(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022161518
(43)【公開日】2022-10-21
(54)【発明の名称】グループ生成方法、及びグループ生成プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20221014BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021066400
(22)【出願日】2021-04-09
(71)【出願人】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087480
【弁理士】
【氏名又は名称】片山 修平
(72)【発明者】
【氏名】古田 拓也
(72)【発明者】
【氏名】▲角▼岡 幹篤
(72)【発明者】
【氏名】小高 敏裕
(72)【発明者】
【氏名】関口 敦二
(72)【発明者】
【氏名】池田 美香
(72)【発明者】
【氏名】大嶽 智裕
(72)【発明者】
【氏名】田中 ユカ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC12
(57)【要約】
【課題】イベントの参加者のグループを生成する手法の選択を支援するグループ生成方法、及びグループ生成プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、処理をコンピュータが実行する。
【選択図】
図16
【特許請求の範囲】
【請求項1】
イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、
前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、
処理をコンピュータが実行するグループ生成方法。
【請求項2】
前記参加者の少なくとも1人を前記グループから除外する除外指示を検出した場合、前記除外指示の対象とされた前記参加者を除外して前記グループを生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載のグループ生成方法。
【請求項3】
前記グループに属する前記参加者と共に、前記被割当情報を前記グループの名称として修正可能な状態で表示する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のグループ生成方法。
【請求項4】
表示した前記グループを削除する削除指示を検出した場合、前記削除指示の対象とされた前記グループを表示せずに削除する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
【請求項5】
表示した前記グループに新たな前記参加者を追加する追加指示を検出した場合、前記追加指示の対象とされた新たな前記参加者を前記グループに追加して表示する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
【請求項6】
表示した前記グループから前記参加者を消去する消去指示を検出した場合、前記消去指示の対象とされた前記参加者を前記グループから消去して消去後の前記グループを表示する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
【請求項7】
イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、
前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、
処理をコンピュータに実行させるためのグループ生成プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件はグループ生成方法、及びグループ生成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
グループを構成する各メンバーの属性を含む情報を取得し、この情報で表される特徴を複数のカテゴリ毎の適合条件を定めた判定ルールと照合し、グループがどのカテゴリに属するかを判定する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。また、文書データを文書属性に基づいてグループ化する技術も知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-159553号公報
【特許文献2】特開2020-177280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、共通の関心や興味(以下、単に関心という)を抱く者同士でインターネット上にコミュニティを作り、互いに交流することを可能にする交流サービス(例えばMeetupなど)が知られている。共通の関心について話し合う懇親会などのイベントが所定の会場で開催された場合に、これらの者が会場でのイベントに参加すると、イベントの参加者同士で交流を深めることができる。イベントはイベントの参加者又はイベントを開催し運営する運営者などによって開催される。運営者はイベントの参加者であってもよいし、イベントの参加者でなくてもよい。
【0005】
