(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022151469
(43)【公開日】2022-10-07
(54)【発明の名称】アダプター
(51)【国際特許分類】
G06F 1/18 20060101AFI20220929BHJP
【FI】
G06F1/18 E
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021088178
(22)【出願日】2021-05-26
(31)【優先権主張番号】202110309030.0
(32)【優先日】2021-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】515287066
【氏名又は名称】立訊精密工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】LUXSHARE PRECISION INDUSTRY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Floor 2,Block A,Sanyo New Industrial Area, West Haoyi Community, Shajing Subdistrict Office,Bao’an District,Shenzhen,Guangdong,518104,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100104880
【弁理士】
【氏名又は名称】古部 次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100107216
【弁理士】
【氏名又は名称】伊與田 幸穂
(72)【発明者】
【氏名】馮 云
(72)【発明者】
【氏名】範 敏
(72)【発明者】
【氏名】唐 文軍
(57)【要約】 (修正有)
【課題】構造の体積を減少させ、携帯性を向上させ、使用と収納を便利にする電源アダプターを提供する。
【解決手段】アダプターは、ハウジングアッセンブリ、アダプターモジュール、第1のコネクタ21、第2のコネクタ33、充電ケーブルモジュールを含み、ハウジングアッセンブリに収容空間が開設される。アダプターモジュールは、収容空間内に設けられ、第1のコネクタはアダプターモジュールと電気的に接続され、且つ、第1のコネクタは収容空間に収容することができる。充電ケーブルモジュールは、充電ケーブル本体と、収容空間内に設けられる自動伸縮線箱とを含む。充電ケーブル本体の一端が自動伸縮線箱に固定され、充電ケーブル本体の他端が自動伸縮線箱に収容される又は自動伸縮線箱から伸び出し可能である。自動伸縮線箱は、アダプターモジュールに電気的に接続され、第2のコネクタは、充電ケーブル本体の他端に接続される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容空間が開設されるハウジングアッセンブリ(1)と、
前記収容空間内に設けられるアダプターモジュール(2)と、
前記アダプターモジュール(2)と電気的に接続され、且つ前記収容空間に収納可能な第1のコネクタ(21)と、
充電ケーブル本体(31)と、前記収容空間内に設けられる自動伸縮線箱(32)とを含み、前記充電ケーブル本体(31)の一端が前記自動伸縮線箱(32)に固定され、前記充電ケーブル本体(31)の他端が前記自動伸縮線箱(32)に収納される又は前記自動伸縮線箱(32)から伸び出し可能であり、前記自動伸縮線箱(32)が前記アダプターモジュール(2)に電気的に接続される充電ケーブルモジュール(3)と、
前記充電ケーブル本体(31)の他端と接続される第2のコネクタ(33)と、を含むことを特徴とする、アダプター。
【請求項2】
前記アダプターモジュール(2)は、前記収容空間内に固定される取付フレーム(22)をさらに含み、前記第1のコネクタ(21)は前記取付フレーム(22)に回転可能に接続され、前記取付フレーム(22)に格納溝(221)が開設され、前記第1のコネクタ(21)は前記格納溝(221)に収容される又は前記格納溝(221)から伸び出すように、前記取付フレーム(22)に対して回転可能であることを特徴とする、請求項1に記載のアダプター。
