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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022044558
(43)【公開日】2022-03-17
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/258 20110101AFI20220310BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220310BHJP
   G16Y 10/65 20200101ALI20220310BHJP
   G16Y 20/40 20200101ALI20220310BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20220310BHJP
   G16Y 40/30 20200101ALI20220310BHJP
【FI】
H04N21/258
G06Q30/02 398
G16Y10/65
G16Y20/40
G16Y40/20
G16Y40/30
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021132981
(22)【出願日】2021-08-17
(62)【分割の表示】P 2020150046の分割
【原出願日】2020-09-07
(71)【出願人】
【識別番号】507179553
【氏名又は名称】株式会社SHIFT
(74)【代理人】
【識別番号】110002815
【氏名又は名称】IPTech特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】丹下 大
(72)【発明者】
【氏名】小林 元也
(72)【発明者】
【氏名】菅原 要介
(72)【発明者】
【氏名】山路 亜紀
(72)【発明者】
【氏名】山下 一磨
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
【Fターム(参考)】
5C164FA26
5C164SB08S
5C164SB61S
5C164SC11P
5C164UD53S
5C164YA07
5C164YA21
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】より満足度の高い、効果的なコンテンツ配信を提供することである。
【解決手段】プロセッサを備え、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップと、前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップと、前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップと、を実行させる。
【選択図】図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップと、
前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップと、
前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップと、を実行させるプログラム。
【請求項2】
前記第3ステップにおいて、前記反応の回数又は頻度に基づき、前記視聴者の興味を推定する、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記反応は、前記コンテンツに対する肯定的評価と、前記コンテンツに対する否定的評価との少なくとも2種類を含み、
前記第3ステップにおいて、前記反応の種類に基づき、前記視聴者の興味を推定する、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記第3ステップにおいて、前記視聴者の属性情報に基づき、前記視聴者の興味を推定する、請求項1から3のいずれかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1ステップにおいて、前記反応には、視聴者から入力される文字入力は含まれない、請求項1から4のいずれかに記載のプログラム。
【請求項6】
前記推定した視聴者の興味に基づく情報を、前記視聴者、又は前記コンテンツの配信者に提示する第4ステップを実行する、請求項1から5のいずれかに記載のプログラム。
【請求項7】
前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、当該視聴者に提示する、請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記第4ステップにおいて、前記推定した視聴者の興味に基づき、前記視聴者が興味を持っていると推定される他のコンテンツを、当該視聴者に提示する、請求項6又は7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される分野の製品、又はイベントに関する情報を、当該視聴者に提示する、請求項6から8のいずれかに記載のプログラム。
【請求項10】
前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、前記反応の回数に関する情報と共に前記コンテンツの配信者に提示する、請求項6から9のいずれかに記載のプログラム。
【請求項11】
前記視聴者の属性情報に基づき、所定の属性の視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、前記コンテンツの配信者に提示する、請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記コンテンツの内容には、前記受け付ける反応に関する目標値が設定されており、
前記第4ステップにおいて、前記目標値と、実際受け付けた反応に基づいて算出される値とを比較し、比較の結果を前記配信者に提示する、請求項6から11のいずれかに記載のプログラム。
【請求項13】
前記第4ステップにおいて、前記コンテンツの時間軸に沿った、前記反応の回数に関する情報の推移を、前記視聴者、又は前記コンテンツの配信者に提示する、請求項6から12のいずれかに記載のプログラム。
【請求項14】
前記反応の回数は、1又は複数の視聴者により入力された反応の回数である、請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
制御部と、記憶部とを備える情報処理装置であって、
コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップと、
前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップと、
前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップと、を実行する情報処理装置。
【請求項16】
プロセッサと、メモリとを備えるコンピュータにより実行される方法であって、
コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップと、
前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップと、