交流サービスによっては、参加者が入力した自身のプロフィール情報から特徴的な単語を動的に抽出し、その単語を参加者の属性を表すタグ情報として参加者に割り当てる技術も提供されている。タグ情報により参加者が抱く関心を推定することができる。イベントの運営者は、参加者同士の会話が和むように、共通のタグ情報が割り当てられた参加者同士でグループを生成して、会場に設置された複数のテーブルへの参加者の割り当てを決定する。
【0006】
しかしながら、グループの生成には複数の手法があり、イベント運営者が手法の選択を誤ると、参加者同士の会話が弾まず、イベントの成功につながらない可能性がある。
【0007】
そこで、1つの側面では、イベントの参加者のグループを生成する手法の選択を支援するグループ生成方法、及びグループ生成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの実施態様では、イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、処理をコンピュータが実行するグループ生成方法である。
【発明の効果】
【0009】
イベントの参加者のグループを生成する手法の選択を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1はグループ生成システムの一例を説明するための図である。
【
図2】
図2はグループ生成サーバのハードウェア構成の一例である。
【
図3】
図3はグループ生成サーバの機能構成の一例である。
【
図7】
図7はグループ生成サーバの動作の一例を示すフローチャート(その1)である。
【
図8】
図8はグループ生成サーバの動作の一例を示すフローチャート(その2)である。
【
図9】
図9はグループ生成前のグループ生成画面の一例である。
【
図10】
図10はタグ情報をone-hotベクトル形式の表示形式で表示したグループ生成画面の一例である。
【
図11】
図11は画面右側のグループ生成ボタンが押下された後のグループ生成画面の一例である。
【
図15】
図15はグループ生成後のグループ生成画面の一例である。
【
図16】
図16はグループを切り替えて表示する操作例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1に示すように、グループ生成システムSTは運営者端末100とグループ生成サーバ200と参加者端末300を備えている。グループ生成サーバ200はクラウド(具体的にはパプリッククラウド)CL上のデータセンターDC内に設置される。
図1では、運営者端末100の一例としてPC(Personal Computer)が示されているが、運営者端末100はスマートフォンやタブレット端末といった携帯端末であってもよい。
図1では、1台のグループ生成サーバ200が示されているが、グループ生成サーバ200が備える様々な機能を機能に応じて複数台のサーバに分散し、互いに通信するようにしてもよい。例えば、DB(Database)の機能とDB以外の機能に分散し、互いに連携するようにしてもよい。
図1では、参加者端末300の一例としてスマートフォンが示されているが、参加者端末300はタブレット端末であってもよい。また、
図1では、1台の参加者端末300が示されているが、複数台の参加者端末300であってもよい。
【0013】
運営者端末100、グループ生成サーバ200、及び参加者端末300は互いに接続されている。より詳しくは、運営者端末100、グループ生成サーバ200、及び参加者端末300は無線通信ネットワークNW1,NW2、携帯基地局BS1,BS2、及び有線通信ネットワークNW3を介して接続されている。例えば、携帯基地局BS1の通信可能領域AR1内に運営者端末100が含まれていれば、運営者端末100は無線通信ネットワークNW1、携帯基地局BS1、及び有線通信ネットワークNW3を介してグループ生成サーバ200と接続することができる。
【0014】
同様に、携帯基地局BS2の通信可能領域AR2内に参加者端末300が含まれていれば、参加者端末300は無線通信ネットワークNW2、携帯基地局BS2、及び有線通信ネットワークNW3を介してグループ生成サーバ200と接続することができる。尚、無線通信ネットワークNW1,NW2としては例えばLTE(Long Term Evolution)などを利用した通信ネットワークがある。有線通信ネットワークNW3としては例えばインターネットなどの通信ネットワークがある。
【0015】
運営者端末100はイベントの運営者10によって操作される。詳細は後述するが、例えば、運営者端末100が運営者10によって操作されると、グループ生成サーバ200は参加者20のグループを生成するためのグループ生成画面を運営者端末100に提供する。グループ生成画面に含まれる特定のボタンが押下されると、グループ生成サーバ200は押下されたボタンに応じたグループ生成処理を実行し、参加者20のグループをグループ生成画面内に表示する。すなわち、グループ生成処理は参加者20のグループを生成する処理である。グループ生成サーバ200は様々な参加者20の属性を表す一又は複数のタグ情報を参加者20毎に蓄積している。グループ生成サーバ200はこれらのタグ情報に基づいてグループ生成処理を実行し、参加者20のグループを生成する。
【0016】