【請求項3】
前記アダプターモジュール(2)は回路基板(23)を含み、前記収容空間は、前記回路基板(23)により第1の収容空間と第2の収容空間とに仕切られ、
前記第1の収容空間に前記取付フレーム(22)が設けられ、前記第1のコネクタ(21)が前記第1の収容空間から伸び出し可能であり、
前記第2の収容空間に前記充電ケーブルモジュール(3)が設けられ、前記充電ケーブル本体(31)が前記第2の収容空間から伸び出し可能であることを特徴とする、請求項2に記載のアダプター。
【請求項4】
前記自動伸縮線箱(32)に磁石構造が設けられ、前記第2のコネクタ(33)は前記磁石構造に吸着可能であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のアダプター。
【請求項5】
前記自動伸縮線箱(32)は、
固定軸と、コイルバネと、前記固定軸に外嵌される巻取りリールとを含み、前記コイルバネは一端が前記固定軸に固定され、他端が前記巻取りリールに接続され、前記充電ケーブル本体(31)の一端が前記固定軸に固定される、導電フレーム(321)と、
前記導電フレーム(321)と前記アダプターモジュール(2)とにそれぞれ電気的に接続され、前記導電フレーム(321)に固定接続される導電接続板(322)と、を含むことを特徴とする、請求項4に記載のアダプター。
【請求項6】
前記自動伸縮線箱(32)は、前記アダプターモジュール(2)に固定接続される取付ケースをさらに含み、前記取付ケースに収容室が開設され、前記導電フレーム(321)及び前記導電接続板(322)はいずれも前記収容室内に設けられ、前記取付ケースに前記収容室に連通するケーブル導出孔(3241)が開設され、前記充電ケーブル本体(31)は前記ケーブル導出孔(3241)を通すとともに、前記第2のコネクタ(33)に接続されることを特徴とする、請求項5に記載のアダプター。
【請求項7】
前記導電フレーム(321)と前記導電接続板(322)にそれぞれ貫通孔が開設され、前記取付ケースは上部ケース(323)と下部ケース(324)とを含み、前記上部ケース(323)は接続ロッド(3231)を含み、前記接続ロッド(3231)が前記導電フレーム(321)の貫通孔、前記導電接続板(322)の貫通孔及び前記下部ケース(324)に穿設され、且つ、前記上部ケース(323)が前記下部ケース(324)に支持設置され、前記接続ロッド(3231)が前記アダプターモジュール(2)と締結具により取り外し可能に接続されることを特徴とする、請求項6に記載のアダプター。
【請求項8】
前記取付ケースの内壁に磁石構造を取り付けるための内取付溝(3242)が開設され、前記取付ケースの外壁に前記第2のコネクタ(33)を収容するための外取付溝(3243)が開設され、前記内取付溝(3242)と前記外取付溝(3243)とは対向して設けられることを特徴とする、請求項6に記載のアダプター。
【請求項9】
前記ハウジングアッセンブリ(1)は長方体状をなし、前記外取付溝(3243)は前記ハウジングアッセンブリ(1)の縁部と角部に位置することを特徴とする、請求項8に記載のアダプター。
【請求項10】
前記ハウジングアッセンブリ(1)は、
プラスチック面カバー(12)と、
開口を有するプラスチックケース(11)であって、前記プラスチック面カバー(12)は、前記開口を封止するとともに、前記プラスチックケース(11)と前記収容空間を囲むように設けられ、前記プラスチックケース(11)に、前記収容空間にそれぞれ連通する第1の開口(111)及び第2の開口(112)が開設され、前記第1のコネクタ(21)は前記第1の開口(111)から伸び出し可能であり、前記第2のコネクタ(33)は前記第2の開口(112)から伸び出し可能であるプラスチックケース(11)と、を含むことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のアダプター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電源アダプター技術分野に関し、特にアダプターに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話及びコンピュータなどの多くのデジタル製品の充電装置は電源アダプターと充電ケーブルとを含み、従来技術では、一つは電源アダプターと充電ケーブルが二つの独立した構造で、消費者は二つの製品を同時に購入して組み合わせて使用する必要があり、外出する時に電源アダプターと充電ケーブルの二つの構造を同時に携帯してそれぞれパッキングする必要があり、携帯が不便で紛失しやすく、もう一つは電源アダプターと充電ケーブルが一体構造であるものの、充電ケーブルが電源アダプターの外部の一端に接続されていることで、製品の体積を増大させ、携帯に不便である。