(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022119152
(43)【公開日】2022-08-16
(54)【発明の名称】物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法および装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220808BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021082401
(22)【出願日】2021-05-14
(31)【優先権主張番号】10-2021-0015620
(32)【優先日】2021-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ヨン・シン・カン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ・ジュン・チャ
(72)【発明者】
【氏名】ホン・ゲム・キム
(72)【発明者】
【氏名】デ・ジン・ムン
(72)【発明者】
【氏名】ド・ヨン・キム
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB63
(57)【要約】 (修正有)
【課題】物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法は、デバイス及び記録媒体を提供する。
【解決手段】デバイス100による方法は、物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイスから受信する段階と、注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイスから受信する段階と、第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別する段階と、第1情報及び第2情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを決定する段階と、注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成する段階と、第3情報を注文者デバイスに送信する段階と、を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法であって、
前記物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイスから受信する段階と、
注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイスから受信する段階と、
前記第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別する段階と、
前記第1情報および前記第2情報に基づいて前記物品の注文が可能であるかどうかを決定する段階と、
前記注文が可能であるかどうかの決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成する段階と、
前記第2情報の受信に対する応答として前記第3情報を前記注文者デバイスに送信する段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記第2情報を注文者から受信する段階は、
前記物品が複数の下位物品で構成される場合、前記複数の下位物品に対する注文が可能であるかどうかを示す前記第2情報を前記注文者デバイスから受信する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1情報をベンダから受信する段階は、
前記複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを含む前記第1情報を前記ベンダデバイスから受信する段階を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記物品の注文が可能であるかどうかを決定する段階は、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能なものとして決定する段階を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、注文可能でないものとして決定された下位物品に関連した情報を前記注文者デバイスまたは前記ベンダデバイスのうち少なくとも一つに送信する段階をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第3情報を生成する段階は、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能であるという点を表示するための情報を含む前記第3情報を生成する段階を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記注文が可能であるかどうかは、前記第2情報に関連した前記物品の在庫があるかどうか、前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送が可能であるかどうかのうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送地に追加作業のための人員が配置され得るかどうかを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記物品の配送地に関連した地域に在庫があるかどうかを含み、前記物品の在庫はあらかじめ決定された地域単位で管理される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供するデバイスであって、
送受信部;および
プロセッサを含み、前記プロセッサは:
前記物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイスから受信するように前記送受信部を制御し、注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイスから受信するように前記送受信部を制御し、前記第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別し、前記第1情報および前記第2情報に基づいて前記物品の注文が可能であるかどうかを決定し、前記注文が可能であるかどうかの決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成し、前記第2情報の受信に対する応答として前記第3情報を前記注文者デバイスに送信するように前記送受信部を制御するように構成される、デバイス。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記物品が複数の下位物品で構成される場合、前記複数の下位物品に対する注文が可能であるかどうかを示す前記第2情報を前記注文者デバイスから受信するように前記送受信部を制御するように構成される、請求項10に記載のデバイス。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを含む前記第1情報を前記ベンダデバイスから受信するように前記送受信部を制御するように構成される、請求項11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能なものとして決定するように構成される、請求項12に記載のデバイス。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、注文可能でないものとして決定された下位物品に関連した情報を前記注文者デバイスまたは前記ベンダデバイスのうち少なくとも一つに送信するように前記送受信部を制御するようにさらに構成される、請求項13に記載のデバイス。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能であるという点を表示するための情報を含む前記第3情報を生成するように構成される、請求項14に記載のデバイス。
