応するストップスイッチの操作態様をスピーカ53、54により報知させるナビ演出音の制御も、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様をスピーカ53、54により報知させるナビ演出音の制御も行わない。
このようにすることで、電断復帰後に電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様が報知されるので、このような状況で電断が発生しても遊技者に対して不利益が生じることを防止できる一方、電断前に停止されていたリールに対応するリールの操作態様を液晶表示器51及びスピーカ53、54により報知させる制御も、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様をスピーカ53、54により報知させる制御も行わないので、電断復帰時のサブ制御部91の負荷を軽減することができる。
【0094】
その他、本実施形態のスロットマシン1は、レバーオンの受付が行われてナビ画像の表示を開始するときに第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したり、正解押し順の第1停止操作の受付が行われてナビ画像の表示を更新するときに第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したりするので、実施形態1のスロットマシン1と同様の作用効果を奏する。
【0095】
特に、本実施形態のスロットマシン1によれば、第1群〜第9群の各ナビ演出パターンには内部抽選結果を示唆する演出態様を含む態様でナビ演出を行うためのナビ演出パターン(1Y〜9Y、1B〜9B、1V〜9V、1W〜9W)が含まれており、サブ制御部91は、ナビ演出を行う際に、内部当選コマンドに基づいて特定される内部抽選結果に対応する演出態様のナビ演出パターンを選択してナビ演出を行うことで、押し順とともに手順画像の色で内部当選したナビ対象役を示唆することが可能となっている。すなわち、サブ制御部91は、手順画像531〜533の複数種類の色の画像を用いて表示する一方、フラッシュ画像521については、手順画像531、532の色に関わらず、同一の画像(白色のフラッシュ画像)を用いて表示する。
このようにすることで、各手順画像の色によってフラッシュ画像として用いられる画像が変化するスロットマシンよりも遊技者が正解押し順の停止操作を認識し易くなる。すなわち、遊技者にとっては、手順画像の色に応じて異なるフラッシュ画像を用いるスロットマシンよりも正解押し順の停止操作の認識についてのブレが発生し難くなり、正解押し順の停止操作のミスが発生し難くなる。
【0096】
[実施形態3]
上記実施形態3では、サブ制御部91は、図8に示すナビ演出パターンに基づいてナビ演出の実行を制御したが、これに限定されず、その他のナビ演出パターンに基づいてナビ演出の実行を制御してもよい。以下、上記実施形態2とは異なるナビ演出パターンに基づいてナビ演出の実行を制御する実施形態3について説明する。
なお、本実施形態では、実施形態1、2と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1、2とは異なる部分について説明する。
【0097】
本実施形態のROM91bには、ナビ演出を行うためのナビ演出パターン及び演出パターンが複数種類記憶されており、ナビ演出パターン及び演出パターンには、ナビ演出を行っている状況で電断が発生した後、電断復帰時に、ナビ演出を再開させるための再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンが含まれる。再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンは、メイン制御部41側において行われる内部抽選の抽選結果を示唆する演出態様を含まない再開用の演出態様で、第1群〜第9群の各グループに応じたストップスイッチの操作態様であって、リールが停止しているか回転されているかにかかわらず、すべてのストップスイッチ8L、8C、8Rについて操作態様を報知するためのパターンである。また、再開用ナビ演出パターンは、第1群〜第9群のナビ演出パターンにそれぞれ含まれており、各再開用ナビ演出パターンには、再開用演出パターンが登録され、各再開用演出パターンには、再開用の演出態様に該当する演出装置の出力を制御するための出力パターンが登録されている。
【0098】
サブ制御部91は、スロットマシン1への電力供給が再開されたときに、ナビ演出を再開させる際に、電断前に行われていたナビ演出の制御において用いられていたナビ演出パターンに対応する第1群〜第9群のグループに含まれる再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づいて、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力パターンを特定して各出力用バッファに設定することで、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力を再開用の演出態様に制御して、電断前に行われていたナビ演出で報知されていたストップスイッチの操作態様を報知する。具体的には、図13に示すように、例えば、第1群のナビ演出パターンには、再開用のナビ演出パターンとして、ナビ演出パターン1Rが含まれる。ナビ演出パターン1Rには、電断からの復帰時及び第1停止〜第3停止ナビを行うための演出パターン1RA、ナビ演出を終了させる際の演出を行うための演出パターン1RDが登録されている。
【0099】
ナビ演出パターン1Rに含まれる演出パターン1RA、1RDには、各演出装置の出力を制御するための一の出力パターンとして出力パターン番号が登録されており、演出パターン1RAには、出力パターンRA1、演出パターン1RDには、出力パターンD1が登録されている。出力パターンRA1は、第1群のナビ演出パターンに対応するストップスイッチの操作態様を報知するように出力制御を行う出力パターンであり、出力パターンRA1に基づくナビ演出表示では、左中右の停止順を示す画像が出力される。また、出力パターンRA1に基づくナビ演出音では、ストップスイッチの操作態様を報知する音声等(例えば、「左!」等)が出力されないようになっている。また、演出パターン1RAでは、電断復帰時開始位置として出力パターンRA1が登録され、開始条件として、復帰コマンドを受信したこと、第1停止または第2停止の停止コマンドを受信したことが設定されており、演出パターン1RDでは、電断復帰時開始位置として出力パターンZが登録され、開始条件として、第3停止の停止コマンドを受信したことが設定されている。
【0100】
本実施形態のサブ制御部91は、電断が発生したときにナビ演出を行っていた場合には、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断が発生したときに行っていたナビ演出の制御を再開させる。当該電断復帰時ナビ演出処理では、バックアップデータに基づいて、電断時に設定されていたナビ演出パターンが属する第1群〜第9群のグループを特定し、当該グループの再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンをRAM91cの所定領域に設定する。その後は、設定されている再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づいて、電断が発生しない場合と同様に、上述の演出パターンに基づく演出の制御を実行させる処理を順次行うことで、電断が発生したときに用いられていたナビ演出パターン及び演出パターンに代えて、再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づく演出態様でナビ演出を行うこととなる。
【0101】