また、従来技術では、充電ケーブルは自由に巻回された後に収納され保存されることが多く、収納が不便で、構造が乱れることがあり、且つ長期間巻回されていると、充電ケーブルの折れ又は接触不良などの問題が発生し、お客様の使用体験性を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、構造の体積を減少させ、携帯性を向上させ、使用と収納を便利にするアダプターを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この目的を達成するために、本発明は、以下の技術の態様を採用する。
【0005】
収容空間が開設されるハウジングアッセンブリと、
前記収容空間内に設けられるアダプターモジュールと、
前記アダプターモジュールと電気的に接続され、且つ前記収容空間に収納可能な第1のコネクタと、
充電ケーブル本体と、前記収容空間内に設けられる自動伸縮線箱とを含み、前記充電ケーブル本体の一端が前記自動伸縮線箱に固定され、前記充電ケーブル本体の他端が前記自動伸縮線箱に収納される又は前記自動伸縮線箱から伸び出し可能であり、前記自動伸縮線箱が前記アダプターモジュールに電気的に接続される充電ケーブルモジュールと、
前記充電ケーブル本体の他端と接続される第2のコネクタと、を含むアダプター。
【0006】
好ましくは、前記アダプターモジュールは、前記収容空間内に固定される取付フレームをさらに含み、前記第1のコネクタは前記取付フレームに回転可能に接続され、前記取付フレームに、格納溝が開設され、前記第1のコネクタは、前記格納溝に収容される又は前記格納溝から伸び出すように、前記取付フレームに対して回転可能である。
【0007】
好ましくは、前記アダプターモジュールは回路基板を含み、前記収容空間は、前記回路基板により第1の収容空間と第2の収容空間とに仕切られ、
前記第1の収容空間に前記取付フレームが設けられ、前記第1のコネクタが前記第1の収容空間から伸び出し可能であり、
前記第2の収容空間に前記充電ケーブルモジュールが設けられ、前記充電ケーブル本体が前記第2の収容空間から伸び出し可能である。
【0008】
好ましくは、前記自動伸縮線箱に磁石構造が設けられ、前記第2のコネクタは前記磁石構造に吸着可能である。
【0009】
好ましくは、前記自動伸縮線箱は、
固定軸と、コイルバネと、前記固定軸に外嵌される巻取りリールとを含み、前記コイルバネは一端が前記固定軸に固定され、他端が前記巻取りリールに接続され、前記充電ケーブル本体の一端が前記固定軸に固定される、導電フレームと、
前記導電フレームと前記アダプターモジュールとにそれぞれ電気的に接続され、前記導電フレームと固定接続される導電接続板と、を含む。
【0010】
好ましくは、前記自動伸縮線箱は、前記アダプターモジュールに固定接続される取付ケースをさらに含み、前記取付ケースに収容室が開設され、前記導電フレーム及び前記導電接続板はいずれも前記収容室内に設けられ、前記取付ケースに前記収容室に連通するケーブル導出孔が開設され、前記充電ケーブル本体は前記ケーブル導出孔を通すとともに、前記第2のコネクタに接続される。
【0011】
好ましくは、前記導電フレームと前記導電接続板にそれぞれ貫通孔が開設され、前記取付ケースは上部ケース及び下部ケースを含み、前記上部ケースは接続ロッドを含み、前記接続ロッドが前記導電フレームの貫通孔、前記導電接続板の貫通孔及び前記下部ケースに穿設され、且つ、前記上部ケースが前記下部ケースに支持設置され、前記接続ロッドが前記アダプターモジュールと締結具により取り外し可能に接続される。
【0012】
好ましくは、前記取付ケースの内壁に磁石構造を取り付けるための内取付溝が開設され、前記取付ケースの外壁に前記第2のコネクタを収容するための外取付溝が開設され、前記内取付溝と前記外取付溝とは対向して設けられる。
