(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022017137
(43)【公開日】2022-01-25
(54)【発明の名称】九列五段キー入力発声器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/16 20060101AFI20220118BHJP
G06F 3/023 20060101ALI20220118BHJP
G09B 21/00 20060101ALI20220118BHJP
【FI】
G06F3/16 610
G06F3/023 430
G09B21/00 H
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2020133385
(22)【出願日】2020-07-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2020-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】595125890
【氏名又は名称】竹本 護
(72)【発明者】
【氏名】竹本 護
【テーマコード(参考)】
5B020
【Fターム(参考)】
5B020AA04
5B020CC15
5B020DD02
5B020DD11
5B020FF14
5B020GG04
(57)【要約】
【課題】「発声障害者がキー押し装置2において所定のキー押し操作を行ない発声装置3において言葉を発声させること」によって他者に対して自身の意思や情報を伝達する。
【解決手段】「キー押し操作によって自身の意思や情報をひらがなとしての音素別に順次に発声装置3に送信するキー押し装置2」と「キー押し装置2から順次に送信されてくるひらがなを順次に当該のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する発声装置3」の2種の装置の連携的作動によって、「発声障害者がキー押し装置2におけるキー押し操作によって入力したひらがなを発声装置3において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送すること」によって他者に対する言葉による意思や情報の伝達を行なえるようにする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
「『キー押し装置の盤面の清音キーおよび濁音キーに対する所定のキー押し操作を行なうことによって入力した電気信号としての所定のひらがな』を発声装置において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送することによって『他者に対する言葉による意思や情報の伝達を行なうキー入力発声器』」におけるその「キー押し装置の盤面におけるキーの配列」として
イ、「所定の位置における1個の清音キーを単独で押すことによって『所定のひらがなの 清音・撥音』を入力する」ために設定された「ひらがなの五十音配列に従った九列五段 からなる清音キーの配列」。
ロ、「所定の濁音キーを押した直後に所定のひらがなの清音キーを押すことによって『所 定のひらがなの濁音・拗音・半濁音・促音・長音』を入力する」ために設定された「イ の清音キーの配列の外側の位置に配置された濁音キーの配列」。
の2種類のキーの配列が成されていることを特徴とする九列五段キー入力発声器。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、
「『発声障害者すなわちまったく発声をすることができない人もしくは発音不明瞭な発声をする人』が『キー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行なうことによって入力した電気信号としての所定のひらがな』を発声装置3において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送すること」によって、従来は行なうことができなかった「発声障害者から他者に対する言葉による意思や情報の正確かつ迅速な伝達を行なうこと」
を目的とした発明であり、
イ、「盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行なうこと」に よってキー押し操作者の意思や情報をひらがなとしての音素別に電気信号として順次に 発声装置3に向けて送信するキー押し装置2。
ロ、「キー押し装置2から順次に送信されてくる電気信号としてのひらがな」を順次に当 該のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する発声装置3。
の2種の装置の連携的作動によって
ハ、発声障害者の意思や情報を「言葉」として他者に向けて発声し放送し伝達する九列五 段キー入力発声器1。
に係る発明である。
ただし、『発声障害者』とは、「まったく発声をすることができない人もしくは発音不明瞭な発声をする人」をいう。
【0002】
「九列五段キー入力発声器」とは、
1、「『発声障害者すなわちまったく発声をすることができない人もしくは発音不明瞭な 発声をする人』が『キー押し装置の盤面の清音キーおよび濁音キーに対する所定のキー 押し操作を行なうことによって入力した電気信号としての所定のひらがな』を発声装置 において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送すること 」によって、「発声障害者から他者に対する言葉による意思や情報の正確かつ迅速な伝 達を行なうことを目的としたキー入力発声器」であって、
2、構成装置としての