なお、タグ情報は、被割当情報の一例であって、参加者20が参加者端末300に自身のプロフィール情報を入力すると、グループ生成サーバ200によって参加者20に割り当てられる。参加者端末300はイベントに参加する参加者20が操作する端末装置である。例えば、参加者端末300にプロフィール情報が入力されると、参加者端末300はプロフィール情報をグループ生成サーバ200に送信する。グループ生成サーバ200は参加者端末300から送信されたプロフィール情報を受信して蓄積する。そして、グループ生成サーバ200はプロフィール情報から特徴的な単語を動的に抽出し、その単語を参加者20の属性を表すタグ情報として参加者20に割り当てる。このように、グループ生成サーバ200がタグ情報を参加者20に割り当てるが、参加者20自身が入力したタグ情報を参加者20に追加で割り当てるようにしてもよい。
【0017】
次に、
図2を参照して、グループ生成サーバ200のハードウェア構成について説明する。尚、上述した運営者端末100及び参加者端末300のハードウェア構成については、基本的にグループ生成サーバ200と同様であるため、その説明を省略する。
【0018】
図2に示すように、グループ生成サーバ200は、プロセッサとしてのCPU200Aと、メモリとしてのRAM200B及びROM200Cと、ネットワークI/F(インタフェース)200Dとを含んでいる。グループ生成サーバ200は、必要に応じて、HDD(Hard Disk Drive)200E、入力I/F200F、出力I/F200G、入出力I/F200H、ドライブ装置200Iの少なくとも1つを含んでいてもよい。CPU200Aからドライブ装置200Iまでは、内部バス200Jによって互いに接続されている。少なくともCPU200AとRAM200Bとが協働することによってコンピュータを実現することができる。
【0019】
入力I/F200Fには入力装置710が接続される。入力装置710としては、例えばキーボードやマウスなどがある。出力I/F200Gには表示装置720が接続される。表示装置720としては例えば液晶ディスプレイがある。入出力I/F200Hには、半導体メモリ730が接続される。半導体メモリ730としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリやフラッシュメモリなどがある。入出力I/F200Hは、半導体メモリ730に記憶されたプログラムやデータを読み取る。入力I/F200F及び入出力I/F200Hは、例えばUSBポートを備えている。出力I/F200Gは、例えばディスプレイポートを備えている。
【0020】
ドライブ装置200Iには、可搬型記録媒体740が挿入される。可搬型記録媒体740としては、例えばCD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)といったリムーバブルディスクがある。ドライブ装置200Iは、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムやデータを読み込む。ネットワークI/F200Dは、例えばLAN(Local Area Network)ポートを備えている。ネットワークI/F200Dは上述した有線通信ネットワークNW3と接続される。
【0021】
上述したRAM200Bには、ROM200CやHDD200Eに記憶されたプログラムがCPU200Aによって格納される。RAM200Bには、可搬型記録媒体740に記録されたプログラムがCPU200Aによって格納される。格納されたプログラムをCPU200Aが実行することにより、グループ生成サーバ200は後述する各種の機能を実現し、また、後述する各種の処理を実行する。尚、プログラムは後述するフローチャートに応じたものとすればよい。
【0022】
次に、
図3乃至
図6を参照して、グループ生成サーバ200の機能構成について説明する。なお、
図3ではグループ生成サーバ200の機能の要部が示されている。
【0023】
図3に示すように、グループ生成サーバ200は記憶部210、処理部220、及び通信部230を備えている。記憶部210は上述したRAM200BやHDD200Eの一方又は両方によって実現することができる。処理部220は上述したCPU200Aによって実現することができる。通信部230は上述した通信I/F200Dによって実現することができる。したがって、記憶部210、処理部220、及び通信部230は互いに接続されている。
【0024】
記憶部210はプロフィールDB211を含んでいる。プロフィールDB211は、
図4に示すように、複数の参加者20のプロフィール情報を記憶する。プロフィール情報は、プロフィールID、ユーザ名、タグ情報、質問/回答といった項目を含んでいる。また、プロフィール情報は、自己紹介、役割、コミュニティIDといった項目を含んでいる。
【0025】
プロフィールIDにはプロフィール情報を識別する識別子が登録される。ユーザ名には運営者10や参加者20の氏名が登録される。タグ情報には自己紹介の文章に基づいて抽出された単語又は参加者20が入力して登録した単語が登録される。自己紹介の文章に基づく単語をタグ情報とする場合、例えば自己紹介の文章に対し形態素解析を実行し、出現頻度の高い単語や事前に登録した様々なキーワードに対応する単語をタグ情報として採用すればよい。このような単語がタグ情報とされるため、参加者20が関心を抱く対象を推定することができる。質問/回答は参加者20が後述するコミュニティに入会する際に行われたアンケートに対する回答や、イベントが開催された際に行われた質問に対する回答が登録される。
【0026】
