(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022185173
(43)【公開日】2022-12-14
(54)【発明の名称】枕
(51)【国際特許分類】
A47G 9/10 20060101AFI20221207BHJP
【FI】
A47G9/10 H
A47G9/10 M
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021092661
(22)【出願日】2021-06-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2022-10-31
(71)【出願人】
【識別番号】300091784
【氏名又は名称】薄井 介
(72)【発明者】
【氏名】薄井 介
【テーマコード(参考)】
3B102
【Fターム(参考)】
3B102AA05
3B102AB07
3B102AB09
3B102AC02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】頭をスムーズに動かすことができ、また、使用する人の頭の動きに適した調節機能付き枕を提供する。
【解決手段】枕部3の底面に軸部10を設け、基台4の中心部には円筒状の開口部5を設け、前記軸部を前記開口部へ挿入したことを特徴とする。本構成により、枕部3は軸部10を支点とし360度回動可能となる。また、前記軸部に替えて弾性体とし更には軸部または弾性体の底部に調整機構を設けたことを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
枕部底面に軸部を設け、基台の中心部には円筒状の開口部を設け、前記軸部を前記開口部へ挿入したことを特徴とする枕。
【請求項2】
前記軸部に替えて弾性体としたことを特徴とする枕。
【請求項3】
前記軸部または弾性体の底部に調整機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2いずれか1項に記載の枕。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭の動きに追従する枕に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常枕は頭の下において使用している。しかし、頭を動かすときには、密着しているのでスムーズに動かすことができにくく、又、動かした後には、かたよった圧がかかり、肩こりや快眠の妨げを引き起こすという問題が生じている。この改善策には、枕の形状、素材などを工夫して使用しているが、どうしても頭をスムーズに動かせないのが現状である。
【0003】
例えば、特開平10-215992号には、曲面状とした枕に台座を敷いて使用するが、布団の上で何時も水平に保つことは難しい。また、枕を載せて使用するが、台との固定がなければ、スムーズには動かしにくいという課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、頭をスムーズに動かすことができ、また、使用する人の頭の動きに適した調節機能付き枕を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
枕部底面に軸部を設け、基台の中心部には円筒状の開口部を設け、前記軸部を前記開口部へ挿入したことを特徴とする。本構成により、枕部3は軸部10を支点とし、360度回動可能となる。
【0007】
前記軸部に替えて弾性体とし、更には軸部または弾性体の底部に調整機構を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の枕は、使用する人の頭の動きに合わせてスムーズに動かすことができるため、従来のように肩こりや寝不足を引き起こすことなく、快眠ができ健康促進に貢献できる。
【0009】
健康促進が図られ、快適なライフワークが期待され、医療介護などの負担が軽減される。
【0010】
睡眠時のリラックス効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【発明を実施するための形態】
【実施例0012】
本発明の枕について、図面を引用して説明する。
【0013】
図1に示すように、枕部3の略中心部であって底面部に、円筒状の軸部10を設ける。略矩形の基台4の中心部に、前記軸部10を収める円筒状の開口部5を設ける。本構成により、枕部3は軸部10を支点とし、360度回動可能となる。
枕部3は、頭部の安定性を確保するため、湾曲状にすることが望ましい。枕部3及び基台4の材質は、木材又は樹脂が望ましいが、これに限定するものではない。
【0014】
開口部5の枕部3側を、アーチ状に広げてもよい。枕部3の回動範囲を広げることができる。枕部3の天面及びまたは左右に頭部の緩衝性及び安全性を確保するため、クッション部2を設けてもよい。