(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022180825
(43)【公開日】2022-12-07
(54)【発明の名称】テレビ
(51)【国際特許分類】
H04N 5/64 20060101AFI20221130BHJP
F24F 8/80 20210101ALI20221130BHJP
F24F 8/167 20210101ALI20221130BHJP
【FI】
H04N5/64 501Z
F24F8/80 212
F24F8/80 234
F24F8/80 220
F24F8/80 238
F24F8/167
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021087536
(22)【出願日】2021-05-25
(71)【出願人】
【識別番号】518199621
【氏名又は名称】カルテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(74)【代理人】
【識別番号】100143498
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 健
(72)【発明者】
【氏名】染井 潤一
(57)【要約】
【課題】テレビの背面側のスペースを利用することによって部屋の空気を除菌脱臭するための技術を提供する。
【解決手段】画面と、画面の裏側に配置される1または複数の光触媒と、を備える、テレビが提供される。好ましくは、1または複数の光触媒は、画面と平行な光触媒シートを含む。あるいは、1または複数の光触媒は、上下方向に並べられる複数の光触媒フィルタを含む。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビであって、
画面と、
前記画面の裏側に配置される1または複数の光触媒と、を備える、テレビ。
【請求項2】
前記1または複数の光触媒は、前記画面と平行な光触媒シートを含む、請求項1に記載のテレビ。
【請求項3】
前記1または複数の光触媒は、上下方向に並べられる複数の光触媒フィルタを含む、請求項1に記載のテレビ。
【請求項4】
前記1または複数の光触媒に光を照射するための少なくとも1つのライトをさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のテレビ。
【請求項5】
前記画面から映像を出力しているときに前記少なくとも1つのライトをONする、請求項4に記載のテレビ。
【請求項6】
前記画面の下方に、正面からの空気を吸い込むための吸い込み口が形成され、
前記画面の後方の上面に排気口が形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載のテレビ。
【請求項7】
前記画面の後方の底面に吸い込み口が形成され、
前記画面の後方の上面に排気口が形成される、請求項1から5のいずれか1項に記載のテレビ。
【請求項8】
前記1または複数の光触媒に空気を流すためのファンをさらに備える、請求項1から7のいずれか1項に記載のテレビ。
【請求項9】
前記テレビの音量が所定値以上のときに、前記ファンを駆動させる、請求項8に記載のテレビ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビに関し、特に空気を除菌脱臭することが可能なテレビに関する。
【背景技術】
【0002】
従前より、空気の脱臭や除菌を行うためのテレビが知られている。たとえば、特開2014-219130号公報(特許文献1)には、光触媒を利用した冷蔵庫が開示されている。特開2014-219130号公報(特許文献1)によると、冷気通路を構成する背面パネルの貯蔵室側に光触媒が露出するように光触媒を担持した触媒基台を取り付け、触媒基台に向けて光を照射するように冷気通路を構成する内箱内面に発光ダイオードを設けた。背面パネルの一部に触媒基台を設け、内箱に設けた発光ダイオードによって光触媒を励起するようにしたので、触媒基台の大きさが任意に設定でき十分な触媒面積を確保することができる。このため、容積の大きい貯蔵室の臭気成分を効果的に脱臭したり、除菌することが可能となる。更には、光触媒の触媒作用によって発生する二酸化炭素によって貯蔵室の酸素濃度を低減することができるので、野菜類の呼吸作用を抑制して野菜類を新鮮な状態で長く保管することができるという効果も奏するようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、テレビの背面側のスペースを利用することによって部屋の空気を除菌脱臭するための技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に従うと、画面と、画面の裏側に配置される1または複数の光触媒と、を備える、テレビが提供される。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、テレビの背面側のスペースを利用することによって部屋の空気を除菌脱臭することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】第1の実施の形態にかかるテレビの正面図である。