【0013】
好ましくは、前記ハウジングアッセンブリは長方体状をなし、前記外取付溝は前記ハウジングアッセンブリの縁部と角部に位置する。
【0014】
好ましくは、前記ハウジングアッセンブリは、
プラスチック面カバーと、
開口を有するプラスチックケースであって、前記プラスチック面カバーは、前記開口を封止するとともに、前記プラスチックケースと前記収容空間を囲むように設けられ、前記プラスチックケースに、前記収容空間にそれぞれ連通する第1の開口及び第2の開口が開設され、前記第1のコネクタは前記第1の開口から伸び出し可能であり、前記第2のコネクタは前記第2の開口から伸び出し可能であるプラスチックケースと、を含む。
【発明の効果】
【0015】
本発明の有益な効果は以下の通りである。
本発明に係るアダプターは、アダプターモジュールと充電ケーブルモジュールとが統合され一体構造になっており、消費者は、一つの製品を購入するだけで、それ以上組み合わせて使用する必要がなく、またアダプターモジュールと充電ケーブルモジュールが同時にハウジングアッセンブリ内に設けられており、整理と携帯が便利である。充電ケーブル本体がハウジングアッセンブリに対して伸縮可能であり、使用する時に、充電ケーブル本体を引っ張ることで、ユーザーは実際の必要な長さに応じて自由に調整して使用することができ、使用距離に対する適用範囲を向上させ、使用した後に、充電ケーブル本体をハウジングアッセンブリ内に引き戻し、自動伸縮線箱と充電ケーブル本体との間に自動伸縮を行うことで、使用と収納を便利し、構造が簡潔で、構造の乱れや充電ケーブル本体の折れや接触不良などの問題を防止し、お客様の使用体験性を向上させ、且つ使用しない場合、第1のコネクタ及び充電ケーブル本体はいずれも収容空間内に設けられ、さらに構造の体積を減少させ、携帯性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の具体的な実施形態に係るアダプターの第1のコネクタが収容空間外に伸び出す構造模式図である。
【
図2】本発明の具体的な実施形態に係るアダプターの第1のコネクタが収容空間内に設けられる構造模式図である。
【
図3】本発明の具体的な実施形態に係るアダプターの内部構造模式図である。
【
図4】本発明の具体的な実施形態に係るアダプターの第1のコネクタが格納溝外に位置する構造模式図である。
【
図5】本発明の具体的な実施形態に係るアダプターの第1のコネクタが格納溝内に位置する構造模式図である。
【
図6】本発明の具体的な実施形態に係る自動伸縮線箱の構造模式図である。
【
図7】本発明の具体的な実施形態に係る充電ケーブルモジュールの構造模式図である。
【
図8】本発明の具体的な実施形態に係る下部ケースの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
発明が解決しようとする課題、採用する技術の態様、及び達成する技術の効果をより明確にするために、以下図面を参照しながら本発明の実施例に係る技術の態様をさらに詳しく説明するが、勿論、説明された実施例は本発明の一部の実施例に過ぎず、実施例の全てではない。当業者が、本発明における実施例に基づいて、創造的な労力を払わずに得られる全ての他の実施例は、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものである。
【0018】
本発明の説明において、他に明確な規定や限定がない限り、用語「繋がる」、「接続」及び「固定」は広義に解釈すべきであり、例えば、固定接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、一体化されてもよく、機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよく、直接的に繋がれてもよく、中間媒体を介して間接的に繋がれてもよく、二つの素子内部の連通又は二つの素子の間の相互作用関係であってもよい。当業者は、具体的な状況に応じて上記用語が本発明における具体的な意味を理解できる。
【0019】