自己紹介には参加者20が入力した自身の紹介文が登録される。役割にはコミュニティの管理者や運営スタッフであることを示す情報や、イベントの開催者であることを示す情報、イベントにおいて一般の参加者20と異なり講演を依頼された特定参加者であることを示す情報などが登録される。コミュニティIDには後述するコミュニティを識別する識別子が登録される。
【0027】
また、記憶部210はイベントDB212を含んでいる。イベントDB212は、
図5に示すように、コミュニティ管理者によって開催されるイベントのイベント情報を記憶する。
図5では、1つのイベント情報が示されているが、イベントDB212は複数のイベント情報を記憶することができる。イベント情報は、イベントID、イベント名、イベント設定といった項目を含んでいる。また、イベント情報は、グルーピング設定、グルーピング結果、コミュニティIDといった項目を含んでいる。
【0028】
イベントIDにはイベントを識別する識別子が登録される。イベント名にはイベントの名称が登録される。イベント設定には例えばイベントの開催日時やイベントの会場などが登録される。グルーピング設定には参加者20のグループを生成する複数の手法の中のいずれかの手法が登録される。詳細は後述するが、本実施形態では、グループを動的に生成する第1手法と第2手法を採用することができる。第1手法と第2手法は互いにグループを生成する手法が相違する。また、本実施形態では、グループを手動で生成する第3手法も採用することができる。なお、第1手法、第2手法、第3手法以外の手法を採用してもよい。グルーピング結果にはタグ情報によって表されるグループ名とそのグループに属する参加者20の氏名が互いに関連付けて登録される。このように、共通の関心を抱く参加者20同士を同じグループに所属させることができる。コミュニティIDには、上述したように、コミュニティ情報を識別する識別子が登録される。
【0029】
さらに、記憶部210はコミュニティDB213を含んでいる。コミュニティDB213は、
図6に示すように、コミュニティ情報を記憶する。
図6では、1つのコミュニティ情報が示されているが、コミュニティDB213は複数のコミュニティ情報を記憶することができる。コミュニティ情報は特定のテーマについての交流を目的に作られたコミュニティ(共同体)に関する情報である。コミュニティ情報は例えば複数の参加者20の中のいずれかの参加者20がコミュニティ管理者となって生成することができる。参加者20以外の第三者がコミュニティ管理者となってもよい。コミュニティ管理者はイベント運営者と同じであってもよいし、異なっていてもよい。コミュニティ管理者がイベント運営者と同じである場合には、コミュニティ管理者は運営者端末100を操作してコミュニティ情報や上述したイベント情報を登録することができる。
【0030】
コミュニティ情報は、コミュニティID、コミュニティ名、コミュニティ管理者、コミュニティ設定、コミュニティ説明文といった項目を含んでいる。コミュニティIDにはコミュニティ情報を識別する識別子が登録される。コミュニティ情報、プロフィール情報、及びイベント情報の各コミュニティIDに共通の識別子が登録されることで、コミュニティ情報、プロフィール情報、及びイベント情報を互いに関連付けることができる。コミュニティ名にはコミュニティの名称が登録される。コミュニティ管理者にはコミュニティの管理者の氏名が登録される。コミュニティ設定には例えばそのコミュニティに所属する運営者10や参加者20の連絡先の公開範囲が登録される。コミュニティ説明文にはそのコミュニティを説明する文章が登録される。
【0031】
処理部220はグループ生成部221及びグループ表示部222を含んでいる。グループ生成部221及びグループ表示部222は例えばプロフィールDB211に選択的にアクセスし、各種の処理を実行する。グループ生成部221は、例えば複数の参加者20のそれぞれに割り当てられたタグ情報に基づいて、参加者20のグループを生成する。より詳しくは、グループ生成部221はタグ情報と上述したユーザ名と選択された第1手法又は第2手法とに基づいて、参加者20のグループを生成する。グループ表示部222は第1手法と第2手法のいずれかが選択される度に、選択された第1手法と第2手法のいずれかに基づいて生成されたグループを切り替えて運営者端末100に表示する。
【0032】
なお、グループ生成部221及びグループ表示部222の一方又は両方をグループ生成サーバ200と異なる別のサーバ(不図示)に設けてもよい。例えばグループ生成部221を別にサーバに設けた場合、グループ生成サーバ200は参加者20のグループを生成するために別のサーバにプロフィール情報と選択された第1手法又は第2手法に関する手法情報を送信する。別のサーバはプロフィール情報と手法情報を受信すると、プロフィール情報に含まれるユーザ名とタグ情報と手法情報とに基づいてグループを生成し、生成したグループをグループ生成サーバ200に送信する。グループ生成サーバ200がグループを受信すると、グループ表示部222は別のサーバで生成されたグループを運営者端末100に表示する。
【0033】
次に、
図7から
図16を参照して、グループ生成サーバ200の動作について説明する。
【0034】
まず、
図7に示すように、グループ生成部221は画面表示要求を受信するまで待機する(ステップS1:NO)。例えば、運営者10が運営者端末100に対してイベントIDを指定し、グループ生成画面の表示を要求する操作を行うと、運営者端末100はグループ生成サーバ200に向けて画面表示要求を送信する。イベントIDに代えて、イベント名を指定してもよい。グループ生成部221は運営者端末100から送信される画面表示要求を受信するまで待機する。