図14(a)に示すように、例えば、上述の演出パターン1YB及び出力パターンB1に基づいて第2停止ナビを行っている状態で、電断が発生した場合に、電断復帰時には、サブ制御部91は、演出パターン1YBが登録されている第1群に属する再開用ナビ演出パターンと、当該再開用ナビ演出パターンに登録されている再開用演出パターンをそれぞれRAM91cの所定領域に設定し、当該再開用演出パターンに設定されている電断復帰時時開始位置の出力パターンRA1を液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに設定して、ナビ演出を再開させる。これにより、図14(b)に示すように、電断復帰時に、液晶表示器51では、出力用バッファに出力パターンRA1が設定されたことに基づいて、出力パターンRA1に基づくナビ演出表示(本実施形態では「123」)が表示領域51aに表示されるように出力が制御される。また、スピーカ53、54では、出力用バッファに出力パターンRA1が設定されたことに基づいて、出力パターンRA1に基づくナビ演出音(本実施形態では無音)に出力制御される。
【0102】
その後は、RAM91cに設定されている再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づいてナビ演出が行われることとなり、第2停止のストップスイッチの操作が行われて、停止コマンドを受信することで、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに再び出力パターンRA1が設定され、液晶表示器51におけるナビ演出表示として全ナビ画面の出力が維持されるとともに、スピーカ53、54におけるナビ演出音が出力されない状態が維持される。そして、第3停止のストップスイッチの操作が行われて、停止コマンドを受信することで、液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力用バッファに出力パターンZが設定され、ナビ演出の制御による液晶表示器51及びスピーカ53、54の出力制御が終了される。また、図14(d)に示すように、電断復帰時に、ナビ演出の制御を開始して、ナビ演出音を出力させない場合であって、当該ゲームにおいて入賞が発生した場合には、入賞報知表示を表示させる制御を行う一方で入賞報知音を出力させる制御は行わないようになっている。
【0103】
このように、サブ制御部91は、第2停止ナビを行っている状況で電断が発生した後、電断復帰時には、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断時に行われていたナビ演出の演出パターンに代えて、再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づいて特定される電断復帰時開始位置の出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定してナビ演出の制御を再開させる。これにより、液晶表示器51では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについても、電断復帰後も回転制御が行われるリールについても、ナビ演出表示の出力制御を行わせるようになっている。また、スピーカ53、54では、電断が発生したときに既に停止されていたリールについても、電断復帰後も回転制御が行われるリールについても、ナビ演出音の出力制御を行わせないようになっている。
【0104】
また、サブ制御部91は、ナビ演出を行っているゲームにおいて電断が発生し、その後、電断から復帰したときには、電断復帰時ナビ演出処理を行って、電断時に行われていたナビ演出の演出パターンに替えて、再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンに基づいて特定される電断復帰時開始位置の出力パターンを液晶表示器51及びスピーカ53、54の各出力用バッファに設定してナビ演出の制御を再開させるので、再開されたナビ演出の演出態様では、電断が発生したときに用いられていたナビ演出パターンに含まれる内部抽選の抽選結果を示唆する演出態様が引き継がないようになっている。このようにすることで、電断が発生したときに用いられていたナビ演出パターンの種類に関わらず、第1群〜第9群の各グループ内で、再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンを共通のパターンとして用いることができ、再開用ナビ演出パターン及び再開用演出パターンのデータ容量を削減できるようになっている。
【0105】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、サブ制御部91は、ナビ演出の制御を行う遊技において、第1停止操作または第2停止操作が行われたことで、一部のリールが停止されており他のリールが未だ回転している状況で電断が発生した後、電断復帰時に、電断前に停止されたリールに対応するストップスイッチの操作態様を液晶表示器51により報知させるナビ演出表示の制御も、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様を液晶表示器51により報知させるナビ演出表示の制御も行い、電断前に停止されたリールに対応するストップスイッチの操作態様をスピーカ53、54により報知させるナビ演出音の制御も、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様をスピーカ53、54により報知させるナビ演出音の制御も行わない。
このようにすることで、電断が発生しても遊技者に対して不利益が生じることを防止できる一方、電断前に停止されていたリールに対応するリールの操作態様についても、電断前に回転中であったリールに対応するストップスイッチの操作態様についてもスピーカ53、54により報知させる制御を行わないので、電断復帰時のサブ制御部91の負荷を軽減できる。
【0106】
その他、本実施形態のスロットマシン1は、レバーオンの受付が行われてナビ画像の表示を開始するときに第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したり、正解押し順の第1停止操作の受付が行われてナビ画像の表示を更新するときに第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したりするので、実施形態1、2のスロットマシン1と同様の作用効果を奏する。
【0107】
[実施形態4]
上記実施形態1〜3では、メイン制御部41は、サブ制御部91に1種類の内部当選コマンドを送信しているが、複数種類の内部当選コマンドを送信してもよい。以下、複数種類の内部当選コマンドを送信する実施形態4について説明する。
なお、本実施形態では、実施形態1〜3と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1〜3とは異なる部分について説明する。
【0108】
本実施形態のメイン制御部41は、ATに制御している場合には、遊技状態に応じた報知対象役(ナビ対象役)に当選することにより、ナビ報知を実行するとともに、サブ制御部91に対して第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンド、押し順コマンドを送信することで、サブ制御部91によるナビ演出を実行させる。
本実施形態では、抽選対象役の種類毎に当選番号が予め割り当てられており、持ち越されることがある抽選対象役、すなわち特別役の種類毎の当選番号が設定された特別役当選番号テーブルと、持ち越されることがない抽選対象役、すなわち一般役の種類毎の当選番号が設定された一般役当選番号テーブルとがメイン制御部41のROMの所定領域に格納されている。
【0109】
図15(A)に示すように、特別役当選番号テーブルでは、当選番号として、はずれの「0」、BBの「1」、RBの「1」がそれぞれ割り当てられている。また、図15(B)に示すように、一般役当選番号テーブルでは、当選番号として、はずれの「0」、通常リプレイの「1」、リプレイGR1〜GR6の「2」〜「7」、リプレイGR11〜GR16の「8」〜「13」、リプレイGR21〜GR26の「14」〜「19」、強チェリーの「20」、弱チェリーの「21」、スイカの「22」、左ベル1〜4の「23」〜「26」、中ベル1〜4の「27」〜「30」、右ベル1〜4の「31」〜「34」、共通ベルの当選番号として「35」がそれぞれ割り当てられている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、内部抽選の抽選対象役と当選番号とが対応して設定されている。