【請求項16】
前記注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した前記物品の在庫があるかどうか、前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送が可能であるかどうかのうち少なくとも一つを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項17】
前記物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送地に追加作業のための人員が配置され得るかどうかを含む、請求項10に記載のデバイス。
【請求項18】
前記物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記物品の配送地に関連した地域に在庫があるかどうかを含み、前記物品の在庫はあらかじめ決定された地域単位で管理される、請求項17に記載のデバイス。
【請求項19】
請求項1に記載された方法を遂行するためのコンピュータプログラムを収録した、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は物品に対する在庫を管理するにおいて、設置が必要であるかどうか、地域別在庫数量、設置可能人員、下位部品の在庫などの多様な情報を考慮して在庫を管理するための発明に関する。
【背景技術】
【0002】
電子商取引が本格的に具現されて多くの使用者が物品をインターネットを通じて購入するにつれて、物品の販売および出荷過程のための物品を倉庫に積載して移動する過程で遂行される多様な作業が作業者によって遂行され得る。
【0003】
このような物品倉庫に積載される物品を管理するためには、基本的に該当物品の在庫数量に関する情報が必要である。従来は、販売される物品に対してのみ単にその数量に対する情報を販売者などに提供する方式で在庫を管理してきた。
【0004】
しかし、最近では単に単一物品を販売および配送する程度の物品管理だけでなく、販売される物品を構成する数量、販売タイプなどの多様な状況を考慮して在庫を管理しなければならない場合が多くなってきている。
【0005】
例えば、消費者が購入する物品が複数の下位物品で構成される一つのパッケージである場合には、注文した物品に関連した下位物品に対する在庫管理も必要である。
【0006】
さらに他の例として、消費者が購入した物品に対して物品の配送に加え、設置技術者の追加的な設置作業を要する場合のように配送員以外の追加人員の配置が必要な場合には、該当追加人員の配置可能の有無をさらに考慮して在庫を管理する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は販売される物品に関連した多様な情報を考慮した注文が可能であるかどうかに対する情報を提供し、在庫を管理するためのものである。
【0008】
本開示は統合的な在庫管理に必要な多様な情報を外部業者から供給されることによって、多様な外部情報に基づいた統合的な在庫管理のためのものである。
【0009】
以下の実施形態を通じて導き出され得る目的は以上で言及した目的に制限されず、言及されていない他の目的および長所は下記の説明によって理解され得、実施形態によってより明確に理解され得るであろう。また、実施形態を通じて導き出され得る目的および長所は特許請求の範囲に示した手段およびその組み合わせによって実現され得ることが容易に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態によって、物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法において、前記物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイスから受信する段階;注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイスから受信する段階;前記第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別する段階;前記第1情報および前記第2情報に基づいて前記物品の注文が可能であるかどうかを決定する段階;前記注文が可能であるかどうかの決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成する段階;および前記第2情報の受信に対する応答として前記第3情報を前記注文者デバイスに送信する段階を含む方法が提供され得る。
【0011】
一実施形態によって第2情報を注文者から受信する段階は、前記物品が複数の下位物品で構成される場合、前記複数の下位物品に対する注文が可能であるかどうかを示す前記第2情報を前記注文者デバイスから受信する段階を含む方法が提供され得る。
【0012】
一実施形態によって前記第1情報をベンダから受信する段階は、前記複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを含む前記第1情報を前記ベンダデバイスから受信する段階を含む方法が提供され得る。
【0013】
一実施形態によって前記物品の注文が可能であるかどうかを決定する段階は、前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能なものとして決定する段階を含む方法が提供され得る。
【0014】
一実施形態によって方法は前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、注文可能でないものとして決定された下位物品に関連した情報を前記注文者デバイスまたは前記ベンダデバイスのうち少なくとも一つに送信する段階をさらに含むことができる。
【0015】
一実施形態によって第3情報を生成する段階は、前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能であるという点を表示するための情報を含む前記第3情報を生成する段階を含む方法が提供され得る。
【0016】
一実施形態によって注文が可能であるかどうかは、前記第2情報に関連した前記物品の在庫があるかどうか、前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送が可能であるかどうかのうち少なくとも一つを含む方法が提供され得る。
【0017】
一実施形態によって物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送地に追加作業のための人員が配置され得るかどうかを含む方法が提供され得る。
【0018】
一実施形態によって物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記物品の配送地に関連した地域に在庫があるかどうかを含み、前記物品の在庫はあらかじめ決定された地域単位で管理される方法が提供され得る。