イ、「盤面の清音キーおよび濁音キーに対する所定のキー押し操作を行なうこと」によ ってキー押し操作者の意思や情報をひらがなとしての音素別に電気信号として順次に 発声装置に向けて送信するキー押し装置。
ロ、「キー押し装置から順次に送信されてくる電気信号としてのひらがな」を順次に当 該のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する発声装置。
の2種の装置の連携的作動によって、
3、発声障害者の意思や情報を「言葉」として他者に向けて発声し放送し伝達するキー入 力発声器。
をいう。
【0003】
「キー入力発声器」とは、
1、「キー盤面における所定のキー押し操作を行なうことによって機器外部に対する所定 の人工音声による発声を行なう機器」で、
2、構成装置としての
イ、「盤面の清音キーおよび濁音キーに対する所定のキー押し操作を行なうこと」によ ってキー押し操作者の意思や情報をひらがなとしての音素別に電気信号として順次に 発声装置に向けて送信するキー押し装置。
ロ、「キー押し装置から順次に送信されてくる電気信号としてのひらがな」を順次に当 該のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する発声装置。
の2種の装置の連携的作動によって、
3、キー押し操作者の意思や情報を「言葉」として他者に向けて発声し放送し伝達する機 器。
をいう。
【0004】
「九列五段キー入力発声器における『キー押し装置』」とは、
1、「九列五段キー入力発声器」を構成する機器の一で、
2、「盤面の清音キーおよび濁音キーに対する所定のキー押し操作を行なうこと」によっ てキー押し操作者の意思や情報をひらがなとしての音素別に電気信号として順次に発声 装置に向けて送信する機器。
をいう。
「九列五段キー入力発声器における『発声装置』」とは、
1、「九列五段キー入力発声器」を構成する機器の一で、
2、「キー押し装置から順次に送信されてくる電気信号としてのひらがな」を順次に当該 のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する機器。
をいう。
【0005】
「九列五段キー入力発声器における『清音キー』」とは、
1、「九列五段キー入力発声器」における入力キーの一で、
2、「所定の位置における1個の入力キーを単独で押すことによって所定のひらがなの清 音・撥音を入力する」ために設定された「ひらがなの五十音配列に従った九列五段から なる配列が成された入力キー」。
をいう。
「九列五段キー入力発声器における『濁音キー』」とは、
1、「九列五段キー入力発声示器」における入力キーの一で、
2、「所定の入力キーを押した直後に所定のひらがなの清音キーを押すことによって所定 のひらがなの濁音・拗音・半濁音・促音・長音を入力する」ために設定された「清音キ ーの配列の外側の位置に配列された入力キー」。
をいう。
ただし、「九列五段キー入力発声器における清音キーおよび濁音キー」は「押しボタンとしてのキーもしくはタッチパネルとしてのキー」のいずれであってもよい。
【背景技術】
【0006】
従来においては、発声障害者が他者との間において意思や情報の伝達を行なうに際しては、「言葉による伝達」ができないことから、一般的には、
イ、手話によって意思や情報の伝達を行なう。
ロ、筆記・筆談によって意思や情報の伝達を行なう。
以外の方法はありえなかったし、これらの手話・筆記・筆談等のいずれの方法においても「発声障害者が他者に対して伝達しようと意図していた意思や情報とりわけ専門用語・学術用語等からなる難解な言葉や複雑な感情や意思」を必ずしも意図通りに正確かつ迅速に伝達できるとは限らなかった。
【0007】
出願人は、発声障害者における上記の状況を改善し「発声障害者が『人工音声による言葉』を用いて他者との間における意思や情報の正確かつ迅速な伝達を行なえるようにすること」を目的として、
1、2019年11月14日に「発明の名称を『キー入力発声器』とする特許出願(特願 2019-218372)」を行ない、
2、2020年3月27日を特許登録日とする「特許第6682129号」を取得したも のであるが、
3、同発明においては、「入力キーの配列が四列五段で入力キー数が計20個と少ない配 列」であったために「2個もしくは3個の入力キーを同時押しすることによって濁音や 拗音・半濁音・促音・長音を入力しなければならないという煩雑な入力方式」となって いたことで、
イ、使用者としての発声障害者においては入力方法が覚えにくく誤入力をしやすいとい う欠点。
ロ、したがってまた、自分が意図していた意思や情報を正確かつ迅速に相手方に伝達し にくく実用性・利便性に欠けるという欠点。
があった。
【0008】
そこで、出願人はこれらの欠点を解消するために、入力キーの数を2倍以上に増やし、 「入力キーの配列を『幼少年者から高齢者に至るまで日本人ならば誰もが即座にその位置を認識理解できるひらがなの50音配列』を活用した九列五段とする本願発明」
を着想し、このたび「本出願」を行なったものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
1、特許第6682129号。
2、出願人が「特許庁のホームページの『J-PlatPat』」において「本願発明に 近似もしくは類似すると考えられる先願事案」を詳細に検索してみたが、「1の特許第 6682129号」以外には該当する事案は存在しなかった。
【非特許文献】
【0010】
また、特許出願人が「本願発明に近似もしくは類似すると考えられるキー入力発声装置・キー入力発声器に関連する非特許文献」をインターネット検索によって探してみたが適当な参考文献は見つからなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