前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップと、を実行する方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理装置、及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットを介したコンテンツ動画などの配信が盛んである。そして、コンテンツ動画を視聴中の視聴者から、コンテンツ動画に対する反応を取得する技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1では、動画再生装置は、動画の再生中に、その動画の内容に対する視聴者の反応を示す特定操作を検出する。そして、動画再生装置は、特定操作が検出された時点の動画の再生時間を取得し、特定操作が検出されたことを示す検出通知を、動画の再生時間と対応付けてサーバに送信するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-28676号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、人同士が密接に関わることが避けられている昨今において、インターネットを介して開催されるセミナー、所謂、ウェビナーが期待されている。ウェビナーは、視聴者に対し、学びの場であると共に、新たな洞察、又は視点等を発見する場である。ウェビナーの開催者は、視聴者の満足度が高いウェビナーを開催したいという要望がある。
【0006】
そこで、本開示の目的は、より満足度の高い、効果的なコンテンツ配信を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態によると、プロセッサを備え、コンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。前記プログラムは、前記プロセッサに、コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップと、前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップと、前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、より満足度の高い、効果的なコンテンツ配信を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第1の実施形態に係るシステム1の全体の構成を示す図である。
図2】第1の実施形態に係るシステム1を構成する、視聴者が操作する端末装置10Aのブロック図である。
図3】第1の実施形態に係るシステム1を構成する、配信者が操作する端末装置10Bのブロック図である。
図4】第1の実施形態に係るシステム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。
図5】サーバ20が記憶する視聴者情報データベース281のデータ構造を示す図である。
図6】サーバ20が記憶するコンテンツ情報データベース282のデータ構造を示す図である。
図7】サーバ20が記憶する反応情報データベース283のデータ構造を示す図である。
図8】サーバ20がコンテンツを配信しているとき、視聴者から、コンテンツに対する反応が入力される処理の流れの一例を説明する図である。
図9】サーバ20により、コンテンツを配信した後、視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を推定する流れの一例を示すフローチャートである。
図10】視聴者の端末装置10Aの画面例の図である。
図11】視聴者の端末装置10Aの画面例の図である。
図12】視聴者の端末装置10Aの画面例の図である。
図13】視聴者の端末装置10Aの画面例の図である。
図14】配信者の端末装置10Bの画面例の図である。
図15】配信者の端末装置10Bの画面例の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0011】
<概要>
本開示で説明するシステム1は、コンテンツを配信しているとき、視聴者から、コンテンツに対する反応を取得し、コンテンツを配信した後、視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を推定する。コンテンツは、講義、セミナーなどの中身であり、例えば、講義、セミナーなどを撮影した動画、説明のために用意したプレゼンテーション資料などが含まれる。コンテンツに対する反応は、視聴者がコンテンツを視聴しているときのアクションであり、コンテンツを評価する情報を含む。
【0012】
<第1の実施形態>
<1 システム1の全体構成>
システム1は、コンテンツを配信しているとき、視聴者から、コンテンツに対する反応を取得し、コンテンツを配信した後、視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を推定するためのシステムである。図1は、第1の実施形態に係るシステム1の全体の構成を示す図である。
【0013】
図1に示すように、システム1は、コンテンツの視聴者が操作する端末装置10Aと、コンテンツの配信者が操作する端末装置10Bと、サーバ20とを含む。端末装置10Aと、端末装置10Bと、サーバ20とは、有線又は無線の通信規格を用いて、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。コンテンツの配信者は、コンテンツを作った者、例えばウェビナーの登壇者であってよいし、コンテンツの配信を管理する者、例えばウェビナーの主催者であってもよい。
【0014】
端末装置10A及び端末装置10Bは、例えば、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCなどにより実現される。この他に、端末装置10A及び端末装置10Bは、例えば、移動体通信システムに対応したスマートフォン、タブレット等の携帯端末であるとしてもよい。
【0015】
図1に端末装置10Bとして示すように、端末装置10A及び端末装置10Bは、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、ストレージ16と、プロセッサ19とを備える。
【0016】
通信IF12は、端末装置10A及び端末装置10Bが外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザ(視聴者又は配信者)からの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス、キーボード等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0017】
サーバ20は、視聴者情報、コンテンツ情報、及び反応情報などを管理する装置である。サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、視聴者から、コンテンツに対する反応を取得し、反応に基づき、視聴者の興味を推定する。
【0018】
図1に示すように、サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
【0019】
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、および、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、および、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDDである。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