【0110】
また、特別役当選番号テーブルでは、送信用当選番号として、はずれの「0」、BBの「1」、RBの「1」がそれぞれ割り当てられている。また、図15(B)に示すように、一般役当選番号テーブルでは、送信用当選番号として、はずれの「0」、通常リプレイの「1」、リプレイGR1〜GR26の「2」、強チェリーの「20」、弱チェリーの「21」、スイカの「22」、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4の「23」、共通ベルの「35」がそれぞれ割り当てられている。
このように、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルでは、報知対象役(AT役、ナビ対象役)の一例としての押し順役(リプレイGR1〜GR26、押し順リプレイ、左ベル1〜4、中ベル1〜4、右ベル1〜4、押し順ベル)を除く内部抽選の抽選対象役と送信用当選番号とが対応して設定されているのに対して、押し順役については送信用当選番号によってそれぞれグループ化されて設定されている。
【0111】
本実施形態では、メイン制御部41は、スタート操作が行われたときに、内部抽選処理を実行し、内部抽選にて特別役及び一般役のうち何れかの役が当選している場合には、当選が判定された抽選対象役に対応する当選番号をRAMの所定領域に設定し、何れの役も当選していない場合には、はずれに対応する当選番号をRAMの所定領域に設定する。一般役の当選を示す当選番号は1ゲーム終了毎にクリアされる一方で、特別役の当選を示す当選番号は当選した特別役が入賞されるまで維持され、当選した特別役が入賞することでクリアされる。
【0112】
メイン制御部41は、当選番号を設定した後、図16に示す内部当選コマンド設定処理を実行して、RAMの所定領域に設定されている内部当選番号に基づいて第1の内部当選コマンド及び第2の内部当選コマンドをコマンドキューに設定し、その後のタイマ割込処理(メイン)により、第1の内部当選コマンド及び第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に対して送信する。具体的には、図16に示すように、メイン制御部41は、内部抽選処理においてRAMの所定領域に設定された特別役の当選番号を取得し(ステップSf1)、取得した当選番号を、サブ制御部91に対して送信する送信用当選番号としてRAMの所定領域に設定し(ステップSf2)、当該送信用当選番号に基づいて第1の内部当選コマンドをコマンドキューに格納し(ステップSf3)、内部抽選処理においてRAMの所定領域に設定された一般役の当選番号を取得し(ステップSf4)、取得した当選番号が、2未満であるか否かを判定する(ステップSf5)。
【0113】
メイン制御部41は、2未満でない場合(ステップSf5;N)、20未満であるか否かを判定する(ステップSf6)。メイン制御部41は、20未満でない場合(ステップSf6;N)、23未満であるか否かを判定する(ステップSf7)。メイン制御部41は、23未満でない場合(ステップSf7;N)、35未満であるか否かを判定する(ステップSf8)。一方、メイン制御部41は、2未満である場合(ステップSf5;Y)、または、23未満である場合(ステップSf7;Y)、または、35である場合(ステップSf8;N)、当該取得した当選番号を、サブ制御部91に対して送信する送信用当選番号としてRAMの所定領域に設定する(ステップSf9)。また、メイン制御部41は、23〜34の何れかである場合(ステップSf8;Y)、送信用当選番号としてRAMの所定領域に23を設定する(ステップSf10)。また、メイン制御部41は、2〜19の何れかである場合(ステップSf6;Y)、送信用当選番号としてRAMの所定領域に2を設定する(ステップSf11)。一般役の送信用当選番号設定後、メイン制御部41は、当該送信用当選番号に基づいて第2の内部当選コマンドをコマンドキューに格納し、内部当選コマンド設定処理を終了してメイン処理(メイン)に戻る。なお、本実施形態の内部当選コマンド設定処理において設定された第1の内部当選コマンド、第2の内部当選コマンドは、その後、タイマ割込処理(メイン)が実行されることで、サブ制御部91に対して順次送信されることとなる。
【0114】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、特別役当選番号テーブル及び一般役当選番号テーブルに基づいてサブ制御部91に対して第1の内部当選コマンドや第2の内部当選コマンドを送信している。
ここで、従来のスロットマシンでは、サブ制御部は、ATに制御しているか否かに関わらず、内部当選コマンドに基づいて遊技者にとって有利となる操作手順を特定可能であるので、サブ制御部側に不正がなされると、メイン制御部においてATに制御する旨が決定されていないにも関わらず、内部当選コマンドから有利な操作手順が特定され、当該操作手順がサブ制御部により報知されてしまう可能性がある。
これに対して、本実施形態のメイン制御部41は、内部抽選結果を特定可能な内部当選コマンドとして、内部抽選結果として特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンド及び一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドを設定し、設定された当該コマンドをサブ制御部91に対して送信可能であり、ATに制御されているか否かに関わらず、報知対象役に当選したときに、報知対象役が当選した旨は特定できるが有利な停止順を特定することができないように第2の内部当選コマンドを設定する。
このようにすることで、メイン制御部41側でATに制御しているか否かに関わらず、共通の第2の内部当選コマンドを送信するので、第2の内部当選コマンドの送信に係る処理を簡素化でき、第2の内部当選コマンドから内部抽選結果に応じた有利な停止順が特定されないので、サブ制御部91側に不正がなされてもATに制御されていない状態で遊技者にとって有利な停止順がナビ演出により報知されてしまうことを防止できる。
【0115】
また、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、スタート操作が行われたときに、内部抽選を行い、内部抽選結果に応じて内部抽選結果毎に各々異なる当選番号をRAMに設定し、設定された当選番号に応じて内部当選フラグの設定、ナビ報知、コマンド作成、リール2L、2C、2Rの停止制御等を行う構成である。また、メイン制御部41は、内部当選コマンドとして、特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンド及び一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドを内部当選コマンド設定処理において設定し、設定された当該コマンドをサブ制御部91に対して送信する構成である。ここで、内部当選結果として報知対象役が当選したときの当選番号は、所定の数値範囲(報知対象役として押し順リプレイの当選番号が2〜19、押し順ベルの当選番号が23〜34)からなる連続する数値が割り当てられている。また、メイン制御部41は、内部当選コマンド設定処理を実行し、ATに制御されていてナビ報知が実行される状態以外の状態において、RAMに設定された当選番号が、当該所定の数値範囲(2〜19、23〜34)であるときに、報知対象役となった旨は特定できるが遊技者にとって有利な停止順を特定できない第2の内部当選コマンドを設定し、設定された第2の内部当選コマンドをサブ制御部91に対して送信する。
【0116】
このようにすることで、メイン制御部41側でATに制御しているか否かに関わらず、第2の内部当選コマンドから内部抽選結果に応じた遊技者にとって有利な停止順が特定されることはないため、サブ制御部91側に不正がなされてもATに制御されていない状態で遊技者にとって有利な停止順がナビ演出により報知されてしまうことを防止できる。
また、内部抽選結果が報知対象役となったときに設定される当選番号として、所定の数値範囲からなる連続する数値が割り当てられているとともに、メイン制御部41は、内部抽選結果が報知対象役であるか否かを、所定制御を行う際に用いられる当選番号が報知対象役に対して割り当てられた所定の数値範囲内にあるか否かにより判定できるため、第2の内部当選コマンドを送信する際の処理を簡素化できる。