【0035】
画面表示要求を受信すると(ステップS1:YES)、グループ生成部221は各種情報を取得し(ステップS2)、グループ表示部222はグループ生成画面を運営者端末100に表示する。例えば、グループ生成部221はイベントIDに基づいて、そのイベントIDによって特定できるイベント情報をイベントDB212から取得する。グループ生成部221はイベント情報を取得すると、イベント情報に含まれるコミュニティIDに基づいて、そのコミュニティIDによって関連付けられた参加者20のプロフィール情報をプロフィールDB211から取得する。コミュニティに所属する参加者20の全員がイベントに参加するとは限らないため、開催対象のイベントに参加する予定の参加者20のプロフィール情報には参加予定者であることを示す所定情報を事前に付与しておいてもよい。
【0036】
これにより、グループ生成部221はプロフィールDB211から取得したプロフィール情報の中から所定情報が付与されたプロフィール情報に絞り込むことができる。すなわち、開催対象のイベントに参加する予定の参加者20のプロフィール情報に絞り込むことができる。なお、グループ生成部221はコミュニティIDに基づいて、そのコミュニティIDのコミュニティ情報をコミュニティDB213から取得してもよい。
【0037】
グループ生成部221がプロフィール情報を取得すると、グループ生成部221はプロフィール情報からユーザ名、タグ情報、質問/回答、及び役割を抽出してグループ生成画面に関連付ける。また、グループ生成部221がイベント情報を取得すると、グループ生成部221はイベント情報からイベント名を抽出してグループ生成画面に関連付ける。グループ表示部222はユーザ名、タグ情報、質問/役割、役割、及びイベント名が関連付けられたグループ表示画面を運営者端末100に表示する。これにより、
図9に示すように、運営者端末100にはグループ生成画面が表示される。
【0038】
グループ生成画面は、イベント名、ユーザ名、及びタグ情報を含んでいる。イベント名は例えばグループ生成画面の画面上部に表示される。これにより、運営者10はグループの生成を試みるイベントを把握することができる。ユーザ名とタグ情報は例えばグループ生成画面の画面中央に行列形式で配置された参加者マトリクス51の項目として表示される。これにより、コミュニティに所属する全ユーザ名又は開催対象のイベントに参加する予定のユーザ名と各ユーザ名が抱く関心を把握することができる。
【0039】
参加者マトリクス51はこれらの項目以外にも、そのユーザ名を選択するためのラジオボタンを含んでいる。ラジオボタンにより複数のユーザ名を選択することができる。また、参加者マトリクス51はグループを動的に生成する際にそのユーザ名をグループの生成対象から除外するか否かを設定するための除外設定ボタンも含んでいる。除外設定ボタン「除外する」が押下されると、グループ表示部222は除外設定ボタン「除外する」を含む行の表示色が反転させ、除外設定ボタン「除外しない」に表示を切り替える。逆に、除外設定ボタン「除外しない」が押下されると、グループ表示部222は除外設定ボタン「除外しない」を含む行の表示色が元の表示色に戻し、除外設定ボタン「除外する」に表示を切り替える。
【0040】
グループ生成画面におけるイベント名と参加者マトリクス51の間には複数の属性選択ボタン52と複数の表示形式選択ボタン53が配置される。複数の属性選択ボタン52と複数の表示形式選択ボタン53はいずれも行方向に並んで2行で配置される。
【0041】
属性選択ボタン52は参加者マトリクス51における属性の表示を切り替えるボタンである。例えば中央の属性選択ボタン52(質問を表示)が押下されると、グループ表示部222は参加者マトリクス51のタグ情報をグループ生成画面に関連付けられた質問/回答に切り替える。例えば右端の属性選択ボタン52(役割を表示)が押下されると、グループ表示部222は参加者マトリクス51のタグ情報をグループ生成画面に関連付けられた役割に切り替える。これにより、運営者10は質問に対する回答や役割を把握することができる。例えば、一部の参加者20については、運営者10は役割を表示させて確認することで、グループの生成対象から除外することができる。一部の参加者20としては、例えばイベントの運営スタッフやイベントにおいて基調講演が依頼された参加者20などが該当する。
【0042】
表示形式選択ボタン53は参加者マトリクス51における属性の表示形式を切り替えるボタンである。例えばタグ情報が選択されている場合に、右端の表示形式選択ボタン53(one-hotを表示)がポインタPtで押下されると、
図10に示すように、グループ表示部222はタグ情報をone-hot(ワン・ホット)ベクトル形式の表示形式に切り替える。one-hotベクトル形式は、タグ情報であれば、各参加者20に割り当てられたタグ情報の全てをキー(一意の識別子)とし、参加者20に割り当てられたタグ情報を数値「1」で表し、参加者20に割り当てられていないタグ情報を数値「0」で表す表示形式である。タグ情報をone-hotベクトル形式で表示することで、運営者10は参加者20のタグ情報の重複を容易に把握することができる。
【0043】