【0020】
<1.1 端末装置10Aの構成>
図2は、第1の実施形態に係るシステム1を構成する、視聴者が操作する端末装置10Aのブロック図である。図2に示すように、端末装置10Aは、通信部121と、操作受付部130(タッチ・センシティブ・デバイス131およびディスプレイ132Aを含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、位置情報センサ150と、カメラ160と、記憶部170Aと、制御部180Aと、を含む。端末装置10Aは、図2では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図2に示すように、端末装置10Aに含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
【0021】
通信部121は、有線又は無線の通信規格を用いて、端末装置10Aが外部の装置と通信するための処理を行う。
【0022】
操作受付部130は、操作者の入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、タッチスクリーンとして構成され、タッチ・センシティブ・デバイス131と、ディスプレイ132Aとを含む。また、操作受付部130は、マウス、キーボード等を含むこととしてもよい。
【0023】
タッチ・センシティブ・デバイス131は、端末装置10Aの操作者の入力操作を受け付ける。タッチ・センシティブ・デバイス131は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対する操作者の接触位置を検出する。タッチ・センシティブ・デバイス131は、タッチパネルにより検出した操作者の接触位置を示す信号を入力操作として制御部180Aへ出力する。
【0024】
ディスプレイ132Aは、制御部180Aの制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132Aは、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
【0025】
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部180Aへ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10Aの外部へ出力する。
【0026】
位置情報センサ150は、端末装置10Aの位置を検出するセンサであり、例えばGPS(Global Positioning System)モジュールである。GPSモジュールは、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュールが搭載される端末装置10Aの現在位置を検出する。
【0027】
カメラ160は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ160は、例えば、カメラ160から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
【0028】
記憶部170Aは、例えばストレージ16などにより実現され、端末装置10Aが使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170Aは、視聴者情報171及び反応情報172を記憶する。
【0029】
視聴者情報171は、コンテンツを視聴している視聴者に関する情報である。視聴者情報は、例えば、視聴者を識別するための情報(視聴者ID)、視聴者の氏名、視聴者の属性情報を含む。視聴者の属性情報は、視聴者の年齢、性別、職業、役職などを含む。
【0030】
反応情報172は、視聴者がコンテンツを視聴しているときに行った反応に関する情報である。反応は、コンテンツに対する感想及び評価を表すものであり、例えば、視聴者がコンテンツの視聴中に入力する。反応には、例えば、コンテンツに対する肯定的評価のアクションと、コンテンツに対する否定的評価のアクションとの2種類が少なくとも含まれる。また、反応には、中立的評価のアクションが含まれていてもよい。反応情報は、例えば、反応の種類、回数、反応を行った時刻などに関する情報を含む。
【0031】
制御部180Aは、記憶部170Aに記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10Aの動作を制御する。制御部180Aは、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部181と、送受信部182と、表示制御部183Aとしての機能を発揮する。
【0032】
入力操作受付部181は、タッチ・センシティブ・デバイス131等の入力装置に対する操作者の入力操作を受け付ける処理を行う。入力操作受付部181は、例えば、視聴者がコンテンツを視聴しているときに入力した反応を受け付ける。
【0033】
送受信部182は、端末装置10Aが、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
【0034】
表示制御部183Aは、端末装置10Aの表示を制御する処理を行う。具体的に、表示制御部183Aは、コンテンツの再生画像、及び反応を入力するためのオブジェクトをディスプレイ132Aに表示させる。また、表示制御部183Aは、サーバ20で作成される、視聴者の興味に基づく情報を受信して、ディスプレイ132Aに表示させる。
【0035】
視聴者の興味に基づく情報について詳細は後述するが、サーバ20は、視聴者の反応に基づいて視聴者の興味を推定し、推定した興味に基づく情報を作成し、視聴者に提示する。表示制御部183Aは視聴者に、例えば、(ア)視聴者が興味を持っていると推定される内容、(イ)視聴者が興味を持っていると推定される他のコンテンツ、(ウ)視聴者が興味を持っていると推定される分野の製品、又はイベントに関する情報、(エ)コンテンツの時間軸に沿った反応の回数に関する情報の推移、などを提示する。
【0036】
<1.2 端末装置10Bの構成>
図3は、第1の実施形態に係るシステム1を構成する、コンテンツの配信者が操作する端末装置10Bのブロック図である。端末装置10Bは、記憶部170B及び制御部180B以外、図2に示す端末装置10Aと同じように構成されているので、その説明を省略する。以下、記憶部170B及び制御部180Bについて説明する。
【0037】
記憶部170Bは、例えばストレージ16などにより実現され、端末装置10Bが使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部170Bは、コンテンツ情報173を記憶する。
【0038】
コンテンツ情報173は、配信者が過去に配信したコンテンツ、又は今後配信するコンテンツに関する情報である。コンテンツにおいては、例えば、コンテンツの内容を表す文字列情報が、コンテンツの時系列に沿って付されている。以下、文字列情報が、コンテンツに付されるタグであることを例として説明する。なお、タグは、コンテンツを配信する前、配信者により付されてもよいし、コンテンツを配信した後、配信者により付されてもよい。例えば、コンテンツがプレゼンテーション資料である場合、タグは、プレゼンテーション資料を構成する少なくとも1つのスライドに付されている。コンテンツに関する情報は、タグに関する情報、コンテンツを識別するための情報(コンテンツID)、コンテンツの名称、配信日、登壇者に関する情報などを含む。
【0039】
