特許第6867612号(P6867612)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6867612
(24)【登録日】2021年4月13日
(45)【発行日】2021年4月28日
(54)【発明の名称】計数システム、計数方法、プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06T 7/00 20170101AFI20210419BHJP
   G06T 7/20 20170101ALI20210419BHJP
   G06M 7/00 20060101ALI20210419BHJP
【FI】
   G06T7/00 660B
   G06T7/20 300Z
   G06M7/00 301Q
【請求項の数】7
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2019-228949(P2019-228949)
(22)【出願日】2019年12月19日
【審査請求日】2019年12月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100124811
【弁理士】
【氏名又は名称】馬場 資博
(74)【代理人】
【識別番号】100088959
【弁理士】
【氏名又は名称】境 廣巳
(74)【代理人】
【識別番号】100097157
【弁理士】
【氏名又は名称】桂木 雄二
(74)【代理人】
【識別番号】100187724
【弁理士】
【氏名又は名称】唐鎌 睦
(72)【発明者】
【氏名】伊東 賢太郎
【審査官】 真木 健彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−285409(JP,A)
【文献】 特開2014−006655(JP,A)
【文献】 特開2019−062531(JP,A)
【文献】 国際公開第2018/003093(WO,A1)
【文献】 特開2017−188023(JP,A)
【文献】 国際公開第2017/122258(WO,A1)
【文献】 田渕 義宗,複数カメラを用いた人数分布推定に関する検討,電子情報通信学会技術研究報告 Vol.113 No.230,日本,一般社団法人電子情報通信学会,2013年 9月26日,PRMU2013-56 (2013-10),P.1-6,ISSN 0913-5685
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06T 7/00
G06M 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出する検出手段と、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測する計測手段と、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する算出手段と、
を備え、
前記画像取得手段は、前記撮影画像として、前記撮影領域内の前記人物が歩行する領域を撮影した歩行領域画像と、前記撮影領域内に存在する予め設定された特定領域を撮影した特定領域画像と、を取得し、
前記検出手段は、前記歩行領域画像から前記人物を検出すると共に、前記特定領域画像から前記人物を検出し、
前記計測手段は、前記滞在時間として、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である撮影領域滞在時間と、前記特定領域内に前記人物が滞在する時間である特定領域滞在時間と、を計測すると共に、前記歩行領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記撮影領域滞在時間を計測し、前記特定領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて、当該特定領域内に前記人物が入ることで前記特定領域画像から前記人物が消えた時刻と、その後、前記特定領域内から前記人物が出ることで前記特定領域画像に前記人物が現れた時刻と、の差分である前記特定領域滞在時間を計測する、
計数システム。
【請求項2】
請求項1に記載の計数システムであって、
前記検出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記算出手段は、前記滞在時間に基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【請求項3】
請求項2に記載の計数システムであって、
前記検出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記算出手段は、前記撮影領域滞在時間と前記特定領域滞在時間とに基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【請求項4】
請求項3に記載の計数システムであって、
前記算出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数に基づいて前記対象領域に存在する前記人物の延べ人数を表す対象領域人数を算出すると共に、前記歩行時間に基づいて前記対象領域における前記人物の歩行時間を表す対象領域歩行時間を算出し、前記対象領域人数を前記対象領域歩行時間で除算することで、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の計数システムであって、
