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  • 特開-非燃焼加熱式タバコ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022027380
(43)【公開日】2022-02-10
(54)【発明の名称】非燃焼加熱式タバコ
(51)【国際特許分類】
   A24D 1/20 20200101AFI20220203BHJP
   A24D 3/17 20200101ALI20220203BHJP
   A24F 47/00 20200101ALI20220203BHJP
【FI】
A24D1/20
A24D3/17
A24F47/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020170936
(22)【出願日】2020-10-09
(31)【優先権主張番号】202021522712.7
(32)【優先日】2020-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】505016768
【氏名又は名称】恵安株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100125265
【弁理士】
【氏名又は名称】貝塚 亮平
(72)【発明者】
【氏名】段磊
(72)【発明者】
【氏名】朱智鵬
【テーマコード(参考)】
4B045
4B162
【Fターム(参考)】
4B045AA50
4B045AB11
4B045AB16
4B045BB03
4B045BB07
4B045BC02
4B045BC08
4B045BC16
4B045BC23
4B162AA03
4B162AA21
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB17
4B162AB23
4B162AC08
4B162AC12
4B162AC14
4B162AC41
(57)【要約】
【課題】
外形が硬く、変形しにくく、加熱器に挿入しやすく、構造が簡単である非燃焼式加熱タバコを提供すること。
【解決手段】
本発明にかかる非燃焼式加熱タバコは、一体型の厚紙チューブと、厚紙チューブ内に順次設けられているフィルタプラグ部、仕切り弁、タバコ材料部と、シーリング部とを備え、前記仕切り弁には、タバコ材料部の空気がフィルタプラグ部に流れ込みながら、タバコ材料のフィルタプラグ部への流れ込みを仕切るように、空気流路が設けられ、前記フィルタプラグ部がろ過綿と、ろ過綿と仕切り弁との間に設けられる少なくとも1つの支持棒とを備え、前記シーリング部はシーリングフィルムからなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体型の厚紙チューブと、前記厚紙チューブ内に順次設けられているフィルタプラグ部、仕切り弁、タバコ材料部と、シーリング部とを備え、前記仕切り弁には、前記タバコ材料部の空気が前記フィルタプラグ部に流れ込みながら、タバコ材料の前記フィルタプラグ部への流れ込みを仕切るように、空気流路が設けられ、前記フィルタプラグ部がろ過綿と、前記ろ過綿と前記仕切り弁との間に設けられる少なくとも1つの支持棒とを備え、前記シーリング部はシーリングフィルムからなることを特徴とする非燃焼加熱式タバコ。
【請求項2】
前記フィルタプラグ部は前記ろ過綿と前記支持棒との間に設けられる香料カプセルをさらに備え、前記香料カプセルのそれぞれが対応する前記支持棒における前記仕切り弁と反対側の端部に設けられ、前記香料カプセルが前記支持棒により当接固定されることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項3】
前記支持棒がシート状紙を巻き上げたものであることを特徴とする請求項2に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項4】
前記仕切り弁に設けられた空気流路が周方向に間隔をおいて設けられた複数の凹部と、中間に設けられた少なくとも1つの小孔とを備え、前記凹部が前記仕切り弁の軸方向に沿って設けられるとともに、前記仕切り弁の軸方向の両端面に貫通することを特徴とする請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項5】
前記仕切り弁の外径が前記厚紙チューブの内径よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項6】