【0019】
一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供するデバイスにおいて、送受信部;およびプロセッサを含み、前記プロセッサは:前記物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイスから受信するように前記送受信部を制御し、注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイスから受信するように前記送受信部を制御し、前記第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別し、前記第1情報および前記第2情報に基づいて前記物品の注文が可能であるかどうかを決定し、前記注文が可能であるかどうかの決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成し、前記第2情報の受信に対する応答として前記第3情報を前記注文者デバイスに送信するように前記送受信部を制御するように構成されるデバイスが提供され得る。
【0020】
一実施形態によってプロセッサは、前記物品が複数の下位物品で構成される場合、前記複数の下位物品に対する注文が可能であるかどうかを示す前記第2情報を前記注文者デバイスから受信するように前記送受信部を制御するように構成されるデバイスが提供され得る。
【0021】
一実施形態によってプロセッサは、前記複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを含む前記第1情報を前記ベンダデバイスから受信するように前記送受信部を制御するように構成されるデバイスが提供され得る。
【0022】
一実施形態によってプロセッサは、複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能なものとして決定するように構成されるデバイスが提供され得る。
【0023】
一実施形態によってプロセッサは、前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、注文可能でないものとして決定された下位物品に関連した情報を前記注文者デバイスまたは前記ベンダデバイスのうち少なくとも一つに送信するように前記送受信部を制御するようにさらに構成されるデバイスが提供され得る。
【0024】
一実施形態によってプロセッサは、前記複数の下位物品のうち少なくとも一つが注文可能でないものとして決定される場合、前記物品の注文が不可能であるという点を表示するための情報を含む前記第3情報を生成するように構成されるデバイスが提供され得る。
【0025】
一実施形態によって注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した前記物品の在庫があるかどうか、前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送が可能であるかどうかのうち少なくとも一つを含むデバイスが提供され得る。
【0026】
一実施形態によって物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記第2情報に関連した所定の時点で前記物品の配送地に追加作業のための人員が配置され得るかどうかを含むデバイスが提供され得る。
【0027】
一実施形態によって物品が配送以外の追加作業を要する物品である場合、前記注文が可能であるかどうかは前記物品の配送地に関連した地域に在庫があるかどうかを含み、前記物品の在庫はあらかじめ決定された地域単位で管理されるデバイスが提供され得る。
【0028】
一実施形態によって方法を遂行するためのコンピュータプログラムを収録したコンピュータ読みで取り可能な記録媒体が提供され得る。
【発明の効果】
【0029】
本開示で提供される多様な実施形態を通じて物品に関連した多様な情報を考慮した統合的な在庫管理が可能である。
【0030】
前述した効果とともに導き出せる具体的な効果は、以下において発明を実施するための具体的な事項を説明する際に共に記述する。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供するデバイスに対するブロック図である。
【
図2】一実施形態によって物品を注文する過程で相互に関連する販売者、注文者およびベンダの間の関係を示す図面である。
【
図3】一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法に対するフローチャートである。
【
図4】一実施形態によって方法が遂行される過程で、注文者デバイス、販売者デバイスおよびベンダデバイスの間で送受信および処理される情報の流れを示すフローチャートである。
【
図5】一実施形態によって複数の下位物品で構成される物品に対する注文が可能であるかどうかの確認要請時、注文者デバイス、販売者デバイスおよびベンダデバイスの間で送受信および処理される情報の流れを示すフローチャートである。
【
図6】一実施形態によって複数の下位物品で構成される物品に対する注文が可能であるかどうかの確認要請時、注文者デバイス、販売者デバイスおよびベンダデバイスの間で送受信および処理される情報の流れを示すフローチャートである。
【
図7】一実施形態によって注文した物品の配送可能時点および/または注文した物品の追加作業可能時点を考慮して物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法に対するフローチャートを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、実施形態に関連した技術分野の通常の知識を有する者が容易に実施できるように図面を参照して詳細に説明する。以下の実施形態は多様な異なる形態で具現され得、ここで説明する実施形態に限定されない。
【0033】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「部」は、明細書作成の容易さのみが考慮されて付与されたり混用されるものであり、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。
【0034】
明確な説明のために説明にかかわらない部分は省略し、明細書全体を通じて同一または類似する構成要素については同一の参照符号を付することにする。また、一部の実施形態を例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有することができる。また、本開示を説明するにおいて、関連した公知の構成または機能に対する具体的な説明が実施形態の要旨を曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合にはその詳細な説明は省略することができる。
【0035】
実施形態の構成要素を説明するにおいて、第1、第2、A、B、(a)、(b)等の用語を使うことができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって該当構成要素の本質、順番、順序または個数などが限定されない。任意の構成要素間に「連結」、「結合」または「接続」されると記載された場合、任意の構成要素間に直接的に連結されたりまたは接続され得、各構成要素の間に他の構成要素が「介在」されたり各構成要素が他の構成要素を通じて「連結」、「結合」または「接続」されてもよいものと理解されるべきである。