前記算出手段は、前記特定領域滞在時間に基づいて前記人物が前記撮影領域内に滞在した時間に対する前記特定領域に滞在した割合を算出し、当該割合と前記対象領域内に存在する前記人物の人数の算出結果とに基づいて、さらに前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【請求項6】
情報処理装置が、
対象領域内の一部の領域である撮影領域内に存在する人物が歩行する領域を撮影した歩行領域画像と、前記撮影領域内に存在する予め設定された特定領域を撮影した特定領域画像と、を取得し、
前記歩行領域画像から前記人物を検出すると共に、前記特定領域画像から前記人物を検出し、
前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間として、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である撮影領域滞在時間と、前記特定領域内に前記人物が滞在する時間である特定領域滞在時間と、を計測すると共に、前記歩行領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記撮影領域滞在時間を計測し、前記特定領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて、当該特定領域内に前記人物が入ることで前記特定領域画像から前記人物が消えた時刻と、その後、前記特定領域内から前記人物が出ることで前記特定領域画像に前記人物が現れた時刻と、の差分である前記特定領域滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【請求項7】
情報処理装置のプロセッサに、
対象領域内の一部の領域である撮影領域内に存在する人物が歩行する領域を撮影した歩行領域画像と、前記撮影領域内に存在する予め設定された特定領域を撮影した特定領域画像と、を取得し、
前記歩行領域画像から前記人物を検出すると共に、前記特定領域画像から前記人物を検出し、
前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間として、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である撮影領域滞在時間と、前記特定領域内に前記人物が滞在する時間である特定領域滞在時間と、を計測すると共に、前記歩行領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記撮影領域滞在時間を計測し、前記特定領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて、当該特定領域内に前記人物が入ることで前記特定領域画像から前記人物が消えた時刻と、その後、前記特定領域内から前記人物が出ることで前記特定領域画像に前記人物が現れた時刻と、の差分である前記特定領域滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
ことを実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対象領域内の人物を計数する計数システム、計数方法、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
商店街やイベント会場、施設など、人物が多数存在する領域において、かかる領域におけるマーケティングや人物の誘導、警備などの対応を適切にとるために、人物の人数を計数する必要がある。例えば、特許文献1では、固定カメラにて撮影したフレーム画像に基づいて画像処理を行うことによって、撮影領域を通過した人数を推定する、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−6655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した商店街やイベント会場、施設などの領域では、かかる領域に対する出入口が複数存在しうる。このため、全ての出入口においてカメラにて画像を撮影して人数を計数することは困難であり、コストもかかる。その結果、より正確な人物の人数を計数することが困難である、という問題が生じる。
【0005】
一方で、より正確な人物の人数を計数するために、対象領域全体をカメラにて撮影することも考えられる。しかしながら、対象領域全てを撮影することは困難であり、コストもかかる。また、上述した商店街では、その中にさらに店舗があり、店舗内にも人物が存在しうる。このため、仮に対象領域全体をカメラで撮影した場合であっても、店舗内に存在する人物を計測できず、正確な人数の計数が困難である。そして、かかる問題は、イベント会場や施設などのいかなる領域でも生じうる。
【0006】
また、領域内に存在する人物を識別することで、人物の人数を計数することも考えられる。しかしながら、人物を識別することで、プライバシーの問題が生じる可能性があり、実現が困難である。
【0007】
以上のことから、人物のプライバシーの問題とコスト増加の問題を抑制しつつ、対象領域に存在する人物のより正確な人数を計数することが困難である、という問題が生じる。このため、本発明の目的は、かかる問題を解決することができる、計数システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態である計数システムは、
