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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022116042
(43)【公開日】2022-08-09
(54)【発明の名称】首掛けファン
(51)【国際特許分類】
   F04D 25/08 20060101AFI20220802BHJP
   F04D 29/44 20060101ALI20220802BHJP
   F04D 29/42 20060101ALI20220802BHJP
   A41D 13/002 20060101ALI20220802BHJP
【FI】
F04D25/08 301A
F04D29/44 Q
F04D29/42 H
A41D13/002 105
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022078432
(22)【出願日】2022-05-11
(62)【分割の表示】P 2021523709の分割
【原出願日】2020-05-07
(31)【優先権主張番号】202020135409.5
(32)【優先日】2020-01-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】517261084
【氏名又は名称】深▲せん▼市藍禾技術有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】劉 凱
(72)【発明者】
【氏名】伍 勲煥
(72)【発明者】
【氏名】楊 広
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は首掛けファンを提供する。
【解決手段】首掛けファンは、人体の首に装着されるブラケットと、前記ブラケット内に位置するファン20とを含み、前記ブラケットの対向する両側壁101には、前記ファン20の位置に対応して、それぞれ入風口114,134が設けられる。前記ブラケットの一つの側壁101には、前記入風口114,134の位置に対応して保護蓋115,135がさらに設けられる
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
首掛けファンであって、人体の首に装着されるブラケットと、前記ブラケット内に位置するファンとを含み、前記ブラケットの対向する両側壁には、前記ファンの位置に対応して、それぞれ入風口が設けられる、ことを特徴とする首掛けファン。
【請求項2】
前記ブラケットの一つの側壁には、前記入風口の位置に対応して保護蓋がさらに設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の首掛けファン。
【請求項3】
前記保護蓋は、対応する前記入風口を遮りかつ前記入風口との間に隙間を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の首掛けファン。
【請求項4】
前記ブラケットは、人体の首に近接する内側壁と人体の首から離れる外側壁とを含み、前記内側壁と前記外側壁には、前記ファンの位置に対応して、それぞれ前記入風口が設けられる、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか一項に記載の首掛けファン。
【請求項5】
前記ブラケットには複数の風吹出口が設けられ、前記複数の風吹出口はブラケットの長さ方向に沿って間隔をおいて配置され、前記ファンに近接する前記風吹出口のサイズは、前記ファンから離れる前記風吹出口のサイズより大きい、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか一項に記載の首掛けファン。
【請求項6】
前記ブラケットにはさらに前記ファンに対応する風路が設けられ、前記風路にはさらに風よけ部材が設けられ、前記風よけ部材が前記風路をサブ風路に分割し、前記サブ風路の側壁には、外部と連通する風吹出口が設けられ、前記ファンの回転により発生する風は、前記サブ風路に進入してから前記風吹出口から吹出される、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか一項に記載の首掛けファン。
【請求項7】
前記ブラケットにはさらに前記ファンに対応する風路が設けられ、前記風路にはさらに風よけ部材が設けられ、前記ブラケットは、第1筐体と第2筐体を含み、接続された前記第1筐体と前記第2筐体は一緒に前記風路を形成し、前記風よけ部材は、前記第1筐体又は/及び前記第2筐体の内壁から一体的に延びて形成される、ことを特徴とする請求項1-3のいずれか一項に記載の首掛けファン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファン技術の分野に関し、特に首掛けファンに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、人々はより便利な生活を追求するようになり、戸外活動や他の生活場面でファンを使用するニーズを満たすために、例えば首掛け式ファンなどの様々なポータブルファンが市場に登場している。首掛け式ファンの登場により、手持ちファンによる活動への制限を解決した。スポーツ、戸外活動、オフィスなどの使用場面で、首掛け式ファンはユーザーの手を解放し、いつでもどこでも送風の効果を実現することができる。