【0036】
本開示において、「含む」、「構成される」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されるべきである。
【0037】
また、本開示を具現するにおいて、説明の便宜のために構成要素を細分化して説明することができるが、これらの構成要素が一つの装置またはモジュール内に具現されてもよく、あるいは一つの構成要素が多数の装置またはモジュールに分かれて具現されてもよい。
【0038】
図1は、一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供するデバイス100に対するブロック図である。
【0039】
一実施形態によってデバイス100は、送受信部110およびプロセッサ120を含むことができる。一実施形態によって送受信部110は、デバイス100が外部の他のデバイスと所定の情報を送受信する過程を遂行するように構成される。一実施形態によって送受信部110が情報を送受信することに利用される通信技術には、GSM(Global System for Mobile communication)、CDMA(Code Division Multi Access)、LTE(Long Term Evolution)、5G、WLAN(Wireless LAN)、ワイファイ(Wireless-Fidelity)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth TM)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association;IrDA)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)等が含まれ得る。
【0040】
一実施形態によってプロセッサ120は、デバイス100に含まれてデバイス100が実施できる多様な実施形態を遂行するようにデバイス100に含まれた多様な構成を制御するように構成され得る。一実施形態によって送受信部110は、プロセッサ120により制御されて所定の情報を送受信するように構成され得る。
【0041】
一実施形態によってプロセッサ120は、物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイス170から受信するように送受信部110を制御し、注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイス150から受信するように送受信部110を制御し、第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別し、第1情報および第2情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを決定し、注文が可能であるかどうかの決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成し、在庫確認要請情報の受信に対する応答として第3情報を注文者デバイス150に送信するように送受信部110を制御するように構成され得る。
【0042】
一実施形態によってプロセッサ120は、RAM、ROM、CPU、GPU(Graphic Processing Unit)およびバス(BUS)のうち少なくとも一つを含むことができ、これは互いに連結され得る。一実施形態によってプロセッサ120は、デバイス100に含まれたメモリにアクセスしてメモリに保存された各種プログラム、データ、所定の情報を利用して多様な動作を遂行するように構成され得る。
【0043】
一実施形態によってデバイス100は
図1に図示された構成に加え、追加的なハードウェアと連係して多様な動作を遂行するように構成され得る。一実施形態によってデバイス100は送受信部110により送受信される情報を保存するように構成されるメモリをさらに含むことができる。一実施形態によってデバイス100はプロセッサ120により制御されて所定の情報を表示するように構成されるディスプレイを含む(または有線/無線に連結)ことができ、プロセッサ120は本開示の実施形態を通じて送受信される多様な情報のうち少なくとも一部をディスプレイに出力することができ、管理者は作業者の端末との関係で送受信された情報の提供を受けることができる。
【0044】
一実施形態によって注文者デバイス150からの注文が遂行されると、デバイス100はバイフロスト(Bifrost)プラットホームを活用して任意の条件に符合する配送処理(例えば、注文者が要請する日および/または時間に配送および/または設置作業などのような追加作業)が遂行されるように、注文に関連した情報をリアルタイムに管理および追跡することができる。
【0045】
図2は、一実施形態によって物品を注文する過程で相互に関連する販売者200、注文者210およびベンダ230の間の関係を示す図面である。
【0046】
一実施形態によって
図2での販売者200、注文者210およびベンダ230側で管理するデバイスは、それぞれ
図1に図示されたデバイス100、注文者デバイス150およびベンダデバイス170に対応し得る。一実施形態によって販売者200は、物品を注文する注文者210が物品を注文する過程で所定の情報を注文者210に提供することができる。一実施形態によって販売者200は、物品の構成、物品の仕様などのような物品自体に対する情報だけでなく、物品の配送、設置、修理、返品、払い戻しなどに対する注文手続きに関連した多様な情報を注文者210に提供して注文者デバイス上に表示されるようにすることができる。
【0047】
一実施形態によって販売者200は、所定の物品に対して注文が遂行される過程で物品の在庫に関連した多様な情報を注文者210に提供することができる。一実施形態によって販売者200は、注文され得る物品に関連した注文が可能であるかどうかに対する確認を注文者210から要請を受ける可能性がある。一実施形態によって販売者200は、注文され得る物品の在庫数量、物品に対して遂行される所定の作業(例えば、配送、設置、撤去など)が遂行され得る日付および/または時間に対する情報を注文者210に提供することができる。一実施形態によって注文者210は提供される多様な情報に基づいて物品の注文および決済を進行することができる。
【0048】
一実施形態によって販売者200は、物品を注文する過程で注文者210に提供される多様な情報を獲得するためにベンダ230と所定の情報を送受信することができる。一実施形態によって販売者200は、ベンダ230と通信して所定の物品に対して注文可能であるかどうかに関連した多様な情報を獲得することができる。一実施形態によって販売者200は、ベンダ230と通信して物品の在庫に対する情報、所定の作業(例えば、配送、設置、撤去など)が遂行され得る日付および/または時間に対する情報などを獲得することができる。
【0049】
一実施形態によってベンダ230には異なる種類の複数のベンダ(例えば、231、232、233)が含まれ得、このような複数のベンダ231、232、233は販売者200との通信においてベンダ識別子を通じて個別的なベンダとして識別可能である。一実施形態によって注文者210により物品の注文および決済が遂行されると、販売者200は同期化された在庫などに対する情報に基づいてベンダ230に物品を発注することができ、ベンダ230のうち注文者210が注文した物品に関連した発注情報が複数のベンダ231、232、233のうち少なくとも一つに送信され得る。発注情報を受信した複数のベンダ231、232、233のうち少なくとも一つは物品を注文者210に配送することができ、ひいては追加的な作業(例えば、設置)を遂行することになる。一実施形態によって販売者200は、物品が配送される過程に対する情報を複数のベンダ231、232、233のうち少なくとも一つから受信することができ、これに基づいて配送に関連した情報を注文者210に提供してもよい。