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出する検出手段と、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測する計測手段と、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する算出手段と、
を備えた、
という構成をとる。
【0009】
また、本発明の一形態である計数方法は、
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出し、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
という構成をとる。
【0010】
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置のプロセッサに、
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出し、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
ことを実行させる、
という構成をとる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上のように構成されることにより、人物のプライバシーの問題とコスト増加の問題を抑制しつつ、対象領域に存在する人物の人数を計数することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施形態1における計数システムの全体構成を示す図である。
図2図1に開示した計数装置の構成を示すブロック図である。
図3図1に開示した計数装置による処理の様子を示す図である。
図4図1に開示した計数装置による処理の様子を示す図である。
図5図1に開示した計数装置による処理の様子を示す図である。
図6図1に開示した計数装置による処理動作を示すフローチャートである。
図7図1に開示した計数装置による処理動作を示すフローチャートである。
図8図1に開示した計数装置による処理動作を示すフローチャートである。
図9】本発明の実施形態2における計数システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
図10】本発明の実施形態2における計数システムの構成を示すブロック図である。
図11】本発明の実施形態2における計数システムの動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図8を参照して説明する。図1乃至2は、計数システムの構成を説明するための図であり、図3乃至図8は、計数システムの処理動作を説明するための図である。
【0014】
本発明における計数システムは、商店街を対象領域として、商店街を訪れた人物の人数を計数するためのものである。特に、本発明における計数システムは、商店街の全領域の画像を撮影することなく、一部の領域の撮影画像を用いて、商店街全体における人数を計数するよう構成されている。但し、本発明における計数システムによる人数を計数する領域は、商店街であることに限定されず、イベント会場や施設など、人物が多数訪れるようないかなる領域を対象としてもよい。
【0015】
[構成]
図1に示すように、本実施形態における計数システムは、対象領域である商店街内を撮影するカメラC1,C2,C3と、カメラC1,C2,C3にて撮影した撮影画像を処理して商店街を訪れた人物の人数を計数する計数装置1と、を備えている。
【0016】
上記カメラC1,C2,C3のうち、符号C1,C3に示すカメラは、商店街内の一部の領域であるサンプルエリアとして設定された撮影領域を撮影するものである。また、符号C2に示すカメラは、商店街内に存在する店舗Tの出入口付近である特定領域を撮影するものである。具体的に、カメラC1は、図1に示すように、商店街内の人物が歩行する通り上などの歩行領域に設定されたサンプルエリアA1を撮影するよう設置されている。なお、サンプルエリアA1は、商店街内に存在する複数の通りのうち、1つの通りのさらに一部の領域に設定されており、他にも図示しないカメラが設置されたサンプルエリアが設置されていることとする。但し、サンプルエリアは、商店街内に存在する通りの全ての領域に設定されておらず、一部の領域のみに設定されている。また、カメラC2は、図1に示すように、サンプルエリアA1内に存在する店舗Tの出入口付近を撮影するよう設置されている。なお、サンプルエリアA1内に他の店舗が存在する場合には、かかる店舗にも対応して、別のカメラが設置されていることとする。
【0017】
ここで、図3乃至図4に、上述したカメラC1,C2にて撮影した撮影画像の一例を示す。図3は、カメラC1にてサンプルエリアA1を撮影したサンプルエリア画像G1(歩行領域画像)であり、サンプルエリアA1に存在する人物P1,P3が映し出されることとなる。また、図4は、カメラC2にてサンプルエリアA1内の店舗Tの出入口付近を撮影した店舗画像G2(特定領域画像)であり、店舗Tに出入りする人物P2が映し出されることとなる。
【0018】
次に、計数装置1について説明する。計数装置1は、演算装置(プロセッサ)と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。そして、計数装置1は、図2に示すように、演算装置がプログラムを実行することで構築された、画像取得部11、検出部12、計測部13、算出部14、を備える。また、計数装置1は、記憶装置に形成された、画像記憶部15、人物情報記憶部16、を備える。以下、各構成について詳述する。