本発明において、他に明確な規定や限定がない限り、第1の特徴が第2の特徴の「上」又は「下」にあることは、第1及び第2の特徴が直接接触されることを含んでもよく、第1及び第2の特徴が直接接触されなくてもよく、それらの間の別の特徴を介して接触されることを含んでもよい。さらに、第1の特徴が第2の特徴の「上」、「上方」及び「上の方」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直上及び斜め上にあることを含み、又は、第1の特徴の水平高さが第2の特徴より高いことだけを示す。第1の特徴が第2の特徴の「下」、「下方」又は「下の方」にあることは、第1の特徴が第2の特徴の直下及び斜め下にあることを含み、又は、第1の特徴の水平高さが第2の特徴より低いことだけを示す。
【0020】
本実施例はアダプターを提供し、
図1~
図3に示すように、アダプターは、ハウジングアッセンブリ1と、アダプターモジュール2と、第1のコネクタ21と、充電ケーブルモジュール3と、第2のコネクタ33とを含み、具体的には、ハウジングアッセンブリ1に収容空間が開設され、アダプターモジュール2は収容空間内に設けられ、第1のコネクタ21はアダプターモジュール2に電気的に接続され、且つ第1のコネクタ21は収容空間に収納可能であり、充電ケーブルモジュール3は充電ケーブル本体31と収容空間内に設けられる自動伸縮線箱32とを含み、充電ケーブル本体31の一端が自動伸縮線箱32に固定され、充電ケーブル本体31の他端が自動伸縮線箱32に収納される又は自動伸縮線箱32から伸び出すことができ、自動伸縮線箱32がアダプターモジュール2に電気的に接続され、第2のコネクタ33は充電ケーブルの他端に接続される。
【0021】
アダプターモジュール2と充電ケーブルモジュール3とが統合され一体構造になっており、消費者は、一つの製品を購入するだけで、それ以上組み合わせて使用する必要がなく、またアダプターモジュール2と充電ケーブルモジュール3が同時にハウジングアッセンブリ1内に設けられており、整理と携帯が便利である。充電ケーブル本体31がハウジングアッセンブリ1に対して伸縮可能であり、使用する時に、充電ケーブル本体31を引っ張ることで、ユーザーは実際の必要な長さに応じて自由に調整して使用することができ、使用距離に対する適用範囲を向上させ、使用した後に、充電ケーブル本体31をハウジングアッセンブリ1内に引き戻し、自動伸縮線箱32と充電ケーブル本体31との間に自動伸縮を行うことで、使用と収納を便利にして、構造が簡潔で、構造の乱れや充電ケーブル本体31の折れや接触不良などの問題を防止し、お客様の使用体験性を向上させ、且つ使用しない場合、第1のコネクタ21及び充電ケーブル本体31はいずれも収容空間内に設けられ、さらに構造の体積を減少させ、携帯性を向上させる。
【0022】
具体的には、ハウジングアッセンブリ1は、プラスチックケース11とプラスチック面カバー12とを含み、プラスチックケース11は開口を有し、プラスチック面カバー12は開口を封止するとともに、プラスチックケース11と収容空間を囲むように設けられ、アダプターモジュール2と充電ケーブルモジュール3はいずれもプラスチックケース11内に設けられ、プラスチック面カバー12は開口構造を封止し、組み立てる時に、まずアダプターモジュール2と充電ケーブルモジュール3とをプラスチックケース11内に取り付け、その後プラスチック面カバー12で封止し、構造が簡単で信頼でき且つ組み立てやすい。具体的には、プラスチックケース11にそれぞれが収容空間に連通する第1の開口111及び第2の開口112が設けられ、第1のコネクタ21は第1の開口111から伸び出すことができ、第2のコネクタ33は第2の開口112から伸び出すことができ、第1の開口111と第2の開口112とが別々に設けられ、構造の干渉が防止され、構造が簡潔である。
【0023】
好ましくは、
図3~
図5に示すように、アダプターモジュール2は、収容空間内に固定される取付フレーム22をさらに含み、第1のコネクタ21が取付フレーム22に回転可能に接続され、取付フレーム22に格納溝221が開設され、第1のコネクタ21は、格納溝221に収容される又は格納溝221から伸び出すように、取付フレーム22に対して回転することができ、使用する時に、第1のコネクタ21は格納溝221外まで回転して収容空間から伸び出し、使用しない時に、第1のコネクタ21は格納溝221内まで回転して収容空間に収納され、格納溝221は第1のコネクタ21を格納するために用いられ、構造が簡単で信頼できる。