【
図2】第1の実施の形態にかかるテレビの側面図である。
【
図3】第1の実施の形態にかかるテレビの背面図である。
【
図4】第1の実施の形態にかかるテレビの動作概要を示すイメージ図である。
【
図5】第1の実施の形態にかかるテレビの構成を示す側面断面図である。
【
図6】第1の実施の形態にかかるテレビの構成を示すブロック図である。
【
図7】第1の実施の形態にかかるテレビの制御を示すフローチャートである。
【
図8】第1の実施の形態にかかる別のテレビの側面断面図である。
【
図9】第2の実施の形態にかかるテレビの側面断面図である。
【
図10】第3の実施の形態にかかるテレビの側面断面図である。
【
図11】第4の実施の形態にかかるテレビの側面断面図である。
【
図12】第4の実施の形態にかかる別のテレビの側面断面図である。
【
図13】第5の実施の形態にかかるテレビの側面断面図である。
【
図14】第6の実施の形態にかかるテレビの側面断面図である。
【
図15】第7の実施の形態にかかるテレビの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。また以下では、説明のために、
図1における紙面の右方向を右方向といい、左方向を左方向といい、手前方向を前方向または正面方向といい、奥方向を後方向または背面方向といい、上方向を上方向といい、下方向を下方向という。
[第1の実施の形態]
【0009】
図1から
図3を参照して、実施の形態にかかるテレビ100は、その前側に薄型平面形状のテレビ本体110が配置され、その後側に薄型平面形状の光触媒ユニット150が配置される。テレビ本体110の前面には、テレビ画面111が設けられる。テレビ本体110は、下方のベース101によって支持されて、光触媒ユニット150はテレビ本体110によって支持される。
【0010】
そして、
図4に示すように、本実施の形態にかかるテレビ100は、テレビ画面111の下方から光触媒ユニット150内に空気を吸い込んで、光触媒ユニット150内で空気を除菌および脱臭し、テレビ画面111の裏側の上方に向けてきれいな空気を排出する。テレビ100は、部屋の壁の近くに置かれることが多いため、
図4に示すように、本実施の形態にかかるテレビ100は、部屋の中央部分から空気を吸い込んで、壁に沿って上方に空気を排出する。テレビ100の後方は、デッドスペースとなることが多いが、本実施の形態にかかるテレビ100は、当該後方のスペースを有効に利用して、部屋の空気を除菌および脱臭することができる。
【0011】
次に、本実施の形態にかかるテレビ100の構成について詳述する。
図5に示すように、テレビ100の後部、すなわちテレビ本体110の背面に光触媒ユニット150が取り付けられる。本実施の形態にかかる光触媒ユニット150は、主な構成として、カバー151と、光触媒シート152と、複数のLEDライト153と、LED基板154と、ファン155とを含む。
【0012】
光触媒シート152は、多数の孔やスリットなどが形成されている薄型の部材であって、垂直に配置される。すなわちテレビ画面111と平行に配置される。光触媒シート152は、背面視において、テレビ本体110の広い範囲と重なるように構成された平面状の光触媒である。これによって、下方から流れてくる空気との光触媒との接触面積が大きくなるように構成されている。
【0013】
光触媒シート152を構成する光触媒は、その表面に吸着した空気中の酸素と水分とを光反応によって分解し、反応性の高いスーパーオキサイドアニオン(O2-)とOHラジカル(・OH)とを生成する。そして、スーパーオキサイドアニオン(O2-)とOHラジカル(・OH)とは、臭気成分を分解したり、雑菌を除去したり、エチレンガスを分解して食品などの鮮度低下を抑制したりすることができる。なお、光触媒シート152としては、例として、酸化亜鉛(ZnO)、硫化カドミウム(CdS)、三酸化タングステン(WO3)、二酸化チタン(TiO2)等があげられるが、これらに限定されるものではない。
【0014】
光触媒シート152は、上下方向または左右方向にスライドさせることによって、カバー151から取り外すことができることが好ましい。これによって、ユーザは、定期的に、光触媒シート152をカバー151から取り外して、光触媒に付着した不純物を水道などによって洗い流すことができるようになる。
【0015】
LED基板154は、光触媒シート152の後方に、かつ光触媒シート152に平行に、正面視において光触媒シート152と重なるエリアに配置される。LED基板154には、光触媒シート152の背面の全部に光を照射できるように、格子状に複数のLEDライト153,153・・・が配置される。
【0016】