制御部180Bは、記憶部170Bに記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10Bの動作を制御する。制御部180Bは、コンテンツ作成部184、表示制御部183B以外、図2に示す制御部180Aと同じように構成されているので、その説明を省略する。以下、コンテンツ作成部184、表示制御部183Bについて説明する。
【0040】
コンテンツ作成部184は、コンテンツを作成する処理を行う。具体的には、コンテンツ作成部184は、例えば、ウェビナーの配信ツールを利用し、ウェビナーのためのコンテンツを作成する。
なお、コンテンツを作成する処理には、例えば、講義、又はセミナーを撮影する処理、撮影した動画を編集する処理が含まれていてもよい。また、コンテンツを作成する処理には、コンテンツに含まれるプレゼンテーション資料を作成する処理が含まれてもよい。
【0041】
また、コンテンツ作成部184は、コンテンツの内容を表すタグを、コンテンツの時系列に沿ってコンテンツに付す処理を行う。タグを付す処理は、例えば、ユーザからの指示に従い、コンテンツの配信前、又はコンテンツの配信後に実施される。コンテンツの配信後にタグを付す場合、コンテンツ作成部184は、例えば、タグが付いていなかった位置に、新たなタグを付してもよい。また、コンテンツ作成部184は、すでに付されているタグを異なるタグに付け替えてもよい。また、コンテンツ作成部184は、すでに付されているタグに、コンテンツの配信で得られた新たな情報を追加してもよい。例えば、コンテンツが動画である場合、コンテンツ作成部184は、動画の再生時間軸に沿って、各再生時刻におけるコンテンツの内容を表すタグを付す。また、コンテンツがプレゼンテーション資料である場合、コンテンツ作成部184は、プレゼンテーション資料に含まれるスライドに、スライドの内容を表すタグを付す。
【0042】
表示制御部183Bは、端末装置10Bの表示を制御する処理を行う。具体的に、表示制御部183Bは、サーバ20で作成される、視聴者の興味に基づく情報を受信して、ディスプレイ132Bに表示させる。
【0043】
視聴者の興味に基づく情報について詳細は後述するが、サーバ20は、視聴者の反応に基づいて視聴者の興味を推定し、推定した興味に基づく情報を作成し、配信者に提示する。表示制御部183Bは配信者に、例えば、(ア)視聴者が興味を持っていると推定されるコンテンツの内容、(イ)配信者が設定した反応の目標値と、実際の反応との比較結果、及び、(ウ)コンテンツの時間軸に沿った反応の回数に関する情報の推移、などを提示する。
【0044】
<1.3 サーバ20の機能的な構成>
図4は、第1の実施形態に係るシステム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
【0045】
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
【0046】
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶し、視聴者情報データベース281、コンテンツ情報データベース282、反応情報データベース283を記憶する。
【0047】
視聴者情報データベース281は、システム1を利用してコンテンツを視聴する視聴者に関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0048】
コンテンツ情報データベース282は、システム1を利用して配信するコンテンツに関する情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
【0049】
反応情報データベース283は、視聴者から受け付けた、コンテンツに対する視聴中の反応に関する情報である。詳細は後述する。
【0050】
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種機能ユニットとして示す機能を発揮する。例えば、制御部203は、プログラムに従って処理を行うことにより、受信制御部2031、送信制御部2032、反応受付部2033、分析部2034、作成部2035、提示部2036として示す機能を発揮する。
【0051】
受信制御部2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
【0052】
送信制御部2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
【0053】
反応受付部2033は、配信中のコンテンツに対する視聴者からの反応を受け付ける。具体的には、例えば、反応受付部2033は、視聴者の端末装置10Aに表示されている、コンテンツに対する反応を受け付けるための入力オブジェクトを介した入力を受け付ける。
【0054】
例えば、端末装置10Aのディスプレイ132Aには、コンテンツと共に、当該コンテンツを肯定的に評価する「いいね」ボタンと、否定的に評価する「つまらない」ボタンとが入力オブジェクトとして表示される。これらのボタンは、例えば、アクションボタンと称してもよい。反応受付部2033は、コンテンツの視聴中に視聴者により「いいね」ボタンが押下されると、当該入力を、視聴者のコンテンツに対する反応として受け付ける。
【0055】
このように、反応受付部2033は、入力オブジェクトの押下などのシンプルな入力操作により、視聴者からリアルタイム性のある反応を取得することができる。そのため、反応を取得した時刻と、コンテンツの内容とを高精度に関連付けることが可能となるため、後述する視聴者の興味の推定の精度を向上させることができる。
【0056】
なお、反応には、視聴者から入力される文字入力(コメント)が含まれていてもよい。例えば、端末装置10Aのディスプレイ132Aには、コンテンツと共に、当該コンテンツに対するコメントの入力を受け付ける入力オブジェクトが表示される。反応受付部2033は、コンテンツの視聴中に視聴者からコメントが入力されると、当該入力されたコメントを、視聴者のコンテンツに対する反応として受け付ける。
【0057】
分析部2034は、反応を取得した時刻と、コンテンツの再生時刻とを対応付ける処理を行う。例えば、分析部2034は、コンテンツの配信開始からの再生時刻T1と、視聴者から反応を取得した時刻T2とを関連付ける。
【0058】
また、分析部2034は、視聴者の興味を推定する処理を行う。具体的に、分析部2034は、視聴者から反応のあった時刻と、その時刻においてコンテンツに付されているタグとに基づき、視聴者の興味を推定する。
より具体的には、分析部2034は、例えば、反応の回数又は頻度に基づき、視聴者の興味を推定する。例えば、分析部2034は、視聴者から反応を取得した時刻において、コンテンツに付されているタグを特定する。そして、分析部2034は、タグごとに、視聴者から受け付けた反応の回数又は頻度を集計し、反応の回数が多ければ多いほど、又は頻度が高ければ高いほど、視聴者が当該タグに興味を持っていると推定する。
【0059】
また、分析部2034は、反応の種類に基づき、視聴者の興味を推定してよい。反応の種類は、コンテンツに対する肯定的評価、否定的評価などを含む。例えば、分析部2034は、視聴者から「いいね」、又は「つまらない」の反応を受け付けた場合に、視聴者が、「つまらない」の反応に対応しているタグの内容より、「いいね」の反応に対応しているタグの内容に興味を持っていると推定する。
【0060】
また、分析部2034は、各種類の反応の回数又は頻度に基づき、視聴者の興味を推定してよい。例えば、分析部2034は、タグごとに、「いいね」を受け付けた回数を集計し、「いいね」の回数が多ければ多いほど、又は頻度が高ければ高いほど、視聴者が当該タグの内容に興味を持っていると推定する。