【0050】
従来にはこのようなベンダ識別子を通じて物品を管理する場合が殆どであり、このため、物品の在庫管理に困難があった場合もあった。例えば、複数の下位物品で構成されたパッケージを販売する物品(例えば、異なる複数の下位物品で構成されたパッケージ(エアコンの本体および室外機で構成されたエアコンの注文、洗濯機および乾燥機を含む物品のパッケージ注文など)、および同一の複数の下位物品で構成されたパッケージ(個別販売される同一種類の下位物品を複数個に束ねたパッケージなど))の在庫を管理するにおいて、ベンダ識別子に基づいて在庫を管理するのは下位物品の正確な在庫を難しくし、ひいては、配送以外の追加作業(例えば、設置、撤去など)を要する場合、該当追加作業のための追加作業日程を管理するにも適切でない場合もあり得る。したがって、複数の下位物品で構成された物品の在庫および追加作業を要する物品の在庫を管理するためには、ベンダ230との関係で送受信される情報の好ましい管理および処理が必要である。
【0051】
図3は、一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法に対するフローチャートである。
【0052】
S310段階で、デバイス100は一実施形態によって物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイス170から受信することができる。
【0053】
一実施形態によってデバイス100がベンダデバイス170から受信する物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報には、物品に対する注文が可能であるかどうかを決定するために必要な多様な情報が含まれ得る。例えば、第1情報には物品それぞれに対する在庫情報、物品の地域別在庫現況、所定の日に物品を配送および/または配送以外の作業(例えば、設置、撤去、修理、回収、返品、交換など)を遂行できるかどうかなどの多様な情報が含まれ得る。以下では説明の便宜上、注文が可能であるかどうかとは、前記のような物品に対して配送および/または配送以外の多様な作業が遂行され得るかを示すものとして解釈されることを前提に説明することにする。
【0054】
一実施形態によってベンダデバイス170から受信される物品の注文が可能であるかどうかを示す情報は、ベンダデバイス170でのスナップショット情報を含んでもよい。例えば、ベンダデバイス170間の在庫移動に対するスナップショット、業者の内部センター別在庫移動に対するスナップショットなどに対する情報が物品の注文が可能であるかどうかを示す情報として第1情報に含まれてもよい。
【0055】
一実施形態によって注文者デバイス150により注文され得る物品に対する注文が可能であるかどうかは、ベンダデバイス170から受信される第1情報に基づいてデバイス100およびベンダデバイス170の間で同期化され得る。すなわち、デバイス100は第1情報に基づいて注文が可能であるかどうかに対する情報をベンダデバイス170と同期化させ、これに基づいて
【0056】
S320段階でデバイス100は、一実施形態によって注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を注文者デバイス150から受信することができる。一実施形態によって第2情報を受信したデバイス100は、S330段階で第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別することができる。一実施形態によって第2情報には物品の注文に関連した多様な情報を含むことができる。一実施形態によって第2情報には、物品の識別に利用され得る識別子(例えば、販売者が物品を管理するために利用する識別子、物品のシリアルナンバー(serial number)、物品のSKU(stock keeping unit)等)、物品の数量、物品の種類、物品の配送地、配送される物品に必要な追加作業などに対する多様な情報が含まれ得る。
【0057】
S340段階でデバイス100は、一実施形態によってベンダデバイス170から受信した第1情報および注文者デバイス150から受信した第2情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを決定することができる。一実施形態によってデバイス100は、ベンダデバイス170から受信した第1情報を利用して物品の注文が可能であるかどうかを決定および/または同期化することができ、このような注文が可能であるかどうかを決定した状態で注文者デバイス150から第2情報が受信されると、第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認しようとする物品の注文が可能であるかどうかを決定することができる。すなわち、一実施形態によってデバイス100は、第1情報に基づいてベンダデバイス170と同期化された物品別注文が可能であるかどうかに対する情報を利用して注文者が注文しようとする物品を注文可能であるかどうかを確認するようにすることができる。
【0058】
一実施形態によってS350段階で、デバイス100はS340段階での物品の注文が可能であるかどうかの決定に基づいて第2情報に基づいて識別された物品の注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成することができる。一実施形態によって注文が可能であるかどうかを示す第3情報は、第2情報に基づいて識別された物品の在庫状況、所定の日(および/または時間)に物品の配送および/または配送以外の追加作業が可能であるかどうかなどを含むことができる。一実施形態によってデバイス100は、注文が可能であるかどうかの確認を要請した物品が複数の下位物品で構成されたものであれば、各複数の下位物品に対する注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成することができる。
【0059】
S360段階でデバイス100は、一実施形態によって第2情報の受信に対する応答として第3情報を注文者デバイス150に送信することができる。一実施形態によって第2情報をデバイス100に送信した注文者デバイス150は、第3情報を受信することによって注文が可能であるかどうかに対する応答を獲得することができる。一実施形態によって第3情報を受信した注文者デバイス150は、第3情報に基づいて注文しようとする物品の注文が可能であるかどうかについて表示することができる。一実施形態によって注文者は、注文者デバイス150上に表示される情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを把握して注文および決済を遂行することができる。
【0060】