一方、例えばタグ情報が選択されている場合に、中央の表示形式選択ボタン53(ヒストグラムを表示)が押下されると、グループ表示部222は参加者マトリクス51のタグ情報をヒストグラム形式の表示形式に切り替える。図示しないが、ヒストグラム形式は、タグ情報であれば、タグ情報の数をタグ情報ごとに集計し、集計結果の多い順に表す表示形式である。グループを手動で生成する際にタグ情報をヒストグラム形式で表示することで、運営者10は人気のタグ情報を中心にグループを生成することができる。このように、属性の表示形式を切り替えられるため、運営者10は参加者20の各種情報を多面的に確認することができる。
【0044】
グループ生成画面における参加者マトリクス51の直下には2種類のグループ生成ボタン54が配置される。画面左側のグループ生成ボタン54(グループ手動生成)は参加者マトリクス51で選択された参加者20のグループを生成するためのボタンである。画面左側のグループ生成ボタン54が押下される度に、選択された参加者20のグループが生成される。一方、画面右側のグループ生成ボタン54(グループ自動生成)は参加者マトリクス51における参加者20の選択に関わらずに、除外設定に基づいてグループを動的に生成するためのボタンである。なお、画面右側のグループ生成ボタン54の詳細については後述する。
【0045】
図7に戻り、グループ表示部222は属性選択ボタン52が押下されるまで待機する(ステップS4:NO)。属性選択ボタン52が押下されると(ステップS4:YES)、グループ表示部222は選択された属性を表示する(ステップS5)。属性を表示すると、グループ表示部222は表示形式選択ボタン53が押下されるまで待機する(ステップS6:NO)。したがって、例えば
図9に示すように、左端の属性選択ボタン52が押下されると、グループ表示部222は参加者マトリクス51の属性としてタグ情報を表示する。タグ情報が表示された状態で、右端の属性選択ボタン52が押下されると、グループ表示部222は参加者マトリクス51の属性として役割を表示する。
【0046】
表示形式選択ボタン53が押下されると(ステップS6:YES)、グループ表示部222は選択された表示形式で属性を表示する(ステップS7)。属性を表示すると、グループ表示部222はグループ生成ボタン54が押下されるまで待機する(ステップS8:NO)。したがって、例えば
図9に示すように、タグ情報の一覧が表示されている状態で、右端の表示形式選択ボタン53がポインタPTで押下されると、
図10に示すように、グループ表示部222はone-hot形式でタグ情報を表示する。タグ情報の一覧が表示された状態で、中央の表示形式選択ボタン53が押下されると、グループ表示部222はヒストグラム形式でタグ情報を表示する。
【0047】
グループ生成ボタン54が押下されると(ステップS8:YES)、
図8に示すように、グループ表示部222は自動生成ボタンであるか否かを判断する(ステップS9)。例えば、画面右側のグループ生成ボタン54が押下された場合、グループ表示部222は自動生成ボタンであると判断する(ステップS9:YES)。この場合、
図11に示すように、グループ表示部222は2つの手法選択ボタン55を表示する(ステップS10)。画面左側の手法選択ボタン55は第1手法でグループを生成する第1手法ボタンである。画面右側の手法選択ボタン55は第2手法でグループを生成する第2手法ボタンである。手法選択ボタン55を表示すると、グループ表示部222は第1手法ボタンと第2手法ボタンのどちらかが押下されるまで待機する(ステップS11:NO、ステップS12:NO)。
【0048】
例えば左側の手法選択ボタン55である第1手法ボタンが押下された場合、グループ生成部221は第1手法ボタンが押下されたと判断し(ステップS11:YES)、第1手法で参加者20のグループを生成する(ステップS13)。一方、右側の手法選択ボタン55である第2手法ボタンが押下された場合、グループ生成部221は第2手法ボタンが押下されたと判断し(ステップS12:YES)、第2手法で参加者20のグループを生成する(ステップS14)。なお、ステップS13,S14の処理において、グループ生成部221は除外設定ボタンに基づく少なくとも1人の参加者の除外指示を検出した場合、除外指示の対象とされた参加者を除外してグループを生成する。
【0049】
ここで、
図12乃至
図14を参照して、第1手法と第2手法の具体例について説明する。まず、事前に設定した任意の人数N人(例えば3人といった自然数)ずつのグループを生成する場合、グループ生成部221は各参加者20に割り当てられた全てのタグ情報を抽出する。次に、
図12に示すように、グループ生成部221は各参加者20とタグ情報との対応付けを表す基準マトリクスを生成する。
【0050】
基準マトリクスでは列方向に7人の参加者20の名前がタグ情報の割当数の多い順に並んでいる。例えば名前「太郎」は4つのタグ情報が割り当てられている。一方、名前「七郎」は2つのタグ情報が割り当てられている。このため、基準マトリクスでは名前「太郎」が名前「七郎」より上位に並べられる。基準マトリクスでは行方向にタグ情報が並んでいる。参加者20の名前とタグ情報の各組合せに対しone-hotベクトル形式で数値が付与されている。例えば名前「太郎」とタグ情報「かぼちゃ」の組合せには数値「1」が付与され、名前「太郎」とタグ情報「ねぎ」の組合せには数値「0」が付与されている。したがって、名前「太郎」の参加者20にはタグ情報「ねぎ」が割り当てられずに、タグ情報「かぼちゃ」が割り当てられていることを表している。以下、基準マトリクスにおいて、N=3とし、3人ずつ2つのグループを生成する場合を説明する。