【0003】
既存の首掛け式ファンは、通常、人の首に装着するためのブラケットとブラケット内に位置するファンとを含む。ブラケット内には、ファンに対応する風路が設けられ、風路の側壁には、外部と連通する風吹出口が設けられる。ファンの回転によって発生する風が風路に進入してから風吹出口から吹出され、人体の首を涼しくする。既存のファンは、風路がブラケット筐体の内側壁によって直接形成され、風路の体積が比較的大きいので、ファンによって発生する風が風路内に到達した後に、風が比較的散乱し、風吹出口から吹出された風が比較的弱く、涼を取る効果が高くないため、ユーザーの体験に影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、首掛けファンを提供することである。ブラケットの風路内に風よけ部材をさらに設けることで、風よけ部材が風路をサブ風路に分割し、ファンの回転時に発生する風がサブ風路に進入してから風吹出口から吹出される。サブ風路の体積が比較的小さいため、ファンによって発生する風がそれに進入した後に集中して、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、涼を取る効果がよりよく、ユーザーの使用体験が向上する。
【0005】
本発明は首掛けファンを提供する。首掛けファンは、人体の首に装着するためのブラケットと、前記ブラケット内に位置するファンとを含む。前記ブラケット内には、前記ファンに対応する風路がさらに設けられる。前記風路は、前記ブラケットの長さ方向に沿って延びる。前記風路内には、風よけ部材がさらに設けられる。前記風よけ部材の周縁は、前記風路の側壁の一部分に密接に接続される。それにより、前記風よけ部材と前記風路の側壁の他の部分との間にサブ風路が形成される。前記サブ風路の側壁には、外部と連通する風吹出口が設けられる。前記ファンの回転により発生する風は、前記サブ風路に進入してから前記風吹出口から吹出される。
【0006】
本発明の首掛けファンは、ブラケットの風路内に風よけ部材をさらに設けることで、風よけ部材が風路をサブ風路に分割し、ファンの回転により発生する風がサブ風路に進入してから風吹出口から吹出される。サブ風路の体積が比較的小さいため、ファンによって発生する風がそれに進入した後に集中して、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、涼を取る効果がよりよく、ユーザーの使用体験が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施例1に係る首掛けファンの立体組立図である。
図2図1の一部分の分解模式図である。
図3図1の他の部分の分解模式図である。
図4図1における首掛けファンの第1ブラケットの断面図である。
図5】本発明の実施例2に係る首掛けファンの立体分解模式図である。
図6図5における内箱の断面図である。
図7】本発明の実施例3に係る首掛けファン的立体分解示意図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付の図面及び具体的な実施例を参照しながら、本発明の具体的な実施形態をさらに詳細に説明する。以下の実施例は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。
【0009】
<実施例1>
図1図4に示すように、本発明の実施例で提供される首掛けファンは、人体の首に装着するためのブラケット10と、前記ブラケット10内に位置するファン20とを含む。前記ブラケット10内には、前記ファン20に対応する風路30がさらに設けられる。前記風路30は、前記ブラケット10の長さ方向に沿って延び、即ち、前記風路30の延在方向は、前記ブラケット10の延在方向と一致している。前記風路30内には、風よけ部材40がさらに設けられる。前記風よけ部材40の周縁は、前記風路30の側壁の一部分に密接に接続される。それにより、前記風よけ部材40と前記風路30の側壁の他の部分との間にサブ風路31が形成される。前記サブ風路31の側壁には、外部と連通する風吹出口32が設けられる。前記ファン20の回転により発生する風は、前記サブ風路31に進入してから前記風吹出口32から吹出される。
【0010】
本実施例の首掛けファンは、ブラケット10の風路30内に風よけ部材40をさらに設けることで、風よけ部材40が風路30をサブ風路31に分割し、ファン20の回転により発生する風がサブ風路31に進入してから風吹出口32から吹出される。サブ風路31の体積が比較的小さいため、ファン20によって発生する風がそれに進入した後に集中し、即ち、風がさらに集まり、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、ユーザーの使用体験が向上する。