一実施形態によってデバイス100は、ベンダデバイス170のような外部業者にとって、デバイス100に提供する情報(例えば、第1情報)を生成する過程で利用できるテンプレートに対する情報を送信するようにさせることができる。一実施形態によってベンダデバイス170は、デバイス100から送信されるテンプレートに対する情報に基づいてデバイス100に提供する情報を生成する過程で、正確な項目を迅速に生成してデバイス100に提供することができる。これに伴い、デバイス100は外部業者から受信するあらかじめ決定された方式で作成された多様な情報を管理することによって、多様な外部業者から受信した情報を一括的に管理および処理することができる。
【0061】
図4は、一実施形態によって方法が遂行される過程で、注文者デバイス430、販売者デバイス400およびベンダデバイス460の間で送受信および処理される情報の流れを示すフローチャートである。一実施形態によって
図4の販売者デバイス400は
図1のデバイス100に対応し得、注文者デバイス430およびベンダデバイス460はそれぞれ
図2の注文者デバイス150およびベンダデバイス170に対応し得る。
【0062】
一実施形態によってベンダデバイス460は、物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報を生成することができる(S410)。一実施形態によって第1情報には、販売者デバイス400を通じて販売され得る少なくとも一つの物品の注文が可能であるかどうかに関連した多様な情報が含まれ得る。
【0063】
一実施形態によって販売者デバイス400は第1情報をベンダデバイス460から受信することができる。販売者デバイス400は受信した第1情報に基づいて注文者デバイス430に注文が可能であるかどうかを確認させて与えることができる。
【0064】
一実施形態によって注文者デバイス430は注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を生成することができる(S420)。一実施形態によって注文者デバイス430から受信される第2情報は、少なくとも一つの物品に対する注文が可能であるかどうかの確認を要請するための情報であり得る。一実施形態によって販売者デバイス400が注文者デバイス430から第2情報を受信する過程は、注文者が注文者デバイス430を通じて物品の注文を遂行する任意の過程上に提供される画面が表示される時に遂行されるものであり得る。
【0065】
一実施形態によって第2情報を販売者デバイス400が受信すると(S425)、販売者デバイス400は第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別することができる(S430)。
【0066】
一実施形態によって販売者デバイス400は、物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報および注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを決定することができる(S440)。一実施形態によって注文が可能であるかどうかを決定する物品は、販売者デバイス400で販売され得る少なくとも一つの物品を含むことができる。一実施形態によって販売者デバイス400は、販売され得る少なくとも一つの物品に対して注文が可能であるかどうかを決定した後、決定に基づいて注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成することができる(S450)。一実施形態によって生成された第3情報は、販売者デバイス400で販売され得る物品のうち第2情報を通じて注文が可能であるかどうかの確認が要請された物品の注文が可能であるかどうか(注文可能な在庫物量があるか、任意の日に配送およびその他の作業が遂行され得るかなど)を含むことができる。
【0067】
一実施形態によって販売者デバイス400は、第2情報を送信した注文者デバイス430で第3情報を第2情報の送信に対する応答として送信することができる(S455)。一実施形態によって第3情報を受信した注文者デバイス430は、第3情報に基づいて注文しようとする物品に対する注文が可能であるかどうかに対する情報を注文者に表示することができる。
【0068】
図5および
図6は、一実施形態によって複数の下位物品で構成される物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかの確認要請時、注文者デバイス、販売者デバイスおよびベンダデバイスの間で送受信および処理される情報の流れを示すフローチャートである。
【0069】
図5を参照すると、販売者デバイス500は複数の下位物品で構成された物品(または下位物品パッケージ)に対する注文が可能であるかどうかに対する情報を注文者デバイス530に提供することができる。一実施形態によって
図5の販売者デバイス500は
図1のデバイス100に対応し得、注文者デバイス530およびベンダデバイス560はそれぞれ
図2の注文者デバイス150およびベンダデバイス170に対応し得る。
【0070】
一実施形態によってベンダデバイス560は、販売者デバイス500を通じて販売され得る複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを示す第1情報を生成することができる(S510)。一実施形態によって複数の下位物品を含む物品パッケージは、互いに異なる種類の下位物品のパッケージまたは互いに同一種類の下位物品のパッケージであり得る。一実施形態によって第1情報は、複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかに関連した情報および/または複数の下位物品を含む物品パッケージの注文が可能であるかどうかに関連した情報を含むことができる。
【0071】
一実施形態によって販売者デバイス500は、複数の下位物品で構成された物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかを示す第1情報をベンダデバイス560から受信することができる(S515)。販売者デバイス500は受信した第1情報に基づいて注文者デバイス530に注文が可能であるかどうかを確認させて与えることができる。
【0072】
一実施形態によって注文者デバイス530は、複数の下位物品を含む物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報を生成することができる(S520)。一実施形態によって第2情報は、複数の下位物品それぞれに対する注文が可能であるかどうかに関連した情報および/または複数の下位物品を含む物品パッケージの注文が可能であるかどうかに関連した情報を含んでもよい。
【0073】
一実施形態によって注文者デバイス530から受信される第2情報は複数の下位物品を含む少なくとも一つの物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかの確認を要請するための情報であり得る。一実施形態によって販売者デバイス500が注文者デバイス530から第2情報を受信する過程は、注文者が注文者デバイス530を通じて物品の注文を遂行する任意の過程上に提供される画面が表示される時に遂行されるものであり得る。
【0074】
一実施形態によって第2情報を販売者デバイス500が受信すると(S525)、販売者デバイス500は第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別することができる(S530)。一実施形態によって注文が可能であるかどうかを確認する物品は複数の下位物品それぞれであり得、または複数の下位物品をすべて含む物品パッケージであり得る。
【0075】