【0117】
その他、本実施形態のスロットマシン1は、レバーオンの受付が行われてナビ画像の表示を開始するときに第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したり、正解押し順の第1停止操作の受付が行われてナビ画像の表示を更新するときに第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したりするので、実施形態1〜3のスロットマシン1と同様の作用効果を奏する。
【0118】
[実施形態5]
上記実施形態1〜4では、メイン制御部41は、サブ制御部91に制御状態を特定可能なコマンドを1ゲーム毎に1回のみ送信しているが、複数回送信してもよい。以下、制御状態を特定可能なコマンドを1ゲーム毎に複数回送信する実施形態3について説明する。
なお、本実施形態では、実施形態1〜4と同様の構成及び処理となる部分についてはその詳細な説明を省略し、主として上記実施形態1〜4とは異なる部分について説明する。
【0119】
本実施形態のメイン制御部41は、ゲームの開始時においては、当該ゲームの開始に伴い各種の制御状態(例えば、遊技状態やナビ報知が実行される状態か否か等)を更新し、更新された制御状態に基づいてゲームに関する制御(例えば、内部抽選やナビ報知、遊技者にとって有利な有利状態に関する抽選等)を行い、当該ゲームの終了時においては、当該ゲームの結果(例えば、各リールに停止した図柄の組合せ、有利状態に関する抽選の結果)に応じて各種の制御状態を維持または更新する。また、ゲームの開始時及び終了時に、その時点における各種の制御状態を特定可能な制御状態コマンドをサブ制御部91に対して送信する。なお、制御状態には、スロットマシン1の機種毎の遊技性や設計思想等に応じて固有に設定される複数種類の状態が含まれており、制御状態コマンドの個数は、当該制御状態の種類数に応じて設定されるようになっている。
【0120】
図17に示すように、制御状態を特定可能な制御状態コマンドは、制御状態のうち、一単位のゲームの開始時とゲームの終了時とで内容が変化し得る制御状態を特定可能な制御状態コマンド1と、当該ゲームに固有であり、ゲームの開始時とゲームの終了時とで内容が変化することのない制御状態を特定可能な制御状態コマンド2とを含む。
【0121】
制御状態コマンド1には、メイン制御部41での遊技状態に関連する制御状態を特定可能な複数の遊技状態関連コマンドと、AT中すなわち遊技者にとって有利な有利状態としてATの制御が行われていることに関連する制御状態を特定可能な複数のAT関連コマンドAと、非AT中すなわちATの制御が行われていないことに関連する制御状態を特定可能な複数のAT関連コマンドBと、が含まれ、制御状態コマンド2には、当該ゲームに固有な制御状態を特定可能な複数のゲーム内固有情報コマンドが、含まれる。
【0122】
また、遊技状態関連コマンドには、例えば、メイン制御部41での遊技状態を特定可能なコマンド、遊技状態が所定数のゲームが行われることに伴い移行されるものである場合に、当該ゲームで制御されている遊技状態が終了するまでの残りのゲーム数を特定可能なコマンド、遊技状態が所定の枚数のメダルが払出されることで移行されるものである場合に、当該ゲームで制御されている遊技状態が終了するまでの残りのメダルの枚数を特定可能なコマンド等が含まれる。
【0123】
また、AT関連コマンドAには、例えば、遊技者にとって有利な有利状態としてATに制御される権利の数を特定可能なコマンド、当該ゲームで制御されているATの制御が継続される残りのゲーム数を特定可能なコマンド等が含まれる。
【0124】
AT関連コマンドBには、例えば、前のATの制御が終了された後からATの制御が行われていない通常状態で行われる通常ゲームの累積数を特定可能なコマンド、通常状態行われた通常ゲーム数が所定ゲーム数に達することで遊技者にとって有利な有利状態に制御される場合に、有利状態に制御されるまでの残りのゲーム数を特定可能なコマンド、ATに制御される権利が付与され当該ATの制御が開始されるまでの残りゲーム数の等が含まれる。
【0125】
ゲーム内固有情報コマンド群には、例えば、遊技者にとって有利な有利状態としてATに制御される権利を付与するか否かを決定するAT抽選の当選状況を特定可能なコマンド、ATに制御されるゲーム数の上乗せ状況を特定可能なコマンド、ゲームの開始時に内部抽選の結果に応じて決定される遊技者にとって有利な停止順を特定可能なコマンド、ゲームの開始時に内部抽選結果に応じて決定される演出(例えば、遊技の進行を所定期間にわたり遅延させるフリーズ状態、当該フリーズ状態においてリールを用いて行うリール演出、内部抽選結果を示唆する演出等)の種類を特定可能なコマンド、含まれる。
【0126】
本実施形態のメイン制御部41がサブ制御部91に対して送信する一のコマンドは、2バイト(1バイトの通信データ2つで1組)で構成され、1バイト目(MODE)はコマンドの分類を表し、2バイト目(EXT)はコマンドの内容を表すようになっている。制御状態コマンドに含まれる各コマンドについても、他のコマンドと同様に2バイトで構成されており、特に、図17に示すように、制御状態コマンドに含まれる一連の各コマンドのMODEは、送信される順番に対応する連続した数値(本実施形態では、B0〜CF)に設定されている。
【0127】
なお、本実施形態で示すコマンドの形態(1バイトの通信データ2つで1組のコマンドをなす形態)は一例であって、他のデータ形態、例えば、一の通信データを2バイト以上とする形態、1つまたは3つ以上の通信データで一のコマンドを構成する形態、これらの形態の組合せた形態等、を用いても良い。また、本実施形態では、制御状態コマンドに含まれる各コマンドのMODEは、初期値(B0)から順次加算処理(1を加算する処理)により得られる連続した数値であるが、加算処理以外の他の演算処理(四則演算等)により得られる数値であっても良い。
【0128】
また、制御状態コマンドに含まれる各コマンドにおいてEXTとしてサブ制御部91に送信されることとなる具体的なコマンドの内容を示すデータは、上述のメイン処理及びタイマ割込処理(メイン)において実行される各種処理により、各データに対応するRAMの所定のデータアドレスの領域に設定されるようになっており、各データのデータアドレスは、MODEの値と同様に、送信される順番に対応する連続する数値となるように設定されており、初期値(制御状態コマンドのうち最初に送信されるコマンドのデータアドレス)から順次加算処理(1を加算する処理)を行うことにより得られるようになっている。なお、制御状態コマンドに含まれる各コマンドのデータアドレスにより特定されるRAMの所定領域には、コマンドの内容を示すデータが記憶され、当該データアドレスの領域を参照することで該当するデータを直接的に読み出すことができる構成であっても良いし、当該データアドレスを参照することで間接的に該当するデータを読み出せる構成、例えば、当該データアドレスにRAMの所定領域を示す第2のアドレスが記憶されており、第2のアドレスに従って所定領域をさらに参照することで、該当するデータを読み出すことができるような構成や、当該データアドレスを参照することで、該当するデータを演算することが可能となっており、演算の結果として当該データが得られる構成等であっても良い。当該データアドレスを参照することで間接的に該当するデータを読み出せる構成とすることで、例えば、連続する数値のデータアドレスの領域に当該データが記憶されない構成であっても、初期値に対する所定の演算処理(例えば、加算処理)により該当するデータを読み出すことが可能である。
【0129】
次に、本実施形態のメイン制御部41が実行するコマンドを送信するための処理であって、ゲームの開始時に実行するゲーム開始時送信コマンド設定処理について説明する。メイン制御部41は、ゲームのスタート操作が行われたときに、当選番号設定処理を実行し、内部抽選の結果に応じて内部抽選の当選状況を特定可能な当選番号をRAMの所定領域に設定した後、停止順データ設定処理を実行して、内部抽選結果に応じて遊技者にとって有利な停止順を特定できる停止順データまたは遊技者にとって有利な停止順を特定できないが標準押し順(例えば、左第1停止)を特定できる停止順データをRAM91cの所定領域に設定する。その後、図18に示すゲーム開始時送信コマンド設定処理を実行して、当該ゲームの開始時における制御状態を特定可能な制御状態コマンド、内部抽選結果を特定可能な当選番号を含む内部当選コマンドを、サブ制御部91に対して送信するためにコマンドキューに設定する。