【0024】
具体的には、
図4に示すように、第1のコネクタ21は金属ピンであって、金属ピンは二つのピン部を含み、二つのピン部は回転軸を介して接続され、回転軸は取付フレーム22に回転可能に接続され、二つのピン部は回転軸の回転によって格納溝221内又は格納溝221外に位置して、さらに具体的には、
図2に示すように、金属ピンが格納溝221内に位置する時、金属ピンがハウジングアッセンブリ1から突出し、使用する時に、ハウジングアッセンブリ1から突出する金属ピン部分を動かして、金属ピンを収容空間外まで回転させるように動かすことを容易にする。具体的には、取付フレーム22とハウジングアッセンブリ1が締結具により取り外し可能に接続され、着脱しやすい。
【0025】
好ましくは、
図3に示すように、アダプターモジュール2は回路基板23を含み、収容空間は回路基板23により第1の収容空間と第2の収容空間とに仕切られ、取付フレーム22は第1の収容空間に設けられ、第1のコネクタ21は第1の収容空間から伸び出すことができ、充電ケーブルモジュール3は第2の収容空間に設けられ、充電ケーブル本体31は第2の収容空間から伸び出すことができ、回路基板23はアダプターモジュール2と充電ケーブルモジュール3とを分離して設けて、構造が簡潔で、レイアウトしやすい。本実施例において、第2の収容空間は、第1のコネクタ21が収容空間から伸び出す時に対向する側に設けられることにより、構造が垂直方向に配置され、構造がコンパクトにされ、体積が小さくされる。具体的には、回路基板23はハウジングアッセンブリ1に接着される又は係止される。
【0026】
具体的には、
図5に示すように、アダプターモジュール2は、取付フレーム22に設けられる金属フレーム24をさらに含み、金属フレーム24は第1のコネクタ21と回路基板23とを電気的に接続して、第1のコネクタ21と回路基板23との電気的な接続を実現する。具体的には、金属フレーム24は取付フレーム22と一体的に射出成形され、金属フレーム24の一端は常に第1のコネクタ21に接触して接続され、金属フレーム24の他端が充電ケーブル本体31を介して回路基板23に溶接される。
【0027】
好ましくは、
図6及び
図7に示すように、自動伸縮線箱32は導電フレーム321と導電接続板322とを含み、導電フレーム321は固定軸と、コイルバネと、固定軸に外嵌される巻取りリールとを含み、コイルバネは一端が固定軸に固定され、他端が巻取りリールに接続され、充電ケーブル本体31の一端が固定軸に固定され、これにより、充電ケーブル本体31が自動伸縮線箱32に対して自動伸縮可能になり、具体的には、自動伸縮線箱32は従来技術であるので、説明を省略する。好ましくは、導電接続板322は、それぞれ導電フレーム321とアダプターモジュール2とに電気的に接続され、これにより、充電ケーブル本体31とアダプターモジュール2との電気的な接続を実現して、デジタル製品が充電ケーブル本体31及びアダプターモジュール2を介して外部電源と接続され充電を行う。具体的には、導電フレーム321と導電接続板322とが固定接続され、導電フレーム321と導電接続板322との間の電気的な接続の信頼性を向上させる。具体的には、導電接続板322と回路基板23とは導電接続片325を介して接続され、導電接続片325の一端は締結具により導電接続板322に接続され、他端は回路基板23に溶接される。
【0028】
好ましくは、
図6及び
図7に示すように、自動伸縮線箱32は取付ケースをさらに含み、取付ケースに収容室が開設され、導電フレーム321と導電接続板322とはいずれも収容室内に設けられ、取付ケースは導電フレーム321及び導電接続板322構造を保護するために用いられ、取付ケースとアダプターモジュール2が固定接続され、構造の取付安定性を向上させ、さらに製品の使用信頼性を向上させる。さらに具体的には、取付ケースに収容空間に連通するケーブル導出孔3241が開設され、充電ケーブル本体31がケーブル導出孔3241を通すとともに、第2のコネクタ33に接続される。さらに好ましくは、第2のコネクタ33の外形寸法はケーブル導出孔3241の孔径より大きく、第2のコネクタ33が収容空間内に引き戻されることを防止し、第2のコネクタ33は常にケーブル導出孔3241の外に位置し、次回の使用時に第2のコネクタ33を直接引っ張って長さを調整すればよく、使用しやすい。