【0061】
また、分析部2034は、視聴者の属性情報に基づき、視聴者の興味を推定してよい。視聴者の属性情報は、年齢、性別、職業、役職、部署などに関する情報を含む。具体的に、分析部2034は、視聴者の属性情報と、視聴者が反応を示した内容との関連度に基づき、視聴者の興味を推定する。例えば、分析部2034は、エンジニアである視聴者から、「IT技術」というタグが付されている内容に対して、「いいね」の反応を受け付けた場合、当該視聴者は、職業と関連度の高い「IT技術」に興味を持っていると推定してよい。なお、分析部2034は、エンジニアである視聴者から、「人事管理」というタグが付されている内容に対して、「いいね」の反応を受け付けた場合、当該視聴者は、職業と関連度の低い「人事管理」に興味を持っていると推定してもよい。
【0062】
作成部2035は、推定した視聴者の興味に基づく情報を作成する。具体的に、作成部2035は下記情報を作成する。
【0063】
(ア)視聴者に提示するサマリ情報
作成部2035は、視聴者の興味についての推定結果に基づき、視聴者が興味を持っていると推定されるコンテンツの内容に関する情報を作成する。例えば、作成部2035は、興味があると推定された内容をコンテンツから抽出する。興味があると推定された内容をコンテンツから抽出する手法に制限はない。例えば、作成部2035は、反応を入力した時刻から前後に所定時間の範囲の内容を抽出してもよい。また、作成部2035は、一連の内容が説明されている1つのスライドについての説明を抽出してもよい。作成部2035は、抽出した内容に基づき、サマリ情報を作成する。なお、作成部2035は、視聴者から入力された「いいね」の数に基づいてコンテンツの内容を抽出し、サマリ情報を作成してもよい。
【0064】
(イ)視聴者に提示するレコメンド情報
作成部2035は、視聴者の興味についての推定結果に基づき、視聴者が興味を持っていると推定される他のコンテンツを勧めるレコメンド情報を作成する。例えば、作成部2035は、興味があると推定されたタグを特定する。作成部2035は、特定したタグと同一又は関連するタグを含む他のコンテンツを特定し、視聴者が興味を持っていると推定されるコンテンツとする。作成部2035は、推定した他のコンテンツを勧めるレコメンド情報を作成する。
【0065】
(ウ)視聴者に提示するマーケティング情報
作成部2035は、視聴者の興味についての推定結果に基づき、視聴者が興味を持っていると推定される分野の製品、又はイベントに関する情報を作成する。例えば、作成部2035は、興味があると推定されたタグを特定する。作成部2035は、特定したタグと関連する分野の製品、又はイベントに関する情報を、視聴者が興味を持っていると推定される製品、又はイベントであるとする。作成部2035は、推定した製品、又はイベントを紹介するマーケティング情報を作成する。
【0066】
(エ)配信者に提示するフィードバック情報
作成部2035は、視聴者の興味についての推定結果に基づき、ウェビナーのフィードバック情報を作成する。例えば、作成部2035は、視聴者から受け付けた反応を集計する。作成部2035は、視聴者が興味を持った内容と、集計した結果とに基づき、フィードバック情報を作成する。
【0067】
また、作成部2035は、視聴者の属性情報も考慮してフィードバック情報を作成してもよい。例えば、作成部2035は、所定の属性の視聴者が興味を持っていると推定される内容を特定する。例えば、作成部2035は、管理職の視聴者の興味についての推定結果に基づき、管理職の視聴者が興味を持っていると推定される内容を特定する。作成部2035は、所定の属性の視聴者から受け付けた反応を集計する。作成部2035は、所定の属性の視聴者が興味を持った内容と、集計した結果とに基づき、フィードバック情報を作成する。
【0068】
(オ)配信者に提示する成功度評価情報
コンテンツの内容には、視聴者からの反応に関する目標値が予め設定されていてもよい。目標値は、例えば、視聴者から入力される反応の種類及び数、反応を入力する視聴者の属性などに基づいて算出される。作成部2035は、目標値と、実際に受け付けた反応に基づいて算出される値とを比較し、比較の結果を、配信者への成功度評価情報として作成する。
例えば、コンテンツの作成者は、コンテンツを配信する前、コンテンツに含まれる所定の内容について、取得したい「いいね」の回数と、反応を貰いたい視聴者の属性とを入力する。作成部2035は、入力された情報に基づき、目標値を算出する。コンテンツに含まれる所定の内容には、例えば、プレゼンテーション資料に含まれる所定のスライドが含まれる。また、コンテンツに含まれる所定の内容には、タグにより表される内容、又は作成者により指定された再生時刻が含まれてもよい。配信後、作成部2035は、所定の属性の視聴者から実際に入力された「いいね」の回数に基づき、実測値を算出する。作成部2035は、目標値と実測値とを比較し、目標値を達成したのかを評価するための成功度を算出する。なお、目標値は、反応の回数であっても構わない。例えば、目標値は、「人事管理」のタグが付されている内容について、管理職の視聴者から、20個の「いいね」を取得する、と設定されてよい。
【0069】
(カ)視聴者又は配信者に提示する反応推移情報
作成部2035は、コンテンツの再生時間軸に沿った、反応の回数の推移に関する推移情報を作成する。反応の回数は、1又は複数の視聴者により入力された反応の回数である。例えば、作成部2035は、コンテンツを視聴した視聴者全員から受け付けた「いいね」の回数の推移を、コンテンツの再生時間軸に沿って集計し、推移情報を作成する。また、作成部2035は、1人の視聴者から受け付けた「いいね」の回数の推移を、コンテンツの再生時間軸に沿って集計し、推移情報を作成してもよい。
【0070】
提示部2036は、作成部2035により作成した、推定した視聴者の興味に基づく情報を、視聴者又は配信者に提示する。具体的に、提示部2036は、視聴者に、上記サマリ情報、レコメンド情報、マーケティング情報、又は推移情報を提示し、配信者に、上記フィードバック情報、成功度評価情報、又は推移情報を提示する。
【0071】
<2 データ構造>
図5は、サーバ20が記憶する視聴者情報データベース281のデータ構造を示す図である。視聴者情報データベース281は、システム1を利用してコンテンツを視聴する視聴者に関する情報を保持するためのデータベースである。
【0072】
図5に示すように、視聴者情報データベース281のレコードのそれぞれは、項目「視聴者ID」、「氏名」、「属性」を含む。
【0073】
項目「視聴者ID」は、それぞれの視聴者を識別する情報を記憶する。
【0074】
項目「氏名」は、それぞれの視聴者の氏名を示す情報を記憶する。
【0075】
項目「属性」は、それぞれの視聴者の特性を示す情報を記憶する。属性は、項目「属性」は、「年齢」、「性別」、「職業」、「役職」を含む。
【0076】
図6は、サーバ20が記憶するコンテンツ情報データベース282のデータ構造を示す図である。コンテンツ情報データベース282は、システム1を利用して配信するコンテンツに関する情報を保持するためのデータベースである。
【0077】
図6に示すように、コンテンツ情報データベース282のレコードのそれぞれは、項目「コンテンツID」、「コンテンツ名」、「ファイル」、「配信日」、「配信者ID」、「登壇者」、「タグ」を含む。
【0078】
項目「コンテンツID」は、それぞれのコンテンツを識別する情報を記憶する。
【0079】
項目「コンテンツ名」は、それぞれのコンテンツの名称を示す情報を記憶する。
【0080】