一実施形態によって販売者デバイス500は、物品の注文が可能であるかどうかを示す第1情報および注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報に基づいて複数の下位物品の注文が可能であるかどうかを決定することができる(S540)。一実施形態によって複数の下位物品の注文が可能であるかどうかの決定は、複数の下位物品それぞれおよび/または複数の下位物品を含む物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかの決定を含むことができる。
【0076】
一実施形態によって販売者デバイス500は、物品に対して注文が可能であるかどうかを決定した後、決定に基づいて複数の下位物品を含む物品が注文可能であるかどうかを示す第3情報を生成することができる(S550)。一実施形態によって生成された第3情報は、第2情報を通じて注文が可能であるかどうかの確認が要請された物品パッケージおよび/またはその物品パッケージを構成する複数の下位物品の注文が可能であるかどうか(すなわち、物品パッケージおよび/またはその物品パッケージを構成する複数の下位物品に対する注文可能な在庫物量があるか、任意の日に配送およびその他の作業が遂行され得るかなど)を含むことができる。
【0077】
一実施形態によって販売者デバイス500は、物品パッケージに対する第3情報を生成する時、物品パッケージを構成する複数の下位物品それぞれに対する注文が可能であるかどうかに基づき得る。一実施形態によって販売者デバイス500は、複数の下位物品のうち少なくとも一つでも注文不可能なものとして決定された場合、複数の下位物品で構成される物品パッケージの注文不可能を示す第3情報を生成することができる。
【0078】
一実施形態によって販売者デバイス500は、第2情報を送信した注文者デバイス530で第3情報を第2情報の送信に対する応答として送信することができる(S555)。
【0079】
一実施形態によって注文者デバイス530は、第3情報に基づいて複数の下位物品を含む物品パッケージの注文が可能であるかどうかについて決定することができる(S560)。一実施形態によって第3情報が複数の下位物品で構成される物品パッケージの注文不可能を示す場合、第3情報によって物品パッケージの注文が可能であるかどうかを決定することができる。例えば、エアコンはエアコン本体とエアコン室外機を含むパッケージで構成され得、注文者はエアコン本体およびエアコン室外機それぞれの注文が可能であるかどうかよりは、エアコンという物品パッケージ自体に対する注文が可能であるかどうかの確認を要請することができる。したがって、注文者デバイス530は複数の下位物品それぞれに対する注文が可能であるかどうかに対する第3情報に基づいて複数の下位物品を含む物品パッケージの注文が可能であるかどうかを決定して、これを注文者に表示することができる。
【0080】
一実施形態によって第3情報が複数の下位物品それぞれの注文が可能であるかどうかを示す場合、注文者デバイス530は複数の下位物品のうち少なくとも一つでも注文不可能なものとして決定された場合、複数の下位物品で構成される物品パッケージを注文不可能なものとして決定することができる。
【0081】
一実施形態によって第3情報を受信した注文者デバイス530は、第3情報に基づいて注文しようとする物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかに対する情報を注文者に表示することができる(S570)。
【0082】
一実施形態によって第3情報が物品パッケージおよび/またはその物品パッケージを構成する複数の下位物品の注文が可能であるかどうかを示す場合、注文者デバイス530は第3情報に基づいて物品パッケージおよび/またはその物品パッケージを構成する複数の下位物品の注文が可能であるかどうかについて表示してもよい。
【0083】
一実施形態によって
図6を参照すると、販売者デバイス600は複数の下位物品で構成された物品パッケージに対する注文が可能であるかどうかが決定された後、複数の下位物品のうち少なくとも一つの注文が不可能なものとして決定されると、注文が不可能なものとして決定された下位物品の追加が必要であることを示す情報を注文者デバイス630および/またはベンダデバイス660に送信することができる。一実施形態によって
図6の販売者デバイス600は
図1のデバイス100に対応し得、注文者デバイス630およびベンダデバイス660はそれぞれ
図2の注文者デバイス150およびベンダデバイス170に対応し得る。
【0084】
一実施形態によって
図6のS610段階~S640段階に対する特徴は、前述した
図5のS510段階~S540段階に対する特徴と同一または類似し得るため、詳しい説明は省略する。
【0085】
一実施形態によって販売者デバイス600は、複数の下位物品のうち少なくとも一つの注文が不可能なものとして決定される場合、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報を生成することができる(S650)。一実施形態によって複数の下位物品で構成された物品パッケージの注文が可能であるためには、複数の下位物品すべての注文が可能でなければならない。一実施形態によって販売者デバイス600は、ベンダデバイス660から受信された第1情報に基づいて複数の下位物品のうち注文が不可能な下位物品を決定することができる。
【0086】
一実施形態によって販売者デバイス600は、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報は注文不可能な下位物品を表す情報および/または注文不可能なものとして決定された下位物品の追加が必要であることを示す情報を含むことができる。
【0087】
一実施形態によって販売者デバイス600は、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報を注文者デバイス630および/またはベンダデバイス660に送信することができる(S655)。
【0088】
一実施形態によって販売者デバイス600は、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報を、第2情報の送信に対する応答として注文者デバイス630に送信することができる。一実施形態によって注文者デバイス630は、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報に基づいて、注文不可能なものとして決定された下位物品および/または複数の下位物品を含む物品パッケージの注文が不可能であるということを表示することができる。一実施形態によって注文不可能なものとして決定された下位物品が少なくとも一つ含まれた物品パッケージは、注文が不可能なものとして表示され得る。一実施形態によって注文者デバイス630は、注文不可能なものとして決定された下位物品それぞれに対して表示することによって、物品パッケージを注文する代わりに、それぞれの下位物品を個別的に注文できるように注文者に関連情報を表示することができる(S662)。
【0089】
一実施形態によって販売者デバイス600は、注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報をベンダデバイス660に送信することによって、販売者デバイス600およびベンダデバイス660の間で適応的に在庫管理が遂行されるようにすることができる(S664)。すなわち、販売者デバイス600から注文不可能なものとして決定された下位物品に関連した情報を受信したベンダデバイス660は、注文不可能なものとして決定された下位物品に対する在庫管理および/または配送などの作業に必要な人員の拡充等を通じて注文不可能なものとして決定されないように防止することができる。