【0130】
図18に示すように、ゲーム開始時送信コマンド設定処理では、メイン制御部41は、まず、ゲームが開始されることに伴って複数の制御状態のうち該当する制御状態を更新する制御状態更新処理を実行する(ステップSa1)。制御状態更新処理では、制御状態のうち、例えば、遊技状態、所定の遊技状態が終了するまでの残りのゲーム数、所定の遊技状態が終了するまでの残りのメダルの枚数、通常ゲームの累積数等、前回のゲームの結果により定められている制御状態については、更新することなく維持する。また、例えば、ATに制御される権利の数、ATに制御される残りゲーム数等、ゲームの開始に伴って所定の条件が成立することで変化し得る制御状態については、所定の条件の成立状況に応じて更新する。また、例えば、AT抽選の当選状況、遊技者にとって有利な停止順、演出の種類等、ゲームの開始に伴って新たに決定される制御状態については、新たに設定する。
制御状態更新処理実行後、メイン制御部41は、各制御状態を特定可能な制御状態コマンドに含まれる上述のコマンド群を一括してコマンドキューに設定する制御状態コマンド一括設定処理を実行する(ステップSa2)。
【0131】
図19に示すように、制御状態コマンド一括設定処理では、メイン制御部41は、RAMの所定領域に設定されているMODEの値を、初期値(本実施形態では、制御状態コマンドに含まれる遊技状態関連コマンドのMODEであるB0)に設定し(ステップSb1)、RAMの所定領域に設定されているデータアドレスの値を、初期値(遊技状態関連コマンドのデータが記憶されている領域のアドレスの値)に設定し(ステップSb2)、RAMの所定領域に設定されている処理回数の値を、制御状態コマンド群に含まれるコマンドの個数に設定する(ステップSb3)。
【0132】
コマンド個数設定後、メイン制御部41は、タイマ割込を禁止に設定し(ステップSb4)、RAMの所定領域のMODEをコマンドキューに設定し(ステップSb5)、データアドレスの値に対応するアドレスのRAMの領域に記憶されているデータを取得し、RAMの所定領域にEXTとして設定し(ステップSb6)、当該EXTをコマンドキューに設定し(ステップSb7)、タイマ割込待ち処理を実行する(ステップSb8)。タイマ割込待ち処理では、タイマ割込を許可に設定して、タイマ割込処理(メイン)が行われるまで待機し、タイマ割込処理(メイン)が終了した後に呼び出し元の処理に戻る。タイマ割込処理(メイン)では、後述するように、スロットマシン1への電力供給が停止することが検出されない場合に、当該タイマ割込処理(メイン)が実行される毎に通常時コマンド送信処理を実行して、コマンドキューに設定されているデータ(コマンドを構成するMODE及びEXT)を1バイトずつサブ制御部91に対して送信するようになっている。よって、タイマ割込待ち処理が実行されることで、通常コマンド送信処理が実行されることとなり、コマンドキューに設定されたMODE及びEXTのうち先に設定されたMODEが、コマンドの1バイト目としてサブ制御部91に対して送信されることとなる。
【0133】
タイマ割込待ち処理終了後、メイン制御部41は、再びタイマ割込待ち処理を実行する(ステップSb9)。これにより、タイマ割込処理(メイン)において実行される通常コマンド送信処理により、コマンドキューに設定されたMODE及びEXTのうち後に設定されたEXTが、コマンドの2バイト目としてサブ制御部91に対して送信されることとなり、2回のタイマ割込待ち処理が実行されることにより、一のコマンドを構成する1組のMODE及びEXTがサブ制御部91に対して送信されることとなる。
【0134】
再度のタイマ割込待ち処理終了後、メイン制御部41は、RAMの所定領域のMODEの値に1加算し(ステップSb10)、RAMの所定領域のデータアドレスの値に1加算し(ステップSb11)、RAMの所定領域の処理回数の値を1減算し(ステップSb12)、減算後の残りの処理回数の値が0であるか否かを判定し、制御状態コマンド群の全てのコマンドについてMODE及びEXTをコマンドキューに設定したか否かを判定する(ステップSb13)。メイン制御部41は、残りの処理回数の値が0でないと判定した場合(ステップSb13;N)、すなわち制御状態コマンド群の全てのコマンドについてMODE及びEXTをコマンドキューに設定しておらず、未だコマンドキューに設定していないコマンドが残っている場合には、ステップSb4の処理に戻り、再びタイマ割込を禁止に設定した状態で、ステップSb5〜Sb7の処理を行った後にステップSb10、Sb11の処理を実行することで、未だコマンドキューに設定していないコマンドのMODE及びEXTをコマンドキューに順次設定する処理を繰り返す。一方、メイン制御部41は、残りの処理回数が0であると判定した場合(ステップSb13;Y)、すなわち制御状態コマンド群に含まれる全てのコマンドについてMODE及びEXTをコマンドキューに設定した場合には、制御状態コマンド一括設定処理を終了させて、呼び出し元のゲーム開始時コマンド送信処理に戻る。
【0135】
図18に戻り、メイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理が終了した後に、内部当選コマンド設定処理(第1の内部当選コマンド)を実行することで、内部抽選結果に基づいて特別役の当選状況を特定可能な第1の内部当選コマンドのMODE及びEXTをRAMの所定領域に設定し(ステップSa3)、RAMの所定領域のMODE及びEXTをコマンドキューに設定するコマンド設定処理を実行する(ステップSa4)。なお、コマンド設定処理では、メイン制御部41は、タイマ割込を禁止に設定し、RAMの所定領域のMODEをコマンドキューに設定した後、RAMの所定領域のEXTをコマンドキューに設定して設定したタイマ割込の禁止を解除し、処理を終了して、ゲーム開始時送信コマンド設定処理に戻る。コマンド設定処理では、制御状態コマンド一括設定処理のように、一のコマンドを構成するMODE及びEXTをコマンドキューに設定した後にタイマ割込待ち処理を実行しないが、タイマ割込の禁止が解除されることで、その後割込の行われる所定のタイミングでタイマ割込処理(メイン)が行われるので、コマンドキューに設定されたMODE及びEXTは、所定のタイミングのタイマ割込処理(メイン)において通常コマンド送信処理が実行されることで、サブ制御部91に対して送信されることとなる。
【0136】
コマンド設定処理終了後、メイン制御部41は、ゲーム開始時送信コマンド設定処理では、内部当選コマンド設定処理(第2の内部当選コマンド)を実行することで、内部抽選結果に基づいて一般役の当選状況を特定可能な第2の内部当選コマンドのMODE及びEXTをRAMの所定領域に設定し(ステップSa5)、コマンド設定処理を実行し(ステップSa6)、RAMの所定領域のMODE及びEXTをコマンドキューに設定し、処理を終了する。コマンド設定処理においてコマンドキューに設定された第2の内部当選コマンドのMODE及びEXTは、第1の内部当選コマンドのMODE及びEXTと同様に、その後割込が行われる所定のタイミングでタイマ割込処理(メイン)において通常コマンド送信処理が実行されることで、サブ制御部91に対して送信されることとなる。その後、スタート操作が行われたことに伴いリール2L、2C、2Rの回転制御を行うなどゲームの進行状況に応じた制御を行う。
このように、本実施形態のメイン制御部41は、第1のタイミングとしてスタートスイッチ7の操作がされたとき、すなわちゲームの開始時に、制御状態コマンド一括設定処理を実行して、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドをサブ制御部91に対して送信させるようになっている。
【0137】