項目「ファイル」は、コンテンツを再生するためのファイルを記憶する。視聴者の再生指示に応答して、視聴者に指定されたコンテンツのファイルは、コンテンツ情報データベース282から読み出されて、視聴者の端末装置10Aに再生される。
【0081】
項目「配信日」は、それぞれのコンテンツを配信した日時に関する情報を記憶する。
【0082】
項目「配信日ID」は、それぞれのコンテンツの配信者を識別する情報を記憶する。
【0083】
項目「登壇者」は、それぞれのコンテンツにおける登壇者に関する情報を記憶する。
【0084】
項目「タグ」は、それぞれのコンテンツの時系列に付され、コンテンツの内容を表すタグに関する情報を記憶する。
【0085】
図7は、サーバ20が記憶する反応情報データベース283のデータ構造を示す図である。反応情報データベース283は、視聴者から受け付けた、コンテンツに対する視聴中の反応に関する情報である。
【0086】
図7に示すように、データベース283のレコードのそれぞれは、項目「コンテンツID」、「反応履歴」を含む。項目「反応履歴」は、項目「視聴者ID」、「再生時刻」、「反応の種類」、「タグ」、「コメント」を含む。
【0087】
項目「コンテンツID」は、それぞれのコンテンツを識別する情報を記憶する。コンテンツIDは、他のデータベース間において情報を紐づけるためのキーとして利用され、反応情報と、コンテンツ情報とを関連付ける。
【0088】
項目「視聴者ID」は、それぞれの反応をした視聴者を識別する情報を記憶する。視聴者IDは、他のデータベース間において情報を紐づけるためのキーとして利用され、反応情報と、視聴者情報とを関連付ける。
【0089】
項目「再生時刻」は、それぞれの反応を取得した時刻と対応付けられたコンテンツの再生時刻を示す情報を記憶する。
【0090】
項目「反応の種類」は、それぞれの反応の種類を示す情報を記憶する。反応の種類は、コンテンツに対する肯定的評、否定的評価、又は中立的評価などを含み、具体的には、「いいね」、「ためになった」、「参考にする」、「つまらない」などを含む。
【0091】
項目「タグ」は、それぞれの反応と対応付けられたコンテンツの再生時刻に付されているタグを示す情報を記憶する。
【0092】
項目「コメント」は、反応が視聴者により入力されたコメントである場合、それぞれのコメントの内容を記憶する。
【0093】
<3 動作>
以下、図8を参照しながら、サーバ20がコンテンツを配信しているとき、視聴者から、コンテンツに対する反応が入力される処理について説明する。
図8は、サーバ20がコンテンツを配信しているときに、視聴者から、コンテンツに対する反応が入力される処理の流れの一例を説明する図である。
【0094】
まず、サーバ20からコンテンツが配信される。ユーザは、端末装置10Aを介し、サーバ20から配信されるコンテンツを視聴する。
ステップS811において、端末装置10Aは、コンテンツを視聴している視聴者から、コンテンツに対する反応があるか否かを判定する。具体的に、端末装置10Aは、入力操作受付部181により、視聴者から反応の入力操作を受け付けたか否かを判定する。
【0095】
ステップS812において、視聴中のコンテンツに対する反応がある場合、送受信部182は、視聴者から入力された反応に関する情報をサーバ20へ送信する。例えば、視聴者がディスプレイ132Aに表示される「いいね」ボタンを押下した場合、送受信部182は、「いいね」の反応が入力された旨をサーバ20へ送信する。このとき、反応に関する情報には、例えば、コンテンツID、視聴者ID、反応が入力された時刻、反応の種類が含まれる。
【0096】
端末装置10Aは、コンテンツの配信中においてステップS811、S812の処理を繰り返し、コンテンツの配信が終了すると、処理を終了させる。
【0097】
ステップS821において、サーバ20の反応受付部2033は、端末装置10Aから、反応に関する情報を受け付けて、記憶部202に記憶する。
【0098】
以下、図9を参照しながら、コンテンツを配信した後、サーバ20が視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を推定する処理について説明する。
図9は、コンテンツの配信終了後、サーバ20が、視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を推定する流れの一例を示すフローチャートである。サーバ20が、視聴者又は配信者のリクエストに応じて、視聴者の興味を推定してよいし、配信終了後に自動的に視聴者の興味を推定してもよい。視聴者又は配信者のリクエストに応じて推定する場合、サーバ20は、例えば、リクエストを受け付けたときの、コンテンツに付されるタグに基づき、視聴者の興味を推定する。自動的に推定する場合、サーバ20は、例えば、コンテンツの配信が終了すると、視聴者の興味を推定する。また、サーバ20は、配信が終了したコンテンツに対し、新たにタグが付されると、視聴者の興味を推定する。
【0099】
ステップS921において、サーバ20の分析部2034は、反応を取得した時刻と、コンテンツの再生時刻とを対応付ける。具体的には、分析部2034は、例えば、コンテンツの配信開始からの再生時刻T1と、視聴者から反応を取得した時刻T2とを関連付ける。
【0100】
ステップS922において、サーバ20の分析部2034は、視聴者の興味を推定する。具体的に、分析部2034は、視聴者から反応のあった時刻と、その時刻においてコンテンツに付されているタグとに基づき、視聴者の興味を推定する。このとき、分析部2034は、例えば、反応の回数、頻度、反応の種類、視聴者の属性情報、又はこれらのうち少なくとも何れかの組み合わせに基づき、視聴者の興味を推定する。
【0101】
これにより、サーバ20は、コンテンツに対する視聴者の反応に基づき、視聴者の興味を把握することができる。
【0102】
続いて、ステップS923において、サーバ20の作成部2035は、推定した視聴者の興味に基づく情報を作成する。そして、提示部2036は、作成部2035により作成された情報を、視聴者又は配信者に提示する。具体的に、提示部2036は、例えば、サマリ情報、レコメンド情報、マーケティング情報、又は推移情報を作成する。そして、提示部2036は、作成された情報を視聴者に提示する。また、作成部2035は、フィードバック情報、成功度評価情報、又は推移情報を作成する。そして、提示部2036は、作成された情報を配信者に提示する。
【0103】
これにより、視聴者の反応に基づき、視聴者及び配信者に有益な情報を提示することができる。例えば、視聴者は、サマリ情報を確認することで、視聴したコンテンツを容易に振り返ることが可能となる。
また、視聴者は、レコメンド情報を確認することで、自分の興味に合いそうなコンテンツに、検索することなく到達することが可能となる。
また、視聴者は、マーケティング情報を確認することで、自分の興味に合いそうな情報を、労力をかけずに取得することが可能となる。また、ウェビナーの開催者としては、ウェビナーの参加者に対して効果的に営業をかけることが可能となる。
また、視聴者は、推移情報を確認することで、自身が反応を入力した位置、及び他の視聴者が反応を入力した位置を把握することが可能となる。このため、視聴者は、自身の興味と、他の視聴者の興味とを比較することが可能となり、自身の見識を広げることが可能となる。
【0104】
また、配信者は、フィードバック情報を確認することで、コンテンツの評価を視聴者から直接的に得ることが可能となる。アンケート等により、コンテンツの評価を得ることも可能であるが、アンケートは回答者の理性が働き、実際に伝えたいことを書けないことがある。入力オブジェクトを押下するというシンプルなインタフェースで入力される反応に基づくフィードバック情報によれば、視聴者の素直な感想を得ることが可能となる。配信者は、フィードバック情報に基づき、効果的な資料を効率的に作成することが可能となる。