【0019】
上記画像取得部11(画像取得手段)は、上述したようにカメラC1,C2にて撮影された撮影画像を受け付けて、画像記憶部15に記憶する。具体的に、画像取得部11は、カメラC1からは当該カメラC1にて撮影された図3に示すようなサンプルエリア画像G1を受け付け、カメラC2からは当該カメラC2にて撮影された店舗画像G2を受け付け、画像記憶部15に記憶しておく。なお、カメラC1とカメラC2とは、同一のサンプルエリアA1に対応して設置されているため、画像取得部11は、カメラC1にて撮影されたサンプルエリア画像G1と、カメラC2にて撮影された店舗画像G2と、を関連付けて画像記憶部15に記憶する。
【0020】
また、画像取得部11は、他のサンプルエリア(図示せず)に設置されたカメラにて撮影されたサンプルエリア画像と店舗画像も受け付けて、上述同様に、サンプルエリアごとに関連付けて画像記憶部15に記憶する。
【0021】
上記検出部12(検出手段)は、上述したようにカメラC1,C2にて撮影された撮影画像G1,G2を画像記憶部15から読み出し、かかる撮影画像G1,G2から人物を検出する検出処理を行う。具体的に、検出部12は、まず、サンプルエリア画像G1から、例えば1分間というように一定時間の間で人物を検出し、その人数をカウントする。なお、検出部12は、サンプルエリア画像G1内の物体の動きや形状、色などの特徴から、人物を検出する。そして、検出部12は、一定時間で検出された人物の人数をカウントし、かかる人数を時刻情報と共に、人物情報記憶部16に記憶しておく。
【0022】
また、検出部12は、サンプルエリア画像G1に映る人物の状況を検出して、人物情報記憶部16に記憶しておく。具体的に、検出部12は、サンプルエリア画像G1に新たに映り始めた人物を検出した場合、つまり、新たにサンプルエリア画像G1にフレームインした人物を検出した場合には、かかる人物が検出された時刻を人物情報に関連付けて記憶する。また、検出部12は、人物がサンプルエリア画像G1から消えたことを検出した場合、つまり、サンプルエリア画像G1からフレームアウトした人物を検出した場合には、かかる人物が消えた時刻を人物情報に関連付けて記憶する。例えば、検出部12は、図3に示すように、サンプルエリア画像G1の奥側に新たに人物P1が現れた場合には、かかる人物P1が検出された時刻を、人物P1を識別する人物情報と共に記憶し、サンプルエリア画像G1の手前側から人物P3が消えた場合には、かかる人物P3が消えた時刻を、人物P3を識別する人物情報と共に記憶する。なお、検出部12は、サンプルエリア画像G1のいかなる方向から新たに表れた人物を検出してその時刻を記憶してもよく、いかなる方向に消えた人物を検出してその時刻を記憶してもよい。
【0023】
また、検出部12は、同様に、店舗画像G2に映る人物の状況を検出して、人物情報記憶部16に記憶しておく。具体的に、検出部12は、店舗画像G2から人物が消えたことを検出した場合には、かかる人物が消えた時刻を人物情報に関連付けて記憶し、店舗画像G2に新たに映り始めた人物を検出した場合には、かかる人物が検出された時刻を人物情報に関連付けて記憶する。例えば、検出部12は、店舗画像G2において図4に示す状況から人物P2が店舗Tに入店することにより消えた場合には、かかる人物P2が消えた時刻を人物P2を識別する人物情報と共に記憶し、その後、店舗画像G2において図4に示すように人物P2が店舗Tから退店して現れた場合には、かかる人物P2が検出された時刻を人物P2を識別する人物情報と共に記憶する。なお、人物P2は、入店した順序で退店することと仮定して扱い、入店の順序で特定される人物情報に、退店した人物の時刻を関連付けていく。一例として、3人の人物が順番に入店した場合には、1番目に入店した人物が1番目に退店することと仮定し、かかる人物情報に入店時刻と退店時刻とを関連付けることとする。
【0024】
上記計測部13(計測手段)は、上述した人物の検出結果を用いて、人物が商店街に滞在する滞在時間を計測する。このとき、計測部13は、滞在時間として、サンプルエリアA1に人物が滞在する時間であるエリア滞在時間(撮影領域滞在時間)と、店舗Tに人物が滞在する時間である店舗滞在時間(特定領域滞在時間)と、を算出する。具体的に、計測部13は、まず、人物情報記憶部16から、ある人物のサンプルエリアA1に入った時刻(サンプルエリア画像G1で新たに検出された時刻)とサンプルエリアA1から出た時刻(サンプルエリア画像G1から消えた時刻)とを読み出し、その差分を、その人物のエリア滞在時間とする。そして、複数の人物のエリア滞在時間を算出して合算することで、複数の人物によるサンプルエリアへの延べ滞在時間を算出し、これを合算した人数で割ることで、一人当たりのエリア滞在時間を算出する。
【0025】
また、計測部13は、人物情報記憶部16から、ある人物の店舗Tに入った時刻(店舗画像G2で消えた時刻)と店舗Tから出た時刻(店舗画像G2に現れた時刻)とを読み出し、その差分を、その人物の店舗滞在時間とする。そして、複数の人物の店舗滞在時間を算出して合算することで、複数の人物による店舗への延べ滞在時間を算出し、これを合算した人数で割ることで、一人当たりの店舗滞在時間を算出する。
【0026】
上記算出部14(算出手段)は、上述したエリア滞在時間と店舗滞在時間を用いて、対象領域である商店街全体に存在する人物の人数を算出する。具体的に、算出部14は、以下の手順により商店街全体に存在する人物の人数を算出する。
【0027】