また、メイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理において、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドを送信させる際には、割込み禁止した状態で一のコマンドを構成する1組のMODE及びEXTをコマンドキューに設定した後、タイマ割込処理(メイン)が1回行われるまで待機するタイマ割込待ち処理を2回連続して実行することで、2回続けてタイマ割込み処理(メイン)を実行させて、コマンドキューのMODE及びEXTをサブ制御部91に対して送信させることで、一のコマンドを構成する1組の単位データ(各1バイトのMODE及びEXT)を2つ続けて送信させるようになっている。
【0138】
また、メイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理において、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドを送信させる際には、一のコマンドについてMODE及びEXTをコマンドキューに設定した後にタイマ割込待ち処理を2回実行して、1組の単位データを送信させた後に、他の一のコマンドについて同様にMODE及びEXTをコマンドキューに設定してタイマ割込待ち処理を2回の実行する処理を行うことで、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドを送信させる際には、一のコマンドずつコマンドキューに設定して送信させるようになっている。
【0139】
また、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドの各MODEは、初期値から1ずつ加算処理することで得られる連続する数値に設定されている。そして、メイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理において、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドを送信させる際に、初期値から1ずつ加算処理した値を制御状態コマンドの各コマンドのMODEとしてコマンドキューに設定することで、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドは、MODEとして設定されている連続する数値の順番で、サブ制御部91に対して送信されるようになっている。
【0140】
また、メイン制御部41は、ゲーム開始時送信コマンド設定処理において、制御状態コマンド一括設定処理を実行してスロットマシン1の機種毎に固有に設定され得る制御状態コマンドを全て送信させた後に、内部当選コマンド設定処理を実行してスロットマシン1の機種に関わらず共通して送信される内部当選コマンドをサブ制御部91に対して送信させ、その後、ゲームの進行状況に応じた制御を行うようになっているので、共通の内部当選コマンドが送信されたことに基づいてゲームの進行状況に応じた制御が開始されることを特定させることができるようになっている。これに対して、サブ制御部91は、共通の内部当選コマンドを受信することで、メイン制御部41側において、その後、ゲームの進行状況に応じた制御が行なわれることを特定し、その制御に応じた演出等の制御を開始させることができるようになっている。
【0141】
次に、本実施形態のメイン制御部41がゲームの終了時に所定のコマンドを送信するための処理について説明する。メイン制御部41は、ゲームのスタート操作に伴い回転制御が開始されたリール2L、2C、2Rについて第3停止の操作が終了されたとき(第3停止の操作のストップスイッチが離されたとき)、すなわちゲームの終了時に、上述の制御状態コマンド及びゲームの結果に関連するコマンドをサブ制御部91に対して送信するためにコマンドキューに設定するゲーム終了時送信コマンド設定処理を実行する。
【0142】
図20に示すように、ゲーム終了時送信コマンド設定処理では、メイン制御部41は、まず、ドア開放検出スイッチ25の出力状態に基づいてドアコマンドのMODE及びEXTをRAMの所定領域に設定し(ステップSd1)、コマンド設定処理を実行することで、RAMの所定領域のMODE及びEXTをコマンドキューに設定し(ステップSd2)、制御状態更新処理を実行して(ステップSd3)、ゲームが終了すること及びゲームの結果に基づいて該当する制御状態を更新する。制御状態更新処理では、制御状態のうち、リール2L、2C、2Rに停止した図柄の組合せ、すなわちゲームの結果に応じて変化し得る制御状態、例えば、遊技状態、所定の遊技状態が終了するまでの残りのゲーム数、ATに制御される権利の数等については、当該ゲームの結果に応じて更新または維持し、所定の状態においてゲームが行われたことに伴い変化する制御状態、例えば、所定の遊技状態が終了するまでの残りのメダルの枚数、通常ゲームの累積数、ATに制御される残りゲーム数等については、該当する状態でゲームが行われたことに応じて1減算させるように更新または減算させることなく維持し、ゲームの結果や所定の状態でゲームが行われたことに関わらず変化することがない制御状態、例えば、AT抽選の当選状況、遊技者にとって有利な停止順、演出の種類等については変更することなく維持するように制御する。
【0143】
制御状態更新処理実行後、メイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理を実行し(ステップSd4)、更新または維持された制御状態を特定可能な制御状態コマンド1及び制御状態コマンド2をサブ制御部91に対して送信させる。
その後、入賞ラインLNに揃った図柄の組合せに基づいてRAMの所定領域に設定された入賞番号を取得し、当該入賞番号に基づいて入賞番号コマンドのMODE及びEXTをRAMの所定領域に設定し(ステップSd5)、コマンド送信処理を実行し、RAMの所定領域のMODE及びEXTをコマンドキューに設定する(ステップSd6)。その後、入賞番号コマンドをコマンドキューに設定するのと同様にして、ゲームの終了に伴い送信する所定のコマンド(例えば、払出枚数コマンド、遊技終了コマンド、払出開始コマンド、払出終了コマンド、エラーコマンド等)について、MODE及びEXTをRAMの所定領域に設定した後に、コマンド送信処理を実行して、MODE及びEXTをコマンドキューに設定する。そして、ゲームの終了に伴い送信する全てのコマンドについてMODE及びEXTをコマンドキューに設定した後には、当該ゲーム終了時送信コマンド設定処理を終了させる。その後、ゲームの結果に応じてメダルの払出しや再遊技の設定を行うなどゲームの進行状況に応じた制御を行う。
【0144】
このように、本実施形態のメイン制御部41は、第2のタイミングとしてリール2L、2C、2Rについて第3停止の操作が終了されたとき、すなわちゲームの終了時に、制御状態コマンド一括設定処理を実行して、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドをサブ制御部91に対して送信させるようになっている。
【0145】
また、本実施形態のメイン制御部41は、ゲーム終了時送信コマンド設定処理において、制御状態更新処理を実行して、ゲームの終了に伴い変化し得る制御状態を更新または維持する制御を行った後に、制御状態コマンド一括設定処理を実行することで、制御状態コマンド一括設定処理では制御状態更新処理により更新または維持された制御状態を特定可能な制御状態コマンドを送信させるようになっている。
【0146】
また、メイン制御部41は、ゲーム終了時送信コマンド設定処理において、制御状態コマンド一括設定処理を実行してスロットマシン1の機種毎に固有に設定され得る制御状態コマンドを全て送信させた後に、入賞番号コマンド等のスロットマシン1の機種に関わらず共通して送信されるコマンドをサブ制御部91に対して送信させ、その後、ゲームの進行状況に応じた制御を行うようになっているので、入賞番号コマンド等の共通のコマンドが送信されたことに基づいてゲームの進行状況に応じた制御が開始されることを特定させることができるようになっている。これに対して、サブ制御部91は、共通のコマンドを受信することで、メイン制御部41側において、その後、ゲームの進行状況に応じた制御が行なわれることを特定し、その制御に応じた演出等の制御を開始させることができるようになっている。
【0147】