「『発声障害者がキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行なうことによって入力した電気信号としての所定のひらがな』を発声装置3において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送することによって、従来は行なうことができなかった『発声障害者から他者に対する言葉による意思や情報の正確かつ迅速な伝達を行なうこと』」
を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本願発明は、
イ、「盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行なうこと」に よってキー押し操作者の意思や情報をひらがなとしての音素別に電気信号として順次に 発声装置3に向けて送信するキー押し装置2。
ロ、「キー押し装置2から順次に送信されてくる電気信号としてのひらがな」を順次に当 該のひらがなの人工音声に変換し他者に向けて発声し放送する発声装置3。
の2種の装置の連携的作動によって
「『発声障害者がキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行なうことによって入力した電気信号としての所定のひらがな』を発声装置3において順次に当該のひらがなの人工音声に変換して他者に向けて発声し放送すること」によって、従来は行なうことができなかった「発声障害者から他者に対する言葉による意思や情報の正確かつ迅速な伝達を行なうこと」
を目的とする九列五段キー入力発声器1であって、
その具体的な操作方法や作動方法・作動状況等については、後述の「『発明を実施するための形態』における『実施例1』」において説明するとおりである。
【発明の効果】
【0013】
本願発明により、
発声障害者は、「携帯した九列五段キー入力発声器1のキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する所定のキー押し操作を行ない発声装置3における相応の人工音声による発声を行なうこと」によって、自身の意思や情報を他者に「言葉」として正確かつ迅速に伝達報知することができ、「他者との自在な言語交流や会話ができる効果と利便性」が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】「
図1」は、「九列五段キー入力発声器1の斜視図」である。
【
図2】「
図2」は、「清音キー4および濁音キー5の配列図」である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
「本願発明における発明を実施するための形態としての実施例」は、以下の『実施例1』のとおりである。
【実施例0016】
「キー押し装置2の盤面における清音キー4および濁音キー5の配列」に関しては、「
図2」を参照図として、
1、「清音キー4のひらがな配列」に関しては、「
図2」に図示するキー名のとおりであ る。
2、「濁音キー5の配列」に関しては、「
図2」に図示するように、
イ、「第一濁音キー5」は「第二列のかきくけこ列」の上部の位置に、
ロ、「第二濁音キー5」は「第五列のなにぬねの列」の上部の位置に、
ハ、「第三濁音キー5」は「第八列のやゆよわん列」の上部の位置に、
それぞれ配列される。
【0017】
「キー押し装置2の盤面における清音キー4および濁音キー5を使ってのひらがなの入力方法」については、以下の1~8のとおりである。
1、「清音」としての「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ・さ・し・す・せ・そ ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・へ・ほ・ま・み・む・め・ も・や・ゆ・よ・わ・ら・り・る・れ・ろ」および「撥音」としての「ん」の入力方法 については、
イ、「『
図2で図示する当該のキー名の清音キー4』を単独で押すこと」によってそれ ぞれ入力する。
2、「濁音」としての「が・ぎ・ぐ・げ・ご・ざ・じ・ず・ぜ・ぞ」の入力方法について は、
イ、「第一濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『か・き・く・け・こ・さ・ し・す・せ・そ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
3、「濁音」としての「だ・ぢ・づ・で・ど・ば・び・ぶ・べ・ぼ」の入力方法について は、
イ、「第二濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『た・ち・つ・て・と・は・ ひ・ふ・へ・ほ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
4、「半濁音」としての「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の入力方法については、
イ、「第二濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『な・に・ぬ・ね・の』のそ れぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
5、「拗音」としての「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ」の入力方法については、