まず、算出部14は、エリア滞在時間から店舗滞在時間を引くことで、サンプルエリアA1における人物の歩行時間を算出する。
歩行時間=エリア滞在時間−店舗滞在時間
そして、算出部14は、算出した歩行時間をエリア滞在時間で割ることで、サンプルエリアA1における人物の歩行時間比率を算出する。
歩行時間比率=歩行時間−エリア滞在時間
【0028】
続いて、算出部14は、算出した歩行時間比率を、サンプルエリアA1だけでなく、対象領域である商店街全体における人物の歩行時間比率として扱う。そして、算出部14は、対象領域である商店街全体における人物の滞在時間に歩行時間比率を掛けることで、商店街全体における人物の歩行時間(対象領域歩行時間)を算出する。
商店街全体における人物の歩行時間=商店街全体における人物の滞在時間×歩行時間比率
【0029】
ここで、算出部14は、商店街全体における人物の歩行時間の算出に必要な商店街全体における人物の滞在時間を、以下のようにして算出する。このとき、算出部14は、上述したように算出したエリア滞在時間から、商店街内における他のエリアの人物の滞在時間を区間推定により推定し、商店街全体における人物の滞在時間を求める。具体的に、算出部14は、商店街全体をいくつかの区画に区切って、数カ所の区画を上述したサンプルエリアと同様に扱い、かかるサンプルエリアのエリア滞在時間を求める。そして、区間推定により数カ所のサンプルエリアのエリア滞在時間の平均値に算出し、その平均値をサンプルエリアとしてない他の区画のエリア滞在時間とし、サンプルエリアを含む全ての区間のエリア滞在時間を足し合わせて、商店街全体における滞在時間として算出する。但し、算出部14は、必ずしも上述した方法で商店街全体における人物の滞在時間として算出することに限定されず、いかなる方法で算出してもよい。例えば、上述したサンプルエリアA1のエリア滞在時間を、そのまま他の区画の値として用いて、全体の滞在時間を求めてもよい。
【0030】
続いて、算出部14は、商店街全体に存在する人物の延べ人数(対象領域人数)を算出する。このとき、算出部14は、サンプルエリアA1で一定時間に検出した人物の人数を用いる。具体的に、算出部14は、まず、人物の歩行速度と人数をカウントする時間間隔から、所定領域内の人数を推定する。例えば、人物の歩行速度を0.8m/sと仮定し、1分間あたりの人物の検出数が100人である場合には、図5に示すように、その100人が、0.8m/s×60s=48m、の範囲に存在することを算出できる。そして、図5に示すように、この48mの領域を含むさらに広い領域となる通りの長さが170mである場合には、100×(170/48)=350人、と算出できる。かかる情報を用いてさらに商店街の他の通りの人数を算出したり、他のサンプルエリアで検出した人数を用いたりすることで、商店街全体に存在する人物の延べ人数を算出する。さらに、算出部14は、上述した人数を日中の12時間や、丸一日の24時間に積み上げることで、商店街の一日の延べ人数として算出する。
【0031】
なお、カメラC1で撮影されたサンプルエリア画像G1からは、人物を特定せずに常に検出しているため、同一人物を重複してカウントしていることとなる。このため、上述したようにサンプルエリアA1で一定時間に検出した人物の人数を用いて算出した商店街全体に存在する人物の人数は、延べ人数となる。
【0032】
続いて、算出部14は、商店街全体に存在する人物の延べ人数を、上述したように算出した商店街全体における人物の歩行時間で割ることで、商店街全体における人物の実人数を算出する。
商店街全体における人物の実人数=商店街全体に存在する人物の延べ人数/商店街全体における人物の歩行時間
【0033】
ここで、上述したように算出した商店街全体における人物の実人数は、店舗Tに滞在している人物の人数が考慮されていない。このため、算出部14は、まず、人物の商店街への滞在時間に対する店舗Tへの滞在時間の割合を表す店舗滞在時間比率を算出する。このとき、算出部14は、サンプルエリアA1における店舗滞在時間をエリア滞在時間で割った値を店舗滞在時間比率として算出し、かかる値をそのまま商店街全体における店舗滞在時間比率としてもよい。但し、算出部14は、複数のサンプルエリアにおける店舗滞在時間をエリア滞在時間で割った値のさらに平均値を、商店街全体における店舗滞在時間比率としてもよく、さらに他の計算方法で算出してもよい。
【0034】
そして、算出部14は、下記の式にて、商店街全体における人物の人数の補正値を、以下のように算出する。
商店街全体における人物の実人数の補正値=商店街全体における人物の実人数/(1−店舗滞在時間比率)
これにより、店舗滞在者の人数も含めた商店街への一日の来訪者を算出することができる。
【0035】
[動作]
次に、本実施形態における計数システムの動作を、主に図6乃至図8のフローチャートを参照して説明する。まず、計数装置1は、カメラC1にて撮影された図3に示すようなサンプルエリア画像G1を取得する(図6のステップS1)。そして、計数装置1は、サンプルエリア画像G1から人物を検出する検出処理を行う(図6のステップS2)。このとき、計数装置1は、例えば1分間というように一定時間で人物を検出し、その人数をカウントする(図6のステップS3)。
【0036】
さらに、計数装置1は、サンプルエリア画像G1に新たに映り始めた人物を検出したときの時刻と、かかる人物がサンプルエリア画像G1から消えたことを検出したときの時刻と、を記憶する。そして、計数装置1は、これらの時刻から、人物がサンプルエリアA1に人物が滞在する時間であるエリア滞在時間を算出する(図6のステップS4)。