ファン155は、吸い込み口151Xと光触媒シート152との間に配置されて、テレビ画面111の前方にある空気を吸い込んで、光触媒シート152に流入させる。当該空気は、光触媒シート152の表面に沿って上昇しながら除菌および脱臭され、吹き出し口151Yから排出される。本実施の形態においては、吸い込み口151Xは、テレビ画面111の下方に設けられて、テレビ100の正面の下部の空気を吸い込むように構成されている。
【0017】
そして、
図6を参照して、本実施の形態にかかる光触媒ユニット150は、コントローラ159によって、LEDライト153やファン155が制御される。なお、コントローラ159は、プロセッサやメモリなどによって構成され、光触媒ユニット150のものであってもよいし、テレビ本体110のコントローラであってもよい。
【0018】
本実施の形態においては、コントローラ159は以下のような制御処理を実行する。
【0019】
図7を参照して、コントローラ159は、テレビ100の電源がONされると、すなわちテレビ画面のバックライトが点灯すると(ステップS102)、LEDライト153を点灯させる(ステップS104)。
【0020】
コントローラ159は、音量が所定値を超えているか否かを判断する(ステップS106)。
【0021】
音量が所定値を超えている場合(ステップS106にてYESである場合)、コントローラ159は、ファン155を駆動させる(ステップS108)。なお、音量が所定値を超えていない場合(ステップS106にてNOである場合)、コントローラ159は、ファン155を停止させる(ステップS110)。
【0022】
コントローラ159は、テレビ100の電源がOFFされると、すなわちテレビ画面のバックライトが消灯すると(ステップS112)、ファン155を停止して(ステップS114)、LEDライト153を消灯させる(ステップS116)。
【0023】
なお、本実施の形態においては、光触媒ユニット150のファン155は、光触媒シート152よりも下方すなわち空気の流れの上流側に配置されるものであった。しかしながら、
図8に示すように、光触媒ユニット150のファン155は、光触媒シート152よりも上方すなわち空気の流れの下流側に配置されてもよい。
【0024】
また、光触媒ユニット150のファン155は、1つでもよいが、左右方向に複数個が並べて配置されることが好ましい。
[第2の実施の形態]
【0025】
上記の実施の形態においては、光触媒ユニット150のファン155によって、部屋の空気を吸い込んだり吐き出したりするものであった。本実施の形態にかかるテレビ100は、ファン155を利用せずに、テレビ本体110の裏側の排熱を利用して、部屋の空気を吸い込んだり吐き出したりするものである。
【0026】
より詳細には、
図9を参照して、テレビ画面111が映像を表示すると、たとえばバックライト115によって生じる熱によって、テレビ本体110の背面の温度が上昇する。これによって、光触媒シート152の周囲の温度が上昇し、光触媒シート152の周囲に上昇気流が生まれる。その結果、光触媒シート152の下方が負圧となり、部屋の空気が光触媒シート152の下方に吸い込まれる。当該空気は、上昇気流によって、光触媒シート152の表面に沿って上昇しながら除菌および脱臭され、吹き出し口151Yから排出される。
[第3の実施の形態]
【0027】
上記の実施の形態においては、光触媒ユニット150が、光触媒シート152に光を照射するためのLEDライト153,153・・・有するものであった。しかしながら、テレビ本体110のバックライト115を利用してもよい。本実施の形態にかかるテレビ100は、
図10に示すように、テレビ画面111のためのバックライト115の光を裏側にも出力することによって、光触媒シート152に光を供給するものである。
[第4の実施の形態]
【0028】
上記の実施の形態においては、光触媒ユニット150が、1枚の光触媒シート152を有するものであった。しかしながら、
図11に示すように、光触媒シート152は、上下方向に分割されていてもよいし、左右方向に分割されていてもよい。
【0029】
さらには、
図12に示すように、光触媒シート152,152が、2重以上に配置されていてもよい。この場合は、1枚のLED基板154が、光触媒シート152,152の間に配置されて、両方の光触媒シート152,152に光を供給してもよいし、光触媒シート152,152毎に、LED基板154,154が設けられてもよい。
[第5の実施の形態]
【0030】
上記の実施の形態においては、吸い込み口151Xは、テレビ画面111の下方に設けられて、テレビ100の正面の下部の空気を吸い込むように構成されていた。しかしながら、
図13に示すように、吸い込み口151Xは、光触媒ユニット150の底面に設けられてもよい。すなわち、光触媒ユニット150は、テレビ100の下方の空気を吸い込むように構成されてもよい。
[第6の実施の形態]
【0031】
上記の実施の形態においては、光触媒ユニット150が、テレビ画面111と平行な光触媒シート152を有するものであった。しかしながら、