【0051】
まず、第1手法の場合、
図13に示すように、グループ生成部221はタグの合計がNと一致する第1列、タグの合計がNより大きい第2列、タグの合計がNより小さい第3列に分類する。グループ生成部221は第1列、第2列、第3列の順にグループを生成する。まず、タグ情報「肉」はタグの合計がNと一致する第1列に相当する。これにより、グループ生成部221は名前「三郎」、「四郎」、「六郎」の3人の参加者20の1つめのグループを生成することができる。これら3人の参加者20はグループに所属したため、2つめのグループの生成対象から除外される。基準マトリクスにはタグ情報「肉」以外に第1列がないため、第2列に基づいてグループを生成する。
【0052】
タグ情報「かぼちゃ」とタグ情報「ねぎ」はタグの合計がNより大きい第2列に相当する。この場合、グループ生成部221はタグの合計が大きい方の第2列を採用する。したがって、グループ生成部221はタグ情報「かぼちゃ」に基づいて2つめのグループを生成する。この際、1つめのグループに所属する名前「三郎」、「四郎」、「六郎」の3人の参加者20は除外される。したがって、グループ生成部221はこれら3人の参加者20を除いた名前「太郎」、「次郎」、「五郎」、「七郎」の4人の参加者20に基づいて3人のグループを2つめのグループとして生成する。例えばグループ生成部221は基準マトリクスにおける名前の列の上から順に3人の参加者20を選択する。グループ生成部221は名前の登録順やタグ情報の割当数の多い順に選択してもよい。したがって、グループ生成部221は名前「太郎」、「次郎」、「五郎」の3人の参加者20のグループを2つめのグループとして生成する。
【0053】
2つのグループが生成されたため、第3列からのグループ生成は生成対象から除外される。このように、第1手法の場合、ヒストグラム上、合計の多いタグ情報が合計の少ないタグ情報に優先される。すなわち、人気のあるタグ情報でグループが生成されやすくなる。
【0054】
次に、第2手法の場合、第1手法と同様に、
図14に示すように、グループ生成部221はタグの合計がNと一致する第1列、タグの合計がNより大きい第2列、タグの合計がNより小さい第3列に分類する。グループ生成部221は第1列、第2列、第3列の順にグループを生成する。まず、タグ情報「肉」はタグの合計がNと一致する第1列に相当する。これにより、グループ生成部221は名前「三郎」、「四郎」、「六郎」の3人の参加者20の1つめのグループを生成することができる。これら3人の参加者20はグループに所属したため、2つめのグループの生成対象から除外される。基準マトリクスにはタグ情報「肉」以外に第1列がないため、第2列に基づいてグループを生成する。
【0055】
タグ情報「かぼちゃ」とタグ情報「ねぎ」はタグの合計がNより大きい第2列に相当する。この場合、グループ生成部221はタグの合計が大きい方の第2列を採用する。したがって、グループ生成部221はタグ情報「かぼちゃ」に基づいて2つめのグループを生成する。この際、1つめのグループに所属する名前「三郎」、「四郎」、「六郎」の3人の参加者20は除外される。したがって、グループ生成部221はこれら3人の参加者20を除いた名前「太郎」、「次郎」、「五郎」、「七郎」の4人の参加者20に基づいて3人のグループを2つめのグループとして生成する。例えばグループ生成部221は基準マトリクスにおけるタグ情報の割当数が少ない順に3人の参加者20を選択する。したがって、グループ生成部221は名前「七郎」、「五郎」、「次郎」の3人の参加者20のグループを2つめのグループとして生成する。
【0056】
2つのグループが生成されたため、第3列からのグループ生成は生成対象から除外される。このように、第2手法の場合、第2列からグループを生成する際、タグ情報の割当数が少ない順に参加者20を選択するため、参加者20の中の余りの発生が抑制される。
【0057】
図8に戻り、第1手法又は第2手法で参加者20のグループを生成すると、グループ表示部222はグループを表示する(ステップ15)。これにより、
図15に示すように、グループ生成画面には第1手法又は第2手法で生成されたグループがグルーピング結果56として保存ボタン57とともに表示される。グルーピング結果56にはグループのタグ情報がグループ名として表示される。また、グルーピング結果56にはそのグループに所属する参加者20の氏名もグループ名とともに表示される。なお、ステップS9の処理において、画面左側のグループ生成ボタン54が押下された場合、グループ表示部222は自動生成ボタンでないと判断し(ステップS9:NO)、選択された参加者20のグループを同様に表示する。
【0058】
グループを表示すると、グループ表示部222は保存ボタン57が押下されたか否かを判断する(ステップS16)。保存ボタン57が押下されていない場合(ステップS16:NO)、ステップS11の処理に戻る。すなわち、グルーピング結果56が表示されても、第1手法又は第2手法で改めてグループを生成して表示することができる。したがって、
図16に示すように、グループ表示部222は第1手法や第2手法が選択される度に、選択された第1手法と第2手法のいずれかに基づいて生成されたグループを切り替えて表示する。これにより、イベントの参加者20のグループを生成する手法の運営者10による選択を支援することができる。
【0059】