【0037】
また、計数装置1は、カメラC2にて撮影された図4に示すような店舗画像G2を取得する(図7のステップS11)。そして、計数装置1は、店舗画像G2から人物を検出する検出処理を行う(図7のステップS12)。このとき、計数装置1は、店舗画像G2から消えた人物を検出したときの時刻と、店舗画像G2に再度映り始めた人物を検出したときの時刻と、を記憶する。そして、計数装置1は、これらの時刻から、人物が店舗Tに滞在する時間である店舗滞在時間を算出する(図7のステップS13)。
【0038】
続いて、計数装置1は、商店街全体の人物の人数を算出する処理を行う。まず、計数装置1は、商店街全体に存在する人物の延べ人数(対象領域人数)を算出する(図8のステップS21)。例えば、計数装置1は、サンプルエリアA1で一定時間に検出した人物の人数から、人物の歩行速度と人数をカウントする時間間隔を用いて、サンプルエリアA1近辺に存在する人物の人数を推定し、さらに、商店街全体に存在する人物の人数を推定する。なお、このとき推定する商店街全体に存在する人物の人数は、延べ人数となる。
【0039】
続いて、計数装置1は、エリア滞在時間から店舗滞在時間を引くことで、サンプルエリアA1における人物の歩行時間を算出する(図8のステップS22)。加えて、計数装置1は、算出した歩行時間をエリア滞在時間で割ることで、サンプルエリアA1における人物の歩行時間比率を算出する(図8のステップS22)。なお、計数装置1は、算出した歩行時間比率を商店街全体における人物の歩行時間比率として扱う。
【0040】
続いて、計数装置1は、サンプルエリアA1におけるエリア滞在時間から、商店街内における他のエリアの人物の滞在時間を区間推定により推定し、商店街全体における人物の滞在時間を算出する(図8のステップS23)。そして、計数装置1は、商店街全体における人物の滞在時間に、歩行時間比率を掛けることで、商店街全体における人物の歩行時間を算出する(図8のステップS24)。
【0041】
続いて、計数装置1は、商店街全体に存在する人物の延べ人数を、商店街全体における人物の歩行時間で割ることで、商店街全体における人物の実人数を算出する(図8のステップS25)。ここで、計数装置1は、人物の商店街への滞在時間に対する店舗Tへの滞在時間の割合を表す店舗滞在時間比率を算出する。そして、計数装置1は、上述したように算出した商店街全体における人物の実人数を、(1−店舗滞在時間比率)で割ることで、店舗Tに滞在している人物の人数を含めた商店街全体における人物の実人数を算出する(図8のステップS26)。
【0042】
以上のように、本発明では、商店街などの対象領域の全体を撮影することなく、一部の領域であるサンプルエリア内の撮影画像を用いて、かつ、人物を特定することなく、商店街全体における人数を算出することができる。特に、本発明では、対象領域内における人物の歩行時間を算出することで、より正確に人数を算出することができる。さらに、本発明では、商店街に存在する店舗といった特定領域に立ち寄った人物の人数も考慮して、より正確に人数を算出することができる。その結果、人物のプライバシーの問題とコスト増加の問題を抑制しつつ、対象領域に存在する人物のより正確な人数を計数することができる。
【0043】
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図9乃至図11を参照して説明する。図9乃至図10は、実施形態2における計数システムの構成を示すブロック図であり、図11は、計数システムの動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した計数装置1及び計数方法の構成の概略を示している。
【0044】
まず、図9を参照して、本実施形態における計数システム100のハードウェア構成を説明する。計数システム100は、1台又は複数台の一般的な情報処理装置にて構成されており、一例として、以下のようなハードウェア構成を装備している。
・CPU(Central Processing Unit)101(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)102(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)103(記憶装置)
・RAM303にロードされるプログラム群104
・プログラム群304を格納する記憶装置105
・情報処理装置外部の記憶媒体110の読み書きを行うドライブ装置106
・情報処理装置外部の通信ネットワーク111と接続する通信インタフェース107
・データの入出力を行う入出力インタフェース108
・各構成要素を接続するバス109
【0045】
そして、計数システム100は、プログラム群104をCPU101が取得して当該CPU101が実行することで、図11に示す画像取得手段121、検出手段122、計測手段123、算出手段124、を構築して装備することができる。なお、プログラム群104は、例えば、予め記憶装置105やROM102に格納されており、必要に応じてCPU101がRAM103にロードして実行する。また、プログラム群104は、通信ネットワーク111を介してCPU101に供給されてもよいし、予め記憶媒体110に格納されており、ドライブ装置106が該プログラムを読み出してCPU101に供給してもよい。但し、上述した画像取得手段121、検出手段122、計測手段123、算出手段124は、電子回路で構築されるものであってもよい。
【0046】