【0090】
一実施形態によってベンダデバイス660は、注文不可能なものとして決定された下位物品に対する在庫管理を通じて下位物品が注文可能状態であるものに変更される場合、販売者デバイス600に下位物品が注文可能状態に変更されたという点を表す情報を送信することができる。一実施形態によって注文可能状態に変更されたという点が送信されると、販売者デバイス600は注文が可能であるかどうかが変更された結果が反映された複数の下位物品の注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成して注文者デバイス630に送信することができる。
【0091】
図7は、一実施形態によって注文した物品の配送可能時点および/または注文した物品の追加作業可能時点を考慮して物品の注文が可能であるかどうかに対する情報を提供する方法に対するフローチャートを図示する。
【0092】
一実施形態によって
図7の販売者デバイス700は
図1のデバイス100に対応し得、注文者デバイス730およびベンダデバイス760はそれぞれ
図2の注文者デバイス150およびベンダデバイス170に対応し得る。
【0093】
一実施形態によってベンダデバイス760は、物品の在庫に対する情報を含む第1情報を生成することができる(S710)。一実施形態によって物品の在庫に対する情報とは、注文者デバイス730により注文され得る各物品に対する在庫数量および/または在庫位置などに対する情報を含む。
【0094】
一実施形態によってベンダデバイス760は、所定の時点で物品の配送が可能であるかどうかおよび/または所定の時点で物品の配送地に配送作業以外の追加作業のための人員が配置され得るかどうかをさらに含む第1情報を生成することができる(S712)。一実施形態によってベンダデバイス760は、物品の配送作業および/または配送作業以外の追加作業において、注文者に配送する住所に関連した地域の在庫を区分して管理し、これを販売者デバイス700に提供することができる。一実施形態によってベンダデバイス760は、注文者の住所から日付および/または時間帯別配送作業および/または追加作業を遂行できるかどうかを含む第1情報を生成することができる。一実施形態によって住所に関連した情報は郵便番号などのような情報に基づいて管理され得る。
【0095】
一実施形態によって配送作業およびその他の追加作業は注文者によって指定され得、指定された日に遂行される作業を遂行するためには該当作業に必要な人員の需給が確認されなければならない。一実施形態によって販売者デバイス700は、第1情報をベンダデバイス760から受信して注文者の住所に応じて該当住所に近接した物流センターでの物品の在庫および/または該当住所で作業を遂行できる人員の需給に基づいて物品の注文が可能であるかどうかを示す第3情報を生成することができる。一実施形態によって作業のための在庫は地域別物流センターを基準として管理され得、作業遂行のための人員は地域別に区分して配置され得る。一実施形態によってベンダデバイス760および販売者デバイス700は、在庫情報および/または作業のための人員の需給に関連した情報を含む第1情報を通じて多様な情報を共有することができる。一実施形態によって作業のための人員の需給に関連した情報は、各業者別および/または業者の各人員別休日情報、各人員の日付および/または時間別スケジュール情報などを含むことができる。
【0096】
一実施形態によって注文が可能であるかどうかの確認を要請する第2情報が注文者デバイス730で生成(S720)されて販売者デバイスに送信(S725)される場合、販売者デバイス700は第2情報に基づいて注文が可能であるかどうかを確認する物品を識別することができる(S730)。一実施形態によって販売者デバイス700は、第1情報および第2情報に基づいて物品の注文が可能であるかどうか、所定の時点で配送作業が可能であるかどうかおよび/または所定の時点で追加作業が可能であるかどうかを決定することができる(S740)。一実施形態によって販売者デバイス700は、第2情報に基づいて物品、配送地住所などを決定することができる。一実施形態によって販売者デバイス700は、配送地に該当する地域別物流センターに該当物品の在庫があるかを決定することができ、さらに、物品に対する配送作業および/または追加作業を遂行するための配送地への人員の需給が可能であるかどうかを第1情報に基づいて決定することができる。
【0097】
一実施形態によってS740段階での決定に基づいて、注文が可能であるかどうか(すなわち、物品の注文が可能であるかどうか、所定の時点で配送作業が可能であるかどうかおよび/または所定の時点で追加作業が可能であるかどうか)を示す第3情報を生成(S750)して、注文者デバイス730に送信(S755)することができる。
【0098】
一実施形態によってベンダデバイス760は、物品に対する現在の在庫に対する情報だけでなく、未来に入庫予定の物品の在庫に対する情報を販売者デバイス700に提供してもよい。一実施形態によってベンダデバイス760は、未来に入庫予定の物品の在庫数量および入庫予定日などに対する情報を販売者デバイス700に追加的に提供することができ、販売者デバイス700はベンダデバイス760から受信した情報に基づいて注文者デバイス730にとって注文過程で追加的な情報を提供するようにさせることができる。例えば、販売者デバイス700はベンダデバイス760から受信した情報に基づいて、注文者デバイス730を通じて注文しようとする物品の現在の在庫数量、配送作業および/または追加作業が可能な日に対する情報だけでなく、入庫される在庫数量、入庫予定日、作業スケジュール情報などに基づいて配送作業および/または追加作業に対する推薦日程を注文者デバイス730に提供することができる。
【0099】
前記で説明した本開示に対する方法は、コンピュータで実行させるためのプログラムとしてコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供され得る。本開示に係る方法はソフトウェアを通じて実行され得る。ソフトウェアで実行される時、本開示の構成手段は必要な作業を実行するコードセグメントである。プログラムまたはコードセグメントはプロセッサ読み取り可能媒体に保存され得る。
【0100】
コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録装置の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、DVD±ROM、DVD-RAM、磁気テープ、フロッピーディスク、ハードディスク(hard disk)、光データ保存装置などがある。また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータ装置に分散されて、分散方式でコンピュータが読み取り可能なコードが保存され実行され得る。
【0101】
前述した開示内容は、本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者において実施形態の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形および変更が可能であるため、前述した実施形態および添付された図面によって限定されるものではない。
【外国語明細書】