前記仕切り弁の軸方向における少なくとも一方の端面の角部には、前記角部を切り欠いてなる切欠部が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項7】
前記厚紙チューブの肉厚が0.3mm~0.5mmであることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項8】
前記ろ過綿が繊維綿を用いることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【請求項9】
前記シーリング部が前記シーリングフィルムまたは接着剤で密封されていることを特徴とする請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タバコの技術分野に関し、特に非燃焼加熱式タバコに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の非燃焼加熱式タバコは燃焼式タバコを元に設計された構造であり、次の課題がある。
1)酢酸セルロース繊維をろ過綿として用い、酢酸セルロース繊維が規制物であり、許可がなければ用いることができない。
2)フィルタ全体が単一の酢酸セルロース繊維をフィルタとし、通気抵抗が大きすぎる。
3)香料カプセルが酢酸セルロース繊維に囲まれ、製造プロセス要求が高く、装置が複雑である。
4)フィルタの包装紙がチップペーパを用い、製造プロセスが複雑である。
5)タバコ全体が巻紙、チップペーパ、成形紙を用いており、各種紙に対する要求が高く、巻紙、チップペーパ、成形紙の接合工程が複雑で、接着剤を大量に用いて接合する必要がある
6)タバコの外面の紙硬度が極めて低く、タバコ全体が軟らかくなり、タバコを加熱器に挿入して加熱することが困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2017-517246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は、外形が硬く、変形しにくく、タバコを加熱器に挿入しやすく、構造が簡単である新型の非燃焼加熱式タバコを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を実現するために、本発明は以下の技術的手段を採用する。
【0006】
非燃焼加熱式タバコであって、一体型の厚紙チューブ(1)と、前記厚紙チューブ(1)内に順次設けられているフィルタプラグ部(9)、仕切り弁(2)、タバコ材料部(3)、シーリング部(7)とを備え、前記仕切り弁(2)には、前記タバコ材料部(3)の空気が前記フィルタプラグ部(9)に流れ込みながら、タバコ材料の前記フィルタプラグ部(9)への流れ込みを仕切るように、空気流路が設けられ、前記フィルタプラグ部(9)がろ過綿(4)と、前記ろ過綿(4)と前記仕切り弁(2)との間に設けられる少なくとも1つの支持棒(5)とを備え、前記シーリング部(7)はシーリングフィルムからなる。
【0007】
好ましくは、前記フィルタプラグ部(9)は前記ろ過綿(4)と前記支持棒(5)との間に設けられる香料カプセル(6)をさらに備え、前記香料カプセル(6)のそれぞれが対応する前記支持棒(5)における前記仕切り弁(2)と反対側の端部に設けられ、前記香料カプセル(6)が前記支持棒(5)により当接固定される。
【0008】
好ましくは、前記支持棒(5)がシート状紙を巻き上げたものである。
【0009】
好ましくは、前記仕切り弁(2)に設けられた空気流路が周方向に間隔をおいて設けられた複数の凹部(22)と、中間に設けられた少なくとも1つの小孔(21)とを備え、前記凹部(22)が仕切り弁(2)の軸方向に沿って設けられるとともに、前記仕切り弁(2)の軸方向の両端面に貫通する。
【0010】
好ましくは、前記仕切り弁(2)の外径が厚紙チューブ(1)の内径よりも大きい。
【0011】
好ましくは、前記仕切り弁(2)の軸方向における少なくとも一方の端面の角部には、前記仕切り弁(2)を厚紙チューブ(1)に案内するように、前記角部を切り欠いてなる切欠部(8)が設けられている。この切欠部(8)は、当該端面の断面直径が厚紙チューブの内径よりも小さくなるように、R角(湾曲面)又は傾斜角(傾斜平面)状の部分であってよい。
【0012】
好ましくは、前記厚紙チューブ(1)の肉厚が0.3mm~0.5mmである。
【0013】
好ましくは、前記ろ過綿(4)が繊維綿を用いる。
【0014】