保存ボタン57が押下されると(ステップS16:YES)、グループ表示部222はグループを保存して(ステップS17)、処理を終了する。例えば、グループ表示部222は生成したグループをイベント情報におけるグルーピング結果に登録する。また、グループ表示部222はグループを生成した第1手法又は第2手法をイベント情報におけるグルーピング設定に登録する。これにより、イベント情報のグルーピング設定に第1手法又は第2手法が登録され、グルーピング結果にグループが登録される(
図5参照)。
【0060】
なお、
図15を参照して説明したグルーピング結果56は、追加ボタン58A、消去ボタン58B、及び削除ボタン58Cを含んでいる。追加ボタン58Aは生成されたグループに新たな参加者20(例えば進行役など)を後から追加するボタンである。例えば参加者マトリクス51においていずれかの参加者20がポインタPtで選択された状態で追加ボタン58Aが押下されると、グループ表示部222は追加指示を検出し、選択された参加者20を対象のグループに追加して表示する。
【0061】
消去ボタン58Bは生成されたグループから参加者20を消去するボタンである。例えば運営者10はグループに所属する参加者20のいずれかを消去対象としてポインタPtで選択して表示色を反転させることができる。この状態で消去ボタン58Bが押下されると、グループ表示部222は消去指示を検出し、選択された参加者20を対象のグループから消去し、消去後のグループを表示する。これにより、イベント開催日当日に欠席の連絡があった参加者20を速やかにグループの所属から外すことができる。
【0062】
削除ボタン58Cは対象のグルーピング結果を削除するボタンである。削除ボタン58Cが押下されると、グループ表示部222は削除指示を検出し、削除指示の対象とされたグループを表示せずに削除する。これにより、生成されたグループをグループ生成画面から隠すことができる。
【0063】
そのほか、グルーピング結果56は、グループを識別する識別番号「0」や「1」とともに、グループ名を修正可能な状態で表示する入力欄58Dを含んでいる。すなわち、グループ名は修正可能な状態で入力欄58D内に表示される。グループ名を修正可能な状態で入力欄58D内に表示することで、運営者10がタグ情報で表示されたグループ名を後から所望のグループ名に修正することができる。例えば、運営者10はタグ情報で表示されたグループ名をグループの代表者名などに修正することができる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、グループ生成サーバ200を物理サーバで実現したが、グループ生成サーバ200を仮想サーバで実現してもよい。
【0065】
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、処理をコンピュータが実行するグループ生成方法。
(付記2)前記参加者の少なくとも1人を前記グループから除外する除外指示を検出した場合、前記除外指示の対象とされた前記参加者を除外して前記グループを生成する、ことを特徴とする付記1に記載のグループ生成方法。
(付記3)前記グループに属する前記参加者と共に、前記被割当情報を前記グループの名称として修正可能な状態で表示する、ことを特徴とする付記1又は2に記載のグループ生成方法。
(付記4)表示した前記グループを削除する削除指示を検出した場合、前記削除指示の対象とされた前記グループを表示せずに削除する、ことを特徴とする付記1から3のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
(付記5)表示した前記グループに新たな前記参加者を追加する追加指示を検出した場合、前記追加指示の対象とされた新たな前記参加者を前記グループに追加して表示する、ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
(付記6)表示した前記グループから前記参加者を消去する消去指示を検出した場合、前記消去指示の対象とされた前記参加者を前記グループから消去して消去後の前記グループを表示する、ことを特徴とする付記1から4のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
(付記7)前記被割当情報は、前記参加者のそれぞれが関心又は興味を抱く対象を表す単語である、ことを特徴とする付記1から6のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
(付記8)前記複数の手法は、いずれも、前記参加者と前記被割当情報との対応付けをone-hotベクトル形式で表したマトリクスに基づいて、前記グループを生成する手法である、ことを特徴とする付記1から7のいずれか1項に記載のグループ生成方法。
(付記9)イベントに参加する複数の参加者のそれぞれに割り当てられた被割当情報に基づいて、前記参加者のグループを生成するグループ生成方法であって、前記グループを生成する複数の手法のいずれかが選択される度に、選択されたいずれかの前記手法に基づいて生成された前記グループを切り替えて表示する、処理をコンピュータに実行させるためのグループ生成プログラム。
【符号の説明】
【0066】
100 運営者端末
200 グループ生成サーバ
210 記憶部
211 プロフィールDB
212 イベントDB
213 コミュニティDB
220 処理部
221 グループ生成部
222 グループ表示部
300 参加者端末