また、配信者は、成功度評価情報を確認することで、自身が目標としていたことを達成できたか否かを、ウェビナーの終了直後に取得可能となる。
また、配信者は、推移情報を確認することで、説明の順序を見直すことが可能となる。また、ウェビナーの質を時間単位で定量化することが可能となる。
【0105】
上記一連の処理により、より満足度の高い、効果的なコンテンツ配信を提供することである。
また、上記実施形態では、分析部2034は、視聴者から入力される反応、具体的には押下するアクションボタンと対応する評価、に基づいて視聴者の興味を推定するようにしている。このとき、分析部2034は、視聴者から入力されるコメントに基づいて興味を推定するようにはしていない。コメントの入力には若干の時間がかかるため、コメントを投稿するタイミングは、視聴者が本当に興味を持っているタイミングからわずかに遅れる。そのため、コメントの投稿タイミングを利用すると、視聴者が本当に興味を持つ内容からずれてしまうため、興味の推定精度が損なわれる可能性がある。本実施形態では、分析部2034は、押下するアクションボタンと対応する評価に基づいて視聴者の興味を推定するため、視聴者の興味を高精度に推定することが可能となる。
【0106】
<4 画面例>
図10から図13は、視聴者が所有する端末装置10Aのディスプレイ132Aの表示画面例を表し、図14図15は、配信者が所有する端末装置10Bのディスプレイ132Bの表示画面例を表す。
【0107】
図10は、端末装置10Aで表示されるコンテンツの視聴画面の例を表す図である。図10に示すように、端末装置10Aのディスプレイ132Aにおいて、コンテンツを表示するコンテンツ再生領域1321と、コンテンツに対する反応を入力するための入力オブジェクト1322A~1322Dとが表示されている。視聴者は、入力オブジェクト1322A~1322Dをクリックすることで、それぞれ「いいね」、「ためになった」、「参考にする」、「つまらない」という反応を入力する。
【0108】
反応の入力操作を簡単にすることで、視聴者から直感的な反応を、リアルタイムに取得することが可能となる。そのため、視聴者の興味を推定する精度を向上させることができる。
【0109】
図11は、端末装置10Aで表示される、視聴者本人の反応に基づくサマリ情報の表示画面の例を表す図である。図11に示すように、ディスプレイ132Aにおいて、コンテンツを表示するコンテンツ再生領域1321と、コンテンツの再生時間軸を表示する領域1323と、視聴者本人の反応に基づく情報を表示する領域1324とが表示されている。
【0110】
領域1323において、上の黒矢印は、視聴者が指定可能な再生時刻を表示し、下の白矢印は、視聴者の反応と対応付けられた再生時刻を表示する。
【0111】
領域1324には、反応情報データベース283に記憶される情報に基づき、例えば、以下の情報が表示されている。
・視聴者の反応と対応付けられた再生時刻
・反応の内容
・視聴者の反応と対応付けられた再生時刻におけるタグ情報
・視聴者によるコメント
・当該再生時刻におけるコンテンツを再生するための操作オブジェクト
【0112】
これにより、視聴者が興味を持っていると推定される内容を抽出して視聴者に提示することができる。そのため、視聴者はコンテンツを容易に振り返ることができる。つまり、視聴者は、サマリ情報を、自身が視聴したコンテンツのメモとして扱うことが可能となり、実際にメモを残す負担から解放されることになる。
【0113】
図12は、端末装置10Aで表示される、複数の視聴者の反応に基づくサマリ情報の表示画面の例を表す図である。図12で示すサマリ情報は、図11で示すサマリ情報と異なり、視聴者全員の反応に基づくサマリ情報を表示している。図12に示すように、端末装置10Aのディスプレイ132Aにおいて、コンテンツを表示するコンテンツ再生領域1321と、コンテンツの再生時間軸を表示する領域1323と、複数の視聴者からの反応の回数の推移を表示する領域1325と、複数の視聴者の反応に基づく情報を表示する領域1326とが表示されている。
【0114】
領域1323において、上の黒矢印は、視聴者が指定可能な再生時刻を表示し、下の白矢印は、視聴者の反応と対応付けられた再生時刻を表示する。
領域1325には、再生時間軸に沿った、複数の視聴者からの反応の回数の推移が表示される。それぞれの折れ線は、それぞれの種類の反応(いいね、ためになった、参考になる、など)の回数の推移を表す。
【0115】
領域1326には、反応情報データベース283に記憶される情報に基づき、例えば、以下の情報が表示されている。
・再生時刻ごとに受け付けた「いいね」の回数(多い順に一列に表示されている)
・「いいね」と対応付けられた再生時刻
・当該再生時刻におけるタグ情報
・当該再生時刻における視聴人数
・当該再生時刻におけるコンテンツを再生するための操作オブジェクト
なお、図12には、「いいね」で視聴者の反応を集計しているが、他の種類の反応(「つまらない」など)で集計してもよい。
【0116】
これにより、他の視聴者の反応と、他の視聴者が興味を持っている内容とを、視認しやすいように視聴者に提示することができる。
なお、図12では、視聴者全員の反応に基づくサマリ情報が表示される例を説明した。しかしながら、サマリ情報は、視聴者全員の反応に基づくものでなくても構わない。サマリ情報は、属性などにより指定された視聴者の反応に基づくものであってもよい。
【0117】
図13は、端末装置10Aで表示されるレコメンド情報の表示画面の例を表す図である。図13に示すように、端末装置10Aのディスプレイ132Aにおいて、お勧めコンテンツの分野を指定する操作領域1327と、お勧めコンテンツに関する情報を表示する領域1328と、異なるお勧めコンテンツを表示させるための操作領域1329とが表示されている。
【0118】
領域1327で選択可能なコンテンツの分野は、視聴者の反応に基づいて推定した視聴者の興味と対応している。領域1328には、お勧めコンテンツの名称、内容、配信日、分野、登壇者、及び、お勧めコンテンツを再生するための操作オブジェクトが表示されている。
【0119】
これにより、視聴者の興味に合いそうなコンテンツを視聴者に提示することができる。
【0120】
図14は、端末装置10Bで表示されるフィードバック情報の表示画面の例を表す図である。例えば、端末装置10Bは、視聴者全員の反応に基づくフィードバック情報を表示する。図14に示すように、端末装置10Bのディスプレイ132Bにおいて、コンテンツを表示するコンテンツ再生領域1321と、コンテンツの再生時間軸を表示する領域1323と、複数の視聴者からの反応の回数の推移を表示する領域1325と、複数の視聴者の反応に基づく情報を表示する領域1330とが表示されている。
【0121】
領域1323において、上の黒矢印は、配信者が指定可能な再生時刻を表示し、下の白矢印は、視聴者の反応と対応付けられた再生時刻を表示する。
領域1325には、再生時間軸に沿った、複数の視聴者からの反応の回数の推移が
表示される。それぞれの折れ線は、それぞれの種類の反応(いいね、ためになった、参考になる、など)の回数の推移を表す。
【0122】
領域1330には、反応情報データベース283に記憶される情報に基づき、例えば、以下の情報が表示されている。
・再生時刻ごとに受け付けた「いいね」の回数(多い順に一列に表示されている)
・「いいね」と対応付けられた再生時刻