好ましくは、前記シーリング部(7)は前記シーリングフィルムまたは接着剤で密封されている。
【0015】
上記の技術的手段によれば、本発明の有益な効果は次の通りである。
外形が硬く、変形しにくく、タバコを加熱器に挿入しやすく、構造が簡単である。繊維綿を用いて通気抵抗を減少させ、その材料が汎用で入手が容易であり、仕切り弁がタバコ材料を固定(位置決め)して仕切り、フィルタプラグ部とタバコ材料部とを厳密に区別し、支持棒として紙を巻き上げることで、香料カプセルの数を柔軟に増減でき、支持棒により当接固定することで容易に実現でき、香料カプセルの位置ずれを防止するとともに香料カプセルを簡単につぶすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態にかかる非燃焼加熱式タバコ(香料カプセルが無いもの)の構造模式図である。
図2】本発明の一実施形態にかかる非燃焼加熱式タバコ(1個の香料カプセルを有するもの)構造模式図である。
図3】本発明の一実施形態にかかる非燃焼加熱式タバコ(2個の香料カプセルを有するもの)構造模式図である。
図4】非燃焼加熱式タバコが備える仕切り弁の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面及び具体的な実施形態を参照しながら、本発明を詳細に説明する。
【0018】
図1図4に示すように、本発明に係る非燃焼加熱式タバコ(新型非燃焼加熱式タバコ)は、一体型の厚紙チューブ1と、厚紙チューブ1内に順次設けられているフィルタプラグ部9、仕切り弁2、タバコ材料部3とを備え、前記仕切り弁2には、タバコ材料部3の空気がフィルタプラグ部9に流れ込みながら、タバコ材料のフィルタプラグ部9への流れ込みを仕切るように、空気流路が設けられ、前記フィルタプラグ部9がろ過綿4と、ろ過綿4と仕切り弁2との間に設けられる少なくとも1つの支持棒5とを備える。
【0019】
図2及び図3に示す態様では、前記フィルタプラグ部9はろ過綿4と各支持棒5との間に設けられた香料カプセル6をさらに備え、香料カプセル6のそれぞれが対応する支持棒5の仕切り弁2から離れる端部(軸方向における仕切り弁2と反対側の端部)に設けられ、前記香料カプセル6が支持棒5により当接固定される。
【0020】
本実施形態の非燃焼加熱式タバコでは、フィルタプラグ部9の構造がろ過綿4+(香料カプセル6)+支持棒5であり、図2及び図3に示すように、支持棒5とろ過綿4との間に香料カプセル6を設けていてもよいし、図1に示すように、支持棒5とろ過綿4との間に香料カプセル6を設けていなくてもよい。図3に示すように、2個の香料カプセル6を設ける場合、2つの支持棒5を設け、一方の香料カプセル6が一方の支持棒5によってろ過綿4の内側に当接固定され、他方の香料カプセル6が両支持棒5の間に挟まれた状態で固定される。なおこの場合、各支持棒5の長さを非燃焼加熱式タバコ全体の長さに対応する長さに設定することで、非燃焼加熱式タバコ全体の長さを変更(増加又は減少)せずに2個の香料カプセルと2つの支持棒5を配置することができる。
【0021】
(1)厚紙チューブ(紙管)1は、一例として、肉厚が0.5mm、全長が45mmであり、タバコ材料部3からろ過綿4までを収容する一体型であるため、複数種類の紙によって接着する必要がない。厚さ0.5mmの紙チューブを用いるため、優れた硬度を有し、折り曲げることなく、喫煙具(加熱器)に挿入する際にタバコの折り曲げ、撚れなどの不良が発生することがない。なお、厚紙チューブ1の肉厚は、上記の0.5mmには限らず他の厚さ寸法であってもよく、好ましくは0.3~0.5mmの範囲内の厚さ寸法であるとよい。
【0022】
(2)仕切り弁2は、タバコ材料のフィルタプラグ部9への流れ込みを防止する役割を果たす。仕切り弁2は円柱形であり、その空気通路が周囲の仕切り弁2の軸方向に沿って設けられた複数の小さい凹部(切り欠き)22と中間に設けられた小孔21(1つ以上)とを備え、凹部11の両端が仕切り弁2の両端面(軸方向の両端面)に貫通し、仕切り弁2の凹部構造が厚紙チューブ1の内壁に当接されることで、喫煙する際にタバコ煙をスムーズに通過させることができるが、タバコ材料を通過させることができず、タバコ材料のフィルタプラグ部9への流れ込みを効果的に防止する。一般に、凹部22および小孔21の直径は1mm未満である。仕切り弁2は、硬質の高温耐性のプラスチック材料又はシリコン材料を用い、外径が厚紙チューブ1の内径よりもやや大きい(例えば、厚紙チューブ1の内径が6.2mmである場合に、仕切り弁2の外径が6.42mmである)ことで、仕切り弁2が厚紙チューブ1内に上下動することなく係止されることになる。また、仕切り弁2の外径が厚紙チューブ1の内径よりもやや大きいため、仕切り弁2の少なくとも一方の端面(軸方向の両端面のうち少なくとも一方の端面)の外周(角部)にR角(湾曲面)又は傾斜角(傾斜平面)状の切欠部8を設けていることで、当該端面の断面直径が厚紙チューブ1の内径よりも小さくなるようにしている。これにより、仕切り弁2の端面を案内する役割を果たすことで、非燃焼加熱式タバコの組立時に仕切り弁2を容易に厚紙チューブ1内に挿入することができるようにしている。