なお、図9は、計数システム100のハードウェア構成の一例を示しており、計数システムのハードウェア構成は上述した場合に限定されない。例えば、計数システム100は、ドライブ装置106を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
【0047】
そして、計数システム100は、上述したようにプログラムによって構築された画像取得手段121、検出手段122、計測手段123、算出手段124、の機能により、図11のフローチャートに示す計数方法を実行する。
【0048】
図11に示すように、計数システム100は、
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得し(ステップS101)、
撮影画像から撮影領域に存在する人物を検出し(ステップS102)、
人物の検出結果に基づいて、撮影領域内に人物が滞在する時間である滞在時間を計測し(ステップS103)、
人物の検出結果と滞在時間とに基づいて、対象領域内に存在する人物の人数を算出する(ステップS104)。
【0049】
本実施形態は、以上のように構成されることにより、対象領域の全体を撮影することなく、一部の領域の撮影画像を用いて、かつ、人物を特定することなく、対象領域における人数を算出することができる。その結果、人物のプライバシーの問題とコスト増加の問題を抑制しつつ、対象領域に存在する人物のより正確な人数を計数することができる。
【0050】
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における計数システム、計数方法、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
【0051】
(付記1)
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段と、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出する検出手段と、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測する計測手段と、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する算出手段と、
を備えた計数システム。
【0052】
(付記2)
付記1に記載の計数システムであって、
前記計測手段は、前記撮影画像に前記人物が映る状況に基づいて前記滞在時間を計測する、
計数システム。
【0053】
(付記3)
付記2に記載の計数システムであって、
前記計測手段は、前記撮影画像に前記人物が映り始めた時間と当該撮影画像から前記人物が消えた時間とに基づいて前記滞在時間を計測する、
計数システム。
【0054】
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の計数システムであって、
前記計測手段は、前記滞在時間として、前記撮影領域内に人物が滞在する時間である撮影領域滞在時間と、前記撮影領域内に存在する予め設定された特定領域内に人物が滞在する時間である特定領域滞在時間と、を計測する、
計数システム。
【0055】
(付記5)
付記4に記載の計数システムであって、
前記画像取得手段は、前記撮影画像として、前記撮影領域内の前記人物が歩行する領域を撮影した歩行領域画像と、前記特定領域を撮影した特定領域画像と、を取得し、
前記検出手段は、前記歩行領域画像から前記人物を検出すると共に、前記特定領域画像から前記人物を検出し、
前記計測手段は、前記歩行領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記撮影領域滞在時間を計測し、前記特定領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記特定領域滞在時間を計測する、
計数システム。
【0056】
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の計数システムであって、
前記検出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記算出手段は、前記滞在時間に基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【0057】
(付記7)
付記4又は5に記載の計数システムであって、
前記検出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記算出手段は、前記撮影領域滞在時間と前記特定領域滞在時間とに基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【0058】
(付記8)
付記7に記載の計数システムであって、
前記算出手段は、前記撮影領域に存在する前記人物の人数に基づいて前記対象領域に存在する前記人物の人数を表す対象領域人数を算出すると共に、前記歩行時間に基づいて前記対象領域における前記人物の歩行時間を表す対象領域歩行時間を算出し、前記対象領域人数を前記対象領域歩行時間で除算することで、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【0059】
(付記9)
付記7又は8に記載の計数システムであって、
前記算出手段は、前記特定領域滞在時間に基づいて前記人物が前記撮影領域内に滞在した時間に対する前記特定領域に滞在した割合を算出し、当該割合と前記対象領域内に存在する前記人物の人数の算出結果とに基づいて、さらに前記人物の人数を算出する、