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、メイン制御部41は、ゲームの制御を行うことが可能であり、ゲームの制御状態を示す制御状態コマンドを含む複数のコマンドを送信することが可能であり、これに対して、サブ制御部91は、メイン制御部41からのコマンドの受信に応じてメイン制御部41側での制御状態を特定して、演出の制御を行うことが可能である。
【0148】
このような構成では、サブ制御部91に対してメイン制御部41側の制御状態を詳細に把握させるために、メイン制御部41側において制御状態が変化する毎に変化した制御状態を示す制御状態をその都度送信するような構成とすると、メイン制御部41がコマンドの送信に係るプログラム容量が増大してしまうという問題がある。
【0149】
これに対して、本実施形態のメイン制御部41は、1単位のゲームにおける第1のタイミングとしてスタートスイッチ7の操作がされたとき、すなわちゲームの開始時と、第2のタイミングとしてリール2L、2C、2Rについて第3停止の操作が終了されたとき、すなわちゲームの終了時とに、メイン制御部41側でのゲームの制御状態を特定可能な複数種類のコマンドを含む制御状態コマンドをサブ制御部91に対して送信可能であり、制御状態コマンドには、第1のタイミングと第2のタイミングで変化しない制御状態、すなわち1単位のゲームのうち複数のタイミングにおいて変化することがない制御状態を特定可能な第1の制御状態コマンドとしての制御状態コマンド2と、第1のタイミングと第2のタイミングで変化し得る制御状態、すなわち1単位のゲームのうち複数のタイミングにおいて変化することがある制御状態を特定可能な第2の制御状態コマンドとしての制御状態コマンド1と、を含んでおり、メイン制御部41は、第1のタイミングにおいても第2のタイミングにおいても共通の制御状態コマンド一括設定処理を実行することで、制御状態コマンドに含まれる全てのコマンドを送信させるので、制御状態コマンドに基づいてサブ制御部91側でメイン制御部41側での制御状態を詳細に把握させつつ、メイン制御部41が制御状態コマンドを送信する際の処理を行うためのプログラム容量を削減することができる。
【0150】
また、本実施形態では、メイン制御部41は、第1のタイミングとしてゲームの開始時と、第2のタイミングとしてゲームの終了時とに、共通の制御状態コマンド一括設定処理を実行することで、1単位ゲームにおける複数のタイミングで制御状態コマンドを送信させる構成であるが、メイン制御部41は、少なくとも1単位ゲームにおいて制御状態が変化する前後のタイミングを含む複数のタイミングで制御状態コマンドを送信させる構成であれば良く、ゲームの開始時以外や終了時以外の複数のタイミングを含む構成であっても良いし、ゲームの開始時及び終了時とその他のタイミングを含む構成、3つ以上の複数のタイミングを含む構成であっても良い。このような構成とすることで、サブ制御部91に対して制御状態が変化したことをより詳細に把握させられる。
【0151】
また、本実施形態では、制御状態の一種類である遊技者にとって有利な有利状態としてATの制御を適用しているが、遊技者にとって有利な有利状態として他の制御、例えば、ATに制御される権利を付与するか否かを決定する抽選に当選する確率が他の状態よりも高まる有利状態、ATに制御されるゲーム数を上乗せするか否かを決定する抽選に当選する確率が他の状態よりも高まる有利状態、内部抽選にて再遊技役が当選する確率が他の状態よりも高まる有利状態、内部抽選にて小役が当選する確率が他の状態よりも高まる有利状態を適用しても良く、このような構成においても、各有利状態に関する制御状態を、制御状態コマンドに含まれる複数のコマンドとしてメイン制御部41からサブ制御部91に対して送信する構成とすることで、サブ制御部91に対してメイン制御部41側の制御状態を詳細に把握させることができる。
【0152】
本実施形態のメイン制御部41は、1単位のゲームにおける第1のタイミング及び第2のタイミングにおいて制御状態コマンド一括設定処理を実行することで、1単位ゲームにおける複数のタイミングで制御状態コマンドを送信させる構成であり、第1のタイミングは、スタートスイッチ7の操作がされたとき、すなわちゲームの開始に伴うタイミングであり、第2のタイミングは、リール2L、2C、2Rについて第3停止の操作が終了されたとき、すなわちゲームの終了に伴うタイミングであるので、第2の制御手段であるサブ制御部91側でゲームの最初と最後に第1の制御手段であるメイン制御部41の制御状態を把握させることができる。
【0153】
本実施形態のメイン制御部41は、所定の条件が成立することで遊技者にとって有利な有利状態としてATに制御することが可能であるとともに、1単位のゲームにおける第1のタイミング及び第2のタイミングに、共通の制御状態コマンド一括設定処理を実行して、制御状態コマンドをサブ制御部91に対して送信可能な構成であって、制御状態コマンドには、第1のタイミングと第2のタイミングで変化し得る制御状態を特定可能な制御状態コマンド1が含まれ、当該制御状態コマンド1には、有利状態としてATに制御されている状態では1単位のゲーム毎に変化し得る一方で有利状態としてATに制御されている状態以外では1単位のゲーム毎に変化しない制御状態を特定可能なAT関連コマンドAを含んでおり、当該AT関連コマンドAについても共通の制御状態コマンド一括設定処理を実行することで、制御状態コマンドに含まれる複数種類のコマンドとして送信するので、第2の制御手段としてのサブ制御部91側で第1の制御手段としてのメイン制御部41の制御状態を詳細に把握しつつ、第1の制御手段としてのメイン制御部41が制御状態コマンドを送信する際のプログラム容量を削減することができる。
【0154】
本実施形態のメイン制御部41は、1単位のゲームにおける第1のタイミング及び第2のタイミングに、共通の制御状態コマンド一括設定処理を実行して、制御状態を特定可能な複数種類のコマンド含む制御状態コマンドをサブ制御部91に対して送信可能な構成であって、制御状態コマンドに含まれる各コマンドは、当該コマンドを構成するデータでありコマンドの分類を表すMODEとして、種類別に連続する番号が付されており、メイン制御部41は、一のタイミングで実行される制御状態コマンド一括設定処理において、MODEとして付されている連続する番号の順番で、制御状態コマンドに含まれる各コマンドをコマンドキューに設定して送信させるので、第2の制御手段としてのサブ制御部91側で制御状態コマンドが送信された順序が正常であるかを把握することができる。
【0155】
本実施形態のメイン制御部41は、制御状態コマンド一括設定処理において、制御状態コマンドに含まれる各コマンドを送信させる際に、初期値または初期値から各コマンドを送信させる毎に1加算処理して得られた値を、コマンドを構成するMODEとして設定するので、複数種類の制御状態コマンドを作成するためにデータテーブルのような比較的大きなデータを必要とせずに、初期値と加算用値のみで済むので、制御状態コマンドを作成するためのデータ容量を削減することができる。また、このような構成では、一般的にスロットマシン1の設計においては、スロットマシン1の機種等によってサブ制御部91に把握させる制御状態の種類の数が増減することとなるが、制御状態の種類の数に関わらず、制御状態コマンド一括設定処理において、初期値と加算用値のみで制御状態コマンドに含まれる各コマンドを作成することができる。
【0156】
その他、本実施形態のスロットマシン1は、レバーオンの受付が行われてナビ画像の表示を開始するときに第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したり、正解押し順の第1停止操作の受付が行われてナビ画像の表示を更新するときに第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したりするので、実施形態1〜3のスロットマシン1と同様の作用効果を奏する。
【0157】