【0023】
仕切り弁2の役割:
(a)煙の温度を下げることができる。
吸引中に煙が強制的に分散されて仕切り弁2を通過することで、より良好な冷却効果をもたらす。仕切り弁2の主空気通路は周辺の凹部22及び中央の小孔21であるので、吸入された煙は周辺の凹部22及び中央の小孔21を通過しなければならず、その結果、(仕切り弁2に対する煙の)接触面積が増加する。このようにして、煙は仕切り弁2および外側の厚紙チューブ(紙管)1と完全に接触するので、それにより、煙のより効果的な冷却が可能となる。
(b)タバコ材料部3のタバコ材料がフィルタプラグ部9に流入することを効果的に防ぐことができる。
仕切り弁2の凹部22および小孔21の断面直径が1mm未満であり、タバコ材料部3のタバコ材料(フレーク、細断されたタバコまたは粒子であってよい)の直径または長さが1mmを超えるため、煙は通過できるがタバコ材料は通過できない。したがって、タバコ材料がフィルタプラグ部9に入ることを効果的に防止できる。
(c)吸引抵抗を効果的に制御できる。
仕切り弁2は、凹部22と小孔21の数を増減したり、凹部22と小孔21の断面直径を変えたりすることにより、吸引抵抗を自由に制御できる。したがって、使用者の主観的な感覚に合わせて吸引抵抗の大小を適切に調整できる。
(d)タバコ全体を効果的に支えて固定できる構造。
仕切り弁2はプラスチック材料またはシリコン材料で構成されているため、硬度が高く、構造強度が高い。他の部分の材料は非常に低い硬度と低い構造強度を有している。仕切り弁2はタバコの内側で外側の厚紙チューブ1を支える。また、仕切り弁2の直径は、厚紙チューブ1の内径よりも僅かに大きいため、仕切り弁2と厚紙チューブ1との間の摩擦力が非常に大きく、内部で移動し難く、タバコの内部構造を堅牢に固定している。
【0024】
(3)香料カプセル6が1個である場合に、支持棒5の一端が仕切り弁2に当接され、他端が香料カプセル6(香料カプセル6がない場合には、ろ過綿4に直接当接される)に当接される。支持棒5が1枚のシート状紙を棒状に巻き上げる。棒状に巻き上げた支持棒5の直径が厚紙チューブ1の内径の約1/3~2/3の間にあり、タバコ煙をスムーズに通過させるように、厚紙チューブ1の内部に自由に展開してもよい。
香料カプセル6が1個である場合、支持棒5の長さが香料カプセル6(支持棒5と当接される端面)から仕切り弁2までの距離よりもやや大きいことで、香料カプセル6を自由に移動させないように香料カプセル6に当接させることができる。
香料カプセル6が2個である場合、図3に示すように、香料カプセル6が1個である場合の構造に比べて2つの支持棒5を用い、支持棒5と支持棒5との間に他の1個の香料カプセル6を加える。
【0025】
(4)香料カプセル6は成膜材料で製造された球形カプセル状物であり、一例として、直径が2.0~5.0mmであり、質量が15~40mgであり、1層の外皮被膜(壁材)によって液体(芯材)が被覆されてなり、一部の製品がコーティング膜を有する。香料カプセル6が支持棒5とろ過綿4との間又は両支持棒5の間に介在される。紙を巻き上げた支持棒5がほぐし、ろ過綿4及び支持棒5が所定の伸縮性を有し、香料カプセル6をランダムに移動しないように確保しつつ、喫煙者が喫煙時に手で香料カプセル6を簡単につぶすことができる。
【0026】
(5)ろ過綿4は繊維綿を用いることで、タバコ煙中の粒子を効果的にフィルタし、タバコ煙の温度を下げることができる。
【0027】
(6)タバコ材料は茶の葉を基材として用い、エアロゾル発生体、食品用香料などを添加して、顆粒状に製造されてタバコ材料部3に充填される。
【0028】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0029】
1 厚紙チューブ(紙管)
2 仕切り弁
3 タバコ材料部
4 ろ過綿
5 支持棒
6 香料カプセル
7 シーリングフィルム(シーリング部)
8 切欠部
9 フィルタプラグ部
21 小孔
22 凹部
図1
図2
図3
図4