計数システム。
【0060】
(付記10)
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出し、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【0061】
(付記10.1)
付記10に記載の計数方法であって、
前記撮影画像に前記人物が映る状況に基づいて前記滞在時間を計測する、
計数方法。
【0062】
(付記10.2)
付記10.1に記載の計数方法であって、
前記撮影画像に前記人物が映り始めた時間と当該撮影画像から前記人物が消えた時間とに基づいて前記滞在時間を計測する、
計数方法。
【0063】
(付記10.3)
付記10乃至10.2のいずれかに記載の計数方法であって、
前記滞在時間として、前記撮影領域内に人物が滞在する時間である撮影領域滞在時間と、前記撮影領域内に存在する予め設定された特定領域内に人物が滞在する時間である特定領域滞在時間と、を計測する、
計数方法。
【0064】
(付記10.4)
付記10.3に記載の計数方法であって、
前記撮影画像として、前記撮影領域内の前記人物が歩行する領域を撮影した歩行領域画像と、前記特定領域を撮影した特定領域画像と、を取得し、
前記歩行領域画像から前記人物を検出すると共に、前記特定領域画像から前記人物を検出し、
前記歩行領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記撮影領域滞在時間を計測し、前記特定領域画像からの前記人物の検出結果に基づいて前記特定領域滞在時間を計測する、
計数方法。
【0065】
(付記10.5)
付記10乃至10.4のいずれかに記載の計数方法であって、
前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記滞在時間に基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【0066】
(付記10.6)
付記10.3又は10.4に記載の計数方法であって、
前記撮影領域に存在する前記人物の人数を検出し、
前記撮影領域滞在時間と前記特定領域滞在時間とに基づいて前記人物の歩行時間を算出し、前記撮影領域に存在する前記人物の人数と前記歩行時間とに基づいて前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【0067】
(付記10.7)
付記10.6に記載の計数方法であって、
前記撮影領域に存在する前記人物の人数に基づいて前記対象領域に存在する前記人物の人数を表す対象領域人数を算出すると共に、前記歩行時間に基づいて前記対象領域における前記人物の歩行時間を表す対象領域歩行時間を算出し、前記対象領域人数を前記対象領域歩行時間で除算することで、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【0068】
(付記10.8)
付記10.6又は10.7に記載の計数システムであって、
前記特定領域滞在時間に基づいて前記人物が前記撮影領域内に滞在した時間に対する前記特定領域に滞在した割合を算出し、当該割合と前記対象領域内に存在する前記人物の人数の算出結果とに基づいて、さらに前記人物の人数を算出する、
計数方法。
【0069】
(付記11)
情報処理装置のプロセッサに、
対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得し、
前記撮影画像から前記撮影領域に存在する人物を検出し、
前記人物の検出結果に基づいて、前記撮影領域内に前記人物が滞在する時間である滞在時間を計測し、
前記人物の検出結果と前記滞在時間とに基づいて、前記対象領域内に存在する前記人物の人数を算出する、
ことを実行させるためのプログラム。
【0070】
なお、上記プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
【0071】
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【符号の説明】
【0072】
1 計数装置
11 画像取得部
12 検出部
13 計測部
14 算出部
15 画像記憶部
16 人物情報記憶部
A1 サンプルエリア
C1,C2,C3 カメラ
P1,P2,P3 人物
T 店舗
100 計数システム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 プログラム群
105 記憶装置
106 ドライブ装置
107 通信インタフェース
108 入出力インタフェース
109 バス
110 記憶媒体
111 通信ネットワーク
121 画像取得手段
122 検出手段
123 計測手段
124 算出手段
【要約】
【課題】対象領域に存在する人物の人数を計数すること。
【解決手段】本発明の計数システム100は、対象領域内の一部の領域である撮影領域を撮影した撮影画像を取得する画像取得手段121と、撮影画像から撮影領域に存在する人物を検出する検出手段122と、人物の検出結果に基づいて撮影領域内に人物が滞在する時間である滞在時間を計測する計測手段123と、人物の検出結果と滞在時間とに基づいて対象領域内に存在する人物の人数を算出する算出手段124と、を備える。
【選択図】図10
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11