なお、上記実施形態では、メイン制御部41側で制御するナビ報知と、サブ制御部91側で制御するナビ演出の双方にて遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成であるが、サブ制御部91側で制御するナビ演出だけで遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成としても良い。また、例えば、サブ制御部91側で制御するナビ演出をメイン制御部41側で制御することで、メイン制御部41側で制御するナビ演出だけで遊技者にとって有利な操作手順を識別可能となる構成とすることも可能である。
なお、上記実施形態では、遊技者にとって有利な特典としてのAT等に関する制御をメイン制御部41が行う構成であるが、遊技者にとって有利な特典に関する制御の一部または全部をサブ制御部91が行う構成としても良い。
【0158】
なお、上記実施形態では、本発明を遊技用価値としてメダル並びにクレジットを用いて賭数が設定されるスロットマシンに適用した例について説明したが、遊技用価値として遊技球を用いて賭数を設定するスロットマシンや、遊技用価値としてクレジットのみを使用して賭数を設定する完全クレジット式のスロットマシンに適用しても良い。
さらに、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値のうち何れか1種類のみを用いるものに限定されるものではなく、例えば、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値を併用できるものであっても良い。すなわち、メダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れを用いても賭数を設定してゲームを行うことが可能であり、且つ入賞の発生によってメダル及び遊技球等の複数種類の遊技用価値の何れをも払い出し得るスロットマシンを適用しても良い。
【0159】
また、上記実施形態では遊技機としてスロットマシンを例に説明したが、上記実施形態で開示した構成、特に、第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを表示するときに、第1手順画像531の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したり、第1手順画像531の表示を消去して残りの第2手順画像532と第3手順画像533との表示を更新するときに、第2手順画像532の表示領域にフラッシュ画像521を表示してから第2手順画像532と第3手順画像533とを拡大表示したりする構成を、他の遊技機、例えば、遊技領域に遊技球を発射させることで遊技が行われ、発射された遊技球が遊技領域内に設けられた入賞口に入って入賞が発生することで、賞球として遊技球が払い出されるパチンコ遊技機等に適用しても良い。パチンコ遊技機に適用した場合、例えば、第1手順画像531と第2手順画像532と第3手順画像533とによって複数種類の操作手段の操作順を示唆するようにしてもよい。
【0160】
なお、上記実施形態では、リール2L、2C、2Rが停止して図柄が導出される停止操作についての正解押し順を報知するナビ画像においてフラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示したが、フラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示する画像についてはこれに限定されず、例えば、リール2L、2C、2Rが停止しない操作についての押し順を報知するナビ画像においてフラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示してもよい。具体的には、液晶表示器51にスロットマシン1の1ゲームと同様の遊技の動画像を表示する演出、いわゆる擬似遊技を実行するときに、複数種類の操作手段(ストップスイッチ8L、8C、8Rや演出用スイッチ56、複数種類の演出用スイッチ等)による各リール画像の停止操作の押し順を報知するナビ画像においてフラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示してもよい。
【0161】
また、上述した擬似遊技に限定されず、例えば、複数種類の操作手段が操作されることで進行する連続演出で操作手段の正解押し順を報知するナビ画像を表示するときに当該ナビ画像においてフラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示してもよい。また、複数種類の操作がある1種類の操作手段(複数種類の操作方向(傾斜方向)に操作可能な操作レバー、押下の強弱を検知可能な演出用スイッチ等)が操作されることで進行する連続演出で操作手段の正解の操作手順(操作レバーの正解の操作方向等)を報知するナビ画像を表示するときに当該ナビ画像においてフラッシュ画像521及び各手順画像531〜533を表示してもよい。なお、1種類の操作手段で複数種類の操作がある場合、複数種類の操作を各手順画像531〜533の表示位置(上下左右の操作方向であれば上下左右に対応する各手順画像531〜533の表示位置等)や大きさ(押下の強弱であれば各手順画像531〜533の大きさ等)で示したり、手順の番号を示す画像(各手順画像531〜533)に替えて各操作を示す画像(操作方向を示す矢印画像、押下の強弱を示す「強」や「弱」の文字画像等)を各手順画像として用いて第1手順画像、第2手順画像、…を左から順に並べて表示したりしてもよい。なお、このように第1手順から順に並べて表示した場合、例えば、正解の操作手順が行われる度に対応する手順画像を消去しながら左方向にスクロール表示するようにしてもよい。
【0162】
このようにすることで、遊技者は、フラッシュ画像521によって正解の操作手順となる操作手段の操作が何れであるかを早期に認識可能となるとともに、遊技者が正解の操作手順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
なお、これらの場合、操作手順が2になる場合は第3手順画像533を省略してもよく、操作手順が4以上になる場合は第4手順画像以降の画像を追加してもよい。なお、操作手順が3以上になる場合には、少なくとも第1手順画像531及び第2手順画像532が最初に表示されていればよく、第3手順画像533以降の手順画像については、最先の操作以降に表示するようにしてもよい。
また、これらの処理を実行する遊技機はスロットマシンに限定されず、例えば、上述したパチンコ遊技機であってもよい。
【0163】
なお、上記実施形態のように、複数種類の操作手段の操作に応じて複数種類の手順画像531〜533を表示することが好ましいが、これに限定されず、一の操作手段の1種類の操作に応じて複数種類の手順画像531〜533を表示してもよい。例えば、演出用スイッチ56の複数回の操作(連打操作)によって進行する連打演出において、演出用スイッチ56の1回目の操作前に第1手順画像531、演出用スイッチ56の2回目の操作前に第2手順画像532、演出用スイッチ56の3回目の操作前に第3手順画像533、…、演出用スイッチ56のn回目の操作前に第n手順画像をそれぞれ表示してもよい。この場合であっても、各手順画像の表示前にフラッシュ画像521を表示することで、フラッシュ画像521の表示領域によって各手順画像に対応する操作手段が演出用スイッチ56であることを認識でき、遊技者は、フラッシュ画像521によって連打操作をする操作手段が演出用スイッチ56であることを早期に認識可能となるので、遊技者が操作手段や操作手順を誤認することなく遊技をスムーズに進行できる。
【0164】
本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、例えば、スロットマシン1、1001や、パチンコ遊技機といった、遊技機に含まれるコンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0165】
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【符号の説明】
【0166】
1 スロットマシン、2L、2C、2R リール、7 スタートスイッチ、8L、8C、8R ストップスイッチ、41 メイン制御部、51 液晶表示器、91 サブ制御部、521 フラッシュ画像、531 第1手順画像、532 第2手順画像、533 第3手順画像
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