【0011】
具体的には、本実施例では、前記風よけ部材40は、前記ブラケット10内に配置された独立構成要素であり、前記ブラケット10は、第1ブラケット11、第2ブラケット13、及び前記第1ブラケットと前記第2ブラケットを接続する弾性接続部材13を含み、前記第1ブラケット11及び前記第2ブラケット13内には、前記風路30及び前記風路30内に位置する前記風よけ部材40がそれぞれ形成され、前記第1ブラケット11及び前記第2ブラケット13における前記弾性接続部材12から離れた端部内にはそれぞれ、前記ファン20が設けられる。前記弾性接続部材12は、軟質ゴムカバー121と、前記軟質ゴムカバー内に位置する折り曲げ部材122とをさらに含む。前記折り曲げ部材122の反対側の両端にはそれぞれ係止接続ピース123が設けられる。前記第1ブラケット11と前記第2ブラケット13の端部にはそれぞれ有係止溝111/131が設けられる。前記係止接続ピース123は、前記係止溝111/131内に係止される。その結果、前記弾性接続部材12は、前記第1ブラケット11と前記第2ブラケット13を接続してから一緒に前記ブラケット10全体を形成する。本実施例では、弾性接続部材12、第1ブラケット11及び第2ブラケット13を含むように前記ブラケット10を配置することによって、前記ブラケット10は、前記弾性接続部材12で折り曲げることができる。それにより、装着時に、ユーザーは前記ブラケット10を折り曲げて変形させて首に装着することが容易になり、ユーザーの使用が容易になる。具体的には、本実施例では、前記折り曲げ部材122は、金属可撓管である。
【0012】
他の実施例では、前記ブラケット10によって形成された切欠きが十分に大きい場合、前記ブラケット10は前記弾性接続部材を含まなくてもよい。即ち、前記ブラケット10は直接一体的なものである。前記ブラケット10の両端内にはそれぞれ1つの前記ファン20が設けられ、2つの前記ファン20の間には、それに対応する前記風路30及びサブ風路31が設けられる。あるいは、前記ブラケット10の中央位置のみに1つ又は2つのファン20が設けられ、ブラケット10の両側に、ファンに対応する風路30及びサブ風路31がそれぞれ設けられてもよい。
【0013】
さらに、前記第1ブラケット11及び前記第2ブラケット13はそれぞれ、第1筐体112/132及び第2筐体113/133を含む。前記第1筐体112/132と前記第2筐体113/133は、組み立てられて接続されて、一緒に前記風路30を形成する。前記第1ブラケット11内の前記ファン20は、前記弾性接続部材12から離れた前記第1ブラケット11の一端に配置され、前記第2ブラケット13内の前記ファン20は、前記弾性接続部材12から離れた前記第2ブラケット13の一端に配置され、前記第1ブラケット11及び前記第2ブラケット13の風路30は、前記弾性接続部材12によって分離されている。
【0014】
前記風よけ部材40は、前記風路30の長さ方向に沿って延びて配置された阻止部41と、前記ファンに向いている前記阻止部41の一端に接続された接続部42とを含む。前記接続部42の一端は、前記阻止部41に接続され、他端は前記風路30の前記側壁の一部分と当接し、それにより、前記風よけ部材40と前記風路30の前記側壁の他の部分との間にサブ風路31が形成される。ファン20によって発生する風は、サブ風路31に進入してから前記風吹出口32から吹出される。本実施例では、前記風よけ部材40は、前記サブ風路31と、前記サブ風路と連通していないキャビティ体33とに前記風路30を分割する。前記キャビティ体33内には、ファン20に電気的に接続された電池50と回路基板60が設けられる。前記回路基板60には、また、ブラケット10の外部に設けられたスイッチボタン70が電気的に接続される。前記電池50は、前記ファン20に電気を供給するために使用され、前記スイッチボタン70は、前記ファン20の動作を制御するために使用される。好ましくは、前記サブ風路31に向いている前記接続部42の表面は、スムーズな傾斜面、例えばスムーズな直面又はスムーズな曲面である。その結果、前記ファン20によって発生する風に対する前記接続部42の抵抗がより少なく、風が前記サブ風路内に進入しやすくなる。前記電池50は、前記キャビティ体33内において前記接続部42の近くに配置される。その結果、前記電池50の動作時に熱が発生すると、ファン20によって発生する風は電池50を冷却して、電池50が熱くなるのを防止することができる。
【0015】
前記ファン20は回転中心を有し、前記回転中心の周りに配置された複数のファン羽根21を含む。前記ファン20に近接する前記風よけ部材40の一端から、前記複数のファン羽根21の末端によって形成された回転円形軌跡の接線までの垂直線距離Lは2~7mmである。このような設計により、ファン20によって発生する風は最大限に前記サブ風路31内に進入することができ、風の利用率が向上する。本実施例では、距離Lは3~5mmであることが好ましい。