【0029】
好ましくは、
図6及び
図7に示すように、取付ケースは上部ケース323と下部ケース324とを含み、上部ケース323と下部ケース324で囲まれて収容室を形成して、下部ケース324にケーブル導出孔3241が開設される。具体的には、まず導電フレーム321及び導電接続板322を順次上部ケース323に取り付けてから、下部ケース324を上部ケース323に取り付けてもよく、又は、導電接続板322及び導電フレーム321を順次下部ケース324に取り付けてから、上部ケース323を下部ケース324に取り付けてもよく、組立やすい。好ましくは、上部ケース323と下部ケース324が取り外し可能に接続され、取り外しやすい。具体的には、上部ケース323と下部ケース324とは締結具を介して取り外し可能に接続される。
【0030】
好ましくは、
図6~
図8に示すように、導電フレーム321と導電接続板322とにそれぞれ貫通孔が開設され、取付ケースは上部ケース323と下部ケース324とを含み、上部ケース323は接続ロッド3231を含み、接続ロッド3231が導電フレーム321の貫通孔、導電接続板322の貫通孔及び下部ケース324に穿設され、且つ、上部ケース323が下部ケース324に支持設置され、接続ロッド3231がアダプターモジュール2と締結具により取り外し可能に接続され、これにより、下部ケース324が上部ケース323と回路基板23との間に介設され、上部ケース323と下部ケース324がアダプターモジュール2に固定されることを実現し、構造取付を安定させ、構造をコンパクトにする。好ましくは、取付ケースとアダプターモジュール2とが取り外し可能に接続され、取付ケースとアダプターモジュール2との着脱をしやすくする。具体的には、下部ケース324に取付孔が開設され、下部ケース324とアダプターモジュール2とは締結具により取付孔に取り外し可能に接続され、取付信頼性をさらに向上させる。
【0031】
好ましくは、自動伸縮線箱32に磁石構造が設けられ、第2のコネクタ33は磁石構造に吸着可能で、第2のコネクタ33が自動伸縮線箱32から脱出することを防止し、構造が簡潔で、且つ外観意匠性を向上させる。好ましくは、内取付溝3242と外取付溝3243とはいずれも取付ケースに開設され、本実施例において、
図7及び
図8に示すように、下部ケース324の内壁に磁石構造を取り付けるための内取付溝3242が開設され、下部ケース324の外壁に第2のコネクタ33を収容するための外取付溝3243が開設され、内取付溝3242と外取付溝3243とは対向して設けられ、磁石構造と第2のコネクタ33との間の距離を小さくし、これにより、磁石構造と充電ケーブル本体31との構造の間の吸着性を向上させ、吸着效果を向上させる。
【0032】
さらに好ましくは、ハウジングアッセンブリ1は長方体状をなし、外取付溝3243はハウジングアッセンブリ1の縁部と角部に位置し、製品の限られた空間の利用率を向上させ、製品の外形サイズを減少させ、ユーザーに小型化で携帯が便利である製品体験を得させる。
【0033】
勿論、本発明に係る上記実施例は、本発明を明確に説明するために例示したものに過ぎず、本発明の実施形態を限定するものではない。当業者にとって、上記説明に基づいて、他の異なる形態の変化又は変動を加えることも可能である。ここで、全ての実施形態を網羅する必要はなく、網羅することもできない。本発明の主旨及び原則において行われるいかなる修正、同等の置換及び改善などは、本発明の特許請求の範囲に含まれるものとすべきである。
【符号の説明】
【0034】
1 ハウジングアッセンブリ
11 プラスチックケース
111 第1の開口
112 第2の開口
12 プラスチック面カバー
2 アダプターモジュール
21 第1のコネクタ
22 取付フレーム
221 格納溝
23 回路基板
24 金属フレーム
3 充電ケーブルモジュール
31 充電ケーブル本体
32 自動伸縮線箱
321 導電フレーム
322 導電接続板
323 上部ケース
3231 接続ロッド
324 下部ケース
3241 ケーブル導出孔
3242 内取付溝
3243 外取付溝
325 導電接続片
33 第2のコネクタ