図14に示すように、光触媒ユニット150が、上下方向に多数の貫通孔が開けられた1または複数の光触媒フィルタ152Bを有してもよい。
【0032】
光触媒ユニット150は、左右方向に細長い1つの光触媒フィルタ152Bを有してもよいし、左右方向に細長い複数の光触媒フィルタ152B,152Bを上下方向に並べて配置してもよい。この場合は、光触媒フィルタ152B,152BとLEDライト153,153・・・とを上下に交互に並べることが好ましい。
【0033】
なお、複数の光触媒フィルタ152B,152Bを上下方向に並べて配置する場合は、吸い込み口151Xと吹き出し口151Yの両方にファン155,155を設けたり、光触媒ユニット150の上下方向の中央部などにファンを設けたりすることによって、スムーズに空気を流すことが好ましい。
[第7の実施の形態]
【0034】
コントローラ159は、テレビのON/OFFや、画面のON/OFFや、音量の大きさなどとは独立して、制御されてもよい。たとえば、
図15に示すように、光触媒ユニット150は、操作部157などを有してもよい。そして、コントローラ159は、テレビ100の本体の動作とは別に、ユーザの操作命令に応じて、LEDライト153をON/OFFしたり、ファン155をON/OFFしたり風量を制御したりしてもよい。
【0035】
また、
図15に示すように、光触媒ユニット150は、センサ158を有してもよい。センサ158は、光触媒シート152よりも上流側に配置される。センサ158は、ニオイやホコリの程度を検知して、検知結果をコントローラ159に入力する。そして、コントローラ159は、ニオイやホコリの程度に基づいて、ファン155をON/OFFしたり風量を制御したり、LEDライト153,153・・・の強度を制御したりしてもよい。すなわち、コントローラ159は、ニオイやホコリが多い場合に、ファン155を強めたり、LEDライト153,153・・・を強めたりして、ニオイやホコリが少ない場合に、ファン155を弱めたり、LEDライト153,153・・・を弱めたりすることが好ましい。
[まとめ]
【0036】
上記の実施の形態においては、画面と、画面の裏側に配置される1または複数の光触媒と、を備える、テレビが提供される。
【0037】
好ましくは、1または複数の光触媒は、画面と平行な光触媒シートを含む。
【0038】
好ましくは、1または複数の光触媒は、上下方向に並べられる複数の光触媒フィルタを含む。
【0039】
好ましくは、テレビは、1または複数の光触媒に光を照射するための少なくとも1つのライトをさらに備える。
【0040】
好ましくは、画面から映像を出力しているときに少なくとも1つのライトをONする。
【0041】
好ましくは、画面の下方に、正面からの空気を吸い込むための吸い込み口が形成される。画面の後方の上面に排気口が形成される。
【0042】
好ましくは、画面の後方の底面に吸い込み口が形成される。画面の後方の上面に排気口が形成される。
【0043】
好ましくは、テレビは、1または複数の光触媒に空気を流すためのファンをさらに備える。
【0044】
好ましくは、テレビの音量が所定値以上のときに、ファンを駆動させる。
【0045】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0046】
100 :テレビ
101 :ベース
110 :テレビ本体
111 :テレビ画面
150 :光触媒ユニット
151 :カバー
151X :吸い込み口
151Y :排気口
152 :光触媒シート
152B :光触媒フィルタ
153 :LEDライト
154 :LED基板
155 :ファン
157 :操作部
158 :センサ
159 :コントローラ
【手続補正書】
【提出日】2021-09-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、テレビに関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
従前より、空気の脱臭や除菌を行うための光触媒が知られている。たとえば、特開2014-219130号公報(特許文献1)には、光触媒を利用した冷蔵庫が開示されている。特開2014-219130号公報(特許文献1)によると、冷気通路を構成する背面パネルの貯蔵室側に光触媒が露出するように光触媒を担持した触媒基台を取り付け、触媒基台に向けて光を照射するように冷気通路を構成する内箱内面に発光ダイオードを設けた。背面パネルの一部に触媒基台を設け、内箱に設けた発光ダイオードによって光触媒を励起するようにしたので、触媒基台の大きさが任意に設定でき十分な触媒面積を確保することができる。このため、容積の大きい貯蔵室の臭気成分を効果的に脱臭したり、除菌することが可能となる。更には、光触媒の触媒作用によって発生する二酸化炭素によって貯蔵室の酸素濃度を低減することができるので、野菜類の呼吸作用を抑制して野菜類を新鮮な状態で長く保管することができるという効果も奏するようになる。