【0016】
本実施例では、前記ブラケット10は、ユーザーがそれを装着するときに首に適応しやすいように、弧形の湾曲構造を呈す。前記ブラケット10は、装着時に人体の首に近接する内側壁101と、人体の首から離れる外側壁102とを含む。前記風吹出口32は、前記内側壁101を貫通するように配置される。本実施例では、前記第2筐体113/133は、前記ブラケットの外側壁102の一部として形成され、前記第1筐体112/132は、前記ブラケットの内側壁101の一部として形成される。前記第1筐体112/132及び前記第2筐体113/133は、前記ファン20に対応する位置にそれぞれ入風口114/134が設けられる。前記第2筐体113/133はまた、前記入風口に対応する位置に保護蓋115/135が設けられる。前記保護蓋115/135は、前記第2筐体の入風口114/134を遮り、前記入風口との間に隙間を有する。このような設計により、首掛けファンの装着時に、ユーザーの髪の毛が前記第2筐体の入風口からファン内に進入することを効果的に防止することができ、また、保護蓋と入風口との間に隙間があることで、ファンは隙間から外部の気流を吸い込んで風を発生させることができる。
【0017】
本実施例では、前記風吹出口32は複数あり、前記ブラケットの内側壁101に配置され、且つブラケット10の長さ方向に沿って間隔をおいて並列される。その結果、ファン20によって発生する風は、人体の首の周りのほとんどの面積に吹き付けることができ、冷却面積がより大きく、より涼しくなる。本実施例では、前記風よけ部材40は板状を呈し、風よけ部材40の周縁は、第2筐体113/133、即ち、外側壁102の内壁に密着し、それにより、内側の前記サブ風路31と、前記サブ風路と連通していない外側の前記キャビティ体33とに風路30を分割する。当然のことながら、他の実施例では、前記風よけ部材40の周縁は、前記内側壁101及び外側壁102に密着してもよい。それにより、風よけ部材40と内側壁の一部分及び外側壁とがキャビティ体33を形成し、風よけ部材と内側壁の他の部分及び外側壁とがサブ風路31を形成する。本発明は、風よけ部材40がブラケット10内で風路30の側壁のどの部分に接続されるかを限定しない。他の実施例では、風よけ部材40は、第1筐体又は第2筐体の内側壁から一体的に延びて形成された一定の厚さを有するゴムブロックであってもよいし、又は、風路内に組み付けられて風路の側壁の一部に密接している一定の厚さを有するゴムブロックであってもよい。本発明は、風路30の体積を小さくして体積がより小さなサブ風路31を形成することができる限り、風よけ部材40の具体的な形状及び形成方式を限定しない。
【0018】
<実施例2>
本実施例は、実施例1と部分的に同じである。同じ部分については、ここでは繰り返さない。相違点は、次のとおりである。図5及び図6に示すように、接続された第1筐体112/132と第2筐体113/133は一緒に收容キャビティを形成する。前記收容キャビティ内には、前記收容キャビティの内壁に密封的に接続された内箱15が設けられる、即ち、前記内箱15の外壁は、收容キャビティの内壁に密封的に接続される。前記風路30は前記内箱15内に配置され、前記風よけ部材40は前記内箱15の前記風路30内に配置される。内箱15を一体的に成形してその内部に風路30を形成することで、第1筐体112/132と第2筐体113/133が組み立てられて收容キャビティを形成した後、一体的に成形された内箱15は收容キャビティ内に位置する。第1筐体112/132と第2筐体113/133の組み合わせラインにわずかな隙間があっても、ファン20によって発生する風は、第1筐体と第2筐体との組み合わせラインで漏れない。その結果、十分に大きい風量及び風力が確保され、ユーザーを迅速に冷却する効果を得ることができる。さらに、好ましい解決策では、内箱15は中空管状を呈し、風よけ部材40は、内箱内に一体的に成形されたシート状の隔離板である。隔離板、即ち風よけ部材40は、前記内箱15内の前記風路30の長さ方向に沿って延びて配置された阻止部41と、前記ファンに向いている前記阻止部の一端に接続された接続部42とを含む。前記接続部42の一端は前記阻止部42に接続され、他端は前記風路30の前記側壁の一部分に接続され、それにより、前記風よけ部材40と前記風路の前記側壁の他の部分との間にサブ風路31が形成される。本実施例では、風よけ部材40は隔離板であり、且つ、サブ風路31と反対する風よけ部材の他方の側と風路の側壁との間にキャビティ体33が形成される。電池などの電子素子がこのキャビティ体内に配置され得る。当然のことながら、他の実施例では、風よけ部材40は、風路30の内側壁から一体的に延びて形成された一定の厚さを有するゴムブロックであってもよいし、又は、風路内に組み付けられて風路の側壁の一部に密接している一定の厚さを有するゴムブロックであってもよい。風路30の体積を小さくして、体積がより小さなサブ風路31を形成することができる限り、風よけ部材40の具体的な形状及び形成方式は限定されない。