・当該再生時刻における説明分野(タグ情報)
・当該再生時刻における視聴人数
・反応の詳細情報(視聴者の属性情報、視聴者からのコメントなど)を確認するための操作オブジェクト
なお、配信者は視聴者の属性を指定することにより、所定の属性の視聴者のみの反応に基づく情報を表示してもよい。
【0123】
図15は、端末装置10Bで表示される成功度評価情報の表示画面の例を表す図である。例えば、端末装置10Bは、視聴者全員の反応に基づく成功度評価情報を表示する。図15に示すように、配信者の端末装置10Bのディスプレイ132Bにおいて、コンテンツを表示するコンテンツ再生領域1321と、コンテンツの再生時間軸を表示する領域1323と、複数の視聴者の興味に基づく成功度評価情報を表示する領域1331と、が表示されている。
【0124】
領域1323において、上の黒矢印は、配信者が指定可能な再生時刻を表示し、下の白矢印は、視聴者の反応と対応付けられた再生時刻を表示する。
【0125】
領域1331には、反応情報データベース283に記憶される情報に基づき、例えば、以下の情報が表示されている。
・コンテンツの再生時刻を表示する情報(例えば、プレゼンテーション資料のスライド番号)
・当該再生時刻における説明分野(タグ情報)
・当該再生時刻における視聴人数
・当該再生時刻について配信者が配信前に設定した目標値(例えば、取得したい「いいね」の回数)
・配信時に実際取得した実測値(例えば、実際に入力された「いいね」の回数)
・目標値及び実測値を比較して算出した成功度
・実際に取得した反応の詳細情報(視聴者の属性情報、視聴者からのコメントなど)を確認するための操作オブジェクト
また、各再生時刻の成功度に基づいて算出した全体的な成功度も表示されている。
【0126】
これにより、配信者はコンテンツの配信効果を精度よく評価し、事前に設定した目標に達しているか否かを把握することができる。
【0127】
なお、上記実施形態では、アクションボタンとして、「いいね」、「ためになった」、「参考にする」、「つまらない」を入力するためのアクションボタンを例示したが、アクションボタンは、これらに限定されない。アクションボタンは、視聴者が任意に作成してもよい。また、言葉ではなく、イラストにより表されていてもよい。イラストにより表される場合、イラストにより表される評価の方向性、例えば、肯定的か、否定的か、は予め設定されている。
【0128】
また、上記実施形態では、コンテンツに、コンテンツの内容を表すタグが文字列情報として付されている場合を例に説明したが、文字列情報はタグに限定されない。コンテンツの内容を表すことのできる情報であれば、タグでなくても構わない。例えば、コンテンツの再生時刻、又はスライドと対応付けて、内容を説明するメモが付されていてもよい。また、その他のいかなるメタ情報により、コンテンツの内容が表されていてもよい。
【0129】
これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
【0130】
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を以下に付記する。
【0131】
(付記1)プロセッサを備え、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記プログラムは、前記プロセッサに、コンテンツを視聴している視聴者から、前記コンテンツに対する視聴中の反応を受け付ける第1ステップ(ステップS821)と、前記反応を取得した時刻と、前記コンテンツの再生時刻とを対応付ける第2ステップ(ステップS921)と、前記コンテンツには、コンテンツの内容を表す文字列情報が時系列に付されており、前記反応と、前記反応と対応付けられた再生時刻における文字列情報とに基づき、前記視聴者の興味を推定する第3ステップ(ステップS922)と、を実行させるプログラム。
【0132】
(付記2)前記第3ステップにおいて、前記反応の回数又は頻度に基づき、前記視聴者の興味を推定する、(付記1)に記載のプログラム。
【0133】
(付記3)前記反応は、前記コンテンツに対する肯定的評価と、前記コンテンツに対する否定的評価との少なくとも2種類を含み、前記第3ステップにおいて、前記反応の種類に基づき、前記視聴者の興味を推定する、(付記1)又は(付記2)に記載のプログラム。
【0134】
(付記4)前記第3ステップにおいて、前記視聴者の属性情報に基づき、前記視聴者の興味を推定する、(付記1)から(付記3)のいずれかに記載のプログラム。
【0135】
(付記5)前記第1ステップにおいて、前記反応には、視聴者から入力される文字入力は含まれない、(付記1)から(付記4)のいずれかに記載のプログラム。
【0136】
(付記6)前記推定した視聴者の興味に基づく情報を、前記視聴者、又は前記コンテンツの配信者に提示する第4ステップ(ステップS923)を実行する、(付記1)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
【0137】
(付記7)前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、当該視聴者に提示する、(付記6)に記載のプログラム。
【0138】
(付記8)前記第4ステップにおいて、前記推定した視聴者の興味に基づき、前記視聴者が興味を持っていると推定される他のコンテンツを、当該視聴者に提示する、(付記6)又は(付記7)に記載のプログラム。
【0139】
(付記9)前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される分野の製品、又はイベントに関する情報を、当該視聴者に提示する、(付記6)から(付記8)のいずれかに記載のプログラム。
【0140】
(付記10)前記第4ステップにおいて、前記視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、前記反応の回数に関する情報と共に前記コンテンツの配信者に提示する、(付記6)から(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
【0141】
(付記11)前記視聴者の属性情報に基づき、所定の属性の視聴者が興味を持っていると推定される前記コンテンツの内容を、前記コンテンツの配信者に提示する、(付記10)に記載のプログラム。
【0142】
(付記12)前記コンテンツの内容には、前記受け付ける反応に関する目標値が設定されており、前記第4ステップにおいて、前記目標値と、実際受け付けた反応に基づいて算出される値とを比較し、比較の結果を前記配信者に提示する、(付記6)から(付記11)のいずれかに記載のプログラム。
【0143】
(付記13)前記第4ステップにおいて、前記コンテンツの時間軸に沿った、前記反応の回数に関する情報の推移を、前記視聴者、又は前記コンテンツの配信者に提示する、(付記6)から(付記12)のいずれかに記載のプログラム。
【0144】
(付記14)前記反応の回数は、1又は複数の視聴者により入力された反応の回数である、(付記13)に記載のプログラム。
【符号の説明】
【0145】
10A、10B、10C 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、12 通信IF、13 入力装置、14 出力装置、15 メモリ、16 記憶部、19 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、203 制御部。

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