イ、「第一濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『あ・い・う・え・お』のそ れぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
6、「拗音」としての「ゃ・ゅ・ょ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『や・ゆ・よ』のそれぞれの キーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
7、「促音」としての「っ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『ま』のキーを押すこと」に よって入力する。
8、「長音」としての「ー」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『ら』のキーを押すこと」に よって入力する。
【0018】
「発声障害者が携帯した九列五段キー入力発声器1のキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対するキー押し操作を行ない発声装置3における『相応の言葉の発声』を行なう様相に関する例」としては、以下の「1におけるイ~ホ」および「2におけるイ~リ」のとおりである。
1、「発声障害者が『こんにちは』という言葉を発声しようとする場合」においては、以 下のイ~ホのように、「該当の1個の清音キー4を単独で押すこと」によって順次に発 声がなされる。
イ、「『こ』の発声」は、「『こ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ロ、「『ん』の発声」は、「『ん』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ハ、「『に』の発声」は、「『に』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ニ、「『ち』の発声」は、「『ち』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ホ、「『は』の発声」は、「『わ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
2、「発声障害者が『ピッチングフォーム』という言葉を発声しようとする場合」におい ては、以下のイ~リのように、「該当の1個の清音キー4を単独で押すこと」もしくは 「該当の1個の濁音キー5を押した直後に該当の1個の清音キー4を押すこと」によっ て順次に発声がなされる。
イ、「『ぴ』の発声」は、「第二濁音キーを押した直後に『に』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ロ、「『っ』の発声」は、「第三濁音キーを押した直後に『ま』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ハ、「『ち』の発声」は、「『ち』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ニ、「『ん』の発声」は、「『ん』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ホ、「『ぐ』の発声」は、「第一濁音キーを押した直後に『く』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ヘ、「『ふ』の発声」は、「『ふ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ト、「『ぉ』の発声」は、「第一濁音キーを押した直後に『お』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
チ、「『ー』の発声」は、「第三濁音キーを押した直後に『ら』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
リ、「『む』の発声」は、「『む』の清音キーを押すこと」によってなされる。
【0019】
発声障害者は、「携帯した九列五段キー入力発声器1のキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する上記の『1のイ~ホ』および『2のイ~リ』に示すようなキー押し操作を行ない発声装置3における相応の発声を行なうこと」によって、他者に対して「『こんにちは』および『ピッチングフォーム』という言葉」を言葉として伝達することができ、本願発明の機能と効果・利便性を得ることができる。
【0020】
昨今の電子機器部品の著しい能力的進化から、発声装置3における発声精度については今後もさらに向上することは確実であり、当然、将来時点においては「本願発明における発声機能の精密性・正確性・高速性」もいっそう向上し、
「発声障害者における幼少年男女・青年男女・壮年男女・老年男女それぞれの声色・声質に対応した人工音声」を発声することによって「発声障害者における言葉の伝達機器としての信頼性・利便性」も十二分に確立されるはずである。
【0021】
もとより、発声障害者が「九列五段キー入力発声器1におけるキー押し操作」において自身の意思や情報を自在に正確に迅速に他者に伝達するためには、事前に「相応の正確かつ迅速なキー押し訓練」を行なっておくことは絶対的に必要であり、「早口な言葉使いにも対応できる程度の迅速なキー押し操作」に習熟しておく必要があることは言うまでもないことである。
本願発明は、発声障害者における「他者に対する言葉による自身の意思や情報の正確かつ迅速な伝達」のために多大の効果と利便性を提供するものであり、産業上およびまた発声障害者福祉の必要性からもその利用可能性は極めて大である。