【0019】
本実施例の首掛けファンは、ブラケット10の風路内に風よけ部材40をさらに設けることで、即ち、内箱15の前記風路30内に風よけ部材40をさらに設けることで、風よけ部材40が風路30をサブ風路31に分割し、ファン20の回転により発生する風がサブ風路31に進入してから風吹出口32から吹出される。サブ風路31の体積が比較的小さいため、ファン20によって発生する風がそれに進入した後に集中し、即ち、風がさらに集まり、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、ユーザーの使用体験が向上する。
【0020】
また、本実施例では、前記弾性接続部材12の前記折り曲げ部材122は金属シートである。前記金属片の両端にはそれぞれネジ穴が設けられる。第1ブラケット11と第2ブラケット13の端部はそれぞれ、ネジにより金属シートにロックされて接続される。その結果、第1ブラケット11と前記第2ブラケット13は、前記弾性接続部材12の両端に接続されて、一緒に前記首掛けファンのブラケット10全体を形成する。
【0021】
<実施例3>
本実施例は、実施例1と部分的に同じである。同じ部分については、ここでは繰り返さない。相違点は、次のとおりである。図7に示すように、前記風よけ部材40は、第2筐体113/133の内壁から一体的に延びて形成される。即ち、風よけ部材40の外側は、第2筐体113/133の内壁に一体的に接続され、風よけ部材40の内側は、前記第1筐体112/132と前記第2筐体113/133が組み合わされた後に、第1筐体112/132に密着する。それにより、風よけ部材40は、第1筐体と第2筐体が接続された後に形成された風路30を、より小さな体積のサブ風路31に分割する。他の実施例では、前記風よけ部材は、第1筐体112/132の内壁から一体的に延びて形成される。即ち、風よけ部材40の内側は、第1筐体112/132の内壁に一体的に接続され、風よけ部材40の外側は、前記第1筐体112/132と前記第2筐体113/133が組み合わされた後に、第2筐体113/133に密着する。それにより、風よけ部材40は、第1筐体と第2筐体が接続された後に形成された風路30を、より小さな体積のサブ風路31に分割する。風よけ部材は、第1筐体112/132と第2筐体113/133がそれぞれ延びて形成されたものであってもよい。即ち、第1筐体は延びて前記風よけ部材の一部分を形成し、第2筐体は延びて前記風よけ部材の他の部分を形成し、第1筐体112/132と第2筐体113/133は、組み合わされて接続されて、一緒に前記風よけ部材40を形成する。
【0022】
本実施例では、前記弾性接続部材12の前記折り曲げ部材122は金属シートである。前記金属シートの両端にはそれぞれネジ穴が設けられる。第1ブラケット11及び第2ブラケット13の端部はそれぞれ、ネジにより金属シートにロックされ接続される。その結果、第1ブラケット11と前記第2ブラケット13は、前記弾性接続部材12の両端に接続されて、一緒に前記首掛けファンのブラケット10全体を形成する。
【0023】
本実施例の首掛けファンは、ブラケットの風路内に風よけ部材40をさらに設ける、即ち、第2筐体113/133の内壁から一体的に延びて前記風よけ部材を形成することで、風よけ部材40が風路30をサブ風路31に分割し、ファン20の回転により発生する風がサブ風路31に進入してから風吹出口32から吹出される。サブ風路31の体積が比較的小さいため、ファン20によって発生する風がそれに進入した後に集中し、即ち、風がさらに集まり、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、ユーザーの使用体験が向上する。
【0024】
要約すれば、本発明の首掛けファンは、ブラケットの風路内に風よけ部材をさらに設けることで、風よけ部材が風路を風路よりも小さな体積のサブ風路に分割し、ファンの回転により発生する風がサブ風路に進入してから風吹出口から吹出される。サブ風路の体積が比較的小さいため、ファンによって発生する風がそれに進入した後に集中し、即ち、風がさらに集まり、風吹出口から吹出された風がより強い。その結果、より涼しく涼を取り、涼を取る効果がよりよく、ユーザーの使用体験が向上する。
【0025】
以上は、本発明の具体的な実施形態に過ぎず、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本発明で開示された技術範囲内において当業者が容易に想到するすべての変更又は置換は、本発明の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本発明の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定された範囲を基準とする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7